JP3960278B2 - 接続設定プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、ネットワークを介して接続された複数の機器間の論理接続を設定する接続設定プログラムに関し、特に、各機器間の論理接続の設定を容易にするものである。
マルチメディアに対応した所定の通信規格(例えばIEEE1394規格)に従って構成されたネットワークにおいて、波形データ(オーディオ波形サンプルデータ)や演奏データ(MIDIのような演奏イベントデータ)などの音楽データを送受できるように構成した音楽システム(例えば商標「mLAN」で呼ばれる当出願人の開発に係る音楽システム)がある。そのような音楽システムにおいては、ネットワークを介して複数のノード例えばパーソナルコンピュータなどの制御装置や各種の音楽機器(シンセサイザ、音源装置、レコーダ、ミキサ、その他)を接続してシステムが構成され、前記通信規格で規定されている複数のアイソクロナスチャンネルにより、複数チャンネルの波形データストリームと複数チャンネルのMIDIデータストリームを、任意の複数ノードから任意の複数ノードへアイソクロナス転送することができる。ここで、各ノードは、出力する波形データストリームのチャンネル数を当該ノードが備える波形出力プラグ数まで増加でき、出力するMIDIデータストリームのチャンネル数を当該ノードが備えるMIDI出力プラグ数まで増加できる。また、当該音楽システムにおいて各ノードは1ないし複数のアイソクロナスチャンネルへの送信が可能であり、1つのアイソクロナスチャンネルで複数チャンネルの波形データストリームと複数チャンネルのMIDIデータストリームを転送することができる。この音楽システムに関連するものとして下記特許文献1がある。
特開平10−32606号公報
一方、キーボード、シーケンサ、ミキサなどの各種音楽機器の入出力ラインを任意に相互接続する機器はパッチベイとして知られている。上述のようなネットワークを介して接続された機器(ノード)間での任意の接続を論理的に設定するためのバーチャル・パッチベイに関連する発明は下記特許文献2に示されている。このパッチベイによって接続設定された出力側ノードから入力側ノードへと音楽データが送信されることになる。
特開2001−203732号公報
上述のような従来のシステムにおいては、ネットワークに対して単に物理的に音楽機器を接続しただけでは、該ネットワークにおける該音楽機器の論理的接続は実現されず、該音楽機器へのデータ送受信をすることができない。ネットワークに新規に接続した音楽機器へのデータ送受信をできるようにするには、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ上で特許文献2に示されたようなパッチベイのアプリケーションプログラムを起動して、ユーザ自らが該音楽機器の論理的接続を設定しなければならない。そのため、面倒であった。また、そのことを知らない初心者が、ネットワークに音楽機器を物理的に接続しただけでは該音楽機器が動作しないために、故障と勘違いすることがあり、不都合であった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ネットワークを介して接続された複数の機器間の論理接続の設定を容易に行えるようにした接続設定プログラムを提供しようとするものである。
この発明は、ネットワークに接続された複数の機器で構成され、ネットワーク上の各機器は複数のデータストリームをパケット化してネットワーク上の他の機器にアイソクロナス転送可能な音楽システムにおいて、それぞれ複数機器の組合せに対応した複数の初期化情報と、設定済みの論理接続情報とを記憶する記憶手段を備え、前記複数機器の1つであるコンピュータによって実行される送信元の機器と送信先の機器の接続を設定する接続設定プログラムであって、前記複数の機器は、それぞれ、1ないし複数のデータストリームを送信する1ないし複数の出力プラグと、1ないし複数のデータストリームを受信する1ないし複数の入力プラグの少なくとも一方を備えるものであり、この接続設定プログラムは、当該接続設定プログラムを含むソフトウェアを前記複数の機器のうちの1つの機器にインストールするとき、前記ネットワークにバスリセットが発生したとき、前記ネットワークに前記機器が接続されたとき、電源投入に応じて機器接続用のドライバソフトウェアが起動されるとき、又は、前記複数の機器で同期化されたサンプリング周波数を変更するときに、前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されているか否かを判定するステップと、前記判定するステップで前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されていないと判定されたならば、前記ネットワーク上の全ての機器に対して問合せを出し、各機器の機器情報を取得するステップと、前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されていないとき、前記取得された各機器の機器情報に対応する前記初期化情報を前記記憶手段から取得し、該取得した初期化情報に基づいて、前記複数の機器が各々備える1ないし複数の入力プラグないし出力プラグ間の論理接続を自動的に設定するステップと、前記判定するステップで前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されていると判定されたならば、該論理接続情報に基づき過去の論理接続状態を再現するステップと、ユーザの接続操作に応じて、前記複数の機器が各々備える1ないし複数の入力プラグないし出力プラグ間の論理接続を任意に設定するステップと、設定された論理接続を示す前記論理接続情報を前記記憶手段に記憶するステップと前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、それぞれ複数機器の組合せに対応した複数の初期化情報と、設定済みの論理接続情報とを記憶手段に記憶するようにし、該記憶手段に論理接続情報がまだ記憶されていないときは、各機器の機器情報に対応する初期化情報を該記憶手段から取得し、該取得した初期化情報に基づいて、前記複数の機器が各々備える1ないし複数の入力プラグないし出力プラグ間の論理接続を自動的に設定する一方で、該記憶手段に論理接続情報が記憶されているならば、該記憶されている論理接続情報に基づき過去の論理接続状態を再現するようにしたので、ネットワークを介して接続された複数の機器間の論理接続を記憶手段に記憶された初期化情報又は過去の論理接続情報に基づいて自動設定することができるので、ユーザが初心者であっても、それと気付かぬ間にシステムが動作可能なように接続設定が済まされることとなり、初心者を戸惑わせることなく、スムーズにシステム利用を行わせることができるという優れた効果を奏する。また、記憶手段に論理接続情報が記憶されているならば、初期化情報を用いることなく、該記憶されている論理接続情報に基づき過去の論理接続状態を再現することが優先されるので、ユーザの音楽システムに合った接続設定を適切に行うことができる。
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明しよう。
図1はこの発明に係る接続設定プログラムの一実施例を適用する音楽システムの基本的な構成例を概念的に示すブロック図である。この音楽システムでは、所定の通信規格、例えばIEEE1394規格(USB規格やその他でもよい)に従うネットワークを介して接続された複数のノードで構成される。図1では、ノードの基本的な例として、制御装置1と音楽機器2Aが例示されており、両者間は該所定の通信規格に従うバス3Aを介して接続される。また、音楽機器2Aは同様のバス3Bを介して図2に示すように他の音楽機器2Bに接続可能である。他の音楽機器2Bは同様のバス3Cを介して更に他の機器(図示せず)に接続可能である。また、制御装置1も同様のバス3Nを介して更に他の機器(図示せず)に接続可能である。こうして、複数のノード(機器)が順次連鎖的に接続されることで、チェーン接続若しくはマルチポイント接続方式に従うネットワークが構成される。各ノード間では、所定の通信規格に従い複数チャンネルで音楽データをパケット転送可能であり、ネットワーク上の各ノード間では、波形データ(オーディオ波形サンプルデータ)やMIDI等の演奏イベントデータからなる演奏データなどの音楽データを送受しうる。ネットワークの接続方式は、図示のような、チェーン接続若しくはマルチポイント接続方式に限らず、ハブ装置を介して各ノードを接続する方式であってもよく、また、有線に限らず無線方式に接続する方式であってもよい。
制御装置1は、典型的にはパーソナルコンピュータ(以下PCと略称する)で構成される。このPC1には、IEEE1394規格及び本出願人が提唱する音楽データ通信規格であるmLAN規格等の通信規格に従った音楽LANインターフェース部13が具備される。音楽LANインターフェース部13は、下位層としてIEEE1394規格インターフェース(I/F)11と、その上位層としてIEEE1394規格I/F11を利用して音楽データの通信をmLAN規格で制御するための音楽LANドライバ12とから構成される。IEEE1394規格I/F11は、IEEE1394規格に準拠してデータ通信を行うハードウェア及びソフトウェエアで構成されるインターフェースであり、ネットワークに対する実際のデータ送受信動作を行う。周知のように、IEEE1394規格では、所定周期(例えば125μs)の転送サイクル毎にアイソクロナス転送とアシンクロナス転送でデータパケットの通信を行う。音楽データのように厳密なリアルタイム性を要求されるデータはアイソクロナス転送で転送され、パッチベイのような送受信ノードの接続設定情報やその他の厳密なリアルタイム性が要求されないデータはアシンクロナス転送で転送される。なお、この例ではIEEE1394規格のインターフェースを経由してアイソクロナス転送されるデータとして、音楽データを挙げているが、これに限らずビデオデータ等その他のデータもアイソクロナス転送される。なお、上位層の音楽LANドライバ12は、IEEE1394規格I/F11における音楽データの送受信動作制御を行うソフトウェアで構成されるドライバであるから、ビデオデータ等その他データは該音楽LANドライバ12の制御対象外である。
また、図1において、PC1のブロック内には、当該PC1において実行されるソフトウェアの構造が階層的に描かれている。この階層構造は、上位層が下位層に対する制御を行い、下位層では上位層からの制御に基づく動作を実行するということを表す。図示の通り、音楽LANインターフェース部13の上位構造として、各種アプリケーションプログラム10が存在し、アプリケーションプログラム10によって、音楽LANインターフェース部13に対してデータ送受信処理を指示する。こうしたアプリケーションプログラムの一つに、複数ノード間の接続設定と接続設定されたノード間のデータ送受信の設定とを行うプログラム(パッチベイプログラム)が含まれる。また、制御装置(PC)1において、この音楽システムにネットワーク接続された各音楽機器毎の通信を管理しうるようにするために、音楽LANインターフェース部13の音楽LANドライバ12において、接続する各音楽機器毎にプラグイン・ソフトウェアをインストールし、インストールされた該プラグイン・ソフトウェアに対応する音楽機器との間で通信が可能となる。図中では、A,B,Cという3種の音楽機器のプラグイン・ソフトウェアが音楽LANドライバ12にインストールされている状態を示している。この実施例に係る接続設定プログラムは、パッチベイプログラムに含まれており、PC1によって実行される。
ネットワーク接続される音楽機器としては、ミュージックシンセサイザのような電子楽器、シーケンサのような自動演奏装置、レコーダのような波形記録装置、ミキサやエフェクタのような信号処理装置、音源装置等、任意の音楽関連機器が相当する。図1の例では、音楽機器2Aは、一例として、ミュージックシンセサイザのような電子楽器としている。また、図2の例では、音楽機器2Bはミキサとしている。
図1に示された音楽機器(シンセサイザ)2Aは、全体的な動作制御を行う制御部23を有し、この制御部23に対して、音楽LAN増設カード20、信号処理エンジン30、演奏操作用の鍵盤24、各種設定用の操作子装置25、表示器26等が接続される。信号処理エンジン30は、所定のサンプリング周波数に従って所定の信号処理を行うもので、シンセサイザにおいては波形データ生成処理(音源処理)を行う。
音楽LAN増設カード20は、IEEE1394規格や、本出願人が提唱するmLAN規格等の通信規格に従ったインターフェースカードであり、大別して音楽LAN入出力インターフェース(以下、音楽LANI/Oという)21と、サンプリング周波数変換器(Fs変換器)22で構成される。音楽LANI/O21は、IEEE1394規格、mLAN規格準拠のデータ送信/受信機能を果すハードウェア及びソフトウェエアを備え、バス3A,3Bと接続されて実際のデータ送受信動作を行う。サンプリング周波数(Fs)変換器22は、音楽LANI/O21と信号処理エンジン30との間で授受される波形データのサンプリング周波数を適切に変換するために設けられている。
音楽機器2Aは、更に、MIDI形式の演奏データを入出力するためのMIDI入出力インターフェース(以下、MIDII/Oという)27と、アナログ又はディジタルの波形データを入出力するための波形入出力インターフェース(波形I/O)28を具える。波形入出力インターフェース28は、アナログ/ディジタル変換器(以下、ADCと略称する)及びディジタル/アナログ変換器(以下、DACと略称する)並びにバッファメモリ等を含んでおり、ディジタル又はアナログの波形データを、信号処理エンジン30に対してリアルタイムに入力又は出力する。波形入出力インターフェース28は、図示しないピックアップ用のマイクロフォンや、オーディオ発音用のサウンドシテムや、他の波形データ入出力機器に接続される。MIDII/O27は、MIDI形式の演奏データを、制御部23に対してリアルタイムに/または非リアルタイムに入力又は出力するもので、図示しないMIDI楽器やシーケンサ等のMIDI入出力機器に接続される。
増設カード20上に設けられた音楽LANI/O21は、mLAN規格準拠の音楽データ(波形データ及びMIDIデータを含む)をネットワークを介して通信するものであり、IEEE1394規格のデータ送受信機能を下位構造に有する。音楽LANI/O21には、ネットワーク(バス3A,3B)上に送受信する音楽データをバッファするためのFIFOのようなバッファメモリや、タイマ、及びネットワーク上での音楽データの送受信のために各ノードを共通のサンプリング周波数に同期化するためのワードクロックを該タイマ出力に基づき生成する手段等が含まれる。
一例として、この音楽機器2Aの増設カード20上の音楽LANI/O21は、ネットワークから2ch分の波形データを入力する2つの波形入力プラグと、ネットワークに6ch分の波形データを出力する6つの波形出力プラグと、ネットワークから2ch分のMIDI演奏データを入力する2つのMIDI入力プラグと、ネットワークに2ch分のMIDI演奏データを出力する2つのMIDI出力プラグとを備える。以下、チャンネルをchと略称する。
図2に示された音楽機器(ミキサ)2Bは、自機でミキシング設定及び処理を行うことに加えて、ネットワーク上のPC1の制御を借りてミキシング設定及び処理を行うネットワークミキサ機能を持つ。上述と同様の音楽LANI/O31が設けられており、mLAN規格準拠の音楽データ(波形データ及びMIDI演奏データ)をネットワーク(バス3B,3C)を介して通信する。ADC32を介して外部から入力される複数系統の入力オーディオ信号(波形データ)が入力パッチ部33を介して合計12chの内部入力ch35のうち任意のchに分配される。また、内部エフェクタ34から出力される1又は複数系統のオーディオ信号(波形データ)が入力パッチ部32を介して内部入力ch35のうち任意のchに分配される。一方、音楽LANI/O31は、ネットワーク上の1乃至複数の任意のノードから18ch分のオーディオ信号(波形データ)を入力するための18の波形入力プラグを備えており、これらの信号は各々波形入力プラグに対応した合計18ch分のネット入力ch36に割り当てられる。各入力ch35,36の信号は、各chの設定に従って6本のディジタルミキシングバス37のうちの任意の1乃至複数バスへ入力される。6本のミキシングバス37では、それぞれ入力する信号をミキシングし、ミキシングされた信号を対応する出力ch38へ出力する。出力パッチ部39は、出力ch38からの出力信号と内部入力ch35から直接与えられる信号を、複数系統のDAC40及び1又は複数系統からなる内部エフェクタ34のうちの任意の入力へ分配する。
更に、音楽LANI/O31は、入力する16ch分の波形データを、ネットワーク上の1乃至複数の任意のノードに出力するための16の波形出力プラグを備えている。選択パッチ41は、出力ch38からの出力信号、内部入力ch35からの出力信号及びネット入力ch36からの出力信号を、音楽LANI/O31のネットワークへ出力する波形データを入力する16ch分の入力のうちの任意の入力へ分配する。各種のミキシングパラメータ設定や各パッチ部の割付け設定は、当該音楽機器(ミキサ)2B自らが有する操作子等の操作で行うこともできるし、音楽LANI/O31を介してネットワーク上のPC1からの遠隔操作によっても行うことができる。
MIDII/O42は、外部から又は外部へMIDIデータを入力又は出力するインターフェースで、入力したMIDIデータは制御マイコン43に入力される。制御マイコン43は、当該音楽機器2Bのミキシング動作を外部からのMIDIデータで遠隔操作するためのものである。音楽LANI/O31を介してネットワーク上の任意のノードから4ch分のMIDIデータを入力することができ、また、ネットワーク上の任意のノードに4ch分のMIDIデータを出力することができる。音楽LANI/O31のMIDIデータ入出力ポートは、制御マイコン43及びMIDII/O42に接続される。
当該音楽システムにおける各ノード間の接続設定は、PC1上の前記パッチベイプログラムを実行することにより実現される。このパッチベイプログラムにより、当該ネットワーク上に接続された複数のノード間を任意に論理接続することで、各ノードを各ch毎にデータ送信機器/またはデータ受信機器として設定できる。
パッチベイプログラムにおいては、ネットワーク上の各ノード間の接続状況等をPC1のディスプレイ上に画面表示し、この画面を参照しながらユーザは所望の接続設定操作を行うことができる。この画面表示例を示すと図3のようであり、(a)は波形データに関する接続状況をリスト表示する「Audioページリストメニュー画面」の一例を示す。画面中、「オーディオ出力」の欄において、このネットワーク上の全てのノードの各々の、ネットワークに波形データを送信するための全ての波形出力プラグの情報がリスト表示される。「オーディオ入力」の欄において、このネットワーク上の全てのノードの各々の、ネットワークから波形データを受信するための全ての波形入力プラグのうちの、未だ結線されていない(未パッチの)波形入力プラグの情報がリスト表示される。各波形出力/入力プラグの情報のうち、「WCLK」はそのノードがどのワードクロックWCを基準に動作しているかを示し、「機種名」はそのノードを構成する機器の名称であり、「端子名」はその波形出力/入力プラグにユーザが付与した名称であり、「ベンダ名」はそのノードを構成する機器のベンダ名であり、「フォーマット」はその波形出力/入力プラグから出力/入力する波形データのフォーマットを示す。例えば、「オーディオ出力」の欄で1つの波形データ送信元の機器(送信ノード)の1つの波形出力プラグの情報をマウス操作等によって選択し、かつ、この送信元プラグから出力される波形データを受信させたい1乃至複数の機器(受信ノード)の1乃至複数の波形入力プラグの情報を「オーディオ入力」の欄でマウス操作等によって選択し、画面上の「接続」ボタンをオン操作して選択確定することで、選択された波形入力プラグを示す情報を、画面中の「オーディオ入力」の欄から「接続先」の欄に移動表示する。「オーディオ出力」の欄には、複数ノードの各1乃至複数の波形出力プラグの情報がたて並びに表示され得、「接続先」の欄には、「オーディオ出力」の欄における各波形出力プラグの隣に、当該波形出力プラグに接続された1乃至複数の波形入力プラグの情報がたて並びに表示される。これにより、どの機器からどの機器に波形データが伝送されるのかを視覚で直感的に把握し易くなる。
図3(b)はMIDIデータに関する接続状況をリスト表示する「MIDIページリストメニュー画面」の一例を示す。上述と同様に、「MIDI出力」の欄には、ネットワーク上の全ノードのMIDIデータの送信を行うMIDI出力プラグの情報をリスト表示するとともに、「MIDI入力」の欄には、同MIDIデータを入力するMIDI入力プラグの情報をリスト表示し、特定のMIDI出力プラグに対して接続されたMIDI入力プラグの情報を「接続先」の欄に表示する。図示の例では、「接続先」の欄に無しを示す「−」が表示されている例を示しており、これはそのMIDI出力プラグに対して何れのMIDI入力プラグも未だ接続されていないことを示す。
この実施例においては、所定の条件の下において、上述のような人手による接続設定操作に頼ることなく、ネットワーク上の各機器(ノード)間の論理接続を自動的に設定すること(すなわち自動接続設定処理)ができるようになっている。この自動接続設定処理を実行させるための「所定の条件」の典型例は、或る音楽機器を新規にネットワーク上に接続し、該機器の該ネットワーク上の正規のノードとして動作させるためのプラグイン・ソフトウェアをインストールするとき、である。そのような自動接続設定処理の手順の一例を図4及び図5により説明する。
図4は、或る音楽機器Xを新規にネットワーク上に接続し、該音楽機器Xのインストールを行うときに、PC1で実行される音楽機器X用インストーラの処理手順を示すフロー図である。ユーザによる当該音楽機器Xのインストール条件のカスタマイズ処理を行った後(S1)、この音楽システムの通信機能を実現する基本ソフトウェアである音楽LANドライバ12(図1)が既にインストールされているかどうかを検出し(S2)、無ければこれをインストールする(S3のNO,S4)。音楽LANドライバ12がインストール済みであっても、そのバージョンが古いならば、これを更新するかどうかをユーザに問い合わせて、更新する場合はステップS4を実行して新しいドライバをインストールする(S5,S6)。それから、当該音楽機器Xのプラグイン・ソフトウェアPluginXをインストールする(S7)。
次に、このPC1にパッチベイのアプリケーションソフトウェアが既にインストールされているかどうかを検出し(S8)、無ければこれをインストールする(S9のNO,S10)。パッチベイがインストール済みであっても、そのバージョンが古いならば、これを更新するかどうかをユーザに問い合わせて、更新する場合はステップS10を実行して新しいドライバをインストールする(S11,,S12)。
最後に、パッチベイのアプリケーションソフトウェアを「自動終了モード」で起動させる(S13)。このようにパッチベイを「自動終了モード」で起動させるよう指示することで、自動接続設定処理を実行開始すべき所定条件が成立したことを意味している。
図5は、PC1でパッチベイのアプリケーションが起動されたときの処理手順を示すフロー図である。パッチベイの起動は、上述のように音楽機器のインストール時にインストーラからの自動的な指示によって「自動終了モード」で起動される場合と、ユーザによる手動操作に応じて起動される場合の2通りがある。インストーラからの自動的な指示によって「自動終了モード」で起動される場合は、図3に示したようなパッチベイの画面は終始表示されず、ユーザには見えない形で図5の処理が進行する。他方、ユーザによる手動操作に応じて起動される場合は、図3に示したようなパッチベイの画面が所定の手順を踏んで表示される。
まず、このパッチベイのlogファイルがPC1内のメモリに存在しているかどうか、また、存在している場合にそのlogファイルに残っている最後のサンプリング周波数Fsが現在選択されているサンプリング周波数Fsと同じかどうかをチェックする(S20)。パッチベイのlogファイルとは、過去にこのパッチベイを使用してネットワーク上の各機器間の論理接続を設定したことがある場合に作成されるファイルである。logファイルが無いか、もしくはlogファイルのサンプリング周波数(Fs)が現サンプリング周波数(現Fs)と異なる場合(S20のNO)、次の要領で自動接続設定処理を実施する。logファイルが有り、そのlogファイルのサンプリング周波数(Fs)が現サンプリング周波数(現Fs)に一致する場合(S20のYES)、自動接続設定処理は実行しない。
所定の初期化ファイルを読み込む(S21)。初期化ファイルとは、該ネットワークに接続可能な各種音楽機器の種類毎の所定の自動接続設定態様を予め記憶したファイルである。この自動接続設定態様の典型例は、当該音楽機器の音楽LANI/O21,31(図1,図2)が持つ波形入力/出力プラグ及びMIDI入力/出力プラグの全て(ないし、なるべく多く)を、PC1ないし他のノードの波形入力/出力プラグ及びMIDI入力/出力プラグに接続する態様である。なお、PC1においては音楽LANI/Oに相当する処理を音楽LANドライ
バ12で行っているため、波形入力/出力プラグ及びMIDI入力/出力プラグの数は固定ではなく、必要に応じて増減することができる。理解を容易にするため自動接続設定態様のいくつかの例を示す概念図を図6に示す。
図6(a)は、PC1に対して図1に示すようなシンセサイザタイプの音楽機器2A(この機器種類をAで表す)が1台接続された場合の自動接続設定態様を示す。すなわち、PC1以外にネットワークに接続された音楽機器が音楽機器2Aのみである場合は、該音楽機器2Aにおける2ch分の2つの波形入力プラグ(IN2W)、6ch分の6つの波形出力プラグ(OUT6W)、2ch分の2つのMIDI入力プラグ(IN2M)、2ch分の2つのMIDI出力プラグ(OUT2M)が、それに対応して音楽LANドライバ12によりPC1に用意された波形出力/入力プラグ(OUT2W/IN6W)及びMIDI出力/入力プラグ(OUT2M/IN2M)にそれぞれ自動接続設定されるようになっている。なお、ネットワークを介したパケットデータ転送にあっては、1ノードが送出する1パケット中に複数chのデータを含めることができる。従って、この接続態様では、PC1が送出する1パケット(2ch分の波形データと2ch分のMIDIデータを含む)と音楽機器2Aが送出する1パケット(6ch分の波形データと2ch分のMIDIデータを含む)が各アイソクロナスサイクル周期中に少なくとも伝送されることになる。
図6(b)は、PC1に対して図2に示すようなミキサタイプの音楽機器2B(この機器種類をBで表す)が1台接続された場合の自動接続設定態様を示す。すなわち、PC1以外にネットワークに接続された音楽機器が音楽機器2Bのみである場合は、該音楽機器2Bにおける16ch分の16の波形入力プラグ(IN16W)、18ch分の18の波形出力プラグ(OUT18W)、4ch分の4つのMIDI入力プラグ(IN4M)、4ch分の4つのMIDI出力プラグ(OUT4M)が、それに対応して音楽LANドライバ12によりPC1に用意された波形出力/入力プラグ(OUT16W/IN18W)及びMIDI出力/入力プラグ(OUT4M/IN4M)にそれぞれ自動接続設定されるようになっている。
図6(c)は、PC1に対して図1,図2に示すような2種の音楽機器2A,2Bが接続された場合の自動接続設定態様を示す。この場合、一方の音楽機器2Aの各chの入/出力波形データ及び入/出力MIDIデータが他の複数のノード(PC1と音楽機器2B)に適宜分配され、かつ、他方の音楽機器2Bの各chの入/出力波形データ及び入/出力MIDIデータが他の複数のノード(PC1と音楽機器2A)に適宜分配されるように、適当な接続態様を自動設定するようにしてよい。図示の例では、音響機器2Bの18ch分の波形入力プラグのうち4ch分(IN4W)を音響機器2Aの波形出力プラグ(OUT4W)に接続し、14ch分(IN14W)をPC1に用意された波形出力プラグ(OUT14W)に接続する。また、音響機器2Aの4ch分の波形出力プラグ(OUT4W)は、PC1の波形入力プラグ(IN4W)にも接続される。また、音響機器2Aの2ch分の波形入力プラグ(IN2W)は音響機器2Bの波形出力プラグ(OUT2W)に接続される。さらに、PC1に更に2ch分の波形入力プラグを用意して、音響機器2Bこの波形出力プラグ(OUT2W)を接続するようにしてもよい。その他、図示した通りの接続態様が自動設定される。勿論、図6の接続態様は一例にすぎず、接続される音楽機器の波形やMIDIの入力/出力プラグがなるべく余らないような、予め定めた他の適当な接続態様であってもよい。
図5に戻ると、ネットワーク上で接続されているすべての音楽機器に対してPC1から問い合わせを発してその機器情報を取得することで、どのような音楽機器が接続されているかを検出する(S22)。一般に、機種に応じて波形とMIDIの各入力/出力プラグ数が特定できるので、該機器情報には少なくとも機種を特定する機種情報が含まれていればよい。あるいは、該機器情報に機種情報を含める代わりに、当該機器の備える波形とMIDIの入力/出力プラグ数を含めるようにしてもよい。なお、入力/出力プラグが増設可能等の理由で機種から各入力/出力プラグ数が特定できない音楽機器の場合は、機器情報に必ず波形とMIDIの各入力/出力プラグ数を含めておかなければならない。この検出に基づきネットワークに音楽機器が接続されていれば(S23のYES)、その検出した音楽機器が前記初期化ファイルに自動接続設定態様が記憶されているものに該当するかを調べる(S24)。YESであれば、論理接続が全く行われていない状態を初期状態として、ネットワーク上に存在する該音楽機器の組合せに対応する前初期化ファイルのデータに従ってネットワーク上の機器(ノード)の波形ないしMIDIの各入力/出力プラグ間の論理接続を自動的に設定/実現する(S25)。なお、ステップS22で複数の音楽機器が検出され、そのうちの一部の音楽機器(ないし一部の音楽機器の組合せ)についてのみ初期化ファイルに自動接続設定態様が記憶されている場合は、その自動接続設定態様に基づいてその一部の音楽機器(ないし一部の音楽機器の組合せ)の各入力/出力プラグ間の論理接続のみを自動的に設定/実現するものとする。この論理接続の自動設定/実現は、例えば、PC1が、各機器(ノード)の音楽LANI/Oに対して、当該機器(ノード)が備える波形ないしMIDIの複数の出力プラグが波形ないしMIDIのデータを出力すべきアイソクロナスchと、当該機器(ノード)が備える波形ないしMIDIの各入力プラグが波形ないしMIDIデータを取り込むべきアイソクロナスchの各データとを通知し、これを保存させることで実現される。すなわち、各機器(ノード)では、保存した接続設定情報に従い、出力すべきアイソクロナスchとして通知されたアイソクロナスchへ複数の出力プラグからのデータをパケットとして出力するとともに、取り込むべきアイソクロナスchとして指定されたアイソクロナスchのパケットから各入力プラグへ取り込むデータを判定して取り込むことで、設定した論理接続に応じたデータ授受が実現されることになる。この自動接続設定処理に応じて各機器(ノード)から返される接続設定確認情報をPC1で受理し、自動接続設定が成功したかどうかを確認する(S26)。失敗した場合は、所定のエラーメッセージをディスプレイに表示し(S27)、ユーザによる確認操作(OKボタンを押す)を受け付ける(S28)。自動接続設定が成功した場合(S26のYES)、自動接続設定による設定状態のみを記録したlogファイルを新規に作成し、また失敗時にはユーザ確認操作を受け付けた後、空のlogファイルを作成する(S29)。また、音楽機器がネットワークに接続されているが、初期化ファイルに記憶された自動接続設定態様の対象外の機種の機器しか接続されていない場合、つまりステップS24のNOの場合も、ステップS29で空のlogファイルを作成する。音楽機器がネットワークに接続されていない場合(S23のNO)は、ステップS29を経由せず、よって、空のlogファイルは作成されない。これは、空のlogファイルを作成しないことで、以後に音楽機器がネットワークに接続された場合、ステップS20のNOのルートでもう一度この自動接続設定処理(S21〜S29)を行わせるようにするためである。
ステップS30では、現在のパッチベイ処理が「自動終了モード」で起動されたものであるかどうかを判定する。図4のステップS13に応じてこの図5のパッチベイ処理が「自動終了モード」で起動された場合は、ステップS31にジャンプする。一方、そうでない場合、つまり、この図5のパッチベイ処理がユーザによる手動操作に応じて起動された場合(これを「継続モード」という)は、所定のパッチベイ接続画面(例えば図3(a)のようなAudioページの画面)を表示する(S32)。このパッチベイ接続画面表示に伴い、ユーザの操作によるパッチベイ設定作業が実行可能とされる(S33)。ユーザの操作によるパッチベイ設定作業に伴い、ネットワーク上の各機器(ノード)間の論理接続が設定/実現される。パッチベイ設定作業を終了するためにユーザが図3のパッチベイウィンドウを閉じる終了操作を行うと、ステップS31に進む。ステップS31では、logファイルに記憶されている設定状態とその時点の最終設定状態とが異なる場合、logファイルに該最終設定状態を保存する。そして、パッチベイプログラムを終了する。例えば、「自動終了モード」でパッチベイが起動されて、自動接続設定処理(S21〜S29)で初期化ファイルに従う自動接続設定がなされた場合は、ステップS29でその自動接続設定状態がlogファイルに保存されており、その後にパッチベイ設定作業は行われないので、ステップS31では何も行わずにそのまま終了する。
「自動終了モード」でパッチベイが起動されたとき、logファイルが既に存在しているならば、ステップS20はYESであり、上記S21〜S29の処理は行わずに、ステップS34,S35に進む。ステップS3では、logファイルに記憶されている各機器(ノード)間の論理接続を示す接続情報を取得する。その後、ステップS30で「自動終了モード」と判定され、ステップS31を経由してパッチベイを終了する。このように、「自動終了モード」でパッチベイが起動された場合でも、過去のlogファイルが有るということはユーザがこのパッチベイを使用したことがある経験者であることを意味するので、ユーザによる過去の接続設定状態を優先することとし、自動接続設定処理は余計なお節介となるかもしれないので行わないようにしている。
次に、図5のパッチベイ処理がユーザによる手動操作に応じて起動された場合つまり「継続モード」について更に説明する。
以前、「自動終了モード」でパッチベイが起動されたが、音楽機器がネットワークに接続されていなかった場合(S23のNO)は、ステップS29を経由せず、空のlogファイルは作成されていない。その後、音楽機器をネットワークに接続した後、ユーザによる手動操作で図5のパッチベイ処理を起動すると、ステップS20はlogファイル無しのためNOと判定されるから、ステップS21〜S29の自動接続設定処理を再度実行する。こうして、初期化ファイルを参照して接続された音楽機器に応じた自動接続設定がなされる。空のlogファイルを作成した後、ステップS30では「継続モード」と判定されるので、ステップS32,S33の処理によって、ユーザの操作による所望のパッチベイ設定作業が行える。よって、自動接続設定状態を画面で確認しながら、所望のパッチベイ設定作業が行えるので、初心者でも使い易い。
なお、図5の例では、ステップS24がNOのときは、ステップS29で空のlogファイルを作成しているので、その後、初期化ファイルに対応する音楽機器が接続されたとしても、ステップS21〜S29の自動接続設定処理は再実行されない。しかし、これに限らず、ステップS24がNOのときは、ステップS29をジャンプしてステップS30に進むように変更してもよい。そうすれば、上記と同様に、その後、初期化ファイルに対応する音楽機器をネットワークに接続した後、ユーザによる手動操作で図5のパッチベイ処理を起動すると、ステップS21〜S29の自動接続設定処理を再度実行させることができる。
なお、上記実施例では、図5のパッチベイ処理を「自動終了モード」で起動させる所定の条件として、音楽機器のインストール時とする例を示したが、これに限らず、ネットワークにバスリセットが発生したとき、またはネットワークに音楽機器が接続されたことが検出されたとき、または電源投入に応じて機器接続用のドライバソフトウェアが起動されるとき、などにおいて図5のパッチベイ処理を「自動終了モード」で起動させるようにしてもよい。
なお、上述の実施例では、音楽機器をネットワーク接続して音楽システムを構成する場合の接続設定装置として本発明が適用される例につき説明したが、ネットワークに接続される機器(ノード)は音楽機器に限らず、ビデオ・映像機器やその他の適宜の種類の機器であってもよい。
また、この接続設定装置に係るプログラムはネットワーク上の制御専用のノード(PC)によって実行されるようになっているが、それに限らず、特定機能のノード(音楽機器)において制御コンピュータを内蔵させて上述したような自動接続設定処理を実行させるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、所定の条件に合致することが検出された時に論理接続を自動設定するようになっていたが、さらに、ユーザが指定した任意のタイミングで該自動設定が行われるようにしてもよい。例えば、図3(a)や図3(b)の画面に「自動接続」のボタンを表示し、該ボタンの操作に応じて該自動設定が行われるようにする。すなわち、ユーザは、初期化ファイルに基づく自動設定を、プリセット設定のように利用することができる。
この場合の自動設定の具体的な処理としては、例えば、図5のステップS33から一旦当該画面を閉じ、ステップS21へジャンプするようにすればよい。また、この場合のステップS29では、新規のlogファイルを設定するかわりに、既にあるlogファイルにそれまでの設定状態に続けて自動設定された設定状態を記録するようにしてもよい。ユーザの指示に応じて自動設定されたことが判るし、過去の設定状態の記録を残すこともできる。
この発明に係る接続設定装置あるいはプログラムの一実施例を適用してなる音楽システムの基本的な構成例を概念的に示すブロック図。 図1に示された音楽システムのネットワークに追加的に接続される別の音楽機器の一例を示すブロック図。 同実施例におけるパッチベイの接続設定画面例を示す図。 或る音楽機器のインストールを行うときの処理手順を示すフロー図。 パッチベイのアプリケーションが起動されたときの処理手順を示すフロー図。 自動接続設定態様のいくつかの例を示す概念図。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ(PC)、2A,2B 音楽機器、3A,3B,3C,3N バス、11 IEEE1394規格インターフェース、12 音楽LANドライバ、13 音楽LANインターフェース部、20 音楽LAN増設カード、21 音楽LAN入出力インターフェース

Claims (1)

  1. ネットワークに接続された複数の機器で構成され、ネットワーク上の各機器は複数のデータストリームをパケット化してネットワーク上の他の機器にアイソクロナス転送可能な音楽システムにおいて、それぞれ複数機器の組合せに対応した複数の初期化情報と、設定済みの論理接続情報とを記憶する記憶手段を備え、前記複数機器の1つであるコンピュータによって実行される送信元の機器と送信先の機器の接続を設定する接続設定プログラムであって、
    前記複数の機器は、それぞれ、1ないし複数のデータストリームを送信する1ないし複数の出力プラグと、1ないし複数のデータストリームを受信する1ないし複数の入力プラグの少なくとも一方を備えるものであり、
    この接続設定プログラムは、
    当該接続設定プログラムを含むソフトウェアを前記複数の機器のうちの1つの機器にインストールするとき、前記ネットワークにバスリセットが発生したとき、前記ネットワークに前記機器が接続されたとき、電源投入に応じて機器接続用のドライバソフトウェアが起動されるとき、又は、前記複数の機器で同期化されたサンプリング周波数を変更するときに、前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されているか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップで前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されていないと判定されたならば、前記ネットワーク上の全ての機器に対して問合せを出し、各機器の機器情報を取得するステップと、
    前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されていないとき、前記取得された各機器の機器情報に対応する前記初期化情報を前記記憶手段から取得し、該取得した初期化情報に基づいて、前記複数の機器が各々備える1ないし複数の入力プラグないし出力プラグ間の論理接続を自動的に設定するステップと
    前記判定するステップで前記記憶手段に前記論理接続情報が記憶されていると判定されたならば、該論理接続情報に基づき過去の論理接続状態を再現するステップと、
    ユーザの接続操作に応じて、前記複数の機器が各々備える1ないし複数の入力プラグないし出力プラグ間の論理接続を任意に設定するステップと、
    設定された論理接続を示す前記論理接続情報を前記記憶手段に記憶するステップと
    前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
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