JPWO2020066895A1 - 皮膚化粧料用組成物 - Google Patents
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Abstract
油分を比較的多量に含むことができ、且つ透明性及び保存安定性に優れる皮膚化粧料用組成物を提供する。下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eと、下記成分Fと、下記成分Gと、下記成分Hとを含有し、前記成分Aに対する前記成分Bの質量比(B/A)が5.5〜18.0である皮膚化粧料用組成物。成分A:リン脂質成分B:オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル成分C:分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール成分D:プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール成分E:水成分F:ステロール成分G:油分成分H:オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
Description
本発明は皮膚化粧料用組成物に関する。より詳細には、油分を含有する水系の皮膚化粧料用組成物に関する。
従来、肌の水分の蒸散を防ぎ、角質を柔軟にするなどエモリエント効果があり、保湿性に寄与することから、油分を水系化粧料へ配合することが試みられている。水系化粧料に、水に難溶性の油分を配合するための技術として、ミセルによる可溶化(例えば、特許文献1)や、キャリアとしてリポソーム(閉鎖小胞体)(例えば、特許文献2)を用いる技術などが知られている。
しかしながら、エモリエント効果を発揮するほどの量の油分を配合した透明な水系化粧料を調製することは極めて困難であった。例えば、ノニオン界面活性剤よりミセルを形成する場合、ミセルの大きさは通常10〜20nm程度と非常に小さく、ミセル内に油分を取り込むスペースが十分ではなく、配合できる油分の量は限定的となる。このため、外観が透明な水系化粧料が得られるものの、十分なエモリエント効果が得られるとは言い難い。
また、リポソームによって油分を配合する技術にも問題がある。リポソームは100nmオーダーのサイズで、ミセルよりも大きく、リポソーム膜内に油分をより多く配合できる。しかし、リポソームの粒径に依存して透明性は低下し、特に、低粘度のローション剤型に配合した場合は、保存安定性に劣る。
従って、本発明の目的は、油分を比較的多量に含むことができ、且つ透明性及び保存安定性に優れる皮膚化粧料用組成物を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、リン脂質と、特定のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又は特定のポリオキシエチレンスタノールエーテルと、特定の脂肪族アルコールと、特定の多価アルコールと、水と、ステロールと、油分と、特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、リン脂質と、特定のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又は特定のポリオキシエチレンスタノールエーテルを特定の質量比とする水系の皮膚化粧料用組成物によれば、油分を比較的多量に含むことができ、且つ透明性及び保存安定性に優れる皮膚化粧料用組成物が得られることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
すなわち、本発明は、下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eと、下記成分Fと、下記成分Gと、下記成分Hとを含有し、上記成分Aに対する上記成分Bの質量比(B/A)が5.5〜18.0である皮膚化粧料用組成物を提供する。
成分A:リン脂質
成分B:オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル
成分C:分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール
成分D:プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール
成分E:水
成分F:ステロール
成分G:油分
成分H:オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分A:リン脂質
成分B:オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル
成分C:分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール
成分D:プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール
成分E:水
成分F:ステロール
成分G:油分
成分H:オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
上記皮膚化粧料用組成物は、下記成分Iをさらに含有することが好ましい
成分I:グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル
成分I:グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル
上記皮膚化粧料用組成物は、下記成分Jをさらに含有することが好ましい。
成分J:炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール
成分J:炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール
本発明の皮膚化粧料用組成物によれば、油分を比較的多量に含むことができ、且つ透明性及び保存安定性に優れる皮膚化粧料用組成物を提供することができる。
本発明の皮膚化粧料用組成物は、リン脂質;オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル;分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール;プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール;水;ステロール;油分;オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を少なくとも含む。なお、本明細書において、リン脂質を「成分A」、オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテルを「成分B」、分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコールを「成分C」、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコールを「成分D」、水を「成分E」、ステロールを「成分F」、油分を「成分G」、オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を「成分H」とそれぞれ称する場合がある。
本発明の皮膚化粧料用組成物は、さらに、グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテルを含むことが好ましい。また、本発明の皮膚化粧料用組成物は、さらに、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールを含むことが好ましい。なお、本明細書において、上記グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテルを「成分I」と称する場合がある。また、上記炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールを「成分J」と称する場合がある。
すなわち、本発明の皮膚化粧料用組成物は、成分A、成分B、成分C、成分D、成分E、成分F、成分G、及び成分Hを少なくとも含む。本発明の皮膚化粧料用組成物は、さらに成分I及び/又は成分Jを含んでいてもよい。また、本発明の皮膚化粧料用組成物は、上記成分A〜J以外の成分を含んでいてもよい。また、本発明の皮膚化粧料用組成物に含まれる各成分、例えば、成分A、成分B、成分C、成分D、成分E、成分F、成分G、成分H、成分I、成分J、及び他の成分等の各成分は、それぞれ、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
[成分A]
成分Aは「リン脂質」である。成分Aはミセルの一形態であるバイセル構造(リン脂質で構成されたディスク状の脂質二分子膜)を形成する。このため、バイセル構造内に油分を比較的多量に包含することができる。
成分Aは「リン脂質」である。成分Aはミセルの一形態であるバイセル構造(リン脂質で構成されたディスク状の脂質二分子膜)を形成する。このため、バイセル構造内に油分を比較的多量に包含することができる。
成分Aとしては、リン酸残基を含む複合脂質であって、天然リン脂質、合成リン脂質、天然由来のリン脂質の不飽和炭素鎖を水素により飽和とした水素添加リン脂質等が挙げられる。上記リン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、卵黄レシチン、大豆レシチン等の天然リン脂質;ジラウロイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ジオレオイルホスファチジルコリン、パルミトイル・オレオイルホスファチジルコリン等の合成リン脂質;水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、水素添加ホスファチジルコリン、水素添加ホスファチジルセリン等の水素添加リン脂質等が挙げられる。このうち、保存安定性に優れる観点から、水素添加リン脂質が好ましく、水素添加大豆レシチンがより好ましい。成分Aは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Aとしては、市販品を用いることができる。水素添加大豆レシチンの市販品としては、例えば、商品名「COATSOME NC−21」、商品名「COATSOME NC−61」(以上、日油株式会社製)、商品名「NIKKOL レシノールS−10EX」、商品名「NIKKOL レシノールS−10E」、商品名「NIKKOL レシノールS−10M」(以上、日光ケミカルズ株式会社製)、商品名「ベイシス LS−60HR」(日清オイリオグループ株式会社製)等が挙げられる。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Aの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.005質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.2質量%以上である。上記含有割合が0.005質量%以上であると、バイセル構造を形成し、成分Fを安定に分散させ、保存安定性にも一層優れる。上記含有割合の上限は、3.0質量%以下が好ましく、より好ましくは2.0質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である。上記含有割合が3.0質量%以下であると、過度の粘度上昇を抑制し、分散性を一層向上させることができる。上記成分Aの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Aの含有割合の合計である。
[成分B]
成分Bは「オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル」である。すなわち、成分Bは、上記ポリオキシエチレンステロールエーテル及び上記ポリオキシエチレンスタノールエーテルのうちのいずれか一方又は両方である。成分Bは成分Aとの親和性が高く、成分Aと共に二分子膜を形成する。さらに、二分子膜の曲率を調整し、これによりバイセル構造の安定化に寄与すると推定される。成分Bとしては、酸化安定性に優れる観点から、ポリオキシエチレンスタノールエーテルがより好ましい。
成分Bは「オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル」である。すなわち、成分Bは、上記ポリオキシエチレンステロールエーテル及び上記ポリオキシエチレンスタノールエーテルのうちのいずれか一方又は両方である。成分Bは成分Aとの親和性が高く、成分Aと共に二分子膜を形成する。さらに、二分子膜の曲率を調整し、これによりバイセル構造の安定化に寄与すると推定される。成分Bとしては、酸化安定性に優れる観点から、ポリオキシエチレンスタノールエーテルがより好ましい。
ポリオキシエチレンステロールエーテル又はポリオキシエチレンスタノールエーテルとは、ステロール又はスタノールにオキシエチレンを付加させたものである。ステロール又はスタノールに付加させるオキシエチレンの平均付加モル数は15〜50であり、20〜30が好ましい。
成分Bとしては、例えば、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル等が挙げられる。このうち、植物性のポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテルが好ましい。成分Bは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Bとしては、市販品を用いてもよい。成分Bの市販品としては、例えば、商品名「NIKKOL BPS−20」、商品名「NIKKOL BPS−30」、商品名「NIKKOL BPSH−25」(以上、日光ケミカルズ株式会社製)等が挙げられる。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Bの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.03質量%以上が好ましく、より好ましくは1.0質量%以上である。上記含有割合が0.03質量%以上であると、バイセル構造の安定化に充分に寄与し、透明性及び保存安定性に一層優れる。上記含有割合の上限は、15.0質量%以下が好ましく、より好ましくは10.0質量%以下である。上記含有割合が15.0質量%以下であると、過度の粘度上昇を抑制し分散性を一層向上させることができる。上記成分Bの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Bの含有割合の合計である。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の、成分Aに対する成分Bの質量比(B/A)は、5.5以上、好ましくは6.0以上、より好ましくは7.0以上である。また、上記質量比(B/A)は、18.0以下であり、好ましくは15.0以下、より好ましくは12.0以下である。上記質量比(B/A)が、上記範囲内であると、透明性及び保存安定性に一層優れる。
[成分C]
成分Cは「分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール」である。成分Cを使用することにより脂質二分子膜を柔軟にし、安定化に寄与するものと推測される。
成分Cは「分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール」である。成分Cを使用することにより脂質二分子膜を柔軟にし、安定化に寄与するものと推測される。
成分Cとしては、例えば、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、イソステアリルアルコール等が挙げられる。中でも、保存安定性向上の観点から、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノールが好ましい。成分Cは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Cの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.005質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上である。上記含有割合が0.005質量%以上であると、保存安定性に一層優れる。上記含有割合の上限は、0.5質量%以下が好ましく、より好ましくは0.4質量%以下である。上記含有割合が0.5質量%以下であると、透明性を一層向上させる。上記成分Cの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Cの含有割合の合計である。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の、成分Aに対する成分Cの質量比(C/A)は、特に限定されないが、0.05以上が好ましく、より好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.15以上である。上記質量比(C/A)が、0.05以上であると保存安定性に一層優れる。上記質量比(C/A)の上限は、1.0以下が好ましく、より好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.5以下である。上記質量比(C/A)が、1.0以下であると、透明性に一層優れる。
[成分D]
成分Dは「プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール」である。成分Dは皮膚化粧料用組成物の製造時における他の成分の溶媒として機能する。特に、成分Dの特定3成分を用いることにより、他の成分を分散した場合の分散液の粘度上昇が抑えられ、分散性が向上する。成分Dは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Dは「プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール」である。成分Dは皮膚化粧料用組成物の製造時における他の成分の溶媒として機能する。特に、成分Dの特定3成分を用いることにより、他の成分を分散した場合の分散液の粘度上昇が抑えられ、分散性が向上する。成分Dは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Dの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.25質量%以上が好ましく、より好ましくは3.0質量%以上、さらに好ましくは5.0質量%以上である。上記含有割合の上限は、30.0質量%以下が好ましく、より好ましくは25.0質量%以下、さらに好ましくは15.0質量%以下である。上記含有割合が上記範囲内であると、透明性及び保存安定性に一層優れる。上記成分Dの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Dの含有割合の合計である。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の、成分Aに対する成分Dの質量比(D/A)は、特に限定されないが、8.0以上が好ましく、より好ましくは10.0以上である。上記質量比(D/A)の上限は、60.0以下が好ましく、より好ましくは30.0以下、さらに好ましくは20.0以下である。上記質量比(D/A)が上記範囲内であると、皮膚化粧料用組成物の白濁防止に一層優れる。
[成分E]
成分Eは「水」である。水を使用することにより、本発明の皮膚化粧料用組成物にみずみずしさとさっぱり感を付与することができ、さらには本発明の皮膚化粧料用組成物を水系ローション等の皮膚化粧料に適用することができる。
成分Eは「水」である。水を使用することにより、本発明の皮膚化粧料用組成物にみずみずしさとさっぱり感を付与することができ、さらには本発明の皮膚化粧料用組成物を水系ローション等の皮膚化粧料に適用することができる。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Eの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、55.0質量%以上が好ましく、より好ましくは60.0質量%以上、さらに好ましくは65.0質量%以上である。上記含有割合は、95.0質量%以下が好ましく、より好ましくは90.0質量%以下、さらに好ましくは85.0質量%以下である。上記配合割合が、上記範囲内であると、水系ローションへ適用する際の簡便性及びさっぱりとした使用感が得られるため好ましい。
[成分F]
成分Fは「ステロール」である。成分Fは、二分子膜の曲率を調整し、これによりバイセル構造の安定化に寄与すると推定される。また、皮膚のバリア機能向上等のための有効成分としても配合される。
成分Fは「ステロール」である。成分Fは、二分子膜の曲率を調整し、これによりバイセル構造の安定化に寄与すると推定される。また、皮膚のバリア機能向上等のための有効成分としても配合される。
成分Fとしては、例えば、動物ステロール、植物ステロール(フィトステロール)等が挙げられる。動物ステロールとしては、例えば、コレステロール、コレスタノール、7−デヒドロコレステロール等が挙げられる。また、植物ステロールとしては、例えば、シトステロール、スチグマステロール、フコステロール、スピナステロール、ブラシカステロール等が挙げられる。成分Fは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Fとしては、市販品を用いることができる。成分Fの市販品としては、例えば、商品名「コレステロールJSQI」、商品名「日本薬局方コレステロール」(以上、日本精化株式会社製)、商品名「フィトステロール」(エーザイフード・ケミカル株式会社製)、商品名「フィトステロール−SKP」(タマ生化学株式会社製)等が挙げられる。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Fの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.2質量%以上である。上記含有割合が、0.01質量%以上であると、皮膚にバリア機能等を付与することができる。上記含有割合の上限は、2.0質量%以下が好ましく、より好ましくは1.0質量%以下、さらに好ましくは0.6質量%以下である。上記質量割合が、2.0質量%以下であると、保存安定性の向上に一層優れる。上記成分Fの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Fの含有割合の合計である。
[成分G]
成分Gは「油分」である。成分Gとしては、例えば、植物油、エステル油、シリコーン油、炭化水素油、ロウ、高級脂肪酸、成分C以外の高級アルコール等が挙げられる。成分Gは本発明の皮膚化粧料用組成物において、肌の水分の蒸散を防ぎ、角質を柔軟にするなどのエモリエント成分として用いられる。なお成分Gには、成分Fに該当するものは含まれないものとする。成分Gは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Gは「油分」である。成分Gとしては、例えば、植物油、エステル油、シリコーン油、炭化水素油、ロウ、高級脂肪酸、成分C以外の高級アルコール等が挙げられる。成分Gは本発明の皮膚化粧料用組成物において、肌の水分の蒸散を防ぎ、角質を柔軟にするなどのエモリエント成分として用いられる。なお成分Gには、成分Fに該当するものは含まれないものとする。成分Gは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
上記植物油としては、例えば、マカデミアナッツ油、ユーカリ油、ヤシ油、アボカド油、サフラワー油、オリーブ油、パーム油、パーム核油、ククイナッツ油、シア脂(シアバター)、カカオバター、アーモンド油、ヒマワリ油、ローズヒップ油、オリーブスクワラン、カメリアオイル、キウイフルーツシード油、ツバキ油、杏仁油、ゴマ油、大豆油、ホホバ油、ヒマシ油、ヘーゼルナッツ油、メドウフォーム油、ハッカ油、アルガンオイル、カロットオイル、ラベンダー油、シュガースクワラン、ダマスクバラ花ロウ、センチフォリアバラ花ロウ、ソケイ花ワックス、椿油、これらの水素添加物(例えば、水素添加ヒマシ油、水素添加ホホバ油、水素添加パーム油、水素添加アボカド油、水素添加大豆油等)等が挙げられる。
上記エステル油としては、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソノナン酸イソノニル、アジピン酸ジイソプロピル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、リンゴ酸ジイソステアリル、トリエチルヘキサン酸エリスリチル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル、安息香酸アルキル(C12−15)等が挙げられる。
上記シリコーン油としては、特に限定されないが、例えば、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン等のジメチルシリコーン油;メチルフェニルポリシロキサン等のメチルフェニルシリコーン油;メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン油;アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等の変性シリコーン;メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノール等が挙げられる。
上記炭化水素油としては、例えば、α−オレフィンオリゴマー、ワセリン、イソパラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、流動イソパラフィン、流動パラフィン等、水添ポリイソブテン、水添(テトラデセニル/メチルペンタデセン)、イソドデカン等が挙げられる。
上記ロウとしては、例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、コメヌカロウ、セラックロウ、鯨ロウ、ラノリン、ヒマワリ種子ロウ等が挙げられる。
上記高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等が挙げられる。
上記成分C以外の高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。
中でも、成分Gとしては、高極性の油分を含むことが好ましい。また、上記高極性の油分は、ステロール骨格を有することがより好ましい。成分Gとして高極性の油分を含むと、エモリエント効果がより一層向上する。高極性の油分は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
上記高極性の油分としては、植物由来、動物由来、及び鉱物由来の内のいずれも使用可能である。極性油脂としては、例えば、水添パーム油、水添ホホバ油、シア脂、(アジピン酸・2−エチルヘキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、トリカプリル酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリステアリン酸グリセリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ステアリン酸ジペンタエリスリチル、ロジン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル等が挙げられる。本発明の皮膚化粧料用組成物のエモリエント効果をより一層高める観点からは、オレイン酸フィトステリルが好ましい。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Gの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05質量%以上である。上記含有割合が0.01質量%以上であると、保湿や角質柔軟などのエモリエント効果を一層発揮する。上記含有割合は、0.3質量%以下が好ましく、より好ましくは0.2質量%以下である。上記含有割合が0.3質量%以下であると、保存安定性により一層優れる。上記成分Gの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Gの含有割合の合計である。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の、成分Aに対する成分Gの質量比(G/A)は、特に限定されないが、0.01以上が好ましく、より好ましくは0.02であり、さらに好ましくは0.05以上である。上記質量比(G/A)は、1.0以下が好ましく、より好ましくは0.8以下、さらに好ましくは0.5以下である。上記質量比(G/A)が、上記範囲内であると保存安定性に一層優れる。
[成分H]
成分Hは、「オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」である。成分Hは、本発明の皮膚化粧料用組成物において、二分子膜の曲率を調整し、これによりバイセル構造の安定化に寄与すると推定される。特に、成分Gを安定的に膜中に閉じ込め、保存安定性を高める効果を発揮する。成分Hは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Hは、「オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」である。成分Hは、本発明の皮膚化粧料用組成物において、二分子膜の曲率を調整し、これによりバイセル構造の安定化に寄与すると推定される。特に、成分Gを安定的に膜中に閉じ込め、保存安定性を高める効果を発揮する。成分Hは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分Hのオキシエチレンの平均付加モル数は5〜30である。平均付加モル数は好ましくは10以上、より好ましくは15以上、好ましくは25以下である。成分Hのオキシエチレンの平均付加モル数が上記の好ましい範囲内であると、油分を安定的にバイセル中に閉じ込め、保存安定性を高める効果を一層発揮する。中でも、成分Hとしては、オキシエチレンの平均付加モル数が20のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が最も好ましい。
成分HのHLB(Hydrophile−Lipophile Balance)値は、特に限定されないが、例えば6.0〜11.0、好ましくは6.5〜10.5である。HLB値が上記範囲である成分Hを使用すると、保存安定性に寄与する。成分HのHLB値が親油性を示すほど、より良好な保存安定性を発揮する。なお、上記HLB値は、グリフィン(Griffin)法により算出することができる。
本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Hの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.05質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質量%以上である。上記含有割合は、5.0質量%以下が好ましく、より好ましくは3.0質量%以下、さらに好ましくは2.0質量%以下である。上記含有割合が、上記範囲内であると成分Gを安定的に脂質二分子膜中に閉じ込める効果に一層優れる。上記成分Hの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Hの含有割合の合計である。
[成分I]
成分Iは、「グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル」(「オクトキシグリセリン」とも称される。)である。成分Iを含有する場合、バイセル構造の脂質二分子膜内に入り込むため、膜形状に柔軟性が付与されると推定される。このため、本発明の皮膚化粧料用組成物は、透明性と保存安定性がより一層向上する。
成分Iは、「グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル」(「オクトキシグリセリン」とも称される。)である。成分Iを含有する場合、バイセル構造の脂質二分子膜内に入り込むため、膜形状に柔軟性が付与されると推定される。このため、本発明の皮膚化粧料用組成物は、透明性と保存安定性がより一層向上する。
本発明の皮膚化粧料用組成物が成分Iを含有する場合、本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Iの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上である。上記含有割合が、0.01質量%以上であると、透明性と保存安定性に一層優れる。上記含有割合の上限は、2.0質量%以下が好ましく、より好ましくは1.5質量%以下、さらに好ましくは1.0質量%以下である。 上記含有割合が2.0質量%以下であると、より低刺激性の剤とすることができる。
[成分J]
成分Jは、「炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール」である。成分Jを含有する場合、バイセル構造の脂質二分子膜内に入り込むため、膜形状に柔軟性が付与されると推定される。このため、本発明の皮膚化粧料用組成物は、透明性と保存安定性がより一層向上する。
成分Jは、「炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール」である。成分Jを含有する場合、バイセル構造の脂質二分子膜内に入り込むため、膜形状に柔軟性が付与されると推定される。このため、本発明の皮膚化粧料用組成物は、透明性と保存安定性がより一層向上する。
成分Jとしては、例えば、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール等が挙げられる。成分Jは、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚化粧料用組成物が成分Jを含有する場合、本発明の皮膚化粧料用組成物中の成分Jの含有割合は、特に限定されないが、本発明の皮膚化粧料用組成物の総量100質量%に対して、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.2質量%以上である。上記含有割合が、0.01質量%以上であると、透明性と保存安定性に一層優れる。上記含有割合の上限は、2.0質量%以下が好ましく、より好ましくは1.0質量%以下、さらに好ましくは0.7質量%以下である。上記含有割合が2.0質量%以下であると、より低刺激性の剤とすることができる。上記成分Jの含有割合は、本発明の皮膚化粧料用組成物中の全ての成分Jの含有割合の合計である。
[その他の成分]
本発明の皮膚化粧料用組成物には、上記成分A〜J以外のその他の成分がさらに含有されていてもよい。上記その他の成分としては、特に限定されないが、例えば、成分H以外の界面活性剤(カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤等)、低級アルコール、成分C以外の高級アルコール、成分D以外の多価アルコール、紫外線吸収剤、粉体、酸化防止剤、防腐剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、増粘剤、ビタミン類、中和剤、アミノ酸、pH調整剤、美白剤、抗炎症剤、消臭剤、動植物抽出物、金属イオン封鎖剤などの添加剤などが挙げられる。上記その他の成分は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚化粧料用組成物には、上記成分A〜J以外のその他の成分がさらに含有されていてもよい。上記その他の成分としては、特に限定されないが、例えば、成分H以外の界面活性剤(カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤等)、低級アルコール、成分C以外の高級アルコール、成分D以外の多価アルコール、紫外線吸収剤、粉体、酸化防止剤、防腐剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、増粘剤、ビタミン類、中和剤、アミノ酸、pH調整剤、美白剤、抗炎症剤、消臭剤、動植物抽出物、金属イオン封鎖剤などの添加剤などが挙げられる。上記その他の成分は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の皮膚化粧料用組成物の外観は、審美性の観点から、透明の状態のものが好ましい。また、本発明の皮膚化粧料用組成物の透明性が高いことは、配合された油分の凝集やクリーミングが生じていないことを意味し、非常に安定した状態であることを示している。このため本発明の皮膚化粧料用組成物の透明性は保存安定性の指標ともなる。
本発明の皮膚化粧料用組成物中においては、成分A(リン脂質)はミセルの一形態であるバイセル構造を形成する。バイセル構造とは、リン脂質で構成されたディスク状の脂質二分子膜である。本発明の皮膚化粧料用組成物におけるバイセル構造は、ミセルとリポソームの中間の、20〜50nm程度の粒径を有する。上記バイセル構造は、脂質二分子膜内に油分を配合できるため、ミセルよりも、より多くの油分を配合できる。加えて、リポソームほどの粒径を有さないため、保存安定性にも優れる。また、上記バイセル構造であれば、透明性も損なわれることがない。
また、上記の理由から、本発明の皮膚化粧料用組成物は、リン脂質から形成されたリポソームを含有していない皮膚化粧料用組成物であることが好ましい。
本発明の皮膚化粧料用組成物のpHは、特に限定されないが、例えば、25℃において5.0〜8.0であることが好ましい。
本発明の皮膚化粧料用組成物の粘度は、特に限定されないが、例えば、25℃での粘度が0.5〜1000mPa・sであることが好ましく、0.5〜500mPa・sであることがより好ましい。粘度測定はB型粘度計を用い、粘度に合ったローターを選択し、回転数60r/minで実施する。
本発明の皮膚化粧料用組成物のバイセル構造の平均粒子径は、特に限定されないが、20nm以上が好ましく、より好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上である。上記平均粒子径の下限が、20nm以上であることにより、バイセル構造内に成分Gを取り込むスペースを確保することができる。上記平均粒子径の上限は、好ましくは100nm以下、より好ましくは、90nm以下、さらに好ましくは80nm以下である。上記平均粒子径の上限が100nm以下であることにより、保存安定性と透明性により優れたものとなる。
上記平均粒子径(nm)の測定は、動的光散乱光度計や透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて行うことができる。
本発明の皮膚化粧料用組成物を調製するには、上記各構成成分を混合し、公知の方法、例えばホモミキサーを用いて攪拌することにより製造することができる。
また、本発明の皮膚化粧料用組成物を、皮膚化粧料に使用される成分と共に混合等することによって、化粧水等の皮膚化粧料を製造することができる。すなわち、本発明の皮膚化粧料用組成物は、皮膚化粧料の製造に用いる原料(所謂、中間原料)とすることができる。本発明の皮膚化粧料用組成物を用いることにより、水系や低粘度の分散媒にも安定して分散させることができるため、成分Gを皮膚化粧料中に配合させることができる。また、本発明の皮膚化粧料用組成物は、それ自体で皮膚化粧料として使用することもできる。
本発明においては、上記の本発明の皮膚化粧料用組成物を含有する皮膚化粧料が得られる。なお、本明細書においては、上記「本発明の皮膚化粧料用組成物を含有する皮膚化粧料」を「本発明の皮膚化粧料」と称する場合がある。本発明の皮膚化粧料100質量%中の本発明の皮膚化粧料用組成物の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜100質量%、より好ましくは0.5〜10.0質量%とすることができる。
本発明の皮膚化粧料用組成物(又は皮膚化粧料)の剤型としては、特に限定されないが、例えば、化粧水(ローション)、クリーム、ジェル、乳液、エアゾールスプレー、ナチュラルスプレー、スティック、パウダー、ロールオン、シート(ペーパー)などの種々の剤型が挙げられる。中でも、化粧水(ローション)、クリーム、ジェル、乳液が好ましく、化粧水(ローション)がより好ましい。
本発明の皮膚化粧料用組成物(又は皮膚化粧料)としては、特に限定されないが、例えば、保湿化粧料、美白化粧料、アクネケア用化粧料、アンチエイジング化粧料(例えば、しわ抑制、たるみ抑制等を目的とする)等のスキンケア化粧料;スカルプケア化粧料(例えば、保湿、皮脂抑制等を目的とする);デオドラント化粧料;日焼け止め化粧料;シェービング化粧料;ボディ用洗浄料(例えば、ボディシャンプー、固形石鹸等)頭皮用などが挙げられる。中でも、本発明の皮膚化粧料用組成物(又は皮膚化粧料)は、スキンケア化粧料、スカルプケア化粧料であることが好ましく、スキンケア化粧料であることがより好ましい。本発明の皮膚化粧料用組成物(又は皮膚化粧料)は、例えば、化粧品、医薬部外品、医薬品、雑貨のいずれであってもよい。
本発明の皮膚化粧料用組成物(又は皮膚化粧料)を適用する部位としては、特に限定されず、顔(例えば、額、目元、目じり、頬、口元等)、腕、肘、手の甲、指先、足、膝、かかと、首、脇、背中、頭皮などが挙げられる。
本発明の皮膚化粧料用組成物は、水(成分E)を媒体とする皮膚化粧料組成物において、リン脂質(成分A)、オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル(成分B)、分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール(成分C)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール(成分D)、ステロール(成分F)、油分(成分G)、オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(成分H)を含む。本発明の皮膚化粧料用組成物におけるバイセル構造は、成分Aを中心として、成分B、成分C、成分F、成分G、成分Hから構成される。また成分Dは、製造時における他の成分の溶媒として機能する。上記各成分の役割は完全には解明されていないが、成分B及び成分F、成分Hが脂質二分子膜の曲率を調整し、成分Cが脂質二分子膜の柔軟性に寄与していると推定されるが、バイセル構造の安定性が特に向上する。一般的に、成分Gを配合すると、バイセル構造は不安定化する傾向にあるが、本発明においては、特に成分Hを脂質二分子膜の構成成分として含むことにより、脂質二分子膜内に成分Gを安定的に配合できることが特徴である。
本発明の皮膚化粧料用組成物におけるバイセル構造は、ミセルとリポソームの中間の、20〜50nm程度の粒径を有する。上記バイセル構造は、脂質二分子膜内に成分Gを配合できるため、ミセルよりも、より多くの成分Gを配合できる。加えて、リポソームほどの粒径を有さないため、保存安定性にも優れる。また、上記粒径の範囲であれば、透明性も損なわれることがない。
以上のメカニズムにより、本発明の皮膚化粧料用組成物は、エモリエント効果を有する油分を含む水系の皮膚化粧料用組成物でありながら、透明性及び保存安定性に優れるものとできる。
本発明の皮膚化粧料用組成物におけるバイセル構造は、ミセルとリポソームの中間の、20〜50nm程度の粒径を有する。上記バイセル構造は、脂質二分子膜内に成分Gを配合できるため、ミセルよりも、より多くの成分Gを配合できる。加えて、リポソームほどの粒径を有さないため、保存安定性にも優れる。また、上記粒径の範囲であれば、透明性も損なわれることがない。
以上のメカニズムにより、本発明の皮膚化粧料用組成物は、エモリエント効果を有する油分を含む水系の皮膚化粧料用組成物でありながら、透明性及び保存安定性に優れるものとできる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。なお、表に記載の配合量は、各成分の配合量(すなわち、各原料中の有効成分の配合量。所謂純分)であり、特記しない限り「質量%」で表す。
実施例1〜18、比較例1〜11
表に記した各成分を用い、実施例及び比較例の各皮膚化粧料用組成物を常法により調製した。
表に記した各成分を用い、実施例及び比較例の各皮膚化粧料用組成物を常法により調製した。
表に記載の主な成分は、以下の通りである。
水添レシチン:水素添加大豆レシチン
ポリオキシエチレンフィトスタノール:商品名「NIKKOL BPSH−25」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−25フィトスタノール
ポリオキシエチレンフィトステロールA:商品名「NIKKOL BPS−20」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−20フィトステロール
ポリオキシエチレンフィトステロールB:商品名「NIKKOL BPS−30」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−30フィトステロール
ポリオキシエチレンフィトステロールC:商品名「NIKKOL BPS−5」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−5フィトステロール
ポリオキシエチレンフィトステロールD:商品名「NIKKOL BPS−10」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−10フィトステロール
ステロール:フィトステロール
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油A:商品名「EMALEX HC−20」、日本エマルジョン株式会社製、PEG−20水添ヒマシ油、HLB:9.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油B:商品名「ブラウノン RCW−40」、青木油脂工業株式会社製、PEG−40水添ヒマシ油、HLB:12.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油C:商品名「ブラウノン RCW−50」、青木油脂工業株式会社製、PEG−50水添ヒマシ油、HLB:13.5
モノステアリン酸ポリエチレングリコール:商品名「MYS−40V」、日光ケミカルズ株式会社製、ステアリン酸PEG−40
ポリオキシエチレンフィトスタノール:商品名「NIKKOL BPSH−25」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−25フィトスタノール
ポリオキシエチレンフィトステロールA:商品名「NIKKOL BPS−20」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−20フィトステロール
ポリオキシエチレンフィトステロールB:商品名「NIKKOL BPS−30」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−30フィトステロール
ポリオキシエチレンフィトステロールC:商品名「NIKKOL BPS−5」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−5フィトステロール
ポリオキシエチレンフィトステロールD:商品名「NIKKOL BPS−10」、日光ケミカルズ株式会社製、POE−10フィトステロール
ステロール:フィトステロール
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油A:商品名「EMALEX HC−20」、日本エマルジョン株式会社製、PEG−20水添ヒマシ油、HLB:9.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油B:商品名「ブラウノン RCW−40」、青木油脂工業株式会社製、PEG−40水添ヒマシ油、HLB:12.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油C:商品名「ブラウノン RCW−50」、青木油脂工業株式会社製、PEG−50水添ヒマシ油、HLB:13.5
モノステアリン酸ポリエチレングリコール:商品名「MYS−40V」、日光ケミカルズ株式会社製、ステアリン酸PEG−40
(評価)
実施例及び比較例で得られた皮膚化粧料用組成物について以下の通り評価した。
実施例及び比較例で得られた皮膚化粧料用組成物について以下の通り評価した。
(1)透明性
調製直後の各実施例及び比較例の皮膚化粧料用組成物について、目視観察を行った。結果、全ての実施例は透明であった。
調製直後の各実施例及び比較例の皮膚化粧料用組成物について、目視観察を行った。結果、全ての実施例は透明であった。
(2)保存安定性(5℃、40℃)
各実施例及び比較例の皮膚化粧料用組成物50gをスクリュー管に入れ、5℃又は40℃の恒温機内で14日間保存した。保存後の各皮膚化粧料用組成物のスクリュー管の外観を目視で観察し、保存安定性を下記の評価基準に従って評価した。評価結果は表に記載した。
各実施例及び比較例の皮膚化粧料用組成物50gをスクリュー管に入れ、5℃又は40℃の恒温機内で14日間保存した。保存後の各皮膚化粧料用組成物のスクリュー管の外観を目視で観察し、保存安定性を下記の評価基準に従って評価した。評価結果は表に記載した。
<保存安定性の評価基準>
〇(良好):分離、析出物又は澱が全く認められない。
×(不良):分離、析出物又は澱を認める。
〇(良好):分離、析出物又は澱が全く認められない。
×(不良):分離、析出物又は澱を認める。
成分A〜Hを含有し、B/A値が5.5〜18.0の範囲である本発明の皮膚化粧料用組成物(実施例)は、いずれも澄明な外観を呈し、低温保存(5℃)、高温保存(40℃)の下でも、分離、析出物又は澱が全く認められなかった。すなわち、本発明の皮膚化粧料用組成物は透明性に優れ、低温及び高温での保存安定性に優れていることが分かった。
一方、成分A、B、F、Hのいずれかを欠く比較例の皮膚化粧料用組成物は、低温保存(5℃)、高温保存(40℃)のいずれにおいても、分離、析出物又は澱が認められた。バイセルの二分子膜の主要構成成分である成分A、B、又はFを欠く比較例1〜3では、バイセル構造自体が構成されなかったものと推測される。バイセル構造の安定化に成分H(特定のオキシエチレンの付加モル数を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)が寄与するところ、これを欠く比較例4〜10はバイセル構造が安定化せず、崩壊したものと推測される。また比較例11は、B/A値が本発明に規定された範囲外であるところ、低温及び高温での保存安定性が不良となった。
さらに、本発明の皮膚化粧料用組成物の処方例を示す。
〔処方例1:ローション〕
ジプロピレングリコール 5.0質量%
グリセリン 15.0質量%
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 3.0質量%
スクワラン 1.0質量%
セタノール 0.5質量%
ポリソルベート60 0.1質量%
ポリソルベート65 0.1質量%
ジメチコン 1.0質量%
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10‐30))クロスポリマー
0.2質量%
カルボマー 0.07質量%
1,3‐ブチレングリコール 0.08質量%
オクトキシグリセリン 0.2質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
リン酸セチル 0.1質量%
異性化糖 1.0質量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01質量%
加水分解ヒアルロン酸 0.01質量%
アルギニン 0.4質量%
エデト酸二ナトリウム 0.05質量%
ビオサッカリドガム‐1 0.01質量%
香料 0.05質量%
実施例3の皮膚化粧料用組成物 5.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
〔処方例1:ローション〕
ジプロピレングリコール 5.0質量%
グリセリン 15.0質量%
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 3.0質量%
スクワラン 1.0質量%
セタノール 0.5質量%
ポリソルベート60 0.1質量%
ポリソルベート65 0.1質量%
ジメチコン 1.0質量%
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10‐30))クロスポリマー
0.2質量%
カルボマー 0.07質量%
1,3‐ブチレングリコール 0.08質量%
オクトキシグリセリン 0.2質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
リン酸セチル 0.1質量%
異性化糖 1.0質量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01質量%
加水分解ヒアルロン酸 0.01質量%
アルギニン 0.4質量%
エデト酸二ナトリウム 0.05質量%
ビオサッカリドガム‐1 0.01質量%
香料 0.05質量%
実施例3の皮膚化粧料用組成物 5.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
〔処方例2:美容乳液〕
ジプロピレングリコール 8.0質量%
グリセリン 2.0質量%
イソステアリン酸プロピレングリコール 0.5質量%
水添レシチン 0.5質量%
オレイン酸フィトステリル 0.1質量%
(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル
0.5質量%
ステアリン酸グリセリル 0.3質量%
イノシトール 0.4質量%
オクタステアリン酸ポリグリセリル 1.0質量%
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム 0.2質量%
ジメチコン 1.0質量%
ベヘニルアルコール 1.0質量%
ベヘン酸グリセリル 1.0質量%
ポリソルベート60 0.7質量%
コメヌカエキス 0.1質量%
カプリリルグリコール 0.3質量%
カルボマー 0.25質量%
オクトキシグリセリン 0.05質量%
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.2質量%
水酸化カリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.1質量%
実施例4の皮膚化粧料用組成物 10.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
ジプロピレングリコール 8.0質量%
グリセリン 2.0質量%
イソステアリン酸プロピレングリコール 0.5質量%
水添レシチン 0.5質量%
オレイン酸フィトステリル 0.1質量%
(エチルヘキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル
0.5質量%
ステアリン酸グリセリル 0.3質量%
イノシトール 0.4質量%
オクタステアリン酸ポリグリセリル 1.0質量%
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム 0.2質量%
ジメチコン 1.0質量%
ベヘニルアルコール 1.0質量%
ベヘン酸グリセリル 1.0質量%
ポリソルベート60 0.7質量%
コメヌカエキス 0.1質量%
カプリリルグリコール 0.3質量%
カルボマー 0.25質量%
オクトキシグリセリン 0.05質量%
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.2質量%
水酸化カリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.1質量%
実施例4の皮膚化粧料用組成物 10.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
〔処方例3:シートマスク〕
<化粧料組成物>
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3質量%
水酸化レシチン 0.5質量%
1,3‐ブチレングリコール 5.0質量%
グリセリン 5.0質量%
マルチトール 0.3質量%
ソルビトール 0.2質量%
ヒドロキシエチルウレア 1.0質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
ジプロピレングリコール 8.0質量%
ポリエチレングリコール4000 0.4質量%
カルボマー 0.08質量%
キサンタンガム 0.1質量%
エデト酸二ナトリウム 0.08質量%
加水分解ヒアルロン酸 0.01質量%
加水分解コラーゲン 0.05質量%
ボタンエキス 0.3質量%
イチジクエキス 0.1質量%
ローズヒップ油 0.05質量%
オクトキシグリセリン 0.05質量%
水酸化カリウム 0.08質量%
カプリリルグリコール 0.05質量%
ポリクオタニウム‐51 0.01質量%
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.01質量%
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
0.01質量%
実施例12の皮膚化粧料用組成物 1.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
<シート基材>
不織布(合成繊維50%、リヨセル50%) 100.0質量%
シート基材1.0質量部に対して、化粧料組成物を11.0質量部含浸させた。
<化粧料組成物>
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3質量%
水酸化レシチン 0.5質量%
1,3‐ブチレングリコール 5.0質量%
グリセリン 5.0質量%
マルチトール 0.3質量%
ソルビトール 0.2質量%
ヒドロキシエチルウレア 1.0質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
ジプロピレングリコール 8.0質量%
ポリエチレングリコール4000 0.4質量%
カルボマー 0.08質量%
キサンタンガム 0.1質量%
エデト酸二ナトリウム 0.08質量%
加水分解ヒアルロン酸 0.01質量%
加水分解コラーゲン 0.05質量%
ボタンエキス 0.3質量%
イチジクエキス 0.1質量%
ローズヒップ油 0.05質量%
オクトキシグリセリン 0.05質量%
水酸化カリウム 0.08質量%
カプリリルグリコール 0.05質量%
ポリクオタニウム‐51 0.01質量%
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.01質量%
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
0.01質量%
実施例12の皮膚化粧料用組成物 1.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
<シート基材>
不織布(合成繊維50%、リヨセル50%) 100.0質量%
シート基材1.0質量部に対して、化粧料組成物を11.0質量部含浸させた。
〔処方例4:ジェルクリーム〕
サッカロミセス/コメ発酵液 10.0質量%
トリオクタノイン 3.0質量%
ジプロピレングリコール 8.0質量%
グリセリン 5.0質量%
スクワラン 5.0質量%
ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油 0.5質量%
イソステアリン酸プロピレングリコール 0.5質量%
水添レシチン 0.5質量%
オレイン酸フィトステリル 0.1質量%
(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス‐25)コポリマー0.8質量%
ステアリン酸グリセリル 0.3質量%
イノシトール 0.4質量%
オクタステアリン酸ポリグリセリル 0.3質量%
コメヌカエキス 0.2質量%
ジメチコン 1.0質量%
ベヘニルアルコール 1.0質量%
ベヘン酸グリセリル 0.3質量%
ポリソルベート60 0.7質量%
コメヌカエキス 0.1質量%
カプリリルグリコール 0.01質量%
カルボマー 0.05質量%
オクトキシグリセリン 0.05質量%
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.2質量%
水酸化カリウム 0.15質量%
フェノキシエタノール 0.1質量%
実施例13の皮膚化粧料用組成物 20.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
サッカロミセス/コメ発酵液 10.0質量%
トリオクタノイン 3.0質量%
ジプロピレングリコール 8.0質量%
グリセリン 5.0質量%
スクワラン 5.0質量%
ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油 0.5質量%
イソステアリン酸プロピレングリコール 0.5質量%
水添レシチン 0.5質量%
オレイン酸フィトステリル 0.1質量%
(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス‐25)コポリマー0.8質量%
ステアリン酸グリセリル 0.3質量%
イノシトール 0.4質量%
オクタステアリン酸ポリグリセリル 0.3質量%
コメヌカエキス 0.2質量%
ジメチコン 1.0質量%
ベヘニルアルコール 1.0質量%
ベヘン酸グリセリル 0.3質量%
ポリソルベート60 0.7質量%
コメヌカエキス 0.1質量%
カプリリルグリコール 0.01質量%
カルボマー 0.05質量%
オクトキシグリセリン 0.05質量%
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.2質量%
水酸化カリウム 0.15質量%
フェノキシエタノール 0.1質量%
実施例13の皮膚化粧料用組成物 20.0質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
本発明の皮膚化粧料用組成物によれば、油分を比較的多量に含むことができ、且つ透明性及び保存安定性に優れる皮膚化粧料用組成物を提供することができる。
Claims (3)
- 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eと、下記成分Fと、下記成分Gと、下記成分Hとを含有し、前記成分Aに対する前記成分Bの質量比(B/A)が5.5〜18.0である皮膚化粧料用組成物。
成分A:リン脂質
成分B:オキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンステロールエーテル及び/又はオキシエチレンの平均付加モル数が15〜50のポリオキシエチレンスタノールエーテル
成分C:分岐鎖を有する炭素数12〜24の1価の脂肪族アルコール
成分D:プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールからなる群より選ばれた一種以上の多価アルコール
成分E:水
成分F:ステロール
成分G:油分
成分H:オキシエチレンの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 - さらに、下記成分Iを含有する請求項1に記載の皮膚化粧料用組成物。
成分I:グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル - さらに、下記成分Jを含有する請求項1又は2に記載の皮膚化粧料用組成物。
成分J:炭素数5〜10の1,2−アルカンジオール
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