JP2008056251A - トレイおよびこれを用いたコンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送品の搬送が完了した後における空のトレイおよびコンテナを返却する際に、当初の容積に対して減容可能なトレイとこれを用いたコンテナの提供。
【解決手段】輸送品を輸送するコンテナ50に挿脱自在に複数個収容され、輸送品を上下方向に少なくとも二段に積層して収納可能のトレイ10であって、トレイ10の上段に収納される輸送品の底板に該当する中間底板42と、トレイ10の高さの1/2以下の高さに形成され、トレイ10の底板12および中間底板42に沿って配列される輸送品を個別または所定の集合状態に仕切る仕切板30,40とを具備し、トレイ10の側壁20,21が、その中途部の高さ位置で折り曲げ可能に形成されていることを特徴とするトレイとこれを用いたコンテナ。
【選択図】図6

Description

本発明はトレイとコンテナに関し、より詳細には、輸送品の運搬に用いられるトレイであって、コンテナの返却時にできるだけ容積を小さくできるトレイおよびこれを用いたコンテナに関する。
製造ラインで使用する部品や工場から出荷される製品等の輸送品を運搬する際にトレイを用いたコンテナを使用することは一般に行われている。このようなコンテナを用いる際は、部品や製品等の輸送品を運搬中における衝撃から保護すると共に、効率的な運搬ができることが挙げられる。
本出願人は以前において、以上の点に注目した発明をし、特許文献1に示すような輸送用コンテナを提案している。また、本出願人以外においても例えば特許文献2に示すような折畳み可能なパレット・コンテナ装置が提案されている。
特許文献1の輸送用コンテナによれば、トレイを抜き差しする収納部が上下方向に区画されていて、キャスター等が取り付けられていることにより、部品等の小物製品を効率的に運搬・移動することができた。
また、特許文献2の折畳み可能なパレット・コンテナによれば、製品等の輸送品の運搬を終えた後に、運搬元にパレット・コンテナを返却する際に、パレット・コンテナを平板状に折畳むことができるためパレット・コンテナの大幅な減容が可能になり、効率的な運用ができた。
特開2001−270592号公報 特開平6−80142号公報
ところが、特許文献1の輸送用コンテナにおいては、返却時に空のトレイを輸送品を運搬する際と同容積で収容して返却せざるを得ず、返却時における運搬効率が悪いといった課題がある。
また、特許文献2において開示されている折畳み可能なパレット・コンテナでは、輸送品を収容するスペースを区分する仕切板を用いることができないため、小型の輸送品を運搬しようとすると、運搬中における輸送品どうしの衝突により、輸送品が損傷してしまうといった課題がある。
本発明者は、前記課題を解決すべく検討した結果、輸送品を個別または所定の集合状態に収容する仕切板をトレイ内に挿入することを可能にしつつ、空のトレイおよびコンテナを返却する際には、当初の容積に対して減容させることを可能にしたトレイおよびこれを用いたコンテナの開発に成功した。
すなわち、本発明は、輸送品を輸送するコンテナに挿脱自在に複数個収容され、前記輸送品を上下方向に少なくとも二段に積層して収納可能のトレイであって、前記トレイの上段に収納される輸送品の底板に該当する中間底板と、前記トレイの高さの1/2以下の高さに形成され、前記トレイの底板および前記中間底板に沿って配列される輸送品を個別または所定の集合状態に仕切る仕切板とを具備し、前記トレイの側壁が、その中途部の高さ位置で折り曲げ可能に形成されていることを特徴とするトレイである。
また、前記側壁には、前記側壁の折り曲げ状態を維持するための係止具が設けられていることを特徴とする。これにより、減容したトレイの状態を確実に保持することができる。
また、前記仕切板がジグザク状に曲折する形状に形成されていることを特徴とする。これにより、仕切板を伸縮自在にすることができるので、輸送品の仕切り状態や仕切板の返却時における容積をコンパクトにすることができ、返却時のトレイに複数個の仕切板を収容することが可能になる。
さらには、前記中間底板に前記仕切板の一部が固定されていることを特徴とする。これによれば、中間仕切板と仕切板が離別してしまうことがなく、返却時において、中間底板、仕切板が紛失してしまうことがない。
また、他の発明は、上記のうちのいずれかに記載の複数個のトレイを収容可能な六面体で形成されるコンテナであって、前記コンテナの側面パネルのうち、一側面パネルが開口用の扉に形成されると共に、前記コンテナの上面パネルおよび底面パネルが前記一側面パネルに対して回動可能に設けられ、前記一側面パネルを除く側面パネルのうち少なくとも一枚の側面パネルは、その側面パネル内において曲折可能な曲折側面パネルに形成され、前記扉、前記上面パネル、前記底面パネル、前記曲折側面パネルの各々は、前記複数個のトレイを取り出したコンテナの容量を減容可能とするように折畳み可能に形成されていることを特徴とするコンテナである。
また、減容後における平面視形状がL字状に形成されていることを特徴とする。これにより、空荷になった複数のコンテナを返却する際において、折畳んでL字状に減容したコンテナの角部分にトレイを収容した六面体のコンテナの角部分を合わせることができるので、返却時におけるコンテナをよりコンパクトにすることができる。
また、前記側面パネルには、前記扉、前記上面パネル、前記底面パネル、前記曲折側面パネルの折畳み状態を維持するための係止具が設けられていることを特徴とする。これにより、各パネルを折畳んで減容させたコンテナが返却時の運搬中において、折畳み状態が解かれてしまうことがない。
本発明に係るトレイおよびこれを用いたコンテナによれば、輸送品を個別または所定の集合状態に仕切った状態で運搬することが可能でありながら、空荷状態でのトレイおよびコンテナを効率的に減容させることができるため、返却に要する運送コストを大幅に削減することができる。
図1は、本実施の形態におけるトレイを示す斜視図である。図2は図1に示すトレイの展開図である。
本実施の形態に係るトレイ10は、図1に示すように、平面視が矩形をなし、上面が開口する深皿状に形成されている。トレイ10は図2に示す形状に形成された樹脂板等を折り曲げることにより組み立てられている。トレイ10の側壁20には、その中途部の高さ位置に折り曲げ線22が形成されている。折り曲げ線22は、側壁20の高さを二分割する位置に設けられている。側壁20は、折り曲げ線22を介して上半分側24と下半分側28に区分されている。側壁20の上半分側24にはトレイ10を保持する際やトレイ10を引き出す際に用いる把持部26が形成されている。また、一方の側壁20の上半分側24の外側には係止具である面ファスナー29が取り付けられている。
一方の対向する側壁20の上半分側24と下半分側28には、それぞれ折り曲げ片24a,28aが形成されている。各折り曲げ片24a,28aの外側面には係止具である面ファスナーが取り付けられている。他方の対向する側壁21の内側面における両端部分には、折り曲げ片24a,28aに取り付けられている面ファスナーと対をなしている面ファスナー24b,28bが配設されている。各折り曲げ片24a,28aは隣接する他方の対向する側壁21の内側に折り曲げられると共に面ファスナー24b,28bに貼着されることにより箱型形状が維持される。
面ファスナー24bは面ファスナー29とも対をなしている。
以上のようにして組み立てられたトレイ10には図3、図4に示すような仕切板30,40が配設される。仕切板30,40を配設することにより、トレイ10の内部空間を適宜分割して用いることができるため、輸送品を個別または所定の集合状態に仕切った状態にすることができ、輸送品を破損させることなく運搬可能である。また、本実施の形態においては、トレイ10の内部空間を高さ方向に二分割して用いることができる。具体的には、トレイ10の底板12の上には、図3に示す仕切板30を配設し、トレイ10の側壁20に形成されている折り曲げ線22の高さ位置に図4に示す仕切板40を配設するだけでトレイ10の内部空間を二段構造にすることができる。
トレイ10の底板12上に配設する仕切板30は、図3に示すように、一枚の長尺な薄板を所要長さごとに折り返してジグザグ状(蛇腹状)に曲折する形状に形成されているので、矢印方向に伸縮自在である。仕切板30と底板12により区切られた区画に輸送品が個別または所定の集合状態で配設される。仕切板30(薄板)の形成材料を緩衝性に富むものにすれば、輸送品どうしが衝突する際の衝撃を緩和することができるため運搬中の損傷を確実に防止することができる。仕切板30(薄板)の両端部分と側壁20の内表面部分に面ファスナーなどの固定具を設けておけば好適である。このような構成によれば、仕切板30を側壁20の内表面に固定することができるため、運搬中において、輸送品がガタつくことがなく安定した状態を維持することができる。
なお、仕切板30と底板12により区切られた区画に輸送品をセットすると、ジグザグ部分が広がり、仕切板30の両端部がトレイ10の側壁20に好適に当接することもある。このような輸送品のみを運搬する場合や、運搬中に輸送品のガタつきの心配がない場合においては、仕切板30を固定する固定具の配設を省略しても良いのはもちろんである。
図4に示すように、仕切板40は仕切板40の一部が中間底板42に固定されている。仕切板40は中間底板42の平面上において伸縮自在に設けられている。仕切板40における薄板の形状は、先述の仕切板30における薄板と同様の形状に形成されているので、ここでは詳細な説明を省略する。
中間底板42は折り曲げ線44により、折り曲げ可能に形成されている。折り曲げ線44上で中間底板42を垂直に折り曲げることにより、底板部46と側壁部48が形成される。底板部46の各寸法は、トレイ10の底板12の各寸法と略同じである。底板部46の端部には切欠部46aが形成されている。また、側壁部48の各寸法は、トレイ10の側壁20の上半分側24における各寸法と略同じになっている。側壁部48には、トレイ10の上半分側24における把持部26の位置に合わせた位置に把持部48aが形成されている。側壁部48には、仕切板40(仕切板40を構成する薄板)の一端部が熱溶着等により固定されている。このように、トレイ10と中間底板42の両方に把持部26,48aを設けることにより、トレイ10を持つ際には、必ず中間底板42も保持することになるため、中間底板42がずれてしまうことがないため、輸送品の損傷を防止することができ好都合である。
中間底板42の底板部46をトレイ10の側壁20の折り曲げ線22の高さ位置となるようにして配設すれば、図3に示す仕切板30と同様にして用いることができる。すなわち、仕切板40を用いることによりトレイ10の内部空間に輸送品を二段に積層させた状態で収納することができる。
底板部46に形成された切欠部46aにより、トレイ10の内部から中間底板42を容易に取り出すことができる。仕切板40(仕切板40を構成する薄板)と底板部46、側壁部48もまた、仕切板30と同様に、緩衝性に富む材料を用いて形成されている。
図5は輸送品を搬送する際におけるコンテナの状態を示した説明図である。
本実施の形態におけるコンテナ50は、16個のトレイ10を、4行2列の配列で手前側と奥側にそれぞれ8個ずつ収容可能な六面体に形成されている。コンテナ50は、枠体Wにパネルを取り付けた立方体状に形成されている。コンテナ50に収容されたトレイ10は、図5に示すように、引き出し可能(挿脱自在)に収容されている。トレイ10を引き出しする面は、両開き状に取り付けられた扉58により閉塞可能に形成されている(扉58は必ずしも両開きである必要はなく、片開きであっても良い)。コンテナ50の底面の枠体Wには、コンテナ50の運搬時に用いるキャスター60と、コンテナ50を重ね積みで輸送するための脚部62が配設されている。
本実施の形態において、輸送品を運搬する際のトレイ10は、先にも説明したように、トレイ10の内部が高さ方向に二段構造になっている。輸送品を運搬先で取り出した後、空荷のコンテナ50およびトレイ10をそのまま返却しようとすると、積載重量に対する容積が大きくなり、不経済である。本実施の形態におけるトレイ10は、トレイ10の側壁20,21が折り曲げ線22部分で折り曲げ可能に形成されているので、空荷でコンテナ50とトレイ10を返却する場合には、トレイ10およびコンテナ50をそれぞれ折畳むことにより減容することができる。
トレイ10の減容について説明する。図6は、トレイの折畳み方法を示す説明図である。図7はトレイを減容した状態を示す説明図である。図8は、仕切板を減容した状態を示す説明図である。
まず、トレイ10の上半分側24の折り曲げ片24aの面ファスナーと面ファスナー24bを引き剥がし、側壁20,21の上半分側24を図6の矢印方向へ90度に折り曲げる。一方の対向する側壁20の外側表面には、面ファスナー29が取り付けられている。この面ファスナー29は他方の対向する側壁21の面ファスナー24bと対になっているので、側壁20,21の上側半分側24は、図7に示すようにトレイ10の上部を覆うようにした状態で固定することができる。この状態におけるトレイ10の高さは、輸送品を搬送する際におけるトレイ10の高さの半分の高さになっている。
また、仕切板30,40については、トレイ10の下段側に配設された仕切板30をトレイ10の上段側に配設された中間底板42の底板部46の上に乗せて、仕切板30,40をそれぞれ縮ませた状態にすれば、仕切板30または仕切板40一つ分のスペースに収容することができる。このようにして減容させた仕切板30,40と中間底板42は図7に示す状態のトレイ10の内部空間に収納することができる。図7に示す状態のトレイ10は、折り曲げられた上半分側24により上側開口部が覆われているため、トレイ10内に収容した仕切板30,40と中間底板42が紛失してしまうことがないため好都合である。
以上により、返送時における仕切板30,40および中間底板42は、輸送品を搬送する際における占有容積に対し約半分の容積に収容することができる。仕切板30,40と中間底板42を収容し、減容させたトレイ10ももちろんコンテナ50に収容することができる。返送時におけるコンテナ50は、図9に示すように、トレイ10を8行2列の配列で収容した状態になる。すなわち、コンテナ50一台にコンテナ50二台分のトレイ10を収容したことになる。
トレイ10が取り出された空のコンテナ50の返送方法について説明する。図10は返却前のコンテナの状態を示す説明図である。図11〜図13はコンテナの折畳み手順を示す説明図である。図14は、コンテナを折畳んだ状態を示す説明図である。
コンテナ50は枠体Wにパネル部材を取り付けることにより形成した、上面パネル54、底面パネル52、側面パネル56によりなっている。枠体Wはそれぞれ図示しない蝶番等により回動自在に設けられている。本実施の形態においては、底面パネル52と上面パネル54が背面側の側面パネル56aに対して上下方向に回動可能になっている。
また、側面パネル56のうち、左右の側面パネル56b,56cの中間部分には、中央仕切板59が配設されている。中央仕切板59は左右の側面パネル56b,56c間を二分するように、左右の側面パネル56b,56cと平行に設けられている。中央仕切板59はコンテナ50から着脱自在である。左右の側面パネル56b,56cと中央仕切板59にはトレイ10を収容する際にトレイ10のガイドをなすガイド板57が配設されている。ガイド板57は、輸送品を搬送する際におけるトレイ10の高さの間隔と同一間隔に配設されている。
右側に位置する側面パネル56cはパネル内に補助枠体HWが設けられている。補助枠体HWは右側の側面パネル56cの上下方向に渡されていて、右側の側面パネル56cを左右に二分割している。補助枠体HWは、図示しない蝶番により回動可能に連結されている。このようにして形成された右側の側面パネル56cは、側面パネル56cの平面内において曲折可能な曲折側面パネルになっている。図11に示すように、右側の側面パネル56cのガイド板57は、補助枠体HWの部分で一部が切り欠かれているので、右側の側面パネル56cの折畳みに支障はない。
次に、コンテナ50の折畳み手順について説明する。
まず、輸送品が搬送された状態のコンテナ50からすべてのトレイ10を引き抜く。コンテナ50からすべてのトレイ10を取り出した後、図11に示すように、上面パネル54を背面パネル56a(側面パネル56aでもある)の上端縁周りに回動させる。回動させた上面パネル54は背面パネル56aの外側面に固定される。枠体Wには図示しない係止具が配設されているので、上面パネル54を背面パネル56aの外側に回動させた後の状態が確実に維持される。
上面パネル54を回動させた後、中央仕切板59をコンテナ50の枠体Wから取り外す。
次に図12に示すように、底面パネル52を背面パネル56aの下端縁周り(矢印Aの方向)に回動させ、底面パネル52を背面パネル56aの内側面に固定する。底面パネル52もまた、図示しない係止具により背面パネル56aの内側面に回動させた状態が確実に維持される。続いて、左右の側面パネル56b,56cの正面側に連結された扉58を左右の側面パネル56b,56cの外側面側(矢印B,Cの方向)に回動させる。扉58も上面パネル54および底面パネル52と同様に枠体に設けられている係止具(図示せず)により回動後の状態が固定される。
次に、図13に示すように、コンテナ50から取り外した中央仕切板59を底面パネル52のさらに内側部分に配設し、バンド等の結束具(図示せず)により底面パネル52に固定する。
続いて曲折側面パネルである右側の側面パネル56cを補助枠体HWの回転軸周り(矢印Dの方向)に回動させ、右側の側面パネル56cをコンテナ50の内側に向けて折畳む。これにより、右側の側面パネル56cと背面パネル56aが中央仕切板59を挟み込んだ状態となる。右側の側面パネル56cもまた、図示しない係止具によりに折畳み状態が確実に維持される。右側の側面パネル56cを係止具により固定する場合には、中央仕切板59を結束具等により底面パネル52に固定しなくても良い場合がある。
図14に示すように畳まれたコンテナ50は、平面視形状が略L字状をなしている。ここでいう平面視形状とは、コンテナ50の上面パネル54の上方側から見た状態における形状のことを指す。このようにコンテナ50の平面視形状がL字状をなしているため、返送時における占有面積および占有体積を輸送品の搬送時のコンテナ50の占有面積および占有体積に比べて大幅に減少させることができる。
具体的には、図15に示すように、本実施の形態で説明したコンテナ50は、輸送品の搬送時におけるコンテナ50の占有面積および占有体積に対し、返送時におけるコンテナ50の占有面積および占有体積を約半分にすることができる。よって、コンテナ50の返却時における運搬コストを大幅に削減することが可能になり、物流コストを大幅に節約することができる。
以上に、本発明におけるトレイ10とこれを用いたコンテナ50について実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本願発明は、以上に実施形態に限定されるものではないのはもちろんである。発明の要旨を変更しない範囲において実施の形態に対し適宜改変を施したとしても本願発明の技術的範囲に属することはいうまでもない。
例えば、以上の実施の形態で説明したトレイ10の側壁20には、側壁20の高さ方向を二分割する高さ位置に折り曲げ線22が形成されているが、この折り曲げ線22は、必ずしも側壁20の高さを二分割する位置に形成しなくても良い。例えば、側壁20の高さを三分割する高さ位置や、側壁20の高さを四分割またはそれ以上の数に分割する高さ位置に設けるようにすることももちろん可能である。このような位置に折り曲げ線22を形成すれば、折畳み処理後のトレイ10の容積をさらに減少させることができ、返却時におけるトレイ10を一つのコンテナ50に多数収容することができるため返却時の効率がさらに向上するためより好都合である。
また、本実施の形態においては、コンテナ50を折畳む際に、右側の側面パネル56cのみをパネル平面内で折畳む形態(すなわち、曲折側面パネルが一枚であるコンテナ50の構成)について説明しているが、図16に示すように、左側の側面パネル56bも右側の側面パネル56cと同様に、パネル平面内で折畳み可能な曲折側面パネルにすることももちろん可能である。この場合、左側の側面パネル56bの折畳み位置(補助枠体HWの配設位置)は、折畳み後における左側の側面パネル56bの内側面(ガイド57)が、既に折畳まれている右側の側面パネル56c(または扉58)の外側表面に当接するような位置にすると好適である。
このような形態を採用することにより、返却時におけるコンテナ50の平面視形状は板状になるため、運搬手段への積み込み効率をさらに向上させることができる。また、トレイ10さえ減容することができれば、輸送品の搬送時におけるコンテナ50の占有面積および占有体積に比べ返却時におけるコンテナ50の占有面積および占有体積を数分の一にすることも可能になる。
さらに、トレイ10の底板12の上に配設する仕切板30の代わりに、底板部46と一体に形成された仕切板40を用いることもできる。これによれば、トレイ10の底板12に緩衝性がなくても、底板部46による緩衝作用が得られるため、運搬物をより好適な状態で運搬することができる。
さらにまた、トレイ10に輸送品をセットする際には、仕切板30,40のすべての区画に輸送品をセットする本実施形態の他、一つおきの区画や複数おきの区画に輸送品をセットする形態としても良い。この形態によれば、輸送品への衝撃の作用がさらに軽減することができる。また、トレイ10の上下において、輸送品が重ならないように配設すればさらに好適である。
本実施の形態におけるトレイを示す斜視図である。 図1に示すトレイの展開図である。 トレイの下段側に配設される仕切板を示す説明図である。 トレイの上段側に配設される仕切板を示す説明図である。 輸送品を搬送する際におけるコンテナの状態を示した説明図である。 トレイの折畳み方法を示す説明図である。 トレイを減容した状態を示す説明図である。 仕切板を減容した状態を示す説明図である。 返却時におけるトレイを収容したコンテナを示す説明図である。 返却前のコンテナの状態を示す説明図である。 コンテナの折畳み手順を示す説明図である。 コンテナの折畳み手順を示す説明図である。 コンテナの折畳み手順を示す説明図である。 コンテナを折畳んだ状態を示す説明図である。 本実施の形態により減容したコンテナの返却レイアウトの一例を示す概略説明図である。 コンテナを他の折畳み方法で折畳んだ状態を示す概略説明図である。
符号の説明
10 トレイ
12 底板
20 側壁
22 折り曲げ線
24 上半分側
26 把持部
28 下半分側
29 面ファスナー
30,40 仕切板
42 中間底板
44 折り曲げ線
46 底板部
50 コンテナ
52 底面パネル
54 上面パネル
56a 背面パネル(側面パネル)
56b,56c 左右の側面パネル
58 扉
59 中央仕切板
60 キャスター
62 脚部

Claims (7)

  1. 輸送品を輸送するコンテナに挿脱自在に複数個収容され、前記輸送品を上下方向に少なくとも二段に積層して収納可能のトレイであって、
    前記トレイの上段に収納される輸送品の底板に該当する中間底板と、
    前記トレイの高さの1/2以下の高さに形成され、前記トレイの底板および前記中間底板に沿って配列される輸送品を個別または所定の集合状態に仕切る仕切板とを具備し、
    前記トレイの側壁が、その中途部の高さ位置で折り曲げ可能に形成されていることを特徴とするトレイ。
  2. 前記側壁には、前記側壁の折り曲げ状態を維持するための係止具が設けられていることを特徴とする請求項1記載のトレイ。
  3. 前記仕切板がジグザク状に曲折する形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のトレイ。
  4. 前記中間底板に前記仕切板の一部が固定されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載のトレイ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の複数個のトレイを収容可能な六面体で形成されるコンテナであって、
    前記コンテナの側面パネルのうち、一側面パネルが開口用の扉に形成されると共に、前記コンテナの上面パネルおよび底面パネルが前記一側面パネルに対して回動可能に設けられ、
    前記一側面パネルを除く側面パネルのうち少なくとも一枚の側面パネルは、その側面パネル内において曲折可能な曲折側面パネルに形成され、
    前記扉、前記上面パネル、前記底面パネル、前記曲折側面パネルの各々は、前記複数個のトレイを取り出したコンテナの容量を減容可能とするように折畳み可能に形成されていることを特徴とするコンテナ。
  6. 減容後における平面視形状がL字状に形成されていることを特徴とする請求項5記載のコンテナ。
  7. 前記側面パネルには、前記扉、前記上面パネル、前記底面パネル、前記曲折側面パネルの折畳み状態を維持するための係止具が設けられていることを特徴とする請求項5または6記載のコンテナ。
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