WO1984003999A1 - Lead storage battery - Google Patents

Description

明 細 眷

発明の名称

鉑蓄電池

技術分野

本発明は、 鉛蓄電池に関する もので、 特に密閉形鉛蓄電池に おいて端子極柱と電槽を覆うふたとの接着構造を改良して耐漏 液性に優れた鉛蓄電池を提供するものである。

背景技術

^蓄電池は電解液に希硫酸を用いているため、特に電解液の電池 外 ΐίϋへのリ ークは、 電池自体に害があるばか でるく、 電池を 使用している機器をもいためるためも つ と もきらう問題である。

このよ う ¾ リ ーク現象は主に (¹)電槽とふたとの間、 （²)電池の 端子極柱の周囲および、 （³)モ ノプロ ック電池の場合セル間に起 きていた。 従ってこのリ ーク現象を防止することは鉛蓄電池の 従— らの課題であったが、 容易 ¾方法でかつ確実 防止方法 が つてい ¾力 つた ο

これまでの端子極柱のふたへの接着方法について、 その具体 例を図面を用いて説明する。

第 1 図に示すよ うに、 ふた⁵の裏面に配置したセル間を接続 する U字状接続体 1 1 が埋没する くぼみ部分および電槽 ¹ と接 着する外周部分の環状凹部内に接着剤 8を充¾する工程があ 、 次に裏面を上向きにしたふた ⁵に極板群²を挿入した電槽 ¹ を 逆さまにかぶせて接着する工程がある。 この時、 端子極柱³は 接着剤 8には埋没されず、 ふた ⁵の極柱孔 ^{1 2}を通 外部に突 出される。 次に前記接着剤を固化させる工程を経て、 第²図に

Ο ΡΙ • 示すよ うに電池を正常位置に戻す。 その後端子極柱³をふた⁵ に固定するための接着剤 ¹ 4せ、 極柱孔 ^{1 2} よ D セ ル室側に極 板群 2上に落下しないよ うに、 ゴムパ ッ キング ¹ 3を端子極柱 3にかぶせ、 極柱先端とフ ァ ス ト ンタブ端子 7とを半田付けす

5 る。 この後接着剤 1 4をぐぽみに充塡する工程を経て、 接着剤 1 4を固化させることによ 端子極柱とふたとを接着する。

しかしながら、 この電池の製造法は、 端子極柱のふたへの接 着作業をセル間を接続するひ字状接続体部分と端子極柱部分と の 2段階に分けて行る う必要があ I？、 工数がかかるばか で ¾ t o く、 接着剤の固化に長時間要するため、 電池完成まで時間がか か]?すぎるという欠点を有していた ο

発明の開示

本凳明は、 電槽内に収容された極板群の極柱に一端が接続さ れ、 他端がふた端部を貫通して上方へ突出した端子の一部を前

1 5 記電槽とふたとを固定する接着剤中に埋設し、 前記電槽の一部 に設けた端子収容凹部と、 この端子収容凹部内に揷入され前記 接着剤よ D も下側に位置する端子折曲部との間に両者が全面接 触することのない空間を設けた鍩蓄電池である。

このよ う ¾本発明では、 電槽とふたとを接着する際、 同時に

20 端子極柱とふたとを接着するものであ 、 端子極柱のふたへの 固定を容易にかつ経済的に行な うことができるととも-に、 以下 の効杲を得よ う とするものである。

(1 ) 接着工数を削減できる。

(2) 電池完成までの時間を短縮することができる。

25 (3) コ ス ト削減を図ることができる。 図面の簡単な説明

第 1 図は従来の 5蓄電池の製造法における電槽を逆向き とし た状態の断面図、 第 2図は同蓄電池を正常位置状態と し、 端子 極柱とふたとを接着剤で固定した後の断面図、 第³図は本発明 の実施例における鉛蓄電池の電槽とふたの分解斜視図、 第⁴図 は本発明の一実施例における鉛蓄電池の要部構成を示す断面図 である o

発明を実施するための最良の形態

以下図面によ 本発明の実施例を説明する。

第³図 ，第⁴図において、 ¹ は A B S樹脂から成る鉛蓄電池 の電槽、 ²は電槽 ¹ の各セル室内に収容された極板群、 ³は極 板群 2の端子極柱、 4は電槽 ¹ の一部に設けられた端子収容凹 部、 5は上記電槽 1 に装着される電槽と同材料のふた、 ァは一 端が極板群 2の極柱 3に接続され、 他端がふた Sの端部に設け られた透孔 6を貫通して上方に突出し、 かつ U字形折曲部ァ a が電槽 1 の端子収容凹部 4に揷入された フ ァ ス ト ンタ ブ端子、 8は電槽 1 とふた 5および端子ァとを固定するためふた ⁵の裏 面に注入されたエポキシ系の接着剤である。 9は端子収容凹部 ⁴の底部に設けられ、 フ ァ ス ト ンタブ端子ァの折曲部 7 aの一 部と接触して端子ァを位置規制する小突起、 1 Oは上記端子収 容凹部⁴と上記フ ァ ス ト ンタ ブ端子ァの折曲部ァ a との間に設 けられ、 両者が全面接触することの い空間である。

上記電槽 1 とふた 5 との固定は、 ふたの裏面に注入された接 着剤によって行る う力 その作業は第 4図に示すよ うにふた 5 を下側にした逆向き状態で、極板群 2をあらかじめ各セル室に収 容した電橹 ¹ を上からはめこむよ うにして行 い、 約 6 0 に て 2時間静置して接着剤を硬化させた。 その後フ ァ ス ト ンタブ 端子ァのふた 5外へ突出した先端部分を第 2図のよ うに折 曲 げた。

上記構成に て、 端子ァは接着剤 S面よ も上部で、 かつ 電池の外部、 す ¾わち端子収容凹部⁴に導かれ、 その後ふた⁵ の下面に端子を導いてい〈 ことにより、 接着剤 Sは透孔 6 よ もれることもなく、 セル間接続する U字状接続体部分と端子極 柱部分とを 1 回で接着することを可能にした。 その際、 接着剤 Sはフ ァ ス ト ンタブ端子 7と端子収容凹部 4の壁面との間隙に 入]?込むが、 ファス トンタ ブ端子ァの折曲部ァ a と端子収容凹部 ⁴の底部との間に小突起 9によって空間 1 Oが設けられている ため、 この空間 1 Oに阻まれて毛細管現象によるはい上 j9が断 たれる。 - —方、 ふた⁵の内壁 5 aを伝っての接着剤 Sのはい上]?は、 その上部に設けられた空間 1 1 によ 断たれる。なお、空間 1 o および空間 1 1 の寸法は、 接着剤がはい上る毛細管よ り も大と すれば、 それ以上はい上ることが い。

実施例においては、 端子収容凹部 4と端子ァとの間隙は O . ¹ 丽以下 ので、 小突起 9によ]?凹部⁴の底部と端子の折曲部ァ a との間 に形成される空間 1 Oの寸法は 1 。0龍とし、ふた内壁 5 a と端子了 と の間隙は 2鄉なので、 空間 1 1 の寸法は 4。0娜とした。

産業上の利用可能性

以上のよ うに、 本発明によれば、 鉛蓄電池の端子極柱と電禧 のふたとを液密に接着固定することができ、 鉛蓄電池の使用に

OMPI WIPO ける方向性を制限されること く、 広く電池使用機器の電源 と して用いることができる o

REA OMPI

Claims

求 の

1 . 電橹内に収容された極板群の極柱にその一端が接続され、 他端がふたの端部を貫通して上方へ突出した端子の一部を前記 電槽とふたを固定する接着剤中に埋設した鉛蓄電池であつて、

5 前記電檣の一部に設けた端子収容凹部と、 この端子収容凹部内 に揷入され前記接着剤よ！） も下側に位置する端子折曲部との間 に、 両者が全面接触することのない空間を設けたことを特徵と する I&蓄電池。

2 . 請求の範囲第 1 項において、 電槽の一部に設けた端子収容 i o 凹部の底部に、 端子折曲部の一部と接触し位置規制する小突起 を設けた鉛蓄電池。

3 . 請求の範囲第 1 項において、 電槽のふた外部に突出した端 子を、 接着終了後折！）曲げた鉛蓄電池。

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