JPS6174640A - 鉄(2)化合物を含有する組成物 - Google Patents

鉄(2)化合物を含有する組成物

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JPS6174640A
JPS6174640A JP59197043A JP19704384A JPS6174640A JP S6174640 A JPS6174640 A JP S6174640A JP 59197043 A JP59197043 A JP 59197043A JP 19704384 A JP19704384 A JP 19704384A JP S6174640 A JPS6174640 A JP S6174640A
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猪狩 俶将
Shoichiro Yokoyama
横山 正一郎
Chiaki Ohama
千明 大浜
Ryosuke Fukui
良輔 福井
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NIPPON VINYL KOGYO KK
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MINATO SANGYO KK
NIPPON VINYL KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉄(H)化合物を主体とする脱臭性及び防炎
性を有する組成物に関する。
(従来の技術) 本発明者らは先に従来の欠点を克服した、幅広い悪臭物
質に対して効果を示し、廉価でかつ安全、安定な脱臭剤
として、鉄(TI )化合物とL−アスコルビン酸と組
み合わせた新しい脱臭剤を提案した(特願昭58−66
86号)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、脱臭剤は、室内環境の快適化の目的で111独
で用いることだけにとどまらず生活環境を1・−タルに
浄化するためじゅうたん、カーテンなどに含侵させて使
用することまでその用途が拡大している。この場合に避
けて通れない問題として、脱臭剤による被含浸材本′1
の着色とそれによる使用場面の制限の問題があった。
さらにはこのようなじゅうたん、カーテンなとの火災防
11ユ、難燃化の問題がある。したがって、脱臭剤が難
燃P1を損なわないもの、あるいはさらには脱臭剤自体
で難燃性を伺りできるものであれば非常に好ましい。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはこのような要望を満戻した処理剤を開発す
べく鋭意研究を重ねた結果、鉄(II )化合物とL−
アスクルピン酸もしくはクエン酸からなる系にミョウバ
ンと1!1化すI・リウムを組み合わせることにより、
それ自体の脱臭効果を損なうことなく、むしろそれを高
め、かつ難燃性をイ・1与−しうることを見出した。本
発明はこの知見に基づきなされたものである。
すなわち1本発明は、鉄(TI )化合物、アスコルビ
ン酸及び/又はクエン酸、ミョウバン及びli!化ナト
ナトリウム有してなることを特徴とする脱臭、難燃性組
成物を提供するものである。
本発明の組成物に用いられる鉄(TI )化9合物の例
としては、硫酸第一鉄、塩化第一鉄、硝酸第一鉄、臭化
第一鉄、ヨウ化第−鉄などの鉄(TI )無機用の外、
没食子酸第−鉄、リンゴ酸第−鉄、フマル酸第−・鉄な
どの鉄(II )有機j13があげられる。鉄(IT 
)化合物は上記例示のものに限定されるものではなく、
水中に溶解し、2価鉄イオンを形成するものであれば任
意のものを用いることができる。
またアスコルビン酸としてはI、−アスコルビン酸、D
−イソアスコルビン酸(エリソルビン酪)が用いられる
がL−アスコルビン酸が好ましい。
本発明においてアスコルビン酸とクエン酸はそれぞれ単
独で用いてもよいが、両者を併用してもよい。併用の場
合はクエン酸はアスコルビン酸に対し安定助剤として作
用すると考えられる。
この組成物に用いられる有効成分において、鉄(H)化
合物中の鉄(H)とアスコルビン酸との比率は、1:0
.02〜0.3(千聞比)の範囲が好ましく、より好ま
しくはl:o、02〜0.13(モル比でM−M IM
 1モルに対しアスコルビン酸約0.006〜0.04
モル)、最も好ましくは0.05〜0.13(モル比で
第一鉄塩1モルに対しアスコルビン@O、OL 6〜0
.04モル)の範囲である。この範囲の上限を越えてア
スコルビン酸を用いると、組成物が着色し経済的でなく
なり、鮮度保持、脱臭機能が低下し、また下限未満では
、鉄(II )の安定性が不足してくる。またクエン酸
の−1−限は、鉄(II )化合物中の鉄(II )と
クエン酸の重酸比で1:0.8の範囲が好ましく、より
好ましくはl:o、ol〜0.8の範囲である。
鉄(II )化合物組成物は鉄(II )化合物とアス
コルビン酸もしくはクエン酸が結合していることが必要
である。これは両者を所定比率で水中に溶解17、水溶
液とすることにより調製できる。またこの水溶液を噴霧
乾燥、凍結乾燥等により乾燥粉末化して調製できる。
また、鉄(TI )化合物組成物中のミョウバンは難燃
効果を有し、脱臭機能を安定化させる。このようなミョ
ウバンの禄加情は本発明の組成物の用途、使用形態によ
って異なるが鉄(TI )化合物とアスコルビン酸もし
くはクエン酸との合計量に対し100重埴第0範囲まで
用いられるが2〜20重)d゛%の範囲が好ましい。ミ
ョウバンとしては特に制限はないがカリミョウバン、ア
ンモニアミョウバン、ナトリウムミョウバンなどが好適
で特に焼ミョウバンが好適である。
また、塩化ナトリウムは、脱臭機能の向−1−促進作用
を有する。その添加槽は、鉄(II )化合物とアスコ
ルビン酸もしくはクエン酸の合計量に対し0.5〜15
重に%の範囲が好ましい。
本発明の組成物は脱臭、難燃処理剤として通常これを水
溶液とし紙、織物、繊維、木材などの被処理物に塗布、
散布、浸漬などの処理により含有させて行うことができ
る。また、本発明の組成物は樹脂中に練込んで使用して
もよく、合成樹脂中に程合後、紡糸してもよい。被処理
物中の処理剤の含有縫は、処理の目的、被処理物の用途
1種類などにより異なるが通常被処理物100重ψ部に
対し5〜70重1部の範囲が好ましい。
(作用) 本発明において、いかにして脱臭Ja能が奏されるかそ
の機構についてはまだ定かではないが、本発明組成物中
において起きる次のような鉄(n )化合物と分子状酸
素との反応が悪臭成分の化学的吸着に大きく作用してい
るものと考えられる。
Fe(II)十〇+Fe(■■)・0+Fe(■)・0
2−2←        2← Fe (II)02+Fe (II) :Fe (II
) 02・Fe (II)→Fe (III ) ・0
2− ・Fe (m )なお難燃効果の機構については
不明であるが、塩化すI・リウムが特異な作用を果して
いるものと考えられる。
(発明の効果) 本発明の組成物は第−鉄化合物−アスコルビン耐もしく
はクエン酸系にミョウバンを組み合わせたことによりそ
のpHが酸性側にあり、アンモニア、硫化水素及びメル
カプタン類などの悪臭物質を極めて効率よく除去できる
。また、優れた防炎性を有し紙、織物、繊維、糸、木材
、樹脂などのiJ燃性物賀に含有させてこれらの被処理
物を容易に防炎処理することができる。したがって、こ
れらの被処理物の脱臭処理と防炎化処理を同時に行うこ
とができる。しかもこの組成物は鉄(TI )化合物を
主体とするにもかかわらず安定性がすぐれるので上記処
理の被処理物の性質を水〈維持させることができる。さ
らに本発明の組成物は廉価であり、適宜鉄(II )化
合物を選択することにより、食品衛生]−安全な組成物
とすることも難なく行うことができるという実用に大き
な利点も有する。
また本発明の組成物を水溶液で、白色の紙など含浸させ
た場合、乾燥後むらのないきれいな淡黄色を呈する。し
たがって、逆にこの組成物による着色をそのまま利用し
て製品とすることができる。それ故、単価の安い商品例
えば脱臭ゴミ袋のようにコスI・を安く上げるためには
着色料などを必要としないこの方法が最適と思われる。
本発明の組成物は脱臭性と共に防炎性をイIするので脱
臭兼難燃剤として使用するばかりでなく、いずれか一方
の性質を生かした用途に使用してもよいことはもちろん
である。
さらに本発明の組成物は、1−記の用途に制限されず殺
菌、生理活性用途、植物の成長促進の分野に使用できる
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説IJIする
実施例 [水性組成物の調製] 下記の組成の水溶液を調製した。
第1表 次に、この溶液中に白色の和紙製水切りゴミ袋を浸漬し
自然乾燥したところ実験No、1〜3の溶液ではきれい
なむらのないクリーム色に着色した(固型分添着量15
重量%)。これは1ケ月経過後でも安定であった。これ
に対し、実験N004の水溶液の含浸袋は乾燥後極めて
薄い色が着いただけで殆んど着色しなかったが、1ケ月
経過すると褐色の鉄サビの色が出てきて、商品価値がな
くなった。
[脱臭試験] 上記実験番号1〜3及び4の水溶液を東洋ろ紙定性N0
82に浸漬後、自然乾燥して、ろ紙千闇100に対し固
型分添着量20の処理紙1〜4をそれぞれ調製した。
次に第1図に示すように組立てた試験装置を用いて脱臭
試験を行った。図中Aはテトラ八ツク、Bは流量計、C
はカラム、Pはポンプである。図中Cに約51角に細断
した上記で調製した各処理紙1又は4を5g入れ、Aに
濃度1700ppm又は18000ppmのNH3ガス
を取り、全体を接続後ガスを1時間循環させた後の第1
回の濃度を測定した。次に同し濃度の新しいNH3ガス
に変えて同様の試験をする(処理紙試料はそのまま代え
ないで)。こうして同様の実験を8回くり返した。その
結果を第2及び3表に示す。
第2表 (?1)Nllllll 悪条件ス N H3カラム径24ma+カス濃1ft:
  18000 ppm  ペット基 52)カス流速
 LA/min  Sample  処理紙1通気時間
 60 min   Sampleid  5 g気温
   26℃ 第3表 (11)測定条件 悪λカス N )−13カラム袢24mmガス濃度 1
7000 ppm  へ、F高 75mmカス流速 ]
 1 / min  Sample   処理紙4通気
時間 60 min   5anplei7 5 g気
温   27°C l [防炎試験] 内径1cmのガスバーナーでガスに空気を程合しないで
炎長4cmの炎を調整し、次いで処理紙1〜3を炎の先
端より2cmの長さで炎中に2秒間入れたが炎が出す焦
げが残っただけで燃焼しなかった。
次に前記の水性組成物実験No、1〜3及び4を発泡ウ
レタンシーI・に含浸させ固形分含駐20重早%とじた
処理ウレタンを調製した。これを1−記左同様にして防
炎試験を行ったところ、実験No、4は炎をあげて燃焼
したが、実験No、1〜3は炎が出ず、焦げが残っただ
けで燃焼しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は脱臭試験装置の説明図である。 特許出願人 ][業技術院長 川1)裕部同   ミナ
ト産業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉄(II)化合物、アスコルビン酸及び/又はクエン酸、
    ミョウバン及び塩化ナトリウムを含有してなることを特
    徴とする脱臭、難燃性組成物。
JP59197043A 1983-09-24 1984-09-20 鉄(2)化合物を含有する組成物 Granted JPS6174640A (ja)

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