WO1996023607A1

WO1996023607A1 - Procede et equipement pour traiter des materiaux tels que des dechets

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Publication number: WO1996023607A1
Application number: PCT/JP1996/000214
Authority: WO
Inventors: Yotaro Hashimoto
Original assignee: Eiwa Co., Ltd.
Priority date: 1995-02-02
Filing date: 1996-01-31
Publication date: 1996-08-08
Also published as: EP0807474A1; EP0807474B1; EP0807474A4; DE69616756D1; BR9607190A; KR19980701915A; MX9705951A; CA2212140A1; DE69616756T2

Description

明細害

r:発明の名称: 3

廃棄物等の物質の処理方法と装置

I：技術分野： 3

本発明は、処理タンクの内部において、特殊な混合液の蒸気を当てることにより、物質を燻蒸状態で強力に酸化処理する方法と装置を提供するものである。また、該強力な酸化力を賦与する処理装置の混合液を、メチレンクロライド溶液と水の混合液として、ハウス栽培やマルチング栽培等において大量に廣家が使用する廃棄ポリ塩化ビニール等の合成樹脂フィルムを、使用後に廃棄する際の処理方法と装置を提供するものである。

また、該廃棄合成樹脂フィルムがポリ塩化ビニールフィルムであり、孩ボリ塩化ビニールフィルムの中に含有され、有害物費である塩素分を処理して取り除く方法と装置を提供するものである。

また、本発明は、家庭から排出されるゴミを収集した際に、該家庭生ゴミの中には、ゴミ袋や廃棄合成樹脂フィルム等の大量の合成樹脂成分を、焼却以前に溶解分離する方法と装置を提供するものである。

また、本発明は生ゴミまたは植物成分の細胞の閉鑌部分を開口し、水分と油脂分を溶解し、植物ヱキスの抽出を容易にし、また生ゴミの水分减少処理を容易にする方法と装置を提供するものである。

また、本発明は、ボリ塩化ビブ二ル（以下 P C Bという。）を効率的に分解する方法と装置を提供するものである。

また、本発明は、屠殺して牛肉や豚肉を取った後に残る牛骨 ·豚骨から、油脂分を取り除き、朕腌した後の牛骨 ·豚骨等を粉碎して、骨粉とし燔肥料として使用する場合や、大置に水揚げされた蛾や鰺等の魚体から、油脂分を取り除き、その後粉砕して魚粉として飼料とする場合等に使用する獣骨 ·魚体等の肤脂処理方法と肤脂処理装置を提供するものである。

C背景技術：！

従来、物質の酸化処理方法としては、高温で燃焼させたり、アルカリまたは酸性の水溶液の中に浸漬して、行なう方法が一般的であった。しかし、高温にしたり、溶液に漫漬してしまうと商品価値が停止してしまう物質等の酸化処理作業には、従来の方法を使用することが出来なかったのである。本発明は、このような高温処理や溶液浸漬処理の出来ない物 ¾の酸化処理を、

50〜 1 50· C程度の低温の処理タンク内で、蒸気やガスを浸透させる方法で行なえるようにしたものである。

また、廃棄合成樹脂フィルムは、そのまま一般ゴミとして、ゴミ収集日に出され、廃棄物焼却場で暁却処理されていたのである。

しかし、廃棄合成樹脂フィルムの量が多いこと、一般の家庭用ゴミとは性賓が相道し、業務用のゴミであり、また焼却した場合に発生熱量が大きく、ポリ塩化ビニールの場合には塩素ガスが発生するので、焼却炉の傷みを促進し、煙公害を発生するので、公共事業として廃棄合成樹脂フィルムの処理をするにはコストの限界がある。

故に、公共体はゴミを出す側の ¾用負担により、処理することを求めるようになったのである。

また、 PCBは、ビフヱエルの塩素化物の総称で、塩素化数が 2, 3, 4, 5, 6の混合物である。現在は、その有害性の為に使用されていないが、過去、コンデンサ一やトランスの铯縁材料として、或いは感圧紙等の成分として大置に使用されていた。

そして、該 P C Bは化学的にも物理的にも安定で、常温では流動体である為に抜い安いが、現在でも、 PCBが使用されていた製品の廃棄の問題が残っている _e また、しばしば土壌中や排水中或いは、ヘドロ中に P C Bが検出されて、社会問題となっている。

しかし、この P CBを分解し、無害化する拭みは PCBの安定性の故に非常に困難であつた。

このような状況において、 P CBを分解し、無害にする為の研究が成されている。これには例えば、 P CBに紫外線を照射して、 PCBを分解する方法、及び P CB含有培地に微生物を培養し、 P CBを分解する方法が知られている。

例えば、特開昭 6 1 - 68 2 8 1号公報や、特開平 4一 3 7 0 0 9 7号公報に記載の技術の如くである。また、他の分解 ·処理方法としては、 P C Bを含む絶緣油を固体加熱炉に入れて、 1 1 0 ' C未滴の温度で加熱して P C Bを蒹発分雛し、これに着火して燃焼させ、 P C Bガス及び P C Bの燃焼ガスを、 1 2 0 0 ' C以上 1 5 0 0 ' C以下の高温に保持された別の熱分解炉により、高温熱分解させて無害化する技術が公知とされていた。

例えば、特蘭平 2 - 2 3 2 0 2 7号公報に記載の技術の如くである。

また、従来、牛肉や豚肉を取り除いた後の牛骨 ·豚骨等の処理方法は、煮立てて牛骨スープゃ啄骨スープ等を取り、この作業により脱胆が行われるので、その後の牛骨 ·豚骨等を粉砕して骨粉として使用していたのである。しかし、このように煮沸して油脂分を取り除く作業は、非常に時闞がかかり、大量処理が不可能であるので、通常は骨粉化するよりも、朕脂処理しない状態の牛骨 *豚骨等を焼却処理してしまう方が多かったのである。

また、魚体の場合には、魚体内の脂肪分のみを抽出する方法がなかったので、朕脂操作をすることなく、そのままで乾燥キルンにより魚体を乾燥して、脂肪分が付いたままで、フィッシュミールとしていたのである。

故に、フィッシュミールにする際において、粘性が強くて処理が困難であり、また脂肪分が残っている為に含水率を下げることが出来ず、腐敗が速いという不具合があつたのである。また魚体から魚油分を取り除くことなく、フィッシュミールとして、更にこのフィッシュミ一ルを牛や豚ゃ鵁の飼料として与えるので、これらの食肉が魚臭くなるという不具合があつたのである。

本発明は、フィッシュミールから魚油分を除いて、角、臭さが少なくて高級なフイツシユミールを製造可能とするものである。

t発明の開示：！

本発明は、メチレンク σライド瑢液と水の混合液から発生するガスを、処理タンク内に充塡させて、被処理物質に浸透させることにより、 5 0〜1 5 0 ' じの低温で、溶液に処理物を浸瀵させることなく、酸化処理を行なうものである。

本発明は、このように廃棄合成樹脂フィルム等のゴミを、発生側の食担で、焼却または埋め立て処理することが求められるようになった場合に、出来るだけ安いコストで、公害の発生しない状態まで、溶融 '収縮し、固形物に処理する廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置を提供するものである。

本発明は、メチレンクロライド蒸気と水蒸気の混合気より発生する、塩素ィォン（C 1— ) ゃメチレン遊離基（一 C H ₂ —）の、強力酸化力を使用して、廃棄合成樹脂フィルムを焼却前に溶解 ·収縮して取出し、これを固形または液状として焼却炉の燃料とするものである。

また、ビニールハウス栽培やマルチフィルム栽培等において、大量に使用される合成樹脂フィルムが不用になった場合に、これを溶解 '収縮して、小容量の固形物に変形し、また、ボリ塩化ビニール等の塩素系の合成榭脂では、有害な塩素分を分解して抜いて、その後の焼却において塩素ガスが発生しないようにするものである。

また、廃棄合成榭脂フィルムは、焼却するとゴミ焼却炉内において、高熱や有毒ガスを発生して、焼却炉の寿命に悪影饗を与えるのである。また完全に焼却するまでに县時間を必要とし、焼却装置の稼働効率の低下を招くのである。

本発明は、このような従来技術の不具合を解消するものである。

本発明は上記従来技術の不具合を解消すべく、メチレンクロライド溶液と水、または、これに界面活性剤を付加した混合液の、低温で発生させた蒸気を、廃棄合成樹！ Iフィルムに浸透させて、合成樹脂成分を分解溶融 ·収縮させ、ゴミ処理を効率的に出来るようにし、低コストとしたものである。

また、家庭內から大量に発生する生ゴミの中には、まずゴミ袋自体が合成樹脂であり、その他に、惣菜を包装しているパックや、陳列皿や P E Tボトル等の大量の合成樹脂材料部分が混入しているのである。

ゴミの中の、金属材料の部分は、磁石やその他の方法で分離する方法もあるが、合成樹脂成分の分離は困難なのである。

本発明は、メチレンクロライド蒸気と水蒸気の混合気より発生する、塩素ィォン（C I ) や合成樹脂混入ゴミ処理方法と装髦の、強力酸化力を使用して、このようなゴミの中の、合成樹腌成分を焼却前に溶解して取出し、これを、簡単に精越して石油燃料成分とし、焼却炉の燃料とするものである _e

また、ゴミの内部に混入した合成樹脂成分は、焼却するとゴミ焼却炉内において、高熱や有毒ガスを発生して、焼却炉の寿命に悪影響を与えるのである。また完全に焼却するまでに县時間を必要とし、焼却装置の稼働効率の低下を招くのである。

本発明は上記従来技術の不具合を解消すべく、低温で発生させた、メチレンク口ライド溶液と水、または、これに界面活性剤を付加した混合液の蒸気を、合成樹脂が S入したゴミ內に浸透させて、合成樹脂が混入したゴミ中の、合成樹脂成分を分解溶 »させて分離することにより、ゴミ処理を効率的に出来るようにし、低コストとしたものである。

また、本発明は、メチレンクロライド溶液と水、または、これに界面活性剤を付加した混合液の蒸気を、生ゴミまたは植物成分に浸透させて、植物成分の細胞を開口し、内部の水分や油脂分の溶解 ·抽出を容易にするものである。

また、従来の P C Bの処理方法はコストが高く、また完全に全ての P C Bを無害化できるかどうかが問題となっていたのである。また、処理すること自体は、商品価値を生み出すものではなくて、無 {R奉仕に近い作業であるので、高い费用を掛けてまで P C Bを処理するということでは技術が進展しなかった。

本発明においては、高温化することなく、また紫外線を当てる等の部分的な処理ではなくて、処理タンク內に配置した P C Bの全てを、一気に、かつ低温で、塩素ィォン（C 1— ) の強力な酸化力により、酸化処理し、またこれに使用する塩基性有機溶剤の目減り量は少なく、再使用が可能で、公共体でも低コストで P C Bの分解が出来るという P C Bの分解方法を提供するものである。

また、従来、獸骨 ·魚体等から脂肪分のみを簡単に抽出する方法がなかったのであるが、本発明は、密閉した処理タンクの中で、メチレンクロライドと水、またはメチレンクロライドと水と界面活性荊の発生する蒸気を当てることにより、低温 '高圧のもとで、メチレンクロライドと水により Γ超 ¾界流体 j の状態を発生して、強力な酸化作用を発揮させ、默骨♦魚体等の油脂分を簡単に抽出するものである。

I：図面の簡単な ¾4明：！

図 1は本発明の廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置の基本構成図面。図 2は廃棄合成榭脂フィルムの処理方法と装置の行程と手嚼を、バルブ機構の開閉により示した図面。

図 3は処理タンク Tと蓋体 2 2と処理物載置台 2 6の部分の側面図。

図 4は処理物載置台 2 6の上に廃棄合成樹脂フィルム Wを載置して、処理タンク T内に封入する状態の側面図。

図 5は同じく図 4の正面断面図。

図 6は処理タンク T内で処理後の廃棄合成樹脂フィルム Wを取り出す状態の側面図。

図 7は図 6の正面断面図。

図 8は本廃棄物等の物熨の処理方法と装置により、廃棄ポリ塩化ビニールを処理した場合の塩素分の減少を示す図面。

図 9は処理物載置台 2 6の上に、合成樹脂材料 mが混入したゴミ Wを載置して処理している状態の内部の断面図。

図 1 0は処理物載置台 2 6の上に、 P C B液を入れた容器を載置して処理している伏態の内部断面図。

図 1 1は処理物載置台 2 6の上に獣骨 ·魚体等を載置して処理している状態の内部の断面図である。

【発明を実施するための最良の形態】次に実施例を鋭明する。

本発明においては、ハロゲン系溶剤として、塩素系溶剂の一種として、メチレンクロライド溶液 M eが使用されている。

しかし、ハロゲン系溶剂はメチレンクロライド溶液 M eに限定されるわけではなく、また塩素系溶剤もメチレンクロライド溶液 M eに限定されるわけではない < その他に、トリクロロエチレンや、 1 , 1 , 1— トリクロロェタンや、テトラク口口エチレン等のハロゲン系溶剤や、塩素系溶剤であってもよい。

その実施の 1形態として、メチレンクロライド溶液 M eを使用している。

該メチレンクロライドは化学式が C H ₂ C 1 2 で表示される分子量 8 4 . 9 3 の物 ¾である。化学名は塩化メチレンであり、一般名としてメチレンクロライドの他に、ジク oルメタンとか、二塩化メチレンと呼称される場合もある。沸点は 4 0 . 4 * Cで、融点は— 9 6 , 8 ' Cである。また、メチレンクロライド溶液 M eと水 W aとの混合液に、更に混合する界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤と、隈イオン性界面活性剤と、非イオン性界面活性剤と、両性界面活性剤に分類される。

陰イオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸ナトリウム、アミド硫酸ナトリゥム、第二アルキル硫酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナトリウム、アミドスルホン酸ナトリウム、アルキルァリルスルホン酸ナトリウム、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム等がある。

また、陽ィォン性界面活性剤としては、酢酸ァミン塩、アルキルトリメチルァンモユウムクロリド、ジアルキルメチルアンモユウムクロリド、アルキノレビリジゥムハロゲニド、アルキルジメチルベンジルァンモユウムクロリド等がある。

両性界面活性剤としては、カルボン酸型、スルホン酸型、硫酸ヱステル型等がある。

非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフノール、ボリオキシエチレン脂肪アルコール、ポリオキシエチレン脂肪酸、ポリオキシェチレン酸ァミド、ポリオキシエチレン脂肪ァミン、ポリプロピレンダリゴール等がある。

本発明においては、アルカリ性が強くなると、 C 1 z が発生しやすくるなるので、これを回避する必要があり、酸 · アル力リに対して比較的安定した、アルコール系の非ィォン界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルフヱノールや、ポリオキシェチレン脂肪アルコールが、この点において有効である。

しかし、隔ィォン性界面活性剤や陰ィォン性界面活性剤も有効である。

図 1は本発明の廃棄物等の物賓の処理方法と装置の基本構成図面、図 2は廃棄物等の物 Sの処理方法と装置の行程と手頃を、バルブ機構の開閉により示した図面、図 3は処理タンク Tと蓋体 2 2と処理物載置台 2 6の部分の側面図、図 4は処理物載置台 2 6の上に廃棄合成樹脂フィルム Wを載置して、処理タンク T内に封入する状態の側面図、図 5は同じく図 4の正面断面図、図 6は処理タンク T内で処理後の廃棄合成榭脂フィルム Wを取り出す状態の側面図、図 7は図 6の正面断面図である。

図 3、図 4、図 5、図 6、図 7において、処理タンク Tと蓋体 2 2と処理物載置台 2 6の構成を鋭明する。

即ち、処理タンク Tは圧力容器を構成しており、本発明の廃棄物等の物質の処理方法と装置においては、朕気操作において 5 0 T 0 r rの胜気真空状態となり、メチレンクロライドの蒸気面収時に 2 0 0 T 0 r rの真空となるので、これに耐える程度の圧力容器に構成されている。

そして、正面に蓋体 2 2が設けられており、該蓋体 2 2が処理物載置台 2 6と一体的に構成されている。該処理物載置台 2 6は処理タンク Tの内部に設けられた移動レール 2 5の上で移動し、また蓋体 2 2は蓋体支持部 2 3の下部の移動レール 2 4の部分で、両者が一体的に移動可能としている。

該蓋体 2 2と一体的に引出し、挿入される処理物載置台 2 6の上に、処理対象である廃棄合成樹脂フィルム Wを、土が付いたまま、また裁断装置により裁断した状態のものをそのまま載置するのである。

廃棄合成樹脂フィルム Wを裁断装置により裁断することによって、塩素イオン ( C 1 - ) ゃメチレン遊鼸基（一 C H ₂ - ) が、廃棄合成樹胆フィルム Wの全体に至り易くなる。該処理物載置台 2 6の部分を処理タンク Tの内部に挿入した状態で、蓋体 2 2と処理タンク Tとを密閉固定し圧力を掛ける。

該処理タンク Tの内部の底部に加温 ·冷却パイブ 2 0が配置されており、加温の場合にはボイラー Bより、 1 0 0数十度の水蒸気が供給される。また冷却の場合には、冷却水タンク 1 8の冷却水が供袷される。メチレンクロライドと水の混合液は、そのまま処理タンク Tの内部に注入されても良いし、また予備タンクの部分で混合蒸気の状態として、処理タンク Tに供袷しても良いのである。図 1の実施例においては、混合液の状態として処理タンク Tの内部に供袷すべく構成している。

そして、混合液の伏態で、加温 ·冷却パイブ 2 0を浸瀵する程度まで、混合液を注入した状態で、ボイラー Bから 1 0 0数十度の水蒸気を加温 ·冷却パイブ 2 0に供袷し、沸点が 4 0 · Cであるメチレンクロライドは勿論、水も蒸気となるのである。該水蒸気とメチレンクロライドの蒸気とを同時に供袷するのは、水蒸気により廃棄合成樹脂フィルム Wの内部に浸透するのを促進するのである。

本発明においては、メチレンクロライドと水と界面活性剤の混合液は、図 5と図 7に示す如く、液面が最大でも処理物載置台 2 6の下までしか至らず、廃棄合成樹脂フィルム Wが液に浸漬されることは無いのである。

あくまで、琨合液の蒸気を、気体の状態で廃棄合成樹脂フィルム Wに吸収させて処理するのである。

図 6と図 7においては、処理後の取出状態を図示しているが、処理物載置台 2 6の上に大量に載置されていた廃棄合成榭脂フィルム Wは、溶 ® ·収縮し、処理物載置台 2 6の表面に、固形物として収縮しているのである。これを、剝離させて、そのままバーナーや焼却炉にて燃料として燃焼させても良いし、更に熱分解して蒸留 ·分留して、液体石油燃料に変化させても良いのである。

次に、図 1において、本発明の廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置の基本構成を鋭明する。

設備としては、処理タンク Τと混合液タンク 1 4が主体であり、該混合液タンク 1 4の内部に、メチレンクロライドと水と界面活性剤の混合された混合液が投入される。またボイラー Βは前述の如く、混合液を蒸気化するものであり、コンプレッサ Cは、処理終了後に処理タンク Τの内部の混合液を混合液タンク 1 4に戻す際に圧力を掛けるものである。

また、真空ボンブ Ρは琨合液を押し出した後に、処理タンク Τの内部と廃棄合成榭脂フィルム Wの内部に残っているメチレンク口ライド蒸気を吸引するものである。そして該吸引したメチレンクロライド気は、大気に排出することが出来ないので、コンデンサ 1 6において冷却して液化し、コンデンサパイプ 2 1の部分から再度混合液タンク 1 4に戻している。チラ一 1 5は該コンデンサ 1 6の内部の冷却水を冷却するものである。またフィルター 1 9が設けられており、処理タンク Τからコンブレッサ Cにより押し出される、混合液内のゴミ等の不純物を嫁過する。また冷却水タンク 1 7は、琨合液蒸気を液化する為に使用した冷却水の受け皿である。

そして、各部に電磁バルブが配置されている。該電磁バルブは自動制御装置により、一定時間毎に闋閉すべく構成しており、処理の行程である Γ処理物脱気 j , Γ琨合液送り込み J , 「処理』 , ""混合液冷却 J , 「混合液タンク戻し J , Γ混合液蒸気面収 j , Γコンデンサ内部混合液回収 j の嚼に、図 2に示す如く、自動的に開閉操作される。同時に、コンプレッサ Cとボイラー Bと真空ポンプ Pとチラー 1 5が自動的に駆動停止される。全体として、実施例においては、メチレンクロライドと水の比率を、重量比率で 4対 1 とし、処理タンク T内の温度は約 8 0度で、一面の処理サイクルを 2 4時間としている。

次に、図 2において、廃棄合成樹！ IIフィルムの処理方法と装置の各行程の電磁バルブの状態を示す。まず Γ処理物朕気」の行程においては、真空ポンプ Pが駆動される。そして真空ボンプ Pとコンデンサ 1 6を連結する回路の電磁バルブ 1 が開く、またコンデンサ 1 6と処理タンク Tを連通する鼋磁バルブ 3も開く。その他の電磁バルブはすべて閉鑌されている。これにより、処理タンク Tの内部は 5 0 T o r r程度の真空となり、廃棄合成樹脂フィルム Wの空気が引き出される。次に、 Γ混合液送り込み J の行程においては、処理タンク Tと琨合液タンク 1 4を連通する電磁バルブ 4が開き、他の鼋磁バルブは閉鑌される。これにより混合液タンク 1 4と処理タンク Tとは、略同じレベルに配置されているので、混合液タンク 1 4内と処理タンク T內が同じレベルになるように、混合液が処理タンク T内に移動する。

次に、「処理』の行程においては、ボイラー Bと処理タンク Tとの間の電磁パルブ 7と、処理タンク丁からドレーンを連通する電磁バルブ 9が蘭き、他の電磁バルブは閉鎮される。これにより、ボイラー Bからの高熱蒸気が処理タンク T内の加溘 ·冷却パイプ 2 0に供袷され、処理タンク T内の混合液は、メチレンクロライド蒸気と水蒸気と界面活性剤蒸気となって、廃棄合成樹脂フィルム W内に浸透する。この「処理」の段階を約 8〜 2 4時間行う。この処理時闞は、処理温度と合成樹脂の種類等により変化する

次に、 Γ混合液冷却 J の行程を Si明する。この場合には、冷却水タンク 1 8 と処理タンク Tとを連通する電磁バルブ 8と、処理タンク Tと冷却水タンク 1 7を連通する電磁バルブ 1 0が開放される。他の電磁バルブは閉鑌されている。これにより、冷却水が加温 ·冷却パイブ 2 0内を通過し、処理タンク Tの内部はメチレンク口ライドの沸点である 4 0 · C以下となるので、メチレンクロライドも水蒸気も薬液に戻るのである。

次に、 r混合液タンク戻し j の行程を鋭明する。この場合には、処理タンク T 内の空気を逃がす為に電磁バルブ 2が開き、処理タンク Tの下部の電磁バルブ 5 と、コンブレッサ Cと処理タンク Tを連通する電磁バルブ 6が開き、コンプレツサ Cが駆動される。またフィルター 1 9と混合液タンク 1 4の闞の電磁バルブ 1 2と、混合液タンク 1 4と大気を連通する電磁バルブ 1 3が開く。これにより、処理タンク T内にある程度の圧力が掛かるので、液化した混合液は混合液タンク 1 4内に押し戻される。

次に、 rタンク内部琨合液蒸気回収 j の行程について鋭明する。この場合には、真空ポンプ Pが駆動される。そして真空ポンプ Pとコンデンサ 1 6を連通する電磁バルブ 1 と、コンデンサ 1 6 と処理タンク Tを連通する電磁バルブ 3が開く。他の電磁バルブは閉鎮される。この状想で、真空ポンプ Pにより処理タンク T内及び廃棄合成樹脂フィルム W内に浸透したメチレンクロライドの蒸気を面収する _c この際の真空度は、 2 0 O T o r r程度まで下げる。

次に、 Γコンデンサ内部混合液回収 j の行程においては、大気と連通する電磁バルブ 2と、コンデンサバイプ 2 1 と琨合液タンク 1 4とを連通する電磁バルブ 1 1を開く。これにより、コンデンサ 1 6のコンデンサパイプ 2 1の内部に溜まつたメチレンク口ライド等の混合液を、混合液タンク 1 4に回収することが出来る。これらの 1行程を 2 4時間で終了するのである。

次に、図 5と図 7において、処理状態に於ける処理タンク Tの内部の断面図を鋭明する。処理タンク Tの内部の下方に、加温 ·冷却パイブ 2 0が配置されており、該加温 *冷却パイプ 2 0の上部に、処理物載置台 2 6が移動可能に配置されている。該処理物載置台 2 6の上に廃棄合成樹脂フィルム Wが載置されるのである _e

そして、水 W a と界面活性荊液 Sとメチレンク口ライド溶液 M eの混合液は、該加温 ·冷却パイプ 2 0よりも液位が高く、しかし、処理物載置台 2 6上の廃棄合成樹脂フィルム Wを浸濱しない程度の液位となるように注入される。

水 W aの比重は 1 . 0 0であり、界面活性剤液 Sの比重は 1 . 0 4であるので、略同じ液位となり、界面活性剤液 Sは水 W aに溶けるので一体的になり、図 5と図 7に示す如く、水 W a +界面活性剤液 Sの液層を構成する。これに対して、メチレンクロライド溶液 M eは、比重が 1 . 3 3であり、水 W aに溶解しないので、水 W a +界面活性剤液 Sの磨の下に雇を構成するのである。

そして、水 W a +界面活性剤液 Sの暦に配置した加温 ·冷却パイブ 2 0に 1 6 0 ' Cに加熱した水蒸気を供袷すると、加温 ·冷却パイプ 2 0の周囲の温度が上昇する。該加温 ·冷却パイブ 2 0は水 W a +界面活性剂液 Sの層に配置されており、該部分が先に温度上昇する。

徐々に加溢 ·冷却パイブ 2 0の温度が上昇し、約 4 0 ' Cに達すると、メチレンクロライド溶液 M eが沸点に達し、メチレンクロライド蒸気に変わり水 W a + 界面活性剤液 Sの層を泡となって通過して、廃棄合成樹脂フィルム Wに至り、該廃棄合成榭脂フイルム W内に浸入する。

通常の廃棄合成樹脂フィルム Wにおいては、約 5 0 ' C以上に加熱し、メチレンクロライドの蒸気が、水 W aと界面活性剂液 Sの液の中を潜り抜けて、廃棄合成樹脂フィルム Wに達するような状態で処理を続けるのである。

また、処理し難い廃棄合成樹) IIフィルム Wの場合には、琨合液の温度を約 1 0 0 · Cまで上昇して、水 W aや界面活性剤液 Sも蒸気として処理するのである。そして、該メチレンクロライド M eが水 W aと界面活性剤液 Sを通過する間に、メチレンクロライドから発生する C 1 ₂ (塩素ガス）を水 W aに吸収させて、処理に悪影奢を与える C 1 ₂ の発生を押さえるのである。また該メチレンクロライドの蒸気に、界面活性剤液 Sが付加された状態で、廃棄合成樹脂フィルム Wの內部に浸入するのである。これにより、合成樹脂の溶融流れ出しの切れを良くすることが出来る。

このように、水 W a と界面活性剂液 Sとメチレンクロライド溶液 M eを、混合液として加溢 '冷却パイブ 2 0により加温することにより、メチレンクロライド M eの蒸気は、水 W aと界面活性荆液 Sを通過してから、処理タンク T内に蒸発するので C 1 ₂ が少なくなるのである。該メチレンクロライドの蒸気は、廃棄合成榭脂フィルム Wの内部に浸入し、廃棄合成樹脂フィルム Wを酸化するのである。また、界面活性剤液 Sが混在された状態で穿孔内に入るので、廃棄合成樹脂フイルム Wを溶解する場合の脂切れが良く、また低 ¾でメチレンクロライドの蒸気を大量に発生することが出来るので、処理タンク T内を高温にして処理する必要がないのである。また、メチレンクロライド蒸気と水蒸気と界面活性剤蒸気を浸透させる前の段階において、真空状態とした処理タンク內において、廃棄合成榭脂フィルム Wを肤気処理するので、廃棄合成榭脂フィルム Wの内部の空気を抜き取った状態で、メチレンクロライドの蒸気を浸透させることが出来るので、より内部まで浸透させることが出来るのである。

廃棄合成樹脂フィルム wを、本発明のメチレンク口ライド 3 気と水気から発生する塩素イオン（C 1— ) とメチレン遊離基（一 C H _Z —）により、酸化して溶翻し、処理物載置台 2 6上に収縮溶黝状態としたり、処理物載置台 2 6から落下させるのである。該溶 ®した廃棄合成樹脂フィルム Wは、処理物載置台 2 6を取り出すと固形物に変化しているが、溶解と収縮を行っているので、最初に投入した時の廃棄合成樹脂フイルム Wの数十分の 1の容積となっているのである。この固形物を固形燃料として、焼却炉やバーナーに投入するのである。

本発明により瑢融収縮した廃棄合成樹脂フィルム Wは、別に取り出して、熱分解し、精製分離器により簡単に石油成分だけを取り出すことができ、これを灯油と同じ燃料として燃焼して、ゴミ焼却炉ゃゴミ焼却発電ゃゴミ焼却暖房の原料として提供することが出来るのである。

また、本発明の廃棄合成榭脂フィルムの処理方法と装置により、ボリ塩化ビニール等の塩素系の合成樹脂フィルムを処理すると、塩素分が処理前の 1 0分の 1 と減少するのである。故に、処理後の固形、または液状の処理後物を燃焼しても、塩素ガスの発生が少ないのである。

図 9においては、処理物載置台 2 6の上に、合成榭脂材料 mが混入したゴミ W を載置して処理している状態を示している。

図 1 0においては、処理物載置台 2 6の上に、 P C B液を入れた容器を載置して処理している状態を示している。

図 1 1においては、処理物載置台 2 6の上に獣骨 ·魚体等を載置して処理している状態を示している。

処理物載置台 2 6の上の載置物質が相逢するが、メチレンクロライド溶液 M e と水 W aの蒸気により燻蒸して処理するという点では同じである。

そして、本発明は以上のような廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置であるので、次のような効果を奏するのである。

即ち、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を、廃棄合成樹脂フィルム Wに浸透させて、合成樹脂分を溶解収縮させることができ、これにより、廃棄合成榭脂フィルム wの体積を減少させて、固形燃料に変えることができ、後はバーナーや焼却炉において、燃焼させることができる。

また、ボリ塩化ビニール（ P V C ) の如く、塩素系の合成榭脂の場合には、本廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置により処理することにより、塩素分を、約 1 0分の一程度まで減少させることが出来るのである

これにより、処理後の固形物を焼却しても、塩素ガスが発生することがなく、公害の発生想となることが無くなったのである。

また、混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたので、低温度で塩素イオン（C 1— ) ゃメチレン遊離基（一 C H z —）を発生させることができ、処理の熱コストを低くすることができ、廃棄合成樹脂フィルム Wを、高温で焙焼せずに処理することが可能となつたのである。

また、メチレンクロライド溶液と水の重量比率を、略 1対 1〜4対 1 としたので、最適状態の塩素イオン（C 1— ) ゃメチレン遊離基（一 C H _Z —）を発生させることができるのである。

また、界面活性剤を付加することにより、メチレンクロライドの蒸気化が爆発的に進行することとなり、低温で強力な酸化力を得ること出来るのである。また分解 ·溶解した合成樹脂分が溶融する作業を、界面活性剤により促進することが出来るので、処理タンク T内での処理時間を円滑に行うことが出来る。

また、メチレンクロライドと水と界面活性剤の重量比率を 5対 4 . 5対 0 . 5 とすれば、塩素分の除去効率を最良にすることが出来たのである。

また、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を、合成樹脂が混入したゴミ Wに浸透させて、合成樹脂分を溶解させることができ、ゴミ内の合成樹脂成分外部へ溶融しゃすい状態とすることが出来るのである。これにより、生ゴミの中の、ゴミ袋や P E Tボトルや惣菜包装マツトゃ翻理包装ラップやプラスチック容器等の合成樹脂成分のみを、生ゴミの焼却前の処理遢程において、人手を掛けることなく、分離することが出来るのである。また、界面活性剤をメチレンクロライド溶液に付加することにより、メチレンクロライドの蒸気化が爆発的に進行することとなり、低温で強力な酸化力を得ること出来るのである _β また、分解 ·溶解した合成樹脂分が、生ゴミの中から流れ出す作業を、界面活性剤により促進することが出来るので、処理タンク Τ内での処理時間を短時闞とすることが出来るのである。

また、界面活性剤を混合することにより、低温度において、メチレンクロライドゃ水の蒸気化を促進することが ί¾来るのである。通常は、水は 1 0 0 ' Cの温度で蒸気化するのであるが、界面活性剤を混合することにより、低温で水蒸気にすることができ、 1 0 0 · C以上の高温にすることなく、 5 0〜 1 5 0 · Cの範囲内で充分な圧力を得ることが出来るので、 1 5 0 · C以上の高温にして蒸気を得て、高圧を得る必要が無いのである。

また、処理タンク Τ内を処理時には真空ポンプにより朕気して、真空または低圧において、メチレンクロライド蒹気と水蒸気を発生させることにより、塩素ィオン（C 1— ) ゃメチレン遊離基（一 C H ₂ —）が発生しやすく、また発生した後に化合して消滅するまでの時闞を县くすることができ、塩素イオン（C 1 一 ) ゃメチレン遊離基（一 C H ₂ —）の酸化力を強力に維持することが出来るのである。

また、該混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたので、低 a度で塩素イオン（C I— ) ゃメチレン遊離基（一 C H ₂ —）を発生させることができ、処理の熱コストを低くすることができ、合成樹脂が混入したゴミ Wを髙温で傷めることが少ないのである。

また、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を生ゴミまたは植物成分に浸透させて、細胞成分を溶解させることができ、該細胞の内部に含有されていた植物エキスや油脂分を外部へ瑢融しゃすい状態とすることが出来るのである。これにより、植物エキスの抽出が容易となり、生ゴミの処理においては、水分や油脂分と拱維蘩部分との分離が容易となり、従来の如く発酵処理に要するような処理時間を短縮することが出来るのである。

また、水 W aと界面活性剂液 Sとメチレンク口ライド溶液 M eを混合液とした状態で、メチレンクロライド M eの蒸気を水 W aの暦と、界面活性剤液 Sの眉を通過して、生ゴミまたは植物成分 Wに供給するので、 C 1 _z が H C 1 として水に吸収されるので、その発生率を抑制することができ、生ゴミまたは植物成分の組雜を破壌することがなく、また処理終了後に処理タンク T内を食圧にし真空にすることにより、簡単にメチレンク αライドの蒸気を吸引し、面収することが出来るのである。またこのメチレンクロライドを面収した後の、生ゴミまたは植物成分 Wは組雜破壊が発生していないのである。

また、メチレンクロライドの蒸気の回収が直ぐに完全に行われるので、冷却 * 液化に伴い、再利用が出来るのである。これにより、メチレンクロライド溶液 Μ eの使用量を减少し、処理に要するコストを低くすることが出来るのである。また、該混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 · Cの範囲としたので、植物のェキスを抽出する場合に、植物ヱキスを化学変化させることがなく、天然ヱキスの抽出が容易にできるのである。故に、この植物エキスを健康食品として使用する場合に安全なのである。また所要熱量を少なくすることが出来るのである。

本発明は以上のような P C Bの分解方法であるので、次のような効果を奏するのである。

従来は、紫外線を照射したり、 1 2 0 0 ' C以上の高熱をかけて熱処理することにより、やっと P C Bの分解が行われていたのであるが、本発明においては、回収して使用可能なメチレンクロライドと、水の混合液を、室温に近い 1 0 0 · C以下の温度に加熱することにより、塩素イオン（C 1— ) の強力な酸化力を発生させ、この強力な酸化力により、 P C Bの鑌を分解することが出来るので、付加価植の発生しない P C Bの分解処理を、低コストで、行うことが出来るのである。

本発明は以上のような獣骨 ·魚体等の晩脂処理方法と脱脂処理装置であるので、次のような効果を奏するのである。

メチレンクロライドと水を使用して、默骨 *魚体等 Wから朕脂作用を行うのであるが、メチレンクロライドは冷却することにより液体化して、水や油脂分と分離するので、簡単に分離することができ、メチレンクロライドの费用が易くなり、またメチレンクロライドにより油脂分や排水が汚染される心配がないのである < また、処理後に簡単に面収することのできるメチレンクロライドは再度、溶剂として使用することが出来るのである。故に、処理 ¾用を易くすることが出来るのである。

また、処理温度が 5 0 〜 1 5 0 · Cと低温であるので、獣骨 ·魚体等 Wを焙焼することがなく、その後の骨粉ゃフイツシユミ一ルとしての価値を低くすることが無いのである。また低温でそれほどの高圧でなくて処理することが出来るので、処理に要するエネルギー «用を低くすることが出来るのである。

また、 2 0時間程度の短時間で、 1パッチ毎に大量の獣骨♦魚体等 Wを処理することが出来るので、従来は腴脂処理することが出来ずに、焼却廃棄処分としていた獣骨 ·魚体等 Wを、簡単に低コストで処理することが可能となり、廃棄物の減少と、焼却処理していた獣骨 ·魚体等 Wの资漉の有効利用を図ることが出来たのである。

また、従来は完全に朕脂処理が出来ない状態で牛骨 ·啄骨等を粉碎して骨粉としていたので、胞肪分が付着している為に腐敗しやすく、異臭が発生することがあつたが、本発明の如く、脱脂処理することにより、純度の高い骨粉とすることができるので、高級な癀酸肥料として提供することが出来るのである。

また、従来は魚体から魚油分を朕脂することなく、乾燥してフィッシュミールとしていたので、魚臭が残り、このフィッシュミールを食べた牛や豚の肉が魚臭いという不具合があつたが、本発明の如く、魚体を脱脂することにより、このフイツシユミ一ルの角、臭を抑えることができ、高級なフイツシユミールとして販売することが可能となったのである。

また、獣骨 ·魚体等 wから大量に動物油脂や魚油を抽出することが出来るので、この動物油脂や角、油を原料として、人体に有効の物質を抽出したり、薬剤として使用可能なドコサへキサ塩酸や、へキサペンタ塩酸等の油脂成分を抽出することにより、これまで廃棄されていた動物油脂や魚油の有効利用を図ることが出来たのである。

また、従来の動物油脂や魚油の採取においては、獣骨 ·魚体等 wをそのままで粉砕して、煮沸 ·濂通という作業を経ていたのであるが、本発明においては、獣骨 ·魚体等 wはそのままの形状で、油脂分だけを抽出することが出来るので、簡単な操作により、動物油脂や魚油の抽出採取が可能となったのである _β I：産業上の禾J用可能性：！

本発明は、ハロゲン系溶剤として、または塩素系溶剤としてのメチレンクロラィド溶液と水を琨合して処理タンク内に配置することにより蒸気を発生させ、メチレンクロライド蒸気と水蒸気、またはメチレンクロライド蒸気と水蒸気と界面活性剤蒸気は、廃棄合成樹脂フィルム wの中まで浸透し、該蒸気から発生する塩素イオン（C 1 - ) 、メチレン遊離基（_ C H ₂ —）が処理タンク T内を真空にすることにより、通常よりも長い時間、かつ強力に酸化作用を発生し、合成樹脂を構成する鎮状の县ぃ炭化水素基の分子を分断し、炭水化物やアルコールや水に変換し、溶解または分解するのである。 P C Bの有害分や、獣骨 ·魚体等の油脂分を分解するのである。

また、本発明の廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置において、メチレンク口ライド溶液と水に付加して界面活性剤液を混合することにより、該界面活性剤蒸気が、溶融後の合成樹脂分の分離と流れ出しを容易にするのである。また界面活性剤を琨合することにより、低温において蒸気の発生を可能とするので、処理温度を低くすることが出来るので、廃棄合成樹脂フィルム Wを焙焼することがないのである _c

また、本発明のメチレンク口ライド蒸気と水蒸気、またはメチレンクロライド蒸気と水蒸気と界面活性剤蒸気は、廃棄ポリ塩化ビニール wの中まで浸透し、該蒸気から発生する塩素イオン（C I— ) 、メチレン遊離基（一 C H _Z —）が処理タンク T内を真空にすることにより、通常よりも县ぃ時間、かつ強力に作用して- 合成樹脂を構成する鑌状の县ぃ炭化水素基の分子を分断し、炭水化物やアルコ一ルゃ水に変換し、溶解または分解するのである。

また、本発明の廃棄ポリ塩化ビニールの処理方法と装置において、メチレンク口ライド溶液と水に付加して界面活性剤液を混合することにより、該界面活性剤蒸気が、溶融後の塩素分の分離と融け出しを容易にするのである。また界面活性剤を混合することにより、低温において蒸気の発生を可能とするので、処理温度を低くすることが出来るので、廃棄ボリ塩化ビニール Wを焙焼することがないのである。

廃棄ボリ塩化ビニール Wを、本発明のメチレンク口ライド蒸気と水蒸気から発生する塩素ィォン（C 1— ) とメチレン遊離基（一 C H ₂ —）により、酸化して溶融し、処理物載置台 2 6から落下させるのである。該溶融した廃棄ポリ塩化ビニール Wは、処理物載置台 2 6を取り出すと固形物に変化しているが、溶解と収縮を行っているので、最初に投入した時の廃棄ポリ塩化ビニール Wの数十分の 1 の容積となっているのである。この固形物を固形燃料として、焼却炉やバーナーに投入するのである。

本発明により溶融収縮した廃棄ボリ塩化ビニール Wは、別に取り出して、熱分解し、精製分雕器により簡単に石油成分だけを取り出すことができ、これを灯油と同じ燃料として燃焼して、ゴミ焼却炉ゃゴミ焼却発電ゃゴミ焼却暖房の原料として提供することが出来るのである。

また、図 8に示す如く、全元素定性分折結果に示す如く、本発明の廃棄ポリ塩化ビニールの処理方法と装置により、ポリ塩化ビニール等の塩素系の合成榭脂フィルムを処理すると、塩素分が処理前の 1 0分の 1 と減少するのである。これは廃棄ポリ塩化ビニールの成分を構成する塩素分を、塩素イオン（C 1 — ) ゃメチレン遊離基（一 C H ₂ - ) がガス化し、かつ分解し、その後、水と反応させて塩酸等に変えて、混合液中に回収するからであると考えられる。

故に、処理後の固形、または液状の処理後物を燃焼しても、塩素ガスの発生が少ないのである。

本発明のメチレンク口ライド蒸気と水蒸気、またはメチレンクロライド蒸気と水蒸気と界面活性剤蒸気は、合成樹脂が混入したゴミの中まで浸透し、該蒸気から発生する塩素イオン（C 1— ) 、メチレン遊離基（― C H _Z - ) が処理タンク T内を真空にすることにより、通常よりも县ぃ時藺、かつ強力に作用して、合成樹脂を構成する鎮状の县ぃ炭化水素基の分子を分断し、炭水化物やアルコールや水に変換し、溶解または分解することとなり、通常の生ゴミ分を残して下方へ溶融してくるのである。

合成樹脂材料 mの部分のみを、本発明のメチレンクロライド蒸気と水蒸気から発生する塩素ィオン（C 1— ) とメチレン遊離基（—C H ₂ —）により、酸化して溶融し、処理物載置台 2 6から落下させるのである。該溶融した合成樹脂材料 mは、メチレンクロライドゃ水や界面活性剤とは化合しないので、層状に分離しており、その後合成樹脂材料 mを分離取出することは簡単に出来るのである。また、塩素イオン（C 1— ) の P CBへの浸透力は強く、在る程度溶液の中までも浸透するが、 PCBの溶液を搜拌することにより、一度に大量の P CBを酸化して、鑌状の P CBからアルコール状の白濁物に転換させることが出来るのである。これにより、 P C Bとしての人体に害悪を影 gさせない物質に変化させることが出来るのである _β

Claims

【言青求の範囲: 3

【婧求項 1】気密状態とされた処理タンクの内部に、ハロゲン系溶剤と水とを混合した混合液と処理物質を配置し、該混合液を過熱し、ハロゲン系溶剤の蒸気と水蒸気を発生充漓させ、該蒸気により処理物質を酸化させることを特徴とする物質の処理方法と装置。

【婧求項 2】気密状態とされた処理タンクの內部に、塩素系溶剤と水とを混合した混合液と、処理物 ¾を配置し、該琨合液を通熱し、塩素系溶剤の蒸気と水蒸気を発生充满させ、該菜気により処理物 ¾を酸化させることを特徴とする物質の処理方法と装置。

【猜求項 3】気密状態とされた処理タンクの内部に、メチレンクロライド溶液と水とを混合した混合液と、処理物質を配置し、該混合液を過熱し、メチレンクロライドの蒸気と水蒸気を発生充满させ、該蒸気により処理物質を酸化させることを特徴とする物煑の処理方法と装置。

【請求項 4】請求項 1〜 3記載の物 Sの処理方法と装置において、処理タンク内を真空ポンプにより肤気伏態として、低圧状態で処理を開始することを特徴とする物賓の処理方法と装置。

【請求項 5】請求項 1〜 3記載の物質の酸化 ½理方法と装置において、該混合液の過熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたことを特徴とする物賓の処理方法と装置。

【請求項 6】メチレンクロライド溶液と水を混合液とし、該混合液を加熱し、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を発生させ、該混合蒸気を廃棄合成樹脂フィルムを封入した処理タンク內に充塡し、廃棄合成樹脂フィルムを溶融 ·収縮させることを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【請求項 7】猜求項 6記載の廃棄合成樹腌フィルムの処理方法と装置において、該琨合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範西としたことを特徴とする廃棄物等の物燹の処理方法と装置。

【請求項 8】婧求項 6記載の廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置において、メチレンクロライド溶液と水の重量比率を、略 1対 1〜 4対 1 としたことを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。【請求項 9】請求項 6記載の廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置において、廃棄合成榭脂フイルムがポリ塩化ビニールフイルムであることを特徴とする廃棄物等の物 Kの処理方法と装置。

【請求項 1 0】請求項 9記載の廃棄合成榭脂フィルムの処理方法と装置において、ポリ塩化ビニールフィルムの塩素分を取り除くことを特徴とする廃棄物等の物の処理方法と装置。

【請求項 1 1】請求項 6〜 1 0記載の廃棄合成樹脂フィルムの処理方法と装置において、処理タンク内を真空ポンプにより朕気して、低圧状態とした後に処理を開始することを特徴とする廃棄物等の物 «の処理方法と装置。

【請求項 1 2】メチレンクロライド溶液と水を混合液とし、該混合液を加熱し、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を発生させ、該混合蒸気を合成樹脂が混入した廃棄物を封入した処理タンク内に充填し、廃棄物中の合成樹脂成分を溶融させることを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【請求項 1 3】請求項 1 2記載の廃棄物等の物質の処理方法と装藿において、該混合液の加熱溢度を 5 0〜 1 5 0 * Cの範囲としたことを特徴とする廃棄物等の物 Sの処理方法と装置。

【請求項 1 4】請求項 1 2記載の廃棄物等の物質の処理方法と装置において、メチレンクロライド溶液と水の重量比率を、略 1対 1〜 4対 1としたことを特徴とする廃棄物等の物 ¾の処理方法と装置。

【請求項 1 5】請求項 1 2記載の廃棄物等の物質の処理方法と装置において、該混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたことを特徴とする廃棄物等の物蘩の処理方法と装置。

【請求項 1 6】請求項 1 2〜 1 5記載の廃棄物等の物質の処理方法と装置において、処理タンク内を真空ポンプにより朕気して、低圧状態で処理することを特徴とする廃棄物等の物 ¾の処理方法と装置。

【請求項 1 7】メチレンクロライド瑢液と水を混合液とし、該混合液を加熱し、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を発生させ、該混合蒸気を生ゴミまたは植物成分を封入した処理タンク内に充¾して浸透させ、生ゴミまたは植物成分の細胞中の水分及び油脂分を溶敲することを特徴とする廃棄物等の物 ¾の処理方法と装置。

【請求項 1 8】請求項 1 7記載の廃棄物等の物繋の処理方法と装置において、該混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたことを特徴とする廃棄物等の物 Kの処理方法と装置。

【諳求項 1 9】請求項 1 7記載の廃棄物等の物質の処理方法と装置において、メチレンクロライド溶液と水の重量比率を、略 1対 1〜 4対 1としたことを特徴とする廃棄物等の物 «の処理方法と装藿。

【婧求項 2 0】諝求項 1 7〜 1 9記載の廃棄物等の物質の処理方法と装置において、該混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたことを特徴とする廃棄物等の物 ¾の処理方法と'装置。

【請求項 2 1】塩素系有機溶剤と水を混合し、該混合液を加熱し、該塩素系有機溶剤の蒸気と水蒸気を発生させ、垓塩素系有機溶剤の寨気と水蒸気を、 P C Bを封入した処理タンク內に充¾し、 P C Bを分解することを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【請求項 2 2】メチレンクロライド溶液と水を混合して加熱し、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を発生させ、該メチレンクロライド蒸気と水蒸気を、 P C Bを封入した処理タンク内に充塡し、 P C Bを分解することを特徴とする廃棄物等の物 Kの処理方法と装置。

【請求項 2 3】請求項 2 1または 2 2の廃棄物等の物煑の処理方法と装置において、混合液の過熱前に処理タンク内を真空状態とし、該混合液の加熱温度を 5 0〜 1 5 0 ' Cの範囲としたことを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【讃求項 2 4】塩素系有璣溶剤と水を琨合し、該混合液を加熱し、該塩素系有機溶剤の蒸気と水蒸気を発生させ、該塩素系有機溶剤の蒸気と水蒸気を、獣骨 ·魚体等を封入した処理タンク內に充墳し、該獣骨 ·魚体等の油脂分を抽出することを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【請求項 2 5】メチレンクロライド溶液と水を混合して加熱し、メチレンクロライド蒸気と水蒸気を発生させ、該メチレンク口ライド蒸気と水蒸気を、獣骨♦魚体等を封入した処理タンク内に充填し、該默骨 *魚体等の油脂分を抽出することを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【請求項 2 6】メチレンクロライド溶液と水と界面活性剤液を混合して混合液とし、該混合液を加熱し、メチレンクロライド気と水蒸気と界面活性剤蒸気を発生させ、該混合蒸気を、獣骨 ·魚体等を封入した処理タンク内に充«し、該默骨 ·魚体等の油脂分を抽出することを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。

【請求項 2 7】婧求項 2 4〜 2 6の獣骨 *魚体等の処理方法と装置において、混合液の過熱前に処理タンク內を真空状態とし、該混合液の加熱温度を 5 0 〜 1 5 0 · Cの範囲としたことを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装 S。

【請求項 2 8】請求項 2 4〜 2 6記載の獣骨 '魚体等の処理方法と装置において、チレンクロライド溶液と水の重量比率を略 1対 1〜 4対1 としたことを特徴とする廃棄物等の物質の処理方法と装置。