JPH07192393A - ボリューム制御方式 - Google Patents

ボリューム制御方式

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JPH07192393A
JPH07192393A JP33031893A JP33031893A JPH07192393A JP H07192393 A JPH07192393 A JP H07192393A JP 33031893 A JP33031893 A JP 33031893A JP 33031893 A JP33031893 A JP 33031893A JP H07192393 A JPH07192393 A JP H07192393A
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JP
Japan
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source
interrupt
audio
volume
unit
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Withdrawn
Application number
JP33031893A
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English (en)
Inventor
Tadashi Sano
正 佐野
Takashi Miyake
隆 三宅
Hitoshi Fukatsu
均 深津
Tadashi Tanihira
忠司 谷平
Koichi Sato
貢一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 割込み中におけるボリュームの変更制御及び
割込み終了時におけるボリューム制御ができるようにす
る。 【構成】 各ソース31、32、・・・は割込み条件が
満たされるとシステム管理ユニット(SCU)21に対
してソース切り換えの割込み要求と共に、割込んだ
後ボリュームを制御できるか否か、割込み終了時に元の
ソースのボリューム値に戻すか否かを示すボリューム制
御情報を送る。SCUの割込ソース切換・ボリューム制
御部21-2は割込み要求により、現在動作中のソース名、
ボリューム値、ボリューム制御情報を記憶して割込みソ
ースに切り換える。以後、割込みソース動作中における
ボリューム変更をボリューム制御情報に基づいて制御
し、割込み終了により割込み前のソースに切り換えると
共に、ボリューム制御情報に基づいてボリューム値を元
のボリューム値に戻し、あるいは戻さない制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は割込みソース切り換え時
のボリューム制御方式に係わり、特に複数のオーディオ
ソース及び又は映像ソース、システム管理ユニット、コ
マンダを通信ラインで接続したシステムにおける割込み
ソース切り換え時のボリューム制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のオーディオソースあるいは映像ソ
ース、ユーザインターフェースである操作部、集中管理
ユニットを通信ラインで接続したオーディオ・ビジュア
ルシステムがある。かかるシステムにおいては、操作部
からのソース切り換え指示、各ソースのパワーオン・オ
フ指示、各ソースの個々の動作指示はすべて集中管理ユ
ニットを経由して行われている。図26は従来のシステ
ムを概念的に表現したもので、1aは操作部、2は集中
管理ユニット、3a,3b,3c・・・は複数のオーデ
ィオソースあるいは映像ソースである。
【0003】かかるシステムにおいて、AM/FMチュ
ーナ(ソース3aであるとする)を起動したい場合に
は、操作部1aでAM/FMチューナキーを押下する。
このキー操作により、操作部1は集中管理ユニット2に
対してAM/FMチューナ3aの起動を要求し、集中管
理ユニット2は他のオーディオソースが動作中の場合に
は、該他のオーディオソースをオフし、しかる後、AM
/FMチューナ3aを起動する。又、AM/FMチュー
ナ3aが動作中において、操作部1aでバンド切換キ
ー、プリセット選局キー、シークキー等が押下されると
それぞれの要求を集中管理ユニット2に要求し、集中管
理ユニット2は該要求に基づいてAM/FMチューナ3
aを制御してバンド切換、プリセット選局、シーク動作
等を実行させる。このような制御は、すべてのオーディ
オソース(テーププレーヤ、CDプレーヤ等)並びに映
像ソースについて行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる制御方
法では、新しいソースや新しい操作部の追加に対応でき
ない問題がある。例えば、上記システムにナビゲーショ
ンシステム、CDチェンジャあるいはこれらソースに応
じた操作部を追加する場合を考えると、集中管理ユニッ
ト2は予めこれらナビゲーションシステムやCDチェン
ジャに対する特別の動作要求に対応できるように構成さ
れていなければならない。しかし、新しいソースに対応
できるように事前に集中管理ユニットを構成することは
困難であり、結局、従来方法では新しいソースや新しい
操作部の追加に対応できない問題がある。又、車載用の
システム等では、操作部が車の前後に置かれたり、リモ
コンユニットによる操作が可能であったりして、図26
の点線に示すように複数の操作部1a,1b,1c・・
・設けられる。かかる場合には各操作部1a〜1cから
各種要求が集中管理ユニット2に出される。このため、
集中管理ユニット2の負荷が増大し、高速の処理ができ
なくなり、ソース切換に手間取ったり、指示した動作の
実行に手間取ったり、あるいは無視される問題がある。
【0005】更に、車載用のシステムではあるソースが
プレイ中であっても、該ソースとは別のソースからの音
声を割込みにより出力したい場合がある。例えば、CD
やテープのプレイ中に交通情報を受信した場合には、割
込みによりソースをチューナに切り換えて交通情報を音
声出力する。又、テーププレーヤの動作中にテープ巻戻
し/早送りする場合には割込みによりその間ラジオ放送
を出力する(ラジオモニタ)。割込みによるソース切り
換えは以上の例だけでなく、多くの割込みによるソース
切り換えがあり、システム構成によっては新たなソース
切り換えの割込みが必要になる場合もある。従って、多
数の割込みによるソース切り換え要求に対応できるよう
に、しかも、新たな割込みソース切り換え要求に対応で
きるようにシステムを構成しなければならない。
【0006】以上から本願出願人は本願と同日付けの別
の出願において、通常のソース切り換え、割込みによる
ソース切り換え制御を管理ユニットに行わせ、個々のソ
ースの動作をユーザインターフェースである操作部(コ
マンダ)から直接ソースに指示して制御するオーディオ
・ビジュアルシステムを提案している。このオーディオ
・ビジュアルシステムによれば、管理ユニットの負荷を
軽減でき、しかも、新たなソース、操作部、割込みソー
スの追加に対応でき、柔軟性に富んだオーディオ・ビジ
ュアルシステムを提供できる。ところで、割込みにより
ソースを切り換えたとき、割込みソースからの音声をボ
リューム値を変更して聴く場合がある。例えば、車載用
オーディオシステムにおいてCDプレーヤあるいはテー
ププレーヤでプレイ中に交通情報の割込みによりチュー
ナにソースが切り替わるとボリュームを上げ、あるいは
下げて交通情報を聴く。すなわち、バックグランドミュ
ージック的に小音量で音楽を聴いていた場合にはボリュ
ームを上げ、大音量で音楽を聴いていた場合にはボリュ
ームを下げて交通情報を聴くのが普通である。ところ
が、交通情報が終了して元のソースに戻すとボリューム
値は交通情報を聴いていた時の値であるため当初の音量
と異なる。このため、ユーザは自分好みのボリュームま
で下げ、あるいは上げるボリューム調整を行う。しか
し、このように割込み終了により元のソースに切り替わ
った時、一々ボリューム値を元の好みの値まで戻す操作
は面倒であり操作性能を低下する問題がある。
【0007】又、割込みによりソースを切り換えた時、
割込みソースからの音量を変化させずに固定にしたい場
合がある。例えば、オーディオ・ビジュアルシステムに
盗難防止装置を組み込み、警報音をスピーカから出力す
る場合を考える。盗難防止装置は、ドアやトランクのオ
ープン、振動等をセンサーで検出することにより盗人が
車を盗もうとしているの検知し、スピーカより大音量の
警報音を出力して盗人を撃退するものである。かかる盗
難防止装置では、警報音の音量をボリュームで小さくさ
れては盗難防止の効果が弱くなる。このため、音量を変
化させずに固定にする必要がある。以上より、割込み時
にボリュームの変更が可能であるか否か、あるいは割込
み終了時に元のソースのボリューム値に戻すか否かは、
割込みの種類に応じて変わるものであり、適宜にボリュ
ーム制御を行う必要がある。以上から、本発明の目的
は、割込み時におけるボリュームの変更制御及び割込み
終了時におけるボリューム制御(元のソースのボリュー
ム値に戻すか否かのボリューム制御)ができるボリュー
ム制御方式を提供することである。本発明の別の目的
は、割込みの種類に応じて割込み時及び割込み終了時の
ボリューム制御ができ、しかも新たな割込みソースの発
生に対しても容易に対応できるボリューム制御方式を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。11,12・・・はユーザインターフェース
である複数のコマンダ、21はシステム管理ユニット、
31,32,・・・はオーディオソース、41、42・
・・映像ソースである。21-1は通常のソース切換制御
部、21-2は割込みソース切換・ボリューム制御部、21-3
は割込み前のソース、ボリューム値等を記憶する記憶部
である。
【0009】
【作用】オーディオソース31,32,・・・及び又は
映像ソース41,42・・・、システム管理ユニット2
1、コマンダ11,12を通信ラインで接続し、ユーザ
操作に基づいてコマンダ11、12・・・あるいは個々
のソースよりソース切り換えを通信ラインを介してシス
テム管理ユニット21に要求する。システム管理ユニッ
ト21の通常ソース切換制御部21-1は該ソース切り換え
要求に基づいて指示されたソースの起動、それ迄作動中
のソースの停止を通信ラインを介してコントロールす
る。又、各ソースは所定の割込み条件が満たされると通
信ラインを介してシステム管理ユニット21に対して
ソース切り換えの割込み要求と共に、割込んだ後ボリ
ュームを変更できるか否か、割込み終了時に元のソース
のボリューム値に戻すか否かを示すボリューム制御情報
を送る。システム管理ユニット21の割込ソース切換・
ボリューム制御部21-2は割込み要求により、現在動作中
のソース名、ボリューム値、ボリューム制御情報を記憶
部21-3に記憶してオーディオ出力ソースを割込みソース
に切り換える。以後、割込ソース切換・ボリューム制御
部21-2は割込みソース動作中におけるボリューム変更を
前記ボリューム制御情報に基づいて制御し、割込み終了
によりオーディオ出力ソースを前記記憶してあるソース
に切り換えると共に、ボリューム制御情報に基づいてボ
リューム値を元のボリューム値に戻し、あるいは戻さな
い制御を行う。
【0010】
【実施例】
(a) 本発明を適用できるオーディオビジュアルシステム
の全体の構成 図2は本発明のボリューム制御方式を適用できるオーデ
ィオ・ビジュアルシステムの全体構成図であり、システ
ム管理ユニット(SCU:System Control Unit)を独立
のユニットとして設けた例である。尚、後述するよう
に、システム管理ユニットはヘッドユニットやコマンダ
に含めることができる。11、12はユーザインターフ
ェースであるコマンダ(操作部)、21はシステム管理
ユニット(SCU)、31はヘッドユニット(HU)で、
例えばオーディオソースとしてAM/FMチューナ、カ
セットテーププレーヤ、CDプレーヤを有している。3
2はカセットプレーヤ、33はCDプレーヤ、34はD
ATプレーヤ、35はミニディスクプレーヤやDCC
(デジタルコンパクトカセット)プレーヤ等のデジタル
オーディオソース、36はAM/FMチューナ、37は
オーディオプロセッサ、38は盗難防止装置(CAR.SFE)
である。尚、ヘッドユニット(HU)31を構成するオ
ーディオソースと重複するオーディオソースが存在する
理由はヘッドユニットのオーディオソースより高機能の
ものを別途システムに組み込んで楽しみたい場合がある
からである。又、システムによってはオーディオソース
はヘッドユニットだけの場合もあるし、ヘッドユニット
が無い場合もあり、任意の構成を取ることができる。
【0011】41はテレビチューナ(TV TUNE
R)、43はナビゲーションシステムである。映像ソー
スもオーディオソースと同様に任意の構成を取ることが
でき、映像ソースが無いシステム、テレビチューナのみ
の有するシステム、すべての映像ソースを含むシステム
等がある。61,62はオーディオ信号を増幅するアン
プ、63はビジュアルモニタであり、例えば液晶ディス
プレイ、64はリモコンである。
【0012】71(線の中央に1本の斜線があるもの)
はバス線(通信ライン)、アナログオーディオ信号線
(L,R)を持つケーブルで、両端にコネクタ72が接
続されている。73(線の中央に2本の斜線があるも
の)は映像ユニットのビデオコンポジット用ディスプレ
イ信号の接続に用いるケーブルであり、映像コンポジッ
ト信号線、リモコン信号線等のラインを有し、両端にコ
ネクタ74が接続されている。76はアナログオーディ
オ信号を伝送するオーディオ用ケーブル、77はデジタ
ルデータを転送する光ファイバであり、両端に光コネク
タを有し、送信側光コネクタには光送信機(E/O変換
器)が接続され、受信側光コネクタには光受信機(O/
E変換器)が接続される。
【0013】ケーブル71に含まれる通信ライン71′
は図3(a)に示すように、各ユニットUNT内部でスル
ーに接続されると共に、各ユニットのコントローラCN
Tと接続される。コントローラCNTは通信ラインを介
して他のユニットより送られてきたデータを取り込み所
定の制御を行うと共に、他のユニットに対してデータを
通信ラインに乗せて送信できるようになっている。かか
る構成により、通信ライン71′で接続された全ユニッ
トは相互に通信することができる。尚、データは通信ラ
イン上を双方向に転送される。アナログのオーディオ信
号線71″は図3(b)に示すようにユニットUNT内部
で接続され、セレクタSELがコントローラCNTから
の指示に従って前段のユニットから送られてきたアナロ
グのオーディオ信号A1とオーディオソースADSから
出力されるオーディオ信号A2の一方を選択して次段の
ユニットに転送するようになっている。尚、オーディオ
ソースを有しないユニット内部ではスルー接続される。
従って、所定のオーディオソースから出力されたアナロ
グオーディオ信号がアナログ信号線71″を通ってオー
ディオプロセッサ(AP)37に到り、ここでオーディ
オ信号処理を施されてアンプに出力される。
【0014】映像信号線もアナログのオーディオ信号線
と同様に各部で所定の映像信号が選択されて各映像ユニ
ットを通ってビジュアルモニタ63に到りディスプレイ
画面に表示される。光ファイバは他のデジタルオーディ
オソースを介して、あるいは直接オーディオプロセッサ
37に接続される。オーディオプロセッサ37は所定の
デジタルオーディオデータを選択してDA変換してアン
プ61,62に出力する。
【0015】リモコン64から出力されたリモコン信号
はコマンダ11及びビジュアルモニタ63内部に設けた
リモコン受光部により受信される。コマンダ11はリモ
コン信号を受信するとキー操作による指示の場合と同様
にリモコンからの指示に基づいて所定のコマンドを通信
ラインに送り出す。ビジュアルモニタ63はリモコン信
号を受信すると該リモコン信号をケーブル73を介して
各映像ユニットに送る。リモコン64は各映像ユニット
の個々の動作を指示できるようになっているから、各映
像ユニットはリモコン信号を取り込んで指示された動作
を実行する。
【0016】(b) フレームフォーマット ケーブル71の通信ライン(バス)におけるデータ転送
はフレーム単位で行われる。すなわち、送信元ユニット
は送信データに宛先アドレス、送信元アドレス、エラー
検出用コード等を付加してフレームを生成し、該フレー
ムをバスに送出する。フレームは通信ラインを伝送し、
フレームに含まれる宛先アドレスと同一アドレスを有す
るユニットが該フレームを取り込み所定の動作を行う。
図4はフレームフォーマットであり、DAは宛先アドレ
ス、SAは送信元アドレス、DATAは送信データ、C
HECK CODEはエラー検出用コードである。
【0017】(c) 各ユニットの構成 ・システム管理ユニット(SCU) 図5はシステム管理ユニットの構成図であり、21はシ
ステム管理ユニット、72aはアナログ入力側のコネク
タ、72bはアナログ出力側のコネクタである。21a
はマイコン構成のコントローラで、ソース切換、パワー
オン・オフ等の集中管理制御を行う。コネクタ72aよ
り入力された前段よりの信号はすべて出力側コネクタ7
2bを介して次段のユニット入力される。又、通信ライ
ンには双方向にデータが流れ、コントローラ21aは自
分宛のデータあるいは同報通信データを取り込むと共
に、図4に示すフォーマットに従ったデータをバスに送
り出す。
【0018】コントローラ21aは図1に示すように、
通常のソース切換制御部21-1、割込みソース切換・ボリ
ューム制御部21-2、割込み前のソース名、ボリューム
値、ボリューム制御情報、割込み待ち行列を記憶する記
憶部21-3を備えている。ユーザ操作に基づいてコマンダ
11、12・・・あるいは個々のソースよりソース切り
換え要求を通信ラインを介して受信すると、通常ソース
切換制御部21-1は指示されたソースの起動、それ迄作動
中のソースの停止を通信ラインを介してコントロールす
る。割込ソース切換・ボリューム制御部21-2は、ソース
切り換えの割込み要求及びボリューム制御情報を受信す
ると、動作中のソース名、ボリューム値、ボリューム制
御情報を記憶部21-3に記憶すると共に、オーディオ出力
ソースとして割込み発生ソースを選択し、割込み終了通
知により記憶してある元のソースに切り換える。又、割
込ソース切換・ボリューム制御部21-2は、後述するよう
にボリューム制御情報に基づいて、割込みソース動作中
におけるボリューム変更をボリューム制御情報に基づい
て制御し、かつ、割込み終了時にボリューム制御情報に
基づいてボリューム値を元のボリューム値に戻し、ある
いは戻さない制御を行う。更に、割込ソース切換・ボリ
ューム制御部21-2は、ソース切り換え割込みが多重に発
生した時、割込みの優先レベルを考慮して割込待ち行列
を作成して記憶部21-3に記憶し、オーディオ出力ソース
として割込み待ち行列の先頭から順に選択する。
【0019】・コマンダ図6はコマンダの構成図であ
り、11はコマンダ、72aはアナログ入力側のコネク
タ、72bはアナログ出力側のコネクタである。11a
はマイコン構成のコントローラ、11cは各ソースの起
動(ソース切換)、各ソースの独自の機能の開始/停止
等を指示するキー入力部、11dは表示部、11eはリ
モコン受光部である。コネクタ72aより入力された前
段よりの信号はすべて出力側コネクタ72bを介して次
段のユニット入力される。又、コントローラ11aはバ
スを介して自分宛のデータを取り込むと共に、図4に示
すフォーマットに従ってキー操作、リモコン操作に応じ
たデータ(ソース起動要求やソース独自の機能の実行/
停止を指示するデータ)を作成してバス(通信ライン)
に送り出す。
【0020】尚、コマンダとしてはオーディオユニット
用のコマンダ、映像ユニット用のコマンダ、ナビゲーシ
ョン用のコマンダ、あるいはこれらを複合したコマンダ
がある。そして、各コマンダにはソース切換用のキー
や、各ユニットの個々の動作を指示するキーが設けられ
ている。例えば、オーディオユニット用のコマンダに
は、ソース選択用としてAM/FMキー、テープキ
ー、CDキー等が設けられ、AM/FM用としてバン
ド切換キー、プリセットセットキー、シ−クキー等が設
けられ、テーププレーヤ用としてプレイキー、早送り
/巻き戻しキー、ドルビーオン/オフキー等が設けら
れ、CDプレーヤ用としてプレイキー、曲番アップ/
ダウンキー等が設けられ、その他テンキーやボリュー
ムアップ/ダウンキー、バランスキー、フェダーキー、
ミュートキー、バス/トレブルキー等が設けられてい
る。
【0021】・ヘッドユニットの構成図 図7はヘッドユニット(HU)の構成図であり、31は
ヘッドユニット、72aはアナログ入力側のコネクタ、
72bはアナログ出力側のコネクタ、77bは光コネク
タである。ヘッドユニットおいて、31aはマイコン構
成のコントローラ、31cはデジタルオーディオソース
(CDプレーヤ、DATプレーヤ、ミニディスクプレー
ヤ、DCCプレーヤ等であり1つに限らない)、31d
はアナログオーディオソース(カセットテーププレー
ヤ、AM/FMチューナ等であり1つに限らない)、3
1eはDA変換器、31fはオーディオ処理部、31g
〜31hはセレクタ、31k,31mは出力切換による
ノイズや不要な音をカットするためのミュート回路であ
る。又、31sはオーディオアンプ、31tはパワーフ
ェダーである。ヘッドユニットを単独で用いる場合には
パワフェダー31tの出力を車載のフロント、リアスピ
ーカに入力する。しかし、ヘッドユニット31を図2に
示すシステムに組み込む場合にはパワフェダー31tの
出力端子には何も接続しない。
【0022】コネクタ72aを介して入力された前段か
らのオーディオ信号A1と、アナログソース31dから
出力されたオーディオ信号A2と、デジタルソース31
cの出力をDA変換したオーディオ信号A3のうち、い
ずれかのオーディオ信号がコントローラ31aの制御で
セレクタ31gにより選択されて次段のユニットに送ら
れる。例えば、アナログオーディオソース31dの起動
が通信ラインを介して指示されると、コントローラ31
aはアナログソース31dからのオーディオ信号A2を
選択して次段に送出する。同様にCDプレーヤの起動が
指示されると、DA変換器31eから出力されるオーデ
ィオ信号A3を選択して次段に送り、いずれのオーディ
オソースの起動も指示されていない場合には前段から入
力されたオーディオ信号A1を選択して次段に送る。
又、デジタルオーディオソース31cから出力されるデ
ジタルデータを光コネクタ77bを介してオーディオプ
ロセッサ37に入力する。
【0023】・アナログオーディオソース 図8はカセットテーププレーヤやAM/FMチューナ等
のアナログオーディオソースの構成図である。32はア
ナログオーディオソース、72aはアナログ入力側のコ
ネクタ、72bはアナログ出力側のコネクタである。3
2aはマイコン構成のコントローラ、32cはアナログ
オーディオソース、32dはセレクタ、32eはソース
からでる不要音(チューナの局間ノイズやテープのミュ
ージックスキャン時の音)を除去する回路である。コネ
クタ72aを介して入力された前段からのアナログオー
ディオ信号A1と、アナログオーディオソース32cか
ら出力されるオーディオ信号A2の一方がコントローラ
31aの制御でセレクタ32dにより選択されて次段の
ユニットに送られる。例えば、アナログオーディオソー
ス32cの起動が通信ラインを介して指示されると、コ
ントローラ32aはオーディオ信号A2を選択して次段
に送出する。一方、アナログオーディオソース32cの
起動が指示されていない場合には前段から入力されたオ
ーディオ信号A1を選択して次段に送る。
【0024】・盗難防止装置 図9は盗難防止装置の構成図であり、38は盗難防止装
置、72aはアナログ入力側のコネクタ、72bはアナ
ログ出力側のコネクタ、80は盗難防止操作用リモコン
からのリモコン信号を受信するアンテナである。38a
はマイコン構成のコントローラ、38cは盗難防止制御
部、38dは警報発生部、38eは盗難防止用の各種セ
ンサー(ドア開閉センサー、トランク開閉センサー、振
動センサー等)、38fはセレクタ、38gは不要音を
除去する回路である。コネクタ72aを介して入力され
た前段からのアナログオーディオ信号A1と、警報音発
生部38dから出力されるオーディオ信号(警報音)A
2の一方がコントローラ38aの制御でセレクタ38d
により選択されて次段のユニットに送られる。例えば、
警報音発生部38dへの切り換えが通信ラインを介して
指示されると、コントローラ38aはオーディオ信号A
2を選択して次段に送出し、それ以外の場合には前段か
ら入力されたオーディオ信号A1を選択して次段に送
る。
【0025】・デジタルオーディオソース 図10はCDプレーヤ、DATプレーヤ等のデジタルオ
ーディオソースの構成図である。33はデジタルオーデ
ィオソース、72aはアナログ入力側のコネクタ、72
bはアナログ出力側のコネクタ、77aは入力側の光コ
ネクタ、77bは出力側の光コネクタである。33aは
マイコン構成のコントローラ、33cはデジタルオーデ
ィオソース(CDプレーヤ、DATプレーヤ、ミニディ
スクプレーヤ、DCCプレーヤ等)、33dはDA変換
器、33f〜33gは不要音カット用の回路、33h、
33iはセレクタ、33jはオーディオ出力をデジタル
/アナログに切り換える切換スイッチである。
【0026】オーディオ出力切換スイッチ33jがアナ
ログを選択している場合には、コントローラ33aは前
段からコネクタを介して入力されるアナログオーディオ
信号A1とDA変換器33dから出力されるオーディオ
信号A2の一方をセレクタ33hで選択して次段のユニ
ットに送る。一方、オーディオ出力切換スイッチ33j
がデジタルを選択している場合には、コントローラ33
aは光コネクタ77aを介して入力される前段からのデ
ジタルオーディオ信号D1とデジタルオーディオソース
33cからのデジタルオーディオ信号D2の一方をセレ
クタ33iで選択し、光コネクタ77bを介して次段の
デジタルオーディオソースあるいはオーディオプロセッ
サに送る。
【0027】・オーディオプロセッサ 図11はオーディオプロセッサの構成図であり、37は
オーディオプロセッサ(AP)、72aはアナログ入力
コネクタ、76a-1〜76a-4はオーディオ信号をアンプに入
力するコネクタ、77a-1〜77a-2は光入力用の光コネクタ
である。37aはマイコン構成のコントローラ、37c
はデジタル信号処理部、37dはアナログ信号処理部、
37eはAD変換器、37fはDA変換器、37h〜3
7jはセレクタである。
【0028】前段より入力されたアナログのオーディオ
信号A1はAD変換器37eに入力され、ここでデジタ
ルに変換され、ついで、セレクタ37jを介してデジタ
ル信号処理部37cに入力される。又、デジタルのオー
ディオ信号はセレクタ37h,37jを介してデジタル
信号処理部37cに入力される。コントローラ37aは
各セレクタを制御して指示されたオーディオソースから
出力されたオーディオ信号を選択してデジタル信号処理
部37cに入力する。デジタル信号処理部37cはデジ
タル信号処理を施し、DA変換器37fはデジタル信号
処理部出力をアナログ信号に変換してアナログオーディ
オ信号処理部37dに入力する。アナログ信号処理部3
7dは電子ボリューム37d-1、フェダー回路37d-2、バラ
ンス回路37d-3、ミュート回路37d-4等を有し、コントロ
ーラ37aの指示に基づいてボリューム制御、前後音量
制御、左右音量制御、ミュート制御等のアナログ信号処
理を施してアンプに入力する。尚、音量(ボリュー
ム)、前後音量比、左右音量比のアップ/ダウン指示、
ミュート指示はシステム管理ユニット21から通信ライ
ンを介してコントローラ37aに指示される。
【0029】・TVチューナ 図12はTVチューナの構成図である。41はTVチュ
ーナ、72aはアナログ入力側のコネクタ、72bはア
ナログ出力側のコネクタ、73aはビデオ信号を出力す
ると共にリモコン信号を受信するコネクタ、78はテレ
ビジョンアンテナ端子である。41aはマイコン構成の
コントローラ、41cはTVチューナ、41eはセレク
タ、41fはソースからでる不要音を除去する回路であ
る。コントローラ41aはセレクタ41eを制御してT
Vチューナ、コネクタ72aよりそれぞれ入力されたオ
ーディオ信号A1〜A2のうちいずれかのオーディオ信
号を選択してコネクタ72bより出力する。又、コント
ローラ41aはTVチューナから出力された映像信号V
1をコネクタ73より出力する。
【0030】・ナビゲーションユニット 図13はナビゲーションユニットの構成図であり、43
はナビゲーションユニット、72aはアナログ入力側の
コネクタ、72bはアナログ出力側のコネクタ、73
a,73bはビデオ信号の入出力用のコネクタ、79は
GPSアンテナ端子である。ナビゲーションユニットに
おいて、43aはマイコン構成のコントローラ、43c
はGPSチューナ、43dは地図データを記憶するCD
−ROM、43eはナビゲーションに関する音声を出力
する音声出力回路であり、曲がり角において「右折して
ください」、「左折してください」等のオーディオ信号
を出力するもの、43fはCD−ROMから読み出され
た地図データに基づいて地図画像を生成する画像処理
部、43g,43hはセレクタである。
【0031】コネクタ72aを介して入力された前段か
らのアナログオーディオ信号A1と、音声出力回路43
eから出力されるオーディオ信号A2の一方がコントロ
ーラ43aの制御でセレクタ43hにより選択されて次
段のユニットに送られる。例えば、割込みによりナビゲ
ーションの案内音声の出力が通信ラインを介して指示さ
れると、コントローラ43aはオーディオ信号A2を選
択して次段に送出する。一方、ナビゲーションの案内音
声の出力が指示されていない場合には前段から入力され
たオーディオ信号A1を選択して次段に送る。一方、映
像信号はセレクタ43gで選択されてコネクタ73bよ
り次段の映像ユニットに出力される。すなわち、コント
ローラ43aはセレクタ43gを制御して前段の映像ユ
ニット(TVチューナ)より入力された映像信号V1と
画像処理部43fで作成した映像信号V2(地図画像)
の一方を選択して出力する。
【0032】・ビジュアルモニタの構成図 図14はビジュアルモニタの構成図であり、63はビジ
ュアルモニタ、73aは映像信号入力、リモコン信号出
力用のコネクタである。ビジュアルモニタにおいて、6
3aはリモコン受光部、63bは液晶パネル、63cは
バックライト部、63dは液晶駆動ロジック部である。
ビジュアルモニタはリモコン受光部63aで受信したリ
モコン信号をコネクタ73aを介して他の映像ユニット
に送信すると共に、コネクタ73aから入力された映像
信号に基づいて液晶パネルに画像を表示する。
【0033】(d) システム管理ユニットの処理 次に、システム管理ユニット21の処理を説明する。 (d-1) オーディオソース切換 図15はチューナからカセットテーププレーヤにソース
を切り換える場合の手順説明図である。チューナが作動
している状態において、テープカセットが挿入されると
(パックイン検出:S1)、テーププレーヤはオーディ
オソースをテーププレーヤに切り換えるための要求コマ
ンド(AUDIO=TAPE)をシステム管理ユニット
(SCU)21に送る(S2)。
【0034】システム管理ユニット21は該要求に対し
て実際にテーププレーヤが存在するかを確認するために
システムステータスリクエストをテーププレーヤに発行
する(S3)。テーププレーヤはシステムステータスリ
クエストを受信すれば、存在を通知するためにシステム
ステータス応答を返す(S4)。システム管理ユニット
21はテーププレーヤの存在を確認した後、オーディオ
プロセッサ(AP)37にミュートオンコマンドを発行
する(S5)。オーディオプロセッサはミュートオンコ
マンドを受信するとミュートをオンする(S6)。しか
る後、システム管理ユニット21はチューナに対してチ
ューナセレクトオフのコマンドを発行し(S7)、チュ
ーナは該コマンドにより自分のパワーをオフする(S
8)。ついで、システム管理ユニット21はテーププレ
ーヤに対してテープセレクトのコマンドを発行する(S
9)。テーププレーヤはこのコマンドにより自分のパワ
ーをオンしてプレイを開始する(S10)。
【0035】以後、システム管理ユニット21はオーデ
ィオプロセッサ37に対してアナログ入力セレクトのコ
マンドを発行する(S11)。オーディオプロセッサ3
7はこのコマンドによりアナログコネクタ72aから入
力された信号を選択する(S12)。ついで、システム
管理ユニット21はミュートオフコマンドをオーディオ
プロセッサ37に対して発行する(S13)。オーディ
オプロセッサはミュートオフコマンドを受信すればミュ
ートオフしてテーププレーヤからのオーディオ信号をア
ンプに入力してスピーカから音を出力する(S14)。
以後、システム管理ユニット21はソース切換要求を発
行したテーププレーヤに対して実行結果を通知し(S1
5)、一連のソース切り換え処理を完了する。尚、ソー
ス切換が何らかの理由で失敗した場合には実行結果とし
てNGを返し、ソース切換が成功した場合には実行結果
としてOKを返す。以上は、テープカセットの挿入を検
出してオーディオソースよりソース切換要求を発行した
場合であるが、コマンダからソース切換要求を発行でき
ることはもちろんである。この場合、システム管理ユニ
ットSCUはコマンダからソース切換要求を受信すれ
ば、以後図15の手順でソース切り換えを行ない、最後
に実行結果をコマンダに返す。
【0036】(d-2) 映像ソース切換 図16はTVチューナからナビゲーションユニットに映
像ソースを切り換える場合の手順説明図である。TVチ
ューナからの映像をモニタに表示している状態におい
て、リモコン64の「ナビゲーション・パワーオン」を
押圧すると(S1)、ナビゲーションユニット43はリ
モコン信号より該押圧を検出し、映像ソースをナビゲー
ションユニットに切り換えるための要求コマンド(NA
VIセレクトリクエストコマンド)をシステム管理ユニ
ット21に送る(S2)。システム管理ユニット21は
該要求を受信すると実際にナビゲーションユニットが存
在するかを確認するためにシステムステータスリクエス
トをナビゲーションユニット43に発行する(S3)。
ナビゲーションユニット43はシステムステータスリク
エストを受信すれば、存在を通知するためにシステムス
テータス応答を返す(S4)。
【0037】システム管理ユニット21はナビゲーショ
ンユニットの存在を確認すれば、該ナビゲーションユニ
ットに対して、映像=NAVIセレクトコマンドを発行
する(S5)。ナビゲーションユニット43はこのコマ
ンドによりパワーをオンする(S6)。しかる後、シス
テム管理ユニット21はTVチューナに対して映像セレ
クトオフのコマンドを発行し(S7)、TVチューナは
該コマンドにより自分のパワーをオフする(S8)。つ
いで、システム管理ユニット21はソース切換要求を発
行したナビゲーションユニットに実行結果を通知し(S
9)、一連のソース切り換え処理を完了する。
【0038】(d-3) ACC電源オン制御 図17はACC電源オフ時に動作していたユニットを記
憶しておき、ACC電源投入時に該ユニットのパワーを
オンして作動させる場合の手順説明図である。システム
管理ユニット21はACC信号(=14V)を検出する
と、オーディオプロセッサ(AP)にシステムステータ
スリクエストを発行し、オーディオプロセッサの存在を
確認する(S1)。オーディオプロセッサ37が該リク
エストに対してステータス応答を返すと(S2)、シス
テム管理ユニット21は自分のメモリに記憶しておいた
情報より電源オフ時に作動していたユニット(チューナ
とする)を識別し、該チューナに対してシステムステー
タスリクエストを発行し、チューナの存在を確認する
(S3)。チューナが該リクエストに対してステータス
応答を返すと(S4)、システム管理ユニット21は該
チューナに対してチューナセレクトのコマンドを発行す
る(S5)。チューナは該コマンドにより自分のパワー
をオンする(S6)。
【0039】ついで、システム管理ユニット21はオー
ディオプロセッサ37に対してパワーオンコマンドを発
行する(S7)。オーディオプロセッサ37は該コマン
ドにより自分のパワーをオンする(S8)。しかる後、
システム管理ユニット21はオーディオプロセッサ37
に対してアナログ入力セレクトのコマンドを発行する
(S9)。オーディオプロセッサ37はこのコマンドに
よりアナログコネクタ72aから入力されたオーディオ
信号を選択する(S10)。以後、システム管理ユニッ
ト21はミュートオフコマンドをオーディオプロセッサ
37に対して発行する(S11)。オーディオプロセッ
サはミュートオフコマンドを受信するとミュートオフし
てチューナからのオーディオ信号をアンプに入力してス
ピーカから音を出力する(S12)。
【0040】(d-4) ボリューム制御 ボリューム、バランス、フェーダ、ミュートの音量制御
は、コマンダ11,12・・からシステム管理ユニット
21に対し音量のアップ/ダウンコマンド、音量比のア
ップ/ダウンコマンド、ミュートコマンドを送信するこ
とにより行われる。すなわち、システム管理ユニット2
1はこれらのコマンドを受信すると図18に示す音量、
バランス、フェーダ、ミュートのコマンドをディスプレ
イプロセッサ37に送る。図18において(a)は音量指
示コマンド、(b)は左右音量比指示コマンド、(c)は前後
音量比指示コマンド、(d)はミュートオン・オフ指示コマ
ンドである。オーディオプロセッサ37(図11)のア
ナログ信号処理部37dはコントローラ37aの指示に
従って電子ボリューム37d-1、フェーダ回路37d-2、バラ
ンス回路37d-3、ミュート回路37d-4を制御し、各コマン
ドで指示された音量、あるいは前後音量比、左右音量比
にし、あるいはミュートオン・オフを行う。
【0041】(d-5) 割込みソース切り換え・音量制御 ・割込みソース切り換えの概略 システム管理ユニット(SCU)21は、通常のソース
切り換え制御の他に、割込みによりソースを切り換える
制御を行う。この割込みソース切り換えとは、割込みに
より一時的にあるソース(割込みオーディオソース)に
切り換え、割込み終了後に元のソースに戻す制御であ
る。割込みにより出力される音声には図19に示すよう
に、外部オーディオ、ナビゲーションの方向指示音
声、自動車電話の相手音声、FM/AMチューナの
交通情報音声、ナビゲーションのIIS音声、ラジ
オモニタ時のラジオ音声、セキュリテイの警報音等が
ある。外部オーディオとはラジカセ等のポータブルプレ
ーヤから出力される音声であり、ナビゲーションの方向
指示音声とは交差点において曲がり方向を指示する音
声、自動車電話の相手音声とは電話がかかってきたとき
の相手音声、FM/AMチューナの交通情報音声とはR
DS(Radio Data System)等において局から送信されて
くる交通情報音声、ナビゲーションのIIS音声とはナ
ビゲーション動作時にCDチェンジャから出力される音
声、ラジオモニタ時のラジオ音声とはテープ巻戻し時等
において出力するラジオ音声、セキュリテイの警報音は
盗難防止センサ作動時に出力される警報である。
【0042】上記各音声は割込みによりスピーカより出
力される。例えば、RDSチューナは交通情報の放送を
検出すると、システム管理ユニット(SCU)21に対
して割込みソースセレクトコマンド(SELECT INT. AUDI
O SOURCE SET:図20(a)参照)を発行する。これによ
り、システム管理ユニット21は現在プレイ中のオーデ
ィオソースからの音声に代わって交通情報を出力する。
割込みが終了(交通情報の放送が終了)すると、RDS
チューナはシステム管理ユニット(SCU)21に対し
て割込み終了コマンド(SELECT INT. AUDIO SOURCE CLE
AR)を発行する。これにより、システム管理ユニット2
1は元のオーディオソースに戻し、該ソースからの音声
を出力する。
【0043】又、ナビゲーションユニット43は交差点
において方向指示音声を出力すべき状態になると、シス
テム管理ユニット21に対して割込みソースセレクトコ
マンド(SELECT INT. AUDIO SOURCE SET)を発行する。
割込みコマンドが発生すると、システム管理ユニット2
1は現在プレイ中のオーディオソースからの音声に代わ
ってナビゲーションの方向指示音声を出力する。割込み
が終了(方向指示音声出力が終了)すると、ナビゲーシ
ョンユニットはシステム管理ユニット(SCU)21に
対して割込み終了コマンド(SELECT INT. AUDIO SOURCE
CLEAR)を発行する。これにより、システム管理ユニッ
ト21は元のオーディオソースに戻し、該ソースからの
音声を出力する。尚、システム管理ユニット21はソー
ス切り換えの割込みを多重に受け付けることができ、割
込みレベル(予め設定されている)に基づいて割込み待
ち行列を作成し、該待ち行列の先頭の割込みソースから
音声を順に出力するように制御する。しかし、以下では
説明を簡単にするために多重割込みでない場合について
のボリューム制御を説明する。
【0044】・ボリューム制御の概略 各割込みソースは割込み条件が成立すると、割込みソー
スセレクトコマンド(図20(a))を発行すると共に、割
込み中と割込み終了時のボリューム制御を規定するボリ
ューム制御コマンドを発行する。図20(b)はボリュー
ム制御コマンドであり、SET1〜SET3により図2
0(c)に示すボリューム制御方法(割込みモード)が指
示されている。すなわち、SET0は割込み中にボリュ
ーム変更が可能であり、割込み終了時にボリュームを割
込み前のボリューム値に戻す割込みモード、SET1は
割込み中にボリューム変更が不可能であり、割込み終了
時にボリュームを割込み前のボリューム値に戻す割込み
モード、SET2は割込み中にボリューム変更が可能で
あり、割込み終了時にボリュームを割込み前のボリュー
ム値に戻さない割込みモード、SET3は割込み中にボ
リューム変更が不可能であり、割込み終了時にボリュー
ムを割込み前のボリューム値に戻さない割込みモード、
である。例えば交通情報の割込み、自動車電話の割込み
等の場合には割込みモードSET0が指定され、セキュ
リテイ警報音の割込み等の場合には割込みモードSET
1が指定される。システム管理ユニット21は割込み中
と割込み終了時のボリューム制御をボリューム制御コマ
ンドの割込みモードに基づいて実行する。
【0045】・割込みソース切り換え・ボリューム制御 図21は割込みオーディオソースの割込み処理の流れ
図、図22、図23はシステム管理ユニットの割込み発
生時の処理フロー、図24は記憶部の内容説明図であ
る。割込みイベントが発生すると、換言すれば割込み条
件が成立すると(ステップ101)、割込みオーディオ
ソースはシステム管理ユニット21に対して割込みソー
スセレクトコマンド及びボリューム制御コマンド(図2
0(a),(b))を発行する(ステップ102)。又、割込み
イベントが終了すると、換言すれば割込み終了の条件が
満たされると(ステップ103)、システム管理ユニッ
ト21に対して割込み終了を通知する(ステップ10
4)。
【0046】システム管理ユニット21は割込みソース
セレクトコマンド、ボリューム制御コマンドを受信すれ
ば、ボリューム制御コマンドに含まれる割込みモード
(SET0〜SET3)及び現在プレイ中のソース名を
記憶部21-3(図24)に記憶すると共に(ステップ20
1)、現在のボリューム値をオーディオプロセッサ37
より読み取って記憶部21-3に記憶する(ステップ20
3)。しかる後、システム管理ユニット21は図17で
説明したソース切換処理と同様の手順でオーディオ出力
ソースを割込みソースに切り換える(ステップ20
4)。ついで、割込みソースよりボリューム値が指定さ
れているかチェックし(ステップ205)、指定されて
いればボリューム値を該指定値に設定し(ステップ20
6)、指定されていなければボリューム値は変更しな
い。例えば、セキュリテイの警報音の場合には盗難防止
装置38から割込みコマンド、ボリューム制御コマンド
と共にボリューム値が指示されるからこのボリューム値
を設定する。
【0047】以上により、割込みソースからの音声を出
力する(ステップ207)。この状態で、コマンダより
ボリューム値設定コマンド(図18)を受信すれば(ス
テップ208)、記憶してある割込みモード(SET1
〜SET3)を参照して割込み中のボリューム変更が制
限されているか判断し(ステップ209)、制限されて
いない場合にはボリューム値が指示されている値となる
ようにオーディオプロセッサ37に指示してボリューム
を変更し(ステップ210)、制限されている場合には
コマンダから受信したボリューム値設定コマンドを無視
する。ついで、割込みが終了したか調べ(ステップ21
1)、終了してなければステップ207以降の処理を繰
り返す。一方、割込み終了通知を受信すれば、記憶して
ある割込みモード(SET1〜SET3)を参照してボ
リューム値を元に戻す必要があるか判断し(ステップ2
12)、戻す必要があれば記憶部21-3に保存してあるボ
リューム値をオーディオプロセッサ37に送信してボリ
ューム値を復元し(ステップ213)、ついで、割込み
発生前にプレイ中であったソースに切り換え(ステップ
214)、該割込み前のソースからの音声を出力する
(ステップ215)。
【0048】(e) 動作中のユニットに対する指示 動作中のユニット対する指示はコマンダあるいはリモコ
ンより該ユニットに直接指示する。例えば、現在AM/
FMチューナが動作中の場合、キーあるいはリモコンを
用いてプリセット選局、シーク、バンド切換操作を等を
行い、かかる動作指示をコマンダより直接チューナに対
して通信ラインを介して転送し、チューナ動作を制御す
る。又、他のオーディオソース、映像ソースに対しても
同様である。尚、実施例では、映像ソースに対してはリ
モコンから動作指示を発行し、リモコンラインを介して
個々の映像ソースにリモコン信号を送って制御できるよ
うになっている。
【0049】(f) 本発明を適用できるオーディオ・ビジ
ュアルシステムの別の構成 図2のオーディオビジュアルシステムでは、システム管
理ユニット21を独立に設けた。システム管理ユニット
21のハードウェア構成を考察すると、コマンダ11や
ヘッドユニット31の一部ハードウェア構成と同一であ
る。そこで、システム管理ユニット21の機能をコマン
ダ11やヘッドユニット31のコントローラ11a,3
1aに持たせることが可能である。図25はかかる場合
における別のオーディオ・ビジュアルシステムの構成図
であり、システム管理ユニットの機能をヘッドユニット
31(又はコマンダ11)に持たせたものであり、図2
と同一部分には同一番号を付している。31′はヘッド
ユニット兼システム管理ユニットである。以上、本発明
を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載
した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発
明はこれらを排除するものではない。
【0050】
【発明の効果】以上本発明によれば、割込みソースはソ
ース切換の割込み要求と共に、割込んだ後ボリュームを
制御できるか否か、割込み終了時に元のソースのボリュ
ーム値に戻すか否かを示すボリューム制御情報を管理ユ
ニットに発行し、管理ユニットは割込み要求により現在
動作中のソース名と共にボリューム値を記憶してオーデ
ィオ出力ソースを割込みソースに切り換え、割込みソー
ス動作中におけるボリューム変更を前記ボリューム制御
情報に基づいて制御し、割込み終了によりオーディオ出
力ソースを前記記憶してある割込み前のソースに切り換
えると共に、前記ボリューム制御情報に基づいてボリュ
ーム値を元のボリューム値に戻し、あるいは戻さないボ
リューム制御を行うようにしたから、ボリューム制御情
報の内容を変更することにより割込みの種類に応じて割
込み中におけるボリュームの変更制御及び割込み終了時
におけるボリューム制御(元のソースのボリューム値に
戻すか否かのボリューム制御)を行うことができる。
又、本発明によれば、割込みソースよりボリューム制御
コマンド(割込みモード)を発行するようにしたから新
たなアプリケーションが発生しても容易に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明を適用できるオーディオ・ビジュアルシ
ステムの構成図である。
【図3】各ユニット間の接続説明図である。
【図4】フレームフォーマット説明図である。
【図5】システム管理ユニットの構成図である。
【図6】コマンダの構成図である。
【図7】ヘッドユニットの構成図である。
【図8】アナログオーディオソースの構成図である。
【図9】盗難防止装置の構成図である。
【図10】デジタルオーディオソースの構成図である。
【図11】オーディオプロセッサの構成図である。
【図12】TVチューナの構成図である。
【図13】ナビゲーションユニットの構成図である。
【図14】ビジュアルモニタの構成図である。
【図15】チューナからテープにソース切り換えする場
合の手順説明図である。
【図16】TVからNAVIにソース切り換えする場合
の手順説明図である。
【図17】ACC電源オン時の処理手順説明図である。
【図18】音量関係のコマンド説明図である。
【図19】割込みオーディオソースの説明図である。
【図20】割込みコマンド、ボリューム制御コマンドの
説明図である。
【図21】割込みオーディオソースの割込み処理のフロ
ーである。
【図22】システム管理ユニットの割込み発生時の処理
フロー(その1)である。
【図23】システム管理ユニットの割込み発生時の処理
フロー(その2)である。
【図24】記憶内容説明図である。
【図25】本発明を適用できるオーディオ・ビジュアル
システムの別の構成図である。
【図26】従来の問題点説明図である。
【符号の説明】
11,12・・ユーザインターフェースである複数のコ
マンダ 21・・システム管理ユニット(SCU) 21-1・・通常ソース切換制御部 21-2・・割込みソース切換・ボリューム制御部 21-3・・記憶部 31,32・・オーディオソース 41、42・・映像ソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷平 忠司 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 佐藤 貢一 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のオーディオソース及び又は映像ソ
    ース並びに管理ユニットを通信ラインで接続し、管理ユ
    ニットの制御でソースの切り換えを行うシステムのボリ
    ューム制御方式において、 割込みソースはソース切換の割込み要求と共に、割込ん
    だ後ボリュームを変更できるか否か、割込み終了時に元
    のソースのボリューム値に戻すか否かを示すボリューム
    制御情報を管理ユニットに発行し、 管理ユニットは割込み要求により現在動作中のソース名
    と共にボリューム値を記憶してオーディオ出力ソースを
    割込みソースに切り換え、 割込みソース動作中におけるボリューム変更を前記ボリ
    ューム制御情報に基づいて制御し、 割込み終了によりオーディオ出力ソースを前記記憶して
    あるソースに切り換えると共に、前記ボリューム制御情
    報に基づいてボリューム値を元のボリューム値に戻し、
    あるいは戻さないボリューム制御を行うことを特徴とす
    るボリューム制御方式。
JP33031893A 1993-12-27 1993-12-27 ボリューム制御方式 Withdrawn JPH07192393A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299450A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Kenwood Corp オーディオ処理装置及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299450A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Kenwood Corp オーディオ処理装置及び方法

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