JPWO2020161931A1 - ダンボール箱の解体装置及びダンボール箱の解体方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、その処理量は大型の小売店等では1日平均100箱程度に上っており、これに要する解体時間は、600×450×350mmサイズのダンボール箱の場合で約30秒掛かり、毎分2箱程度のペースでダンボール箱の解体が行われている。
このダンボール箱の解体装置及び解体方法では、ダンボール箱における一方の開口の外蓋と内蓋を内方に折り曲げ、その一つの折曲げ部を外方に押し広げることによって、接続辺の少なくとも一組を同時に破断しながら押圧してダンボール箱を平坦な展開状態に解体している。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ダンボール箱の更に効率的で手間の掛からない解体を実現し、解体後のダンボール箱の収納、保管形態を併せて提供することで、ダンボール箱の解体作業を行う作業者や古紙業者の負担を一層、軽減させることにある。
また、対応できるダンボール箱の大きさや構造の範囲を拡大し、解体に先立って必要になっていた解体準備作業が不要になる、操作性と機能性を兼ね備えたダンボール箱の解体装置及びダンボール箱の解体方法を提供することにある。
また、2基の搬送コンベヤの搬出端の間隔を10〜30mmに設定した場合には、折り畳まれたダンボール箱を一対の圧縮・排出ローラ間の隙間に円滑に挿入できるようになり、ダンボール箱の搬送、折り畳み、圧縮の一連の流れが滞りなく実行できるようになる。
一方、収納ボックスをダンボール箱の解体装置から取り外した状態では、解体したダンボール箱が充満していると、内圧で取り出せないが、開閉蓋を開くことによって、内圧が解消され、取り出しが可能になる。収納ボックスを傾けるだけで収納ボックスの開放された前面からボックス本体内に収納されている解体したダンボール箱を容易に取り出すことが可能になる。
また、ダンボール箱の大きさや構造、姿勢等を考慮する必要はなく、そのまま2基の搬送コンベヤの間にダンボール箱を投入するだけでダンボール箱の一連の解体作業が実行されるから、ダンボール箱の解体作業が容易になってダンボール箱の一層、効率的な解体ができるようになる。
また、展開状態に折り畳まれたダンボール箱を圧縮することで、その展開状態が保持されるようになる。
次に、図6及び図7に示す第2の実施の形態に基づいて第2の実施の形態によるダンボール箱の解体装置の構成と本発明の解体したダンボール箱の収納ボックスの構成とについて説明し、更に図8に示す第3の実施の形態に基づいて上記収納ボックスに置き替えて使用する収納カゴの構成について言及する。
次に、図9〜図12に示す第4の実施の形態に基づいて本発明のダンボール箱の解体方法の具体的内容について説明し、最後に上記第1〜第4の各実施の形態とは部分的構成を異にする本発明の他の実施形態について簡単に説明する。
(1)ダンボール箱の解体装置の全体構成の概略(図1〜図3参照)
本発明のダンボール箱の解体装置1は、組み立てられた状態のダンボール箱A0を平坦な展開状態に解体するダンボール箱A0の解体装置であって、ダンボール箱A0を搬入する搬入側−Yが広く、ダンボール箱A1を搬出する搬出側+Yが狭くなるように配置された2基の搬送コンベヤ3、5と、これら2基の搬送コンベヤ3、5の搬出端の下流に設けられる一対の圧縮・排出ローラ7、9と、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、これら2基の搬送コンベヤ3、5の搬送速度Vは、異なる速度V1、V2に設定されており、本実施の形態では一例として上方の第2搬送コンベヤ5の搬送速度V2の方が、下方の第1搬送コンベヤ3の搬送速度V1よりも速くなるように設定されている。
無端のコンベヤチェーン11D、11Uは、一例として搬出側+Yに設けられる駆動スプロケット15D、15Uと、搬入側−Yに設けられる従動スプロケット17D、17Uと、の間に巻回して設けられており、駆動スプロケット15D、15Uには、駆動スプロケット15D、15Uと一体に回転する回転軸16D、16Uに動力を伝達する変速機19D、19Uが付いたモータ21D、21Uが接続されている。そして、モータ21D、21Uの搬送速度V1、V2の制御は、モータ21D、21Uの一例として側傍に設けられている制御部23によって行われている。
また、従動スプロケット17D、17Uの回転軸18D、18Uを支持している軸受22D、22Uと左右の側板20L、20Rとの間にはアジャスタ24D、24Uが取り付けられていて、該アジャスタ24D、24Uのネジ軸28を回転させることによってコンベヤチェーン11D、11Uの張り調整ができるように構成されている。
更に、上記開口部12L、12Rの近傍における左右の側板20L、20Rの上部にはダンボール箱の解体装置1Aを移動させる場合や据え付ける場合に使用する一例としてリング状の吊下げ具14L、14Rが取り付けられている。
一対の圧縮・排出ローラ7、9の回転軸27、29は、幅方向Xの左右に立ち上げられている2枚の側板31L、31Rに取り付けられている軸受32L、32Rによって水平に支持されており、これらの側板31L、31Rの内方に位置する回転軸27、29の両端には、それぞれ左右1枚ずつ2枚の伝達ギヤ25L、25R及び26L、26Rが噛み合った状態で取り付けられている。
そして、一対の圧縮、排出ローラ7、9の回転速度の制御も、上記制御部23によって行われており、供給されるダンボール箱A1の搬送速度に対応する詰まりが生じない所定の回転速度で回転するように設定されている。
上記2基の搬送コンベヤ3、5の搬出端の間隔(折り畳まれたダンボール箱A1が通過する間隔)Tは、一例として10〜30mmの範囲に設定されている。この間隔Tは、解体するダンボール箱A0の大きさや種類等に応じて適宜調整することが望ましい。
また、上記2基の搬送コンベヤ3、5の幅方向Xの寸法(スラット13D、13Uの長さ)Lは、本実施の形態では一例として約1mに設定されている。この寸法Lも解体するダンボール箱A0の大きさ等に応じて更に大きくすることや小さくすることが可能である。例えばベッドやソファーなどの大型の家具を梱包している大型のダンボール箱A0を解体する場合には、上記2基の搬送コンベヤ3、5の幅方向Xの寸法Lを例えば2〜3mに拡大することが可能である。
また、上記第2搬送コンベヤ3の傾斜角度θは、本実施の形態では一例として約20°に設定されている。この傾斜度θも解体するダンボール箱A0の大きさや種類等に応じて適宜調整することが可能である。この他、2基の搬送コンベヤ3、5の長さと搬入端の間隔T0についても、解体するダンボール箱A0の大きさや種類等に応じて適宜調整することが可能である。
上記2枚のガイド板43D、43Uは、剛性の強い一例として金属製の矩形状の平板材料によって構成されており、これらの間隔T1は、上記2基の搬送コンベヤ3、5の搬出端の間隔Tと一例として同程度に設定されている。
一方、上下の圧縮・排出ローラ7、9の間隙Uは、上記間隔T、T1よりも小さな寸法に設定されており、その寸法の減少分、ダンボール箱A1を圧縮できるように構成されていて、本実施の形態では一例として5mmに設定されている。
ガイド板43D、43Uは、平坦に折り畳まれて厚さが薄くなったダンボール箱の厚さを維持して、下流の圧縮・排出ローラ7、9に導く。また、平坦に折り畳まれたダンボール箱が元に戻ろうとする力は、2枚のガイド板43D、43Uが受けるから、2基の搬送コンベヤ3、5の搬出端にはダンボール箱が元に戻ろうとする力により、その搬出を妨げるような摩擦抵抗等は生じない。
一方、上記第2搬送コンベヤ5のスラット13Uは、一例として角溝状の部材によって構成されており、ダンボール箱A0に作用する外表面に開口された天面部が位置するように構成されている。
尚、上記スパイク45は、下方のスラット13Dに設ける他、上方のスラット13Uを角管状に形成して上方のスラット13Uに設けることや上方両方のスラット13D、13Uに対してスパイク45を設けることが可能である。また、下方のスラット13Dと上方のスラット13Uの両方を角溝状に形成することでダンボール箱A0をスリップさせることなく搬送できるときには、上記スパイク45を省略することも可能である。
また、本実施の形態によれば、ダンボール箱A0の大きさや構造の違いに関係なく使用できるから、種々のダンボール箱A0に対応できる適応範囲の広いダンボール箱の解体装置1Aを提供できるようになる。
(1)ダンボール箱の解体装置の構成(図6及び図7参照)
本実施の形態によるダンボール箱の解体装置1Bは、上述した第1の実施の形態によるダンボール箱の解体装置1Aの構成をそのまま備えており、該構成に一部の構成部材を付加した構成になっている。
従って、ここでは第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略し、本実施の形態で、新たに追加した構成を中心に説明する。
度当て規制板49は、上記2基の搬送コンベヤ3、5と一対の圧縮・搬出ローラ7、9を支持する基台51の前面部に取り付けられており、一例として剛性が強い金属製の厚板によって構成されている。そして、上記開口部47は、上記一対の圧縮・排出ローラ7、9から排出される圧縮されたダンボール箱A2が抵抗なく進入して度当て規制板49の外方に排出される高さに、所定の幅寸法と高さ寸法の角窓状の開口として形成されている。
本発明の解体したダンボール箱の収納ボックス53は、上述した本実施の形態によるダンボール箱の解体装置1Bに対して着脱可能なアタッチメント部材として使用される。
即ち、本発明の解体したダンボール箱の収納ボックス53は、平坦な展開状態に解体され、圧縮されて連続的に排出されて来るダンボール箱A2を収納する収納ボックスであって、前面が開放され、左右の側面55L、55Rと上面56、下面57、後面58が閉塞されたボックス本体59を備えることによって基本的に構成されている。
また、ボックス本体59の左右四隅のコーナ部は、大きく面取りされた屈曲面形状と、曲率の大きな湾曲面形状とに、加工されていて、本実施の形態では、上記度当て規制板49側の上部のコーナ部が一例として屈曲面形状、残りの3つのコーナ部が一例として湾曲面形状に形成されている。
また、ボックス本体59下面には、収納ボックス53を移動する場合に使用するキャスタ63が設けられており、また、ボックス本体59の後面58には、同じく収納ボックス53を移動する場合や収納ボックス53を傾ける場合に手掛かりとして使用するハンドル65が取り付けられている。
この他、図示は省略するが、ダンボール箱A0の解体作業中に不用意に開閉蓋61が開いたり、度当て規制板49に押し当てられていた収納ボックス53が度当て規制板49から離れたりしないように、ロック装置が開閉蓋61と収納ボックス53の間と、度当て規制板49と収納ボックス53との間に設けられている。
更に、本実施の形態によれば、該ダンボール箱の解体装置1Bに対して着脱可能な収納ボックス53を取り付けることができるから、収納ボックス53をダンボール箱の解体装置1Bに取り付けた図6に示す状態では、圧縮されて展開状態に解体されたダンボール箱A2は、収納ボックス53の収納空間内に連続的に順次収納されて行く。
そして、一対の圧縮・排出ローラ7、9の下流近傍に、圧縮されたダンボール箱が通過する開口部47を備えた度当て規制板49を設けたことにより、開口部47を通って外部に排出されたダンボール箱がその復元力等によって再び一対の圧縮・排出ローラ7、9側に戻ろうとしたとき、ダンボール箱は度当て規制板49によってその進行が妨げられるから、一対の圧縮・排出ローラのニップ点でのダンボール箱の詰まり等が防止されて円滑なダンボール箱の排出が継続されるようになる。
一方、収納ボックス53をダンボール箱の解体装置1Bから取り外した図7に示す状態では、解体したダンボール箱が充満していると、内圧で取り出せないが、開閉蓋61を開くことによって、内圧が解消され、取り出しが可能になる。ハンドル65を持って収納ボックス53を傾け、開閉蓋61を拡開することによって、一体に形成された大きな開口60、67から解体したダンボール箱A2を容易に取り出すことができるようになる。
第3の実施の形態は、上記第2の実施の形態において使用した、解体したダンボール箱の収納ボックス53に置き替えて収納カゴ69を使用するようにした実施の形態である。
本実施の形態では、上述した第1の実施の形態によるダンボール箱の解体装置1Aと、上述した第2の実施の形態によるダンボール箱の解体装置1Bのいずれかを本実施の形態によるダンボール箱の解体装置1Cとして使用することが可能である。
尚、収納カゴ69としては、収納したダンボール箱A2の収納状態が外部から視認できる、金属製の目の大きなメッシュ状のカゴが一例として使用可能である。
次に、上述した第2の実施の形態で述べたダンボール箱の解体装置1Bと解体したダンボール箱の収納ボックス53を使用することによって実行される本実施の形態によるダンボール箱の解体方法の内容を具体的に説明する。
即ち、本発明のダンボール箱の解体方法は、組み立てられた状態のダンボール箱A0を平坦な展開状態に解体するダンボール箱A0の解体方法であって、投入工程P1と、引込み工程P2と、圧縮・排出工程P3と、の3つの工程を備えることによって基本的に構成されている。また、本実施の形態では上記圧縮・排出工程P3の後工程として収納工程P4が設けられており、これら4つの工程を備えることによってダンボール箱の解体方法が構成されている。以下、これら4つの工程P1、P2、P3、P4の内容をダンボール箱A0の解体の手順に従って具体的に説明する。
投入工程P1は、組み立てられた状態のダンボール箱A0を搬入側が広く搬出側が狭くなるように配置された搬送速度Vの違う2基の搬送コンベヤ3、5の間に投入する工程である。
即ち、本発明ではダンボール箱A0を解体するに先立って従来行われていた解体準備工程が不要であり、ダンボール箱A0の大きさや種類の違い等を気にすることなく、単にダンボール箱A0を2基の搬送コンベヤ3、5における搬入側の間隔T0の広い投入口73に投入するだけでダンボール箱A0の解体が開始される。
引込み工程P2は、投入されたダンボール箱A0を搬出側に引き込みながら平坦な展開状態に折り畳んで行く工程である。
即ち、投入されたダンボール箱A0は、第1搬送コンベヤ3によって搬送方向Yに搬送されると共に、該第1搬送コンベヤ3よりも搬送速度Vの速い第2搬送コンベヤ5によってダンボール箱A0の上端部がダンボール箱A0の下端部に先行して搬出端に向うため、例えばその平行四辺形の状態を保ちながら上下方向Zの寸法(高さ)が徐々に低くなって平坦な展開状態に折り畳まれて行く。このように折り畳まれたダンボール箱A1は、圧力を除去しても起き上がってこないという特性を有している。
また、平坦な展開状態に折り畳まれたダンボール箱A1は、上下のガイド板43D、43Uに案内されて、その高さを保って一対の圧縮・排出ローラ7、9に供給される。
圧縮・排出工程P3は、平坦な展開状態に折り畳まれたダンボール箱A1を一対の圧縮・排出ローラ7、9の間に通して更に圧縮し、下流の収納空間に向けて排出する工程である。
即ち、平坦な展開状態に折り畳まれたダンボール箱A1は、上記ガイド板43D、43Uに案内されて、搬送方向Yに回転する上下の圧縮・排出ローラ7、9の間隙Uに進入する。上下の圧縮・排出ローラ7、9の間隙Uは、2基の搬送コンベヤ3、5の搬出端の間隙Tと同程度のガイド板43D、43Uの間隔よりも小さく形成されているので、その寸法の減少分、圧縮された状態のダンボール箱A2になり、下流の度当て規制板49の開口部47を通って装置外部に排出される。
収納工程P4は、排出されたダンボール箱A2を一対の圧縮・排出ローラ7、9からの押込み力によって、密閉された収納空間内に順次押し込みながら収納して行く工程である。
即ち、一対の圧縮・排出ローラ7、9が搬送方向Yに向けて回転することによって、圧縮されたダンボール箱A2には収納ボックス53内に押し込むための押込み力が付与されて、順次収納ボックス53内に連続的に押し込まれて行く。
ダンボール箱A2が一杯に収納された状態となったら、図示しないロック装置のロックを解除して図7に示すようにダンボール箱の解体装置1Bから収納ボックス53を取り外して両者を分離状態にする。収納ボックス53をダンボール箱の解体装置から取り外した状態では、解体したダンボール箱A2が充満していると、内圧で取り出せないが、開閉蓋61を拡開することによって、内圧が解消され、圧縮されたダンボール箱が膨張することで空間が形成され、収納ボックス53内からの取り出しが可能になる。
これにより収納ボックス53の前面が開放状態になるため、ハンドル65を持って収納ボックス53を傾けることにより、前面から上面の一部にかけて形成されている大きな一体の開口60、67から解体したダンボール箱A2を容易に取り出すことが可能になる。
また、収納ボックス53を使用した収納工程P4の採用によって、ダンボール箱A0の搬送、解体、圧縮、収納までの一連の過程を円滑に最小限の工程のみを使用することによって連続的に、外観上も見栄えよく実行することが可能になる。
本発明のダンボール箱の解体装置1、収納ボックス53及び解体方法は、上述した実施の形態のものに限定されず、その発明の要旨内での変更が可能である。
例えば2基の搬送コンベヤ3、5は、前記実施の形態の中で述べたスラットコンベヤに限らず、チェーンを環状に連ね、チェーンに付いている取付片に種々の形状の鋼板や木板、樹脂板等を付け、その上に運搬物を載せて搬送するエプロンコンベヤ等、構造の違う他のコンベヤであってもよい。
また、傾斜して配置するコンベヤは、第2搬送コンベヤ5に限らず第1搬送コンベヤ3でもよく、第1搬送コンベヤ3と第2搬送コンベヤ5の両方を傾斜して配置することも可能である。
3 第1搬送コンベヤ
5 第2搬送コンベヤ
7 (上方の)圧縮・排出ローラ
9 (下方の)圧縮・排出ローラ
11 コンベヤチェーン
12 開口部
13 スラット
14 吊下げ具
15 駆動スプロケット
16 回転軸
17 従動スプロケット
18 回転軸
19 変速機
20 側板
21 モータ
22 軸受
23 制御部
24 アジャスタ
25 伝達ギヤ
26 伝達ギヤ
27 回転軸
28 ネジ軸
29 回転軸
31 側板
32 軸受
33 従動スプロケット
35 駆動スプロケット
37 チェーン
39 変速機
41 モータ
43 ガイド板
45 スパイク
47 開口部
49 度当て規制版
51 基台
53 (解体したダンボール箱の)収納ボックス
55 側面
56 上面
57 下面
58 後面
59 ボックス本体
60 開口
61 開閉蓋
63 キャスタ
65 ハンドル
67 開口
69 (解体したダンボール箱の)収納カゴ
71 開口部
73 投入口
A0 (組み立てられた状態の)ダンボール箱
A1 (折り畳まれた)ダンボール箱
A2 (圧縮された)ダンボール箱
X 幅方向
Y 搬送方向
−Y 搬入側
+Y 搬出側
Z 上下方向
T 間隔
θ 傾斜角度
L 寸法(長さ)
V 搬送速度
S 隙間
U 間隙
P1 投入工程
P2 引込み工程
P3 圧縮・排出工程
P4 収納工程
Claims (8)
- 組み立てられた状態のダンボール箱を平坦な展開状態に解体するダンボール箱の解体装置であって、
ダンボール箱を搬入する搬入側が広く、ダンボール箱を搬出する搬出側が狭くなるように配置された2基の搬送コンベヤと、
上記2基の搬送コンベヤの搬出端の下流に設けられる一対の圧縮・搬出ローラと、を備え、
上記2基の搬送コンベヤの搬送速度は、異なる速度に設定されていることを特徴とするダンボール箱の解体装置。 - 上記2基の搬送コンベヤは、ダンボール箱を載置して水平方向に搬送する第1搬送コンベヤと、
上記第1搬送コンベヤに対向して配置され、その搬入側が第1搬送コンベヤと離間し、その搬出側が第1搬送コンベヤに接近するように傾斜した姿勢で設けられる第2搬送コンベヤと、を備えていることを特徴とする請求項1記載のダンボール箱の解体装置。 - 上記2基の搬送コンベヤの搬出端の間隔は10〜30mmに設定されていることを特徴とする請求項1または2記載のダンボール箱の解体装置。
- 上記2基の搬送コンベヤと一対の圧縮・排出ローラとの間には、2基の搬送コンベヤによって引き込まれ、平坦に折り畳まれたダンボール箱の先端部をガイドしてその厚さを維持した状態で下流の圧縮・排出ローラに導く、対向して配置される2枚のガイド板が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のダンボール箱の解体装置。
- 上記2基の搬送コンベヤのいずれか一方または双方には、搬送するダンボール箱の表面に作用して係止するスパイクが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のダンボール箱の解体装置。
- 上記一対の圧縮・排出ローラの下流近傍には、圧縮されたダンボール箱が通過する開口部が形成された度当て規制板が備えられており、更にその下流側に平坦な展開状態に解体されて連続的に排出されて来るダンボール箱を収納する収納ボックスが備えられていて、上記収納ボックスは、前面が開放され、左右の側面と上面、下面、後面が閉塞されたボックス本体を備え、解放された前面を上記度当て規制板に押し当てることによって、ボックス本体を閉塞した状態にして使用するものであり、
上記ボックス本体の左右四隅のコーナ部は、大きく面取りされた屈曲面形状または曲率の大きな湾曲面形状に形成されており、ボックス本体の左右四隅のコーナ部の少なくとも一方には、閉塞されたボックス本体内の圧力を開放する開閉蓋が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のダンボール箱の解体装置。 - 組み立てられた状態のダンボール箱を平坦な展開状態に解体するダンボール箱の解体方法であって、
ダンボール箱を搬入側が広く搬出側が狭くなるように配置された搬送速度の違う2基の搬送コンベヤの間に投入する投入工程と、
搬入されたダンボール箱を搬出側に引き込みながら平坦な展開状態に折り畳んで行く引込み工程と、
平坦な展開状態に折り畳まれたダンボール箱を一対の圧縮・排出ローラの間に通して更に圧縮し、下流の収納空間に向けて排出する圧縮・排出工程と、を備えていることを特徴とするダンボール箱の解体方法。 - 上記圧縮され、排出されたダンボール箱を上記一対の圧縮・排出ローラからの押込み力によって、密閉された収納空間内に順次押し込みながら収納して行く収納工程を更に備えていることを特徴とする請求項7記載のダンボール箱の解体方法。
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