WO1995000924A1

WO1995000924A1 - Mechanism for connecting cartridge

Info

Publication number: WO1995000924A1
Application number: PCT/JP1994/001008
Authority: WO
Inventors: Nobuaki Ishida
Original assignee: Sega Enterprises, Ltd.
Priority date: 1993-06-24
Filing date: 1994-06-23
Publication date: 1995-01-05
Also published as: CN1111070A; DE69429155D1; JPH0714015A; JP2800637B2; CN1055343C; ES2167367T3; US5669781A; DE69429155T2; HK1014791A1; EP0664523A4; EP0664523A1; EP0664523B1

Description

明細書

【発明の名称】カートリツジ接続機構【技術分野】

本発明は、家庭用テレビゲーム機に接続されるカートリッジの接続機構に関する。

【背景技術】

—般に、家庭用テレビゲーム機は、小型ケース状の本体に対して、カートリツジが着脱可能に接続される。カートリッジは、カートリッジケース内部に情報の記録された基板が設けられている。一方、本体には、カートリッジの挿入孔が形成され、その内部にカートリッジの基板と接続されるコネクタが設けられ、基板に記録された情報を読み取るように構成されている。このような家庭用テレピゲーム機には、基板の情報をコネクタを介してテレビ等の外部機器に映像♦音声として再出力するように構成されている。また、再出力された情報を操作するために、操作手段が設けられている。

このような家庭用テレビゲーム機は、外部機器として家庭用のテレビが使用可能であるため、一般家庭で手軽にゲームを楽しむことができる。しかも、カートリッジを取り替えるだけで、各種のゲームを適宜選択して楽しむことができ、幅広い年齢層に利用されている。

しかしながら、従来技術では、次のような問題点がある。すなわち、本体に設けられたカートリッジの揷入孔は、挿入されたカートリッジが多少の振動では抜ける等の異常が発生しないように形成されている。まず、挿入孔は、カートリツジケースを確実に保持するために、カートリッジケースに対して僅かに大きい程度の形状である。また、揷入孔内部には、弾性部材による挟持部や係合爪等の力ートリッジケースと係合する係合手段が設けられている。このため、カートリツジの挿入時には、カートリッジを正確に揷入孔入口にまで持っていき、さらに、その挿入方向は本体に対して垂直とする必要がある。また、係合手段と係合させるために、係合力として、約 3 k g以上の力が必要となる。したがって、カートリッジを確実に本体に接続するためには、挿入 ·抜取り方向に細心の注意を払い、さらに約 3 k g以上の係合力によりカートリッジと係合手段とを係合させることになる。また、カートリッジの抜き取り時にも、係合を解除するために同様の力が必要となる。

以上のような、揷入方向に対する注意や係合力が足りないと、カートリッジを本体に確実に係合することができないため、基板とコネクタが接続されず、テレビゲームを行うことができない。そればかり力、、最悪の場合には、挿入孔内部で基板 ·コネクタの破損等が起こり、家庭用テレビゲーム機を破壊することにもなる。

特に、近年では、上述の家庭用テレビゲーム機をゲームとして使用する以外に、知的玩具として小学校低学年以下の子供 ·幼児に使用するようなカートリッジも提供されている。しかし、小学校低学年以下の子供 ·幼児には、挿入方向に対する注意や係合力が低く、上記の問題の発生率が高いものとなる。特に、小学校に上がる前の子供に取っては、力が弱いため、カートリッジを確実に挿入することは困難となる。このため、従来は、親等の年長者が手伝う等となり、手間がかかることになつている。

また、水平な伏態で使用される本体に対して、カートリッジは上方に突出した状態で接続されて使用されるため、使用中に手や物等がカートリッジに接触しやすい。このように何かが接触してカートリッジに無理な力が加わると、接触不良や破損等が起こりやすくなる。

本発明は、上記の従来技術における課題を解決するためになされたものであり、その目的は、家庭用テレビゲーム機に接続されるカートリッジを僅かな力で容易に挿入 ·抜取りを行うことのでき、また使用中にカートリッジに無理な力が加わることの無いカートリッジ接続機構を提供することである。

【発明の開示】

上記目的を達成するために、請求項 1記載の発明のカートリッジ接続機構は、情報の記録された基板を有するカートリッジと、基板の情報をコネクタを介して外部機器に再出力させるための本体とを接続するカートリッジ接続機構において、カートリツジ背面の一部または全面と当接して支持する支持フレームが本体に設けられ、

支持フレーム下部に、上面にカートリッジ挿入用の入口開口部を有するカートリッジの接続部が設けられ、

板状フレーム上部に、カートリッジの上部を保持する保持部が設けられていることを特徴とする。

上記のような構成を有する請求項 1記載の発明では、カートリツジが接続部に接続される時には、カートリッジ背面が支持フレームに支持され、上部が保持部により保持されるため、複数箇所で保持されるため、カートリッジに無理な力が加わることが無く、カートリツジと本体との接触不良等不都合は起こらない。また、請求項 2記載の発明は、請求項 1記載の接続部の入口開口部が、前後方向の開口幅がカートリッジの前後幅よりも十分に大きく、後端が板状フレーム縁部となるように設けられていることを特徴とする。このため、カートリツジは、前方に傾斜した状態で挿入することができる。そして、カートリッジの背面が支持フレームに当接するまでカートリッジ上部を押圧すると、テコの原理により僅かな力で容易にカートリッジを本体と接続することができる。

また、請求項 3記載の発明は、請求項 1記載の接続部内部に、カートリッジの挿入♦抜取り方向をガイドするゲートが前後方向に回動自在に設けられていることを特徴とする。このため、使用者はカートリッジを、挿入しやすい前方に傾斜した状態で挿入することができる。そして、ゲートを後方に回動させることにより、カートリッジを確実に接続することができる。

また、請求項 4記載の発明は、請求項 3記載のゲートに前方に付勢する弾性部材が設けられていることを特徴とする。このため、カートリッジ抜取り時には、カートリッジを前方にガイドするため、前方に傾斜した伏態となり、抜取り作業が容易となる。

また、請求項 5記載の発明は、請求項 1記載のコネクタに、基板と接続する接続溝が設けられ、

前記接続溝を構成する前部側壁部が、カートリツジが前記入口開口部からあらゆる角度で挿入されても、カートリッジ背面が支持フレームに当接されると同時に基板が接続溝と接続されるように形成されていることを特徴とする。このため、カートリッジが前方に傾斜した状態で挿入されても、力一トリッジ内部の基板がコネクタの接続溝に接続されるように接続溝の前部側壁部が形成されるため、円滑に接続することができる。

また、請求項 6記載の発明は、請求項 1記載の保持部として、カートリッジと係合する係合爪と、係合爪を下方に付勢する弾性部材とが設けられていることを特徴とする。このため、係合爪によりカートリッジ上部を確実に保持する。そして、カートリッジを抜取るときには、係合爪を上方に引き上げることにより、容易に係合を外すことができる。

【図面の簡単な説明】

図 1は家庭用テレビゲーム機の概念図、図 2は本発明の一実施例であるカートリッジ接続機構を示し、カートリツジの揷入 ·抜取り時の状態を示す側面断面図、図 3は図 2の要部拡大図、図 4は図 2のカートリッジの接続状態を示す側面断面図、図 5は図 4の要部拡大図、図 6はカートリッジの挿入操作の挿入方向を示す概念図、図 7はカートリッジの挿入操作の押圧方向を示す概念図、図 8はカートリッジの抜取り操作のィジュクトボタン操作時を示す概念図、図 9はカートリツジの抜取り操作の抜取り方向を示す概念図である。

【発明を実施するための最良の形態】

( 1 ) 主な実施例

以下、本発明によるカートリッジ接続機構の一実施例を、図面に基づき説明する。なお、本実施例は請求項 1乃至請求項 6記載の発明を包含するものである。本実施例では、家庭用テレビゲーム機本体 1に対し、カートリッジ 2が着脱自在に接続される。カートリッジ 2は、カートリッジケース 3内部に、情報の記録された基板 4が設けられている。そして、カートリッジケース 3下部には、本体 1との着脱部 3 aが設けられている。着脱部 3 aは、その下端部が開口して形成されて、着脱部 3 a内部に基板 4が露出している。このようなカートリッジケ一ス 3の表面には、自在にぺ一ジをめくることのできる本等の印刷物 5が装着されている。この印刷物 5には、基板 4と共通の情報が画像として印刷 ·記載されている。このカートリッジケース 3の表面上部には、後述の保持部として設けられた係合爪と係合する係合溝 3 bが形成されている。このような基板や印刷物の情報をテレビ等の外部機器に映像♦音声として再出力させるために、夕ツチペン等の操作手段 1 aが設けられている。

このようなカートリッジ 2を、家庭用テレビゲーム機本体 1に接続するために、本体 1は図 1に示すように構成されている。すなわち、テレビゲーム機本体 1には、カートリッジ 2を着脱自在に接続し、保持する接続，保持部として、保持開閉自在となるカバー部 6が設けられている。このカバー部 6は、開けた時に垂直となるように設けられている。

ここで、本実施例では、図 1の X - X方向を左右方向、 Y— Y方向を前後方向、 Z— Z方向を上下方向とする。

このような本体カバ一部 6は、カートリッジ接続時にカートリッジ背面と当接して支持する垂直な板状の支持フレーム 7と、その周囲の前方に突出し、カートリッジ周囲を保護する曲面状の保護フレーム 8とから構成される。そして、下部側保護フレーム内部がカートリッジ 2との接続部 9として構成されている。また、上部側保護フレームがカートリッジ 2の保持部として構成されている。

接続部 9には、カートリッジの着脱部 3 aが挿入可能となる揷入孔 1 1が設けられている。挿入孔 1 1の入口開口部 1 2は、左右方向がカートリッジの着脱部 3 aと略同一幅に、前後方向が着脱部 3 aの前後幅に比べ十分に大きい幅となるように形成されている。なお、揷入孔 1 1の後端は本体カバー部 6の支持フレーム 7と下部側保護フレーム 8の接合部分となる。このように開口する挿入孔 1 1 の内部には、基板 4と接続するコネクタ 1 3と、カートリッジケース 3の挿入ガイドとなるゲート 1 4とが設けられている。なお、カートリッジ 2に設けられた印刷物 5は、左にページをめくるように構成されているため、挿入の孔入口開口部は、本体カバ一部 6の右側部分に形成されている。

コネクタ 1 3は、本体カバー部 6内部の固定部材 1 5に固定されている。このコネクタ 1 3の前部には、基板 4が接続される接続溝 1 6と、後部側のカートリッジケース 3が挿入されるケース溝 1 7とが上方に開口して形成されている。接続溝 1 6を構成する前部側の壁 1 8部分は、前方に傾斜した状態でカートリッジ 2が挿入される時、基板 4が接続溝 1 6に円滑に挿入されるように、後部側の壁部分に比べ十分に低く形成されている。さらに、この壁 1 8部分は、接続溝 1 6 に面する壁面方向に低くなるようにテーパ 1 8 aが形成されている。また、接続溝 1 6の後部側の壁面 1 9は垂直に形成され、その上部表面には、付勢方向が前方となる弾性を有するコンタクトビン 2 0が配設されている。このような接続溝 1 6において、挿入された基板 4は、前記テーパ 1 8 aに沿った前方に傾斜した状態から垂直状態まで、接続溝 1 6底面近傍を支点 4 aとして回動することになる

ゲート 1 4は、接続部 9となる下部側保護フレーム内面に沿って設けられたゲ一ト上部 2 1と、挿入されたカートリッジ 3と接触しない位置に設けられた左右の側面 2 2とから構成され、ゲート上部 2 1は、左右の側面 2 2により保持されている。ゲート 1 4の左右の側面 2 2には、前記基板 4の回動支点 4 aとなる位置にゲート支軸 1 4 aが設けられ、このゲート支軸を中心にゲート 1 4が前後方向に回動可能に設けられている。さらに、このゲート支軸 1 4 aには、外周面にコイル 2 3 aが巻き付けられた状態でネジリコイルバネ 2 3が配設されている。このネジリコイルバネ 2 3の前方側アーム 2 3 bは、巻き戻す方向側が、接続部の固定部材 2 4に係合されている。一方、後方側アーム 2 3 cは、ゲートの側面 2 2端部に固定されている。

また、ゲート上部 2 1には、前記挿入孔の入口開口部 1 2に対応して、ゲート開口部 2 5が設けられている。このゲート開口部 2 5は、このゲート開口部 2 5 の前後の開口幅は、カートリッジケースの着脱部 3 aの前後幅よりも大きく、且つ揷入孔の入口開口部 1 2よりも小さくなるように、前部ゲート 2 1 aと後部ゲ —ト 2 1 bとにより構成されている。前部ゲート 2 1 aの端部は、揷入孔の入口開口部 1 2の前端と係合することにより、ゲート 1 4の前方への回動を制限している。このような前部ゲート 2 1 aと後部ゲート 2 1 bには、それぞれのゲート開口部側端部に下方に回動自在となるゲ一トドア 2 6が設けられ、カートリッジ 2の挿入されていない状態では、 2枚のドア 2 6 . 2 6によりゲート開口部 2 5 が閉じられるように構成されている。

一方、カートリッジの保持部として、本体カバ一部 6の上部側保護フレームには、力一トリツジケース 3上端の係合溝 3 aと係合する係合爪 2 7が設けられている。この係合爪 2 7は、本体カバー部 6の支持フレーム 7に設けられた支軸 2 8を中心として、上下方向に回動自在に設けられている。また、本体カバー部 6 の上部側保護フレームには、接続されているカートリッジを抜取るためのィジェクトボタン 2 9が設けられている。このイジェクトボタン 2 9は、前述の係合爪 2 7と同一支軸 2 8により上下に回動自在に設けられている。さらに、このイジヱクトボタン 2 9には、イジヱクトボタンを下方に付勢する弾性部材 3 0が設けられている。したがって、イジヱクトボタン 2 9と回動の支軸 2 8が同一となる係合爪 2 7も、下方に付勢された状態となる。

( 2 ) 実施例の作用

以上の様に構成きれる本実施例の作用は、以下のようになる。すなわち、本実施例のカートリッジ接続機構の設けられた家庭用テレビゲーム機 1では、カートリッジの接続されていない時には、ゲート 1 4はネジリコイルバネ 2 3により、ゲート支軸 1 4 aを中心として前方に回動するように付勢されている。これにより、ゲート 1 4は、前部ゲート 2 1 a端部が挿入孔の入口開口部 1 2の前端に当接する位置まで回動している。この状態では、挿入孔の入口開口部 1 2は、ゲ一ト上部の後部ゲート 2 1 b、およびゲート開口部の前後のゲートドア 2 6 , 2 6 により閉じられている。

本体カバ一部 6にカートリッジ 2を接続するときには、図 6に示すようにカートリッジの着脱部 3 aを挿入孔 1 1に揷入する。この時、揷入孔の開口入口 1 2 は、後部ゲート 2 1 bにより後部が塞がれているため、ゲート開口部 2 5に挿入されることになる。これは、カートリッジ 2がゲートドア 2 6 , 2 6を下方に押圧するようにして挿入され、カートリッジ内部の基板 4がコネクタ 1 3のテーパ 1 8 aに沿って、接続溝 1 6に挿入される。また、基板 4を挟持する前後のカートリッジケース 3は、前部側がコネクタ 1 3前端部分に、後部側がコネクタのケース溝 1 7内部に沿って揷入される。このよ όにして、カートリッジ 2は、基板 4下端が接続溝 1 6の下端に当接するまで挿入される。

カートリツジ 2が確実に挿入された後、図 7に示すようにカートリツジ 2上部を後方に押圧する。これにより、カートリッジ 2は、力一トリッジケース 3背面が垂直な支持フレーム 7に当接するまで後方に回動する。この時、カートリッジ背面は、まず後部ゲート 2 1 bに当接し、後部ゲ一ト 2 1 bを押圧することになる。これにより、ゲート 1 4は、基板の回動支点 4 aとなるゲート支軸 1 4 aを中心に後方に回動する。なお、カートリッジケース 3背面が支持フレーム 7に当接する時には、カートリツジ 2内部の基板 4も、コンタクトピン 2 0を押圧して、接続溝 1 6の垂直な後部側の壁面 1 9と当接している状態となる。

このようにカートリッジ 2を後方に回動させると、本体カバー部 6の上部側保護フレームの係合爪 2 7と力一トリッジケース 3上部とが接し、さらにカートリッジを回動させると、係合爪 2 7が支軸 2 8を中心として上方に回動する。この時、係合爪 2 7は同一支軸 2 8となるイジヱクトボタン 2 9の弾性部材 3 0の付勢力により、下方に付勢された状態で、カートリッジケース上面を摺動した後、カートリッジが垂直になる同時に係合溝 3 bに係合される。このようにして、力ートリッジ 2がテレビゲーム機本体 1に接続される。この後、テレビゲーム機 1 の操作手段（図示せず）を操作して、基板 4の情報、またはカートリッジ表面の印刷物 5の情報をテレビ等の外部機器（図示せず）に再出力してゲーム等を行う。次に、カートリッジ 2を拔取る時には、図 8に示すように、本体カバー部 6の上部側保護フレームのイジヱクトボタン 2 9を上方に回動させる。これにより、ィジェクトボタン 2 9と同一支軸 2 8に設けられた係合爪 2 7が上方に回動し、カートリッジケースの係合溝 3 bとの係合が外れる。ところで、ゲート 1 4には、常時ネジリコイルパネ 2 3による前方への付勢力が作用している。したがって、係合爪 2 7と係合溝 3 bの係合が外れると、ゲート 1 4は前方に回動する。これに伴い、カートリツジ 2は、ケース 3が後部ゲート 2 1 bにより前方に押圧される。さらに、カートリッジの基板は、コネクタの接続溝 1 6に設けられた弾性を有するコンタクトピンにより、常時前方に付勢されている。これらにより、カートリッジ 2は、前方に傾斜した状態となる。この伏態で、図 9に示すように、カートリッジ 2を上方に持ち上げると、容易に挿入孔 1 1から抜取ることができる。

( 3 ) 実施例の効果

上述した本実施例のカートリッジ接続機構の効果は、以下のようになる。すなわち、本実施例では、カートリッジの揷入孔 1 1が保護フレーム 8に設けられ、その開口の前後方向の幅が大きく、ゲート 1 4により挿入部分がガイドされているため、カートリッジ挿入操作が容易となる約 3 0 ° 前方に傾斜した状態となつている。このため、カートリッジ 2は傾斜した状態で容易に挿入することができる。特にこの角度は、幼児でも容易に挿入することができる。

さらに、挿入後、カートリッジ上部を後方に押圧して、カートリッジケース 3 背面を支持フレーム 7に当接させることにより、カートリツジの基板 4がコネク夕 1 3と確実に接続することになる。この時の、後方への押圧力はネジリコイルパネ 2 3の付勢力と逆方向に力を加えることになるが、基板 4下部の支点を中心としたテコの原理となり、僅かな力で基板 4とコネクタ 1 3を接続することができる。この力は約 5 0 0 g程度となるため、従来技術の 3 k g以上必要だったことに比べると、大幅に小さい力で接続できる。これは、幼児でも十分にカートリッジを接続することができる。

しかも、カートリッジが支持フレームに当接すると同時に、係合爪 2 7がカートリッジ上部の係合溝 3 bと係合するため、この時の音 ·感触により基板 4とコネクタ 1 3とが確実に接続された状態であることを判断できる。そして、カートリッジから手を離しても、基板とコネクタの接続状態が確実に維持される。

また、カートリッジを抜き取る場合も、イジヱクトボタン 2 9により、僅かな力で容易にカートリッジの係合溝 3 bと係合爪 2 7との係合を解除できる。そして、ネジリコイルバネ 2 3およびコネクタ 1 3のコンタクトビン 2 0の付勢力により、カートリッジ 3が前方に傾斜した状態となるため、容易に抜取ることができる。なお、コンタクトピンは、カートリッジが挿入される際に、基板のパターンを擦ることになり、接触を良くする効果もある。

このように、カートリツジは、上下の 2か所で保持することにより、本体と係合させているため、カートリツジの揷入 ·抜取りは僅かな力で行うことができる。しかも、カートリッジは、背面が本体カバー部に当接し、上下の 2か所の縁部で係合されるため、確実に本体に保持される。これにより、本体に振動があった場合でも、カートリッジが抜ける等は発生しない。特に操作手段として夕ツチペンを使用する場合は、カートリッジケースに接触時の力が加わることになるが、この力及びこの時の振動も吸収することができる。さらに、カートリッジ周囲が保護フレームにより囲まれた状態となるため、カートリツジは前面以外に手や物等が接触することは発生せず、カートリッジに無理な力が加わることが無い。したがって、基板が確実に接続された状態となるため、接触不良等の問題は、本体自体を床等に落下する等の大きな振動が加わらない限り発生せず、信頼性が高いものとなる。

また、本実施例では、カートリッジは開閉可能な本体のカバー部に設けられるため、ゲーム終了後、カートリッジを装着した状態でカバー部を閉じることができる。この状態では、カートリッジは本体により保護された状態となる。このため、本体を持ち歩いたとしても、カートリッジに無理な力が加わることが無く破損等は起こらない。

(4 ) 他の実施例

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、具体的な形状、または各々の取付け位置および方法は適宜変更可能である。

例えば、ゲート 1 4の前方への付勢はネジリコイルパネ 2 3に限定されず、他の弾性部材により、ゲートの背面上部を前方に押圧する等により付勢することもできる。また、本体カバー部 6は、開けた時に支持フレーム 7が垂直になることに限定されず、ゲーム機使用者の好みの角度とすることも可能である。この時、接続部も同様に回動し、内部のコネクタ等も同様に回動するため、カートリッジもカバー部の支持フレームと同様の角度とすることができる。さらに、力一トリッジ表面には、本を設けることに限定されず、基板と共通した情報の印刷，記載されたカードを装着することもできる。または、何も設けないことも可能である。また、使用説明書等を使用者の必要に応じて載せて使用するように構成することもできる。

さらに、本発明のカートリッジ接続機構は、家庭用テレビゲーム機に設けられることに限定されず、他のカセットにより情報を得る電子機器に設けることもでき、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。

【産業上の利用可能性】

以上のように本発明によれば、家庭用テレビゲーム機に接続されるカートリツジを僅かな力で容易に挿入 ·抜取りを行うことのでき、また使用中にカートリッジに無理な力が加わることの無い、信頼性の高いカートリッジ接続機構を提供することができる。

Claims

O 95/00924 補正書の請求の範囲 PCT/JP94/010D8 [ 1 9 9 4年 1 1月 2 4日（2 4 . 1 1 . 9 4 ) 国際事務局受理：出願当初の請求の範囲 6は取り下げられた；出願当初の請求の範囲 1一 5は補正された；新しい請求の範囲 7— 1 2が加わった。（4頁） ]

【請求項 1】（補正）

情報の記録された記憶媒体を有する情報媒体と、記憶媒体の情報をコネクタを介して外部機器に再出力させるための電子機器本体とを接続する情報媒体接続機梅におい乙、

前記電子機器本体に設けられ、前記情報媒体背面の一部または全面と当接して情報媒体を支持する支持フレームと、

前記支持フレーム下部に設けられ、前記情報媒体の下部を接続する接続部と、前記支持フレーム上部に設けられ、前記情報媒体の上部を保持する保持部とを有し、

前記接続部は、その上面に設けられた情報媒体揷入用の入口開口部、この入口開口部から挿入された前記情報媒体の端部を回転軸としてこの情報媒体を回動可能に支持する支持部、およびこの支持部に支持された情報媒体背面が支持フレームと当接する所定の角度状態にある場合に情報媒体と電気的に接続してこの情報媒体と前記コネクタとを電気的に接続する電気接触部を有し、

前記保持部は、前記情報媒体が前記接続部に接続されて所定の角度状態にある場合にこの情報媒体の上部を保持するように構成された

.ことを特徴とする情報媒体接続機構。

【請求項 2】（補正）

前記接統部の入口開口部は、前後方向の開口幅が前記情報媒体の前後幅よりも十分に大きく、後端が前記支持フレーム縁部となるように構成されたことを特徴とする請求項 1記載の情報媒体接続機構。

【請求項 3】（補正）

前記接続部の内部に、前記情報媒体の端部の回転軸と同じ位置の部分を回転軸として前後方向に回動自在に設けられ、前記情報媒体の挿入 ·抜取り方向をガイドするゲートをさらに有することを特徵とする請求項 1記載の情報媒体接続機構。

【請求項 4】（補正）

前記ゲートを前方に付勢する弾性部材をさらに有することを特徵とする請求項

- 13 - 補正された用紙 (条約第 19条 3記載の情報媒体接続機構。

【請求項 5】（補正）

前記接続部の前記支持部は、.前記コネクタに設けられて前記情報媒体の前記記憶媒体と接続する接続溝を有し、

前記接続溝は、前記記憶媒体の端部を支持する底部、前記支持フレームに対して前方に傾斜した前部側壁面、および支持フレームとほぼ平行な後部側壁面から構成され、

前記接続溝の後部側壁面は、前記記憶媒体が接続溝に挿入され、かつ、前記情報媒体背面が支持フレームに当接する所定の角度状態にある場合に、記憶媒体と当接するように構成され、

前記接続部の前記電気接触部は、前記接続溝の後部側壁面における前記記憶媒体と当接する部分に設けられた

ことを特徴とする請求項 1記載の情報媒体接続機構。

【請求項 6】（削除）

【請求項 7】（追加）

ケース内部に情報の記録された記憶媒体を設けて構成さ.れ、記憶媒体の情報をコネクタを介して外部機器に再出力させるための電子機器と接続される情報媒体において、

前記情報媒体ケースの端部には、電子機器と接統するための開口部が設けられ、この開口部は、前記記憶媒体の端部を露出させるように構成されたことを特徴とする情報媒体。

【請求項 8】（追加）

情報の記録された記憶媒体を有する情報媒体と接铳され、記憶媒体の情報をコネクタを介して外部機器に再出力させるように構成された電子機器において、前記情報媒体背面の一部または全面と当接して情報媒体を支持する支持フレームと、

- 14 - 正された用紙 (条約第 19条）前記接続部は、その上面に設けられた情報媒体挿入用の入口開口部、この入口開口部から挿入された記情報媒体の端部を回転軸としてこの情報媒体を回動可能に支持する支持部、およびこの支持部に支持された情報媒体背面が支持フレームと当接する所定の角度状態にある場合に情報媒体と電気的に接続してこの情報媒体と前記コネクタとを電気的に接続する電気接触部を有し、

前記保持部は、前記情報媒体が前記接続部に接続されて所定の角度伏態にある場合にこの情報媒体の上部を保持するように構成された

ことを特徵とする電子機器。

【請求項 9】（追加）

前記接続部の入口開口部は、前後方向の開口幅が前記情報媒体の前後幅よりも十分に大きく、後端が前記支持フレーム縁部となるように構成されたことを特徵とする請求項 8記載の電子機器。

【請求項 1 0】（追加）

前記接続部の内部に、前記情報媒体の端部の回転軸と同じ位置の部分を回転軸として前後方向に回動自在に設けられ、前記情報媒体の挿入 ·抜取り方向をガイドするゲートをさらに有することを特徴とする請求項 8記載の電子機器。

【請求項 1 1】（追加）

前記ゲートを前方に付勢する弾性部材をさらに有することを特徵とする請求項 1 0記載の電子機器。

【請求項 1 2】（追加）

前記接続部の前記支持部は、前記コネクタに設けられて前記情報媒体の前記記憶媒体と接続する接続溝を有し、

前記接続部の前記電気接触部は、前記接続溝の後部側壁面における前記記憶媒

- 15 - 補正きれた用紙 (条約第 19条）体と当接する部分に設けられた

ことを特徵とする請求項 8記載の電子機器。

- 16 - 補正された用紙 (条約第 19条）