JPH04141303A

JPH04141303A - 棒材加工用の主軸移動型自動旋盤における固定形ガイドブッシュとこれを用いたワーク繰り出し方法

Info

Publication number: JPH04141303A
Application number: JP26330790A
Authority: JP
Inventors: Fusao Yamada; 房夫山田; Yoshifumi Tsuchiya; 土屋　好文
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-10-01
Filing date: 1990-10-01
Publication date: 1992-05-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、棒材加工用の主軸移動型自動旋盤における
固定形ガイドブツシュとこれを用いたワーク繰り出し方
法に関する。

「従来の技術」棒材加工用自動旋盤の１つである主軸台移動型自動旋盤
は、棒材をチャックして回転させる主軸と、この主軸に
軸方向の直進動作を与えるためベツド上を摺動する主軸
台と、この主軸台の摺動方向と直交する方向に移動動作
を与えられる刃物台と、この刃物台に取付けられ上記棒
材を切削加工するバイト、ドリル等の各種刃物と、棒材
を加工位置の近傍を支持して切削による工作材料のたわ
み変形を防止するガイドブツシュとにより主要な構成が
なされてる。

すなわち、」１記主軸にチャックされ、かつ回転運動を
（４与された棒材は、主軸台の摺動により軸方向に送り
がなされ、上記刃物台に取付けられた所定の刃物により
切削加工される。

従って、ガイドブツシュを使用しているため、切削力に
対する剛性が高く、細長部品を精度よく加工するのに適
しており更に、横穴明やキー溝加工、背面加工等の二次
加工も各種アタッチメントを使用することにより単一の
旋盤で行なえることに特徴を有している。

その−例を第６図にて説明する。すなわち、数メートル
もある長い棒状のワーク１は、主軸台２の後方からそれ
を貫通させ、これを主軸のチャック３でしっかりとつか
ませるとともに、ワーク先端はベツド４の上へ高剛度に
据付けたブツシュ台フレーム５をも貫通させる。

そして、主軸台２を数値制御されたサーボモータ６の駆
動機構系で直線送りすると同時に、ブツシュ台フレーム
５の前面にワーク１を中心にして放射状に配置した刃物
自７八〜７Ｇおよびそれにアタッチした刃物８Ａ〜８Ｂ
も数値制御されたサーボモータ９，９の駆動機構系でシ
ーケンス的に送り、ワーク１を一貫して高能率に切削加
工する構成となっている。

上述の如く、一般に主軸台移動型自動旋盤では、主軸で
高速回転させた棒材の切削部位の近傍をガイドブツシュ
で回転自在に支持して棒材のたわみ変形を防止して加工
するように構成されているが、このガイドブツシュには
回転形ガイドブツシュと固定形ガイドブツシュよがある
。固定形ガイドブツシュの一般的構造は第７図に示され
る如くである。

すなわち、図中９はガイドブツシュフレーム、１０は締
結金具１２によって該ガイドフレーム９に穿設の取付孔
９ａに締結固定されるブツシュ本体、１４はブツシュ本
体１０に穿設の透孔］、　Ｏａに螺着１３にて取付くブ
ツシュホルダー、１１は該ブツシュホルダー１４に挿着
されるガイドブツシュで、その先端部の内面には耐熱及
び耐摩耗性の硬質材料１例えば超硬合金、セラミックな
どで形成され、棒材と直接接触して回動自在に支持する
ライナーがロー付けなどで固定されている。

当該ガイドブツシュ１１には通常３個所のスリン１１．
１ａと先端外周面のテーパ部１１ｂが形成されており、
前記ブツシュホルダー１４の先端内面に形成されたテー
パ部１４ａと係合している。

１５は該ガイドブツシュ１１の背部に後詰め態様にブツ
シュホルダー】４に螺着１６を介して挿着される調整ナ
ツトで、これによりガイドブツシュ１１と棒祠出の挟着
ずきまを適正なものに調整することが出来る。

Ｉ発明が解決しようとする課題」固定形ガイドブツシュはすべり接触にて棒材を支持して
いるの棒材との摩擦により発熱することがあり、また、
ガイドブツシュは切削部位の近傍に配置されているので
微細な切粉がガイドブツシュ内に入り込むことにより一
層摩擦が大きくなって発熱し易くなる。

そして、ガイドブツシュの発熱量が過大になると棒材と
ガイドブツシュとが焼付いて回転不能となったり、ガイ
ドブツシュ自体が破損したりすることも生じ、このよう
なことが生じると、特に、コンピュータ管理による無人
化工場においてはその発見が遅れるため被害が甚大なも
のとなるおそれがある。

本発明は、叙上の固定形ガイドブツシュにおける摩擦１
発熱を大巾に低減し得る改善された固定形ガイドブツシ
ュとこれを用いた低摩擦５発熱のワーク繰り出し方法を
提供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」上記目的を達成するために、本発明の固定形ガイドブツ
シュにおいては、棒材と直接々触して回動自在に支持す
るスリットを介して分割の各ライナーの表面に、棒軸方
向と直交する横断凹溝を各凹溝の延長円軌跡上に他の凹
溝が存在することのないように互い違いに刻設するとし
たものである。

また、棒材と直接々触して回動自在に支持するス＝　６リフトを介して分割の各ライナーの表面に、棒軸方向と
斜交する横断凹溝を刻設するとしたものである。さらに
、本発明の上記の固定形ガイドブツシュを用いてのワー
ク繰り出し方法においては、切削加工完了後、主軸のチ
ャックで棒材をつかまえて繰り出すに際し、一担僅かに
後退させてブツシュ台フレームに投射されている潤滑油
をブツシュ内に取り込み、しかる後新たな切削加工のた
めの繰り出しをするとしたものである。

「作用」上記のように構成された固定形ガイドブツシュは、回転
しながら繰り出しされるワークをスリットを介して分割
の各ライナーで支持するが、その際、表面に刻設の横断
凹溝に滞留する潤滑油が該支持面に供給されて、充分な
潤滑並びに奪熱作用さらには清浄作用を享受する。この
際、各横断凹溝は円周軌跡上に互いに連絡して配位して
いないために当該円周軌跡上については、少なくとも２
つのライナー分（斜交の横断凹溝にあってはそれ以上）
の平滑面での支持が確保され、ワークが横断凹溝のエツ
ジでかじられる事態が回避される（円周軌跡上に横断凹
溝が途切れることなく配位していると、かじりを避ける
ことができない）。

また、上記のように構成されたワーク繰り出し方法は、
各切削加工に先立ち確実に横断凹溝に潤滑油を取り込む
ことが出来るので、潤滑油介在による潤滑、奪熱、清浄
作用を確実に享受し得る。

「実施例」実施例について図面を参照して説明すると、第１図ａ、
ｂは本発明が実施される一例として提示の固定形ガイド
ブツシュ（３分割式）１７を示す。

図中１７ａがライナーブツシュを示す。

第２図は、当該ガイド部１７をブツシュ台フレームに装
着した態様を示し、図中１８はブツシュホルダー、１９
はブツシュ締めナツト、２０はブツシュ本体、２１は角
ネジ、２２はほぞキャップ、２３はノックを夫々示す。

第３図、第４図は上記固定形ガイドブツシュ１７に施こ
す本発明の横断凹溝の刻設態様を展開して示したもので
ある。

第３図において、スリブ）　１７ｂ　、・・・を介して
分割の各ライナ一部１７ａ、・・・の表面には、棒軸方
向と直交させて横断凹溝２４．・・・が刻設されている
。

当該各横断凹溝２４．・・・は他のものが同一円周軌跡
２５、・・・上に一致して共存することのないように互
い違いに配置される。これは、もし同一円周軌跡って棒
材に接触することとなり、棒材の繰り出し平滑面である
場合には、平滑面側で支持されて、かじりを避けること
ができるからである。

第４図のものにおいては、棒軸方向と斜交する横断凹溝
２４′、・・・が刻設されている。この場合は、第３図
の場合と異なり、同−円周軌跡上に共存しても差し支え
ない。それは、円周軌跡上に溝が存在する割合は極めて
少なく、はとんど平滑面で支持されることとなるためで
ある。

しかして、本発明の実施例により、密着しての支持のた
め、潤滑油の送り込みのなかったライナ面に潤滑油が保
持されることとなり、潤滑作用を享受することができる
。さらには、当然のことなから奪熱作用も享受し、この
部の発熱を押さえる。また、凹溝２４．２４’は、スリ
ブ）　１７ｂに接続しているので、潤滑油の排出で切粉
も排出されるので、清浄作用は極めて高いものとなる。

凹溝２４．２４’の刻設は、鋳造時の鋳型で形成しても
、切削加工で形成しても良い。

第５図は、本発明の叙上第３図、第４図に示したガイド
ブツシュを用いてのワーク繰り出し方法手段を示す。す
なわち、所定の切削加工を完了したところで、バイト２
６で加工部２７を切り離なす（ａ図）。

バイト２６を後退させると共に、主軸のチャック２８を
次の繰り出し分後退させてチャックする（ｂ図）。

ここまでの手段は従来通りである。この後、本発明では
、主軸を繰り出しのために前進させることなく、一担僅
かに後退させる（０図）。

しかる後に所定量の繰り出し前進を行なわせる。

これは、以上の１担の後退によりブツシュ台フレーム５
に投射されている潤滑油がガイドブツシュ１７内に入り
込み、潤滑油が凹溝２４．２４’内に滞留し、ライナ一
部１７ａでの潤滑油供給が確実に達成されることとなる
からである。

叙上の１担後退による時間的なロスは僅かであり、無人
化工場での事故発生の解消によるメリットに比すべきも
ない。

「発明の効果」本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

従来、潤滑油の供給がなし得なかった固定形ガイドブツ
シュのライナ一部内に常時豊富な潤滑油が確保されて、
潤滑、奪熱作用を享受し得ることとなると共に、切粉排
出路も確保されることとなり、−層好適であり、特に無
人化工場での設置について意義を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは本発明が対象とするガイドブツシュの縦
断正面図、側面図、第２図は第１図のガイドブツシュを
ブツシュ台フレームに装着した態様を示す縦断正面図、
第３図ａ、ｂ、第４図ａｂは本発明の凹溝刻設態様を示
すライナ一部の展開図、該凹溝に沿った側断面図、第５
図ａ−ｃは本発明のワーク繰り出し要領手順説明図、第
６図は主軸台移動型自動旋盤の説明図、第７図は固定形
ガイドブツシュの説明図である。１・・・ワーク、　　２・・・主軸台、　　３・・・チ
ャック、４・・・ベツド、　　５・・・ブツシュ台フレ
ーム、　　６・・・サーボモータ、　７八〜７Ｂ・・・
刃物台、　８八〜８Ｂ・・・刃物、　９・・・ガイドブ
ツシュフレーム、　サーボモタ、　９ａ・・・取付孔、
　１０・・・ブツシュ本体、　］、Ｏａ・・・透孔、１
１・・・ガイドブツシュ、１１ａ・・・スリット、１１
ｂ・・・テーパ部、　１２・・・締結金具、　１３・・
・錯着、１４・・・ブツシュホルダー、１４ａ・・・テ
ーバ部、１５・・・調整ナツト、　１６・・・螺着、　
１７・・・固定形ガイドブツシュ、　１７ａ・・・ライ
ナ一部、　］、　７　ｂ・・・スリット、１８・・・ブ
ツシュホルダー、　１９・・・ブツシュ締めナツト、　
２０・・・ブツシュ本体、　２１・・・角ネジ、　２２
・・・はぞキャップ、　２３・・・ノック、　２４・・
・横断凹溝、２４′・・横断凹溝、　２５・・・同−円
周軌跡上、バイト、　２７・・・加工部、　２８・・・
チャック。２６・・・２４−−−ネ＊４＃ａｎ　　　　　　２４’−−−１Ｊ
＆θ１ａａ２６−−−バイド゛　　　　　２７一−−兜
工部　２８−−−＋−２５−ｍ−同一円１１転期士【７７０゜ｂ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）棒材と直接々触して回動自在に支持するスリット
を介して分割の各ライナーの表面に、棒軸方向と直交す
る横断凹溝を各凹溝の延長円軌跡上に他の凹溝が存在す
ることのないように互い違いに刻設するとしたことを特
徴とする棒材加工用の主軸移動型自動旋盤における固定
形ガイドブッシュ。
（２）棒材と直接々触して回動自在に支持するスリット
を介して分割の各ライナーの表面に、棒軸方向と斜交す
る横断凹溝を刻設するとしたことを特徴とする棒材加工
用の主軸移動型自動旋盤における固定形ガイドブッシュ
。
（３）切削加工完了後、主軸のチャックで棒材をつかま
えて繰り出すに際し、一担僅かに後退させてブッシュ台
フレームに投射されている潤滑油をブッシュ内に取り込
み、しかる後新たな切削加工のための繰り出しをすると
したことを特徴とする請求項１若しくは２の固定形ガイ
ドブッシュを用いたワーク繰り出し方法。