JP3762684B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、MD(ミニディスク、Mini Disk)やMO(光磁気ディスク、Magneto-Optical disk)等のディスクをカートリッジに収納した記録媒体は、開閉自在なシャッタを有している。シャッタは、通常は閉じられており、内部のディスクを保護し、塵埃のカートリッジ内部への侵入を防止している。これらの記録媒体を再生/記録するためのディスク装置は、挿入された記録媒体を、シャッタを開いた状態で、信号ピックアップ部とディスク駆動部とを有する再生/記録部に装着する。記録媒体は、内部に収納されたディスクの所定部分を露出し、信号ピックアップ部によりアクセスされる。
【0003】
従来のディスク装置の概略構成を表す透視上面図を図6に示す。ディスク装置は、カートリッジ106を収納して、所定の位置まで移動するローディング機構を備えたディスクホルダ104と、再生/録音部102を具備し、ディスクホルダ104を収容するディスクシャーシ101とを備える。ディスクホルダ104にカートリッジ106を挿入すると、ホルダ駆動部105により、ディスクホルダ104は所定位置まで後退する(図6中では上方に移動する)。
【0004】
ディスクホルダ104の移動中に、ディスクシャーシ101の側面に固定された板バネ103が、カートリッジ106のシャッタ部107に形成された係合溝108に係合する。シャッタ部107は、カートリッジ106に押し当てる方向の板バネ103の付勢力により、ディスクホルダ104がさらに移動すると、開放され(図6中で下方にスライドする)、内部に収納されているディスク109が露出する。カートリッジ106は、図示しないシャッタ部107内部の保持機構により、開放状態を維持して、ディスクシャーシ101の所定位置に装着される。したがって、再生/録音部102は、露出したディスク109の所定部分をアクセスすることができる。
【0005】
シャッタ部107は、不用意な取り扱いで、開放しないように、所定のスライド荷重に耐える構造になっている。板バネ103は、カートリッジ106に押し当てる方向に、強く付勢して、所定のスライド荷重以上の荷重を、シャッタ部107に負荷できるように、ディスクシャーシ101の側面に取り付けられている。また、板バネ103は、シャッタ部107を完全に開放した後、ディスクホルダ104が所定の位置まで後退する間に、係合溝108から外れ、カートリッジ106の側面を摺動する。この摺動時に働く荷重により、擦れ合う両者が異音を発生したり、カートリッジ106が左右にぶれることがある。
【0006】
これらの現象は、ディスク装置の故障の原因となると同時に、スムースな挿入ができないので、利用者の操作感を低下させるという不都合を招く。さらに、摺動時に働く荷重が大きくなるために、ホルダ駆動部105のモータにかかる負荷が増加し、モータが異音を発生したり、消費電力が大きくなることも問題である。
【0007】
そこで、特開2000−276821号公報には、図7に示すように、ディスクシャーシ111の上部に支持軸114を介して揺動可能に設けられた、ホルダ115の動作に連動する連動レバー112を有するシャッタ開閉機構が開示されている。カートリッジ117がホルダ115に挿入され、このホルダ115が所定位置に後退する(図7中で上方に移動する)まで、ホルダ115移動方向と平行な連動レバー112の側面が摺動軸116a、116bに当接しているので、連動レバー112に結合されているロック爪113は、カートリッジ117に接触しない(図7参照)。
【0008】
さらに、ホルダ115が後退すると、連動レバー112は、図示しないスプリングで支持軸114の回りに反時計方向に付勢されているので、反時計回りに回転し、連動レバー112に結合されているロック爪113が、シャッタ部118の爪係合溝119に係合する。シャッタ部118は、連動レバー112の付勢力を受け、スライドして開放される。ホルダ115が後退を完了する位置で、シャッタ部118は完全に開放される。このとき、連動レバー112の側面は、摺動軸116a、116bとは当接せず、揺動自在な状態であるため、前述したように、スプリングの反時計回りの付勢力により、ロック爪113は爪係合溝119に係合した状態を保持する。
【0009】
したがって、ロック爪113は、シャッタ部118を開閉するときのみ、爪係合溝119に係合し、それ以外のホルダ115位置では、反時計回りの回転が抑制され、カートリッジ117には接触しないので、前述した不都合は解消される。しかし、連動レバー112に当接する摺動軸116a、116bが摺動する摺動ガイド孔をディスクシャーシ111の上面に形成することを必要となる。さらに、揺動可能な連動レバ112にロック爪113を結合するので、従来の板バネと比較して形状が複雑になる。このように、シャッタ機構を構成する部品点数も増加し、機構的に複雑になるという欠点を有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡便な構造で、円滑に記録媒体を収納したカートリッジを挿脱できるディスク装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るディスク装置は、
記録媒体が格納されたカートリッジを着脱自在に収納するディスク装置であって、
開閉自在なシャッタを有するカートリッジを、挿入位置と再生位置との間で移動自在に保持するホルダと、
前記ホルダにより移動されるカートリッジの側面に当接する所定位置に配置され、カートリッジのシャッタに形成された溝と係合するための係合部を有する所定形状の弾性部材と、を備え、
前記ホルダは、挿入位置近傍に規定された特定区間にて前記弾性部材に摺接して前記弾性部材を変形させる傾斜部が形成され該傾斜部により前記弾性部材の変形に伴う負荷を減少させてカートリッジと前記弾性部材とが当接しない間隔を確保するための逃がし部材を有し、
前記弾性部材は、特定区間を除いた挿入位置と再生位置との間を前記ホルダとともにカートリッジが移動したときに、カートリッジのシャッタと当接し、係合部がシャッタの溝と係合した状態で、前記ホルダの移動とともに、カートリッジのシャッタを開閉する、
ことを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るディスク装置は、
記録媒体が格納されたカートリッジを着脱自在に収納するディスク装置であって、
開閉自在なシャッタを有するカートリッジを、挿入位置と再生位置との間で移動自在に保持し、傾斜部が形成されたリブを有するホルダと、
前記ホルダにより移動されるカートリッジの側面に当接する所定位置に配置され、カートリッジのシャッタに形成された溝と係合するための係合部を有する所定形状の弾性部材と、を備え、
前記ホルダは、挿入位置近傍に規定された特定区間にて、リブの傾斜部を前記弾性部材に摺接させて前記弾性部材を押圧し、前記傾斜部により押圧に伴う前記弾性部材の負荷を減少させてカートリッジと前記弾性部材とが当接しない間隔を確保し、
前記弾性部材は、特定区間を除いた挿入位置と再生位置との間を前記ホルダとともにカートリッジが移動したときに、カートリッジのシャッタと当接し、係合部がシャッタの溝と係合した状態で、前記ホルダの移動とともに、カートリッジのシャッタを開閉する、
ことを特徴とする。
【0013】
ホルダは、カートリッジと接する一方の面にテーパ状のリブが形成され、弾性部材は、ホルダのリブと当接したとき、ホルダの移動とともにテーパ形状に沿って摺動することにより、徐々に変形しながらカートリッジとの間隔を変化させるようにしても良い。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るディスク装置は、
記録媒体が格納され、開閉自在なシャッタを有するカートリッジを着脱自在に収納するディスク装置であって、
少なくとも底板、上板、背板及び、傾斜部が形成された一方の側板から形成され、挿入位置と再生位置との間でカートリッジを移動自在に保持するホルダと、
前記ホルダにより移動されるカートリッジの側面に当接する所定位置に配置され、カートリッジのシャッタに形成された溝と係合するための係合部を有する所定形状の弾性部材と、を備え、
前記ホルダは、挿入位置近傍に規定された特定区間にて、側板の傾斜部を前記弾性部材に摺接させて前記弾性部材を押圧し、前記傾斜部により押圧に伴う前記弾性部材の負荷を減少させてカートリッジと前記弾性部材とが当接しない間隔を確保し、
前記弾性部材は、特定区間を除いた挿入位置と再生位置との間を前記ホルダとともにカートリッジが移動したときに、カートリッジのシャッタと当接し、係合部がシャッタの溝と係合した状態で、前記ホルダの移動とともに、カートリッジのシャッタを開閉する、
ことを特徴とする。
【0015】
ホルダは、側板がテーパ形状に形成され、弾性部材は、ホルダの側板と当接したとき、ホルダの移動とともにテーパ形状に沿って摺動することにより、徐々に変形しながらカートリッジとの間隔を変化させるようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるディスク装置について、以下図面を参照して説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るディスク装置の構成を示す透視斜視図である。図1(b)は、ディスク装置にディスク50を装着したときの透視上面図である。図1(a)及び図1(b)に示すように、ディスク装置は、ディスクシャーシ10と、ディスク50を搬送するディスクホルダ20と、ディスク50のシャッタ部53を開閉する、ディスクシャーシ10の側部に配置されたバネ部30と、ディスクシャーシ10の底面に配置され、ディスク50を再生/記録する再生/記録部40とから構成される。
【0018】
ディスクシャーシ10は、図示しないディスク装置の筐体部に収容され、前面と背面とが開放された矩形状の箱状体である。ディスクシャーシ10は、金属製であり、底面に再生/記録部40が配置されている。さらに、図示はしないが、ディスクホルダ20をスライド駆動するための駆動モータ、スライド中のディスクホルダ20左右のぶれを防止する、例えばガイドレール等のスライド部材等も配置されている。
【0019】
ディスクシャーシ10は、本体部11と、バネ部30を側部に保持するための支持部材12と、該支持部材12にバネ部30を固定する、例えばリベット等の固定具13とを備える。支持部材12は、図示しない固定手段により、本体部の上面に固定されている。また、支持部材12は、ディスク50のシャッタ部53を開閉するために必要な付勢力を、バネ部30に付与して取り付けるために十分な剛性を具備している。
【0020】
ディスクホルダ20は、前面と側面とが開放された矩形形状の箱状体である。所定の駆動手段により、ディスクシャーシ10内でスライド駆動され、筐体部のスリットから挿入されたディスク50を収容する。ディスクホルダ20は、ディスク50に収納されている記録媒体52が、再生/記録部40の所定位置にくるまで移動する(このときの位置をホームポジションとする)。所定位置まで移動してきたディスク50は、所定の装着手段により、再生/記録部40に装着される。
【0021】
ディスクホルダ20は、本体部21とリブ部22とから構成される。本体部21は、底板と、上板と、背板とを備える。本体部21は、図示しない、ディスク50が挿入されたことを検知して、駆動手段に検知信号を送信するセンサ部と、挿入されたディスク50を保持して、位置ずれ等を防止して再生/記録部40まで搬送する、例えば係止爪等の位置固定手段とを有する。駆動手段は、センサ部からの検知信号に応答し、駆動モータを制御して、ディスクホルダ20を移動させる。
【0022】
リブ部22は、本体部21と一体に成形され、テーパ形状を有する。リブ部22は、バネ部30が当接して摺動するテーパ部端面23aと、スライド方向に平行な端面23bとを有する。例えば、利用者の操作にしたがって、ディスクホルダ20がホームポジションから、挿入されるディスク50を収容するために、所定位置まで前進するとき、バネ部30の爪33は、まず、テーパ部端面23aに当接して摺動する。
【0023】
バネ部30の爪33は、次いで端面23bに当接して、摺動し、該端面23bの後端で停止する。このとき、バネ部30の本体部31は、若干外側(図1(a)では右側)に変形し、係合部32は、挿入されるディスク50と接触しない位置にある。バネ部30の本体部31は、爪33がテーパ部端面23aに当接して摺動するにつれて変形するが、リブ部22のテーパ形状により、徐々に変形し、急激な変形を避けることができる。
【0024】
バネ部30は、ディスクシャーシ10の側部に配置され、ディスク50挿入時には、ディスク50のシャッタ部53を開放し、カートリッジ51に収納されている記録媒体52を露出させる。再生/記録部40は、記録媒体52の所定の露出場所にアクセスして、記録された情報信号の読取(再生)、または所定の情報信号の書込(記録)を実行する。また、バネ部30は、ディスク50排出時には、ディスク50のシャッタ部53を閉じ、記録媒体52の損傷を防止し、カートリッジ51内に塵埃が混入することを抑制する。
【0025】
バネ部30は、本体部31と、シャッタ部53の係合溝54と係合する、半円状に形成された係合部32と、前述したように、ディスクホルダ20のリブ部22に当接して摺動する爪33とから構成される。本体部31は、ディスクシャーシ10の上部に固定された支持部材12に、シャッタ部53を開閉するために必要なスライド荷重を確保するために、内側(図1(a)では左側)に付勢して、固定具13により取り付けられている。バネ部30は、所定の弾性力を具備する金属製または合成樹脂製の板バネである。
【0026】
ディスク50を挿入する場合のバネ部30の動作について説明する。前述したように、利用者の操作により、ディスクホルダ20は、ホームポジションから所定位置まで前進する(図1(b)では下方に)。このとき、バネ部30の本体部31は、若干外側(図1(b)では右側)に変形し、係合部32は、挿入されるディスク50と接触しない位置にある。
【0027】
ディスク50が挿入されると、ディスクホルダ20のセンサ部は、該ディスク50を検出して、駆動手段により後退を開始する。ディスクホルダ20の移動にともなって、バネ部の爪33は、リブ部22の端面23bからテーパ部端面23aに当接して摺動する。このとき、バネ部30の係合部32は、まだディスク50のカートリッジ51側面とは接触しない。さらに、ディスクホルダ20が後退すると、爪33は、もはやリブ部22と当接せず、自由な状態となる。このとき、シャッタ部53の係合溝54が、バネ部30の係合部32と係合可能な、所定の位置まで移動してくるので、係合部32は、当該係合溝54に係合する。
【0028】
ディスクホルダ20に収容されたディスク50の移動にともなって、バネ部30の係合部32は、当該係合溝54に係合した状態を維持して、本体部31の付勢力により、シャッタ部53に所定のスライド荷重を付加し、開放を開始する。ディスクホルダ20がホームポジションまで後退すると、シャッタ部53は、完全に開放される。図1(b)に示すように、バネ部30の係合部32が、係合溝54に係合した状態で、ディスク50は移動を停止し、所定の装着手段により、再生/記録部40に装着される。
【0029】
次に、ディスク50を排出する場合のバネ部30の動作について説明する。前述したように、利用者の操作により、ディスクホルダ20は、ホームポジションから所定位置まで前進する。ホームポジションでは、バネ部30の係合部32が、係合溝54に係合している。ディスクホルダ20に収容されたディスク50の移動にともなって、バネ部30の係合部32は、当該係合溝54に係合した状態を維持して、本体部31の付勢力により、シャッタ部53に所定のスライド荷重を付加し、閉鎖を開始する。
【0030】
ディスクホルダ20が所定位置までくると、シャッタ部53は完全に閉じられる。このとき、ディスクホルダ20のリブ部22が、バネ部30の係合部32の近傍まで移動してきているので、シャッタ部53の閉鎖が完了すると同時に、爪33がリブ部22のテーパ部端面23aに当接する。そのため、バネ部30の係合部32は、もはや係合溝54に係合しない。したがって、バネ部30の本体部31は、カートリッジ51から離れ、接触しない位置に移動する。
【0031】
さらに、ディスクホルダ20がディスク50を排出するために、所定位置まで前進するにしたがって、バネ部30の爪33は、テーパ部端面23aに当接して摺動する。バネ部30の爪33は、次いで端面23bに当接して、摺動し、該端面23bの後端で停止する。このとき、バネ部30の本体部31は、適度に外側(図1(b)では右側)に変形し、係合部32は、ディスクホルダ20がディスク50を排出する動作に支障がない間隔を有する位置にある。
【0032】
再生/記録部40は、ディスク駆動ヘッド41と、ディスク駆動ヘッド41を回転駆動するスピンドルモータ42と、信号ピックアップ部43と、信号処理用フレキシブル基板44と、再生/記録部40を制御する回路基板45とから構成される。
【0033】
ディスク駆動ヘッド41は、スピンドルモータ42のシャフトと結合し、該スピンドルモータ42の回転制御に応じて、装着されたディスク50を所定の回転速度で回転する。ディスク駆動ヘッド41は、図示しない複数個のボールチャックを有し、ディスク50を、水平に装着可能とする。信号ピックアップ部43は、光磁気的な手段により、ディスク50の記録媒体52に記録された情報信号を読み取る、及び/又は、ディスク50の記録媒体52に、所定の情報信号を記録する。
【0034】
信号処理用フレキシブル基板44は、信号ピックアップ部43で、読み取った情報信号を増幅する増幅部と、トラッキングエラー等の誤りを訂正する誤り訂正処理やフィルタリング処理を含む変調部等を有し、読み取った信号を所定の内部処理用信号に変換して、回路基板45に送信する。回路基板45は、CPU(Central Processing Unit)、複数のメモリ、DSP(Digital Signal Processor)等から構成される。回路基板45は、信号処理用フレキシブル基板44から送られてくる信号を、例えば音声、映像等の出力データに変換する信号処理部、該信号に基づいて、信号ピックアップ部43のトラッキング制御等を行うピックアップ制御部、スピンドルモータ42に対して制御信号を送るモータ制御部等を備える。
【0035】
ディスク50は、例えば、MD、MO等のカートリッジに収納された情報記録媒体である。ディスク50は、保護筐体であるカートリッジ51と、所定の情報信号が記録された、あるいは情報信号を記録する記録媒体52と、必要なときに開放し、カートリッジに収納された記録媒体52を露出させ、それ以外は閉鎖して塵埃の侵入等を防止するシャッタ部53と、シャッタ部53側面に形成され、前述したバネ部30の係合部32と係合する係合溝54と、シャッタ部53が開放されたときに、内部の記録媒体52を露出させるための開口部55とから構成される。カートリッジ裏面には、記録媒体52にディスク駆動ヘッド41が嵌合できるように、図示しない開口部が形成されている。
【0036】
次に、ディスク50を再生する場合の、ディスク装置の各構成要素の動作について説明する。図2は、挿入されたディスク50を所定位置まで搬送する場合の、各構成要素の動作を示すディスク装置の透視上面図である。また、図3は、各構成要素の動作のステップを示すフローチャートである。
【0037】
利用者は、ディスクシャーシ10を収容するディスク装置筐体の前面に配置された操作パネル(図示せず)のディスクホルダ20用の「Open/Close」ボタンを操作し、ディスクホルダ20が前進するように、スライド駆動手段の動作を開始させる(ステップS101)。ディスクホルダ20は、前述のホームポジションから、図2(a)に示す位置まで前進する(ステップS102、図2(a)中では下方に移動する)。バネ部30の爪33は、ディスクホルダ20の側部に形成されたリブ部22の端面23bに当接して停止する。バネ部30の係合部32は、若干外側(図2(a)中では右側)に変形し、挿入されるディスク50のカートリッジ51と接触しない位置にある。利用者は、筐体に形成されているスリットを介して、ディスクホルダ20に、所望のディスク50を挿入する(ステップS103)。
【0038】
ディスクホルダ20のセンサ部は、ディスク50が挿入されたことを検出して、検出信号を駆動手段に送信する。駆動手段は、該検出信号に応答して、ディスクホルダ20をスライドして後退させる。ディスクホルダ20の後退につれて、バネ部30の爪33は、リブ部22の端面23bに当接して摺動し、次いで、テーパ部端面23aに当接して摺動する(ステップS104、図2(b)参照)。
【0039】
さらに、ディスクホルダ20が後退し、挿入されたディスク50のシャッタ部53に形成された係合溝54が、バネ部30の係合部32と係合可能な位置まで移動してくる。バネ部30の爪33は、テーパ部端面23aから離れ、取付状態から若干外側に変形していたバネ部30の本体部31は、元の取付状態に戻る。そのため、バネ部30の係合部32は、図3(c)に示すように、移動してきたシャッタ部53の係合溝54に係合する(ステップS105)。
【0040】
ディスクホルダ20に収容されたディスク50の移動にともなって、バネ部30の係合部32は、当該係合溝54に係合した状態を維持して、本体部31の付勢力により、シャッタ部53に所定のスライド荷重を付加し、開放を開始する(ステップS106)。ディスクホルダ20がホームポジションまで後退すると、シャッタ部53は、完全に開放され、カートリッジ51に収納された記録媒体52が露出する(ステップS107、図2(d)参照)。図2(d)に示すように、バネ部30係合部32が、係合溝54に係合した状態で、ディスク50は移動を停止し、所定の装着手段により、カートリッジ51裏面に形成された開口部を介して、記録媒体52が再生/記録部40のディスク駆動ヘッド41に装着される(ステップS108)。
【0041】
次いで、再生/記録部40の回路基板45のモータ制御部は、スピンドルモータ42の回転を制御して、ディスク駆動ヘッド41に固定されたディスク50を回転させる(ステップS109)。また、回路基板45のピックアップ制御部は、信号ピックアップ部43に、記録媒体52に記録されている情報信号のピックアップを開始させる。信号処理用フレキシブル基板44は、信号ピックアップ部43がピックアップする情報信号を所定の内部処理用信号に変換して、回路基板45の信号処理部に送信する。信号処理部は、信号処理用フレキシブル基板44から送られてくる信号を、音声、映像等の出力データに変換して、図示しない、音声出力部と画像出力部とに出力することを開始する(ステップS110)。
【0042】
回路基板45の信号処理部がディスク50の再生を終了したことを検知して、または利用者による操作パネルの「Stop」ボタン操作に応答して、再生/記録部40は、ディスク50の再生を中止し、ディスク駆動ヘッド41の回転を停止する(ステップS111)。次いで、所定の装着手段が、記録媒体52をディスク駆動ヘッド41から脱着する。
【0043】
利用者は、「Open/Close」ボタンを操作し、ディスクホルダ20が前進するように駆動手段の動作を開始させる(ステップS112)。ディスクホルダ20は、ホームポジションから前進を開始する。ホームポジションでは、バネ部30係合部32が、ディスク50の係合溝54に係合している。ディスクホルダ20に収容されたディスク50の移動にともなって、バネ部30の係合部32は、当該係合溝54に係合した状態を維持して、本体部31の付勢力により、シャッタ部53に所定のスライド荷重を付加し、閉鎖を開始する(ステップS113)。
【0044】
ディスクホルダ20が所定位置までくると、ディスク50のシャッタ部53は完全に閉じられる(ステップS114,図2(c)参照)。このとき、ディスクホルダ20のリブ部22が、バネ部30の係合部32の近傍まで移動してきているので、シャッタ部53の閉鎖が完了すると同時に、爪33がリブ部22のテーパ部端面23aに当接する(ステップS115)。そのため、バネ部30の係合部32は、もはや係合溝54に係合しない。したがって、バネ部30の本体部31は、カートリッジ51から離れ、接触しない位置に移動する。
【0045】
さらに、ディスクホルダ20がディスク50を排出するために、所定位置まで前進するにしたがって、バネ部30の爪33は、テーパ部端面23aに当接して摺動する。バネ部30の爪33は、次いで端面23bに当接して、摺動し(図2(b)参照)、該端面23bの後端で停止する(ステップS116、図2(a)参照)。このとき、バネ部30の本体部31は、適度に外側に変形し、係合部32は、ディスクホルダ20がディスク50を排出する動作に支障がない間隔を有する位置にある。利用者は、ディスク装置筐体のスリットを介して、排出されたディスク50を取り出す(ステップS117)。
【0046】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、ディスク50の挿入時には、図2(a)〜(c)に至るまでの特定区間では、バネ部30の爪33が、ディスクホルダ20のリブ部22の端面23a、23bに当接して摺動する。したがって、バネ部30の係合部32が、シャッタ部53の係合溝54に係合して、シャッタ部53の開閉を開始するまでは、バネ部30の本体部31は、ディスク50のカートリッジ51には接触しない。
【0047】
同様に、ディスク50の排出時においても、ディスク50のシャッタ部53の閉鎖動作を完了してから、ディスク50が所定位置まで移動する間に、バネ部30の爪33は、ディスクホルダ20のリブ部22の端面23a、23bに当接して摺動する。したがって、バネ部30の係合部32が、シャッタ部53の係合溝54に係合しなくなると同時に、バネ部30の本体部31は、外側への変形を開始し、ディスク50のカートリッジ51には接触しない。
【0048】
このため、バネ部30の本体部31とカートリッジ51の側面との摺動に起因する異音の発生や、カートリッジのぶれ等の不都合を解消することができる。また、ディスクホルダ20のリブ部22には、テーパ部が形成されているので、バネ部30の爪33は、円滑にリブ部22に当接して摺動する。したがって、バネ部30の本体部31に対して、急激な負荷がかかることを防止できる。
【0049】
(第2の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るディスク装置の構成を示す透視斜視図である。図4(b)は、ディスク装置にディスク50を装着したときの透視上面図である。図4(a)及び図4(b)に示すように、ディスク装置は、ディスクシャーシ10と、ディスク50を搬送するディスクホルダ60と、ディスク50のシャッタ部53を開閉する、ディスクシャーシ10の側部に配置されたバネ部70と、ディスクシャーシ10の底面に配置され、ディスク50を再生/記録する再生/記録部40とから構成される。
【0050】
ディスクシャーシ10と、再生/記録部40とは、第1の実施の形態で説明した構成と同一である。
【0051】(ディスクホルダ)
ディスクホルダ60は、前面と側面と上面とが開放された矩形形状のトレイである。所定の駆動手段により、ディスクシャーシ10内でスライド駆動され、筐体部のスリットから挿入されたディスク50を収容する。ディスクホルダ60は、ディスク50に収納されている記録媒体52が、再生/記録部40の所定位置にくるまで移動する(このときの位置をホームポジションとする)。所定位置まで移動してきたディスク50は、所定の装着手段により、再生/記録部40に装着される。
【0052】
ディスクホルダ60は、トレイ部61と、テーパ形状を有する側板62と、背板63とから構成される。ディスクホルダ60は、側板22がバネ部70の係合部72と摺動するので、例えば潤滑性樹脂等、バネ部70を構成する部材との良好な摺動性を確保できる材料から構成することが望ましい。トレイ部61は、図示しない、ディスク50が挿入されたことを検知して、駆動手段に検知信号を送信するセンサ部と、挿入されたディスク50を保持して、位置ずれ等を防止して再生/記録部40まで搬送する、例えば係止爪等の位置固定手段とを有する。駆動手段は、センサ部からの検知信号に応答し、駆動モータを制御して、ディスクホルダ60を移動させる。
【0053】
例えば、利用者の操作にしたがって、ディスクホルダ60がホームポジションから、所定位置まで前進するとき、バネ部70の係合部72は、側板62に当接して摺動し、側板62の端部で停止する。このとき、バネ部70の本体部71は、若干外側(図4(a)では右側)に変形し、半円状に形成された係合部72は、挿入されるディスク50と接触しない位置にある。側板62のテーパ形状により、係合部32は、側板62に円滑に当接することができる。
【0054】
バネ部70は、第1の実施の形態で説明したように、ディスクシャーシ10の側部に配置されている。バネ部70は、本体部71と、シャッタ部53の係合溝54と係合する、半円状に形成された係合部72とから構成される。本体部71は、ディスクシャーシ10の上部に固定された支持部材12に、シャッタ部53を開閉するために必要なスライド荷重を確保するために、内側(図4(a)では左側)に付勢して、固定具13により取り付けられている。バネ部70は、所定の弾性力を具備する金属製または合成樹脂製の板バネである。
【0055】
ディスク50を再生する場合の、ディスク装置の各構成要素の動作は、第1の実施の形態で説明したものと、ほぼ同一である。バネ部70とディスクホルダ60とが当接する部位が異なる。そこで、以下にディスク50挿入時とディスク50排出時とにおける、バネ部70とディスクホルダ60との動作について説明する。図5は、挿入されたディスク50を所定位置まで搬送する場合の、バネ部70とディスクホルダ60との動作を示すディスク装置の透視上面図である。
【0056】
まず、ディスク50を挿入する場合の動作について説明する。利用者の操作により、ディスクホルダ60は、ホームポジションから所定位置まで前進する。このとき、バネ部30の本体部31は、若干外側(図5(a)では右側)に変形し、挿入されるディスク50と接触しない位置にある。
【0057】
ディスク50が挿入されると、ディスクホルダ60のセンサ部は、該ディスク50を検出して、駆動手段により後退を開始する。ディスクホルダ60の移動にともなって、バネ部70の係合部72は、側板22に当接して摺動する。このとき、バネ部30の本体部31は、ディスク50のカートリッジ51側面とは接触しない。さらに、ディスクホルダ20が後退すると、係合部72は、もはや側板62と当接せず、自由な状態となる。このとき、シャッタ部53の係合溝54が、バネ部70の係合部72と係合可能な、所定の位置まで移動してくるので、係合部72は、当該係合溝54に係合する(図5(b)参照)。
【0058】
ディスクホルダ60に収容されたディスク50の移動にともなって、バネ部70の係合部72は、当該係合溝54に係合した状態を維持して、本体部71の付勢力により、シャッタ部53に所定のスライド荷重を付加し、開放を開始する。ディスクホルダ60がホームポジションまで後退すると、シャッタ部53は、完全に開放される。図5(c)に示すように、バネ部70の係合部72が、係合溝54に係合した状態で、ディスク50は移動を停止し、所定の装着手段により、再生/記録部40に装着される。
【0059】
次に、ディスク50を排出する場合の動作について説明する。前述したように、利用者の操作により、ディスクホルダ60は、ホームポジションから所定位置まで前進する。ホームポジションでは、バネ部70の係合部72が、係合溝54に係合している。ディスクホルダ60に収容されたディスク50の移動にともなって、バネ部70の係合部72は、当該係合溝54に係合した状態を維持して、本体部71の付勢力により、シャッタ部53に所定のスライド荷重を付加し、閉鎖を開始する。
【0060】
ディスクホルダ60が所定位置までくると、シャッタ部53は完全に閉じられる(図5(b)参照)。このとき、ディスクホルダ60の側板62が、バネ部70の係合部72の近傍まで移動してきているので、シャッタ部53の閉鎖が完了するとすぐに、係合部72が側板62に当接する。そのため、バネ部70の本体部71は、カートリッジ51から離れ、接触しない位置に移動する。
【0061】
さらに、ディスクホルダ60がディスク50を排出するために、所定位置まで前進するにしたがって、バネ部70の係合部72は、側板62に当接して摺動し、該側板62の後端で停止する(図5(a)参照)。このとき、バネ部70の本体部71は、適度に外側(図5(a)では右側)に変形し、本体部71は、ディスクホルダ60がディスク50を排出する動作に支障がない間隔を有する位置にある。
【0062】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、ディスク50の挿入時には、図5(a)〜(b)に至るまでの特定区間では、バネ部70の係合部72が、ディスクホルダ60の側板62に当接して摺動する。したがって、バネ部70の係合部72が、シャッタ部53の係合溝54に係合して、シャッタ部53の開閉を開始するまでは、バネ部70の本体部71は、ディスク50のカートリッジ51には接触しない。
【0063】
同様に、ディスク50の排出時においても、ディスク50のシャッタ部53の閉鎖動作を完了してから、ディスク50が所定位置まで移動する間に、バネ部70の係合部72は、ディスクホルダ60の側板62に当接して摺動する。したがって、バネ部70の係合部72が、シャッタ部53の係合溝54に係合しなくなると同時に、バネ部70の本体部71は、外側への変形を開始し、ディスク50のカートリッジ51には接触しない。
【0064】
このため、簡単な構造の板バネであるバネ部70を使用して、本体部71とカートリッジ51の側面との摺動に起因する異音の発生や、カートリッジのぶれ等の不都合を解消することができる。また、ディスクホルダ60の側板部62には、テーパ部が形成されているので、バネ部70の係合部72は、円滑に側板62に当接して摺動する。したがって、バネ部70の本体部71は、変形に伴う最小限の負荷しか受けないので、疲労特性が向上し、長寿命化が期待できる。
【0065】
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、その変形及び応用等は任意である。
例えば、バネ部30、70は、半円状に形成された係合部32、72を有すると説明したが、使用するディスク50のシャッタ部53に形成された係合溝54に係合可能な形状であれば、任意である。第2の実施の形態においては、係合部2は、ディスクホルダ60の側板62に当接して摺動するので、円滑な動作を確実にするために、その外形状は、滑らかな曲線から構成されることが望ましい。
【0066】
上記実施の形態では、ディスク装置は、ディスクホルダ20、60により、水平に挿入されたディスク50を受け入れ、その状態で、再生/記録部40まで搬送し、所定の装着手段により、ディスク50の記録媒体52をディスク駆動ヘッドに装着すると説明した。しかし、ディスク装置は、上述した横置きタイプではなく、縦置きタイプであっても良い。縦置きタイプのディスク装置では、上記実施の形態で説明した構成要素の構造と相対的な位置関係とを維持したままで、装置全体を90度回転させた配置であれば良い。ただし、ディスク50を縦入れするために、ディスクホルダ20、60は、縦置きした場合に、底板となる部材を具備する構造とする必要がある。
【0067】
上記実施の形態では、ディスクホルダ20、60は、例えば係止爪等の、ディスク50の位置を固定するための保持手段を有すると説明した。しかし、この保持手段の構成は任意であり、例えば、圧着ロールのように、ディスクホルダ20、60とは、別体として配置しても良い。
【0068】
上記実施の形態では、ディスク装置は、カートリッジ51に収納された記録媒体52を再生/記録する装置として説明したが、記録媒体52を直接取り扱うことも可能である。例えば、ディスク装置は、CD、MD、DVD等のカートリッジ51及び記録媒体52の大きさに応じた、保持手段と装着手段とを具備し、カートリッジに収納されていない記録媒体52を再生/記録するために、バネ部30、70は、搬送中に該記録媒体52に接触しないように、退避可能な構造であれば良い。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構造で、カートリッジに収納された記録媒体を円滑に挿脱するディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディスク装置の概略を示す図であって、(a)が透視斜視図であり、(b)が透視上面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るディスク装置の各構成要素の動作を示す透視上面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るディスク装置の各構成要素の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るディスク装置の概略を示す図であって、(a)が透視斜視図であり、(b)が透視上面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るディスク装置の各構成要素の動作を示す透視上面図である。
【図6】従来の、記録媒体を収納するカートリッジのシャッタ開閉機構を具備するディスク装置の概略を示す図である。
【図7】従来の、記録媒体を収納するカートリッジのシャッタ開閉機構の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ディスクシャーシ
11 本体部
12 支持部材
13 固定具
20 ディスクホルダ
21 本体部
22 リブ部
23 リブ部端面
30 バネ部
31 本体部
32 係合部
33 爪
40 再生/記録部
41 ディスク駆動ヘッド
42 スピンドルモータ
43 信号ピックアップ部
44 信号処理用フレキシブル基板
45 回路基板
50 ディスク
51 カートリッジ
52 記録媒体
53 シャッタ部
54 係合溝
55 開口部
60 ディスクホルダ
61 トレイ部
62 側板
63 背板
70 バネ部
71 本体部
72 係合部

Claims (5)

  1. 記録媒体が格納されたカートリッジを着脱自在に収納するディスク装置であって、
    開閉自在なシャッタを有するカートリッジを、挿入位置と再生位置との間で移動自在に保持するホルダと、
    前記ホルダにより移動されるカートリッジの側面に当接する所定位置に配置され、カートリッジのシャッタに形成された溝と係合するための係合部を有する所定形状の弾性部材と、を備え、
    前記ホルダは、挿入位置近傍に規定された特定区間にて前記弾性部材に摺接して前記弾性部材を変形させる傾斜部が形成され該傾斜部により前記弾性部材の変形に伴う負荷を減少させてカートリッジと前記弾性部材とが当接しない間隔を確保するための逃がし部材を有し、
    前記弾性部材は、特定区間を除いた挿入位置と再生位置との間を前記ホルダとともにカートリッジが移動したときに、カートリッジのシャッタと当接し、係合部がシャッタの溝と係合した状態で、前記ホルダの移動とともに、カートリッジのシャッタを開閉する、
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 記録媒体が格納されたカートリッジを着脱自在に収納するディスク装置であって、
    開閉自在なシャッタを有するカートリッジを、挿入位置と再生位置との間で移動自在に保持し、傾斜部が形成されたリブを有するホルダと、
    前記ホルダにより移動されるカートリッジの側面に当接する所定位置に配置され、カートリッジのシャッタに形成された溝と係合するための係合部を有する所定形状の弾性部材と、を備え、
    前記ホルダは、挿入位置近傍に規定された特定区間にて、リブの傾斜部を前記弾性部材に摺接させて前記弾性部材を押圧し、前記傾斜部により押圧に伴う前記弾性部材の負荷を減少させてカートリッジと前記弾性部材とが当接しない間隔を確保し、
    前記弾性部材は、特定区間を除いた挿入位置と再生位置との間を前記ホルダとともにカートリッジが移動したときに、カートリッジのシャッタと当接し、係合部がシャッタの溝と係合した状態で、前記ホルダの移動とともに、カートリッジのシャッタを開閉する、
    ことを特徴とするディスク装置。
  3. 前記ホルダは、カートリッジと接する一方の面にテーパ状のリブが形成され、
    前記弾性部材は、前記ホルダのリブと当接したとき、前記ホルダの移動とともにテーパ形状に沿って摺動することにより、徐々に変形しながらカートリッジとの間隔を変化させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
  4. 記録媒体が格納され、開閉自在なシャッタを有するカートリッジを着脱自在に収納するディスク装置であって、
    少なくとも底板、上板、背板及び、傾斜部が形成された一方の側板から形成され、挿入位置と再生位置との間でカートリッジを移動自在に保持するホルダと、
    前記ホルダにより移動されるカートリッジの側面に当接する所定位置に配置され、カートリッジのシャッタに形成された溝と係合するための係合部を有する所定形状の弾性部材と、を備え、
    前記ホルダは、挿入位置近傍に規定された特定区間にて、側板の傾斜部を前記弾性部材に摺接させて前記弾性部材を押圧し、前記傾斜部により押圧に伴う前記弾性部材の負荷を減少させてカートリッジと前記弾性部材とが当接しない間隔を確保し、
    前記弾性部材は、特定区間を除いた挿入位置と再生位置との間を前記ホルダとともにカートリッジが移動したときに、カートリッジのシャッタと当接し、係合部がシャッタの溝と係合した状態で、前記ホルダの移動とともに、カートリッジのシャッタを開閉する、
    ことを特徴とするディスク装置。
  5. 前記ホルダは、側板がテーパ形状に形成され、
    前記弾性部材は、前記ホルダの側板と当接したとき、前記ホルダの移動とともにテーパ形状に沿って摺動することにより、徐々に変形しながらカートリッジとの間隔を変化させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のディスク装置。
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