JPS6316039Y2 - - Google Patents

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JPS6316039Y2
JPS6316039Y2 JP7624182U JP7624182U JPS6316039Y2 JP S6316039 Y2 JPS6316039 Y2 JP S6316039Y2 JP 7624182 U JP7624182 U JP 7624182U JP 7624182 U JP7624182 U JP 7624182U JP S6316039 Y2 JPS6316039 Y2 JP S6316039Y2
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JP
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turntable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は記録円盤再生装置に係り、記録円盤を
直接手で触れることなく再生装置内のターンテー
ブル上で導くとともに、そこからの取出しも可能
にしたものであつて、特にチヤツキング装置のチ
ヤツキング状態を外側から強制的に解除できるよ
うな改良に関するものである。
〔考案の背景技術とその問題点〕
一般に記録円盤再生装置は、その装置内のター
ンテーブル上に記録円盤を載置し、その円盤にピ
ツクアツプ手段(再生針等)を対接させ、この円
盤に記録した情報をピツクアツプして再生するよ
うにしている。ところで映像信号および音声信号
を記録した円盤(以下ビデオデイスクまたは単に
デイスクと称す。)は非常に高密度で記録されて
いるため、このビデオデイスクにほこりや手あか
等の異物が付着すると再生した画像にノイズが発
生したり、再生針の劣化を招くことになる。この
ためデイスクに直接手を触れることなくターンテ
ーブル上に載置したり、そこから取出せるように
した装置が種々開発されている。
このようなビデオデイスク再生装置では、ビデ
オデイスクの外周を保持体で囲んで保持した状態
でジヤケツトに収納し、このジヤケツトに収納し
たまま再生装置(以下プレーヤとも称す。)に挿
入し、次にジヤケツトを引き出せばデイスクおよ
び保持体のみがプレーヤ内に残され、再生動作時
にはデイスクのみをターンテーブル上に載置する
ようにし、演奏終了後、空のジヤケツトを再びプ
レーヤに挿入することによつて、デイスクおよび
保持体が再びジヤケツト内に収納された状態で取
出せるようにしている。
上記においてデイスクおよび保持体の収納され
たジヤケツトをプレーヤ内に挿入したとき、プレ
ーヤ内で前記保持体をロツクし、かつ演奏終了後
に空のジヤケツトを挿入したとき前記保持体のロ
ツクを解除するチヤツキング装置が設けられてい
る。
従来において、このチヤツキング装置は、ジヤ
ケツトを挿入して保持体をロツクするときにスム
ーズにロツクできなかつたり、演奏後のデイスク
をジヤケツト内に回収する際、ジヤケツトの破損
等が原因で、デイスクを回収することが不能にな
つたりする誤動作が問題となつていた。このよう
に、デイスクを回収できない場合、装置のキヤビ
ネツトを外して、チヤツキング装置にチヤツキン
グされている保持体及びデイスクのチヤツキング
を解き、ジヤケツト内に収納するものであつた。
このようなことから、ジヤケツトの挿入がスム
ーズであつて、仮にデイスクのチヤツキングが外
れないようになつても、キヤビネツトを外すよう
な面倒な作業を要せずデイスクのチヤツキングを
外側から解くことのできる再生装置が要望されて
いた。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような、チヤツキング装置が誤
動作し、装置内にデイスクがチヤツキングされた
ままになつてしまつたとき、外部から容易にその
チヤツキングを外すことの可能な記録円盤再生装
置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は上記チヤツキング装置を具備した再生
装置のキヤビネツト、即ち、筐体にデイスクを囲
んでいる保持体端部をチヤツキングしている部材
がチヤツキングを解かれるように手等が屈くよう
な開口を形成したものである。
〔考案の実施例〕
以下図面を参照して本考案の説明をする。第1
図は本考案の記録円盤再生装置の外観を示したも
ので、プレーヤ(筐体)12には種々の操作用釦
13を備えるとともにジヤケツト挿入口14を備
えている。一方ビデオデイスク15はジヤケツト
16の中に収納されており、直接手が触れないよ
うにしている。このデイスク15は第2図で示す
ように保持体17の穴18の中に嵌入しており、
このデイスク15と保持体17とがジヤケツト1
6の開口部19を通して収納される。またこの開
口19の両側には延長して突出部191,192
形成されている。前記保持体17にはジヤケツト
開口部19を塞ぐ堤部20があり、この堤部20
は厚さが大きくなつている。この堤部20の図に
おいて左右の両側部に凹部21,21を形成して
いる。これら凹部21は第3図で示すように堤部
20の表面側と裏面側に形成している。また保持
体17の堤部両側面から内方向に一対のスリツト
22,22を設け、これらスリツト22の外側に
ロツク部23,23を形成し、これらロツク部2
3の先端は斜面24,24を成し、さらにロツク
部23の外側面に突出して爪25,25を設けて
いる。またジヤケツト16内側面の前記爪25,
25に対応する位置にこの爪25,25が嵌合で
きる係止部26,26を設けている。したがつて
デイスク15を保持体17に嵌入した状態でジヤ
ケツト16に収納すると後述する第7図の如く、
爪25が係止部26に嵌合し、堤部20がジヤケ
ツト開口部19を塞ぐことになる。
次に第4図を参照してプレーヤ内の構造につい
て説明する。
第4図において、シヤーシ27上にはターンテ
ーブル28があり、このターンテーブル28の両
側に平行に凹部29を有するレール状のガイド3
0,30を設けている。これらガイド30はジヤ
ケツト挿入口14(第1図参照)を通してジヤケ
ツト16が挿入されたとき、ジヤケツト16を凹
部29を通してプレーヤ内の奥方向へ案内する為
のものであり、挿入口14と整列した位置の高さ
に凹部29が設定されている。またターンテーブ
ル28の周辺には4つの支持体31……を設けて
いる。この支持体31は前記保持体17およびデ
イスク15外周部を支えるものであるが詳細は後
述する。前記ガイド30,30は副シヤーシ32
1,322に支持されており、副シヤーシ322
にはピツクアツプアーム33を駆動する手段34
が取付けられている。そしてピツクアツプアーム
33はターンテーブル28の径方向へ駆動され、
ターンテーブル28上にデイスク15が置かれ回
転されるとピツクアツプアーム33内に取付けた
再生針(図示せず)によつてデイスク15に記録
されている信号がピツクアツプされる。
また前記シヤーシ27上にはチヤツキング装置
35が設けられている。(このチヤツキング装置
35の詳細については第6図以降で説明する。) この第4図の動作を第5図を参照して説明す
る。まず、ジヤケツト16に保持体17およびデ
イスク15が収納されている状態で、ジヤケツト
16を挿入口14から挿入すると、ジヤケツト1
6はガイド30の凹部29に沿つて奥へ入る。こ
のとき第5a図のようにジヤケツト16は支持体
31の上を移動する。尚、ターンテーブル28の
上面はこの支持体31よりも下部に位置してい
る。ジヤケツト16をさらに挿入するとチヤツキ
ング装置35に当り、このチヤツキング装置35
によつて保持体17が掴まれロツクされる。そし
てジヤケツト16をプレーヤーから引き抜くと第
5b図のように保持体17およびデイスク15の
みが支持体31上に残る。ジヤケツト16を引き
抜いた後プレーヤ12の操作釦13を押すとター
ンテーブル28が第5c図のように上昇する。そ
してターンテーブル28が支持体31よりも高く
なるとターンテーブル28にはデイスク15のみ
が載置される。次にターンテーブル28が回転
し、ピツクアツプアーム33が動き、再生針で信
号をピツクアツプして再生する。
演奏が終了するとピツクアツプアーム33は最
初の位置に戻り、ターンテーブル28も回転を停
止し、第5b図のようにターンテーブル28が降
下する。その後、空のジヤケツト16を挿入する
とチヤツキング装置35は保持体17を掴むのを
止めロツクが解除される。そして再び第5a図の
ようにジヤケツト16には保持体17とデイスク
15が収納されて、プレーヤ12から引出すこと
ができる。
尚、ターンテーブル28を第5c図のように上
昇・下降する手段としては種々な機構が考えられ
るが、例えば本件特許出願人が先に実用新案登録
出願した実願昭55−97840号に示される様な手段
を用いても良い。
次に本考案の最も特徴とするところのチヤツキ
ング装置35について第6図以降の図面を参照し
て説明する。ここに示したチヤツキング装置は先
に特許出願した特願昭56−69829号で説明してあ
るチヤツキング装置に本考案の主要手段を組み合
わせたものである。
ここで第6図は本考案の要部であるチヤツキン
グ装置35を示す分解斜視図、第7図は第6図を
組み立てたチヤツキング装置の動作前を示す平面
図、第8図は第6図の一部を拡大して示す分解斜
視図である。
尚、第2図においてデイスク15を保持した保
持体17の堤部20には、第2図で示すように凹
溝60,60が中心部より偏位して上面及び下面
に形成されていることを付け加えておく。
さて第6図〜第7図において、ガイド30の凹
部29の底部には、ばね片61,61が設けら
れ、凹部29内でのジヤケツト16が横方向に振
れないように吸収している。このようにばね片6
1は、ジヤケツト16を挿入したとき、その左右
方向を位置決めし、保持体17の前記凹溝60,
60が所定位置に来るようにするために設けたも
のである。ガイド30の先端部が位置する処の副
シヤーシ321,322には、切欠き62,62
が形成してあり、この切欠き62から残された副
シヤーシより内側に向けて止め金63が折り曲げ
られている。この止め金63はジヤケツト16の
停止位置を規制している。また、副シヤーシの先
端縁部には、孔64,64を設けており、この孔
64,64間に軸装置65が回転自在に架設して
ある。この軸装置65は第1の軸661と第2の
軸662の2重軸からなり、第1の軸661は円筒
状を成し、第2の軸662は円柱状を成し第1の
軸661よりも長く、かつ第1の軸661の内径よ
りも多少小さい外径を有しており、この第2の軸
662を第1の軸661内に挿通し、その軸662
の両先端は第1の軸661よりも外方に突出し、
前記孔64,64に挿入されるようにしている。
そして各第1の軸661、第2の軸662はそれぞ
れ互に自由に回転可能にしている。前記第1の軸
661の両端部外周にはそれぞれラツチ部材67,
67を固定するようにしている。また第2の軸6
2の両端部外周には平面から見るとL字状の解
除片68を連結したキヤンセラー69,69を固
定するようにしている。これらラツチ部材67と
キヤンセラー69については第8図にも拡大して
示している。尚、第6図にあつてはラツチ部材6
7とキヤンセラー69は左右対称に1対ずつ設け
られているが、第8図にあつては第6図の左方に
位置する部分を第6図の矢印9方向から見た図を
描いている。
前記キヤンセラー69はL字状の解除片68を
有していることは前述した通りであるが、そのL
字状の一端(ジヤケツトの挿入方向に対向する
端)68aに極少の斜面が形成され、他端には突
出片68bが形成されている。この突出片68b
には孔68cが形成されるとともに前記ラツチ部
材67の一部の上に重なるように位置される。ま
た斜面状の一端68aは後述するようにジヤケツ
ト16と保持体17の係合を解き易くするもので
ある。さらに解除片68には円筒部68dが一体
に形成されており、この円筒部68dの筒内に前
記第2の軸662の先端部が挿入されて固定され
るようになつている。したがつてこの固定によ
り、第2の軸662が回転したときにキヤンセラ
ー69,69が一諸に回転し、逆にキヤンセラー
69が円筒部68dを中心にして回転したときに
は第2の軸662が回転する。また左右のうち一
方のキヤンセラー69が回転したときには第2の
軸662とともに他方のキヤンセラー69も連動
して回転する。
また前記ラツチ部材67はその中端部671で
で前記軸装置65に回転自在に取り付けられる。
この中端部671の上部の一端に孔70を設け、
下部の副シヤーシ321,322の側に突出して
ピン71を突設しており、このピン71の頭部に
はフランジ71aを有している。またラツチ部材
67の前記上部と下部の間においてジヤケツト1
6の挿入方向に対向して延びる突部672と、こ
れに反対側に延びるレバー673とを形成してい
る。この突部672は、先端に斜面674を有
し、この斜面674が登り切つた所で段差を設け
て中間部が上面に凹部675を備えるようにし、
斜面674の上端部は突部672の上面よりも高
くなるようにしている。この高くなつた部分を凸
爪676と称することにする。
また、前記レバー673は、例えばシヤーシ2
7と接合して装置全体を被せるようにする蓋部1
2を有する筐体12のチヤツキング装置が位置
する側面に形成された窓121から突出するよう
に構成されている。この筐体12は各図において
切欠いて示してある。
而してラツチ部材67,67の前記孔70には
前記第1の軸661の両端部が挿入されて固定さ
れるようになつており、この固定された状態では
第1の軸661が回転することによつてラツチ部
材67,67も一諸に回転し、逆にラツチ部材6
7が回転したときは第1の軸661が一諸に回転
する。また左右のうち、いずれか一方のラツチ部
材67が回転したときには第1の軸661ととも
に他方のラツチ部材67も回転する。
前記ラツチ部材67とキヤンセラー69がそれ
ぞれ第1の軸661、第2の軸662に固定された
後に、前記解除片68の孔68cと前記ピン71
との間には第1のばね72aが係止され、またこ
のピン71と前記シヤーシ27との間には第2の
ばね72bが係止される。
このラツチ部材67、キヤンセラー69、およ
び軸装置65の組立てた状態は第9図に示すよう
になり、第2のばね72bによつてラツチ部材6
7はピン71の部分が引つ張られ第1の軸661
を中心にして第9図の矢印Y方向に回動力が与え
られる。また第1のばね72aによつてラツチ部
材67とキヤンセラー69は軸装置65を中心に
して互に引き合い突部672の上に突出片68b
が重なるように接する。さらに副シヤーシ32
1,322に形成した止め金63にキヤンセラー
69の一部が当接するため、この止め金63がス
トツパーとなつて第9図の矢印Y方向の回動位置
を規制する。
さて、ラツチ部材67、キヤンセラー69およ
び軸装置65は前述した通りにシヤーシ27、副
シヤーシ321,322に取付けられるものであ
るが、前記レバー673を動かすと突部672も
動かすことができることは言うまでもない。ま
た、これによりキヤンセラー69も第1のばね7
2aがラツチ部材67のピン71に掛けられてい
ることによつて前記突部672の回動方向に連動
して動くものである。シヤーシ27上にはさらに
ジヤケツト16の挿入口14に向つて傾斜した方
形状の弾性板74が1対取付けられている。この
弾性板74は前記軸装置65よりもやや前方(ジ
ヤケツト挿入口14の側)に取付けられ、その上
端部は軸装置よりもやや高くなるような長さにし
ている。この弾性板74はジヤケツト16の挿入
衝撃を緩和する緩衝部材として働くと共に、ジヤ
ケツト16の抜出時の放出作用を兼ねるように弾
性力を有している。また、この弾性板74によつ
て、保持体17の前後方向の位置を規制すると共
に、空のジヤケツト16を挿入して保持体17及
びデイスク15を取り出す際の操作がスムーズに
行なわれるようにしている。
続いて、これら弾性体74と前記ラツチ部材6
7のそれぞれの間には、嵌合溝75を有したほぼ
F字状の縦ガイド76,76がシヤーシ27上に
配置してある。この嵌合溝75はジヤケツト挿入
方向に開口しており、前記ガイド30の凹部29
と同一高さに位置しているから、保持体17等の
上下位置を規制している。さらに、軸装置65の
沿線において弾性板74,74の間にはL字状の
横ガイド77が設けてある。横ガイド77のL字
状の下端はシヤーシ27に固設され、上端はター
ンテーブル28方向に斜面77aを上面に形成し
て突設している。また、横ガイド77の突設端上
部には斜面78aを下方に形成したピン78を一
体に設けている。このピン78は第11図に示す
ように保持体17の堤部20に形成した前記凹溝
60が浸入、嵌合され、ジヤケツト16の横位置
を確実に規制するものである。尚、凹溝60を保
持体17の上面及び表面に設けたのは、デイスク
15が両面使用されるからである。また、凹溝6
0とピン78は前記凹部29に設けたばね片61
によつて補正誘導されるので嵌合が不具合となら
ないようになつている。
さてこのような構成要素を組み立てると第7図
に示すようになる。尚、第7図にあつてはジヤケ
ツト16が途中まで挿入されている状態も示して
いる。
以下、このチヤツキング装置の動作を第10図
以降の図面を参照して説明する。
尚、第10図はラツチ部材67とキヤンセラー
69の位置関係を示したもので、第9図の組立て
た状態の側面図であり、第11図はジヤケツト1
6を挿入してチヤツキング装置が働いた後の状態
を示す平面図である。第12図は第7図の矢印A
方向から見た側面図である。また第13図は第1
0図に対応し、チヤツキング装置がジヤケツトの
挿脱に対してどのように動作するかを示したもの
であり筐体12は省略してある。さらに第14
図、第15図はジヤケツト16の一部が破損した
例を示す平面図である。
まずジヤケツト挿入口14から凹部29に沿つ
て保持体17及びデイスク15を収容したジヤケ
ツト16を挿入し、さらに奥部に挿入していく
と、ジヤケツト16の両側がばね片61に当接
し、横方向の位置が補正される(第12図参照)。
また、保持体17の先端は縦ガイド76の嵌合溝
75に嵌入するので保持体17及びデイスク15
の縦方向も規制され、ジヤケツト16を正確に挿
入することができる(第11図参照)。ジヤケツ
ト16が縦ガイド76の嵌合溝75に嵌入すると
弾性板74に保持体17が当接して緩衝的に停止
する。又、止め金63にジヤケツト16が当接し
停止される。これに伴つてキヤンセラー69の解
除片68の一端68aがジヤケツト16の突出部
191,192の中に入り、ロツク部23の斜面2
4に解除片68の一端68aが当接して前記ロツ
ク部23を内側に押圧しスリツト22の間隔が狭
まる。したがつて、爪25はジヤケツト16の係
止部26との係合が解かれた状態となる。さらに
このとき保持体17の堤部20はラツチ部材67
の斜面674を押し下げるように摺動し(第13
図a参照)、ついにはその凹部21が凸爪676
と嵌合する。この状態を第13図bに示してい
る。この時のジヤケツト16を挿入する力は、ラ
ツチ部材67が第2のばね72bによつて持ち上
げられている力に抗して行くだけなので極めて小
さなもので済む。また同時に、横ガイド77のピ
ン78が堤部20の凹溝60に浸入するごとく嵌
合する。ピン78は斜面78aを有するので、凹
溝60の底面角部と引掛るということはない。こ
のピン78の嵌合により保持体17及びデイスク
15の横方向の位置決めは格段に正確なものとな
る。
次にジヤケツト16は、その係止部26と爪2
5との係合が解かれているので容易に空のジヤケ
ツト16を引き抜くことができる(第11図およ
び第13図c参照)。ジヤケツト16を引き抜く
前の時点では第13図bの如くラツチ部材67の
みがやや下方向に回動し、キヤンセラー69の一
端68aはジヤケツト16の突出部191,192
の中に入つているため突片68bはラツチ部材6
7の突部672とは離間している。さらに、ジヤ
ケツト16を引き出すと、第13図cの状態とな
り、第1のばね72aの力によつてキヤンセラー
69はやや下方に回動し、ロツク部23から離間
する。これによつて、ラツチ部材67とキヤンセ
ラー69は、突部672と突片68bが接して、
同一運動するようになる。ジヤケツト16が抜去
されれば、保持体17とデイスク15のみがター
ンテーブル28上に残つて再生可能となり、操作
釦13を押すことによりデイスク15が再生され
る。(第5図の説明参照) 再生終了後、アーム33が所定位置に移動する
と、空のジヤケツト16を挿入可能となる。ジヤ
ケツト16を挿入するとばね61及び縦ガイド7
6によつて横方向及び縦方向の位置が規制されて
ジヤケツト16は円滑に挿入される。そして第1
3図dの如くジヤケツト16が最奥部に至ると、
副シヤーシ321の止め金63に当り停止する。
このとき、ジヤケツト16の先端が前述の動作に
よつて下向した解除片68をさらに下側に押圧
し、ラツチ部材67とともにキヤンセラー69は
回動する。したがつて、保持体17の凹部21と
嵌合していたラツチ部材67の凸爪676は、下
側に下降して、前記保持体17との係合が解かれ
る。凸爪676の係合が解かれると、弾性板74
の力によつて保持体17およびジヤケツト16全
体が自動的に押し返えされる。
而して、保持体17及びデイスク15をジヤケ
ツト16内に収納すると、収納した状態でジヤケ
ツト16を引き出し可能となる。ジヤケツト16
を少し引き出した処でラツチ部材67及びキヤン
セラー69は前述したばね72a,72bの力で
元の状態に復帰し、再びジヤケツト16を挿入可
能な第13図aの状態となる。
こうしてチヤツキング装置は動作する。
尚、一連のガイド系の斜面は、保持体17の堤
部20側に形成されても、上記の如く円滑な動作
をする。
ところで前述したジヤケツト16は通常プラス
チツク等の材質で出来ているが、ジヤケツト16
の取扱い時に不用意に落したり、あるいはどこか
にぶつけたりすると破損することがある。特に開
口部19の両端に位置する突出部191,192
部分は破損し易いため、その部分が欠けることが
ある。その欠けた例を第14図と第15図に示し
ている。第14図は突出部191,192の両方が
欠けた例であり、また第15図は一方191が欠
けた例を示している。
このように突出部191,192の両方が欠けた
場合、本実施例で説明した2重軸構造のチヤツキ
ング装置中、本考案者が以前に提供した一例とし
て1つの軸にラツチ部材67及びキヤンセラー6
9等を取り付けたものでは、デイスク15を収容
しているジヤケツト16を挿入してもキヤンセラ
ー69の一端68aが突出部191,192の中に
入つて行くことが不可能となるため、ラツチ部材
67が保持体17の堤部20に当つて押し下げら
れて回動することと一諸にキヤンセラー69も下
方に回動してしまう。つまり、いきなり第13図
dの状態になるからチヤツキング動作はしなくな
る。したがつて、ジヤケツト16の突出部191
と192の両方が破損した場合には、ジヤケツト
16を挿入してもチヤツキングはせず、単にデイ
スク15を装置内に収納できなくなるだけで、ジ
ヤケツト16を交換すればチヤツキング動作を行
うようにできた。
一方、片方の突出部だけ破損した場合には、前
記した一つの軸による構造のチヤツキング装置に
おいては、片方のチヤツキング動作のみが正常に
行なわれ、破損した側はジヤケツト16の係止部
26と保持体17の爪25との係合が解かれなく
て、ジヤケツト16を引き抜こうとしても引き抜
くことができなかつた。2重軸構造としたチヤツ
キング装置はこうした問題も解決したもので、そ
の詳細は上記特願昭56−69829を参照されたい。
本考案はチヤツキング状態にあるデイスク15
及び保持体17を回収する際に、上記突出部19
,192の両方又は一方が破損した空のジヤケツ
ト16を挿入しても、回収できないという問題を
解決したもので、筐体12を分解して内部を露出
させ、ラツチ部材67の凸爪676と保持体17
の凹部21との嵌合を解くという煩わしさをなく
し、一般ユーザーが簡単に引つ掛つた保持体17
を解放でき、保持体17、デイスク15、ジヤケ
ツト16等を傷めることなく回収できるようにし
たものである。
つまり保持体17及びデイスク15を回収する
場合は、保持体17及びデイスク15が第13図
c及び第5b図の状態に相当している。この状態
で例えば突出部191,192の両方が破損したジ
ヤケツト16を挿入しても、上記と同様の理由、
即ち、キヤンセラー69の先端68aもラツチ部
材67の斜面674もジヤケツト16の先端突出
部191,192に当ることができないため、キヤ
ンセラー69は下側に押圧されず、したがつてラ
ツチ部材67も下側に回動しない。このため、ラ
ツチ部材67の凸爪676は保持体17の堤部2
0との嵌合が解けず、ジヤケツト16は挿入した
にもかかわらずロツク部23が係合するので抜き
取ることもできず、故にデイスク15及び保持体
17を収容できなくなる。
このとき、ラツチ部材67の筐体12側に突出
したレバー673を筐体12の外側、つまり窓1
1から手又はコイン等のようなもので上方に動
かしてやる。これによりレバー673の反対側、
即ち、ラツチ部材67の突部672は下側に強制
的に回動され、保持体17の堤部20との嵌合を
解くことができる。この動きを第16図、第17
図に示す。第16図は第13図cに相当し、第1
7図は第13図dに相当している。このようにし
て、保持体17が解放されると、同時にキヤンセ
ラー69も下側に回動するから、ロツク部23の
ロツク動作によつて回収される。詳細には、保持
体17の爪25が係止部26に嵌合し、ジヤケツ
ト16を引き抜けば、保持体17及びデイスク1
5を収容した状態で取り出すことができるもので
ある。
上記の説明は、突出部191,192の両方が破
損している場合を想定して説明したが、片方のみ
破損している場合にも同様である。また、レバー
673は、一方のラツチ部材67を回動すればも
う一方のラツチ部材67も第1の軸661に連動
して同時に回動するので、1ケ所設けるだけで良
い。これは、上記した一つの軸構造のものもラツ
チ部材67が連動する限り、ばね72a,72b
の作用によつてキヤンセラー69がラツチ部材6
7と連動するのでロツク部23を解除することが
できる。また、本考案の実施例は、ラツチ部材6
7が保持体17を下側から引つ掛けるようにした
構成で説明したが、上側から引つ掛け、チヤツキ
ングするようにしたものに適用することもでき
る。要は、軸中心に回動するラツチ部材によつ
て、デイスクをジヤケツト内で保持するために設
けた保持体の端部をチヤツキングすることのでき
る構成を備えた再生装置において外側から、自在
にこのチヤツキング状態を解除する手段を提供す
るものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ジヤケツト
に収納したデイスクを手を触れることなく出入れ
可能とした再生装置内で、チヤツキング状態にあ
るデイスク及びこれを囲む保持体を外側から容易
に上記チヤツキング状態を解除することができる
ようにしたので、ジヤケツトの破損等によつてチ
ヤツキングを解くことができなくなつた事故に対
して、筐体を分解する煩わしい作業を要しないと
いう利点があり、操作性に優れた再生装置を提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の記録円盤再生装置の外観を示
す斜視図、第2図は本考案に使用するジヤケツ
ト、デイスク保持体およびデイスクを説明するた
めの斜視図、第3図は第2図の3−3′線に沿つ
て切断して示す断面図、第4図は本考案装置の全
体的構成を示すための概略斜視図、第5a図、第
5b図、第5c図はその動作を説明するための動
作説明図、第6図は本考案装置に使用するチヤツ
キング装置を示す分解斜視図、第7図は第6図を
組立てた状態を示す平面図、第8図は同チヤツキ
ング装置の主要部を示すもので第6図の矢印9方
向から見た斜視図、第9図は第8図を組立てた状
態を示す斜視図、第10図は第9図の組立状態を
説明するための側面図、第11図は同チヤツキン
グ装置の動作説明用の平面図、第12図は第7図
の矢印A方向から見た動作説明用の側面図、第1
3図は第10図の動作説明図、第14図と第15
図は一部が破損したジヤケツトを示す平面図、第
16図と第17図はチヤツキング解除の動作説明
図である。 12……筐体、121……窓、15……記録円
盤、16……ジヤケツト、17……保持体、20
……堤部、21……凹部、23……ロツク部、2
6……係止部、27……シヤーシ、30……ガイ
ド、35……チヤツキング装置、64,70,7
3……孔、65……軸装置、67……ラツチ部
材、672……突部、673……レバー、676
……凸爪、68……解除片、68b……突片、6
9……キヤンセラー、71……ラツチピン、72
a……第1のばね、72b……第2のばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 信号の記録された記録円盤の外周を保持体に
    て囲み、これらをジヤケツト内に出し入れ可能
    に収納するとともに、上記収納状態で前記保持
    体がジヤケツトから離脱できないような係合手
    段を有し、前記ジヤケツト内に収納された記録
    円盤からそれに予め記録された信号を再生する
    ための再生装置であつて、 前記再生装置に上記ジヤケツトを挿入するこ
    とができ、またそこから取出すことができるよ
    うにジヤケツト挿入口を形成した筐体と、 前記筐体内において回転可能に設置され、か
    つ再生動作中に前記記録円盤を支持するターン
    テーブルと、 前記筐体内において前記ジヤケツトを前記タ
    ーンテーブル上面に導くための前記ジヤケツト
    挿入口と整列した位置決定面を備えたガイド
    と、 前記筐体内において前記ジヤケツトの挿入終
    端付近に設けられ、前記保持体および記録円盤
    の収納されたジヤケツトが挿入されたとき保持
    体端部を掴み、空のジヤケツトの挿入によつて
    前記保持体を解放する一対のラツチ部材と、こ
    のラツチ部材の前記掴む作用と解放する作用に
    連動して保持体とジヤケツトとの前記係合手段
    をそれぞれ解除し係止するようにした一対のキ
    ヤンセラーとからなるチヤツキング装置と、 このチヤツキング装置の前記ラツチ部材を掴
    んだ状態を前記筐体の外側から強制的に解くこ
    とのできる操作手段と、 を具備したことを特徴とする記録円盤再生装
    置。 (2) 前記ラツチ部材を前記ジヤケツトの挿入終端
    部付近にその挿入方向に直交して架設した軸を
    中心に回動自在となるように支持し、一端をジ
    ヤケツトの挿入方向に対向して突出させるとと
    もに、他端を前記筐体に形成した窓より延出し
    て前記ラツチ部材をこの窓側から回動すること
    ができるようにした前記操作手段を具備したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の記録円盤再生装置。
JP7624182U 1982-05-26 1982-05-26 記録円盤再生装置 Granted JPS58179653U (ja)

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JP7624182U JPS58179653U (ja) 1982-05-26 1982-05-26 記録円盤再生装置

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JP7624182U JPS58179653U (ja) 1982-05-26 1982-05-26 記録円盤再生装置

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Publication Number Publication Date
JPS58179653U JPS58179653U (ja) 1983-12-01
JPS6316039Y2 true JPS6316039Y2 (ja) 1988-05-09

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ID=30085563

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JP7624182U Granted JPS58179653U (ja) 1982-05-26 1982-05-26 記録円盤再生装置

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US4773058A (en) * 1986-10-27 1988-09-20 Eastman Kodak Company Disk handling system and apparatus

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