JPWO2007108535A1 - 通信制御装置及び方法 - Google Patents

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秀彦 栗本
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Abstract

通信制御回路(102,103)は、シフトレジスタ(121)と制御データセレクタ(124)とを備え、3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号(DAT)、クロック信号(CLK)及びストローブ信号(STB)に従って、複数の被制御ユニット(127)を制御する。シフトレジスタ(121)はクロック信号(CLK)に従って順次取り込んだデータ信号(DAT)をシリアル/パラレル変換して出力する。制御データセレクタ(124)は通信制御回路(102,103)を識別するデバイス定義信号(CDEV)に応じて、シフトレジスタ(121)からの信号から対応する被制御ユニット(127)を制御する制御データを選択して出力する。

Description

本発明は複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器に関し、特に、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器に関する。
近年、携帯電話機に代表される移動体通信装置やカーナビゲーションシステム装置の受信性能を改善する方法として、ダイバーシティ受信方式が提案されている。特に、キャリア合成方式のダイバーシティ受信システムを構成するためは、少なくとも2系統以上のチューナを必要とする。一般に、このようなシステムにおいては、チューナ毎にそれぞれICチップを使用し、チューナ用ICチップは、通常、回路の機能、性能を切り換えるために、セレクタ回路、スイッチ回路、設定状態や設定値を保持するためのラッチ回路等を必要とし、ラッチ回路に保持される設定状態や設定値はシリアル通信によってホスト制御手段から設定される。従って、ホスト制御手段は複数のICチップを個別に制御する必要がある。また、携帯電話機に代表される移動体通信装置では小型化の要望に加え、時々刻々と変化する受信状態の変化に追従してチューナ用ICチップを制御する必要があるため、制御に要する時間をできるだけ短くする必要がある。
そこで、特許文献1において、3線式シリアルインタフェースをもつ複数のシリアルデバイスを搭載したディジタル回路において、インタフェースのための信号線を減らし、かつ伝送時間を増大させないようにする第1の従来例に係るシリアルインタフェース回路が開示されている。第1の従来例のシリアルインタフェース回路において、被制御デバイス選択部は、第1の信号線経由で送られてきた選択信号を第4及び第5の信号線経由のクロック及びストローブ信号でとり込み、該当する選択器へ「1」を出力する。その後、制御部から第1の信号線経由で入力データが、第2の信号線経由でクロックが出されると、各被制御デバイスはこの入力データをいったんラッチし、さらに、第3の信号線経由のストローブ信号が被制御デバイス選択部から「1」が送られた選択器のみを通過して該当する被制御デバイスのみが入力データをとり込むようにする。被制御デバイスからのデータ出力のときは被制御デバイス選択部からの信号によりデータ出力デバイス選択部が該当するデータを選択し、第6の信号線へ出力する。
また、非特許文献1にICバスを用いた第2の従来例に係るシリアル通信システムが開示されている。第2の従来例に係るシリアル通信システムにおいて、マスタ装置から、シリアルデータラインとシリアルクロックラインとを介してマスタ装置に接続された複数のスレーブ装置を制御することによって、信号線の本数を削減する。
特開2000−259559号公報(第1図)。 I2Cバス仕様書バージョン2.1,フィリップス社,2000年1月公開。
しかしながら、第1の従来例に係るシリアルインタフェース回路においては、制御部から被制御デバイスを制御する場合に、被制御デバイスを制御するデータを送るよりも前に、まず制御部から被制御デバイス選択部にデータを送る必要があるため、シリアル通信時間を短くすることが困難であるという問題点があった。
また、第2の従来例に係るシリアル通信システムにおいては、複数のスレーブ装置を制御するためには、各スレーブ装置のアドレスデータと各スレーブ装置のデータとを通信する必要があり、しかも通信のための手続が複雑であるため、シリアル通信時間を短くすることが困難であるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器を提供することにある。
第1の発明に係る通信制御回路は、3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号、クロック信号及びストローブ信号に従って、複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路において、前記データ信号は、前記複数の被制御ユニットのうちいずれか少なくとも1つの被制御ユニットを制御するための制御データを含み、前記データ信号を前記クロック信号に従って順次取り込み、シリアル/パラレル変換を行い、変換後のデータ信号を出力するシフトレジスタと、前記通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、前記シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段とを備えたことを特徴とする。
上記通信制御回路において、前記データ信号はさらにラッチ選択データを含み、前記ラッチ選択データと、前記被制御ユニットを識別するための入力されたデータラッチ定義信号とを比較して、比較結果の信号を出力するデータラッチ選択手段と、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致することを示すとき、入力される前記ストローブ信号に基づいて、上記シフトレジスタからの変換後のデータ信号のうちの制御データを保持して上記制御データ選択手段に出力する一方、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致しないことを示すとき、前記シフトレジスタからの変換後のデータ信号のうちの制御データを保持することを中止するデータラッチ手段とをさらに備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る通信制御システムは、上記複数の通信制御回路を備えた通信制御システムであって、上記データ信号、上記クロック信号及び上記ストローブ信号を発生して、上記3本のシリアル信号線を介して上記複数の通信制御回路に送信するホスト制御手段を備えたことを特徴とする。
第3の発明に係る電子機器は、上記通信制御システムを備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る通信制御方法は、3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号、クロック信号及びストローブ信号に従って、複数の被制御ユニットを制御する通信制御方法において、前記データ信号は、前記複数の被制御ユニットのうちいずれか少なくとも1つの被制御ユニットを制御するための制御データを含み、前記データ信号を前記クロック信号に従って順次取り込み、シリアル/パラレル変換を行い、変換後のデータ信号を出力するステップと、前記通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、前記変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力するステップとを含むことを特徴とする。
上記通信制御方法において、前記データ信号はさらにラッチ選択データを含み、上記通信制御方法は、前記ラッチ選択データと、前記被制御ユニットを識別するための入力されたデータラッチ定義信号とを比較して、比較結果の信号を出力するステップと、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致することを示すとき、入力される前記ストローブ信号に基づいて、上記変換後のデータ信号のうちの制御データを保持して出力する一方、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致しないことを示すとき、前記変換後のデータ信号のうちの制御データを保持することを中止するステップとをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係る通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器によれば、通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段を備えたので、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図1の通信制御回路102のデータ制御回路126の詳細構成を示すブロック図である。 図1の通信制御回路102,103に送信される各信号を示すタイミングチャートである。 図3のデータ信号DATの構成の一例を示す表である。 図1の通信制御回路102のシフトレジスタ121、図2のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123の構成を示すブロック図である。 図2の制御データセレクタ124の詳細構成を示す回路図である。 図1の通信システムを用いた携帯電話機1の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…携帯電話機、
2〜6…アンテナ、
7…ブルートゥース無線送受信回路、
8…GPS無線受信回路、
9…映像及び音声無線送受信回路、
10…制御部、
11…充電池、
12…電源管理回路、
13…メモリ、
14…SDメモリカード、
15…スピーカ、
16…ヘッドセット、
17…USBインタフェース、
18…カメラ、
19…ディスプレイ、
20…チューナ回路、
21…OFDM復調回路、
22,23…チューナ、
90…スイッチ、
91…低雑音増幅器(LNA)、
92…電力増幅器(PA)、
93…電圧制御発振(VCO)回路、
94…位相同期ループ(PLL)回路、
95…周波数変換回路、
96…ベースバンド処理回路、
97…CPU、
101…ホストコントローラ、
102,103…通信制御回路、
104…データセレクタ、
105,106…ICチップ、
121…シフトレジスタ、
122…データラッチセレクタ、
123…データラッチ回路、
124…制御データセレクタ、
126…データ制御回路、
127…被制御ユニット、
DAT…データ信号、
CLK…クロック信号、
CLAC…データラッチ定義信号、
CDEV…デバイス定義信号
STB…ストローブ信号、
311〜328…遅延型フリップフロップ回路、
329〜336…選択器。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態.
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、通信システムは、ホストコントローラ101と、通信制御回路102,103と、被制御ユニット127−1〜127−8とを備えて構成される。通信制御回路102,103は、それぞれホストコントローラ101と接続され、ホストコントローラ101から3本のシリアル信号線を介してデータ信号DAT、クロック信号CLK及びストローブ信号STBを入力し、入力された各信号に従って、それぞれ4つの被制御ユニット127−1〜127−4及び127−5〜127−8を制御する。通信制御回路102及び被制御ユニット127−1〜127−4は、1つのICチップ105に形成され、通信制御回路103及び被制御ユニット127−5〜127−8は、他のICチップ106に形成される。
ホストコントローラ101は、データ信号DATと、クロック信号CLKと、ストローブ信号STBとを発生して、3本のシリアル信号線を介して通信制御回路102及び103に送信する。データ信号DATは、通信制御回路102及び103に接続された被制御ユニット127−1〜127−8を制御するための8ビットの制御データと、2ビットのラッチ選択データとを含む。
通信制御回路102は、シフトレジスタ121と、データ制御回路126−1〜126−4とを備えて構成される。シフトレジスタ121は、シリアル信号である制御データ及びラッチ選択データを含むデータ信号DATを、クロック信号CLKに従って順次取り込んで保持し、シリアル/パラレル変換を行って、変換後の制御信号CDAT1及び変換後のラッチ選択信号CLSをデータ制御回路126−1〜126−4に出力する。同様に、通信制御回路103は、シフトレジスタ131と、データ制御回路126−5〜126−8とを備えて構成される。シフトレジスタ131は、シリアル信号である制御データ及びラッチ選択データを含むデータ信号DATを、クロック信号CLKに従って順次取り込んで保持し、シリアル/パラレル変換を行って、変換後の制御信号CDAT1及びラッチ選択信号CLSをデータ制御回路126−5〜126−8に出力する。
データ制御回路126−1〜126−4及び126−5〜126−8は、それぞれシフトレジスタ121及び131からの制御信号CDAT1及びラッチ選択信号CLSと、ホストコントローラ101からのストローブ信号STBとに従って、制御信号CDAT1から当該データ制御回路が制御すべき被制御ユニットに対応する制御信号を選択して、それぞれ被制御ユニット127−1〜127−4及び127−5〜127−8に出力して制御する。なお、以下、データ制御回路126−1〜126−8を総称してデータ制御回路126といい、被制御ユニット127−1〜127−8を総称して被制御ユニット127という。
図2は、図1の通信制御回路102の各データ制御回路126の詳細構成を示すブロック図である。図2において、データ制御回路126は、データラッチセレクタ122と、データセレクタ104とを備えて構成され、データセレクタ104は、データラッチ回路123と、制御データセレクタ124とを備えて構成される。データラッチセレクタ122は、シフトレジスタ121からの2ビットのラッチ選択信号CLSと、通信制御回路102内部で定義されかつ被制御ユニット127を識別するために予め設定された2ビットのデータラッチ定義信号CLACとに従って、データラッチ回路123においてラッチされるデータを制御する選択信号を出力する。データラッチ回路123は、シフトレジスタ121からの8ビットの制御信号CDAT1と、ホストコントローラ101からのストローブ信号STBと、データラッチセレクタ122からの選択信号とに従って、制御信号CDAT1をラッチする。データラッチ回路123によりラッチされた制御信号は、8ビットの制御信号CDAT2として制御データセレクタ124及び被制御ユニット127に出力される。制御データセレクタ124は、通信制御回路102,103の外部コントローラで発生されかつ通信制御回路102,103を識別するために予め設定された1ビットのデバイス定義信号CDEVに従って、データラッチ回路123からの制御信号CDAT2の8ビットのうちの所定の4ビットを選択し、選択された4ビットを含む出力制御信号CDAT3を被制御ユニット127に出力して制御する。なお、デバイス定義信号CDEVは「0」であるとき通信制御回路102を示し、「1」であるとき通信制御回路103を示す。また、通信制御回路103の各データ制御回路126は、通信制御回路102の各データ制御回路126と比較して、シフトレジスタ121に代えてシフトレジスタ131に接続される点が異なるが、それ以外の点は同様であるため、説明を省略する。
図3は、図1の通信制御回路102,103に送信される各信号を示すタイミングチャートである。図3において、データ信号DATは、8ビットの制御データB7〜B0及び2ビットのラッチ選択データB1,B0の10ビットの信号を含む。クロック信号CLKは、データ信号DATにおいて変化のない略中央のタイミングで立ち上がり変化が行われる。ストローブ信号STBは、ホストコントローラ101による通信制御回路102,103へのデータ信号DATのデータ送信が終了した後、所定期間後に送信される。
図4は、図3のデータ信号DATの構成の一例を示す表である。図4において、ラッチ選択データのビットB1及びB0が共に「0」であるとき、制御データのビットB7〜B0には通信制御回路102,103共通制御データD1が格納され、被制御ユニット127−1及び127−5が共通に制御される。ラッチ選択データのビットB1が「0」かつビットB0が「1」であるとき、制御データのビットB7〜B0には通信制御回路102,103共通制御データD2が格納され、被制御ユニット127−2及び127−6が共通に制御される。ラッチ選択データのビットB1が「1」かつビットB0が「0」であるとき、制御データのビットB7〜B4には通信制御回路103制御データD3が格納され、制御データのビットB3〜B0には通信制御回路102制御データD4が格納され、制御データD3により被制御ユニット127−7が制御され、制御データD4により被制御ユニット127−3が制御される。ラッチ選択データB1及びB0が共に「1」であるとき、制御データのビットB7〜B4には通信制御回路103制御データD5が格納され、制御データのビットB3〜B0には通信制御回路102制御データD6が格納され、制御データD5により被制御ユニット127−8が制御され、制御データD6により被制御ユニット127−4が制御される。
従って、ラッチ選択データが「00」又は「01」であるとき、制御データにより、通信制御回路102及び103に接続された被制御ユニット127が共通に制御され、ラッチ選択データが「10」又は「11」であるとき、制御データにより、通信制御回路102及び103に接続された各被制御ユニット127が個別に制御される。これにより、1回のシリアルデータ通信により、同時に、通信制御回路102及び103に接続された各被制御ユニット127を制御できる。
例えば、ICバスを用いたシリアル通信のように、制御データが複数の被制御ユニット127を個別に制御できる制御データを持たない場合、通信制御回路102及び103を個別に制御するときは、2回以上のシリアルデータ通信を行わなければならず、シリアル通信時間が2倍以上に増大する。
図5は、図1の通信制御回路102のシフトレジスタ121、図2のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123の詳細構成を示すブロック図である。図5において、データラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123は、図1の通信制御回路102のデータ制御回路126−1〜126−4のうちいずれか1つのデータ制御回路内のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123である。シフトレジスタ121には、他のデータ制御回路内のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123も同様に接続されるが、説明を簡単にするため、ここでは省略する。また、通信制御回路103においても、シフトレジスタ121に代えてシフトレジスタ131を備える点以外は同様の構成を有する。図5において、シフトレジスタ121は送信されるデータ信号DATのビット数に対応する10個のタンデム接続された遅延型フリップフロップ回路(以下、D−FFという。)311〜320を備えて構成される。シフトレジスタ121は、クロック信号CLKに基づいてホストコントローラ101からのデータ信号DATをD−FF311〜320により順次シフトしながら取り込み、シリアル/パラレル変換した後、D−FF311及び312の各出力信号を2ビットのラッチ選択信号CLSとしてデータラッチセレクタ122に出力し、D−FF313〜320の各出力信号を8ビットの制御信号CDAT1としてデータラッチ回路123に出力する。
データラッチ回路123は、D−FF321〜328及び選択器329〜336を備えて構成される。シフトレジスタ121に、データ信号DATの全てのビットが取り込まれると、次に、ホストコントローラ101からストローブ信号STBが入力される。シフトレジスタ121に取り込まれた信号のうち制御信号CDAT1は、ストローブ信号STBの立ち上がりエッジをトリガとして、データラッチ回路123のD−FF回路321〜328の各Q出力端子に取り込まれる。このとき、データラッチセレクタ122により、データラッチ定義信号CLACとラッチ選択信号CLSとの比較が行われる。例えば、データラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123が、ラッチ選択データ「11」に対応する被制御ユニット127に接続されたデータ制御回路126内に存在する場合、ラッチ選択信号CLSが「11」である場合には、アドレスが一致したと判断され、データラッチセレクタ122は、D−FF回路321〜328のD入力端子にシフトレジスタ121のD−FF回路313〜320のQ出力端子が接続されるように選択器329〜336を制御する信号を出力する。これにより、データラッチ回路123にシフトレジスタ121の制御信号CDAT1が取り込まれて保持される。ラッチ選択信号CLSが「11」以外の場合には、アドレスが一致していないと判断され、データラッチセレクタ122は、D−FF回路321〜328のD入力端子にD−FF回路321〜328のQ出力端子が選択されるように選択器329〜336を制御する信号を出力する。この場合、ストローブ信号STBが入力されても、シフトレジスタ121の制御信号CDAT1はデータラッチ回路123に取り込まれず、前の制御データを保持し続ける。
図6は、図2の制御データセレクタ124の詳細構成を示す回路図である。図6において、制御データセレクタ124は、AND回路412〜419と、OR回路420〜423と、NOT回路411とを備えて構成される。AND回路412,414,416,418の一方の入力端子にはデータラッチ回路123からの制御信号CDAT2の対応する各ビットが入力され、他方の入力端子にはNOT回路411を介してデバイス定義信号CDEVが入力される。AND回路413,415,417,419の一方の入力端子にはデータラッチ回路123からの制御信号CDAT2の対応する各ビットが入力され、他方の入力端子にはデバイス定義信号CDEVが入力される。OR回路420〜423の各入力端子には、それぞれ、AND回路412,413の各出力信号、AND回路414,415の各出力信号、AND回路416,417の各出力信号、及びAND回路418,419の各出力信号が入力される。
制御データセレクタ124において、例えば、デバイス定義信号CDEVが通信制御回路102を示す「0」である場合、制御データセレクタ124からは、制御信号CDAT2のビットB0〜B3と等価な出力制御信号CDAT3が出力され、それ以外の制御信号CDAT2のビットB4〜B7は破棄される。同様に、デバイス定義信号CDEVが通信制御回路103を示す「1」である場合、制御信号CDAT2のビットB4〜B7と等価な出力制御信号CDAT3が出力され、それ以外の制御信号CDAT2のビットB0〜B3は破棄される。
従って、デバイス定義信号CDEVに応じて、制御信号CDAT2の任意のビットを選択することができるので、制御信号CDAT2のビットB0〜B3に通信制御回路102に接続された被制御ユニット127の制御データを格納し、制御信号CDAT2のビットB4〜B7に通信制御回路103に接続された被制御ユニット127の制御データを格納することにより、1回のシリアルデータ通信で、同時に、通信制御回路102及び103に接続された被制御ユニット127を制御することができる。
なお、図2に示すように、被制御ユニット127には、制御データセレクタ124により選択される前の8ビットの制御信号CDAT2も入力され、8ビットの制御信号CDAT2により共通に制御されてもよい。
図7は、図1の通信システムを用いた携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図7において、携帯電話機1は、アンテナ2〜6と、ブルートゥース無線送受信回路と、GPS(Global Positioning System)無線受信回路8と、映像及び音声無線送受信回路9と、制御部10と、充電池11と、電源管理回路12と、メモリ13と、SD(Secure Digital)メモリカード14と、スピーカ15と、ヘッドセット16と、USB(Universal Serial Bus)インタフェース17と、カメラ18と、ディスプレイ19と、チューナ回路20とを備えて構成される。映像及び音声無線送受信回路9は、スイッチ90と、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)91と、電力増幅器(PA:Power Amplifier)92と、電圧制御発振(VCO:Voltage Controlled Oscillator)回路93と、位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路94と、周波数変換回路95とを備えて構成される。制御部10は、ベースバンド処理回路96と、CPU97とを備えて構成される。チューナ回路20は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調回路21と、チューナ22,23とを備えて構成される。
制御部10は、ブルートゥース無線送受信回路7及びアンテナ2を介して、ブルートゥース規格に基づいてデータを送受信し、GPS無線受信回路8及びアンテナ3を介して、GPS衛星からのGPSデータを受信し、映像及び音声無線送受信回路9及びアンテナ4を介して、映像データ及び音声データを送受信する。無線受信された映像データ及び音声データは、それぞれディスプレイ19及びスピーカ15に出力される。
制御部10は、電源管理回路12を介して充電池11から電源を供給される。メモリ13は、例えばアドレス帳のデータ等を格納する。SDメモリカード14は、着脱可能に取り付けられた外部メモリである。また、携帯電話機1は、カメラ18により撮影が可能で、着脱可能なヘッドセット16を接続して使用することもでき、USBインタフェース17を介して他の装置と接続することができる。
チューナ回路20において、チューナICチップ105は、チューナ22と、通信制御回路102とを備えて構成され、チューナICチップ106は、チューナ23と通信制御回路103とを備えて構成され、OFDM復調回路21はホストコントローラ101を備えて構成される。チューナ22,23は、例えば、アンテナ5,6に入力された微弱信号を増幅する低雑音増幅器、周波数変換を行う混合器、不要周波数成分を除去するフィルタ、周波数変換を行うための局部発振信号を生成する発振器、局部発振信号を安定動作させる位相同期ループ回路等を備えていてもよい。OFDM復調回路21は、1つのICチップに形成される。通信制御回路102,103は、OFDM復調回路21のホストコントローラ101を介して制御部10のCPU97からの信号に従って、上述のように動作し、それぞれチューナ22,23内の各被制御ユニットを制御する。
以上説明したように、本実施形態に係る通信制御回路によれば、シフトレジスタ121からのパラレル変換後の制御信号CDAT1から、対応する被制御ユニット127を制御するための制御信号CDAT3を選択して出力する制御データセレクタ124を備えたので、1回のシリアル通信で複数の被制御ユニット127を同時に制御することができ、従って、ホストコントローラ101から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる。
また、ラッチ選択信号CLSと、データラッチ定義信号CLACとを比較するデータラッチセレクタ122と、ラッチ選択信号CLSと入力されたデータラッチ定義信号CLACとが一致するとき、ストローブ信号STBに基づいて、シフトレジスタ121からの制御信号CDAT1を保持して制御データセレクタ124に出力するデータラッチ回路を備えたので、データラッチ定義信号CLACに応じて、各通信制御回路102,103に接続された複数の被制御ユニット127を制御することができる。
なお、本実施形態において、ホストコントローラ101には2つの通信制御回路102,103が接続された。しかし、本発明はこの構成に限らず、3つ以上の通信制御回路が接続されてもよい。
また、送信されるデータ信号DATは、8ビットの制御データ及び2ビットのラッチ選択データを含んだが、各データのビット数はこれに限らない。但し、その場合、デバイス定義信号CDEVをn(nは自然数)ビット、送信される制御データをm(ただし、m≧k×2n:k=1,2,3,…)ビットとすると、2n個の通信制御回路につき、k個の被制御ユニット127を、1回のシリアルデータ通信で、同時に制御できる。また、図4に例示したラッチ選択データ毎のデータの構成は、単なる一例であって、他のデータの構成を有してもよい。
さらに、シフトレジスタ121の各D−FF回路311〜320のトリガとなるクロック信号CLK、ストローブ信号STBの取り込みエッジは、立ち上がりエッジに代えて立ち下がりエッジでも良い。その際、データ信号DATに変化がない略中央のタイミングで、クロック信号CLK、ストローブ信号STBの立ち下がり変化が行わなければならない。
以上説明したように、本発明に係る通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器によれば、通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段を備えたので、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる。
本発明に係る通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器は、例えば携帯電話機等に利用することができる。
本発明は複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器に関し、特に、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器に関する。
近年、携帯電話機に代表される移動体通信装置やカーナビゲーションシステム装置の受信性能を改善する方法として、ダイバーシティ受信方式が提案されている。特に、キャリア合成方式のダイバーシティ受信システムを構成するためは、少なくとも2系統以上のチューナを必要とする。一般に、このようなシステムにおいては、チューナ毎にそれぞれICチップを使用し、チューナ用ICチップは、通常、回路の機能、性能を切り換えるために、セレクタ回路、スイッチ回路、設定状態や設定値を保持するためのラッチ回路等を必要とし、ラッチ回路に保持される設定状態や設定値はシリアル通信によってホスト制御手段から設定される。従って、ホスト制御手段は複数のICチップを個別に制御する必要がある。また、携帯電話機に代表される移動体通信装置では小型化の要望に加え、時々刻々と変化する受信状態の変化に追従してチューナ用ICチップを制御する必要があるため、制御に要する時間をできるだけ短くする必要がある。
そこで、特許文献1において、3線式シリアルインタフェースをもつ複数のシリアルデバイスを搭載したディジタル回路において、インタフェースのための信号線を減らし、かつ伝送時間を増大させないようにする第1の従来例に係るシリアルインタフェース回路が開示されている。第1の従来例のシリアルインタフェース回路において、被制御デバイス選択部は、第1の信号線経由で送られてきた選択信号を第4及び第5の信号線経由のクロック及びストローブ信号でとり込み、該当する選択器へ「1」を出力する。その後、制御部から第1の信号線経由で入力データが、第2の信号線経由でクロックが出されると、各被制御デバイスはこの入力データをいったんラッチし、さらに、第3の信号線経由のストローブ信号が被制御デバイス選択部から「1」が送られた選択器のみを通過して該当する被制御デバイスのみが入力データをとり込むようにする。被制御デバイスからのデータ出力のときは被制御デバイス選択部からの信号によりデータ出力デバイス選択部が該当するデータを選択し、第6の信号線へ出力する。
また、非特許文献1にICバスを用いた第2の従来例に係るシリアル通信システムが開示されている。第2の従来例に係るシリアル通信システムにおいて、マスタ装置から、シリアルデータラインとシリアルクロックラインとを介してマスタ装置に接続された複数のスレーブ装置を制御することによって、信号線の本数を削減する。
特開2000−259559号公報(第1図)。 I2Cバス仕様書バージョン2.1,フィリップス社,2000年1月公開。
しかしながら、第1の従来例に係るシリアルインタフェース回路においては、制御部から被制御デバイスを制御する場合に、被制御デバイスを制御するデータを送るよりも前に、まず制御部から被制御デバイス選択部にデータを送る必要があるため、シリアル通信時間を短くすることが困難であるという問題点があった。
また、第2の従来例に係るシリアル通信システムにおいては、複数のスレーブ装置を制御するためには、各スレーブ装置のアドレスデータと各スレーブ装置のデータとを通信する必要があり、しかも通信のための手続が複雑であるため、シリアル通信時間を短くすることが困難であるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器を提供することにある。
第1の発明に係る通信制御回路は、3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号、クロック信号及びストローブ信号に従って、複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路において、前記データ信号は、前記複数の被制御ユニットのうちいずれか少なくとも1つの被制御ユニットを制御するための制御データを含み、前記データ信号を前記クロック信号に従って順次取り込み、シリアル/パラレル変換を行い、変換後のデータ信号を出力するシフトレジスタと、前記通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、前記シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段とを備えたことを特徴とする。
上記通信制御回路において、前記データ信号はさらにラッチ選択データを含み、前記ラッチ選択データと、前記被制御ユニットを識別するための入力されたデータラッチ定義信号とを比較して、比較結果の信号を出力するデータラッチ選択手段と、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致することを示すとき、入力される前記ストローブ信号に基づいて、上記シフトレジスタからの変換後のデータ信号のうちの制御データを保持して上記制御データ選択手段に出力する一方、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致しないことを示すとき、前記シフトレジスタからの変換後のデータ信号のうちの制御データを保持することを中止するデータラッチ手段とをさらに備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る通信制御システムは、上記複数の通信制御回路を備えた通信制御システムであって、上記データ信号、上記クロック信号及び上記ストローブ信号を発生して、上記3本のシリアル信号線を介して上記複数の通信制御回路に送信するホスト制御手段を備えたことを特徴とする。
第3の発明に係る電子機器は、上記通信制御システムを備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る通信制御方法は、3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号、クロック信号及びストローブ信号に従って、複数の被制御ユニットを制御する通信制御方法において、前記データ信号は、前記複数の被制御ユニットのうちいずれか少なくとも1つの被制御ユニットを制御するための制御データを含み、前記データ信号を前記クロック信号に従って順次取り込み、シリアル/パラレル変換を行い、変換後のデータ信号を出力するステップと、前記通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、前記変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力するステップとを含むことを特徴とする。
上記通信制御方法において、前記データ信号はさらにラッチ選択データを含み、上記通信制御方法は、前記ラッチ選択データと、前記被制御ユニットを識別するための入力されたデータラッチ定義信号とを比較して、比較結果の信号を出力するステップと、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致することを示すとき、入力される前記ストローブ信号に基づいて、上記変換後のデータ信号のうちの制御データを保持して出力する一方、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致しないことを示すとき、前記変換後のデータ信号のうちの制御データを保持することを中止するステップとをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係る通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器によれば、通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段を備えたので、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態.
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、通信システムは、ホストコントローラ101と、通信制御回路102,103と、被制御ユニット127−1〜127−8とを備えて構成される。通信制御回路102,103は、それぞれホストコントローラ101と接続され、ホストコントローラ101から3本のシリアル信号線を介してデータ信号DAT、クロック信号CLK及びストローブ信号STBを入力し、入力された各信号に従って、それぞれ4つの被制御ユニット127−1〜127−4及び127−5〜127−8を制御する。通信制御回路102及び被制御ユニット127−1〜127−4は、1つのICチップ105に形成され、通信制御回路103及び被制御ユニット127−5〜127−8は、他のICチップ106に形成される。
ホストコントローラ101は、データ信号DATと、クロック信号CLKと、ストローブ信号STBとを発生して、3本のシリアル信号線を介して通信制御回路102及び103に送信する。データ信号DATは、通信制御回路102及び103に接続された被制御ユニット127−1〜127−8を制御するための8ビットの制御データと、2ビットのラッチ選択データとを含む。
通信制御回路102は、シフトレジスタ121と、データ制御回路126−1〜126−4とを備えて構成される。シフトレジスタ121は、シリアル信号である制御データ及びラッチ選択データを含むデータ信号DATを、クロック信号CLKに従って順次取り込んで保持し、シリアル/パラレル変換を行って、変換後の制御信号CDAT1及び変換後のラッチ選択信号CLSをデータ制御回路126−1〜126−4に出力する。同様に、通信制御回路103は、シフトレジスタ131と、データ制御回路126−5〜126−8とを備えて構成される。シフトレジスタ131は、シリアル信号である制御データ及びラッチ選択データを含むデータ信号DATを、クロック信号CLKに従って順次取り込んで保持し、シリアル/パラレル変換を行って、変換後の制御信号CDAT1及びラッチ選択信号CLSをデータ制御回路126−5〜126−8に出力する。
データ制御回路126−1〜126−4及び126−5〜126−8は、それぞれシフトレジスタ121及び131からの制御信号CDAT1及びラッチ選択信号CLSと、ホストコントローラ101からのストローブ信号STBとに従って、制御信号CDAT1から当該データ制御回路が制御すべき被制御ユニットに対応する制御信号を選択して、それぞれ被制御ユニット127−1〜127−4及び127−5〜127−8に出力して制御する。なお、以下、データ制御回路126−1〜126−8を総称してデータ制御回路126といい、被制御ユニット127−1〜127−8を総称して被制御ユニット127という。
図2は、図1の通信制御回路102の各データ制御回路126の詳細構成を示すブロック図である。図2において、データ制御回路126は、データラッチセレクタ122と、データセレクタ104とを備えて構成され、データセレクタ104は、データラッチ回路123と、制御データセレクタ124とを備えて構成される。データラッチセレクタ122は、シフトレジスタ121からの2ビットのラッチ選択信号CLSと、通信制御回路102内部で定義されかつ被制御ユニット127を識別するために予め設定された2ビットのデータラッチ定義信号CLACとに従って、データラッチ回路123においてラッチされるデータを制御する選択信号を出力する。データラッチ回路123は、シフトレジスタ121からの8ビットの制御信号CDAT1と、ホストコントローラ101からのストローブ信号STBと、データラッチセレクタ122からの選択信号とに従って、制御信号CDAT1をラッチする。データラッチ回路123によりラッチされた制御信号は、8ビットの制御信号CDAT2として制御データセレクタ124及び被制御ユニット127に出力される。制御データセレクタ124は、通信制御回路102,103の外部コントローラで発生されかつ通信制御回路102,103を識別するために予め設定された1ビットのデバイス定義信号CDEVに従って、データラッチ回路123からの制御信号CDAT2の8ビットのうちの所定の4ビットを選択し、選択された4ビットを含む出力制御信号CDAT3を被制御ユニット127に出力して制御する。なお、デバイス定義信号CDEVは「0」であるとき通信制御回路102を示し、「1」であるとき通信制御回路103を示す。また、通信制御回路103の各データ制御回路126は、通信制御回路102の各データ制御回路126と比較して、シフトレジスタ121に代えてシフトレジスタ131に接続される点が異なるが、それ以外の点は同様であるため、説明を省略する。
図3は、図1の通信制御回路102,103に送信される各信号を示すタイミングチャートである。図3において、データ信号DATは、8ビットの制御データB7〜B0及び2ビットのラッチ選択データB1,B0の10ビットの信号を含む。クロック信号CLKは、データ信号DATにおいて変化のない略中央のタイミングで立ち上がり変化が行われる。ストローブ信号STBは、ホストコントローラ101による通信制御回路102,103へのデータ信号DATのデータ送信が終了した後、所定期間後に送信される。
図4は、図3のデータ信号DATの構成の一例を示す表である。図4において、ラッチ選択データのビットB1及びB0が共に「0」であるとき、制御データのビットB7〜B0には通信制御回路102,103共通制御データD1が格納され、被制御ユニット127−1及び127−5が共通に制御される。ラッチ選択データのビットB1が「0」かつビットB0が「1」であるとき、制御データのビットB7〜B0には通信制御回路102,103共通制御データD2が格納され、被制御ユニット127−2及び127−6が共通に制御される。ラッチ選択データのビットB1が「1」かつビットB0が「0」であるとき、制御データのビットB7〜B4には通信制御回路103制御データD3が格納され、制御データのビットB3〜B0には通信制御回路102制御データD4が格納され、制御データD3により被制御ユニット127−7が制御され、制御データD4により被制御ユニット127−3が制御される。ラッチ選択データB1及びB0が共に「1」であるとき、制御データのビットB7〜B4には通信制御回路103制御データD5が格納され、制御データのビットB3〜B0には通信制御回路102制御データD6が格納され、制御データD5により被制御ユニット127−8が制御され、制御データD6により被制御ユニット127−4が制御される。
従って、ラッチ選択データが「00」又は「01」であるとき、制御データにより、通信制御回路102及び103に接続された被制御ユニット127が共通に制御され、ラッチ選択データが「10」又は「11」であるとき、制御データにより、通信制御回路102及び103に接続された各被制御ユニット127が個別に制御される。これにより、1回のシリアルデータ通信により、同時に、通信制御回路102及び103に接続された各被制御ユニット127を制御できる。
例えば、ICバスを用いたシリアル通信のように、制御データが複数の被制御ユニット127を個別に制御できる制御データを持たない場合、通信制御回路102及び103を個別に制御するときは、2回以上のシリアルデータ通信を行わなければならず、シリアル通信時間が2倍以上に増大する。
図5は、図1の通信制御回路102のシフトレジスタ121、図2のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123の詳細構成を示すブロック図である。図5において、データラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123は、図1の通信制御回路102のデータ制御回路126−1〜126−4のうちいずれか1つのデータ制御回路内のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123である。シフトレジスタ121には、他のデータ制御回路内のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123も同様に接続されるが、説明を簡単にするため、ここでは省略する。また、通信制御回路103においても、シフトレジスタ121に代えてシフトレジスタ131を備える点以外は同様の構成を有する。図5において、シフトレジスタ121は送信されるデータ信号DATのビット数に対応する10個のタンデム接続された遅延型フリップフロップ回路(以下、D−FFという。)311〜320を備えて構成される。シフトレジスタ121は、クロック信号CLKに基づいてホストコントローラ101からのデータ信号DATをD−FF311〜320により順次シフトしながら取り込み、シリアル/パラレル変換した後、D−FF311及び312の各出力信号を2ビットのラッチ選択信号CLSとしてデータラッチセレクタ122に出力し、D−FF313〜320の各出力信号を8ビットの制御信号CDAT1としてデータラッチ回路123に出力する。
データラッチ回路123は、D−FF321〜328及び選択器329〜336を備えて構成される。シフトレジスタ121に、データ信号DATの全てのビットが取り込まれると、次に、ホストコントローラ101からストローブ信号STBが入力される。シフトレジスタ121に取り込まれた信号のうち制御信号CDAT1は、ストローブ信号STBの立ち上がりエッジをトリガとして、データラッチ回路123のD−FF回路321〜328の各D入力端子に取り込まれる。このとき、データラッチセレクタ122により、データラッチ定義信号CLACとラッチ選択信号CLSとの比較が行われる。例えば、データラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123が、ラッチ選択データ「11」に対応する被制御ユニット127に接続されたデータ制御回路126内に存在する場合、ラッチ選択信号CLSが「11」である場合には、アドレスが一致したと判断され、データラッチセレクタ122は、D−FF回路321〜328のD入力端子にシフトレジスタ121のD−FF回路313〜320のQ出力端子が接続されるように選択器329〜336を制御する信号を出力する。これにより、データラッチ回路123にシフトレジスタ121の制御信号CDAT1が取り込まれて保持される。ラッチ選択信号CLSが「11」以外の場合には、アドレスが一致していないと判断され、データラッチセレクタ122は、D−FF回路321〜328のD入力端子にD−FF回路321〜328のQ出力端子が選択されるように選択器329〜336を制御する信号を出力する。この場合、ストローブ信号STBが入力されても、シフトレジスタ121の制御信号CDAT1はデータラッチ回路123に取り込まれず、前の制御データを保持し続ける。
図6は、図2の制御データセレクタ124の詳細構成を示す回路図である。図6において、制御データセレクタ124は、AND回路412〜419と、OR回路420〜423と、NOT回路411とを備えて構成される。AND回路412,414,416,418の一方の入力端子にはデータラッチ回路123からの制御信号CDAT2の対応する各ビットが入力され、他方の入力端子にはNOT回路411を介してデバイス定義信号CDEVが入力される。AND回路413,415,417,419の一方の入力端子にはデータラッチ回路123からの制御信号CDAT2の対応する各ビットが入力され、他方の入力端子にはデバイス定義信号CDEVが入力される。OR回路420〜423の各入力端子には、それぞれ、AND回路412,413の各出力信号、AND回路414,415の各出力信号、AND回路416,417の各出力信号、及びAND回路418,419の各出力信号が入力される。
制御データセレクタ124において、例えば、デバイス定義信号CDEVが通信制御回路102を示す「0」である場合、制御データセレクタ124からは、制御信号CDAT2のビットB0〜B3と等価な出力制御信号CDAT3が出力され、それ以外の制御信号CDAT2のビットB4〜B7は破棄される。同様に、デバイス定義信号CDEVが通信制御回路103を示す「1」である場合、制御信号CDAT2のビットB4〜B7と等価な出力制御信号CDAT3が出力され、それ以外の制御信号CDAT2のビットB0〜B3は破棄される。
従って、デバイス定義信号CDEVに応じて、制御信号CDAT2の任意のビットを選択することができるので、制御信号CDAT2のビットB0〜B3に通信制御回路102に接続された被制御ユニット127の制御データを格納し、制御信号CDAT2のビットB4〜B7に通信制御回路103に接続された被制御ユニット127の制御データを格納することにより、1回のシリアルデータ通信で、同時に、通信制御回路102及び103に接続された被制御ユニット127を制御することができる。
なお、図2に示すように、被制御ユニット127には、制御データセレクタ124により選択される前の8ビットの制御信号CDAT2も入力され、8ビットの制御信号CDAT2により共通に制御されてもよい。
図7は、図1の通信システムを用いた携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図7において、携帯電話機1は、アンテナ2〜6と、ブルートゥース無線送受信回路と、GPS(Global Positioning System)無線受信回路8と、映像及び音声無線送受信回路9と、制御部10と、充電池11と、電源管理回路12と、メモリ13と、SD(Secure Digital)メモリカード14と、スピーカ15と、ヘッドセット16と、USB(Universal Serial Bus)インタフェース17と、カメラ18と、ディスプレイ19と、チューナ回路20とを備えて構成される。映像及び音声無線送受信回路9は、スイッチ90と、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)91と、電力増幅器(PA:Power Amplifier)92と、電圧制御発振(VCO:Voltage Controlled Oscillator)回路93と、位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路94と、周波数変換回路95とを備えて構成される。制御部10は、ベースバンド処理回路96と、CPU97とを備えて構成される。チューナ回路20は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調回路21と、チューナ22,23とを備えて構成される。
制御部10は、ブルートゥース無線送受信回路7及びアンテナ2を介して、ブルートゥース規格に基づいてデータを送受信し、GPS無線受信回路8及びアンテナ3を介して、GPS衛星からのGPSデータを受信し、映像及び音声無線送受信回路9及びアンテナ4を介して、映像データ及び音声データを送受信する。無線受信された映像データ及び音声データは、それぞれディスプレイ19及びスピーカ15に出力される。
制御部10は、電源管理回路12を介して充電池11から電源を供給される。メモリ13は、例えばアドレス帳のデータ等を格納する。SDメモリカード14は、着脱可能に取り付けられた外部メモリである。また、携帯電話機1は、カメラ18により撮影が可能で、着脱可能なヘッドセット16を接続して使用することもでき、USBインタフェース17を介して他の装置と接続することができる。
チューナ回路20において、チューナICチップ105は、チューナ22と、通信制御回路102とを備えて構成され、チューナICチップ106は、チューナ23と通信制御回路103とを備えて構成され、OFDM復調回路21はホストコントローラ101を備えて構成される。チューナ22,23は、例えば、アンテナ5,6に入力された微弱信号を増幅する低雑音増幅器、周波数変換を行う混合器、不要周波数成分を除去するフィルタ、周波数変換を行うための局部発振信号を生成する発振器、局部発振信号を安定動作させる位相同期ループ回路等を備えていてもよい。OFDM復調回路21は、1つのICチップに形成される。通信制御回路102,103は、OFDM復調回路21のホストコントローラ101を介して制御部10のCPU97からの信号に従って、上述のように動作し、それぞれチューナ22,23内の各被制御ユニットを制御する。
以上説明したように、本実施形態に係る通信制御回路によれば、シフトレジスタ121からのパラレル変換後の制御信号CDAT1から、対応する被制御ユニット127を制御するための制御信号CDAT3を選択して出力する制御データセレクタ124を備えたので、1回のシリアル通信で複数の被制御ユニット127を同時に制御することができ、従って、ホストコントローラ101から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる。
また、ラッチ選択信号CLSと、データラッチ定義信号CLACとを比較するデータラッチセレクタ122と、ラッチ選択信号CLSと入力されたデータラッチ定義信号CLACとが一致するとき、ストローブ信号STBに基づいて、シフトレジスタ121からの制御信号CDAT1を保持して制御データセレクタ124に出力するデータラッチ回路を備えたので、データラッチ定義信号CLACに応じて、各通信制御回路102,103に接続された複数の被制御ユニット127を制御することができる。
なお、本実施形態において、ホストコントローラ101には2つの通信制御回路102,103が接続された。しかし、本発明はこの構成に限らず、3つ以上の通信制御回路が接続されてもよい。
また、送信されるデータ信号DATは、8ビットの制御データ及び2ビットのラッチ選択データを含んだが、各データのビット数はこれに限らない。但し、その場合、デバイス定義信号CDEVをn(nは自然数)ビット、送信される制御データをm(ただし、m≧k×2n:k=1,2,3,…)ビットとすると、2n個の通信制御回路につき、k個の被制御ユニット127を、1回のシリアルデータ通信で、同時に制御できる。また、図4に例示したラッチ選択データ毎のデータの構成は、単なる一例であって、他のデータの構成を有してもよい。
さらに、シフトレジスタ121の各D−FF回路311〜320のトリガとなるクロック信号CLK、ストローブ信号STBの取り込みエッジは、立ち上がりエッジに代えて立ち下がりエッジでも良い。その際、データ信号DATに変化がない略中央のタイミングで、クロック信号CLK、ストローブ信号STBの立ち下がり変化が行わなければならない。
以上説明したように、本発明に係る通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器によれば、通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段を備えたので、ホスト制御手段から3本のシリアル信号線を介して入力された信号を用いて、シリアル信号線の配線本数を増加させることなく、シリアル通信時間を短くすることができる。
本発明に係る通信制御回路及び方法、並びに通信システム及びそれを用いた電子機器は、例えば携帯電話機等に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図1の通信制御回路102のデータ制御回路126の詳細構成を示すブロック図である。 図1の通信制御回路102,103に送信される各信号を示すタイミングチャートである。 図3のデータ信号DATの構成の一例を示す表である。 図1の通信制御回路102のシフトレジスタ121、図2のデータラッチセレクタ122及びデータラッチ回路123の構成を示すブロック図である。 図2の制御データセレクタ124の詳細構成を示す回路図である。 図1の通信システムを用いた携帯電話機1の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…携帯電話機、
2〜6…アンテナ、
7…ブルートゥース無線送受信回路、
8…GPS無線受信回路、
9…映像及び音声無線送受信回路、
10…制御部、
11…充電池、
12…電源管理回路、
13…メモリ、
14…SDメモリカード、
15…スピーカ、
16…ヘッドセット、
17…USBインタフェース、
18…カメラ、
19…ディスプレイ、
20…チューナ回路、
21…OFDM復調回路、
22,23…チューナ、
90…スイッチ、
91…低雑音増幅器(LNA)、
92…電力増幅器(PA)、
93…電圧制御発振(VCO)回路、
94…位相同期ループ(PLL)回路、
95…周波数変換回路、
96…ベースバンド処理回路、
97…CPU、
101…ホストコントローラ、
102,103…通信制御回路、
104…データセレクタ、
105,106…ICチップ、
121…シフトレジスタ、
122…データラッチセレクタ、
123…データラッチ回路、
124…制御データセレクタ、
126…データ制御回路、
127…被制御ユニット、
DAT…データ信号、
CLK…クロック信号、
CLAC…データラッチ定義信号、
CDEV…デバイス定義信号
STB…ストローブ信号、
311〜328…遅延型フリップフロップ回路、
329〜336…選択器。

Claims (6)

  1. 3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号、クロック信号及びストローブ信号に従って、複数の被制御ユニットを制御する通信制御回路において、
    前記データ信号は、前記複数の被制御ユニットのうちいずれか少なくとも1つの被制御ユニットを制御するための制御データを含み、
    前記データ信号を前記クロック信号に従って順次取り込み、シリアル/パラレル変換を行い、変換後のデータ信号を出力するシフトレジスタと、
    前記通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、前記シフトレジスタからの変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力する制御データ選択手段とを備えたことを特徴とする通信制御回路。
  2. 前記データ信号はさらにラッチ選択データを含み、
    前記ラッチ選択データと、前記被制御ユニットを識別するための入力されたデータラッチ定義信号とを比較して、比較結果の信号を出力するデータラッチ選択手段と、
    前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致することを示すとき、入力される前記ストローブ信号に基づいて、上記シフトレジスタからの変換後のデータ信号のうちの制御データを保持して上記制御データ選択手段に出力する一方、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致しないことを示すとき、前記シフトレジスタからの変換後のデータ信号のうちの制御データを保持することを中止するデータラッチ手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の通信制御回路。
  3. 請求項1又は2記載の複数の通信制御回路を備えた通信制御システムであって、
    上記データ信号、上記クロック信号及び上記ストローブ信号を発生して、上記3本のシリアル信号線を介して上記複数の通信制御回路に送信するホスト制御手段を備えたことを特徴とする通信制御システム。
  4. 請求項3記載の通信制御システムを備えたことを特徴とする電子機器。
  5. 3本のシリアル信号線を介して入力されたデータ信号、クロック信号及びストローブ信号に従って、複数の被制御ユニットを制御する通信制御方法において、
    前記データ信号は、前記複数の被制御ユニットのうちいずれか少なくとも1つの被制御ユニットを制御するための制御データを含み、
    前記データ信号を前記クロック信号に従って順次取り込み、シリアル/パラレル変換を行い、変換後のデータ信号を出力するステップと、
    前記通信制御回路を識別するための入力されたデバイス定義信号に応じて、前記変換後のデータ信号から、対応する被制御ユニットを制御するための制御データを選択して出力するステップとを含むことを特徴とする通信制御方法。
  6. 前記データ信号はさらにラッチ選択データを含み、
    上記通信制御方法は、
    前記ラッチ選択データと、前記被制御ユニットを識別するための入力されたデータラッチ定義信号とを比較して、比較結果の信号を出力するステップと、
    前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致することを示すとき、入力される前記ストローブ信号に基づいて、上記変換後のデータ信号のうちの制御データを保持して出力する一方、前記比較結果の信号が、前記ラッチ選択データと、入力されたデータラッチ定義信号とが一致しないことを示すとき、前記変換後のデータ信号のうちの制御データを保持することを中止するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の通信制御方法。
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