JPS60145143A - 鉄化合物を含有する組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、安定化した、鉄（ＩＩ　）化合物を含有し脱
又性及び防炎性を有する組成物に関する。

近年、防汚、難燃性のじゅうたん、カーテンなとに対す
る需要が増大しこれに適応し得る廉価な処理剤の開発か
要望されている。そしてこのような室内品においては防
臭加工と難燃加工とを一度で行える処理剤か開発されれ
ば非富に好ましい。

本発明者らはこのような要望を満足した処理剤を開発す
べく鋭意研究を重ねた結果、鉄（Ｈ）化合物とともにエ
チレンシアミン四酢酸とミョウパ・ノ　〉　か　／ト　
ノボ　七　斗ト　た　ｊ（前古Ｇ　ｆくＥ　器間　Ｌデ
　邊）テψ　う　で　キ　ｈめて安定で、変色、沈殿を
起さず、かつ脱某作用及び防炎性を有することを見出し
た。本発明はこの知見に基づきなされたものである。

すなわち本発明は鉄（ＩＩ　）化合物とともに、エチレ
ンジアミン四酢醸及びミョウバンを含イ１してなること
を特徴とする組成物を提供するものである。

本発明の組成物に用いられる鉄（ＩＩ）化合物の例とし
ては、値酩第−鉄、塩化第一・鉄、梢酩第−鉄、臭化第
一鉄、ヨウ化第−鉄なとの鉄（１１）　２ｐ、機塩の外
、没食子酸第一鉄、リンゴ酪第−鉄、２マル酸第−鉄、
などの鉄（ＩＩ　）有ａ塩かあげられる。鉄（ＩＩ　）
化合物は」−記例示のものに限定されるものでなく、水
中に溶解し２価鉄イオンを形成するものであれば任た；
のものを用いることかできる。

ミョウバンとしては特に制限はないかカリミョウバン、
アンモニアミョウバン、ナトリウムミョウバン、なとが
好適なものとして用いられるが、４、＋ｊに焼ミョウバ
ンが好適である。

また、エチレンジアミン四酢酸としてはナトリウム、カ
ルシウム塩などが好ましく用いられる。

本発明の組成物中、鉄（ＩＩ　）化合物とミョウ／ヘン
の比率は特に制限はないか、重量比で１：１０〜ｉｏ・
−１の範囲が好ましく、１：１〜１０：５の範囲がより
好ましい。この比率はこの組成物の用途、さらには使用
形態によって異なる。

またエチレンジアミン四酢酸の量は鉄（ＩＩ　）　化合
物に対し０．０１〜２０％の範囲か好ましく、０．１〜
５．０％の範囲がより好ましい。

本発明の組成物にはポリビニルアルコールのような高分
子・化合物を適量添加すれば紙等に含浸した（１テの表
面のキメをＭｌ＋かいものにで与きる。

本発明の組成物は−に記各成分を所定割合で水溶液中で
−・−吐溶解混合して調製される。剤としての形態は特
に制限はない。例えばそのまま水溶液として、またこれ
を乾燥して粉状、粒状としてもよい。水溶前とする場合
は第一鉄化合物中の溶解度の範囲で任意の濃度で適用で
きる。

固形物には適宜ホウ酸、ゼオライト等を（Ｊｔ川しても
よい。この場合の組成物の調製は、例えば、ゼオライト
、ホウ酸を懸濁、溶解した組成物の過飽和溶液を調製し
、これを例えば冷却して組成物を析出させ、この析出物
を分離朝帰して＋する方法かある。こうしてゼオライト
」二に担持され、あるいはホウ酸が混合された本発明の
組成物が得られる。

本発明の組成物は第−鉄化合物−エチレンジアミン四耐
酪化合物系にミョウバンを組み合わせたことにより安定
化してアンモニア、硫化水素及びメルカプタン類などの
悪臭物質を極めて効率よく除去できる。また、優れた防
炎性を有し紙、織物、繊維、木材などの可燃性物質に含
有させてこれらの被処理物を容易に防炎処理することが
できる。本発明の組成物は脱臭作用と防炎作用を併有す
し極めて安定であるので、脱臭兼難燃剤として非常に使
いやすくて用途も広い。また動物飼料、例えばペントフ
ード中に配合しておいてベント動物の刊せつ物の消具効
果を発揮させることもできるがこの場合はエチレンジア
ミン四酢酸の緘を少なめの範囲で定める。

この組成物を使用するには例えばこれを水溶液として紙
、樹脂製品、織物、繊維、木材などの被処理物に塗布、
散布、浸漬などの処理により含有させて行うことができ
る。また合成樹脂の加工においてフィラーと同じに固形
物で樹脂中に混合して使用するか、発泡ウレタン、スチ
ロール等の発泡樹脂においては発泡処理時に発泡剤と一
緒に混合して樹脂中に使用する。被処理物中の処理剤の
含イ１量は、処理の目的、被処理物の用途、種類なとに
より異なるが通常被処理物１００重量部に対し５〜７０
重量部の範囲が好ましい。

さらに本発明の組成物は廉価であり、適宜鉄（１１）化
合物の種類とエチレンシアミン四酢酸のパｉ；−を逍択
することにより、食品衛生上安全な組成物とすることも
難なく行うことかできるという実用上人きな利点も有す
る。

次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。

実施例 Ｕ）水溶液の調製 水１０００ｍＭに焼ミョウバン８０ｇを訟加し約６０′
Ｃで溶解したのち放冷し、硫酸第−鉄七水１ｊ２２４０
　ｇとエチレンジアミン四酢酸カルシウム二ナトリウム
１％を添加、溶解して水溶液を調製した（Ａ液という）
。水溶液は透明でグリーン色を呈し開放空気中３０日間
放置しても色は変化せず、沈殿物の生成も認められなか
った。

なお比較のために、焼ミョウバンを加えない以外は上記
と同様にして硫酪第−鉄七水塩とエチレンジアミン四酢
酸カルシウム二ナトリウムとを溶解した水溶液（Ｂ液と
いう）を調製したところ１１」経過しただけで液は褐色
に変色し２］」目より沈１ｄジ物も生し液の色も一層茶
褐色に変色してしまった。

（２）脱臭及び防炎試験 」−記Ａ液の脱臭性及び防炎性を試験した。各試験にお
けるＡ液の含浸率は次の通りである。

ろ紙　：　３５％ 発泡ウレタン：４０％ 〔脱臭試験〕 上記で調製したＡ液１００ｍＪｌｊをヒーカにとり、ア
ンモニア水（濃度２８％）１〜１３　ｍ　ｌを徐々に加
え臭気の有無を試験した。結果を第１表に示した。

一第１表 」二記の含浸紙をド記表に示す各大きさに切りビニール
袋の中に入れアンモニア水１ｍｌを添加し残存臭気の有
無をみた。その結果を第２表に示した。

〔防炎試験〕

内径１ｃｍのガスバーナで、ガスに空気を混合しないで
炎Ｌｃ４　ｃ　ｍの炎を調整し、これに１−記含浸ろ、
紙または含浸ウレタンを炎の先端より２ｃｍの長さで炎
中に２秒間入れたが両者炎が出す、取り出した時、ろ紙
は炎が出すに徐々に燃焼したがウレタンは焦げが残った
だけで燃焼しなかった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉄（ＩＩ）化合物、エチレンジアミン四酢酩及びミョウ
   バンを含有してなることを特徴とする組成物。