JPWO2023188471A5 - - Google Patents
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Description
本発明によれば、少なくとも再生PET樹脂を含有するポリエステル系樹脂組成物であって、下記の構成(1)~(3)を満足することを特徴とするポリエステル系樹脂組成物が提供され、上述した問題点を解決することができる。
(1)再生PET樹脂の配合量を、結晶性ポリエステル樹脂の一部又は全部として、ポリエステル系樹脂組成物の全体量に対して、10重量%以上の値とする。
(2)所定厚さ(例えば、30μm)のフィルムとした場合に、JIS K 7136:2000に準拠して測定されるヘイズ値を20%未満とする。
(3)所定厚さ(例えば、30μm)のフィルムとした場合に、JIS Z 8781-4:2013に準拠して測定されるCIE1976 L*a*b*色空間の色度座標(以下、単に、CIE色度座標と称する場合がある。)におけるb*を0.15~0.3の範囲内の値とする。
すなわち、少なくとも構成(1)~(3)を全て満足することによって、原材料に、結晶性ポリエステル樹脂である再生PET樹脂を相当量含有したとしても、所定形状に成形して、それをリサイクルした場合であっても、優れた透明性や無着色性(主として黄色系)を得ることができる。
なお、ヘイズ値や色度座標におけるb*を測定する、所定厚さ(例えば、30μm)のフィルムは、具体的には、後述する参考例1(以下、実施例1と称する場合もある。)等に記載したシュリンクフィルムが典型例であるが、それに限らない。
従って、所定厚さを有することを前提とし、シュリンクフィルムとして延伸処理を行う前の原反シートであっても良く、あるいは、ヘイズ値や色度座標におけるb*等を測定するための計測用の非収縮フィルムであっても良い。
(1)再生PET樹脂の配合量を、結晶性ポリエステル樹脂の一部又は全部として、ポリエステル系樹脂組成物の全体量に対して、10重量%以上の値とする。
(2)所定厚さ(例えば、30μm)のフィルムとした場合に、JIS K 7136:2000に準拠して測定されるヘイズ値を20%未満とする。
(3)所定厚さ(例えば、30μm)のフィルムとした場合に、JIS Z 8781-4:2013に準拠して測定されるCIE1976 L*a*b*色空間の色度座標(以下、単に、CIE色度座標と称する場合がある。)におけるb*を0.15~0.3の範囲内の値とする。
すなわち、少なくとも構成(1)~(3)を全て満足することによって、原材料に、結晶性ポリエステル樹脂である再生PET樹脂を相当量含有したとしても、所定形状に成形して、それをリサイクルした場合であっても、優れた透明性や無着色性(主として黄色系)を得ることができる。
なお、ヘイズ値や色度座標におけるb*を測定する、所定厚さ(例えば、30μm)のフィルムは、具体的には、後述する参考例1(以下、実施例1と称する場合もある。)等に記載したシュリンクフィルムが典型例であるが、それに限らない。
従って、所定厚さを有することを前提とし、シュリンクフィルムとして延伸処理を行う前の原反シートであっても良く、あるいは、ヘイズ値や色度座標におけるb*等を測定するための計測用の非収縮フィルムであっても良い。
Claims (8)
- 少なくとも再生PET樹脂を含有するポリエステル系樹脂組成物であって、下記の構成(1)~(3)及び(7)を満足することを特徴とするポリエステル系樹脂組成物。
構成(1):再生PET樹脂の配合量を、結晶性ポリエステル樹脂の一部又は全部として、ポリエステル系樹脂組成物の全体量に対して、20~50重量%の範囲内の値とする。
構成(2):所定厚さのフィルムとした場合に、JIS K 7136:2000に準拠して測定されるヘイズ値を20%未満の値とする。
構成(3):所定厚さのフィルムとした場合に、JIS Z 8781-4:2013に準拠して測定されるCIE1976 L*a*b*色空間の色度座標におけるb*を0.19~0.26の範囲内の値とする。
構成(7):非結晶性ポリエステル樹脂(但し、多価アルコール100モル%中、ネオペンチルグリコールを40~60モル%共重合した共重合ポリエステルを30~60重量%で含有した場合を除く。)を含むと共に、当該非結晶性ポリエステル樹脂の配合量をポリエステル系樹脂組成物の全体量に対して、50~80重量%の範囲内の値とする。 - 構成(4)として、再生PET樹脂を配合せず、かつ、所定厚さのフィルムとして、JIS Z 8781-4:2013に準拠して測定されるCIE1976 L*a*b*色空間の色度座標におけるb*を、b* 0とした場合に、b*-b* 0で表される数値を、0.01以上の値とすることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 構成(5)として、所定厚さのフィルムとした場合に、JIS Z 8781-4:2013に準拠して測定されるCIE1976 L*a*b*色空間の色度座標におけるa*を-0.15~-0.05の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 構成(6)として、所定厚さのフィルムとした場合に、JIS Z 8781-4:2013に準拠して測定されるCIE1976 L*a*b*色空間の色度座標におけるL*を90以上の値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂組成物。
- 請求項1に記載のポリエステル系樹脂組成物に由来してなるポリエステル系シュリンクフィルムであって、当該ポリエステル系シュリンクフィルムの主収縮方向をTD方向とし、当該TD方向における、80℃の温水中で、10秒の条件で収縮させた場合の熱収縮率をA1としたときに、当該A1を20%以上、49%以下の値とすることを特徴とするポリエステル系シュリンクフィルム。
- 前記TD方向における、98℃の温水中で、10秒の条件で収縮させた場合の熱収縮率をA2としたときに、当該A2を35%以上の値とすることを特徴とする請求項5に記載のポリエステル系シュリンクフィルム。
- 前記TD方向における、70℃の温水中で、10秒の条件で収縮させた場合の熱収縮率をA3としたときに、当該A3を5%以上の値とすることを特徴とする請求項5又は6に記載のポリエステル系シュリンクフィルム。
- 厚さを15~70μmの範囲内の値とすることを特徴とする請求項5又は6に記載のポリエステル系シュリンクフィルム。
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