WO1982003032A1 - Method and machine tool for machining valve seat surface - Google Patents

Description

明 細 書

ル ブ シー ト 面の工作方法及び工作機械 技術分野

本発明は 、 バ ル ブ シ ー ト 面の工作方法及び工作機械に 関 し、 特に、 内燃機関のシ リ ン ダヘ ッ ドにおけるパ ル プ シ ー ト 等バルブス テ ム の ガ イ ド穴に対 し極めて精密な心 合せが必要 と されるバ ル ブ シ ー ト 面の工作方法及び工作 機械に 関する 。

背景技術

- 一般に 4 サイ ク ルの内然檨関では、 第 4 図の よ う に シ リ ン ダヘッ ド 1 0 0 に吸、 挵気用の弁 1 1 0 の ス テ ム 1 1 1 を跃合支持する た め の篛鉄製のパ ル プ ガ イ ド 1 1 0 と焼. 結合金等の硬質材料のパ ル ブ シ ー ト 1 3 0 と が夫 々 に所 定位置に 跃合されていて、 パ ル ブ シ ー ト 1 3 0 は、 通常、 第 5 図に示される よ う にス テ ム 1 1 1 の軸心 1 1 2 を回 転軸とする仮想円錐の頂角が 1 2 0 ° をなす口元面 1 3 1 と 9 0。をなすパ ル プ当た り 面 1 3 2 及び 6 0 °をなす奥面 1 33 とからなる シ ー ト 面を有し ている 。 但し 、 頂角が 9 0 °を なすバ ル ブ当た り 面 1 3 2 だけの構成の もの も あ る。' こ う し た パ ル プ ガ イ ド の ガ イ ド穴内面 と パ ル プ シ ー ト の シ ー ト 面と は内燃機関のシ リ ン ダ へ ッ ドにおける 吸、 排気 弁等の如 く 漦し い運動と 高い圧縮力 に えて気密を保持 する必要があ るため、 その仕上加工には 心の注意が払 われ、 特にバル ブシ ー ト 面の仕上げにはそれ自 体の高真 円性 と バ ル ブの ガ イ ド穴に対する高精度の心合せと が要

ΟΜΡΙ 求される。

のため、 従来よ り 種 々 の工作方法が採用 されて き た が、 それらは次の 3 つの方法に大別される 。

(1) 治具ボー ラ等を用い、 先ずバルブの ガ イ ド穴を リ ー マで仕上げ、 その後、 リ 一マを外してダ イ ヤ ルゲー ジ等 の測定具に付け替え、 主軸を送って測定に よ り バ ル ブガ ィ Kと パ ル ブ シ ー ト と の心合せを行い次いで測定具をバ ノレブシ ー ト 面の面取 り カ ツ タ に付け替え、 こ の カ ツ タ に よ り バ ル ブ シ ー ト 面を面取 り する方法。

の方法は多軸工作には不向 きであ り 、 しかも、 単軸 での工作に も相当の時間を要し、 徒って生童性が悪く'、 ま た省力化 も できないので、 中、 大量生 ¾には適せず、 專ら少量生産に利用されていた。

(2) 別の工作機械を用いた前工程でバ ル ブの ガイ ド穴を リ 一マ仕上げ した後に、 この ガイ ド穴に面取り カ ツ タ と 一体になったパ イ ロ ッ ト パ ーを差し込み、 手作業でパ ル ブシ一 卜 のバ ル ブ当た り 面を面取 り する方法。

の方法に よればパ ルブシ ー ト 面の面取 り 時に対応す る ガ ィ ド穴と逐一心合せする こ と になる 。 そのためパ ル ブシ - 卜 が比較的款質材料の と き には作業性にそれ程問 題はないが硬質材料の場合は時間がかか り 、 しかも 、 パ ノレブシ ー 卜 の口元面と矣面 とを前 も って加工してお く 必 要があ り 、 手作業であるため、 作業時の力のかけ方に不 均一さが出 る等して、 ガ イ ド穴に対する シー ト 面の心合 せやシー ト 面 自侓の真円度等が完全とは言えず、 こ のた め ノレ ブ摺 り 合せ作業を含む後工程を必旻とする場合力 ^ 多力 つた

(3) 第 6 図に示される よ う に 、' シ リ ン ダヘ ッ ド 2 0 0 を 治具に よ り 加工装置の所定位置に セ 卜 してお き、 面取 り カ ツ タ 2 4 0 が外周 に固定された カ ツ タ へ ッ ド 2 5 0 を保持する外ス ピ ン ド ル 2 7 0 と リ 2 6 0 力 '；固定さ れた内ス ビ ン ドル 2 8 0 と を先ず—体的に前送 り し て、 シ リ ン ダへ'ッ ド 2 0 0 に接近させ、 .所定位置に来た と こ ろで内ス ビ ン ド ル 2 8 0 のみを 力 ッ タ へ ッ ド 2 5 0 の内 面で保持しつつ前送 り し て リ 2 6 0 に よ り パルブガ イ ト' 2 2 0 の ガ イ， ド穴を仕上げ、 次いで外ス ピ ンドル 270 を僅かに前送 0 し て パ ル ブシ 一 ト 2 3 0 の シ ー ト 面を面 取 り する方法。

こ れは中、 大量生産向 きの方法で、 現在主流をな して 、るカ^、 前記（1)、 （²)の方法がシ リ ン タ'へ ッ ドに対する パ ル ブ ガ ィ ドの趺合状態に多少のばらつ きがあつて も 、 即 ち、 ガイ ド穴が設計どお り に位置づけられていない場合 でも 、 バル ブシ 一 卜 の面取 り は ガ ィ ド穴 と の心合せに よ り ガ イ ド穴のばらつ き に対応したセ ッ テ ィ ン グを した上 で行なわれる のに対し、 （3)の方法ではガ ィ ド穴位置のば らつ き に関わ り な く 基準位置から の所定寸法どお り に ガ ィ ド穴と シ 一 ト 面の加工が行なわれる 。 こ のため ノレ プ ガ ィ ドの下穴加工時にその位置決めが正確にな されてい ない と 、 リ 一 仕上げ時に径方向の取代に不均—いわゆ る偏肉が生じ、 これが径方 ^での不均一な ¾削反力 と な

O PI つて リ ー マ刃先に作用 し、 細長い リ ーマが送 り 出される につれて、 リ ー マ倒れが大き く なる と共に下穴 と の偏心 の度合も増大して、 ガイ ド穴と バ ル ブ シー ト 面と の同心 性が簡単には得られなかった。 しかも 、 対応する工作機 械は リ 一マ と-力 ッ タ ー と を別 々 に送る必要から'二重同軸 ス ピ ン ド ル型と な り 、 従って外ス ピ ン ド ル の径が大き く なるた め 1 檨当 り のス ピ ン ド ル数が比較的少数と なって、 と く に多気筒式シ リ ンダへッ ド等の工作物を作業効.率良 ぐ仕上げる に は複数の加エ ス テ ー シ ョ ン が必要と された。 発明の開示

本発明者等は、 以上の如き従来の工作方法及び工作機 械における問題点に鑑み、 これを有効に箨決すべ く 本発 明を成した。

本発明の 目 的は、 内燃機関のシ リ ンダへ ッ ドにおける バ ル ブ シ ー ト 等バ ル ブ ス テ ム の ガ イ ド穴に対し極めて正 確な心合せが必要と されるパ ル プ シ ー 卜 の機械加工を為 す上で、 ガ イ ド穴と の同心性を良好に ^ちつつ、 パ ル プ シ ー ト 面を高真円に仕上加工可能なパ ル ブ シ ー ト 面のェ 作方法及 ·び工作機械を提供する にあ る。

本発明の更なる 目的は、 上記パ ル プ シー ト 面の仕上加 ェに際し、 バ ル ブガ イ ドの内径仕上げを も リ ー マ倒れな く 少ない取代で行ない得るパ ル ブ シ ー ト 面の工作方法及 び工作機械を提供する にある 。

本発明の更に他な る 目的の 1 つは'、 以上の仕上加工を 簡易な方法及び構成で行ない得、 従って、 低工数低 コ ス ト な ル ブ シ ー ト 面の工作方法及び工作機械を提供する にあ る。 上記目的を達成するべ く 、 本発明は、 バ ル ブガ イ ド と. バ ル ブ シ ー ト と を含む工作物を セ ッ テ ィ ン グする段階と ， パイ ロ ッ ト 部材を傾動自 在に案内しつつ前送 り し て上記 パ ルブガ ィ ドのガ イ ド穴を該パイ ロ ッ ト 部材の前端に拾 わせる段階 と、 該パイ ロ ッ ト 部材をガ イ ド穴に倣わせて 主軸方向 に対し屈動 自在に前送 り する段階と 、 上記パ イ π ッ ト 部材の後部を固持してその姿勢を保持する段階と 、 上記パ イ ロ ッ ト 部材と共軸に少な く と も 1 つの刃物部材 を回動させつつ前送 り してバ ル ブ シ ー 卜 の面を機械加工 する段階と 、 上記パ イ 口 ッ ト 鄧材及び刃物部材を後方へ 戻す段階と 、 上記工作物を取 り 外す段階 と から成るバ ル ブシー ト 面の工作方法を提供する。 ' 本発明は更に 、 上記において、 パ イ ロ ッ ト 部材の屈動 自在な前送 り 段階は、 上記ガイ ド穴を リ ー マ仕上げする 段階を有して成る こ と を特徵と するパ ル ブ シ — ト 面のェ 作:^法を提供する 。 本発明は又、 少な く と も 1 つの前後送 り 可能な主軸と 、 該主軸に対し屈動 自在なパ イ ロ ッ ト 部材と 、 該パイ ロ ッ ト 部材をク リ ア ラ ン スを もって案内可能な案内部材 と 、 上記パイ 口 ッ ト 部材を該パイ 口 ッ ト 部材に对し調心 自在 に軸受可能な軸受部材と 、 該軸受部材をパ イ α ッ ト 部材 保持する」

と共 ^γ^"持手段と 、 上記主軸に よ り パイ π ッ ト 部材 と 共軸に回勣 自 在に配設せられた少な く と も 1 0の刃物部 材と を備えて成るパ ル プシ ー ト 面の工作機械を提供する 。 本発明は更に又、 上記において、 パイ 口 ッ ト 部材は リ 一マ部材を有して成る こ 'と を特徵とする ·バ ル ブ シー ト面 の工作機械を提供する 。

図面の簡単な説明

第 1 図は本発明の好適実施例に係る加工装置 加工寸 前の状態を示す一部切断側面図。

第 2 図は第 1 図の装置の加工状態を示す一部切断側面 第 3 ·図は第 1 図の X - X鎳に汨つた正面図。

第 4 図は エ ン ジ ン の シ リ ン ダ へ ッ ド の 一部を示す斬面 第 5 図は第 4 図のシ リ ン タ ·へ ッ ドの ノレ ブシ一 ト の シ 一 ト 面を示す拡大断面図

第 6 図は従来装置の一部を示す新面図

発明を実施するた め の最良の形態

図面参照の上本癸明の好適^例につ き説明する に、 第 1 図 において 1 は加工機上の治具 J に加工基準穴等に よ り 位置決め固定されたシ リ ン ダへ ッ ドであって 、 所定の 位置に 吸、 排気弁のス テ ム を支持する所要数の ルブガ ィ ド 2 お よ び ノレ ブシ一 ト 3 がそれぞれ圧入されてお り これらは図では各一つだけ示されている O

4 はパ ル ブガイ ドの ガ ィ ド穴を仕上加工する リ 一マで あって、 後端部は刃物ホ ノレ ダ 5 の中 、部に嵌合固着され て お り 、 刃物ホ ル ダ 5 の中央部外局面には第 3 図の よ う に ノ ル プシ ー ト 3 の シ ー ト 面加工用 の カ ツ タ ま たは ノ ィ ' ト な どの刃物 5 a が複数取付けられ、 これらの刃物 5 a の う ち例えば上下の ものを シ ー ト 面中央のパル プ当た り 面即ち第 5 図の当た り 面 1 3 2 に相当する部分を加工す る も の とすれば左右いずれか一方の刃物が口元面即ち第 5 図の口元面 1 3 1 に相当する部分を他方が奥面即ち第 5 図の夹面 1 3 3 に相当する部分を加工する よ う にな さ れている。 ただし、 刃物 5 a の数は図示の も のに限らず 適宜に選定でき 、 例えばパ ル プ当た り 面だけの設計のパ ルブシ ー ト では刃物は 1 個でも よ い。

そ し て、 刃物ホ ル ダ 5 の後方大径部内には二股連結片 6 が定着されて いて 、 こ の違結片 S は 自 在谜手 7 の一端 に ビ ン等で結合され、 自在璣手 7 の他端はス ピ ン ド ル 8 に、 軸方向の位置調節が可能な よ う に縹着されたス ピ ン ド ル心 8 a 先端の二股片 8 b に 、 ビ ン等で結合されてい る o

ス ピ ン ド ル 8 は加工接のべ ッ ド B上を前後即ち図中で 左右に摺動可能に配設されパ ル プ数に応じたス ビ ン ド ル 8 を支持する多軸頭 1 0 に ベ ア リ ン グ 3 a , 9 b を介し て支持されてお り 、 その後端は原勳韜 Dに違結されてい る。 多軸頭 1 0 の前面にはス ピ ン ド ル 8 に平行な複数本 のガ イ ドパ ー 1 1 が設けられていて、 こ れらの ガ イ ドパ 一 1 1 には、 .中心部に 円形空所 1 2 a を儋えたサボ一 ト プ レ ー ト 1 2 が嵌揷されて摺勣可能に支持されてお り 、 また、 各ガイ ドバ一 1 1 には所要強 さのス プ リ ン グ 1 1 a が巻回されていて、 それら の両端は多軸頭 Ί 0 の前面と サボ一 ト ブ レ ー ト 1 2 の背面に係止されている 。 工作機 械の非作動時にはこ のサポー ト ブ レ ー ト 1 2 は ス ブ リ ン グ 1 1 a の 自然長の位置に配置されている 。 第 1 図はそ う した非作動時の状態から加工寸前の状態に移行した段 階を示してお り非作動時は多翱^ 1 0 と共に第 1 図よ り 右 方に後退している。

サ ボ一 ト ブ レ ー ト 1 2 の後面中央部には ガ イ ド ブ ッ シ ュ 1 3 が円形空所 1 2 a に嵌め込むよ う に して定着され ていて、 非加工時にはその内部に刃物ホ ル ダ 5 の後方大 径部が若千のク リ ァ ラ ン スをおいて収容されている。

また、 サポー ト プ レ ー ト 1 2 の前面中央部に,は筒状の ベ ア リ ン グ ホ ル ダ 1 4 が円形空所 1 2 a の径方向 に滑動 調節 自在に配設され、 そのつば部 1 4 a はサボー ト ブ レ ー ト 1 2 の前面に固定された ロ ッ ク ブレ ー ト 1 6 に よ り 抱持されていて、 ロ ッ ク プ レ ー ト 1 6 上に設けられた複 数の ロ ッ ク シ リ ン ダ 1 了 の ピ ス ト ン 1 7 a に よって随時 ロ ッ クする こ とができ る。 一方ベ ア リ ン グ ホ ル ダ 1 4 の 前端部内^ に は 自動調心ベ ア リ ン グ 1 5 の外側部が定着 されてお り 、 篛心ベ ア リ ン グ 1 5 の内径面は刃物ホ ル ダ 5 の後方大径部の外側が摺勣 入可能な如 く 配置されて いる。

図中 1 8 は治具 ： Γ の表面から突出する ガ イ ドボ ス 卜 で め る 。

しかして、 多軸頭 1 0 が前方位置にあ り 、 サボ一 ト プ レ ー ト 1 2 がガイ ド ボス ト 1 8 に当接し リ ー マ 4 の先端 がパ ル プガ イ ド 2 に接近した第 1 図の状態において、 ス ビ ン ド ル 8 を回転させつつ多軸頭 1 0 を前進させれば、 リ ー マ 4 を保持する 刃物ホ ル タ' 5 がガ イ ド ブ ッ シ ュ 1 3 に案内されて前進し、 リ ー マ 4 の先端がバ ル ブガ イ ド 2 のガイ ド穴を拾 い つつ中に入ってい く 。 こ の場合、 リ ー マ 4·は先端を図示の よ う に と がらせておけば、 リ ー マ 4 に多少の振れが出て も ガ イ ド穴へ入 り 易 く なつて好ま し い o

リ ー マ 4 の先端力 ^ガ イ ド穴に入る と 刃物ホ ルタ' 5 の後 方大径部がガ イ ド ブ ッ シ ュ 1 3 カゝら難れる よ う に設定し て く と 、' リ ー マ 4 を保持している刃物ホ ル ダ 5 は 自.在 継手 7 を介 し ^ ピ ン ド ル 8 に屈折 自在に連結されて い るので、 リ ー マ 4 に従って屈動しバ ル ブガ イ ド 2 の ガ イ ド穴位置に 多少のば らつ きがあって も 、 第 2 図の よ に リ ー マ 4 力' 自 由 に偏心し てガイ ド穴に よ く 適合しな力 ^ら 内面仕上げを得る 。 こ の た め リ ー マ 4 に は無理な力が作 用せず、 リ ー マ倒れを起こすこ とな く 、 少ない取代でガ ィ ド穴を良好に仕上げる こ とができ る 。

こ う し た リ ー マ 4 の前進に伴ない刃物ホ ル ダ 5 の後方 大径部が 自動調心ベア リ ン グ 1 5 に篏合し て こ れに支持 される こ と にな り 、 以後 リ ー マ 4 の前進に伴 う 刃物ホ ル ダ 5 の傾 きや放射方向の位置の変化は調心ベア リ ン グ 1 5 の調心作用 と ベ 了 リ ン グ ホ ル ダ 1 4 の サ ボ 一 ト ブ レ ー ト 1 2 に対する微細な調節動に よって吸収 され、 刃物ホ ル OMPI ダ 5 と リ ー マ 4 と の同心性が維持され、 リ ー マ 4 の こ じ れが防止される 。 力 く して、 リ ー マ 4 がバルブガイ ド 2 の ガイ ド穴に充 . 分に傲い終る位置ま で進行した時点で、 口 ッ ク シ リ ン ダ 1 7 に圧力流体を送って作動させその ビ ス ト ン ビ ン 1 7 a に よ り ベ ア リ ン グ ホ ル ダ 1 4 をサボー ト ブレ ー ト 1 2 に 対し一定の位置に固定する 。

ホルダ j

この と き 、 刃 の後方大径部は謂心ベア リ ン グ 1 5 に よ り 安定して支持され、 リ ー マ 4 と共に パルブガイ ド 2 の ガ イ ド穴に高精度に心決めされた 勢にあ り 、 一方 刃物ホ ル ダ 5 上の刃物 5 a はパ ル プシー ト 3 に接近して いる o こ の状態で、 さら に ス ピ ン ド ル 8 を回転させながら多 軸頭 1 0 を前進させれば、 刃物 5 a がバ ル ブシー ト 3 の シー ト 面に当接し、 これを面取加工する 。 そ の際、 刃物ホ ル ダ 5 及び リ ー マ 4 は刃物 5 a の支軸 と して機能し、 パ ル プ ガ イ ド 2 が刃物 5 a に対する前側 の軸受の役割を杲し、 自動謂心べ了 リ ン グ 1 5 が後側軸 受を して.お り 従って刃物 5 a は両側支持の状態であって これに対する切 §1反力はその中間部にかか り 、 且つ支持 間隔が短いの で、 バ ル ブシ 一 ト 3 の シ ー ト 面'は高い真円 性とバ ル ブガイ ド穴に対する良好な同心性を もって面取 り され得る 。 なお、 バ ル ブガイ ド 2 の ガイ ド穴が事前に仕上 ¾ェさ れた シ リ ン ダへッ ド 1 の場合には リ ー マ 4 に代えてこれ と 同形同寸法の （ 図示しない ） パイ ロ ッ ト バ ーを用 いて も 良 く こ れに よ り シー ト 面の加工に際して上記 と 同様の 軸受機能を得る こ と.ができ る 。 ま'た、 自在継手 7 に代え て可撓軸に よ り 刃物ホ ル タ * 5 と ス ビ ン ド ル 8 と を違結す る よ う に して も ガ イ ド穴に対する上記同様の心合機能 得る こ と力 ^でぎる。

以上に よ り 明 らかな如 く 本発明に よれば、 リ ー マ また はパイ ロ ッ ト パ ーをパ ルブガ イ ドのガ イ ド穴位置に よ く 適合させる こ と ができパ ル ブシー ト のシ ー ト の面の加工 '時に リ ー マ またはパイ 口 ッ ト パーが刃物の支 ¾の役割を 果たし、 刃物がバ ルブガ イ ド と謂心韜.受と に よ り 両持支 持される ので、 高い真円性と ス テ ム穴に対する 同心性を 維持してシ ー ト 面を能率よ く 加工する こ とができ 、 ま た、 切削反力に充分耐える こ と ができ るので、 口元面と英面 と を別加工する こ と な く バル ブ当た り 面と 同時に加工す る こ とができ、 しかも調心軸受が径方向の力を受け持つ こ とから 、 ス ピ ン ド ルは回転力 と揑カを受け持つだけで， よ いので小径の ものですむ。 ま た従来のよ う に二重同軸 ス ピ ン ド 'ルにする必要がないの で加工装置を小型コ ン パ ク ト な も のにする こ と力'でき る 。

産業上の利用可能性

本発明は、 バ ル ブガイ ド穴 と の同心性を良好に保ちつ つパ ル ブ シ 一 ト 面を高真円に仕上可能な ら しめ且つ これ を箇易な方法及び構成で行ない得る 。

従って、 本発明に よれば、 内然機閿 の シ リ ン ダ ヘ ッ ド における パ ル ブ シ ー ト 等パ ル ブガ イ ド穴に対 し極めて正 確な心合せが必要と されるパ ルブシー 卜 の機械加工を、 シ ビアな ト レ ラ ン ス 内 に抑えつつ も低工数低 コ ス 卜 で行 ない得る 。

Claims

請 求 ' ' の 範 . 囲.. '

1. バ ル ブガイ ド と パノレ ブ シ ー ト と を含む工作物を セ ッ テ ィ ン グする段階と 、

パ イ ロ ッ ト 部材を傾動 自 在に案内 しつつ前送 り 'して 上記パ ル プガイ ドのガイ ド穴を該パ イ ロ ッ ト 部材の前 端に拾わせる段階と 、

該パ イ ロ ッ ト 部材を ガイ ド穴に傲わせて主軸方向に 対し屈動 自在に前送 り する段階と 、

上記パ イ ロ ッ ト 部材の後部を固持し てその姿勢を保 持する段階と 、 .

上記パ イ ロ ッ ト 部材 と共軸に 少な く と も 1 つの刃物 部材を回動させつつ前送 り してパ ル ブ シ ー ト 面を機械 加工する段階 と 、

上記パ イ ロ ッ ト 部材及び刃物部材を後方へ戻す段階 と 、

上記工作物を取 り 外す段階と から成るバ ブ シ ー ト 面の工作方法。

2. 前記パ イ ロ ッ ト 部材の屈動 自在な前送 り 段階は、 前 記ガ イ .ド穴を リ 一マ仕上げする段階を有し て成る こ と を特徵とする前記請求の範园第 1 項に記載の工作方法。

3. 前記パ イ ロ ッ ト 部材の姿勢保持段階は、 該パイ ッ ト 部材を共軸に軸受けする段階を有して成る こ と を特 ίί (とする前記請求の範囲第 1 項若し く は第 2 項に記载 の工作方法。

4. 前記バ ル ブ シ ー ト 面の檨桉加工段階は、 該パノレ ブシ

OMPI ー ト の バ ル ブ当 り 面を面取 り して仕上げる段階から成 る こ と を特徵とする前記請求の範囲第 1 項若し く は第 2 項に記載の工作方法。

5. 少な く と も 1 つの前後送 り 可能な主軸と、 '

該主軸に対し屈動自 在なパイ ロ ッ ト 部材と、

該パ イ ロ ッ ト 部材を ク リ ア ラ ン スをもって案内可能 な案内部材と 、

上記パ イ 口 ッ ト 部材を該パイ 口 ッ ト 部材 対し調心 自在に軸受可能な軸受部材と、

該軸受部材を上記バイ ロ ッ ト 部材と共軸に保持する 保持手段と、

上記主軸に よ り パイ ロ ッ ト部材と共鄯に ϋΐ動自在に 配設せられた少な く と も 1 つの刃 ¾部材と を備えて成 るパ ル ブ シ ー ト 面の工作檨核。

6. 前記パ イ ロ ッ ト 部材は リ ー マ部材を有して成る こ と を特徵とする前記請求の範匿第 5 項に記載の工作機搣。

7. 前記パイ ロ ッ ト 部材は前記刃物部材が外局に固設さ れた刃物ホ ル ダ部材を後部に一体的に有して成る こ と を特徵 ·とする前記請求の範苣第 5 項若し く は第 6 項に 記載の工作機械。

8. 前記刃物ホ ル タ'一は、 自在 手に よ り 主軸と 結合さ れている こ と を特徵とする前記請求の範囲第 7 項に記 載の工作機楨。

9. 前記刃物ホ ル ダ ーは、 可 ¾韜に よ り 主軸と結合され てい る こ と を特徵とする前記請求の範囲第 7 項に記載

, OMPI の工作機械。

10. 前記保持手段は、 軸受部材の外側に配設せられた複 数の ロ ッ ク シ リ ン ダ一から成る と を特徵と する前記 請求の範囲第 5 項若し く は第 6 項に記載の工作機械。

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