WO1980001613A1 - Sealing agent for plastic liquid crystal display panel - Google Patents

Description

明 細 フ ス チ つ ク 液日曰— -日 表示パ ネ ル 用 シ ー ル剤 技術分野

本発明 は プ ラ ス チ ッ ク パ ネ ル 用 の シ ー ル 剤 に関す る も の で あ る

背景技術

従来の 日日 パ ネ ル は、 パ ネ ル 基板 と し て ガ ラ ス 板を用 レヽ 、 こ の ガ ラ ス 板の シ — ル 部分に液状 又は フ ィ ル ム 状の te機又は有機質 シ ー ル 剤 を施 し て 更 に 1 枚の 基板を合わせ、 加熱 し て シ ー ル 剤 を 固 化 さ せ る こ と に よ り 製 3Ξ れて い る 。 そ して そ の 際、 予 じ め 液晶 を封 入 し て お く と 液状 シ一 ル 剤が液 晶 層 に 流出 し た り 、 固 化 に要す る 加熱で液 晶 が変質分解す る の で 、 シ一 ル 斉 lj が固'化'後、 基板に設け ら れた 液 晶 封入穴か ら液晶 を注 入 し封 な ければ な ら な カゝ っ た 。 そ の た め 液晶 表示 パ ネ ル の 製造工程は複雑で 、 し 力 ^¾ も 連続的 な量産は望 み得なか つ た

一方液 晶 パ ネ ル基板 と して は無機ガ ラ ス の 他に透明 フ。 ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム も 用い ら れて よ い害で あ る が ネ マ テ ィ ッ ク 液晶 に よ る 電界効果型表示パ ネ ル の パ ネ ル •基板に-は 咼'度の 電気 的特性、 光 学 的特性お よ び化学 的 特性等力 要求 さ れ る た め 透明 プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム を 基板 と し て 実用化 し た 例 はな い 。 しカゝ し 最近液晶パ ネ ル 基板に 適する 物性 を 具えた透 明 プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル. ム が得 ら れる よ う に な つ た。 本発明 は こ の よ う な透明 プ ラ ス チ ッ ク フ イ ル ム を用い て 液晶表示パ ネ ル を製造 する 場合の シ -ニ ル 剤にっ レ、 て の 研究の 成果を 基礎に し て 得 られた も の で あ る

'本発明 の 最大の 目 的は液晶 封入穴 の ない無穴の 液晶 表示パ ネ ル を有機質のノヽ ° ネ ル 基板を用 いて大量安価に 提供 し よ う と する に あ る 。 更 に他の S 的は大量安価で あ る に拘 ら ず、 品質 の 一定 し た高品質の 液晶 表示ノ" ^ ネ ル の 提供 に あ る 。 その 他の 諸 目 的について は 以下の 説 明 に よ り 容 易に理解 さ れる と 思 われる の で こ れを省略 する 。

発明 の 開 示

すなわ ち 本発明は、 次の （a) b) (c)の 3 成分を 有効成分 と する プ ラ ス チ ッ ク 液晶表示パ ネ ル用 シ ー ル剤で あ る,

(a) ナ イ ン 若 し く は線状飽和 ホ。 リ エ ス テ ル、

(b) ヱ ポ キ シ樹脂お よ び ノ ま た は イ ソ シ ァ ネ ー ト 化 合物

(c) 上記（a) (b)を 溶解する と 共に、 ポ リ エ ス テ ル 若 し く は ポ リ エ ー テ ル ス ル フ ォ ン 製の 透明 プ ラ ス チ ッ ク ノ ネ ル 基板を 溶解 し う る 溶媒。

発明 を実施す る ため の 最良の 形態

液晶表佘パ ネ ル 基板 と し て プ ラ ス チ ッ ク フ イ ル ム を 使用 し よ う と す る と き そ の プ ラ ス チ ッ ク フ イ ル ム に は、 耐熱性、 耐'薬品性、 導電膜の 密着性、 抵抗値、 可視光 透過率、 平坦度、 フ ィ ル ム 強度、 旋光性等の 物理的-、 化学的諸性質が優れて レ、 る こ と が要求 さ れ る 。 最近 こ の よ う な 諸性質 を ほ ぼ具えた透 明 プ ラ ス チ ッ ク シ ー ト が現われ、 な .お改善の 據連 に め る 。 そ し て その 代表例 と して は ポ リ エ ス テ ル フ イ ル ム 例 えば ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ — ト （ P E T ) フ ィ.ル ム ^³ポ リ ブ チ レ ン テ レ ブ タ レ 一 ト 、 さ ら に は ポ リ エ 一 テ ル ス ル フ ォ ン フ ィ ル ム 、 ポ リ 力 一 ボ ネ — ト フ イ ル ム に酸化 イ ン ジ ゥ ム の透 明 導電腠層 を設けた も の が挙 げ ら れる 。 そ し て こ の フ イ ル ム ま ノヽ。 ネ ル 基板に使用す る た め に は通常液晶 効果 を高め る た め にそ の面上に 、 S i 0 の斜 め 蒸着等の 配 向 処理を 予 じ め し て お レ、 た も の を 用 い る の 力；通常で あ る, こ の よ う な 素材 を 用 いて 曰曰

3曰 表示パ ネ ル を 製造し よ う と す る 場合、 公知の P E τ 用接着剤 は シ一 ル 強度、 耐熱性、 耐溶剤性に難が あ り 、 又近頃知 ら れる よ う に な っ た粉状 の熱硬化性ポ リ エ ス テ ル 樹 '脂 も'硬 化温度が

P E T の 変 形温度 よ り 高 く て 使用 で き ず、 更に シ'リ コ ン ^: シ ー ル剤で は液晶 封入穴 を 設けて 固 化後液晶 を注 入 し な ければ な ら な レ、 の で 、 穴 シ ー ル 用 シ - ル剤 と し て は使用不適当 で あ る 。 P E τ フ ィ ル ム 若 し く は ポ リ エ 一 テ ノレ ス ノレ フ ォ ン フ イ ル ム 等の 上記 フ。 ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム をパ ネ ル 基板 と す る 場合に は シ ー ル 剤は、

ィ シ ー ル 剤 と プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム の 接着性が強

レヽ こ と 。

口 シ - ル 剤の 硬化が フ ス チ ッ ク フ イ ル ム の 熱変

，K E4 or.pi 形温度 （ 1 50 °C ) 以下で 起 る こ と 。 ノ、 予 備乾燥にて シ ー ル剤は フ ィ ル ム 状 と な り 、 液 晶 層 に溶出 し た り 液晶層が変化を受けず熱変形温 度以下融.点以上 の 熱圧着で シ ー ル 出 来 る こ と （ 無 穴 シ ― ル をす る た め の必要条件 ） 。

二 形成 さ れた シ ー ル は耐薬品性、 耐溶剤性に優れ て レヽ る こ と

等の性質 を も たねば な ら ない。 現状の シ ー ル 技術に於 いて 、 従来の 方法 と し て はホ ッ ト メ ル ト 型 シ ー ル 剤を 用 ヽ る も の と 、 液状の 硬化型 シ ー ル 剤 を用 レヽ る も の と 力 ^s あ る 。 ホ ッ ト メ ル ト 型 シ ー ル 剤 を用 いた場合、 シ 一 ル 強度の 点か ら は プ ラ ス チ ッ ク ノヽ⁰ ネ ル 基板表面力；、 金 属ゃ無機ガ ラ ス 表面に比べて 不活性な ため実用上十分 で な つ た。

又、 シ ― ル剤 を シ ー ル 形状の フ イ ル ム に成型 した り 加熱溶融 し て塗布す る 等の手 間 がかか り 、 製造コ ス ト の 低減を 図 る こ と がで き なか っ た 。 しか し注入孔を設 け る 必要は な い

液状硬化型 シ一 ル 剤 を用いた 場合、 シ ー ル 強度の 点 か ら は比較的実用 に供 し う る も の が得 ら れたが、 予 じ めパ ネ ル 基板間 の シ ー ル剤が固 化する 前 に液 晶表示物 質等が あ る と 、 シ ー ル 剤が液 晶 等に 流出 し た り 、 液晶 等を ' 質 さ せた り す る の で固 化 し た後、 液 晶 等を注入 す る 注入 孔 を設け な ければな ら なカゝ つ た 。

又、 従来知 られて い る 液状硬化型 シ 一 ル 剤では一旦 wipo 、 固 化す る と 接着 （ シ一ル ) 能 力 を失 う ため 、 固 化 し 六 後パ ネ ル 間 を シ 一 ル す る こ と はで き な い 。

本発明 の シ ー ル 剤は、 ホ ッ ト メ ル ト 型及び液状硬化 型 シ ー ル 剤の 各.々 の 長所 を生か し 、 欠 点 ¾r取 り 餘 く こ と に よ っ て 注入孔を設け る こ と な く 、 且つ十分な シ ー ル 強度が得 ら れる も の で あ る 。 つ ま り 、 ホ ッ ト メ ル ト 型の 熱可塑性線状高分子 と 、 こ れ と 架橋反応をす る 液 状硬化型 シ ー ル 剤に主に 用い ら れ る 反応性高分子 と 、 さ ら に こ の 二者の 高分子 を 溶か し 、 な お且つパ ネ ル 基 板を も 溶かす溶媒の 少 な く と も 三要素か ら 成 り 、 パ ネ ル 基板に塗布 し た後乾燥す る と 、 一旦 固 化 し 、 さ ら に 加熱す る と プ ラ ス チ ッ ク パ ネ ル 基板に浸透 しつつ架橋 す る も の で あ る 。 そ し て こ の よ う な特性を有す る 本発 明 に使用 の シ ー ル 剤 は、 その 認知 に多 少の理論的背景 は あ る も の の 、 主 と し て 多数の 実験の 帰結に よ り 得 ら れた も の で あ る 。

(a)成分 と し て使用 す る ナ イ ロ ン は、. 6 — ナ イ ロ ン 、

6. 6 — ナ イ 口 ン 、 12 — ナ イ ロ ン 等の ポ リ ア ミ ド 樹脂 はすべて 使用可能で あ る が、 融 点 Tm 60° < Tm <

1 50 °C で あ る も の が好 ま し い 。 こ の よ う な 融 点範囲 に ある も の と し て は 、 ナ イ ロ ン 6 と 66 と 61 0 と の共 重合体、ナ イ ロ ン 6 と 66 と ビ ス 一 （ 4 一ア ミ ノ シ ク ロ へ キ シ ル ） メ タ ン一 6 と ナ イ 口 ン 11 と の 共重合体、

N—ア ル コ キ シ メ チ ル ナ イ 口 ン な ど力； あ る 。

線状飽和 ポ リ ェ ス テ ル と し て は、 テ レ フ タ ル酸、 ィ

O.V.Pi ソ フ タ ル 酸、 フ タ ル 酸、 2. 6 — ナ フ タ レ ン ジ カ ル ボ ン 酸、 ア ジ ピ ン 酸、 セ ノく シ ン酸、 無水 ト リ メ ッ ト 酸な ど の 飽和多 価 カ ル ボ ン 酸 と 、 エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 プ ロ ピ レ ン ク、' リ コ ー ル 、 ネ オ ペ ン チ ル グ リ コ ー ル 、 な ど の 飽和多価 ア ル コ ー ル 、 及びス チ レ ン モ ノ マ — 、 メ タ ク リ ル 酸 メ チ ル 、 ジ ァ リ ル フ タ レ ー ト な ど の モ ノ マ — に 種々 の 触媒や促進剤に よ つ て 合成 さ れた飽和 ポ リ エ ス テ ル が使用 可能で 、 特に テ レ フ タ ル酸 を主体 と し て 合 成 さ れる 飽和 ポ リ エ ス テ ル 樹脂 （ 飽和共重合ポ リ エ ス " テ ル も 含む ） が耐熱性、 耐衝撃性、 耐屈 曲 性な どに優

れて レ、 る 。 ま た融 点 Tm 力； 60° < Tm < 150 °C で かつェ 業用有機溶剤に溶け る も の が好 ま しい 。 なお ナ イ ロ ン と 線状飽和 ポ リ エ ス テ ル をそれぞれ単独で使用 し て も 良い し、 併用 して も 良 い。

(a)成分 と 混用 さ れる （b)成分の エ ポ キ シ 樹脂は分子量- 力； 130 〜 1260 、 好ま し く は 300 〜 400 程度の 比較的 低分子量の 液状の も の で 、 加熱下で ナ イ ロ ン と 架橋結 合す る も の で あ る こ と が望ま し い。 分子量が大 き い ェ * ポ キ シ 樹脂で は ナ イ ロ ン と の 混合力； う ま く ゆかず、 又 硬化物は も ろ く な る の で望ま し く はな い。 ま た も う 1 つ の （b)成分で あ る イ ソ シ ァ ネ ー ト 化合物 と は 、 樹脂 中 に イ ソ シ ァ ネ ー ト 含有化合物 を単 独、 あ る レヽ は ヒ ド ロ - キ シ ル基、 'ァ ミ ノ 基、 カ ル ボ キ シ ル基を含む ィ ソ シ ァ ネ 一 ト と 反 応 しやすい物質 と 混合 さ れた も の を指 し 、 イ ソ シ ァ ネ ー ト 基の 高い極性 と 反応性が特徵 と な っ て ■ z ikど ( c'.'，p; ゝ · い る 。 例 と し て ト リ' フ エ ニ ル メ タ ン ト リ イ ソ シ ァ ネ 一 ト （ 商 品 名 「 デ ス モ ジ ュ ー ル R ( De smodur R ) 」 ） 、

ト リ ス （ 4 — フ エ 二 ル イ ソ シ ァ ネ ^ ト ） チ ォ フ ォ ス フ ェ 一 ト （ 商 品 名. 「 デ ス モ ジ ュ ー ル RF (De smodur RF )J

商品名 「 コ ロ ネ ー ト L 」 「 デ ス モ ジ ュ ー ル L

- ( De smodur L ) 」 、 T D I 二量 体 （ 商 品 名 「 デ ス モ ジ

ユ ー ル TT ( De smodur TT ：) 」 ：） 、 T D I 三量体 （ 商品 名 「 デ ス モ ジ ュ ー ル I L ( D_s sraodur I L ) 」 ） 、 2， 4， 4' — ジ フ エ 二 ル ェ 一 テ ル ト リ イ ソ シ ァ ネ ー ト （ 商品 名

「 ノヽ ィ ロ ン DiVi ( Hyl en DM ) 」 ） 、 M D I ( 商 品 各

「 コ ロ ネ ー ト AP 」 ） な ど力； あ る 。 な お エ ポ キ シ 樹脂

と ィ ソ シ ァ ネ 一 ト 化合物 と はそ れぞれ単 独で使用 し て も 良い し 、 併用 し て も 良 い。

上記（a)成分、 （b)成分 を 溶解す る と 共に、 ポ リ エ ス テ ル 若し く は ポ リ エ ー テ ル ス ル フ ォ ン製等 透 明 プ ラ ス チ ッ ク パ ネ ル 基板を溶解 し う る 溶媒（e) と し て は、 1, 1, 1，

3， 3， 3 一 へ キ サ フ ル オ ロ ー 2 — フ。 ロ ノ ノ ー ル ( H F I

P ) 、 ¾ 酸 メ チ ル 、 醉酸 ェ チ ル 、 ト リ ク ロ ル エ チ レ ン 、 メ チ レ ン ク ロ ラ イ ド 、 メ チ ル ェ チ ル ケ ト ン 、 |^酸セ ロ ソ ル ブ 、 ジ 才 キ サ ン 、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 、 ク ロ ロ ホ ル ム 、 2 一 二 ト ロ フ。 ロ ノ ン 、 ニ ト ロ メ タ ン 、 フ エ ノ — ル 、 メ タ ク レ ゾ ー ル な ど の単 独溶媒の 他、 ト ェ ン /

- エ タ ノ ー ノレ 、 ト ル エ ン / ア セ ト ン 、 ソ ノレ ベ ン ト ナ フ サ

/ ァ セ ト ン 、 四塩 化 炭 素 Z ァ セ ト ン 、 酢酸 n — ブ チ ル

/ ト ル エ ン 、 D O P Z ァ セ ト ン な どの 混合 溶媒系 力 ら

、 ' WIPO . 適宜選択 し て 用い ら れ る 。 - (a)成分 と (b)成分の 配合割合は、

(a)成分 ： （b)成分 = 2.5 〜 3 ： 1

で あ る の が適.当で 、 こ の 比か ら はずれる に従い反応性 は悪 く な り 硬化物の 性能 も 低下す る 。 （c)成分に対す る (a) (b)成分の 割合は、 樹脂分が（c)成分で あ る 溶剤に完全 に溶解す る 量以下、 即 ち約 30 重量％ 以下で ぁ る こ と が望ま し く 、 シ ー ル 剤の 塗布 し 易い粘度か ら みて約 1 0 〜 20 重量 ％ の 範囲が良い 。 濃度力； 1 0 % 未満で あ る と 粘度が低いため 流れ易 く シ ー ル部分への 塗布は 困 難にな る 。

(a) (b)成分混合物の (C)成分溶液を ポ リ エ ス テ ル フ ィ ル ム 若し く は ポ リ エ ー テ ル ス ル フ 才 ン フ イ ル ム に塗布す る と 、 （c) J5乂分は フ ィ ル 厶 面 溶解 し 、 こ の 溶解部分に 'シ ー ル 剤の 樹 成分 を も參透さ せ る 。

本発明 に おける 液 晶 表示パ ネ ル の シ ー ル は こ の 現象 を利用 し 、 相対向す る ノ ネ ル 基板の対応位置にそれぞ れ シ ー ル 剤を塗布 し 溶剤 を揮散さ せた も の を合わせて 加熱 し、 熱融着 さ せ架撟反応を行 なわせ る の で あ る 。

そ して こ の よ う に し て シ 一 ルす る と シ ー ル 剤 と パ ネ ル 基板面の 界面は分子が互いに入 り 組んだ状態で硬 化 す る の で 、 その 接着 力 は瘙め て 大 と な る の で あ る 。

本発明 において は先ず所要の 配線がノ タ ー ン ニ ン グ さ れ、 必要に応 じ所要の 配 向 剤 に よ る 配 向 処理を 施 し た上下の パ ネ ル を用意 し 、 次い で こ の 上下パ ネ ル の 対 向 した シ ー ル 位置に 、 予 じ め 調製 さ れた シ ー ル 剤 を塗 布する 。 こ の 塗布手段は工業 的 に は シ ー ル 部 と 凸部の 形状を '同 じ く す る 突 版状の型 を 用 いた転写方式ゃ ス ク リ ー ン 印 刷 方 .等適宜の 手段 を採 用 し得 る が実験的に は ー ル 剤溶液'を針 付注射器で 押 出 し塗 布すれば よ い。

次いで シ ー ル 剤の 塗布 さ れた上下各パ ネ ル を 40 〜 8 0 °C で 30 〜 6 0 分乾燥す る 。 シ ー ル 剤の 乾燥後に一 方のパ ネ ル の シ ー ル 内 に液晶 を 滴下 し 、 次いで上下の パ ネ ル の シ ー ル 剤部分 を.令わ,せ シ ー ル 部分 を熱 .圧着す る 。 加熱温度は 1 20。〜 ： L 5 0 。C 程度で 、 押 圧は シ ー ル 部 分の 保持程度の 軽い 押圧で よ い。 熱圧着時間 は 2 〜 3 秒で よ い 。 カゝ く す る こ と に よ り 上下パ ネ ル は完全に 液 晶 を 内 包 し て シ ー ル さ れた液 晶 表示パ ネ ル と な る 。 こ の 工程で の シ ー ル 強度 は 5 00 〜 1 0 00 9 ノ 25 cmで あ る。

シ ー ル 部分を さ ら に 1 20。〜 1 5 0 °C で 1 0 〜 30 分加熱 すれば シ ー ル 強度はパ ネ ル 基扳 フ イ ル ム の被断 に至 る 程強大な も の と な る 。

上の よ う な シ ー ル 方法の 外 、 一方の ノ ネ ル の みに シ 一 ル 剤 溶液 を塗布 し 、 シ ー ル 剤が乾燥 し て 固 化 し た 段階で こ の 上に他の 一方のパ ネ ル を 重ねた後加熱钾 圧 し て も シ ー ル が可能で あ り 、 こ の 場合に は シ ー ル 剤力； 少 く てすむ と レ、 う 利 点 も あ る が、 熱圧着後の シ ー ル 強 - 度及び爇圧'着後さ ら に加熱 し た時 の シ ー ル 強度が低下 す る 。 な お こ の よ う に し て封'入すべき 液 晶 物質 と し て は液晶 表示パ ネ ル の 便用 目 的に 応 じ 、 例 え ば ビ フ ェ ニ ル 系液晶 、 フ エ ニ ル ベ ン ゾ エ ー ト 系 液晶 、 ァ ゾ キ シ 系

？ 日日 シ ッ フ 系 液晶 の 如 き ネ マ チ ッ ク 型液晶 の他、 コ レ ス テ リ ッ ク 型液晶 ゃ ス メ ス チ ッ ク 型液 晶 等任意の も の を用いれば よ-い

実施例 1

ポ リ ェ ス テ ル ( ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ 一 ト ) フ ィ ル ム 上に 少量の ス ズ を含む酸化 ィ ン ジ ゥ ム の 透明導電 膜を設けた プ ラ ス チ ッ ク ノヽ⁰ ネ ル に 、 S iO を斜め に蒸着 し 、 水平配 向 処理を 施 し上下パ ネ ル を作 る 。 こ の 水平 配 向処理 を施 し た上下パ ネ ル に

ナ イ 口 ン （ 融点 ピー ク 123 °C ) 15 9 エ ホ ° キ シ 樹脂 ( She 11 ェ ピコ 一 ト 815 ) 5 9

H F I p 50 « の；§成の ェ ポ キ シ ー ナ イ 口 ン 溶液 を注射器で シ ー ル形 状にそれぞれ塗布 し 、 65 で 30 分間 乾燥す る 。 乾燥 ( 固 化 ） 後 ビ フ ェ ニ ル 系 液晶 （ B D H社製 E — 7 ) を —方のパ ネ ル の シ ー ル 形内 に 滴下 し 、 次いで 他のパ ネ -ル を シ ー ル 部内 に気泡が入 ら ない よ う に合わせ シ ー ル 部分を熱圧着 （ 約 130 。C 、 2 〜 3 sec ) し 液晶 をノ ネ ル 内に封止す る 然 る 後 こ の パ ネ ル を さ ら に 150 に 10 分間 保ち シ - - ル 部 を硬化 さ せて 、 液晶表示パ ネ ル と す る 。 こ の もの の 性.質は次の 通 り であ る 。

シ ー ル 強度 ( 剥離 テ ス ト ）

フ ィ ル ム が破断す る か 又は導電膜 か ら

は がれる 。

BU R EA

Ο.'ΛΡΙ -、 H O 耐薬品 性 （ HF I P 30 % 雰 囲 気 中 1 時間 ） パ ネ ル 表面が部分 溶解 又は 白 化す る 力 シ ー ル 部に変化は な い 。

耐水性 （ 室温、 90 % 湿度で 24 時間 ）

パ ネ ル の 電 流値及び 液 晶の 配 向 に変化 はみ ら れな レ、。

. 上記 し た 性質は こ の 液 晶表示パ ネ ル が十分実用 に た る こ と を 示 し て レヽ る 。

実施例 2

シ ー ル 剤 と して

ナ イ ロ ン （ 融点 ピ ー ク 1 03 °C ) 15 9 エ ポ キ シ樹脂 （ She 11 ェ ピ コ ー ト 815 ) 5 9

H F I P 50 ml の 組成の も の を使用 し 、 熱圧着後の 硬化処理を 130 ¾

30 分 と し た 。 他は前例 と 同 様に し て 液晶 パ ネ ル を作 つ た。 こ の も の の 性質 は前例 と 同 様で あ っ た 。

実施例 3 - シ ー ル 剤 と して

ナ イ ロ ン （ 融点 ピー ク 1 15 °C ) 15 9 エ ホ ° キ シ樹脂 （ She 1 1 ェ ピコ ー ト 815 ) 5 9 H F I P 50 « を 用い、 硬 化温度、 時 間 を 170 °C 1 0 分 と 変 え 人 .ロ わせたパ ネ ル を ガ ラ ス 板の 間 に挟んで硬化 処理 し液 曰

Β曰 表示パ ネ ル を作 っ た が、 こ の も の の 性質 も 前 2 例 と 同 様で あ っ た 。 なお本例 におけ る ガ ラ ス 板の 使用はパ ネ ル の 熱変形 を防止す る ためで あ る 。

実施例 4 '

シ ー ル剤 と し.て

共重合 ナ イ ロ ン （ 融点 ピ ー ク 115 ） 15 9 飽和ポリエステル（商品名 「バイロン 30 P」 ¾洋紡製） 15 9 エ ホ。 キ シ 樹脂 （ エ ポ キ シ 当量 190 土 5 ) 10 9 H F I P 80 ml を 用い、 熱圧着 （ 1 30 °C 、 2 秒間 、 3 α? ) し 、 本 接着 （ 1 50 、 10 分間 ） し 他は実施例 1 と 同 様に し て 液晶表示パ ネ ル を作 っ た。 こ の も の の 性質 は実施例

1 と 同 様で あ っ た 。

実施例 5

シ ー ル 剤 と して '

共重合 ナ イ ロ ン （ 融点 ピ ー ク 107 ） 1 5 9 飽和ポリエステル（商品名 「パイロン 30 P」東洋紡製） 15 9 イ ソ シァネー ト化合物（商品名 「コ ロネ一 ト L」 ） 8 9 H F I p 80 ni を用い、 熱圧着 （ 1 30 ！ 、 2 秒間 、 3 kg ノ ) し 、 本 接着を行 な わずに 3 日 間 の室 温放置を行 な う 。 他は実 施例 1 と 同 様に して 液晶表示パ ネ ル を作 っ た 。 こ の も の の性質は実施例 1 と 同 様で あ っ た。

実施例 6

ポ リ エ ー テ ル ス ル フ 才 ン に実施例 1 と 同 様の水平配 向処理を施 し、 シ ー ル 剤 と し て 和ホ°リエステル（商品名「バイロン 30 P」 ） 15 9 エ ポ キ シ 樹脂 5 f 塩化メチレンとテトラヒドロフランの混 80 ml を 用い、 実施例.4 と 同 様に熱圧着 と 本接着 を行 な い、 他は実施例 1 と 同 様に し て 液晶 表示パ ネ ル を 作 っ た。

こ の も の の 性質 は実施例 1 と 同 様で あ っ た 。 なお塩 化 メ チ レ ン と テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン の 混合物の 代 り に ジ ォ キ サ ン を 用いて 塗 布後 110 °C で 10分間 乾燥 し た場 合、 お よ び H F I P 、 塩 化 メ チ レ ン 、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 、 ジ ォ キ サ ン よ り 選ばれた 2 成分以上 を 混合 し . loo υで 30分間乾燥 し た 場合 も 同 様な液晶 表示パ ネ ル が得 ら れた。

実施例 7

シ ー ル 剤 と し て

線状飽和ポリエステル（商品名 「バイロン 30 Ρ」 15 -9 ト リフェニルメタント リイソシァネ一ト （商品名！^スモ

ジュール R ( Desriiodur R )」 ） 2 9 塩化メチレンとテトラヒ ドロブランの混合物 80 を用い実施例 6 と 同 様に して 液 晶 表示パ ネ ル を作 っ た と こ ろ 、 実施例 1 と 同 様な も の が得 ら れた 。

実施例 8

シ ー ル 剤 と し て

(a) ナ イ ロ ン （ ¾ 点 ピー ク 123 。C ) 15 9

(b) エホ。キシ樹旨（ She 11商品名 「ェピコート 815

( Epikote 815 )」 ） 9 ( ) イソシァネート化合物（商品名 「デスモジュール R」 ） 4 9

(c) H F I P 80 nl を用い実施例 1 と 同 様に して 液 晶表示パ.ネ ル を作 っ た と こ ろ 、 実施例 1 と 同 様な結果が得 ら れた。

なおポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ 一 ト フ ィ ル ム の 代 り に. ポ リ エ 一 テ ル ス ル フ ォ ン フ イ ル ム ま た ^ま ホ リ カ ー ボ ネ ト フ ィ ル ム を使用 し て も 同 様な 液晶表示パ ネ ル 力；得 ら れた 。 ま た H F I P の代 り に塩 化 メ チ レ ン ノ テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン ま たは塩 化 メ チ レ ン ク 口 ロ ホ ル ム 溶媒 を使 用 し て も 同 様な 液晶 表示パ ネ ル が得 ら れた。

施例 9

シ ー ル 剤 と して

la) 線状飽和ポリ エステル（商品名 「バイ ロ ン 30 P」 ） 1 5 9 (b) エポキシ樹脂（商品名 「ァラルダイ ト C Y 230」 ） 5 9 (¾) ィ ソ シァネー ト化合物（商品名 「デスモジュール R」 ) 9 (c) H F I P 80 nl の組成の も の を使用 し 、 熱圧着後の硬化処理を 1 5 0 。C 5 分 3 日 間 室温放置 と し た。 他は前例 と 同 様に し て 液 曰

HHパ ネ ル を作 っ た 。 こ の も の の 性質は前例 と 同 様で あ つ た。 な お H F I p の 代 り に塩 化 メ チ レ ン ズ テ ト ラ ヒ ロ フ ラ ン ま たは塩 化 メ チ レ ン ノ ク ロ 口 ホ ル ム を使用 し て も 同 様な 結果が得 られた 。

施例 10

シ 一 ル 剤 と して

la ナ イ 口 ン （ 融点 ピ ー ク 1 1 5 °C ) 20 9 (a) 線状飽和ポリ エステル（商品名 「バイ ロ ン 30 P」 ） 10

(b) エポキシ樹脂（商品名 「ァラルダイ ト GY 252」 ） 10 9 イ ソ シァネー ト化合物（ ポリ イ ソ シァネー ト、 小西儀助

商店製、 商品名 「KU662Y」） 8 9

(c) H F I P 80 nl を 用い、 硬化温度、 時 間 を 130 °C 10 分 と 変 え、 又合 わせたパ ネ ル を ガ ラ ス 板の 間 に挾んで硬化処理 し 液晶 表示パ ネ ル を作 っ たが、 こ の も の の 性質 も 前例 と 同 様 で あ っ た 。

なお本例 におけ る ガ ラ ス 板の 使用 はパ ネ ル の熱変形 を防止す る ためで あ る 。 ま た H F I P の 代 り に塩 化 メ チ レ ン ク 口 口 ホ ル ム ま たは塩 化 メ チ レ ン / テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン を使用 し て も 同 様な 結果が得 ら れた。

比較例

シ ー ル 剤 と して

ナ イ ロ ン （ 融 点 ピー ク 123 。C ) 15 9

H F I P 50 ml の組成の も の を使用 し 、 実施例 1 と 同 様に し て 作 っ た 曰

B曰表示パ ネ ル の 性質は次の 通 り で あ る 。

シ ー ル 強度 （ 剥離 テ ス ト ）

300 〜 600 9 / 25 on

耐薬品性 （ HFIP 30 % 雾通気 中 1 時間 ）

— パ ネ ル 表面及び シ ー ル 部分が 白 化 又は

' 溶解。 ' 耐水性 （ 110 °C 、 90 ¾ 湿度で 24 時間 ） パ ネ ル の 電 流値 10 % 増加

液晶 の 配 向 性 シ ー ル周 辺部に配向

の みだれ発生

上記 し た性質は こ の 液 晶 表示パ ネ ル が実用上不十分 で あ る こ と を示 し て い る 。

産業上の 利用 可能性

本発明 の シ ー ル 剤 を用 いて 製造 さ れる 液晶 表示パ ネ ル は無穴 で あ るた め 液 晶 の 封入手段が簡 易化 さ れる だ けで な く 製品 も 均一 な も の が得 ら れ、 又パ ネ ル 基板 と し て P E T の 如 き 透 明 プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム が使用 で き る の で 、 テ 一 フ。状の 透明 プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム を用 レヽた液 - s曰-曰 表示パ ネ ル の 製造が可能 と な る 。 ま た、 液 晶 以外の 他の 表示物質や 、 ¾ 関 連物質 を 用 いた ブ ラ ス チ ッ ク 表示ノヽ⁰ ネ ル の シ ー ル 方法に も 用い る こ と がで き— る 。

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Claims

請求の 範囲 - 1 次の （a) (b) (c)の 3 成分 を有効成分 と す る プ ラ ス チ ッ ク 液晶表示パ ネ ル 用 シ ー ル 剤 。

(a) ナ イ 口 ン..お よ び ノ ま た は線状飽和 ポ リ エ ス テ ル、

(b) エ ポ キ シ 樹脂お よ び ま たは ィ ソ シ ァ ネ ー ト ィ匕 合物 、

(c) 上記（a) (b)を 溶解す る と 共 に 、 ポ リ エ ス テ ル 若 し く は ポ リ エ ー テ ル ス ル フ オ ン 若 し く は ボ リ 力 一. ボ ネ ー ト 製の透明プラスチックパネル基教を溶解しうる溶媒、

2 ((；)成分カ； 1 、 1 、 1 、 3 、 3 、 3 、 ー へ キ サ フ ル オ ロ ー 2 — プ ロ ノ ノ ー ル で あ る 特許請求の 範囲第 1 項 記載の プ ラ ス チ ッ ク 液晶 表示パ ネ ル用 シ ー ル 剤。

3 ナ イ ロ ン お よ び線状飽和 ポ リ エ ス テ ル 力；、 融点 60 〜 150 °C で あ る 特許請求の 範囲第 1 項記 載の プ ラ ス チ ッ ク 液晶表示ノヽ。 ネ ル 用 シ ー ル 剤。

4 エ ポ キ シ 樹脂が分子量 130 〜 1260 で あ る 特許請 求の 範囲 第 1 項記載の プ ラ ス チ ッ ク 液晶 表示パ ネ ル 用 シ一ル 剤 。

5 (a)成分 と （b)成分の 比が、

(a)成分 ： （b)成分 = 2.5 〜 3 ： 1

で あ る 特 許請求の 範囲第 1 項記 載の プ ラ ス チ ッ ク 液晶 表示パ ネ ル 用 シ ー ル..剤。