WO1997021026A1

WO1997021026A1 - Moteur diesel en v

Info

Publication number: WO1997021026A1
Application number: PCT/JP1996/003530
Authority: WO
Inventors: Kunio Yoshida; Manabu Miyazaki; Osamu Murakami
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co., Ltd.
Priority date: 1995-12-04
Filing date: 1996-12-03
Publication date: 1997-06-12
Also published as: CN1078661C; CN1203650A; KR19990071892A; JPH09151746A; KR100534153B1

Description

明細書

発明の名称

V型ディーゼルエンジン

技術分野

この発明は、 V型にシリンダを配 Sしたディーゼルェンジンを小型にするための各部の構成に関する。背景技術

従来、 V型ディーゼルエンジンの構成に関する技術は、公知とされている。例えば、特開平 6 - 2 7 2 6 1 5号公報や、実開平 6 - 8 0 8 2 9号公報や、特開平 6— 2 9 9 8 6 2号公報に記載の技術の如くてある。

上記従来技術においては、吸排気用力ム軸と燃料噴射ポンプが別体に構成されており、特に吸排気用カムと燃料噴射ポンプ躯動用カムを別の ίώに構成しているのである。これにより、カム軸が 2本必要となり、 V型ディーゼルエンジンの全高が高くなるという不具合があった。

従来技術のような場合には、シリンダブ口つクの V型の空間の部分にガバナー装置の収納空問や、燃料噴射ポンプの収钠空間のような空間を設けることができなかったのである力く、本発明においては、カム軸を 1本とすることにより、シリンダブロックの V 5iの空間に、ガバナー装置の為の収钠空閒や、 ' 料噴射ポンプのための収納空間を構成することができるようになつた。

本発明の目的は、各部の構成を簡素化した伏態で配置することにより、コンパク卜で安価で、かつ汎用性に優れた V型ディーゼルエンジンを提供するものである。発明の開示

本発明は、シリンダ H L · II Rを正面視で V型に配置して、この V型のシリンダの間に一本のカム軸 1 を配置し、該一本のカム铀〖の上に、吸排気用カム 3 1 と燃料噴射ポンプ Ρの駆動用カム 3 0を配置し、該カム軸 1に対して、クランク軸 Sの側と逆の側にガバナー装置 Gと燃料噴射ポンプ Pを配置し、該ガパナ一装置. Gはガバナ一ケース Aの内部に配置し、該ガバナーケース Aの延長部に燃料噴射ポンプ Pを取り付け、該燃料噴射ポンプ Pからの燃料を噴射する燃料噴射ノズル 2 6 · 2 7を、シリンダ H L · H Rの間に配置して、 V型ディ一ゼルエンジンをコンパク卜に構成した。図 Sの簡単な説明

図 1 は本発明のクランク軸 Sを水平方向で使用する V型ディ一ゼルェンジンの正面図、図 2は同じくクランク釉 Sが水平方向で使用される V型ディーゼルニンジンの側面断面図、図 3はクランク铀 Sを垂直方向にして使用する V型ディーゼルェンジンの側面図、図 4は同じくクランク軸 Sを垂直方向にして使用する V型ディーゼルェンジンの底面図、図 5は同じくクランク蚰 Sを垂直方向にして使用する V型ディーゼルェンジンの底面断面図、図 6は同じくクランク铀 Sを垂直にして使用する V型ディ一ゼルェンジンの側面断面図、図 Ίは本発明の V型ディ一ゼルエンジンのシリンダブロック 2の正面断面図、図 8は同じくシリンダブ口ック 2の側面断面図、図 9 は冏じくシリンダブロック 2の平面図、図 1 0はシリンダブロック 2のリード線取出孔 8 1を示す側面図、図 1 1 は同じくリード線取出孔 8 1の位 Sを示す後面図、図 1 2は冷却水ポンプ駆動ギア 8 2 とカム蚰駆動ギァ 2 0の部分を示す側面断面図、図 1 3はガバナー駆動ギア 8 0 とガバナー軸ギァ 1 9の他の笑施例を示す側面断面図である。発明を実施するための最良の形態

図 1 と図 2において、クランク铀 Sを水平方向に配置して使用するホリゾンタル夕ィプの V型ディ一ゼルエンジンを説明する。

本発明の V型ディーゼルェンジンは、クランク ί由 Sを水平にした状態で使用するホリゾン夕ルタイプと、クランク铀を垂直にした伏態で使用するバーチカル夕イブとの 2仕様に構成されている。

ホリゾンタルタイプとバーチカルタイプとでは、シリンダブロック 2等の大部分の部品は共通である。しかし、動力取出方向が異なることや、オイルパンの位置が相違することから、クランク紬 Sやギアケース 3が相違する：また搭載する作業機の種類が異なるので、ラジエータ Rの配置が相違する。

図 1 と図 2においては、本発明のホリゾンタルタイプの V型ディ一ゼルェンジンが図示されている。 V型ディーゼルエンジンの本体はシリンダブ口ック 2 と、その前面開口部を閉鎖するギアケース 3の接台により構成されている。該シリンダブ口ック 2の側にシリンダ H L · H Rが設けられている。そして、 ¾シリンダ H L · H Rの上部にシリンダへッド 2 8 ■ 2 9が載閹固定され、該シリンダへッド 2 8 · 2 9の上にシリンダへッドカバ一 3 6 - 3 7が固定されている。

ί玄シリンダへッド 2 8 · 2 9には燃料噴射ノズル 2 6 · 2 7がそれぞれ配置されている。前記燃料噴射ポンプ Ρは、 V字型に配置したシリンダ H L ' H Rの間に配置されている。そして、ガバナーケース Αの後部に配置された燃料噴射ポンプ Pからの高圧燃料が、高圧燃料パイプ 1 1 · 1 1 を介して、燃料噴射ノズル 2 6 - 2 7に供給されている。

本発明は、 V型ディ一ゼルェンジンにおいて、左右のシリンダ H L ' H Rが構成するシリンダブ口ック 2の V型の空間の間に、ガバナー装置 Gを配置する収納空間 8 6と、 2個の燃料噴射ポンプ Pを配置する収納空間 8 7とを構成したものである。

そして、前記収納空間 8 6の上はガバナ一ケース Aにより彼?！し、。¾ガバナーケース Aから突出した燃料噴射ポンプ用のブラケット 5 0により収納空間 8 7を彼蓋し、該燃料噴射ポンプ用のブラケッ，、 5 0に 2個の燃料噴射ポンプ Pを固定している。ガバナー装置 Gの収納空間 8 6 と燃料噴射ポンプ Pの収納空間 8 7 は、シリンダブロック 2のダイカス卜成形時に、ギアケース 3方向へ抜く型と Vパンク上方へ抜く型とにより形成している。

また、図 2に示す如く、シリンダブ口ック 2の内部のカム紬 1 と、シリンダへッドカバー 3 6 · 3 7の内部の吸 ·排気弁腕 4 7 ' 4 7 との間にプッシュロッド 2 4 - 2 4が介装されており、該プッシュロッド 2 4 · 2 4は、 V型のシリンダ H L · H Rの間に配匱されている。更に、前記プッシュロッド 2 4 · 2 4の内側には、シリンダブロック 2 とギアケース 3の上面に載置したガバナーケース Aが固定されている。 ¾ガパ'ナ一ケ一ス Aの内部にガバァ一装置 Gが構成されている。前記シリンダ H L · H Rの内部には、左右のピストン 6 · 7が擋動可能に嵌装されており、該ビストン 6 · 7 とクランク紬 Sの閉を、コンロッド 5 · 4により連している。前記シリンダ H L · H Rの P の位置にカム袖 1が配置されており、該カム章由 1 に吸排気用カム 3 1 と燃料噴射ポンプ眍動用カム 3 0が構成されている。図 2に示す如く、クランク軸 Sの前端がギアケース 3から突出した部分にプーリ一 1 4 - 1 5が固定されており、該プーリー 1 5 と作動油ポンプ 1 2のプ一リー 1 3の間に、 Vベルト 1 8が巻回されている

また、クランク铀 Sがギアケース 3から突出した部分に固定されたプ一リ一 1 4 と、上部のラジェ一夕ファン Fのファン蚰 4 0 との間に、 Vベルト 1 7が巻回されて、ラジェータ Rのラジェ一タフアン Fを駆動している。ファン ί由 4 0は支持台 6 0で支持されているか、この支持台 6 0は、ギアケ一ス 3 と一体的に楕成することもできる。シリンダブロック 2 とギアース 3が構成する本体が、左右のシリンダ H L ■ H Rの下側に作る凹部の、右側にはスタータ Κを配置し、左側には作動油ポンプ 1 2を配置している。

また、図 3に示す如く、ギアケース 3の前面の左側の上部には、冷却水ポンプ 8が固設されており、左側のンリンダ H Lの外周のジャケットには冷却水孔 3 9 から冷却水を供給し、右側のシリンダ H Rの外周のジャケットには、冷却水パイプ 3 8を介して、冷加水を供袷している。

前記シリンダへッド 2 8 · 2 9の前面には、排気パイプ 3 4 · 3 5が連結されている。該排気パイプ 3 4 · 3 5力く、図 3の排気マフラ一 Μに連結されている。該排気マフラ一 Μはホリゾンタルタイプの場合には、 V型ディーゼルェンジンの上部に配匿されており、ラジェータ Rはェンジンの前部に配置されている。

また、 V字型に構成したシリンダへッド 2 8 · 2 9の間の V型の空間に置したガバナー装置 Gより、レギユレ一夕レバ一 4 1が上方へ向けて突出されている。前記燃料噴射ノズル 2 6 · 2 7がシリンダへッド 2 8 · 2 9に螺装された部分の側方で、燃料噴射ノズル 2 6 · 2 7の先端が挿入された予燃焼室 4 4に向けて、グロ一プラグ 4 2が挿入固定されている。

図 2 においては、クランク軸 Sの円周上にバランスゥヱイ卜 4 6が付設されており、ガバナーケース Aの後方の位置に燃料噴射ポンプ Pが配置されている。また吸排気用カム 3 1からプッシュロッド 2 4 を介してシリンダへッドカバ一 3 6 の内部の吸 ·排気弁腕 4 7を押し上げて、該吸 ·排気弁腕 4 7の他端により、吸排気弁 4 8を押圧して開閉を行っている。

クランク軸 Sの前端で、シリンダブ口ック 2の内部に駆動ギア 2 1が固設されており、該駆動ギア 2 iが正面視で左側の位置で、ギアケース 3の内側に支持配置された潤滑油ポンプの駆動ギア 4 3 と嚙合している。 5 5は潤滑油ボンブ白である。

また、駆動ギア 2 1 は上方でカム軸 1上に IS!定されたカム蚰駆動ギア 2 0 と ¾ 合している。該カ厶铀駆動ギア 2 0は、上方に配置されたガバナー装置 Gのガバ' ナ一軸 9上のガバナー軸ギア 1 9 と嗨合している。該ガバナー軸 9がガバナーケース Aの内部配置された部分にガバナーウェイト 2 5が配置されており、前記ガバナー軸 9の InJ feにガバナ一ウェイト 2 5が開閉して、 L字型力 "バナーレバ一 4 5を回動し、 2個の燃料噴射ポンプ Pの調整ラックを摺動させる。またガハナ一ケース Aから突出してレギユレ一タレバー 4 1 が ¾けられており、オペレータ力く操作することにより、回転数を変速可能としている。

また、カム軸 1 の上には、シリンダブロック 2の側に 4個の吸排気用カム 3 1 を突設し、フライホイール Wの側には、 2個の燃料噴射ポンプ駆動用カム 3 0を突設している。ガバナー装置 Gを内部に記置するガバナーケース Aは、シリンダブロック 2 とギアケ一ス 3が接合された部分の上面に配置されており、ガバナー装置 Gの収衲空問 8 6の上を施蓋する。またガバナーケース Aの延長部に燃料喷射ポンプ用のブラケッ卜 5 0がー体的に構成され、該ブラケッ；、 5 0の上に燃料喷射ポンプ Pが固定されている。

前記燃料噴射ポンプ用のブラケッ卜 5 0は燃料噴射ポンプ Pの収納空間 8 7の上を施蓋する。またクランク蚰 Sには、フライホイール Wが付設されている。またクランク軸 Sのバランスウェイト 4 6 · 4 6の間の位置にコンロッド 4 · 5が枢支されている。シリンダブ口ック 2の下部には、オイルフィルタ 5 2を固定しており、ギアケース 3の内部のオイルパンの部分に突設している。

そして、本発明においては、シリンダブロック 2のフライホイール Wの側で、燃料噴射ポンプ駆動用カム 3 0の下方の空間を利用して、ダイナモ Dの収钠空間 8 5を構成している。該収納空間 8 5は、シリンダブ口ック 2の内部に嵌入した伏態に構成しており、ダイナモ Dの部分がシリンダブ口ック 2から突出しないように構成している。

前記ダイナモ Dの収納空間 8 5 の内部から、外部にリード線を配線する必要があり、本発明においては、該収衲空問 8 5の側部にリード線取出孔 fi 1 を開口している。そして、このリード線取出孔 8 1を水抜き孔に兼用して、別にシリンダプロック 2の収納空間 8 5の部分の水抜き孔を無くしている。

前記シリンダ H Lの下方で、作動油ポンプ 1 2と同じ側に、潤滑油ソィル夕 L を配置している _u またブッシュロッド 2 4 · 2 4の問に燃料噴射ノズル 2 6 · 2 7が配置されており、更にガバナー装置 Gと燃料噴时ポンプ Pが、プッシュロッド 2 4 ■ 2 4 の間の位置に配置されている。

図 3から図 6においては、クランク铀 S力くバーチカルタイプてある V型ディ一ゼルエンジンが図示されている。この場合には、シリンダブロック 2を上にして、ギアケース 3の部分が下になつた伏態て作業機に固定されるのであるから、ギアケース 3の部分が主たるオイルパンの部分を構成する。これに対応するように、ギアケース 3が下側に深く突出した構成となっている。

また、下方に作業機がある場合が多いので、クランク ί Sは下方に動力取出部を突設した形状としている。

また、ホリゾン夕ルタイプの場合に、ギアケース 3の側に配置されていたラジエータ尺が、下方にすると配置不可能となり、逆の側の上方に配置される。そして、クランク軸 Sにフライホイール Wが付設され、ファン間座 5 1 を介して、ラジェ一タフアン Fが固定されている。

図 7から図 9においては、シリンダブロック 2の構成が図示されている。該シリンダブ口ック 2の正面視で右側には、スタ一タ Κの取付部 2 aが構成されている。

シリンダブロック 2の左右のシリンダ H L · H Rにより出来上がる V型の空間の間に、ガバナー装置 Gの為の収納空間 8 Gを構成している。またガバナー装置 Gの為の収納空間 8 6のフライホイール Wの側には、燃料噴射ポンプ Pの収納空間 8 7を構成している。またシリンダブ口ック 2のフライホイ一ル Wの側には、ダイナモ Dの為の収納空間 8 5が構成されている。

図 1 0と図 1 1 においては、シリンダブ口ック 2に設けたダイナモ Dの収枘空 8 5の部分の側方に、リ一ド線取出孔 8 1を水抜き孔に構成した図面が関示されている。リード線取出孔 8 1 は、バーチカルタイプにおいては、ダイナモ収钠空閉 8 5の下方位置に形成されている。

図 1 2においては、カム軸〖を駆動する為にクランク Sの駆動ギア 2 1 と嚙合するカム軸駆動ギア 2 0に、インターナルギア 2 0 aを形成し、亥インタ一ナルギア 2 0 a と、冷却水ポンプき区動ギア 8 2 とを嚙合させた構成が開示されている。この場合には、カム車由駆動ギア 2 0の内部に凹部を構成して、該部分にインターナルギア 2 0 aを構成し、該インターナルギア 2 0 aを、冷却水ポンブ 8を駆動するための冷却水ポンプ駆動ギア 8 2 と嗨合させているのである。

図 1 3においては、カム 1 にカム驱動ギア 2 0 と並列にカバナ一駆動ギア 8 0を設け、該ガバナー駆動ギア 8 0 によりガバナー铀ギア 1 9を駆動する実施例の具体的な構成が開示されている。

即ち、カム拿も 1 の上で、カム由駆動ギア 2 0 と並設して、ガパナ一駆動キア 8 0を ¾けているのである。該ガパ '十一駆勁ギア 8 0が、直接にガバ十一紬 9の上のガバナー軸ギア 1 9 と嚙合するので、カム铀駆動ギア 2 0よりも大怪のガバナ一駆動ギア 8 0を構成することができ、ガバナー轴ギア 1 9を高速回とすることができるのである。これにより、ガバナ—ウェイ卜 2 5の遠心力を大きくすることができ、ガバナーフォースを増大することができるのである。

以上のような構成において、第一に、シリンダ H L · H Rを正面視で V型に配置した V型ディーゼルエンジンにおいて、 V型のシリンダの間に、吸排気用カムと燃料噴射ポンプ ¾動用カムを同一铀に ¾けた一本のカム軸 1を配置すると共に、カム ί由 1の上方で、シリンダブロック 2の間の V型の空間に、ガバナー装置 Gの収納空間 8 6を形成したので、従来技術においては、燃料噴射 fflのカム蚰と、吸排気弁用のカム軸の 2本が配置されていたのを、 1本のカム軸 1 に構成することができ、また上下の高さを低く構成することができて、ニンジンのコンパク卜化が可能になつたのである。

また、ガバナー装置 Gの配置を、従来は利用されることの少なかった V型の空間の部分に配置することにより、空間の有効利用を図ることができて、 V型ディーゼルエンジンをコンパクトに構成することができたのである。

また、ガバナ一装置 Gの収納空間 8 6は、クランクケースの内部と連通しているので、クランクケース内の飛沫油により、ガバナー装置 Gの潤滑を行なうことができるのである。

第二に、シリンダ H L · H Rを正面視で V型に配置した V型ディーゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダの問に、吸排気用カムと燃料噴射ポンプ駆動用カムを同一铀に設けた一本のカム铀】を配置すると共に、カム由 1 の上方で、シリンダブロック 2の間の V型の空間に、燃料噴射ポンプ Pの収納空間 8 7を形成したので、従来技術においては、燃料噴射用のカム軸と、吸排気弁用のカムの 2本が配置されていたのを、 1本のカム铀 1 に楕成することができ、また上下の高さを低く構成することができて、エンジンのコンパク卜化が可能になったのである。また、燃料噴射ポンプ Pの配置を、従来は利用されることの少なかった V型の空間の部分に配置することにより、空間の有効利用を図ることができて、 V型ディ一ゼルェンジンをコンパク卜に構成することができたのである。

また、燃料噴射ポンプ Pの収納空間 8 7は、クランクケースの内部と連通しているので、クランクケース内の飛沫油により、燃料噴射ポンプ Pの駆動部の潤滑を行なうことができるのである。

第三に、シリンダ H L . H Rを正面視で V型に配置した V型ディ一ゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダの間に、吸排気用カムと燃料噴射ポンプ E動用カムを同一軸に設けた一本のカム軸 1 を配置すると共に、カム軸 1の下方で、シリンダブロック 2にダイナモ Dの収納空間を形成したので、従来技術においては、燃料噴射用のカム軸と、吸排気弁用のカム軸の； i本が配置されていたのを、 1 本のカム紬 1 に構成することができ、また上下の高さを低く構成することができて、エンジンのコンパク卜化が可能になつたのである

また、従来はシリンダブロック 2から突出していたダイナモ Dの取付部を、燃料噴射ボンプ駆動用カム 3 0下方の空間を利用して、シリンダブロック 2の内部に収納空間 8 5 として構成することができたので、クランク軸 Sの長手方向の短く構成することができ、 V型ディーゼルエンジンを小型軽量化することに効果的である。

第四に、シリンダ H L · H Rを正面視で V型に配置した V型ディーゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダの間に、吸排気用カムと燃料噴射ポンプ駆動用カムを同一軸に設けた一本のカム軸 1 を配置すると共に、カム紬駆動ギア 2 0にィンターナルギア 2 0 aを形成し、該ィンターナルギア 2 0 aと、冷却水ポンプ S動ギア 8 2 とを嚙合させたので、従来技術においては、燃料噴射用のカム軸と、吸排気弁用のカムの 2本が配置されていたのを、 1 本のカム 1 に構成することができ、また上下の高さを低く構成することができて、エンジンのコンパクト化が可能になつたのである。

また、冷却水ポンプ 8を V型の空間の中央近傍に配置することが可能となり、驱動系統を簡潔にすることができて、ポンプ効率を向上することができるのである。

また、冷却水の V型ディーゼルェンジンの左右のシリンダへの分配が均一に行なわれるようになり、冷却効果の改善を図ることが出来るのである。

第五に、シリンダ H L · H Rを正面視で V型に配置した V型デメ一ゼルニンジンにおいて、 V型のシリンダの間に、吸排気用カムと燃料噴射ポンプ駆動 fflカムを同一軸に設けた一本のカム軸 1 を配置すると共に、カム铀 1 にカム軸駆動ギア 2 0 と並列にガバナ一駆動ギア 8 0を ¾け、該ガバナー駆動ギア 8 0によりガバナー铀ギア 1 9を駆動する構成としたので、從来技術においては、燃料噴射用のカム由と、吸排気弁用のカム蚰の 2本が配置されていたのを、 1 本のカム e l に構成することができ、また上下の高さを低く構成することができて、ニンジンのコンク卜化が可能になったのである。

また、ガバナー装置 Gのガバナーウェイ卜 2 5の回転数を増； 3側に変更することが可能となり、ガバナ一フォースを增大することが可能となったのである。故に、調速性能の向上に寄与させることができる。

また、カム铀 1 に掛かる応力を分散させることができるので、シリンダブロック 2のカム軸 1 の铀受部分の強度のァップの必要がなくなり、シリンダブコック 2の耐久性の向上に寄与するのである。

第六に、シリンダ H L . H Rを正面視て V型に配置した V型ディ一ゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダの間に、吸排^用カムと燃料噴射ンプ駆動用カムを同一铀に設けた一本のカム軸 1 を配置すると共に、フライホイール Wの側にェァクリ一ナ C等の吸気系統を配置し、反フライホイ一ル Wの側に排気マフラー M 等の排気系統を配置したので、従来技術においては、燃料噴射用のカム軸と、吸排気弁用のカ厶軸の 2本が配匱されていたのを、 1 本のカム蚰 1 に構成することができ、また上下の高さを低く構成することができて、ニンジンのコンパク卜化が可能になつたのである

第七に、バーチカルタイプとホリゾンタルタイブの作り替えを口/能とした V型ディ一ゼルェンジンにおいて、両夕ィプの大物部品の兼用化を図ることができ、シリンダへッドゃシリンダブ口ック 2の兼用化を図ることができたのである。また V型ディーゼルェンジンの小型化に寄与させることができるのである。

第八に、シリンダブロック 2にダイナモ Dを配置した収納空間 8 5を設、収納空問に設けたダイナモのリ一ド線取出孔 8 1を水抜き孔と兼用したので、バーチカルタイプとホリゾンタルタイブの作り替えを可能とした V型ディーゼルエンジンにおいて、両タイプの大物部品の兼用化を図ることができ、シリンダへッドゃシリンダブロック 2の兼用化を図ることができたのである。これにより、部品点数を削減することができ、また、リード線取出孔 8 1 を水抜き孔の兼用により、両孔の加工費を低減することができるのである。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかる V型ディーゼルエンジンは、小型化できるために、従来の発電機や農用機械における動力噴霧器や管理機、運搬車やモア等の駆動源とする場合に更に機体を小型化することができ、小型の走行車両などで耐久性の必要とする駆動源に適している。

Claims

請求の範囲

1 . ンリンダ H L · Π Rを正面視で V型に配置した V型ディ一ゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダの間に一本のカム軸 1 を配置し、該一本のカム車由 1の上に、吸排気用カム 3 1 と燃料噴射ポンプ Pの躯動用カム 3 0を配置し、該カム紬 1 に対して、クランク铀 Sの側と逆の側にガバナ一装置 Gを配置したことを特徴とする V型ディーゼルエンジン。

2 . シリンダ H L · H Rを正面視で V型に配置した V型ディーゼルエンジンにおいて、 V型のシリンダ H L · H Kの間に排気用カム 3 i と燃料射ポンプ ¾勳用カム 3 0を同一牵もに設けた一本のカム $由 1 を配置し、該カム軸】に対して、クランク蚰 Sの側と逆の側に燃料噴射ポンプ Pを配置し、該燃料噴射ポンプ Pからの燃料を噴射する燃料噴射ノズル 2 6 · 2 7を、シリンダ H L · H Rの間に配置したことを特徴とする V型ディ一ゼルエンジン。

3 . シリンダ H L . H Rを正面視で V型に配置した V型ディ一ゼルニンジンにおいて、 V型のシリンダ H L . H Rの間に吸排気用カム 3 1 と燃料噴射ポンプ駆動用カム 3 0を同- 軸に設けた一本のカ厶铀 1 を配置し、該カム軸 1 に対して、クランク軸 Sの側と逆の側にガバナー装置 Gを配置し、該ガバナー装置 Gはガバナ一ケース Aの内部に配置し、該ガバナーケース Aの延長部に燃料噴射ポンプ Pを取り付けたことを特徴とする V型ディ一ゼルェンジン。

4 . シリンダ H L · H Kを正面視で V型に配置した V型ディ一ゼルニンジンにおいて、一端を関放したクランクケース 2 と、ギアケース 3 と、ガバナーケース A と、シリンダへッド 2 8 · 2 9により、ェンジン本体を構成したことを特徴とする V型ディ一ゼルェンジン。

5 . クレーム 1記載の V型ディーゼルエンジンにおいて、 V型のシリンダの間の空間に、ガパナ一装置 Gの収納空間 8 6を形成し、該収钠空問とクランクケース 2內を連通したことを特徴とする V型ディ一ゼルエンジン。

6 . クレーム 2又は 3記載の V型ディーゼルニンジンにおいて、 V型のシリンダの間の空間に、燃料噴射ポンプ Pの収納空間 8 7を形成し、該収納空間とクランクケース 2内を連通したことを特微とする V型ディーゼルエンジン。

7 . クレーム 3記載の V型ディーゼルエンジンにおいて、クランクケース 2の開放側に、ガバナー装置 Gを配置し、クランクケース 2の反開放側に燃料噴射ボンブ Pを配 Sしたことを特徴とする V型ディ一ゼルエンジン。

8 . シリンダ H L · H Rを正面視で V型に配置した V型ディーゼルェンジンにおいて、クランクケース 2の外側面の一方にスター夕 Kを配置し、クランクケース 2の外側面の他方に、補機頹 Nを配置したことを特徴とする V型ディーゼルェンジン。

9 . シリンダ H L . H Rを正面視で V型に配置した V型ディーゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダの間に吸排気用カム 3 1 と燃料噴射ポンプ駆動用カム 3 0 を同一铀に設けた一本のカム軸 1 を配置し、該カム軸 1 に対して、クランク軸 S の側でクランクケース 2の閉塞側に、ダイナモ収納空 8 5を楕成したことを特徴する V型ディ一ゼルエンジン。

1 0 . シリンダ H L . H Rを正面視で V型に配置した V型ディ一ゼルェンジンにおいて、 V型のシリンダ H L * H Rの間に吸排気用カム 3 1 と燃料噴射ポンプ駆動用カム 3 0を同一軸に設けた一本のカ厶軸 1を配置し、燃料噴射ノズル 2 6 - 2 7をシリンダ H L · H Rの内側に配置し、前記カム铀 1 に対して、クランク f由 Sの側と逆の側に、ガバナー装置 Gと燃料噴射ポンプ Pをカム铀〖方向に ¾置し、クランクケース 2の外側面の一方にスタータ Kを、他方に捕機類 Nを配置したことを特徴とする V型ディーゼルエンジン。