JPH08231157A - 油圧エレベータ - Google Patents
油圧エレベータInfo
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- JPH08231157A JPH08231157A JP3716095A JP3716095A JPH08231157A JP H08231157 A JPH08231157 A JP H08231157A JP 3716095 A JP3716095 A JP 3716095A JP 3716095 A JP3716095 A JP 3716095A JP H08231157 A JPH08231157 A JP H08231157A
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- hoistway
- counterweight
- hydraulic
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高階床を高速で昇降する油圧エレベータを得る
こと。 【構成】油圧ジャッキ７Ａのプランジャ６Ａの上端につ
り合いおもり20を縦設する。このつり合いおもり20の上
端には、ヒッチプレート４を介してつり合いシーブ８Ｃ
１，８Ｃ２を設ける。昇降路２の天井に垂設したメイン
シーブ８Ａに主索９を巻装する。この主索９の片側の端
部にかご１を懸架する。昇降路２の天井には、サブシー
ブ８Ｂ１，８Ｂ２を垂設する。主索９の他側は、つり合
いシーブ８Ｃ１，８Ｃ２からサブシーブ８Ｂ１，８Ｂ２
を経て、ヒッチプレート４に係止する。
こと。 【構成】油圧ジャッキ７Ａのプランジャ６Ａの上端につ
り合いおもり20を縦設する。このつり合いおもり20の上
端には、ヒッチプレート４を介してつり合いシーブ８Ｃ
１，８Ｃ２を設ける。昇降路２の天井に垂設したメイン
シーブ８Ａに主索９を巻装する。この主索９の片側の端
部にかご１を懸架する。昇降路２の天井には、サブシー
ブ８Ｂ１，８Ｂ２を垂設する。主索９の他側は、つり合
いシーブ８Ｃ１，８Ｃ２からサブシーブ８Ｂ１，８Ｂ２
を経て、ヒッチプレート４に係止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のバックプランジャ式の油圧エレベ
ータとこの油圧エレベータが設置されたエレベータの昇
降器の一例を図３に示す。図３において、ビルの一画に
縦に形成された昇降路２の内壁には、右側に一対のガイ
ドレール３が縦に平行に施設されている。このガイドレ
ール３の右側には、乗場13が上下に設けられ、これらの
乗場13の先端には、乗場戸13ａがそれぞれ懸架されてい
る。
ータとこの油圧エレベータが設置されたエレベータの昇
降器の一例を図３に示す。図３において、ビルの一画に
縦に形成された昇降路２の内壁には、右側に一対のガイ
ドレール３が縦に平行に施設されている。このガイドレ
ール３の右側には、乗場13が上下に設けられ、これらの
乗場13の先端には、乗場戸13ａがそれぞれ懸架されてい
る。
【０００３】昇降路２の下端に形成されたピット14の左
側には、円筒状のスタンド４が垂直に立設され、このス
タンド４は、このスタンド４の下端のフランジ４ａに貫
設された図示しない複数本の埋込みボルトによって、ピ
ット14の床面に固定されている。
側には、円筒状のスタンド４が垂直に立設され、このス
タンド４は、このスタンド４の下端のフランジ４ａに貫
設された図示しない複数本の埋込みボルトによって、ピ
ット14の床面に固定されている。
【０００４】スタンド４の上端には、油圧ジャッキ７が
載置され、この油圧ジャッキ７のシリンダ５の下端に固
定されたフランジ部と、スタンド４の上端のフランジ部
に貫挿された複数のボルトで、油圧ジャッキ７はスタン
ド４に下端が固定されている。
載置され、この油圧ジャッキ７のシリンダ５の下端に固
定されたフランジ部と、スタンド４の上端のフランジ部
に貫挿された複数のボルトで、油圧ジャッキ７はスタン
ド４に下端が固定されている。
【０００５】シリンダ５に上方から嵌合したプランジャ
６の上端のフランジ部には、図３の図示しない側面図で
は、Ｕ字状に形成された支え17の下端が、ボルトで固定
されている。この支え17の上部には、破線で示す一対の
軸受19が挿入され、この軸受19には、シーブ軸18が圧入
されている。このシーブ軸18には、シーブ８が挿入され
ている。
６の上端のフランジ部には、図３の図示しない側面図で
は、Ｕ字状に形成された支え17の下端が、ボルトで固定
されている。この支え17の上部には、破線で示す一対の
軸受19が挿入され、この軸受19には、シーブ軸18が圧入
されている。このシーブ軸18には、シーブ８が挿入され
ている。
【０００６】このシーブ８には、主索９の上端が巻装さ
れている。この主索９の左側は、油圧ジャッキ７の左側
を垂下して、この油圧ジャッキ７の下側のスタンド４の
左側面に突設された係止部４ｂに下端が固定されてい
る。一方、主索９の右側は、油圧ジャッキ７の右側を垂
下して、かご１の下端左側に突設された係止部に固定さ
ている。
れている。この主索９の左側は、油圧ジャッキ７の左側
を垂下して、この油圧ジャッキ７の下側のスタンド４の
左側面に突設された係止部４ｂに下端が固定されてい
る。一方、主索９の右側は、油圧ジャッキ７の右側を垂
下して、かご１の下端左側に突設された係止部に固定さ
ている。
【０００７】ピット14の右側には、ダンパ10が立設さ
れ、このダンパ10の上端には、緩衝ばね10ａが立設され
ている。昇降路２には、各乗場13の上端の昇降路側に、
ファイナルリミットスイッチ11が設けられ、かご１の上
方には、略台形状に形成されたカム板１ａが縦に設けら
れている。
れ、このダンパ10の上端には、緩衝ばね10ａが立設され
ている。昇降路２には、各乗場13の上端の昇降路側に、
ファイナルリミットスイッチ11が設けられ、かご１の上
方には、略台形状に形成されたカム板１ａが縦に設けら
れている。
【０００８】このように構成された油圧エレベータにお
いては、昇降路２の下部左側に形成された機械室15に設
置された油圧ユニット16を図示しない制御装置で駆動す
ることで、この油圧ユニット16から逆止弁や流量制御弁
を経て高圧の作動油を配管16ａを介して油圧ジャッキ７
に供給する。
いては、昇降路２の下部左側に形成された機械室15に設
置された油圧ユニット16を図示しない制御装置で駆動す
ることで、この油圧ユニット16から逆止弁や流量制御弁
を経て高圧の作動油を配管16ａを介して油圧ジャッキ７
に供給する。
【０００９】すると、この油圧ジャッキ７は、プランジ
ャ６が上昇し、このプランジャ６の上端に突設された支
え17とシーブ軸18の上昇でシーブ８も回転しながら上昇
し、このシーブ８の上昇と回転に伴って、このシーブ８
に巻装された主索９の右側下端に係止されたかご１もガ
イドレール３に案内されて上昇する。
ャ６が上昇し、このプランジャ６の上端に突設された支
え17とシーブ軸18の上昇でシーブ８も回転しながら上昇
し、このシーブ８の上昇と回転に伴って、このシーブ８
に巻装された主索９の右側下端に係止されたかご１もガ
イドレール３に案内されて上昇する。
【００１０】逆に、上昇したかごが下降するときには、
油圧ジャッキ７に供給された作動油が流量調整弁で流量
を制御されながら、油圧ユニット16の油槽に還流される
ことで、所定の速度で所定の位置までプランジャ６が降
下する。
油圧ジャッキ７に供給された作動油が流量調整弁で流量
を制御されながら、油圧ユニット16の油槽に還流される
ことで、所定の速度で所定の位置までプランジャ６が降
下する。
【００１１】このように構成されたバックプランジャ式
の油圧エレベータにおいては、シーブ８に巻装した主索
９の他側でかご１を駆動することで、プランジャ６のス
トロークの２倍の速度と距離でかご１を駆動する。
の油圧エレベータにおいては、シーブ８に巻装した主索
９の他側でかご１を駆動することで、プランジャ６のス
トロークの２倍の速度と距離でかご１を駆動する。
【００１２】なお、このかご１が最下段の位置に停止し
た状態を示す図３において、油圧ジャッキ７の余裕行程
Ｃと、プランジャ６の露出部の長さＤとの関係は、Ｄ＞
Ｃとして、プランジャ６の先端がシリンダ５の上端に接
触しないように考慮されている。
た状態を示す図３において、油圧ジャッキ７の余裕行程
Ｃと、プランジャ６の露出部の長さＤとの関係は、Ｄ＞
Ｃとして、プランジャ６の先端がシリンダ５の上端に接
触しないように考慮されている。
【００１３】このように構成された油圧エレベータにお
いては、昇降路の上端に機械室を設けて、この機械室に
設置した巻上機でかごを昇降させるロープトラクション
式のエレベータと異なり、かごの駆動部を昇降路の下部
に設けることができるので、ビルの屋上に機械室を設置
する必要がない。
いては、昇降路の上端に機械室を設けて、この機械室に
設置した巻上機でかごを昇降させるロープトラクション
式のエレベータと異なり、かごの駆動部を昇降路の下部
に設けることができるので、ビルの屋上に機械室を設置
する必要がない。
【００１４】したがって、日照権の制約で機械室を突設
させることができないビルにおいては、ビルの設計が容
易となるだけでなく、機械室を設置する必要がないの
で、建物の上部に荷重がかからず、プレハブ構造やＰＣ
構造の軽量材の骨組の建築物にも適用できる。
させることができないビルにおいては、ビルの設計が容
易となるだけでなく、機械室を設置する必要がないの
で、建物の上部に荷重がかからず、プレハブ構造やＰＣ
構造の軽量材の骨組の建築物にも適用できる。
【００１５】さらに、原理的に過速するおそれがなく、
たとえ、電源が停電した場合においても、強力なブレー
キを必要とせず、地震に対しても安全な利点があるだけ
でなく、機械室を昇降路から隔離することで、騒音を遮
断できるので、このような要請のユーザに採用されてい
る。
たとえ、電源が停電した場合においても、強力なブレー
キを必要とせず、地震に対しても安全な利点があるだけ
でなく、機械室を昇降路から隔離することで、騒音を遮
断できるので、このような要請のユーザに採用されてい
る。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された油圧エレベータにおいては、かご１の昇降行
程は、油圧ジャッキ７のプランジャ６のストロークによ
って決まるので、約15ｍ前後までが限度となり、したが
って適用対象となるビルの高さは、６階程度までとな
る。
構成された油圧エレベータにおいては、かご１の昇降行
程は、油圧ジャッキ７のプランジャ６のストロークによ
って決まるので、約15ｍ前後までが限度となり、したが
って適用対象となるビルの高さは、６階程度までとな
る。
【００１７】さらに、油圧ジャッキ７のプランジャ６の
伸縮速度も、シリンダ５に供給される作動油によって制
約され、したがって、かごの速度も45ｍ／分程度が限度
となる。したがって、前述した長所がありながらも、高
速且つ高揚程のエレベータには採用できない。そこで、
本発明の目的は、高階床を高速で昇降させることのでき
る油圧エレベータを得ることである。
伸縮速度も、シリンダ５に供給される作動油によって制
約され、したがって、かごの速度も45ｍ／分程度が限度
となる。したがって、前述した長所がありながらも、高
速且つ高揚程のエレベータには採用できない。そこで、
本発明の目的は、高階床を高速で昇降させることのでき
る油圧エレベータを得ることである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明の
油圧エレベータは、昇降路のピットに立設された油圧ジ
ャッキの上端につり合いおもりを固定し、このつり合い
おもりの上端につり合いシーブを設け、昇降路の上端に
メインシーブ及びサブシーブを懸架し、メインシーブに
片側が巻装されこの片側の下端にかごが懸架され他側が
つり合いシーブとサブシーブを経てつり合いおもりの上
部に係止される主索とを備えたことを特徴とする。
油圧エレベータは、昇降路のピットに立設された油圧ジ
ャッキの上端につり合いおもりを固定し、このつり合い
おもりの上端につり合いシーブを設け、昇降路の上端に
メインシーブ及びサブシーブを懸架し、メインシーブに
片側が巻装されこの片側の下端にかごが懸架され他側が
つり合いシーブとサブシーブを経てつり合いおもりの上
部に係止される主索とを備えたことを特徴とする。
【００１９】また請求項２に記載の発明の油圧エレベー
タは、昇降路のピットに立設された油圧ジャッキの上端
につり合いおもりを固定し、このつり合いおもりの上端
につり合いシーブを設け、昇降路の上端に懸架されたメ
インシーブに片側が巻装されこの片側の下端にかごが懸
架され他側に移動シーブが懸架され他側の端部が昇降路
の上部に係止される第１の主索と、つり合いシーブに巻
装され片側が移動シーブに係止され他側が昇降路の上部
に係止される第２の主索とを備えたことを特徴とする。
タは、昇降路のピットに立設された油圧ジャッキの上端
につり合いおもりを固定し、このつり合いおもりの上端
につり合いシーブを設け、昇降路の上端に懸架されたメ
インシーブに片側が巻装されこの片側の下端にかごが懸
架され他側に移動シーブが懸架され他側の端部が昇降路
の上部に係止される第１の主索と、つり合いシーブに巻
装され片側が移動シーブに係止され他側が昇降路の上部
に係止される第２の主索とを備えたことを特徴とする。
【００２０】
【作用】このような手段による油圧エレベータにおいて
は、油圧ジャッキのプランジャが上下動すると、この油
圧ジャッキの上端のつり合いおもりに他側が係止された
主索の他端に懸架されたかごは、油圧ジャッキのプラン
ジャの伸縮のストロークの４倍の行程と速度で、昇降路
を上下動する。
は、油圧ジャッキのプランジャが上下動すると、この油
圧ジャッキの上端のつり合いおもりに他側が係止された
主索の他端に懸架されたかごは、油圧ジャッキのプラン
ジャの伸縮のストロークの４倍の行程と速度で、昇降路
を上下動する。
【００２１】
【実施例】以下、本発明の油圧エレベータの一実施例を
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００２２】図１は、本発明の油圧エレベータの一例を
示す図で、従来の技術で示した図２に対応する図であ
る。
示す図で、従来の技術で示した図２に対応する図であ
る。
【００２３】図１において、図２と大きく異るところ
は、プランジャ６Ａとかご１との間に設けられた主索９
の配置と、つり合いおもり20が設けられている点と、プ
ランジャ６Ａのストロークが短縮されていることであ
る。したがって、図３と同一要素には、同一符号を付し
て説明を省略する。
は、プランジャ６Ａとかご１との間に設けられた主索９
の配置と、つり合いおもり20が設けられている点と、プ
ランジャ６Ａのストロークが短縮されていることであ
る。したがって、図３と同一要素には、同一符号を付し
て説明を省略する。
【００２４】すなわち、昇降路２の下端に形成されたピ
ット14の右側に立設された油圧ジャッキ７Ａは、図２で
示した従来の油圧エレベータに設置された油圧ジャッキ
７と比べてシリンダ５もプランジャ６Ａも短くなってい
る。
ット14の右側に立設された油圧ジャッキ７Ａは、図２で
示した従来の油圧エレベータに設置された油圧ジャッキ
７と比べてシリンダ５もプランジャ６Ａも短くなってい
る。
【００２５】この油圧ジャッキ７Ａの上方から嵌合した
プランジャ６Ａの上端に形成されたフランジ部の上端に
は、詳細省略したつり合いおもり20が載置され、下端が
プランジャ６Ａにボルトで固定されている。つり合いお
もり20の重量は、後述するかご１に定格50％の積載荷重
が搭載されたときのかご全体の重量の４倍に設定されて
いる。
プランジャ６Ａの上端に形成されたフランジ部の上端に
は、詳細省略したつり合いおもり20が載置され、下端が
プランジャ６Ａにボルトで固定されている。つり合いお
もり20の重量は、後述するかご１に定格50％の積載荷重
が搭載されたときのかご全体の重量の４倍に設定されて
いる。
【００２６】このつり合いおもり20の上端には、ヒッチ
プレート４が立設され、つり合いおもり20の上端にボル
トで固定されている。このヒッチプレート４は、図示し
ない側面図では、略Ｕ字状に形状され、上端の片側が図
１の紙面直交方向に折曲されている。
プレート４が立設され、つり合いおもり20の上端にボル
トで固定されている。このヒッチプレート４は、図示し
ない側面図では、略Ｕ字状に形状され、上端の片側が図
１の紙面直交方向に折曲されている。
【００２７】このヒッチプレーチ４の上部には、破線で
示す軸受19Ｃが両側に挿入されている。これらの軸受19
Ｃには、軸18Ｃの両端が挿入され、この軸18Ｃの中央部
には、大径のつり合いシーブ８Ｃ１と小径のシーブ８Ｃ
２が挿入されている。
示す軸受19Ｃが両側に挿入されている。これらの軸受19
Ｃには、軸18Ｃの両端が挿入され、この軸18Ｃの中央部
には、大径のつり合いシーブ８Ｃ１と小径のシーブ８Ｃ
２が挿入されている。
【００２８】一方、昇降路２の上端の中央部には、略Ｕ
字状に形成された支え17Ａが、昇降路２の天井に埋設さ
れたアンカボルトを介して垂設されている。この支え17
Ａの右側にも、この支え17Ａと同形で僅かに小形の支え
17Ｂがアンカボルトを介して垂設されている。
字状に形成された支え17Ａが、昇降路２の天井に埋設さ
れたアンカボルトを介して垂設されている。この支え17
Ａの右側にも、この支え17Ａと同形で僅かに小形の支え
17Ｂがアンカボルトを介して垂設されている。
【００２９】このうち、左側の支え17Ａの下部両側に
は、軸受19Ａが挿入されている。この軸受19Ａには軸18
Ａの両側が挿入され、この軸18Ａには、メインシーブ８
Ａが挿入されている。
は、軸受19Ａが挿入されている。この軸受19Ａには軸18
Ａの両側が挿入され、この軸18Ａには、メインシーブ８
Ａが挿入されている。
【００３０】同様に、右側の支え17Ｂの下部両側には、
軸受19Ｂが挿入されている。この軸受19Ｂには軸18Ｂの
両側が挿入され、この軸18Ｂには、大径のサブシーブ８
Ｂ１と小形のサブシーブ８Ｂ２が挿入されている。
軸受19Ｂが挿入されている。この軸受19Ｂには軸18Ｂの
両側が挿入され、この軸18Ｂには、大径のサブシーブ８
Ｂ１と小形のサブシーブ８Ｂ２が挿入されている。
【００３１】左側のメインシーブ８Ａに巻装された主索
９の左側は、昇降路２を垂下して、かご１の上端の上梁
１ａの中央部に貫設された図示しないロッドに係止され
ている。
９の左側は、昇降路２を垂下して、かご１の上端の上梁
１ａの中央部に貫設された図示しないロッドに係止され
ている。
【００３２】このロッドの下部には、詳細省略した緩衝
用のコイルばねが遊嵌し、このコイルばねの下端には、
図示しないばね受けがロッドに挿入され、このばね受け
とコイルばねは、ロッドの下端からこのロッドに螺合さ
れたナットによって、上梁１ａに押圧されている。
用のコイルばねが遊嵌し、このコイルばねの下端には、
図示しないばね受けがロッドに挿入され、このばね受け
とコイルばねは、ロッドの下端からこのロッドに螺合さ
れたナットによって、上梁１ａに押圧されている。
【００３３】メインシーブ８Ａに巻装された主索９の右
側は、昇降路２を垂下し、前述したつり合いおもり20の
上端に固定されたヒッチプレート４を介して回転自在に
取り付けられたつり合いシーブ８Ｃ１に巻装された後、
昇降路２の上端右側に懸架されたサブシーブ８Ｂ１に巻
装されている。
側は、昇降路２を垂下し、前述したつり合いおもり20の
上端に固定されたヒッチプレート４を介して回転自在に
取り付けられたつり合いシーブ８Ｃ１に巻装された後、
昇降路２の上端右側に懸架されたサブシーブ８Ｂ１に巻
装されている。
【００３４】このサブシーブ８Ｂ１の上側に巻装された
主索９は、再び昇降路２を垂下して、つり合いおもり20
の上端のつり合いシーブ８Ｃ２に巻装され、さらに、昇
降路２の上端右側のサブシーブ８Ｂ２に巻装されてい
る。
主索９は、再び昇降路２を垂下して、つり合いおもり20
の上端のつり合いシーブ８Ｃ２に巻装され、さらに、昇
降路２の上端右側のサブシーブ８Ｂ２に巻装されてい
る。
【００３５】このサブシーブ８Ｂ２に巻装された主索９
は、再び昇降路２を垂下して、つり合いおもり20の上端
に立設されたヒッチプレート４の上端に対して、図示し
ないロッドとコイルばね及びばね受けなどを介して係止
されている。
は、再び昇降路２を垂下して、つり合いおもり20の上端
に立設されたヒッチプレート４の上端に対して、図示し
ないロッドとコイルばね及びばね受けなどを介して係止
されている。
【００３６】このように構成された油圧エレベータにお
いては、油圧ジャッキ７Ａを油圧ユニット16によって駆
動すると、油圧ジャッキ７Ａに嵌合されたシリンダ６Ａ
のストロークと速度に対して、かご１は４倍の距離と速
度で昇降路を上下する。
いては、油圧ジャッキ７Ａを油圧ユニット16によって駆
動すると、油圧ジャッキ７Ａに嵌合されたシリンダ６Ａ
のストロークと速度に対して、かご１は４倍の距離と速
度で昇降路を上下する。
【００３７】したがって、つり合いおもり20の重量の増
加によって、たとえ、油圧ジャッキ７Ａの内径を増やし
ても、油圧ユニット16から供給される作動油の流量を増
やすことなく、かご１を高速で昇降させることができ
る。
加によって、たとえ、油圧ジャッキ７Ａの内径を増やし
ても、油圧ユニット16から供給される作動油の流量を増
やすことなく、かご１を高速で昇降させることができ
る。
【００３８】また、かご１の昇降行程を従来の油圧エレ
ベータと比べて２倍とすることができるので、高階床の
ビルにも設置することができ、例えば、12階から13階程
度のビルにも適用することができ、前述したように低騒
音などの特長と高速・高揚程を備えたエレベータとな
る。
ベータと比べて２倍とすることができるので、高階床の
ビルにも設置することができ、例えば、12階から13階程
度のビルにも適用することができ、前述したように低騒
音などの特長と高速・高揚程を備えたエレベータとな
る。
【００３９】さらに、シリンダ５とプランジャ６Ａの長
さを短縮することができるので、油圧ジャッキ７Ａの製
作が容易となるだけでなく、パッキンの摺動速度も低く
なるので、寿命を延ばすことができる。
さを短縮することができるので、油圧ジャッキ７Ａの製
作が容易となるだけでなく、パッキンの摺動速度も低く
なるので、寿命を延ばすことができる。
【００４０】なお、上記実施例においては、プランジャ
６Ａのストロークを４倍にするための方法として、サブ
シーブ８Ｂ１，８Ｂ２を昇降路２の天井部に設けた例で
説明したが、図２に示すように、昇降路２の中央部にサ
ブシーフ８Ｄ，８Ｅを設け、これらのサブシーブ８Ｄ，
８Ｅに巻装された主索９Ａ，９Ｂの片側の上端を、昇降
路２の天井部にアンカボルトで固定されたベース22に図
２に示すように固定してもよい。
６Ａのストロークを４倍にするための方法として、サブ
シーブ８Ｂ１，８Ｂ２を昇降路２の天井部に設けた例で
説明したが、図２に示すように、昇降路２の中央部にサ
ブシーフ８Ｄ，８Ｅを設け、これらのサブシーブ８Ｄ，
８Ｅに巻装された主索９Ａ，９Ｂの片側の上端を、昇降
路２の天井部にアンカボルトで固定されたベース22に図
２に示すように固定してもよい。
【００４１】この場合には、主索９Ａ，９Ｂの総延長が
図１で示した主索９と比べて短くなり、それに比例して
主索の伸びも減少するので、かご１の位置調整のための
作業を軽減することができる利点がある。
図１で示した主索９と比べて短くなり、それに比例して
主索の伸びも減少するので、かご１の位置調整のための
作業を軽減することができる利点がある。
【００４２】
【発明の効果】以上、請求項１に記載の発明によれば、
昇降路のピットに立設された油圧ジャッキの上端につり
合いおもりを固定し、このつり合いおもりの上端につり
合いシーブを設け、昇降路の上端にメインシーブ及びサ
ブシーブを懸架し、メインシーブに片側が巻装されこの
片側の下端にかごが懸架され他側がつり合いシーブとサ
ブシーブを経てつり合いおもりの上部に係止される主索
とを備えることで、油圧ジャッキのプランジャが上下動
すると、この油圧ジャッキの上端のつり合いおもりに他
側が係止された主索の他端に懸架されたかごを油圧ジャ
ッキのプランジャの伸縮のストロークの４倍の行程と速
度で上下動させたので、高階床を高速で昇降させること
のできる油圧エレベータを得ることができる。
昇降路のピットに立設された油圧ジャッキの上端につり
合いおもりを固定し、このつり合いおもりの上端につり
合いシーブを設け、昇降路の上端にメインシーブ及びサ
ブシーブを懸架し、メインシーブに片側が巻装されこの
片側の下端にかごが懸架され他側がつり合いシーブとサ
ブシーブを経てつり合いおもりの上部に係止される主索
とを備えることで、油圧ジャッキのプランジャが上下動
すると、この油圧ジャッキの上端のつり合いおもりに他
側が係止された主索の他端に懸架されたかごを油圧ジャ
ッキのプランジャの伸縮のストロークの４倍の行程と速
度で上下動させたので、高階床を高速で昇降させること
のできる油圧エレベータを得ることができる。
【００４３】また請求項２に記載の発明によれば、昇降
路のピットに立設された油圧ジャッキの上端につり合い
おもりを固定し、このつり合いおもりの上端につり合い
シーブを設け、昇降路の上端に懸架されたメインシーブ
に片側が巻装されこの片側の下端にかごが懸架され他側
に移動シーブが懸架され他側の端部が昇降路の上部に係
止される第１の主索と、つり合いシーブに巻装され片側
が移動シーブに係止され他側が昇降路の上部に係止され
る第２の主索とを備えることで、油圧ジャッキのプラン
ジャが上下動すると、この油圧ジャッキの上端のつり合
いおもりに他側が係止された主索の他端に懸架されたか
ごを油圧ジャッキのプランジャの伸縮のストロークの４
倍の行程と速度で上下動させたので、高階床を高速で昇
降させることのできる油圧エレベータを得ることができ
る。
路のピットに立設された油圧ジャッキの上端につり合い
おもりを固定し、このつり合いおもりの上端につり合い
シーブを設け、昇降路の上端に懸架されたメインシーブ
に片側が巻装されこの片側の下端にかごが懸架され他側
に移動シーブが懸架され他側の端部が昇降路の上部に係
止される第１の主索と、つり合いシーブに巻装され片側
が移動シーブに係止され他側が昇降路の上部に係止され
る第２の主索とを備えることで、油圧ジャッキのプラン
ジャが上下動すると、この油圧ジャッキの上端のつり合
いおもりに他側が係止された主索の他端に懸架されたか
ごを油圧ジャッキのプランジャの伸縮のストロークの４
倍の行程と速度で上下動させたので、高階床を高速で昇
降させることのできる油圧エレベータを得ることができ
る。
【図１】本発明の油圧エレベータの第１の実施例を示す
図。
図。
【図２】本発明の油圧エレベータの第２の実施例を示す
図。
図。
【図３】従来の油圧エレベータの一例を示す図。
１…かご、２…昇降路、３…ガイドレール、４…ヒッチ
プレート、５…シリンダ、６Ａ…プランジャ、７Ａ…油
圧ジャッキ、８Ａ…メインシーブ、８Ｂ１，８Ｂ２…サ
ブシーブ、８Ｃ１，８Ｃ２…つり合いシーブ、９…主
索、13…乗り場、14…ピット、15…機械室、16…油圧ユ
ニット、17Ａ，17Ｂ…支え、18Ａ，18Ｂ，18Ｃ…軸、19
Ａ，19Ｂ，19Ｃ…軸受、20…つり合いおもり、22…ベー
ス。
プレート、５…シリンダ、６Ａ…プランジャ、７Ａ…油
圧ジャッキ、８Ａ…メインシーブ、８Ｂ１，８Ｂ２…サ
ブシーブ、８Ｃ１，８Ｃ２…つり合いシーブ、９…主
索、13…乗り場、14…ピット、15…機械室、16…油圧ユ
ニット、17Ａ，17Ｂ…支え、18Ａ，18Ｂ，18Ｃ…軸、19
Ａ，19Ｂ，19Ｃ…軸受、20…つり合いおもり、22…ベー
ス。
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降路のピットに立設された油圧ジャッ
キの上端に固定されたつり合いおもりと、このつり合い
おもりの上端に設けられたつり合いシーブと、前記昇降
路の上端に懸架されたメインシーブ及びサブシーブと、
前記メインシーブに片側が巻装されこの片側の下端にか
ごが懸架され他側が前記つり合いシーブと前記サブシー
ブを経て前記つり合いおもりの上部に係止される主索と
を備えた油圧エレベータ。 - 【請求項２】 昇降路のピットに立設された油圧ジャッ
キの上端に固定されたつり合いおもりと、このつり合い
おもりの上端に設けられたつり合いシーブと、前記昇降
路の上端に懸架されたメインシーブに片側が巻装されこ
の片側の下端にかごが懸架され他側に移動シーブが懸架
され前記他側の端部が前記昇降路の上部に係止される第
１の主索と、前記つり合いシーブに巻装され片側が前記
移動シーブに係止され他側が前記昇降路の上部に係止さ
れる第２の主索とを備えた油圧エレベータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3716095A JPH08231157A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 油圧エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3716095A JPH08231157A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 油圧エレベータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231157A true JPH08231157A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12489852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3716095A Pending JPH08231157A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 油圧エレベータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231157A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2005121009A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2008-04-10 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| JP2009227372A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Aikoku Alpha Corp | 荷役物運搬機 |
| CN103171944A (zh) * | 2011-12-21 | 2013-06-26 | 株式会社日立制作所 | 电梯的移动线缆装置 |
| CN110615336A (zh) * | 2019-10-16 | 2019-12-27 | 山东康腾传动科技有限公司 | 一种顶驱式液压安全别墅电梯 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3716095A patent/JPH08231157A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2005121009A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2008-04-10 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| JP2009227372A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Aikoku Alpha Corp | 荷役物運搬機 |
| CN103171944A (zh) * | 2011-12-21 | 2013-06-26 | 株式会社日立制作所 | 电梯的移动线缆装置 |
| CN103171944B (zh) * | 2011-12-21 | 2015-10-21 | 株式会社日立制作所 | 电梯的移动线缆装置 |
| CN110615336A (zh) * | 2019-10-16 | 2019-12-27 | 山东康腾传动科技有限公司 | 一种顶驱式液压安全别墅电梯 |
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