明細書 ヒト LECT 2に対する抗体、 それを産生する細胞、 その測定法及び測定用キッ
技術分野
本発明は、 新規な蛋白質ヒト L EC T 2と反応する抗体、 その抗体を産生する 触合細胞、 ヒ卜 LECT 2の測定法及び測定用キットに関する。 背景技術
最近、 好中球の癌細胞破壊反応への関与が知られるようになり、 癌組織におい て好中球の浸潤像が観察されることから、 好中球が癌細胞の分泌する走化性因子 に応答したものと考えられている。
LECT2 (Leukocyte-deri ed chemotaxin 2) は、 このような癌細胞から分 泌される走化性因子を探索する中から見いだされたものであり、 T細胞白血病細 胞 SKW— 3の培養上清から得られた走化性因子と考えられるものである。 ヒ卜 L ECT2は、 T細胞白血病細胞 SKW— 3の培養上淸中に存在するゥシ 血清中の L EC T 2をコードする D N Aを用いてヒ卜の。 DN Aライブラリーの 中から 90%以上のホモロジ一を有する蛋白質として新たに見出されたものであ る。 下記表 1は、 ヒト L EC T 2とゥシ L EC T 2のアミノ酸配列を比較できる ように示したものである。
ほ 1】
1 5 10 15 LECT2 Met Phe Ser Thr Lys Ala Leu Leu Leu Ala Gly Leu lie Ser Thr ゥシ LECT2
20 25 30 tFLECT2 Ala Leu Ata Gly Pro Trp Ala Asn I le Cys Ala Gly lys Ser Ser ゥシ LECT2 Gly Pro Trp Ala TTe lie Cys Ala Gly Lys Ser Ser
35 40 45 hfLECT2 Asn Glu lie Arg Thr Cys Asp Arq His Gly Cys Gly Gin Tyr Ser ゥシ LECT2 Asn Glu !!e Arg Thr Cys Asp Ofy His Gly Cys Gly Gin Tyr T F
50 55 60 ヒ LECT2 Ala Gin Arg Ser Gin Arci Pro His Gin Gly Val Asp Val Leu Cys ゥシ LECT2 Ala Gin Arg Asn Gin Lys Leu His Gin Gly Val Asp Val Leu Cys
65 70 75 h LECT2 Ser Aia Gly Ser Thr Val Tyr Ala Pro Phe Thr Gly Met lie Val ゥシ LECT2 Ser ¾SD Gly Ser Thr Val Tyr Ala Pro Phe Thr Gly lie Wet
80 85 90 tFLECT2 Gly Gin Glu Lys Pro Tyr Gin Asn Lys Asn Ala Me Asn Asn Gly ゥシ LECT2 Gly Gin Glu Lys Pro Tyr Lys Asn
95 100 105 ヒ ECT2 Val Arg lie Ser Gly Phe Cys Val Lys Met Phe Tyr lie ゥシ LECT2 lie Ser Gly Gly Phe Cys TTe Lys
110 115 120 LECT2 Lys Pro I le Lys Tyr Lys Gly Pro lie Lys Lys Gly Glu Lys Leu ゥシ LECT2 Tyr Lys Gly Sir lie
125 130 135 t ECT2 Gly Thr Leu Leu Pro Leu Gin Lys Val Tyr Pro Gly I le Gin Ser ゥシ LECT2 Val Tyr Pro Gly lie Gin Ser
140 145 150 LECT2 His Val His lie Glu Asn Cys Asp Ser Ser Asp Pro Thr Ala Tyr ゥシ LECT2 His Tie His lie Giu Asn Cys Asp [eu Ser Asp Pro Thr
151
ECT2 Leu
ゥシ LECT2
このヒト LECT2もゥシ L ECT2同様の走化性因子であると考えられ、 病 態の把握ゃ瘙の治療への応用が期待されることから、 このヒト LECT 2の測定 法を確立することが望まれた。
なお、 当初、 ゥシ L ECT2を LECT2 a、 ヒト LECTを LECT2 bと 称していたが、 従前の名称は相応しくないことから名称を変更した。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、 ヒ卜 LECT 2に対する抗体、 それを産生する細胞、 その測定法及び測定用キットを提供することを目的とする。 発明の開示
上記課題を解決するため、 本発明の第 1である抗体は、 ヒト LECT2 (配列 表の配列番号 1で表されるアミノ酸配列を有する蛋白質) と特異的に反応するこ とを特徴とする。 かかる抗体としては、 例えば、 融合細胞クローン G2 A5 D 7 (受託番号 FERM P-1 5638) によって産生される抗体、 融合細胞クロ ーン A 1 G 1 C6 (受託番号 F ERM P- 1 5639) によって産生される抗 体、 融合細胞クローン 5C5 (受託番号 F ERM P-1 5640) によって産 生される抗体、 融合細胞クローン H I 2 D 1 0D6 (受託番号 FERM P- 1
5641 ) 、 あるいは、 融合細胞クローン 89 F2 (受託番号 FERM P-1
6229) によって産生される抗体がある。
本発明の第 2である融合細胞は、 ヒト LECT 2と特異的に反応する抗体を産 生することを特徴とする。 かかる融合細胞としては、 例えば、 融合細胞クローン G 2 A 5 D 7 (受託番号 FERM P— 1 5638) 、 A 1 G 1 C6 (受託番号 FERM P- 1 5639) 5 C 5 (受託番号 FERM P— 1 5640) 、 H 1 2 D 1 0 D 6 (受託番号 F ERM P- 1 5641 ) , 89 F 2 (受託番号 F ERM P— 1 6229) がある。
本発明の第 3であるヒ卜 LECT 2の測定法は、 下記 a) 〜c) 及び d) ~ f ) の工程を含むことを特徴とする。 即ち、
a) ヒト L ECT 2と特異的に反応する第 1の抗体を不溶性支持体に結合せしめ てなる固相化抗体に棵準物質としてのヒト L ECT 2を反応せしめた後、 b) ヒト L ECT 2と特異的に反応する第 2の抗体を標識物質によリ摞識化した 棵雜抗体を反応させ、
c) この反応生成物の摞識量を測定することにより検量線を作成する工程、 及び
d) 前記固相化抗体に検体を反応せしめた後、
e) 前記標識抗体を反応させ、
f ) この反応生成物の摞識量を測定し、 前記検量線から検体中に含まれるヒト L ECT 2を測定する工程。
本発明の第 4であるヒト L ECT 2の測定用キットは、 ヒ卜 LECT 2と特異 的に反応する第 1の抗体を不溶性支持体に結合せしめてなる固相化抗体と、 ヒト LECT 2と特異的に反応する第 2の抗体を標識物質によリ棵識化した摞識抗体 とを備えたことを特徴とする。
本発明の第 3、 第 4において、 第 1の抗体は、 融合細胞クローン G2 A5 D7 (受託番号 FERM P- 1 5638) によって産生される抗体、 融合細胞クロ —ン A 1 G 1 C 6 (受託番号 F ERM P— 1 5639) によって産生される抗 体、 融合細胞クローン 5C5 (受託番号 FERM P-1 5640) によって産 生される抗体、 融合細胞クローン H I 2D 1 0D6 (受託番号 F ERM P-1 5641 ) によって産生される抗体、 あるいは、 融合細胞クローン 89 F 2 (受 託番号 F ERM P- 1 6229) によって産生される抗体であり、 前記第 2の 抗体は前記 4つの抗体のいずれかであって第 1の抗体とは異なるものであること が好ましい。 また、 標識物質としては、 例えば、 ペルォキシダ一ゼ、 ビォチン、 ー D—ガラクトシダーゼ、 アルカリフォスファターゼ及びマイクロペルォキシ ダーゼからなる群から選ばれたものを用いることができる。
図面の簡単な説明
図 1は EL I S A法によるヒ卜 L EC T 2の検出結果を表すグラフであり、 図 2はウェスターンプロットによる各クローンのモノクローナル抗体の反応特異性 を表す説明図であり、 図 3はヒト L EC T 2の濂度と吸光度との関係を表すグラ フであり、 図 4は急性肝炎患者検体の急性期と宽解期におけるヒト LECT2の 測定値を表すグラフであり、 図 5は健常者の組織の染色像を表す写真であり、
(A) は 1 00倍拡大写真、 (B) は 200倍拡大写真であり、 図 6は肝硬変患 者の組織の染色像を表す写真であり、 (A) は 1 00倍拡大写真、 (B) は 20 0倍拡大写真である。 発明を実施するための最良の形態
[ヒ卜 L EC T 2に特異的に反応する抗体、 及び、 その抗体を産生する融合細胞] ヒト L E C T 2に特異的に反応する抗体の作製について以下に説明する。
A. 抗原
抗原としてはヒト LECT 2 (配列番号 1で表されるアミノ酸配列を有する蛋 白質) をクローニングし、 免疫原として使用した。
B. 上記抗原による免疫
免疫動物としては喃乳動物であるマウスのほかラッ卜、 ハムスターなども用い ることができる。 通常マウスが最も汎用され、 BA LBZcマウス、 その他の系 (s t r a i n) のマウスを用いることができる。 この際、 免疫計画及び抗原の 濃度は十分な量の抗原刺激を受けたリンパ球が形成されるよう選ばれるべきであ る。 例えばマウス 1匹に 25 gの抗原を 2週間間隔で腹腔に 3回免疫後、 さら に 25/ gを静脈に投与する。 最終免疫の数日後に融合のための脾臓細胞を取り 出す。
C. 細胞融合
上記のごとく免疫した哺乳動物の個体から脾臟を無菌的に取リ出し、 そこから
単細胞懸溷液を調製する。 この脾臓細胞 (抗体産生細胞) を適当な骨髄腫細胞と 適当な融合促進剤の使用により細胞融合させる。 骨髄腫細胞としては免疫動物と 同種の喃乳動物に由来するものが望ましいが、 ラット、 ハムスター等の脾臓細胞 とマウスの骨 ¾腫細胞を融合させることもできる。 脾 K細胞と骨 «8腫細胞の好ま しい比率は約 20 : 1〜約 2 : 1の範囲である。 約 1 Οβ 個の脾細胞について 0. 5〜1. 5m Iの触合媒体の使用が適当である。 好ましい融合促進剤としては、 例えば平均分子置 1 000〜4000のポリエチレングリコールを有利に使用で きるが、 この分野で知られている他の触合促進剤 (例えばセンダイウィルス (別 名 HVJ) ) を用いることもできる。 また、 これら融合促進剤を用いた方法以外 に電気ショックを用いる方法により細胞融合を行ってもよい。
D. 目的とする抗体を産生する融合細胞の選択
別の容器 (例えばマイクロタイタ一プレート) で未融合の脾細胞、 未融合の ϋ 髄腫細胞及び融合した融合細胞の混合物を未融合の骨髄腫細胞を支持しない選択 培地で希釈し、 未融合の細胞を死滅させるのに十分な時間 (約 1時間) 培養する。 培地は薬物抵抗性 (例えば 8—ァザグァニン抵抗性) で未融合の骨髄腫細胞を支 持しないもの (例えば HAT培地) が使用される。 この選択培地中では未触合の 骨髄腫細胞は死滅する。 この未融合の脾細胞は非腫痛性細胞なので、 ある一定期 間後 (1週間後) 死滅する。 これに対して敏合した細胞は、 骨髄腫の親細胞の腫 痛性と親脾細胞の性質を合わせ持っため、 選択培地中で生存できる。
かくして、 融合細胞が検出された後、 前記のヒト L EC T 2に対する抗体につ いて酵素免疫測定法(Enzyme Linked Immunosorbent Assay )によリスクリーニン グを行い、 ヒト L E C T 2と特異的に結合するモノクローナル抗体を産生する融 合細胞だけを選択する。 このような融合細胞として、 例えば »合細胞クローン G 2 A 5 D 7 (受託番号 F ERM P- 1 5638) 、 融合細胞クローン A 1 G 1 C6 (受託番号 FERM P- 1 5639) 、 融合細胞クローン 5 C 5 (受託番 号 F ERM P— 1 5640) 、 融合細胞クローン H I 2 D 1 0D6 (受託番号
F ERM P— 1 5641 ) 、 融合細胞クローン 89 F 2 (受託番号 F ERM P- 1 6229) が挙げられる。
F. 目的とする抗体の取得
目的とする抗体を産生する融合細胞を適当な方法 (例えば限界希釈法) でクロ ーン化した後、 抗体は 2つの異なった方法で産生することができる。 その第 1の 方法によれば、 皸合細胞を一定期間、 適当な培地で培養することにより、 その培 養上清からその融合細胞の産生するモノクローナル抗体を得ることができる。 第 2の方法によれば、 融合細胞は同質遗伝子、 または半同質遺伝子を持つ免疫動物 の腹腔に注射することができる。 一定時間後の宿主動物の血液中および腹水中よ リ、 その融合細胞の産生するモノクローナル抗体を得ることができる。
[ヒ卜 L ECT2の測定法]
に 固相化抗体
ヒトし E C T 2と特異的に反応する抗体を不溶性支持体に結合せしめてなる固 相化抗体を作成するには、 この抗体と不溶性支持体を接触させることによリ不溶 性支持体の表面に抗体を吸着させて行うほか、 共有結合等の化学的な方法によつ ても結合させることができる。
不溶性担体としては、 例えばポリスチレン、 ポリエチレン、 ポリプロピレン、 ポリエステル、 ポリアクリル二トリル、 フッ素樹脂、 架橋デキストラン、 ポリサ ッカライドなどの高分子、 その他紙、 ガラス、 金属、 ァガロースおよびこれらの 組み合わせなどを例示することができる。 また、 不溶性担体の形状としては、 ト レイ状、 球状、 棒状、 繊維状、 继状、 容器状、 セル、 試験管など種々の形状であ ることができる。
B. 欏識抗体
ヒ卜 L ECT2に特異的に反応する抗体は、 完全抗体であってもよく、 F a b または F (a b) ' 2等のフラグメントであってもよい。
標識物質としては、 通常の免疫学的測定方法に使用し得るものであれば特に限
定されるものではないが、 酵素、 アビジン、 蛍光物質、 発光物質及び放射性物質 等を使用するのが好ましい。 酵素としてはペルォキシダーゼ、 一 D—ガラク ト シダーゼ、 アルカリフォスファターゼ、 マイクロペルォキシダーゼ、 蛍光物質と してはフルォレツセインイソチオシァネート、 フィコピリプロテイン、 フィコェ リスリン等、 発光物質としてはイソルシノール、 ルシゲニン等、 そして放射性物 霣としては'25し 131 I、 14C、 3H等を用いることができる。 また、 標識物質 としてビ才チンを用いた場合にはさらに酵素標識アビジンを用いることによリ高 い慼度を得ることができるので、 より好ましい。 この場合の標識酵素としては抗 体に棵識した場合の酵素と同様の酵素を用いることができるが、 ペルォキシダー ゼは特に好ましい。
酵素を標識物質として用いた場合にはその活性を測定するために基質、 必要に より発色剤が用いられる。 酵素としてペルォキシダーゼを用いる場合には、 基質 として H202を用い、 発色剤として 2, 2 ' —アジノージー [3—ェチルベンズ チアゾリンスルホン酸] アンモニゥム塩 (ABT S) 、 5—ァミノサリチル酸、 o—フエ二レンジァミン (OPD) 、 4一ァミノアンチピリン、 3, 3 ' , 5, 5 ' ーテトラメチルベンジジン等、 酵素にアルカリフォスファタ一ゼを用いる場 合は基質として o—二トロフエニルフォスフエ一ト等、 酵素に yS— D—ガラクト シダーゼを用いる場合は基質としてフルォロセインージー ( 一D—ガラク トビ ラノシド) 、 4—メチルゥンベリフェリル一/ S— D—ガラク トビラノシド等を用 いることができる。
C. 検量線の作成
固相化抗体に標準物質としてのヒ卜 LECT 2を反応せしめ、 次いで固相化抗 体と特異的に反応したヒ 卜 L EC T 2に摞識抗体を反応させ、 その後、 この標識 抗体の摞識量を測定する。 これにより、 ヒト LECT 2の量に対する棵識量の関 係、 即ち検量線が得られる。
この免疫学的測定方法において用いられる反応用媒体としては、 例えばリン酸
緩衝液、 卜リス塩酸緩衝液、 齚酸緩衝液などを含んだ pH 6. 0〜8. 0の範囲 のものが示される。
D. 検体に含まれるヒト L EC T 2の測定
固相化抗体に検体を反応せしめ、 次いで標識抗体を反応させる。 このときに検 体中に含まれるヒト L EC T 2の ¾度に応じて標識抗体が反応する。 その後、 こ の摞識抗体の標識量を測定する。 この測定値を検量線に照らすことにより、 検体 中のヒト L EC T 2の港度が測定される。 尚、 反応用媒体については、 上記 C. で述べた通りである。
[ヒト LECT 2の測定用キット]
測定用キットは、 少なくとも、
(1 ) ヒ卜 L E C T 2と特異的に反応する第 1の抗体を不溶性支持体に結合せし めてなる固相化抗体、
(2) ヒト LECT 2と特異的に反応する第 2の抗体を棵識物質によリ橾識化し に標 体
を含み、 その他に、 反応用媒体を含んでいてもよいし、 あるいは、 標準物質 (ヒ卜 LECT2) を含んでいてもよい。 尚、 標識抗体の檁識物質が酵素の場合 には、 通常、 酵素の活性を測定するための基質及び反応停止液を含む。 また、 不 溶性支持体、 摞識物質については上述したのでその説明は省略する。 この測定用 キッ卜によれば、 上述の測定法を実施することができる。
以下に、 本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。 尚、 本発明の実施 の形態は、 下記の実施例に何ら限定されるものではなく、 本発明の技術的範囲に 属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[実施例 1 ] 免疫原 (ヒ ト L E C Τ 2 ) の作製
[1 - 1 ] ヒト LECT 2のクローニングおよびクローニングされたヒ卜 L EC Τ 2のヌクレオチド配列の決定
ヒト L ECT2 c DN Αのクローニングは次のようにして行った。 50 g/
mlの P H A— P (DIFCO 社製) で T細胞白血病細胞 S KW— 3を処理し p o I y A+ R N Aを調製した。 5 ig の p o I y A+ R N Aを用い、 o I i g o— d T をプライマ一にしてファーストストランド c DN A ( 1 s t c D N A) を合成 した。
次に、 ゥシ L EC T 2 (配列番号 9にそのアミノ酸配列を示す) の部分アミノ 酸配列を基に P C Rのプライマーを合成した。 即ち、 アミノ酸配列 WA I I CA より 6種類のオリゴヌクレオチドを演»して 5 ' のプライマーとし、 アミノ酸配 列 H I E N C Dより 4種類のオリゴヌクレオチドを演繹して 3 ' のプライマーと した。 PC R法により、 1 s t c D N Aを錶型とし上記プライマーの組み合わ せである 24種類の反応にて D N A断片の増幅を行った。 アミノ酸配列 DV L C S DG S T V Y A P Fを基に D N Aプローブ (GATGTC/GCTA/GTGCTCT/CGATGGC/GT CT/CACT/AGTC/6TATGCT/CCCT/CTT. 配列番号 4参照) を使い、 增幅された D N A 断片をァガロースゲルで分離し、 サザンブロットにより解析した。 その結果、 約 3 7 Obpの D N A断片が検出され、 それを p U C 1 9にクローニングした。
ヒト肝臓 c D N Aライブラリーを、 クローニングされた c D N A断片をプロ一 ブとしてスクリーニングしたところ、 1 30万個のクローン中 1 2クローンの暘 性クローンを得た。 それぞれのクローンはすべて、 制限酵素の解析により 2種類 に分けられることがわかリ、 それぞれのグループの一番長い c D N A断片のク口 ーンの塩基配列の決定をした。 その結果、 2種類の c D N Aは同一の遺伝子由来 で 3 ' 側に存在する 2種類の p o I y Aシグナルにより生じることが推定された。 また、 コードされたタンパク質のァミノ酸配列よリウシ L E C T 2の決定された アミノ酸 E列に約 90%のホモロジ一を有することが判明し、 このコードされる と考えられるタンパク質をヒト L EC T 2と命名した。 このヒ ト L EC T 2のァ ミノ酸配列及び塩基配列を配列番号 1及び 2に示す。
[ 1 —2] ヒト L E C T 2遺伝子を含む組換えプラスミ ドの構築
クローニングされたヒト L E C T 2 c D N Aをもとに、 5 ' 側のプライマー
として GGCGAATTCGAAAACCTGTATTTTCAGGGGCCCTGGGCTAATATATG (配列番号 5参照) , 3 * 側のプライマーとして CGGAAGCTTTTACAGGTATGCAGTAG (配列番号 6参照) をそ れぞれ用い、 熱変性: 94°C、 1分間、 アニーリング: 55°C、 2分間、 伸長反 応: 72°C、 3分間、 の 25サイクルの PC R法にてヒト L ECT2の c DNA を含む DN A断片を増幅させた。 Ec oR I、 H i n d I II での処理後、 この断 片を pMA LTM— C (Biolab Inc. ) の E c o R I / \ n d 111 部位にクロー ニングした。 この組換えプラスミドを、 pMAL— TEV—ヒト LECT2と命 名した。 この発現ベクターは、 I PTG存在下で、 t a cプロモーターの制御下 マル! ^一ス結合タンパク質 (maltose-binding— protein) とヒト L E C T 2の融 合タンパク質を産生させることができ、 その連結部分に T EVプロテアーゼ (Ta bacco Etch Virus由来) の切断部位が入っているので特異的な切断ができること が特徴である。
また、 クローニングされたヒト L EC T 2 c DNAをもとに、 5' 側のブラ イマ一として GCGGGATCCCGGGGCCATGGGCTAATAT (配列番号 7参照) 、 3' 側のプ ライマーとして CGCGGATCCTTACAGGTATGCAGTAG (配列番号 8参照) をそれぞれ用 しゝ、 熱変性: 94°C、 1分間、 アニーリング: 55° (、 2分間、 伸長反応: 72 °C、 3分間、 の 25サイクルの PCR法にてヒ卜 LECT 2の c DNAを含む D N A断片を增幅させた。 BamH Iで処理後、 この断片を pGEX— 3 X (Phar macia Inc. ) の BamH I部位にクローニングした。 この組換えプラスミ ドを、 pGEX— X a—ヒト LECT2と命名した。 この発現ベクターは、 I PTG存 在下で、 t a cプロモーターの制御下グルタチオン一 S—トランスフ: rラーゼと ヒ卜 L ECT 2の融合タンパク質を産生させることができ、 その連結部分に X a プロテアーゼの切断部位が入っているので特異的な切断ができることが特徴であ る。
[1 -3] ヒト LECT 2遗伝子を含む組換えプラスミドによる大腸菌の形質転 換
上記のようにして得られた組換えプラスミ ド pMAL— TEV—ヒト LECT 2を用いて大腸菌 JM1 09株を形質転換後、 得られた大腸菌クローンを、 デォ キシ法により期待された塩基配列を有するものに関してスクリーニングし、 期待 される DN A断片を持つ大腸菌クローン Ma I—ヒ ト LECT 2 (受託番号 FE RM P— 1 4669、 なお国際寄託へ移管請求したことにより受託番号 F E R M BP— 5302が付された) を得た。
[1—4] 動物細胞によるヒト LECT2の産生
p U C 1 9の BamH I部位に H i n d lll から Ec oR Iの方向でクロー二 ングされたヒト L EC T 2 c DNAの 5' 側をェキソヌクレア一ゼ II I により —1 4の塩基配列まで欠失させ、 T4 DNAポリメラーゼで平滑末端にした後、 Ps t I リンカ一をライゲーシヨンし、 Ps t I と Bg I 11で切断し、 発現べク ター p c D L— SRa 294の Ps t l B amH I部位にクローニングした。 この組換え発現ベクターをチャイニーズハムスター C HO細胞にトランスフエク シヨンし、 ヒ ト LECT 2を高発現する株 1株 (C 1 D8— "!) (受託番号 FE M P— 1 4668、 なお国際寄託へ移管請求したことにより受託番号 F ER M BP— 5301が付された) を得た。
(分子量の決定)
リコンビナントヒト L EC T 2 (動物細胞発現) は、 35S—メチォニンによつ てメタボリックラベルし、 C H O細胞の培養上清を S D Sゲル重気泳動にかける ことにより検出した。 その結果、 分子量が約 1 4kDa と 1 6kDa の 2本のバンド
(1 6kDa が主要であり、 2つのパンドはプロセッシングの違いにより生じると 考えられる) が得られた。
[実施例 2] 免疫
上記実施例 1のように作製した免疫原ヒト LECT2 1 00 μ Ι とフロイン トの完全アジュバント 1 00 I を良く混合して懸濁液を作製し、 この懸溷液を 2匹のマウス (雄 BA LBZc) の腹腔に 1匹当たり抗原として 25 μ Iずつ投
与した。 さらに 1週間おきに同量の抗原を 5回投与し、 その 3曰後に脾臓を取り 出し融合実験を行った。
別に、 家兎 2羽に対しても同様に免疫し、 採決して血清を分離した後、 常法に 従い吸収操作を行い、 I g G分画を分離してポリクローナル抗体を得た。
[実施例 3 ] 細胞融合及び目的とするモノクローナル抗体を産生する融合細胞の 選択と取得
摘出したマウスの脾臓細胞と、 同系マウスの骨髄腫細胞 (S P— 2ZO— A g 一 1 4) とを約 1 0 : 1の割合で混合し、 5 0%ポリエチレングリコール 400 0を皸合促進剤として細胞融合を行った。 融合後の細胞は 1 X 1 Oe eel Is/mlの 細胞溏度となるように 1 0%牛血消を含む H A T培地 (ヒポキサンチン、 ァミノ プテリン、 チミジンを含む培地) に懸港し、 96ゥエルのマイクロタイタープレ
-ト (ヌンク社製マキシソープ、 以下同じ) に 1ゥエルあたり ^ Ο θ μ \ずつ分 注した。
融合細胞は、 C02 インキュベータ (5%C02 、 3 7°C) 中で培養し、 HA T培地で培地交換を行い、 H A T培地中で馴化し、 さらに 1 0%F C S— R PM I 1 6 40培地で馴化した。
融合培養細胞上清中の抗体は、 ヒト L E C T 2蛋白質を固相化したマイクロタ イタ一プレートを用いて E L I S A法により検出した。 陽性となったゥエルに対 しては限界希釈法によるクローニングを 2回緣リ返し、 ヒ ト L E C T 2に対する 反応性を有するクローンを 5種類選択し、 それぞれを G 2 A 5 D 7、 A 1 G 1 C 6、 5 C 5、 H I 2 D 1 0 D 6. 89 F 2 (受託番号 F ERM P— 1 5638、 F ERM P— 1 56 3 9、 F E RM P— 1 5640、 F E RM P- 1 56 4 1、 F E RM P— 1 6 22 9) と命名した。
得られたクローンはそれぞれ 1 0%DMS Oを含む 90%牛血清中に懸渴させ、 液体窒素中に保存した。 各クローンの産生するモノクローナル抗体は、 クローン をマウスの腹腔内で增殖させ、 その腹水中からプロテイン一 Aセファロースカラ
厶を用いてそれぞれを糫製した。
[実施例 4] モノクローナル抗体の特異性の確認
(DE L I s A法による特異性の確認
ヒ卜 LECT2の PBS溶液 (1〜1 O O O n gZm l ) を翻製し、 この溶液 でヒト LECT2を固相化したマイクロタイタープレー卜に各クローンの抗体溶 液を反応させた後、 ペルォキシダーゼ棵識抗マウスィムノグロブリン (カベル社 製) を反応させ、 オルトフヱ二レンジァミンと過酸化水素の溶液を基質として波 長 492 nmにおける吸光度を測定した。 その結果を図 1に示す。
吸光度の値は固相化したヒト L E C T 2の漉度に伴って上昇し、 ある濃度から は一定になることから、 各クローンともヒト L E C T 2に特異的に反応すること が確認された。
②ウェスターンブロットによる特異性の確認
ヒ卜 L ECT 2とマルトース結合タンパク質 (MBP) の混合物を抗原として SDS—ポリアクリルアミ ドゲル電気泳動 (PAG E) (1 6. 5%モノアクリ ルアミ ド ビスァクリルアミ ド; 3%ビス モノアクリルアミ ド +ビス) を行い、 泳動後ウェスターンブロットにより反応の特異性を確認した。 各クローンのモノ クローナル抗体とも約 1 6 k Dに反応性を認め、 MBPとは反応しなかった。 こ の結果を図 2に示す。
尚、 図 2で CBBはクマーシーブリリアントブル一の略で蛋白染色を示す。 第 I レーンは分子量マーカー、 他はヒト LECT2+MBPを抗原として泳動し、 第 1 レーン、 第 2レーンは蛋白染色、 他は各モノクローナル抗体によるゥヱスタ —ンブロットを示す。
[実施例 5] EL I S A法によるサブクラスの確認
上記実施例 3で得られた各モノクロ一ナル抗体について、 アメリカンコーレツ クス社製モノクローナルサブクラスイソタイピングキッ卜を用いてクラス ·サブ クラスを確認した。 結果はクローン A 1 G 1 C6及び G 2A5が I gG2 b、 ク
ローン H 1 2 D 1 0が I gMであった。 尚、 クローン 5 C 5、 89 F 2について は未確認である。
[実施例 6] 抗体固相化
上記実施例 3で得られたモノクローナル抗体クローン G 2 A 5を 0. 1 M炭酸 緩衝液 p H 9. 0で 5 I Iの濃度に調製し、 96ゥエルのマイクロタイタ 一プレートの各ゥエルに 1 00 Iずつ加え、 4 °Cで 20時間静置反応させた。 抗体溶液を捨て、 1 %B SA、 5%ショ耱を含む PB Sを各ゥエルに 2 00 I ずつ加え、 室温 (20〜25°C) で 2時間静置してブロッキングを行った。 ブロ ッキング液を捨て、 プレートを風乾し、 固相化抗体を得た。 この固相化抗体は乾 燥剤と共に密封して保存した。
[実施例 7] 標識抗体の作製
上記実施例 2で得たポリクローナル抗体の精製 I g G l mg当たり 0. 056 Uのフイシンを添加し、 3 7 °Cで 8時間反応させた後、 U l t r o g e l AC A 44を用いてゲルろ過し、 F a b ' 分画を得た。 この F a b ' 分画にマレイミ ド法によりペル才キシダ一ゼを標識し、 ペルォキシダーゼ標識抗体とした。 なお、 標識は医学 S院刊、 石川栄治著、 「酵素免疫測定法第 3版」 に従って行った。
[実施例 8] ヒ ト L E C T 2の測定
ヒト L E C T 2蛋白質を P B Sで希釈して 0. 00 1 〜20 n gZm lの溶液 を調製し、 この液 200 I を上記実施例 6で得た抗体固相化プレートの各ゥェ ルに添加し、 室温で 1時間反応させた後、 各ゥエルを P B S 300 Iで 4回洗 浄し、 余分の PB Sを除き、 上記実施例 7で得たペルォキシダーゼ標識抗体 (1 00 μ \ ) を加え、 室温で 1時間反応させ、 再度 PB Sで洗浄し、 亍トラメチル ベンジジンと過酸化水素の溶液 1 00〃 I を加えて反応させ、 1 . 5 Νリン酸 1 00 μ I を加えて反応を停止し、 波長 450 n mにおける吸光度を測定した。 こ のときの測定結果を表 2及び図 3に示す。
【表 2】
これにより、 ヒト LECT 2の量に対する標識量の関係、 即ち検量線が得られ, この検量線を用いることにより検体中のヒト L E C T 2の量に対する摞識量の関 係、 即ち、 検量線が得られ、 この検量線を用いることによリ検体中のヒト L EC T 2の含有量を知ることができる。
急性肝炎の患者検体について、 その急性期と寛解期における測定値の比較を行 つたデータを表 3及び図 4に示す。
【表 3】
測定系に関する予備的検討の結果、 検体中のヒト L E C T 2は比較的早期にそ の抗原性を喪失すること、 特に血清では速やかに抗原性が消失することが明らか となったことから、 検体として血漿を用い、 各血漿は採血後速やかに分離するこ とによって得たあと、 測定時までは一 2 0 °C以下で凍結保存した。 また、 検体の 希釈率が 5倍以下の場合、 測定値に影響を与える可能性があることから、 検体は 1 0倍希釈して測定した。
各検体の急性期及び宽解期の測定値を比較すると、 明らかに寛解期において測 定値が低下していることから、 検体中のヒ卜 L E C T 2の濃度は患者の病態を反 映しているものと判断した。
このように、 検体中の走化性因子ヒト L EC T 2の含有量を測定することがで きるため、 その測定結果を利用して病態の把握や治療への応用が可能となる。
[実施例 9] 免疫組織染色
健常者の肝臓組織及び C型肝硬変患者の肝臓組織を取り、 常法に従いホルマリ ン固定し、 パラフィン包埋した。 このパラフィン包埋組織からミクロトームを用 いて組織切片を作製し、 常法に従い脱パラフィンを行い、 実施例 3で得たモノク ローナル抗体クローン 89 F 2より精製した I gG分画の PB S溶液約 1 00 μ I (5 μ gXm \ を切片にのせ、 37 °Cで 30分間反応させた後、 P B Sで洗 浄した。 これにペルォキシダーゼ標識抗マウス I gG (ダコ社製) を 37°Cで 3 0分間反応させ、 再度 PBSで洗浄した後、 3, 3 ' , 5, 5 ' —ジァミノベン ジジンと過酸化水素の溶液を反応させ染色した。 細胞の核はへマトキシリンで染 色した。
図 5は、 健常者の組織の染色像を表す写真であり、 (A) は 1 00倍拡大写真、 (B) は 200倍拡大写真である。 また、 図 6は、 肝硬変患者の組織の染色像を 表す写真であり、 (A) は 1 00倍拡大写真、 (B) は 200倍拡大写真である。 健常者、 肝硬変患者の組織切片とも、 肝細胞の細胞質にびまん性の染色を認め た。 具体的には、 健常者、 肝硬変患者とも肝実質細胞にジァミノべンジジンの顆 粒状の染色 (茶色に染まっている) が認められたが、 肝硬変患者では陰陽性の細 胞の混在が認められ、 健常者とは異なる染色パターン (健常者では肝実質細胞が すべて暘性) を示した。 結合組織には染色は認められなかった。 なお M図 5及び 図 6の写真中、 靑く点状に染まっているのは核である。 このことは、 L ECT 2 が細胞周期と何らかの関連を持っていることを示唆している。
産業上の利用可能性
本発明のヒト L ECT 2に対する抗体によれば、 免疫治療や診断、 及びこれら に関連した産業分野において有用である。 また、 本発明の融合細胞によれば、 ヒ 卜 LECT 2に対する抗体を入手するうえで有用である。 更に、 本発明のヒト L ECT 2に対する抗体は、 ヒト LET 2の測定法及び測定用キッ卜に用いること ができる。 この測定法及び測定用キットによれば、 検体中に含まれるヒト LEC T2 (走化性因子と考えられる) を測定することができるため、 その測定結果を 利用して病態の把握や治療への応用が可能となるという効果が得られる。 具体的 には、 例えば種々の疾患 (例えば肝炎や肝硬変など) の患者から取り出した組織 等に対し、 本発明の抗体を反応させて、 LECT 2を発現している細胞が組織の どこに存在しているかを調べることができる。 これにより各種疾患の診断や治療 へつなげることが可能となる。 寄託機関
C 1 D 8 - 1及び M a I —ヒト LECT2は、 以下の国際寄託機関に、 それぞ れ下記の受託番号と寄託日で寄託されている。
名称:通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所
住所: 日本国茨城県つくば市東 1丁目 1番 3号 (郵便番号 305)
受託番号及び寄託曰
( 1 ) C 1 D 8 - 1
FERM B P— 5301 : 1 994年 1 1月 25日
(2) Ma I —ヒ卜 LECT2
FERM BP— 5302 : 1 994年 1 1月 25日
融合細胞クーロン G 2 A 5 D 7、 A 1 G 1 C6、 5C5、 H 1 2D 1 0D6、 89 F 2は、 以下の国内寄託機関に、 それぞれ下記の受託番号と寄託日で寄託さ れている。
名称:通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所 住所: 曰本国茨城粲つくば市東 1丁目 1番 3号 (郵便番号 305) 受託番号及び寄託曰
(1 ) 融合細胞クーロン G 2 A 5 D 7
F E RM P— 1 5638 : 1 996年 5月 21 日
(2) 融合細胞クーロン A 1 G 1 C6
F E RM P- 1 5639 : 1 996年 5月 21 日
(3) 融合細胞クーロン 5C5
FERM P— 1 5640 : 1 996年 5月 21 日
( 4 ) 融合細胞クーロン H 1 2 D 1 0 D 6
FERM P- 1 5641 : 1 996年 5月 21 日
(5) 融合細胞クーロン 89 F 2
F ERM P- 1 6229 : 1 997年 5月 1 9日
【配列表】
配列番号: 1
配列の長さ : 151
配列の型:アミノ酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク
配列の特徴
存在位置: 58
他の情報: Xaa=Valまたは I le
配列
Met Phe Ser Thr Lys Ala Leu Leu Leu Ala Gly Leu l ie Ser Thr Ala 1 5 10 15
Leu Ala Gly Pro Trp Ala Asn l ie Cys Ala Gly Lys Ser Ser Asri Giu
20 25 30 lie Arg Thr Cys Asp Arg His Gly Cys Gly Gin Tyr Ser Ala Gin Arg
35 40 45
Ser Gin Arg Pro His Gin Gly Val Asp Xaa Leu Cys Ser Ala Gly Ser
50 55 60
Thr Val Tyr Ala Pro Phe Thr Gly Met lie Val Gly Gin Glu Lys Pro 65 70 75 80
Tys Gin Asn Lys Asn Ala lie Asn Asn Gly Val Arg l ie Ser Gly Arg
85 90 95
Gly Phe Cys Val Lys Met Phe Tyr l ie Lys Pro l ie し ys Tyr Lys Gly
100 105 110
Pro l ie し ys し ys Gly Glu Lys し eu Gly Thr Leu Leu Pro し eu Gin Lys
115 120 125
Val Tyr Pro Gly lie Gin Ser His Val His lie Glu Asn Cys Asp Ser
130 135 140
Ser Asp Pro Thr Ala Tyr Leu
145 150 配列番号: 2
配列の長さ : 1092
配列の型:核酸
鎖の数: 2本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類: cDNA
起源: ヒト
細胞の種類:肝臟 配列の特徴:
特徴を表す記号: 5' UTR 存在位置: 1..200
特徴を決定した方法: P 特徴を表す記号: 3'UTR 存在位置: 657. · 1092 特徴を決定した方法: P 特徴を表す記号: CDS
存在位置: 201..656
特徴を決定した方法: P 特徴を表す記号: mutation 存在位置: rep lace (372. "a") rep I ace (748, g ) replace (961. "c") replace (967, "c") 特徴を決定した方法: E 特徴を表す記号: polyA signal 存在位置: 684..689
1060. · 1065 特徴を決定した方法: E 配列
AAATCAAATA GCTATCCATG GAATATTAGA ACTT6ACTTG CTCCATCCTC TTAAACTTTT 60 T6TGTCTCAC ACTAAAGAAA TGAGA6AT6C AGAATTCTAA GGCTAAATAG CTAGGAAGTA 120 TTCATTCAAA CTTGAATATC TTCAAAGAGA GTGTGGGGGC AACTCTAATC AGAGGAAGAA 180 ACTAAAGGAA GTAAAACCAG ATG TTT TCC ACC AAA GCC CTC CTT TTG GCT GGT 233
Met Phe Ser Thr Lys Ala Leu Leu Leu Ala Gly
1 5 10
CTG ATT TCT ACC GCA CTG GCA GGG CCA TGG GCT AAT ATA TGT GCT GGC 281 Leu l ie Ser Thr Ala Leu Ala Gly Pro Trp Ala Asn l ie Cys Ala Gly
15 20 25
AAG TCT TCC AAT GAG ATC CGG ACG TGT GAC CGC CAT GGC TGT GGA CAG 329 Lys Ser Ser Asn Gl u l ie Arg Thr Cys Asp Arg His Gly Cys Gly Gin
30 35 40
TAC TCT GCT CAA AGA AGT CAG AGG CCT CAC CAG GGT GTG GAC GTC TTG 377 Tyr Ser Ala Gin Arg Ser Gin Arg Pro His Gin Gly Val Asp Val Leu
45 50 55
TGC TCT GCT GGA TCT ACT GTG TAC GCA CCA TTC ACT GGA ATG ATT GTG 425 Cys Ser Ala Gly Ser Thr Val Tyr Ala Pro Phe Thr Gly Met l ie Val 60 65 70 75
GGC CAG GAG AAA CCT TAT CAA AAC AAG AAT GCT ATC AAT AAT GGT GTT 473 Gly Gin Glu Lys Pro Tyr Gin Asn Lys Asn Ala l ie Asn Asn Gly Val
80 85 90
CGA ATA TCT GGA AGA GGT TTT TGT GTC AAA ATG TTC TAC ATT AAG CCA 521 Arg l ie Ser Gly Arg Gly Phe Cys Val Lys Met Phe Tyr l ie Lys Pro
95 100 105
ATT AAG TAT AAA GGT CCT ATT AAG AAG GGA GAA AAA CTT GGA ACT CTA 569 l ie Lys Tyr Lys Gly Pro l ie Lys Lys Gly Glu Lys Leu Gly Thr Leu
110 115 120
TTG CCC TTG CAG AAA GTT TAT CCT GGC ATA CAA TCG CAT GT6 CAC ATT 617 Leu Pro Leu Gin し ys Val Tyr Pro Gly l ie Gin Ser His Val His l ie
125 130 135
GAA AAC TGT GAC TCG AGT GAC CCT ACT GCA TAG CTG TAAATCGAAG 663 Glu Asn Cys Asp Ser Ser Asp Pro Thr Ala Tyr Leu
140 145 150
GCCAATG6TC AGATCTTCAA AATAAAAAGT CATCTTAAAA ACCTGGATGC ATACCCTTCT 723 CTTCAAGAAA TTTGTGTTCA CAAAAGAAAA AT6CATGAAG GGATGGATAC CCCATTTTCC 783 AT6ACATGAT TATTACACAT TGCATGCCTG TATCAAAACA TCTCACGTAC CTCATAAACA 843 TATACACCTA TGTACCCACA AAAATTTTTT AATTAAAAAA AGGAAATTTG AGTTTAAATA 903 GAAACATGAT AAATGCAA6A AAGAAAACAT TTT6ATTTTA ACTCATTGTC ACTCTGATGT 963 TCATGTGAAC TGGTTGCTTC GG6CTCTTT6 ATCTGTCACC TATGGAATCT GAGTGGTTTT 1023 ATTTTTTAGA TTTCTCA6TC CCAAAGATCT AAGATAAATA AACAAGA6AA CTTAAAAAAA 1083 AAAAAAAAA 1092 配列番号: 3
配列の長さ : 1092
配列の型:核酸
鎖の数: 2本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類: cDNA
起源: ヒト
細胞の種類:肝臟
配列の特徴:
特徴を表す記号: 5' UTR
存在位置: 1..200
特徴を決定した方法: P 特徴を表す記号: 3' UTR
存在位置: 657..1092
特徴を決定した方法: P 特徴を表す記号: CDS
存在位置: 201..656
特徴を決定した方法: P 特徴を表 3記号: mutation
存在位置: rep lace (372, "a")
rep I ace (748. g )
replace (961 , "c")
repiace(9o7, "c ')
特徴を決定した方法: E 特徴 ¾:表す SS号: polyA signal
存在位置: 684. · 689
1060..1065
特徴を決定した方法: E
配列
AAATCAAATA GCTATCCATG GAATATTAGA ACTT6ACTT6 CTCCATCCTC TTAAACTTTT 60 TGTGTCTCAC ACTAAAGAAA TGAGAGATGC A6AATTCTAA GGCTAAATA6 CTAGGAAGTA 120 TTCATTCAAA CTTGAATATC TTCAAAGAGA GTGTGGGGGC AACTCTAATC AGAGGAAGAA 180
ACTAAAGGAA GTAAAACCAG ATG TTT TCC ACC AAA GCC CTC CTT TTG GCT GGT 233
Met Phe Ser Thr Lys Ala Leu Leu Leu Ala Gly
1 5 10
OTG ATT TCT ACC GCA CT6 GCA GGG CCA T6G GCT AAT ATA TGT GCT GGC 281 Leu lie Ser Thr Ala Leu Ala Gly Pro Trp Ala Asn lie Cys Ala Gly
15 20 25
AAG TCT TCC AAT GAG ATC GGG ACG TGT GAC CGC CAT GGC TGT GGA CAG 329 Lys Ser Ser Asn Glu Me Arg Thr Cys Asp Arg His Gly Cys Gly Gin
30 35 40
TAC TCT GCT CAA AGA AGT CAG AGG CCT CAC CAG GGT GTG GAC ATC TTG 377 Tyr Ser Ala Gin Arg Ser Gin Arg Pro His Gin Gly Val Asp lie Leu
45 50 55
TGC TCT GCT GGA TCT ACT GTG TAC GCA CCA TTC ACT GGA ATG ATT GTG 425 Cys Ser Ala Gly Ser Thr Val Tyr Ala Pro Phe Thr Gly Met l ie Val 60 65 70 75
GGC CAG GAG AAA CCT TAT CAA AAC AAG AAT GCT ATC AAT AAT GGT GTT 473 Gly Gin Glu Lys Pro Tyr Gin Asn Lys Asn Ala lie Asn Asn Gly Val
80 85 90
CGA ATA TCT GQA AGA GGT TTT TGT GTC AAA ATG TTC TAC ATT AAG CCA 521 Arg lie Ser Gly Arg Gly Phe Cys Val Lys Met Phe Tyr I le Lys Pro
95 100 105
ATT AAG TAT AAA GGT CCT ATT AAG AAG GGA GAA AAA CTT GGA ACT CTA 569 l ie Lys Tyr Lys Gly Pro l ie し ys Lys Gly Glu Lys し eu Gly Thr Leu
110 115 120
TTG GCC TTG CAG AAA GTT TAT CCT GGC ATA CAA TCG CAT GTG CAC ATT 617 Leu Pro Leu Gin Lys Val Tyr Pro Gly Me Gin Ser His Val His lie
1 25 130 1 35
GAA AAC TGT GAC TCG AGT GAC CCT ACT GCA TAC CTG TAAATCGAAG 663 G l u Asn Cys Asp Ser Ser Asp Pro Thr A l a Tyr Leu
140 145 150
GCCAATGGTC AGATCTTCAA AATAAAAAGT CATCTTAAAA ACCT6GATGC ATACCCTTCT 723 CTTCAAGAAA TTTGTGTTCA CAAAAGAAAA ATGCATGAAG GGAT6GATAC CCCATTTTCC 783 ATGACATGAT TATTACACAT TGCATGCCTG TATCAAAACA TCTCACGTAC CTCATAAACA 843 TATACACCTA TGTACCCACA AAAATTTTTT AATTAAAAAA AGGAAATTTG AGTTTAAATA 903 GAAACAT6AT AAATGCAAGA AAGAAAACAT TTTGATTTTA ACTCATTGTC ACTCTGATGT 963 TCATGTGAAC TGGTTGCTTC GGGCTCTTTG ATCTGTCACC TATGGAATCT GAGTGGTTTT 1023 ATTTT丌 AGA TTTCTCAGTC CCAAAGATCT AAGATAAATA AACAAGAGAA CTTAAAAAAA 1083 AAAAAAAAA 1092 配列番号: 4
配列の長さ : 41
配列の型:核酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:他の核酸 合成 DNA (cDNAプローブ)
配列の特徴
存在位置: 6
他の情報: N=Cまたは G 存在位置: 9
他の情報: N=Aまたは G 存在位置: 15
他の情報: N=Tまたは C 存在位置: 21
他の情報: N=Cまたは G 存在位置: 24
他の情報: N=Tまたは C 存在位置: 27
他の情報: N=Tまたは A 存在位置: 30
他の情報: N二 Cまたは G 存在位置: 36
他の情報: N=Tまたは C 存在位置: 39
他の情報: N=Tまたは G 配列
GATGTNCTNT GCTCNGATGG NTCNACNGTN TATGCNCCNT T
1234567890 1 234567890 1234567890 1234567890 1 配列番号: 5
配列の長さ : 47
配列の型:核酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:他の核酸 合成 DNA (プライマー) 配列
GGCGAATTCG AAAACCTGTA TTTTCAGGGG CCCTGG6CTA ATATAT6
配列番号: 6
配列の長さ : 26
配列の型:核酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:他の核酸 合成 DNA (プライマー) 配列
CGCAAGCTTT TACA6GTAT6 CAGTA6
配列番号: 7
配列の長さ : 28
配列の型:核酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:他の核酸 合成 DNA (プライマー) 配列
GCGG6ATCCCCGGGCCATGG6CTAATAT 配列番号: 8
配列の長さ : 26
配列の型:核酸
トポロジー:直鎖状
JM1 OJd
96 06 98
dsy J as naつ dsy sAg usy n|g 9| | S!H 9| | S!H J3S U|0 Θ| | A|g OJJ
08 9Z. 0 99 丄 |B/\ 9| I J as A|9 βλ 」Λ上 sA"| 9| | SAQ a^d AI0 ΛΙ0 ΛΙ9 jaS 8I I
09 95 09 usy δΛ 」Λ丄 OJd sAq n|g u|g A|g a\ \ A|g 丄 si OJJ B|V 丄
Sfr Ofr 9
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