JPWO2020084701A1 - エレベーター及びコンペンロープ支持機構 - Google Patents

エレベーター及びコンペンロープ支持機構 Download PDF

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Abstract

コンペンロープ支持機構は、くさび部材と、ロープソケットと、取付板と、を備えている。くさび部材には、コンペンロープの一端部が巻き付けられる。ロープソケットには、くさび部材に巻き付けたコンペンロープの一端部が挿入される挿入孔が形成されている。取付板には、ロープソケットの一部が嵌合する嵌合孔が形成されている。

Description

本発明は、乗りかごと釣合おもりに接続されたコンペンロープを有するエレベーター及びコンペンロープ支持機構に関するものである。
従来、エレベーターは、乗りかご及び釣合おもりの昇降方向の移動距離が長くなると、乗りかごと釣合おもりを連結する主ロープにおける巻上機から乗りかごまでの長さが乗りかごの位置により変化する。その結果、主ロープ自体の重さにより、主ロープにおける巻上機に加わる乗りかご側の重量と、釣合おもり側の重量の差が大きくなる。この主ロープにおける乗りかご側の重量と、釣合おもり側の重量の差を小さくするために、コンペンロープが設けられている。
コンペンロープや主ロープ等のエレベーターに用いられるロープは、芯鋼にストランドを撚り合わせることで構成されてため、引っ張り方向に力が加わると、周方向に回転する。このような、ロープの回転を防ぐ技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものが提案されている。
特許文献1には、シンブルロッドと、貫通部材と、を備えたシンブルロッド回り止め機構が記載されている。そして、貫通部材は、シンブルロッドが貫通する貫通孔が形成された貫通部と、ロッド回転規制部を有している。ロッド回転規制部は、貫通孔を貫通したシンブルロッドが該シンブルロッドの軸を中心に回転したときに、シンブルロッドの周面に接触してシンブルロッドが所定の角度を超えて回転することを規制する。また、特許文献1には、シンブルロッドが、シンブルロッドの軸からシンブルロッドの周面までの距離が周方向の位置に応じて異なるように形成されていることが記載されている。
また、ロープの端部支持する方式としては、バビット式と、くさび式が行われている。バビット式では、ロープの端部を保持するロープソケットを予熱し、このロープソケットに溶融した金属を流し込むことでロープの端部を固定している。このバビット式では、要求される技量が高く、作業者の熟練度によって仕上がりにバラツキが生じていた。そのため、近年では、バビット式より技量要求度の低いくさび式が求められている。
図5は、従来例におけるくさび式によりコンペンロープの端部を支持する構造を示す斜視図である。
図5に示すように、従来の支持機構300は、くさび部材301と、ロープソケット302と、乗りかごや釣合おもりに固定される取付板303と、ロッド305と、連結ピン306と、を備えている。
くさび部材301には、コンペンロープ131の端部が巻き付けられる。そして、くさび部材301に巻き付けたコンペンロープ131の端部は、ロープソケット302に取り付けられる。また、コンペンロープ131の端部は、折り返されることで重ね合わされて、ロープクリップ304により締結される。ロープソケット302は、連結ピン306を介してロッド305に連結される。そして、ロッド305は、上下方向の下方から取付板303に設けた取付孔に挿入され、固定ボルト307により取付板303に固定される。
特開2015−3800号公報
しかしながら、図5に示す従来の支持機構では、コンペンロープ131の端部から鉛直方向の上方に向けてロープソケット302の一部やロッド305が突出しているため、比較的大きな設置スペースが必要となっていた。さらに、ロッドや、このロッドとロープソケットとを連結する継ぎピンにより、部品点数が増加する、という問題を有していた。
本目的は、上記の問題点を考慮し、コンペンロープの回転を防止し、部品点数の削減を図ることができると共に省スペース化を図ることができるエレベーター及びコンペンロープ支持機構を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するため、エレベーターは、乗りかごと、釣合おもりと、コンペンロープと、コンペンロープ支持機構と、を備えている。乗りかごは、建築構造物に設けられた昇降路内を昇降移動する。釣合おもりは、乗りかごに主ロープを介して連結される。コンペンロープは、一端部が乗りかごに接続され、一端部とは反対側の他端部が釣合おもりに接続される。コンペンロープ支持機構は、コンペンロープの一端部を乗りかごに接続又は他端部を釣合おもりに接続する。
コンペンロープ支持機構は、くさび部材と、ロープソケットと、取付板と、を備えている。くさび部材には、コンペンロープの一端部又は他端部が巻き付けられる。ロープソケットには、くさび部材に巻き付けたコンペンロープの一端部又は他端部が挿入される挿入孔が形成される。取付板は、ロープソケットの鉛直方向の下部の一部が鉛直方向の上方から挿入され、かつロープソケットの一部が嵌合する嵌合孔が形成され、乗りかご又は釣合おもりに設置される。
また、コンペンロープ支持機構は、上述したコンペンロープ支持機構が適用される。
上記構成のエレベーター及びコンペンロープ支持機構によれば、コンペンロープの回転を防止し、部品点数の削減を図ることができると共に省スペース化を図ることができる。
第1の実施の形態例にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 第1の実施の形態例にかかるエレベーターのコンペンロープにおける乗りかご側端部を示す斜視図である。 第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構を示す断面図である。 第2の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構を示す断面図である。 従来例にかかるエレベーターのコンペンロープにおける乗りかご側端部を示す斜視図である。
以下、エレベーター及びコンペンロープ支持機構の実施の形態例について、図1〜図4を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.エレベーターの構成
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建築構造物内に形成された昇降路110に設けられている。エレベーター1は、昇降路110内を昇降動作し、人や荷物を載せる乗りかご120と、主ロープ130と、釣合おもり140と、巻上機100と、を備えている。昇降路110の頂部には、機械室160が設けられている。また、エレベーター1は、複数のコンペンロープ131と、コンペンロープ131が巻回するコンペンプーリ132と、このコンペンロープ131を支持するコンペンロープ支持機構10と、調整機構190と、備えている。
巻上機100は、機械室160に配置され、主ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、主ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
主ロープ130の軸方向の一端は、乗りかご120の上部に接続されており、主ロープ130の軸方向の他端は、釣合おもり140の上部に接続されている。そのため、乗りかご120は、主ロープ130を介して釣合おもり140と連結される。
巻上機100が駆動することで、乗りかご120が不図示のかご側ガイドレールに沿って昇降路110内を昇降動作し、釣合おもり140が不図示のおもり側ガイドレールに沿って昇降路110内を昇降動作する。乗りかご120及び釣合おもり140が昇降移動する方向を、上下方向とする。また、上下方向は、鉛直方向と平行をなしている。
また、エレベーター1は、乗りかご120及び釣合おもり140の昇降方向の移動距離が長くなると、主ロープ130における巻上機100から乗りかご120までの長さが乗りかご120の位置により変化する。その結果、主ロープ130自体の重さにより、主ロープ130における巻上機100に対して乗りかご120側の重量と、釣合おもり140側の重量の差が大きくなる。そのため、本例のエレベーター1では、主ロープ130における乗りかご120側の重量と、釣合おもり140側の重量の差を小さくするため、コンペンロープ131が設けられている。
コンペンロープ131は、乗りかご120と釣合おもり140とを連結するように接続されている。コンペンロープ131の一端部131aは、乗りかご120の上下方向の下部に設けたマシンビーム121に後述するコンペンロープ支持機構10を介して接続されている。また、コンペンロープ131における一端部131aとは反対側の他端部131bは、釣合おもり140の側面部に調整機構190を介して接続されている。調整機構190は、コイルばね等の弾性部材を有しており、コンペンロープ131の張力を調整する。
そして、コンペンロープ131は、乗りかご120や釣合おもり140から昇降路110の下方に向けて垂れ下がる。また、コンペンロープ131における昇降路110の下方に垂れ下がる中間部131cは、コンペンプーリ132に巻回されている。コンペンプーリ132は、昇降路110の上下方向の下方に設けられたピットに回転可能に配置されている。
1−2.コンペンロープ支持機構
次に、コンペンロープ支持機構10の構成について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、コンペンロープ131の一端部131aを示す斜視図、図3は、コンペンロープ支持機構10を示す断面図である。
図2及び図3に示すように、コンペンロープ支持機構10は、くさび部材11と、ロープソケット12と、取付板13と、ロープクリップ14とを有している。
くさび部材11は、略三角形状に形成されており、コンペンロープ131の一端部131aが巻き付けられている。コンペンロープ131の一端部131aは、くさび部材11に巻き付けることにより折り返される。そして、コンペンロープ131の一端部131aは、折り返されることで重ね合わされて、ロープクリップ14により締結される。
ロープソケット12は、四角柱状に形成されている。ロープソケット12には、上下方向に貫通する挿入孔16が形成されている。図3に示すように、挿入孔16は、ロープソケット12における上下方向の上方から下方に向かうにつれて開口径が連続して小さくなるテーパー状に形成されている。これにより、挿入孔16に挿入されたコンペンロープ131の一端部131a及びくさび部材11が、挿入孔16から抜け出ることを防ぐことができる。
ロープソケット12における上下方向の下端部には、嵌合突起17が形成されている。嵌合突起17は、ロープソケット12の下端部の下面部12aから上下方向の下方に向けて突出している。嵌合突起17は、矩形状に形成されている。嵌合突起17における水平投影面積は、ロープソケット12の水平投影面積よりも小さく設定されている。
また、嵌合突起17には、上下方向に貫通する挿通孔17aが形成されている。挿通孔17aは、ロープソケット12の挿入孔16に連通している。ロープソケット12の挿入孔16及び嵌合突起17の挿通孔17aには、くさび部材11に巻き付けられたコンペンロープ131の一端部131aが挿入される。これにより、コンペンロープ131の一端部131aが、ロープソケット12及びくさび部材11により保持される。
コンペンロープ131の一端部131aを保持するロープソケット12は、取付板13に取り付けられる。図1に示すように、取付板13は、乗りかご120の下部に設けられたマシンビーム121に固定される。
図2及び図3に示すように、取付板13には、複数の嵌合孔18が形成されている。嵌合孔18の数は、設置されるコンペンロープ131の数に対応している。嵌合孔18は、取付板13を上下方向に貫通することで形成されている。また、嵌合孔18の開口形状は、嵌合突起17の形状に対応しており、略矩形状に形成されている。
嵌合孔18には、ロープソケット12の一部である嵌合突起17が上下方向の上方から挿入されて、嵌合孔18に嵌合突起17が嵌合する。そして、ロープソケット12の下面部12aが取付板13の上下方向の上面部13aに当接する。これにより、コンペンロープ131の一端部131aを、ロープソケット12及び取付板13を介して乗りかご120の下部に固定することができる。なお、コンペンロープ131は、所定の張力により上下方向の下方に向けて引っ張られているため、ロープソケット12及びコンペンロープ131の一端部131aが取付板13から抜け出ることがない。
また、取付板13には、開口部19が形成されている。開口部19は、取付板13における側面部から嵌合孔18の縁部にかけて切り欠くことで形成される。開口部19には、コンペンロープ131の一端部131aが挿通する。そして、コンペンロープ131の一端部131aは、取付板13の外側から開口部19を通り、嵌合孔18に挿入される。
なお、開口部19における水平方向の開口の幅は、嵌合突起17の水平方向の長さよりも短く設定されている。これにより、嵌合孔18に嵌め込まれた嵌合突起17が開口部19から抜け出ることを防ぐことができる。
本例のコンペンロープ支持機構10によれば、コンペンロープ131の一端部131aの上下方向の上方には、他の部材が設置されていない。これにより、コンペンロープ支持機構10における上下方向の長さを短くすることができ、コンペンロープ支持機構10の省スペース化を図ることができる。さらに、従来例のように、固定ボルトや、ロッド、連結ピンを用いることなく、コンペンロープ131の一端部131aを取付板13に固定することができるため、部品点数を削減することができる。
また、本例のコンペンロープ支持機構10では、嵌合突起17を嵌合孔18に嵌め込み、さらに嵌合突起17及び嵌合孔18を矩形状に形成している。これにより、引っ張り方向の荷重がコンペンロープ131に加わった際に、コンペンロープ131が回転することを防ぐことができる。
なお、本例では、嵌合突起17を略矩形状に形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、嵌合突起17を、六角柱状や楕円柱状等その他各種の形状により形成される。また、コンペンロープ131の回転を防止するために、嵌合突起17の形状としては、コンペンロープ131が挿通する中心軸から外周までの長さが全て一定でない形状、すなわち、四角形や楕円等のように中心軸から外周までの長さに異なる箇所を有する形状が好ましい。
あるいは、嵌合突起17を円柱状に形成し、その側面部に回転止め用の凸部を設けてもよい。そして、嵌合孔18の開口形状は、嵌合突起17の形状に合わせて適宜形成されるものである。
また、嵌合突起17と嵌合孔18の嵌め合い時の摩擦力が、コンペンロープ131が回転する際に生じるトルクよりも大きい場合、嵌合突起17の形状を円柱状に形成してもよい。
2.第2の実施の形態例
次に、第2の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構について図4を参照して説明する。
図4は、第2の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構を示す断面図である。
この第2の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構30が、第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構10と異なる点は、ロープソケットを取付板に嵌合する構成である。そのため、第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図4に示すように、コンペンロープ支持機構30は、くさび部材11と、ロープソケット32と、取付板33と、ロープクリップ14とを有している。ロープソケット32は、略四角柱状に形成されている。このロープソケット32には、テーパー状に開口する挿入孔36が形成されている。ロープソケット32の挿入孔36には、くさび部材11に巻き付けられたコンペンロープ131の一端部131aが挿入される。
取付板33には、嵌合孔38と、嵌合孔38に連通する連通孔41と、図に表れない開口部が形成されている。嵌合孔38は、取付板33の上面部33aに形成されており、上面部33aから上下方向の下方に向けて所定の長さで形成されている。この嵌合孔38には、ロープソケット32の上下方向の下部が嵌合する。
嵌合孔38における上下方向の下端部からは、連通孔41が連続して形成されている。連通孔41の開口面積は、嵌合孔38の開口面積よりも小さく設定されている。そのため、連通孔41と嵌合孔38が接続する箇所には、段差面42が形成されている。この段差面42には、嵌合孔38に嵌合するロープソケット32の下面部32aが当接する。これにより、コンペンロープ131の一端部131aを、ロープソケット32及び取付板33を介して乗りかご120に固定することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構10と同様であるため、それらの説明は省略する。この第2の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構30によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構10と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構10によれば、水平投影面積がロープソケット12よりも小さい嵌合突起17を形成したことで、この嵌合突起17が嵌合する嵌合孔18の開口面積を小さくすることができる。その結果、第1の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構10によれば、第2の実施の形態例にかかるコンペンロープ支持機構30よりも、嵌合孔18が形成される取付板13を小さくすることができ、支持機構全体の小型化を図ることができる。
本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。上述した実施の形態例では、巻上機100を昇降路110の頂部に設けた機械室160に配置した例を説明したが、これに限定されるものではない。エレベーターとしては、例えば、昇降路内に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベーターに適用してもよい。
また、上述した実施の形態例では、コンペンロープ131における乗りかご120側である一端部131aを、コンペンロープ支持機構10、30により支持し、固定している。そして、コンペンロープ131における釣合おもり140側である他端部131bを、調整機構190により支持し、固定している。
しかしながら、コンペンロープ支持機構10、30を配置する端部は、乗りかご120側の一端部131aに限定されるものではない。例えば、コンペンロープ131の一端部131aを調整機構190によって支持し、コンペンロープ131の他端部131bをコンペンロープ支持機構10、30によって支持してもよい。あるいは、張力を調整する機構を、コンペンプーリ132等に設置する場合、コンペンロープ131における乗りかご120側及び釣合おもり140側の両端部を、コンペンロープ支持機構10、30によって支持してもよい。
なお、調整機構190は、コンペンロープ131の張力を調整するためのばね部材等が必要となるため、コンペンロープ支持機構10、30よりも上下方向の長さが長くなる。また、コンペンロープ131の他端部131bは、釣合おもり140の側面部に接続される。そのため、調整機構190は、上下方向にスペースがあるコンペンロープ131の他端部131bに設置することが好ましい。
これに対して、コンペンロープ131の一端部131aは、乗りかご120の下部に接続される。さらに、乗りかご120は、昇降路110のピット付近である上下方向の下方まで移動する。そして、乗りかご120における下部の長さが長くなると、昇降路110におけるピットの上下方向の長さを長くする必要がある。
そのため、調整機構190よりも上下方向の省スペース化を図ることができる上述したコンペンロープ支持機構10、30は、乗りかご120側の一端部131aに設置することが好ましい、これにより、コンペンロープ支持機構10、30により昇降路110におけるピットの上下方向の長さが長くなることを防ぐことができる。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 10、30…コンペンロープ支持機構、 11…くさび部材、 12、32…ロープソケット、 12a、32a…下面部、 13、33…取付板、 14…ロープクリップ、 16、36…挿入孔、 17…嵌合突起、 17a…挿通孔、 18。38…嵌合孔、 19…開口部、 41…連通孔、 42…段差面、 100…巻上機、 110…昇降路、 120…乗りかご、 121…マシンビーム、 130…主ロープ、 131…コンペンロープ、 131a…一端部、 131b…他端部、 131c…中間部、 132…コンペンプーリ、140…釣合おもり、 160…機械室、 190…調整機構

Claims (10)

  1. 建築構造物に設けられた昇降路内を昇降移動する乗りかごと、
    前記乗りかごに主ロープを介して連結される釣合おもりと、
    一端部が前記乗りかごに接続され、前記一端部とは反対側の他端部が前記釣合おもりに接続されるコンペンロープと、
    前記コンペンロープの前記一端部を前記乗りかごに接続又は前記他端部を前記釣合おもりに接続するコンペンロープ支持機構と、を備え、
    前記コンペンロープ支持機構は、
    前記コンペンロープの前記一端部又は前記他端部が巻き付けられたくさび部材と、
    前記くさび部材に巻き付けた前記コンペンロープの前記一端部又は前記他端部が挿入される挿入孔が形成されたロープソケットと、
    前記ロープソケットの鉛直方向の下部の一部が鉛直方向の上方から挿入され、かつ前記ロープソケットの一部が嵌合する嵌合孔が形成され、前記乗りかご又は前記釣合おもりに設置される取付板と、
    を備えたエレベーター。
  2. 前記ロープソケットにおける前記嵌合孔に嵌合する一部は、前記コンペンロープが挿通する中心軸から外周までの長さが異なる箇所を有する形状により形成されている
    請求項1に記載のエレベーター。
  3. 前記ロープソケットにおける前記嵌合孔に嵌合する一部は、矩形状に形成される
    請求項2に記載のエレベーター。
  4. 前記ロープソケットの端部には、前記嵌合孔に嵌合する嵌合突起が設けられ、
    前記嵌合突起には、前記挿入孔と連通する挿通孔が形成されている
    請求項1に記載のエレベーター。
  5. 前記嵌合突起は、その水平投影面積が前記ロープソケットの水平投影面積よりも小さくなるように形成されている
    請求項4に記載のエレベーター。
  6. 前記取付板には、その側面部から前記嵌合孔の縁部にかけて開口し、かつ前記コンペンロープが挿通する開口部が形成されている
    請求項1に記載のエレベーター。
  7. 前記挿入孔は、鉛直方向の上部から下部に向かうにつれて連続して開口径が小さくなるテーパー状に形成されている
    請求項1に記載のエレベーター。
  8. 前記コンペンロープ支持機構は、前記コンペンロープの両端部のうち前記乗りかごに接続される前記一端部に設けられる
    請求項1に記載のエレベーター。
  9. 前記コンペンロープ支持機構は、前記コンペンロープの両端部のうち前記乗りかごに接続される前記一端部に設けられ、
    前記ロープソケットの端部には、前記嵌合孔に嵌合する矩形状に形成された嵌合突起が設けられ、
    前記嵌合突起は、その水平投影面積が前記ロープソケットの水平投影面積よりも小さくなるように形成されており、
    前記挿入孔は、鉛直方向の上部から下部に向かうにつれて連続して開口径が小さくなるテーパー状に形成され、
    前記取付板には、その側面部から前記嵌合孔の縁部にかけて開口し、かつ前記コンペンロープが挿通する開口部が形成され、
    前記開口部における水平方向の開口の幅は、前記嵌合突起の水平方向の長さよりも短く設定されている
    請求項1に記載のエレベーター。
  10. エレベーターに設けられるコンペンロープの一端部又は他端部を、乗りかご又は釣合おもりに接続するロープ支持機構において、
    エレベーターに設けられるコンペンロープの一端部又は他端部が巻き付けられたくさび部材と、
    前記くさび部材に巻き付けた前記コンペンロープの前記一端部又は前記他端部が挿入される挿入孔が形成されたロープソケットと、
    前記ロープソケットの鉛直方向の下部の一部が鉛直方向の上方から挿入され、前記ロープソケットの一部が嵌合する嵌合孔が形成された取付板と、
    を備えたコンペンロープ支持機構。
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