JP5733050B2 - 回転電機のステータおよび回転電機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されたステータにおいては、各々のコイルから引き出された一端部を上述した通路を横切るスリット内に通過させ、対応する各通路へと導いている。これによって、給電のためのコイル端の配策を容易にすることができるとともに、各通路間に位置する立壁によって各相間距離を確保し、異相間のコイルを絶縁することが可能となる。
各相間のコイルの絶縁が不十分になった場合、各コイルに流入する電流が不正確になり、回転電機の作動に支障を来たす恐れが発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異相間のコイルを確実に絶縁することが可能な回転電機のステータおよび回転電機を提供することにある。
これにより、コイルの一端部が引き出される引出孔が対応する円周溝上に形成されているため、コイルの一端部が引き出される際に、他の相のコイルと交差することがなく、各相のコイル間の絶縁距離を確保することができる。
これにより、コイルの他端部が引き出される中性引出孔が中性円周溝上に形成されているため、コイルの他端部が引き出される際に、各相のコイルと交差することがなく、各相のコイルの入出力側と中性点との間の絶縁距離を確保することができる。
これにより、コイルの一端部が引き出される引出孔が対応する円周溝上に形成されているため、コイルの一端部が引き出される際に、他の相のコイルと交差することがなく、各相のコイル間の絶縁距離を確保することができる。
図1乃至図13に基づき、本発明の実施形態1による電動モータM(回転電機に該当する)およびそのステータ1について説明する。尚、説明中において、図3における上下方向をコイルユニット4の上下方向とするが、実際のステータ1上におけるその向きとは無関係である。また、コイルユニット4の説明中において、半径方向または円周方向といった場合、コイルユニット4がステータ1中にある場合を想定し、ステータ1の半径方向または円周方向を意味しているものとする。さらに、説明中において回転軸といった場合、特に断らなければ、ロータRの回転軸φ(図1示)を意味している。
アッパ巻回部74の下端は開口しており、下方よりコアティース5のティース部52が挿入される。アッパボビン7bにコアティース5が装着された状態で、アッパインナフランジ75は半径方向外方から内方鍔部51に当接し、内方鍔部51はアッパインナフランジ75よりも半径方向内方に突出している。また、アッパボビン7bにコアティース5が装着された状態で、アッパアウタフランジ76は半径方向内方からバックヨーク部53に当接し、バックヨーク部53はアッパアウタフランジ76よりも半径方向外方に突出している(図3示)。
コアティース5にロアボビン7aおよびアッパボビン7bが装着された状態において、双方のボビン7a、7bの継ぎ目は平坦となり、一体となったロア巻回部71およびアッパ巻回部74にはコイル6が巻回される。
複数のコイルユニット4が円環状に並べられた場合に、コイルガイド部77は隣接したもの同士が円周方向に突き合わせられることによって、リング状を呈するリングガイド部L(リングガイドに該当する)を形成する(図2示)。
また、コイルガイド部77の隣接したもの同士が円周方向に突き合わせられることによって、リングガイド部Lの外周面上において、隣り合ったガイド溝78d同士が接続され、上述した円周溝L1a、L1b、L1cから分離された円周溝L1d(中性円周溝に該当する)が、リングガイド部Lの全周に渡って形成される。円周溝L1dは、円周溝L1cに対して回転軸方向下方に並設される(図2および図8示)。
したがって、円周溝L1a、L1b、L1c上を、それぞれ複数本の高圧側端部61v、61w、61uが引き回されることにより、リングガイド部Lの円周上の位置によっては、円周溝L1a、L1b、L1c中において、2本あるいは3本の高圧側端部61v、61w、61uがステータ1の半径方向に重なることもある(図6示)。
また、上述した場合と異なり、図11に示したように、V相、W相、U相に対応する各コイル6の高圧側端部61v、61w、61uは、各ターミナル63、64,65に直近のもの1本を除いて、すべて時計回りに引き回された後に束ねられるようにしてもよい(図11においてV相に対応するコイル6の高圧側端部61vのみについて示す)。
ステータリング2のフランジ部21に形成された取付孔22に、取付ボルトBを挿入してモータハウジングHに締め付けることにより、ステータ1はモータハウジングHに固定される(図1示)。
また、コイル6の高圧側端部61v、61w、61uが引き出されるコイル引出孔L2a、L2b、L2cが、隣接したガイド溝78a、78b、78cの端部同士の間に形成されているため、コイル引出孔L2a、L2b、L2cにコイル6の高圧側端部61v、61w、61uを通過させる場合に、コイルガイド部77の円周方向端部から容易に挿入することができるとともに、コイル6の高圧側端部61v、61w、61uを通過させた後、隣接したコイルガイド部77同士を円周方向に突き合わせることによって、各円周溝L1a、L1b、L1c同士を仕切ることができるため、各相間距離を確保して各相間のコイル6を確実に絶縁することができる。
また、コイルガイド部77はボビン組立体7と一体的に形成されていることにより、コイル6をボビン組立体7に巻回することによって、同時にコイルガイド部77をコイル6に取り付けることができ、製造が容易で低コストのステータ1にすることができる。
図14乃至図16に基づき、本発明の実施形態2によるステータ1Aについて説明する。尚、説明中において、図14における上下方向をコイルユニット4A、4Bの上下方向とするが、実際のステータ1A上におけるその向きとは無関係である。また、コイルユニット4A、4Bの説明中において、半径方向または円周方向といった場合、コイルユニット4A、4Bがステータ1A中にある場合を想定し、ステータ1Aの半径方向または円周方向を意味しているものとする。さらに、説明中において回転軸といった場合、特に断らなければ、図1において示したロータRの回転軸φを意味している。
また、外周リング82の外周縁部には、ステータ1AをモータハウジングHへ取り付けるための取付孔84を備えたフランジ部83が形成されている。したがって、本実施形態によるステータ1Aはステータリング2を備えていない。
コアティース8に装着されたコイルユニット4A、4Bは、エポキシ樹脂を充填することによってコアボデー8に固定される。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
コイル6の高圧側端部61v、61w、61uおよび低圧側端部62v、62w、62uのうちの一方を、図3に示したコイルユニット4の下方において、コイルガイド部77の内周面から外周面へと引き出した後、コイルアッセンブリ3の下方における外周面上を引き回すようにしてもよい。
また、本発明によるステータは、同期モータ、誘導モータあるいはそれ以外のあらゆる電動モータもしくは発電機といった回転電機に適用可能である。
Claims (5)
- それぞれ半径方向に延びるとともに、円環状に並べられた複数のコアティースと、
各々の前記コアティースにボビンを介して巻回されたコイルと、
それぞれ所定数の前記コイルを含んだ複数の給電相を形成し、同一の前記給電相に含まれる複数の前記コイルの一端部同士を束ねて、各々の前記給電相ごとに電力供給可能または電力回収可能な給電部と、
を備えた回転電機のステータであって、
前記給電部は、
絶縁性材料にて形成され、対応する前記コイルが取り付けられる複数のコイルガイド部材を有し、各々の前記コイルガイド部材の外周面には、円周方向に延びる複数のガイド溝が前記ロータの回転軸方向に並設されており、
複数の前記コイルが円環状に並べられた場合に、前記コイルガイド部材は、隣接したもの同士が円周方向に突き合わせられることによって、リング状を呈するリングガイドを形成するとともに、隣り合った前記コイルガイド部材のそれぞれの前記ガイド溝同士が接続され、前記リングガイドの外周面上には、それぞれの前記給電相に対応し互いに分離された複数の円周溝が前記回転軸方向に並ぶように形成され、
隣り合った前記コイルガイド部材が突き合わせられた場合に、隣接した前記ガイド溝の端部同士の間には、前記リングガイドの内周面と前記外周面とを貫通する引出孔が形成され、
各々の前記コイルの前記一端部は、前記引出孔を介して前記リングガイドの前記内周面から前記外周面へと引き出された後、前記給電相に対応した前記円周溝上を引き回され、前記リングガイドの前記外周面上において前記給電相ごとに束ねられる回転電機のステータ。 - 前記コイルガイド部材の前記外周面には、前記ガイド溝に対して前記回転軸方向に並設されるとともに、円周方向に延びる中性ガイド溝が形成されており、複数の前記コイルガイド部材が円環状に並べられた場合に、前記中性ガイド溝によって、前記リングガイドの前記外周面上には、前記ガイド溝に対して分離された中性円周溝が形成され、
隣り合った前記コイルガイド部材が突き合わせられた場合に、隣接した前記中性ガイド溝の端部同士の間には、前記リングガイドの前記内周面と前記外周面とを貫通する中性引出孔が形成され、
各々の前記コイルの他端部は、前記中性引出孔を介して前記リングガイドの前記内周面から前記外周面へと引き出された後、前記中性円周溝上を引き回され、所定数の前記他端部同士が前記リングガイドの前記外周面上において互いに接続される請求項1記載の回転電機のステータ。 - 隣り合った前記コイルガイド部材の円周方向の突き合わせ面において、前記回転軸方向に並設された複数の前記ガイド溝の間の部位または前記ガイド溝と前記中性ガイド溝との間の部位は、屈曲した面によって形成されている請求項1または2に記載の回転電機のステータ。
- 前記コイルガイド部材は、前記ボビンと一体的に形成されている請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の回転電機のステータ。
- ハウジングに回転可能に取り付けられたロータと、
前記ロータに対して対向するように前記ハウジングに取り付けられたステータと、
を備え、
前記ステータは、
それぞれ半径方向に延びるとともに、円環状に並べられた複数のコアティースと、
各々の前記コアティースにボビンを介して巻回されたコイルと、
それぞれ所定数の前記コイルを含んだ複数の給電相を形成し、同一の前記給電相に含まれる複数の前記コイルの一端部同士を束ねて、各々の前記給電相ごとに電力供給可能または電力回収可能な給電部と、
を有した回転電機であって、
前記給電部は、
絶縁性材料にて形成され、対応する前記コイルが取り付けられる複数のコイルガイド部材を有し、各々の前記コイルガイド部材の外周面には、円周方向に延びる複数のガイド溝が前記ロータの回転軸方向に並設されており、
複数の前記コイルが円環状に並べられた場合に、前記コイルガイド部材は、隣接したもの同士が円周方向に突き合わせられることによって、リング状を呈するリングガイドを形成するとともに、隣り合った前記コイルガイド部材のそれぞれの前記ガイド溝同士が接続され、前記リングガイドの外周面上には、それぞれの前記給電相に対応し互いに分離された複数の円周溝が前記回転軸方向に並ぶように形成され、
隣り合った前記コイルガイド部材が突き合わせられた場合に、隣接した前記ガイド溝の端部同士の間には、前記リングガイドの内周面と前記外周面とを貫通する引出孔が形成され、
各々の前記コイルの前記一端部は、前記引出孔を介して前記リングガイドの前記内周面から前記外周面へと引き出された後、前記給電相に対応した前記円周溝上を引き回され、前記リングガイドの前記外周面上において前記給電相ごとに束ねられる回転電機。
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