JP3710688B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像用、音楽用、コンピュータ・データ用等の記録媒体であるディスクを用いて情報の記録再生を行うディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、VTRに用いるテープ・カセットに代わる記録媒体として、DVD(digital video disc)が注目を集めている。DVDは、テープ・カセットに比べコンパクトであり、記録再生における操作性が格段に優れるという利点があり、すでに映像ソフトのパッケージ媒体として、DVD-Vidoも普及し始めている。
【0003】
これらDVDのなかでも、記録情報の自由な書き換えが可能で、かつ大容量の情報量を記録できるDVD-RAM(digital video disc-random access memory)の注目が高まっている。これに伴って、DVD-RAM用のディスク装置の開発も進んでいる。これらディスク装置は、記録再生面が露出した裸状のディスク(以下、「ベアディスク」という。)、ベアディスクをカートリッジに収納したディスクもの(以下、「カートリッジ」という。)の双方をセットでき、これらの記録再生が可能なものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような従来のディスク装置では、以下のような問題があった。同一のディスクトレイに直径の異なるベアディスク、又はカートリッジを載置する場合、トレイ上には径方向の位置規制を行うために、トレイ表面に対して凸状のガイド部が必要となる。このような凸状のガイド部にディスクの外周部分が当接することにより、ディスクの水平方向の位置決めが可能になる。
【0005】
例えば、8cm、12cmのベアディスクのいずれもが載置できるベアディスクであれば、8cm用、12cm用の2種類のガイド部が必要となる。カートリッジも載置できるトレイの場合は、さらに別のガイド部が必要になる。この場合、四角形状で12cmベアディスクよりも外形寸法が大きいカートリッジは、凸状のガイド部分より上側に載置されることになる。
【0006】
このように、カートリッジを凸状のガイド部分より上側に載置する場合は、カートリッジのトレイ表面から上側への延出寸法も大きくなるので、これに伴って、装置内においてトレイより上側の寸法も大きくする必要があり、装置が大型化するという問題があった。
【0007】
本発明は前記のような従来の問題を解決するものであり、上下移動可能なディスクガイドを有するトレイを備えることにより、装置の小型化が図れるディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のディスク装置は、記録又は再生が可能なディスクを載置するトレイを備えたディスク装置であって、前記トレイは、前記ディスクが載置される側の載置面と、前記載置面と対向する裏面と、載置したディスクの中心孔に対応する位置に形成された前記載置面と前記裏面とを貫通する貫通孔と、前記載置面に載置する直径が異なる複数種類のディスクに対し平行方向の位置をそれぞれ規制する面方向位置規制部を有する複数のディスクガイドとを備え、前記面方向位置規制部は、前記複数種類のディスクのうち最小のディスクの面方向を位置規制する前記ディスクガイドの前記貫通孔側の内壁、前記複数種類のディスクのうち最大径のディスクの面方向位置規制する前記ディスクガイドに設けた凸部とで構成し、前複数のディスクガイドそれぞれは、前記貫通孔の中心軸から放射状に延在し、前記裏面に備える回動軸を介して2分割されると共に、付勢力によって前記最大径のディスクの前記載置面に対し直交方向に位置規制すべく前記載置面側に突出形成し、前記凸部に直交方向に力を印可すると前記回動軸周りに前記2分割されたディスクガイドが前記載置面より前記裏面側に埋没することを特徴とする。前記のようなディスク装置によれば、ディスクが収納されたカートリッジのように幅、厚さ共に大きいディスクを載置した場合、ディスクガイドの下方への沈み込みにより、トレイ表面からの上側への延出寸法を抑えることができる。このため、トレイ表面からのディスク延出による装置内の寸法を抑えることができるので、装置の小型化になる。
前記本発明のディスク装置においては、前記凸部は、ディスクを収納するカートリッジ下面に当接し、前記回動軸周りに前記載置面と略同一面まで回動することが好ましい。
また、前記トレイはガイド部を介して下側トレイにガイドされ、前記最大径のディスクまたは前記カートリッジを前記載置面から取り出す際に、前記載置面に対し持ち上げた状態で固定する突出部材を前記下側トレイに備えることが好ましい。
また、前記ディスクガイドは軸を介して前記トレイに係合しており、前記軸の設置方向は前記トレイに載置されるディスクの略径方向であることが好ましい。
【0009】
また、前記ディスクガイドを複数個有し、前記複数個のディスクガイドのそれぞれの位置関係は前記貫通孔の中心に関して略対称または前記貫通孔を含む平面に関して略対称の何れかの位置関係であることが好ましい。
【0010】
また、前記トレイは、ディスクを収納可能できるカートリッジの載置が可能であり、前記カートリッジが載置された状態においては、前記カートリッジは前記ディスクガイド上に載置され、かつ前記凸部は前記トレイ基材表面と略同一面まで沈み込むことが好ましい。前記のようなディスク装置によれば、厚さの大きいカートリッジをトレイの載置した場合であっても、ディスクガイドの沈み込みにより、トレイ表面からのカートリッジの延出寸法を抑えることができる。
【0011】
また、前記凸部と前記軸との間の前記軸に対する直交方向の距離は前記内壁部と前記軸との間の前記軸に対する直交方向の距離よりも長いことが好ましい。前記のようなディスク装置によれば、ディスクガイドのトレイ表面からの沈み込み量を抑えることができるので装置の小型化になる。
【0012】
また、前記トレイに載置されたディスクを取り出す際に、前記ディスクガイドを前記トレイ表面に対して持ち上げた状態で固定する突出部材を備えることが好ましい。前記のようなディスク装置によれば、ディスクをトレイから取り出す際において、ディスクが上側に持ち上がっているので、ディスクの取り出しが容易になる。
【0013】
また、前記トレイに載置された前記カートリッジを取り出す際に、前記カートリッジを取り出す方向に押し出すレバーを備えることが好ましい。前記のようなディスク装置によれば、ディスクの取り出しがさらに容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るDVD用のディスク装置の斜視図を示している。本図では、ディスク装置1の外装部分の図示は省略しており、外装部分を取り外した内部の主要部を示している。実際には、複数枚のディスクを収納できるディスク収納部や、このディスク収納部へディスクの出し入れを行うためのディスク搬送機構等があるが、これらの図示は省略している。
【0015】
図1に示した状態では、下側トレイ2は、イジェクト機構により、矢印a方向に押し出されている。この状態でディスクのセットが可能になり、本図では、すでに直径8cmのベアディスク4がセットされている。このようなベアディスク4のセットは、下側トレイ2に保持されているトレイ3上にベアディスク4を載置することにより行われている。
【0016】
図2は、トレイ3の斜視図であり、トレイ3を下側トレイ2から取り外した状態を示している。トレイ3の左右の両端部にはフランジ状のガイド部3bが形成されている。また、ディスクを載置した場合におけるディスク中心孔に対応する貫通孔23が形成されている。図1のように、トレイ3を下側トレイ2に保持した状態においては、このガイド部3bは、下側トレイ2の左右の両端部に形成された溝に差し込まれている。トレイ3は、直径の異なる2種類のベアディスクを載置可能であり、本実施形態御では直径8cm、12cmのベアディスクを載置でき、さらに、カートリッジも載置可能である。
【0017】
トレイ3の左右には、それぞれ可動部材であるディスクガイド5が形成されている。ディスクガイド5は、貫通孔23の中心すなわち載置されたディスクの中心孔を挟んで対称となるように形成されている。また、各ディスクガイド5は2分割されており、この2分割された各ディスクガイド5の双方に挿通した軸6(図6)を介して双方が接合している。これら2分割された各ディスクガイド5は、軸6を中心として回動可能である。軸6の軸方向はトレイ3に載置したディスクの略径方向である。また、ディスクガイド5には、軸6に挿通したばねによるばね圧が付勢されている。このため、ディスクガイド5に上側から力を印加すれば、ディスクガイド5は下側に沈み込み、力を解除すれば、ばね圧により再び元の位置に戻る。
【0018】
ディスクガイド5は、ディスク面に対して直交方向の位置規制の役割を果たすとともに、ベアディスクの平面方向の位置規制の役割を果たす。ディスクガイド5は、直径の異なる2種類のベアディスクの位置規制が可能であり、本実施形態では、直径8cm、12cmのベアディスクの双方の位置規制を行うことができる。図2に示した1点鎖線7が直径8cmのベアディスクの外周部分を示し、1点鎖線8が直径12cmのベアディスクの外周部分を示している。
【0019】
図3は、直径8cmのベアディスクの載置状態を示した斜視図である。図6(a)は、図3のI−I線における断面図である。図3、図6(a)から分かるように、8cmディスク4は、ディスクガイド5の内側部分である端面5aで位置規制が行われている。すなわち、8cmディスク4は、ディスクガイド5上には載置されておらず、トレイ3の面3a上に、突起9(図2)を介して載置されていることになる。
【0020】
突起9は、ディスクを載置した状態において、ディスクの記録再生面より内側の面に当接するように配置されている。このため、8cmディスク4を、突起9を介してトレイ3上に載置した状態においては、記録再生面には何も当接していない状態となる。
【0021】
これに対して、図4は直径12cmのベアディスクを載置した状態の斜視図を示しており、図6(b)は、図4のII−II線における断面図である。図4及び図図6(b)から分かるように、12cmディスク10は、ディスクガイド5上に載置されており、ディスクガイド5上に形成された凸状部の端面5bで、平面方向の位置規制が行われている。
【0022】
この載置状態において、12cmディスク10の裏面は、ディスクガイド5の外側部に形成された平面部5c(図2、3)と当接しているが、他の部分とは接触していない。平面部5cは、ディスク10の記録再生面より外側、すなわちディスク10の外周部近傍に当接するように位置、大きさが設定されている。このため、ディスク載置状態においては、ディスク10の記録再生面には何も当接しない状態が保たれる。
【0023】
なお、ディスクガイド5に対するばねの付勢力は、ベアディスクが載置されときでも沈まないような力とするのが望ましい。しかしながら、載置者がディスクを無理に押し付けたり、ディスクに大きな衝撃が加わると、12cmディスク10の下面が突起9に当接するまで沈み込むことになる。
【0024】
ここで、ディスクガイド5に何も載置されていない状態においては、平面部5cは軸6の中心線に対して上側に位置し、かつ軸6から平面部5cまでの間には平面部5cより高い構成物がない。このため、ディスクガイド5が軸6を中心に回動し下方に沈みこんでも、ディスクの記録再生面にディスクガイド5自体が当接することはない。すなわち、ディスクガイド5の回動する角度に関係なく、ディスクの記録再生面には何も当接しない状態が常に保たれることになる。
【0025】
本実施形態に係るトレイ3は、カートリッジの載置も可能である。図5はカートリッジ11を載置した状態の斜視図を示しており、図6(c)は、図5のIII−III線における断面図である。便宜上、カートリッジ11については断面図ではなく、側面図の状態で図示している。また、ディスクガイド5の全体が分かるように、トレイ3の断面の一部は、図示を省略している。
【0026】
カートリッジ11のトレイ3への載置は、カートリッジ11をディスクガイド5に乗せて行われる。図6(c)に示したように、カートリッジ11の載置によりカートリッジ11の自重がディスクガイド5に加わり、ディスクガイド5は軸6を中心として回動し、ディスクガイド5は下側に沈み込んでいる。
【0027】
この状態では、カートリッジ11下面の左右の両端部は、トレイ3の左右の両端部に形成された載置面22(図1)上に載置されていることになる。このように両端部で載置を行っているのは、カートリッジ11の反り等の影響による載置状態のばらつきを避けるためである。また、載置面22の高さは、突起9より高い位置としているので、カートリッジ11が突起9に当接することはない。
【0028】
本実施形態では、トレイ表面3aに突起9が形成されているので、図6(a)に示した寸法Aは、突起9の高さにディスク4の厚みを加えた寸法になる。また、図6(c)に示した寸法Cは、突起9の高さにカートリッジ11の厚みを加えた寸法より少し大きくなる。
【0029】
しかしながら、ディスクガイド5は沈み込んでいるので、寸法Cはディスクを載置していない無負荷状態のディスクガイド5の高さにカートリッジ11の厚みを加えた寸法より必ず小さくなる。また、ディスクガイド5のトレイ表面3aからの寸法を、無負荷状態において、カートリッジ11の厚さより小さくしておけば、図6(b)に示した寸法Bについても、寸法Cを超えることはない。
【0030】
また、図6(b)に示したように、ディスクガイド5が回動していないか、又はほとんど回動していない状態においては、ディスクガイド5の下側面5dとトレイ3の面3aとの間には垂直方向に空間24が形成されている。このような空間24が形成されるのは、下側面5dが軸6から軸6と直交する方向に遠ざかる(矢印b方向)につれて、上側に傾斜するように形成されているためである。
【0031】
なお、このように空間24を大きくしながらトレイ3を薄く構成できるのは、軸6に対する端面5aの距離(6−5a)が、軸6に対する端面5bの距離(6−5b)よりも小さくなっているためである。
【0032】
一方、8cmディスク4と12cmディスク10とが載置できる構成には、それぞれのディスクの面方向の位置を規制する端面5aは端面5bの内周側に設け、しかも端面5a部のトレイ3表面からの高さは端面5b部のトレイ3表面の高さ未満にする必要が有る。
【0033】
そこで逆に距離(6−5a)を距離(6−5b)より長くし、8cmディスク4と12cmディスク10とを面方向の面方向及び高さ方向の位置規制を達成するためには、端面5aのトレイ3表面からの高さ(5a−3)を平面部5cのトレイ表面からの高さ(5c−3)よりも低くすることが要請される。
【0034】
高さ(5a−3)を低くすると、端面5aのトレイ3表面からの突出量が減少し、8cmディスク4と端面5aとの当接の余裕度が低下し、極端な場合には8cmディスク4がディスクガイド5上に乗り上げ、8cmディスクガイドとしての機能がなくなる。
【0035】
また、軸6との距離が長い方が軸回動による変動距離が大きくなるため、端面5aのトレイ3に直交方向の厚みを薄くしなければ、ディスクガイド5が埋没した状態で、トレイ3の裏面側に端面5aが突出し、トレイ3の薄型化が達成できない。したがって、トレイ3の薄型化を達成するためには、端面5aのトレイ3に直交方向の厚みを薄くする必要がある。ところが、端面5aの厚みを薄くすると、ディスクガイド6が埋没していない状態ではトレイ3表面と端面5aとの間に空隙が生じ、8cmディスク4の面方向の位置規制ができないというディスクガイドとしての機能が損なわれる。
【0036】
このため、図6(c)に示したように、ディスクガイド5が沈み切った状態においては、下側面5dはほぼ水平状態になっており、沈み込み量C1を最小限に抑えることができる。この場合、沈み込み量C1は、図6(b)に示したディスクガイド5の飛び出し量Bよりも小さくすることができる。
【0037】
これに対して、図6(b)の状態において、下側面が2点鎖線25のように形成されている場合は、ディスクガイド5が沈み切った状態においては、図6(c)に示したように、沈み込み量はC1に比べ大きくなってしまう。
【0038】
また、ディスクガイド5が回動を伴わずに単に上下移動するのみであれば、面3a上での沈み込み量がそのまま寸法C1に反映されるので、寸法C1を寸法Bより小さくすることができず、装置の小型化の点で不利になる。
【0039】
このように、本実施形態では、いずれのディスクを載置した場合でも、トレイ表面3aから上側への延出寸法は、図6(c)に示した寸法C以内に収まることになる。すなわち、本実施形態ではトレイにディスクを載置した場合の高さ寸法を最小限に抑えることができ、装置全体の薄型化も可能になる。
【0040】
なお、図1に示した実施形態では、トレイ3は下側トレイ2上に載置されている。この場合、図6(c)に示したディスクガイド5の下側への延出寸法C1は、下側トレイ2の深さ寸法内に収まるので、延出寸法C1が下側トレイ2の厚さに影響を与えることはない。
【0041】
前記のように、トレイ3は、ベアディスクに加えてカートリッジを載置できることになるが、カートリッジを載置した場合は、カートリッジはトレイ3のほぼ全面を覆うことになる。このため、ベアディスクに比べ、カートリッジはトレイ3からの取り出し性が悪くなる。このため、トレイ3は以下に示すようなアシスト機構を備えていることが好ましい。
【0042】
図7(a)は、トレイ3が装置内に収納されている状態における前後方向の断面図を示している。カートリッジ11はトレイ3上に載置されており、カートリッジ11の自重によりディスクガイド5は、下側トレイ2側に沈み込んでいる。外側面1aは、装置の前面を示している。13はカバー示しており、カバー13上にさらに別の構成部品が形成される。
【0043】
図7(b)は、イジェクト機構により、下側トレイ2が押し出された状態を示している。トレイ2は矢印b方向に移動し、外側面1aに対して飛び出している。トレイ2の移動に伴い、ガイド部材14も矢印b方向に移動する。ガイド部材14はストッパー15に当接した以後は、移動は停止する。
【0044】
この場合、トレイ2はさらに矢印a方向に移動するので、ガイド部材14に形成されている突起16は、図7(a)に示したように、ディスクガイド5の下側に入り込むことになる。このことにより、ディスクガイド5は、軸6を中心として上側に回動し、カートリッジ11は上側に押し上げられる。
【0045】
また、トレイ2の矢印a方向の移動に伴い、ラックギア17とギア18とがかみ合うことになる。このため、ギア18とかみ合っているギア19、ギア19とかみ合っているギア20がそれぞれ回転し、ギア20と一体のレバー21は、矢印c方向に回動する。このことにより、図7(b)に示したように、カートリッジ11は、レバー21によって、前側に押し出されることになる。
【0046】
図8(c)は、トレイ2のイジェクト完了の状態を示している。本図に示した状態では、ギア20はギア19から外れており、かみ合いが解除されている。この状態では、カートリッジ11は、上側に持ち上げられ、かつ前方に押し出されているのでトレイ3から容易に取り出せることになる。
【0047】
図8(d)は、ディスクの載置されていないトレイ3に、新たにカートリッジ11を載置し始めた状態を示している。カートリッジ11の当接により、レバー21は矢印d方向に回動しており、このときのレバー21の位置を検知して、電動ローディングを開始することができる。この電動ローディングにより、トレイ2は、図7(a)、(b)で説明した動きとは逆の動きをして、装置内に入り込むことになる。
【0048】
以下、本実施形態に係るディスクトレイを用いたディスク装置において、ディスクトレイによるディスク搬送の一部について、図1、9〜10を用いて説明する。これら各図に示したディク装置は、説明に必要な主要部を中心に図示し、部分的に図示を省略している。
【0049】
図1は、8cmベアディスク4を装置へセットした直後の状態の斜視図を示している。イジェクト機構により押し出されたディスクトレイ2にベアディスク4が載置されている。図9は、8cmベアディスクを載置したディスクトレイ2が装置内部へ入った状態を示している。本図に示した状態では、ベアディスク4の記録再生が可能であり、モータ軸12の回転によりベアディスク4は回転する。
【0050】
図10は、ベアディスク4をディスク昇降部まで搬送した状態を示している。このディスク昇降部において、トレイに載置されたディスクが所定の高さまで搬送される。
【0051】
以上、8cmベアディスク4の例で説明したが、12cmベアディスク、カートリッジの場合でも同様である。本実施形態では、ディスクをトレイ3に載置した場合の厚みを最小限に抑えることができるので、これに伴い図1に示したような装置1の各部の寸法も抑えることができる。例えば、ディスクをトレイ3に載置した状態で、記録再生の待機のために装置内に収納しておく場合、この収納部の寸法を抑えることができる。この場合、この収納枚数が増えるほど効果が大きくなる。
【0052】
なお、本実施形態が適用できる装置は、ディスクが載置されるトレイを備えておればよく、ディスク自体はDVD−RAMでも、DVD−RW、DVD−ROM、DVD―VIDEO、DVD−R、CD−AUDIO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PD、MO、MDでもよい。また、カートリッジはディスクを収納していなくてもよい、たとえば、DVD−RAMカートリッジに収納されていたディスクが抜かられたものでもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ディスクの平面方向の位置を規制するディスクガイドを上下方向に可動可能な構成とすることにより、ディスクが収納されたカートリッジのように幅、厚さ共に大きいディスクを載置した場合、ディスクガイドの下方への沈み込みにより、トレイ表面からの上側への延出寸法を抑えることができる。このため、トレイ表面からのディスク延出による装置内の寸法を抑えることができるので、装置の小型化になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るディスク装置においてベアディスクをセットした状態を示す斜視図
【図2】本発明の一実施形態に係るトレイの斜視図
【図3】本発明の一実施形態に係るトレイにベアディスクを載置した状態の斜視図
【図4】本発明の一実施形態に係るトレイに別のベアディスクを載置した状態の斜視図
【図5】本発明の一実施形態に係るトレイにカートリッジを載置した状態の斜視図
【図6】(a)図3のI−I線における断面図
(b)図4のII−II線における断面図
(c)図5のIII−III線における断面図
【図7】(a)本発明の一実施形態に係るディスク装置において、トレイ3が装置内に収納されている状態における前後方向の断面図
(b)下側トレイ2が押し出された状態を示す断面図
【図8】
(c)トレイ2のイジェクト完了の状態を示す断面図
(d)トレイ3に新たにカートリッジ11を載置した状態を示す断面図
【図9】本発明の一実施形態に係るディスク装置においてベアディスクをモータ軸にセットした状態を示す斜視図
【図10】本発明の一実施形態に係るディスク装置においてベアディスクをディスク昇降部まで搬送した状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 ディスク装置
2 下側トレイ
3 トレイ
3a トレイ表面
4 8cmベアディスク
5 ディスクガイド
5a,5b 端面
5c 平面部
6 軸
9 突起
10 12cmベアディスク
11 カートリッジ
14 ガイド部材
23 貫通孔

Claims (3)

  1. 記録又は再生が可能なディスクを載置するトレイを備えたディスク装置であって、
    前記トレイは、前記ディスクが載置される側の載置面と、前記載置面と対向する裏面と、載置したディスクの中心孔に対応する位置に形成された前記載置面と前記裏面とを貫通する貫通孔と、前記載置面に載置する直径が異なる複数種類のディスクに対し平行方向の位置をそれぞれ規制する面方向位置規制部を有する複数のディスクガイドとを備え
    記面方向位置規制部は、前記複数種類のディスクのうち最小のディスクの面方向を位置規制する前記ディスクガイドの前記貫通孔側の内壁、前記複数種類のディスクのうち最大径のディスクの面方向位置規制する前記ディスクガイドに設けた凸部とで構成し、
    複数のディスクガイドそれぞれは、前記貫通孔の中心軸から放射状に延在し、前記裏面に備える回動軸を介して2分割されると共に、付勢力によって前記最大径のディスクの前記載置面に対し直交方向に位置規制すべく前記載置面側に突出形成し、前記凸部に直交方向に力を印可すると前記回動軸周りに前記2分割されたディスクガイドが前記載置面より前記裏面側に埋没することを特徴とするディスク装置。
  2. 前記凸部は、ディスクを収納するカートリッジ下面に当接し、前記回動軸周りに前記載置面と略同一面まで回動する請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記トレイはガイド部を介して下側トレイにガイドされ、前記最大径のディスクまたは前記カートリッジを前記載置面から取り出す際に、前記載置面に対し持ち上げた状態で固定する突出部材を前記下側トレイに備える請求項1または2に記載のディスク装置。
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