JP4276912B2 - 電子機器のフリップ機構 - Google Patents
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以上のような請求項1記載の発明では、フリップによって記録媒体の表面と蓋体との接触が防止されるので、挿入口を蓋体に近接して設けても、記録媒体の挿入・排出時に記録面が影響を受けることがない。
以上のような請求項2記載の発明では、フリップは、蓋体の回動に連動するので、独立に回動させる手間がかからない。
以上のような請求項3記載の発明では、回動するフリップと挿入口との間隔を最小にすることができるので、スペースを有効に活用できる。
以上のような請求項4記載の発明では、蓋体を開状態とすると、付勢手段により付勢されたフリップも開方向に変位するので、特別な駆動源等が不要となり、機構を簡素化できる。
以上のような請求項5記載の発明では、記録媒体の挿入・排出時に、記録面が保護シート上を移動するので、接触があっても傷つき等が防止される。
以上のような請求項6記載の発明では、挿入口と表示画面とのスペースの共用による小型化が可能となる。
以上のような請求項7記載の発明では、小型化が可能なので、スペース的な制約の多い車載用機器であっても、不都合なく適合させることができる。
[構成]
[全体構成]
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、電子機器の本体ケースの正面部1に、ディスプレイ21を備えた蓋体2が、開閉可能に設けられている。正面部1には、開状態の蓋体2の近傍にディスクD1の挿入口11が形成されている。また、正面部1の上縁近傍には、ディスクD2の挿入口12が配設されている。そして、挿入口11と蓋体2との間には、フリップ3が設けられている。なお、ディスクD1,D2は、例えば、CDのように、ハードケース等に覆われていない、記録面が露出したものである。
フリップ3は、図3に示すように、左右に長い方形状のプレートであり、その上面(ディスクD1に向かう側の面)には、天然若しくは合成素材から成る保護シート31が貼付されている。保護シート31としては、マイクロファイバーによる不織布(例えば、エクセーヌ(登録商標))等が好ましいが、これに限定されるものではない。フリップ3の後縁側の左右には、軸部32,33が突出している。
蓋体2は、上記のように、図1の閉状態と図2の開状態との間で変位可能に設けられているが、これを可能とする構造は、以下の通りである。すなわち、蓋体2は、図1の閉状態においてディスプレイ21の表示画面が正面に向き、図2の開状態においてディスプレイ21の表示画面が上方に向くように構成されており、左右の側面には、図1の閉状態で上方となる位置にスライドピン22が設けられ、下方となる位置に連結ピン23が設けられている。
以上のような構成を有する本実施形態の作用を説明する。
[初期状態]
すなわち、初期状態においては、図1に示すように、蓋体2が直立した閉状態となっており、フリップ3も、蓋体2の背面によって、ねじりコイルばね34に抗して後方に付勢されているので、正面部1と蓋体2に挟まれて直立した状態となっている。通常、ユーザは、この状態で蓋体2におけるディスプレイ21に表示された映像を見る。
次に、ディスクD1,D2の挿入を行う場合には、ボタン操作等により蓋体2を開く指示を入力する。すると、駆動機構の作動によりアーム17が前方にせり出して連結ピン23が前方に付勢され、スライドピン22がガイド穴15a,16aに沿って下方に移動するので、蓋体2が倒れ始める。そして、図2及び図6に示すように、スライドピン22がガイド穴15a,16aの下端に達して駆動機構が停止する。このように蓋体2が開状態となると同時に、フリップ3は、蓋体2による付勢から解除され、ねじりコイルばね34の付勢力によって前方に倒れる。そして、開状態となった蓋体2の後部に、フリップ3の前下部が乗った状態となる。
上記のように開状態の蓋体2を、再び閉状態として正面部1に収納する場合には、ボタン操作等により蓋体2を閉じる指示を入力する。すると、駆動機構の作動により、アーム17が後方に引き付けられて連結ピン23が後方に付勢され、スライドピン22がガイド穴15a,16aに沿って上方に移動するので、蓋体2が起立し始める。そして、スライドピン22がガイド穴15a,16aの上端に達して駆動機構が停止するので、蓋体2は、図1に示すように直立する。このように蓋体2が閉状態となると同時に、フリップ3は、蓋体2によって後方に付勢され、ねじりコイルばね34の付勢力に抗して直立する。
以上のような本実施形態によれば、ディスクD1の挿入・排出時には、フリップ3によってディスクD1の表面と蓋体2との接触が防止されるので、挿入口12を蓋体2に近接して設けても、ディスクD1の記録面が影響を受けることがない。特に、ディスクD1の記録面は、フリップ3に貼付された保護シート31の上部を移動するので、接触による傷つき等が防止される。さらに、フリップ3の回動支点は、フリップ3の略厚さ分だけ下側に設定されているので、回動するフリップ3と挿入口11との間隔を最小にすることができ、スペース有効に活用できる。蓋体2側にディスクD1との干渉を避けるための特別の形状を設ける必要もない。
なお、本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、本体ケース及びその正面部、蓋体の形状は、その外形や、正面部と蓋体との合致部分等を含めて自由であり、その一部にどのような平面や曲面を有していてもよい。フリップの形状も長方形状には限定されず、その他の多角形状のものであっても、外縁に曲線部分を有しているものであってもよい。フリップに設けられる保護シートは、ディスクの傷つきを防止できるものであれば、布、皮、紙、樹脂等、どのようなものであってもよく、天然若しくは人工のあらゆる素材を用いることができる。
1a…溝
2…蓋体
3…フリップ
11…挿入口
12…挿入口
13,14…軸受部
13a,14a…軸穴
15,16…ガイド部
15a,16a…ガイド穴
17…アーム
21…ディスプレイ
22…スライドピン
23…連結ピン
31…保護シート
32…軸部
Claims (7)
- 電子機器の本体ケースにおける正面部に形成された記録媒体の挿入口と、
前記正面部に、直立する閉状態と下部が前方にせり出して倒れる開状態との間で変位可能に設けられた蓋体と、
前記蓋体と前記挿入口との間に、開状態となった前記蓋体の後部に、前下部が乗った状態となることにより、記録媒体と前記蓋体との接触を遮るフリップと、
が設けられていることを特徴とする電子機器のフリップ機構。 - 前記フリップは、前記蓋体と連動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器のフリップ機構。
- 前記フリップは、前記挿入口に対して、前記フリップの略厚さ分だけ下側に設定された支点を軸として、回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子機器のフリップ機構。
- 前記フリップを、前記蓋体の開方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器のフリップ機構。
- 前記フリップには、前記挿入口に挿排される記録媒体に向かう面に、保護シートが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器のフリップ機構。
- 前記蓋体には、少なくとも表示画面が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器のフリップ機構。
- 前記電子機器は車載用であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器のフリップ機構。
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