JPWO2020035939A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転電機(100)は、固定子(2)と同軸上に配置された環状のコイル接続体(6)を備えている。コイル接続体(6)は、ホルダ(7)に設けられた溝(8)の内部に、ターミナル(9)の軸方向の移動を規制する張り出し部(85)と、径方向の移動を規制する位置決め突起部(86)とを有している。位置決め突起部(86)は、ターミナル(9)の一部が張り出し部(85)と軸方向に重なるようにターミナル(9)を位置決めしている。このような構成によれば、ターミナル(9)がターミナル保持部(87)から溝開口部(81)の方向へ移動すると、張り出し部(85)の側面(85b)に当接するため、ターミナル(9)の浮き上がり及び抜けを防止することができる。

Description

本願は、コイル接続体を備えた回転電機に関するものである。
回転電機のコイル接続体として、樹脂製の絶縁部材であるホルダに同心状に設けられた複数の溝に、円弧状の導電部材が配置されたものが用いられている。ホルダの溝の所定位置に配置された導電部材は、固定子のティースに巻線されたコイルの端末と接続され、所定の結線がなされる。従来のコイル接続体は、溝の内部に一旦挿入された導電部材が、運搬時の衝撃または組立時の外部荷重等により浮き上がり、導電部材とコイルの端末を接続する後工程における生産性の悪化、及び導電部材相互間の絶縁性の低下等の原因となっていた。特に、円弧部の周方向の長さ寸法が小さい導電部材は、ホルダとの嵌合部が短く、抜け易いという課題があった。
一方、導電部材の抜けを防ぐために溝と導電部材との寸法公差を厳しく設定した場合、導電部材または溝が変形していると導電部材を嵌め込むことが困難となり、組立性が低下するという課題があった。このような課題を解決するため、特許文献1では、溝を導電部材よりも幅広とし、溝の内部に導電部材と接触する突起を設けることにより、導電部材の溝内での移動、及び溝からの脱落を抑制している。
特開2005−304278号公報
しかしながら、特許文献1のように、溝の内部に設けた突起によって導電部材との接触を確保し、導電部材の浮き上がりを防止する方法では、ホルダの変形等により溝の幅寸法が設計値よりも小さくなっている場合、導電部材をホルダへ圧入する組み付け作業時の荷重が増加し、組立性が悪くなるという課題があった。また、ホルダの変形等により溝の幅寸法が設計値よりも大きくなっている場合、突起と導電部材の接触を確保できず、導電部材の浮き上がりを抑制できないという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、コイル接続体のホルダに保持された導電部材の浮き上がり及び抜けを抑制し、組立性及び絶縁性の高い回転電機を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機は、固定子と同軸上に配置された環状のコイル接続体を備えた回転電機であって、コイル接続体は、同心状に設けられた複数の溝を有する樹脂製の絶縁ホルダと、溝の内部に保持され固定子のティースに巻線されたコイルの端末と接続される導電部材とを有し、各々の溝は、一方の側壁の導電部材よりも溝開口部の側に配置され導電部材の軸方向の移動を規制する張り出し部と、他方の側壁の導電部材と径方向に対向する位置に配置され導電部材の径方向の移動を規制する位置決め突起部とを有するものである。
本願に開示される回転電機によれば、コイル接続体の絶縁ホルダに設けられた溝の内部に、導電部材の軸方向の移動を規制する張り出し部と、径方向の移動を規制する位置決め突起部とを有することにより、簡単な構造で導電部材の浮き上がり及び抜けを抑制することができ、組立性及び絶縁性の向上が図られる。
本願の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
実施の形態1による回転電機を示す断面図である。 実施の形態1による回転電機のコイル接続体を示す上面図である。 実施の形態1によるコイル接続体を示す部分断面図である。 実施の形態1によるコイル接続体のホルダを示す部分断面図である。 実施の形態2によるコイル接続体を示す部分断面図である。 実施の形態2による別のコイル接続体を示す部分断面図である。 実施の形態2によるさらに別のコイル接続体を示す部分断面図である。 実施の形態3によるコイル接続体における張り出し部及び位置決め突起部の配置例を示す上面図である。 実施の形態3によるコイル接続体における張り出し部及び位置決め突起部の別の配置例を示す上面図である。 実施の形態3によるコイル接続体における張り出し部及び位置決め突起部のさらに別の配置例を示す上面図である。 実施の形態4によるコイル接続体におけるホルダを示す上面図である。 実施の形態4によるコイル接続体を示す部分断面図である。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1による回転電機について、図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態1による回転電機を示す断面図、図2は、実施の形態1による回転電機のコイル接続体を示す上面図、図3は、図2中、A−Aで示す部分の断面図である。また、図4は、実施の形態1によるコイル接続体のホルダを示す部分断面図である。各図において、同一、相当部分には、同一符号を付している。なお、図中、矢印Zは回転電機の軸方向を示し、矢印Rは回転電機の径方向を示している。
実施の形態1による回転電機100は、電動パワーステアリング駆動用モータ等に用いられるものであり、図1に示すように、フレーム1の内周に固定子2が圧入、固定されている。固定子2の内周側には、回転子3が回転可能に配設されている。回転子3は、軸心位置に挿通された回転軸4に固定されており、永久磁石を有している。ただし、回転子3は、永久磁石型回転子に限定されるものではなく、かご形回転子、または巻線形回転子等であってもよい。
固定子2は、電磁鋼板を積層した複数の分割鉄心が環状に配列された固定子鉄心を有している。分割鉄心は、円弧状のコアバック部と、コアバック部の内周壁面から径方向内側に突出するティースを有している。各々の分割鉄心に絶縁部材であるボビンが配設され、ボビンを介してティースにU相、V相、及びW相いずれかのコイル5が巻回される。コイル5の端末は、固定子2と同軸上に配置された環状のコイル接続体6によって所定の結線がなされる。
図2に示すように、コイル接続体6は、樹脂製の絶縁ホルダ(以下、ホルダ7)と、コイル5の端末と接続される導電部材である給電用ターミナル(以下、ターミナル9)を有している。ホルダ7は、同心状に配置された複数の溝8を有している。ターミナル9は、ホルダ7の溝8に保持される円弧部91と、円弧部91の上方に配設されるフック部92を有している。ターミナル9は、ホルダ7の溝8内部の所定位置に保持され、分割鉄心のティースに巻線されたコイル5の端末と接続される。
コイル接続体6のホルダ7に形成された溝8の内部構造と、ターミナル9との位置関係について、図3及び図4を用いて詳細に説明する。図中、Hは軸方向の寸法、Wは径方向の寸法を示している。なお、図3及び図4に示すホルダ7は、同心状に配置された3つの溝8を有しており、各々の溝8の内部の断面形状は同じであるため、図中、符号を一部省略している。
図4に示すように、ホルダ7の溝8は、軸方向端部に位置する溝開口部81と底部82、及び径方向に対向する側壁83、84を有している。各々の溝8は、一方の側壁(ここでは内周側の側壁83)のターミナル9よりも溝開口部81の側に配置された張り出し部85と、他方の側壁(ここでは外周側の側壁84)のターミナル9と径方向に対向する位置に配置された位置決め突起部86とを有している。なお、実施の形態1では、張り出し部85を内周側の側壁83に設け、位置決め突起部86を外周側の側壁84に設けたが、これらは逆であってもよい。
ターミナル9の所定位置であるターミナル保持部87は、図4に示す一点鎖線と、張り出し部85の側面85bと、一方の側壁83と、底部82と、位置決め突起部86の頂部86aとによって囲まれた空間である。ターミナル保持部87に保持されたターミナル9は、張り出し部85によって軸方向の移動を規制され、位置決め突起部86によって径方向の移動を規制されている。すなわち、張り出し部85は、ターミナル9の浮き上がり及び抜けを防止し、位置決め突起部86は、ターミナル9の一部が張り出し部85と軸方向に重なるように、ターミナル9を位置決めしている。
図3及び図4に示すように、ターミナル9の幅寸法をW1、ターミナル9の高さ寸法をH1、溝開口部81の幅寸法をW2、底部82の幅寸法をW3、張り出し部85の頂部85aと位置決め突起部86の頂部86aの間隔をW4、側壁83と側壁84の間隔をW5とする。また、溝8の底部82から張り出し部85の側面85bまでの高さ寸法をH2、溝開口部81から位置決め突起部86までの高さ寸法をH3とする。
溝開口部81の幅寸法W2は、ターミナル9が挿入可能なように、ターミナル9の幅寸法W1よりも大きく設定される(W2>W1)。また、底部82の幅寸法W3は、ターミナル9を保持できるように、ターミナル9の幅寸法W1よりも大きく設定される(W3>W1)。同様に、底部82から張り出し部85の側面85bまでの高さ寸法H2は、ターミナル9を保持できるように、ターミナル9の高さ寸法H1よりも大きく設定される(H2>H1)。ただし、W2、W3、及びH2が大きくなるほど装置が大型化するため、ターミナル9の挿入と保持が可能な範囲で、より小さく設定されることが望ましい。
また、溝開口部81から位置決め突起部86までの高さ寸法H3は、ターミナル9をターミナル保持部87に挿入可能であり、ターミナル9の絶縁性を確保することが可能な高さに設定される。H3が大きくなると装置が大型化するが、H3が小さくなるとターミナル9の絶縁性の確保が難しくなる。このため、H3は、絶縁性の確保が可能な範囲で、より小さく設定されることが望ましい。
また、実施の形態1では、張り出し部85及び位置決め突起部86は、いずれも軸方向の断面形状が矩形である。この場合、張り出し部85及び位置決め突起部86の各々の頂部85a、86aの間隔W4は、ターミナル9の幅寸法W1よりも小さく設定される(W4<W1)。これにより、ターミナル9がターミナル保持部87から溝開口部81の方向へ移動すると、張り出し部85の側面85bに当接するため、ターミナル9の浮き上がり及び抜けを防止することができる。
なお、張り出し部85及び位置決め突起部86の断面形状は、矩形に限定されるものではない。張り出し部85及び位置決め突起部86の断面形状が矩形以外の場合(図5参照)、張り出し部85及び位置決め突起部86各々の径方向に最も突出している箇所の間隔W4´は、ターミナル9の幅寸法W1よりも小さく設定される(W4´<W1)。
また、張り出し部85及び位置決め突起部86は、溝8の全周に亘って設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。張り出し部85及び位置決め突起部86が部分的に設けられている場合、それらが設けられていない部分では、溝開口部の径方向の寸法はW5(W5>W2)となり、組み付け作業におけるターミナル9の挿入が容易となる。
実施の形態1によるコイル接続体の比較例として、先行技術によるコイル接続体では、溝の内部に設けた突起によってホルダとターミナルの接触を確保し、ターミナルの浮き上がり及び抜けを防止している。このような構成では、溝の幅寸法が設計値よりも小さくなると、組み付け作業時の荷重を増加する必要があり組立性が悪くなり、溝の幅寸法が設計値よりも大きくなると、ホルダとターミナルの接触を確保することができない。このため、ホルダに高い寸法精度が要求される。
これに対し、実施の形態1によるコイル接続体6では、ターミナル9が溝開口部81の方向へ移動した時に、張り出し部85の側面85bに当接すればよい。すなわち、ターミナル保持部87に保持されたターミナル9は、張り出し部85及び位置決め突起部86と常時接触している必要はない。このため、溝8とターミナル9との寸法公差を厳しく設定する必要がない。また、ホルダ7に高い寸法精度が要求されず、製造が容易である。さらに、組み付け作業の際に大きな荷重を必要とせず、組立性がよい。
実施の形態1による回転電機100によれば、コイル接続体6のホルダ7に設けられた溝8の内部に、ターミナル9の軸方向の移動を規制する張り出し部85と、径方向の移動を規制する位置決め突起部86とを有することにより、簡単な構造でターミナル9の浮き上がり及び抜けを抑制することができ、ターミナル9相互間の絶縁性の向上が図られる。
また、ターミナル9のホルダ7への組み付けを挿入で行うことができるため、組み付け設備が簡易なものとなり設備費が抑制される。さらに、ターミナル9の浮き上がりが抑制されるため、ターミナル9とコイル5の端末を接続する後工程の生産性が向上する。これらのことから、実施の形態1によれば、組立性及び絶縁性の高い回転電機100が得られる。
実施の形態2.
実施の形態2では、コイル接続体のホルダまたはターミナルの変形例について説明する。図5から図7は、実施の形態2によるコイル接続体を示す部分断面図である。図5から図7に示すホルダ7A、7B、7は、同心状に配置された3つの溝8を有しており、各々の溝8の内部の断面形状は同じであるため、図中、符号を一部省略している。また、実施の形態2による回転電機の全体構成は、上記実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図5に示すホルダ7Aは、一方の側壁83に設けられた張り出し部85に、溝開口部81の幅寸法W2を拡げるための傾斜部85cを有している。また、他方の側壁84に、溝開口部81の幅寸法W2を拡げるための傾斜部84aを有している。このような構成により、ホルダ7Aの溝8と隣接する溝8の間の仕切り部は、先端が細くなったテーパ形状となっている。さらに、位置決め突起部86の溝開口部81の側の角部に、傾斜部86bを有している。
また、図6に示すホルダ7Bは、一方の側壁83に設けられた張り出し部85に、溝開口部81の幅寸法W2を拡げるための曲面部85dを有している。また、他方の側壁84に、溝開口部81の幅寸法W2を拡げるための曲面部84bを有している。さらに、位置決め突起部86の溝開口部81の側の角部に、曲面部86cを有している。
このように、側壁84に傾斜部84aまたは曲面部84bを設けると共に、張り出し部85の溝開口部81側に傾斜部85cまたは曲面部85dを設け、溝開口部81の幅寸法W2を拡げることにより、ターミナル9の組み付けが容易となる。なお、図5及び図6に示す例では、側壁84及び張り出し部85の両方に傾斜部または曲面部を設けたが、いずれか一方に設けてもよい。
また、図7に示すターミナル9は、溝8の底部82及び位置決め突起部86に対向する角部に傾斜部9aを有している。なお、傾斜部9aの代わりに曲面部を設けてもよい。このような構成によっても、ターミナル9の組み付けが容易となる。また、図5(または図6)に示すホルダ7A(7B)に、図7のターミナル9を組み合わせた構成であってもよく、ターミナル9の組み付けがさらに容易となる。実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、ターミナル9のホルダ7への組み付けが容易となり、組立性がさらに向上する。
実施の形態3.
実施の形態3では、コイル接続体のホルダにおける張り出し部及び位置決め突起部の配置例について説明する。図8から図10は、実施の形態3によるコイル接続体における張り出し部及び位置決め突起部の配置例を示す上面図である。なお、図9及び図10では、最内周の溝8にのみ張り出し部85及び位置決め突起部86を示しているが、他の溝8についても同様である。また、実施の形態3による回転電機の全体構成は、上記実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図8に示す配置例では、張り出し部85及び位置決め突起部86が溝8の全周に亘って設けられている。このように構成されたホルダ7は、ターミナル9の浮き上がりを確実に抑制することができ、高い保持性が得られる。一方、組み付け作業時にターミナル9との接触面積が大きくなる。
図9及び図10に示す配置例では、張り出し部85及び位置決め突起部86は、ホルダ7C、7Dの溝8の周方向に間隔を置いて部分的に設けられている。図9に示すホルダ7Cは、張り出し部85と位置決め突起部86が径方向に重なるように配置され、図10に示すホルダ7Dは、張り出し部85と位置決め突起部86が径方向に重ならないように交互に配置されている。
このように、張り出し部85及び位置決め突起部86は、溝8の全周に亘って配置することにより高い保持性が得られるが、周方向に間隔を置いた間引き配置(図9)、または交互配置(図10)であってもよい。張り出し部85及び位置決め突起部86を部分的に配置したホルダ7C、7Dの場合、全周に配置したホルダ7に比べてターミナル9との接触面積が小さくなり、組立性が向上する。
一般的に、1つのホルダの溝8の内部には、複数個のターミナル9が組み付けられる。その際、ターミナル9の円弧部91が配設される区間の少なくとも1箇所に、張り出し部85と位置決め突起部86が配置されている必要がある。ただし、張り出し部85の周方向の長さ寸法が小さい場合、ターミナル9の保持性が低いため、張り出し部85から離れた箇所でターミナル9が浮く可能性がある。このため、周方向の長さ寸法が小さい張り出し部85は、ターミナル9が配設される区間の両端付近に1個ずつ配置されることが望ましい。
なお、張り出し部85及び位置決め突起部86の配置は、図8から図10に示す例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。また、張り出し部85と位置決め突起部86の周方向の長さ寸法、及び径方向の幅寸法は同一である必要はなく、間引きの間隔も等ピッチとする必要はない。実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、張り出し部85及び位置決め突起部86を部分的に配置することにより組立性が向上し、ターミナル9の浮き上がり及び抜けを効率的に抑制することができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、コイル接続体のホルダの変形例について説明する。図11は、実施の形態4によるコイル接続体におけるホルダを示す上面図、図12は、実施の形態4によるコイル接続体を示す部分断面図である。なお、実施の形態4による回転電機の全体構成は、上記実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
一般に、樹脂製のホルダの製造工程では、溝形状等を形成する上金型と、裏面を形成する下金型による1軸の上下稼動で成形加工が行われる。このような成形加工では、アンダーカットとなる張り出し部85は成形が困難であり、特殊な加工工程が必要である。そこで、実施の形態4によるホルダ7Eは、張り出し部85と対向する溝8の底部82に貫通穴71を有することにより、張り出し部85を容易に成形可能としている。
実施の形態4において、ホルダ7Eの成形加工で用いられる下金型は、貫通穴71を通過し張り出し部85まで届く金型部品(例えばピン)を備えている。ホルダ7Eの成形加工時には、下金型のピンを貫通穴71の位置から溝8の内部に伸ばし、張り出し部85の側面85bの位置で固定した状態で樹脂を硬化させる。これにより、張り出し部85と貫通穴71を有するホルダ7Eが成形される。なお、貫通穴71の大きさは、ホルダ7Eの剛性確保の観点から極力小さい方がよく、張り出し部85の大きさと同程度とすることが望ましい。
実施の形態4によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、特殊な加工工程を必要とせず、従来の成形加工のみで張り出し部85を形成することができるため、製造工程の簡略化が図られる。なお、張り出し部85を有するホルダの製造方法は、実施の形態4による方法に限定されるものではない。その他の方法として、成形金型の稼働方向を上下稼動と周方向の2軸稼動とする、あるいは3Dプリンターにより成形することによっても、張り出し部85を有するホルダを製造することができる。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 フレーム、2 固定子、3 回転子、4 回転軸、5 コイル、6 コイル接続体、7、7A、7B、7C、7D、7E ホルダ、8 溝、9 ターミナル、9a 傾斜部、71 貫通穴、81 溝開口部、82 底部、83 側壁、84 側壁、84a 傾斜部、84b 曲面部、85 張り出し部、85a 頂部、85b 側面、85c 傾斜部、85d 曲面部、86 位置決め突起部、86a 頂部、86b 傾斜部、86c 曲面部、87 ターミナル保持部、91 円弧部、92 フック部、100 回転電機

Claims (12)

  1. 固定子と同軸上に配置された環状のコイル接続体を備えた回転電機であって、
    前記コイル接続体は、同心状に設けられた複数の溝を有する樹脂製の絶縁ホルダと、前記溝の内部に保持され前記固定子のティースに巻線されたコイルの端末と接続された導電部材とを有し、
    各々の前記溝は、一方の側壁の前記導電部材よりも溝開口部の側に配置され前記導電部材の軸方向の移動を規制する張り出し部と、他方の側壁の前記導電部材と径方向に対向する位置に配置され前記導電部材の径方向の移動を規制する位置決め突起部とを有することを特徴とする回転電機。
  2. 前記位置決め突起部は、前記導電部材の一部が前記張り出し部と軸方向に重なるように前記導電部材を位置決めしていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 前記溝開口部の径方向の幅寸法は、前記導電部材の径方向の幅寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記張り出し部及び前記位置決め突起部各々の径方向に最も突出している箇所の間隔は、前記導電部材の径方向の幅寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 前記張り出し部及び前記位置決め突起部は、前記溝の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記張り出し部及び前記位置決め突起部は、前記溝の周方向に間隔を置いて部分的に設けられると共に、径方向に重なるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記張り出し部及び前記位置決め突起部は、前記溝の周方向に間隔を置いて部分的に設けられると共に、径方向に重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 前記他方の側壁は、前記溝開口部の幅を拡げるための傾斜部または曲面部を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回転電機。
  9. 前記張り出し部は、前記溝開口部の幅を拡げるための傾斜部または曲面部を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の回転電機。
  10. 前記位置決め突起部は、前記溝開口部の側の角部に、傾斜部または曲面部を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の回転電機。
  11. 前記導電部材は、前記溝の底部及び前記位置決め突起部に対向する角部に、傾斜部または曲面部を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の回転電機。
  12. 前記溝は、前記張り出し部と対向する底部に、貫通穴を有することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の回転電機。
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