JPWO2021222673A5 - - Google Patents

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JPWO2021222673A5
JPWO2021222673A5 JP2022566135A JP2022566135A JPWO2021222673A5 JP WO2021222673 A5 JPWO2021222673 A5 JP WO2021222673A5 JP 2022566135 A JP2022566135 A JP 2022566135A JP 2022566135 A JP2022566135 A JP 2022566135A JP WO2021222673 A5 JPWO2021222673 A5 JP WO2021222673A5
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したがって、本発明の範囲は、上記を参照して決定されるべきではなく、むしろ次に添付の特許請求の範囲を、そのような特許請求の範囲が権利を有する均等物の全範囲と共に参照して決定されるべきである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
式Iの化合物

またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、式IIの化合物

を、式IIIの化合物

と、溶媒及び塩基の存在下において接触させることを含み、前記プロセスは任意選択で、式Iの化合物を酸と接触させて、式Iの化合物の薬学的に許容される塩を作製することをさらに含む、前記プロセス[式中、
LGは、Cl、Br、I、HOAt、HOBt、及び、オルガノトリホスフェート化合物から選択される脱離基であり、
は、ハロ、C 1~6 アルキル、C 1~6 アルコキシ、及びC 3~6 シクロアルキルから選択され、
及びR はそれぞれ独立して、ハロ及びC 1~6 アルキルから選択され、
は、ハロ、C 1~6 アルキル、C 1~6 アルコキシ、C 3~6 シクロアルキル、C 3~6 ヘテロシクロアルキル、フェニル、及びC 3~6 ヘテロアリールから選択され、
5a は、H、OH、NH 、C 1~8 アルキル、C 3~6 シクロアルキル、C 3~6 ヘテロシクロアルキル、フェニル、及びC 3~6 ヘテロアリールから選択され、前記C 1~8 アルキルの最大3個のメチレン単位は任意選択で、及び独立して、-O-、NR’-、-C(O)-、-C(O)O-、及び、-C(O)NR’-で置換され、R 5a は任意選択で、ハロ、CN、NO 、NH 、SH、OR’、C(O)OR’、C(O)R’、C(O)NR’ 、C 1~4 アルキル、C 3~6 シクロアルキル、C 3~6 ヘテロシクロアルキル、及び、C 3~6 ヘテロアリールから選択される最大3個の置換基で置換されており、
5b は、HまたはC 1~6 アルキルであるか、または、
5a 及びR 5b は、それらが結合している窒素と共に、任意選択で、ハロ、CN、OH、NO 、NH 、SH、OR’、C(O)OR’、C(O)R’、C(O)NR’ 、C 1~4 アルキル、C 3~6 シクロアルキル、C 3~6 ヘテロシクロアルキル、または、C 3~6 ヘテロアリールで置換されているC 3~6 ヘテロシクロアルキルを形成し、
5c は、H、または、任意選択でハロ、CN、OH、NH 、もしくはOR’で置換されたC 1~6 アルキルであり、
R’は、HまたはC 1~6 アルキルであり、
w、x、y、及びzはそれぞれ独立して、0~4の整数である]。
(項目2)
前記塩基が無機塩基である、項目1に記載のプロセス。
(項目3)
前記塩基が、NaOH、Na CO 、K CO 、NaHCO 、及び、KHCO から選択される、項目1または項目2に記載のプロセス。
(項目4)
前記塩基がK CO である、項目1~3のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目5)
前記溶媒が、水と有機溶媒との混合物である、項目1~4のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目6)
前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ブタンジオール、ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、エタノール、エチレングリコール、フルフリルアルコール、グリセロール、メタノール、メチルイソシアニド、N-メチル-2-ピロリドン、1-プロパノール、1,3-プロパンジオール、1,5-ペンタンジオール、2-プロパノール、プロピレングリコール、テトラヒドロフラン、及び、トリエチレングリコールから選択される、項目5に記載のプロセス。
(項目7)
前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、1,4-ジオキサン、及び、テトラヒドロフランから選択される、項目6に記載のプロセス。
(項目8)
前記溶媒が、水とテトラヒドロフランとの混合物である、項目5~7のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目9)
前記混合物が、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水~およそ3:1のテトラヒドロフラン:水である、項目8のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目10)
式IIの化合物を式IIIの化合物と接触させることが、第1溶媒に溶解した前記式IIIの化合物の溶液を、第2溶媒に溶解した前記式IIの化合物の溶液に添加して、反応混合物を作製することを含む、項目1~9のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目11)
前記第1溶媒が有機溶媒である、項目10に記載のプロセス。
(項目12)
前記第1溶媒がテトラヒドロフランである、項目11に記載のプロセス。
(項目13)
前記第2溶媒が、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水である、項目10に記載のプロセス。
(項目14)
第1溶媒に溶解した前記式IIIの化合物を、第2溶媒に溶解した式IIの化合物の溶液に、少なくとも30分の時間で添加する、項目10に記載のプロセス。
(項目15)
前記反応混合物が、およそ20~25℃の温度にて維持される、項目10に記載のプロセス。
(項目16)
前記反応混合物を35~40℃まで加熱して静置させ、有機相と水相に分離させる、項目10に記載のプロセス。
(項目17)
前記水相を廃棄して、前記有機相を55~60℃まで加熱し、その後、前記有機相を55~60℃で濾過することをさらに含む、項目16に記載のプロセス。
(項目18)
温度を50~55℃に維持しながら、水を前記有機相に添加して第2の混合物を作製することをさらに含む、項目17に記載のプロセス。
(項目19)
少なくとも1時間にわたり、前記水を前記有機相に添加する、項目18に記載のプロセス。
(項目20)
前記第2の混合物を少なくとも12時間撹拌し、固体生成物が得られる、項目19に記載のプロセス。
(項目21)
LGがClである、項目1~20のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目22)
式IVの化合物

を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させることで前記式III

の化合物を作製することをさらに含み、LGがClである、項目21に記載のプロセス。
(項目23)
前記試薬が塩化オキサリルである、項目22に記載のプロセス。
(項目24)
式IVの化合物を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させることが、触媒量のジメチルホルムアミドの存在下において行われる、項目23に記載のプロセス。
(項目25)
式IVの化合物を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させることが、有機溶媒の存在下において行われる、項目22~24のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目26)
前記有機溶媒がテトラヒドロフランである、項目25に記載のプロセス。
(項目27)
式IVの化合物を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させることが、15℃以下の温度にて行われる、項目22~26のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目28)
式IVの化合物を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させることが、5~15℃の温度にて行われる、項目22~27のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目29)
式Vの化合物

を、式VIの化合物

と反応させることで、前記式II

の化合物をもたらすことをさらに含み、式中、LG’は、F、Cl、Br、I、

及び、-N から選択される、項目1~28のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目30)
式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることが、溶媒の存在下において行われる、項目29に記載のプロセス。
(項目31)
前記溶媒が有機溶媒である、項目30に記載のプロセス。
(項目32)
前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPT)、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、及び、ジクロロメタンから選択される、項目31に記載のプロセス。
(項目33)
前記有機溶媒がジメチルアセトアミドである、項目32に記載のプロセス。
(項目34)
前記反応が、塩基の存在下において行われる、項目29~33のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目35)
前記塩基が、n-BuLi、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムt-ブトキシド、ナトリウムt-ペントキシド、水酸化リチウム、リチウムメトキシド、リチウムt-ブトキシド、リチウムt-ペントキシド、水酸化カリウム、カリウムメトキシド、カリウムt-ブトキシド、カリウムt-ペントキシド、水酸化セシウム、セシウムメトキシド、セシウムt-ブトキシド、または、セシウムt-ペントキシドである、項目34に記載のプロセス。
(項目36)
前記塩基が、ナトリウムt-ペントキシドである、項目35に記載のプロセス。
(項目37)
式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることが、75~80℃の温度にて行われる、項目29~36のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目38)
前記式IIの化合物が、水を前記反応混合物に添加し、前記式IIの固体化合物を単離することにより単離される、項目29~37のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目39)
LG’が、F、Cl、Br、及び、

から選択される、項目29~38のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目40)
LG’がClである、項目39に記載のプロセス。
(項目41)
がハロ、メチル、メトキシ、イソプロポキシ、及び、シクロプロピルから選択される、項目1~40のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目42)
wが0、1、または2である、項目1~41のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目43)
wが0である、項目42に記載のプロセス。
(項目44)
xが0である、項目1~43のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目45)
がFまたはClである、項目1~44のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目46)
yが0、1、または2である、項目1~45のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目47)
yが0である、項目46に記載のプロセス。
(項目48)
がハロまたはC 1~6 アルキルである、項目1~47のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目49)
zが0または1である、項目1~48のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目50)
zが0である、項目49に記載のプロセス。
(項目51)
5b がHである、項目1~50のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目52)
5a が、H、-NH 、-OH、C 1~6 アルキル、及びC 3~6 ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C 1~6 アルキルの最大3個のメチレン単位は、任意選択で、及び独立して、-O-またはNR’-で置換され、R 5a は任意選択で、OH、C 1~4 アルキル、及びC 3~6 ヘテロシクロアルキルから選択される最大3個の置換基で置換される、項目1~51のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目53)
5a が、H、-NH 、-OH、メトキシ、メチル、エチル、N-メチルアゼチジン-2-イル、ピロリジン-2-イル-メチル、オキセタン-2-イル-オキシ、2-ヒドロキシエチルオキシ、2,3-ジヒドロキシプロピルオキシ、オキセタン-2-イル、2-(N-ピペリジル)エチル、2-(N-モルホリノ)エチル、及び、2-ジメチルアミノエチルから選択される、項目52に記載のプロセス。
(項目54)
5a がメチルである、項目53に記載のプロセス。
(項目55)
5c がH、または、任意選択でOR’で置換されたC 1~6 アルキルである、項目1~54のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目56)
5c が、メチル、2-ヒドロキシエチル、2-メトキシエチル、または2-ヒドロキシプロピルである、項目55に記載のプロセス。
(項目57)
5c がメチルである、項目56に記載のプロセス。
(項目58)
5a 及びR 5b が、それらが結合している窒素と共に、任意選択でOHで置換された、C 3~6 ヘテロシクロアルキルを形成する、項目1~50のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目59)
5a 及びR 5b が、それらが結合している窒素と共に、アゼチジンまたは2-ヒドロキシアゼチジンを形成する、項目58に記載のプロセス。
(項目60)
化合物1

またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、化合物4

を、式III’の化合物

と、溶媒及び塩基の存在下において、接触させることを含み、式中、LGは、Cl、Br、I、HOAt、HOBt、及び、オルガノトリホスフェート化合物から選択される脱離基であり、前記プロセスは任意選択で、前記化合物1の化合物を酸と接触させて、前記化合物1の化合物の薬学的に許容される塩を作製することをさらに含む、前記プロセス。
(項目61)
前記塩基が無機塩基である、項目60に記載のプロセス。
(項目62)
前記塩基が、NaOH、Na CO 、K CO 、NaHCO 、及び、KHCO から選択される、項目60または61に記載のプロセス。
(項目63)
前記塩基がK CO である、項目60~62のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目64)
前記溶媒が、水と有機溶媒との混合物である、項目60~63のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目65)
前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ブタンジオール、ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、エタノール、エチレングリコール、フルフリルアルコール、グリセロール、メタノール、メチルイソシアニド、N-メチル-2-ピロリドン、1-プロパノール、1,3-プロパンジオール、1,5-ペンタンジオール、2-プロパノール、プロピレングリコール、テトラヒドロフラン、及び、トリエチレングリコールから選択される、項目64に記載のプロセス。
(項目66)
前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、1,4-ジオキサン、及び、テトラヒドロフランから選択される、項目65に記載のプロセス。
(項目67)
前記溶媒が、水とテトラヒドロフランとの混合物である、項目64~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目68)
前記混合物が、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水~およそ3:1のテトラヒドロフラン:水である、項目64~67のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目69)
化合物4を前記式III’の化合物と接触させることが、第1溶媒に溶解した式III’の化合物の溶液を、第2溶媒に溶解した化合物4の溶液に添加して、反応混合物を作製することを含む、項目60~68のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目70)
前記第1溶媒が有機溶媒である、項目69に記載のプロセス。
(項目71)
前記第1溶媒がテトラヒドロフランである、項目70に記載のプロセス。
(項目72)
前記第2溶媒が、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水である、項目69に記載のプロセス。
(項目73)
第1溶媒に溶解した前記式III’の化合物を、第2溶媒に溶解した化合物4の溶液に、少なくとも30分の時間で添加する、項目69に記載のプロセス。
(項目74)
前記反応混合物の温度が、およそ20~25℃で維持される、項目69に記載のプロセス。
(項目75)
前記反応混合物を35~40℃まで加熱して静置させ、有機相と水相に分離させる、項目69に記載のプロセス。
(項目76)
前記水相を廃棄して、前記有機相を55~60℃まで加熱し、その後、前記有機相を55~60℃で濾過することをさらに含む、項目75に記載のプロセス。
(項目77)
温度を50~55℃に維持しながら、水を前記有機相にさらに添加して第2の混合物を作製する、項目76に記載のプロセス。
(項目78)
少なくとも1時間にわたり、前記水を前記有機相に添加する、項目77に記載のプロセス。
(項目79)
前記第2の混合物を少なくとも2時間撹拌し、固体生成物が得られる、項目78に記載のプロセス。
(項目80)
LGがClである、項目60~79のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目81)
化合物6

を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させて、化合物7

を作製することをさらに含む、項目80に記載のプロセス。
(項目82)
前記試薬が塩化オキサリルである、項目81に記載のプロセス。
(項目83)
前記反応が、触媒量のジメチルホルムアミドの存在下において行われる、項目82に記載のプロセス。
(項目84)
化合物6を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させることが、有機溶媒の存在下において行われる、項目81~83のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目85)
前記有機溶媒がテトラヒドロフランである、項目84に記載のプロセス。
(項目86)
化合物6を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と前記反応させることが、15℃以下の温度にて行われる、項目81~85のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目87)
化合物6を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と前記反応させることが、5~15℃の温度にて行われる、項目81~86のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目88)
化合物3

を、4-アミノフェノール(5)と反応させて、化合物4

を提供することをさらに含む、項目60~87のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目89)
化合物3を4-アミノフェノール(5)と反応させることが、溶媒の存在下において行われる、項目88に記載のプロセス。
(項目90)
前記溶媒が有機溶媒である、項目89に記載のプロセス。
(項目91)
前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPT)、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、及び、ジクロロメタンから選択される、項目90に記載のプロセス。
(項目92)
前記有機溶媒がジメチルアセトアミドである、項目91に記載のプロセス。
(項目93)
化合物3を4-アミノフェノール(5)と反応させることが、塩基の存在下において行われる、項目88~92のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目94)
前記塩基が、n-BuLi、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムt-ブトキシド、ナトリウムt-ペントキシド、水酸化リチウム、リチウムメトキシド、リチウムt-ブトキシド、リチウムt-ペントキシド、水酸化カリウム、カリウムメトキシド、カリウムt-ブトキシド、カリウムt-ペントキシド、水酸化セシウム、セシウムメトキシド、セシウムt-ブトキシド、または、セシウムt-ペントキシドである、項目93に記載のプロセス。
(項目95)
前記塩基が、ナトリウムt-ペントキシドである、項目94に記載のプロセス。
(項目96)
化合物3を4-アミノフェノール(5)と反応させることが、75~80℃の温度で行われる、項目88~95のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目97)
水を前記反応混合物に添加し、化合物4を固体として単離することをさらに含む、項目88~96のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目98)
化合物1をフマル酸と反応させて、化合物1-ヘミフマル酸塩

をもたらすことをさらに含む、項目60~97のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目99)
化合物1をフマル酸と反応させることが、溶媒の存在下において行われる、項目98に記載のプロセス。
(項目100)
前記溶媒が、水、アルコール溶媒、THF、DMF、MEK、アセトニトリル、1,4-ジオキサン、及びMTBE、またはこれらのいずれかの組み合わせから選択される、項目99に記載のプロセス。
(項目101)
前記溶媒が、水と、アルコール溶媒との混合物である、項目100に記載のプロセス。
(項目102)
前記アルコール溶媒が、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、及びオクタノールから選択される、項目101に記載のプロセス。
(項目103)
前記溶媒が、エタノールの20%水溶液である、項目101に記載のプロセス。
(項目104)
化合物1をフマル酸と反応させることが、45~50℃で、エタノールの20%水溶液の溶媒に溶解させたフマル酸の混合物を化合物1に添加することにより、反応混合物を作製することを含む、項目98~103のいずれか1項に記載のプロセス。
(項目105)
前記反応混合物を加熱して還流させることと、前記反応混合物を撹拌することと、をさらに含む、項目104に記載のプロセス。
(項目106)
前記反応混合物を、還流状態にて4~6時間撹拌する、項目105に記載のプロセス。
(項目107)
前記反応混合物を冷却することと、化合物1-ヘミフマル酸塩を前記溶媒から単離することと、をさらに含む、項目106に記載のプロセス。
(項目108)
化合物1

またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、化合物3

を、ジメチルアセトアミド及びナトリウムt-ペントキシドの存在下において、75~80℃の温度にて、4-アミノフェノール(5)と反応させて、化合物4

を含む第1の反応混合物を提供することと、
水を前記第1の反応混合物に添加することで、化合物4を沈殿させて固体として単離することと、
化合物6

を、テトラヒドロフラン、及び、触媒量のジメチルホルムアミドの存在下において、5~15℃の温度にて、塩化オキサリルと反応させて、化合物7

を含む第2の反応混合物を作製することと、
前記第2の反応混合物を、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水である溶媒と、K CO である塩基と、化合物4と、を含む第3の反応混合物に、少なくとも30分間にわたり添加して、第4の反応混合物を作製することであって、前記第4の反応混合物の温度は、前記添加の間約27℃未満に維持される、前記添加することと、
前記第4の反応混合物を35~40℃まで加熱して、静置して有機相と水相を分離させることと、
前記水相を廃棄して、前記有機相を55~60℃まで加熱し、その後、前記有機相を55~60℃で濾過することと、
少なくとも1時間にわたり、水を前記有機相に添加して、第5の反応混合物を作製することと、
前記第5の反応混合物を少なくとも2時間撹拌することと、
化合物1を固体生成物として単離することと、を含み、前記プロセスが任意選択で、前記化合物1の化合物を酸と接触させて、前記化合物1の化合物の薬学的に許容される塩を作製することをさらに含む、前記プロセス。
(項目109)
化合物1-ヘミフマル酸塩

を調製するためのプロセスであって
45~50℃で、エタノールの20%水溶液の溶媒に溶解させたフマル酸の混合物を化合物1に添加することにより、反応混合物を作製することと、
前記反応混合物を加熱して還流することと、
4~6時間、還流状態にて前記反応混合物を撹拌することと、
前記反応混合物を冷却することと、
前記反応混合物を濾過して、化合物1・ヘミフマル酸塩を固体として得ることと、
を含む、前記プロセス。
(項目110)
化合物1-ヘミフマル酸塩

を調製するためのプロセスであって、
フマル酸溶液を化合物1と合わせて、スラリーを含む反応混合物を生成することと、
前記反応混合物を加熱して、所定の時間還流することと、
化合物1・ヘミフマル酸塩を固体として単離することと、
を含む、前記プロセス。
(項目111)
合わせることが、前記フマル酸溶液を化合物1に添加することを含む、項目110に記載のプロセス。
(項目112)
フマル酸が、約45~50℃にて、EtOHとアセトンの混合溶媒に溶解され、前記フマル酸溶液を形成する、項目110に記載のプロセス。
(項目113)
前記所定の時間が、約1~6時間である、項目110に記載のプロセス。
(項目114)
単離することが、前記スラリーを含む前記反応混合物を冷却することと、前記反応混合物を濾過して固体を得ることと、前記固体を洗浄することと、を含む、項目110に記載のプロセス。

Claims (30)

  1. 式Iの化合物
    またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、式IIの化合物
    を、式IIIの化合物
    と、溶媒及び塩基の存在下において接触させることを含み、前記プロセスは任意選択で、式Iの化合物を酸と接触させて、式Iの化合物の薬学的に許容される塩を作製することをさらに含む、前記プロセス[式中、
    LGは、Cl、Br、I、HOAt、HOBt、及び、オルガノトリホスフェート化合物から選択される脱離基であり、
    は、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、及びC3~6シクロアルキルから選択され、
    及びRはそれぞれ独立して、ハロ及びC1~6アルキルから選択され、
    は、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C3~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、フェニル、及びC3~6ヘテロアリールから選択され、
    5aは、H、OH、NH、C1~8アルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、フェニル、及びC3~6ヘテロアリールから選択され、前記C1~8アルキルの最大3個のメチレン単位は任意選択で、及び独立して、-O-、NR’-、-C(O)-、-C(O)O-、及び、-C(O)NR’-で置換され、R5aは任意選択で、ハロ、CN、NO、NH、SH、OR’、C(O)OR’、C(O)R’、C(O)NR’、C1~4アルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、及び、C3~6ヘテロアリールから選択される最大3個の置換基で置換されており、
    5bは、HまたはC1~6アルキルであるか、または、
    5a及びR5bは、それらが結合している窒素と共に、任意選択で、ハロ、CN、OH、NO、NH、SH、OR’、C(O)OR’、C(O)R’、C(O)NR’、C1~4アルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6ヘテロシクロアルキル、または、C3~6ヘテロアリールで置換されているC3~6ヘテロシクロアルキルを形成し、
    5cは、H、または、任意選択でハロ、CN、OH、NH、もしくはOR’で置換されたC1~6アルキルであり、
    R’は、HまたはC1~6アルキルであり、
    w、x、y、及びzはそれぞれ独立して、0~4の整数である]。
  2. 前記塩基が、NaOH、Na CO 、K CO 、NaHCO 、及び、KHCO から選択される無機塩基であり、前記溶媒が、水と有機溶媒との混合物であり、前記有機溶媒が、アセトン、アセトニトリル、ブタンジオール、ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、エタノール、エチレングリコール、フルフリルアルコール、グリセロール、メタノール、メチルイソシアニド、N-メチル-2-ピロリドン、1-プロパノール、1,3-プロパンジオール、1,5-ペンタンジオール、2-プロパノール、プロピレングリコール、テトラヒドロフラン、及び、トリエチレングリコールから選択される、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記溶媒が、水とテトラヒドロフランとの混合物である、または前記溶媒が、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水~およそ3:1のテトラヒドロフラン:水である、請求項1または2に記載のプロセス。
  4. 式IIの化合物を式IIIの化合物と接触させることが、第1溶媒に溶解した前記式IIIの化合物の溶液を、第2溶媒に溶解した前記式IIの化合物の溶液に添加して、反応混合物を作製することを含む、請求項1~のいずれか1項に記載のプロセス。
  5. 前記第1溶媒がテトラヒドロフランである有機溶媒であり、前記第2溶媒が、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水であり、第1溶媒に溶解した前記式IIIの化合物を、第2溶媒に溶解した式IIの化合物の溶液に、少なくとも30分の時間で添加する、請求項に記載のプロセス。
  6. 前記反応混合物、およそ20~25℃の温度にて維持し、その後、35~40℃まで加熱して静置させ、有機相と水相に分離させ、次に前記水相を廃棄して、前記有機相を55~60℃まで加熱し、その後、前記有機相を55~60℃で濾過する、請求項に記載のプロセス。
  7. 少なくとも1時間にわたり、温度を50~55℃に維持しながら、水を前記有機相に添加して第2の混合物を作製することをさらに含み、ここで前記第2の混合物を少なくとも2時間撹拌し、固体生成物が得られる、請求項に記載のプロセス。
  8. LGがClである、請求項1~のいずれか1項に記載のプロセス。
  9. 式IVの化合物
    を、塩化チオニル及び塩化オキサリルから選択される試薬と反応させることで前記式III
    の化合物を作製することをさらに含み、LGがClである、請求項に記載のプロセス。
  10. 前記試薬が塩化オキサリルである、請求項に記載のプロセス。
  11. 式IVの化合物を、塩化チオニル及び塩化オキサリルから選択される試薬と反応させることが、5~15℃の温度などの15℃以下の温度で、触媒量のジメチルホルムアミド、及びテトラヒドロフランなどの有機溶媒の存在下において行われる、請求項に記載のプロセス。
  12. 式Vの化合物
    を、式VIの化合物
    と反応させることで、前記式II
    の化合物をもたらすことをさらに含み、式中、LG’は、F、Cl、Br、I、
    及び、-N から選択される、請求項1~11のいずれか1項に記載のプロセス。
  13. 式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることが、アセトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPT)、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、及び、ジクロロメタンから選択される有機溶媒などの溶媒の存在下並びにナトリウムt-ペントキシド、n-BuLi、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムt-ブトキシド、水酸化リチウム、リチウムメトキシド、リチウムt-ブトキシド、リチウムt-ペントキシド、水酸化カリウム、カリウムメトキシド、カリウムt-ブトキシド、カリウムt-ペントキシド、水酸化セシウム、セシウムメトキシド、セシウムt-ブトキシド、及びセシウムt-ペントキシドから選択される塩基の存在下において行われる、請求項12に記載のプロセス。
  14. 前記有機溶媒がジメチルアセトアミドであり、前記塩基がナトリウムt-ペントキシドである、請求項13に記載のプロセス。
  15. 式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることが、75~80℃の温度にて行われ、前記式IIの化合物が、水を前記反応混合物に添加し、前記式IIの固体化合物を単離することにより単離される、請求項12~14のいずれか1項に記載のプロセス。
  16. LG’が、F、Cl、Br、及び、
    から選択され、例えば、Clであり、
    がハロ、メチル、メトキシ、イソプロポキシ、及び、シクロプロピルから選択され、
    wが0、1、または2、例えば0であり、
    xが0であり、
    がFまたはClであり、
    yが0、1、または2、例えば0であり、
    がハロまたはC 1~6 アルキルであり、
    zが0または1、例えば0であり、
    5b がHであり、
    5a が、H、-NH 、-OH、C 1~6 アルキル、及びC 3~6 ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C 1~6 アルキルの最大3個のメチレン単位は、任意選択で、及び独立して、-O-またはNR’-で置換され、R 5a は任意選択で、OH、C 1~4 アルキル、及びC 3~6 ヘテロシクロアルキルから選択される最大3個の置換基で置換され、例えば、R 5a が、H、-NH 、-OH、メトキシ、メチル、エチル、N-メチルアゼチジン-2-イル、ピロリジン-2-イル-メチル、オキセタン-2-イル-オキシ、2-ヒドロキシエチルオキシ、2,3-ジヒドロキシプロピルオキシ、オキセタン-2-イル、2-(N-ピペリジル)エチル、2-(N-モルホリノ)エチル、及び、2-ジメチルアミノエチルから選択されるか、または
    5a 及びR 5b が、それらが結合している窒素と共に、任意選択でOHで置換された、C 3~6 ヘテロシクロアルキルを形成し、例えばR 5a 及びR 5b が、それらが結合している窒素と共に、アゼチジンまたは2-ヒドロキシアゼチジンを形成し、並びに
    5c がH、または、任意選択でOR’で置換されたC 1~6 アルキル、例えばメチル、2-ヒドロキシエチル、2-メトキシエチル、もしくは2-ヒドロキシプロピルである、請求項1~15のいずれか1項に記載のプロセス。
  17. 化合物1
    またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、化合物4
    を、式III’の化合物
    と、溶媒及び塩基の存在下において、接触させることを含み、式中、LGは、Cl、Br、I、HOAt、HOBt、及び、オルガノトリホスフェート化合物から選択される脱離基であり、前記プロセスは任意選択で、前記化合物1の化合物を酸と接触させて、前記化合物1の化合物の薬学的に許容される塩を作製することをさらに含む、前記プロセス。
  18. 前記プロセスが請求項2~8のいずれか一項に従って実施される、請求項17に記載のプロセス。
  19. 化合物6
    を、塩化チオニル及び塩化オキサリルからなる群から選択される試薬と反応させて、化合物7
    を作製することをさらに含む、請求項17または18に記載のプロセス。
  20. 前記試薬が塩化オキサリルであり、前記プロセスが、5~15℃の温度などの15℃以下の温度で、触媒量のジメチルホルムアミド、及びテトラヒドロフランなどの有機溶媒の存在下において行われる、請求項19に記載のプロセス。
  21. 化合物3
    を、4-アミノフェノール(5)と反応させて、化合物4
    を提供することをさらに含む、請求項17~20のいずれか1項に記載のプロセス。
  22. 前記プロセスが請求項13~18のいずれか一項に従って実施される、請求項21に記載のプロセス。
  23. 化合物1をフマル酸と反応させて、化合物1-ヘミフマル酸塩
    をもたらすことをさらに含む、請求項17~22のいずれか1項に記載のプロセス。
  24. 化合物1をフマル酸と反応させることが、水、アルコール溶媒、THF、DMF、MEK、アセトニトリル、1,4-ジオキサン、及びMTBE、またはこれらのいずれかの組み合わせから選択される、溶媒の存在下において行われる、請求項23に記載のプロセス。
  25. 前記溶媒が、水と、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、t-ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、及びオクタノールから選択されるアルコール溶媒との混合物であり、例えば、前記溶媒が、エタノールの20%水溶液である、請求項24に記載のプロセス。
  26. 化合物1をフマル酸と反応させることが、45~50℃で、エタノールの20%水溶液の溶媒に溶解させたフマル酸の混合物を化合物1に添加することにより、反応混合物を作製することを含み、前記反応混合物を加熱して還流させることと、前記反応混合物を還流状態にて4~6時間撹拌することと、前記反応混合物を冷却することと、化合物1-ヘミフマル酸塩を前記溶媒から単離することと、をさらに含む、請求項23~25のいずれか1項に記載のプロセス。
  27. 化合物1
    またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、化合物3
    を、ジメチルアセトアミド及びナトリウムt-ペントキシドの存在下において、75~80℃の温度にて、4-アミノフェノール(5)と反応させて、化合物4
    を含む第1の反応混合物を提供することと、
    水を前記第1の反応混合物に添加することで、化合物4を沈殿させて固体として単離することと、
    化合物6
    を、テトラヒドロフラン、及び、触媒量のジメチルホルムアミドの存在下において、5~15℃の温度にて、塩化オキサリルと反応させて、化合物7
    を含む第2の反応混合物を作製することと、
    前記第2の反応混合物を、およそ2:1のテトラヒドロフラン:水である溶媒と、KCOである塩基と、化合物4と、を含む第3の反応混合物に、少なくとも30分間にわたり添加して、第4の反応混合物を作製することであって、前記第4の反応混合物の温度は、前記添加の間約27℃未満に維持される、前記添加することと、
    前記第4の反応混合物を35~40℃まで加熱して、静置して有機相と水相を分離させることと、
    前記水相を廃棄して、前記有機相を55~60℃まで加熱し、その後、前記有機相を55~60℃で濾過することと、
    少なくとも1時間にわたり、水を前記有機相に添加して、第5の反応混合物を作製することと、
    前記第5の反応混合物を少なくとも2時間撹拌することと、
    化合物1を固体生成物として単離することと、を含み、前記プロセスが任意選択で、前記化合物1の化合物を酸と接触させて、前記化合物1の化合物の薬学的に許容される塩を作製することをさらに含む、前記プロセス。
  28. 化合物1-ヘミフマル酸塩
    を調製するためのプロセスであって
    45~50℃で、エタノールの20%水溶液の溶媒に溶解させたフマル酸の混合物を化合物1に添加することにより、反応混合物を作製することと、
    前記反応混合物を加熱して還流することと、
    4~6時間、還流状態にて前記反応混合物を撹拌することと、
    前記反応混合物を冷却することと、
    前記反応混合物を濾過して、化合物1・ヘミフマル酸塩を固体として得ることと、
    を含む、前記プロセス。
  29. 化合物1-ヘミフマル酸塩
    を調製するためのプロセスであって、
    フマル酸溶液を化合物1と合わせて、スラリーを含む反応混合物を生成することと、
    前記反応混合物を加熱して、所定の時間還流することと、
    化合物1・ヘミフマル酸塩を固体として単離することと、
    を含む、前記プロセス。
  30. 合わせることが、前記フマル酸溶液を化合物1に添加することを含み、前記フマル酸が、約45~50℃にて、EtOHとアセトンの混合溶媒に溶解され、前記フマル酸溶液を形成し、前記所定の時間が、約1~6時間であり、単離することが、前記スラリーを含む前記反応混合物を冷却することと、前記反応混合物を濾過して固体を得ることと、前記固体を洗浄することと、を含む、請求項29に記載のプロセス。
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