JPWO2021028439A5 - - Google Patents
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Description
2’-O-メチル化オリゴヌクレオチド変異体、RNA-およびDNAオリゴヌクレオ
チド、ならびに小分子の添加は、PpLuc mRNA自体と比較して、トランスフェク
ションの24時間後にPBMC中のPpLucの発現を増加させる(図4B)。
態様1.
組み合わせであって、
(i)少なくとも1つの治療用RNAを含む少なくとも1つの第1の成分と、
(ii)少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストを含む少なくとも1つの第2の成分と、
を含む、またはそれらからなる組み合わせ。
態様2.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、RNAアゴニストの結合時にサイトカインを誘導する、態様1に記載の組み合わせ。
態様3.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、RNAアゴニストの結合時に翻訳を阻害する、態様1または2に記載の組み合わせ。
態様4.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、RNAアゴニストの結合時に、前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体によるサイトカイン誘導を低減し、および/または、RNAアゴニストの結合時に、前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体による翻訳阻害を低減する、態様1ないし3のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様5.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAと、前記第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストとの組み合わせの投与が、前記第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることなく前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAを投与することと比較して、先天性免疫応答の低減をもたらす、態様1ないし4のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様6.
先天性免疫応答の誘導が、サイトカインの誘導を測定することによって決定される、態様5に記載の組み合わせ。
態様7.
サイトカインが、IFN-α、TNF-α、IP-10、IFN-γ、IL-6、IL-12、IL-8、Rantes、MIP-1α、MIP-1β、McP1、またはIFNβからなるグループから選択される、態様6に記載の組み合わせ。
態様8.
サイトカインの誘導が、細胞、組織または生物、好ましくはhPBMC、Hela細胞またはHEK細胞への前記組み合わせの投与によって測定される、態様6または7に記載の組み合わせ。
態様9.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、エンドソーム受容体または細胞質受容体、好ましくはエンドソーム受容体である、態様1ないし8のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様10.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、単一鎖RNA(ssRNA)の受容体および/または二本鎖RNA(dsRNA)の受容体である、態様1ないし9のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様11.
少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、Toll様受容体(TLR)、レチノイン酸誘導性遺伝子-I様受容体(RLR)、NOD様受容体、PKR、OAS、SAMHD1、ADAR1、IFIT1および/またはIFIT5から選択される、態様1ないし10のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様12.
前記少なくとも1つのToll様受容体が、TLR3、TLR7、TLR8および/またはTLR9から選択される、態様11に記載の組み合わせ。
態様13.
少なくとも1つのToll様受容体が、TLR8および/またはTLR9から選択され、最も好ましくはTLR7および/またはTLR8から選択される、態様11または12に記載の組み合わせ。
態様14.
前記レチノイン酸誘導性遺伝子-I様受容体(RLR)が、RIG-1、MDA5、LGP2、cGAS、AIM2、NLRP3、NOD2、好ましくはRIG1および/またはMDA5から選択される、態様11に記載の組み合わせ。
態様15.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、ヌクレオチド、ヌクレオチド類縁体、核酸、ペプチド、タンパク質、小分子、脂質、またはこれらのいずれかの断片、変異体もしくは誘導体から選択される、態様1ないし14のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様16.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが核酸である、態様1ないし15のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様17.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、単一鎖核酸である、態様1ないし16のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様18.
前記第2の成分の核酸が、DNAヌクレオチド、RNAヌクレオチド、PNAヌクレオチド、および/またはLNAヌクレオチド、またはこれらのいずれかの類縁体もしくは誘導体から選択されるヌクレオチドを含むか、またはこれらからなる、態様16または17に記載の組み合わせ。
態様19.
第2の成分の核酸が、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体もしくはヌクレオチド誘導体を含む、態様16~18のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様20.
前記少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体が、骨格修飾ヌクレオチド、糖修飾ヌクレオチドおよび/または塩基修飾ヌクレオチド、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、態様19に記載の組み合わせ。
態様21.
少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体が、1-メチルアデノシン、2-メチルアデノシン、N6-メチルアデノシン、2’-O-メチルアデノシン、2-メチルチオ-N6-メチルアデノシン、N6-イソペンテニルアデノシン、2-メチルチオ-N6-イソペンテニルアデノシン、N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、2-メチルチオ-N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、N6-メチル-N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、N6-ヒドロキシノルバリルカルバモイルアデノシン、2-メチルチオ-N6-ヒドロキシノルバリルカルバモイルアデノシン、イノシン、3-メチルシチジン、2’-O-メチルシチジン、2-チオシチジン、N4-アセチルシチジン、リシジン、1-メチルグアノシン、7-メチルグアノシン、2’-O-メチルグアノシン、クエオシン、エポキシクエオシン、7-シアノ-7-デアザグアノシン、7-アミノメチル-7-デアザグアノシン、プソイドウリジン、ジヒドロウリジン、5-メチルウリジン、2’-O-メチルウリジン、2-チオウリジン、4-チオウリジン、5-メチル-2-チオウリジン、3-(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ウリジン、5-ヒドロキシウリジン、5-メトキシウリジン、ウリジン5-オキシ酢酸、ウリジン5-オキシ酢酸メチルエステル、5-アミノメチル-2-チオウリジン、5-メチルアミノメチルウリジン、5-メチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-メチルアミノメチル-2-セレノウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチルウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2’-O-メチルウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-(イソペンテニルアミノメチル)ウリジン、5-(イソペンテニルアミノメチル)-2-チオウリジン、または5-(イソペンテニルアミノメチル)2’-O-メチルウリジンから選択される、態様19または20に記載の組み合わせ。
態様22.
少なくとも1つの修飾ヌクレオチドが、糖修飾ヌクレオチド、好ましくは2’リボース修飾RNAヌクレオチドである、態様19~21のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様23.
前記2’リボース修飾RNAヌクレオチドが、2’-O-メチル化RNAヌクレオチドである、態様22に記載の組み合わせ。
態様24.
前記2’-O-メチル化RNAヌクレオチドが、2’-O-メチル化グアノシン(Gm)、2’-O-メチル化ウラシル(Um)、2’-O-メチル化アデノシン(Am)、2’-O-メチル化シトシン(Cm)、またはこれらのヌクレオチドのうちの任意のものの2’-O-メチル化類縁体から選択される、態様23に記載の組み合わせ。
態様25.
第2の成分の核酸が、少なくとも1つ以上のトリヌクレオチドM-X-Yモチーフを含み、
式中、Mは、Gm、Um、またはAmから選択され、好ましくはMがGmであり、
式中、Xは、G、A、またはUから選択され、好ましくはXはGであり、
式中、Yは、G、A、U、C、またはジヒドロウリジンから選択され、好ましくはYはCである、態様16~24のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様26.
第2の成分の核酸が、式I
N W -M-X-Y-N Z (式I)
による核酸配列を含むか、またはそれからなり、
式中、Nは、独立して、G、A、U、C、Gm、Am、Um、Cm、または修飾ヌクレオチドから選択され、
式中、Wは、0または1~15の整数であり、
式中、Zは、0または1~15の整数であり、
式中、M、X、およびYは、態様25に規定されるように選択される、態様16~25のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様27.
第2の成分の核酸が、式Iによる少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の核酸配列を含むか、またはそれらからなり、式Iによる少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の核酸配列の各々が、互いに同一であるか、または独立して選択される、態様16~26のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様28.
第2の成分の核酸が、三リン酸基を欠く5’末端を含む、態様16~27のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様29.
第2の成分の核酸が、5’末端に三リン酸基を含む、態様16~27のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様30.
前記第2の成分の核酸が、約3~約50ヌクレオチド、約5~約25ヌクレオチド、約5~約15、または約5~約10ヌクレオチド、好ましくは約5~約15ヌクレオチドの長さを有する、態様16~29のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様31.
前記第2の成分の核酸が、5ヌクレオチド、6ヌクレオチド、7ヌクレオチド、8ヌクレオチド、9ヌクレオチド、10ヌクレオチド、11ヌクレオチド、12ヌクレオチド、または13ヌクレオチド、好ましくは9ヌクレオチドの長さを有する、態様16~30のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様32.
第2の成分の核酸が単一鎖オリゴヌクレオチドである、態様16~31のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様33.
単一鎖オリゴヌクレオチドが単一鎖RNAオリゴヌクレオチドである、態様32に記載の組み合わせ。
態様34.
第2の成分の核酸が、細菌tRNA、好ましくは細菌tRNA Tyr に由来する核酸配列を含むか、またはそれからなる、態様16~33のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様35.
前記核酸配列が、細菌tRNA Tyr 、好ましくは細菌tRNA Tyr のDループ、最も好ましくは大腸菌tRNA Tyr のDループであるか、またはそれに由来する、態様34に記載の組み合わせ。
態様36.
前記第2の成分の核酸が、配列番号85~212からなるグループから選択される核酸配列、またはこれらの配列のうちの任意のものの断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはこれらの核酸配列からなる、態様16~35のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様37.
第2の成分の核酸が、配列番号85~87、149~212からなるグループから選択される核酸配列、またはこれらの配列のうちの任意のものの断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはこれらの核酸配列からなり、
好ましくは、
第2の成分の核酸が、5’-GAG CGmG CCA-3’(配列番号:85)に従う核酸配列、またはその断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはその核酸配列からなる、態様36に記載の組み合わせ。
態様38.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、コードRNA、非コードRNA、環状RNA(circRNA)、RNAオリゴヌクレオチド、低分子干渉RNA(siRNA)、低分子ヘアピンRNA(shRNA)、アンチセンスRNA(asRNA)、CRISPR/Cas9ガイドRNA、mRNA、リボスイッチ、リボザイム、RNAアプタマー、リボソームRNA(rRNA)、トランスファーRNA(tRNA)、ウイルスRNA(vRNA)、レトロウイルスRNA、低分子核RNA(snRNA)、自己複製RNA、レプリコンRNA、低分子核小体RNA(snoRNA)、マイクロRNA(miRNA)、およびPiwi相互作用RNA(piRNA)から選択される、態様1~37のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様39.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、インビトロで転写されたRNAである、態様1~38のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様40.
インビトロで転写された前記RNAが、配列最適化ヌクレオチド混合物を用いたRNAインビトロ転写によって得ることができる、態様39に記載の組み合わせ。
態様41.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、精製されたRNAである、態様1~40のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様42.
精製されたRNAが、RP-HPLCおよび/またはTFFおよび/またはオリゴd(T)精製によって精製される、態様41に記載の組み合わせ。
態様43.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAがコードRNAである、態様1~42のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様44.
コードRNAが、mRNA、自己複製RNA、環状RNA、ウイルスRNA、またはレプリコンRNAから選択される、態様43に記載の組み合わせ。
態様45.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAがmRNAである、態様1~44のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様46.
コードRNAまたはmRNAが、少なくとも1つのペプチドまたはタンパク質をコードする少なくとも1つのコード配列を含む、態様43~45のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様47.
第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることなくコードRNAまたはmRNAの少なくとも1つのコードされるペプチドまたはタンパク質を発現するのと比較して、細胞、組織または生物への投与時に、第2の成分の少なくとも1つのRNA感知受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることによって、コードRNAまたはmRNAの少なくとも1つのコードされるペプチドまたはタンパク質の発現が増加または延長される、態様46に記載の組み合わせ。
態様48.
前記少なくとも1つのペプチドまたはタンパク質が、治療用ペプチドまたは治療用タンパク質であるか、またはそれに由来する、態様46または47に記載の組み合わせ。
態様49.
治療用ペプチドまたは治療用タンパク質が、抗体、体内、受容体、受容体アゴニスト、受容体アンタゴニスト、結合タンパク質、CRISPR関連エンドヌクレアーゼ、シャペロン、トランスポータータンパク質、イオンチャネル、膜タンパク質、分泌タンパク質、転写因子、酵素、ペプチドホルモンまたはタンパク質ホルモン、成長因子、構造タンパク質、細胞質タンパク質、細胞骨格タンパク質、ウイルス抗原、細菌抗原、原虫抗原、アレルゲン、腫瘍抗原、またはこれらのうちの任意のものの断片、または変異体、組み合わせであるか、またはそれに由来する、態様48に記載の組み合わせ。
態様50.
前記少なくとも1つのコード配列がコドン修飾コード配列であり、
前記少なくとも1つのコドン修飾コード配列によってコードされるアミノ酸配列が、好ましくは、対応する野生型コード配列によってコードされるアミノ酸配列と比較して修飾されていない、態様46~49のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様51.
前記少なくとも1つのコドン修飾コード配列が、C最大化コード配列、CAI最大化コード配列、ヒトコドン使用頻度適合コード配列、G/C含量修飾コード配列、およびG/C最適化コード配列、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、態様50に記載の組み合わせ。
態様52.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、5’-キャップ構造を含む、態様1~51のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様53.
5’-キャップ構造が、cap0、cap1、cap2、修飾cap0または修飾cap1構造である、態様52に記載の組み合わせ。
態様54.
5’-キャップ構造がcap1構造である、態様53に記載の組み合わせ。
態様55.
前記cap1構造が、トリヌクレオチドcap1類縁体を使用する同時転写キャッピングによって得ることができる、態様54に記載の組み合わせ。
態様56.
前記第1の成分の治療用RNA(種)の約70%、75%、80%、85%、90%、95%が、キャッピングディテクションアッセイを用いて決定されるようなキャッピング1構造を含む、態様1~55のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様57.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドまたは修飾ヌクレオチド類縁体を含む、態様1~56のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様58.
前記少なくとも1つの修飾ヌクレオチドが、プソイドウリジン(ψ)、N1-メチルプソイドウリジン(m1ψ)、5-メチルシトシン、および/または5-メトキシウリジンから選択される、態様57に記載の組み合わせ。
態様59.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、少なくとも1つのポリ(A)配列、および/または少なくとも1つのポリ(C)配列、および/または少なくとも1つのヒストンステムループ配列/構造を含む、態様1~58のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様60.
ポリ(A)配列が治療用RNAの3’末端に位置する、
および/または、
RNAの3’末端が、Aヌクレオチドで終結するポリ(A)配列からなる、
態様59に記載の組み合わせ。
態様61.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、少なくとも1つの異種5’-UTRおよび/または少なくとも1つの異種3’-UTRを含む、態様1~60のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様62.
前記少なくとも1つの異種3’-UTRが、
PSMB3、ALB7、α-グロビン、CASP1、COX6B1、GNAS、NDUFA1およびRPS9から選択される遺伝子の3’-UTRに由来する核酸配列、または、
これらの遺伝子のうちの任意のものの相同体、断片または変異体に由来する核酸配列を含む、態様61に記載の組み合わせ。
態様63.
前記少なくとも1つの異種5’-UTRが、
HSD17B4、RPL32、ASAH1、ATP5A1、MP68、NDUFA4、NOSIP、RPL31、SLC7A3、TUB4BおよびUBQLN2から選択される遺伝子の5’-UTRに由来する核酸配列、または、
これらの遺伝子のうちの任意のものの相同体、断片または変異体に由来する核酸配列を含む、態様61に記載の組み合わせ。
態様64.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸、および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、
1つ以上のカチオン性もしくはポリカチオン性化合物、好ましくは、カチオン性もしくはポリカチオン性ポリマー、カチオン性もしくはポリカチオン性多糖類、カチオン性もしくはポリカチオン性脂質、カチオン性もしくはポリカチオン性タンパク質、またはカチオン性もしくはポリカチオン性ペプチド、またはそれらの任意の組み合わせと、
複合体化するかもしくは会合するか、または、少なくとも部分的に複合体化するかもしくは部分的に会合する、態様1~63のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様65.
前記1つ以上のカチオン性またはポリカチオン性ペプチドが、配列番号39~43、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、態様64に記載の組み合わせ。
態様66.
前記カチオン性またはポリカチオン性ポリマーが、
HO-PEG5000-S-(S-CHHHHHHRRRRHHHHHHC-S-)7-S-PEG5000-OH(ペプチドモノマーの配列番号42)を含むポリエチレングリコール/ペプチドポリマー、および/または、
HO-PEG5000-S-(S-CGHHHHHRRRRHHHHHGC-S-)4-S-PEG5000-OH(ペプチドモノマーの配列番号43)を含むポリエチレングリコール/ペプチドポリマーである、態様64に記載の組み合わせ。
態様67.
脂質および/またはリピドイドをさらに含む、態様65または66に記載の組み合わせ。
態様68.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸、および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、
1つ以上の脂質と複合体化され、部分的に複合体化され、カプセル化され、部分的にカプセル化され、または会合し、
それによって、リポソーム、脂質ナノ粒子(LNP)、リポプレックス、および/またはナノリポソーム、好ましくは脂質ナノ粒子(LNP)を形成する、態様1~67のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様69.
前記LNPが、
(i) 少なくとも1つのカチオン性脂質、好ましくは脂質III-3、
(ii) 少なくとも1つの中性脂質、好ましくは1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)、
(iii) 少なくとも1つのステロイドまたはステロイド類縁体、好ましくはコレステロール、および、
(iv) 少なくとも1つのPEG脂質、好ましくは式(IVa)のPEG化脂質
を含み、
好ましくは、(i)~(iv)は、約20~60%のカチオン性脂質;5~25%の中性脂質;25~55%のステロール;0.5~15%のPEG脂質のモル比である、態様68に記載の組み合わせ。
態様70.
態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、および、任意選択で少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体を含むか、またはそれからなる薬学的組成物。
態様71.
前記少なくとも1つの治療用RNAおよび前記少なくとも1つのアンタゴニストが別々に製剤化される、態様70に記載の薬学的組成物。
態様72.
少なくとも1つの治療用RNAおよび少なくとも1つのアンタゴニストが共製剤化されて、それらが両方とも1つの粒子中に存在する確率を増大させ、少なくとも1つの治療用RNAおよび少なくとも1つのアンタゴニストが同じ細胞によって取り込まれることを確実にする、態様71に記載の薬学的組成物。
態様73.
少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸の、少なくとも1つの治療用RNAに対するモル比が、約1:1~約100:1の範囲、または約20:1~約80:1の範囲である、態様70~72のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様74.
少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸の、少なくとも1つの治療用RNAに対する重量対重量比が、約1:1~約1:30の範囲、または約1:2~約1:10の範囲である、態様70~73のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様75.
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、対応する治療用RNAのみの投与と比較して、治療用RNAの本質的に同じまたは少なくとも同等の活性をもたらす、態様70~74のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様76.
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、例えば対応する治療用RNAのみの投与と比較して、治療用RNAの活性の増加をもたらす、態様70~74のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様77.
前記治療用RNAの活性が、コードされたペプチドまたはタンパク質の発現、好ましくはタンパク質の発現である、態様75または76に記載の薬学的組成物。
態様78.
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、対応する治療用RNAのみの投与と比較して、(先天性)免疫賦活の低減をもたらす、態様70~77のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様79.
態様1~69のいずれか1項に記載の少なくとも1つの第1の成分および少なくとも1つの第2の成分、および/または、
態様70~78のいずれか1項に記載の少なくとも1つの薬学的組成物を含み、
任意選択で、
可溶化のための液状ビヒクル、および、
任意選択で、成分の投与および/または用量に関する情報を提供する技術的取扱説明書
を含む、キットまたはパーツのキット。
態様80.
薬剤として使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様81.
慢性治療に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様82.
慢性治療において、前記組み合わせ、前記薬学的組成物、前記キットまたはパーツのキットの投与が、1回以上、例えば1日1回以上、1週間に1回以上、1ヶ月に1回以上実施される、態様81に記載の医学的使用。
態様83.
感染症、好ましくはウイルス感染症、細菌感染症、または原生動物感染症の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様84.
腫瘍疾患またはそのような腫瘍疾患に関連する障害の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様85.
遺伝的な障害または状態の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79のキットまたはパーツのキット。
態様86.
タンパク質または酵素の欠乏の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様87.
障害、疾病、または状態を治療または予防する方法であって、前記方法が、それを必要とする対象に、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキットを適用または投与することを含む、方法。
態様88.
前記第1の成分および前記第2の成分の投与が、本質的に同時に行われる、態様87に記載の方法。
態様89.
前記第1の成分および前記第2の成分の投与が、連続的である、態様87に記載の方法。
態様90.
前記組み合わせ、前記薬学的組成物、前記キットまたはパーツのキットの投与が、1回以上、例えば1日1回以上、1週間に1回以上、1ヶ月に1回以上実施される、態様86~89のいずれか1項に記載の方法。
態様91.
投与または適用が、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑膜内、鼻腔内、口腔内、胸骨内、髄腔内、肝臓内、病変内、頭蓋内、経皮、皮内、肺内、腹腔内、心臓内、動脈内、眼内、硝子体内、網膜下、または腫瘍内である、態様86~90のいずれか1項に記載の方法。
態様92.
それを必要とする対象が、哺乳動物対象、好ましくはヒト対象である、態様86~91のいずれか1項に記載の方法。
態様93.
治療用RNAの(先天性)免疫賦活を低減する方法であって、前記方法が、それを必要とする対象に、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキットを適用または投与することを含む、方法。
態様94.
(コードする)治療用RNAによってコードされるペプチドまたはタンパク質の発現を増加および/または延長する方法であって、前記方法が、それを必要とする対象に、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキットを適用または投与することを含む、方法。
チド、ならびに小分子の添加は、PpLuc mRNA自体と比較して、トランスフェク
ションの24時間後にPBMC中のPpLucの発現を増加させる(図4B)。
態様1.
組み合わせであって、
(i)少なくとも1つの治療用RNAを含む少なくとも1つの第1の成分と、
(ii)少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストを含む少なくとも1つの第2の成分と、
を含む、またはそれらからなる組み合わせ。
態様2.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、RNAアゴニストの結合時にサイトカインを誘導する、態様1に記載の組み合わせ。
態様3.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、RNAアゴニストの結合時に翻訳を阻害する、態様1または2に記載の組み合わせ。
態様4.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、RNAアゴニストの結合時に、前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体によるサイトカイン誘導を低減し、および/または、RNAアゴニストの結合時に、前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体による翻訳阻害を低減する、態様1ないし3のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様5.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAと、前記第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストとの組み合わせの投与が、前記第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることなく前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAを投与することと比較して、先天性免疫応答の低減をもたらす、態様1ないし4のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様6.
先天性免疫応答の誘導が、サイトカインの誘導を測定することによって決定される、態様5に記載の組み合わせ。
態様7.
サイトカインが、IFN-α、TNF-α、IP-10、IFN-γ、IL-6、IL-12、IL-8、Rantes、MIP-1α、MIP-1β、McP1、またはIFNβからなるグループから選択される、態様6に記載の組み合わせ。
態様8.
サイトカインの誘導が、細胞、組織または生物、好ましくはhPBMC、Hela細胞またはHEK細胞への前記組み合わせの投与によって測定される、態様6または7に記載の組み合わせ。
態様9.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、エンドソーム受容体または細胞質受容体、好ましくはエンドソーム受容体である、態様1ないし8のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様10.
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、単一鎖RNA(ssRNA)の受容体および/または二本鎖RNA(dsRNA)の受容体である、態様1ないし9のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様11.
少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、Toll様受容体(TLR)、レチノイン酸誘導性遺伝子-I様受容体(RLR)、NOD様受容体、PKR、OAS、SAMHD1、ADAR1、IFIT1および/またはIFIT5から選択される、態様1ないし10のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様12.
前記少なくとも1つのToll様受容体が、TLR3、TLR7、TLR8および/またはTLR9から選択される、態様11に記載の組み合わせ。
態様13.
少なくとも1つのToll様受容体が、TLR8および/またはTLR9から選択され、最も好ましくはTLR7および/またはTLR8から選択される、態様11または12に記載の組み合わせ。
態様14.
前記レチノイン酸誘導性遺伝子-I様受容体(RLR)が、RIG-1、MDA5、LGP2、cGAS、AIM2、NLRP3、NOD2、好ましくはRIG1および/またはMDA5から選択される、態様11に記載の組み合わせ。
態様15.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、ヌクレオチド、ヌクレオチド類縁体、核酸、ペプチド、タンパク質、小分子、脂質、またはこれらのいずれかの断片、変異体もしくは誘導体から選択される、態様1ないし14のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様16.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが核酸である、態様1ないし15のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様17.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、単一鎖核酸である、態様1ないし16のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様18.
前記第2の成分の核酸が、DNAヌクレオチド、RNAヌクレオチド、PNAヌクレオチド、および/またはLNAヌクレオチド、またはこれらのいずれかの類縁体もしくは誘導体から選択されるヌクレオチドを含むか、またはこれらからなる、態様16または17に記載の組み合わせ。
態様19.
第2の成分の核酸が、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体もしくはヌクレオチド誘導体を含む、態様16~18のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様20.
前記少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体が、骨格修飾ヌクレオチド、糖修飾ヌクレオチドおよび/または塩基修飾ヌクレオチド、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、態様19に記載の組み合わせ。
態様21.
少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体が、1-メチルアデノシン、2-メチルアデノシン、N6-メチルアデノシン、2’-O-メチルアデノシン、2-メチルチオ-N6-メチルアデノシン、N6-イソペンテニルアデノシン、2-メチルチオ-N6-イソペンテニルアデノシン、N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、2-メチルチオ-N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、N6-メチル-N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、N6-ヒドロキシノルバリルカルバモイルアデノシン、2-メチルチオ-N6-ヒドロキシノルバリルカルバモイルアデノシン、イノシン、3-メチルシチジン、2’-O-メチルシチジン、2-チオシチジン、N4-アセチルシチジン、リシジン、1-メチルグアノシン、7-メチルグアノシン、2’-O-メチルグアノシン、クエオシン、エポキシクエオシン、7-シアノ-7-デアザグアノシン、7-アミノメチル-7-デアザグアノシン、プソイドウリジン、ジヒドロウリジン、5-メチルウリジン、2’-O-メチルウリジン、2-チオウリジン、4-チオウリジン、5-メチル-2-チオウリジン、3-(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ウリジン、5-ヒドロキシウリジン、5-メトキシウリジン、ウリジン5-オキシ酢酸、ウリジン5-オキシ酢酸メチルエステル、5-アミノメチル-2-チオウリジン、5-メチルアミノメチルウリジン、5-メチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-メチルアミノメチル-2-セレノウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチルウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2’-O-メチルウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-(イソペンテニルアミノメチル)ウリジン、5-(イソペンテニルアミノメチル)-2-チオウリジン、または5-(イソペンテニルアミノメチル)2’-O-メチルウリジンから選択される、態様19または20に記載の組み合わせ。
態様22.
少なくとも1つの修飾ヌクレオチドが、糖修飾ヌクレオチド、好ましくは2’リボース修飾RNAヌクレオチドである、態様19~21のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様23.
前記2’リボース修飾RNAヌクレオチドが、2’-O-メチル化RNAヌクレオチドである、態様22に記載の組み合わせ。
態様24.
前記2’-O-メチル化RNAヌクレオチドが、2’-O-メチル化グアノシン(Gm)、2’-O-メチル化ウラシル(Um)、2’-O-メチル化アデノシン(Am)、2’-O-メチル化シトシン(Cm)、またはこれらのヌクレオチドのうちの任意のものの2’-O-メチル化類縁体から選択される、態様23に記載の組み合わせ。
態様25.
第2の成分の核酸が、少なくとも1つ以上のトリヌクレオチドM-X-Yモチーフを含み、
式中、Mは、Gm、Um、またはAmから選択され、好ましくはMがGmであり、
式中、Xは、G、A、またはUから選択され、好ましくはXはGであり、
式中、Yは、G、A、U、C、またはジヒドロウリジンから選択され、好ましくはYはCである、態様16~24のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様26.
第2の成分の核酸が、式I
N W -M-X-Y-N Z (式I)
による核酸配列を含むか、またはそれからなり、
式中、Nは、独立して、G、A、U、C、Gm、Am、Um、Cm、または修飾ヌクレオチドから選択され、
式中、Wは、0または1~15の整数であり、
式中、Zは、0または1~15の整数であり、
式中、M、X、およびYは、態様25に規定されるように選択される、態様16~25のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様27.
第2の成分の核酸が、式Iによる少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の核酸配列を含むか、またはそれらからなり、式Iによる少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の核酸配列の各々が、互いに同一であるか、または独立して選択される、態様16~26のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様28.
第2の成分の核酸が、三リン酸基を欠く5’末端を含む、態様16~27のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様29.
第2の成分の核酸が、5’末端に三リン酸基を含む、態様16~27のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様30.
前記第2の成分の核酸が、約3~約50ヌクレオチド、約5~約25ヌクレオチド、約5~約15、または約5~約10ヌクレオチド、好ましくは約5~約15ヌクレオチドの長さを有する、態様16~29のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様31.
前記第2の成分の核酸が、5ヌクレオチド、6ヌクレオチド、7ヌクレオチド、8ヌクレオチド、9ヌクレオチド、10ヌクレオチド、11ヌクレオチド、12ヌクレオチド、または13ヌクレオチド、好ましくは9ヌクレオチドの長さを有する、態様16~30のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様32.
第2の成分の核酸が単一鎖オリゴヌクレオチドである、態様16~31のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様33.
単一鎖オリゴヌクレオチドが単一鎖RNAオリゴヌクレオチドである、態様32に記載の組み合わせ。
態様34.
第2の成分の核酸が、細菌tRNA、好ましくは細菌tRNA Tyr に由来する核酸配列を含むか、またはそれからなる、態様16~33のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様35.
前記核酸配列が、細菌tRNA Tyr 、好ましくは細菌tRNA Tyr のDループ、最も好ましくは大腸菌tRNA Tyr のDループであるか、またはそれに由来する、態様34に記載の組み合わせ。
態様36.
前記第2の成分の核酸が、配列番号85~212からなるグループから選択される核酸配列、またはこれらの配列のうちの任意のものの断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはこれらの核酸配列からなる、態様16~35のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様37.
第2の成分の核酸が、配列番号85~87、149~212からなるグループから選択される核酸配列、またはこれらの配列のうちの任意のものの断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはこれらの核酸配列からなり、
好ましくは、
第2の成分の核酸が、5’-GAG CGmG CCA-3’(配列番号:85)に従う核酸配列、またはその断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはその核酸配列からなる、態様36に記載の組み合わせ。
態様38.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、コードRNA、非コードRNA、環状RNA(circRNA)、RNAオリゴヌクレオチド、低分子干渉RNA(siRNA)、低分子ヘアピンRNA(shRNA)、アンチセンスRNA(asRNA)、CRISPR/Cas9ガイドRNA、mRNA、リボスイッチ、リボザイム、RNAアプタマー、リボソームRNA(rRNA)、トランスファーRNA(tRNA)、ウイルスRNA(vRNA)、レトロウイルスRNA、低分子核RNA(snRNA)、自己複製RNA、レプリコンRNA、低分子核小体RNA(snoRNA)、マイクロRNA(miRNA)、およびPiwi相互作用RNA(piRNA)から選択される、態様1~37のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様39.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、インビトロで転写されたRNAである、態様1~38のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様40.
インビトロで転写された前記RNAが、配列最適化ヌクレオチド混合物を用いたRNAインビトロ転写によって得ることができる、態様39に記載の組み合わせ。
態様41.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、精製されたRNAである、態様1~40のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様42.
精製されたRNAが、RP-HPLCおよび/またはTFFおよび/またはオリゴd(T)精製によって精製される、態様41に記載の組み合わせ。
態様43.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAがコードRNAである、態様1~42のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様44.
コードRNAが、mRNA、自己複製RNA、環状RNA、ウイルスRNA、またはレプリコンRNAから選択される、態様43に記載の組み合わせ。
態様45.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAがmRNAである、態様1~44のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様46.
コードRNAまたはmRNAが、少なくとも1つのペプチドまたはタンパク質をコードする少なくとも1つのコード配列を含む、態様43~45のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様47.
第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることなくコードRNAまたはmRNAの少なくとも1つのコードされるペプチドまたはタンパク質を発現するのと比較して、細胞、組織または生物への投与時に、第2の成分の少なくとも1つのRNA感知受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることによって、コードRNAまたはmRNAの少なくとも1つのコードされるペプチドまたはタンパク質の発現が増加または延長される、態様46に記載の組み合わせ。
態様48.
前記少なくとも1つのペプチドまたはタンパク質が、治療用ペプチドまたは治療用タンパク質であるか、またはそれに由来する、態様46または47に記載の組み合わせ。
態様49.
治療用ペプチドまたは治療用タンパク質が、抗体、体内、受容体、受容体アゴニスト、受容体アンタゴニスト、結合タンパク質、CRISPR関連エンドヌクレアーゼ、シャペロン、トランスポータータンパク質、イオンチャネル、膜タンパク質、分泌タンパク質、転写因子、酵素、ペプチドホルモンまたはタンパク質ホルモン、成長因子、構造タンパク質、細胞質タンパク質、細胞骨格タンパク質、ウイルス抗原、細菌抗原、原虫抗原、アレルゲン、腫瘍抗原、またはこれらのうちの任意のものの断片、または変異体、組み合わせであるか、またはそれに由来する、態様48に記載の組み合わせ。
態様50.
前記少なくとも1つのコード配列がコドン修飾コード配列であり、
前記少なくとも1つのコドン修飾コード配列によってコードされるアミノ酸配列が、好ましくは、対応する野生型コード配列によってコードされるアミノ酸配列と比較して修飾されていない、態様46~49のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様51.
前記少なくとも1つのコドン修飾コード配列が、C最大化コード配列、CAI最大化コード配列、ヒトコドン使用頻度適合コード配列、G/C含量修飾コード配列、およびG/C最適化コード配列、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、態様50に記載の組み合わせ。
態様52.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、5’-キャップ構造を含む、態様1~51のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様53.
5’-キャップ構造が、cap0、cap1、cap2、修飾cap0または修飾cap1構造である、態様52に記載の組み合わせ。
態様54.
5’-キャップ構造がcap1構造である、態様53に記載の組み合わせ。
態様55.
前記cap1構造が、トリヌクレオチドcap1類縁体を使用する同時転写キャッピングによって得ることができる、態様54に記載の組み合わせ。
態様56.
前記第1の成分の治療用RNA(種)の約70%、75%、80%、85%、90%、95%が、キャッピングディテクションアッセイを用いて決定されるようなキャッピング1構造を含む、態様1~55のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様57.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドまたは修飾ヌクレオチド類縁体を含む、態様1~56のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様58.
前記少なくとも1つの修飾ヌクレオチドが、プソイドウリジン(ψ)、N1-メチルプソイドウリジン(m1ψ)、5-メチルシトシン、および/または5-メトキシウリジンから選択される、態様57に記載の組み合わせ。
態様59.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、少なくとも1つのポリ(A)配列、および/または少なくとも1つのポリ(C)配列、および/または少なくとも1つのヒストンステムループ配列/構造を含む、態様1~58のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様60.
ポリ(A)配列が治療用RNAの3’末端に位置する、
および/または、
RNAの3’末端が、Aヌクレオチドで終結するポリ(A)配列からなる、
態様59に記載の組み合わせ。
態様61.
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、少なくとも1つの異種5’-UTRおよび/または少なくとも1つの異種3’-UTRを含む、態様1~60のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様62.
前記少なくとも1つの異種3’-UTRが、
PSMB3、ALB7、α-グロビン、CASP1、COX6B1、GNAS、NDUFA1およびRPS9から選択される遺伝子の3’-UTRに由来する核酸配列、または、
これらの遺伝子のうちの任意のものの相同体、断片または変異体に由来する核酸配列を含む、態様61に記載の組み合わせ。
態様63.
前記少なくとも1つの異種5’-UTRが、
HSD17B4、RPL32、ASAH1、ATP5A1、MP68、NDUFA4、NOSIP、RPL31、SLC7A3、TUB4BおよびUBQLN2から選択される遺伝子の5’-UTRに由来する核酸配列、または、
これらの遺伝子のうちの任意のものの相同体、断片または変異体に由来する核酸配列を含む、態様61に記載の組み合わせ。
態様64.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸、および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、
1つ以上のカチオン性もしくはポリカチオン性化合物、好ましくは、カチオン性もしくはポリカチオン性ポリマー、カチオン性もしくはポリカチオン性多糖類、カチオン性もしくはポリカチオン性脂質、カチオン性もしくはポリカチオン性タンパク質、またはカチオン性もしくはポリカチオン性ペプチド、またはそれらの任意の組み合わせと、
複合体化するかもしくは会合するか、または、少なくとも部分的に複合体化するかもしくは部分的に会合する、態様1~63のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様65.
前記1つ以上のカチオン性またはポリカチオン性ペプチドが、配列番号39~43、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、態様64に記載の組み合わせ。
態様66.
前記カチオン性またはポリカチオン性ポリマーが、
HO-PEG5000-S-(S-CHHHHHHRRRRHHHHHHC-S-)7-S-PEG5000-OH(ペプチドモノマーの配列番号42)を含むポリエチレングリコール/ペプチドポリマー、および/または、
HO-PEG5000-S-(S-CGHHHHHRRRRHHHHHGC-S-)4-S-PEG5000-OH(ペプチドモノマーの配列番号43)を含むポリエチレングリコール/ペプチドポリマーである、態様64に記載の組み合わせ。
態様67.
脂質および/またはリピドイドをさらに含む、態様65または66に記載の組み合わせ。
態様68.
前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸、および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、
1つ以上の脂質と複合体化され、部分的に複合体化され、カプセル化され、部分的にカプセル化され、または会合し、
それによって、リポソーム、脂質ナノ粒子(LNP)、リポプレックス、および/またはナノリポソーム、好ましくは脂質ナノ粒子(LNP)を形成する、態様1~67のいずれか1項に記載の組み合わせ。
態様69.
前記LNPが、
(i) 少なくとも1つのカチオン性脂質、好ましくは脂質III-3、
(ii) 少なくとも1つの中性脂質、好ましくは1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)、
(iii) 少なくとも1つのステロイドまたはステロイド類縁体、好ましくはコレステロール、および、
(iv) 少なくとも1つのPEG脂質、好ましくは式(IVa)のPEG化脂質
を含み、
好ましくは、(i)~(iv)は、約20~60%のカチオン性脂質;5~25%の中性脂質;25~55%のステロール;0.5~15%のPEG脂質のモル比である、態様68に記載の組み合わせ。
態様70.
態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、および、任意選択で少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体を含むか、またはそれからなる薬学的組成物。
態様71.
前記少なくとも1つの治療用RNAおよび前記少なくとも1つのアンタゴニストが別々に製剤化される、態様70に記載の薬学的組成物。
態様72.
少なくとも1つの治療用RNAおよび少なくとも1つのアンタゴニストが共製剤化されて、それらが両方とも1つの粒子中に存在する確率を増大させ、少なくとも1つの治療用RNAおよび少なくとも1つのアンタゴニストが同じ細胞によって取り込まれることを確実にする、態様71に記載の薬学的組成物。
態様73.
少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸の、少なくとも1つの治療用RNAに対するモル比が、約1:1~約100:1の範囲、または約20:1~約80:1の範囲である、態様70~72のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様74.
少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸の、少なくとも1つの治療用RNAに対する重量対重量比が、約1:1~約1:30の範囲、または約1:2~約1:10の範囲である、態様70~73のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様75.
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、対応する治療用RNAのみの投与と比較して、治療用RNAの本質的に同じまたは少なくとも同等の活性をもたらす、態様70~74のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様76.
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、例えば対応する治療用RNAのみの投与と比較して、治療用RNAの活性の増加をもたらす、態様70~74のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様77.
前記治療用RNAの活性が、コードされたペプチドまたはタンパク質の発現、好ましくはタンパク質の発現である、態様75または76に記載の薬学的組成物。
態様78.
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、対応する治療用RNAのみの投与と比較して、(先天性)免疫賦活の低減をもたらす、態様70~77のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
態様79.
態様1~69のいずれか1項に記載の少なくとも1つの第1の成分および少なくとも1つの第2の成分、および/または、
態様70~78のいずれか1項に記載の少なくとも1つの薬学的組成物を含み、
任意選択で、
可溶化のための液状ビヒクル、および、
任意選択で、成分の投与および/または用量に関する情報を提供する技術的取扱説明書
を含む、キットまたはパーツのキット。
態様80.
薬剤として使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様81.
慢性治療に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様82.
慢性治療において、前記組み合わせ、前記薬学的組成物、前記キットまたはパーツのキットの投与が、1回以上、例えば1日1回以上、1週間に1回以上、1ヶ月に1回以上実施される、態様81に記載の医学的使用。
態様83.
感染症、好ましくはウイルス感染症、細菌感染症、または原生動物感染症の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様84.
腫瘍疾患またはそのような腫瘍疾患に関連する障害の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様85.
遺伝的な障害または状態の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79のキットまたはパーツのキット。
態様86.
タンパク質または酵素の欠乏の治療または予防に使用するための、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキット。
態様87.
障害、疾病、または状態を治療または予防する方法であって、前記方法が、それを必要とする対象に、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキットを適用または投与することを含む、方法。
態様88.
前記第1の成分および前記第2の成分の投与が、本質的に同時に行われる、態様87に記載の方法。
態様89.
前記第1の成分および前記第2の成分の投与が、連続的である、態様87に記載の方法。
態様90.
前記組み合わせ、前記薬学的組成物、前記キットまたはパーツのキットの投与が、1回以上、例えば1日1回以上、1週間に1回以上、1ヶ月に1回以上実施される、態様86~89のいずれか1項に記載の方法。
態様91.
投与または適用が、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑膜内、鼻腔内、口腔内、胸骨内、髄腔内、肝臓内、病変内、頭蓋内、経皮、皮内、肺内、腹腔内、心臓内、動脈内、眼内、硝子体内、網膜下、または腫瘍内である、態様86~90のいずれか1項に記載の方法。
態様92.
それを必要とする対象が、哺乳動物対象、好ましくはヒト対象である、態様86~91のいずれか1項に記載の方法。
態様93.
治療用RNAの(先天性)免疫賦活を低減する方法であって、前記方法が、それを必要とする対象に、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキットを適用または投与することを含む、方法。
態様94.
(コードする)治療用RNAによってコードされるペプチドまたはタンパク質の発現を増加および/または延長する方法であって、前記方法が、それを必要とする対象に、態様1~69のいずれか1項に記載の組み合わせ、態様70~78のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または態様79に記載のキットまたはパーツのキットを適用または投与することを含む、方法。
Claims (26)
- 組み合わせであって、
(i)少なくとも1つの治療用RNAを含む少なくとも1つの第1の成分と、
(ii)少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストを含む少なくとも1つの第2の成分と、
を含む、またはそれらからなり、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、コードRNAから選択される組み合わせ。 - 前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、RNAアゴニストの結合時にサイトカインを誘導する、
および/または、
前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、RNAアゴニストの結合時に翻訳を阻害する、請求項1に記載の組み合わせ。 - 前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが、RNAアゴニストの結合時に、前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体によるサイトカイン誘導を低減し、および/または、RNAアゴニストの結合時に、前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体による翻訳阻害を低減する、
および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAと、前記第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストとの組み合わせの投与が、前記第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることなく前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAを投与することと比較して、先天性免疫応答の低減をもたらす、請求項1または2に記載の組み合わせ。 - 前記少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、単一鎖RNA(ssRNA)の受容体および/または二本鎖RNA(dsRNA)の受容体である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組み合わせ。
- 少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体が、Toll様受容体(TLR)、レチノイン酸誘導性遺伝子-I様受容体(RLR)、NOD様受容体、PKR、OAS、SAMHD1、ADAR1、IFIT1および/またはIFIT5から選択され、
好ましくは、前記少なくとも1つのToll様受容体が、TLR3、TLR7、TLR8および/またはTLR9から選択され、
より好ましくは、少なくとも1つのToll様受容体が、TLR8および/またはTLR9から選択され、最も好ましくはTLR7および/またはTLR8から選択され、
任意選択で、
前記レチノイン酸誘導性遺伝子-I様受容体(RLR)が、RIG-1、MDA5、LGP2、cGAS、AIM2、NLRP3、NOD2、好ましくはRIG1および/またはMDA5から選択される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニストが核酸であり、好ましくは、単一鎖核酸である、
および/または、
前記第2の成分の核酸が、DNAヌクレオチド、RNAヌクレオチド、PNAヌクレオチド、および/またはLNAヌクレオチド、またはこれらのいずれかの類縁体もしくは誘導体から選択されるヌクレオチドを含むか、またはこれらからなる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 第2の成分の核酸が、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体もしくはヌクレオチド誘導体を含み、
前記少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体が、好ましくは、骨格修飾ヌクレオチド、糖修飾ヌクレオチドおよび/または塩基修飾ヌクレオチド、またはそれらの任意の組み合わせから選択され、
より好ましくは、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドおよび/または少なくとも1つのヌクレオチド類縁体が、1-メチルアデノシン、2-メチルアデノシン、N6-メチルアデノシン、2’-O-メチルアデノシン、2-メチルチオ-N6-メチルアデノシン、N6-イソペンテニルアデノシン、2-メチルチオ-N6-イソペンテニルアデノシン、N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、2-メチルチオ-N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、N6-メチル-N6-トレオニルカルバモイルアデノシン、N6-ヒドロキシノルバリルカルバモイルアデノシン、2-メチルチオ-N6-ヒドロキシノルバリルカルバモイルアデノシン、イノシン、3-メチルシチジン、2’-O-メチルシチジン、2-チオシチジン、N4-アセチルシチジン、リシジン、1-メチルグアノシン、7-メチルグアノシン、2’-O-メチルグアノシン、クエオシン、エポキシクエオシン、7-シアノ-7-デアザグアノシン、7-アミノメチル-7-デアザグアノシン、プソイドウリジン、ジヒドロウリジン、5-メチルウリジン、2’-O-メチルウリジン、2-チオウリジン、4-チオウリジン、5-メチル-2-チオウリジン、3-(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ウリジン、5-ヒドロキシウリジン、5-メトキシウリジン、ウリジン5-オキシ酢酸、ウリジン5-オキシ酢酸メチルエステル、5-アミノメチル-2-チオウリジン、5-メチルアミノメチルウリジン、5-メチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-メチルアミノメチル-2-セレノウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチルウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2’-O-メチルウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-(イソペンテニルアミノメチル)ウリジン、5-(イソペンテニルアミノメチル)-2-チオウリジン、または5-(イソペンテニルアミノメチル)2’-O-メチルウリジンから選択される、請求項6に記載の組み合わせ。 - 少なくとも1つの修飾ヌクレオチドが、糖修飾ヌクレオチド、好ましくは2’リボース修飾RNAヌクレオチドであり、
より好ましくは、2’-O-メチル化RNAヌクレオチドであり、
前記2’-O-メチル化RNAヌクレオチドが、最も好ましくは、2’-O-メチル化グアノシン(Gm)、2’-O-メチル化ウラシル(Um)、2’-O-メチル化アデノシン(Am)、2’-O-メチル化シトシン(Cm)、またはこれらのヌクレオチドのうちの任意のものの2’-O-メチル化類縁体から選択される、請求項7に記載の組み合わせ。 - 第2の成分の核酸が、少なくとも1つ以上のトリヌクレオチドM-X-Yモチーフを含み、
式中、Mは、Gm、Um、またはAmから選択され、好ましくはMがGmであり、
式中、Xは、G、A、またはUから選択され、好ましくはXはGであり、
式中、Yは、G、A、U、C、またはジヒドロウリジンから選択され、好ましくはYはCであり、
および/または、
第2の成分の核酸が、式I
N W -M-X-Y-N Z (式I)
による核酸配列を含むか、またはそれからなり、
式中、Nは、独立して、G、A、U、C、Gm、Am、Um、Cm、または修飾ヌクレオチドから選択され、
式中、Wは、0または1~15の整数であり、
式中、Zは、0または1~15の整数であり、
式中、M、X、およびYは、上記に規定されるように選択され、
任意選択で、
第2の成分の核酸が、式Iによる少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の核酸配列を含むか、またはそれらからなり、式Iによる少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の核酸配列の各々が、互いに同一であるか、または独立して選択され、
および/または、
第2の成分の核酸が、三リン酸基を欠く5’末端を含む、請求項6~8のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第2の成分の核酸が、約3~約50ヌクレオチド、約5~約25ヌクレオチド、約5~約15、または約5~約10ヌクレオチド、好ましくは約5~約15ヌクレオチドの長さを有し、
任意選択で、
前記第2の成分の核酸が、5ヌクレオチド、6ヌクレオチド、7ヌクレオチド、8ヌクレオチド、9ヌクレオチド、10ヌクレオチド、11ヌクレオチド、12ヌクレオチド、または13ヌクレオチド、好ましくは9ヌクレオチドの長さを有する、請求項6~9のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 第2の成分の核酸が単一鎖オリゴヌクレオチドであり、
好ましくは、単一鎖オリゴヌクレオチドが単一鎖RNAオリゴヌクレオチドである、請求項6~10のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 第2の成分の核酸が、細菌tRNA、好ましくは細菌tRNATyrに由来する核酸配列を含むか、またはそれからなり、
任意選択で、
前記核酸配列が、細菌tRNA Tyr 、好ましくは細菌tRNA Tyr のDループ、最も好ましくは大腸菌tRNA Tyr のDループであるか、またはそれに由来する、請求項6~11のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第2の成分の核酸が、配列番号85~212からなるグループから選択される核酸配列、またはこれらの配列のうちの任意のものの断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはこれらの核酸配列からなり、
好ましくは、第2の成分の核酸が、配列番号85~87、149~212からなるグループから選択される核酸配列、またはこれらの配列のうちの任意のものの断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはこれらの核酸配列からなり、
より好ましくは、第2の成分の核酸が、5’-GAG CGmG CCA-3’(配列番号:85)に従う核酸配列、またはその断片と同一であるか、または少なくとも70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、もしくは99%同一である核酸配列を含むか、またはその核酸配列からなる、請求項6~12のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、インビトロで転写されたRNAであり、
好ましくは、インビトロで転写された前記RNAが、配列最適化ヌクレオチド混合物を用いたRNAインビトロ転写によって得ることができる、
および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、精製されたRNAであり、精製されたRNAが、より好ましくは、RP-HPLCおよび/またはTFFおよび/またはオリゴd(T)精製によって精製される、請求項1~13のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - コードRNAが、mRNA、自己複製RNA、環状RNA、ウイルスRNA、またはレプリコンRNAから選択され、好ましくはmRNAから選択され、
コードRNAまたはmRNAが、少なくとも1つのペプチドまたはタンパク質をコードする少なくとも1つのコード配列を含み、
好ましくは、第2の成分の少なくとも1つのRNA感知パターン認識受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることなくコードRNAまたはmRNAの少なくとも1つのコードされるペプチドまたはタンパク質を発現するのと比較して、細胞、組織または生物への投与時に、第2の成分の少なくとも1つのRNA感知受容体の少なくとも1つのアンタゴニストと組み合わせることによって、コードRNAまたはmRNAの少なくとも1つのコードされるペプチドまたはタンパク質の発現が増加または延長され、
前記少なくとも1つのペプチドまたはタンパク質が、治療用ペプチドまたは治療用タンパク質であるか、またはそれに由来し、
治療用ペプチドまたは治療用タンパク質が、好ましくは抗体、体内、受容体、受容体アゴニスト、受容体アンタゴニスト、結合タンパク質、CRISPR関連エンドヌクレアーゼ、シャペロン、トランスポータータンパク質、イオンチャネル、膜タンパク質、分泌タンパク質、転写因子、酵素、ペプチドホルモンまたはタンパク質ホルモン、成長因子、構造タンパク質、細胞質タンパク質、細胞骨格タンパク質、ウイルス抗原、細菌抗原、原虫抗原、アレルゲン、腫瘍抗原、またはこれらのうちの任意のものの断片、または変異体、組み合わせであるか、または好ましくはそれに由来し、
前記少なくとも1つのコード配列がより好ましくはコドン修飾コード配列であり、
前記少なくとも1つのコドン修飾コード配列が、最も好ましくはC最大化コード配列、CAI最大化コード配列、ヒトコドン使用頻度適合コード配列、G/C含量修飾コード配列、およびG/C最適化コード配列、またはそれらの任意の組み合わせから選択される、請求項1~14のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、5’-キャップ構造を含み、
好ましくは、5’-キャップ構造が、cap0、cap1、cap2、修飾cap0または修飾cap1構造であり、
より好ましくは、5’-キャップ構造がcap1構造である、請求項1~15のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、少なくとも1つの修飾ヌクレオチドまたは修飾ヌクレオチド類縁体を含み、
前記少なくとも1つの修飾ヌクレオチドが、好ましくは、プソイドウリジン(ψ)、N1-メチルプソイドウリジン(m1ψ)、5-メチルシトシン、および/または5-メトキシウリジンから選択される、請求項1~16のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、少なくとも1つのポリ(A)配列、および/または少なくとも1つのポリ(C)配列、および/または少なくとも1つのヒストンステムループ配列/構造を含み、
好ましくは、ポリ(A)配列が治療用RNAの3’末端に位置する、および/または、RNAの3’末端が、Aヌクレオチドで終結するポリ(A)配列からなり、
および/または、
前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNA、好ましくはmRNAが、少なくとも1つの異種5’-UTRおよび/または少なくとも1つの異種3’-UTRを含み、
前記少なくとも1つの異種3’-UTRが、好ましくはPSMB3、ALB7、α-グロビン、CASP1、COX6B1、GNAS、NDUFA1およびRPS9から選択される遺伝子の3’-UTRに由来する核酸配列、または、これらの遺伝子のうちの任意のものの相同体、断片または変異体に由来する核酸配列を含み、
または、
前記少なくとも1つの異種5’-UTRが、好ましくはHSD17B4、RPL32、ASAH1、ATP5A1、MP68、NDUFA4、NOSIP、RPL31、SLC7A3、TUB4BおよびUBQLN2から選択される遺伝子の5’-UTRに由来する核酸配列、または、これらの遺伝子のうちの任意のものの相同体、断片または変異体に由来する核酸配列を含む、請求項1~17のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸、および/または、前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、1つ以上のカチオン性もしくはポリカチオン性化合物、好ましくは、カチオン性もしくはポリカチオン性ポリマー、カチオン性もしくはポリカチオン性多糖類、カチオン性もしくはポリカチオン性脂質、カチオン性もしくはポリカチオン性タンパク質、またはカチオン性もしくはポリカチオン性ペプチド、またはそれらの任意の組み合わせと、複合体化するかもしくは会合するか、または、少なくとも部分的に複合体化するかもしくは部分的に会合し、
好ましくは、前記第2の成分の少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸、および/または、前記第1の成分の少なくとも1つの治療用RNAが、1つ以上の脂質と複合体化され、部分的に複合体化され、カプセル化され、部分的にカプセル化され、または会合し、それによって、リポソーム、脂質ナノ粒子(LNP)、リポプレックス、および/またはナノリポソーム、好ましくは脂質ナノ粒子(LNP)を形成し、
前記LNPが、より好ましくは、
(i) 少なくとも1つのカチオン性脂質、好ましくは脂質III-3、
(ii) 少なくとも1つの中性脂質、好ましくは1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)、
(iii) 少なくとも1つのステロイドまたはステロイド類縁体、好ましくはコレステロール、および、
(iv) 少なくとも1つのPEG脂質、好ましくは式(IVa)のPEG化脂質
を含み、
好ましくは、(i)~(iv)は、約20~60%のカチオン性脂質;5~25%の中性脂質;25~55%のステロール;0.5~15%のPEG脂質のモル比である、請求項1~18のいずれか1項に記載の組み合わせ。 - 請求項1~19のいずれか1項に記載の組み合わせ、および、任意選択で少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体を含むか、またはそれからなる薬学的組成物であり、
好ましくは、前記少なくとも1つの治療用RNAおよび前記少なくとも1つのアンタゴニストが別々に製剤化され、
少なくとも1つの治療用RNAおよび少なくとも1つのアンタゴニストが、より好ましくは、共製剤化されて、それらが両方とも1つの粒子中に存在する確率を増大させ、少なくとも1つの治療用RNAおよび少なくとも1つのアンタゴニストが同じ細胞によって取り込まれることを確実にする、薬学的組成物。 - 少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸の、少なくとも1つの治療用RNAに対するモル比が、約1:1~約100:1の範囲、または約20:1~約80:1の範囲であり、
および/または、
少なくとも1つのアンタゴニスト、好ましくは核酸の、少なくとも1つの治療用RNAに対する重量対重量比が、約1:1~約1:30の範囲、または約1:2~約1:10の範囲である、請求項20に記載の薬学的組成物。 - 細胞、組織、または生物への組成物の投与が、対応する治療用RNAのみの投与と比較して、治療用RNAの本質的に同じまたは少なくとも同等の活性をもたらし、
または、
細胞、組織、または生物への組成物の投与が、例えば対応する治療用RNAのみの投与と比較して、治療用RNAの活性の増加をもたらし、
前記治療用RNAの活性が、好ましくは、コードされたペプチドまたはタンパク質の発現、より好ましくはタンパク質の発現である、請求項20または21に記載の薬学的組成物。 - 細胞、組織、または生物への組成物の投与が、対応する治療用RNAのみの投与と比較して、(先天性)免疫賦活の低減をもたらす、請求項20~22のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
- 請求項1~19のいずれか1項に記載の少なくとも1つの第1の成分および少なくとも1つの第2の成分、および/または、
請求項20~23のいずれか1項に記載の少なくとも1つの薬学的組成物を含み、
任意選択で、
可溶化のための液状ビヒクル、および、
任意選択で、成分の投与および/または用量に関する情報を提供する技術的取扱説明書
を含む、キットまたはパーツのキット。 - 薬剤として使用するための、請求項1~19のいずれか1項に記載の組み合わせ、請求項20~23のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または請求項24に記載のキットまたはパーツのキット。
- 慢性治療に使用するための、
または、
感染症、好ましくはウイルス感染症、細菌感染症、または原生動物感染症の治療または予防に使用するための、
または、
腫瘍疾患またはそのような腫瘍疾患に関連する障害の治療または予防に使用するための、
または、
遺伝的な障害または状態の治療または予防に使用するための、
または、
タンパク質または酵素の欠乏の治療または予防に使用するための、
請求項1~19のいずれか1項に記載の組み合わせ、請求項20~23のいずれか1項に記載の薬学的組成物、または請求項24に記載のキットまたはパーツのキット。
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2022
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