JPWO2020100819A1 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

後輪(Rw)として、タイヤ外径(R1)が相違する複数種のタイヤの一つをスイングユニット(21)に対して選択的に装着可能である。リアサスペンション(26)の上マウントブラケット(101)は、スイングユニット(21)への装着が許容される後輪(Rw)のタイヤ外径(R1)に依らず、車体フレーム(2)の左右方向から見て後輪(Rw)の前端(Rf)よりも車体フレーム21の前後方向における前方に配置されている。車体フレーム(2)の左右方向から見たとき、防振リンク(24)の前ピボット軸線(Ap1)と後ピボット軸線(Ap2)を通る直線(Lv)とリアサスペンション(26)の伸縮軸線(Ls)との交点(Pc)は、スイングユニット(21)への装着が許容される後輪(Rw)のタイヤ外径(R1)に依らず、後輪(Rw)の前端(Rf)よりも車体フレーム(2)の前後方向における後方かつ後輪(Rw)の後端(Rr)よりも車体フレーム(2)の前後方向における前方に位置している。

Description

特許文献1は、鞍乗型車両の一例であるスクータ型の自動二輪車を開示している。このような鞍乗型車両の市場においては、ユーザの嗜好や生活様式の多様化に伴い、車両の仕様に対する要求もまた多様化している。
日本国特許出願公開2017−149165号公報
本発明の目的は、走行性を損なうことなく、市場からの多様な需要へ柔軟に応えうる鞍乗型車両を提供することである。
上記の目的を達成するための一態様は、鞍乗型車両であって、
車体フレームと、
後輪と、
前記後輪を回転させる動力を発生するエンジン、当該動力を前記後輪へ伝達する伝達機構、および前記後輪を支持しているスイングユニットと、
第一ピボット軸線を中心として回動可能に前記車体フレームに連結されており、かつ第二ピボット軸線を中心として回動可能に前記スイングユニットに連結されていることにより、前記スイングユニットの前記車体フレームの上下方向への揺動を可能にしている防振リンクと、
前記車体フレームに連結された上連結部、前記スイングユニットに連結された下連結部、および伸縮軸線に沿って伸縮することにより前記後輪の前記車体フレームの上下方向への変位を緩衝する緩衝部を備えているリアサスペンションと、
を備えており、
前記伝達機構と前記リアサスペンションは、前記後輪を挟んで前記車体フレームの左右方向における反対側に配置されており、
前記後輪として、タイヤ外径が相違する複数種のタイヤの一つを前記スイングユニットに対して選択的に装着可能であり、
前記リアサスペンションの前記上連結部は、前記スイングユニットへの装着が許容される前記後輪の前記タイヤ外径に依らず、前記車体フレームの左右方向から見て前記後輪の前端よりも前記車体フレームの前後方向における前方に配置されており、
前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記防振リンクの前記第一ピボット軸線と前記第二ピボット軸線を通る直線と前記リアサスペンションの前記伸縮軸線との交点は、前記スイングユニットへの装着が許容される前記後輪の前記タイヤ外径に依らず、前記後輪の前端よりも前記車体フレームの前後方向における後方かつ前記後輪の後端よりも前記車体フレームの前後方向における前方に位置している。
市場からの多様な需要に基づいて変更されうる様々な鞍乗型車両の仕様の一例として、後輪のタイヤ外径が挙げられる。例えば、タイヤ外径を小さくすることによって小回りが利きやすくなり、タイヤ外径を大きくすることによって高速走行性が向上する。一般的には、予め定められた後輪のタイヤ外径に基づいて所望の走行性が得られるように、車体フレーム、スイングユニット、防振リンク、リアサスペンションなどの寸法や相互の位置関係が設計される。換言すると、そのように設計された鞍乗型車両において装着される後輪のタイヤ外径のみが変更されると、防振リンクやリアサスペンションが本来の性能を発揮できず、所望の走行性を得ることが困難になる。したがって、変更後のタイヤ外径に適した防振リンクやリアサスペンションへの変更が必要になる場合がある。
具体的には、防振リンクは、その回動軸を中心とする回動を通じてエンジンに起因する振動成分を吸収し、当該振動成分の車体フレームへの伝達を防いでいる。上述のように後輪のタイヤ外径が変更されると、部品間の位置関係の変化に起因して防振リンクの回動が規制される場合がある。このような状況下においては、本来吸収されるべき振動成分が防振リンクの回動軸に伝達し、当該回動軸に対して水平方向の反力が作用しうる。これにより、当該振動成分が車体フレームに伝達され、鞍乗型車両の乗り心地に影響が及ぶ場合がある。すなわち、所望の走行性が損なわれうる。
本願発明者は、少なくとも車体フレーム、スイングユニット、防振リンク、およびリアサスペンションを含む共通のアセンブリに対してタイヤ外径が相違する複数種の後輪を装着可能にすることによって、市場からの多様な需要に応えようと着想した。さらに、本願発明者は、タイヤ外径が相違する複数種の後輪を装着可能であるこのような共通のアセンブリにおいて、装着される後輪のタイヤ外径に依らず走行性を損なうことがない仕様がどのようなものであるかを検討した。
車体フレームの左右方向から見たときに防振リンクの第一ピボット軸線と第二ピボット軸線を通る直線が車体フレームの上下方向に対してなす角度は、主として防振リンクに対して作用する後輪の推進力に対して防振リンクの防振機能が正常に機能することができる許容推進力の大きさに影響を及ぼす。他方、車体フレームの左右方向から見たときにリアサスペンションの伸縮軸線が車体フレームの上下方向に対してなす角度は、車体フレームの上下方向に沿う向きの力が後輪に作用することによって各ピボット軸を中心として防振リンクを回動させる力の大きさ、およびリアサスペンションの衝撃緩衝能力に影響を及ぼす。本願発明者は、この二つの角度の大きさが、鞍乗型車両の走行性に与える影響が特に大きいことに着目した。さらに、本願発明者は、装着が許容される後輪のタイヤ外径に依らず当該直線と伸縮軸線の交点が上記の位置的条件を満足するように当該二つの角度を定めることが、タイヤ外径が相違する複数種の後輪を装着可能でありながら走行性を損なわない共通のアセンブリに求められる仕様であることを見出した。
したがって、上記の構成によれば、装着される後輪のタイヤ外径を変更することにより、共通のアセンブリにおける部品交換を伴わずとも、走行性を損なうことなく市場からの多様な需要へ柔軟に応えうる鞍乗型車両を提供できる。
本願発明者は、タイヤ外径が相違する複数種の後輪を装着可能でありながら走行性を損なわない共通のアセンブリが満足すべき条件についてさらに検討を重ねた結果、下記の条件の少なくとも一つがさらに満足されていることが好ましいことを見出した。

・前記タイヤ外径が許容最大値をとるタイヤが前記後輪として前記スイングユニットに装着された場合において、前記交点は、当該後輪の接地点よりも前記車体フレームの上下方向における上方または当該接地点と同一高さに位置している。

・前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記第一ピボット軸線と前記第二ピボット軸線は、前記リアサスペンションの前記上連結部よりも前記車体フレームの前後方向における前方に位置している。

・前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記第一ピボット軸線および前記第二ピボット軸線を結ぶ直線と、前記リアサスペンションの前記伸縮軸線とがなす角度は、20度以上である。

・前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記上連結部と前記下連結部を結ぶ直線の長さは、前記第一ピボット軸線と前記上連結部を結ぶ直線の長さ、および前記第一ピボット軸線と前記下連結部を結ぶ直線の長さよりも短い。

・前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記上連結部と前記下連結部を結ぶ直線の長さは、前記第二ピボット軸線と前記上連結部を結ぶ直線の長さ、および前記第二ピボット軸線と前記下連結部を結ぶ直線の長さよりも短い。

・前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記下連結部は、前記後輪の回転中心よりも前記車体フレームの上下方向における上方に位置している。

・前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記上連結部は、前記第二ピボット軸線よりも前記車体フレームの前後方向における後方に位置している。
一実施形態に係る鞍乗型車両を例示する左側面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両を例示する左側面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両を例示する平面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両を例示する右側面図である。 スイングユニットの内部を例示する断面図である。 防振リンクを下方から見た外観を例示する図である。 図6Aの線VIB−VIBに沿って矢印方向から見た防振リンクの断面図である。 図6Aの線VIC−VICに沿って矢印方向から見た防振リンクの断面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両の後部を例示する右側面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両の後部を例示する平面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスに加えて、リアサスペンションおよびマフラーが取り外された鞍乗型車両の後部を例示する右側面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両の後部を例示する右側面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスに加えて、エアクリーナーボックスが取り外された鞍乗型車両の後部を例示する平面図である。 リアサスペンションの内部を例示する断面図である。 リアサスペンションに設けられた油圧ダンパの内部を例示する断面図である。 タイヤ外径が相違する二台の鞍乗型車両を例示する背面図である。 図10の例よりも大きなタイヤ径を有する後輪が装着された鞍乗型車両の後部を例示する右側面図である。 図10の例よりも小さなタイヤ径を有する後輪が装着された鞍乗型車両の後部を例示する右側面図である。 外装カバー、シート、および収納ボックスが取り外された鞍乗型車両の後部を例示する右側面図である。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。以降の説明においては、特に断りがない限り、水平な路面Rs上に配置された基準姿勢の鞍乗型車両1について説明する。基準姿勢は、鞍乗型車両1が直進する直進位置(図3に例示されるステアリングハンドル14の位置)にステアリングハンドル14が配置され、後輪Rwの回転中心C1が水平な姿勢である。
前後方向、上下方向、および左右方向は、基準姿勢の鞍乗型車両1に基づいて定義される。左右方向は、車幅方向に相当する。車両中央WOは、ヘッドパイプ3の中心線を通り、後輪Rwの回転中心C1に直交する鉛直面に相当する。以下の説明における平面視および側面視は、特に断りがない限り、それぞれ、鞍乗型車両1の平面視および側面視を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両1を例示する左側面図である。図2、図3、および図4は、それぞれ、外装カバー39、シート11、および収納ボックス12が取り外された鞍乗型車両1を例示する左側面図、平面図、および右側面図である。図1中の「U」および「F」は、それぞれ、鞍乗型車両1の上方向および前方向を示している。図2中の「L」は、鞍乗型車両1の左方向を示している。他の図についても同様である。したがって、矢印Uの逆方向、矢印Fの逆方向、および矢印Lの逆方向は、それぞれ鞍乗型車両1の下方向、後方向、および右方向を示している。
本明細書において、「車体フレームの前後方向」、「車体フレームの左右方向」、および「車体フレームの上下方向」とは、リーン車両を運転する運転者から見たとき、車体フレームを基準とした前後方向、左右方向、および上下方向を意味する。「車体フレームの左右方向」は、「車幅方向」と言い換えられうる。「車体フレームの側方」とは、車体フレームの左右方向における右方あるいは左方を意味している。
本明細書において、「車体フレームの前後方向に延びる」とは、車体フレームの前後方向に対して傾いて延びることを含み、車体フレームの左右方向および上下方向と比較して、車体フレームの前後方向に近い傾きで延びることを意味する。
本明細書において、「車体フレームの左右方向に延びる」とは、車体フレームの左右方向に対して傾いて延びることを含み、車体フレームの前後方向および上下方向と比較して、車体フレームの左右方向に近い傾きで延びることを意味する。
本明細書において、「車体フレームの上下方向に延びる」とは、車体フレームの上下方向に対して傾いて延びることを含み、車体フレームの前後方向および左右方向と比較して、車体フレームの上下方向に近い傾きで延びることを意味する。
本明細書において、「車体フレームの左右方向における部材Aの左方」とは、車体フレームの左右方向における左方へ部材Aを平行移動させたときに当該部材Aが通過する空間を指す。部材Aの右方についても同様に定義される。
本明細書において、「部材Aよりも車体フレームの左右方向における左方」とは、車体フレームの左右方向における左方へ部材Aを平行移動させたときに当該部材Aが通過する空間に加え、当該空間から車体フレームの左右方向に直交する向きに広がる空間を含む。部材Aよりも右方についても同様に定義される。
本明細書において、「車体フレームの上下方向における部材Aの上方」とは、車体フレームの上下方向における上方へ部材Aを平行移動させたときに当該部材Aが通過する空間を指す。部材Aの下方についても同様に定義される。
本明細書において、「部材Aよりも車体フレームの上下方向における上方」とは、車体フレームの上下方向における上方へ部材Aを平行移動させたときに当該部材Aが通過する空間に加え、当該空間から車体フレームの上下方向に直交する向きに広がる空間を含む。部材Aよりも下方についても同様に定義される。
本明細書において、「車体フレームの前後方向における部材Aの前方」とは、車体フレームの前後方向における前方へ部材Aを平行移動させたときに当該部材Aが通過する空間を指す。部材Aの後方についても同様に定義される。
本明細書において、「部材Aよりも車体フレームの前後方向における前方」とは、車体フレームの前後方向における前方へ部材Aを平行移動させたときに当該部材Aが通過する空間に加え、当該空間から車体フレームの前後方向に直交する向きに広がる空間を含む。部材Aよりも後方についても同様に定義される。
本明細書において、「回転」とは、部材が軸線を中心として360度以上の角度で変位することを指す。本明細書において、「回動」とは、部材が軸線を中心として360度未満の角度で変位することを指す。
本明細書において、「連結される」とは、ある部材と別の部材が直接的に連結される場合だけでなく、ある部材と別の部材が、さらに別の部材を介して間接的に連結される場合を含む意味である。
図1に例示されるように、鞍乗型車両1は、例えば、スクータである。鞍乗型車両1は、外装カバー39で覆われた車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、後方かつ上方に斜めに延びるヘッドパイプ3を含む。図2に例示されるように、車体フレーム2は、さらに、ヘッドパイプ3から後方かつ下方に斜めに延びるダウンフレーム4と、ダウンフレーム4から後方かつ上方に斜めに延びる一対のロワーフレーム5とを含む。ダウンフレーム4およびロワーフレーム5は、例えば中空の金属部材である。一対のロワーフレーム5の前端は、ヘッドパイプ3よりも下方に配置されている。一対のロワーフレーム5は、車体フレーム2の左右方向から見て互いに重なっている。
図1に例示されるように、鞍乗型車両1は、運転者が座る鞍型のシート11と、シート11の下方に配置された収納ボックス12とを含む。図1は、運転者が座るメインシート11mと同乗者が座るタンデムシート11tとが、シート11に設けられている例を示している。シート11は、一人乗り用であってもよい。シート11および収納ボックス12は、ヘッドパイプ3の後方に配置されている。収納ボックス12の上端部に設けられた開口は、シート11によって開閉される。図1は、収納ボックス12の開口がシート11によって閉じられた閉位置にシート11が配置されている状態を示している。
シート11は、収納ボックス12を介して車体フレーム2に連結されている。図3に例示されるように、車体フレーム2は、右方のロワーフレーム5から左方のロワーフレーム5に延びるクロスメンバ6と、クロスメンバ6から前方に延びる一対のフロントステー7と、一対のロワーフレーム5から後方に延びる一対のリアステー(右リアステー8および左リアステー9)とを含む。収納ボックス12は、複数のボルトによって取り外し可能にフロントステー7、右リアステー8、および左リアステー9に固定されている。
フロントステー7は、右リアステー8および左リアステー9よりも前方に配置されている。車幅方向における一対のフロントステー7の間隔は、車幅方向における右リアステー8および左リアステー9の間隔よりも狭い。フロントステー7は、右リアステー8および左リアステー9よりも車幅方向における内方に配置されている。フロントステー7は、車体フレーム2の上下方向から見て後輪Rwの前方に配置されている。右リアステー8および左リアステー9は、後輪Rwよりも車幅方向における外方に配置されている。
右リアステー8および左リアステー9は、いずれも、例えば金属製である。右リアステー8は、右方のロワーフレーム5から後方に延びており、左リアステー9は、左方のロワーフレーム5から後方に延びている。右リアステー8の後端2rは、左リアステー9の後端9rよりも後方に配置されている。右リアステー8の後端2rは、車体フレーム2のうちで最も後方に位置する車体フレーム2の後端2rに相当する。車体フレーム2の後端2rは、後輪Rwの回転中心C1よりも前方に配置されている。これとは反対に、シート11の後端11rは、後輪Rwの回転中心C1よりも後方に配置されている。
図2に例示されるように、鞍乗型車両1を操舵するステアリング装置13は、運転者によって操作されるステアリングハンドル14と、前輪Fwを回転可能に支持するフロントフォーク16とを含む。前輪支持部材の一例であるフロントフォーク16は、前輪Fwの右方および左方にそれぞれ配置された一対のフォークパイプ17と、ヘッドパイプ3に挿入されたステアリングシャフト15とを含む。前輪Fwは、路面Rs上を転がるゴム製のタイヤTと、タイヤTに取り囲まれた金属製のホイールWとを含む。ホイールWは、タイヤTに取り囲まれた環状のリムRと、リムRに取り囲まれた環状のハブHと、ハブHからリムRに延びる複数のスポークSとを含む。後輪RwもタイヤTおよびホイールWを含む。
ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ3の上端部から上方に突出している。ステアリングハンドル14は、ステアリングシャフト15の上端部に連結されている。ステアリングハンドル14は、ヘッドパイプ3の上方に配置されている。ステアリングハンドル14が操作されると、前輪Fwは、ステアリングハンドル14およびフロントフォーク16とともに、ヘッドパイプ3の中心線を中心として左右に回動する。これにより、鞍乗型車両1が操舵される。
鞍乗型車両1は、車体フレーム2に対して上下に揺動可能なスイングユニット21を含む。スイングユニット21は、鞍乗型車両1を走行させるパワーユニットの一例である。スイングユニット21は、後輪Rwを回転させる動力を発生するエンジン22と、エンジン22の動力を後輪Rwに伝達する伝達機構23とを含む。伝達機構23は、エンジン22から後方に延びている。後輪Rwは、伝達機構23によって回転可能に支持されている。エンジン22は、防振リンク24を介して車体フレーム2に取り付けられている。後輪Rwおよびスイングユニット21は、防振リンク24を車幅方向に通過する水平な前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2の各々を中心として車体フレーム2の上下方向に揺動可能である。
図3に例示されるように、後輪Rwは、スイングユニット21の右方に配置されている。鞍乗型車両1は、後輪Rwの右方に配置されたリアアーム25と、スイングユニット21の振動を吸収するリアサスペンション26とを備えている。後輪Rwは、車幅方向におけるスイングユニット21およびリアアーム25の間に配置されている。後輪Rwは、スイングユニット21およびリアアーム25に回転可能に支持されている。
図4に例示されるように、リアサスペンション26の上端部は、車体フレーム2に取り付けられており、リアサスペンション26の下端部は、リアアーム25を介してスイングユニット21に取り付けられている。リアサスペンション26は、後輪Rwよりも右方に配置されている。したがって、リアサスペンション26は、後輪Rwに対して伝達機構23とは反対側に配置されている。リササスペンションは、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwに重なっている。
図2に例示されるように、鞍乗型車両1は、エンジン22に供給される燃料を貯留する燃料タンク27を含む。燃料タンク27は、車体フレーム2に取り付けられている。燃料タンク27は、後述するフットボード44(図1参照)の下に配置されている。燃料タンク27は、フットボード44の下以外の位置に配置されていてもよい。燃料タンク27は、車幅方向における一対のロワーフレーム5の間に配置されている。燃料タンク27は、車体フレーム2の上下方向から見てエンジン22の前方に配置されている。給油口を開閉するフィラーキャップ29は、車幅方向におけるヘッドパイプ3の外方に配置されている。給油口に流入した燃料は、燃料タンク27から上方に延びる燃料配管28によって燃料タンク27に導かれる。
図3に例示されるように、鞍乗型車両1は、エンジン22に供給される空気から異物を除去するエレメントEを収容したエアクリーナーボックス30と、エアクリーナーボックス30からエンジン22に空気を案内する吸気管31とを備えている。鞍乗型車両1は、さらに、エンジン22で生成された排気ガスを大気に放出するマフラー32を備えている。マフラー32は、エンジン22から排出された排気ガスを下流に案内する排気管33と、排気管33によって案内された排気ガスを大気中で開口する排気口34pから放出するサイレンサー34とを含む。
エアクリーナーボックス30は、伝達機構23の上方に配置されている。エンジン22は、車体フレーム2の上下方向から見てエアクリーナーボックス30の前方に配置されている。吸気管31は、エアクリーナーボックス30から前方に延びている。図4に例示されるように、排気管33は、エンジン22から後方に延びている。サイレンサー34は、排気管33から後方に延びている。排気管33およびサイレンサー34は、リアアーム25の右方に配置されており、車体フレーム2の左右方向から見てリアアーム25に重なっている。排気管33の前端部は、エンジン22に取り付けられている。サイレンサー34は、リアアーム25に取り付けられている。マフラー32は、後輪Rwおよびスイングユニット21とともに車体フレーム2に対して上下に揺動可能である。
図1に例示されるように、鞍乗型車両1は、前方に光を発するヘッドランプ35と、運転者の操作に応じて点滅する二つのフロントフラッシャー36とを含む。鞍乗型車両1は、さらに、後方に光を発するテールランプ37と、運転者の操作に応じて点滅する二つのリアフラッシャー38とを含む。ヘッドランプ35およびフロントフラッシャー36は、シート11よりも前方に配置されている。テールランプ37およびリアフラッシャー38は、後輪Rwの前端Rfよりも後方に配置されている。
鞍乗型車両1の外装カバー39は、ステアリングハンドル14の前方および後方に配置されたハンドルカバー40と、ヘッドパイプ3の前方に配置されたフロントカバー41と、ヘッドパイプ3の後方に配置されたレッグシールド42とを含む。レッグシールド42は、前後方向におけるヘッドパイプ3とシート11との間に配置されている。外装カバー39のフロントフェンダー43は、前輪Fwの上方に配置されている。フロントフェンダー43は、前輪Fwとともに左右に回動する。ハンドルカバー40は、ステアリングハンドル14とともに左右に回動する。
外装カバー39は、一対のロワーフレーム5の上方に配置されたフットボード44と、一対のロワーフレーム5の右方および左方にそれぞれ配置された一対のアンダーサイドカバー45と、シート11の下方に配置されたロワーカバー46とを含む。ロワーカバー46は、レッグシールド42の後方に配置されている。外装カバー39は、シート11に着座している運転者の足および脚が配置されるレッグスペースSLを前後方向におけるレッグシールド42とロワーカバー46との間に形成している。
シート11に着座している運転者の足は、フットボード44の上面に設けられたフラット面44sに置かれる。フラット面44sは、鞍乗型車両1の右端から鞍乗型車両1の左端まで車幅方向に延びている。フラット面44sは、凹凸のない完全な平面であってもよいし、足を置くのに支障のない程度の凹部または凸部(例えば、1〜2cm程度の凹部または凸部)が設けられた実質的な平面であってもよい。シート11に着座している運転者の足がフラット面44sに置かれているとき、運転者の脚は、レッグシールド42の後方に配置される。
外装カバー39は、収納ボックス12の右方および左方にそれぞれ配置された一対のリアサイドカバー47と、後輪Rwの上方および後方に配置されたリアフェンダー49とを含む。リアフェンダー49は、収納ボックス12から後方に延びるステー48を介して収納ボックス12に支持されている。リアフェンダー49は、ステー48から下方に延びている。二つのリアフラッシャー38は、リアフェンダー49に取り付けられている。テールランプ37は、収納ボックス12を介して車体フレーム2に取り付けられている。テールランプ37は、収納ボックス12の後方に配置されている。
図4に例示されるように、ロワーフレーム5は、フットボード44(図1参照)の下方に配置されたフロントフレーム51と、シート11(図1参照)の下方に配置されたリアフレーム53と、フロントフレーム51からリアフレーム53に延びるコーナーフレーム52とを含む。フロントフレーム51は、ダウンフレーム4から斜め上方向に後方に延びており、リアフレーム53は、コーナーフレーム52から斜め上方向に後方に延びている。
リアフレーム53は、車体フレーム2の左右方向から見てエンジン22に重なっている。リアフレーム53は、車体フレーム2の左右方向から見てリアサスペンション26の前方に配置されている。リアサスペンション26は、リアフレーム53に固定された右リアステー8から斜め下方向に後方に延びている。リアフレーム53が車体フレーム2の左右方向から見て後方に倒れている一方で、リアサスペンション26は、車体フレーム2の左右方向から見て前方に倒れている。リアフレーム53およびリアサスペンション26は、前後方向に離れている。後述する冷却ファン78は、前後方向におけるリアフレーム53およびリアサスペンション26の間に配置されている。
排気管33は、車体フレーム2の左右方向から見てリアフレーム53およびリアサスペンション26の下方に配置されている。排気管33の前端部は、車体フレーム2の左右方向から見てエンジン22の下方に配置されている。排気管33の後端部は、車体フレーム2の左右方向から見てリアサスペンション26の下方に配置されている。冷却ファン78は、車体フレーム2の左右方向から見て排気管33の上方に配置されている。冷却ファン78は、車体フレーム2の左右方向から見てリアフレーム53、リアサスペンション26、および排気管33によって囲まれた三角形状の空間内に配置されている。
リアフレーム53の上端は、ロワーフレーム5の上端5uに相当する。リアフレーム53の後端は、ロワーフレーム5の後端5rに相当する。右リアステー8は、リアフレーム53から後方に延びている。右リアステー8の後端2rは、ロワーフレーム5の後端5rよりも後方に配置されている。右リアステー8の後端2rは、車体フレーム2の後端2rに相当する。車体フレーム2の後端2rは、ロワーフレーム5の後端5rよりも下方に配置されている。
ロワーフレーム5の上端5uは、ヘッドパイプ3の下端3Lよりも下方に配置されている。ロワーフレーム5の上端5uは、後述するシリンダ57よりも上方に配置されている。ロワーフレーム5の上端5uは、後述するクランクシャフト55の回転軸線Acよりも上方に配置されている。ロワーフレーム5の後端5rは、クランクシャフト55の回転軸線Acよりも後方に配置されている。ロワーフレーム5の後端5rは、リアサスペンション26の上端26uよりも上方に配置されている。ロワーフレーム5の後端5rは、後輪Rwの上端Ruよりも上方に配置されている。ロワーフレーム5の後端5rは、後輪Rwの前端Rfよりも前方に配置されている。
車体フレーム2の後端2rは、ヘッドパイプ3の下端3Lよりも下方に配置されている。車体フレーム2の後端2rは、シリンダ57よりも上方に配置されている。車体フレーム2の後端2rは、クランクシャフト55の回転軸線Acよりも上方に配置されている。車体フレーム2の後端2rは、クランクシャフト55の回転軸線Acよりも後方に配置されている。車体フレーム2の後端2rは、後輪Rwの上端Ruよりも上方に配置されている。車体フレーム2の後端2rは、後輪Rwの回転中心C1よりも前方に配置されている。車体フレーム2の後端2rは、リアサスペンション26の上端26uよりも上方に配置されている。
次に、スイングユニット21について説明する。図5は、スイングユニット21の内部を例示する断面図である。
エンジン22は、燃料の燃焼に伴って往復運動するピストン54と、ピストン54を収容するシリンダ57と、ピストン54の往復に伴って回転するクランクシャフト55と、ピストン54とクランクシャフト55とを接続するコネクティングロッド56とを含む。図5は、シリンダ57の中心線Lcが車体フレーム2の上下方向から見て前後方向に延びており、クランクシャフト55の回転軸線Acが車体フレーム2の上下方向から見て左右方向に延びている例を示している。シリンダ57の中心線Lcおよびクランクシャフト55の回転軸線Acの方向はこれに限られない。
シリンダ57は、ピストン54を収容するシリンダボディ59と、空気と燃料の混合気が燃焼する燃焼室60をピストン54およびシリンダボディ59とともに形成するシリンダヘッド58とを含む。エンジン22は、燃焼室60内で混合気に着火する点火プラグ61と、燃焼室60の内面で開口する吸気ポートを開閉する吸気バルブと、燃焼室60の内面で開口する排気ポートを開閉する排気バルブとを含む。空気は、吸気ポートを介して燃焼室60に供給され、排気ガスは、排気ポートを介して燃焼室60から排出される。
伝達機構23は、エンジン22から伝達された回転の速度を連続的に変更しながら当該回転を後輪Rwの方に伝達するベルト式のCVT62(Continuously Variable Transmission)を含む。CVT62は、クランクシャフト55とともに回転するドライブプーリ63と、ドライブプーリ63の後方に配置されたドリブンプーリ65と、ドライブプーリ63およびドリブンプーリ65に掛け渡されたエンドレスベルト64と、遠心クラッチ66を介してセカンダリーシャフト67に連結されたセカンダリーシャフト67とを含む。クランクシャフト55の回転は、ドライブプーリ63、エンドレスベルト64、およびドリブンプーリ65によってその速度が連続的に変更されながら、ドリブンプーリ65に伝達される。これにより、クランクシャフト55の回転がセカンダリーシャフト67に伝達される。
伝達機構23は、さらに、CVT62から伝達された回転の速度を低下させながら当該回転を後輪Rwの方に伝達する減速機68を含む。減速機68は、セカンダリーシャフト67とともに回転するドライブギア69と、ドライブギア69に噛み合わされたカウンターギア70と、カウンターギア70に噛み合わされたドリブンギア71とを含む。セカンダリーシャフト67の回転は、ドライブギア69およびカウンターギア70を介してドリブンギア71に伝達される。車幅方向に延びる車軸72は、ドリブンギア71に挿入されており、ドリブンギア71とともに回転する。車軸72は、後輪RwのハブHを車幅方向に貫通しており、アクスルナットNaによって後輪RwのホイールWに固定されている。これにより、クランクシャフト55の回転が後輪Rwに伝達される。
エンジン22は、クランクシャフト55を収容するクランクケース73を含む。伝達機構23は、CVT62を収容するCVTケース74を含む。遠心クラッチ66および減速機68も、CVTケース74に収容されている。CVTケース74は、クランクケース73の左方に配置されたメインケース75と、メインケース75の左方に配置されたサイドケース76とを含む。メインケース75およびサイドケース76は、CVT62を収容している。クランクケース73は、メインケース75から右方に延びている。シリンダボディ59は、クランクケース73から前方に延びている。
車軸72は、CVTケース74のメインケース75から車幅方向に突出している。車軸72の両端部は、リアアーム25およびCVTケース74に支持されている。リアアーム25は、後輪Rwの右方に配置されている。CVTケース74は、後輪Rwの左方に配置されている。後輪Rwは、車幅方向におけるリアアーム25およびCVTケース74の間に配置されている。後輪Rwは、車軸72を介してリアアーム25およびCVTケース74に支持されている。
スイングユニット21は、クランクシャフト55の回転に伴って発電する発電機77(例えばフライホイールマグネトウ)と、クランクシャフト55とともに回転する冷却ファン78と、発電機77および冷却ファン78を収容するシュラウド79とを含む。発電機77、冷却ファン78、およびシュラウド79は、クランクケース73に対して伝達機構23とは反対側に配置されている。発電機77および冷却ファン78は、車幅方向におけるクランクケース73およびシュラウド79の間に配置されている。冷却ファン78は、車幅方向における発電機77の外方に配置されている。発電機77および冷却ファン78は、クランクシャフト55を取り囲んでいる。
次に、防振リンク24について説明する。図6Aは、防振リンク24を車体フレーム2の上下方向における下方から見た外観を例示している。図6Bは、図6Aの線VIB−VIBに沿って矢印方向から見た防振リンク24の断面を例示している。図6Cは、図6Aの線VIC−VICに沿って矢印方向から見た防振リンク24の断面を例示している。
図6Aに例示されるように、防振リンク24は、車体フレーム2とスイングユニット21との間に介在するリンク部材82と、スイングユニット21の振動を吸収する少なくとも一つのダンパユニットとを含む。図6Aは、車体フレーム2とリンク部材82との間に介在する一対のフロントダンパユニットDfと、リンク部材82とスイングユニット21との間に介在する一対のリアダンパユニットDrとが、防振リンク24に設けられている例を示している。リンク部材82は、一対のフロントダンパユニットDfを介して車体フレーム2に連結されており、一対のリアダンパユニットDrを介してスイングユニット21に連結されている。
スイングユニット21は、車幅方向に延びる前ピボット軸線Ap1を中心として車体フレーム2に対して揺動可能であり、車幅方向に延びる後ピボット軸線Ap2を中心として車体フレーム2に対して揺動可能である。前ピボット軸線Ap1は、第一ピボット軸の一例である。後ピボット軸線Ap2は、第二ピボット軸の一例である。
一対のフロントダンパユニットDfは、前ピボット軸線Ap1上に配置されている。一対のリアダンパユニットDrは、後ピボット軸線Ap2に配置されている。前ピボット軸線Ap1は、後ピボット軸線Ap2よりも前方に配置されている。前ピボット軸線Ap1は、後ピボット軸線Ap2よりも上方に配置されている。前ピボット軸線Ap1および後ピボット軸線Ap2は、クランクシャフト55の回転軸線Acよりも前方に配置されている(図4参照)。前ピボット軸線Ap1および後ピボット軸線Ap2は、クランクシャフト55の回転軸線Acよりも下方に配置されている。
一対のフロントダンパユニットDfは、リンク部材82に保持されている。一対のリアダンパユニットDrは、スイングユニット21に保持されている。リンク部材82は、一対のフロントダンパユニットDfを保持する一対のフロントホルダー部83を含む。スイングユニット21は、一対のリアダンパユニットDrを保持する一対のリアホルダー部86を含む。一対のフロントダンパユニットDfは、車体フレーム2に保持されていてもよい。一対のリアダンパユニットDrは、リンク部材82に保持されていてもよい。
リンク部材82は、一対のフロントホルダー部83に加えて、車幅方向における一対のリアホルダー部86の間に配置されたベース部85と、ベース部85から一対のフロントホルダー部83に延びるアーム部84とを含む。リンク部材82の一対のフロントホルダー部83は、車体フレーム2に設けられた一対のロワーステー81の間に配置されている。一対のロワーステー81は、それぞれ、一対のロワーフレーム5から下方に延びている(図4参照)。ロワーステー81は、ロワーフレーム5に固定されている。
図6Bに例示されるように、フロントダンパユニットDfは、ゴム製または樹脂製の筒状の弾性体Deと、弾性体Deに取り囲まれたインナーチューブDiと、弾性体Deを取り囲むアウターチューブDoとを含む。リアダンパユニットDrなどの他のダンパユニット(後述する上ダンパユニットDuおよび下ダンパユニットDL)も、弾性体De、インナーチューブDi、およびアウターチューブDoを備えている。インナーチューブDiの外周面は、接着等によって弾性体Deの内周面に結合されており、アウターチューブDoの内周面は、接着等によって弾性体Deの外周面に結合されている。インナーチューブDiおよびアウターチューブDoを相対的に回転させる力が加わると、弾性体Deが弾性変形し、インナーチューブDiおよびアウターチューブDoが相対的に回転する。
フロントダンパユニットDfのアウターチューブDoは、フロントホルダー部83に挿入されており、フロントホルダー部83に固定されている。フロントダンパユニットDfは、車幅方向におけるロワーステー81の内方に配置されている。ボルトB1は、ロワーステー81を車幅方向に貫通しており、フロントダンパユニットDfのインナーチューブDiに挿入されている。ナットN1は、車幅方向におけるフロントダンパユニットDfの内方に配置されており、ボルトB1にねじ止めされている。フロントダンパユニットDfのインナーチューブDiは、ボルトB1およびナットN1によって車幅方向に挟まれている。これにより、フロントダンパユニットDfのインナーチューブDiがロワーステー81に固定されている。
図6Cに例示されるように、リアダンパユニットDrのアウターチューブDoは、リアホルダー部86に挿入されており、リアホルダー部86に固定されている。ボルトB2は、一対のリアダンパユニットDrとリンク部材82のベース部85とを車幅方向に貫通している。ナットN2は、ボルトB2にねじ止めされている。一対のリアダンパユニットDrのインナーチューブDiは、ボルトB2およびナットN2によって車幅方向に挟まれている。リンク部材82のベース部85は、一対のリアダンパユニットDrのインナーチューブDiによって車幅方向に挟まれている。これにより、リンク部材82のベース部85が一対のリアダンパユニットDrのインナーチューブDiに固定されている。
次に、エアクリーナーボックス30およびリアアーム25について説明する。図7は、外装カバー39、シート11、および収納ボックス12が取り外された鞍乗型車両1の後部を例示する右側面図である。図8は、外装カバー39、シート11、および収納ボックス12が取り外された鞍乗型車両1の後部を例示する平面図である。図9は、外装カバー39、シート11、および収納ボックス12に加えて、リアサスペンション26およびマフラー32が取り外された鞍乗型車両1の後部を例示する右側面図である。
図8に例示されるように、エアクリーナーボックス30は、車幅方向に並んだセンターボックス91およびサイドボックス92を含む。センターボックス91およびサイドボックス92は、エレメントEを収容している。センターボックス91およびサイドボックス92は、後輪Rwの回転中心C1よりも前方に配置されている。サイドボックス92は、センターボックス91の左方に配置されている。サイドボックス92は、CVTケース74の上方に配置されており、車体フレーム2の上下方向から見てCVTケース74に重なっている。
センターボックス91は、車体フレーム2の上下方向から見てシリンダ57の後方に配置されている。吸気管31は、センターボックス91から前方に延びている。センターボックス91は、CVTケース74および後輪Rwの上方に配置されており、車体フレーム2の上下方向から見てCVTケース74および後輪Rwに重なっている。センターボックス91は、さらに、クランクケース73の上方に配置されており、車体フレーム2の上下方向から見てクランクケース73に重なっている。
エアクリーナーボックス30は、後輪Rwの前方に配置されたフロント部93と、後輪Rwの側方に配置されたサイド部94とを含む。フロント部93およびサイド部94は、センターボックス91の一部である。サイド部94は、車幅方向における後輪Rwの外方に配置されている。サイド部94は、車幅方向における後輪Rwおよびサイドボックス92の間に配置されている。フロント部93は、サイド部94から右方に延びている。
フロント部93の側面は、エアクリーナーボックス30の側面30sに相当する。エアクリーナーボックス30の側面30sは、後輪Rwよりも右方に配置されている。図7に例示されるように、リアサスペンション26は、エアクリーナーボックス30の右方に配置されており、車体フレーム2の左右方向から見てエアクリーナーボックス30の側面30sに重なっている。
図9に例示されるように、リアアーム25は、クランクケース73から後方に延びている。リアアーム25は、取り外し可能にクランクケース73に固定されている。車軸72は、リアアーム25に支持されている。リアアーム25は、クランクケース73に固定された少なくとも一つの固定部と、車軸72を支持する車軸支持部96とを含む。図9は、二つの固定部(上固定部95uおよび下固定部95L)がリアアーム25に設けられている例を示している。
上固定部95uおよび下固定部95Lは、二つのボルトB3によってクランクケース73に固定されている。上固定部95uおよび下固定部95Lは、クランクシャフト55の回転軸線Acよりも後方に配置されている。上固定部95uおよび下固定部95Lは、後輪Rwの回転中心C1よりも前方に配置されている。上固定部95uは、クランクシャフト55の回転軸線Acおよび後輪Rwの回転中心C1よりも上方に配置されている。下固定部95Lは、クランクシャフト55の回転軸線Acおよび後輪Rwの回転中心C1よりも下方に配置されている。上固定部95uは、後輪Rwの上端Ruよりも下方に配置されている。
車軸支持部96は、上固定部95uおよび下固定部95Lよりも後方に配置されている。車軸支持部96は、後輪Rwの右方に配置されている。車軸72は、車軸支持部96を左右方向に貫通する貫通穴に挿入されている。車軸72は、車軸72と車軸支持部96との間に配置されたベアリングを介して車軸支持部96に支持されている。図8に例示されるように、車軸支持部96は、車幅方向における後輪Rwおよびサイレンサー34の間に配置されている。
サイレンサー34は、リアアーム25に取り付けられている。同様に、リアサスペンション26は、リアアーム25に取り付けられている。リアアーム25は、マフラー32が取り付けられた少なくとも一つのマフラー取付部と、リアサスペンション26が取り付けられたサスペンション取付部99とを含む。図9は、3つのマフラー取付部(前マフラー取付部97f、後マフラー取付部97r、および下マフラー取付部97L)がリアアーム25に設けられている例を示している。
図8に例示されるように、サイレンサー34の前ブラケット98fは、リアアーム25の前マフラー取付部97fの側面に重ねられている。前ブラケット98fを前マフラー取付部97fに固定するボルトB4は、前ブラケット98fおよび前マフラー取付部97fを左右方向に貫通する貫通穴に挿入されている。前ブラケット98fは、ボルトB4および前マフラー取付部97fによって左右に挟まれている。これにより、前ブラケット98fが前マフラー取付部97fに固定されている。サイレンサー34の後ブラケット98rは、後マフラー取付部97rに固定されており、サイレンサー34の下ブラケット98Lは、下マフラー取付部97Lに固定されている。
図9に例示されるように、サスペンション取付部99は、全ての固定部(上固定部95uおよび下固定部95L)よりも後方に配置されている。サスペンション取付部99は、クランクシャフト55の回転軸線Acおよび後輪Rwの回転中心C1よりも上方に配置されている。サスペンション取付部99は、車軸支持部96よりも前方に配置されている。サスペンション取付部99は、全てのマフラー取付部(前マフラー取付部97f、後マフラー取付部97r、および下マフラー取付部97L)よりも前方に配置されている。下ダンパユニットDLは、サスペンション取付部99内に保持されている。リアサスペンション26は、下ダンパユニットDLを介してサスペンション取付部99に取り付けられている。
次に、リアサスペンション26について説明する。図10は、外装カバー39、シート11、および収納ボックス12が取り外された鞍乗型車両1の後部を例示する右側面図である。図11は、外装カバー39、シート11、および収納ボックス12に加えて、エアクリーナーボックス30が取り外された鞍乗型車両1の後部を例示する平面図である。図12は、リアサスペンション26の内部を例示する断面図である。図13は、リアサスペンション26に設けられた油圧ダンパ103の内部を例示する断面図である。図10では、ボルトBuおよびボルトBL(図11参照)の図示を省略している。
図10および図11に例示されるように、リアサスペンション26は、車体フレーム2に取り付けられた上マウントブラケット101と、リアアーム25を介してスイングユニット21に取り付けられた下マウントブラケット102とを含む。上マウントブラケット101は、上連結部の一例である。下マウントブラケット102は、下連結部の一例である。
図12に例示されるように、リアサスペンション26は、上マウントブラケット101と下マウントブラケット102との間に配置された油圧ダンパ103を含む。リアサスペンション26は、さらに、油圧ダンパ103を取り囲むコイルスプリング104と、コイルスプリング104を支持する上ストッパー105および下ストッパー106と、油圧ダンパ103およびコイルスプリング104を取り囲む筒状のサスペンションカバー107とを含む。
上マウントブラケット101は、油圧ダンパ103の上端部に連結されている。下マウントブラケット102は、油圧ダンパ103の下端部に連結されている。上ストッパー105は、上マウントブラケット101に設けられている。下ストッパー106は、油圧ダンパ103に設けられている。油圧ダンパ103は、コイルスプリング104内に挿入されている。コイルスプリング104は、上ストッパー105および下ストッパー106によって油圧ダンパ103の軸方向Daに挟まれている。
油圧ダンパ103は、油圧ダンパ103の軸方向Daに伸縮可能である。軸方向Daは、リアサスペンション26の伸縮軸線Lsに沿う方向である。油圧ダンパ103は、軸方向Daに伸縮することにより、後輪Rwの車体フレーム2の上下方向への変位を緩衝する。油圧ダンパ103は、緩衝部の一例である。
図13に例示されるように、油圧ダンパ103は、オイルを収容するシリンダチューブ108と、シリンダチューブ108の内部を油圧ダンパ103の軸方向Daに移動するピストンバルブ110と、油圧ダンパ103の軸方向Daにシリンダチューブ108から突出しており、ピストンバルブ110とともに油圧ダンパ103の軸方向Daに移動するピストンロッド109とを含む。図13は、油圧ダンパ103がツインチューブ型のダンパであり、ピストンロッド109がシリンダチューブ108から上方に突出している例を示している。油圧ダンパ103は、モノチューブ型のダンパであってもよい。ピストンロッド109は、シリンダチューブ108から下方に突出していてもよい。
図13に例示されるように、油圧ダンパ103がツインチューブ型のダンパである場合、シリンダチューブ108は、ピストンバルブ110を取り囲む内筒108iと、内筒108iを取り囲む外筒108oとを含む。内筒108iの内部空間は、ピストンバルブ110によって、油圧ダンパ103の軸方向Daに離れた二つのオイル室O1およびオイル室O2に仕切られている。内筒108iと外筒108oとの間に形成された流体室F1は、ベースバルブ111を介してオイル室O2に接続されている。オイル室O1およびオイル室O2にはオイルが収容されており、流体室F1にはオイルおよびガス(窒素ガスなど)が収容されている。
油圧ダンパ103が単筒式および複筒式のいずれであっても、オイル室O1、オイル室O2、および流体室F1は、シリンダチューブ108の外の空間から隔離された閉空間となっている。したがって、シリンダチューブ108内の流体(オイルまたはガス)は、シリンダチューブ108の外に流出できない。このように、リアサスペンション26は、油圧ダンパ103とは別体のリザーブタンク(サブタンクとも呼ばれる)を備えていないので、リアサスペンション26を小型化および軽量化できる。
図12に例示されるように、上マウントブラケット101は、上ダンパユニットDuを介して車体フレーム2に取り付けられている。上マウントブラケット101を車体フレーム2に取り付けるボルトBu(図11参照)は、上マウントブラケット101を車幅方向に貫通する上ボルト挿入穴Huに挿入される。上ダンパユニットDuは、上ボルト挿入穴Hu内に挿入されており、上マウントブラケット101に保持されている。上ダンパユニットDuは、車体フレーム2に保持されていてもよい。上マウントブラケット101は、車幅方向に延びる上ボルト挿入穴Huの中心線を中心として車体フレーム2に対して回転可能である。
下マウントブラケット102は、下ダンパユニットDLを介してリアアーム25に取り付けられている。下マウントブラケット102をリアアーム25に取り付けるボルトBL(図11参照)は、下マウントブラケット102を車幅方向に貫通する下ボルト挿入穴HLに挿入される。下ダンパユニットDLは、リアアーム25に設けられた保持穴Hr(図9参照)内に保持されている。下ダンパユニットDLは、下マウントブラケット102に保持されていてもよい。下マウントブラケット102は、車幅方向に延びる下ボルト挿入穴HLの中心線を中心としてリアアーム25に対して回転可能である。
図10に例示されるように、上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見て下マウントブラケット102よりも上方に配置されている。上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見て下マウントブラケット102よりも前方に配置されている。上マウントブラケット101および下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも後方に配置されている。上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも上方に配置されている。下マウントブラケット102の少なくとも一部は、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも下方に配置されている。上マウントブラケット101および下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見て前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2よりも後方に配置されている。上マウントブラケット101および下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見て前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2よりも上方に配置されている。
上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも上方に配置されている。上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも前方に配置されている。下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも後方に配置されている。下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwに重なっている。上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見てCVTケース74よりも上方に配置されている。下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見てCVTケース74に重なっている。下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見てCVTケース74の上面74s(図10参照)よりも下方に配置されている。
上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見て車体フレーム2の後端2rよりも前方に配置されている。下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見て車体フレーム2の後端2rよりも後方に配置されている。上マウントブラケット101および下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見て車体フレーム2の後端2rよりも下方に配置されている。上マウントブラケット101および下マウントブラケット102は、車体フレーム2の左右方向から見てヘッドパイプ3の下端3L(図4参照)よりも下方に配置されている。
図10に例示されるように、上マウントブラケット101は、右リアステー8の下方に配置されており、車体フレーム2の上下方向から見て右リアステー8に重なっている。同様に、サスペンションカバー107は、右リアステー8の下方に配置されており、車体フレーム2の上下方向から見て右リアステー8に重なっている。クランクケース73の後端73rは、車体フレーム2の上下方向から見て上マウントブラケット101よりも後方に配置されている。下マウントブラケット102は、車体フレーム2の上下方向から見て車幅方向における排気管33の内方に配置されている。
図10に例示されるように、上ボルト挿入穴Huは、車体フレーム2の左右方向から見て下ボルト挿入穴HLよりも上方に配置されている。上ボルト挿入穴Huは、車体フレーム2の左右方向から見て下ボルト挿入穴HLよりも前方に配置されている。上ボルト挿入穴Huおよび下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも後方に配置されている。上ボルト挿入穴Huは、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも上方に配置されている。下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも下方に配置されている。上ボルト挿入穴Huおよび下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見て前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2よりも後方に配置されている。上ボルト挿入穴Huおよび下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見て前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2よりも上方に配置されている。
上ボルト挿入穴Huおよび下ボルト挿入穴HLは、後輪Rwの回転中心C1よりも上方に配置されている。上ボルト挿入穴Huは、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも前方に配置されている。下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも後方に配置されている。上ボルト挿入穴Huは、車体フレーム2の左右方向から見て車体フレーム2の後端2rよりも前方に配置されている。下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見て車体フレーム2の後端2rよりも後方に配置されている。上ボルト挿入穴Huおよび下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見て車体フレーム2の後端2rよりも下方に配置されている。上ボルト挿入穴Huおよび下ボルト挿入穴HLは、車体フレーム2の左右方向から見てヘッドパイプ3の下端3L(図4参照)よりも下方に配置されている。
図12に例示されるように、油圧ダンパ103の中心線は、リアサスペンション26の伸縮軸線Lsに相当する。リアサスペンション26の伸縮軸線Lsは、前方に傾いている。リアサスペンション26の伸縮軸線Lsは、交点Piにおいて路面Rsと交わる。交点Piは、車体フレーム2の左右方向から見て、後輪Rwの前端Rfよりも後方でかつ後輪Rwの後端Rrよりも前方に位置している。
図10に例示されるように、後輪Rwのタイヤ外径R1を、車体フレーム2の前後方向における交点Pfと交点Prの間の距離と定義する。交点Pfは、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfを通る鉛直線と水平な路面Rsとの交点である。交点Prは、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの後端Rrを通る鉛直線と水平な路面Rsとの交点である。
本実施形態に係る鞍乗型車両1は、タイヤ外径R1が相違する複数種のタイヤの一つを、後輪Rwとしてスイングユニット21に対して選択的に装着可能である。図14は、タイヤ外径R1が相違する後輪Rwが装着された二台の鞍乗型車両1を車体フレーム2の前後方向における後方から見た外観を例示している。
スイングユニット21への装着が許容される後輪Rwのタイヤ外径R1の最小値は、鞍乗型車両1について要求される許容バンク角θbに基づいて定められる。図14から明らかなように、タイヤ外径R1が小さくなるほど、車体を側方に傾けたときに車体側部の部品が路面Rsと接触しやすくなり、鞍乗型車両1の許容バンク角θbは小さくなる。例えば図14の右側に例示される鞍乗型車両1についてより大きな許容バンク角θbが要求されているのであれば、より大きなタイヤ外径R1を有する後輪Rwが装着される必要がある。
スイングユニット21への装着が許容される後輪Rwのタイヤ外径R1の最大値は、車体フレーム2の前後方向における後輪Rwの前方と後方の少なくとも一方、および車体フレーム2の上下方向における後輪Rwの上方に位置する車体部品と後輪Rwの外周面が接触しないように定められる。例えば、図5に示される例の場合、後輪Rwのタイヤ外径R1は、後輪Rwの外周面がクランクケース73の後端と接触しないように定められる。
図10に例示されるように、リアサスペンション26の上マウントブラケット101は、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも車体フレーム2の前後方向における前方に配置されている。この位置関係は、スイングユニット21への装着が許容される後輪Rwのタイヤ外径R1に依らず成立するように定められている。
図10に例示されるように、車体フレーム2の左右方向から見たとき、防振リンク24の前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2を通る直線Lvとリアサスペンション26の伸縮軸線Lsとの交点Pcは、後輪Rwの前端Rfよりも車体フレーム2の前後方向における後方、かつ後輪Rwの後端Rrよりも車体フレーム2の前後方向における前方に配置されている。この位置関係は、スイングユニット21への装着が許容される後輪Rwのタイヤ外径R1に依らず成立するように定められている。
図15は、図10の例よりも大きなタイヤ外径R1’を有する後輪Rwが装着された鞍乗型車両1を例示している。なお、タイヤ外径R1’は、タイヤ外径の許容最大値に対応している。図16は、図10の例よりも小さなタイヤ外径R1”を有する後輪Rwが装着された鞍乗型車両1を例示している。いずれの状態においても、図10を参照して説明した交点Pcに係る上記の位置関係が成立していることが判る。
市場からの多様な需要に基づいて変更されうる様々な鞍乗型車両の仕様の一例として、後輪のタイヤ外径が挙げられる。例えば、タイヤ外径を小さくすることによって小回りが利きやすくなり、タイヤ外径を大きくすることによって高速走行性が向上する。一般的には、予め定められた後輪のタイヤ外径に基づいて所望の走行性が得られるように、車体フレーム、スイングユニット、防振リンク、リアサスペンションなどの寸法や相互の位置関係が設計される。換言すると、そのように設計された鞍乗型車両において装着される後輪のタイヤ外径のみが変更されると、防振リンクやリアサスペンションが本来の性能を発揮できず、所望の走行性を得ることが困難になる。したがって、変更後のタイヤ外径に適した防振リンクやリアサスペンションへの変更が必要になる場合がある。
具体的には、防振リンクは、その回動軸を中心とする回動を通じてエンジンに起因する振動成分を吸収し、当該振動成分の車体フレームへの伝達を防いでいる。上述のように後輪のタイヤ外径が変更されると、部品間の位置関係の変化に起因して防振リンクの回動が規制される場合がある。このような状況下においては、本来吸収されるべき振動成分が防振リンクの回動軸に伝達し、当該回動軸に対して水平方向の反力が作用しうる。これにより、当該振動成分が車体フレームに伝達され、鞍乗型車両の乗り心地に影響が及ぶ場合がある。すなわち、所望の走行性が損なわれうる。
本願発明者は、少なくとも車体フレーム2、スイングユニット21、防振リンク24、およびリアサスペンション26を含む共通のアセンブリに対してタイヤ外径R1が相違する複数種の後輪Rwを装着可能にすることによって、市場からの多様な需要に応えようと着想した。さらに、本願発明者は、タイヤ外径R1が相違する複数種の後輪Rwを装着可能であるこのような共通のアセンブリにおいて、装着される後輪Rwのタイヤ外径R1に依らず走行性を損なうことがない仕様がどのようなものであるかを検討した。
車体フレーム2の左右方向から見たときに防振リンク24の前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2を通る直線Lvが車体フレーム2の上下方向に対してなす角度は、主として防振リンク24に対して作用する後輪Rwの推進力に対して防振リンク24の防振機能が正常に機能することができる許容推進力の大きさに影響を及ぼす。他方、車体フレーム2の左右方向から見たときにリアサスペンション26の伸縮軸線Lsが車体フレーム2の上下方向に対してなす角度は、車体フレーム2の上下方向に沿う向きの力が後輪Rwに作用することによって前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2の各々を中心として防振リンク24を回動させる力の大きさ、およびリアサスペンション26の衝撃緩衝能力に影響を及ぼす。本願発明者は、この二つの角度の大きさが、鞍乗型車両1の走行性に与える影響が特に大きいことに着目した。さらに、本願発明者は、装着が許容される後輪Rwのタイヤ外径R1に依らず直線Lvと伸縮軸線Lsの交点Pcが上記の位置的条件を満足するように当該二つの角度を定めることが、タイヤ外径R1が相違する複数種の後輪Rwを装着可能でありながら走行性を損なわない共通のアセンブリに求められる仕様であることを見出した。
したがって、上記の構成によれば、装着される後輪Rwのタイヤ外径R1を変更することにより、共通のアセンブリにおける部品交換を伴わずとも、走行性を損なうことなく、市場からの多様な需要へ柔軟に応えうる鞍乗型車両1を提供できる。
本願発明者は、タイヤ外径R1が相違する複数種の後輪Rwを装着可能でありながら走行性を損なわない共通のアセンブリが満足すべき条件についてさらに検討を重ねた結果、下記の条件(1)から(3)の少なくとも一つがさらに満足されていることが好ましいことを見出した。
(1)タイヤ外径R1が許容最大値をとる後輪Rwがスイングユニット21に装着された場合において、交点Pcは、後輪Rwの接地点Pgよりも車体フレーム2の上下方向における上方または接地点Pgと同一高さに位置している。図15に示される例においては、この条件が成立している。
(2)車体フレーム2の左右方向から見たとき、前ピボット軸線Ap1と後ピボット軸線Ap2は、リアサスペンション26の上マウントブラケット101よりも車体フレーム2の前後方向における前方に位置している。図10、図15、および図16に示される例においては、この条件が成立している。
(3)車体フレーム2の左右方向から見たとき、前ピボット軸線Ap1および後ピボット軸線Ap2を結ぶ直線Lvと、リアサスペンション26の伸縮軸線Lsとがなす角度θは、20度以上である。図10、図15、および図16に示される例においては、この条件が成立している。
本願発明者は、タイヤ外径R1が相違する複数種の後輪Rwを装着可能でありながら走行性を損なわない共通のアセンブリが満足すべき条件についてさらに検討を重ねた結果、下記の条件(4)から(7)の少なくとも一つがさらに満足されていることが好ましいことを見出した。図17に示される例においては、これらの条件の全てが成立している。
(4)車体フレーム2の左右方向から見たとき、上マウントブラケット101における上ボルト挿入穴Huの中心線と下マウントブラケット102における下ボルト挿入穴HLの中心線を結ぶ直線L1の長さは、前ピボット軸線Ap1と上ボルト挿入穴Huの中心線を結ぶ直線L2の長さ、および前ピボット軸線Ap1と下ボルト挿入穴HLの中心線を結ぶ直線L3の長さよりも短い。
(5)車体フレーム2の左右方向から見たとき、上マウントブラケット101における上ボルト挿入穴Huの中心線と下マウントブラケット102における下ボルト挿入穴HLの中心線を結ぶ直線L1の長さは、後ピボット軸線Ap2と上ボルト挿入穴Huの中心線を結ぶ直線L4の長さ、および後ピボット軸線Ap2と下ボルト挿入穴HLの中心線を結ぶ直線L5の長さよりも短い。
(6)車体フレーム2の左右方向から見たとき、下マウントブラケット102は、後輪Rwの回転中心C1よりも車体フレーム2の上下方向における上方に位置している。
(7)車体フレーム2の左右方向から見たとき、上マウントブラケット101は、後ピボット軸線Ap2よりも車体フレーム2の前後方向における後方に位置している。
図10に例示されるように、リアサスペンション26の伸縮軸線Lsと路面Rsとの交点Piは、車体フレーム2の左右方向から見て、交点Prよりも車体フレーム2の前後方向における前方、かつ交点Pfよりも車体フレーム2の前後方向における後方に位置している。換言すると、リアサスペンション26の位置および傾き角度は、車体フレーム2の左右方向から見て交点Piが交点Prよりも車体フレーム2の前後方向における前方、かつ交点Pfよりも車体フレーム2の前後方向における後方に位置するように定められている。これにより、エンジン22にバランサーを設けなくても、後輪Rwおよびスイングユニット21の振動を、防振リンク24およびリアサスペンション26によって効果的に低減できる。
上記の実施形態は、本開示の理解を容易にするための例示であり、本開示の内容を限定するものではない。上記の実施形態は、本開示の趣旨を逸脱することなく変更あるいは改良されうる。
例えば、シート11は、収納ボックス12以外の部材を介して車体フレーム2に取り付けられていてもよい。もしくは、シート11は、収納ボックス12などの中間部材を介して車体フレーム2に取り付けられるのではなく、車体フレーム2に直接取り付けられていてもよい。
鞍乗型車両1は、後輪Rwの上方に配置される荷台またはキャリアボックスをさらに備えていてもよい。この場合、荷台またはキャリアボックスは、収納ボックス12などの中間部材を介して車体フレーム2に取り付けられていてもよいし、車体フレーム2に直接取り付けられていてもよい。
リアサスペンション26の上マウントブラケット101の少なくとも一部が、車体フレーム2の左右方向から見てヘッドパイプ3の下端3Lよりも上方に配置されていてもよい。リアサスペンション26の上マウントブラケット101の少なくとも一部が、クランクケース73の後端73rよりも後方に配置されていてもよい。
リアサスペンション26の下マウントブラケット102の少なくとも一部が、車体フレーム2の左右方向から見て車軸72よりも後方に配置されていてもよい。リアサスペンション26の下マウントブラケット102の少なくとも一部が、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも前方に配置されていてもよい。
リアサスペンション26の下マウントブラケット102の全体が、車体フレーム2の左右方向から見てクランクシャフト55の回転軸線Acよりも上方に配置されていてもよい。リアサスペンション26の下マウントブラケット102の少なくとも一部が、車体フレーム2の左右方向から見てCVTケース74の上面74sよりも上方に配置されていてもよい。
リアサスペンション26は、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwに重なっていなくてもよい。つまり、リアサスペンション26の全体が、車体フレーム2の左右方向から見て後輪Rwの前端Rfよりも前方に配置されていてもよい。
車体フレーム2の後端2rは、後輪Rwの回転中心C1よりも後方に配置されていてもよい。車体フレーム2の後端2rは、ヘッドパイプ3の下端3Lよりも上方に配置されていてもよい。
スイングユニット21が鞍乗型車両1に設けられるのであれば、鞍乗型車両1は、スクータ以外の自動二輪車であってもよい。また、鞍乗型車両1は、三つ以上の車輪を備える車両であってもよいし、不整地走行用車両(ALL-TERRAIN VEHICLE)であってもよい。
本出願の記載の一部を構成するものとして、2018年11月12日に提出された日本国特許出願2018−212476の内容を援用する。
図12に例示されるように、油圧ダンパ103の中心線は、リアサスペンション26の伸縮軸線Lsに相当する。リアサスペンション26の伸縮軸線Lsは、前方に傾いている。図10に例示されるように、リアサスペンション26の伸縮軸線Lsは、交点Piにおいて路面Rsと交わる。交点Piは、車体フレーム2の左右方向から見て、後輪Rwの前端Rfよりも後方でかつ後輪Rwの後端Rrよりも前方に位置している。

Claims (8)

  1. 車体フレームと、
    後輪と、
    前記後輪を回転させる動力を発生するエンジン、当該動力を前記後輪へ伝達する伝達機構、および前記後輪を支持しているスイングユニットと、
    第一ピボット軸線を中心として回動可能に前記車体フレームに連結されており、かつ第二ピボット軸線を中心として回動可能に前記スイングユニットに連結されていることにより、前記スイングユニットの前記車体フレームの上下方向への揺動を可能にしている防振リンクと、
    前記車体フレームに連結された上連結部、前記スイングユニットに連結された下連結部、および伸縮軸線に沿って伸縮することにより前記後輪の前記車体フレームの上下方向への変位を緩衝する緩衝部を備えているリアサスペンションと、
    を備えており、
    前記伝達機構と前記リアサスペンションは、前記後輪を挟んで前記車体フレームの左右方向における反対側に配置されており、
    前記後輪として、タイヤ外径が相違する複数種のタイヤの一つを前記スイングユニットに対して選択的に装着可能であり、
    前記リアサスペンションの前記上連結部は、前記スイングユニットへの装着が許容される前記後輪の前記タイヤ外径に依らず、前記車体フレームの左右方向から見て前記後輪の前端よりも前記車体フレームの前後方向における前方に配置されており、
    前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記防振リンクの前記第一ピボット軸線と前記第二ピボット軸線を通る直線と前記リアサスペンションの前記伸縮軸線との交点は、前記スイングユニットへの装着が許容される前記後輪の前記タイヤ外径に依らず、前記後輪の前端よりも前記車体フレームの前後方向における後方かつ前記後輪の後端よりも前記車体フレームの前後方向における前方に位置している、
    鞍乗型車両。
  2. 前記タイヤ外径が許容最大値をとるタイヤが前記後輪として前記スイングユニットに装着された場合において、前記交点は、当該後輪の接地点よりも前記車体フレームの上下方向における上方または当該接地点と同一高さに位置している、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記第一ピボット軸線と前記第二ピボット軸線は、前記リアサスペンションの前記上連結部よりも前記車体フレームの前後方向における前方に位置している、
    請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記第一ピボット軸線および前記第二ピボット軸線を結ぶ直線と、前記リアサスペンションの前記伸縮軸線とがなす角度は、20度以上である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記上連結部と前記下連結部を結ぶ直線の長さは、前記第一ピボット軸線と前記上連結部を結ぶ直線の長さ、および前記第一ピボット軸線と前記下連結部を結ぶ直線の長さよりも短い、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記上連結部と前記下連結部を結ぶ直線の長さは、前記第二ピボット軸線と前記上連結部を結ぶ直線の長さ、および前記第二ピボット軸線と前記下連結部を結ぶ直線の長さよりも短い、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記下連結部は、前記後輪の回転中心よりも前記車体フレームの上下方向における上方に位置している、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記車体フレームの左右方向から見たとき、前記上連結部は、前記第二ピボット軸線よりも前記車体フレームの前後方向における後方に位置している、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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