JPWO2020049731A1 - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
互いに対向する第1主面(11)と第2主面(12)を有し、第1主面(11)に測定用パッドが配置された半導体基板(10)と、第1主面(11)と第2主面(12)の少なくともいずれかに配置され、半導体基板(10)の室温での反り量が30μm〜60μmとなるように第1主面(11)が凹面となる反りを生じさせる応力を半導体基板(10)に発生させる応力膜(20)とを備え、半導体基板(10)と応力膜(20)との熱膨張係数の差により応力を発生させる。
Description
本発明は、半導体素子を形成した半導体基板を有する半導体装置に関する。
一連の製造プロセスによって半導体基板に半導体素子が形成され、半導体装置が製造される。例えば、シリコン(Si)よりもバンドギャップの広い炭化シリコン(SiC)の半導体基板(以下、「SiC基板」という。)を使用することにより、高耐圧かつ低オン抵抗の半導体装置を実現することができる。
半導体素子の製造プロセスでの加熱処理や半導体基板と半導体基板に積層する半導体層との格子定数の差などに起因して、半導体基板に反りが生じる場合がある。このため、押圧部材を表面に押圧して半導体基板の反りを抑制しながら、測定用プローブを半導体基板の表面に配置された測定用パッドに接触させる方法が開示されている(特許文献1参照。)。
しかしながら、SiC基板などの硬度が高い半導体基板では、表面を押圧して反りを制御することが難しい。特に、大口径化した半導体基板では、半導体基板の主面の平坦性を確保することが容易ではない。
このため、半導体基板の表面に形成した測定用パッドにプローブを安定して接触させることができない。また、半導体基板の裏面に電極となる金属膜が配置される縦型の半導体素子を含む半導体装置では、測定時に半導体基板の裏面と半導体装置を搭載するステージとを電気的に接続させる必要があるが、半導体基板が反っていることにより接続が不完全になる。このため、半導体素子をウェハ状態で高精度に測定することが困難である。
上記問題点に鑑み、本発明は、半導体素子のウェハ状態での測定を高精度に行うことのできる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、互いに対向する第1主面と第2主面を有し、第1主面に測定用パッドが配置された半導体基板と、第1主面と第2主面の少なくともいずれかに配置され、半導体基板の室温での反り量が30μm〜60μmとなるように第1主面が凹面となる反りを生じさせる応力を半導体基板に発生させる応力膜とを備え、半導体基板と応力膜との熱膨張係数の差により応力を発生させる半導体装置が提供される。
本発明によれば、半導体素子のウェハ状態での測定を高精度に行うことのできる半導体装置を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各層の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置などを下記のものに特定するものでない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置は、図1に示すように、互いに対向する第1主面11と第2主面12を有する半導体基板10と、半導体基板10に配置された応力膜20を備える。応力膜20は、第1主面11と第2主面12の少なくともいずれかに配置され、第1主面11が凹面となる反りを規定の大きさで生じさせる応力を半導体基板10に発生させる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置は、図1に示すように、互いに対向する第1主面11と第2主面12を有する半導体基板10と、半導体基板10に配置された応力膜20を備える。応力膜20は、第1主面11と第2主面12の少なくともいずれかに配置され、第1主面11が凹面となる反りを規定の大きさで生じさせる応力を半導体基板10に発生させる。
図1に示した半導体装置では、第1主面11に第1応力膜21が配置され、第2主面12に第2応力膜22が配置されている。以下、第1応力膜21と第2応力膜22を総称して応力膜20という。
半導体基板10には、例えばトランジスタなどの図示を省略する半導体素子が形成されている。そして、この半導体素子の電気的特性などを測定するための測定用パッドが、半導体基板10の第1主面11に形成されている。測定用パッドは、半導体基板10に形成された半導体素子の電極などに接続している。
例えば、図2に示すように、第1応力膜21に設けられた開口部において、測定用パッド30を露出させる。測定用パッド30にプローブ100を接触させて、半導体素子の特性が測定される。或いは、第1応力膜21を突き抜けたプローブ100を測定用パッド30と接触させてもよい。
半導体基板10の反り量Cは、図1に示すように、半導体装置を平面に置いたときの、第2主面12の中央部を基準とする半導体基板10の外縁の高さである。半導体基板10の厚さは、反り量Cに含まれない。
例えば、室温における半導体装置の反り量Cが規定の大きさになるように、半導体基板10に生じる応力が設定される。以下において、第1主面11が凹面となる反りの規定の大きさを、反り量Cの「規定量」という。例えば、30μm〜60μmを反り量Cの規定量とする。
図3に、半導体基板10の第1主面11が凹面となる反りの発生した半導体装置の斜視図を示す。半導体基板10は、直径が4〜8インチの円盤形状である。或いは、半導体基板10の直径は6〜8インチである。図3に示すように、規定量の反りが生じることにより、半導体装置は椀形状である。
半導体基板10の厚さは、例えば300μm〜1mm程度である。図1や図3では、半導体基板10の反った状態をわかりやすく表示するために、半導体基板10の厚さや直径に対する反り量Cの比率を実際よりも大きく示している(以下において同様。)。
図1に示した半導体装置について、測定用パッド30を用いて、半導体基板10に形成した半導体素子のウェハ状態での測定が行われる。例えば、図4に示すように、ウェハ状態での測定は、半導体装置をステージ110に戴置して行われる。そして、プローブ100の先端部を測定用パッド30に接触させる。なお、半導体装置の測定方法を示す図4では、測定用パッド30の図示を省略している(以下において同様。)。プローブ100の基端部は、図示を省略した測定装置に接続されている。プローブ100を介して半導体素子と測定装置を電気的に接続することにより、半導体素子のウェハ状態での測定が行われる。
図4に示すように、ウェハ状態での測定において、第1主面11のプローブ100と接触している領域(以下において「測定領域」という。)の下方で、半導体装置がステージ110と接触している。このため、プローブ100と測定用パッド30を安定して接触させることができる。更に、第2主面12に電極が配置される縦型の半導体素子が半導体基板10に形成されている場合に、第2主面12に配置された電極と測定装置との電気的な接続を、ステージ110を介して確実に行える。
また、第1主面11が凹面であるため、図5や図6に示すように、第1主面11のいずれの領域が測定領域であっても、測定領域の下方で半導体装置がステージ110と接触する。このため、図1に示した半導体装置では、ウェハ状態の測定においては常に、プローブ100と測定用パッド30が安定して接続し、半導体装置とステージ110とが測定領域の下方で接触する。
なお、反り量Cが30μm〜60μm程度と小さいため、半導体基板10が反っていても真空チャックによって半導体装置がステージ110に安定して吸着される。
これに対し、図7に示す比較例の半導体装置のように第1主面11が凸面になって半導体基板10が反っている場合には、ウェハ状態での測定において半導体装置の中央部がステージ110に接触していない。このため、第2主面12に配置された電極とステージ110との電気的な接続が不安定になる。また、プローブ100を測定用パッド30に安定して接触させることができない。したがって、図7に示した半導体装置について、信頼性のある測定結果を得られない。
図1に示した半導体装置では、半導体基板10と応力膜20との熱膨張係数の差により、第1主面11が凹面となる反りを生じさせる応力を半導体基板10に発生させることができる。
半導体基板10は、例えばSiC基板である。SiC基板の熱膨張係数は4.2×10-6K-1程度である。SiC基板はシリコン基板よりも硬度が高く、反り量の制御が難しい。図1に示した半導体装置では、応力膜20を半導体基板10に配置することにより、反り量Cを規定量に制御することが容易である。
半導体基板10の第1主面11に配置される第1応力膜21には、半導体基板10よりも熱膨張係数の大きい材料が選択される。半導体基板10がSiC基板である場合、例えば、熱膨張係数が8.0×10-6K-1程度のアルミナ(Al2O3)膜などを10nm〜10μm程度の膜厚に形成して、第1応力膜21として使用する。
半導体基板10の第2主面12に配置される第2応力膜22には、半導体基板10よりも熱膨張係数の小さい材料が選択される。半導体基板10がSiC基板である場合、例えば、熱膨張係数が0.65×10-6K-1程度の酸化シリコン(SiO2)膜などを膜厚10nm〜10μm程度に形成して、第2応力膜22として使用する。
なお、半導体基板10に縦型の半導体素子が形成されている場合、第2主面12に配置された電極とステージ110を電気的に接続するために、第2応力膜22には金属膜などの導電性材料を使用する。
上記のように選択された第1応力膜21や第2応力膜22を半導体基板10に配置することにより、半導体基板10と応力膜20との熱膨張係数の差により、第1主面11が凹面となる反りを生じさせる応力が半導体基板10に発生する。このとき、反り量Cが所定の規定量になるように、応力膜20の材料や膜厚が選択される。
図1に示した半導体装置は、例えば以下のように製造される。
先ず、半導体基板10に半導体素子を形成する。例えば、イオン注入法やプラズマCVD法、スパッタ法などの製造プロセスを用いて、半導体基板にトランジスタなどを形成する。このとき、半導体基板10の第1主面11に、半導体素子の特性を測定するための測定用パッド30を形成する。
その後、半導体基板10の第1主面11に第1応力膜21を形成し、第2主面12に第2応力膜22を形成する。このとき、半導体基板10に形成された半導体素子の特性に影響しない程度の成膜温度で、第1応力膜21と第2応力膜22を形成する。通常、成膜温度は300℃〜400℃程度である。
応力膜20を成膜時の高温状態では、図8に示すように第1主面11が凸面であるように半導体基板10が反っている場合や、図9に示すように半導体基板10にほぼ反りが発生していない場合がある。或いは、規定量を超えた反り量Cで第1主面11が凹面に反っている場合がある。
半導体基板10に応力膜20を成膜した後に半導体装置を室温に戻すと、半導体基板10と応力膜20との熱膨張係数の差により、半導体基板10に規定量の反りが生じる。応力膜20の材料や膜厚を適宜設定することにより、ウェハ状態での測定を行う室温で反り量Cが規定量である半導体装置が得られる。
第1主面11が凹面である半導体装置では、反り量Cは30μm〜60μm程度であることが好ましい。反り量Cが大きすぎると、測定した後の工程において不具合が生じるおそれがある。また、反り量Cの狙いを小さくした場合には、反りが不足して第1主面11が凸面になる可能性がある。本発明者らが検討を重ねた結果、反り量Cは30μm〜60μm程度が好ましいという知見が得られた。
また、第1主面11に配置される第1応力膜21の格子定数は、半導体基板10よりも小さいことが好ましい。そして、第2主面12に配置される第2応力膜22の格子定数は、半導体基板10よりも大きいことが好ましい。つまり、圧縮応力を発生させる第1応力膜21を第1主面11に配置し、引っ張り応力を発生させる第2応力膜22を第2主面12に配置する。その結果、第1主面11が凹面になる応力が半導体基板10に更に生じる。
以上に説明したように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置では、測定用パッド30の配置された第1主面11が凹面になり、半導体基板10に規定量の反りが生じる。このため、プローブ100を測定用パッド30に安定して接触させることができ、且つ、測定領域の下方で半導体装置をステージ110に接触させることができる。その結果、図1に示した半導体装置によれば、半導体素子のウェハ状態での測定を高精度に行うことができる。
なお、応力膜20には、ウェハ状態での測定をした後に半導体基板10から除去できる膜を使用してもよい。これにより、チップ化した半導体装置に不要な膜が残ることや、後工程で応力膜20が剥離して異物として半導体装置に混入することなどを防止できる。このとき、応力膜20を半導体基板10から除去することによって仮に半導体基板10の反り量Cが変化しても、ウェハ状態での測定が終了しているため問題ない。
<変形例>
半導体基板10の一方の主面にのみ応力膜20を配置することによって反り量Cを規定量に設定できるのであれば、半導体基板10の両方の主面に応力膜20を配置する必要はない。
半導体基板10の一方の主面にのみ応力膜20を配置することによって反り量Cを規定量に設定できるのであれば、半導体基板10の両方の主面に応力膜20を配置する必要はない。
このため、反り量Cを規定量に設定できるのであれば、図10に示すように、半導体基板10の第1主面11のみに応力膜20を形成してもよい。即ち、第1主面11に半導体基板10よりも熱膨張係数の大きい第1応力膜21を配置し、第2主面12には応力膜20を配置しなくてもよい。或いは、図11に示すように、第2主面12に半導体基板10よりも熱膨張係数の小さい第2応力膜22を配置し、第1主面11に応力膜20を配置しなくてもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置は、図12に示すように、半導体基板10の第2主面12に溝を形成し、その溝の内部を埋め込んで第2応力膜22を配置している。その他の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置は、図12に示すように、半導体基板10の第2主面12に溝を形成し、その溝の内部を埋め込んで第2応力膜22を配置している。その他の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
半導体基板10の第2主面12に溝を形成することにより、第1主面11を凹面にする応力を半導体基板10に生じさせることができる。つまり、図12に示す半導体装置によれば、半導体基板10と応力膜20との熱膨張係数の差による応力と共に、溝を形成したことによる応力を半導体基板10に発生させることができる。このため、熱膨張係数の差によってのみ反りを生じさせる場合よりも、反り量Cを調整しやすい。また、溝の形成によっても半導体基板10に応力が発生するために、図1に示した半導体装置と比べて、図12に示す半導体装置では、半導体基板10と応力膜20との熱膨張係数の差が小さくてもよい。したがって、応力膜20に使用できる材料の範囲を拡大できる。
ところで、図12に示す半導体装置では、溝の外側には第2応力膜22が配置されていない。このため、ウェハ状態の測定では、半導体基板10の第2主面12の露出した部分をステージ110に接触させることができる。このため、第2応力膜22が導電性材料でなくても、第2主面12に配置された電極とステージ110を電気的に接続することができる。
なお、溝の大きさによって半導体基板10に生じる応力を調整することも可能である。溝を深くしたり幅を広くしたりするほど、溝の内部に配置される第2応力膜22の量が増大し、応力を大きくすることができる。
なお、例えば図13に示すように、第2主面12に格子状に形成した溝の内部に第2応力膜22を配置することが好ましい。このように第2主面12の全面に渡って溝を形成することにより、半導体基板10の全体に応力を均等に発生させることができる。
図12に示した半導体装置では、第2主面12に第2応力膜22を配置すると共に、第1主面11に第1応力膜21を配置した。しかし、反り量Cを規定量に調整できるのであれば、第1主面11のみ又は第2主面12のみに応力膜20を配置してもよい。例えば、図14に示すように、半導体基板10の第2主面12に第2応力膜22を配置し、第1主面11には応力膜20を配置しなくてもよい。或いは、第1主面11に第1応力膜21を配置し、第2主面12に応力膜20を配置しない構成でもよい。
なお、図15に示すように、個々のチップに分割するために半導体基板10を切断するためのダイスライン50に溝40を形成してもよい。これにより、ウェハ状態でチップ領域をそれぞれ測定する場合に、各チップ領域の第2主面12に配置された電極をステージ110と接触させることができる。なお、図15では、ダイスライン50よりも幅の狭い溝40をダイスライン50よりも深く形成した例を示したが、溝40の幅とダイスライン50の幅が同程度であってもよい。
以上に説明したように、第2の実施形態に係る半導体装置によれば、半導体基板10の主面に溝を形成し、溝の内部に応力膜20を配置することにより、反り量Cのコントロールを容易に行うことができる。他は、第1の実施形態と実質的に同様であり、重複した記載を省略する。
<変形例>
図16に示すように、溝の内部を埋め込んで第2主面12の全面に第2応力膜22を配置してもよい。これにより、より大きな応力を半導体基板10に発生させることができる。例えば、半導体基板10の硬度が高い場合などに、図16に示した構造は効果的である。
図16に示すように、溝の内部を埋め込んで第2主面12の全面に第2応力膜22を配置してもよい。これにより、より大きな応力を半導体基板10に発生させることができる。例えば、半導体基板10の硬度が高い場合などに、図16に示した構造は効果的である。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置では、図17に示すように、半導体基板10の中央部が外縁部よりも薄いように、第2主面12が研削されている。即ち、中央部から外縁部に向けて半導体基板10が次第に薄くなり、第2主面12が凸面になるように半導体基板10が研削されている。
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置では、図17に示すように、半導体基板10の中央部が外縁部よりも薄いように、第2主面12が研削されている。即ち、中央部から外縁部に向けて半導体基板10が次第に薄くなり、第2主面12が凸面になるように半導体基板10が研削されている。
そして、反り量Cを規定量にするために、図18に示すように、半導体基板10の第1主面11に第1応力膜21が配置され、第2主面12に第2応力膜22が配置される。
図18に示した半導体装置では、反った形状に研削された半導体基板10に応力膜20を形成する。このため、反り量Cを規定量にするために応力膜20によって半導体基板10に生じさせる応力を小さくすることができる。
したがって、図1に示した半導体装置に比べて、図18に示した半導体装置では、半導体基板10と応力膜20との熱膨張係数の差が小さくてもよい。したがって、応力膜20に使用できる材料の範囲を拡大できる。また、応力が小さいことにより、反りによって半導体基板10が損傷することを抑制できる。
なお、図18に示した半導体装置では、半導体基板10の厚さが中央部と外縁部とで異なる。このため、中央部と外縁部との半導体素子の特性のばらつきが許容範囲に収まるように、半導体基板10を研削する量を調整する。
また反り量Cを規定量にできるのであれば、第1主面11と第2主面12のいずれか一方のみに応力膜20を配置してもよい。また、半導体基板10の主面に溝を形成して、反り量のコントロールを容易にすることもできる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記では、半導体基板10がSiC基板である場合を例示的に説明したが、半導体基板10が、シリコンやGaAsなどの他の材料の基板であってもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態などを含むことはもちろんである。
本発明の半導体装置は、半導体素子が形成された半導体基板を有する半導体装置を製造する製造業を含む電子機器産業に利用可能である。
Claims (5)
- 互いに対向する第1主面と第2主面を有し、前記第1主面に測定用パッドが配置された半導体基板と、
前記第1主面と前記第2主面の少なくともいずれかに配置され、前記半導体基板の室温での反り量が30μm〜60μmとなるように前記第1主面が凹面となる反りを生じさせる応力を前記半導体基板に発生させる応力膜と
を備え、
前記半導体基板と前記応力膜との熱膨張係数の差により前記応力を発生させることを特徴とする半導体装置。 - 前記第2主面の全面に渡って溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記溝は、前記半導体基板を切断するためのダイスラインに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
- 前記溝の内部に前記応力膜が埋め込まれ、前記溝の外側には前記応力膜が配置されていないことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
- 前記第2主面が凸面になるように、前記半導体基板の前記第2主面が研削されていること特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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