JP2830766B2 - ネットワーク構築方法 - Google Patents

ネットワーク構築方法

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JP2830766B2
JP2830766B2 JP7060139A JP6013995A JP2830766B2 JP 2830766 B2 JP2830766 B2 JP 2830766B2 JP 7060139 A JP7060139 A JP 7060139A JP 6013995 A JP6013995 A JP 6013995A JP 2830766 B2 JP2830766 B2 JP 2830766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電子機器がネッ
トワーク上に構築された論理的パスにより相互に接続さ
れるネットワークにおいて、ネットワーク構築時に一度
設定した論理的パスを復活させて再構築するようにした
ネットワーク構築方法に関するものであり、特に電子楽
器におけるネットワークに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】最近のAVシステム等においては、多く
の電子機器を相互に関連させて接続することによりシス
テムを構築するようになっている。例えば、AVシステ
ムにおいては、テレビジョン、ビデオテープレコーダ、
オーディオコンポーネント、カラオケ装置等をそれぞれ
1台あるいは複数台を使用し、関連する入力端子あるい
は出力端子間に接続してAVシステムを構築している。
この場合、電子機器の相互の接続は、それぞれ同軸ケー
ブル、シールドケーブル、あるいは平行ライン等を用い
て個別に行っている。また、電子楽器においてはMID
I(Musical Instrument Digital Interface )と称さ
れる楽器同士を相互に接続するためのインターフェース
を用いて図17に示すように接続している。なお、この
MIDIは国内外の楽器メーカが協議して定めた統一規
格である。
【0003】図22において、鍵盤101のMIDI出
力端子OUTは、ラインL101を介してシーケンサ
(SEQ)102のMIDI入力端子INに接続され、
シーケンサ(SEQ)102のMIDI出力端子OUT
は、ラインL102を介して音源1(104)のMID
I入力端子INに接続されており、音源1のMIDI出
力端子THRUは、ラインL103を介して音源2(1
05)のMIDI入力端子INに接続され、音源2のM
IDI出力端子THRUは、ラインL104を介して音
源3のMIDI入力端子INに接続されている。さら
に、音源1,音源2,音源3よりの出力信号はそれぞれ
ラインL105,L106,L107を介してミキサ1
03の入力端子(AUDIO IN)に入力されており、ミキサ
103の出力端子(AUDIO OUT )から楽音が出力されて
いる。ここで、音源1,音源2のMIDI出力端子TH
RUはMIDI入力端子INの入力をそのまま出力する
端子である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記複数の電子機器の
接続方法によると、電子機器間の接続線の数が多く、そ
の占有場所をかなり必要とすること、および、一度接続
をはずしてしまうと元に戻す配線作業が大変であるとい
う問題点があった。また前記電子楽器の接続方法におい
ても、MIDIメッセージはシリアルデータであると共
に、前述のようにMIDIラインは各機器を直列に接続
するようそれぞれ布線されているため、各機器間を接続
したMIDIラインがかなりの占有場所を取ること、お
よび、MIDIラインが誤って1か所でもはずれてしま
うと、その先に信号が伝送されず発音が停止されてしま
うこと、さらには、一度接続をはずしてしまうと元に戻
す配線作業が大変であるという問題点があった。
【0005】そこで、本発明はネットワーク構築時に複
数の電子機器間を接続するパスを復活させて、ネットワ
ーク上に再構築できるようにしたネットワーク構築方法
を提供することを目的としている。
【0006】ところで、ネットワークの物理的伝送ライ
ン(バス)は1本であり、この伝送ライン上に複数の論
理的パスを形成して目的の電子機器にデータを伝送、あ
るいは目的の電子機器からデータを受信するようにして
ネットワークを構築している。すると、ネットワークに
複数の電子機器を接続する場合は、通常受信する側の電
子機器の方が多いため、前記論理的パスの情報を送信側
が記憶すると、ネットワークに接続される電子機器が増
えるに従って送信側が記憶する論理的パス情報が増大し
てしまうという問題点があった。そこで、本発明はネッ
トワーク構築時に複数の電子機器間を接続するパスを復
活させて、ネットワーク上に再構築できるようにしたネ
ットワーク構築方法において、ネットワークのパス情報
を受信側が記憶するようにしたネットワーク構築方法を
提供することを他の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のネットワーク構築方法は、ネットワークに
接続される複数の電子機器を有し、この電子機器間がネ
ットワーク上に構築された論理的パスにより接続される
ネットワークにおいて、前記電子機器は少なくとも1つ
の送信ポートあるいは受信ポートを有し、ネットワーク
構築時に前記受信ポートが接続される前記送信ポートに
関するパス情報に基づいて、前記論理的パスが復活され
て前記ネットワーク上に再構築されると共に、前記パス
情報が前記受信ポート側に記録されるようにしたもので
ある。
【0008】また、本発明のネットワーク構築方法は、
ネットワークに接続される電子楽器を構成する複数の電
子機器を有し、この電子機器間がネットワーク上に構築
された論理的パスにより接続される電子楽器のネットワ
ークにおいて、前記電子機器は、少なくとも1つの送信
ポートあるいは受信ポートを有し、ネットワーク構築時
に、前記受信ポートが接続される前記送信ポートに関す
るパス情報に基づいて、前記論理的パスが復活されて前
記ネットワーク上に再構築されると共に、前記パス情報
が前記受信ポート側に記録されているようにしたもので
ある。
【0009】さらに、前記ネットワーク構築方法におい
て、前記論理的パス情報が可搬型の記録媒体に記録され
ており、この記録媒体をネットワークに接続される前記
電子機器の1つにセットすることにより、前記論理的パ
スを前記ネットワーク上に復活して再構築するようにし
たものである。さらにまた、前記論理的パスの再構築時
に、前記論理的パス情報に基づく送信ポートが存在しな
いときは、その送信ポートを代替できる電子機器が前記
ネットワークに接続されているかを検索し、代替可能な
電子機器が前記ネットワークに接続されている場合は、
該電子機器との間に論理的パスを構築するようにしたも
のである。
【0010】
【作用】本発明によれば、記憶された論理的な接続情報
に基づいて、ネットワーク構築時にネットワーク上に各
電子機器間を接続する論理的パスを復活させて再構築し
ているため、接続を一度はずしても容易に元に戻すこと
ができる。従って、複数の電子機器を接続してなる電子
楽器の接続をはずしてステージ等に移動させた場合にお
いても、ネットワークを構成する1本の伝送ラインに電
子楽器に関連する電子機器をそれぞれ接続して、電源を
投入あるいはリセットをかけるだけで電子楽器のネット
ワークを再構築することができる。
【0011】すなわち、一台の送信側からのデータを1
0台の受信側が受ける場合、送信側に10台の受信側の
情報を記憶せずに、10台の受信側それぞれに一台の送
信側の情報を記憶する。これにより、送信側に論理的パ
ス情報が集中してしまうことを防止している。また、ネ
ットワークに接続される製品が異なっていても、機能が
同じ電子機器が接続された場合は、従来接続されていた
製品に替えて新たに接続された同じ機能の電子機器をネ
ットワークに強制的に接続することができる。
【0012】さらに、論理的な接続情報を受信側が記憶
するようにすると、送信側が接続情報を記憶する場合に
比較して接続情報のデータ量を分散して記憶することが
でき、高速にネットワークを立ち上げることができる。
さらにまた、論理的パス情報を可搬型の記憶媒体に記憶
しておけば、それぞれ同じ機能の電子機器を備えている
スタジオ等において、記憶媒体を接続管理手段にセット
するだけで同じネットワークの環境を再現することがで
きるようになる。そして、本発明のネットワーク構築方
法において構築されたネットワークにおいては、ネット
ワークがMIDIのようにシリアル接続とされていない
ため、1つの電子機器の接続が物理的にはずれたとして
もそれ以降の電子機器にデータを送ることができるよう
になるため、致命的な状態になりにくい利点がある。
【0013】
【実施例】本発明のネットワーク構築方法により構築し
た電子楽器のネットワークを、一例として図1に示す。
この図に示すネットワークは前記図22に示す電子楽器
システムと同じ接続を得ようとするものである。なお、
この図に示すラインL1〜L10は論理的パスであり、
ネットワーク上に構築された仮想的な接続手段であり、
物理的な接続手段ではない。
【0014】この図において、1〜6はそれぞれネット
ワークに接続されたノードであり、次のような各機能が
割り当てられていると共に、次のような構成とされてい
る。まず、1は鍵盤であり、キーデータ出力部(Key Da
ta Output)と送信専用のポート(PORT)#1とから構
成されており、2はシーケンサ(SEQ;Multi Track
Sequencer )であり、トラック1(Track 1 ;MIDI Me
sg. Input )とその受信専用ポート(PORT)#1ないし
トラック16(Track 16;MIDI Mesg. Input)とその
受信専用ポート(PORT)#16,トラック1(Track 1
;MIDI Mesg.Output)とその送信専用ポート(PORT)
#17,トラック2(Track 2 ;MIDIMesg. Output)と
その送信専用ポート(PORT)#18,トラック3(Trac
k 3 ;MIDI Mesg. Output)とその送信専用ポート(PO
RT)#19,パス情報管理部(Path Information Mana
ger )とその送受信ポート(PORT)#50,コントロー
ルデータ入出力部(Control Data Input / Output)と
その送受信ポート(PORT)#60とから構成されてい
る。この図においては、理解を容易にするため、いくつ
かのトラック及びその対応ポートの図示を省略してい
る。以下の各装置についても同じである。
【0015】さらに、3はミキサ(8ch Digital Audio
Mixer )であり、チャンネル1(Audio Data Input )
とその受信専用ポート(PORT)#1,チャンネル2(Au
dioData Input )とその受信専用ポート(PORT)#
2,チャンネル3(Audio DataInput )とその受信専用
ポート(PORT)#3,チャンネル4(Audio Data Inpu
t )とその受信専用ポート(PORT)#4,チャンネル5
(Audio Data Input)とその受信専用ポート(PORT)
#5,チャンネル6(Audio Data Input )とその受信
専用ポート(PORT)#6,チャンネル7(Audio Data
Input )とその受信専用ポート(PORT)#7,チャンネ
ル8(Audio Data Input )とその受信専用ポート(PO
RT)#8,パス情報管理部(Path Information Manage
r )とその送受信ポート(PORT)#50,コントロール
データ入出力部(Control DataInput / Output)とその
送受信ポート(PORT)#60とから構成されている。
【0016】そして、4はPCM方式の音源1(PCM To
ne Generator )であり、MIDIメッセージ入力(MI
DI Mesg. Input )とその受信専用ポート(PORT)#
1,MIDIメッセージ入力(MIDI Mesg. Input )と
その受信専用ポート(PORT)#2,オーディオデータ出
力(Audio Data Output(L) )とその送信専用ポート
(PORT)#10,オーディオデータ出力(Audio Data
Output(R) )とその送信専用ポート(PORT)#11,パ
ス情報管理部(Path Information Manager )とその送
受信ポート(PORT)#50,コントロールデータ入出力
部(Control DataInput / Output)とその送受信ポート
(PORT)#60とから構成されている。また、5はFM
方式の音源2(FM Tone Generator )、6は音源3
(Tone Generator )であり、これらの構成は音源1と
同様の構成とされている。なお、これらのノード1〜6
において、ポートはポートのプログラムにより独立して
動作しており、ポート以外の機能はアプリケーションプ
ログラムにより独立して動作している。
【0017】このように構成された各部において、鍵盤
1の送信専用ポート(PORT)#1は、パスL1によりシ
ーケンサ2の受信専用ポート(PORT)#1,音源1の受
信専用ポート(PORT)#2,音源2の受信専用ポート
(PORT)#2,音源3の受信専用ポート(PORT)#2に
接続されており、シーケンサ2の送信専用ポート(POR
T)#17は、パスL2により音源1の受信専用ポート
(PORT)#1に接続されており、シーケンサ2の送信専
用ポート(PORT)#18は、パスL3により音源2の受
信専用ポート(PORT)#1に接続されており、シーケン
サ3の送信専用ポート(PORT)#19は、パスL4によ
り音源2の受信専用ポート(PORT)#1に接続されてい
る。
【0018】また、音源1の送信専用ポート(PORT)#
10は、パスL5によりミキサ3の受信専用ポート(PO
RT)#1に接続されており、音源1の送信専用ポート
(PORT)#11は、パスL6によりミキサ3の受信専用
ポート(PORT)#2に接続されており、音源2の送信専
用ポート(PORT)#10は、パスL7によりミキサ3の
受信専用ポート(PORT)#3に接続されており、音源2
の送信専用ポート(PORT)#11は、パスL8によりミ
キサ3の受信専用ポート(PORT)#4に接続されてお
り、音源3の送信専用ポート(PORT)#10は、パスL
9によりミキサ3の受信専用ポート(PORT)#5に接続
されており、音源3の送信専用ポート(PORT)#11
は、パスL10によりミキサ3の受信専用ポート(POR
T)#6に接続されている。
【0019】このように各ポート間を論理的パスL1〜
L10により接続することにより、前記図22に示す電
子楽器と同様の動作を行うことができる。この論理的パ
スは、前記したように仮想的な伝送路であるが、送信ポ
ートは送信データにグループアドレスを付与してブロー
ドキャストし、グループアドレスが設定された受信ポー
トが受信することにより論理的パスが構成されている。
従って、この論理的パス上に送信ポートから送出された
データは、複数の受信ポートにより受信することができ
る。そして、ネットワークを構築している論理的パス
は、一度ユーザが設定しておき、その論理的パスの情報
を受信ポートが記憶するようにすれば、電源投入時やリ
セット時には、元の論理的パスをネットワーク上に復活
させて再構築することができるものである。さらに、論
路的パス情報を可搬型の記憶媒体、例えば、フロッピー
ディスクに記憶しておき、このフロッピーディスクを接
続管理装置にセットすることにより論理的パスをネット
ワーク上に再構築することもできるものである。
【0020】次に、フローチャートを用いて、本発明の
ネットワーク構築方法を詳細に説明する。本発明のネッ
トワークに接続されるノードのうち、例として音源のメ
インルーチンのフローチャートを図2に示す。この図に
おいて、例えば電源を投入してスタートさせると、ステ
ップS100において音源モジュールとしての機能の初
期化、例えば異音が発音されないようにダンプ処理等の
通常機能初期化が行われ、次にステップS110におい
て自ノードのアドレス等の認識および他ノードに何が接
続されているか等の後述するネットワークの機能初期化
が行われる。そして、ステップS120においてネット
ワークから入ってきたデータがセットされたバッファを
走査することにより、そのデータがネットワーク関連の
データか否かがステップS130で判断され、ネットワ
ーク関連のデータと判断されると、ステップS140に
おいてネットワーク動作の管理を行うデータとして、そ
の受信処理が行なわれる。
【0021】また、ネットワーク関連のデータでないと
判断された場合は、ステップS150において受信した
データは楽音制御情報と判断されて、この楽音制御情報
により音源の発音処理や消音処理等の発音状態の制御が
行われる。ただし、このステップS150の動作はノー
ドが音源の場合の例であり、他のノードにおいてはその
機能に応じた処理が行われる。そして、ステップS14
0、あるいはステップS150のステップが終了する
と、ステップS160においてパネル処理が行われる。
このパネル処理には、パネル設定によりユーザがネット
ワーク上に論理的パスを手動により構築する処理が含ま
れている。
【0022】このパネル処理により、一旦パス管理テー
ブルが各ノードに作成されれば、その後はパス管理テー
ブルを基に論理的パスを再構築することができる。次
に、ステップS170においてネットワークへのデータ
の送信処理が行われる。なお、ネットワークへのデータ
の送信は、ポートと云う仮想的なプログラムのポートを
作成しておき、アプリケーションプログラムからポート
に送信することによって行われる。また、ポート情報テ
ーブルのプロトコル(protocol)がマルチキャスト(mu
lticast )になっているものは、通信相手のアドレスを
指定せずに対応するグループ番号を指定してブロードキ
ャストする。そして、ステップS120に戻り、ステッ
プS120〜ステップS170の前記した動作が繰り返
し行われる。
【0023】次に、図4にメインルーチンのステップS
110にて実行されるネットワーク機能初期化処理のフ
ローチャートを示す。ネットワーク機能初期化処理が開
始されると、まず、ステップS300においてネットワ
ークが立ち上がった時に、ノード番号を認識するアルゴ
リズムにより自機のノード番号を得る。次に、ステップ
S310において後述するバックグランドネットワーク
処理を起動するが、構成管理ノードになったノードは、
バックグランドネットワーク処理において、伝送されて
きたパケットを監視して、各パケットからのノード番号
のブロードキャストや、ノード番号を収集し、さらにパ
ケットを上位層に転送したり、パケットのサービス要求
に応じた処理等を行う。そして、ステップS300にお
いて得られた自機のノード番号をステップS320によ
りネットワーク上にブロードキャストする。このブロー
ドキャストされたノード番号のデータは、構成管理ノー
ドとなったノードが受けて自動的に記録する。
【0024】さらに、ネットワークの構成を認識し、認
識後に構成情報完成のパケットを構成管理ノードはブロ
ードキャストするが、この構成情報完成のパケットを待
つステップがステップS330であり、構成管理ノード
の構成情報完成まで待機するステップである。なお、構
成管理ノードには、ネットワークに接続されたノードの
内余裕のあるノードがなるようなアルゴリズムとされて
いる。そして、ネットワークの構成情報が完成したこと
を示すパケットを得ると、ステップS340において自
ノードのノード固有情報を構成管理ノードにネットワー
クを通じて通知する。このノード固有情報は、自ノード
のユニークアドレス、ノード情報、機器固有番号であ
り、ユニークアドレスは低位の電子機器の固有番号であ
り、製品毎に異なる番号とされており、ノード情報は何
の機能のノードであるかを表す情報であり、機器固有番
号は上位の機器に固有の番号であり、同じ機能の電子機
器には同じ番号が与えられている。
【0025】このようなノード固有情報のノードテーブ
ルを図5に示す。この図において、例えばノード番号1
のユニークアドレスは「aaaa.aaaa」、ノード情報は
「MIDIKeyboard」、機器固有番号は「AAAAAAAA」とされ
ている。そして、構成管理ノードはすべてのノードから
前記したようなノード管理情報を受け取ると、ノード情
報完成のパケットをネットワーク上にブロードキャスト
する。このパケットを待つステップがステップS350
であり、管理ノードが全ノードのノード固有情報を収集
し終るまで待機する。これにより、図5に示すノードテ
ーブルが完成する。そこで、前記ノード情報完成のパケ
ットが得られると、ステップS360において構成管理
ノードより他のノードのノード固有情報を取得し、自ノ
ードのノードテーブルを作成する。
【0026】次に、ステップS370において自ノード
の機能に応じてポートを作成していくが、まず、ポート
番号を割当て、そのポートが入力ポートなのか、出力ポ
ートなのか、あるいは入力/出力ポートなのかの情報を
作成し、これにより図7に示すようなポート情報テーブ
ルを作成する。このポート作成については後述するが、
ステップS370において送信専用ポートが各々一意な
グループ番号を取得している。そして、ステップS38
0において、例えば図8に示すようなパス管理テーブル
が自ノードにあるか否かが判断され、パス管理テーブル
があると判断された場合には、ステップS390におい
てパスが再構成される。さらに、ステップS390にお
いてパケット喪失や相手ノードが反応できなった場合の
ため、1回目で構成できなかったパスについて再度パス
の接続(パス再構成リトライ)が試みられる。また、ス
テップS410において、パス再構成リトライによって
も接続できなったパスは、該当する電子機器がなかった
ものとし、同一の機能を持つ電子機器と強制的に接続さ
れる。次に、ステップS380においてパス管理テーブ
ルがないと判断された場合と同様にリターンされる。全
く新たに電子機器をネットワークに接続した場合は、パ
ス管理テーブルは存在しない。なお、受信用のポートを
持たない電子機器は、図示する破線で囲んだステップS
380ないしステップS410の処理ステップは実装し
ていない。
【0027】次に、ネットワーク機能処理化処理のステ
ップS370で実行されるポート作成処理のフローチャ
ートを図6に示す。ポート作成処理が開始されると、ス
テップS500において自機の内部機能に対応させてポ
ート情報テーブルが作成される。例えば、シーケンサに
おいては図7に示すようなポート情報テーブルが作成さ
れる。ただし、グループ番号は以下のステップで付与さ
れる。すなわち、ステップS510において1つのポー
ト、例えばポート番号1の情報が取り出され、ステップ
S520においてこの取り出された情報のうち、プロト
コル(protocol)がマルチキャスト(multicast )か否
か、かつ、ポートのタイプ(type)が送信専用(TX ON
LY)か否かが判断され、プロトコルがマルチキャストで
あり、かつ、ポートのタイプが送信専用の場合は、ステ
ップS530においてその送信専用ポートがネットワー
ク上で一意なグループ番号を取得する。
【0028】さらに、ステップS540においてポート
情報テーブルに取得したグループ番号を記録するように
して、例えば図7に示すポート情報テーブルにおけるよ
うに、ポート番号17の欄にグループ番号として「1
0」が記録される。次に、ステップS520においてプ
ロトコルがマルチキャストでないか、あるいは、ポート
のタイプが送信専用でないと判断された場合と同様に、
ステップS550において未処理ポートがあるか否かが
判断され、未処理ポートがある場合はステップS510
に戻り前記したように送信専用ポートがグループ番号を
取得する動作が繰り返し行われる。また、全てのポート
の処理が終了し、未処理ポートがないと判断された場合
はリターンされる。なお、図7においてグループ番号の
欄に記録されている「d」は何も書き込まれていない
か、書き込まれていても無視されて利用されないことを
示している。
【0029】ところで、ネットワーク機能処理のステッ
プS310においてバックグラウンドネットワーク処理
を起動しているが、バックグラウンドネットワーク処理
が起動されると、図3に示すように、ステップS200
においてパケットの監視を行い、ステップS210にお
いて特殊処理が行われる。この特殊処理には構成管理ノ
ードになったノードが、ブロードキャストされた各パケ
ットからのノード番号の収集や、ノード固有情報の収集
を行う。ただし、構成管理ノードなどの特殊な機能を実
現しないノードはこの特殊処理を実装していない。さら
にステップS220において、そのパケットがブロード
キャストか否か、あるいは自ノード宛なのか否かが判断
され、ブロードキャスト、あるいは自ノード宛と判断さ
れた場合は、ステップS230において上位層に渡すべ
きパケットか否かが判断され、上位層に渡すパケットで
ないと判断された場合は、ステップS240においてサ
ービス要求に応じて各種テーブルを参照し、自ノードの
データを返送する。ここでは、パス設定時のポート属性
の問い合わせに対する返答や、ユーザによるポート情報
テーブルの要求に対する返答が返送される。
【0030】また、ステップS230において上位層に
渡すべきパケットと判断された場合は、ステップS25
0においてパケットを上位層へ転送する。そして、ステ
ップS220においてブロードキャストではなく、か
つ、自ノード宛ではないと判断された場合、およびステ
ップS240、あるいはステップS250の処理が終了
した場合はステップS200に戻り、前記したステップ
S200ないしステップS220の処理が繰り返し行わ
れる。
【0031】次に、パス再構成処理のフローチャートを
図10に示す。このパス再構成処理が開始されると、ス
テップS600において、パス管理テーブルのパス設定
状態が、まずクリアされる。ミキサのパス管理テーブル
を図8に示すが、このパス管理テーブルにおいて右端の
欄のパス設定状態がこのステップによりクリアされる。
以降の説明においては、このパス管理テーブルを参照し
ながら説明する。次に、ステップS610においてパス
管理テーブルの一番上からデータが取得され、ステップ
S620において送信側ユニークアドレスがノードテー
ブルに存在するか否かが判断される。これは、自ノード
の受信ポートを接続するパスが、図8に示すパス管理テ
ーブルの1番上の行の場合、送信側ユニークアドレスが
「dddd.dddd」のノードとされているが、このユニーク
アドレスを有する電子機器がネットワークに接続されて
いるかどうかを判断するためであり、存在すると判断さ
れるとステップS630に進む。
【0032】このステップS630において送受信ポー
トの属性の確認が行われると共に、ステップS640に
おいてポートの存在確認および属性が一致するか否かが
判断される。この判断は図5に示す全ノード共通のノー
ドテーブルが自ノードに取り込まれていることを利用し
て、このノードテーブルを参照することにより行なわれ
る。すなわち、ノードテーブルを検索するとそのノード
番号4にユニークアドレス「dddd. dddd」を見いだすこ
とができる。また、受信側ポート番号1については自ノ
ードの受信側ポート番号1の存在確認を行うことがで
き、また属性も認識されているから、存在が確認されて
いると共に、マルチキャストの受信ポートであることの
属性も認識されている。さらに、送信側ポートについて
は、パス管理テーブルのユニークアドレスが「dddd.dd
dd」とされていることから、ノードテーブルを参照する
と、この送信ポートがPCM音源(PCM Tone Gene
rator )の送信ポートであることがわかり、まずポート
の存在が確認され、さらに、このパス管理テーブルから
送信側ポート番号が「10」(なお、グループ番号にも
「10」なる番号が存在するが、この番号とは関連して
いない。)であることがわかる。
【0033】そこで、図示しないPCM音源のポート情
報テーブルを参照すると、ポート番号「10」の送信ポ
ートがマルチキャストの送信ポートであることがわかる
ため、パスで接続されるポートが受信ポートと送信ポー
トと認識されて、その属性が一致するためステップS6
50に進む。このステップS650において、送信ポー
トのグループ番号を送信側のポート情報テーブルのグル
ープ番号の欄を参照して取得し、受信側ノードの受信テ
ーブルのグループ番号として自ノードのポート情報テー
ブルに登録する。これにより、送信側がグループ番号を
付与してブロードキャストしたデータを、同じグループ
番号が受信ポートに登録されている受信ポートが受信で
きるようになる。
【0034】そして、ステップS670においてパス管
理テーブルのパス設定状態を「1」とする。この「1」
は、図9に示すようにパス設定状態が完了したことを示
している。また、ステップS620においてユニークア
ドレスがノードテーブルに存在しないと判断された場
合、ステップS640においてポートの存在が確認され
ないか、あるいは属性が一致しないと判断された場合
は、ステップS660においてパス管理テーブルの設定
状態が「3」とされる。この「3」は、図9に示すよう
に保留状態であることを示している。次に、ステップS
670の処理が完了した場合と同様に、ステップS68
0に進み次のデータがあるか否かが判断され、次のデー
タがあると判断された場合はステップS610に戻り、
前記パス再構成の処理が繰り返し行われる。また、次に
データがないと判断された場合は、そのままリターンさ
れる。
【0035】ここで、前記ステップS620において、
ユニークアドレスがノードテーブルに存在しないと判断
される場合の例を上げると、図8に示すパス管理テーブ
ルの受信側ポート番号5のユニークアドレスは「ffff.
ffff」とされており、このユニークアドレスは図5に示
すノードテーブルを参照しても見いだすことができな
い。この場合は、パス管理テーブルを作成した時の製品
がネットワークに接続されていない場合であって、ステ
ップS620において「NO」側へ分岐されて、前記ステ
ップS660の処理が行われる。この時は、接続されな
かった製品と同じ機能の電子機器がネットワークに接続
されていれば、接続されなかった製品に替えてこの電子
機器との間に強制的にパスを設定するようにする。この
ため、パス管理テーブルのパス設定状態を保留状態を示
す「3」とするのである。以上の処理によりノードがミ
キサの場合は、図8に示すパス管理テーブルが得られ
る。
【0036】次に、機能的パス再構成のフローチャート
を図11に示すが、機能的パス再構成の処理において
は、パス再構成の処理において接続されなかったパスに
ついての処理を行っている。この機能的パス再構成の処
理が開始されると、ステップS700において、管理テ
ーブルより『パス設定状態=3』のデータを取得する。
例えば、図8に示すパス管理テーブルの場合は、まず受
信側ポート番号5のデータを取得し、同じ機能のノード
が接続されているか否かを認識するため、この送信側機
器固有番号「FFFFFFFF」をステップS710においてノ
ードに取り込まれている図5に示すノードテーブルを参
照して検索する。この場合、ノードテーブルのノード番
号6に機器固有番号「FFFFFFFF」を見出すことができる
ため、ステップS720において「YES 」と判断され
て、ステップS730に移行する。
【0037】このステップにおいて、前記図10に示す
ステップS630と同様の送受信ポートの属性の確認を
行い、さらにステップS740において送受信ポートの
属性が一致しているか否かが判断される。なお、このス
テップS740においてポートの存在確認をしていない
のは、送信側機器固有番号が検索することができれば、
同じ機能の電子機器が接続されていることがわかり、ポ
ートも存在するものとみなせるからである。ただし、ポ
ートの存在確認処理を行うようにしてもよい。次に、ス
テップS750においてユーザに警告を発し、パス接続
の確認を求める。ユーザがパス接続を許可すると、ステ
ップS760において接続可と判断され、ステップS7
70において送信ポートのグループ番号を取得し、受信
側ノードのポート情報テーブルの受信ポートのグループ
番号として登録する。
【0038】さらに、ステップS800においてパス管
理テーブルのパス設定状態を、図9に示すように警告下
のパス接続状態を示す「2」に設定する。そして、ステ
ップS810においてユーザにパス情報を更新するか否
かの問い合わせを行い、ユーザが更新を許可すると、ス
テップS820において更新と判断され、ステップS8
30においてパス管理テーブルの送信側ユニークアドレ
スを、ノードテーブルの対応するユニークアドレスで書
き換える。前記ステップS770において接続されたパ
スは一時的な接続であり、ネットワークに新たに接続さ
れた電子機器が一時的に接続するものではなく以後継続
的に接続する場合は、前記ステップS820においてユ
ーザはパス情報を更新するようにする。このパス情報の
更新をしないとネットワークを立ち上げる度に、ユーザ
はパス接続の許可等をする必要が生じる。
【0039】また、ステップS720において送信側機
器固有番号がノードテーブルを検索しても見出せなかっ
た場合、及びステップS740において送受信ポートの
属性が一致しなかった場合は、ステップS790におい
てパス管理テーブルのパス設定状態を図9に示すように
接続不能状態を示す「5」に設定する。さらに、ステッ
プS760においてユーザが接続を許可しないと判断さ
れた場合は、ステップS780においてパス管理テーブ
ルのパス設定状態を警告下の非接続状態を示す「4」に
設定する。そして、ステップS820においてユーザが
更新を許可しないと判断された時と、ステップS78
0、ステップS790、ステップS830の処理が終了
した時は、ステップS840に移行して、次のデータが
あるか否かが判断され、次のデータがあると判断された
場合は、ステップS700に戻り前記したような機能的
パス再構成の処理が繰り返し行われる。また、次のデー
タがないと判断された場合はリターンされる。以上の機
能的パス再構成の処理を行うと、図8に示すミキサのパ
ス管理テーブルが図12に示すパス管理テーブルに書き
換えられる。ただし、この場合はパス情報を更新した場
合を示している。
【0040】次に、メインルーチンにおけるステップS
140にて実行されるネットワーク受信処理のフローチ
ャートを図13に示す。このネットワーク受信処理が開
始されると、ステップS900においてネットワークか
ら受信されたデータがリセット信号か否かが判断され、
リセット信号と判断された場合は、ステップS920に
おいて自ノードのすべての機能をリセットする。このリ
セット信号は、新たなノードがネットワークに接続され
た時にネットワークをリセットするためのものである。
なお、前記した図1に示すように、各ノードはアプリケ
ーションプログラムの部分とポートのプログラムの部分
とに独立して分離されているため、ポートのプログラム
だけをリセットすることが可能ではあるが、リセット信
号の送出がネットワークの端部から送出された場合等に
おいては、ネットワークの伝播遅延時間の影響により、
他のノードが送出したデータと衝突して音が鳴り続けた
り暴走したりする恐れがある。このため、ここではノー
ドのすべての機能をリセットしている。
【0041】また、リセット信号でないと判断された場
合は、ステップS910においてパス管理テーブルのロ
ード要求か否かが判断されるが、ステップS900ない
しステップS950は、例えばフロッピーディスクに記
憶されているパス管理テーブルによりパスを構築する場
合の処理である。すなわち、パス管理テーブルロード要
求は、各ノードのパス管理テーブルを接続管理装置にセ
ットされたフロッピーディスク等に記憶されているパス
管理テーブルで書き替えるためのロード要求である。そ
こで、ステップS910において受信されたデータがパ
ス管理テーブルロード要求と判断された場合は、ステッ
プS930において自ノードのネットワーク部分以外の
機能を停止させる。この停止は、パスの再構成時に支障
のないように、単に停止するのではなく機能を含めて停
止させる。すなわち、音源の場合は発音中の楽音をすべ
てを停止させ、シーケンサの場合は記録/再生を停止さ
せる。
【0042】次に、ステップS940においてロード要
求発送元である接続管理装置にロード許可を通知する。
次に、ステップS950において接続管理装置から転送
されたパス管理テーブルを新たなパス管理テーブルとす
るよう、パス管理テーブルを書き替えるようにする。こ
れにより、新たなパス管理テーブルにより新たなパスの
再構成が行われる。続いて、ステップS910において
受信されたデータがパス管理テーブルロード要求でない
と判断された場合と同様にステップS960に進む。ス
テップS960ないしステップS980は、パス管理テ
ーブルの情報をフロッピーディスク等にダンプするため
の処理であり、ステップS960においてネットワーク
より受信されたデータがパス管理テーブルダンプ要求か
否かが判断され、パス管理テーブルダンプ要求と判断さ
れた場合は、ステップS970においてダンプ要求元で
ある接続管理装置にダンプ許可を通知する。
【0043】さらに、ステップS980において自ノー
ドのパス管理テーブルの情報をダンプ要求発送元にダン
プする。接続管理装置では、送られてきたパス管理テー
ブルの情報をすべてのノードについて収集し、フロッピ
ーディスク等に記録する。そして、ステップS960に
おいてネットワークより受信されたデータが、パス管理
テーブルダンプ要求でないと判断された場合と同様に、
リターンされる。
【0044】次に、接続管理装置が実行する処理のフロ
ーチャートを図14に示す。接続管理装置の電源等が投
入されて処理がスタートされると、接続管理装置もノー
ドの1つであるためネットワーク機能が初期化される。
このネットワーク機能の初期化は図4に示す処理と同様
の処理により行われるが、パス管理テーブルは必要とし
ないため、ステップS380において「NO」側へ分岐さ
れてリターンされる処理となる。図14に戻って説明を
続けると、次に、接続管理装置にフロッピーディスク等
が挿入されたか否かがステップS1010において検出
されるが、この検出はディスクが挿入されるまで繰り返
し行われる。そして、ディスクの挿入されたことが検出
されると、ステップS1020においてコマンドを待
ち、パス管理テーブルのロードコマンド、あるいはパス
管理テーブルのダンプコマンドのいずれかが来た時に、
いずれのコマンドが来たのかがステップS1030にお
いて判断され、パス管理テーブルのロードコマンドと判
断されると、ステップS1040において挿入されたデ
ィスクよりパス情報(ユニークアドレス,ノード情報,
機器固有番号)を読み出す。
【0045】そして、ステップS1050においてパス
情報のノードデータ(ユニークアドレスあるいは機器固
有番号)に該当するノードがすべて存在するか否かが判
断され、パス情報のノードデータに該当するノードがす
べて存在すると判断された場合は、ステップS1060
に移行する。ここで、ユニークアドレスだけに該当する
機器だけでなく、機器固有番号に該当する機器も該当さ
せるのは、製品は異なるが同じ機能の電子機器が置き換
えられてネットワーク接続されている場合も予想される
からである。このステップS1060においてパス管理
テーブルのロード要求を1つのノードに送信し、さら
に、ステップS1070においてロード許可を相手のノ
ードから受取後、パス管理テーブルを相手のノードに送
信することによりロードする。
【0046】そして、ステップS1080においてすべ
てのノードにパス管理テーブルを送信したか否かが判断
され、パス管理テーブルを送信していないノードがある
場合は、ステップS1060に戻り前記と同様の処理
が、全てのノードにパス管理テーブルが送信されるまで
繰り返し行われる。このようにして、全てのノードにパ
ス管理テーブルが送信されると、ステップS1120に
おいて全ノードにリセット信号が送信されて、全ノード
がリセットされる。また、ステップS1050において
パス情報のノードデータに該当するノードのすべてが存
在していないと判断された場合は、ステップS1090
において接続可能なものだけ強制的に接続するか否かが
確認される。
【0047】ここで、ユーザが強制的に接続することを
許可したことが、ステップS1100において検出され
ると、ステップS1110においてパス情報のうち、ノ
ードデータが該当するノードにのみパス管理テーブルを
送信する。この場合、該当するノードが複数ある時は順
次該当するノードにパス管理テーブルを送信する。そし
て、ステップS1120において全ノードにリセット信
号が送信されて、全ノードがリセットされ、ステップS
1130に進む。また、ステップS1030においてコ
マンドがパスのロードコマンドでないと判断された場合
も、ステップS1110において強制接続の許可をユー
ザがしないと判断された場合と同様にステップS113
0に移行し、コマンドがパス管理テーブルのダンプコマ
ンドか否かが判断される。
【0048】ここで、コマンドがパス管理テーブルのダ
ンプコマンドと判断されると、ステップS1140にお
いてノードテーブルの全てのノードのうち、PIM(パ
ス情報管理部;Path Information Manager )を持つノ
ードに対してパス管理テーブルのダンプ要求を送信す
る。そして、ステップS1150においてダンプ許可を
受取後、相手方のノードから送られてくるパス管理テー
ブルを受信し、ステップS1160において全ての該当
するノードからのパス管理テーブルを受信したか否かが
判断され、全ての該当するノードからのパス管理テーブ
ルを受信していないと判断された場合は、ステップS1
140に戻り、前記と同様の処理が、全ての該当するノ
ードからパス管理テーブルを受信するまで繰り返し行わ
れる。
【0049】そして、全ての該当するノードからパス管
理テーブルを受信すると、ステップS1170において
取り寄せたパス管理テーブルにそれぞれのノードデータ
が付加されてフロッピーディスク等に保存され、リター
ンされる。なお、ディスクはフロッピーディスクに限ら
ず、ハードディスクや光ディスク等であってもよいが、
フロッピーディスクとした時の記憶状態の一例を図15
(a)に示す。この図に示す場合は、ユニークアドレス
と機器固有番号、及びパス管理テーブルがノードごとに
順次記憶される。また、同図(b)に示すように、グル
ープ番号、送信ユニークアドレス、送信側機器固有番
号、及び受信側情報からなるノードごとのデータを記憶
するようにしてもよい。
【0050】次に、メインルーチンのステップS160
にて実行されるパネル処理のフローチャートを図16に
示す。このパネル処理は通常のパネル処理を行うと同時
に、最初に構築するパスの設定を行う処理であり、パネ
ル処理が開始されるとまず、ステップS1200におい
て通常のパネル処理が行われる。次に、ステップS12
10においてパス接続処理を行うか否かが判断され、パ
ス接続処理を行うと判断されると、ステップS1220
においてノードテーブルを基にネットワークに接続され
ている電子機器をディスプレイ上に表示する。
【0051】この時、ノードテーブルからでは接続する
ポート情報が得られていないため、ステップS1230
においてユーザの指定したノードに関するポート情報を
該当するノードから取り寄せて、このポート情報をディ
スプレイに表示する。次に、ユーザがディスプレイを参
照しながら指定したポート間をパスとして接続する。こ
の接続はポート間を、前述したように送信ポートのグル
ープ番号に受信ポートのグループ番号を合わせることに
より接続する。さらに、ステップS1250において接
続されたパスに基づいてパス管理テーブルを書き替え
る。そして、ステップS1210においてパス接続処理
は行わないと判断された場合と同様にリターンされる。
【0052】以上説明したネットワークの構築方法にお
けるパス情報の再構成を簡単にまとめると次のように行
われている。 (1)送信側が、各パスについてグループ番号を決定 (2)受信側が、各パスについて送信側にグループ番号
を問い合わせ (3)受信側が、ポート情報テーブルのグループ番号を
問い合わせ、そのデータで書き換え (4)受信側が、ポート情報テーブルのグループ番号に
従いデータを受信 この方法によると、受信ノードが個別に送信ノードのグ
ループ番号を問い合わせているので、受信ノード数が多
い場合は不要なトラフィックを招くことになる。
【0053】そこで、これを解決できる本発明の第2の
ネットワーク構築方法を次に説明する。この第2のネッ
トワーク構築方法の手順の概要は次のようになる。 (1)送信側が、各パスについてグループ番号を決定 (2)送信側が、グループ番号と、ユニークアドレスを
始めにブロードキャスト (3)受信側は、これを受信してユニークアドレスを元
に、グループ番号を設定 (4)受信側は、ポート情報テーブルのグループ番号に
従いデータを受信 このように、第2のネットワーク構築方法では前述した
ネットワーク構築方法において、受信側が再構成のトリ
ガをかけていたのに対し、送信側が再構成のトリガをか
けるようにしたものである。従って、再構成が一度のブ
ロードキャストで済むため、不要なトラフィックを招く
ことなくシンプルとされる。
【0054】次に、第2のネットワークの構築方法を説
明するが、前述したネットワーク構築方法と同様の処理
については、その説明は省略し異なる処理についてフロ
ーチャートを参照しながら説明を行うものとする。ま
ず、ネットワークに接続される電子機器のメインルーチ
ン、例えば音源のメインルーチンのフローチャートは前
記図2に示すものと同様とされるが、そのステップS1
10にて実行されるネットワーク機能初期化処理は異な
る。そこで、ネットワーク機能初期化処理のフローチャ
ートを図17に示すが、このネットワーク機能初期化処
理においては、前記図5に示すようなノードテーブルは
作成されない。
【0055】このネットワーク機能初期化処理が開始さ
れると、図17に示すようにステップS1300にてネ
ットワークが立ち上がった時に、ノード番号を認識する
アルゴリズムにより自機のノード番号が得られる。この
ノード番号は固定の番号ではなくダイナミックに決定さ
れるノード番号が得られるようにされる。次に、ステッ
プS1310にてバスリセット終了まで待機される。す
なわち、構成管理ノードがパス構成の情報を収集し終る
まで待機される。次いで、ステップS1320にて後述
するバックグランドネットワーク処理が起動され、さら
に、ステップS1330にて自ノードの機能に応じてポ
ートを作成していくポート作成処理が実行されて、リタ
ーンされる。
【0056】このポート作成処理のフローチャートを図
19に示すが、ポート作成処理が開始されると、ステッ
プS1500にて自機の内部機能に対応させてポート情
報テーブルが作成される。例えば、シーケンサにおいて
は前記図7に示すようなポート情報テーブルが作成され
る。ただし、グループ番号は以下のステップで付与され
る。すなわち、ステップS1510において1つのポー
ト、例えばポート番号1の情報が取り出され、ステップ
S1520においてこの取り出された情報のうち、プロ
トコル(protocol)がマルチキャスト(multicast )か
否か、かつ、ポートのタイプ(type)が送信専用(TX
ONLY)か否かが判断され、プロトコルがマルチキャスト
であり、かつ、ポートのタイプが送信専用の場合は、ス
テップS1530においてその送信専用ポートがネット
ワーク上で一意なグループ番号を取得する。
【0057】さらに、ステップS1540においてポー
ト情報テーブルに取得したグループ番号を記録するよう
にして、例えば図7に示すポート情報テーブルにおける
ように、ポート番号17の欄にグループ番号として「1
0」が記録される。次に、ステップS1550にてユニ
ークアドレス,ノード番号,ポート番号,グループ番号
をブロードキャストする。これにより、受信側は接続す
べき送信側ポート番号におけるユニークアドレスと共に
ブロードキャストされたグループ番号を取得できるよう
になる。次いで、ステップS1520においてプロトコ
ルがマルチキャストでないか、あるいは、ポートのタイ
プが送信専用でないと判断された場合と同様に、ステッ
プS1560において未処理ポートがあるか否かが判断
され、未処理ポートがある場合はステップS1510に
戻り前記したように送信専用ポートがグループ番号を取
得する動作が繰り返し行われる。また、全てのポートの
処理が終了し、未処理ポートがないと判断された場合は
リターンされる。
【0058】次に、ネットワーク機能処理のステップS
1320において起動されるバックグラウンドネットワ
ーク処理のフローチャートを図18に示す。このバック
グラウンドネットワーク処理が起動されると、ステップ
S1400においてパケットの監視が行われ、ステップ
S1410にて、そのパケットがブロードキャストか否
か、あるいは自ノード宛なのか否かが判断され、ブロー
ドキャスト、あるいは自ノード宛と判断された場合は、
ステップS1420において上位層に渡すべきパケット
か否かが判断される。そして、上位層に渡すパケットで
ないと判断された場合は、ステップS1430において
グループ番号の通知のパケットか否かが判断され、前記
ポート作成処理のステップS1550にてブロードキャ
ストされたグループ番号の通知のパケットの場合はステ
ップS1460に分岐されてパス再構成処理が行われ
る。
【0059】また、グループ番号の通知のパケットでな
いと判断された場合は、ステップS1440にてサービ
ス要求に応じて各種テーブルが参照され、自ノードのデ
ータが返送される。ここでは、パス設定時のポート属性
の問い合わせに対する返答や、ユーザによるポート情報
テーブルの要求に対する返答が返送される。また、ステ
ップS1420において上位層に渡すべきパケットと判
断された場合は、ステップS1450においてパケット
を上位層へ転送する。そして、ステップS1410にお
いてブロードキャストではなく、かつ、自ノード宛では
ないと判断された場合、ステップS1440、ステップ
S1460、あるいはステップS1450の処理が終了
した場合はステップS1400に戻り、前記したステッ
プS1400ないしステップS1460の処理が繰り返
し行われる。
【0060】次に、バックグランドネットワーク処理の
ステップS1460にて実行されるパス再構成処理のフ
ローチャートを図20に示す。このパス再構成処理が開
始されると、ステップS1600において、パス管理テ
ーブルのパス設定状態が、まずクリアされる。この場合
のパス管理テーブルをミキサを例として図21(a)に
示すが、前記図8に示したものと異なり送信側機器固有
番号の欄は省略されている。これは、第2のネットワー
ク構築方法においては機能的パス再構成処理を行わない
ためである。
【0061】ここで、このパス管理テーブルにおける右
端の欄の「パス設定状態」がこのステップS1600に
てクリアされる。以降の説明においては、このパス管理
テーブルを参照しながら説明する。次に、ステップS1
610にて既に得られているパス管理テーブルに、送信
側ユニークアドレスと送信側ポート番号の組み合わせか
らなる送信側情報が一致するパス情報があるか否かが判
断され、パス情報があると判断されるとステップS16
20にてその送信側からブロードキャストされたグルー
プ番号が取得され、受信ノードのポート情報テーブルの
受信ポートのグループ番号として登録される。
【0062】ついで、ステップS1630において図2
1(a)に示すようにパス管理テーブルのパス設定状態
が「1」とされる。この「1」は、図21(b)に示す
ようにパス設定状態が完了したことを示している。さら
に、ステップS1610にてパス管理テーブルに送信側
情報が一致するパス情報があると判断されない場合と同
様にリターンされる。なお、送信側からブロードキャス
トされたグループ番号を取得できない場合は、パス管理
テーブルにおけるパス設定状態は「0」とされ、同図
(b)に示すように接続不能状態とされる。
【0063】このように、第2のネットワーク構築方法
においてはプロトコルマルチキャストとされる送信専用
ポートの場合にユニークアドレス、ノード情報、ポート
番号、取得されたグループ番号を一度ブロードキャスト
することにより、受信側がブロードキャストされた情報
から接続すべき送信ポートのグループ番号を取得するよ
うにしている。このため、シンプルな通信を行うだけで
パスの再構成処理を実行することができる。但し、パス
の実態を握る受信側がトリガをかけないため、再構成失
敗時の対応が困難となることから、送信側からのブロー
ドキャストを複数回行うようにしてもよい。また、これ
に代わり受信側に不成立のパスがある場合(パス管理テ
ーブルのパス設定状態の欄が「0」とされているものを
検出することにより判断できる。)には、所定時間後に
特定の送信側のブロードキャストの要求、あるいはパス
再構成の要求をブロードキャストするようにしてもよ
い。
【0064】以上の説明においては、電子楽器のネット
ワークを例に上げて説明したが、本発明は電子楽器のネ
ットワークに限らず民生用の電子機器、例えばテレビジ
ョン、ビデオテープレコーダ、オーディオ装置、カラオ
ケ装置等のインテリジェントな電子機器を接続するネッ
トワークの構築方法に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、記憶され
た論理的な接続情報に基づいて、ネットワーク構築時に
ネットワーク上に各電子機器間を接続する論理的パスを
復活させて再構築しているため、接続を一度はずしても
容易に元に戻すことができる。従って、複数の電子機器
を接続してなる電子楽器の接続をはずしてステージ等に
移動された場合においても、ネットワークを構成する1
本の伝送ラインに電子楽器に関連する各電子機器を接続
して、電源を投入あるいはリセットをかけるだけで電子
楽器のネットワークシステムを再構築することができ
る。また、ネットワークに接続される製品が異なってい
ても機能が同じ電子機器が接続された場合は、従来接続
されていた製品に替えて新たに接続された同じ機能の電
子機器をネットワークに強制的に接続することができ
る。
【0066】さらに、論理的な接続情報を受信側が記憶
するようにすると、送信側が接続情報を記憶する場合に
比較して接続情報のデータ量を分散して記憶することが
でき、高速にネットワークを立ち上げることができる。
さらにまた、論理的パス情報を可搬型の記憶媒体に記憶
しておけば、それぞれ同じ機能の電子機器を備えている
スタジオ等において、記憶媒体を接続管理手段にセット
するだけで同じネットワークシステムの環境を再現する
ことができるようになる。そして、本発明のネットワー
クシステムにおいては、ネットワークがMIDIのよう
にシリアル接続とされていないため、1つの電子機器の
接続がはずれたとしてもそれ以降の電子機器にデータを
送ることができるようになるため、致命的な状態となり
にくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のネットワーク構築方法により構築し
た電子楽器のネットワークを示す図である。
【図2】 本発明のネットワーク構築方法におけるメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図3】 本発明のネットワーク構築方法におけるロー
チャートである。
【図4】 本発明のネットワーク構築方法におけるネッ
トワーク機能初期化のフローチャートである。
【図5】 本発明のネットワーク構築方法におけるノー
ドテーブルを示す図である。
【図6】 本発明のネットワーク構築方法におけるポー
ト作成のフローチャートを示す図である。
【図7】 本発明のネットワーク構築方法におけるポー
ト情報テーブルを示す図である。
【図8】 本発明のネットワーク構築方法におけるパス
管理テーブルを示す図である。
【図9】 本発明のネットワーク構築方法におけるパス
設定状態の状態内容を表す表である。
【図10】 本発明のネットワーク構築方法におけるパ
ス再構成のフローチャートを示す図である。
【図11】 本発明のネットワーク構築方法における機
能的パス再構成のフローチャートを示す図である。
【図12】 本発明のネットワーク構築方法におけるパ
ス管理テーブルを示す図である。
【図13】 本発明のネットワーク構築方法におけるネ
ットワーク受信処理のフローチャートを示す図である。
【図14】 本発明のネットワーク構築方法における接
続管理装置のフローチャートを示す図である。
【図15】 本発明のネットワーク構築方法におけるフ
ロッピーディスクの記憶状態の例を示す図である。
【図16】 本発明のネットワーク構築方法におけるパ
ネル処理のフローチャートを示す図である。
【図17】 本発明の第2のネットワーク構築方法にお
けるネットワーク機能初期化のフローチャートである。
【図18】 本発明の第2のネットワーク構築方法にお
けるバックグラウンドネットワーク処理のフローチャー
トである。
【図19】 本発明の第2のネットワーク構築方法にお
けるポート作成のフローチャートを示す図である。
【図20】 本発明の第2のネットワーク構築方法にお
けるパス再構成のフローチャートを示す図である。
【図21】 本発明の第2のネットワーク構築方法にお
けるパス管理テーブルおよびパス設定状態の内容を示す
テーブルを示す図である。
【図22】 従来の電子楽器のネットワークを示す図で
ある。
【符号の説明】
1,101 鍵盤 2,102 シーケンサ 3,103 ミキサ 4、104 音源1 5、105 音源2 6、106 音源3 L1〜L10 論理的パス L101〜L107 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続される複数の電子
    機器を有し、この電子機器間がネットワーク上に構築さ
    れた論理的パスにより接続されるネットワークにおい
    て、 前記電子機器は、少なくとも1つの送信ポートあるいは
    受信ポートを有し、ネットワーク構築時に前記受信ポー
    トが接続される前記送信ポートに関するパス情報に基づ
    いて、前記論理的パスが復活されて前記ネットワーク上
    に再構築されると共に、前記パス情報が前記受信ポート
    側に記録されていることを特徴とするネットワーク構築
    方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続される電子楽器を
    構成する複数の電子機器を有し、この電子機器間がネッ
    トワーク上に構築された論理的パスにより接続される電
    子楽器のネットワークにおいて、 前記電子機器は、少なくとも1つの送信ポートあるいは
    受信ポートを有し、ネットワーク構築時に、前記受信ポ
    ートが接続される前記送信ポートに関するパス情報に基
    づいて、前記論理的パスが復活されて前記ネットワーク
    上に再構築されると共に、前記パス情報が前記受信ポー
    ト側に記録されていることを特徴とするネットワーク構
    築方法。
  3. 【請求項3】 前記論理的パス情報が可搬型の記録媒
    体に記録されており、この記録媒体をネットワークに接
    続される前記電子機器の1つにセットすることにより、
    前記論理的パスを前記ネットワーク上に復活して再構築
    することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の
    ネットワーク構築方法。
  4. 【請求項4】 前記論理的パスの再構築時に、前記論
    理的パス情報に基づく送信ポートが存在しないときは、
    その送信ポートを代替できる電子機器が前記ネットワー
    クに接続されているかを検索し、代替可能な電子機器が
    前記ネットワークに接続されている場合は、該電子機器
    との間に論理的パスを構築するようにしたことを特徴と
    する請求項1あるいは請求項2記載のネットワーク構築
    方法。
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