JP4290731B2 - 釣合い重りレスエレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、釣合い重りが備えられていないエレベータ装置(釣合い重りレスエレベータ装置)に関するものである。
トラクション方式の釣合い重りレスエレベータ装置は、通常、エレベータのかごに主ロープの各端部が連結されており、上記エレベータのかごは、主ロープが巻き掛けられた駆動綱車の回動に連動して昇降路内を昇降するように構成される。図4は、かかる構成を有する従来の釣合い重りレスエレベータ装置の正面図であり、下記特許文献1記載のエレベータ装置の概略構成を示したものである。図4において、エレベータの利用者が移動の際に乗車するかご室1は、緩衝材2等を介してかご枠3に固定されている。このかご枠3には、かご室1の上方に配置された上枠3cの中央部に主ロープ6の一端部が、また、かご室1の下方に配置された下枠3aの中央部に主ロープ6の他端部が、それぞれロープ綱止装置8a又は8bを介して弾性的に設けられている。ロープ綱止装置8a及び8bを介してかご5の上部及び下部に連結されたこの主ロープ6は、昇降路7の頂部及びピット部に設けられた返し車10や駆動綱車9aに巻き掛けられるとともに、昇降路7のピット部に設置されたテンション装置14により所定の張力が付与されている。なお、テンション装置14によって付与されるこの張力により、かご5を昇降させるのに必要な摩擦力が主ロープ6と駆動綱車9aとの間に発生する。
日本特開2004−67365号公報
特許文献1記載のエレベータ装置を含め、従来の釣合い重りレスエレベータ装置は、主ロープ6がかご室1の直上部及び直下部に連結されているため、ロープ綱止装置8a及び8bと昇降路7の頂部及びピット部に設置された機器類とが干渉して、昇降路7の内部空間を有効に活用することができず、昇降路7が大型化するという問題が生じていた。即ち、昇降路7の頂部には、かご5が昇降可能範囲の最上部に達した際にかご室1の上方に設けられたロープ綱止装置8aと昇降路7の頂部に設置された返し車10とが干渉することのないように、かご室1と返し車10との間に、主ロープ6をロープ綱止装置8aに連結する連結部のための空間(図4におけるL1)と、主ロープ6の長さを調整する調整部のための空間(図4におけるL2)とを設けなければならなかった。一方、昇降路7のピット部には、かご5が昇降可能範囲の最下部に達した際にかご室1の下方に設けられたロープ綱止装置8bと昇降路7のピット部に配置された巻上機9とが干渉することのないように、かご室1と巻上機9との間に、連結部及び調整部のための空間(図4におけるL4、L3)が必要となっていた。
また、複数本の主ロープ6によりかご5が懸吊されている場合、かご5が昇降可能範囲の最上部に達すると、図5に示すように、ロープ綱止装置8aに傾斜が生じてしまう。この傾斜は、昇降路7の頂部に設置された返し車10の綱溝の間隔とかご室1の上方に設置されたロープ綱止装置8aの設置間隔との相違により生じるため、返し車10とロープ綱止装置8aとの距離が短くなるに従ってその傾きが大きくなる。このため、ロープ綱止装置8aの傾斜角度θを許容範囲内に保つためには、かご5が昇降可能範囲の最上部に達した際に、返し車10とロープ綱止装置8aとの間に所定の距離が必要となる。一方、昇降路7のピット部に設置された巻上機9とかご室1の下方に設置されたロープ綱止装置8bとの間にも上記問題は生じ得るため、かご5が昇降可能範囲の最下部に達した際に、ロープ綱止装置8bにも傾斜が生じてしまう。以上の理由により、昇降路7の頂部及びピット部の双方において、ロープ綱止装置8a及び8bの傾斜角度θを許容範囲内に保つための空間が必要となっていた。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、その目的は、昇降路頂部及びピット部の空間を最小限にして、エレベータ昇降路を小型化することができる釣合い重りレスエレベータ装置を提供することである。
この発明に係る釣合い重りレスエレベータ装置は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、昇降路の頂部及びピット部にそれぞれ設けられた駆動綱車又は返し車と、この駆動綱車又は返し車に巻き掛けられ、その一端部がかごの上方から、また、他端部がかごの下方からそれぞれかごに設けられた主ロープとを備え、主ロープの両端部をかごの一側面に設けるとともに、主ロープの一端部をかごの一側面下部に上方から設けるか、若しくは、主ロープの他端部をかごの一側面上部に下方から設けたものである。
この発明は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、昇降路の頂部及びピット部にそれぞれ設けられた駆動綱車又は返し車と、この駆動綱車又は返し車に巻き掛けられ、その一端部がかごの上方から、また、他端部がかごの下方からそれぞれかごに設けられた主ロープとを備え、主ロープの両端部をかごの一側面に設けるとともに、主ロープの一端部をかごの一側面下部に上方から設けるか、若しくは、主ロープの他端部をかごの一側面上部に下方から設ける構成としたので、昇降路頂部及びピット部の空間を最小限にして、エレベータ昇降路の小型化を図ることができる。
図1は、この発明の実施例1における釣合い重りレスエレベータ装置を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 図2は、この発明の実施例2における釣合い重りレスエレベータ装置を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 図3は、この発明の実施例3における釣合い重りレスエレベータ装置を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 図4は、従来の釣合い重りレスエレベータ装置の正面図である。 図5は、従来のエレベータ装置の要部詳細図である。
符号の説明
1 かご室
2 緩衝材
3 かご枠
3a 下枠
3b 縦枠
3c 上枠
4a、4c 下部支持体
4b、4d 上部支持体
5 かご
6 主ロープ
7 昇降路
8a、8b ロープ綱止装置
9 巻上機
9a 駆動綱車
10 返し車
11a、11b ロープシャックル
12a、12b バネ押え
13a、13b シャックルバネ
14 テンション装置
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、この発明の実施例1における釣合い重りレスエレベータ装置を示したものであり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。図1において、エレベータの利用者が移動する際に乗車するかご室1は、緩衝材2を介して略四角環状を呈するかご枠3に設置されている。このかご枠3は、かご室1の下方に配置され、このかご室1を支持する下枠3aと、この下枠3aの両端部にそれぞれ立設され、かご室1の両側に配置された縦枠3bと、この縦枠3bの上部に跨って設けられ、かご室1の上方に配置された上枠3cとから構成されており、かご室1の上下及び両側を取り囲むように配置されている。また、かご枠3には、その一側面下部に下部支持体4aが、また、一側面上部に上部支持体4bが設けられており、かご枠3の一側面から外側に突出するそれぞれの一部(以下、「突出部」という)が、鉛直投影面上互いに干渉しないように配置されている。
かかる構成を有するエレベータのかご5は、複数の主ロープ6によって懸吊されており、その両側に立設されたガイドレール(図示せず)に案内されて昇降路7内を昇降する。かご5を懸吊する各主ロープ6は、それぞれの一端部にロープ綱止装置8aが設けられ、このロープ綱止装置8aを介して下部支持体4aに上方から弾性的に連結されている。また、各主ロープ6は、下部支持体4aに連結された一端部側から、昇降路7頂部に設けられた巻上機9の駆動綱車9aと昇降路7ピット部に設けられた返し車10とに順次巻き掛けられ、その他端部がロープ綱止装置8bを介して上部支持体4bに下方から弾性的に連結されている。
次に、各主ロープ6の端部に設けられたロープ綱止装置8a及び8bの構成及び配置について説明する。
各主ロープ6の一端部に設けられたロープ綱止装置8aには、下部支持体4aの上方において主ロープ6の一端部に連結されるとともに、下部支持体4aの突出部に形成された貫通孔(図示せず)に遊貫するロープシャックル11aと、下部支持体4aの下方においてロープシャックル11aの先端部に設けられた略円盤状を呈するバネ押え12aと、バネ押え12aの上面及び下部支持体4aの下面の間に設けられてバネ押え12aを下方に付勢するとともに、その中空部にロープシャックル11aが挿通されたシャックルバネ13aとが備えられている。なお、ロープ綱止装置8aは、それぞれのロープシャックル11aが所定の間隔を有するように配置されるとともに、シャックルバネ13aの下部とバネ押え12aとが、かご枠3の下枠3aよりも僅かに下方に位置するように配置されている。
一方、各主ロープ6の他端部に設けられたロープ綱止装置8bには、上部支持体4bの下方において主ロープ6の他端部に連結されるとともに、上部支持体4bの突出部に形成された貫通孔(図示せず)に遊貫するロープシャックル11bと、上部支持体4bの上方においてロープシャックル11bの先端部に設けられた略円盤状を呈するバネ押え12bと、上部支持体4bの上面及びバネ押え12bの下面の間に設けられてバネ押え12bを上方に付勢するとともに、その中空部にロープシャックル11bが挿通されたシャックルバネ13bとが備えられている。なお、ロープ綱止装置8bは、それぞれのロープシャックル11bが所定の間隔を有するように配置されるとともに、シャックルバネ13bの上部とバネ押え12bとが、かご枠3の上枠3cよりも僅かに上方に位置するように配置されている。
なお、各主ロープ6の長さにアンバランスが生じた場合には、ロープ綱止装置8aのバネ押え12a及びロープ綱止装置8bのバネ押え12bの取付位置を変えることにより、各主ロープ6の長さを個別に調整することが可能である。例えば、ロープシャックル11a及び11bにバネ押え12a及び12bが螺嵌されている場合には、バネ押え12a及び12bを回転させて上下移動させることにより、各主ロープ6の長さを適正にすることができる。また、ロープ綱止装置8aのシャックルバネ13a及びロープ綱止装置8bのシャックルバネ13bは、かご5の発進時及び停止時等、エレベータの通常運転時に発生する衝撃を緩和するとともに、かご5の位置によって変動するロープシャックル11a及び11bの傾きを吸収するフローティング機能を備えている。
この発明の実施例1によれば、エレベータのかご5を懸吊する主ロープ6の一端部がかご5の一側面下部に設けられた下部支持体4aに連結され、また、その他端部がかご5の一側面上部に設けられた上部支持体4bに連結されているため、主ロープ6とかご5とを連結するロープ綱止装置8a及び8bが、かご5の側方に配置されることとなる。このため、かご5が昇降可能範囲の最上部に達した際の巻上機9とかご5との距離を最小限することができ、昇降路7の小型化を図ることが可能となる。なお、昇降路7及び昇降路7内のかご5の昇降可能範囲を変更しない場合には、巻上機9の設置位置を下げることが可能となり、巻上機9の据付性及び保守性が向上する。
また、主ロープ6の一端部がかご5の一側面下部の下部支持体4aに上方から連結されているため、かご5が昇降可能範囲の最上部に達した場合でも、昇降路7の頂部に設置された巻上機9の駆動綱車9aとロープ綱止装置8aとの間には、かご5の高さ分の距離が常に設けられる。したがって、従来のように、昇降路7の頂部にロープ綱止装置8aの傾斜を許容範囲内に保つための空間は必要なくなり、昇降路7の頂部の空間を縮小することが可能となる。なお、かご5が昇降可能範囲の最下部に達した場合にも、上記と同様の理由により、昇降路7のピット部に設置された返し車10とかご5との距離を最小限にすることができるとともに、昇降路7のピット部にロープ綱止装置8bの傾斜を許容範囲内に保つための空間が不要となる。
また、主ロープ6の一端部に設けられたロープ綱止装置8aは、このロープ綱止装置8aの調整部であるバネ押え12aがかご5の下方に位置するように配置されているため、作業者は、主ロープ6の長さ調整を行う際に、かご5の下方から容易にバネ押え12aを操作することができ、作業性に優れる。なお、主ロープ6の他端部に設けられたロープ綱止装置8bに関しても同様であり、ロープ綱止装置8bの調整部であるバネ押え12bがかご5の上方に位置するように配置されているため、作業者は、主ロープ6の長さ調整を行う際に、かご5の上方から容易にバネ押え12bを操作することが可能となる。
なお、実施例1においては、昇降路7の頂部に巻上機9が、また、昇降路7のピット部に返し車10がそれぞれ配置されているが、昇降路7の頂部及びピット部にそれぞれ回動する滑車が設けられていれば実施例1と同様の効果を奏することは言うまでもなく、例えば、昇降路7のピット部に巻上機9が設置される構成を有していても構わない。
図2は、この発明の実施例2における釣合い重りレスエレベータ装置を示したものであり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。図2において、かご室1を支持するかご枠3の一側面下部には、その一部がかご枠3の一側面から外側に突出するように、下部支持体4cが設けられている。また、かご5を懸吊する各主ロープ6は、それぞれの一端部にロープ綱止装置8aが設けられ、このロープ綱止装置8aを介して下部支持体4cに上方から弾性的に連結されている。また、各主ロープ6は、下部支持体4cに連結された一端部側から、昇降路7の頂部に設けられた巻上機9の駆動綱車9aと昇降路7のピット部に設けられた返し車10とに順次巻き掛けられ、その他端部がロープ綱止装置8bを介して下部支持体4cに下方から弾性的に連結されている。
各主ロープ6の一端部に設けられたロープ綱止装置8aには、下部支持体4cの上方において主ロープ6の一端部に連結されるとともに、下部支持体4cの突出部に形成された貫通孔(図示せず)に遊貫するロープシャックル11aと、下部支持体4cの下方においてロープシャックル11aの先端部に設けられた略円盤状を呈するバネ押え12aと、バネ押え12aの上面及び下部支持体4cの下面の間に設けられてバネ押え12aを下方に付勢するとともに、その中空部にロープシャックル11aが挿通されたシャックルバネ13aとが備えられている。なお、ロープ綱止装置8aは、それぞれのロープシャックル11aが所定の間隔を有するように配置されるとともに、シャックルバネ13aの下部とバネ押え12aとが、かご枠3の下枠3aよりも僅かに下方に位置するように配置されている。
一方、各主ロープ6の他端部に設けられたロープ綱止装置8bには、下部支持体4cの下方において主ロープ6の他端部に連結されるとともに、下部支持体4cの突出部に形成された貫通孔に遊貫するロープシャックル11bと、下部支持体4cの上方においてロープシャックル11bの先端部に設けられた略円盤状を呈するバネ押え12bと、下部支持体4cの上面及びバネ押え12bの下面の間に設けられてバネ押え12bを上方に付勢するとともに、その中空部にロープシャックル11bが挿通されたシャックルバネ13bとが備えられている。
なお、その他は実施例1と同様の構成を有する。
かかる構成を有することにより、ロープ綱止装置8a及び8bをかご5の下部に集約して、構造の簡素化及び構成部品の削減を図ることが可能となる。また、主ロープ6の連結作業及び長さ調整作業等を全てかご5の下方から行うことができるため、作業性に優れる。その他は、実施例1と同様の効果を奏する。なお、かご5の一側面とこの一側面に対向する昇降路壁との間に十分な間隔が設けられていない場合、かご5の下方からロープ綱止装置8bを操作して主ロープ6の長さを調整することが困難になるが、ロープ綱止装置8aのバネ押え12aを操作することにより各主ロープ6の長さを個々に調整することができるため、特に問題とはならない。かかる場合、ロープ綱止装置8bには主ロープ6の長さを調整する調整部の機構は不要となり、さらに構造の簡素化を図ることも可能となる。
図3は、この発明の実施例3における釣合い重りレスエレベータ装置を示したものであり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。図3において、かご室1を支持するかご枠3の一側面上部には、その一部がかご枠3の一側面から外側に突出するように、上部支持体4dが設けられている。また、かご5を懸吊する各主ロープ6は、それぞれの一端部にロープ綱止装置8aが設けられ、このロープ綱止装置8aを介して上部支持体4dに上方から弾性的に連結されている。また、各主ロープ6は、上部支持体4dに連結された一端部側から、昇降路7の頂部に設けられた巻上機9の駆動綱車9aと昇降路7のピット部に設けられた返し車10とに順次巻き掛けられ、その他端部がロープ綱止装置8bを介して上部支持体4dに下方から弾性的に連結されている。
各主ロープ6の一端部に設けられたロープ綱止装置8aには、上部支持体4dの上方において主ロープ6の一端部に連結されるとともに、上部支持体4dの突出部に形成された貫通孔(図示せず)に遊貫するロープシャックル11aと、上部支持体4dの下方においてロープシャックル11aの先端部に設けられた略円盤状を呈するバネ押え12aと、バネ押え12aの上面及び上部支持体4dの下面の間に設けられてバネ押え12aを下方に付勢するとともに、その中空部にロープシャックル11aが挿通されたシャックルバネ13aとが備えられている。
一方、各主ロープ6の他端部に設けられたロープ綱止装置8bには、上部支持体4dの下方において主ロープ6の他端部に連結されるとともに、上部支持体4dの突出部に形成された貫通孔に遊貫するロープシャックル11bと、上部支持体4dの上方においてロープシャックル11bの先端部に設けられた略円形状を呈するバネ押え12bと、上部支持体4dの上面及びバネ押え12bの下面の間に設けられてバネ押え12bを上方に付勢するとともに、その中空部にロープシャックル11bが挿通されたシャックルバネ13bとが備えられている。なお、ロープ綱止装置8bは、それぞれのロープシャックル11bが所定の間隔を有するように配置されるとともに、シャックルバネ13bの上部とバネ押え12bとが、かご枠3の上枠3cよりも僅かに上方に位置するように配置されている。
なお、その他は実施例1と同様の構成を有する。
かかる構成を有することにより、ロープ綱止装置8a及び8bをかご5の上部に集約して、構造の簡素化及び構成部品の削減を図ることが可能となる。また、主ロープ6の連結作業及び長さ調整作業等を全てかご5の上方から行うことができるため、作業性に優れる。特に、かご5の天井に乗って上記作業を行うことも可能であり、作業時に新たな足場等を組む必要がない。その他は、実施例1と同様の効果を奏する。なお、かご5の一側面とこの一側面に対向する昇降路壁との間に十分な間隔が設けられていない場合、かご5の上方からロープ綱止装置8aを操作して主ロープ6の長さを調整することが困難になるが、ロープ綱止装置8bのバネ押え12bを操作することにより各主ロープ6の長さを個々に調整することができるため、特に問題とはならない。かかる場合、ロープ綱止装置8aには主ロープ6の長さを調整する調整部の機構が不要となり、さらに構造の簡素化を図ることも可能となる。
以上のように、この発明にかかる釣合い重りレスエレベータ装置によれば、エレベータのかごを懸吊する主ロープの両端部がロープ綱止装置を介してかごの一側面に連結され、かごが昇降可能範囲の最上部及び最下部に達した際に、昇降路の頂部及びピット部に設置された機器類とロープ綱止装置とが干渉する恐れがなくなるため、昇降路の頂部及びピット部に必要な空間を最小限にすることができ、占有空間の小さな釣合い重りレスエレベータ装置を提供することが可能となる。

Claims (8)

  1. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、前記昇降路の頂部及びピット部にそれぞれ設けられた駆動綱車又は返し車と、この駆動綱車又は返し車に巻き掛けられ、その一端部が前記かごの上方から、また、他端部が前記かごの下方からそれぞれ前記かごに設けられた主ロープとを備えた釣合い重りレスエレベータ装置において、前記主ロープは、その両端部が前記かごの一側面に設けられるとともに、前記一端部が前記かごの一側面下部に上方から設けられるか、若しくは、前記他端部が前記かごの一側面上部に下方から設けられたことを特徴とする釣合い重りレスエレベータ装置。
  2. かごの一側面下部に上方から設けられた主ロープの一端部及び前記かごの一側面上部に下方から設けられた前記主ロープの他端部の少なくとも一方は、前記主ロープの長さを調整する調整部を備えたロープ綱止装置を介して前記かごに設けられ、前記ロープ綱止装置の前記調整部は、前記かごの下方及び上方の少なくとも一方から調整可能に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の釣合い重りレスエレベータ装置。
  3. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、前記昇降路の頂部及びピット部にそれぞれ設けられた駆動綱車又は返し車と、この駆動綱車又は返し車に巻き掛けられ、その一端部が前記かごの上方から、また、他端部が前記かごの下方からそれぞれ前記かごに設けられた主ロープとを備えた釣合い重りレスエレベータ装置において、前記主ロープは、前記一端部が前記かごの一側面下部に上方から設けられるとともに、前記他端部が前記かごの一側面上部に下方から設けられたことを特徴とする釣合い重りレスエレベータ装置。
  4. 主ロープの両端部は、前記主ロープの長さを調整する調整部を備えたロープ綱止装置を介して前記かごに設けられ、前記主ロープの一端部に設けられた前記ロープ綱止装置の前記調整部は前記かごの下方から調整可能に、また、前記主ロープの他端部に設けられた前記ロープ綱止装置の前記調整部は前記かごの上方から調整可能にそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項3に記載の釣合い重りレスエレベータ装置。
  5. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、前記昇降路の頂部及びピット部にそれぞれ設けられた駆動綱車又は返し車と、この駆動綱車又は返し車に巻き掛けられ、その一端部が前記かごの上方から、また、他端部が前記かごの下方からそれぞれ前記かごに設けられた主ロープとを備えた釣合い重りレスエレベータ装置において、前記かごの一側面下部に設けられた下部支持体を備え、前記主ロープは、前記一端部が前記下部支持体に上方から設けられるとともに、前記他端部が前記下部支持体に下方から設けられたことを特徴とする釣合い重りレスエレベータ装置。
  6. 主ロープの一端部は、前記主ロープの長さを調整する調整部を備えたロープ綱止装置を介してかごに設けられ、前記ロープ綱止装置の前記調整部は、前記かごの下方から調整可能に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の釣合い重りレスエレベータ装置。
  7. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、前記昇降路の頂部及びピット部にそれぞれ設けられた駆動綱車又は返し車と、この駆動綱車又は返し車に巻き掛けられ、その一端部が前記かごの上方から、また、他端部が前記かごの下方からそれぞれ前記かごに設けられた主ロープとを備えた釣合い重りレスエレベータ装置において、前記かごの一側面上部に設けられた上部支持体を備え、前記主ロープは、前記一端部が前記上部支持体に上方から設けられるとともに、前記他端部が前記上部支持体に下方から設けられたことを特徴とする釣合い重りレスエレベータ装置。
  8. 主ロープの他端部は、前記主ロープの長さを調整する調整部を備えたロープ綱止装置を介してかごに設けられ、前記ロープ綱止装置の前記調整部は、前記かごの上方から調整可能に配置されたことを特徴とする請求項7に記載の釣合い重りレスエレベータ装置。
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