JPWO2020144737A1 - データ通信装置及びデータ通信方法 - Google Patents

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Abstract

シフトレジスタ(102)は、シリアルクロック(CLK)のサイクル毎のシリアル受信データ(SDI)として、レジスタ回路(103)に記憶された複数のデータから読出データ(RDAT)を選択するためのアドレス(A0〜A7)の各ビットを受信する。レジスタセレクト回路(107)は、アドレス(A0〜A7)のうちの一部のビット(A1〜A7)に基づく複数のデータからの複数の候補データ(DAT1,DAT0)の選択と、複数ビットのうちの残りのビット(A0)に基づく複数の候補データ(DAT1,DAT0)からの読出データ(RDAT)の選択とを、異なるクロックサイクルで実行する。シフトレジスタ(115)は、選択された読出データ(RDAT)を構成する複数のビットを、シリアルクロック(CLK)のサイクル毎のシリアル送信データ(SDO)として出力する。

Description

この発明は、データ通信装置及びデータ通信方法に関する。
電子機器等において、制御コマンドの書込及びステータス又はデータの読出にシリアル通信を実行するデータ通信装置が用いられる。このようなデータ通信装置では、応答性向上のために、全二重通信が行われることが一般的である。
特に、特開平9−50691号公報(特許文献1)のように、内蔵された複数のレジスタの記憶データを、シリアル受信データに格納されたレジスタアドレス情報に基づいて選択するとともに、選択されたレジスタデータを、同一パケットのシリアル送信データとして送信する構成が用いられる。
このような、高速なシリアル通信システムにおいて、大量のレジスタデータが格納されている構成では、シリアル受信したレジスタアドレス情報からシリアル送信データを生成するためのレジスタデータの選択が、要求される時間内に完了しない虞がある。このような場合には、ボーレートを低下させたり、或いは、シリアル受信データのレジスタアドレスとシリアル送信データのレジスタデータのビット位置とを離すことによりシリアル通信フォーマットの自由度を低下させたりすることが必要となることが懸念される。
例えば、特許文献1に記載された半導体記憶装置では、レジスタ回路を偶数アドレス用と奇数アドレス用とに分けて配置する構成により、シリアル通信システムのボーレートの低下を防止している。
特開平9−50691号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、連続したアドレスのレジスタに対する連続アクセスは高速化できるものの、単発のレジスタデータの読出については高速化できないことが懸念される。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、クロックに同期したシリアルデータの送受信による、複数ビットのアドレスによる読出データの選択処理において、シリアル通信のボーレートの低下や通信フォーマットの自由度の低下を防止することである。
本発明のある局面によれば、クロックに同期して動作するデータ通信装置であって、受信回路と、レジスタ回路と、レジスタセレクト回路と、送信回路とを備える。受信回路は、クロックに同期してシリアルデータを受信する。レジスタ回路は、複数ビットで構成されるアドレスを含み、該アドレスによって選択される受信データを複数記憶する。レジスタセレクト回路は、受信回路によってクロックサイクル毎に前記シリアルデータとして受信された複数ビットに含まれるアドレスに従って、レジスタ回路に記憶された複数の受信データから読出データをクロックに同期して選択する。送信回路は、レジスタセレクト回路によって選択された読出データをクロックに同期してシリアルデータとして送信する。レジスタセレクト回路は、複数ビットのうちの一部のビットに基づく複数の受信データからの複数の候補データの選択と、複数ビットのうちの一部のビットを除く残りのビットに基づく、複数の候補データからの読出データの選択とを、異なるクロックサイクルで実行する。
本発明のさらの他の局面によれば、クロックに同期してシリアルデータを送受信するデータ通信方法であって、レジスタ回路に記憶された複数のデータから読出データを選択するためのアドレスを構成する複数ビットのうちの一部のビットをシリアルデータとしてクロックサイクル毎に受信し、アドレスによって選択される受信データを複数記憶するレジスタ回路からの読出データを選択するための、該アドレスを構成する複数ビットのうちの一部のビットをシリアルデータとしてクロックサイクル毎に受信し、受信された一部のビットに基づき前記複数のデータから複数の候補データを選択し、アドレスの複数ビットのうちの一部のビットを除く残りのビットをシリアルデータとして受信し、受信された残りのビットに基づき、複数の候補データを選択するクロックサイクルよりも後のクロックサイクルにおいて、複数の候補データから前記読出データを選択し、選択された読出データをシリアルデータとしてクロックサイクル毎に送信する。
本発明によれば、クロックに同期したシリアルデータの送受信によって、複数ビットのアドレスに従って、レジスタに記憶された複数のデータから読出データを選択する処理が1つのクロックサイクルに集中することを回避できるので、シリアル通信のボーレートの低下や通信フォーマットの自由度の低下を防止することができる。
実施の形態1に係るデータ通信装置の構成を説明するブロック図である。 実施の形態1に係るデータ通信装置の動作波形図の一例である。 比較例に係るレジスタセレクト回路の構成を説明するブロック図である。 図3に示されたレジスタセレクト回路を備えるデータ通信装置の動作波形図の一例である。 実施の形態2に係るデータ通信装置の構成を説明するブロック図である。 実施の形態2に係るデータ通信装置の動作波形図の一例である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一又は相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るデータ通信装置の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1に係るデータ通信装置100は、電子機器等の外部機器からシリアル受信データSDIを受信するためのシリアル受信回路101と、上記外部機器へシリアル送信データSDOを送信するためのシリアル送信回路106とを備える。
データ通信装置100は、送受信データを格納するレジスタ回路103と、シリアル受信回路101及びシリアル送信回路106を制御するシリアル通信制御回路104と、シリアル受信およびシリアル送信のタイミングを生成するシリアルタイミング制御回路105とをさらに備える。
シリアル受信回路101は、シリアル受信用のシフトレジスタ102を有する。シリアル送信回路106は、シリアル送信用のシフトレジスタ115を有する。シフトレジスタ102は、シリアルクロックCLKに同期動作して、シリアル受信データSDIを受信する。シフトレジスタ115は、シフトレジスタ102と共通のシリアルクロックCLKに同期動作して、シリアル送信データSDOを出力する。
レジスタ回路103は、nビット(n:3以上の自然数)のアドレスに応じて選択可能である、2個の受信データを記憶することが可能である。受信データの各々は、kビット(k:2以上の自然数)で構成される。例えば、レジスタ回路103は、nビットのアドレスによって選択される2個のレジスタ(図示せず)を内蔵しており、各レジスタは、kビットの受信データを記憶することができる。以下では、n=8、かつ、k=8であるものとし、アドレスA0〜A7によって、レジスタ回路103に格納される28=256個の受信データ(レジスタ)のうちの1個が選択されて、kビット(8ビット)の受信データが、シリアル送信データSDOとして、データ通信装置100から出力される例を説明する。
シリアル送信回路106は、レジスタ回路103の2個のデータ(受信データ)から1個の読出データRDATを選択するレジスタセレクト回路107をさらに有する。レジスタセレクト回路107は、第1段のセレクタ108及び109と、第2段のセレクタ114とを有する。第1段のセレクタ108及び109と、第2段のセレクタ114の各々は、シリアル通信制御回路104によって、シリアルクロックCLKと同期動作するように制御される。
第1段のセレクタ108及び109は、アドレスA0〜A7のうちのアドレスA1〜A7に基づいて、128(2(n-1)):1(128 to 1)の選択を行う。この結果、第1段のセレクタ108は、入力されたアドレスA1〜A7及び、A0=“0”によって選択されるDAT0を候補データとして出力する。同様に、第1段のセレクタ109は、入力されたアドレスA1〜A7及び、A0=“1”によって、選択されるDAT1を候補データとして出力する。即ち、候補データDAT0及びDAT1は、レジスタ回路103に記憶された2個のデータから、アドレスA1〜A7によって選択されたものである。
第1段のセレクタ108及び109による候補データDAT0及びDAT1の選択は、同一のクロックサイクルで実行され、かつ、当該クロックサイクルにおいて、候補データDAT0及びDAT1は、第2段のセレクタ114へ入力される。
第2段のセレクタ114は、入力されたアドレスA0に基づいて、第1段のセレクタ108及び109からの候補データDAT0及びDAT1の一方を読出データRDATとして選択して、シフトレジスタ115へ出力する。例えば、入力されたアドレスA0=“0”のときには、候補データDAT0が選択される一方で、入力されたアドレスA0=“1”のときには、候補データDAT1が選択される。
この結果、シフトレジスタ115へは、入力されたアドレスA0〜A7に基づいてレジスタセレクト回路107によって選択された、kビットの読出データRDATが入力される。シフトレジスタ115は、シリアルクロックCLKに同期して、kビットの読出データRDATの1ビットずつを、シリアル送信データSDOとして出力する。
図2は、実施の形態1に係るデータ通信装置100の動作波形図である。図2には、シリアルクロックCLKの各サイクル(クロックサイクル)におけるシリアル受信データSDI及びシリアル送信データSDOの内容が示される。図中では、他のコマンド又はデータを割り当て可能である、“Don't Care(D.C)”のクロックサイクルには斜線が付されている。
図2を参照して、シリアルクロックCLKの立下りに同期して、外部機器からのシリアル受信データSDIが、シリアル受信回路101に入力される。シリアル受信回路101の内部のシフトレジスタ102は、シリアルクロックCLKの立ち上がりに同期して、シリアル受信データSDIを取り込む。
時刻t0を含むクロックサイクルで取り込まれたシリアル受信ビットの値から、シリアル受信データSDIがリードコマンド(RCM)であることが確定する。更に、時刻t1〜t7を含むクロックサイクルで取り込まれたシリアル受信ビットの値から、アドレスA7〜A1が確定する。
時刻t7を含むクロックサイクルでは、nビットのアドレスのうちの1ビット、ここではアドレスA0が未確定であるため、レジスタ回路103から読み出されるべきデータには、2通りの可能性がある。従って、当該クロックサイクルでは、アドレスA1〜A7が第1段のセレクタ108及び109に入力される。この結果、第1段のセレクタ108及び109は、当該クロックサイクル内において、確定したアドレスA1〜A7及び未確定のA0=“0”に対応する候補データDAT0、及び、確定したアドレスA1〜A7及び未確定のA0=“1”に対応する候補データDAT1を選択して、第2段のセレクタ114に対して出力する。
時刻t8を含むクロックサイクルで取り込まれたシリアル受信ビットの値から、未確定のアドレスA0が確定する。確定したアドレスA0は、第2段のセレクタ114に入力される。第2段のセレクタ114は、当該クロックサイクル内において、第1段のセレクタ108及び109からの候補データDAT0及びDAT1の一方を、確定したアドレスA0に従って選択することで、読出データRDATとして確定する。このように、レジスタセレクト回路107は、候補データDAT0,DAT1を選択するクロックサイクルよりも後のクロックサイクルにおいて、読出データRDATを確定している。即ち、レジスタセレクト回路107は、複数のクロックサイクルに分けた、2個のデータからの段階的な選択によって、読出データRDATを確定している。
この結果、時刻t9を含むクロックサイクルでは、アドレスA0〜A7に従って選択される読出データRDATを構成するビットRD7〜RD0が確定している。従って、シフトレジスタ115は、時刻t9〜t16を含むクロックサイクルの各々において、読出データを構成するビットRD7〜RD0を、シリアル送信データSDOとしてシリアルに出力する。
又、コマンド及びアドレスA0〜A7がシリアル受信データSDIとして取り込まれる、時刻t0〜t8を含むクロックサイクルでは、シリアル送信データSDOは、“Don't Care(D.C)”とされる。一方で、読出データRDATを構成するビットRD7〜RD0がシリアル送信データSDOとして送信される、時刻t9〜t16を含むクロックサイクルでは、シリアル受信データSDIは、“Don't Care(D.C)”とされる。
これにより、実施の形態1に係るデータ通信装置では、コマンド1ビット、アドレス8ビット(n=8)、及び、データ8ビット(k=8)から構成される全二重シリアル通信フォーマットに従い、外部機器からレジスタリードコマンドを受信し、同一パケットにてレジスタ回路103からの読出データを返信する通信を行うことができる。
図3には、比較例に係るレジスタセレクト回路の構成が示される。
図3を参照して、比較例のレジスタセレクト回路110は、nビット(n=8)のアドレスA0〜A7を受けて、1個のクロックサイクルにて、レジスタ回路103の2個のデータ(レジスタ)のうちの1つを選択する。即ち、レジスタセレクト回路107は、シフトレジスタ115に対して、図1の第2段のセレクタ114と同様の読出データRDATを直接出力する。この結果、実施の形態1のデータ通信装置では、2個のクロックサイクル内で256:1(2:1)のレジスタ選択を行うのに対して、比較例の構成では、1個のクロックサイクル内で同規模のレジスタ選択を実行する必要がある。
従って、比較例のレジスタセレクト回路110による選択処理が間に合わない場合には、シリアルクロックCLKの周波数を低下することが必要となり、シリアル通信速度が低下することが懸念される。
一方で、シリアルクロック周波数を同一に維持すると、図4に示すように、アドレスA0と読出データRDATのビットRD7との間にダミービットを設ける等、通信フォーマットの自由度の低下を招くことが懸念される。
図4を参照して、図2と同様の時刻t0〜t8を含むクロックサイクルにおいて、リードコマンド(RCM)及びアドレスA0〜A7が取り込まれることで、時刻t8を含むクロックサイクルでアドレスA0〜A7が確定する。一方で、レジスタセレクト回路110による256:1(2:1)の選択処理に、図3と同様に、2個のクロックサイクルを要すると仮定すると、比較例では、アドレスA0〜A7に従って選択される読出データRDATを構成するビットRD7〜RD0は、次の時刻t9を含むクロックサイクルでは未確定である場合が生じる虞があり、この場合には、さらに次の時刻t10を含むクロックサイクルにおいて、シフトレジスタ115から出力可能な状態となってしまう。このため、時刻t10〜t17を含むクロックサイクルにて、読出データを構成するビットRD7〜RD0がシリアル送信データSDOとしてシリアルに出力されることになる。
この結果、図4の動作波形では、アドレスが確定したクロックサイクルから、読出データRDATを構成するビットRD7〜RD0のシリアル送信が開始されるクロックサイクルの間に、シリアル受信データSDI及びシリアル送信データSDOの両方が“Don't Care(D.C)”となるクロックサイクル(図4中の時刻t9を含むクロックサイクル)が生じてしまう。このことは、シリアルビット長の増加等により、通信フォーマットの自由度を低下させてしまう。
これに対して、実施の形態1に係るデータ通信装置によれば、nビットのアドレスの一部ビットずつを用いて、複数のクロックサイクルを用いて2:1の選択処理を実行することができるため、全二重通信のシリアル通信速度のボーレートの低下や通信フォーマットの自由度の低下を防止することができる。
尚,実施の形態1では、複数ビットのアドレスA0〜A7のうち、候補データDAT0及びDAT1を選択するためのアドレスA1〜A7が「一部のビット」の一実施例に対応する。又、候補データDAT0,DAT1から読出データRDATを選択するためのアドレスA0は「残りのビット」の一実施例に対応する。
実施の形態2.
実施の形態1では、nビットのアドレスを2つに分けて、(n−1)ビットに基づくレジスタ選択と、1ビットに基づくレジスタ選択とを、2個のクロックサイクルを用いて段階的に実行する例を説明した。しかしながら、この分割数mは2に限定されず、任意の2以上の自然数とすることができる(2≦m<n)。実施の形態2では、m=3とする構成例を説明する。
図5は、実施の形態2に係るデータ通信装置の構成を説明するブロック図である。
図5を参照して、実施の形態2に係るデータ通信装置200は、実施の形態1に係るデータ通信装置100(図1)と比較して、シリアル送信回路106に代えて、シリアル送信回路206を備える点で異なる。シリアル送信回路206は、レジスタセレクト回路207と、図1と同様のシフトレジスタ115とを有する。実施の形態2に係るデータ通信装置200のその他の部分の構成は、実施の形態1に係るデータ通信装置100(図1)と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。尚、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、n=8、かつ、k=8であるものとし、アドレスA0〜A7によって、レジスタ回路103に格納される28=256個のデータ(レジスタ)のうちの1個が選択されて、シリアル送信データSDOとして、kビット(8ビット)で構成される読出データRDATがデータ通信装置200から出力される例を説明する。
レジスタセレクト回路207は、第1段のセレクタ208〜211と、第2段のセレクタ212,213と、第3段のセレクタ214とを有する。各セレクタ208〜214は、シリアル通信制御回路104によって、シリアルクロックCLKと同期動作するように制御される。
第1段のセレクタ208〜211は、アドレスA0〜A7のうちのアドレスA2〜A7に基づいて、64(2(n-2)):1(64 to 1)の選択を行う。この選択では、アドレスA0及びA1が未確定であるので、(A0,A1)=(0,0)、(0,1)、(1,0)、及び、(1,1)の4通りの可能性が残っている。
第1段のセレクタ208は、入力されたアドレスA2〜A7及び、A1=“0”,A0=“0”によって選択される候補データDAT00を出力する。同様に、第1段のセレクタ209は、入力されたアドレスA2〜A7及び、A1=“0”,A0=“1”によって選択される候補データDAT01を出力する。又、第1段のセレクタ210からは、入力されたアドレスA2〜A7及び、A1=“1”,A0=“0”によって選択される候補データDAT10が出力され、第1段のセレクタ211からは、入力されたアドレスA2〜A7及び、A1=“1”,A0=“1”によって選択される候補データDAT11が出力される。第1段のセレクタ208〜211による候補データDAT00〜DAT11の選択は、同一のクロックサイクルで実行され、かつ、当該クロックサイクルにおいて、候補データDAT00,DAT01は、第2段のセレクタ212へ入力され、候補データDAT10,DAT11は、第2段のセレクタ213へ入力される。即ち、候補データDAT00、DAT01、DAT10、及びDAT11は、レジスタ回路103に記憶された2個のデータ(受信データ)から、アドレスA2〜A7によって選択されたものである。
第2段のセレクタ212は、入力されたアドレスA1に基づいて、第1段のセレクタ208及び209からの候補データDAT00及びDAT01の一方を選択して、候補データDAT0として出力する。同様に、第2段のセレクタ213は、入力されたアドレスA1に基づいて、第1段のセレクタ210及び211からの候補データDAT10及びDAT11の一方を選択して、候補データDAT1として出力する。この選択では、アドレスA0が未確定であるので、A0=“0”及び“1”の2通りの可能性が残っている。
第2段のセレクタ212及び213による候補データDAT0及びDAT1の選択は、同一のクロックサイクルで実行され、かつ、当該クロックサイクルにおいて、候補データDAT0及びDAT1は、第3段のセレクタ214へ入力される。
第3段のセレクタ214は、入力されたアドレスA0に基づいて、第2段のセレクタ212及び213からの候補データDAT0及びDAT1の一方を読出データRDATとして選択して、シフトレジスタ115へ出力する。例えば、入力されたアドレスA0=“0”のときには、候補データDAT0が出力される一方で、入力されたアドレスA0=“1”のときには、候補データDAT1が出力される。
この結果、シフトレジスタ115へは、入力されたアドレスA0〜A7に基づいて、3個のクロックサイクルに分けてレジスタセレクト回路207で選択された、kビットの読出データRDATが入力される。シフトレジスタ115は、シリアルクロックCLKに同期して、kビットの読出データRDATの1ビットずつを、シリアル送信データSDOとして出力する。
図6は、実施の形態2に係るデータ通信装置200の動作波形図である。
図6を参照して、図2と同様の時刻t0〜t6を含むクロックサイクルにおいて、リードコマンド(RCM)及びアドレスA2〜A7が取り込まれる。時刻t6を含むクロックサイクルでは、nビットのアドレスのうちの2ビット、ここではアドレスA0及びA1が未確定であるため、レジスタ回路103から読み出されるべき受信データには、4通りの可能性がある。従って、当該クロックサイクルでは、アドレスA2〜A7が第1段のセレクタ208〜211に入力される。
この結果、第1段のセレクタ208及び209は、当該クロックサイクル内において、確定したアドレスA2〜A7及び未確定のA1=“0”かつA0=“0”の候補データDAT00、及び、確定したアドレスA2〜A7及び未確定のA1=“0”かつA0=“1”の候補データDAT01を、第2段のセレクタ212に対してそれぞれ出力する。
同様に、第1段のセレクタ210及び211は、当該クロックサイクル内において、確定したアドレスA2〜A7及び未確定のA1=“1”かつA0=“0”の候補データDAT10、及び、確定したアドレスA2〜A7及び未確定のA1=“1”かつA0=“1”の候補データDAT11を、第2段のセレクタ213に対してそれぞれ出力する。
次の時刻t7を含むクロックサイクルで取り込まれたシリアル受信ビットの値から、未確定のアドレスA1が確定する。確定したアドレスA1は、第2段のセレクタ212及び213に入力される。第2段のセレクタ212は、当該クロックサイクル内において、確定したアドレスA1に従って候補データDAT00及びDAT01の一方を選択し、候補データDAT0として第3段のセレクタ214へ出力する。同様に、第2段のセレクタ213は、当該クロックサイクル内において、確定したアドレスA1に従って候補データDAT10及びDAT11の一方を選択し、候補データDAT1として第3段のセレクタ214へ出力する。
さらに次の時刻t8を含むクロックサイクルで取り込まれたシリアル受信ビットの値から、未確定のアドレスA0が確定する。確定したアドレスA0は、第3段のセレクタ214に入力される。第3段のセレクタ214は、当該クロックサイクル内において、第2段のセレクタ212及び213からの候補データDAT0及びDAT1の一方を、確定したアドレスA0に従って、読出データRDATとして確定する。実施の形態2においても、レジスタセレクト回路207は、候補データDAT0,DAT1を選択するクロックサイクルよりも後のクロックサイクルにおいて、読出データRDATを確定しており、複数のクロックサイクルに分けた、2個のデータからの段階的な選択によって読出データRDATを確定していることが理解される。
この結果、図2と同様に、次の時刻t9を含むクロックサイクルでは、アドレスA0〜A7に従って選択される読出データRDATを構成するビットRD7〜RD0が確定している。従って、シフトレジスタ115は、時刻t9〜t16を含む各クロックサイクル(シリアルクロックCLKの立ち下がりエッジ)において、読出データRDATを構成するビットRD7〜RD0を、シリアル送信データSDOとして出力することができる。
このように、実施の形態2に係るデータ通信装置においても、nビットのアドレスの一部ビットずつを用いて、複数のクロックサイクルを用いて2:1の選択処理を実行することによって、全二重通信のシリアル通信速度のボーレートの低下や通信フォーマットの自由度の低下を防止することができる。即ち、予め定められた全二重シリアル通信フォーマットに従って、外部機器からレジスタリードコマンドを受信し、同一パケットにてレジスタ回路103からの読出データを返信する通信を行うことができる。
尚,実施の形態2では、複数ビットのアドレスA0〜A7のうち、候補データDAT0,DAT1を含む候補データDAT00〜DAT11を選択するためのアドレスA2〜A7が「一部のビット」の一実施例に対応する。又、候補データDAT00〜DAT11から読出データDATを確定するためのアドレスA0,A1は「残りのビット」の一実施例に対応する。即ち、実施の形態2に示されるように、一部のビットに基づいて選択された「候補データ」からの、残りのビットに基づく「読出データ」の選択は、複数のクロックサイクルに亘って実行されてもよい。
又、実施の形態1及び2では、nビットのアドレスによる2:1のレジスタ選択処理をm段階に分割する際に、m=2及びm=3とする例をそれぞれ説明したが、上述のように、分割数m(m:(2≦m<n)の自然数)は任意とすることができる。但し、分割数の増加に応じてレジスタの配置個数が増加するデメリットも生じるため、通信速度及び回路規模のトレードオフを考慮して、分割数mを決定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200 データ通信装置、101 シリアル受信回路、102 シフトレジスタ(シリアル受信用)、115 シフトレジスタ(シリアル送信用)、103 レジスタ回路、104 シリアル通信制御回路、105 シリアルタイミング制御回路、106,206 シリアル送信回路、107,110,207 レジスタセレクト回路、108,109,114,208〜214 セレクタ、A0〜A7 アドレス、CLK シリアルクロック、DAT0,DAT00,DAT1,DAT01,DAT10,DAT11 候補データ、RD0〜RD7 ビット(読出データ)、RDAT 読出データ、SDI シリアル受信データ、SDO シリアル送信データ。

Claims (5)

  1. クロックに同期して動作するデータ通信装置であって、
    前記クロックに同期してシリアルデータを受信する受信回路と、
    複数ビットで構成されるアドレスを含み、該アドレスによって選択される複数の受信データを記憶するレジスタ回路と、
    前記受信回路によってクロックサイクル毎に前記シリアルデータとして受信された前記複数ビットに含まれる前記アドレスに従って、前記レジスタ回路に記憶された複数の前記受信データから読出データを前記クロックに同期して選択するレジスタセレクト回路と、
    前記レジスタセレクト回路によって選択された前記読出データを前記クロックに同期してシリアルデータとして送信する送信回路とを備え、
    前記レジスタセレクト回路は、前記複数ビットのうちの一部のビットに基づく前記複数の受信データからの複数の候補データの選択と、前記複数ビットのうちの前記一部のビットを除く残りのビットに基づく、前記複数の候補データからの前記読出データの選択とを、異なるクロックサイクルで実行する、データ通信装置。
  2. 前記レジスタセレクト回路は、
    前記アドレスの前記一部のビットが前記受信回路によって受信されると前記複数の受信データから前記複数の候補データの選択を実行し、前記複数の候補データの選択後に、前記残りのビットが前記受信回路によって受信されるのに応じて、前記複数の候補データから前記読出データの選択を実行し、
    前記読出データは、前記受信回路によって前記アドレスの前記複数ビットの受信が完了したクロックサイクルにおいて選択される、請求項1記載のデータ通信装置。
  3. 前記送信回路は、前記複数ビットの受信が完了したクロックサイクルの次のクロックサイクルにおいて、前記読出データを構成する複数のビットを含む前記シリアルデータの送信を開始する、請求項1又は2に記載のデータ通信装置。
  4. クロックに同期してシリアルデータを送受信するデータ通信方法であって、
    アドレスによって選択される複数の受信データを記憶するレジスタ回路からの読出データを選択するための、該アドレスを構成する複数ビットのうちの一部のビットを前記シリアルデータとしてクロックサイクル毎に受信し、
    受信された前記一部のビットに基づき前記複数の受信データから複数の候補データを選択し、
    前記アドレスの前記複数ビットのうちの前記一部のビットを除く残りのビットを前記シリアルデータとして受信し、
    受信された前記残りのビットに基づき、前記複数の候補データを選択するクロックサイクルよりも後のクロックサイクルにおいて、前記複数の候補データから前記読出データを選択し、
    選択された前記読出データを、前記シリアルデータとしてクロックサイクル毎に送信する、データ通信方法。
  5. 前記読出データを構成する複数のビットを含む前記シリアルデータの送信は、前記アドレスの前記複数ビットの受信が完了したクロックサイクルの次のクロックサイクルから開始される、請求項4記載のデータ通信方法。
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