JPWO2020080366A1 - 衣服 - Google Patents

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加奈 小澤
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正樹 永塚
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祥介 山之上
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Abstract

ロボットを効率的に冷却する手段が得られる。ロボットに着用させる衣服(1)であって、当該ロボットの前腕部と関節部と第2部分とを覆う筒状部分を備える。筒状部分は、外筒部(45)と内筒部(44)とを含む。外筒部(45)は、筒状部分の先端部に位置し、前腕部(125)を覆う。内筒部(44)は、外筒部(45)の内周側に位置する。内筒部(44)は、第1端部(44a)と第2端部とを有する。第1端部(44a)は、筒状部分の先端側に位置する。第2端部は、第1端部(44a)と反対側に位置する。第2端部は外筒部(45)の内周面に接続される。第1端部(44a)は内筒部(44)の径を縮小させる縮径部を含む。

Description

この発明は、ロボットに着用させる衣服に関する。
従来、関節部を含む可動肢体を含むロボットが知られている(たとえば、特開2012−148366号公報参照)。特開2012−148366号公報には、アクチュエータとしてのモータを用いて肢体を動かすことが可能なロボットが開示されている。
特開2012−148366号公報参照
上記のようなロボットの動作制御に用いられるモータなどのアクチュエータにおいては、動作時にある程度発熱する。しかし、上記特開2012−148366号公報において、このようなアクチュエータからの発熱を除去するための冷却方法について特に言及していない。ロボットを安定して動作させる観点から、ロボットの関節部などに設置されたアクチュエータを適切に冷却し、上記の熱によりロボットの機構や動作に悪影響が及ぶことを防止する必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされた物であり、この発明の目的は、ロボットを効率的に冷却する手段を提供することである。
本開示に従った衣服は、第1部分と第2部分とが関節部を介して接続されたロボットに着用させる衣服であって、当該ロボットの第1部分の一部と関節部と第2部分とを覆う筒状部分を備える。筒状部分は、外筒部と内筒部とを含む。外筒部は、筒状部分の先端部に位置し、第1部分の一部を覆う。内筒部は、外筒部の内周側に位置する。内筒部は、第1端部と大胆部とを有する。第1端部は、筒状部分の先端側に位置する。第2端部は、第1端部と反対側に位置する。第2端部は外筒部の内周面に接続される。第1端部は内筒部の径を縮小させる縮径部を含む。
上記によれば、ロボットを効率的に冷却できる。
本実施の形態に係る衣服の正面模式図である。 図1に示した衣服の背面模式図である。 図1に示した衣服における袖口の断面模式図である。 図1に示した衣服における袖のプリーツ部の断面模式図である。 図1に示した衣服をロボットに装着した状態を示す正面模式図である。 図1に示した衣服をロボットに装着した状態を示す背面模式図である。 図1に示した衣服をロボットに装着した状態における袖口付近の構成および冷却風の流れを説明するための断面模式図である。 図1に示した衣服をロボットに装着した状態における冷却風の流れを示す模式図である。 図1に示した衣服を異なる構成のロボットに装着した状態における冷却風の流れを示す模式図である。 図9に示した状態における袖口付近の構成および冷却風の流れを説明するための断面模式図である。 図1に示した衣服の第1変形例の背面模式図である。 図1に示した衣服の第2変形例の正面模式図である。 図12に示した衣服をロボットに装着した状態を示す正面模式図である。 図12に示した衣服をロボットに装着した状態における冷却風の流れを示す模式図である。
以下、添付の図面を用いて、本発明の実施の一形態を説明する。なお、以下の図面において相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
<衣服の構成>
図1は、本実施の形態に係る衣服の正面模式図である。図2は、図1に示した衣服の背面模式図である。図3は、図1に示した衣服における袖口の断面模式図である。図4は、図1に示した衣服における袖のプリーツ部の断面模式図である。図1〜図4に示した衣服1は、ロボット100に着用させる衣服1であって、袖部である筒状部分60と、当該筒状部分60が接続された本体部とを備える。
筒状部分60は、本体部に接続された筒状の根元部12と、肘部に該当する筒状のプリーツ部16と、筒状の袖先端部15とを含む。プリーツ部16は、根元部12と袖先端部15とを接続する。プリーツ部16は、衣服1が装着されたロボットにおける腕の肘関節に該当する部分を覆うように配置される。プリーツ部16は、図4に示すように、筒状部分60を構成するシート状の部材51が、複数回折り曲げられた部分を含む。このようにプリーツ部16における部材51が複数回折り曲げられた部分は、筒状部分60において外周方向の一部に配置されている。当該部材51は、樹脂または天然繊維からなる布地などであってもよい。プリーツ部16では、筒状部分60を構成する部材51が折り曲げられた状態を維持できるように、内側に伸縮性を有する形状保持用の内張部材52が配置されている。
図3に示すように、筒状部分60の袖先端部15は、外筒部45と内筒部44とを含む。内筒部44は、外筒部45の内周側に位置する。内筒部44は、第1筒状体41と、第2筒状体42と、縮径部43とを含む。第1筒状体41は、筒状部分60の根元部12(図1参照)側に位置する。第1筒状体41の根元部12側の端部である第2端部44bは、外筒部45の内周面に接続される。第2筒状体42は、第1筒状体41の上記第2端部44bと反対側の端部に接続される。縮径部43は、第2筒状体42において第1筒状体41に接続された端部と反対側の端部に接続される。つまり、縮径部43は内筒部44の先端側に位置する第1端部44aに形成されている。第1端部44aの径は、第2端部44bの径より小さくなっている。縮径部43は帯状のゴムなどの弾性部材を含む。
本体部は、正面部11と、背面部31と、内周カバー部18と、裾カバー部14とを主に含む。正面部11は衣服1がロボットに装着された場合に、ロボットの胴体部の正面側を覆う部分である。正面部11にはロボットの胴体部に設置されたセンサ用の窓となる正面側第1開口部21および正面側第2開口部22が形成されている。正面側第2開口部22を覆うように透明フィルムが設置されている。なお、正面側第1開口部21にも透明フィルムを設置してもよい。あるいは、正面側第2開口部22に透明フィルムを設置しない構成としてもよい。正面側第1開口部21の形状は長方形状である。正面側第2開口部22は、正面側第1開口部21の下方に配置されている。正面側第2開口部22の形状はほぼ正方形状である。なお、正面側第1開口部21と正面側第2開口部22との形状および配置は任意に設定できる。
背面部31は、正面部11と接合されている。当該背面部31は、衣服1がロボットに装着された場合に、ロボットの胴体部の背面側を覆う部分である。背面部31にはロボットの胴体部に設置された冷却風を吸入するためのファンを露出させるため、背面側第1開口部23および背面側第2開口部24が形成されている。背面側第1開口部23および背面側第2開口部24は横方向に並ぶように配置されている。背面側第1開口部23および背面側第2開口部24の形状は四角形状である。なお、背面側第1開口部23および背面側第2開口部24の配置および形状は、ロボットの胴体部におけるファンの配置やファンの形状に応じて任意に設定できる。
背面部31および正面部11の上部には、ロボットの頭部とロボットの胴体部とを接続する首部が通される開口部である襟部17が形成されている。また、背面部31および正面部11の下部は裾部13となっている。背面部31にはファスナー部32が形成されている。ファスナー部32は背面部31の横方向の中央部に配置されている。ファスナー部32は背面部31において襟部17から裾部13まで延びるように形成されている。背面部31はファスナー部32を開くことにより、当該ファスナー部32の左右の領域が分離可能になっている。なお、ファスナー部32に変えて、他の任意の着脱可能な部材を配置してもよい。たとえば、ボタンやホック、面ファスナーなどを用いてもよい。
正面部11および背面部31の下部に位置する裾部13には内周カバー部18が接続されている。正面部11および背面部31の下側に位置する内周カバー部18は、ロボットの胴体部の外周を囲むように筒状の形状を有する。内周カバー部18の下端領域である内周カバー先端部18aには、弾性部材が配置されている。弾性部材としてはたとえば帯状のゴムを用いることができる。弾性部材が配置されていることで、内周カバー先端部18aは衣服1が装着されるロボットの胴体部に接触するように縮径する。内周カバー部18の背面側には、図2に示すように開閉部33が形成されている。開閉部33は、背面部31の裾部13側から内周カバー先端部18aに向けて縦方向に延びるように配置されている。内周カバー部18は、開閉部33が分離することで左右に開放可能になっている。開閉部33は上述したファスナー部32と連なるように配置されている。開閉部33には、たとえば面ファスナーなどの脱着可能な部材が配置されている。
正面部11および背面部31の下部に位置する裾部13には、内周カバー部18の外周を囲むように裾カバー部14が着脱可能に接続されている。裾カバー部14を裾部13に接続するための構成は任意の構成を採用できる。たとえば、当該構成としてホックや面ファスナーなどを用いることができる。裾カバー部14は、布などからなる帯状の部材を内周カバー部18の外周を囲むように巻いた状態で、裾部13に接続された構成としてもよい。上記衣服1において、外筒部45を構成する材料および内筒部44を構成する材料のJIS規格L1096に規定するA法(フラジール形法)により測定された通気量は、10cm/cm・sec以下が好ましく、さらに好ましくは6cm/cm・sec以下である。
<衣服をロボットに装着した使用状態の説明>
図5は、図1に示した衣服をロボットに装着した状態を示す正面模式図である。図6は、図1に示した衣服をロボットに装着した状態を示す背面模式図である。図7は、図1に示した衣服をロボットに装着した状態における袖口付近の構成および冷却風の流れを説明するための断面模式図である。図8は、図1に示した衣服をロボットに装着した状態における冷却風の流れを示す模式図である。
図5〜図8に示すように、図1〜図4に示した衣服1は人型のロボット100に装着することができる。ロボット100は、胴体部109と、当該胴体部109の上部に接続される頭部108と、胴体部109の両側に接続された腕部118と、胴体部109の底部に位置するベース部101と、ベース部101下に接続された支柱部103と、支柱部103下に接続された移動部104とを主に備える。衣服1は、ロボット100の胴体部109,腕部118およびベース部101の少なくとも一部を覆うように、ロボット100に装着される。
ロボット100の腕部118は、図4に示すように第1部分128、関節部127および第2部分126を含む。腕部118では、ロボット100の胴体部109側から第2部分126,関節部127、第1部分128と並ぶように接続されている。第1部分128は前腕部125とハンド部102とを含む。前腕部125は関節部127に接続されている。図7に示すように、ハンド部102は前腕部125と仕切り部材を含む接続部106を介して接続されている。接続部106には、後述するように冷却風を通すための貫通穴が形成されている。当該貫通穴のサイズは調整可能となっている。関節部127は当該第1部分128を第2部分126に対して回転移動させるためのサーボモータなどの駆動源が配置されている。
図6に示すように、衣服1の背面部31において、背面側第1開口部23および背面側第2開口部24からロボット100の胴体部109に設置されたファン107が露出している。また、衣服1の正面部11においては、正面側第1開口部21および正面側第2開口部22が、ロボット100の胴体部109に設置されたセンサと重なる位置に配置されている。
衣服1の内周カバー部18の内周カバー先端部18aは縮径することで、ロボット100のベース部101の外周に接触している。また、衣服1の筒状部分60における袖先端部15では、図7に示すように内筒部44の第1端部44aが縮径することで、接続部106に当該第1端部44aが接触している。筒状部分60は、ロボット100の第1部分128の一部である前腕部125と関節部127と第2部分126とを覆うように配置されている。衣服1では、筒状部分60において、正面部11および背面部31と接続される部分である、根元部12での端部開口部12aの周長が、ロボット100の関節部127の外周長さの1.1倍以上1.5倍以下である。
このように、ロボット100に衣服1を装着した状態で、図6の矢印110に示すように、ロボット100の胴体部109のファン107から外気を冷却風として取り込む。取り込まれた冷却風は図8に示すように腕部118の関節部127に供給される。関節部127を冷却した冷却風は、図8の矢印110に示すようにハンド部102側に向かって筒状部分60の内部を流れる。筒状部分60の先端部では、図7に示すように接続部106の貫通穴を介して筒状部分60の内部から外部に向けて冷却風が排出される。このようにして、関節部127を冷却風により冷却できる。なお、衣服1の襟部などからも冷却風が一部排出されるが、当該襟部17の開口部の大きさを十分小さくしておくことで、当該冷却風の排出量を低減できる。
<衣服を異なる構成のロボットに装着した使用状態の説明>
図9は、図1に示した衣服を異なる構成のロボットに装着した状態における冷却風の流れを示す模式図である。図10は、図9に示した状態における袖口付近の構成および冷却風の流れを説明するための断面模式図である。
図9および図10に示すように、図1〜図4に示した衣服1は、図5〜図8に示した人型のロボット100と異なる構成のロボットに装着してもよい。図9および図10に示したロボットは、基本的には図5〜図8に示したロボット100と同様の構成を備えるが、前腕部125にブロワー124が配置されている点およびファン107(図6参照)が配置されていない点が、図5〜図8に示したロボット100と異なっている。ブロワー124は矢印110に示すように、ハンド部102側から外気を冷却風として取り込み、関節部127を介して根元部12側に向けて冷却風を送風する。冷却風は、矢印110に示すように根元部12の内周側から端部開口部12aを通り衣服1の本体部の内部に到達する。冷却風は衣服1の本体部に形成された開口部である襟部17(図2参照)、背面側第1開口部23(図2参照)および背面側第2開口部24から外部へ排出される。なお、前腕部125に設置されたブロワー124の構成は、矢印110に示すように空気を送風できれば任意の構成を採用できる。たとえば、ブロワー124としてファンの回転軸方向の上下面に吸引口が形成され、回転軸の径方向に位置する側面に吐出口が形成されたブロアファンを用いてもよいし、軸流ファンを用いてもよい。
なお、外気の取り入れ口となる筒状部分60の先端部では、図10に示すように接続部106の貫通穴を介して筒状部分60の内部に外気を導入できる。この場合、内筒部44は通気性を有する材料により構成されていてもよい。たとえば、内筒部44をメッシュ状の生地により構成してもよい。当該通気性を有する材料について、JIS規格L1096に規定するA法(フラジール形法)により測定された通気量は、10cm/cm・sec以上であってもよい。
あるいは、筒状部分60の先端部において、内筒部44または外筒部45に流通経路130と外部とを繋ぐ開口部を形成してもよい。当該開口部は開閉可能となっていてもよい。当該開口部は、排気口または吸入口として機能する。たとえば、開口部として内筒部44または外筒部45にスリットを形成してもよい。当該スリットはボタン、ホックまたは面ファスナなどの固定部材により閉じた状態を維持できるようにしてもよい。また、上述した開口部を、筒状部分60の別の部位、あるいは衣服1の正面部11または背面部31に形成してもよい。
上記のように内筒部44が通気性を有する材料により構成される場合、接続部106において貫通穴は形成されていなくてもよい。あるいは、接続部106において貫通穴は形成されていてもよいが当該貫通穴のサイズは調整できなくてもよい。
ここで、図11に示すように、衣服1において背面側第1開口部23および背面側第2開口部24を、閉鎖部材141により閉鎖しておいてもよいし、初めから背面側第1開口部23および背面側第2開口部24を設けなくてもよい。図11は、図1に示した衣服の第1変形例の背面模式図である。図11に示した衣服1は、図1〜図4に示した衣服1の第1変形例であって、基本的には図1〜図4に示した衣服1と同様の構成を備えるが、背面側第1開口部23および背面側第2開口部24が閉鎖部材141により閉じられている。この場合、襟部17が冷却風の主要な排出口となる。閉鎖部材141を構成する部材としては相対的に通気性の低い任意の材料を用いることができる。たとえば、閉鎖部材141の材料として樹脂製のシートなどを用いることができる。閉鎖部材141は衣服1の背面部31から着脱可能となっていてもよい。たとえば、閉鎖部材141と背面部31とは、面ファスナ、ボタン、ホックなど任意の部材により接続されていてもよい。
<衣服の第2の変形例の構成>
図12は、図1に示した衣服の第2変形例の正面模式図である。図12に示した衣服1は、基本的には図1〜図4に示した衣服1と同様の構成を備えるが、筒状部分60のサイズおよび先端部の構成が図1〜図4に示した衣服1と異なっている。図12に示した衣服1では、筒状部分60は、本体部に接続された筒状の根元部12と、肘部に該当する筒状のプリーツ部16とを含む。プリーツ部16が形成された部分は、ロボット100の関節部127(図14参照)を覆う関節カバー部151となっている。図14に示すように、関節カバー部151の先端の位置は、前腕部125の中央より関節部127寄りに位置する。
筒状部分60の先端部には固定部材152が配置されている。固定部材152は筒状部分60の内周面に配置されている。固定部材152は、図14に示すように筒状部分60の先端部の少なくとも一部をロボット100の第1部分128の固定部129に固定する。固定部129はたとえば第1部分128に設置されたリング状の部材である。固定部129には流通経路130と外部とを繋ぐ貫通穴が形成されていてもよい。あるいは、固定部129として図9に示したブロワー124を用いてもよい。固定部材152はたとえば面ファスナであってもよい。固定部材152は、筒状部分60の先端部を第1部分128に固定できれば任意の構成を採用できる。固定部材152は筒状部分60の先端部を第1部分128に対して着脱可能に固定する。なお、固定部材152を形成することに変えて、筒状部分60の先端部に帯状のゴムなどの弾性体を含む縮径部を形成してもよい。
<衣服の第2の変形例をロボットに装着した使用状態の説明>
図13は、図12に示した衣服をロボットに装着した状態を示す正面模式図である。図14は、図12に示した衣服をロボットに装着した状態における冷却風の流れを示す模式図である。
図13および図14に示すように、図12に示した衣服1は人型のロボット100に装着することができる。衣服1は、ロボット100の胴体部109、腕部118およびベース部101の少なくとも一部を覆うように、ロボット100に装着される。ただし、図13および図14に示すように、衣服1の関節カバー部151の先端部(筒状部分60の先端部)はロボット100の前腕部125の途中に位置する。前腕部125の中間領域には固定部129が配置されている。筒状部分60の先端部に位置する固定部材152は固定部129に接続されている。なお、固定部129の構成は図7に示した接続部106と同様の構成としてもよい。
また、ロボット100のハンド部102と前腕部125の一部とには手袋153が被せられている。手袋153の前腕部125側の端部には図示しない固定部材が配置されている。手袋153の固定部材は前腕部125の表面に接続される。手袋153と筒状部分60との間には間隙が形成されている。異なる観点から言えば、手袋153と筒状部分60とは接触しないように配置されている。
このように、ロボット100に衣服1を装着した状態で、図14の矢印110に示すように、ロボット100の胴体部109のファン107から外気を冷却風として取り込む。取り込まれた冷却風は図14に示すように腕部118の関節部127に供給される。関節部127を冷却した冷却風は、図14の矢印110に示すようにハンド部102側に向かって筒状部分60の内部を流れる。筒状部分60の先端部では、たとえば固定部129が図7に示した接続部106と同様の構成であれば、図14に示すように固定部129の貫通穴(図示せず)を介して筒状部分60の内部から外部に向けて冷却風が排出される。また、固定部材152が筒状部分60の先端部を間欠的に腕部118に接続していれば、当該筒状部分60の先端部と腕部118の表面との間に隙間が形成される。この場合、当該隙間から冷却風を筒状部分60の内部から外部に排出してもよい。このようにして、関節部127を冷却風により冷却できる。
なお、固定部129に代えてブロワーを配置する場合、ファン107は不要である。また、固定部129の位置にブロワーを配置する場合、冷却風は筒状部分60の先端部から吸い込まれ、関節部127を冷却した後、衣服1の襟部17などから外部に排出される。
また、手袋153の一部に空気を流通させることが可能な排気口または吸気口として作用する部分を形成してもよい。当該部分は、たとえばメッシュ状の生地により構成されていてもよい。この場合、手袋153の前腕部125側の端部は、ロボット100の前腕部125に形成された固定部129に接続されていてもよい。あるいは、手袋153の前腕部125側の端部は、衣服1の筒状部分60の先端部に固定されてもよい。このようにすれば、手袋153の内周側の空間と衣服1の流通経路130とを接続できる。このため、手袋153の一部に形成された排気口または吸気口として作用する部分から衣服1の流通経路130へ冷却風となる空気を導入できる。あるいは、流通経路130から手袋153の当該部分を介して冷却風を外部へ排出できる。
<作用効果>
本実施の形態に係る衣服1は、第1部分128と第2部分126とが関節部127を介して接続されたロボット100に着用させる衣服1であって、当該ロボット100の第1部分128の一部である前腕部125と関節部127と第2部分126とを覆う筒状部分60を備える。筒状部分60は、外筒部45と内筒部44とを含む。外筒部45は、筒状部分60の先端部に位置し、第1部分128の一部である前腕部125を覆う。内筒部44は、外筒部45の内周側に位置する。内筒部44は、第1端部44aと第2端部44bとを有する。第1端部44aは、筒状部分60の先端側に位置する。第2端部44bは、第1端部44aと反対側に位置する。第2端部44bは外筒部45の内周面に接続される。第1端部44aは内筒部44の径を縮小させる縮径部43を含む。
この場合、ロボット100に衣服1を装着した状態で、たとえばアクチュエータを含む関節部127を冷却するために当該関節部127に対して冷却風を供給する場合、第1部分128、関節部127および第2部分126の外周と筒状部分60の内周面との間に当該冷却風の流通経路130を形成できる。さらに、筒状部分60の内筒部44の第1端部44aは縮径部43を含むため、当該第1端部44aがロボット100の第1部分128の表面に接触するように縮径することで、上記流通経路130における冷却風の圧力をある程度高めることができる。この結果、筒状部分60が冷却風の圧力により膨らんだ状態を維持でき、結果的に関節部127の周囲における冷却風の流通経路130を維持することができる。この結果、ロボット100の第1部分128、関節部127および第2部分126を含む可動部を冷却風により効率的に冷却できる。
本実施の形態に係る衣服1は、第1部分128と第2部分126とが関節部127を介して接続されたロボット100に着用させる衣服1であって、図12〜図14に示すようにロボット100の第1部分128の一部と関節部127と第2部分126とを覆う筒状部分60を備える。筒状部分60は固定部材152を含む。固定部材152は、筒状部分60の先端部に位置する。固定部材152は、筒状部分60の先端部の少なくとも一部をロボット100の第1部分128に固定する。固定部材152はたとえば面ファスナである。ロボット100に衣服1を着用させた状態で、筒状部分60の先端部の位置は、第1部分128の中央より関節部127に近い領域に位置してもよい。
この場合、ロボット100に衣服1を装着した状態で、たとえばアクチュエータを含む関節部127を冷却するために当該関節部127に対して冷却風を供給する場合、第1部分128、関節部127および第2部分126の外周と筒状部分60の内周面との間に当該冷却風の流通経路130を形成できる。さらに、冷却風の取り入れ口または排気口となる筒状部分60の先端部がロボット100の関節部127に相対的に近い位置に配置されるので、関節部127に対する冷却風の供給または関節部127からの冷却風の排気を効率的に行うことができる。この結果、ロボット100の関節部127を含む可動部を冷却風により効率的に冷却できる。
上記衣服1において、筒状部分60は、関節部127を覆う領域に位置するプリーツ部16を含む。ここで、プリーツ部16とは筒状部分60を構成する樹脂または天然繊維からなる布地などのシート状の部材51が、複数回折り曲げられた部分を意味する。プリーツ部16では、筒状部分60を構成する部材51が折り曲げられた状態を維持できるように、内側に伸縮性を有する形状保持用の内張部材52が配置されていてもよい。
この場合、関節部127を回転中心として第1部分128が第2部分126に対して回転移動した場合に、プリーツ部16の折り曲げられた部材51が伸びることにより、筒状部分60が当該第1部分128の動きに容易に追従できる。
上記衣服1において、筒状部分60は袖部である。つまり、上記衣服1は、第1部分128、関節部127および第2部分126が人間の腕に該当するように構成された人型ロボットであるロボット100に上着として着用される。この場合、ロボット100の腕に該当する第1部分128、関節部127および第2部分126を冷却風により効率的に冷却できる。
上記衣服1において、外筒部45を構成する材料および内筒部44を構成する材料のJIS規格L1096に規定するA法(フラジール形法)により測定された通気量は、10cm/cm・sec以下が好ましく、さらに好ましくは6cm/cm・sec以下である。この場合、外筒部45および内筒部44から外部へ流通する冷却風の風量を制限できるので、筒状部分60と第1部分128、関節部127および第2部分126と筒状部分60との間を流通する冷却風の圧力を十分高めることができる。このため、関節部127の周囲における冷却風の流通経路を確実に確保できる。
上記衣服1において、縮径部43は弾性部材を含む。この場合、ロボット100の第1部分128の形状に合わせて内筒部44の第1端部44aの開口部のサイズを小さくできる。
上記衣服1は、筒状部分60が接続された本体部をさらに備える。本体部には、開口部である裾部13と襟部17とが形成されている。この場合、上述した腕に該当する第1部分128、関節部127および第2部分126に加えて、頭部108や胴体部109などを備えるロボット100に上記衣服1を装着させることができる。
上記衣服では、筒状部分60において、袖先端部15が位置する先端部と反対側の根元部12の端部開口部12aの周長が、ロボット100の関節部127の外周長さの1.1倍以上1.5倍以下である。この場合、ロボット100の内部から関節部127に冷却風が供給された場合に、筒状部分60の根元部12から筒状部分60の外部へ漏れる冷却風の風量を制限できる。この結果、関節部127の周囲における冷却風の流通経路を確実に確保できる。
上記衣服1においては、本体部に外気をロボット100の吸気部に供給するための通気口としての背面側第1開口部23および背面側第2開口部24が形成されている。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 衣服、11 正面部、12 根元部、12a 端部開口部、13 裾部、14 裾カバー部、15 袖先端部、16 プリーツ部、17 襟部、18 内周カバー部、18a 内周カバー先端部、21 正面側第1開口部、22 正面側第2開口部、23 背面側第1開口部、24 背面側第2開口部、31 背面部、32 ファスナー部、33 開閉部、41 第1筒状体、42 第2筒状体、43 縮径部、44 内筒部、44a 第1端部、44b 第2端部、45 外筒部、51 部材、52 内張部材、60 筒状部分、100 ロボット、101 ベース部、102 ハンド部、103 支柱部、104 移動部、106 接続部、107 ファン、108 頭部、109 胴体部、110 矢印、118 腕部、124 ブロワー、125 前腕部、126 第2部分、127 関節部、128 第1部分、129 固定部、130 流通経路、141 閉鎖部材、151 関節カバー部、152 固定部材、153 手袋。

Claims (9)

  1. 第1部分と第2部分とが関節部を介して接続されたロボットに着用させる衣服であって、
    前記ロボットの前記第1部分の一部と前記関節部と前記第2部分とを覆う筒状部分を備え、
    前記筒状部分は、
    前記筒状部分の先端部に位置し、前記第1部分の前記一部を覆う外筒部と、
    前記外筒部の内周側に位置する内筒部とを含み、
    前記内筒部は、前記筒状部分の先端側に位置する第1端部と、前記第1端部と反対側に位置する第2端部とを有し、
    前記第2端部は前記外筒部の内周面に接続され、
    前記第1端部は前記内筒部の径を縮小させる縮径部を含む、衣服。
  2. 前記外筒部を構成する材料および前記内筒部を構成する材料のJIS規格L1096に規定するA法(フラジール形法)により測定された通気量は、10cm/cm・sec以下である、請求項1に記載の衣服。
  3. 前記縮径部は弾性部材を含む、請求項1または請求項2に記載の衣服。
  4. 第1部分と第2部分とが関節部を介して接続されたロボットに着用させる衣服であって、
    前記ロボットの前記第1部分の一部と前記関節部と前記第2部分とを覆う筒状部分を備え、
    前記筒状部分は、前記筒状部分の先端部に位置し、前記筒状部分の前記先端部の少なくとも一部を前記ロボットの前記第1部分に固定する固定部材を含む、衣服。
  5. 前記固定部材は面ファスナである、請求項4に記載の衣服。
  6. 前記筒状部分は、前記関節部を覆う領域に位置するプリーツ部分を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の衣服。
  7. 前記筒状部分は袖部である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の衣服。
  8. 前記筒状部分が接続された本体部をさらに備え、
    前記本体部には、開口部である裾部と襟部とが形成されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の衣服。
  9. 前記筒状部分において、前記先端部と反対側の根元部の端部開口部の周長は、前記関節部の外周長さの1.1倍以上1.5倍以下である、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の衣服。
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