明 細 害 デ一タ伝送方法及びシス テム 技術分野
こ の発明は、 デ イ ジタルオーディォデー タのような、 所定周期の時系列的な配 列を持つ複数のデータを、 ネ ッ ト ワー クを介して ί云送するデータ伝送方法及びシ ステムに関し、 特に、 受信側においてその正確な時間関係を再現しうるよ όな形 て、 送信側においてデータ形式を構成し、 伝送するようにしたデータ伝送方法及 びシ ス テ ムに関する。
また、 この発明は、 ネ ッ ト ワ ー クを経由してタ イ ム ス タ ンブが付加されたデー タを転送するデータ送受信装置およびデータ転送シス テムに関する。
さ らに、 こ の発明は、 ネ ッ ト ワ ーク上のセグメ ン ト から受信されたタ イ ムス タ ンプが付加されたデータを受信して、 ネ ッ トワー ク上の異なるセ グメ ン ト に送信 するよ う にしたデータ転送方式に関する。
さらに、 この発明は、 ネッ ト ワ ーク デー タの同期方法および装置に関する。 背景技術
ネ ッ ト ワー クを介したデータの伝送方式には、 大別すると、 同期方式と非同期 方式とがある。 同期方式では送 ί言側と受信側とが同期して動作するので、 受信側 における情報の時間的位置の正確な再現が要求されるオーディオデータの伝送に 適している。 しかし、 同期信号線を別途設けるなどの、 送受信間での同期をとら せるための構成が必要となり、 かつ、 同期をとらせることにより通信帯域を静的 に確保することになるため、 通信方式と しての汎用性に欠けるという欠点があつ た。 すなわち、 同期通信が必要ない場合であっても不要な帯域を確保したままに なり、 他の情報を伝送することができないという問題点がある。
これに対して、 非同期方式では、 通信帯域を動的に確保することにより、 上記 のような欠点を回避することができるが、 通信のオー バー へッ ドを减らすために は、 或る程度の情報をま とめた上で非同期パケッ トを発行するようにしないと、
データ通信効率が低下してしま う。 しかし、 或る程度の情報をま とめたパケッ ト の送信では、 データ本来の時間的な位 Eの情報が欠落してしま う ことになる。 そ こで、 パケ ッ トによるデータ伝送方式においては、 データ と共に該データの時間 的位置を示す時間情報も一緒に伝送するこ とが考えられている。 すなわち、 個々 のデ一タ每にその時間的位置を示す 「タ イ ムスタ ンプ」 といわれる時間情報を付 加し、 これらを 1 パケ ッ トに含めて伝送するものである。
しかし、 個々のデータ毎にその時間的位置を示す時間情報を付加して 1 パケ ッ 卜を構成したのでは、 データ量が增大して しま όので、 得策とはいえない。
と ころで、 ネ ッ ト ワークを経由してデータを伝送する方式と して、 送信側と受 信側とが連铳して同一周期の信号を伝送する同期通信方式、 及び間欠的な時間間 隔である定められた情報の単位を伝送する非同期通信方式がある ことは上 ϊ己の通 りである力;、 更に、 これらの中間に位置づけられるアイ ツ クロナス ( 1 soc h ronou s ) 転送方式がある。 このアイ ツク ロナス転送方式によれば、 あらかじめ帯域を 確保して時間的な遅延が保証されたリ アルタイ 厶性の高いデ一タ転送を行なう こ とが可能となる。
図 2 5 を参照してこのアイ ソ ク ロナス転送方式について説明する。 この図に示 したのは I E E E 1 3 9 4高速シ リ アルバス とよばれる システ ムにおけるバス上 のパケ ッ 卜の配置例を示したもので、 サイ クルスター トバケツ ト 1 0 1 、 ァイ ソ クロナスパケ ッ ト 1 0 2 および非同期 (a s ync hronou s ) ハ'ケッ ト 1 0 3 の 3種類 のパケ ッ トがネ ッ トワーク上に配置されている。 また、 破線はこ のシ ステ ムにお いて基準とされる第 1 のタイ ミ ング信号 ( cyc l e syn ch) を示しており、 この第 1 のタ イ ミ ング信号は 1 2 5 s e c周期 ( 8 K H z ) の信号とされている。 前記サ イ ク ルス ター トパケ ッ ト 1 0 1 は、 このバス に接続されている複数のノ ー ドのう ちサイ ク ルマス ターと呼ばれるノ ー ドから送出されるバケツ 卜であり、 このサイ クルスター トパケ ッ ト 1 0 1 によ り新たな伝送サィ ク ルが開始される。 前圮サィ クルマスタ一は精密なク ロ ッ ク源を有しており、 このク ロ ッ ク源からの 前記第 1 のタイ ミ ング信号の時間間隔で前記サイ クルスター ト パケッ ト 1 0 1 を 送信しょ うとする力;、 そのと きに、 他のパケ ッ 卜 の転送が進行中であると きには その転送が終了するまで前記サイ クルスター トパケッ ト 1 0 1 の送信は待たされ
るよ うになされている。 1 0 4 はこの遅延時間 (s ta r t de l ay ) を示すものであ り、 この遅延時間は前記サイ クルスター トパケ ッ ト 1 0 1 の中に苻号化されて各 ノ一ドに送出される。 なお、 前記ノ一ドから送信されたパケ ッ トは同一のク ロ ッ ク期間内に他のノ一ドに受信されるこ とは保証されている。
各ノー ドはそれぞれ 3 2 ビッ トのサィ ク ルタイ マ一 レジスタを備えている。 各 サイ ク ルタ イ マー レジス タは、 その下位の 1 2 ビ ッ トを用いてシステムの基準ク ロ ッ クである 2 4 . 5 7 6 M H zのク ロ ッ ク信号 (周期 4 0 . 7 n s e c ) を 3 0 7 2 を法と して計数し、 その上位の 1 3 ビッ ト によ り前記 8 K H zの基準サィ ク ルの計数を行い、 最上位の 7 ビ ッ ト によ り秒を計数するよ 0になされている。 そして、 前き己サィ ク ルマ ス タ 一は、 前記サイ ク ル スター ト パケ ッ ト 1 0 1 を用い て自己のサ イ ク ル タ イ マ一 レ ジス タの内容をすベての /一ドのサ イ ク ルタ イ マー レ 'ンスタにコ ピーさせ、 すべてのノー ドを一定の位相差以内に同期させる。 この よう にして、 このネ ッ ト ワークにおいては共通の時間基準が保証されている。 アイ ツ ク ロナスパケ ッ ト 1 0 2 は、 デジタルサウ ン ド、 ビデオあるいは演奏デ 一夕などの精密なタイ ミ ン グ参照を必要とするデータを転送させるために用いら れるチ ャ ンネ ルであり 、 これらァ イ ソ ク ロ ナ スパケ ッ ト 1 0 2 は、 各 {云送サイ ク ル内において必ず伝送されることが保 |£されている。 例えは、 これらァイ ソク ロ ナスパケ ッ ト 1 0 2 は、 各伝送サィ ク ル內において最大 1 0 0 " sの長さで最大 6 3 チ ャ ンネル伝送されるこ とが保証されている。
また、 前記非同期パケ ッ ト 1 0 3 は前記アイ ソ ク ロ ナ ス パケ ッ ト 1 0 2 の伝送 が終了した後に当該伝送サイ クルに空き時間があると きに非同期に伝送されるパ ケッ トである。 例えば、 非同期パケッ トの長さは最大 7 5 〃 s とされている。 こ の場合、 非同期パケ ッ トの転送はそのパケ トが終了するまで転送されるので、 前記サィ ク ルタイ マーの周期を越えて転送される ことが起きる c
さて、 これら各種のネ ッ ト ワークを利用して、 音声データ、 画像デ一タあるい は演奏データなどの時系列データを伝送する埸台において、 £送経路が完全な同 期通信方式とされていないときには、 伝送されるデータの時間軸上での再現性を 保証するために、 データ 自身にそのデータが再現されるべき時刻を示すタ イム ス タ ンプを付加して送信し、 受信側ではそのタイ ムスタ ンプを参照して、 当該時刻
に到達した時点で当該データを再生することが行われている。
このよ うなネッ トヮーク上で用いられるタイムスタ ンブとしては、 時間を一意 に認識することができるものでなければならない。 すなわち、 タイムスタ ンプに は、 ある程度妥当と思われる時間幅以上の繰り返し周期が必要となり、 そのため には多く の情報量を必要とすることとなる。 情報をデジタル表現で表わす場合は, 多く の情報置は多くのビッ ト数に相当するため、 タイ ムスタ ンプによつて指定す る時間情報の時間分解能を上げるためには、 多く の情報量、 すなわち、 多くのビ ッ ト数を必要とすることとなる。 例えば、 前記図 2 5 に関して説明した場台にお いては、 3 2 ビッ ト長のタイ ムスタ ンプが用いられていた。
さ らに、 前述のようなタイ ムスタ ンブを付加してデータを送信する タイ プの伝 送方式においては、 デ一タのほかにタ ィ ム ス タ ンプ情報を所定期間ごとに送る必 要があり、 タ イ ムスタ ンブ情報の送 f言データに対する割台は小さいことが望ま し しかしながら、 前述のように、 タイ ムスタ ンプにより表現される時間の一意性 の確保や時間分解能の向上のためには、 タ イ ムス タ ンプのビッ ト数が大き く なつ てしまい、 データ 送効率が低下してしま うという問題点があった。
また、 データの処理時点を指示する タ イ ムスタ ンブを付与した場合、 ネ ッ ト ヮ 一クの遅延や、 途中に介在するブリ ッ ジゃルータなどの処理の遅延によって、 デ -タが到着した際に、 タ イ ムスタ ンブの時刻が過去を表す時刻になつているこ と が考えられる c これを防ぐためには、 不 ッ トワークの拡張等を考慮に入れた上て の十分将来のタ イ ムスタ ンプを付与することが必要になる。 しかしながら、 この よ όにすると、 データ再生に遅延が生じるだけではなく、 受信側に多くのデータ を格納するバッ フ ァが必要になるという問題点があつた。
また、 タイ ムスタ ンプのデータ置を小さ くするためにタイムスタ ンプを相対値 で表すこ とが考えられる力 このよう にすると 送経路にジ タが存在する場台、 データ間の相対的な時間関係が失われるおそれがあった。
ところで、 このようなタイ ムスク ンブの例として、 S M P T Eタイ ム ' コー ド が知られている。 これは S M T P E ( Soc i ety of Mo t ion P i c tur e and Te l ev i s i on Engi neer s ) により定められたタイ ム ' コー ドであり、 1 コマ 1 コマの映像デ
ータに 8 0 ビ ッ トからなるア ド レ ス (〇〇時〇〇分〇〇秒〇◦コマで表示された タイ ムコー ドとユーザー用ビッ 卜からなる) を付加しておき、 編集処理および複 数の素材、 機器の同期走行に使用するものである。
また、 近年各種のマルチメディ ァ装置や A V機器のデジタル化が進み、 複数個 のマルチメディ ァ関連機器を I E E E 1 3 9 4などのネ ッ トワークを用いて相互 に結台し、 マルチメディ アシ ステ厶を構成するこ とが提案されている。
このよ うにネ ッ トワークを利用して、 デジタルサウ ン ドデータ、 デジタルビデ ォデータあるいは演奏データなどの精密なタイ ミ ング参照を必要とするデータを 伝送する場台には、 これらのデータの時間軸上での再現性を保証することが必要 となる。
例えば、 それぞれ固有の機能を有する複数のノ ー ドをネ ッ ト ワークで結台する ことによ り構成されたマ ルチ メ デ ィ ア シ ス テムにおいては、 あるノ ー ドで生成さ れたデータに対してそれぞれ予定された処理を行うために、 生成されたデータを 対応する処理を実行するノー ドを経由するように複数の経路を介して他のノ一ド に転送することとなる。 したがって、 各データは、 それぞれの経路中のノ一ドに おける処理時間のために、 それぞれ異なる遅延時間をもって出力ノー ドに到達す ることとなり、 データの時間軸上での再現性を保 IEすることができなく なる。
このことを図 2 6を参照してさ らに詳細に説明する。 この図に示した例におい ては、 ノ ー ド 1 ( N 1 ) 〜 ノ ー ド 4 ( N 4 ) の 4 つの ノ ー ド力 I E E E 1 3 9 4 により接铳されているものとする。 前述したよう に、 当該シス テ ムを構成するた めの種々の装 Sがノ― ドとなり う るが、 ここでは、 全体と して例えば楽音発生装 置が構成されているものと し、 ノー ド 1 は音源装置、 ノー ド 2は楽音に対してビ ブラー トを付加するためのェフ エクタ、 ノー ド 3 は楽音に対してパンニングを施 すためのェフエクタ、 ノー ド 4 は各楽音信号を混台するための ミキサであるとす る o
このように構成された楽音発生装匱において、 音源装置であるノー ド 1 から所 定のタイ ミ ング (フレーム) 毎に複数の楽音が出力されるのであるが、 この楽音 には、 そのまま出力されるもの、 ビブラー トを付加されるもの、 パンニングされ るもの、 および、 ビブラー トを付加された後にさらにパンニングされるものの例
えば 4つの種類があるとする。 この場台、 前記ノ ー ド 1 の音源装置は、 楽音の前 13 種類の処理の種類にそれぞれ対応する ネ ッ ト ワーク のチ ヤ ンネルに前記各種 類の楽音を出力する。
ノー ド 2、 ノー ド 3およびノー ド 4などの他のノ一ドには、 それぞれ自己が受 信すべきネッ ト ワ ーク チ ャ ンネルが予め設定されており、 前記ネッ ト ワークから 受信される各チ ヤ ンネルのデータのうち自己の受信すべきチ ヤ ンネルのデータを 取り込んでそれぞれ所定の処理、 例えば、 ビブラ ー ト 、 パンユ ング、 ミ キ シン グ などを行う。 そして、 必要に応じて当該処理の終了したデータを再びネッ トヮ一 ク に送出する。
前記ネ ッ ト ワーク上における各チ ヤ ンネ ルの配置の一例を図 2 7に示す。 図示 するように、 時間軸上に各チ ヤ ンネルに対応するバゲ .,' トが所定のギャ ッ プを挟 んで配列されている。 そして、 各バケツ トは、 アー ビ ト レー シ ョ ン部 P 1 と、 そ の前後にデータプリフ ィ ッ ク ス部 P 2およびデ一夕エ ン ド部 P 4が付加されたデ ータバケ ツ ト P 3 とから構成されている。
なお、 前記パケ ッ トはアイ ツク ロナ ス転送によるパケッ トおよび通常のハ'ケ '.' トのいずれであつてもよい。
このように各構成要素がネ ッ ト ワー ク により接続されている楽音発生装置にお いて、 前記ノ一ド 1 の音源装置は、 発生した楽音デ一タのうちエフ ヱ ク ト処理を 施さないものについては、 前記ネ ッ ト ワー クの例えば第 1 のチ ャ ンネ ル c 1 を 介してノー ド 1 から ミキサであるノ ー ド 4 に直接送出する ( A 1 4 。 また、 リ パーブ処理を施す楽音については、 例えば第 2 のチ ャ ンネルを介して、 リパーブ 処理部である前記ノー ド 2 に送出する ( A 1 2 ) 。 また、 パンニ ングを施す楽音 については、 例えば第 3 のチ ャ ンネル c h 3を介して、 バンニ ング処理を実行す るノー ド 3に送出する (A 1 3 ) o
前記ノ ー ド 2 の リ バーブ処理部は、 前記ネ ッ ト ワーク におけ る第 2 チ ャ ンネ ル c 2の楽音データ (A 1 2 ) が自己が受け取るものであると判定し、 該楽音デ 一夕を読み込んで、 所定のリ バ一ブ処理を施す。 そして、 リバーブ処理を施した 楽音のうち、 さらにパンニングを施すこととされている楽音については、 第4の チャ ンネル C h 4 に送出してパンニング処理部であるノー ド 3 に送る ( A 1 2 3 )
。 また、 パンニ ングを施さない楽音については、 前記 ミ キサであるノ ー ド 4に送 出する ( A 1 2 4 ) o このノー ド 4 に送出する楽音データは例えばチヤ ンネル c h 5 を用いて送出される。
前記ノ一ド 3のパンニング処理部は、 前記チヤ ンネ ル c h 3 を通じて前記ノ一 ド 1 から送出された楽音データ ( A 1 3 ) 、 および、 前記 c 4を介して前 Kノ 一ド 2から送出された楽音データ (A 1 2 3 ) を、 自己の処理すべき楽音である と判断して、 これらの楽音データを受信し、 所定のパンニング処理を施す。 そ し て、 前記チャ ンネ ル c h 4から受 f言してパ ンニングを施した楽音データはチヤ ン ネ ル c h 6を介して前記ノ一ド 4 に送出し (A 1 2 3 4 ) 、 また、 前記チ ヤ ンネ ノレ c h 3 を介して受信しパン ニ ング処理を施した楽音についてはチ ヤ ンネ ル c h 7を介して前記ノ一ド 4 に送出する ( A 1 3 4 ) 。
以上のことより 、 前 己ノ一 ド 4 の ミ キサには、 次の 4 とおりのルー トを通って、 前記ノー ド 1 で生成された楽音が到達する ことになる。 ( 1 ) チ ャ ン ネ ル c h l を通って、 直接送信される楽音データ ( A 1 4 ) 、 ( 2 ) ノー ド 2 においてリ バ ーブ処理を施された c h 5のデー夕 ( A 1 2 4 ) 、 ( 3 ) ノー ド 2 においてリ バ ーブ処理を施され、 さ らに、 ノー ド 3 においてパ ンニ ン グ処理を施された c h 6 のデータ ( A 1 2 3 4 ) 、 および、 ( 4 ) ノー ド 3 においてパンニ ング処理が施 された c h 7 のデータ ( A 1 3 4 )
このよ うに、 音源であるノ ー ド 1 において発生された楽音テータは、 それぞれ 異なる経路を通つてノー ド 4 の ミ キサに到達するのであるが、 ノー ド 2および 3 においてそれぞれの処理のための実行時間が必要となるため、 同一のタイ ミ ング でノ ー ド 1 から発生された楽音であつても、 その通過する経路に応じて ミ キサで あるノー ド 4 に到達する時刻が異なること となる。 こ こで、 ノー ド 2 における処 理に要する時間を a 2 、 ノー ド 3 における処理に要する時間を a 3 とする と、 前 記 ( 2 ) 、 ( 3 ) および ( 4 ) のルー トを通ったデ一タは、 前記 ( 1 ) のルー ト を通つたデータに対して、 それぞれ、 a 2、 a 2 + a 3 、 および、 a 3だけ遅れ てノ ー ド 4 に到達するこ ととなる。 これにより、 ノー ド 4 のミ キサにおける加算 のときにタイ ミ ングのずれが発生すること となる。
また、 上記においては、 各ルー トを通つたデータの到達時間の差は各ノ一ドに
おける処理遅延時間によるものと したが、 現実には、 各ノー ドがデータをネッ ト ワークに送出するタイ ミ ングは ト ラフ ィ ッ クの混み具台などに応じて変動するこ とがあり、 また、 各ノ一 ドにおける処理時間も一定の時間であるとは限らないた め、 前記到達時間の差は一定の値とはならない場台が多い。 発明の開示
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、 デイ ジタ ルオーディォデータの ような、 一定周期の時系列的な配列を持つ複数のデータを、 受信側においてその 時間関係を再現できるような形態で、 送信側からネッ トワークを介して伝送する 場台において、 非同期バケツ トを採用してその利点を享受できるようにすると共 に、 パケ ッ 卜に含めて送信する時間情報をできるたけ少ないデータ量で表現して 1 パケ ッ ト当りの送信データ童を减少させることができるよう にしたデータ伝送 方式を提供することを第 1 の目的とする。
また、 送受信間の時間遅れをできるたけ少なく したデータ伝送方式を提供しよ うとする ものである。
更に、 少ないデータ簠で時間情報を表現した場合において、 受信側での時間惰 報の再生演算処理をできるだけ簡略化できるようにしたデータ ί云送方式を提供し よう とするものである。
更に、 本発明は、 データにタ イ ムス タ ンブを付加して送 ί言する ことによ り、 伝 送されるデータの時間拳由上ての再現を図る ことができ るよ うに したデータ転送シ ステムにおいて、 タ イ ム ス タ ンプの ビ ッ ト数を減らしてデータ転送効率を向上す ることを第 2の目的と している。
また、 本発明は、 データをブリ ッ ジゃルータを介在させて転送させる場合に、 タイ ムスタ ンプのビッ ト数を削减して転送するこ とができ ると共に、 データ再生 に運延が生じないと共に、 データ間の相対的な時間関係を失う ことのないデータ 耘送方式を提供することを第 3の目的としている。
更に、 本発明は上記のような問題点を解消し、 ネ ッ トワーク上の複数の経路を 通過してきたデータを、 所定のノー ドに同期して到達できるようにすることを第 4の目的としている。
第 1 の目的を達成するために、 この発明に係るデータ伝送方法は、 第 1 の観点 によれば、 ( a ) 送信側において、 所定の周期の時系列的な配列を持つ複数のデ 一夕を供給するス テ ッ プと、 2以上の所定数の前記データ毎に 1 つのデータを特 定し、 該特定されたデータの時間位置を示す時間情報を付加するステ ッ プと、 所 定数の前記データ及び該データの中のいずれかに対して付加された前記時間情報 を 1 パケ ッ ト と して、 ネ ッ ト ワー クに送出する ス テ ッ プとを具備し、 ( b ) 受信 側において、 前記ネッ ト ワー クを介して前記パケ トを受信するステッブと、 受 信したパケッ トに含まれる前記データを一時記憶するス テ ッ プと、 前記一時記憶 したデータを順次再生読出しするためのステップであつて、 前記受信したバゲ .', トに含まれる前記時間情報に基づきこの読出しを制御することにより、 前記所定 の周期に対応する周期で再生が行われるよ όにするス テ ッ プとを具備することを 特徴とする。
この第 1 の観点に従えば、 時間情報をすベてのデータに対して付加することを せずに、 2以上の所定数の前記データ毎に 1つのデータを特定し、 該特定された データに対して時問情報を付加するようにしている。 そして、 1 パケ ッ トを所定 数のデータによつて樣成し、 かつ該データの中のいずれかに対して付加された前 記時間情報を該 1 パケッ トに含めて、 該パケッ トをネ ッ ト ワークを介して送信す る。 受信側では、 ネッ ト ワー クを介して受信したパケ ■', トに含まれる前記データ を一時記憶し、 こ の一時記憶したデー タ の順次読み出しを、 該受信したハ 'ケッ ト に含まれる前記時間情報に基づき制御することにより、 元の所定の周期に対応す る周期で再生が行われるようにする。 従って、 非同期パケッ トを採用してその利 点を享受するとことができると共に、 1 パケッ トにっき 1 つの時間情報を含むだ けであるから、 時間情報をできるだけ少ないデータ量で表現して 1 バケツ ト当り の送信データ置を减少させることができる。
こ の発明に係るデータ伝送方法は、 第 2の観点に従えば、 ( a ) 送信側におい て、 第 1 の周期の時系列的な配列を持つ複数のデータを供袷するステップと、 2 以上の所定数の前記データ毎に 1 つのデータを特定し、 該特定されたデータの時 間位置を示す時間情報を付加するステ ッ プと、 前記第 1 の周期よりも長い所定の 第 2の周期毎に、 該第 2の周期の 1周期内で供袷された前記データ及び該データ
の中のいずれかに対して付加された前記時間情報を 1 パケ ッ ト と して、 ネ ッ ト ヮ ーク に送出するステップとを具備し、 ( b ) 受信側において、 前記ネ ッ ト ワーク を介して前記パケ "> トを受信する ステ ツ プと、 受信したパケ .', トに含まれる前 己 データを一時記憶するステツ プと、 前記一時記憶したデータを順次再生読出しす るためのステ ップであって、 前記受信したパケ ッ トに含まれる前 Ϊ己時間情報に基 づき この読出しを制御するこ とにより、 前記第 1 の周期に対応する周期で再生が 行われるよう にするステ ツプとを具備する ことを特徴とするものである。
この第 2の観点に従えば、 上記と同様に、 時間情報をすベてのデータに対して 付加する ことをせずに、 2以上の所定数の前記データ毎に 1 つのデータを特定し、 該特定されたデ一タに ¾して時間情報を付加するようにしている。 そ して、 第 1 の周期よ り も長い所定の第 2 の周期毎に、 ¾第 2 の周期の 1 周期内で供袷された 前記デ一タによって 1 バケ ツ トを楫成し、 かつ該データの中のいずれかに対して 付加された前記時間情報を該 1 パケ .,. トに含めて、 該パケ ッ トをネッ ト ワークを 介して送信する。 受信側では、 ネ ッ ト ワークを介して受信したパケッ トに含まれ る前記データを一時記憶し、 この一時記億したデータの順次読み出しを、 該受信 したパケ ッ トに含まれる前記時間情報に基づき制御するこ とによ り、 元の第 1 の 周期に対応する周期で再生が行われるよう にする。 従って、 この場合も、 非同期 パケ ッ トを採用してその利点を享受すると ことができ ると共に、 1 バゲ ッ トにつ き 1 つの時間情報を含むだけであるから、 時間情報をてき るだけ少ないデータ置 で表現して 1 パケ ッ ト当りの送信デ一夕量を減少させるこ とができる。
また、 この第 2 の tl点に従えば、 所定の第 2 の周期毎にパケ ノ ト送信を行うの で、 所定数のデータが溜るまで待機する必要がな く 、 送受信間の時間遅れをでき るだけ少なく したデータ伝送方式を提供することができる。
なお、 ここで述べている非同期パケ ッ トの意味は、 パケ ッ トの送信周期が、 送 信すべきオ リ ジナルのサ ンプルデータに対して、 そのサ ンプリ ング周期から独立 して設定されている、 という意味合いである。 パケッ トそのもの送受信について は、 一定周期で行われているので、 同期通信となっている。
第 2の目的を達成するために、 本発明のデータ送信装置は、 一定の周期を有す る第 1 のタイ ミ ング信号からの差分データ と して表わされたタ ィ ム スタ ンブが付
加された送信データを、 前記第 1 のタイ ミ ング信号に準じて発生される第 2の夕 ィ ミ ング信号に基づいて、 ネ ッ トワーク上に送出するデータ送信装置であって、 F I F 0バッ フ ァを有し、 前記第 1のタ イ ミ ング信号に基づいて前記送信データ を前記 F I F 0バッ フ ァに害き込み、 前記第 2のタイ ミ ング信号に基づいて前記 F I F 0 バッ フ ァから前記送信データを取り出してネ フ ト ワーク上に送信するも のである。
また、 本発明のデータ受信装 gは、 一定の周期を有する第 1 のタイ ミ ング信号 からの差分データ と して表わされたタイ ムスタ ンプが付加され、 前記第 1 のタイ ミ ング信号に準じて発生される第 2のタイ ミ ング信号に基づいてネ ッ ト ワーク上 に送信されたデ一タを受信するデータ受信装置であつて、 F I F 0バッフ ァを有 し、 前記ネ ッ ト ワークから受信した前記データを前記第 2 のタ イ Ϊ ング信号に基 づいて前記 F I F 0バッ ファに書き込み、 前記第】 のタイ ミ ング信号に基づいて 前記 F I F 0バッ ファからデータを取り出し、 前記タ ィム スタ ンプに基づいて当 該データを時間軸上に再現するものである。
さらにまた、 本発明のデータ転送シ ス テムは、 データ送信装置とデータ受信装 置とを有し、 一定の周期を有する第 1 のタイ ミ ング信号に準じて発生される第 2 のタイ ミ ング信号に基づいてネッ トワーク上でのデータの転送が制御されるデ一 タ転送システムであって、 前記データ送 ί言装置は、 前記第 1 のタイ ミ ング信号か らの差分千一タと して表わされたタイ ム ス タ ンブを送信データに付加し、 前記タ ィム スタ ンプが付加された送信データを前記第 1 のタ イ ミ ング信号に基づいて第 1 の F 1 F Οバッ ファに害き込み、 前記第 2のタイ ミ ング信号に基づいて前記第 1 の F 1 F Οバッ ファから前記送信データを取り出してネ ッ トワーク上に送信し、 前記データ受信装置は、 前記第 2 のタイ ミ ング信号に基づいて前記ネ ッ ト ワーク 上に送信されたデータを第 2の F I F Oバッフ ァ に害き込み、 前記第 1 のタイ ミ ング信号に基づいて前記第 2の F I F 0バッ フ ァから受信したデータを取り出し、 前記タィ ムスタンプに基づいて当該データを時間軸上に再現するものである。 第 3の目的を達成するために、 本発明のデータ転送方式は、 名目上定められた サイ ク ルと、 該サィ クル毎に確保されている帯域を使用してサイ クルスタートパ ケッ トに続いてデータを伝送するアイ ソ クロナス通信と、 前記サィ クルの周期の
内残された周期を利用してデ一タを ί云送する非同期パケッ ト通信とを行う通信方 式のデータ転送方式であって、 前記ァイ ソクロナス通信の所要周期と、 前記非同 期パケ ッ ト通信の所要周期とを加算した周期が前記サィ クルの周期を越えること が可能とされており、 再生時点を定める再生用タィム スタ ンプの付与された前記 データを受信したときに、 該データが厲するサイ クルスター トパケッ トを基準と して前記受信されたデータが遅延している遅延時間を検出し、 該サイ ク ルスター トパケッ トが属するサイ ク ルのス ター ト時刻に、 前き己サィ ク ルの 1周期時間およ び前記検出された遅延時間を加算した時刻を転送用タィ ム スタ ンプと して、 前記 受信されたデータに付与し、 該転送用タイ ムスタ ノブの時刻に達したとき、 ある いは越えたと き に、 前記受信されたデー タ の転送 ¾1備を行う よ う に している。
また、 上記データ転送方式において、 あるセグ メ ン トから前記データをネッ ト ワークに挿入配置されたブリ ッ ジが受信し、 該ブリ .,' ジは、 前記転送用タイム ス タンプの時刻に達したとき、 あるいは越えたときに、 前記受信されたデータを待 機用バッ フ ァ に追加し、 所定のサ イ ク ルス ター ト パケ ッ ト が異なるセ グメ ン ト に 送出されたとき に、 前記待機用バッフ ァから送信バッ フ マ に前記受信されたデ一 タを追加して、 前記異なるセ グメ ン ト に前記受信されたデータを送信するよ όに している。
さ らに、 上記データ転送方式において、 前記再生用タィ 厶ス タ ンプが前記サィ ク ル内の相対的タ ィ ム ス タ ンプと されており、 ¾再生用タ ィ ム ス タ ンプが前記受 信されたデ一タに先行するサ イ ク ルス ター トパケ ッ トが厲するサ イ ク ルのスタ ー ト時刻に、 前記サイ タ ルの 〗 周期時間が加算された新たなタイ ム スタ ンプに置き 換えられ、 該新たなタ イ ムス タ ンプの時刻に達したとき、 あるいは越えたときに 前 S己受信デ一 タ の再生処理を行うよ う に している。
このような本発明によれば、 受信データのサイ ク ルスター トバケツ トからの遅 延時間を、 該サイ クルスター トパケッ トが厲するサイ ク ルのスター ト時刻に、 サ ィ ク ルの 1周期時間と共に加算した時刻を転送用タィ ムスタンプとして、 受信デ 一タに付与するようにしたので、 データ転送を効率的に行う こ とができ ると共に、 データ間の相対的な時間関係を失 όことを防止することができる。
また、 再生用タ イ ム ス タ ンプに、 受信データ に先行するサイ ク ルス ター ト パケ
ッ トが属するサィ ク ルのスター ト時刻と、 前記サ ィ ク ルの 1周期時間とを加算し て新たなタ イ ム ス タ ンプを生成し、 再生用タ イ ム ス タ ンブをこのタ イ ムス タ ンプ に置き換えるよ う に したので、 再生用タ イ ムス タ ンプの ビ ッ ト長を 3 2 ビ ッ ト の ような長いビッ ト長としなくても、 データ間の相対的な時間関係を失うことなく 効率的にデータを再生することができるよ όになる。
第 4 の目的を達成するために、 本発明のネッ ト ワー ク データの同期方法は、 複 数のノー ドが接統されたネ ッ トワーク上に転送されるデ一タの同期方法であって、 同期をとることが要求される複数のデータを送出するノー ドは、 該複数のデータ に所定のデータマ一クを付加して前記ネ ッ トワークに送出し、 前記ネッ ト ワーク からデータを受信したノ ー ドは、 前記データマー クを参照することにより当該複 数の受 i デー タの同期をと る よ う にな されている ものである。
また、 本発明のネ ッ ト ワー クデータの同期装置は、 複数のノ一ドが接統された ネッ トヮーク上に転送される複数のデ一タ の同期装置であって、 前記ネッ トヮ一 クから受信したデータ中に含まれているデータマーク に基づいて、 同一のデータ マー クが付加されている複数の受信データ の同期をと るよ うになされている もの である。 そ して、 前記ネ ッ ト ワー クのノ ー ドは、 前記ネ ッ ト ワー クデータ の同期 装置の機能を有しているものである。 図面の簡単な説明
図 1 は、 この発明に従うテー タ ί云送方法及びシ ス テ ムのいく つかの具体例をィ ラ ス ト的に図示するタイ ミ ン グチ ヤ一ト、
図 2は、 この発明に係るデータ伝送方法及びシ ス テ ムの一実施例の全体構成を 示す概略ブロ ッ ク図、
図 3は、 図 2の送信側で行われる送信準備処理の一例を略示するフ ロー図、 図 4は、 図 2 の送信側で行われる送信割込処理の一例を略示するフ ロー図、 図 5は、 図 2の受信側で行われる受信処理の一例を略示するフ σ—図、 図 6は、 図 2の送信側及び受信側のどちらにでも使用できる装置のハー ドウュ ァ構成を示すプロ ック図、
図 7は、 この発明に係るデータ転送シス テムの第 2 の実施例の概略を示すプロ
ック図、
図 8 は、 図 7 のデータ転送シス テムにおける各局 (すなわちノ ー ド) のハー ド ゥヱ ァ構成を示すプロ ッ ク図、
図 9 Aは、 図 7 のデータ転送システムにおける送信装置を説明するための機能 ブロ ッ ク図、
図 9 Bは、 図 7 のデータ転送シ ステムにおける受信装置を説明するための機能 プロ ッ ク図、
図 1 0 Aは、 送信パケッ トの一例を時系列的に説明する図、
図 1 0 Bは、 この発明に従う 1 パケ ッ トのデータ構成例を示す図、
図 1 0 Cは、 従来技術に従う 1 パケ ッ トのデータ構成例を示す図、
図 1 1 は、 こ の発明の第 2 の実施例に係るデータ転送シ ステ ムの動作を説明す るためのタ イ ミ ン グチ ャー ト 、
図 1 2 A乃至図 1 2 Cは、 同第 2 の実施例に係るデータ転送シ ステムにおける 送信側の処理例を示すフ ローチ ャー ト 、
図 1 3 A乃至図 1 3 Cは、 同第 2 の実施例に係るデータ転送システムにおける 受信側の処理例を示すフ ローチ ャー ト 、
図 1 4 は、 送信パケッ トの一例を時系列的に説明する図、
図 1 5は、 この発明に係るデータ ¾送シ ステムの第 3 の実施例が適用されるネ ッ ト ワークの構成の一例を示すブロ ッ ク図、
図 1 6 は、 同第 3 の実施例に係るデー タ転送シ ステムの動作を説明するための タ イ ミ ン グチ ヤ一ト、
図 1 7 は、 同第 3の実施例に係るデータ転送システムにおける受信側のサイ ク ルスター ト割込処理のフ ローチ ヤ一ト、
図 1 8は、 同第 3の実施例に係るデータ転送シ ステムにおけるデータ受信割込 処理のフ ローチ ャー ト、
図 1 9は、 同第 3 の実施例に係るデータ転送シ ステムにおけるタイマ割込処理 のフ ローチャー ト 、
図 2 0は、 この発明の第 4 の実施例に係るネ ト ワークデータの同期方法が適 用されたネツ ト ワーク システムの一実施の形態の構成例を示す図、
図 2 1 は、 同第 4 の実施例におけるデ一タの到達するタ イ ミ ングを説明するた めの図、
図 2 2 は、 同第 4の実施例におけるデ一タを送出するノ一ドの勅作を説明する ためのフ ローチャー ト、
図 2 3 は、 同第 4の実施例における受信ノー ドの動作を説明するためのフロー チャー ト、
図 2 4 は、 同第 4の実施例における同期制御用の受信ノ一ドの動作を説明する ためのフ ローチャー ト、
図 2 5は、 ネ ッ トワー ク上のパケッ トの従来例を説明するための図、
図 2 6 は、 従来のネッ ト ワーク シス テムの一例を示す図、
図 2 7 は、 ネ ッ トワー クにおけるデータチ ャ ン ネルの一例を説明するための図 である。 発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説明するために、 添付の図面に従ってこれを説明する。 まず、 理解を容易にするために、 この発明に従うデータ £送方式のいくつかの 具体例をイ ラ ス ト的に図示すると図 1 のよ うである。 図 1 の ( a ) は本発明の第
1 の実施例の第 1 の観点に従 όデ一夕 ί云送方式の一例をィ ラス ト δ3に図示するも のであり、 ( b ) と ( c ) は第 2の IS点に従うデータ伝送方式の異なる二例をィ ラ ス ト的に図示するものである c
図 1 ( a ) , ( b ) , ( c ) の各 1段目には、 送信側で供給される、 所定の周 期 (第 1 の周期) Tの時系列的な配列を持つ複数のデータの時系列配列の一例を 示しており、 数字 0 , 1, 2 , 3 , …は、 各データの時系列順序を示す序数であ る。 1段目における特定のデータの上に示された数字 ( 1, 1 3 , 1 7, 2 1 , 2 9 . 3 3等) は、 該データ に付加されるタ イ ム ス タ ンプすなわち時間情報を例 示している。 S Fはパケッ ト送信のサービス区間の 1 周期を示し、 送信するデー 夕の周期 Tは適宜可変であるのに対して、 非同期パケッ トにおいては、 該サー ビ ス区間 S Fの 1周期は、 所定値に固定されている。 従って、 S Fと Tの時間関係 は図示のものに限らず、 任意の時間関係をとり う るものであり、 一般的には両者
の周期は非整数倍関係となる (勿論、 たまたま整数倍関係となることがあるかも しれない) 。
図 1 ( a ) , ( b ) , ( c ) の各 2段目には、 ネ ッ ト ワークを介して送信され るパケ ッ トの状態を示しており、 タ イ ム ス ロ ッ ト枠内に記した数字が該バケッ ト に含まれるデータを識別する序数であり、 その下側に記された数字 ( 1 , 1 3 , 1 7, 2 1 , 2 9 , 3 3等) が該パケ ッ ト に含まれるタ イ 厶ス タ ンプすなわち時 間情報を示す。 図 1 ( a ) . ( b ) , ( c ) の各 3段目には、 受信側におけるデ ータの再生状態を示している。
第 1 の観点に従う図 1 ( a ) の例について説明する と、 送信に際して、 1 パケ ■'· トを所定数 N (図の例では N = 4 ) のデ一 タで構成し、 かつ 1 バゲ ッ ト のデー タ数 N ( = 4 ) と同数のデータ毎に、 該パケッ ト の先頭のデ一タを特定し、 ¾特 定された先頭のデータの時間位置を示すタ イ ム ス タ ンプを付加するよ 0に してい る。 伊 Iえば、 最初のパケ ッ ト は、 序数 0 , 1 , 2 . 3 の 4 つのデータからなり、 その先頭の序数 0 のデータの時間位置を示すタィ ムス タ ンブ 「 0」 が付加される。 この場台、 送信側で 4 つのデータが供給されるにはサー ビス区間 S F の 2 サイ ク ル周期が必要であるから、 最初のデータ (序数 0 ) が供袷されたときから、 2サ — ビス区間 S Fの経過後に、 最初のパケ ッ トが送信される。 従って、 パケ ッ ト送 信の立上り時間遅れは、 サー ビス区間 S F の 2 サ イ ク ル周期である。 2番目の '、' ケッ トは、 序数 4, 5 . 6 , 7 の 4 つのデー タか らな り 、 その先頭の序 4 のデ ータの時間位置を示すタ ィ ム ス タ ンプ 「 1 7 」 が付加される。 この場台、 2番目 のパケ ッ トに含まれる最後の序数 7のデ一タが供給されるサー ビス区間 S F (こ れを S F 4で示す) の次のサー ビス区間 S F (これを S F 5で示す) で該 2番目 のパケ ツ トが送信される ことになるから、 最初のパケ ',. ト送信時から 2サー ビス 区間後に 2番目のパケ ッ トが送信される。
受信側においては、 順次与えられる各パケ ッ 卜 に含まれるタ イ ムス タ ンプの変 化若し く は関数に基づき、 送信側における元の所定周期 Τを推定する ことができ る。 タ イ ムス タ ンプに基づく 元の周期 Τの推定方法には種々あり うる力 最も典 型的な方法は、 相前後する 2 つのパケ ッ 卜 に含まれる タ イ ムス タ ンプの差から次 のような演算を行う こ とである。 すなわち、 今回送信されてきたパケ ッ 卜のタイ
ム ス タ ンプ値を T S ( i ) とし、 その前に送信されてきたパケッ トのタイムス タ ン ブ値を T S ( i— 1 ) とすると、 その間に N個のデータが存在しているのであるか ら、 下記式の演算を行う ことにより、 元の周期 Tを推定することができる。
T = { T S ( i ) — T S ( i— 1 ) } Z N .'· (式 1 )
受信側においては、 こ う して推定した元の周期 Tに対応する周期で、 受信した パケ ッ トに含まれるデータを順次再生読出しする。 かく して、 元の周期 Tでのデ ータ再生を確実にすることができる。 図 1 ( a ) の場合、 上記推定演算のために、 2つのバケツ トの送信がなされるまで待機しなければならないため、 受信側でデ 一夕再生が開始するのは、 送信側で最初のデータ (序数 0 ) が供給されたときか ら、 サー ビス区間 S Fが 5サイ クル経過したとき、 すなわち図 1 の 6番目のサー ビス区間 S F 6のときとなる。
上記のように、 第 1 の tS点に従う伝送方式のように、 】 パケッ ト当りのデ一夕 数を所定の固定数 Nとすると、 パケッ ト送信の立上り遅れと、 受信側におけるデ ータ再生開始の遅れとが、 問題となる。 上記第 2の観点に従う伝送方式は、 この 点を改善し、 そのような遅れの問題をできるだけ回避することができるものであ る。
図 1 ( b ) 及び ( c ) に例示された上記第 2の覲点に従う ί云送方式が第 1 の観 点に従う伝送方式と異なる点は、 该第 2の観点に従う伝送方式では、 所定数のデ 一夕が溜るまでパケッ ト送 ί言を待たずに、 所定の第 2の周期毎に規則的にパケ ッ ト送信を行うようになっている点であり、 これに伴い、 1 バケツ トを構成するデ 一タ数が可変となるという点である。 すなわち、 送信すべきデータのォ リ ジナル 周期である第 1 の周期 Τより も長い所定の第 2の周期毎に、 該第 2の周期の 1周 期内で供給された前 S己データによ って 1 パケッ トを構成するので、 該第 2 の周期 毎にパケ ッ ト送信が行われることとなり、 また、 一般に第 1及び第 2の周期の関 係は非整数倍的になるため (勿論、 たまたま整数倍関係となることがあるかも し れないが) 、 該第 2の周期の各周期毎に該 1周期内に含まれるデータの数が可変 的に (± 1 の範囲で) 変動することになる。 図 1 ( b ) 及び ( c ) の例において は、 パケ ッ ト送信を行う第 2の周期と して、 1 サー ビ ス区間 S F毎の周期で行う ことが示されている。
図 1 ( b ) の例について説明すると、 各サー ビス区間毎に、 その区間で供給さ れたデータを 1 パケッ トに含めて、 次のサー ビス区間においてネ ッ ト ワークに送 信する。 1 パケ ッ トに含まれるデータの数 Xは可変であり、 図の例では、 3個又 は 2個である。 図 1 ( b ) の例では、 1 パケ ッ トのデータ数 X (可変) と同数の データ毎に、 該パケ ッ トの先頭のデータを特定し、 亥特定された先頭のデータの 時間位置を示すタ ィム スタ ンブを付加するように している。 従って、 タイ ムスタ ンプを 2以上の所定数のデータ每に付加するようになっているが、 この所定数と は可変の 1 パケ '., ト構成データ数 Xに連動する可変数である。 例えば、 最初のパ ケ ッ トは、 序数 0, 1 , 2の 3 つのデータからな り、 その先頭の序数 0のデータ の時間位置を示すタィ ムスタ ンプ 「 0 」 が付加される。 この場台、 最初のデータ (序数 0 ) が供袷されたときから、 1 ー ビス区間 S Fの経過後に、 すなわち 2 番目のサー ビス区間 S F 2のと きに、 最初のバケ ツ トが送信される。 従って、 パ ケッ ト送信の立上り時間遅れは、 1 サー ビス区間 S F のみである。 2番目のパケ ト は、 序数 3 , 4の 2 つのデータからなり、 その先頭の序数 3 のデータの時間 位匱を示すタ ィ ム ス タ ンプ 「 1 3 」 が付加される。 この場台、 2番目のパケッ ト に含まれる最後の序数 4 のデ一タが供給されたサー ビス区間 ( S F 2 ) の次のサ 一ビス区間 ( S F 3 ) で該 2番目のパケ ッ トが送信される ことになるから、 最初 のパケ ッ ト送信時か 1 サー ビス区間後に ¾ 2番目のパケ ッ トが送信される。 この場合も、 受信側においては、 順次与えられる各パケ ッ ト に含まれるタイ ム スタ ンプの変化若しく は関数に基づき、 送信側における元の所定周期 Tを推定す るこ とができ る。 前述の通り、 タ イ ム ス タ ンプに基づく元の周期 Tの推定方法に は種々あり う るが、 最も典型的な方法は、 相前後する 2つのパケ ッ トに含まれる タイ ムスタ ンプの差から次のよ うな演算を行う こ とであるので、 この場合につい ての演算式を示すと下記のよ うである。
T = ( T S ( i ) — T S ( i— 1〉) / X … (式 2 )
ここで、 T S ( i )と T S ( i— 1 )は、 前述と同様に、 今回送信されてきたパケ ッ 卜 のタ イ ムス夕 ンブ値と、 前回に送信されてきたパケッ トのタイ ムスタ ンブ値であ る。 Xは、 前回に送信されてきたパケ ッ ト に含まれるデータ数であり、 前述の通 りの可変数である。
-1 B-
受 ί言側においては、 こう して推定した元の周期 Τに対応する周期で、 受信した バケツ トに含まれるデータを順次再生読出しする。 かく して、 元の周期 Τでのデ ータ再生を確実にすることができる。 図 1 ( b ) の場合、 送信側で最初のデータ (序数 0 ) が供給されたときから数えて 3番目のサ一ビス区間 S F 3のときに該 2番目のパケッ 卜が送信されるので、 受信側でデータ再生が開始するのは、 送信 側で最初のデータ (序数 0 ) が供袷されたときから、 サー ビス区間 S Fの 3サイ ク ル経過後、 すなわち 4番目のサービス区間 S F 4 のときとなる。 このよ うに、 図 1 ( b ) の場台では、 図 1 ( a ) の場合に比べて、 パケ ッ ト送信の立上りと受 信側におけるデータ再生開始とが早く なつており、 遅れの問題が改善されている ことが理解できる。 一方、 受 if側での時間情報の再生処理について考虔すると、 上記式 2 に示されるように、 可変数 Xで割算を行う構成となつており、 上記式 1 のよ うに固定数 Nで割算を行う構成に比べて、 その都度、 除数 Xを変更しなけれ ばならないので、 演算処理の構成が複雑となってしま うという問題がある。
図 1 ( c ) の例は、 図 1 ( b ) の例に対して更に改良を加え、 受信側での演算 処理を簡単化できるよ όにしたものである。 図 1 ( c ) の例について説明すると、 各サー ビス区間 S F毎に、 その区間で供給されたデータを 1 ケ ッ ト に含めて、 次のサー ビス区間においてネ ッ ト ワークに送信する c ( b ) と同様に、 1 バケツ 卜に含まれるデータの数 Xは可変であり、 図の例では、 3個又は 2個である。 ( c ) の例では、 時間情報の付加の仕方が ( b ) とは異なっている すなわち、 図 1 ( c ) の例では、 2以上の所定の定数 Mからなるデータ毎に 】 つのデータを特 定し、 該特定されたデータの時間位置を示すタィ ム スタンプすなわち時間情報を 付加するようにしている。 図示の例では、 Mは 4であり、 4個のデータグループ 毎に、 そのグループの先頭のデータの時間位置を示すタィム スタ ンプを付加する ようにしている。 従って、 タ イ ムスタ ンプを 2以上の所定数のデータ毎に付加す るよ うになっている力;、 この所定数とは ( b ) の例とは異なり、 可変の 1 パケッ ト構成データ数 X とは関係のない、 定数 M (図では 「 4」 ) である。
図 1 ( c ) の例では、 最初のパケッ トは、 序数 0 , 1 , 2の 3 つのデータから なり、 最初の M = 4個のデータのグループの先頭である序数 0 のデータの時間位 置を示すタイ ムス タ ンプ 「 0」 が付加される。 この場合、 最初のデータ (序数 0 )
が供給されたときから、 1 サービス区間 S Fの経過後に、 最初のパケ ", トが送信 される。 従って、 パケ ッ ト送信の立上り時間遅れは、 図 1 ( b ) と同様に、 1 サ — ビス区間 S Fのみである。 2番目のパケ ッ トは、 序数 3 , 4 の 2 つのデータか らなり、 そこには次の M = 4個のデータのグループの先頭である序数 4 のデ一夕 が含まれているので、 その序数 4 のデータの時間位置を示すタ ィ ムスタ ンブ 「 1 7 J が付加される。 この場台も、 2番目のパケ ッ トに含まれる最後の序数 4 のデ ータが供給されたサ一ビス区間 ( S F 2 ) の次のサー ビス区間 ( S F 3 ) で泫 2 番目のパケ ッ トが送信される ことになるから、 最初のパケ ッ ト送信時から 1 サー ビス区間 S F後に該 2番目のバケ ッ トが送信される。
なお、 1 バケ ツ 卜のデータ数が可変であるのに対して、 1 つのタ イ ムス タ ンプ を付加する 1 グループ内のテ一タ数 Mは定数であるので、 パケ ッ トによ っては、 タイ ムス タ ンプすなわち時間情報を伴わないものが出てく る。 図 1 ( c ) におけ る 4 番目のサー ビス区間 S F 4 において送信される序数 5 , 6 のデータを含むパ ケッ トがそれに該当しており 、 そのよ うなパケ ッ トにおいては、 有効なタ イム ス タ ンプ値を示すデータの代わ り に、 タ イ ム スタ ンプ無を表示する所定のデータ " v o i d " を送信する ものと している。 勿論、 必ずし もこの種のデータ " V o i d " を送信しなければならないわけではな く 、 そのバケ ツ 卜にタ イ ム ス タ ンブが 存在してないこ とをもって、 タ イ ムス タ ンプすなわち時間情報を伴わないことが されるよ うになつていてもよい c
図 1 ( c ) の場台も、 受信側においては、 順次与えられる各パケッ ト に含まれ るタ イ ム スタ ンプの変化若し く は関数に基づき、 送信側における元の所定周期 τ を推定するこ とができ る。 前述の通り、 タ イ ム ス タ ンプに基づく元の周期 τの推 定方法には種々あり 0 る力;、 最も典型的な方法は、 相前後する 2つのパケ ッ トに 含まれるタイ ムスタ ンプの差から次のような演算を行う こ とであるので、 この場 台についての演算式を示すと下記のようである。
Τ = { T S ( i ) - T S ( i - Γ ) } Z M … (式 3 )
ここで、 T S ( i )は、 前述と同様に、 今回送信されてきたパケ ッ トのタイ ムスタ ンプ値であり、 T S ( i— Γ )は、 その前に送信されてきた有効なタ イ ムスタ ンプ 値である。 従って、 今回送信されてきたパケッ ト において、 タイ ムスタ ンプの代
わりに上記 " v o i d " が含まれている場台は、 この演算は行われない。 また、 前回送信されてきたバケツ トのタ イ ム ス タ ンプ値が " V 0 i d " 以外の有効な値 を持っている場台は、 T S ( i— Γ )は、 前回送信されてきたパケッ トのタイムス タ ンプ値 T S ( i— 1 )に相当するが、 前回送信されてきたバケツ 卜においてタ イ ム スタ ンプの代わりに上記 " V o i d " が含まれていた場台は、 T S ( i— 1 ' )は、 前々回送信されてきたバケツ 卜のタ イ ムス タ ンプ値 T S Π— 2 )に相当するもので ある。 Mは、 前述の通り、 1 つのタ イ ムス タ ンブを付加するデータグルーブ内の データ数を示す定数である。
受信側においては、 こう して推定した元の (オ リ ジナル) 周期 Tに対応する周 期で、 受信したパケッ 卜に含まれるデータを順次再生読出しする。 かく して、 ォ リ ジナル周期 Tでのデータ再生を確実にする こ とができ る。 図 1 ( c ) の場台も、 送信側で最初のデータ (序数 0 ) が供給されたときから数えて 3番目のサー ビス 区間 S F 3のときに該 2番目のパケッ トが送信されるので、 受信側でデ一タ再生 が開始するのは、 送信側で最初のデータ (序数 0 ) が供給されたときから、 サー ビス区間 S Fの 3サイ ク ル経過後の、 4番目のサービス区間 S F 4のときとなる。 従って、 図 1 ( c ) の場合も、 図 1 ( a ) の場合に比べて、 パケッ ト送信の立上 りと受信側におけるデータ再生開始とが早くなつており 、 遅れの問題が改善され ていることが理解できる。 更に、 図〗 ( c ) の場台は、 受信側での時間情報の再 生処理について考慮すると、 上記式 3 に示されるように、 固定数 Mで割算を行う 楝成となつており、 上記式 2のよ うに可変数 Xで割算を行う棵成に比べて、 演算 処理の構成が簡単である、 という利点がある。 こ こで、 固定数 Mを、 4や 8のよ うな、 2のべき乗の数値とすれば、 式 3のディ ジタル割算を簡単なデータ シフ ト 処理によって行う ことができるで、 有利である。 従って、 図 1 ( c ) の例に従え ば、 少ないデータ量で時間情報を表現した場台において、 受信側での時間情報の 再生演算処理をできるだけ簡略化できるようにした非同期バゲッ トによるデータ 伝送方式を提供することができる、 という利点がある。
上記のように、 第 2の観点における図 1 ( c ) の例に従えば、 最も好ま しいデ 一夕伝送方式を提供することができることが理解できる。 そこで、 送信側におい て、 そのような最も好ま しい形式で非同期パケッ ト伝送を行う、 という IS点に立
つて、 この発明を実施するこ と もでき る。 すなわち、 そのよ όな送信方式の観点 に立てば、 この発明に係るデータ伝送方式は、 第 1 の周期の時系列的な配列を持 つ複数のデータを供給するステ ブと、 2以上の所定の定数からなる前記データ のグループ毎に該グループ內の 1 つのデータを特定し、 該特定されたデータの時 間位置を示す時間情報を付加するステ ップと、 前記第 1 の周期より も長い所定の 第 2 の周期毎に、 該第 2 の周期の 1 周期内で供袷された複数の前記データを 1 パ ケッ ト と して、 かつ、 該パケ ッ ト内のデータの中に前記時間情報が付加されたデ 一夕があれば該時間情報を該バケ ッ ト に含めて、 ネ ッ ト ワークを介して送信する ステ ッ プとを具備するこ とを特徴とするものである。 この作用、 効果は、 図 1 ( c ) の例に従つて上述した通りである。 勿論、 図 1 ( a ) や ( b ) の例において も、 送 ί言方式のみの観点に立つて発明を把握する ことが可能である。
更に、 この発明の第 1 の実施例についての好ま しい実施の形態について詳細に 説明する。
以下では、 最も好ま しい実施の形態と して、 上記第 2 の IS点における図 1 ( c ) の例に従う実施の形態についてその詳細を説明する。
図 2 は、 この発明に係るデータ伝送方式の一実施例の全体構成を示す概略ブ α ") ク図である。 送 ί言側 1 0 において、 デ一タ生成部 1 1 は、 所定のサ ンプリ ング 周期丁の時系列的な配列を持つ複数のテー タを順次生成し、 出力する ものて、 例 えば、 デ ィ ジ タ ルオーデ ィ オ ί言号の順次サ ンブルデー タ を出力する。 例えば、 デ 一タ生成部 1 1 は、 C D (コ ンパク ト デ ィ ス ク) フ' -レ イ ヤーのよ うなオーディ オ 再生装置を含んでいてもよいし、 あるいは楽音サ ンブルテ一タをリアルタ イムで 合成する楽音合成装置のようなものを含んでいてもよい。 データ生成部 1 1 から 出力されるデータのサンプリ ング周期 Tは、 そのデータ ソースに応じて、適宜可 変されるよ 0になっていてよい。
データ生成部 1 1 から出力されたデータは、 その時系列順にデータバッ ファ 1 2に一時記憶される。 データ バッ フ ァ 1 2 には入出力非同期のパ ッ フ ァ レ ジス タ を用いる。 タ イ マ 1 3 は、 タ イ ム ス タ ンプデ一タすなわち時間情報を作成する も のであり、 所定のク ロ ッ クをカウ ン 卜する ラ ンニ ングカウ ンタのようなものを含 んでいてよい。 ネ ッ ト ワーク処理部 1 4 は、 所定の送信割込み周期毎に、 データ
バッ フ ァ 1 2 に一時記憶したデータを基に して 1 パケ ッ トを様成する複数 Xのデ ータを送信バッ フ ァ T B F内に 1 まとめに揃える処理と、 所定数 Mのデータ毎に 1 つのデータを特定し、 該特定されたデータの時間位置を示すタイ ムスタ ンプデ 一タを付加する処理と、 送信バッ ファ T B F内に揃えられた複数 Xのデータと該 データの中のいずれかに対して付加されたタイ ムス タ ンプデー夕 とを 1 バケツ ト と して、 ネツ トワーク 3 0を介して受信側 2 0 に送信する処理とを行う。 送信割 込み周期は、 パケ ッ 卜のサー ビス区間 S Fに対応しており、 データのサ ンプリ ン グ周期 Tより長く 設定され、 複数 Xのデータを 1 パケ ッ トに含ませることができ る。 しかし、 前述の理由て、 1 パケッ ト中のデータ数 X は可変である。
受信側 2 0では、 ネ ッ ト ワーク処理部 2 4 においてネ ッ トワーク 3 0を介して 送信されてきたバケ ツ トを受信し、 受信したパケ ッ ト に含まれる複数 Xのデータ をその時系列順にデータバッ フ ァ 2 2 に一時記憶する。 データバッ フ ァ 2 2には、 複数記 tiステージを有する F I F 0のよう な入出力非同期のバ ッ ファ レジスタを 使用する とよい。 ク ロ ッ ク生成部 2 3 は、 受信したパケ ッ トに含まれるタ イム ス タ ンプデータに基づき、 送信側 1 0におけるデータ生成部 1 1 から供給されたデ ータのオ リ ジナルのサンブリ ング周期 Tを再現するものである。 例えば、 前記式 3 のよう な演算を行って、 ォ リ ジナルのサ ンプリ ング周期 Tを推定的に算出し、 算出した周期 Tに対応するク ロ ッ ク信号を生成する。 データ利用部 2 1 は、 ク o ·'/ ク生成部 2 3 から与えられる再現されたサンブ リ ン グ周期 Tに従い、 データバ ッ フ ァ 2 2に一時記億されたデー タを順次再生読出し、 これを適宜利用する。 再 生読出し したデータを如何なる形態で利用するかは、 適宜であってよい。 例えば、 そのまま D— A変換してからス ピーカ等から発音するよ う にしてもよいし、 ある いは、 エフュ ク ト等の処理を施してからス ビ一力等から発音する若し く は処理済 みのデータを外部に送出する等、 任意であつてよい。
送信側 1 0及び受信側 2 0では、 マイ ク ロコ ン ビュ一タ等の制御の下でソフ ト ゥユアプログラムを実行することにより、 上記各部での処理を制御するよ うにな つている。 そのための処理フ ローの例を次に示す。
図 3 は、 送信側 1 0で行われる 「送信準備処理」 の一例を略示するものである。 この 「送信準備処理」 は、 主に、 ネ ッ ト ワーク処理部 1 4 が受け持つ処理であり、
データ生成部 1 1 の処理とデータバッ フ ァ 1 2 への入力処理は含まれていない。 例えば、 この 「送信準備処理」 は、 送信側 1 0 でのメ イ ンルーチ ンの過程で実行 される。
まず、 ステップ S 1 では、 デ一タバッ フ ァ 1 2の記憶内容をスキヤ ンし、 新た なデータがデータバッ フ ァ 1 2 に入力されたかどうかを調べる。 新たなデータが データノ、ッ フ ァ 1 2 に入力されたならば、 Y E S であり、 次のステッ プ S 2に行 く。 N 0ならば、 リター ンする。
ステ ッ プ S 2では、 序数レジス タ 0 R D Rの内容を、 所定数 Mで割って、 その 余りが 0 であるかを賙ベる。 序数レ ジス タ O R D Rは、 前ステ ップ S 1 でデータ バッ フ ァ 1 2 に入力されたこ とが検出されたデータの序数を示すデータをス ト ア する ものであり、 最初は、 図示しない初期設定処理によ り 、 序数 0 にセツ トされ ており、 以後、 データバッ フ ァ 1 2に新データが入力される毎に、 後出のステツ プ S 5の処理によつて、 イ ンク リ メ ン トされる。 所定数 Mは、 前述の通り、 1 つ のタ イ ム ス タ ンプを付加すベき 1 デ一タ グルーブのデ一タ数を示す定数であり、 4又は 8等の 2 のべき乗の値とすれば、 割算を簡略化でき るので好ま しい。
序数レジスタ 0 R D Rの内容を、 所定数 Mで割った、 その余りが 0であるとい う こ と、 つま り、 ステッ プ S 2の判定が Y E Sであるというこ とは、 序数レジ ス タ 0 R D Rの内容に対応する現データ (データバッ フ ァ 1 2 に今入力されたばか りの新しいデータ) 力;、 タイ ムス タ ンフを付加すべきデータであるこ とを示して いる。
そこで、 ステッ プ S 2が Y E Sであれば、 ステ ップ S 3 に行き、 タ イ マ 1 3の 現在値 (これは、 データ生成部 1 1 からの 1 サンプルデータがデータバッ ファ 1 2に到着 Z入力した時刻を略示している) を送信側タィ ム スタ ンプレ ジス タ T S t にス トアし、 その後ステッ プ S 4に行く 。
こ う して、 ステ ップ S 2の処理によつてタイ ムスタ ンブを付加すべき 1 つのデ 一夕が特定され、 ステッ プ S 3 の処理によつて該特定データに付加するタィム ス 夕ンプデータすなわち時間情報が決定 生成され、 レ ジス タ T S t にレ ジス ト さ れる。
一方、 ステップ S 2が N 0であれば、 ステップ S 4 にジャンプし、 タイ ムスタ
ンブデ一夕の レ ジス ト は行われない。
ステップ S 4では、 データバッファ 1 2に入力された新データ (すなわち、 序 数レ ジス タ O R D Rの内容に対応する現データ) を該バッ フ ァ 1 2から取り出し て、 所定の送信バッファ T B Fに格納する。
次のステツ ブ S 5では、 序数レ ジス タ O R D Rの内容を 1だけイ ンク リ メ ン ト する。
その後、 メ イ ンルーチ ンにリターンする。 そして、 メ イ ンルーチ ンの過程で再 び図 3の 「送信 儺処理」 を行う。 こ う して、 図 3の 「送信準備処理」 が緣り返 される。 この 「送信準備処理」 を繰り返す過程で、 順次供給されたいくつかのデ ータが、 前記送信バッ フ ァ T B Fに順次格枘される。 この送信バッ フ ァ T B Fに 格納されたい く つか (一般的には複数 X ) のデータは、 次に述べる 「送信割込処 理」 によ って 1 パケ ッ 卜 と して送信される。
図 4は、 送信側 1 0で行われる 「送信割込処理」 の一例を略示するものであり、 図 3 の処理に対する割込み処理と して実行される。 この 「送信割込処理」 は、 所 定の送信割込み周期に従って規則的な割込み間隔で実行される。 この送信割込み 周期は、 例えば、 パケッ トの 1 サー ビス区間 S Fに対応しており、 一般に、 送信 するデータのサ ンプリ ング周期 Tより長い。
送信割込みがかかると 、 まず、 ステ ッ プ S 6では、 送信側タ イ ムス タ ンプレ ジ ス タ T S tに レ ジ ス ト されている タ イ ム ス タ ンプデー タを、 タ イ ム ス タ ンプ情報 " I M E S T AM P " と して送信セ ッ ト し、 かつ、 前記送信バッ フ ァ T B F に格納されているデータ の数 Xを数えてこれをサ ンプル数 X " S AM P L E X " として送信セ ッ ト し、 かつ、 序数レ ジス タ 0 R D Rの内容から上記サンプル数 X "S AM P L E X " を引いた値 (0 R D R— " S A M P L E x " ) をバケツ ト先頭サ ンプル序数 " S AM P L E O R D E R" と して送信セッ 卜する。 この バケ ツ ト先頭サ ンブル序数 " S AMP L E O R D E R" は、 送信する 1 パケ ッ トに含まれる複数のデータのうち時系列順序が先頭のデ一タのサンプル序数を示 す。 序数レジスタ 0 R D Rの現内容が、 送信する 1 パケッ トに含まれる複数のデ —夕のうち時系列順序が最後のデータの次のサンブル序数を示しているので、 こ れから該パケッ トに含まれるデータのサ ンプル数 " S AM P L E X " を引いた
ものが、 該パケ ッ トにおける先頭のデータのサンプル序数を示すことになる。 次のステップ S 7では、 前記送信バッ フ ァ T B Fに格納されている複数 Xのデ ータ と、 前ステッ プ S 6で送信セ ッ ト した各情報、 すなわちタ イ ムスタ ンブ情報 "T I M E S T A M P " 、 サ ンプル数 X " S A M P L E X " 、 パケ ッ ト先頭 サンブル序数 " S AM P L E O R D E R" とを、 1 バケ ツ ト と してバケ ツ ト作 成し、 該パケ ッ トをネ ッ ト ワーク 3 0を介して送信する。 なお、 ネッ ト ワーク 3 0を介した受信側 2 0 と の間の実際の具体的な通信作業は、 通信イ ン タ フ ユース を介して行われるこ とになるので、 このス テ ッ プ S 7では図示しない通信イ ンタ フ ェ ースに対してバケ ツ トを送出する こ とからなる。 なお、 送信バッ フ ァ T B F の格納データを送出した後に該バッ フ ァ T B Fをク リ アするものとする。
次のス テ ッ プ S 8て、 送 ί言側タ イ ム ス タ ンプレ ジス タ T S t に空データ " V 0 i d " をセ ッ ト し、 その後 リ ター ンする。 次のパケ ッ トが有効なタ イ ム ス タ ンプ を伴う場合は、 図 3のス テ ッ プ S 3の処理を経由する こ とによ つて該レ ジ スタ T S t の内容が有効なタィ ムス タ ンブ値によ つて更新される。 他方、 次のバケツ ト が有効なタ イ ムス タ ンプを伴わない場台は、 図 3 のス テ ッ プ S 3の処理を経由す るこ とがなく 、 よって、 該レ ジス タ T S t の内容は更新されないまま空データ " v o i d " を保持して、 次の 「送信割込み処理」 を迎える。 そのよ う な埸台は、 図 4のス テ ッ プ S 6において、 タ イ ム ス タ ンプ情報 " T I M E S T AM P" と して空データ " V o i d " が送信セ ッ ト される こ とになる。
例えば、 M= 4である と して、 図 1 ( c ) の 1段目及び 2段目を参照しながら、 図 3及び図 4の動作例について説明する。
最初に、 序数 0のデータがデータバッ フ ァ 1 2に取り込まれたとき、 レ ジス タ 0 R D Rの内容が 0である力、ら、 ステ ッ プ S 2が Y E Sとなり、 ステ ップ S 3に 行き、 タ イ マ 1 3の現在値 (図 1 では便宜上最初は 「 1」 と しているが、 これに 限らないのは勿論である) を送信側タ ィ ム スタ ンブレ ジスタ T S tにス ト アする。 この序数 0のデー タは送信バ ッ フ ァ T B Fに格納され ( S 4 ) 、 序数レ ジス タ 0 R D Rの値が增数されて 1 となる ( S 5 )
次に序数 1 のデータがデ一タバッ フ ァ 1 2に取り込まれたとき、 レ ジス タ 0 R D Rの内容は 1 であるから、 ステ ップ S 2が N 0となり、 ステップ S 3をジヤ ン
プしてステッ プ S 4 , S 5を行い、 この序数 1 のデータは送信バッフ ァ T B Fに 格納され、 序数レジスタ O R D Rの値が增数されて 2 となる。
次に序数 2 のデータがデータバッフ ァ 1 2に取り込まれたとき も同様であり、 ステ ッ プ S 3をジャ ンプしてステ ップ S 4 , S 5 を行い、 この序数 2のデ一タカ ί 送信バッ フ ァ T B Fに格納され、 序数レジスタ 0 R D Rの値が增数されて 3 とな る
こ う して、 最初のサー ビス区間 S F 1 の間に序数 0, 1 , 2の 3つのデ一タカ ϊ 供給され、 これらのデータが送信バッ フ ァ T B Fに格納される。 該サー ビス区間 S F 1 の終わりで (又は次のサ一 ビス区間 S F 2の始ま りで) 、 図 4の 「送信割 込処理」 が行われる。 ステッ プ S 6の処理によ つて、 タ イ ムスタ ンブ情報 "T I ME S A M P " と してレ ジス タ T S t の 「 1 _: が送信セッ 卜 され、 サ ンプル 数 X " S AM P L E X " と して 「 3」 が送信セ ッ ト され、 バケ ツ ト先頭サ ンプ ル序数 " S AMP L E O R D E R" と して 「 0」 ( 3— 3 = 0 ) が送信セ ッ ト される。 そして、 ステッ プ S 7の処理に基づき、 2番目のサー ビス区間 S F 2に おける適宜の時点て、 これらの情報と送信バッ フ ァ T B F内の序数 0 , 1 , 2の 3つのデータ とが 1 パケ ッ ト と して送信されるこ とになる。
2番目のサー ビス区間 S F 2においては、 序数 3 , 4の 2つのデータが供給さ れる。 序数 3のデータが供袷されたと きは、 ステ ップ S 2 は N 0であり、 序数 3 のデータが送信バ ッ フ ァ T B Fに格納され ( S 4 ) 、 序数レ ジ ス タ O R D Rの値 が增数されて 4 となる ( S 5 ) 。 次に序数 4のデータが供給されたと きは、 ステ ップ S 2は Y E S となり、 ステッ プ S 3に行き、 タイ マ 1 3の現在値 (図 1 では 「 1 7」 ) を送信側タィ ムスタ ンプレジス夕 T S tにス トアする。 また、 この序 数 4のデータが送信バッ ファ T B Fに格納され ( S 4 ) 、 序数レジス タ O R D R の値が增数されて 5となる ( S 5 ) 。
2番目のサービス区間 S F 2が終わって、 図 4の 「送信割込処理」 が行われる と、 ステップ S 6の処理によつて、 タ イムスタ ンブ情報 "T I M E S T A P" と してレジスタ T S の 「 1 7」 が送信セ ッ 卜 され、 サンプル数 X " S A M P L E X " と して 「 2」 が送信セッ トされ、 パケ ッ ト先頭サ ンブル序数 " S AM P L E O R D E R" と して 「 3」 (5 — 2 = 3 ) が送信セ ッ 卜 される。 そ して、
ステ ップ S 7 の処理に基づき、 3番目のサー ビス区間 S F 3における適宜の時点 で、 これらの情報と送信バッ フ ァ T B F內の序数 3 , 4の 2つのデータとが 1 パ ケッ ト と して送信される ことになる。 また、 ステ ッ プ S 8では、 レジス タ T S t に空デー夕 " V o i d " がセ ッ ト される。
3番目のサー ビス区間 S F 3 においては、 序数 5 , 6 の 2つのデータが供給さ れる。 序数 5 のデータが供袷されたと きは、 ステ ップ S 2 は N 0であり、 序数 5 のデータが送信バ ッ フ ァ T B F に格納され ( S 4 ) 、 序数レジス タ 0 R D Rの値 が增数されて 6 となる ( S 5 ) 。 次に序数 6のデータが供給されたと きも、 ス テ ッブ S 2 は N 0であり、 序数 6 のデータが送信バ ソ フ ァ T B Fに格納され、 序数 レ ジス タ O R D Rの値が增数されて 7 とな るだけである。 結局、 この 3番目のサ 一ビス区間 S F においては、 ス テ ッ プ S 3 を経由する こ とな く 、 レ ジ ス タ T S t には空データ " V o i d " を保持したまま となる。
従って、 次の 「送信割込処理」 においては、 タ イムスタ ンプ情報 " T I M E S T A M P " と して空データ " v o i d " が送信セッ 卜 され、 サ ンプル数 x " S A M P L E x " と して 「 2 」 が送信セ .', 卜され、 バケ ツ ト先頭サンプル序数 " S A M P L E O R D E R" と して 「 5 」 ( 7 — 2 = 5 ) が送信セッ ト されるこ とになる。 そ して、 これらの情報と送信バッフ ァ T B F内の序数 5 , 6の 2つの データ とが 1 パケ ッ ト と して送信されるこ とになる。
以下、 同様に動作し、 図 1 ( c ) の 1段目に示すような時系列的デー タ に応じ て 2段目に示すよ όな内容のパケ ッ トが送信されるこ とになる。
図 5 は、 受信側 2 0で行われる 「受信処理」 の一例を略示するものである。 こ の 「受信処理」 は、 主に、 ネ フ ト ヮーク処理部 2 4 とク ロ ック生成部 2 3 が受け 持つ処理について示されている。
この 「受信処理」 は、 ネ ッ ト ワーク 3 0 から与えられる 1 パケ ッ ト情報を受信 側 2 0が受信する毎に実行される。
まず、 ステ ップ S I 1 では、 ネ ッ ト ワーク 3 0 を介して受信した 1 パケ ッ トに 含まれる各情報のうち、 パケ ッ ト先頭サンプル序数 " S A M P L E O R D E R' をレ ジスタ j に格納し、 サンプル数 X " S A M P L E X " をレジスタ Xに格納 する。 また、 ア ッ プデー ト ク ロ ッ ク レジスタ u p d a t e C L O C Kに偽値 F A
L S Eをセ ッ 卜する。 こ のア ッ プデー ト ク ロ ッ ク レ ジス タ u p d a t e C L O C Kに、 真値 Τ RU Eがセ ッ ト されている と き、 ク ロ ッ ク周波数の更新を指示し、 偽値 F A L S Eをセッ 卜 されているときはクロ ッ ク周波数の更新を指示しない。
次に、 ステップ S 1 2では、 変数レ ジスタ i を初期値 0にセ ッ 卜する。
次のステッ プ S 1 3では、 ネ ッ ト ワーク 3 0を介して受信した 1 パケッ トに含 まれる複数 X のデータのうち変数レ ジス タ i によ って指示される順位の 1 つのデ 一夕 D A T A (i) をデータバッ フ ァ 2 2に転送する。
次のス テ ッ プ S 1 4では、 レ ジス タ j の内容 (すなわちパケ ッ ト先頭サ ンブル 序数 "S AM P L E O R D E R" ) に変数レジスタ i の現在値を加算した値を、 前記所定数 Mで割って、 その余りが 0であるかを調べる。 すなわち、 前ス テ ッ プ S 1 3でデータバ ッ フ ァ 2 2 に書き込んだデ一タ (こ の序数は Γ j 十 i 」 である) が、 タ イ ムス タ ンブを付加した前記特定のデータ に該当するか否かを調べる。 前 ステッ プ S 1 3でデータバッ フ ァ 2 2に害き込んだデータが、 前記特定のデータ に該当する場台は、 該データ の序数 j + i が所定数 Mで割り切れるため、 余りが 0とな り 、 ステ ッ プ S 1 4では Y E S と判定される。 その埸台は、 ステ ッ プ S 1 5〜 S 1 8のルー トを経由してからステ ッ プ S 1 9に行く。 N Oの場台は、 ステ ッブ S 1 5〜 S 1 8のルー トをジャ ンプしてステ ッ プ S 1 9に行く。
ス テ ッ プ S 1 5では、 受信側タ イ ム ス タ ンプレ ジス タ丁 S rの内容が空データ " V o i d " であるか否かを調べる。 図示していない初期設定処理により、 該レ ジスタ T S rの内容が空データ ノ' V o i d " に初期設定されるよ όになっており、 その後に、 次のステップ S 1 6を行う ことにより、 受信した 1 パケッ トに含まれ るタ イ ムスタ ンプ情報 "T I M E S TAMP" を該レ ジスタ T S r にロー ドす る。 従って、 このステッ プ S 1 6 は、 最初のタィ ム スタ ンプ惰報 "T I M E S 丁 AMP" をレジスタ T S r にロー ドするための処理である。 以後は、 ステッ プ S 1 5は NOと判定され、 専らステッ プ S 1 7 , S 1 8のルー トを通って処理さ れる。
ステッ プ S 1 7では、 前記式 3 に相当する演算を行つて、 オ リ ジナルのサンプ リ ング周期 Tを算出 Z推定する。 すなわち、 今回受信したバケ ツ トに含まれるタ ィム スタ ンブ情報 " T I M E S T A P" (前記式 3の T S (i) に対応) から
受信側タィ ムスタ ンプレジスタ T S rの内容 (前回又は前々回受信したパケッ ト に含まれていたタ イ ム ス タ ンプ情報であって、 前記式 3の T S (i— Γ ) に対応) を引き算し、 1 つのタィ ムス タ ンプを付加するデータ グループ内のデータ数を示 す定数 M (例えば 4 ) で割算する。 その商が、 ォ リ ジナルのサ ンプリ ング周期 T を推定するデータ と して レ ジ ス ト される。
次のステッ プ S 1 8では、 今回受信したパケ ッ トに含まれるタイ ムスタ ンブ情 報 " T I ME S TAM P" を受信側タ イ ムス タ ンプレ ジ ス タ T S r にロー ド し、 該レジスタ T S r の内容を更新し、 かつ、 ア ツプデ一 ト ク ロ ッ ク レジスタ u p d a t e C L O C Kに、 真値 T R U Eをセ ッ 卜する。
ス テ ッ プ S 1 9では、 変数レ ジスタ i の値を 1 たけ增数する。 次のステ ッ プ S 2 0では、 增数された変数レ ジ ス タ i の値がレ ジ ス 夕 Xに格納されている当該パ ケ ッ ト中のデータ数 X に等し く なつたか否かを調べる。 N 0であれば、 ステッ プ S 1 3に戻り、 增数された変数レジスタ i の値に関して、 前記ステッ プ S 1 3〜 S 1 8の処理を繰り返す。
ス テ ッ プ S 2 0が Y E Sとなる と、 ステ ッ プ S 2 1 に行き、 ア ッ プデー ト ク ロ ック レ ジス タ u p d a t e C L O C Kの内容が真値 T R U Eであるこ とを条件に、 前記ステ ップ S 1 7で算出されたオ リ ジナルのサ ンプリ ソグ周期 Tに従って、 受 信側 2 0 におけるサ ンプ リ ン グク ロ ッ ク周波数を、 こ の周期 Tに従つて、 設定す るク ロ ッ ク同期化処理を行う。 すなわち、 受 ί言側 2 0におけるサ ンプ リ ン グク ロ ッ ク周波数がステ ッ ブ S 1 7での演算結果 Τに応 じて設定若し く は更新される こ とになる。 その後、 リ ターン して、 この 「受信処理」 を終了する。 なお、 1 パケ ッ 卜には 1個のタ イムスタ ンプ情報しか含まないようにしているので、 一旦、 ス テツブ S 1 7 , S 1 8のルー トを通った後は、 ス テ ッ プ S 1 3 ~ S 2 0の処理を 緣り返すこ とは不要である。 従って、 ステ ッ プ S 1 8の後はス テ ッ プ S 2 1 に ジ ヤ ンブさせるよ う にフ ロ ーを変更してもよい。
次に、 M- 4であると して、 図 1 ( c ) の 2段目及び 3段目を参照しながら、 図 5の動作例について説明する。
2番目のサー ビス区間 S F 2で、 序数 0 , 1 , 2のデータを含む最初のパケ ッ トの情報を受信すると、 ステ ッ プ S I 1では、 j = 0、 X = 3 にセッ ト される。
この場合、 j = 0 、 i = 0のとき、 ステ ッ プ S I 4が Y E Sとなる。 T S rには " v o i d " が初期設定されているので、 次のステッ プ S 1 5が Y E Sとなり、 ステ ップ S 1 6で、 今回受信したパケ ッ トに含まれるタ イ ムス タ ンブ情報 "T I ME S TAMP" = 「 1」 力 レ ジ ス タ T S r にセ ッ 卜される。 やがて、 ステ ッブ S 1 3〜 S 2 0の処理を繰り返した後、 ステ ップ S 2 1 に行く。 この埸台は、 アッ プデー ト ク ロ ック レジスタ u p d a t e C L O C Kの内容が偽値 F A L S E にセ ッ ト されたままなのて、 受信側 2 0におけるサンプリ ングク ロ ッ ク周波数の 設定は行われない。 従って、 データバッ フ ァ 2 2 に記億したデータの再生読み出 しは、 まだスター ト されない。
3番目のサー ビス区間 S F 3で、 序数 3, 4のデータを含む 2番目のパケツ ト の情報を受信する と、 ステッ プ S I 1 では、 j = 3、 X = 2にセッ ト される。 こ の場台、 j = 3、 i = l のと き、 ステ ッ プ S 1 4 が Y E S となる。 レ ジス タ T S rには前回受信したパケ ッ ト に含まれるタ イ ムス タ ンプ情報 "T I M E S T A MP" = 「 1 J がセッ ト されているので、 次のステッ プ S 1 5は N 0と判断され、 ステ ッ プ S 1 7 に行く。 この場台、 今回受信したパケ ッ ト に含まれるタ イ ムス タ ンブ情報 "T I M E S TAM P" は 「 1 7」 であるから、 ステップ S 1 7の演 算では、 T = ( 1 7 - 1 ) Z 4 = 4が得られる。 次のステップ S 1 8では、 " T I M E S T AM P" の 「 1 7」 をレ ジス タ T S rにセッ ト し、 かつ、 u p d a t e C L O C Kに真値 T R U Eをセ ッ 卜する。 従って、 その後のステ ップ S 2 1 では上記周期 Tに従って受信側 2 0におけ るサ ンプリ ングク口 ッ ク周波数の設定 を行なう。 これにより、 データバッ フ ァ 2 2に記憶したデータの再生読み出しが 可能となる。 図 1 ( c ) では、 次のサービス区間 S F 4の始ま りから、 周期 Tに 従うデータの再生読み出しが行われるよう に図示されている。 しかし、 これに限 らず、 サー ビス区間 S F 3の途中であっても、 ス テ ッ プ S 2 1 での処理を終了し 次第、 データバッ ファ 2 2に記憶したデータの再生読み出しを開始するよ うにし てもよい。
4番目のサービス区間 S F 4で、 序数 5 , 6のデータを含む 3番目のパケッ ト の情報を受信すると、 ステッ プ S 1 1 では、 j - 5、 X = 2にセッ ト される。 こ の場台、 変数レ ジスタ i の値は、 最初は 0、 その次は 1 にセッ 卜 される。 従って、
ステ ップ S I 4では、 j + i = 5 + 0 = 5 の場台と、 j + i = 5 + 1 = 6の場台 の両方について、 判定を行うが、 そのいずれの場台も判定結果は N Oであり、 ス テツプ S 1 7 , S 1 8のルー トは通らない。 従って、 ステ ップ S 1 7でのオリ ジ ナル周期 Tの算出演算は行われず、 レジス タ T S rには前回受信したパケッ トに 含まれていたタィ ムスタ ンブ惰報 "T I M E S TAM P" の 「 1 7」 が保持さ れる。 従って、 ステップ S 2 1 におけるサンプリ ングク ロ ッ ク周波数の更新処理 も行われず、 前回計算した周期 Tに従うクロック周波数を維持して、 データバッ ファ 2 2 に記憶したデータの再生読み出しが铳行される。 このように、 パケッ ト に含まれるタイムスタ ンプ情報 "T I ME S T A P" が空データ " V o i d " の場合は、 サ ンプリ ングク ロ ッ ク周波数の更新処理は行われないようになってい る D
5番目のサービス区間 S F 5て、 序数 7 , 8のデータを含む 4番目のバケツ ト の情報を受信すると、 ステッ プ S I 1 では、 j = 7、 X - 2にセ ッ ト される。 こ の場台も、 変数レ ジスタ i の値は、 最初は 0、 その次は 1 にセ ッ トされる。 ステ ッブ S 1 4では、 j + i = 7 + l = 8の場台、 Y E S と判定する。 そ して、 ステ ッブ S 1 7に行き、 今回受信したパケ ッ トに含まれるタイ ムスタ ンプ惰報 "T I ME S TAMP" の 「 3 3」 と、 レジス タ T S rにス ト アされている前々回受 信したパケッ トに含まれていたタ イ ムスタ ンプ情報の 「 1 7」 とを使用して、 T = ( 3 3 - 1 7 ) .' 4 = 4の演算がなされる。 次のステ ッ プ S 1 8では、 " T I ME S T AMP" の 「 3 3」 をレジスタ T S r にセ ッ ト し、 かつ、 u p d a t e C L O C Kに真値 T R U Eをセッ トする。 従って、 その後のステップ S 2 1 で は上記周期 Tに従って受信側 2 0におけるサンプ リ ングク ロッ ク周波数の更新を 行なう。
以下、 同様に動作し、 図 1 ( c ) の 2段目に示すような内容のパケ トの受信 に応じて、 3段目に示すようなオ リ ジナル周期 Tでの時系列的データの再生読み 出しが行われる。
なお、 上 S己の設例では、 タ イ ムスタ ンプ惰報の数値を単純化して示しているの で、 演算の結果得られる周期 Tは一定の数値 4であるが、 通常は、 各数値の分解 能の設定に応じて演算結果値 Tはもっ と複雑な値をとる。 受信側2 0においては、
この演算結果値 Tに応じて、 そのサンプリ ングクロッ ク周波数を絶えず調整する よう同期化制御される。 このようにして、 所定のデータ グループ毎に送信される タ イ ムス タ ンプ情報によ つて、 送信側 1 0 と受信側 2 0 のサ ンプリ ングク ロ ッ ク 周波数が絶えず同期化されるように制御される。
なお、 上記実施例における所定の定数 Μは、 1 つのパケッ ト生成周期 (つまり 1サー ビ ス区間 S F ) において、 2以上のデータにタイム ス夕ンブを付加するこ とのないような値、 つま り 1 パケ ッ ト生成周期内に供袷されるデータ数の最大値 (図 1 の伊)では 「 3」 ) より も大きな値、 であることが望ましく、 また、 受信側 におけるサ ンプリ ング周期 Τの再現分解能を高めるためには、 そのような値の中 の最小値であることが望ましい。 更に、 Μを 2のべき乗の値とすれば、 割算演算 を簡単化できるので、 好ま しい。
と こ ろで、 送信側と受信側のサ ンプ リ ン グク 口 ッ ク周波数を同期させるために は、 最も単純には、 データ送信の冒頭において送信側から受信側に対してサ ンプ リ ングク D ッ ク周波数を指示する情報を与え、 受信側において該情報に対応する サ ンプリ ングク ロ ック周波数を発振するよ うにク oッ ク分周比を設定するよ う に すればよいはずである。 しかし、 発振源と して使用する水晶発振子の個体差によ つて、 送信側と受信側の実際のサンブ リ ングク ロ ッ ク周波数に微妙なずれが生じ ることがあるので、 長時間にわたる再生処理においては不都台が生じて来るとい う問題がある。 すなわち、 ク D ツ ク発振出力に基づく データ再生読み出し技術に おいては、 発振源として使用する水晶発振子の発振出力を分周して所望の周期の サ ンプリ ングクロ ックを作成すること になるか、 送信側のデータ読み出しに使用 する水晶発振子と、 受信側のデータ読み出しに使用する水晶発振子との個体差に よって、 送受信間で同じ分周比に設定したとしても、 送信側と受信側の実際のサ ンプリ ングク ロ ッ ク周波数に微妙なずれが生じることがある。 この微妙なずれは、 長時間にわたる連統的なオーディォ再生処理等においては累積されてしまい、 遂 には再生夕ィ ミ ングの顕著なずれをもたらすことになる。
例えば、 一般に、 異なるシステム間で情報を送受信する場合は、 受信側にバッ ファを設け、 データ転送のタイ ミ ングずれを吸収するようにしているが、 上記の ように送受信間のサンプリ ン グク ロッ ク周波数に微妙なずれがある場合は、 受信
側バッ フ ァがオーバ一フ ロー した り (受信側のク 口 ッ ク周波数が相対的に遅く な つた場台) 、 ア ンダーフ ロー した り (受信側のク ロ ッ ク周波数が相対的に速く な つた場合) するこ とがある。 そのよう な場台は、 正常なデータ送受信を行う こと ができな く なるので、 好ま し く ない。 これに対して、 この発明のように、 送信す るデータ に時間情報を付加するこ とによ り、 送信側と受信側のサ ンブ リ ン グク D ック周波数が絶えず同期化されるように制御する方式では、 そのような問題が起 こらないので、 より好ま しいものである。
なお、 上記実施例では、 受 ί言側 2 0 において、 ステ ッ プ S 1 7 で演算した周期 Τに基づき、 データバッ ファ 2 2 の再生読み出し制御用のサンブリ ン グク ロ ッ ク 周波数を設定するように している力;、 時間情報に基づく再生読み出し制御の態様 はこれに限らず、 適宜に設計 してよい c 例えば、 タ イ ム ス タ ンプ情報が付加され ていないデータ に対して、 それぞれ固有の時間情報を付加する処理を行い、 各デ ータ毎の固有の時間情報を参照して再生読み出しを行うよ うにしてもよい。
また、 データ伝送に先立ち、 基本的なサ ンプ リ ング周期 Tを示すデータを送信 し、 受信側 2 0では、 最初は、 この送信されてきたデータに対応するサンプリ ン グ周期 Tでデータ再生読み出しを開始するように してもよい。 そのよ うにすれば、 受信側 2 0 におけるデータ再生読み出しの立上り を上記実施例に比べて 1 サー ビ ス区間だけ早める ことができる。
また、 本来のデータの送信に先立って、 いく つかのダ ミ ーデータをタ イ ムス タ ンプの初期値を伴って送信するよ う に して もよい。 その場台、 受信側 2 0 におけ るデータ再生読み出しの開始は、 ダミ ーデータをカ ツ 卜 して、 実際のデータから 開始するようにする。 例えば、 図 1 ( C ) の場台、 序数 0, 1, 2のデータがダ ミーデータであるとすると、 その 3段目に示された受信側再生読み出しにおいて は、 序数 3のデータ (実際のデータの先頭) から読み出し開始するよ うにする。 そのよう にしても、 受信側 2 0 における実際のデータの再生読み出し開始を上記 実施例に比べて 1 サー ビス区間だけ早めることができる。
なお、 図 1 ( b ) に示したよ うなデータ伝送方式を実施する場合は、 概ね、 図 3 の ステ ッ プ S 2 , S 3 を省略し、 図 4 のステ ッ プ S 6 において 「 T I M E S T A M P ― T S t 」 の代わり に、 Γ Τ Ι Μ Ε S T A M P - タイ マ 1 3
の現在値」 を行い、 かつ、 図 5のステ ッ プ S 1 4 , S 1 7の所定の定数 Mの代わ り に、 可変の所定数 X ( レジス タ Xの値) を使用すればよい。
また、 図 1 ( a ) に示したようなデータ伝送方式を実施する埸台は、 概ね、 図 3のステ ップ S 2 、 図 5のステップ S 1 4 , S 1 7の所定の定数 Mの代わりに、 1 パケッ ト当りのデータ数を示す固定数 Nを使用し、 かつ、 図 4の 「送信割込処 理」 の開始時に、 送信バッ フ ァ T B F内のデータ数 X が N以上であるかをチュ ッ クするステップを設け、 NOであれば割込処理を終了し、 Y E Sであれば割込処 理を铳行するようにする。 そ して、 続行時においては、 ス テ ッ プ S 6において 「 サ ンブル数 X " S AMP L E x " J と して所定数 Nを送信セッ ト し、 ス テ ッ プ S 7 において送信バッ フ ァ T B Fのデータ の όち先行する Ν個のデータを 1 パケ ッ ト と して形成し、 残りのデ一タがあればそれらは送信パッフ ァ T B Fに残して おく ようにする。
図 6は、 送信側 1 0及び受信側 2 0のどらちにでも使用できる装置 (例えばパ 一ソ ナルコ ン ピュ ータ) のハー ドゥ ュ ァ構成を示す。
図 6の シス テムでは、 メ イ ン制御部として C P U (中央処理部) 3 1 を使用し、 この C P U 3 1 の制御の下て、 図 3 , 図 4 に示されたような送信処理のプログラ ムを実行し、 また、 図 5 に示されたような受信処理のプログラムを実行する。 C P U 3 1 には、 R OM ( リ ー ドオ ン リ ー メ モ リ ) 3 2 , R AM ( ラ ン ダムァク セ ス メ モ リ ) 3 3 , ネ ッ ト ワー ク 】 0 (入出力装置) 3 4 , タ イ マ 3 5 , マウ ス 3 6 , キーボー ド 3 7 , ディ ス プ レイ 3 8 , ハー ドデ ィ ス ク 3 9 , D A C (タ' ィ レク ト メ モ リ ア クセス コ ン ト ローラ) 4 0, サ ウ ン ド I /O (入出力装置) 4 1 , サ ンプリ ングク ロ ッ ク発生回路 4 2 , 外部メ モ リ ドラ イ ブ 4 3等が、 データ 及びァ ドレスバス 4 4を介して接铳されている。
サウ ン ド 1 Z 04 1 は、 C O D E Cと呼ばれるサゥ ン ド入出力装置であつて、 その内部にはディ ジタル./アナ πグ変換器 (D A C) 、 アナロ グ ,デ ィ ジタル変 換器 ( A D C ) 、 AD Cに接続された入力用の F I F O (先入れ先出しバッ フ ァ) 、 D A Cに接続された出力用の F I F 0などを含んでいる。 このサウ ン ド Iノ0 1 内の前 己 A D Cには外部オーディォ信号入力端子 4 5からアナ口グオーディ 才信号が入力され、 サ ンプリ ングクロ ック発生回路 4 2から発生される所定周波
数のサ ンプリ ングクロ ッ クに応じてこれを A D変換し、 この A z D変換したォ ーディォ信号を前記入力用の F I F Oに取り込む。 この入力用 F I F Oにデータ が存在するとき、 録音処理を要求する信号を DM A C 4 0 に出力するよ 0に動作 する。 D MA C 4 0では、 サウ ン ド 1 /04 1 からの録音処理要求に従つて入力 用 F I F Oのオーディ オデータを取り込み、 パス 4 4 を介して、 内部メ モ リ例え ば R A Μ 3 3に 己憶する。
外部メ モリ ドラ イブ 4 3は、 フロ ッ ピーディ スクあるいは C D— R 0 M (コ ン パク トディ ス ク · リー ドオン リ一メモ リ) や M 0 (光磁気ディ スク) などの外部 記録媒体 4 6を着脱自在に装着して、 該外部記録媒体 4 6 に対するデータの読み 害きを行うものである。 外部記錄媒体 4 6 は、 図 3〜図 5 に示されたよ όな制御 プロ グラ ムやその他のブログラ ムを格納するために使用してもよいし、 オーディ ォデータ等を格納するために使用してもよい。 例えば、 送 f言したいオーディオデ 一夕を 5己憶してある外部記録媒体 4 6を ドライブ 4 3 にセ ッ ト し、 このオーディ ォデータを読み込んで、 バス 4 4を介して、 内部メ モ リ例えば R A Μ 3 3 に記憶 する。
図 6の シス テムを送信側 1 0 と して機能させる場合は、 C P U 3 1 は、 図 3 , 図 4 に示されたような送信用のプログラ ムを実行して、 R AM 3 3に記憶した才 一ディ ォデータを、 ネ ッ ト ワーク I ノ 03 4を介してネ ッ トワーク 3 0 (図 2 ) に伝送する。
図 6のシステムを受信側 2 0 と して機能させる埸台は、 C P U 3 1 は、 図 5に 示されたような受信用のプロ グラムを実行し、 ネ ッ ト ワーク に Z03 4を介して ネッ ト ワーク 3 0 (図 2 ) を通つて伝送されてく るデータを取り込み、 これを内 部メモ リ例えば R A M 3 3に記憶する。 また、 受信したサ ンプリ ングク ロ ック周 波数に応じてサンプリ ングクロ ッ ク発生器 4 2から発生するク ロ ッ ク周波数を可 変設定する。 R A M 3 3 に記憶した受信したオーディ オデータは、 ハー ドデイ ス ク 3 9や外部記憶媒体 4 6に保存するよう にしてもよいし、 DMA C 4 0の制御 の下で読み出して、 サウ ン ドシス テム 4 7を介して発音するよ うにしてもよい。 その場合、 DMA C 4 0 は、 R AM3 3に記憶されているオーディオデータを、 サウ ン ド 1 /04 1からの再生サンプリ ングク ロ ッ ク に同期して 1サンプルずつ
ダイ レ ク ト メ モ リ アク セ ス方式で該出カバ 'ソ フ ァから読み出してサウ ン ド I / 0 4 1 に送る。 サウ ン ド I / 0 4 1 では、 その内部に設けられている出力用の F I F 0 に上記オーデ ィ オデータ を書き込み、 かつ、 これをサ ンプリ ングク ロ ッ ク に 従って該出力用 F I F Oから読み出し、 D A Cに与えて D / A変換する。 D Z A 変換された波形データ は、 サ ウ ン ドシステム 4 7 に与えられ、 空間的に発音され る
図 3〜図 5 に示されたような、 本発明に從ぅ送信処理又は受信処理を行うため のプロ グラムは、 R O M 3 2 , R A M 3 3 あるいはハー ドディ ス ク 3 9 のいずれ に S己憶しておいてもよいし、 外部記憶媒体 4 6 に記憶してもよい。
また、 ネ ッ ト ワ ーク I ,' 0 3 4 を介して通信ネ ッ ト ワー クに接統し、 外部のサ 一バコ ンビュータ (図示せず) から、 上記本発明に従う送信処理又は受信処理を 行うためのプロ グラ ムを受け取って、 図 6 のコ ン ビュ ータの内部の R A M 3 3又 はハー ドディ ス ク 3 9又は外部記録媒体 4 6等に転送し、 格納するようにしても よい。
以上の通り、 こ の発明の第 1 の実施例によれば、 デ ィ ジタ ルオーディオデータ のよ うな、 一定周期の時系列的な配列を持つ複数のデータを、 ネッ ト ワー クを介 して ί云送する場台において、 非同期バケツ トを使用してその利点を享受でき るよ うにすると共に、 パケッ 卜に含めて送信する時間情報をできるだけ少ないデータ 量で表現して 1 バケツ ト当り の送 ifデータ量を減少させることができるよ όにな る、 という優れた効果を奏する。
また、 送受信間の時間遅れをできるだけ少なく したデータ伝送方式を提供する ことができる。 更に、 少ないデータ量で時間情報を表現した場台において、 受信 側での時間情報の再生演算処理をできるだけ簡略化できるようにすることができ 次に、 第 2の実施例について説明する。
図 7は本発明のデータ転送シス テムの構成の一例を示すブロッ ク図である。 こ の図において、 1 1 0は前記ネッ トワークであり、 前記図 2 5 に示したアイソク 口ナ ス転送を行うことができるものである。 また、 1 1 1 ~ 1 1 3はこのネッ ト ワーク 1 1 0に接铳されている各ノ一 ドの一例であり、 1 1 2は時間軸上で再現
することが必要とされる時系列データを送信する送信局であり、 例えば楽音波形 信号を送出する音源装置である。 また、 1 1 3は前記時系列データを受信する受 信局であり、 例えば前記楽音波形信号を混台する ミキサである。 この送信局 1 1 2から所定のサンブリ ングタ イ ミ ングによ りサンプリ ングされた楽音波形データ などの時系列データがタィム スタ ンプを付加して送信され、 前記受信局 1 1 3 は そのデータを受信して前記夕ィム スタンプにより指定されたタィ ミ ングで楽音波 形データを再生する。 なお、 このネ ッ ト ワーク 1 1 0 には複数のその他のノー ド も接統されており、 その他の 1 局 1 1 が前述したサイ クルマスター (サイ クルス ター トパケッ ト送出局) となっている。
図 8は、 前記各ノ一 ド 1 1 ! 〜 1 〗 3の内部構成の一例を示すブ D ッ ク図であ り、 1 2 1 は中央処理装置 ( C P U ) 、 1 2 2 は動作プロ グラ ムや各種データが 格納されている R O M、 1 2 3 はワーキングエリ ア等と して使用される R A M、 1 2 4 は前記サィ クルタ イ マーレ ジスタを含み、 各種タイ ミ ング信号を発生する 夕イ マ、 1 2 6 は前記ネ ッ ト ワーク 1 1 0 に接铳するためのネ ッ 卜 ワーク イ ンタ フ ユ ー ス回路、 1 2 7は内部バスである。 また、 1 2 5はデータ利用 生成回路 であり、 このノー ドが送信局 1 1 2である ときはデータ生成回路とされ、 受信局 1 1 3であるときはデータ利用回路と されている。
図 9 Aおよび図 9 Bは、 前 己送信局 1 1 2 と前記受信局 1 1 3 におけるデ一タ 転送動作を説明するための機能プロ ク図である c
図 9 Aは前記送信局 1 1 2 の機能を示すブロ ッ ク図である。 この図において、 1 3 1 はデータ生成回路であり、 1 2 5 s e cの前記基準周期毎に、 所定のサ ンブリ ング周期でサンプリ ングされた複数の楽音サンブルからなるデータ と、 該 データに付与されるタイ ムス タ ンプとによ り、 アイ ソ ク ロナスチ ャ ンネルの送信 パケッ トを生成する。 1 3 2 は前記データ生成回路 1 3 1 によ り生成されたパケ ッ トを格納するためのデータバッ フ ァ 、 1 3 3は前記データバッ フ ァ 1 3 2に格 納されたバゲ ツ トが前記第 1 のタ イ ミ ングを示す前記サイ クルタイマーレジスタ からの出力 (サイ クルタイマ出力) に応じて書き込まれる F I F 0 ( F i r s t I n F i rs t Ou t ) 構成の待機バ ッ フ ァ 、 1 3 4は前記新たな伝送サイ ク ルの開始を示す サイ クルスター トバケツ トを受信することにより発生されるサイ クルスター ト信
号に応じて前記待機バ ッ フ ァ 1 3 3から読み出された前記パケ ッ トが格納される 送信バ ッ フ ァであり、 この送信バ ソ フ 1 ァ 3 4 に格納されたパケッ トは当該アイ ソク ロナ スチヤ ンネルに指定されたタ ィ ミ ングで前記ネ ッ トワーク 1 1 0 に送出 される。
図 9 Bは前記受信局の機能ブロ ッ ク図であり、 1 3 5は前記ネッ トワーク上に 送出されたパケッ トのうちのこの受信局において受信すべきパケッ トを受信し格 枘する受信バ ッ フ ァ 、 1 3 6 は前記受信バ ソ フ ァ 1 3 5 に格納されたパケ ッ トが 前記サィ クルスター ト信号に応じて書き込まれる F I F O構成の待機バ ソ フ ァ 、 1 3 7は前記待機パツフ ァ 1 3 6内のパケ .,' トを前記第 1 のタイ ミ ングを示すサ イ タ ルタ イマの出力に応じて読み出すデータバッ フ ァ 、 1 3 8 は前記データバッ ファ 1 3 7 に格納されたバケ ツ ト によ り伝送されたデータをタ イ ムスタ ンプによ り指定されたタィ ミ ン グで再生するデータ利用回路である。
このよ うに、 送信側においては、 第 1 のタイ ミ ングに対応してデータパケッ ト を生成し、 これをサイ クルス タ一 ト信号 (第 2のタイ ミ ング) により ネ ッ ト ヮー ク上に送信する c —方、 受信側においては、 前記第 2 のタ イ ミ ングに応じて送信 された'、'ケッ トを受信し、 前記第 1 のタイ ミ ングに応じて当該データを再生する こと となる。
図 1 0 A及び図 1 0 Bはこのデータ生成回路 1 3 1 において生成される送信パ ケッ トを説明するための図である。 図 1 0 Aは送信されるテータを説明するため の図であり、 判えば楽音波形信号などの連続信号を所定のサ ンブ リ ング間隔 t s (この場台には、 t s = 2 5 ( = 1 2 5 ノ 5 ) 〃 s e c ) でサンプリ ングして得 られた 5 つの離散データ 1 〜 5が送信されるデータ とされている。 この第 1番目 のサンプリ ングデータ 1 は前記第 1 のタイ ミ ング信号から時間 tだけ遅れた時点 においてサンプリ ングされたデータであり、 その他のサンプリ ングデータ 2 ~ 5 は前記時刻 tからそれぞれ時間 t sの対応する倍数に相当する時間だけ遅れた夕 ィ ミ ングでサンプリ ングされたデータである。
また、 このバス システムにおいては システムの基準ク 口 ッ ク周波数 Φ = 2 4. 5 7 6 M H z (ク ロッ ク周期 = 4 0. 7 n s ) とされており、 前記 1 基準サイ ク ノレ ( 1 2 5〃 s e c ) 内の時間位置を前記クロッ ク周期を単位と して表すことが
でき る。 すなわち、 前記 1 基準サ イ ク ル内の時間位置を前記ク ロ ッ ク周期を単位 と して 0〜 3 0 7 1 ク ロ ッ クによ り表すこ とができる。
そ こて、 本発明においては、 前記タ イ ム ス タ ンプと して、 その基準サイ ク ル内 の第 1 番目のサ ンプリ ン グデータ 1 の該基準サィ ク ル内の時間位置 t を前記ク π ッ ク周期を単位と して表した値をタイ ムスタ ンプ値と して使用し、 その他のサ ン プリ ン グデータ 2 〜 5 については、 前記第 1 のサ ンプリ ン グデータ 1 からサ ンプ リ ング周期 t s を順次加算するこ とによ り再生時刻を決定するように している。 このよ う なデー タを送信するためのパケ ッ ト の構成を図 1 0 Β に示す。 この図 に示すよ うに、 送信パケ ッ ト は最初に前 Ϊ己時間 t を表すタ ィ ム ス タ ンプ、 铳いて、 第 1 〜第 5の各サ ンプリ ング値が結台されて構成されている。 前述したよ うに、 タ イ ム ス タ ンプはその基準サ ィ ク ル内における前記時間 t を前記シス テム ク ロ ッ ク数によ り表したもので、 0〜 3 0 7 1 の値をと るため、 1 2 ビ ッ ト のデータ と なる。
比較のために、 前記従来使用されていたタ イ ム ス タ ンブの構成を図 1 0 Cに示 す。 この場台にも、 図 1 0 Bに示した本発明のパケ ッ 卜 と同様にタ イ ム ス タ ンプ と各サ ンプリ ングデータ 1 〜 5 よ り構成されている力 タ イ ム ス タ ンプが、 例え ば、 3 2 ビッ 卜のデータ とされている。 すなわち、 その下位 1 2 ビッ トにより前 記本発明の場台と同様に前記時間 t を示し、 次の 1 3 ビ ト によ り前記基準サィ ク ルの番号を示し、 さ らに最上位の 7 ヒ ッ トによ り ^で表現した時刻を示してい る。 こ のよ う に、 従来は各ノ一ドで共有している絶対時間の全てを表現するタ ィ ムス タ ンプと されていたため、 前記図 1 0 Bに示した本発明のパケ > トよ りも 2 0 ビッ ト長いタイ ムスタ ンプとなっていた。
さて、 本発明のネ ッ ト ワーク システムにおいては第 1 のタイ ミ ングに応じて生 成された送信データを第 2のタイ ミ ングに応じてネ ツ ト ワ ークに送出している力;、 前述したように、 前記第 2のタイ ミ ングは前記第 1 のタイ ミ ングに対して遅延を もって発生される ことがあるため、 第 1 のタイ ミ ングによ り決定される 1 つの基 準サイ ク ルの中に、 2つの送信データが含まれるという状態が発生する場台があ る。 このような場台においても、 本発明のデータ転送シス テムによれば問題な く 所定の時間位置で原データを再現する ことができ る。
図 1 1 のタ イ ムチ ャー トを参照して、 本発明のデー タ転送シス テムの動作につ いて説明する。 この図において、 横軸は時間軸であり、 時刻 t 1 から t 2 までの 基準サイ ク ルにおける原デ一タをサ ンプリ ングして得られたデータは、 前記デー タ生成回路 1 3 1 において、 前述した 1 2 ビッ ト のタ イ ム スタ ンプが付加された バケ ツ ト 5 1 とされ、 データ バッ フ ァ 1 3 2 に格納される。 このデータノ、 ッフ ァ 1 3 2 に格納されたパケ ッ ト 5 1 は、 時刻 t 2 に発生されるサ イ ク ルタイ マ出力 によ り 、 前記 F I F 0樣成の待機バッ フ ァ 1 3 3 に格納される。
また、 時刻 t 2 から t 3の期間の原デ一タに対応するパケッ ト 5 2 も同様に生 成されてデ一タ パ ッ フ ァ 1 3 2 に格納される。 時刻 t 3 になる と、 前記サ イ タ ル タ イ マ出力によ り 、 前記 ケ ッ ト 5 2 は前記待機バッ フ ァ 1 3 3 に格钠される。 この時亥 1| t 3 においては前述したよう に、 サイ ク ルス ター トパケ ッ トが送信され ていないので、 前記待機バッ フ ァ 1 3 3 には、 前記パケ ッ ト 5 1 とバケ ツ 卜 5 2 が格納されている。 こ こて、 図示するよ う に、 前記時刻 t 3から少し遅れて伝送 サイ ク ルが開始され、 サ イ ク ノレス ター ト バケ ツ トが送出されると 、 サ イ ク ルス タ 一ト信号が出力され、 これに応じて、 前記待機バッ フ ァ 1 3 3 から前記パケッ ト 5 1 が前記送信バ ッ フ ァ 1 3 4 に転送される。 こ の送信バッ フ ァ 1 3 4内に格納 されたパケ ッ トは この伝送サ イ ク ル内のこのアイ ソ ク 口ナ スチ ヤ ンネ ルに対応す る時亥【Iにネッ ト ワーク 1 1 0上に送出されること となる。
図示の場台においては、 こ の ί云送サ ィ ク ルは基準サ ィ ク ルょ り遅れて開始され てお り 、 前記パケ ッ ト 5 1 がネ ッ ト ヮ ーク上に送出されるのが次の基準タ イ ミ ン グ時亥 II t 4より も後にな っている。 このと き、 このパケ ッ トは時刻 t 4 よ り も後 に受信バッフ ァ 1 3 5 に格納されるこ ととなる。 そして、 時刻 t 4 よ り も時間 t dだけ遅れたタ イ ミ ングで次の伝送サ ィ ク ルが開始され、 そのサイ ク ルス ター ト ハ'ケ ッ ト 1 0 1 が送出される と、 これによ り、 前 己待機バッフ ァ 1 3 3から前記 バケ ツ ト 5 2が前記送信バッ フ ァ 1 3 4 に転送され、 この伝送サイ ク ル期間にネ ッ ト ヮ一 ク上に送出される。 このよ う に、 時刻 t 4〜 t 5 の一つの基準サ イ ク ノレ 内に 2つのパケ ッ トが送受 f言されるこ ととなる。
時刻 t 4〜 t 5 の期間にパケ ッ ト 5 1 とパケ ッ ト 5 2 とが受 ί言され受信バッ フ ァ 1 3 5 に害き込まれる力 、 受信されたパケ ッ ト は前記サイ ク ルスター ト信号に
より、 前記待機バッ フ ァ 1 3 6 に移行され、 基準タイ ミ ングを示すサィ ク ルタイ マ出力により該待機バッ フ ァ 1 3 6からデータバ ッ フ ァ 1 3 7 に転送される。 す なわち、 時刻 t 4 の後にパケ ッ ト 5 1 が受信バッ フ ァ 1 3 5に格納され、 該パケ ッ ト 5 1 は次の伝送サィ ク ルの開始を表すサイ ク ルスター ト信号により、 待機バ ッフ ァ 1 3 6 に格納される。 このサイ ク ルスター ト信号により開始された ί云送サ ィ ク ルにおいて伝送されたパケ ッ ト 5 2 は受信バッ フ ァ 1 3 5 に格納されている。 時刻 t 5 になると当該サィ ク ルタ イマ出力により、前記待機バッ フ ァ 1 3 6 に格 納されたパケ ッ ト 5 1 はデータバッ フ ァ 1 3 7 に害き込まれ、 前述したよ 0に、 データ利用回路 1 3 8において時間軸上に再現されること となる。 また、 前記受 信バソ フ ァ 1 3 5 に格納されていた、 パケ ッ ト 5 2 はその次の伝送サィ ク ルの開 始を示すサィ ク ルスター ト ί言号に応じて、 前記待機バッ フ ァ 1 3 6 に転送され、 時刻 t 6 に前 己データバ ッ フ ァ 1 3 7 に書き込まれて、 時刻 t 6〜 t 7 の期間に 正確なタ イ ミ ン グで再現されるこ ととなる。
このよ うにして、 各基準サィ ク ル内のサイ タルタ イ マ時刻からの時間のずれの みを表したビ ッ ト数の少ないタ イ ムス タ ンプデ一夕を用いるだけて、 正確なタ ィ ミ ングで原デ一タを再現する ことが可能となる。
以上説明した各機能ブロ ッ クの機能をソ フ ト ウヱァによ っても実現する こと力; でき る。 図 1 2 A〜図 1 2 C及び図 1 3 A〜図 1 3 Cは、 このよ うな機能を実現 するための送信側および受 ί言側における処理のフ ロ ー チ ヤ一 I·である。 図 1 2 A 〜図 1 2 Cは送信側における処理を示し、 図 1 3 A〜図 1 3 Cは受信側における 処理を示している。
送信側において、 図 1 2 Aは前記デー タ生成処理を示す。 こ の処理は前記デ一 タ生成回路と同様の機能を実現するものであり、 送信すべき原データを入力と し て、 その先頭値に対応するタ イ ム ス タ ンプを付与したデ一タパケ '.' トを生成する 処理である。
図 1 2 Bは前記第 1 のタイ ミ ングを示すサイ ク ルタ イ マ割込が発生したときに 実行されるサ イ ク ルタ イ マ割込処理を示し、 データバッ フ ァ內のデータを待機バ ソ フ ァ に追加し、 データ バッ フ ァから消去する処理が行われる。
図 1 2 Cは前記サイ ク ルス ター トパケ ツ トを受信したと きに発生されるサィ ク
ルスタ一 ト割込により開始されるサィ ク ルスター ト割込処理を示し、 この処理に おいては、 待機バ ッ ファ内の最も古いデータを送信バ ッ フ ァに取り出す処理が行 われる。
受信側の処理において、 図 1 3 Aはネッ トワー ク上のパケッ トを受信したとき に発生するデータ受信割込処理を示し、 この処理においては、 受信データが自局 に必要なデータであるときに、 そのパケッ トを受信バ ッ フ ァ に記録する。 図 1 3 Bは前記サイ ク ルスター トパケ ッ トを受信したと きに発生されるサィ クルスター ト割込により開始される処理を示し、 受信バッ フ ァ内に記録された前記バケツ ト を待機バッフ ァ内に追加し、 そのパケッ トを受信パツ ファから消去する処理であ る。 図 1 3 Cは前記サ イ ク ルタイ マ割込によ り開始される処理を示し、 待機バ ッ ファ内の最も古いテータをデータパッ フ ァに移動する処理である c
なお、 以上においては、 1 E E E 1 3 9 4高速シ リ アルバス システムを用いた 場台について説明してきたが、 本発明はこ れに限られるこ とな く 、 同様のァイ ソ クロナス転送をサポー ト しているネ ッ ト ワーク システムに同様に適用するこ とが できる。
また、 前記タ イ ムス タ ンプの ビ ッ ト数も、 要求される時間精度などに応じて任 意に決定することができる。
さ らに、 転送されるデータは楽音等に限らず、 例えば、 画像 (動画) データ、 楽音以外の波形データなどの時間的に流れるものであればよい- 以上説明したように、 本発明の第 2 の実施例によれば、 タ イ ム ス タ ンプのビッ ト数を少なくすることができ、 伝送効率を向上させるこ とができる。
次に、 第 3の実施例に係るデータ転送方式について説明する。
この第 3の実施例においては、 前記図 7 と同様の全体システム棣成を使用する ものと してよい。 また、 各ノー ドの内部構成も図 8と同様のものを使用するもの として説明する。 図 1 4 はこ の第 3 の実施例における送信パケッ トを説明するた めの図であり、 これも、 図 1 0 A及び図 1 0 Bに示した送信パケッ ト例と同様で ある。
図 1 5 は、 この第 3 の実施例に係るテータ IE送方式が適用されるネ .,' ト ワー ク の構成例を示す。
ネ ッ 卜 ワー ク は、 例えば図 1 5 に示すよ うに、 ノー ド N 1 1 〜 N 1 3を含むセ グメ ン ト 1 と、 ノ ー ド N 2 1 ~ N 2 3 を含むセ グメ ン ト 2 と、 ノ ー ド N 3 1〜 N 3 3 を含むセ グメ ン ト 3 と力、ら構成され、 セグメ ン ト 1 のバス とセグメ ン ト 2 の ノ スの間にはプリ ッ ジ B 1 が配置されており、 セグメ ン ト 2のバスとセグメ ン ト 3 のバス の間にはルータ R 1 が配置されている。
ブリ ッ ジ B 1 は、 物理層と デー タ リ ンク層を備え、 セグメ ン ト I のバス とセグ メ ン ト 2 のバスを相互接続している。 また、 ルー タ R 1 は、 プロ ト コ ルの異なる 伝送路間を相互接続する こ とができ、 セグメ ン ト 2 のパス とセ グメ ン ト 3 のバス とを相互接続している。 なお、 ブリ ッ ジ B 1 , ルータ R 1 は図 8に示すノー ドの 構成とほぼ同 じ構成とされてよいが、 デー タ利用 データ生成回路 1 2 5 は備え ていない。
図 1 5 に示すマ、 ッ ト ワ ーク では、 前記図 2 5 に示すよ うなァイ ソ ク ロナ ス転送 および非同期パケ , · ト転送が行われる。 従って、 サ イ ク ルタイ マーのタイ ミ ング の時間間隔 ( 1 2 5 s e c ) でサイ ク ル スター トパケ ッ トが基本的に送信され るが、 そのと きに、 他のパケ ッ 卜の転送が進行中であると きには、 前述したよ う に、 その転送が終了する までサイ ク ルス タ ー ト ハ'ケ ッ 卜 の送信は待たされるよ う にな されている。
こ のよ う なアイ ソ ク ロ ナ ス転送および非同期パケ ッ ト転送におけるセグメ ン ト 間の本発明のテー タ 送方式は、 ブリ ジ B 1 と ルー タ R 1 によ り実行される。 と こ ろて、 図 1 5 に示すネ ッ ト ワー ク においては、 前述したよ う に非同期パケ ッ トの転送はそのパケ ッ 卜が終了するまで転送されるので、 前 S己サイ ク ルタイ マ 一の周期を越えて転送される ことが起きる。 この結果、 サイ クルタイマーの 1 周 期の中に、 2つの送信データが含まれるという状態が発生する場台がある。 こ の ような場台においても、 本発明のテ一タ転送方式によれば、 データ間の相対的な 時間関係を失 ό こ とな く 転送する ことができると共に、 所定の時間位置で原デ一 タを再現する こ とができ る c
図 1 6 のタ イ ム チ ヤ一トを参照して、 本発明のデータ転送方式の動作について 説明する。 こ の図において、 横軸は時間軸であり、 同図 ( d ) に示すよ όに時刻 t i - 2から時亥 1| t i - 1までのサ イ ク ルタ イ マーの 1 サイ ク ル ( 1 フ レー ム) におけ
る原データをサ ンプリ ン グして得られたデータ S i -2は、 前述した 1 2 ビッ トの タ イ ム ス タ ンプが付加されたバケ ツ ト A 1 とされ、 データバッ フ ァ に格納される。 このデータバッ フ ァに格納されたバケ ツ ト A 1 は、 時刻 t i - 1に発生されるサイ ク ルタ イ マ出力により、 待機バッ フ マ に格納される。 そ して、 時刻 t iに達した 後にサイ クルマスタ一から送出されたサイ クルス ター トバケツ 卜を検出した時点 において、 待機バッ フ ァ に格納されたパケ ッ ト B 1 は送信バッ フ マ にパケ ッ ト C 1 と して格納される。 次いで、 送信バッ フ マに格納されたパケ ッ ト C I を送出す べきチ ヤ ンネルに割り当てられたタイ ミ ングで図 1 5 に示すよ όなネ ッ ト ワーク にバケ ツ ト D 1 と して送出される。
また、 時刻 t i _ l力 ら時亥 Ij t iまでのサ イ ク ルタ イマーの 1 サイ クノレ ( 1 フ レー ム) における原テータをサ ンプリ ングして得られたデータ S i - 1は、 前述した 】 2 ビ ッ 卜 のタ イ ム ス タ ンプが付加されたパケッ ト A 2 とされ、 データバッ フ ァ に 格納される。 このデータ バ ッ フ マ に格納されたパケ ッ ト A 2 は、 時刻 t iに発生 されるサ イ ク ルタ イマ出力によ り 、 待機バッ フ ァ に格納される。 そ して、 時刻 t i +1に達した後にサイ ク ルマス タ一から送出されたサ イ ク ルス ター トパケ ッ トを 検出した時点において、 待機バッ つ ァ に格納されたパケ ッ ト B 2 は送信パッフ ァ にパケ ッ ト C 2 と して格納される。 次いで、 上記チャ ンネ ルに割り当てられた夕 ィ ミ ン グで図 1 5 に示すようなネ ッ ト ワー ク にパケッ ト D 2 と して送出される。 こ の場台、 図示するよ うにサ イ ク ルタ イ マ一のタイ ミ ングである時亥 Ij t iと時 亥 Ij t i + 1との間のフ レームにおいて送出されたサイ ク ル ス タ ー トパケ ッ ト の送出 時刻は、 前述したよ う に非同期パケ ッ トの転送により時刻 t iからかなり遅れて いるため、 時亥 Ij t i + 1と時刻 t i + 2との間のフ レームにおいては、 同じチ ャ ンネル のパケ ッ ト D 1 とパケ ッ ト D 2 とが存在するよ うになる。 この場合、 パケ ッ ト D 1 およびパケ ッ ト D 2に付加されたタ イ ム スタ ンブは相対値とされているため、 受信側が単純に再生処理を行う と、 パケ ッ ト D 1 内のデー タ とパケ ッ ト D 2内の データとが混在してしま うおそれがある。
すなわち、 データ間の相対的な時間関係を失うおそれが生じる ことになる。 本発明のデータ転送方式においては、 このよ う なおそれを生じさせないように 図 1 6 ( ί ) ない し同図 ( i ) に示すような処理が行われる。 なお、 これらの処
理は、 図 1 5のプリ ッ ジ B 1 およびルータ R 1 にて行われる。
まず、 図 1 6 ( ί ) に示す処理では、 受信されたパケ ッ ト Ε 1 のサイ ク ルス夕 一トハ'ケ ッ トからの遅延時間 delaバ η〉が計測される。 同様に、 受信されたパケ ッ ト E 2のサイ クルスター トパケ ッ 卜からの遅延時間 delay(n+l)が計測される。 次 いで、 受信されたパケ ッ E 1 に転送用タ イ ムス タ ンプを付与する処理、 およひ、 バケ ッ ト E 1 に付加されていたタ ィ ム ス夕 ンプを再生用タ ィ ム スタ ンプに置き換 える処理が行われる。 これらの処理においては、 まず、 パケ ッ 卜 E 1 がどのサイ クルタ ィ マーの周期に属するかが判定されるが、 この判定はバケ ツ E 1 のサイ ク ルスター トバケ ツ トが存在するフ レームがバケ ツ ト E 1 が属するフ レームと半 lj 定される。
すなわち、 パケ ッ ト E 1 のサ イ ク ルス タ ー ト バケ ツ トは時亥 II t iと時亥 lj t i +1と の間のフ レームにおいて送出されているので、 パケッ ト E 1 は時刻 t iから始ま るフ レームに厲するものと判定される。 同様の処理を行う ことにより、 パケッ ト E 2 は、 時刻 t i + 1から始ま る フ レー ムに属するものと判定される。
ついで、 時刻 t iに 1 フ レームの周期時間と遅延時問 del ay (r を加算して生成 したタイ ムス タ ンプを転送タ ィ ムスタ ンプと して、 パケ ッ ト E 1 に付加する。 そ して、 この転送タ ィ ム ス タ ンプの時刻に達したと き、 すなわち、 時刻 t i + 1から 遅延時間 delay(n)が経過した時点で同図 ( h ) に示すように待機バッ フ ァ に ケ ッ ト F 1 と して格納される c
バケ ツ ト E 2においても同様であり、 時刻 t i + 1に 1 フ レームの周期時間と遅 延時間 delay (n+1)を加算して生成したタ イ ムス タ ンブを転送タ ィ ム ス タ ンブと し て、 パケ ッ ト E 2 に付加する。 そ して、 この転送タイ ムスタ ンブの時刻に達した とき、 すなわち時刻 t i + 1から遅延時間 delay(n+l)経過した時点で同図 (h ) に 示すよう に、 待機バッ フ ァ にパケ ッ ト F 2 と して追加される。
待機バッ フ ァ に格納されたパケ ッ ト F 1 は、 時刻 t i + 3から開始されるフ レ一 ムにおいて別セグメ ン ト に送出されたサイ クルスター トパケ ッ トを検出した時点 で送信バッ フ ァに格納され、 パケ ッ ト F 1 を 送すべきチ ャ ンネ ルに割り当てら れたタイ ミ ングで図 1 6 ( i ) に示すよう にバケ ツ ト G 1 と して別セグメ ン ト に 送出される。 また、 待機バッ フ ァ に格枘されたパケ ッ ト F 2は、 時刻 t i + 4から
開始されるフ レームにおいて別セグメ ン トに送出されたサイ クルスター ト パケ ッ トを検出した時点で送信バッ フ ァ に格納され、 上記チ ヤ ンネルに割り当てられた タイ ミ ングで図 1 6 ( i ) に示すようにバケツ ト G 2 と して別セグメ ン トに送出 される。
なお、 受信バケ ッ トのサイ ク ルスター トパケ ッ トの遅延時間 de l aバ n)あるいは 遅延時間 de l ay ( n+ l >を加算して転送タ ィ ム スタ ンプを生成する理由は、 複数種類 のプロ ト コルのァイ ソク ロナ スパケッ トを送信する場台に、 遅延時間 del ayを使 用しないと、 1 つのフ レームに納ま らない場台が生じるからである。
また、 受信されたパケ ッ ト E 1 に付加されていたタ イ ムスタ ンプは、 時刻 t i に 1 フ レームの周期時間と付加されていた相対値のタ ィ ム スタ ンプとが加算され て新し く生成された再生タィ ム ス タ ンブに gき換えられる。 そ して、 この再生タ ィ 厶 ス タ ンプの時刻に達したとき 、 すなわち、 時刻 t i +】から相対値のタ イ ムス タ ンプ時間が経過した時点でバケ ッ ト E 1 のデ一タが利用回路 1 2 5 に送られ、 図 1 6 ( g ) に示すよう に時刻 t i + 2から開始されるフ レームにおいて、 時間軸 上に再現される こ とになる。
同様に、 受信されたパケッ ト E 2に付加されていたタ イ ムス タ ンプは、 時刻 t i +1に 1 フ レームの周期時間と付加されていた相対値のタ ィ ム ス タ ンプとが加算 されて新しく生成された再生用タ イ ム ス タ ンプに置き換えられる。 そ して、 この 再生タ イ ムス タ ンブの時刻に達したと き、 すなわち、 時刻 t i +2から相対値のタ ィ ム ス タ ンプ時間が経過 した時点でパケ ッ 卜 E 2 のテー タが利用回路 1 2 5 に送 られ、 図 1 6 ( £ ) に示すよ うに時刻 t i + 3から開始されるフ レー ムにおいて、 時間軸上に再現される こ とになる。
以上説明した動作はソ フ ト ウ ェ アによ っても、 また、 ハー ドウ ユアによ っても 実現すること もできる。 この第 3 の実施例に係る機能を実現するための送 ί言側に おける処理のフローチャー ト は、 図 1 2 Α〜図 1 2 Cに示したものと同様のもの を使用してよい。
以下に説明する図 1 7, 図 1 8 , 図 1 9 は、 図 1 5 におけるブ リ ッ ジ Β 1 , ル ータ R 1 の機能を実現するフ ローチ ヤ一 トである。
図 1 7 は受信側のサイ ク ルスター ト割込処理のフ 口一チ ャー トであり、 サイ ク
ルスター ト割込処理は、 サイ クルスター トパケ ッ トを受信したときに発生される サイ クルスター ト割込により開始され、 ステッ プ S 4 0 にてフ レーム内の時刻を 計測するサイ クルスター トカ ウ ンタが初期値に リ セッ ト される。 ついで、 ステ ツ プ S 4 1 にてネ ッ ト ワ ー ク の時間に応じて進むサ イ ク ル夕 イマ レ ジス タ内の 3 2 ビ トの時刻情報 TIMEの内上位 2 0 ビッ トを取り出し、 取り出した時刻情報をレ ジスタ ssp— base_timeに格納している。 上位 2 0 ビッ トの取り出しは、 時刻情報丁 1MEと 1 6進のデータ OxFFFFFOOOとの論理積をとる ことにより行われている。 なお、 時刻情報 TIMEの内の上位 2 0 ビ ッ トはどのタ イ ミ ングから開始されるフ レームであるかを識別できる情報であり、 残る 1 2 ビ ッ トの情報はフ レーム内の 時刻を識別する情報である。
図 1 8 は受信側のデータ受 ί言割込処理のフ ロー チ ヤ一トであり、 データ受 ft割 込処理は '、'ケ ッ トを受信したと きに発生されるデータ受信割込によ り開始され、 ステ ッ プ S 5 0 にて受信されたァイ ソ ク ロナスパケ ッ 卜に付加されていたタイ ム スタ ンブを取り出し、 レ ジス夕 Time Stampに格納する。 ついで、 ステ ッ プ S 5 1 にてその時点のサイ ク ル スター ト カウ ン タ のカウ ン ト値が受信されたパケ ッ トの 遅延時間と してレ ジスタ del ayに格納される。
そ して、 ステッ プ S 5 2 にてレ ジス タ ssp— bas timeに格納されている時刻情 報に、 1 6進のデータ 0x 1000、 および、 レ ジス タ delayに格納されている遅延時 β¾とが加算され、 加算された時刻情報がレ シ スタ TS】に格钠される。
铳いて、 ステ ッ プ S 5 3 にて時刻情報 TIMEよ り レ ジ スタ Time Stampに格納され ているタ イ ムスタ ンプ値が大きいか判定されており、 YESと判定された場合には そのタ イ 厶スタ ンプの時刻には未だ達しておらず、 ステッ プ S 5 5にてレジスタ ssp— base_timeに格納された時刻情報と、 1 6進のデータ 0 χ1000、 および、 レ ジ スタ Time St ampに格納されているタイ ムス タ ンプ値とが加算され、 加算される こ とによ り生成された再生タィ ムス タ ンブ値がレジスタ TS2に格納される。
また、 ステッ プ S 5 3 にて NOと判定された場台には、 すでにタイムスタ ンプの 時刻が過ぎており、 ステ ップ S 5 4 にてレ ジスタ Time Stampに格納されているタ ィム スタ ンプ値が再生夕 ィ ム スタ ンブ値と してレ ジ スタ TS2に格納される。
次いで、 ステッ プ S 5 6 にて受信されたパケ ツ 卜に レ ジ スタ TS1に格納されて
いる時刻情報を転送タィ ムスタ ンプと して付与した後、 転送用バッ フ ァに移動す る。 さ らに、 ステ ッ プ S 5 7 にて受信されたデータに付与されていたタ イ ムス タ ンブを、 レジ ス タ TS 2に格納されている再生タ イ ム スタ ンプに置き換えた後、 読 み出し用バッ フ ァ に移動する。
図 1 9 は受信側のタィ マ割込処理のフ ローチ ャー ト であ り、 タイマ割込処理は、 シス テムの基準ク ロ ッ ク である 2 4 . 5 7 6 M H z のク ロ ッ ク信号 (周期 4 0 . 7 n s e c ) 毎に発生されるタイ マ割込によ り開始され、 ステ ッ プ S 6 0 にてサ ィク ルタイマーレ ジス タ中の時刻情報 T I MEの時刻と、 読み出し用バッファに格納 されているバケツ トに付与されている置き換えられたタ イ ムス タ ンプ、 すなわち、 レジ ス タ TS 2に格納されている再生タ イ ム ス タ ンプの時刻とが比較判定される。 この場台、 両者の時刻が一致あるいは時刻情報 T I MEの時刻が再生タィ ム ス タ ンプ の時刻を過ぎていると判定された場台は、 既に再生すべき時刻に達しているので、 ステ ッ プ S 6 1 にて読み出し用のバ ッ フ ァ 中のパケ ッ 卜のデー タを利用回路に出 力して、 利用回路において時間軸上にパケッ トのデータを再現する。 次いで、 ス テツプ S 6 2 にて読み出し用のバッフ ァ中のバゲッ トを消まする。
また、 時刻情報 T I MEの時刻が再生タィム スタ ンブの時刻を過ぎていないと判定 された場台は、 未だ再生すべき時刻に達していないので、 再生処理は行わず、 ス テ ツ プ S 6 3 に ジ ャ ンプする。
ス テ ッ プ S 6 3 では、 サイ ク ルタ イ マ一 レ ジス タ中の時刻情報 T I MEの時刻と、 耘送用バッ フ ァ に格納されている パケ ッ ト に新たに付与された レ ジス タ TS 1に格 納されている転送タ イ ム ス タ ンプの時刻とが比較判定される。 この場台、 両者の 時刻が一致あるいは時刻情報 T I MEの時刻が転送タィ厶 ス タ ンプの時刻を越えてい ると判定された場台は、 既に転送すべき時刻に達しているので、 ステップ S 6 4 にて転送用のバッ フ ァ中のバケツ トが別セグメ ン トに転送するパケ ッ トか否かを 判定し、 Y E S と判定された場台には、 ス テ ッ プ S 6 5 にて転送用バ ッ フ ァ中の パケッ トのデータを待機バソ フ ァに追加する。 次いで、 ス テ ッ プ S 6 6にて転送 用バッ フ ァ内のパケッ トのデータを消去する。
待機バ ッ フ ァ に追加されたバケ ツ ト のデータは、 前述したよ う に別のセ グメ ン トの所定のフレームにおけるサイ クルスター トバケツ トを検出したときに、 SIJの
セグメ ン トに送出される。
この場台、 時刻情報 T I MEの時刻が転送タ ィ ムスタ ンブの時刻に達していないと 判定された塲台は、 未だ転送すべき時刻に達していないので、 タ イマ割込処理は 終了する。 また、 ステ ッ プ S 6 4 にて転送用のバッ フ ァ中のパケ ッ トが別セグメ ソ ト に転送するパケッ トでないと判定された場合は、 ステップ S 6 5 の転送用の 処理を行わずに、 ステッ プ S 6 6 にて転送用バッ ファ内のパケ ッ トのデ一タを消 去する。
なお、 以上においては、 I E E E 1 3 9 4高速シ リ アルバス シ ス テ ムを用いた 場台について説明してきたが、 本発明はこれに限られることなく 、 同様のァイ ソ ク ロナス転送をサボ一 ト しているネ ッ ト ワーク シ ステムに同様に適用する ことが できる。
また、 前記タイ ムスタ ンプのビ ッ ト数も、 要求される時間精度などに応ヒ'て任 意に決定する ことができる。
以上説明したよ うに、 本発明の第 3の実施例によれば、 受信データのサイ ク ル スター ト パケ ッ トからの遅延時間を、 該サイ ク ルスター トパケ ッ 卜が)!するサイ クルのスター ト時亥 1|に、 サイ クルの 1 周期時間と共に加算した時刻を転送用タィ 厶スタ ンプと して、 受信データに付与するよ 0に したので、 データ 送を効率的 に行う こ とができ ると共に、 データ間の相対的な時間関係を失 0 こ とを防止する ことができる。
また、 再生用タ イムスタ ンプに、 受信データに先行するサイ クルスター トパケ ッ トが属するサイ クルのスター ト時刻と、 前記サィ ク ルの 1周期時間とを加算し て新たなタイ ムスタ ンプを生成し、 再生用タイ ムスタ ンプをこのタイ ムス タ ンプ に置き換えるようにしたので、 再生用タ イ ムスタ ンプのビッ ト長を 3 2 ビッ 卜の ような長いビッ ト長と しなく ても、 データ間の相対的な時間関係を失う こ となく 効率的にデータを再生するこ とができ るようになる。
次に、 第 4 の実施例について説明する。
図 2 0 は、 第 4の実施例に係る本発明のネッ ト ワークデータの同期方法が適用 されたネ ッ ト ワーク シ ス テム の一実施の形態の構成例を示す。 この図において、 Ν 4 1 はノー ド 1 であり、 図 2 6 のノ ー ド 1 と同様に、 例えば音源装置とされて
いる。 また、 N 4 2はノ ー ド 2 、 N 4 3 はノー ド 3であり、 それぞれ図 2 6 のノ ー ド 2 , 3 と同様に、 例えば、 リ バ一ブ処理部およびパンニン グ処理部とされて いる。 また、 N 4 4はノー ド 4 であり、 前記ネ ッ ト ワ ー ク上のデ一タの同期をと るための同期装置 (タ イ ムァ ラ イ ナー) である。 このタ イ ムァ ラ イ ナーの詳細に ついては後述する。 また、 N 4 5 はノー ド 5であり、 図 2 6のノー ド 4 ( N 4 ) と同様に、 例えば ミ キサとされている。
こ のよ う に構成されたネ ッ ト ワ ーク において、 前記ノー ド 1 ( N 4 1 ) は、 各 タイ ミ ング時間 ( フ レー ム) 毎に楽音デ一タを対応するチ ャ ンネルに送出するの であるカ 本発明においては、 各データにその送出タ イ ミ ングを示すデータマー クを付加して送出するよ う になされている。 このデー タマーク と しては、 前記フ レー ムを特定する ためのフ レ ー ム番号ある いは タ ィ ム ス タ ンプデータ などが使用 される。
さて、 前述した図 2 6 の場合と同様に、 ノー ド 1 ( N 4 1 ) から同じタ イ ミ ン グで送出されたデータ (例えば楽音データ) は、 それぞれ異なる経路を通って、 それぞれのノ ー ドにおいて所定の処理を施され、 ノー ド 4 ( N 4 4 ) のタ イ ムァ ラ イ ナーに到達するこ と となる。
すなわち、 前記図 2 6 の場合と同様に、 ノー ド 4 ( N 4 4 ) には、 第 1 に、 ノ — ド 1 ( N 4 1 ) から直接に入力されるデータ ( A 1 4 ) 、 第 2 に、 ノー ド 1 ( N 4 】 ) からノー ド 2 ( 4 2 ) に入力され、 該ノー ド 2 ( N 4 2 ) において所 定の処理 (例えば、 リ バーブ処理) を施されたのち入力されるデータ ( A 1 2 4 ) 、 第 3 に、 ノ ー ド 1 ( N 4 1 ) 力、ら前記ノ ー ド 2 ( N 4 2 ) に入力され、 該ノ ー ド 2 ( N 4 2 ) において例えばリ バーブ処理を施された後、 さ らに、 ノー ド 3 ( N 4 3 ) に入力され、 該ノー ド 3 ( N 4 3 ) において所定の処理 (例えば、 パ ン 二 ング処理) を施されたデータ ( A 1 2 3 4 ) 、 および、 第 4 に、 ノー ド 1 ( N 4 1 ) からノ ー ド 3 ( 4 3 ) に入力され、 該ノ ー ド 3 ( N 4 3 ) において例え ばパ ンニ ン グ処理を施された後、 入力されるデータ ( A 1 3 4 ) 、 の 4通りのデ 一夕が入力される。
図 2 1 は、 前記ノー ド 1 ( N 4 1 ) から同時に出力されたデータがそれぞれの 経路を経由して前記ノー ド 4 ( N 4 4 ) に到達するタ イ ミ ングを示した図である。
ノー ド 4 ( N 4 4 ) に入力されるデータのうち、 もっ と も早く到着するのは、 前 述した第 1 のデータ ( A 1 4 ) である。 ノ ー ド 2 における処理に要する時間を a 2 、 ノー ド 3 における処理に要する時間を a 3 とする と、 図示するように、 前記 第 2 のデータ ( A 1 2 4 ) は前記 A 1 4 のデータより も時間 a 2だけ遅れて到着 し、 前記第 4 のデータ ( A 1 3 4 ) は時間 a 3 だけ遅れて到着し、 さ らに、 前記 第 3 のデータ ( A 1 2 3 4 ) は時間 a 2 十 a 3 だけ遅れて到着するこ ととなる。 前記ノ ー ド 4 ( N 4 4 ) のタイ 厶ァ ラ イ ナ一はこのよ うな異なる遅延時間を持 つて到達するデータの同期をと り、 各経路から到達したデータのタイ ミ ングを揃 えて、 ミ キサであるノ ー ド 5 ( N 4 5 ) に送出する。 このタイ 厶ァ ラ イ ナーには、 同期をと るべきチ ャ ンネル毎に受信デ一タを格納するバッ ファが設けられており、 対象となる全てのチ ヤ ンネルについて同一のデータマークが付された受信テータ が受信されたと きに、 該同一のデータマークが付された各チ ヤ ンネルのデータを 順次出力するよ う に動作する。 これにより、 ノー ド 1 ( N 4 1 ) からは同じタ イ ミ ン グで出力されたにもかかわらず、 それぞれ異なる遅延時間を持って到着する データのタイ ミ ングを揃えて、 例えば ミ キサとされているノー ド 5 ( N 4 5 ) に 送出する ことができる。
このよ うに構成されたネ ッ ト ワ ーク シス テムにおける各ノ一 ドの動作について、 図 2 2〜図 2 4 を参照してさ らに説明する。
図 2 2 は、 デー 夕を送出するノ ー ド 1 ( N 4 1 ) の動作を説明するためのフ 口 —チ ャー トである。 この図に示すよう に、 ノー ド 】 ( N 4 1 ) では、 同一のフ レ 一ムに送出する送信デ一タに同一のデ一タマークを付加してデ一タパケ ッ トを生 成し (ステッ プ S 7 1 ) 、 それそれ対応するチ ャ ンネルに送出する (ステ ップ S 7 2 ) 。 すなわち、 ノー ド 4 ( N 4 4 ) に直接送信するデータバゲッ トは例えば チ ャ ンネ ル 1 、 ノー ド 2 ( N 4 2 ) に送信すべきデータバゲッ トはチ ャ ンネル 2、 ノー ド 3 ( N 4 3 ) に送信するデータパケ ッ トは例えばチ ヤ ンネル 3 を用い、 同 —のデータマークを付加したパケ ッ トを送信する c
図 2 3 は、 一般の受信ノ一 ド、 例えば、 前記ノ 一 ド 2、 3、 5 ( N 4 2 , N 4 3, N 4 5 ) の動作を示すフ ローチ ャー トである。 この図に示すように、 各受信 ノー ドにおいては、 各チ ャ ン ネルのデータを受信し (ステップ S 8 1 ) 、 铳いて、
この受信したデータが自器において処理すべきデータであるか否かを判定する ( ステ ッ プ S 8 2 ) これは、 データを受信したチ ャ ンネ ルとこのノ ー ドに予め設 定されている処理対象データのチ ヤ ンネルとを比較することにより行うことがで きる。 そ して、 こ の判定の結果、 受信したデータが自器の処理すべきデータであ ると きにはそのデータに対して所定の信号処理、 例えば、 このノー ドが前記ノー ド 2であると き にはリバ一ブ処理、 前記ノー ド 3 である と きはパンニ ング処理、 を施し、 処理が終了したデータを前記ネ ッ ト ワークに送出する (ステップ S 8 3 ) 。 また、 前記ステ ップ S 8 2 の判定の結果、 受信したデータが自機の処理データ ではないと判断されたと きは、 なにも処理を実行せずにそのチヤ ンネルのデ一タ に対する処理を終了する (ス テ ッ プ S 8 4 ) 。
図 2 4 は、 前記タィ ムァラ イ ナー ( ノ ー ド 4 ) ( N 4 4 ) の動作を説明するた めのフローチ ャー トである c このタイ ムァライナーには、 予めユーザ一等によ り、 タイ ミ ングの同期をとるべきチ ャ ンネ ル (同期チ ャ ンネ ル) が設定されている。 この図に示すよ うに、 タ イムァラ イナーにおいては、 データを受信し (ステッ プ S 3 1 ) 、 受信したデータが予め設定されている同期チヤ ンネ ルに S当するチ ヤ ンネ ルであるか否かを判定する ( ステ ッ プ S 3 2 ) 。 この判定の結果、 現在受信 したチ ヤ ンネルが前記同期チ ャ ン ネルに該当しないときには、 なにも処理を行わ ない (ス テ ッ プ S 3 5 ) 。
—方、 受信したチ ヤ ン 不 ルが予め設定されている同期チ ャ ン ネ ルに ¾当する チ ヤ ンネルであると きは、 ステ ッ プ S 3 3 に進み、 当該受信パケ .', 卜に含まれてい るデータマークを確 SSし、 現在受信したチ ャ ンネ ルの他の同期チ ャ ンネ ルの全て のバッ フ ァ に、 同一のデータ マー クが付加されたデータ バケ ツ ト が格納されてい るか否かを判定する。 この判定の結果が Y E Sのとき、 すなわち、 現在受信した チ ャ ンネルが同一のデータマークが付されたデータのう ちの最後に到着したデ一 タである ときは、 ステッ プ S 3 4 に進み、 同期チ ヤ ン ネ ルのバッ フ ァに格納され ている当該データマークが付されているデータを、 チ ャ ンネル番号の小さい順に 出力する。 これにより、 様々な経路を介してこのタ イ ムァライ ナーに到着した同 —のデータマークが付されたデータのタ イ ミ ングを台わせてノー ド 5 ( 4 5 ) に出力するこ とができる。
—方、 全同期チャ ンネ ルについて当該データマークが付されたパケ ッ トがそろ つていないと きは、 前記ステ ッ プ S 3 3 の判定の結果が N 0となり、 該チ ャ ンネ ル用のバッ フ ァに前記受信デ一タを格納する ( ス テ ッ プ S 3 6 ) 。 なお、 遅延時 間の大き さによ っては、 あるフ レームのパケッ トが全て到着しないう ちに、 その 次のフ レームに送出されたチ ャ ン ネルのバケツ トが到着するこ と もあり得るので、 前記バッ フ ァ は、 各チ ャ ンネ ル毎にフ レーム単位でバケ ツ トを格納するこ とがで きるように構成されている。
このよ うに して、 前記タィ ムァライ ナ一において、 異なるタ イ ミ ングで到達す るパケ ッ 卜のタ イ ミ ングを揃える ことができる。
なお、 上述の例においては、 ノ ー ド 4 ( N 4 4 ) はタ イ ムァラ イ ナーの機能の みを有するものと して説明したが、 これに限られるこ とはなく 、 通常のノ一ドに タ イ ムァラ イ ナ一の機能を持たせるよ うにするこ と もでき る。 例えば、 前記ノ一 ド 5 ( N 4 5 ) 内に、 前記タ ィ ムァラ イナ一の機能を含ませるよ うに してもよい。 ただし、 タ イ ムァライ ナーは出カノ一 ドの直前に配置することが望ま しい。
また、 上述の例においては、 予め各ノ ー ドにそのノ ー ドにおいて受信すべきデ 一タが送信されるチ ャ ンネルが設定されている ものと して説明したが、 これに限 られるこ とはなく 、 データパケ ッ ト中にそのデータのデスティ ネー シ ョ ンとなる ノ一ドを指定するデータを含ませておき、 各ノー ドはそのデ一タを判定するこ と によ り 、 受信すべきデータであるか否かを判定するよ うに しても良い π
さ らにまた、 上述の例においては、 1 Ε Ε Ε 1 3 9 4 :こよ り結台されたネ ッ ト ワークを例にと つて説明したが他のィ ンターフヱースによ り構成されたネ ッ ト ヮ ーク の場合にも本発明を適用する ことができる。
さ らにまた、 上述の例においては、 楽音発生装置を例にとって説明したが、 こ れに限られることはなく 、 ネ ッ ト ワー ク上に、 時間軸上での再現性を保証するこ とが必要なデータあるいは同期をとる こ とが必要なデータを送出する埸台に、 本 発明を同様に適用する こ とができるこ とは明らかである。
以上説明したように、 本発明の第 4 の実施例に係るネ ッ トワークデータの同期 方法および装置によれば、 ネ ツ ト ワー ク上の複数の経路を通過してきた時間同期 の必要なデータの同期をとる こ とが可能となる。
上述したすべての実施例は、 ィ ンターネ ッ ト上でオーディオデータやその他の データ (時間軸上での再現性を保証するこ とが必要なデータあるいは同期をとる ことが必要なデータ) を伝送する際にも適用可能であるのは勿論である。
また、 上述したすべての実施例において、 ソフ ト ウ ユアを用いて行なう ことが 説明されているデータ送信及び z又はデータ受信処理に閧して、 そのためのソ フ トウエアプログラムを収納した記憶媒体等のソフ ト ゥ ァ製品も本発明の範囲に 含まれる。