WO1995000456A1 - Composition de ciment thermoplastique et procede de production d'un moulage en ciment - Google Patents

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Tobuchemicals. Inc.
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    • C04B26/02Macromolecular compounds

Description

熱可塑性セメ ン ト組成物及びセメ ン ト成形物の製造方法
[発明の分野]
本発明はセメ ン トと熱可塑性ブラスチックの中間的物性を示す熱可塑性セメ ン ト組成物に関するものであり、 耐熱性の要求される製品等、 産業界の広い分野に 利用することができる熱可塑性セメ ン ト組成物を提供するものである。
[関連技術]
熱可塑性ブラスチッ クに無機系の充填剤を混合して、 熱可塑性ブラスチックの 改質を行う ことは公知である。
しかしこの様な方法では本質的に熱可塑性ブラスチックの耐熱性を改善できな いことも良く知られている。 又、 熱可塑性プラ スチ ッ クにおける熱可塑性は、 成 形上は必要不可欠な物性であるが、 成形後はむしろ必要でないことが多い。 液晶 系ブラスチ ックは耐熱性を主眼にするために高温成形が行われているが、 もしも 低温成形が可能で且つ高耐熱性のブラスチックが製造できれば、 その存在価値は 大きい。
又、 熱硬化性樹脂は比較的耐熱性が良いとされているが、 成形性において熱可 塑性ブラスチ ッ ク と比較されるような速度と容易性はなく、 現場成形的要因が評 価されているが、 総量的に熱可塑性ブラスチッ クの比ではない。
一方、 近年これらのブラスチ.ッ クの使用後の廃ブラスチックの処理が環境問題 になりつつあるが、 廃プラスチ ッ クの適切な処理方法がいまだ見出だされていな い現状では新たな処理方法の出現が待たれている。 一般に熱可塑性ブラスチッ ク はそのヒ一 トサイ クルが 2回目以降となると成形性と物性が低下し、 熱可塑性プ ラスチッ クの リサイ クルを困難に している為に廃ブラスチ ッ クが発生し易く なつ ている。
廃ブラスチックの再資源化方法と して近来熱ク ラ ッキングによる油化技術が注 目されているが、 通常の燃料油と比較して高コス トであり廃プラ スチ ッ クの選別 が必要になり、 ク ラ ツキング残渣が二次処理の対象になるなどの問題点を残して おり、 直接廃ブラスチックを原料にした再資源化方法で異種廃ブラスチ ックの混 入や異物の混入を問題にしない再資源化方法が待たれている。 一方、 コ ンク リ ー ト二次製品は成形コ ス トが高く、 養生時間が長いという問題 があ り、 熱可塑性プラ スチ ッ ク の成形コ ス ト には かに及ばない。 この問題点を 解決するには熱可塑的にコンク リー トニ次製品を製造することであるが、 今日ま でにこの様な製品は上市されていない。
上記の通り、 熱可塑性プラ スチ ッ ク に無機系の充填剤を添加して、 増量、 耐熱、 耐圧等の改質は以前から行われているが、 熱可塑性ブラスチックに水硬性セメ ン ト及び気硬性セメ ン ト を添加して熱可塑性ブラ スチ ッ ク の改質を行う方法はセメ ン ト類を単純に添加して解決される問題ではない。
即ち熱可塑性ブラ スチ ッ ク にセメ ン ト類を添加するのみでは、 熱可塑性ブラ ス チ ッ ク にセメ ン ト類が包含されて、 水和や気硬が阻害され単なる充填剤として機 能するにすぎない。 この条件下では熱可塑性ブラスチックは耐熱性に何等改善点 が見出されないばかりか、 添加した充填剤がメルトイ ンデックスの低下のみに働 き成形性を悪化させるのみである。
[発明の開示]
本発明者は、 熱可塑性プラ スチ ッ ク にポリマーァロ イ の手法を活用して、 熱可 塑性ブラスチックに添加したセメ ン ト類が水和できるように親水性を付与するよ うな物質を添加することにより、 成形時は熱可塑的に加工が容易でありながら、 吸水によりセメ ン ト類が硬化すると熱可塑性を消失するプラスチックセ メ ン ト の 開発に成功し、 本発明を完成する に到った。
即ち本発明は、 熱可塑性プラ スチ ッ ク 100 重量部に対し、 水硬性セメ ン ト及び ノ又は気硬性セメ ン ト 50~ 600 重量部及び親水性物質 0. 1 〜20重量部を配合して なる熱可塑性セメ ン ト組成物、 並びに、 熱可塑性プラスチック 100 重量部に親水 性物質 0. 1 〜20重量部を添加し相溶化させた後に、 水硬性セメ ン ト及び Z又は気 硬性セメ ン ト 50〜600 重量部を添加 · 混練し、 次いでこの混合物を吸水させて硬 化することを特徴とするセメ ン ト成形物の製造方法である。
本発明においては、 親水性物質を予めセメ ン ト類に混合して表面処理を施すこ とにより添加したセメ ン ト類の硬化を可能とすることもできるが、 効果的な方法 は上記ポリマーァロイ法である。
以下、 本発明の構成について詳述する。 本発明 おける熱可塑性ブラスチック とは熱硬化性樹脂を除く全ての熱可塑性 プラスチックが対象となる。
例えば、 アス フ ァル ト、 ポ リ エチ レン ( P E:) 、 ポ リ プロ ピレ ン ( P P ) 、 塩 ィ匕ビニル、 エチ レ ン ビュルアセテー ト ( E V A;) 、 ア ク リ ロニ ト リ ル一 ブタ ジェ ン一 スチ レ ン共重合体 (A B S ) 、 ァク リ ロニ ト リ ルーァ ク リ ルゴム一 スチ レ ン 共重合体 (AA S) 、 アク リ ロニ ト リ ル— E P DM— スチ レン共重合体 ( A E S ) 、 ァク リ ロ二 ト リ ル一塩素化ポリ エチ レ ン一 スチ レン共重合体 (A C S ) 、 メ チル メ タ ク リ レー トーブタ ジエ ンー スチ レ ン共重合体 (M B S ) 、 E— P V C、 塩化 ビニリデン、 塩素化ォレフィ ンブタジェン樹脂、 ポリ アセタール、 ナイ 口ン、 ポ リ エチ レンテ レフ タ レ一 ト ( P E T) 、 ポ リ カ ーボネー ト (P C:) 、 ポ リ スチ レ ン ( P S ) 、 ポ リ メ チルメ タ ク リ レー ト (PMMA) 、 ウ レタ ン系熱可塑性ェ ラ ス ト マー ( T P U) 、 ポ リ ブチ レ ンテ レフ タ レー ト (P B T) 、 ポ リ フ エ 二 レ ン エーテル (P P E) 、 ポリアリ レ一 ト (P A R) 、 液晶性ポ リ マー (L C P) 、 ポ リ テ ト ラ フルォ ロ エチ レン ( P T F E ) 、 ポ リ エーテルケ ト ン ( P E K) 、 ポ リ エ一テルエーテルケ ト ン (P E E K) 、 ポリエーテルスルフ ォ ン (P E S) 、 スチ レ ン系熱可塑性エ ラ ス ト マ一、 ォ レフ ィ ン系熱可塑性エ ラ ス トマ一、 ポリ エ ステル系エ ラ ス トマ一、 ポ リア ミ ド系エ ラ ス トマ一、 ポ リ ブタ ジエ ン系エ ラ ス ト マー、 塩化ビュル系エ ラ ス ト マ一、 この他のゴム系では天然ゴム、 スチ レ ン一 ブ 夕 ジェ ンゴム ( S B R ) ブタ ジエ ンゴム ( B R ) イ ソ プレ ンゴム ( I R ) ク ロ 口 プレ ンゴム ( C R ) ア ク リ ロ ニ ト リ ル一 ブタ ジエ ンゴム ( N B R ) エチ レン一プ ロ ピ レンゴム ( E P M ) イ ソ プチ レン一 イ ソ プレンゴム ( I I R ) 等が挙げられ、 これらの 2種以上の混合物又はコポリマーであってもよい。 しかも新樹脂であつ ても廃樹脂であつても使用することができる。
以下はこれらを熱可塑性樹脂という。
本発明のセメ ン トとは水硬性セメ ン トにあっては、 普通ポルト ラ ン ドセメ ン ト、 高炉セメ ン ト、 フ ラ イ ア ッ シュセメ ン ト、 白色セメ ン ト等のポル ト ラ ン ドセメ ン ト系のみでなく 、 ァウ イ ン系の超早強セメ ン ト、 アル ミ ナセメ ン ト、 歯科用セ メ ン ト、 ォキ シク ロ ラ イ ドセメ ン ト、 耐酸セメ ン ト、 石膏等の水硬性セメ ン ト は も とより 2成分以上の成分からなり水によつて反応して水硬性セメ ン トになるよう な成分の活性シリ力と水酸化力ル シゥ ム、 活性アルミ ナと水酸化力ルシゥム等も 含まれる。
又、 気硬性セメ ン ト としては、 石灰、 マグネ シァセ メ ン ト等の他、 気硬性炭酸 硬化物である水酸化力ルシゥ ム、 ドロマイ トプラ ス ターもしく は酸化によつて硬 化する金属粉末の鉄粉、 亜鉛末等も利用することができる。
以上に挙げた水硬性セメ ン ト及び気硬性セメ ン ト等の硬化性物質は熱可塑性樹 脂内で理論量又はそれ以下の水又は気体と反応して硬化し、 ポル トラ ン ドセメ ン トの一般的使用条件と異なる水和が行われる。 従って硬化物の性質はポリマ一セ メ ン トに類似したものである。
以下はこれらをセメ ン ト類という。
本発明の親水性物質とは上記熱可塑性樹脂に親水性を付与する物質であり、 ポ リマーァロイによつて熱可塑性樹脂に分散又は溶解して、 水硬性セメ ン ト又は気 硬性セメ ン トが硬化し得るような熱可塑性樹脂の水濡れ性と通気性を付与するよ うな物質である必要がある。
かかる作用を有する物質と しては、 ポ リ エチ レンオキサイ ド、 ポ リ プロ ピレ ン ォキサイ ド等のポ リ オ レフ イ ンォキサイ ドゃ、 ポリ ビュルアルコール ( P V A )、 ポ リ エチ レ ング リ コ一ル、 ポ リ プロ ピレ ング リ コ一ル等の多価ァルコ一ル類の単 体又は 2種以上の混合物も し く はこれらの共重合体、 ポ リ プロ ピレングリ コ一ル ( P P G ) を含む誘導体、 例えばポリ ウ レタ ンプレボ リマーを含む又は界面活性 剤中非ィォン界面活性剤とその原料であるポリオ牛 シヱチ レンアルキルヱ一テル 類と多価アルコールのポ リ オキ シエチ レ ンアルキルェ一テル類、 ポ リ エチ レ ング リ コ 一ル脂肪酸ェ ステル、 多価アルコールのエ ステル類が挙げられる。
さらに高吸水性ポリマーを熱可塑性樹脂に粉体混合する方法がある。 しかし効 果は低いため、 高吸水性ポリマーの合成方法を応用して、 熱可塑性樹脂に高吸水 性ポリマーを直接混合する方法における吸水性が極端に低下するという欠点を改 善し、 熱可塑性樹脂内で高吸水性ポリマーを合成する方法が好ま しい。 即ち、 一 般に高吸水性ポリマーとなった物質は熱可塑性樹脂に相溶性がなく、 有機溶剤に も不溶であるため熱可塑性樹脂の界面改質性は弱いが、 合成原料のいずれか一方 を熱可塑性樹脂に粉体混合し、 一方を熱可塑性樹脂に直接又は相溶化剤と溶解添 加することによりポリ オレフ イ ンォキサイ ドのような改質剤となし得る。
ここで用い得る高吸水性ポリマーとしては、 例えば、 澱粉—ア ク リ ロ ニ ト リ ル グラ フ ト重合物、 殿粉—ァク リル酸グラ フ ト重合物、 殺粉一 スチ レンスルホ ン酸 グラ フ ト重合物、 殿粉一 ビニルスルホ ン酸グラ フ ト重合物、 殿粉—ァク リ ルア ミ ドグラ フ ト重合物、 澱粉ーポ リ ビニルケ ト ン重合物、 セルロース —ァク リ ロニ ト リ ルグラ フ ト重合物、 セルロース 一 スチ レンスルホ ン酸グラ フ ト重合物、 その他 の澱粉誘導体、 ヒ ルァロ ン酸、 ァガロー ス、 キ トサ ン、 コーラ ゲンなどの天然物、 又、 合成高分子系の P V A架橋重合物、 P V A エ ラ ス トマ一、 ァク リル酸塩架橋 重合物、 アク リ ル酸エ ス テル一酢酸ビュル共重合物部分加水分解物、 アク リル酸 塩— P V A共重合物、 ポ リ アク リ ロニ ト リ ル重合物部分加水分解物、 ヒ ドロキ シ ェチルメ タ ァク リ レー ト重合物、 無水マ レイ ン酸ィ ソ ブチ レン共重合物塩、 ビニ ルピ口 リ ドン共重合物又は重合物、 ポ リ エチ レ ングリ コールージァク リ レー ト共 重合物、 ポ リ プロ ピレ ング リ コール— ジァク リ レー ト共重合物、 ポ リ エチ レ ンィ ミ ン共重合物が挙げられる。 これらは単独又は 2種以上の混合物でもよい。
以下はこれらを親水性物質という。
又、 上記本発明の親水性物質を熱可塑性樹脂に添加する際、 必要により相溶化 する助剤と して相溶化剤を用いる。 この相溶化剤は通常のポリマ一ァロイ用相溶 化剤はもとより、 上記親水性物質と良く相溶し、 熱可塑性樹脂とも相溶しそれ自 身が親水性物質でもある親水性と油溶性を示す物質、 例えばポリ ビュルユーテル、 ポリ ビニルケ ト ン、 レ シチ ン等である。 これらは親水性物質と重合させて用いる こ とができ る。
この他市販の相溶化剤としてマクロモノマーを利用して親水性物質と反応させ てグラフ トポリマーと してポリマープレ ン ドする方法がある。 マクロモノマーの 末端基が極性のヒ ドロ シル基、 カ ルボキ シル基のものに反応させる方法が有用で ある。
又、 親水性ウ レタ ン と脂肪族ァ ミ ンとモノ又はジグ リ シ ジルエーテルからなる 反応性相溶化剤も有用である。
軟化点以上の加熱下に熱可塑性樹脂に親水性物質を混入する方法として、 ロー ル及び二一ダーを用いて混合されるが、 容易に相溶化する樹脂と相溶化しないよ うな樹脂がある。 特に異種の S P値の大きく異なる樹脂は相溶化が困難なものも あるが、 グラ フ トポリマーを用いてマク 口的に樹脂の相溶化を計る方法とは本発 明は異なり親水性物質を熱可塑性樹脂に相溶化させるのが目的であり二次的に異 種の熱可塑性樹脂を相溶化するに過ぎない。
本発明では熱可塑性樹脂に親水性物質を相溶化させた後にセメ ン ト類を加えて 混練り しプラ スチ ッ ク セメ ン ト組成物とする。
この配合処方は熱可塑性樹脂ならびに親水性物質により異なるが、 概ね熱可塑 性樹脂 1 00 重量部に対し親水性物質 0. 1〜20重量部、 セメ ン ト類 50〜600 重量部 であり、 熱可塑性樹脂とセメ ン ト類の比はセメ ン ト類の吸油量の最大値により、 その量関係が決まるが熱可塑性樹脂の粘度が低いほどセメ ン ト類の添加量が増大 する傾向がある。
好ま しい軟配合処方は熱可塑性樹脂 100重量部に対し親水性物質 0. 1〜 3重量 部、 セメ ン ト類 50〜300 重量部であり、 熱可塑性樹脂が比較的多く、 硬化処理後 の熱可塑性樹脂の性質が残留するような配合処方である。
好ま しい硬配合処方は熱可塑性樹脂 100 重量部に対し親水性物質 3〜10重量部、 セメ ン ト類 300〜600 重量部であり、 熱可塑性樹脂が比較的少なく硬化処理後に 熱可塑性樹脂の性質が消失するような配合処方である。
本発明ではセメ ン ト類の他にポルトラ ン ドセメ ン トに添加して利用されている 骨材や補強材の各種繊維類の他にセメ ン ト分散剤及びセメ ン ト類の吸水を容易に するための吸水助剤と して、 エチ レング リ コール、 プロ ピレング リ コール、 グ リ セ リ ン、 ブタ ンジオール等の多価アルコール類で表面処理を行う方法が用いられ る。 又、 同時にプラ ス チ ッ ク セメ ン ト組成物と した後の成形物の水和時間の調整 のためにメ チルイ ソ ブチルケ ト ン、 メ チルイ ソ ブチルカル ビノ ール、 ァセチルァ セ ト ン、 ァセ ト酢酸等のケ ト ン類を添加して、 これらが蒸発した後にセメ ン ト類 の水和が開始されるように添加 · 混入したセメ ン ト類の風化を防止することも可 能である。 この様にしてセメ ン ト類の前処理は熱可塑性樹脂に対して表面の濡れ 性を改善することに活用される利点があり、 プラスチックセメ ン ト組成物の物性 改善に役立つものである。
勿論上記親水性物質でセメ ン ト類の表面処理を行う こ ともできる。 熱可塑性樹脂と親水性物質のポリマーァロイ又はポリマープレン ドは熱可塑性 樹脂の化学組成によるところが大き く、 添加量が熱可塑性樹脂に比較してより少 量で効果のある親水性物質が好ま しい。 例えば P E、 P P等のポリオレフ イ ンに 対してポリエチレンォキサイ ドは 1〜 3重量%の添加量で親水性とすることがで き る。 又、 6 ナイ ロ ン、 66ナイ ロ ンはポ リ エチ レンォキサイ ド 0. 1〜0. 3 重量% の添加量で親水性とすることができる。
この様にポリヱチ レ ンォキサイ ドは優れた相溶性と親水改質性を有しているが、 概ね合成ゴム類に対しては効果が低く、 P V Aエ ラ ス トマ一及びビュルピロ リ ド ンとポリ ビュルエーテルとの熱可塑性樹脂内での共重合物とする方法が適してい る。 一例を挙げると無水マレイ ン酸ィソプチレン共重合物塩粉末とフタル酸ジォ ク ル ( D 0 P ) を混合してスラ リ一としてこれにモノ エポキ シ樹脂を架橋剤と し て P V Cと加熱混練り して相溶化する。 又、 P E T、 P B Tのような疎水性の高 い熱可塑性樹脂ではポ リアク リ ルアミ ド吸水樹脂とヱポキシ変性ポ リ スチ レ ング ラ フ トポリマーによる相溶化剤により親水改質性を行うことができる。 又、 P V C及びウ レタ ン系エ ラ ト スマー、 ポ リ エ ステル系エ ラ ト スマー、 ポ リ ア ミ ド系ェ ラ ス トマー、 ポ リ ブタ ジエ ン系エ ラ ス ト マ一、 塩ビ系エ ラ ス ト マ一ではアク リ ル 酸塩— P V A共重合物が相溶がよく軟質樹脂に適している。 これらはいずれも加 熱下にロール又はニーダ一でミ キ シングされ、 押し出し成形、 カ レ ンダ一加工を 経てプレス成形もしく は射出成形等の熱可塑成型が行われる。
こ の工程で都合により可塑剤、 軟化剤、 安定剤等を添加して熱可塑性セメ ン ト 組成物の钦度、 耐候性を付与することがある。
この様にして得られたブラスチックセ メ ン ト組成物は直ちにァニリ ングして内 在するセメ ン ト類を硬化させる方法とブラスチックセメ ン トの熱可塑性を残した まま使用時に硬化させる方法に分けられる。
ァニリ ングによる硬化方法は規定の時間と温度で硬化させることができる為に 管理しやすく高品質を要求される製品に適しているのに対し、 使用時に硬化させ る方法は現場的で硬化管理は困難であるが、 熱可塑セメ ン ト組成物は柔軟性や可 塑性に富んだ状態で取り扱える利点がある。
従って製品用途により熱可塑性樹脂の種類とセメ ン ト類の量を目的に合わせて 配合し物性をコ ン ト ロールする必要がある。
プラ スチ ッ ク セ メ ン ト組成物は非常に広範囲な物性を示すものが製造できる為、 製品個々の用途に応じて主とする熱可塑性樹脂の物性を考慮して利用しなければ ならない。 即ち未硬化の性状はゴム状のものからァス フ ア ルト又は一般の熱可塑 性樹脂まで含まれる。 又硬化処理の程度を調節するとプラ スチ ッ ク セメ ン ト組成 物の表面は硬化が進行し内部は未硬化が存在する傾斜機能の製品が製造できる。 特に気硬性プラ スチッ クセメ ン ト組成物は水分と空気による硬化反応であるから 表面程硬化の進行した状態になりやすい。
勿論親水性物質の量と熱可塑性樹脂の改質程度により、 硬化速度、 硬化物性等 諸条件が存在することは言うまでもない。
本発明は熱可塑性を利用したあらゆる成型が可能であると共に硬配合処方のよ うにセメ ン ト類のバイ ンダ一と して熱可塑性樹脂を利用しホッ トプレス による圧 縮成型迄成型方法があり、 各々の製品に応じた製造方法が行える。
製造方法と して第一工程の熱可塑性樹脂と親水性物質のポリマ一ァロイ又はポ リマープレ ン ドである。 熱可塑性樹脂と親水性物質が相溶化し易いものは直接両 者の加熱混練り'によりプレ ン ドすることができるが、 相溶化しにくい熱可塑性樹 β旨はポリマ一ァロイにより相溶化しなければならない。
上記熱可塑性樹脂の中でも親水性物質と比較的相溶化し易いものはポリマ一ブ レン ドで行える。 この方法は可塑性樹脂の融点近くで加熱下に親水性物質を添加 混練りする方法で均一に混和させる。 直接混和が困難な場合はセ メ ン ト と同時に 混入する方法とあらかじめセメ ン トに親水性物質に予備混合する方法がとられる 更に充填剤又は骨材に親水性物質に予備混合する方法であっても良い。
又、 直接ポリマ一プレン ドの困難な熱可塑性樹脂に対しては間接的にポリマー プレン ドする方法がとられる。 この方法は熱可塑性樹脂と親水性物質の両者に相 溶する熱可塑性樹脂を仲介してポリマーブレン ドする方法である。
特にセメ ン ト量の多い配合処方にはこの方法が有利であり S P値の大きく異な る可塑性樹脂に有効であるが、 メ ルトイ ンデッ クスは上昇し射出成形は困難であ り圧縮成形に適している。 これはポリマーァロ イ より安価で大型成形物に適し、 ときには補強の為に配筋を行い骨材の混合ができる。 ポ リマーァロイ方法は親水性物質と相溶化剤とによる混合後に可塑性樹脂に添 加する方法と、 熱可塑性樹脂に相溶化剤を添加して混合しこれに親水性物質を添 加する方法があり、 後者より前者が多く用いられる。 これは親水性物質の添加量 が比較的少量であるため、 一般の熱可塑性樹脂同士のポリ マ一ァロ イ と異なる点 である。
以上のような熱可塑性樹脂と親水性物質の相溶化方法はニーダール一ダー、 ホ ッ ト ロール、 押出機等で混練りする。 又、 セメ ン トとの混練りにはバンバリ一ミ キサ一、 加圧二一ダ一が適している。 しかし熱可塑性樹脂でもゴム状のものと通 常の熱可塑性樹脂では混練機械は異なる場合が多い。 又、 ポリマーァロイ及びポ リマ一プレ ン ドエ程とセメ ン トの混合工程を同一の混練機械で行うか、 もしく は 別の混練機械で行うかは熱可塑性セメ ン ト組成物の性質で選択しなければならな い。
この様にして作られた熱可塑性セメ ン ト組成物は一度べレッ トにするか直接成 形を行うかして製品とする。 この成形工程は用途により様々であるが工場成形物 と現場成形物に分類することができる。
熱可塑性セメ ン ト組成物の成型物はその物のメルトイ ンデッ ク スにより射出成 形、 押出成形、 カ レ ンダー加工、 圧縮成形等の成形方法により成形物とするこ と ができる。 このよ う にして得られた本発明の熱可塑性セメ ン ト組成物は従来の熱 可塑性樹脂にない特徴的物性を示す。 即ち熱可塑性樹脂はセメ ン ト添加量の程度 によ り難燃プラ スチ ッ クプ又は非熱可塑性樹脂となり、 耐熱性のあるブラ スチ ッ クに変化するだけでなく圧縮強さ、 寸法安定性が向上するに対し引っ張り強さと 曲げ強さは低下するが耐候性は改善される。 熱可塑性ゴムでは加硫した状態に似 た硬化状態になり弾性体から剛体までセ メ ン ト量の増加に比例して物性を選択で さる o
熱可塑性セメ ン ト組成物の成形品は水で処理しセメ ン トを硬化させることで熱 可塑性を変化させることができるが、 この水和速度は成形物の厚さと親水性物質 の量、 セメ ン ト含量により変化する薄い物ほど速く、 厚いものほど遅く なる。 又 高温ほど速く、 低温では遅く なる。 又、 添加したセメ ン ト の凝結速度の速い物ほ ど水和し易い傾向がある。 こ のよ う にして得られる本発明の熱可塑性セメ ン ト組成物及びその成形物の用 途は非常に多く、 例えば以下のようなものが挙げられる。
. ァス フ ア ルト及び低融点熱可塑性樹脂系の熱可塑性セメ ン ト組成物の用途
輪だち防止ア ス フ ァ ル ト、 カ ラー舗装材、 防水材、 床材、 パテ材 • ゴム系の熱可塑性セ メ ン ト組成物の用途
カ ラ一舗装材、 防水材、 床材、 パテ材、 外装材、 シール材、 発泡体
• 汎用熱可塑性樹脂系の熱可塑性セメ ン ト組成物の用途
耐熱プラ スチ ッ ク、 難燃プラ スチ ッ ク、 建設資材 (永久型枠、 コ ンク リ ー ト 二次製品、 下水道資材、 道路資材)
本発明の熱可塑性セメ ン ト組成物は熱可塑性樹脂に添加したセ メ ン トが水和に よ って硬化する と熱可塑性樹脂の性質が消失して、 耐熱性樹脂セメ ン ト に変化す る原理に基づく熱可塑性セメ ン ト組成物であり、 プラ スチック の物性改善及び廃 ブラスチッ クの再資源化につながる新しいブラスチ ッ ク利用技術である。
[実施例]
以下、 実施例により本発明を更に具体的に説明するが、 本発明はこれらに限定 される ものではない。
尚、 実施例.中の部は全て重量部を表す。
実施例 1
ェチ レ ン—酢酸ビュル共重合体 (# 450 、 東ソ一社製) 100 部をホッ ト ロール で 140°Cに加熱しつつポリヱチ レ ンォキサイ ド (重合度 20、 明成化学社製) 3部 を少量ずつ添加した。 添加後同一温度でポル ト ラ ン ドセメ ン ト 200部を加えて混 練り した。 次いで、 これを 4 mra厚に板状に成形して直ちに水中に漬けると直ちに 白色に変色し、 6時間放置後、 物性を測定したところ、 ASTM D965 による抗張力 試験によると 167 kg/ cm 2 、 ASTM D638 による破断点伸び (%) は 8. 2であった c このエチ レ ン酢ビセメ ン ト組成物の水中浸瀆前後の軟化点は浸漬前 91 T;、 浸瀆後 は軟化せず熱可塑性は消失した。
比較例 1
ェチ レ ンー酢酸ビュル共重合体 ( # 450 、 東ソ一社製) 100 部をホッ トロ一ル で 140 °Cに加熱しつつポル ト ラ ン ドセメ ン ト 200部を加えて混練り した。 これを 水中に 6時間浸瀆した後、 軟化点を測定すると 93°Cでありセメ ン トは水和しなか つた。 ' . ■ ·
実施例 2
A B S樹脂 (ダイヤぺッ ト、 三菱レイ ョ ン社製) 100部をホッ ト ロールで 135 。Cに加熱しつつ親水性ゥ レタ ン M E Kォキシムブロ ックプレボ リ マ一 10部を少量 ずつ添加しながら混練り した。 添加後同一温度で白色ポル ト ラ ン ドセメ ン ト 200 部を加えて再び混練り した。 これを 4 mm厚になるようにロール幅を調節して板状 に成形して直ちに水中に漬けると直ちに白色に変色し、 12時間放置後、 物性を測 定しる。 このものの物性は、 抗張力は 174kg/ cm2 (ASTM D965)、 破断点伸び (%) は 6.4(ASTM D638)であった。 A B S樹脂セメ ン ト組成物の水中浸瀆前後の軟化点 は浸瀆前 102°C、 浸瀆後 A B S樹脂セメ ン ト組成物は钦化せず熱可塑性は消失し た。
比較例 2
A B S樹脂 (ダイャぺッ ト、 三菱レイ ョン社製) 100部をホッ トロールで 135 °Cに加熱しつつ白色ポル ト ラ ン ドセメ ン ト 200部を加えて混練り した。 これを 4 mm厚になるようにロール幅を調節して板状に成形して直ちに水中に漬けて 12時間 放置する。 このものの軟化点は 102°Cであり実施例 2 と異なりセメ ン トは水和し なかつた。
実施例 3 ·
ポ リ スチ レ ン (電気化学社製) 100部をホッ ト ロールで 135°Cに加熱しつつポ リエチ レンォキサイ ド (重合度 20、 明成化学社製) 5部をメチル ビ二ルケ ト ン 5 部に混合して少量ずつ添加した。 添加後同一温度で白色ポル ト ラ ン ドセ メ ン ト 1 50部を加えて再び混練り した。 これを 4 mm厚になるようにロール幅を調節して板 状に成形して水中に漬けると直ちに白色に変色し、 12時間放置した。 こ のものの 物性は、 抗張力は 321kgZcm2(ASTM D965)、 破断点伸び (%) は 0.4(ASTM D638) であつた。 ポ リ スチ レ ン樹脂セメ ン ト組成物の水中浸瀆前後の軟化点は浸瀆前 111°C、 浸瀆後ポリ ス チ レ ン樹脂セメ ン ト組成物は軟化せず熱可塑性は消失した。 比較例 3
ポ リ スチ レン (電気化学社製) 100部をホッ トロールで 135°Cに加熱しつつ白 色ポル ト ラ ン ドセ メ ン ト 150部を加えて混練り した。 これを 4 mm厚になるよう に 口一ル幅を調節して板状に成形して水中に漬け 12時間放置した。 このものの軟化 点は 112°Cであり実施例 3 と異なりセメ ン トは水和しなかった。
実施例 4
低密度ポ リヱチ レン (三井石油化学社製) 100部をホ ッ ト ロールで 140°Cに加 熱しつつ、 予めポ リヱチ レンォキサイ ド (重合度 20、 明成化学社製) 5部と P V A 5部を混合溶解したものを添加し、 更にポル ト ラ ン ドセメ ン ト 400部を添加し て混練り した。 これを 4 mm厚になるように口一ル幅を調節して板状に成形して水 中に漬け 12時間放置した。 このものの物性は、 抗張力は 122kg/cin2(ASTM D965)、 破断点伸び (%) は 2.6(ASTM D638)であった。 ポリヱチ レ ン樹脂セメ ン ト組成物 の水中浸漬前後の軟化点は浸瀆前 97。 (:、 浸瀆後はポ リ エチ レ ン樹脂セメ ン ト組成 物は軟化せず熱可塑性は消失した。
比較例 4
低密度ポ リ ヱチ レ ン (三井石油化学社製) 100部をホ ッ ト ロールで 140°Cに加 熱しつつ、 ポル ト ラ ン ドセメ ン ト 400部を混練り した。 これを 4 ram厚になるよう にロール幅を調節して板状に成形して水中に漬け 24時間放置した。 この ものの飲 化点は 98°Cであり実施例 4 と異なりセメ ン トは水和しなかった。
実施例 5
低密度ポ リ エチ レ ン (三井石油化学社製) 100部をホ ッ ト ロールで 140。Cに加 熱しつつ、 予めポ リ プロ ピレ ンォキサイ ド 5部とポ リ エチ レン ' プロ ピ レンプロ ック コポリマ一 5部を混合したものを添加し、 更にポルト ラ ン ドセメ ン ト 400部 を添加して混練り した。 これを 4 mm厚になるようにロール幅を調節して板状に成 形して水中に漬け 24時間放置した。 このものの物性は、 抗張力は lllkg/cm2 (AS T D965)、 破断点伸び (%) は 1.3 (ASTM D638)であった。 ポリ エチレン樹脂セ メ ン ト組成物の水中浸漬前後の軟化点は浸漬前 87°C、 浸潰後はポ リェチレ ン樹脂 セメ ン ト組成物は钦化せず熱可塑性は消失した。
実施例 6
ポ リ プロ ピレン (三井石油化学社製) 100部をホ ッ ト ロールで 180°Cに加熱し つつ、 予めポ リ プロ ピ レンォキサイ ド 5部とポ リ エチ レ ン ' プロ ピレンブロ ッ ク コポ リマ一 5部を混合したものを添加し、 更にポル ト ラ ン ドセメ ン ト 300部を添 加して混練り した。 これを 4 mm厚になるようにロール幅を調節して板状に成形し て水中に漬け 24時間放置した。 このものの物性は、 抗張力は 323kgZcm2(ASTM D 965)、 破断点伸び (%) は 2.6 (ASTM D638)であ った。 ポ リ プロ ピレン樹脂セ メ ン ト組成物の水中浸漬前後の軟化点は浸漬前 187 。C、 浸漬後はポ リ プロ ピレ ン樹 脂セメ ン ト組成物は钦化せず熱可塑性は消失した。
実施例 7
硬質塩化ビュル 100部をホッ ト ロールで 140°Cに加熱しつつ、 予め予備混練り した親水性ウ レタ ンフ ユ ノ ールブロックプレボリマ一 10部と N B R 10部からなる ポリマーブレン ド体を徐々に添加して混練り した。 これにポル ト ラ ン ドセメ ン ト 300部を混練り して硬質塩化ビュルセメ ン ト組成物と した。 これを 4 mm厚になる ようにロール幅を調節して板状に成形して水中に漬け、 12時間放置し物性を測定 した。 抗張力は 307kgZcra2 (ASTM D965) 、 破断点伸び (%) は 0.3 (ASTM D63 8)であった。 硬質塩化ビニル樹脂セメ ン ト組成物の水中浸瀆前後の钦化点は浸漬 前 81T:、 浸瀆後は硬質塩化ビニル樹脂セ メ ン ト組成物は軟化せず熱可塑性は消失 した。
実施例 8
軟質塩化ビュル 100部をホッ ト ロールで 13CTCに加熱しつつ、 予め予備混練り した親水性ゥ レタ ンフ ュ ノ一ルブロ ックプレボ リマー 10部と N B R 10部からなる ポリマーブレ ン ド体を徐々に添加して混練り した。 これにポル ト ラ ン ドセメ ン ト 300部を混練り して硬質塩化ビュルセメ ン ト組成物と した。 これを 4 ram厚になる ようにロール幅を調節して板状に成形して水中に漬け、 12時間放置し物性を測定 する。 抗張力は 103kg/cm2 (ASTM D965)、 破断点伸び (%) は 4.8(ASTM D638)で あった。 軟質塩化ビニル樹脂セメ ン ト組成物の水中浸漬前後の軟化点は浸瀆前 65 °C、 浸漬後は軟質塩化ビニル樹脂セメ ン ト組成物は钦化せず熱可塑性は消失した 実施例 9
軟質塩化ビュル 100部をホ ッ ト ロールで 140°Cに加熱しつつ、 予め予備混練り した P E O と E V A (酢酸ビュル含量 60%) 各 7部からなるポリマーブレ ン ド体 を徐々に添加して混練り した。 これにポル ト ラ ン ドセ メ ン ト 300部を混練り して 硬質塩化ビュルセ メ ン ト組成物とする。 これを 4 mm厚になるようにロール幅を調 節して板状に成形して水中に漬け、 12時間放置し物性を測定した。 抗張力は 351 kg/ cm 2 (ASTM D965〉、 破断点伸び (%) は 0. 8 (ASTM D638 )であった。
実施例 10
ナ イ ロ ン 6 100 部をホ ッ ト ロールで 230 °Cに加熱しつつ、 RESEDA-GP- 100 (酸変性ァク リル/ P M M A、 東亜合成社製) 1部とポリヱチ レ ンォキサイ ド 2 部の混合物を徐々に加えて均一に混練り した。 これにレディ ソーク (燐酸マクネ シァセメ ン ト) 50部を添加して混練り した。 これを 4 ram厚になるようにロール幅 を調節して板状に成形して水中に漬け、 12時間放置し物性を測定した。 抗張力は 703kg/ cm 2 (ASTM D965 )、 破断点伸び (%) は 540 (ASTM D638〉であった。 ナイ 口 ン 6樹脂セメ ン ト組成物の水中浸瀆前後の钦化点は浸漬前 68°C、 浸潰後のナイ 口 ン 6樹脂セメ ン ト組成物は钦化せず熱可塑性は消失した。
実施例 11
P E T 100部をホッ トロールで 140度に加熱しつつ、 RESEDA-GP- 500 (ヱポキ シ変性ポリ スチ レ ンノポ リ スチ レ ン、 東亜合成社製) 2部とポリ ヱチ レ ンォキサ ィ ド 4部の混合物を徐々に加えて均一に混練り した。 これにポル トラ ン ドセメ ン ト 300部を混練り して P E Tセメ ン ト組成物と した。 これを 4 raro厚になるように ロール幅を調節して板状に成形して水中に漬け、 12時間放置し物性を測定した。 抗張力は 643 kg/ cm 2 (ASTM D965 )、 破断点伸び (%) は 3. 4 (ASTM D638 )であった c P E Tセメ ン ト組成物の水中浸漬前後の软化点は浸漬前 135 、 浸瀆後は P E T セメ ン ト組成物は軟化せず熱可塑性は消失した。
実施例 12
ァ ス フ ァ ノレ ト 100部をホッ トロールで 80。Cに加熱しつつ、 ポ リ エチ レ ンォキサ ィ ド (重合度 30、 明成化学社製) 5部を少量ずつ添加した。 これにポル ト ラ ン ド セメ ン ト 150 部を混練り して後、 6号砕石 500部、 7号砕石 300部、 細砂 60部を ニーダ一で混合した。 これをマー シャ ル安定度試験にかけて安定度を測定したと ころ、 突固め回数 75、 空げき率 (%) 5. 7 、 飽和度 (%) 84、 安定度 996 であつ た。 このア ス フ ァ ル ト セメ ン ト組成物は試験過程で水中養生によりセメ ン トが水 和しア ス フ ァ ル ト の熱可塑性が低下し再加熱により再生ァス フ ア ル ト にならなか つた。
比較例 5
ア ス フ ァ ル ト 100 部を 80°Cに加熱しつつ 6号砕石 500部、 7号砕石 300部、 細 砂 60部、 石粉 150部を二一ダ一で混合した。 これをマー シ ャ ル安定度試験にかけ て安定度を測定したところ、 突固め回数 75、 空げき率 (%) 5.6 、 飽和度 (%) 82、 安定度 533であった。 アス フ ァル ト の熱可塑性は変化せず再加熱により成形 ができた。
実施例 13
ェチ レン—酢酸ビュル共重合体 ( # 150 、 東ソ一社製) 100部をホッ ト ロール で 140°Cに加熱しつつポ リ エチ レ ンォキサイ ドと親水性ウ レタ ン M E Kォ牛 シム ブロ ックプレボリマ一 5部と 5部の混合物を少量ずつ添加した。 さらにポリブテ ン 30部を添加して混練りする。 これにポル ト ラ ン ドセメ ン ト 300部を加えて混練 し 24時間水中養生する。 ASTM D1238-57Tによる抗張力試験によると kgZcin2 、 ASTM D882-56T による破断点伸び%は 28であつた。 このヱチ レン酢ビセメ ン ト組 成物の水中浸漬前後の軟化点は浸瀆前 54°C、 浸瀆後は軟化せず熱可塑性は消失し た。 このヱチ レン酢ビセメ ン ト組成物は钦化点が低く、 6CTC近く の温度で現場施 ェ成形が可能である。
比較例 6
ェチレン—酢酸ビュル共重合体 (#150 、 東ソ一社製) 100 部をホッ トロール で 140度に加熱しつつポル ト ラ ン ドセメ ン ト 200部を加えて混練り した。 これを 水中に 24時間浸潰した後軟化点を測定すると 53度でありセ メ ン トは水和しなかつ た。
実施例 14
S B R 100部をホ ッ ト ロールで 80°Cに加熱しつつ、 P V Aエ ラ ス ト マ一 10部を 少量ずつ添加した。 さらにポリブテ ン 20部を添加して混練り した。 これに消石灰 300 部を加えて混練し 24時間水中養生し湿度 50%で 28日間気中養生した。 養生前 の抗張力試験によると 33kgZcm2(ASTM D412), 養生後の抗張力試験によると 89kg /cm2 (ASTM D 2)であつた。 この S B Rセメ ン ト組成物の水中浸漬前後の軟化点 は浸瀆前 54度、 浸瀆養生後は軟化せず熱可塑性は消失した。 比較例 7
実施例 14の P V Aエ ラ ス トマーを無添加とした配合で同一養生を行ったが 54°C で軟化し消石灰の炭酸化は生じなかった。
実施例 15
ク ロ ロ プレ ンゴム 100部をホ ッ ト ロールで 80°Cに加熱しつつ、 親水性ウ レタ ン プレボ リマー 5部を D A T A 0.5部とポ リ プロ ピレンカーボネー ト 0.5部の付加 物に添加しソ ルビ トールポリ グリ シジルヱ一テルと反応させた高粘度液を混練り した。 これに シ リ カ フ ラ ヮー 50部と消石灰 50部の混合物を適時加えて混練りする。 得られたク ロ 口 プレンセメ ン ト組成物を 24時間水中養生した。 こ の組成物は加硫 物に相当する物性を示した。
水中養生前…ゴム硬度 28、 水中養生後…ゴム硬度 64
実施例 16
ス チ レ ンブロ ッ ク コ ポ リ マー 100部をホッ ト ロールで 90。Cに加熱しつつ、 Ν, Ν· — メ チ レ ン ビスア ク リ ルア ミ ド共重合物 3部を添加した。 添加後カーボ ンブラ ッ ク 50部、 アル ミ ナセメ ン ト 100部を添加して混練り した。
このスチ レンブロ ッ ク コ ポ リ マーアル ミ ナセメ ン ト組成物は 24時間水中養生す るとセメ ン トは硬化した。
水中養生前…ゴム硬度 37、 水中養生後…ゴム硬度 62
実施例 17
ポ リ フ ユ 二 レ ンサルフ ア イ 100 部と、 予めェポキ シ樹脂(Ρ- 4100 、 旭電化社 製) 3部と Ε V A ( # 150 、 東ソ一社製) 3部、 P E 0 5部からなる混合物を 押出機で 290 てでブレン ドしながら押し出しペレツ トを調製した。 これを双腕二 —ダ一で 280°Cでアル ミ ナセ メ ン ト 100部と混合してポ リ フ エ 二 レ ンサルハイ ド アル ミ ナセメ ン ト組成物と した。 圧縮成形後 1週間水中養生すると、 熱変形温度 は 350度で変形しなかった。 水中養生前の熱変形温度は 268°Cであり耐熱性の向 上が顕著であつた。

Claims

請求の範囲
1 . 熱可塑性ブラスチック loo 重量部に対し、 水硬性セ メ ン ト及び Z又は気硬 性セ メ ン ト 50〜600 重量部及び親水性物質 0. 1 〜 20重量部を配合してなる熱可塑 性セメ ン ト組成物。
2 . 熱可塑性プラスチック 100 重量部に親水性物質 0. 1 〜20重量部を添加し相 溶化させた後に、 水硬性セメ ン ト及び/又は気硬性セメ ン ト 50〜600 重量部を添 加 · 混練し、 次いでこ の混合物を吸水させて硬化することを特徴とするセメ ン ト 成形物の製造方法。
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