WO1985001512A1 - Chemically active composition containing ferrous ion - Google Patents

Description

明 細 書

2 価鉄 ィ オ ン を含む化学的に活性な組成物 技術分野

木発明は、 脱臭、 殺菌、 食品の鮮度保持、 植物の生 長促進及び可燃材料の防炎処理 （蒙燃化） 機能等種 々 の化学的及び生理学的活性を有する新規 な、 2 価鉄 ィ

オ ン を含む組成物に関する。

背景技衛

確酸第一鉄等の鉄 （ Π ) 化合物は幅広い用途 を有す る が、 周知の よ う に 、 これを水性溶液の形で放置する と 、 2 価鉄 イ オ ンは、 溶存酸素や空気に よ っ て容易に 酸化 さ れ て黉褐色 に 変化 し 、 沈殿 を 生 じ る性質があ る 。 水溶液中の 2価鉄 イ オ ン の酸化防止のため 、 還元 剤 と し て ヒ ド ロ ギ シ ル ァ ミ ン 、 ス ズ化合物等を添加す る こ と が行われてい る が、 これらの物質は人体に対す る毒性が強いので、 2価鉄イ オ ンを含む水性溶液の用 途は制限 され る。

本発明者 ら は こ の よ う な 2価鉄イ オ ン を含む水溶液 を安定化 し、 各種の機能を付与 した組成物 と し て、 2

価鉄 イ オ ン に対 し、 少量の L ー ァ ス コ ル ビ ン酸を共存 させた化学的に活性な水溶液及び固形物質を提案 し た

( P C T Z J P 8 3 / 0 9 9 ; 特開昭 5 9 - 1 3 2 9

OMM 3 7 ) 。 しか し 、 こ の も のは組成物自体は水溶液であ る ので、 液の貯蔵、 取扱いが面街であ り 、 使用方法も 固形の場合、 吸水性封料を担体と して使用する含浸、 浸渣な どに限定 されていた *

発明の開示

本発明は、 第 1 に活性を保持 しながら 、 ー曆安定化 さ れた 2 価鉄 ィ オ ン を合む水性溶液及びその乾渙物 (粉末、 粒） の組成 ftを提供する こ と を 目 的 と する， 第 2 に： 発明はこ の よ う に安定化された 2価鉄 イ オ ン を含む化学的に活性な組成物の新しい用途を提供する こ と を 目 的 と する 。 第 3 に木発明の 目 的は、 こ の化学 的に活性で安定'化された組成物を逢用 し て、 1 種又は 2種以上の機能を同時に具備させた新 し い多機 H材料 を提供する こ と を 目 的 とする。

*発明 に よれば、 上記目的を瑭足 し得る 、 き わめて 安定で晩臭、 殺菌、 食品の鮮度保持 植物の生長促進 及び可燃材料の防炎 ¾理 （H燃化） 効果等種 々 の化学 的及び生理学的活性を有する新親な、 2 価鉄 イ オ ンを 合む組成物が提供される。

こ の組成物は、 鉄 （ Π ) 化合物、 ァ ス コル ビ ン酸及 ぴノ又は ク ェ ン酸、 及び ミ ヨ ゥバンを含有 してな り 、 鉄 （ Π ) 化合物中の 2価鉄イ オ ン と ァ ス コル ビ ン酸 も し く は ク ェ ン酸 と の比が重量比で 、 1 : 0 . 0 2 〜 0 . 3 0 (ァ ス コ ル ビ ン酸の場合） 又は 1 ： 0 . 0 1 〜 0 . 8 0 ( ク ェ ン織の場合） の範囲で舍有する こ と を特徴 と する 組成物であ る *

本発明の組成物に用い られる鉄 （ Π ) 化合物の例 と し ては、 硫酸第一鉄、 塩化第一鉄、 硝酸第一鉄、 臭化 第一鉄、 ヨ ウ 化第一鉄などの鉄 （ Π ) 無機塩の外、 没 食子酸第一鉄、 リ ン ゴ酸第一鉄、 フ マル靉第一鉄な ど の鉄 （ Π ) 有機塩が あげられる。 鉄 （ Π ) 化合物は上 記例示の も の に限定 される も の ではな く 、 水中 に溶解 し 、 2 価鉄 イ オ ン を形成する も の であれば任意の も の を用い る こ と がで き る 。

また ァ ス コ ル ビ ン織 と し ては L ー ァ ス コ ル ビ ン酸、 D — ィ ソ ァ ス コ ル ビ ン酸が用い られるが L ー ァ ス コ ル ビ ン酸が好ま し い 。

本発明 において ァ ス コルビ ン酸と ク ェ ン酸は それぞ れ単独で も あ る いは、 両者を併用 し て も よ い。 併用 の 場合は ク ェ ン酸はァ ス コルビ ン酸に対 し安定剤 と し て 補助的 に作用する ので、 その量は少なめ で よ い。

こ の組成物において、 鉄 （ Π ) 化合物中の鉄 （ Π ) と ァ ス コ ル ビ ン酸 と の比率は、 重量比での、 好 ま し く は 1 ： 0 . 0 2 〜 0 . 1 3 ( モル比で第一鉄塩 1 モ ル に 対 し ァ ス コ ル ビ ン 酸約 0 . 0 0 6 〜 0 . 0 4 モ ル） 、 よ り 好 ま し く は 0 . 0 5 〜 0 . 1 3 ( モ ル比で 第一鉄塩 1 モ ル に対 し ァ ス コ ル ビ ン酸 0 . 0 1 6 〜 0 . 0 4 モ ル ） の範囲である。 本 発 明 の上 ¾ を ¾え て ァ ス コル ビ ン酸を用いる と 、 組成物が着色 し経済的

でな く な リ 、 鮮度保持、 晩臭機簾、 安定性が低下 し、 ま た下限未满 で は 、 鉄 （ Π ) の安定性が不足 して く る 。 ま た ク ェ ン酸 の 場合 は 鉄 （ Π ) 化合物中 の鉄

( Π ) と ク ヱ ン酸の比率は重量比で 1 ： 0·80 人下 の範 囲が好ま し く 、 よ り 好ま し く は 1 : 0 . 0 1 〜 0 . 8

の範囲 であ る 。 なお、 1 例と して: *：癸明 の組成 ¾にお ける鉄 （ Π ) 化合物に封する L ー ァ ス コ ル ビ ン酸 （ Η₂

A s c ) の モル比 と 脱臭作用 （ N 1¾吸着量） と の闋 ^ を第 1 図に示す。

*発明の組成物は活性発現のためには鉄 （ Π ) 化合 物 と ァ ス コ ル ビ ン酸 も し く は ク ェン酸及び ミ ョ ゥ バ ン

が結合 してい る こ と が必要であ る。 これは各成分を所 定比率で水中 に溶解 し 、 水溶液とする こ と に よ り 調製

で き る 。 また こ の水溶液を通常の噴霧乾燥、 凍結乾燥

等に よ り 乾燥粉末化 し て謳製でき る。

太発明の鉄 （ Π ) 化合物 ¾成物中の ミ ₃ ゥ パ ンは ¾ 燃効果を有す る と共に、 晩臭垅能を安定化させる 》 こ の ミ ₃ ゥパ ン の添加量は本発明の組成物の用途、 使用 形態に よ っ て異なる が鉄 （ Π ) 化合物と ァ ス コ ル ビ ン

酸 も し く は ク ェ ン酸 と の合計量に対 し 1 0 0 重量％の

範囲 ま で用 い られ、 2 〜 2 0 重量％ の範囲が好ま し い。 ミ ヨ ウ ノく ン と し ては特に制展はないがカ リ ミ ₃ ゥ パ ン 、 ア ン モ ニ ア ミ - ゥパ ン 、 ナ ト リ ウ ム ミ ゥ パ ン

ΟΜΡΙ な どが好適で特に焼 ミ ヨ ウバ ンが好適であ る · また 、 本発明の組成物は好ま し く は所定量の塩化ナ ト リ ウ ム を含有 させる こ と に よ り 、 脱臭機能、 防炎効 果が向上促進する 。 その添加量は、 鉄 （ Π ) 化合物 と ァ ス コ ル ビ ン酸も し く はク ヱ ン酸の合計量に対 し

0 . 5 〜 1 5 重量％ の範囲が好ま しい。

本発明の組成物は水性溶液又はそ の乾燥物 （粉末、 粒な ど） と し て提供 される ·

2 価鉄 イ オ ン の水溶液中の瀵度は、 水溶液の特異 * 化学的活性を考え て、 一般的には金属鉄換算で 0 . 1 5 重量％以上 、 好 ま し く く は 0 . 3 重量％以上で あ リ 、 そ の上限は （ Π ) 化合物の溶解度であ る 。

本発明の組成物は 、 鉄 （ Π ) 化合物 - ァ ス コ ル ビ ン 酸及び Z又 は ク ェ ン酸一 ミ ョ ゥ バ ン の系か ら な る た め、 2 価鉄 イ オ ンは活性状態で保持 された ま ま き わめ て安定化 され る 。 し たがっ て、 この水性溶液を長期間 空気 と 接触 さ せて も 実質的な沈毆は形成 されな い。 ま た 、 2 価鉄 イ オ ンが安定化されてい る の で、 噴霧乾燥 な どの よ う な高潼下での加工 ¾理に耐え る ばか り でな く 、 得 ら れた乾燥粉末等は瞻化条件下で も安定であ リ 、 水性溶液 と ほ と ん ど同程度の晚臭活性等の活性を 示す。 また こ の乾燥物質は、 担体のよ う な も の を必要 と せず 、 有効成分 1 0 0 % の高讒度剤であ る * した が っ て 、 これは再び水に溶解 して使用で き る の は も ち ろん、 その ま ま化粧品、 医薬品、 防炎 理剤、 樹脂中 に練込み、 混合する こ と も可能と なる。

したが っ て、 本発明の組成物の使用に 当っ ては用途 に応 じて支持体上に舍浸、 塗布、 散布 した り 、 練込む な どの いずれの方法を選択でき、 脱臭、 肇燃、 鮮度保 持、 生長促進な どの用途に広範に用い られる 。

なお、 *発呢の組成物が上記のよ う な特異な活性を 示す理由はまだ明 らかでないが、 ァ ス コ ル ビ ン酸又は ク ェ ン酸の共存下 に おけ る 2価鉄 ィ オ ン の作用 に よ リ 、 次式に示すょ ラ に分子状酸素が酸化力の強い ス 一 パー オ ギ シ ド （ 0₂一 ） に変換され、 これが安定状態に 保 た れ て い る こ と が 原 因 し て い る も の と 推定 され る 。

Fe( H )，0₂ +Fe ( m ^→ Fe ( ll ) «0₂« e ( Π )

^_ Fe CIE) ·0₂ · Fe C ΠΙ )

また この よ う な ス ー パーオギシ ドに よ る殺菌効果も 寄与 し ている も の と 考え られる。 なお、 難燃効果の機 構については不明で あ るが、 塩化ナ ト リ ウ ムが特異な 作用 を果 し てい る と 推定される。

以下 に本発明の組成物について機瘻別 に さ ら に詳細 に説明する。

〈朕臭剤》

本発明の組成物の水性溶液又はそ の乾燥物か ら なる 脱臭剤は、 便所、 ゴ ミ 箱、 冷蔵庫、 抹水溝等におけ る 悪臭の除去や、 室内空問における悪臭の除去等の 目 的 に適用する こ と がで き る。 脱臭剤の適用方法に関 し て は、 水溶液状の場合 には、 悪臭源に対す る噴耋、 洗

等の方法がぁ リ 、 固形状の場合には、 悪臭源に対する 直接投与の外、 こ の固形状脱臭剤を悪臭 を含む空間に 置 く 方法等が あ る 。 前記晩臭剤は、 お し めや女性の生 理用品等の衛生材料の一部に含有させて用い る こ と も でき る 。

本発明の組成物の水性溶液は、 通常の 2 価鉄 イ オ ン

を含む水溶液 と比べて、 種 々 の特異な化学的、 生理学 的活性 を示すが、 そ の活性と して、 ィ ォ ゥ 又は窒素 を 含む悪臭物質、 例えば、 礞化水素、 メ チル メ ル カ プ タ

ン 、 ア ン モ ニ ア 、 ト リ メ チル ァ ミ ン等に対 し 、 著 し く 高い脱臭効果 を有す る こ とが示される。 こ の水性溶液 は、 固形状の晩臭剤 と するために、 紙、 合成紙、 布、 不繳布、 、 多孔質充塡剤等の固形物質に舍浸さ せた後 乾燥処理する こ と ができ る， こ の場合、 乾燥処理は、 場合に よ っ て省略す る こ と も可能であ る 、 多孔質充塡

O PI 剤 と し ては、 活性炭、 ゼォラ イ ト 、 ベ ン ト 十 イ ト 、 力

ォ リ ン 、 バ — ラ イ ト 、 セ ビオ ラ イ ト 、 ケ イ ソ ゥ 土、 シ

リ カ、 ア ル ミ ナ等が挙げられ、 そ の形状は、 粉末状、 力粒状等任意であ る · 固形 ¾質に担持させる L - ァ ス コ ル ビ ン酸 も し く は ク ェ ン酸と鉄 （ Π ) 化合物 と ミ ₃ ゥ バ ン の合計量は固形物質 1 0 0重量部に対 し 、 固形 分 と し て、 0 . 5 〜 2 0重量部程度であ る。

〈防炎処理剤〉

こ れ は 本 発明 の 組成 物 の水性溶液 を 、 紙 、 織

( じ ゅ う た ん 、 力 一 テ ン） 、 港雉、 糸、 太材、 ウ レ タ ン な どの可燃性材料に塗布、 散布、 浸漬な どの処理に ょ リ 舍有させて行 う こ とができ る。 また、 本発明の組 成物を乾燥物 と し て樹脂中に練込んで例えばフ ィ ル ム

成形 し て も よ く 、 合成樹脂中に混合後、 紡糸 し て も よ い。 被処理物中の処理剤の含有量は、 理の 目 的、 祓 処理物の用途、 材料の種類な どによ り 異なる が通常被 処理物 1 0 0 重量部に対 し 5 〜 7 0 重量部の範囲が好 ま しい。

こ の場合、 被 ¾理物は防炎効果及び膦臭効果を併有 し、 多機能材 と なる 。

〈鮮度保持剤〉

本発明の組成物の特異な機饞の第 3 は、 鮮度保持機 能、 殺菌機簏であ る 。 野荬、 果物、 肉類、 魚介類等の 生鮮含品や、 それ ら の加工食品等に封 し て、 *発明の

( O PI 水性溶液を適用する 時には、 それらの食品を廷長 され た期間高鮮度に保持する こ と ができ る · こ の場合、 適 用方法 と し て は、 水性溶液を全品に対 し て塗布又は噴 霧 し た リ 、 水性溶液 中 に 食品 を浸癀す る方法等があ る。 ま た、 こ の水性溶液は、 前記脎臭剤の場合 と 同様 に 、 固形状の鮮度保持剤 とするために、 紙、 合成氏、 織布、 不織布、 糸、 多孔質充塡剤等の固形物質 に含浸 させた後、 乾燥 : ¾理する こ とができ る * こ の よ う な固 形状鮮度保持剤の遺用方法に関 しては、 例えば、 シ ー

ト ゃ フ ィ ル ム状の場合、 こ の シー ト やフ ィ ル ム を用い て食品 を包装すれば よ く 、 また粉末状又は 力粒状の場 合、 こ れを適当な薬剤 と混合 しても よい。 また本発 S の組成物の乾燥物を練込んだ樹脂の フ ィ ル ム で上記の 食品を包装 し て も よ い。

さ ら に食品 を本発明の組成物の水性溶液の蒸気雰囲 気 中 に 置 く こ と に よ リ 、 鮮度保持 を 行 う こ と も で き る 。 こ の場合、 水性組成物中の有効成分、 鉄 （ Π ) 化 合物、 ァ ス コ ル ビ ン酸も し く は ク ェ ン酸及び ミ ヨ ゥ バ ン の合計の瀛度は、 食品の種類、 処理量、 雰囲気の移 動速度な どに よ っ て異なるが通常 0 . 1 〜 4 0 重量％ で あ り 、 好 ま し く は 1 . 0 〜 2 0 重量％の範囲であ る 。 ま た 、 こ の場合 の湿度 は 、 通常 8 0 %以上であ り 、 好 ま し く は 9 0 %以上であ る * また S度は特に制 限はないが、 あ ま り 高氨は好ま し く な く 、 常镊以下が

OMPI 好ま し い。

また、 水蒸気雰囲気は強制循瓖等は適宜行 う のがよ いが水蒸気雰囲気の一部を常に新鮮なも の と交換する よ う に し、 前記有效成分を含有する雰囲気を活性状態 に維持する のが特に好ま しい。 これは具体的に は ビニ ルハ ウ ス の少 な く と も 1 個所、 隙間から 、 一部雰囲気 を逸す よ う にする こ と で達成できる。 しか し基本的に 密閉雰囲気 と する こ と を特徵とする。

こ の鮮度保持剤に よれば、 野荬、 果実、 肉類、 魚介 類な どの生鮮食料品や水産 ¾髮品などの鮮度保持、 防 腐、 保持 に適用する の に好適である。 具体的に は寿司 店の ネ タ ケー ス 、 肉店の陳列ケー ス に も こ の方法を適 用で き る。 こ の方法 においては有害な殺菌剤を一切使 用せず、 人畜 に対 し安全な成分の組合わせであ り 、 そ れ故產地か ら市場ま での流通段階におい てばか り でな く 、 主婦な どの末端消費者も安心 して こ の方法を実尨 で き る 。 したが っ て産地から消費者まで通 した一貫 し た鮮度保持シ ス テ ムができる点で特に有利であ る。 ま た蒸気雰囲気が系外に もれても何も人体に害を与え る 恐れが ない、 全 く 安全であ る と いう の も こ の鮮度保持 剤を用い る こ と の利点である。

〈植物の生長促進剤 >

末発明の組成物の特異な生理学的な活性は植物の生 長促進効果であ る。 こ の場合、 *発明の組成物の適用 方法に は特に制限は ないが、 例えば蒸気雰囲気中に植 物をお く 方法の外、 こ の組成物の水溶液で植物にかん 水する 方法があ る。

こ の植物生育促進剤組成物を水溶液 と し て用 い る に 当 り 、 溶液中 の有效成分、 鉄 （ Π ) 化合物 と ァ ス コ ル ビ ン酸 も し く は ク ェ ン酸及ぴ ミ ₃ ゥ バ ン の合計濃度 は、 対象植物の種類、 処理量、 雰囲気の移動速度な ど に よ っ て異な る が通常 0 . 1 〜 4 0重量％でぁ リ 、 好 ま し く は 1 . 0 〜 2 0 重量％の範囲であ る ·

本発 ¾組成物に よ り 植物の生育促進、 活性化 ¾理を 行 う に は、 例えば上記組成物の水溶液で高湿度の蒸気 雰囲気を形成 し 、 こ の中に花卉類を保持する 。 こ の場 合の湿度は、 通常 7 0 %以上であ り 、 好 ま し く は 9 0

%以上であ る 。 また温度は特に制限はないが、 あ ま り 高温あ る いは低温は好ま し く な く 、 通常 1 0 〜 2 0 °C

であ り 好ま し く は 1 6 〜 1 8 °0の範囲で あ る 。

こ の場合、 水蒸気雰囲気の強制循瓖等は適宜行 う の がよ いが水蒸気雰囲気の一部を常に新鮮 な も の と 交換 する よ う に し 、 前記有効成分を含有する 雰囲気を活性 状態に維持する のが特に好ま しい。 これは具体的には 該雰囲気を ビニルハ ウ ス等で形成 し、 そ の一個所に隙 間を形成 し て行 う こ と ができ る。 しか し基本的に は密 閉状態の雰囲気 と す る こ と を特镦とする 。

なお こ の処理は蒸気雰囲気を前記の よ ラ に達明 な ビ

OMPI ニル フ ィ ル ム等で形成 し、 日光の達邊条件下で行 う の が好ま しいが、 室内でも十分その 目的を達成でき る · 上記方法に よ り 、 花卉類の茎、 芽の伸びを促進する こ と がで き 、 速効性である とい う特徵があ る * また室 内等に おいて疲労 した植太鉢も术発 ¾の方法に よれば 活性化 し て妻の籙が襄 く 表裏面のツヤの あ る も の と で き る の で花卉類の品質向上の効果があ り 、 大き な利点 であ る 。 また水稻な どでは术発明の水溶液の希釈液で かん水する のが好ま しい。

次に *発明 の組成物よ り 得られる機能材料 と してプ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム 及び壁紙の伢を説明する * 〈 ブラ ス チ ッ ク フ ィ ル ムの製造〉

すな わ ち樹脂に、 鉄 （ Π ) 化合物及びァ ス コ ル ビ ン 酸及び Z又は ク ェ ン酸及び ミ ヨ ウバ ンか ら な る 組成物 を舍有 させて プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ムを製造する 。

こ こ で用い られる 樹脂は合成樹脂あ る いは天然樹脂 の い ずれ で も よ い 。 そ の具体 ^ と し て はボ リ エ チ レ ン 、 ボ リ プ ロ ピ レ ン な どのボ リ ォ レ フ ィ ン類、 ボ リ ビ ニルア ル コ ー ル、 ボ リ 塩化ビニル、 ボ リ 塩化 ビニ リ デ ン 、 ボ リ ス チ レ ン 、 塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体 な どの ボ リ ビニル化合物、 セル ロ ー ス ジ ァセ テ ー ト な どの セ ル ロ ー ス エ ス テ レ類、 再生セルロ ー ス 、 ボ リ エ ス テル類、 ボ リ ア ミ ド 、 塩酸ゴ ム、 天然ゴ ム類、 フ 素樹脂な どがあ げ られる。 フ ィ ル ム厚は、 フ ィ ル ム の用途、 材料 な どに ょ リ 変 わ る が、 通常 0 . 0 1 〜 0 . 5 m mの範囲が好 ま し い が、 も ち ろん こ の範囲を外れた フ ィ ル ム も製造する こ と がで き る。

な お本明細書 、 及び請求 の範囲 に お い て 「 フ ィ ル ム J と はそ の厚 さ を特に制限する意味では な く 、 いわ ゆ る シ ー ト 状 の も の も 包舍す る 。 ま た 「 プ ラ ス チ ッ ク J は熱可塑性の意味ではな く 広義の高分子 と 同義で あ る 。

こ の フ ィ ル ム 中 の本発明の組成物の含有量は固形 分换箕で 0 . 5 重量％以上が好ま しい。 上限は多けれ ば多い程良いが、 5 重量％を越える と フ ィ ル ム が白港 する が、 鮮度保持、 脱臭機能に問題ない *

こ の ブ ラ ス チ ッ ク フ イ ル ム の製造は本発明の組成物 を乾燥物 と し て混入する以外は、 通常の フ ィ ル ム形成 方法 に よ っ て 、 例 え ば 、 カ レ ン ダ 一 法、 T型 ダ イ ス 法、 イ ン フ レ 一 シ ₃ ン法、 溶被流廷法な どに よ っ て行 う こ と がで き る が。 さ らに具体的に言え ば例え ば イ ン フ レ 一 シ ヨ ン法の場合、 マ ス タ 一ペ レ ツ ト 中 に ま ず高 ffi度で鉄 （ Π ) 化合物組成物を混入 し、 さ ら に これに 樹脂を加えて爨度を 1 1 0 程度に希釈 した も の を融 解押出成形する のが好ま しい。

ま た 、 こ の プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム中に は本発明の組 成物の活性発現を損わない範囲で、 可塑剤、 安定剤、 充塡剤及びそ の他の添加剤 （着色剤な ど） の よ う な憤

用成分を添加 し て よ い こ とはも ちろんであ る。 なお本

発明の組成物の活性発現を促進する こ と が必要な場合

は 3 〜 1 0 重量％の塩を混合すればよい，

こ う し て得 られた プ ラ スチッ ク フ ィ ル ムは、 若干平

滑性が落ち る が鉄 （ Π ) 化合物組成物を含ま ないも の

と外観が殆ん ど違わ ない透明なフ ィ ル ム であ る 。 こ の

ブ ラ ス チ ッ ク フ イ ル ム を用いれば食品の鮮度を長 く 保

持 し て腐敗を防止する こ とができる と い うす ぐれた効

果を奏する。 こ の フ ィ ル ム の使用方法と しては鮮度の

落ちやすい野荬、 果実、 肉類、 魚介類な どの生鮮食料

食糧品や水産 »製品を 包装、 収納 し て鮮度保持、 防

腐、 保存に適用する のがよい。 ょ リ 具体的には果物、

野荬な どの収納袋 と して、 また、 かまぼ こ、 ソ 一 セ一

ジ な どの ケ ー シ ン グ フ イ ル ム な ど と し て、 用い られ

る 。 太発明に よ り 得 られる材料は有害な殺菌剤を一切

使用せず、 人畜に対 し安全な成分の ¾合わせであ る。

また こ の フ ィ ル ムは晩臭効果も有し、 金品の悪臭、 異

臭を吸収除去する。

〈機能性壁紙の髮造〉

すなわ ち壁紙材に 、 末発明の組成物を被覆又は混入

させ機能性壁紙を蟹造でき る ·

*発明において用 い られる壁紙材には特に制 Sはな

く 従来の一般に採用 されている ものを用いる'こ と がで

OMPI WIPO一 き る 。 表面化粧曆には難燃性塩化ビニル樹脂が最も好 適であ る が、 これに限 らずウ レ タ ン樹脂、 ア ク リ ル攆 脂、 ボ リ エチ レ ン樹脂、 ボ リ プ ロ ピ レ ン樹脂、 ボ リ エ ステル樹脂で も よ い · また、 ベー ス基布 と し ては ¾燃 紙、 合成紙、 無機質紙、 織布のいずれで も よ い。 要す る に鉄 （ Π ) 組成物を適用でき る壁紙材な ら ば どの よ ラ な も の で も よ い。

こ の 中で特 に好ま しい塩化 ビニル樹脂の壁紙材の S 合の代表例を示す。

配合 （ A ) 重量部

塩化 ビニル樹脂 1 0 0

可塑剤 （含簾燃可塑剤） 6 0

発泡剤 （ A D C A ) 5

安定剤 3 . 5

充塡剤 1 0

難燃剤 3

顔料 3 0

合計 2 5 配合 （ B ) 重量 》

塩化 ビュル樹脂 1 0 0

可塑剤 （含雄燃可塑剤） 5 5

発泡剤 （ O B S H ) 2

安定剤 2 充塡剤 5 0

難燃剤 3

顔料 2 0 合計 2 3 2

次に こ の鉄 C π ) 組成物は壁紙に塗布、 又は混入す る こ と に よ り 適用 される。

塗布法は どの よ う な方法でも よいが、 好ま し い方法 は 2種類あ リ グ ラ ビア印厨锼を利用する 方法 と 、 ド ク タ ーナ イ フ に ょ 塗布加工する方法であ る * こ の全ェ 程を次にそれぞれ示す。

( a ) グラ ビア印刷機を利用する方法

塗布 •グラビア

(塩ビゾルコ一卜）

グ ラ ビア印刷後 1 2 0 〜 1 3 0でで 3 0 〜 6 0 秒間 乾燥する。

( b ) ド ク タ ーナ イ フ に よる谷汚し法

塗布 r >エ ンボ ス >谷汚 し プ リ ン ト ~ エ ンボ ス ~ 谷汚 し 谷汚 しの後 1 3 0 〜 ： 1 4 0 でで 1 〜 1 . 5 分乾燥す る こ の よ う な塗布の際には木発明の組成物を含有する 水性 ィ ン ギを使用す る。 本発明の組成物を水溶液と し て用いる 場合、 そ の固 型分潘度は溶解度の関係で最高 3 0重量％ま でであ る が、 そ の量が多すぎ る と水性イ ンキがゲル化す る危險 があ り 3 0 重量％以下好ま し く は 2 5 重量％以下であ リ 、 加工安定性の上か ら 1 5 〜 2 0 重量％ と な る のが 好ま し い。 水性 ィ ン ギ中の基本的な組成は従来公知の グ ラ ビア水性 ィ ン ギ の 合を揉用する こ と がで き る 。 太発明の組成物を S合 した水性ィ ン ギ の 1 傍 を次に 示す。 成分 口!）

V P A G メ ジ ユ ー ム 9 0

〃 〃 カ ラ ー 1 0

*発明組成物水溶液

2 0

(固型分 2 0 % ) 合計 1 2 0

(注） VPA G メ ジ ュ 一 ム 樹脂分 （塩化 ビニル ー

ァ ク リ ル系共重合物）

2 2 %

VPA G カ ラ ー ： 樹脂分 （同上） 1 8 〜

2 4 % 顔料分 3 〜 1 5 % 水性 イ ン キの塗布量は上記 （ a ) のグ ラ ビア 印刷 に よ る方法では通常 1 0 〜 4 0 g Zn 、 好ま し く は 2 0 〜 3 0 g Z n の範囲 で あ る · また上記 ( b ) の ド ク タ ーナ イ フ に よ る谷汚 し法では 2 0 〜 7 0 g / n 、 好 ま し く は 3 0 〜 5 0 g /n の範囲であ る

こ の場合、 塗布量が 7 0 g /n を越え る と ィ ン ギ の 接着性や表面色相の安定性が問題であ 、 また少なす ぎる と 十分な 目 的の璣能が発揮されない

次に太発明の組成物は粉体と して使用 して も よい。 こ の場合、 例えば塩化 ビニル構脂のベー ス ト ゾル中に 合 し て塗料組成物 を作 り 、 こ れ を適宜 S度に希釈 し、 あ る いは希釈 し ないで、 壁紙材に塗布する こ と が でき る 。 この よ う な塗料組成物の 1 ί¾を示す。

成分 重量部 塩化 ビニルペー ス ト 攆脂 1 0 0 可塑剤 5 0 安定剤 2

*発明の組成物 2 0

(¾醭第一鉄 ： L ー ァ ス コ ル ビ ン酸

- 1 : 0 - 0 3 ( モル比） 、 ミ ヨ ウ パ ン 0ま量 % 、 粒径数十 ミ ク ロ ンの も の）

顔料 2 0 合計 9 2 こ の塗料組成物の分散には強い剪断力 をかける こ と

( ペ イ ン ト ロ ールに通すこ と など） が必要であ るが、 これよ リ 調製 された塗料は通常の塩 ビペ ー ス ト ゾル と 同様に し て使用でき る 。

グ ラ ビア印刷又は谷汚 し法に よる塗布以外の工程、 例えば プ リ ン ト 、 エ ン ボ ス の工程は従来の壁紙製造 と 同様に し て行 う こ と ができ る。

なお壁紙材の種類 に よ っ ては、 鉄 （ Π ) 組成物の粉

体を直接壁紙材中に練 り 込んでも よい *

こ う し て特異 な特異 な性能 （空気浄化、 脱臭、 制

菌、 防 カ ビ） を付年 した内装材を得る こ と がで き る ·

こ う し て得 られた壁紙の特徵は室内の単な る 美化 に

止 ま ら ず周囲 の雰囲気を清浄化 し同時に生化学的に非

常に好 ま しい活性酸素を発生 させる事に あ る 。 本発明

に おい て脱臭効果は 1 つの要素ではあ る が これが全て

で は な く 活性酸素 に 基づ く 各効果 の 目 安であ る 。 ま

た、 こ の壁紙 に穴開加工を ¾すこ と に よ り 、 脱臭機能

な どの空気浄化機能を長期間雜持でき る *

さ ら に こ の壁紙は防炎効果を有 し てい る。 ま た、 ェ

ン ボ ス加工、 発泡加工等の加熱に耐える 活性を維持 し

てい る 。

こ の壁紙は通常の壁紙 と同様に して用 い られ る が、

特に 、 一般の住居の居間、 ト イ レ、 病院の病室、 ナー

ス ス テ ー シ ョ ン等 に 好 ま し く 用い られる 。

OMPI 図面の簏単な説明

第 1 図は： *：発明の組成 における鉄 （ Π ) 化合物に 対する L ー ァ ス コ ル ビ ン織 ( H _A A s C ) のモル比 と 脱臭作用 （ N Hj 吸着量） と の関係を示すグ ラ フ であ リ 、 第 2 図は脫臭試験装置の説明図である，

発明 を実旄するための最良の形蕙

次 に： 発明 を実 ¾例 に基づ き さ ら に詳細に説明す る。

実施例 1

( i ) 水溶液 の 調製

(D A 液

硫酸第一鉄七氷塩 （分子量 2 7 8 . 0 3 ) 2 7 . 5 g を 氷 に溶解 し 1 0 0 m l と し た の ち 、 L 一 ァ ス コ ル ビ ン酸 0 . 5 g を 加 え溶解 し て 原液 を 調製 し 、 こ の 原液 を 水 で 2 倍 に 希釈 し て調製 し た 。

® B 液 （本発明 の組成物）

上記 ® の原液 1 0 0 m l に 焼 ミ 3 ゥ バ ン 1 0 g を 加 え 、 3 0 分間か き ま ぜ た の ち 遠心分 81後 ろ 過 し て 得 た ろ 液 を 水 で 2 . 5 倍 に 希釈 し て 調製 し た 。

® C 液

水 1 0 0 m l に 焼 ミ ヨ ウ バ ン 1 0 g を 加 え 、 3 0 分 間か き ま ぜた の ち 遠心分離後 ろ 過 し て ろ 過 し た得 た ろ 液 を 使用 し た 。

® D 液

硫酸第一鉄 2 7 . 5 g を 水 1 0 0 m 1 に 完全 に 溶解 し こ れ を 水 で 2 倍 に 希釈 し て 調製 し た 。

( i i) 処理紙 の 調製

上 記 で 調 製 し た A 〜 D 液 を 各 々 直 径 9 . 3 c m の

シ ャ ー レ に 入 れ 、 こ れ に 東洋 ろ 紙定性 N o . 2 (径 9 c m ) を 3 0 分間漬 け た の ち 、 一晩 自 然乾燥 さ せた 。

こ う し て第 1 表 に 示す ょ ラ に 処理前 の ろ 紙重量 1 0 0 と し て添着量約 2 7 〜 2 8 の 範 囲 の処理紙 A 〜 D を 得

O PI

、 た 。 こ う し て 得た処理紙 は D は黄色 に 着色 し た の に対 し A 、 B は薄い ひ わ色、 C は 白 色で あ っ た 。

(i i i)防炎試験

内径 1 c mの ガ ス バ ー ナ を 用 い て ガ ス に空気 を混合 し な い で 炎 長 4 c m の 炎 を 調 整 し 、 幅 l c m 、 長 さ 5 c m の 大 き さ に切断 し た処理紙 A 〜 D を 炎の先端 よ リ 2 c m の 長 さ で炎 中 に 2 秒 間 入れ 、 炎 中 よ リ 取 り 出 し た 時 の 状態 を 観察 し た 。 こ の 結 果 を第 1 表 に 示 し た 。

処理紙 添着量 ） 炎中よリ取リ出し後の残炎状態及び燃焼度 炎を生じて燃える。 炎が消えたのちも徐々に

A 27 . 5

間で燃えつき、 赤銅色の灰が残る。

炎を生じない。 徐々に燃え、 約 60秒で燃え

B 28 . 5

力 る。

C 26 . 6 炎を生じて燃える。 7秒間燃え炭化した。 炎が全体をつつんで燃える。 消炎後 20秒

D 26 . 3

色の灰が残る。

(注） 添着量は処理前の紙の重量に対する％,

( i 脱臭試験

次 に 上記の B 液の 2 . 5 倍液 （上記 の靄製法 におい て最後の 2 . 5 倍希釈 を行わ な い も の） を 用 い て 2 0 c m X 2 9 . 5 c m (重量 1 0 g ) の ろ紙 を 処理 し て 上記 と 同様 に し て処理紙 を調製 した。 こ の も の の処理 前の紙 に対す る 添着量 は約 5 0 重量％ で あ っ た。 こ れ を各種の大 き さ に切靳 し ビニ ー ル袋 中 に入れ ア ン モ ニ ァ 水 （濃度 2 8 % ) 1 m l を 加 え て脱臭効果 を試験 し た。 そ の結果 を 第 2 表 に 示す。

OMPI 第 2表 処理紙の寸法 処理紙の重量 ア ンモニア臭

( c m) (ε) 5分後

2 0 X 2 9 . 5 1 5 姐 /、"

1 9 2 0 1 0 無

2 0 1 0 . 5 5 僅かに有り

1 0 X 1 . 5 4 少し強い

9 1 0 3 強い

実施例 2

( i ) 鉄 （ Π ) 化合物組成物粉体の靄製

硫酸第一鉄 （ F e S 0 ₄ · H O ) L 一 ァ ス コ ル ビ ン酸 ( C ₆ H 3 0 。 ） を モ ル比 1 ： 0 . 0 1 で混

合溶解 し て水溶液 （礞酸第一鉄 と ァ ス コ ル ビ ン酸 と の

合計量 で濃度約 2 8 重量％ ) を調製 し こ れ に ミ ₃ ゥ バ ン 4 % を溶解 さ せた 。 こ の水溶液 5 0 0 _g を噴霧乾燥

器 （ ャ マ ト 化学株式会社製 D L - 2 1 ) を 用 い て下記

条件下 で噴霧乾燥 し て 、 礞酸第一鉄 と L - ァ ス コ ル ビ ン 酸 と を 結合 し 、 ミ ₃ ゥ バ ン を 含有 す る 粉 体組成 物

( P H 約 3 . 0 ) を 得た 。

運転条件

送液量 4 0 m il Z i»in

噴霧空気流量 1 5 A / nin

乾燥空気流量 6 n Z ain

入 口 温度 1 2 0 °C

出 口 温度 7 5 で

[ ィ ン フ レ ー シ ョ ン 法 に よ る フ ィ ル ム 成形 ]

次 に ボ リ プ ロ ピ レ ン の マ ス タ ー ペ レ ツ ト 9 0 重量部

と 上記鉄 （ Π ) 化合物組成物粉体 1 0 重量部 と を ニ ー ダ 中 2 0 0 〜 2 5 0 °C で混練 し て 、 プ レ ミ ッ ク ス と

し 、 さ ら に こ の プ レ ミ ッ ク ス 1 0 重量部 に 対 し ボ リ プ

ロ ビ レ ン 9 0 重量部 を 加 え て 2 2 0 で で混練 し 、 エ ア

O PI

_WlPO _ レ ー シ ₃ ン に よ リ 、 厚 さ 0 . 0 5 m m の フ ィ レ ム を 形 成 し た。 （鉄 （ Π ) 化合物組成物 1 重量％含有）

( i i) 鮮度保持試験

市場 よ り 購入 し た レ モ ン 、 メ ロ ン及び栊、 各 1 0 個 を 2 分 し 、 一方 を上記 の鉄 （ Π ) 化合物組成物 を含有 さ せた ボ リ プ ロ ピ レ ン フ ィ ル ム （ 2 4 c m 3 0 c m を 適 当 に 切断） で 1 個ずつ包装 し 電熱 シ ー ル で溶着密 封 し 、 他方 を 市販 の ボ リ 袋 に いれ同様 に 密封 し た · い ずれ も 普通 に密封 し 、 真空 に は し な い 。 こ の も の を 常 潼 ( 2 8 °C ) で保存 し 鮮度 （表皮 の色 と ツ ヤ 、 カ ビ の 発生 、 実の 固 さ 、 二つ割 に し た と き の果 肉 の状蕙、 そ の 他へ タ の状態 な ど） を観察 し た。 そ の結果 を第 3 表 に 示 し た 。 同 表 の 結 果 よ リ 明 ら か な ょ ラ に ： *：発 明 の フ ィ ル ム で包装 し た も の は 、 従来 の フ ィ ル ム に 比較 し て 、 レ モ ン 、 メ a ン の場合、 約 2 週間余 り 長持 ち し 、 桃 の よ う な傷 みやす い も の で も 約 1 週間長持 ち す る こ と が分 る 。

( i i i )脱臭試験

. 次 に 第 2 図 に 示す ょ ラ に 組立 て た試験装置 を 用 い て 脱臭試験 を行 っ た 。 図 中 1 は テ ト ラ バ ッ ク 、 2 は淹畺 計 、 3 は カ ラ ム 、 5 は ポ ン プ で あ る 。 図 中 4 に 約 5 薦纖 角 に細断 し た上記 で調整 し た本発明 の ボ リ プ π ビ レ ン フ ィ ル ム を 5 g 入れ 、 1 に 濾 度 1 7 0 0 p p m 又 は 2 4 0 p p m の N H ₃ ガ ス を 取 り 、 全体 を接铙後 ガ ス. を 1 時間循瓖 さ せた後の第 1 回の濠度を涵定 し た。 次 に 同 じ濃度の新 し い N H ₃ ガ ス に変えて同様の試験 を す る （ボ リ プ ロ ピ レ ン試料は そ の ま ま代え な い で） 。 こ う し て同様の実験 を 6 回 く リ 返 し た 。 そ の結果 を第 4 及び 5 表 に示す。

第 3表

2曰目 4曰百 7曰目 1 0曰目 1 3曰目 1 5曰目 1 7曰目 1 9曰目 2 0曰 B 2 1 曰 本 へタが青 へタが青 へタが青 へタが青 へタが青 果肉も 発 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし くなリ表 く、 ツヤ く、 ツヤ く、 ツヤ く、 ツヤ つかり 明 皮のツヤ もあり、 もあり、 もあり、 あり、 実 ていて レ もある 実が固い 実が固い

モ 実が固い が固い 味もあ ン 表皮の色 へタは黒 全体に実 腐敗が拡 形がくず

比 表皮のッ があせ実 ずみッャ も柔らか 一部腐敗 大し形が れて汁が

較 変化なし ャがなく あ柔らか が消え、 くなリ、 しはじめ くずれて 出て完全

例 なる くなる 一層柔ら 小さくな た きた に腐敗

かくなる つた

一部に白 二つ割 本 特に変化 カビ発生 したと 発 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし もなくッ したが実 ろ果肉 明 ャもある は固い しっか メ

してい ン

ニッ割 比 白力ビが 全体に白 全体に白 全体に白 全体が白 全体が白 したと 一部に白 白カビ部 拡大し実 力ビが発 力ビが発 力ビが発 力ビでお 力ビでお ろ果肉 較 変化なし 力ビ発生 分が拡大 も柔らか 生し実も 生し実も 生し実も おわれ実 おわれ実 少なく い 柔らかい 柔らかい 柔らかい が柔らか が柔らか 体に柔 例 い い かく腐 臭があ

(第 3表つづき）

2 0 g 4曰目 7曰目 1 0曰目 1 3曰目 1 5曰目 1 7曰目 1 9曰目 2 0日 B 2 1 曰 表 の 茶褐色部 茶裨色 本 りが少し 表皮の 表皮の茶 分が拡大 分がさ 発 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし なくなつ 部が茶招 褐色が拡 し全体に に拡大 明 た 色に変色 大 実が柔ら 実が柔 かい かい 桃

表皮が 全体が茶 完全に腐

比 変化なし 変化なし 部茶褐色 茶褐色部 褐色にな 敗し汁も 完全に腐

較 に変色 分が拡大 リ腐敗が 出てきた 敗

例 始まった

(注） 試験条件

悪臭ガス NH

ガス濾度 170

ガス琉速 1 il

通気時間 80黼 i

力ラム径 24

(注） 試験条件

悪臭ガス NH

ガス濃度 240P

ガス流速 10.

通気時間 80履 in (1.0« 鉄 （Π) 化合物組成物練込）

実施例 3 〈 鮮度保持剤〉

酸第一鉄七水塩 （分子量 2 7 8 .. 0 3 ) 2 7 . 5 g を 水 を 用 い て溶解 し 1 0 O m A と し た の ち 、 L ー ァ

ス コ ル ビ ン酸 0 . 5 g を加 え溶解 し L ー ァ ス コ ル ビ ン

酸鉄水溶液原液 を 調製 し た 。

次 に こ の原液 に ミ ョ ゥ バ ン 3 重量％ を溶解後水で倍 に希釈 し 、 活性水性液 を調製 し た。

一方 中段 に食品戴置用 の通気性 の よ い棚段 を有す る

ビ 二ル ハ ウ ス 幅 9 1 c m X 奥行 5 4 c m X 高 さ 1 5 4 c m で あ つ て 内都下段 に強制加湿機 （通気量 1 . 2 l

/ m iii ) を 有 す る 装 置 （各 面 の 接 合部 に 若干 の （数

m m ) 隙間 を意図的 に設けた） を組立て 、 加湿機の 中 に 上記鮮度保持水溶液 2 0 S. を 仕込ん だ の ち 加湿機 を 作動 ざ せた 。

次 に 、 市場 よ リ 購入 し た バ ナ ナ' （一房 6 * ) 、 生 シ ィ タ ケ （ 6 個） 、 レ モ ン （ 4 個） を 2 分 し一方 は 、 上 記 ビニ ルハ ウ ス 内 の拥段 に 置 き 他方 は ビニ ル ハ ウ ス 外 の室内 に放置 し て 、 各食品 の 7 日 間 の鮮度 の経時.変化 を 肉眼で観察 し た。 な お加湿機 を運転後定常状態に達 し た時 、 溘度は 1 8 で 、 湿度 9 0 %で あ っ た 。 ま た ビ

ニ ルハ ウ ス の外 は室？ S I 9 で 、 湿度 7 0 % で あ っ た。

こ の試験結果 を 下記第 6 表 に示 し た。

下記表の結果 よ リ バ ナ ナ で は室濠放置の も の は 7 日

OMPI WIPO 間 で身 が柔 ら か く な リ 黒 い ギ ズが増 え た の に 対 し 、 本 発 ¾方法 に よれ ば身が柔 ら か く な ら ず に 、 逆 に 皮 の キ ズが修復 さ れ消失す る と い ラ 現象が見 ら れ 、 末発明方 法 に よ れ ば優れた鮮度保持 、 品質向上効果が発揮 さ れ る こ と がわか る · ま た生 シ ィ タ ケ 、 レ モ ン の場合 で も

术発明方法 に よ れ ば鮮度が よ り 長 く 保たれ る こ と は 明 白 で あ り 、 特 に レ モ ン で は 、 日 がた つ に つれ て表皮 の ツ ヤがで て く る こ と が注 目 さ れ る 。

OMPI 一 第 6表 保 存 日 数 バ ナ ナ 生 シ ィ タ ケ レ モ ン

本発明 イト'かし ¾ SC. IトLi'か Ά しレ イト,かし

1 B 目

比較例 変化なし 変化なし 変化なし 本発明 表皮の黄色が少し強い 変化なし 変化なし

2 曰目

比較例 変化なし 変化なし 変化なし 本発《 J¾の舆 t¾力 独く 亦化ル 1し ^ 3fe¾ t dfcb nの、リ kr ι -Ι ノ 力 ί なり、 黒いギズが滅少 てくる

3 曰目

Rル I

比較例 3¾JKの患 v、：¾ "ズカ 少し カサの の t=l 、都^ ί ■Tt

に糸 f¾ 化,よし 増加 色が少し出る

黒いギズが徐々に減少 表皮の黄色が濃

*発明 Tt 1 ノ

し JK リカ ^s toてさ ¾ft1ルKな し 、 な 1リ1—潜 Si、ソ、， Λ ττ た を増した

4曰百

比較例 頃に v、、十ス ·Λ《你々 iy itt - する 色の班点が増加 色あせてくる 黒ずんだギズが殆ど無 一層ツヤを増し 本発明 くなリ硬さを増してき 変化なし 身が固くなる

た

5 曰 a

比較倂 黒いギズが拡大し身も 白い肉の部分の茶褐色の班 色あせて身が柔 柔らかくなってきた 点が増加し色あせてきた らかい

(第 6表つづき） 保 存 日 数 パ ナ ナ 生 シ ィ タ ケ レ モ ン

本発明 黒いキズは全体的に消 表皮の茶褐色部分のツヤが 色鮮やかで身も え、 硬さが出てきた 良くへタの色も変化なし 固い

6 曰目

比較例 黒いギズが拡大しー曆 へタの褐色部分の色が «く 色あせてー曆柔 柔らかさが増した なる らかさ増した 全体的にきれい身も強 表皮の茶褐色のツヤがよく ツヤ、 強度があ 本発明 度がある 白い肉の部分に茶褐色の班 リ酸味も強い 点でず

7 曰目

全体的に黒いギズが増 白い部分の茶褐色の班点が ツヤもなく、 柔 比較例 え、 色あせて一層柔ら 拡大し表皮の茶褐色の部分 らかくなり酸味 かくなつた に白い班点が出る が弱い

実尨例 4

( i ) 花 き 類 の生育促進試験

実 ¾例 3 と 同様 に し て活性水溶液 を讕髮 し た，

一方室内の 窓際に おい て、 植太鉢戴置用 の通気性の

よ い 棚段 を 中 段 に 有 す る ピ ニ ル ハ ウ ス の ケ ー ス （幅

9 1 c m X奥行 5 4 c m X 高 さ 1 5 4 c m ) で あ っ て 内部下段 に強制加湿機 （通気量 1 . ノ《in ) を設

置 し た装置 （各面の接合部 に若干 （数 m mの） 隙間 を

設けた） を組立て 、 加湿機の 中 に前記活性水溶液 2 0

を仕込ん だ の ち加湿機を 作動 させた 。

次 に 、 試験用植物 と し て 2 鉢ずつ購入 し た春豳 、 ハ ナ ギ リ ン 、 キ ン コ ゥ 力 の 鉢 の う ち の 1 鉢 を上記 ビニ ル ハ ウ ス 内 の棚段 に 置 き 他方 の鉢 は ビ ニ ルハ ウ ス 外 の室

内 に放置 し て 、 植物の生長変化 を観察 し た。 な お加

機 を運転後定常状態 に 達 し た時、 溘度 は 1 8 で 、 湿度

9 0 % で あ っ た 。 ま た ビ ニ ル ハ ウ ス の 外 は室 S 1 9

°G 、 湿度 7 0 % で あ っ た 。 こ の試験結果を 第 7 表 に示 し た 。

OMPI

** 第 7表 処理 観察 春蘭 ハナキリ ン ンコゥ力 日数 項目 茎、 芽の伸び 葉の色 苤、 芽の伸び 葉、 茎の色 葉の色、 ツヤ 本発明 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 曰 a

比較例 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 本発明 茎が 5em伸びた 変化なし 変化なし 茶褐色の茎の部 綠が濃くなる

2 曰目 分に青味が出た

比較例 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 本発明 茎が約 l eu 伸び が襄くなる 茎から芽が出, 葉の表のツヤが良

3 曰 た 録の葉が出た なる

比較例 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 本発明 苤が約 ICB 伸 縁の葉が増加 茎の先が縁にな 葉の表のッャが一

4曰目 び、 芽が出た る 良くなる

比較例 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 本発明 茎が約 伸び 緑が一層濃 <な 薄いピンク色の 葉の表面が光り裏

5 曰目 た る 芽が出てきた もツヤが出てきた 比較例 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 本発明 茎が約 伸び 緣が濃くなリ開 薄ピンク色の芽 茎全体が先の方 葉の表裏面とも一

6 曰 B た 花 が伸びる から綠になる とッャが良く なる 比較例 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし

(注） 1 . 試験は 2月末に行った。

2 . 表中、 Γ変化なし」 は、 目立った変化のないことの意味である

( i i) 水稻 の生育試験

[水性剤 ]

実施例 3 で調製 し た L ー ァ ス コ ル ビ ン酸鉄水溶液原 液 に ミ ヨ ゥ バ ン を 3 重量％溶解 し た液 （以下本癸明水 性剤 と い う ) を 使用 し た。

水稲 の土壌 に： *：発明水性剤 、 市販光合成菌又 は普通 水 を与え生育状況の差 を観察 し た，

段階 1 ： 苗床 に て苗丈が 5 c m程度 に成長 し た苗群 に つ い て术発明水性剤入 リ 水 と 普通水 に て そ の成長 を 見 る 。 （田植前）

段階 2 _: 田 植え を し た後 に术発明水性剤、 光合成菌 を 添加 し た水、 普通水の それぞれ水 田 （発泡 ス チ 口 一 ル箱） に お け る 成長の変化 を見 る 。

段 階 3 ： 稔 の 時 期 に お け る モ ミ 、 米 の 状 況 を 見 る 。

[試験方法 ] . 1 . 使用 し た土壤の種類

市販の黒土 と 荒太 田 （ 2 ： 1 ) を 混合 し た。

2 . 苗床の成長の観察

試験区 を三区 に 分 け て観察 し た。

(1) 1 区 ： 水道氷 の み に て生育 し た。 （水道水区）

(2) 2 区 ： ：^発明水性剤 1 0 0 倍液 に て生育 し た。

( 1 0 0 倍区） (3) 3 区 ： 本発明水性剤 4 0 0 倍液 に て生育 し た。

( 4 0 0 倍区）

(4) 4 区 ： 木 発 ¾ 水 性剤 1 0 0 0 倍液 に て 生 育 し た 。 （ 1 0 0 0 倍区）

3 . 田植え後 の成長 の観察

田植 え後 5 日 経過 し て根付 き を 確認 し た の ち 、 田 の 水 の組成 を 次 の よ う に 変 え て みた。

(1) A 区 ： 4 0 0 倍区 の水 田 に本発明水性剤 の 4 0

倍希釈液 に 5 % の光合成菌 を 添加 し て溶 液 を 1 0 0 c c 添加 し た 。

(2) B 区 ： 1 0 0 倍区 の水 田 に 本発明水性剤 の 4 0

倍希釈液 1 0 0 c c 添加 し た *

(3) C 区 ： 4 0 0 倍区 の水 田 に 本発明水性剤 の 4 0

倍希釈液 1 0 0 c c を 添加 し た。

(4) D 区 ： 1 0 0 0 倍区 の水 田 に 光合成菌 を 数滴添 加 し た 。

(5 ) E 区 ： 水 道水 区 の 水 田 に 水 道 水 だ け を 添加 し た 。

(注） 水 田 の 水 の調製 は一度だ け で 、 茲後の水補紿 は すべ て水道水 で行 っ た 。

[試験結果 ]

1 . 苗床中 の生育状況 （ 3 遇間経過）

苗丈 c m を 目 標 と し 、 3 週 間 かか っ た が C 区 ( 4 0 0 倍区） の苗が他区 の苗 よ り 背丈が高 く 、 色が 目 立 っ て いた。 他区は差異な し *

2 . 田植 え後 1 6 日 目

( 1 ) B 区 、 C 区 の 成 長 が他 区 の倍 に な り 、 綾が谩

な っ た。 発育良好。

(2) A 区 が そ れ に 次 い で苗丈 が 2 Z 3 ぐ ら い で あ づ

た。 若干黄変 ぁ リ 。

(3) D 区、 E 区は A 、 B 区の苗の 1Z 2 で棻に若干の

黄変が見 られた。 発育悪 し 。

3 . 田植え後 2 7 日 §

順調 に苗丈は伸び て居 B 、 C 区が群 を抜い て い た が 、 やや黄変の き ざ し が見 え て き た の で肥料不足 の 限 界 と ¾断 し 、 全区 に有機合成肥料 と 油かすの混合 を 1 握 り 添加 し た 。

4 . 田植え後 3 2 日 目

全区 に亘 つ て黄変が緣 に復活 し た。 と く に B 、 C 区 の綠が濃 く な リ 、 著 し い生育 を 呈 し て いた。 茎の太 さ も 他区 の 2 倍 に な っ て い た。

5 . 田植 え後 5 7 B 目

A 、 B 、 C 、 E 区 の種に発穂が見 られた。 D 区 の み 穂が見 られ なか っ た。 と く に B 、 C 区の種は丈夫 そ う で モ ミ 数が多か っ た *

6 . 田植え後 6 0 日 目

全区 に穂が出搛 つ た。

OMPI

WIPO 7 ， 田植 え後 7 0 ョ 目

B 、 C 区 の穂が垂れ は じ めた ， 米が入 っ て い る 。 A 区 は そ れ に 次 い で い る ， D 、 E 区 は モ ミ の み で米 が 入 っ て い な い。 試験結果 を 次表 に示す *

第 8 表

上記 の 試験結果 を 総合す る と B 、 C 区 の稻は豊作型 で 、 A 区 が や や発育 不 良 、 D 、 E は 全 く の 凶作型 で あ っ た 。 生育初期段階 に 本発明水性剤 を添加す る こ と に よ り 水稱 の生育 に 著 し く 影響 を 与え る こ と が確認 さ れた。 ま た 田植 え 時 に 土 に 肥料 を 与 えれ ば一層の展開 が期待 さ れ る 。

実施例 5

下 記 の 組成 で 水性 イ ン キ を 製造 し 、 こ れ を ェ ン ボ ス 加 工 し た塩化 ビ ニ ル樹脂 製 壁紙 （ 塩 ビ ゾ ル塗 布 厚 1 6 0 〜 2 0 0 /t ) 上 に ド ク タ ー ナ イ フ に よ る 谷汚 し 法 に よ り 塗布 し た，

太性 ィ ン キ (重量部）

V P A G メ ジ ユ ー ム 9 0

〃 カ ラ ー 1 0

鉄 （ Π ) 組成 ¾水溶液 2 0

合計 1 2 ひ 塗布条件は次の と お り で あ る 。

塗布量 ： 約 3 0 g Z n

処理速度 ： 1 5 m Z分

乾燥濠度 ： 1 2 0 で で 1 分

ま た鉄 （ Π ) 組成物水溶液 は礞酸第一铁七水塩 （分 子 量 2 7 8 . 0 3 ) 2 7 . 5 g を 水 に 溶 解 し 1 0 0 m il と し た の ち 、 L ー ァ ス コ ル ビ ン酸 0 . 5 g を 加え 溶解 し て原液 を調製 し 、 こ の原液 1 0 0 m £ に焼 ミ ₃ ゥ パ ン 1 0 g を 加 え 、 .3 0 分間か き まぜた の ち 遠心分 離後 ろ 過 し て調製 し た。

こ の よ う に し て 処理 し た 壁紙 に つ い て空気洗浄化 作 用 を 試 験 し た 結果 を 下記試験 （ i ) 〜 （ i i i ) に 示 す。

試験 （ i )

2 5 X 3 0 c mの ボ リ エ チ レ ン製袋中 に 、 下記漢度 のホ ルマ リ ン 、 人工汗液、 ア ン モニ ア な どの薬品を そ れぞれ約 0 . 4 5 g し み込 ま せた ろ 紙 （直径 9 c mの ろ 紙 1 ノ 4 ) を 入れ袋の底 に 、 l O c iif の処理壁紙試 料 を 入れ て袋中 の 臭気の強 さ を試験 し た · こ の結果を 第 9 表 に 試験 N o. 1 と し て示 し た。 な お壁紙試料 を さ ら に 1 8 0 °0 で 2 0 秒 間 （ エ ン ボ ス 加 工条 件） 又 は 2 3 0 °0 で 1 分 （発泡加工条件） 加熱 し た場合 に つ い て も 同様 に 試験 し 、 それぞれ試驗 Ν ο· 2 , 3 と し て第 9 表 に 併記 し た 。

薬品穰度

( 1 ) ホ ル マ リ ン 5 %水溶液

( 2 ) 人工汗液 J I S K 6 7 7 2 に よ

り 調製

( 3 ) ア ン モ ニ ア 1 . 2 5 %水溶液

( 4 ) ク レ ゾ一 レ 1 %水瑢液

( 5 ) 硫化水素 硫化水素 ガ ス を 5 分間通 し

た 水溶液

第 9表

(注） 評価基準

1 臭気なし

2 若干臭気あり

3 かなり臭気あり

もとの臭気が変わらず

データの数値は 1 0名の検査員の平均値である

試験 （ H )

次 に 、 こ の壁紙 を 通常の大気 中 に 一定期間置 い た後 の空気浄化作用 を 試験 し た。 試験は 2 3 0 で で 1 分間 加熱 し た壁紙 に つ い て行 っ た 。 こ の試験結果 を 第 1 0 表 に 示 し た 。 第 1 0表

(注） 評価基準は第 9表と同じである ·

OMPI 上記 の 官能試験 の結果 よ リ 末発明 の壁紙は 3 常生活 で発生す る 悪臭物質 （ ホ ルマ リ ン は除 く ） に 対 し て脱 臭効果 を示 し 、 加熱 （ 2 3 0 °C X 1 分程度） に よ っ て も そ の効果は失われず、 ま た経時変化 に よ る 影響 も 顕 著で は な く 相 当期間 の安定 し た効果 を 示す こ と が推定 さ れ る 。

な お、 上記試験 での雰囲気濃度は通常 日 常生活 に お い て経験す る 事が な い程高 S 度で あ リ こ の条件下 でも 効力維持 されて い る 事は長期間 の使用 に耐え る 事 を 意 味す る 。

試験 （ i i i )

次 に実旌例 2 の (i i i)晩臭試験 と 同様 に し て第 2 図 に 示す よ う に組立 て た試験装置 を用 い て脱臭試験 を行 つ た 。 図中 C に約 5 na角 に細断 し た壁紙試料 を 5 g 入 れ、 A に瀵度 5 0 0 0 p p m の N H ₃ ガ ス を取 り 全体 を 接 練 し ガ ス を 1 時 間 循環 さ せた 後 の濃度 を » 定 し た。 次 に新 し い ガ ス （ N H ₃ ¾度 5 0 0 0 p p m ) を A に取 り ( N H ₃ ガ ス を 変 え る が壁紙試料は そ の ま ま で） 同様の実験 を 4 回 く リ 返 し た 。 そ の実験 4 回 の結 果 を 第 1 1 表 に示す。 第

(注） 試験条件

悪臭ガス N H 3 力ラム径 24薦薦 φ ガス濃度 5,000pp靂 ベッ ド高 68Η ガス流速 I SL/min Sa蔔 pi e 壁紙 通気時間 80薦 in Swple^ 5g

気 潼 27°C 実施例 6 下記 の組成 で鉄 （ Π ) 組成物粉体 を 塩 ビベ ー ス ト ゾ ル中 に混入 し て塗料 を 調製 し た 。

(成分） (重量部） 塩 ビペ ー ス ト 樹脂 1 0 0 可塑剤 5 0 安定剤 2

鉄 （ Π ) 組成物の粉体 2 0

(粒径数十 / 1 の オ ー ダ ー ，

硫酸第一鉄 ： L — ァ ス コ ル ビ ン酸

= 1 : 0 . 0 3 ( モ ル比） ） 顔料 2 0 合計 9 2

こ の塗料 を 用 い て次 の よ う に し て壁紙 を 製造 し た 。 塗布厚は 2 0 0 で あ る 。 塗料 * ペ ン ト ロ ー ル掛け

(鉄 （ Π ) 組成物） 塗布一-" ^ ½理柄付 エ ン ボ ス ~~ 穴開 け

(180〜 200 °C (針 ロ ー ル）

5〜 10秒） こ の鉄 （ Π ) 組成物の粉体 を塩 ビペ ー ス ト ゾ ル中 に 混合 し て作成 さ れた壁紙は塩 ビ表面 に穴開 け加工 を行 う こ と が不可欠の条伴 と な る 。 次い で こ の壁紙試料の 浄化機能 を実旄例 5 と 同様 に試験 し た。 そ の結果を第 1 2 表 に示 し た。 こ の も の は グ ラ ビ ア塗布法 、 谷汚 し 法 に よ り 得た壁紙 よ り 即効性が劣 る が、 極めて長期間 に 及ぶ効果が期待 され る 。

第 1 2 表

(注） 評価基準は第 9 表 と 同 じ で あ る 実 ¾例 7 [水性組成物 の調製 ] 下記 の組成 の水溶液 を調製 し た

OMPI 猶 第 1 3表

次 に 、 こ の溶液 中 に 白色 の和紙製水切 リ ゴ ミ 袋 を 浸 氇 し 自 然乾燥 し た と こ ろ 実験 N o . l 〜 3 の溶液 では き れ い な む ら の な い ク リ ー ム 色 に 着色 し た （ 固型分添着 量 1 5 重畺％ ) 。 こ れは 1 ヶ 月 経過後 で も 安定 であ つ た 。 こ れ に 対 し 、 実験 N o . 4 の水溶液の含浸袋 は乾燥 後極 め て薄 い 色が着 い た だけ で殆ん ど着色 し なか っ た が 、 1 ヶ 月 経過す る と 褐色 の鉄 サ ビの色が出 て き て 、 商 品 価 値 が な く な っ た。

[脱臭試験 ]

上記実験番号 1 〜 3 及び 4 の水溶液 を 東洋 ろ 紙定性 N 0. 2 に 浸氇後、 自 然乾燥 し て 、 ろ紙重量 1 0 0 に対 し 固型分添着量 2 0 の処理紙 1 〜 4 を それぞれ調製 し た

次 に 実饞钧 2 の （ i i i) 脱臭試験 と 同様 に し て第 2 図 に 示 す よ う に 組立 て た 試験装置 を 用 い て 晩臭試験 を 行 っ た 。 図 中 C に 約 5 角 に 細 断 し た上記 で調 製 し た 各 処理 紙 1 又 は 4 を 5 g 入 れ 、 A に 濃度 1 7 0 0 p p m又は 1 8 0 0 0 ? ? 111 の 11 11 ₃ ガ ス を取 リ 、 全 体 を接練後ガ ス を 1 時間循瓖 さ せた後の第 1 回の藿度 を ¾定 し た。 次 に同 じ饞度 の新 し い N H 。 ガ ス に変え て同様の試験 を す る （処理紙試料は そ の ま ま代え な い で） 。 こ う し て 同様の実験 を 8 回 く リ 返 し た 。 そ の結 果 を 第 1 4 及び 1 5 表 に示す。 第 1 4 表

(注） 涵定条伴 悪臭 ガ ス N H 3 カ ラ ム 径 2 4 重 ίΐ φ

ガ ス濃度 18000 ρρα ベ ッ ド高 5 2 騸扇

ガ ス 流速 1 1 / a in 邐 pie 処理紙 1

通気時間 D 0 a i n Sa薦 pie量 5 g

気瘙 2 6 °C 第 1 5 表

(注） 釉定条件 悪臭 ガ ス N H 3 カ ラ ム 径 2 4 薦薦 φ

ガ ス濃度 17000 ρρα ベ ッ K i¾ 7 5 還駕

ガ ス 流速 1 Si min Sa鵬 pie 処理紙 4

通気時藺 6 0 靂 in Sa重 pie量 5 g

気 S 2 7 °C

[防炎試験 ]

内径 1 c m の ガ ス バー ナ ー で ガ ス に 空気 を 混合 し な い で炎長 4 c m の炎 を 調整 し 、 次い で ½理紙 1 〜 3 を 炎 の先端 よ り 2 c m の長 さ で炎中 に 2 秒間入れた が炎 が 出 ず焦 げが残 っ た だ け で燃焼 し な か っ た 。 次 に 前記 の水性組成物実験 N o. 1 〜 3 及 び 4 を 発泡 ゥ レ タ ン シ ー ト に 含浸 さ せ 固形分含量 2 0 重量％ と し た処理 ウ レ タ ン を 調製 し た 。 こ れ を 上記 と 同様 に し て 防炎試験 を行 っ た と こ ろ 、 実験 N o. 4 は炎 を あ げ て燃 焼 し た が、 実験 N o. l 〜 3 は炎が 出 ず 、 焦 げが残 っ た だ け で燃焼 し なか っ た。

O PI WIPO

Claims

請 求 の 範 囲

1 · 鉄 （ π) 化合物、 ァ スコルビ ン酸及び Z又は ク ェ

ン酸、 及び ミ ヨ ゥバ ンを含有 してな り 、 前記鉄 （ Π )

化合物中の 2 価鉄 ィ オ ン と前記ァ スコル ビ ン酸も し く

は ク ェ ン靉 と の比が重量比で、 1 : 0 . 0 2 〜 0 . 3

0 (ァ ス コ ル ビ ン酸の場合） 又は 1 ： 0 . 0 1 〜

0 . 8 0 (ク ェ ン酸の場合） の範囲であ る こ と を特截

と する 2 価鉄 イ オ ン を含む化学的に活性な組成物 *

2 . 鉄 （ Π ) 化合物 と ァ スコルビ ン酸及びノ又は タ エ

ン酸の合計量 に対 し 、 ミ ヨ ウバ ンを 2 〜 1 0 0 重量％

舍有する こ と を特锼 と する請求の範囲第 1 項記載の組

成 ¾ »

3 . 水性溶液であ る こ と を特徵とする請求の箋囲第 1

項記載の組成物 ·

4 . 水性溶液の乾燥物である こ と を特镊 と する請求の

範囲第 1 項記載の組成物。

5 . 塩化ナ ト リ ゥ ム を含有する こ と を特徴 と する請求

の範囲第 1 項記載の組成物 *

6 . 請求の範囲第 1 項記載の組成物から なる朕臭剤、

食品の鮮度保持剤、 植物の生長促進 ¾¾及び可燃材料の

防炎剤。

7 . 請求の範囲第 1 項記載の組成物を舍浸、 塗布、 浸

漬、 散布'、 練込み等に よ り 含有させてな る多機能材 *

WATiO