JPWO2020095827A1 - 調理用具 - Google Patents

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Abstract

本開示の調理用具は、一方の主面側に調理領域を有する基材(2’)と、基材(2’)の一方の主面側に被着された塗膜層(4)とを含む。塗膜層(4)が、基材(2’)側に配置されたプライマー層(41)、最表面に配置されたトップコート層(43)、およびプライマー層(41)とトップコート層(43)との間に配置された少なくとも1層の中間層(42)を含み、セラミック粒子(5)がトップコート層(43)にのみ含まれる。断面視した場合に、少なくとも一部のセラミック粒子(5)は、15μm以上25μm以下の平均粒子径を有している。セラミック粒子(5)のうち、最も大きなセラミック粒子(5)の最長径をbとし、塗膜層(4)の最も薄い部分の厚みをaとした場合に、最長径bに対する厚みaの比a/bが2よりも大きい(a/b>2)

Description

本開示は調理用具に関する。
従来、食材を加熱調理するための調理用具の1種として、例えば特許文献1に記載のようなフライパンなどが使用されている。このようなフライパンは、家庭または料理店などで幅広く使用されており、金属材料で形成されている。さらに、調理用具への食材の付着あるいは焦げ付きを低減するために、フッ素系樹脂を含む塗膜で調理用具をコーティングすることが知られている。
また、例えば特許文献2に記載のようなフライパンなども使用されている。このフライパンでは、基材の調理領域に塗布された、炭化珪素を主成分とする粒子を含むフッ素系樹脂膜を備えている。これによれば、耐磨耗性を向上させることができるというものである。
特開2012−200298号公報 特開2016−136990号公報
本開示の調理用具は、一方の主面側に調理領域を有する基材と、基材の一方の主面側に被着された塗膜層とを含む。塗膜層は、基材側に配置されたプライマー層、最表面に配置されたトップコート層、およびプライマー層とトップコート層との間に配置された少なくとも1層の中間層を含み、セラミック粒子がトップコート層にのみ含まれている。断面視した場合に、少なくとも一部のセラミック粒子は、15μm以上25μm以下の平均粒子径を有している。セラミック粒子のうち、最も大きなセラミック粒子の最長径をbとし、塗膜層の最も薄い部分の厚みをaとした場合に、最長径bに対する厚みaの比a/bが2より大きい。
(A)は、本開示の一実施形態に係る調理用具を示す説明図であり、(B)は、(A)に示すX−X’線で切断した際の断面図を示す。 図1(B)に記載された領域Yの拡大断面図を示す。 塗膜層の厚みとセラミック粒子の最長径との関係を説明するための説明図である。
従来のフッ素系樹脂などの樹脂を含む塗膜でコーティングされた調理用具は、しばしば塗膜が剥離することがあり、被調理物に由来する塩分など腐食成分が調理用具の基材まで浸透しやすいという傾向がある。本開示の調理用具は、一方の主面側に調理領域を有する基材と、基材の一方の主面側に被着された塗膜層とを含む。塗膜層は、基材側に配置されたプライマー層、最表面に配置されたトップコート層、およびプライマー層とトップコート層との間に配置された少なくとも1層の中間層を含み、セラミック粒子がトップコート層にのみ含まれている。プライマー層および中間層には含まれていない。そのため、トップコート層と基材との間において、中間層およびプライマー層によって被調理物に由来する塩分などの腐食成分の浸透が効果的に遮断されて、耐食性が向上する。
また、断面視した場合に、少なくとも一部のセラミック粒子は、例えば15μm以上25μm以下の平均粒子径を有している。セラミック粒子のうち、最も大きなセラミック粒子の最長径をbとし、塗膜層の最も薄い部分の厚みをaとした場合に、最長径bに対する厚みaの比a/bが2より大きい。この場合には、トップコート層に対してセラミック粒子の最長径が比較的小さい。そのため、トップコート層からセラミック粒子の一部が露出して剥がれることなどに起因したフッ素樹脂の剥がれが低減され、耐摩耗性を効果的に向上させることができる。
さらに、中間層およびプライマー層にはセラミック粒子が含有されていない。そのため、塗膜層内において、塗膜層を形成している樹脂等の材料とセラミック粒子との間に隙間が生じるようなことが低減される。これにより、例えば被調理物の成分(塩分など)が基材まで浸透する可能性が低減されて、耐食性が向上する。
本開示の一実施形態に係る調理用具について、図1〜3を参照して説明する。これらの図面はあくまで模式的な図面であり、図面の寸法および比率などは実際の調理用具と必ずしも一致していない。
一実施形態に係る調理用具を、図1(A)に示すようにフライパンを例に説明する。図1(A)に示す調理用具(フライパン)1は、本体部2および柄部3を備える。本体部2は底部21および側面部22を含む。本体部2は、一般的なフライパンと同様、側面部22は比較的低く形成されており、浅めの容器状に形成されている。底部21から側面部22の上までの高さ、すなわち容器状に形成された本体部2の深さは適宜設定される。
本体部2の形状は、平面視したときに円形状、楕円形状または矩形状(角部がR面加工されたものも含む)である。本体部2の幅は限定されず適宜設定される。
本体部2は底部21および側面部22を含み、側面部22は底部21を囲むように底部21の周縁部に形成されている。側面部22は底部21に対して垂直に形成されていてもよく、底部21に対して鈍角に(すなわち、側面部の下部から上部にかけて外側に傾斜するように)形成されていてもよい。底部21と側面部22とは一体成形されていてもよく、個別に成形されて接合されていてもよい。
柄部3は棒状の部材であり、側面部22に取り付けられている。柄部3は木材、樹脂、金属などで形成されている。調理用具1が柄部3を有することによって、調理の際に調理用具1を容易に操作することができる。柄部3は調理用具1に必ず取り付けられる部材ではない。柄部3は、例えば着脱式であってもよい。
本体部2は、図1(B)に示すように、調理領域2aと被加熱領域2bとに分けられる。調理領域2aは側面部22で囲まれた領域に相当し、被加熱領域2bは底部21の外面、すなわち調理領域2aと反対側の領域に相当する。調理領域2aでは、被加熱領域2bに加えられた熱によって食材が加熱される。被加熱領域2bは、ガスコンロ、電気コンロ、電磁調理器(IH調理器)によって熱が加えられる領域である。被加熱領域2bには、外部からの熱伝導を向上させ、調理用具1の変形を低減する金属材料が取り付けられていてもよい。この金属材料としては限定されず、例えば、後述の基材2’とは異なる金属材料を用いるのがよい。具体的には、基材2’よりも高い熱伝導率を有する金属材料、または基材2’よりもヤング率の高い材料などが挙げられる。
図1(B)において、本体部2(底部21および側面部22)は単層構造を有しているように記載されている。しかし、本体部2は多層構造を有している。図2に基づいて具体的に説明する。図2は、図1(B)に記載された領域Yの拡大断面図を示す。図2に示すように、本体部2は、基材2’と塗膜層4とで形成されている。
基材2’は、金属を主成分とする材料で形成されている。金属としては特に限定されず、例えば、アルミニウム、鉄、銅、ステンレスなどが挙げられ、金属を2種以上組み合わせた合金(例えば、ステンレス鋼など)などであってもよい。さらに、基材2’は異なる材料で形成された複数の層が積層された多層構造を有していてもよい。基材2’の厚みは調理用具1の用途によって適宜設定され、通常1mm以上であり、10mm以上であってもよい。基材2’の厚みは、通常10mm以下であり、5mm以下であってもよい。
基材2’の表面には塗膜層4が形成されており、この塗膜層4が形成されている面が調理領域2aに相当する。塗膜層4は、基材2’側からプライマー層41、中間層42およびトップコート層43の順に積層された構造を有している。塗膜層4は可能な限り均一な厚みを有する方がよいが、若干の厚みムラが存在していても、特に差し支えない。
プライマー層41は基材2’の表面に配置されており、フッ素系樹脂、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニルスルフィドなどの樹脂で形成されている。フッ素系樹脂としては、分子内にフッ素(F)を含む樹脂であれば特に限定されない。このようなフッ素系樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオライト(PVDF)、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、フッ化ポリプロピレン(FLPP)などが挙げられる。これらの樹脂は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
プライマー層41の厚みは調理用具1の用途によって適宜設定され、通常5μm以上であり、10μm以上であってもよい。プライマー層41の厚みは、通常30μm以下であり、20μm以下であってもよい。
中間層42はプライマー層41の表面に配置されており、上述のフッ素系樹脂、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニルスルフィドなどの樹脂で形成されている。中間層42を形成している樹脂は、プライマー層41を形成している樹脂と同じでもよく、異なっていてもよい。さらに、プライマー層41と同様に、樹脂とバインダーとを併用してもよい。図2では中間層42は単層構造を有している。しかし、調理用具の用途などに応じて、中間層42は多層構造を有していてもよい。中間層42が多層構造を有する場合、各層は同じ樹脂で形成されていてもよく、異なる樹脂で形成されていてもよい。
中間層42の厚みは調理用具1の用途によって適宜設定され、通常10μm以上であり、15μm以上であってもよい。中間層42の厚みは、通常30μm以下であり、20μm以下であってもよい。中間層42が多層構造を有する場合は、中間層42全体の厚みが上述の範囲であればよい。
トップコート層43は中間層42の表面に配置されており、上述のフッ素系樹脂、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニルスルフィドなどの樹脂で形成されている。トップコート層43は、調理領域2a(調理面)に相当し、食材の付着や焦げ付きを低減するために、フッ素系樹脂で形成されているのがよい。
トップコート層43の厚みは調理用具1の用途によって適宜設定され、通常10μm以上であり、20μm以上であってもよい。トップコート層43の厚みは、通常50μm以下であり、30μm以下であってもよい。
トップコート層43には、セラミック粒子5が含まれている。セラミック粒子5の材質は特に限定されず、例えば、炭化珪素、アルミナ(酸化アルミニウム)、シリカ(酸化珪素)、窒化珪素など、例えば炭化物セラミックス、酸化物セラミックス、窒化物セラミックスなどから形成されたセラミック粒子5が挙げられる。セラミック粒子5は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、熱伝導性、硬度、有機塗料との親和性などの点で、炭化珪素を主成分として含むセラミック粒子を使用するのがよい。
セラミック粒子5は、少なくとも一部の粒子が15μm以上25μm以下の平均粒子径を有していればよい。セラミック粒子5は、17μm以上20μm以下の平均粒子径を有していてもよい。セラミック粒子5の平均粒子径は、例えばレーザー回折散乱法、沈降法などを用いて測定すればよい。
セラミック粒子5の形状は特に限定されない。セラミック粒子5は、例えば、球状または粒状、柱状のように研磨あるいは成形されたような形状を有するだけでなく、セラミックスを単に粉砕して得られる破片のような不定形状を有していてもよい。セラミック粒子5は多孔質であってもよい。多孔質のセラミック粒子5を使用すると、セラミック粒子5の孔にトップコート層43を形成している樹脂を浸入させることができ、セラミック粒子5とトップコート層43との密着性を向上させることができる。セラミック粒子5の粒子径および形状などの種類は、トップコート層43の表面(すなわち、塗膜層4の表面)の凹凸形状および表面粗さに影響を与える。セラミック粒子5の粒子径および形状などの種類は、所望する塗膜層4の状態に応じて適宜選択すればよい。
トップコート層43におけるセラミック粒子5の含有量は特に限定されない。セラミック粒子5は、トップコート層43において使用される樹脂100質量部に対して、例えば3質量部以上の割合で含有され、5質量部以上の割合で含有されてもよい。セラミック粒子5は、例えば40質量部以下の割合で含有され、30質量部以下の割合で含有されてもよい。
一実施形態に係る調理用具1において、セラミック粒子5のうち、最も大きなセラミック粒子5の最長径をbとし、塗膜層4の最も薄い部分の厚みをaとした場合に、最長径bに対する厚みaの比a/bが2より大きい(a/b>2)のがよい。具体的には、図3に示すように、塗膜層4の最も薄い部分の厚みaとは、プライマー層41、中間層42およびトップコート層43の合計厚みのうち最も薄い部分の厚みを意味する。ここで、セラミック粒子5の最長径bについては、調理面の中央を通る断面を見たときに、その断面に現れるセラミック粒子5を観察し、そのセラミック粒子5の径を測定して最大径を求めて、最長径bとすればよい。また、塗膜層4の最も薄い部分の厚みaについては、同じく調理面の中央を通る断面を見たときに、その断面に現れる塗膜層4を観察し、その塗膜層4の厚みを測定して最小値を求めて、最も薄い部分の厚みaとすればよい。
塗膜層4の最も薄い部分の厚みaと最も大きなセラミック粒子5の最長径bとが、a/b>2の関係を満足すると、セラミック粒子5の一部が塗膜層4の表面から露出する可能性が低減される。そのため、この露出によるセラミック粒子5の剥がれが低減され、剥がれたセラミック粒子5による塗膜層4の摩耗が低減される。塗膜層4の最も薄い部分の厚みaと最も大きなセラミック粒子5の最長径bとは、上記のような関係を満足すれば特に限定されず、a/bが2.5以上であってもよく、例えば5以下であってもよい。
基材2’の表面に塗膜層4を形成する方法は特に限定されず、当業者が通常採用する方法によって塗膜層4は形成される。例えば、各層を形成する樹脂を溶媒に溶解または分散させて、調理領域2aに塗布して乾燥する方法などが挙げられる。塗布方法は限定されず、例えば、スプレー法、刷毛塗り法、浸漬法などが挙げられる。乾燥方法は、自然乾燥および加熱乾燥のいずれでもよい。乾燥時間も特に限定されず、加熱乾燥の場合は、例えば70〜150℃程度の温度で5〜30分程度の乾燥後、380〜400℃程度の温度で10〜30分程度の焼成を行えばよい。
塗膜層4は、例えば次のような手順で形成される。まず、プライマー層41を形成する樹脂を含む塗料を、基材2’の表面に塗布する。塗布後、乾燥させてプライマー層41を形成する。次いで、中間層42を形成する樹脂を含む塗料を、プライマー層41の表面に塗布する。塗布後、乾燥させて中間層42を形成する。最後に、トップコート層43を形成する樹脂およびセラミック粒子5を含む塗料を、中間層42の表面に塗布する。塗布後、乾燥させてトップコート層43を形成する。このようにして、基材2’の表面に塗膜層4が形成される。
プライマー層41、中間層42およびトップコート層43を形成するための各塗料には、必要に応じて溶剤が含まれていてもよい。溶剤としては特に限定されず、例えば、水、アルコール類、エチレングリコール、N−メチルピロリドン、グリコールエーテル類、炭化水素系溶剤、などが挙げられる。溶剤を用いることによって、塗料の粘度を調節することができ、塗布しやすくすることができる。
さらに、トップコート層43を形成するための塗料には、必要に応じてバインダーが含まれていてもよい。バインダーとしては特に限定されず、例えばポリアミドイミド、ポリフェニルスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトンなどが挙げられる。バインダーを使用することによって、後述するセラミック粒子5がトップコート層43に定着しやすくなる。
本開示の調理用具は、上述の一実施形態に限定されない。例えば、上述の調理用具1では、塗膜層4は、プライマー層41、中間層42およびトップコート層43が積層された3層構造を有している。しかし、塗膜層4は3層構造に限定されず、4層以上の多層構造であってもよい。具体的には、中間層42が2層以上の多層構造を有していてもよい。
上述の一実施形態に係る調理用具1はフライパンを例に説明している。しかし、本開示の調理用具はフライパン以外にも、例えば、金属材料を基材とし、各種食材を加熱調理するために使用される調理用具であれば、特に限定されない。このような調理用具としては、例えば、ホットプレート、たこ焼きプレート、加熱水蒸気調理器用プレート、オーブン用プレート、鍋、グリル鍋、中華鍋、やかんなどが挙げられ、特に限定されない。
1 調理用具(フライパン)
2 本体部
21 底部
22 側面部
2a 調理領域
2b 被加熱領域
2’ 基材
3 柄部
4 塗膜層
41 プライマー層
42 中間層
43 トップコート層
5 セラミック粒子

Claims (4)

  1. 一方の主面側に調理領域を有する基材と、基材の一方の主面側に被着された塗膜層とを含み、
    前記塗膜層が、前記基材側に配置されたプライマー層、最表面に配置されたトップコート層、および前記プライマー層と前記トップコート層との間に配置された少なくとも1層の中間層を含み、セラミック粒子が前記トップコート層にのみ含まれ、
    断面視した場合に、少なくとも一部の前記セラミック粒子は、15μm以上25μm以下の平均粒子径を有しており、
    前記セラミック粒子のうち、最も大きなセラミック粒子の最長径をbとし、前記塗膜層の最も薄い部分の厚みをaとした場合に、前記最長径bに対する前記厚みaの比a/bが2より大きいことを特徴とする調理用具。
  2. 前記トップコート層が、フッ素系樹脂で形成されている請求項1に記載の調理用具。
  3. 前記セラミック粒子が炭化珪素を主成分として含む請求項1または2に記載の調理用具。
  4. フライパン、加熱水蒸気調理器用プレートまたはオーブン用プレートである請求項1〜3のいずれかに記載の調理用具。
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