JPWO2020153305A1 - 中綿入り防寒具 - Google Patents

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Abstract

中綿の偏りを防ぐことができ、不織布を重ねた場合に比べてコンパクトに収納でき、保温性や肌触りに優れ、生産性にも優れた防寒具を提供する。防寒具の一例である寝袋(1)は、裏地(2)及び表地(3)の間に位置した第1芯糸(11)及び第1花糸(12)を備えている。複数の第1芯糸(11)は、第2方向(Y)に間隔をあけて並べられ、第1方向(X)に延びている。第1芯糸を数本ずつ束ねて用いてもよい。複数の第1花糸(12)は、各々の第1芯糸(11)から該第1芯糸(11)の周囲に広がり、中綿(4)と交絡している。

Description

本発明は、裏地と表地との間に中綿を詰めた防寒具に関する。
寝袋やダウンジャケット等の防寒具は、裏地と表地との間に中綿を詰めた構造をしている。そのような構造の防寒具は、動かない空気の層を作り出す中綿の厚みに温かさが左右される。中綿が偏ると、厚みが薄い部位において保温力が低下する。例えば、寝袋において中綿が偏らないように、裏地と表地とを縫い合わせたり(キルティング)、裏地と表地とを繋ぐ布帛片を隔壁として縫い付けたりして、中綿を詰める生地の隙間を複数の気室に分割することが知られている。
中綿の偏りを防ぐことができる反面、キルティングを施すと裏地と表地とが接近し、ロフト(かさ高さ)がつぶれて寝袋の保温力が低下する。隔壁を追加すると寝袋が重くなる。隔壁を縫い付けたり、縫い目に防水のシームテープを貼り付けたり、複数回に分けて中綿を詰めたりする工程が増えるので、製造工程における作業者の手間が大きい。そのため、裏地及び表地の間に多孔性の不織布を重ねて、不織布に中綿を摩擦係止させた寝袋が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2000−70098号公報 特開2018−80423号公報
不織布は、表面の孔や毛羽が小さすぎるため、中綿と交絡して保持する力が微弱である。特許文献1及び2に記載の構成では、中綿の偏りを十分に防ぐことができない。加えて、不織布で裏打ちされると生地が固くなってしまう。ロフトが小さくなって寝袋の保温力が低下する。寝袋のクッション性も損なわれてしまう。そこで、本発明は、中綿の偏りを防ぐことができ、不織布を重ねた場合に比べてコンパクトに収納でき、保温性や肌触りに優れ、生産性にも優れた防寒具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る中綿入り防寒具は、使用者を覆う裏地と、裏地を覆う表地と、裏地及び表地の間に封入された中綿と、複数の第1線状部材と、を備えている。複数の第1線状部材は、裏地及び表地の間に位置し、第2方向に間隔をあけて並べられ、第2方向に交差する第1方向に延びている。各々の第1線状部材は、第1方向に延びる少なくとも一本の第1芯糸と、各々の第1芯糸から該第1芯糸の周囲に広がり、中綿と交絡する複数の第1花糸と、を含んでいる。
この態様によれば、各々の第1芯糸から周囲に広がる第1花糸に中綿を保持して、中綿の偏りを防ぐことができる。中綿の厚みの薄い部位が生じにくいため、防寒具の保温性に優れている。第1芯糸を並べても、不織布を重ねた場合に比べて生地が軽量で固くなりにくい。生地のクッション性が損なわれることがないため、保温性や肌触りに優れた防寒具を提供できる。不織布を重ねた場合に比べてコンパクトに収納できる。隔壁を縫い付けたり、各々の隔壁の間に中綿を小分けして詰めたりする必要がないため、防寒具の生産性に優れている。
上記態様において、各々の第1芯糸の両端部が、裏地又は表地に固定されていてもよい。
この態様によれば、各々の第1芯糸が固定されて移動しないため、第1芯糸から広がる第1花糸に保持された中綿が移動しにくい。中綿の偏りをより確実に防ぐことができる。両端部であれば、二点だけで第1芯糸を延ばした状態に固定できる。縫い目の数を最小限にできるので、肌触りに優れた防寒具を構成できる。なお、第1芯糸を三点以上で固定してもよい。
上記態様において、複数の第2線状部材をさらに備えていてもよい。複数の第2線状部材は、裏地及び表地の間に位置し、第1方向に間隔をあけて並べられ、第2方向に延びている。各々の第2線状部材は、第2方向に延びる少なくとも一本の第2芯糸と、各々の第2芯糸から該第2芯糸の周囲に広がり、中綿と交絡する複数の第2花糸と、を含んでいる。
この態様によれば、第1及び第2線状部材が格子状に張り巡らされる。第1線状部材に加えて第2線状部材に中綿を保持できるため、より確実に中綿の偏りを防ぐことができる。
上記態様において、表地が防水生地であってもよい。
この態様は、第1花糸によって中綿の偏りを防ぐため、隔壁やキルティングのための縫い目を省略できる。防水生地に隔壁を縫い付ける場合、縫い目から浸水しないようにシームテープで塞ぐ必要があった。この態様は、シームテープを貼る必要がないため、防水生地との組み合わせにとりわけ好適である。シームテープを省略して防寒具を軽量化できる。
本発明によれば、中綿の偏りを防ぐことができ、不織布を重ねた場合に比べてコンパクトに収納でき、保温性や肌触りに優れ、生産性にも優れた防寒具を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態の寝袋を示す図である。 図2は、図1に示された寝袋から表地及び中綿を取り除いてモール糸を露出させた状態を示す図である。 図3は、図1に示された寝袋の内部構造の一例を模式的に示す断面図である。 図4は、縫い付けられたモール糸にダウンを保持させて裏地を鉛直方向に吊るした状態を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。図1乃至図4において、中綿入り防寒具の一例として中綿4を詰めた寝袋1を開示する。ただし、中綿入りの防寒具は、寝袋1に限定されず、布団等の中綿入り寝具であってもよいし、ダウンジャケットや手袋等の中綿入り衣料品であってもよい。
本発明の一実施形態の防寒具(例えば、寝袋1)は、平行又は格子状に並べられたモール糸10,20によってダウン等の中綿4の偏りを防ぐことが特徴の一つである。これまで、モール糸を寝袋等の防寒具に使用した例はあっても、保温性や復元性に着目した中綿としての使用に限られていた(例えば、特開2014−226336号公報及び特開2012−67430号公報参照)。
本発明の一実施形態の防寒具は、中綿4の偏りを防ぐ構成としてモール糸10,20を用いている。モール糸10,20は、中綿4の偏りを防ぐ目的で用いられていた従来の構成である隔壁よりも軽くしやすく、しかも空気を蓄えることができる。隔壁に替えてモール糸10,20を用いることにより、軽量でロフトが大きな中綿入り防寒具を提供できる。生地に不織布を重ねる必要がないため、裏地2や表地3が柔らかく肌触りに優れた中綿入り防寒具を提供できる。以下、図1乃至図4を参照して各構成について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態の寝袋1を示す図であり、図2は、図1に示された寝袋1から表地3及び中綿4を取り除いてモール糸10,20を露出させた状態を示す図である。図示した例では、マミー型の寝袋(独:シュラフザック、英:スリーピングバッグ)を開示している。ただし、寝袋1の外観は、マミー型に限定されず、封筒型であってもよいし、その他であってもよい。
図3は、寝袋1の内部構造の一例を模式的に示す断面図である。図3に示すように、寝袋1は、例えば、使用者を覆う(包む)裏地2と、裏地2を覆う表地3と、裏地2及び表地3の間に詰められた中綿(中綿材、保温材)4と、中綿4の偏りを防ぐ複数のモール糸(意匠撚糸)10,20と、を備えている。
裏地2及び表地3は、合成繊維を織成した軽くて薄い生地であり、例えば、7デニールのナイロン糸を織成したナイロン地である。裏地2及び表地3の生地は、中綿4が吹き出さないようにダウンプルーフ加工が施されていてもよい。表地3の生地は、中綿4が濡れないように撥水加工が施されてもよいし防水生地であってもよい。
裏地2は、使用者に対向する第1面2Aと、第1面2Aとは反対側の第2面2Bと、を有している。表地3は、裏地2に対向する第3面3Aと、第3面3Aとは反対側の第4面3Bと、を有している。表地3は、裏地2と間隔をあけて裏地2に対向している。中綿4は、裏地2の第2面2Bと、表地3の第3面3Aとの間に区画された空間に封入されている。
中綿4の一例は、ダウン(羽毛)である。ただし、中綿4は、ダウンに限定されず、ポリエステル繊維等の化繊綿であってもよいし、羊毛であってもよい。本明細書に開示された構成は、モール糸10,20に交絡して移動が阻害される繊維であれば、種々の中綿4に用いることができる。各々のモール糸10は、蛇行しながら第1方向Xに延びる第1芯糸11と、第1芯糸11から四方八方に不規則に延びる複数の第1花糸12と、を備えている。
同様に、各々のモール糸20は、蛇行しながら第2方向Yに延びる第2芯糸21と、第2芯糸21から四方八方に延びる複数の第2花糸22と、を備えている。第1及び第2方向X,Yは、いずれも裏地2に沿う方向である。表地3は、裏地2に略平行であるため、第1及び第2方向X,Yは、いずれも表地3に沿う方向でもある。
第1及び第2花糸12,22は、第1及び第2芯糸11,21の周囲において三次元的に広がっている。モール糸10,20は、第1及び第2花糸12,22に空気を蓄えて生地の厚み方向Zにかさ高いため、寝袋1のロフトを大きくできる。しかも、三次元的に広がるモール糸10,20は、二次元的に広がる不織布よりも大量の中綿4を保持することができる。
再び、図2を参照して説明する。図示した例では、蛇行しながら第1方向Xに延びるモール糸10が三本ずつ束ねられて第1線状部材10Sを構成している。第1線状部材10Sは、延在方向に交差する第2方向Yに50mmずつ間隔をあけて複数並べられている。同様に、蛇行しながら第2方向Yに延びるモール糸20が三本ずつ束ねられて第2線状部材20Sを構成している。第2線状部材20Sは、延在方向に交差する第1方向Xに50mmずつ間隔をあけて複数並べられている。
換言すると、複数のモール糸10は、向きを揃えた状態で数本ずつ束ねられ、各々の束が間隔をあけて並べられている。同様に、複数のモール糸20は、向きを揃えた状態で数本ずつ束ねられ、各々の束が間隔をあけて並べられている。モール糸20の向きは、モール糸10の向きと交差している。
なお、各々の第1線状部材10Sに含まれるモール糸10の本数は、三本ずつに限定されず、二本以下であってもよいし、四本以上であってもよい。同様に、各々の第2線状部材20Sに含まれるモール糸20の本数は、三本ずつに限定されない。いずれか一本のモール糸10,20が切れたとき、残りのモール糸10,20で中綿4を保持できるため、各々の第1線状部材10S,20Sに含まれるモール糸10,20の本数は、二本以上が好ましい。各々の第1線状部材10S,20Sに含まれるモール糸10,20の本数は、封入される中綿4の量に合わせて適宜増減できる。
図示した例では、第1方向Xが使用者から見て縦方向であり、第2方向Yが使用者から見て横方向である。ただし、第1及び第2方向X,Yは、図示した例に限定されない。第1方向Xが使用者から見て右上がりの斜め方向であり、第2方向Yが使用者から見て右下がりの斜め方向であってもよい。さらに、モール糸の延在方向は、二方向に限定されない。例えば、第1及び第2線状部材10S,20Sに交差する第3線状部材(数本ずつ束ねられたモール糸の束)を加えて、それらが生地の厚み方向Zに沿う軸周りに60度ずつ回転させた三方向に延びるように構成してもよい。
各々のモール糸10,20の端部すなわち前述した第1及び第2芯糸11,12の端部は、裏地2に縫い付けられて固定されている。図示しないが、各々のモール糸10,20の端部を表地3に固定してもよい。前述した第1及び第2線状部材10S,20Sの間隔は、例えば、生地2,3に縫い付けられて固定された第1及び第2線状部材10S,20Sの端部における間隔である。裏地2の第2面2Bと表地3の第3面3Aと双方にモール糸10,20を張り巡らせれば、生地の厚み方向Zにおいてモール糸10,20の本数が増える。保持できる中綿4の量が増えて、寝袋1のロフトが大きくなる。
図4は、縫い付けられたモール糸10,20にダウンを保持させて裏地2を鉛直方向に吊るした状態を示す図である。図示した例では、中綿4が800フィルパワーのダウンであり、各々の第1線状部材10Sが一本のモール糸10を含み、各々の第2線状部材20Sが一本のモール糸20を含んでいる。隣り合う第1及び第2線状部材10S,20Sの間隔が20mm程度である。なお、隣り合う第1及び第2線状部材10S,20Sの間隔は、中綿4の種類に応じて適宜選択できる。寝袋に広く用いられるダウンや化繊綿を好適に保持するため、隣り合う第1線状部材10Sの間隔は、5mm以上且つ80mm以下であることが好ましい。
隣り合う第1線状部材10Sの間隔が5mm以上であれば、5mm以下の中綿4をつぶさずに収容できる。中綿4は、第1花糸12に交絡して直接的に保持されるだけでなく、第1花糸12と交絡した他の中綿4に交絡して間接的に保持される。そのため、隣り合う第1線状部材10Sの間隔が80mm以下であれば、自由に移動できる中綿4の割合を減らして、中綿4の偏りを防ぐことができる。
以上のように構成された本実施形態の寝袋1は、モール糸10,20を備えている。本実施形態によれば、図4に示すように、モール糸10,20によって中綿4の偏りを防ぐことができる。中綿4の厚みの薄い部位が生じにくいため、寝袋1の保温性に優れている。モール糸10,20を生地に固定しても、不織布を固定した場合に比べて生地が固くなりにくい。不織布を重ねた場合に比べてコンパクトに収納できる。生地のクッション性が損なわれることがないため、本実施形態は、保温性や肌触りに優れている。隔壁を縫い付けたり、各々の隔壁の間に中綿を小分けして詰めたりする必要がないため、寝袋1の生産性に優れている。
本実施形態は、モール糸10,20によって中綿4の偏りを防ぐため、隔壁を省略できる。防水生地に隔壁を縫い付ける場合、縫い目から浸水しないようにシームテープで塞ぐ必要があった。本実施形態では、シームテープを貼る必要がないため、表地3が防水生地にするだけで、防水仕様の寝袋1を簡単に構成できる。
本実施形態は、延在方向が異なるモール糸10,20が格子状に張り巡らされているため、より確実に中綿4の偏りを防ぐことができる。各々のモール糸10,20は、両端部の二点で固定されている。縫い目の数を最小限にできるので、肌触りに優れた寝袋を構成できる。なお、各々のモール糸10,20を三点以上で固定してもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…寝袋(中綿入り防寒具の一例)、2…裏地、3…表地、4…中綿、10,20…モール糸、10S…第1線状部材、11…第1芯糸、12…第1花糸、20S…第2線状部材、21…第2芯糸、22…第2花糸、X…第1方向、Y…第2方向、Z…厚み方向。

Claims (4)

  1. 使用者を覆う裏地と、
    前記裏地を覆う表地と、
    前記裏地及び前記表地の間に封入された中綿と、
    前記裏地及び前記表地の間に位置し、第2方向に間隔をあけて並べられ、前記第2方向に交差する第1方向に延びる複数の第1線状部材と、
    を備え、
    各々の第1線状部材は、
    前記第1方向に延びる少なくとも一本の第1芯糸と
    各々の前記第1芯糸から該第1芯糸の周囲に広がり、前記中綿と交絡する複数の第1花糸と、
    を含んでいる、中綿入り防寒具。
  2. 各々の前記第1芯糸の両端部は、前記裏地又は前記表地に固定されている、請求項1に記載の中綿入り防寒具。
  3. 前記裏地及び前記表地の間に位置し、前記第1方向に間隔をあけて並べられ、前記第2方向に延びる複数の第2線状部材をさらに備え、
    各々の第2線状部材は、
    前記第2方向に延びる少なくとも一本の第2芯糸と、
    各々の前記第2芯糸から該第2芯糸の周囲に広がり、前記中綿と交絡する複数の第2花糸と、
    を含んでいる、請求項1又は2に記載の中綿入り防寒具。
  4. 前記表地が、防水生地である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の中綿入り防寒具。
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