JPWO2020021849A1 - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

投影方向を多様に変化させることができ、且つ投影光学系の損傷を防ぐことのできる投影装置を提供する。プロジェクタ100は、筐体1及びこれに固定された筒状部材1Aと、筒状部材1Aによって回動自在に支持された光学ユニット6と、を備える。光学ユニット6は、筒状部材1Aに対して回動自在に支持された第一回動部材2と、第一回動部材2に対して回動自在に支持された第二回動部材3と、を含む。プロジェクタ100は、第一回動部材2の回動を規制するための規制機構を備え、この規制機構は、回動を規制する規制位置と回動の規制を解除する規制解除位置との間で移動自在な移動部材5B,5Cと、第一回動部材2及び第二回動部材3が特定の回動状態となった場合に、移動部材5B,5Cを規制位置に固定する駆動部5Dと、を備える。

Description

本発明は、投影装置に関する。
液晶プロジェクタ等の投影装置には、投影装置本体又は光学系の一部等を回動させることのできるものがある。
例えば、特許文献1には、2回屈曲される光路を形成する投影光学系を収容する光学部を筐体から突出させて設け、この光学部の一部を回動させることで、投影方向を鉛直方向に水平な面内にて変更することのできる投影装置が記載されている。
特許文献2には、収納時と使用時とで姿勢を変化させるための複数の回動軸を持つ投影装置が記載されている。
特許文献3には、投影部がベース部に対して回動自在に構成されたプロジェクタが記載されている。このプロジェクタは、収納位置と投影位置とで投影部とベース部の姿勢を固定するためのロック機構を有している。
特許文献4には、回動自在のカメラを搭載したプロジェクタが記載されている。このプロジェクタは、カメラを収納位置と使用位置とでロックするためのロック機構を有している。
日本国特開2012−098506号公報 日本国特開2008−191196号公報 日本国特開2005−055812号公報 日本国特開2014−056082号公報
特許文献1には、1つの回動軸によって投影方向を変えられる投影装置が記載されているが、複数の回動軸によって投影方向を変えられる投影装置があれば、投影方向のバリエーションを広げることができ、利便性を向上させることができる。しかし、複数の回動軸によって投影光学系を回動させる場合には、投影面に最も近い光学部材である投影レンズの向きを様々な方向に変えられるようになる。このため、回動状態によっては、投影レンズが障害物にあたって破損する可能性がある。
特許文献1、3、及び4に記載の装置は、複数の回動軸によって投影方向を変えられるものではなく、上述した課題は生じない。特許文献2に記載の装置は、複数の回動軸を有するが、投影方向を変えるための回動軸は1つであり、上述した課題が生じる可能性は低い。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、投影方向を多様に変化させることができ、且つ投影光学系の損傷を防ぐことのできる投影装置を提供することを目的とする。
本発明の投影装置は、画像データに基づいて光を空間変調する光変調素子を有し、空間変調された光を投影面に投影する投影装置であって、本体部と、上記本体部によって回動自在に支持され、上記空間変調された光を上記投影面に投影するための投影光学系を含む光学ユニットと、を備え、上記光学ユニットは、上記本体部に対して回動自在に支持された第一回動部材と、上記第一回動部材に対して回動自在に支持された第二回動部材と、を含み、上記第一回動部材の回動と上記第二回動部材の回動の少なくとも一方を規制するための規制機構を備え、上記規制機構は、上記回動を規制する規制位置と上記回動の規制を解除する規制解除位置との間で移動自在な移動部材と、上記第一回動部材及び上記第二回動部材が予め決められた特定の回動状態となった場合に、上記移動部材を上記規制位置に固定する規制解除制限部と、を備えるものである。
本発明によれば、投影方向を多様に変化させることができ、且つ投影光学系の損傷を防ぐことのできる投影装置を提供することができる。
本発明の投影装置の一実施形態であるプロジェクタ100の外観構成を示す模式図である。 図1に示すプロジェクタ100における光源ユニット11の内部構成の一例を示す模式図である。 図1に示すプロジェクタ100の光学ユニット6の断面模式図である。 図1に示すプロジェクタ100における回転機構5近傍の部分拡大図である。 図4に示す状態の回転機構5を方向Z2に見た展開模式図である。 図5に示す状態から移動部材5Bと移動部材5Cが規制解除位置に移動した状態を示す展開模式図である。 図1に示すプロジェクタ100の内部ブロック構成を示す図である。 図7に示す制御部10の機能ブロック図である。 図1に示すプロジェクタ100の第一変形例であるプロジェクタ100Aの外観構成を示す斜視図である。 図9に示すプロジェクタ100Aにおける範囲Gの拡大図である。 図10に示すプロジェクタ100Aにおいて第二回動部材3が左回りに90度回転した状態を示す図である。 図9に示すプロジェクタ100Aの第二設置形態を示す外観斜視図である。 図12に示すプロジェクタ100Aの範囲Hの拡大図である。 図13に示すプロジェクタ100Aにおいて第二回動部材3が紙面奥側に90度回転した状態を示す図である。 図1に示すプロジェクタ100の第二変形例であるプロジェクタ100Bの外観構成を示す斜視図である。 図15に示すプロジェクタ100Bにおける範囲Iの拡大図である。 図16に示す方向AAから見た平面模式図である。 図16に示すプロジェクタ100Bにおいて第二回動部材3が左回りに90度回転した状態を示す図である。 図15に示すプロジェクタ100Bの第二設置形態を示す外観斜視図である。 図19に示すプロジェクタ100Bの範囲Jの拡大図である。 図20に示すプロジェクタ100Bにおいてスライド部材51が規制解除位置に移動された状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の投影装置の一実施形態であるプロジェクタ100の外観構成を示す模式図である。図2は、図1に示すプロジェクタ100における光源ユニット11の内部構成の一例を示す模式図である。図3は、図1に示すプロジェクタ100の光学ユニット6の断面模式図である。図3は、筐体1から出射される光の光路に沿った面での断面を示している。
図1に示すように、プロジェクタ100は、略L字状の筐体1と、筐体1に固定され且つ筐体1から突出して設けられた鍔付きの筒状部材1Aと、筒状部材1Aに対し回動自在に構成された光学ユニット6と、を備える。筐体1と筒状部材1Aとにより、プロジェクタ100の本体部が構成されている。
筐体1は、筒状部材1Aが固定される部分に光を通すための開口(図示省略)が形成されており、この開口と、筒状部材1Aの中空部とが対向している。
筐体1の内部には、図1に示すように、光源ユニット11と、光源ユニット11から出射される光を画像データに基づいて空間変調する光変調素子12a(図2参照)を含む光変調ユニット12と、が設けられている。
図2に示す例では、光源ユニット11は、赤色光を出射する赤色光源であるR光源41rと、緑色光を出射する緑色光源であるG光源41gと、青色光を出射する青色光源であるB光源41bと、ダイクロイックプリズム43と、R光源41rとダイクロイックプリズム43の間に設けられたコリメータレンズ42rと、G光源41gとダイクロイックプリズム43の間に設けられたコリメータレンズ42gと、B光源41bとダイクロイックプリズム43の間に設けられたコリメータレンズ42bと、を備えている。
ダイクロイックプリズム43は、R光源41r、G光源41g、及びB光源41bの各々から出射される光を同一光路に導くための光学部材である。すなわち、ダイクロイックプリズム43は、コリメータレンズ42rによって平行光化された赤色光を透過させて光変調ユニット12の光変調素子12aに出射する。また、ダイクロイックプリズム43は、コリメータレンズ42gによって平行光化された緑色光を反射させて光変調ユニット12の光変調素子12aに出射する。さらに、ダイクロイックプリズム43は、コリメータレンズ42bによって平行光化された青色光を反射させて光変調ユニット12の光変調素子12aに出射する。このような機能を持つ光学部材としては、ダイクロイックプリズムに限らない。例えば、クロスダイクロイックミラーを用いてもよい。
R光源41r、G光源41g、及びB光源41bは、それぞれ、レーザ又はLED(Light Emitting Diode)等の発光素子が用いられる。光源ユニット11に含まれる光源の数は1つ、2つ、又は4つ以上であってもよい。
光変調ユニット12に含まれる光変調素子12aは、図2の光源ユニット11の構成であればDMD(Digital Micromirror Device)が例えば用いられる。光変調素子12aとしては、LCOS(Liquid crystal on silicon)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子、又は液晶表示素子等を用いることもできる。光変調ユニット12によって空間変調された光は、筐体1の開口を通過し、筒状部材1Aの中空部を通過して光学ユニット6に入射される。
図1及び図3に示すように、光学ユニット6は、筒状部材1Aに回動自在に支持され且つ筒状部材1Aの内部と繋がる中空部2Aを有する第一回動部材2と、第一回動部材2に回動自在に支持され且つ中空部2Aと繋がる中空部3Aを有する第二回動部材3と、中空部2Aに配置された第一の光学系21及び第一反射部材22と、中空部3Aに配置された第二の光学系31、第二反射部材32、第三の光学系33、及びレンズ35と、回転機構4と、回転機構5と、を備える。第一の光学系21、第一反射部材22、第二の光学系31、第二反射部材32、第三の光学系33、及びレンズ35は投影光学系を構成する。
第一回動部材2には、筒状部材1Aの開口1kと対面する位置に開口2aが形成されている。筐体1内部の光変調ユニット12から出射された光は、筒状部材1Aの開口1k及び第一回動部材2の開口2aを通って、第一回動部材2の中空部2Aに入射される。筒状部材1Aから中空部2Aに入射される光の入射方向を方向X1と定義し、方向X1の反対方向を方向X2と定義する。方向X1は第一方向を構成する。
第一回動部材2の中空部2Aに配置された第一反射部材22は、筒状部材1Aから入射される光を方向X1に垂直な方向である方向Z1に反射させる。第一反射部材22は、例えばハーフミラー、ビームスプリッター、又は偏光部材等によって構成される。図1及び図3では、方向Z1の反対方向を方向Z2としている。第一反射部材22による光の反射方向である方向Z1は第二方向を構成する。
プロジェクタ100は、方向X1が鉛直方向と垂直になるよう、筐体1の面Saを載置台等に対向させて、筐体1が載置台等に設置された第一設置形態と、方向X1が鉛直方向の反対方向となるよう、筐体1の面Sb(面Saに垂直な面)を載置台等に対向させて、筐体1が載置台等に設置された第二設置形態と、のいずれかにて使用される。図1は、面Saがテーブル等の載置台に接触して筐体1が載置台に設置された第一設置形態を示している。
第一回動部材2の中空部2Aに配置された第一の光学系21は、第一反射部材22と筒状部材1Aの間に配置されており、少なくとも1つのレンズを含む。
図1に示す状態のプロジェクタ100においては、筒状部材1Aから第一回動部材2に入射された方向X1に進む光は、第一の光学系21を通過した後、第一反射部材22によって反射されて方向Z1に進む。第一回動部材2には、第一反射部材22にて反射した光の光路上に開口2bが形成されており、この反射した光は開口2bを通過して第二回動部材3の中空部3Aへと進む。
回転機構5は、筒状部材1Aに対して第一回動部材2を回動自在に連結する機構である。この回転機構5によって、第一回動部材2は、筒状部材1Aに対し、方向X1に平行な回転軸(具体的には、開口2aの中心を通る方向X1に延びる軸)の回りに回動自在に構成されている。
第一回動部材2は、この回転機構5により、図1に示す状態から右回りに180度回転可能となっている。以下では、図1に示す第一回動部材2の回転位置を0度回転位置という。また、図1に示す状態から第一回動部材2を右回りに90度回転させたときの第一回動部材2の回転位置を90度回転位置という。また、図1に示す状態から第一回動部材2を右回りに180度回転させたときの第一回動部材2の回転位置を180度回転位置という。
回転機構4は、第一回動部材2に対して第二回動部材3を回動自在に連結する機構である。この回転機構4によって、第二回動部材3は、第一回動部材2に対し、第一反射部材22の光の反射方向(方向Z1)に平行な回転軸(具体的には、開口2bの中心を通る方向Z1に延びる軸)の回りに360度回動自在に構成されている。
第二回動部材3には、第一回動部材2の開口2bと対面する位置に開口3aが形成されている。第一回動部材2の開口2bを通過した筒状部材1Aからの光は、この開口3aを通って第二回動部材3の中空部3Aに入射される。
第二回動部材3の中空部3Aに配置された第二反射部材32は、第一回動部材2から入射される光をその入射方向(方向Z1)に垂直な第三方向(図1に示す状態においては方向X2)に反射させる。第二反射部材32は、例えばハーフミラー、ビームスプリッター、又は偏光部材等によって構成される。
第二回動部材3の中空部3Aに配置された第二の光学系31は、第二反射部材32と第一回動部材2の間に配置されており、少なくとも1つのレンズを含む。
第二回動部材3の中空部3Aに配置されたレンズ35は、第二回動部材3の開口3a側と反対側の端部(投影面側の端部)に形成された開口3bを塞ぐ形でこの端部に配置されている。レンズ35は、第二反射部材32により反射された光の進行方向に配置されており、ここから出射される光が投影面に投影される。レンズ35は光学部材を構成する。
第二回動部材3の中空部3Aに配置された第三の光学系33は、レンズ35と第二反射部材32の間に配置されており、少なくとも1つのレンズを含む。
第二回動部材3の中空部3Aに入射した筒状部材1Aからの光は、第二の光学系31を通過した後、第二反射部材32にて反射されて図1の例では方向X2に進み、その後、第三の光学系33を通過してレンズ35から投影面に向けて投影される。
図4は、図1に示すプロジェクタ100における回転機構5近傍の部分拡大図である。図5は、図4に示す状態の回転機構5を方向Z2に見た展開模式図である。図6は、図5に示す状態から移動部材5Bと移動部材5Cが規制解除位置に移動した状態を示す展開模式図である。
図4に示すように、筒状部材1Aは、筐体1に固定されたフランジ部1aと、フランジ部1aよりも方向X1側に突出する円筒部1bと、により構成されている。円筒部1bの外周面には、突起1cが形成されている。
図4及び図5に示すように、回転機構5は、第一回動部材2に固定された円筒状の回転部材5Aと、方向X1及び方向X2に移動自在な状態にて回転部材5Aによって支持されたT字状の移動部材5B及び移動部材5Cと、を備える。
回転部材5Aは、その内周部に円筒部1bが配置されており、円筒部1bの外周面に対してこの内周面が摺動しながら円筒部1bの周方向に回動自在に構成されている。
回転部材5Aの外周面には、図5及び図6に示すように、溝部5T、溝部5Ba、及び溝部5Caが形成されている。
溝部5Tは、回転部材5Aのフランジ部1a側の端部に、回転部材5Aの周方向に沿って延びて形成された直線状の溝である。円筒部1bに形成された突起1cは、回転部材5Aが回動するときの溝部5Tの移動経路上に配置されている。
溝部5Baと溝部5Caは、それぞれ、溝部5Tのフランジ部1a側と反対側の端部から、方向X1に向かって形成された略T字状の溝である。溝部5Baと溝部5Caは、回転部材5Aの周方向に並んで形成されている。
移動部材5Bと移動部材5Cは、それぞれ、後述する駆動部5D(図7参照)によって電気的に駆動されることで、図5に示すように、溝部5Tと重なる位置まで移動した状態と、図6に示すように溝部5Tと重ならない位置に移動した状態とを取り得る。
移動部材5B及び移動部材5Cの各々が溝部5Tと重ならない位置に移動した図6に示す状態においては、溝部5Tにおける回転部材5Aの周方向の両端と突起1cとが当接する範囲内にて、回転部材5Aは回動可能となる。一方、移動部材5B及び移動部材5Cの各々が溝部5Tと重なる位置に移動した図5に示す状態においては、移動部材5Cと溝部5Tの側壁との間に突起1cが配置されて、回転部材5Aの回動ができない状態になる。
このように、移動部材5Bと移動部材5Cが溝部5Tと重なる位置まで移動した状態では、回転部材5Aの回動(言い換えると第一回動部材2の回動)が規制され、移動部材5Bと移動部材5Cが溝部5Tと重ならない位置まで移動した状態では、回転部材5Aの回動(言い換えると第一回動部材2の回動)の規制が解除される。
つまり、移動部材5Bと移動部材5Cは、それぞれ、第一回動部材2の回動を規制する規制位置(図5に示す移動位置)と、第一回動部材2の回動の規制を解除する規制解除位置(図6に示す移動位置)との間で移動自在な部材である。
図7は、図1に示すプロジェクタ100の内部ブロック構成を示す図である。図7に示すように、プロジェクタ100は、光源ユニット11と、光変調ユニット12と、駆動部5Dと、第一センサ7と、第二センサ8と、姿勢センサ9と、全体を統括制御する制御部10と、を備える。
駆動部5Dは、移動部材5Bと移動部材5Cをそれぞれ電気的に駆動するものであり、ソレノイド又はモータ等のアクチュエータにより構成される。駆動部5Dは制御部10からの指令にしたがって動作して、移動部材5Bと移動部材5Cを移動させる。
第一センサ7は、第一回動部材2の回動位置を検出するためのセンサである。第一センサ7は、例えば、回転部材5Aの移動経路上に配置された機械的なスイッチ、又は、回転部材5Aに固定された加速度センサ等により構成される。第一センサ7の検出情報は制御部10に入力される。
第二センサ8は、第二回動部材3の回動位置を検出するためのセンサである。第二センサ8は、例えば、第二回動部材3の移動経路上に配置された機械的なスイッチ、又は、第二回動部材3に固定された加速度センサ等により構成される。第二センサ8の検出情報は制御部10に入力される。
姿勢センサ9は、プロジェクタ100の設置形態が上述した第一設置形態と第二設置形態のどちらにあるかを検出するためのセンサである。姿勢センサ9は、例えば、筐体1に固定された加速度センサ等によって構成される。姿勢センサ9の検出情報は制御部10に入力される。
制御部10は、各種のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Accsess Memory)と、を備える。
各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
制御部10のプロセッサは、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
図8は、図7に示す制御部10の機能ブロック図である。制御部10のプロセッサは、プログラムを実行することにより、回動状態判定部10A、設置形態判定部10B、及び駆動制御部10Cとして機能する。
設置形態判定部10Bは、姿勢センサ9から入力される検出情報に基づいて、プロジェクタ100が第一設置形態と第二設置形態のどちらであるのかを判定する。
回動状態判定部10Aは、第一センサ7及び第二センサ8から入力される検出情報に基づいて、第一回動部材2と第二回動部材3が予め決められた特定の回動状態となっているか否かを判定する。
特定の回動状態とは、第一回動部材2を90度回動させることによって、筐体1における、筐体1が設置されている部分(テーブル等の載置台又は天井等)に対向する筐体1の面Sa側にレンズ35の光軸が向く状態である。
例えば、図1に示す状態から第二回動部材3を右回りに90度回転させ、その後、第一回動部材2を右回りに90度回転させる場合(第一設置形態にて、方向Z1が鉛直方向の反対方向となり、且つ、第三方向が方向X1及び方向Z1に垂直となる場合)を考える。この場合には、レンズ35が、筐体1が設置されている載置台に衝突する可能性がある。このように、レンズ35が障害物に衝突しうる回動状態の直前の状態が、上記の特定の回動状態として定められている。
なお、プロジェクタ100が第二設置形態にある場合には、第一回動部材2が各回転位置にある状態にて、第二回動部材3を360度回転させても、レンズ35は障害物には当たらない。このため、上記の特定の回動状態は、第一設置形態においてのみ設定されている。
駆動制御部10Cは、設置形態判定部10Bにより第一設置形態であると判定され、且つ、回動状態判定部10Aにより第一回動部材2と第二回動部材3が特定の回動状態になっていると判定された場合に、駆動部5Dを制御して、移動部材5B及び移動部材5Cを図5に示す規制位置に移動させる。
また、駆動制御部10Cは、設置形態判定部10Bにより第一設置形態であると判定され、且つ、回動状態判定部10Aにより特定の回動状態ではないと判定された場合には、移動部材5B及び移動部材5Cを図6に示す規制解除位置に移動させる。
また、駆動制御部10Cは、設置形態判定部10Bにより第二設置形態であると判定された場合には、回動状態判定部10Aの判定結果を用いずに、移動部材5B及び移動部材5Cを図6に示す規制解除位置に移動させる。
以上のように構成されたプロジェクタ100によれば、第一回動部材2及び第二回動部材3が特定の回動状態になった場合には、移動部材5B及び移動部材5Cが規制位置に移動して、第一回動部材2の回動が規制される。このため、この特定の回動状態から第一回動部材2が回動されてレンズ35が障害物に衝突するのを防止でき、レンズ35の破損を防ぐことができる。
また、プロジェクタ100によれば、第一回動部材2及び第二回動部材3が特定の回動状態になっていない場合には、第一回動部材2を自由に回転させることができる。このため、投影方向を様々な方向に自由に変えることができ、設置スペースに余裕がない場所であっても、画像の投影を良好に行うことができる。
なお、プロジェクタ100は、第一設置形態においてのみ使用可能なものであってもよい。このようにした場合には、設置形態判定部10Bは不要である。また、このようにした場合には、回動状態判定部10Aは、第一センサ7及び第二センサ8から入力される検出情報に基づいて、第一回動部材2と第二回動部材3が特定の回動状態(第一回動部材2を90度回動させることによって筐体1の面Sa側にレンズ35の光軸が向く状態)となっているか否かを判定すればよい。そして、駆動制御部10Cは、回動状態判定部10Aにより第一回動部材2と第二回動部材3が特定の回動状態になっていると判定された場合に、駆動部5Dを制御して、移動部材5B及び移動部材5Cを図5に示す規制位置に移動させ、回動状態判定部10Aにより第一回動部材2と第二回動部材3が特定の回動状態になっていないと判定された場合に、駆動部5Dを制御して、移動部材5B及び移動部材5Cを図6に示す規制解除位置に移動させればよい。
以上のプロジェクタ100においては、駆動部5Dが規制解除制限部として機能する。また、移動部材5B及び移動部材5Cと、駆動部5Dによって第一回動部材2の回動を規制するための規制機構が構成される。
ここまでの説明では、特定の回動状態を1つとしたが、特定の回動状態は複数設定してあってもよい。例えば、第一回動部材2を90度回転させることで、画像の投影をうまく行うことのできない又は画像の投影を行いたくない回動状態等が存在する場合には、この回動状態も特定の回動状態として設定しておけばよい。
また、以上の説明では、第一回動部材2の回動を規制することでレンズ35の保護を図るものとしたが、第一回動部材2の回動を規制する代わりに、第二回動部材3の回動を規制することでレンズ35の保護を図るものとしてもよい。又は、第一回動部材2と第二回動部材3の両方の回動を規制することでレンズ35の保護を図るものとしてもよい。
図9は、図1に示すプロジェクタ100の第一変形例であるプロジェクタ100Aの外観構成を示す斜視図である。図10は、図9に示すプロジェクタ100Aにおける範囲Gの拡大図である。図11は、図10に示すプロジェクタ100Aにおいて第二回動部材3が左回りに90度回転した状態を示す図である。図12は、図9に示すプロジェクタ100Aの第二設置形態を示す外観斜視図である。図13は、図12に示すプロジェクタ100Aの範囲Hの拡大図である。図14は、図13に示すプロジェクタ100Aにおいて第二回動部材3が紙面奥側に90度回転した状態を示す図である。
図9〜図14に示すプロジェクタ100Aは、第一回動部材2の形状と第二回動部材3の形状が一部変更された点と、回転機構5の構成が変更された点と、支持部材1ba、突出部52、及び筒状部材53が追加された点と、駆動部5D、第一センサ7、第二センサ8、及び姿勢センサ9が削除された点と、を除いてはプロジェクタ100と同じ構成である。
プロジェクタ100Aの第一回動部材2は、外形が三角柱状の本体部23Dと、本体部23Dと第二回動部材3の間に位置し且つ円環状のフランジ部23Bを有する円筒部23Aと、により構成されている。
プロジェクタ100Aの円筒部1bの第一回動部材2側の端部の外周面には、この外周面の約3/4周を覆う支持部材1baが固定されている。この支持部材1baと円筒部1bの外周面との間には、この外周面の約半周を覆う回転部材5aが配置されている。回転部材5aは、第一回動部材2の本体部23Dの円筒部1b側の端面に固定されており、円筒部1bの周方向に回動自在な状態にて、支持部材1baによって支持されている。
図10及び図11に示すように、プロジェクタ100Aの円筒部1bに固定された支持部材1baには、円筒部1bの軸方向(方向X1)に延びるスリット1bsが形成されている。また、この支持部材1baには、スリット1bs内に沿って移動自在な状態にて、スライド部材51が支持されている。
更に、支持部材1baのスリット1bsの両サイドには、円筒部1bの径方向外側(図9における方向Z1側)に突出する突出部52が固定されている。この突出部52には、筒状部材53が、円筒部1bの軸方向に垂直な面及びこの面に垂直な面に対し交差する状態にて固定されている。筒状部材53は、図9〜図14の例では、外形が四角柱状となっており、その中空部分には、円柱又は角柱等の柱状部材53a(図10−図14参照)が移動自在に支持されている。
図9に示すプロジェクタ100Aの第一設置形態(ただし、ここでは方向Z2を鉛直方向とする)においては、柱状部材53aは、その自重により、筒状部材53の中空部内を方向Z2側に向かって移動し、その鉛直方向側の先端部が、本体部23Dの円筒部23Aが形成された面における円筒部23Aの周囲に当接する状態となっている。
図10及び図11に示すように、スライド部材51の円筒部1b側の面には、円筒部1bに向けて延びる突起部51aが形成されている。スライド部材51は、この突起部51aがスリット1bs内を方向X1と方向X2に移動できるように、支持部材1baによって支持されている。
図9−図11に示すように、回転部材5aには、回転部材5aを回動させるためのスリット5bが、円筒部1bの周方向に沿って形成されている。スリット5bには、第一回動部材2の回動を規制するための方向X2に延びる3つの凸部(図9及び図10では、凸部5baと凸部5bbのみを図示)が形成されている。
スライド部材51の突起部51aが上記の3つの凸部を除くスリット5bの部分にある状態では、このスリット5bから露出する円筒部1bと突起部51aとの摺動動作によって、第一回動部材2を円筒部1bに対し、方向X1に延びる回転軸の回りに180度、回動させることができる。
一方、第一回動部材2が0度回転位置にある状態にて、スライド部材51の突起部51aを手動にて凸部5ba内に移動させた場合には、第一回動部材2の回動を規制することができるが、この規制は手動にて解除可能である。
同様に、第一回動部材2が90度回転位置にある状態にて、スライド部材51の突起部51aを手動にて凸部5bb内に移動させた場合には、第一回動部材2の回動を規制することができるが、この規制は手動にて解除可能である。
同様に、第一回動部材2が180度回転位置にある状態にて、スライド部材51の突起部51aを手動にて図示省略の凸部内に移動させた場合には、第一回動部材2の回動を規制することができるが、この規制は手動にて解除可能である。
プロジェクタ100Aの第二回動部材3のフランジ部23Bには、図示省略の貫通孔が形成されており、この貫通孔に、方向Z1に延びる柱状の部材であるピン24が挿通されている。
ピン24は、図示省略のバネ等によって方向Z1に向けて付勢されている。ピン24は、方向Z1と方向Z2に移動自在に貫通孔に挿通されている。
プロジェクタ100Aの第二回動部材3は、第一回動部材2側の端部3Bが円筒状に形成されている。この端部3Bの外周面の一部には、第二回動部材3が図9に示す回転位置にある場合に、ピン24のフランジ部23Bよりも第二回動部材3側に突出している一端を、方向Z2に対して押圧する押圧部材34が設けられている。押圧部材34は、第二回動部材3が図9に示す回転位置以外の回転位置にあるときには、ピン24とは接触しないように形成されている。
図10に示すように、押圧部材34によってピン24の一端が押圧されている状態では、方向X1及び方向Z1に垂直な方向Yから見て、ピン24の本体部23D側の他端と、筒状部材53の中空部分から突き出ている柱状部材53aの端部とが重なり、これらが当接する状態となる。
図10に示す状態では、ピン24の他端が柱状部材53aの端部よりも紙面手前側に位置している。そのため、スライド部材51の突起部51aが、凸部5baにある状態から、凸部5baの外側に移動された場合でも、第一回動部材2に支持されているピン24と柱状部材53aとの当接によって、第一回動部材2が回動できなくなる。これにより、上述した特定の回動状態における第一回動部材2の回動が規制されるようになっている。
また、プロジェクタ100Aは、第一設置形態において、第一回動部材2が90度回転位置と180度回転位置にある場合には、押圧部材34がピン24に接触したとしても、ピン24の他端は柱状部材53aに当接することはない。また、第一設置形態において第一回動部材2が0度回転位置にある場合には、押圧部材34がピン24に接触しない範囲であれば、第一回動部材2を回動させることができる。このように、図9に示す特定の回動状態以外の回動状態においては、第一回動部材2と第二回動部材3をそれぞれ規制なく自由に回動させることができる。
また、プロジェクタ100Aは、第二設置形態(方向X2が鉛直方向となる設置形態)においては、図12〜図14に示すように、柱状部材53aが自重によって方向X2側に移動した状態になる。そして、押圧部材34によってピン24の一端が押圧されている状態(図13)と、押圧部材34によってピン24の一端が押圧されていない状態(図14)のいずれの状態においても、方向Yから見て、ピン24の本体部23D側の他端と、柱状部材53aの端部とが重なることはない。したがって、プロジェクタ100Aは、第二設置形態においては、第一回動部材2と第二回動部材3をそれぞれ規制なく自由に回動させることができる。
以上のプロジェクタ100Aにおいては、ピン24が移動部材を構成し、ピン24が押圧部材34によって押圧された状態におけるピン24の位置が第一回動部材2の回動を規制するための規制位置となる。また、柱状部材53aが当接部材を構成する。また、押圧部材34が、第一回動部材2及び第二回動部材3が特定の回動状態となった場合に、ピン24を規制位置に固定する規制解除制限部を構成する。また、ピン24と押圧部材34により第一回動部材2の回動を規制するための規制機構が構成される。
プロジェクタ100Aによれば、電気的な駆動を必要とせずに、第一設置形態における特定の回動状態において、第一回動部材2の回動を規制することができる。このため、プロジェクタ100Aの小型化、軽量化、低コスト化を実現することができる。
また、プロジェクタ100Aによれば、第二設置形態である場合、又は、第一設置形態であっても第一回動部材2及び第二回動部材3が特定の回動状態になっていない場合には、第一回動部材2を自由に回転させることができる。このため、投影方向を様々な方向に自由に変えることができ、設置スペースに余裕がない場所であっても、画像の投影を良好に行うことができる。
なお、プロジェクタ100Aは、第一設置形態においてのみ使用可能なものであってもよい。このようにした場合には、柱状部材53aは、筒状部材53の中空部分に、図9及び図10に示した位置にて固定される構成であってもよい。
図15は、図1に示すプロジェクタ100の第二変形例であるプロジェクタ100Bの外観構成を示す斜視図である。図16は、図15に示すプロジェクタ100Bにおける範囲Iの拡大図である。図17は、図16に示す方向AAから見た平面模式図である。図18は、図16に示すプロジェクタ100Bにおいて第二回動部材3が左回りに90度回転した状態を示す図である。図19は、図15に示すプロジェクタ100Bの第二設置形態を示す外観斜視図である。図20は、図19に示すプロジェクタ100Bの範囲Jの拡大図である。図21は、図20に示すプロジェクタ100Bにおいてスライド部材51が規制解除位置に移動された状態を示す図である。
図15〜図21に示すプロジェクタ100Bは、プロジェクタ100Aにおいて、フランジ部23B、ピン24、及び押圧部材34が削除され、第二回動部材3の端部3Bの内周側に、第一回動部材2の円筒部23Aが配置された構成である。また、プロジェクタ100Bは、プロジェクタ100Aにおいて、筒状部材53及び突出部52が削除され、支持部材1baに形成されたスリット1bsの形状が変更されたものである。また、スリット1bs内に配置される部材の構成がプロジェクタ100Aに対し変更されている。
プロジェクタ100Bにおける第二回動部材3の端部3Bの第一回動部材2側の端部には、図15に示した特定の回動状態においてスリット1bsと対向する位置に、押圧部材34Aが設けられている。
図17に示すように、プロジェクタ100Bでは、スリット1bs内に移動自在に配置されたスライド部材51の方向X1側の先端には、方向X1に延びる棒状部材51bが追加されている。また、スリット1bs内には、スライド部材51の方向X1側の隣に転動体54が配置されている。更に、スリット1bs内には、転動体54の方向X1側の隣に、図15に示した特定の回動状態において第二回動部材3の押圧部材34Aによって直接押圧されるフランジ付且つ円柱状の被押圧部材55が形成されている。
被押圧部材55は、バネ56によって方向X1に向けて付勢されている。したがって、被押圧部材55が押圧部材34Aによって方向X2に押圧されていない状態(図18参照)では、被押圧部材55は図17の状態よりも方向X1側に移動し、被押圧部材55と転動体54の間には隙間が生じる。したがって、この状態では、図18に示したように、スライド部材51を方向X1に移動させて、第一回動部材2の回動を規制する規制位置(凸部5ba内)から、第一回動部材2の回動の規制を解除する規制解除位置(凸部5baよりも方向X1側の位置)に移動させることができる。
一方、被押圧部材55が押圧部材34Aによって方向X2に押圧されている図16の状態では、スライド部材51は、突起部51aが凸部5ba内にある状態から移動できないように構成されている。したがって、この状態では、スライド部材51が第一回動部材2の回動を規制する規制位置(凸部5ba内)に固定されて、規制を解除できない状態となる。
なお、支持部材1baには、図19に示す第二設置形態において、被押圧部材55とスライド部材51との間の転動体54を、この間から退避させるための図示省略の退避孔が形成されている。転動体54は、第一設置形態においては、この退避孔から被押圧部材55とスライド部材51との間に挿入され、第二設置形態においては、被押圧部材55とスライド部材51との間から退避孔内に退避される。
したがって、第二設置形態においては、図20及び図21に示すように、第二回動部材3の押圧部材34Aが被押圧部材55を押圧している場合でも、転動体54が退避された分、スライド部材51は規制位置と規制解除位置との間を移動可能となる。
以上のように、プロジェクタ100Bによれば、第一設置形態における特定の回動状態においては、スライド部材51が規制位置に固定されて第一回動部材2の回動の規制の解除が制限される。このため、図15の状態から第一回動部材2が紙面奥側に90度回動されてレンズ35が筐体1の設置部分に衝突するのを防ぐことができる。
また、プロジェクタ100Bによれば、第二設置形態においては、スライド部材51によって第一回動部材2の回動を規制したり、その規制を解除したりを自由に行うことができる。したがって、画像を投影する方向を様々な方向に変えられると共に、スライド部材51を規制位置に移動させることで、投影方向を容易に固定することができる。
プロジェクタ100Bにおいては、被押圧部材55が押圧部材34Aによって直接押圧される第一部材を構成する。また、転動体54が、押圧部材34Aから被押圧部材55に加わる押圧力をスライド部材51に伝達するための第二部材を構成する。また、スライド部材51が、第一回動部材2の回動を規制するための第三部材を構成する。また、被押圧部材55、転動体54、及びスライド部材51によって、方向X1及び方向X2に移動自在、且つ、円筒部1bに支持された移動部材が構成される。また、押圧部材34Aによって規制解除制限部が構成される。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
画像データに基づいて光を空間変調する光変調素子を有し、空間変調された光を投影面に投影する投影装置であって、
本体部と、
上記本体部によって回動自在に支持され、上記空間変調された光を上記投影面に投影するための投影光学系を含む光学ユニットと、を備え、
上記光学ユニットは、上記本体部に対して回動自在に支持された第一回動部材と、上記第一回動部材に対して回動自在に支持された第二回動部材と、を含み、
上記第一回動部材の回動と上記第二回動部材の回動の少なくとも一方を規制するための規制機構を備え、
上記規制機構は、上記回動を規制する規制位置と上記回動の規制を解除する規制解除位置との間で移動自在な移動部材と、上記第一回動部材及び上記第二回動部材が予め決められた特定の回動状態となった場合に、上記移動部材を上記規制位置に固定する規制解除制限部と、を備える投影装置。
(2)
(1)記載の投影装置であって、
上記第二回動部材の上記投影面側の端部には、上記投影光学系の光学部材が設けられ、
上記特定の回動状態は、上記第一回動部材を回動させることによって、上記本体部が設置されている部分と対向する上記本体部の面側に上記光学部材が向く状態である投影装置。
(3)
(1)又は(2)記載の投影装置であって、
上記第一回動部材の回動軸と上記第二回動部材の回動軸は直交している投影装置。
この構成によれば、投影方向を多様に変化させられるため、投影面側の光学部材が障害物に当たる可能性が高まる。そのため、この光学部材の損傷を防ぐ効果を顕著に得ることができる。
(4)
(1)から(3)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記第一回動部材は、上記本体部から出射されて第一方向に進む光を上記第一方向に垂直な第二方向に反射する第一反射部材を含み、且つ上記第一方向に延びる回動軸の回りに回動自在な状態にて上記本体部によって支持され、
上記第二回動部材は、上記第一反射部材を反射して上記第二方向に進む光を上記第二方向に垂直な第三方向に反射する第二反射部材を含み、且つ上記第二方向に延びる回動軸の回りに回動自在な状態にて上記第一回動部材によって支持され、
上記移動部材は、上記第一回動部材の回動を規制する上記規制位置と上記第一回動部材の回動の規制を解除する上記規制解除位置との間で移動自在であり、
上記特定の回動状態は、上記第一方向が鉛直方向に垂直となる上記本体部の第一設置形態にて、上記第二方向が鉛直方向の反対方向となり、且つ、上記第三方向が上記第一方向及び上記第二方向に垂直となる状態である投影装置。
(5)
(4)記載の投影装置であって、
上記移動部材を電気的に駆動する駆動部と、
上記第一回動部材の回動位置を検出する第一センサと、
上記第二回動部材の回動位置を検出する第二センサと、
上記第一センサと上記第二センサの検出情報に基づいて上記特定の回動状態か否かを判定する回動状態判定部と、を備え、
上記駆動部は、上記特定の回動状態であると判定された場合には、上記移動部材を上記規制位置に移動させ、上記特定の回動状態ではないと判定された場合には、上記移動部材を上記規制解除位置に移動させ、
上記駆動部によって上記規制解除制限部が構成される投影装置。
(6)
(5)記載の投影装置であって、
上記本体部の姿勢を検出する姿勢センサと、
上記本体部の設置形態が、上記第一設置形態と、上記第一方向が鉛直方向の反対方向となる第二設置形態とのどちらであるかを、上記姿勢センサの検出情報に基づいて判定する設置形態判定部と、を備え、
上記駆動部は、上記第二設置形態であると判定された場合には、上記移動部材を上記規制解除位置に移動させる投影装置。
(7)
(4)記載の投影装置であって、
上記移動部材は、上記第二方向と上記第二方向の反対方向に移動自在であり、且つ、上記第一回動部材に支持された柱状の部材であり、
上記第二回動部材は、上記特定の回動状態において上記移動部材の一端を上記第二方向の上記反対方向に押圧して上記移動部材を上記規制位置に移動させる押圧部材を有し、
上記第一設置形態且つ上記規制位置に上記移動部材がある状態にて上記移動部材と当接する、上記本体部に支持された当接部材を備え、
上記当接部材と上記移動部材の接触によって上記第一回動部材の回動が規制され、
上記押圧部材により上記規制解除制限部が構成される投影装置。
(8)
(7)記載の投影装置であって、
上記本体部に固定された筒状部材を備え、
上記当接部材は、上記筒状部材の中空部に挿入され且つ上記中空部内を移動可能な部材であり、
上記部材は、上記第一設置形態においては、上記第一方向及び上記第二方向に垂直な方向から見て上記移動部材の上記一端の移動経路と重なる位置まで移動し、上記第一方向が鉛直方向の反対方向となる上記本体部の第二設置形態においては、上記移動経路と重ならない位置に移動した状態にある投影装置。
(9)
(4)記載の投影装置であって、
上記移動部材は、上記第一方向と上記第一方向の反対方向に移動自在、且つ、上記本体部に支持された部材であり、
上記第二回動部材は、上記特定の回動状態において上記移動部材の一端を上記第一方向の上記反対方向に押圧して上記移動部材を上記規制位置に移動させる押圧部材を有し、
上記押圧部材により上記移動部材が押圧されている状態では、上記押圧部材によって上記移動部材の上記第一方向への移動が制限され、
上記押圧部材により上記規制解除制限部が構成される投影装置。
(10)
(9)記載の投影装置であって、
上記移動部材は、第一部材と第二部材と第三部材により構成され、
上記第一部材は、上記特定の回動状態において上記押圧部材によって直接押圧される部材であり、
上記第二部材は、上記特定の回動状態において上記第一部材に加わる押圧力を上記第三部材に伝達するための部材であり、
上記第三部材は、上記第一回動部材の回動を規制するための突起部を有する部材であり、
上記第一設置形態においては、上記第一部材と上記第三部材の間に上記第二部材が挿入され、
上記第一方向が鉛直方向の反対方向となる上記本体部の第二設置形態においては、上記第一部材と上記第三部材の間から上記第二部材が退避される投影装置。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、本出願は、2018年07月27日出願の日本特許出願(特願2018−141573)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
本発明によれば、投影方向を多様に変化させることができ、且つ投影光学系の損傷を防ぐことのできる投影装置を提供することができる。
100、100A、100B プロジェクタ
1 筐体
Sa,Sb 面
1A 筒状部材
1a フランジ部
1b 円筒部
1k 開口
1c 突起
2 第一回動部材
2a,2b 開口
2A 中空部
21 第一の光学系
22 第一反射部材
3 第二回動部材
3a,3b 開口
3A 中空部
31 第二の光学系
32 第二反射部材
33 第三の光学系
35 レンズ
4、5 回転機構
5A 回転部材
5T、5Ba、5Ca 溝部
5B,5C 移動部材
5D 駆動部
6 光学ユニット
11 光源ユニット
41r R光源
41g G光源
41b B光源
42r、42g、42b コリメータレンズ
43 ダイクロイックプリズム
12 光変調ユニット
12a 光変調素子
7 第一センサ
8 第二センサ
9 姿勢センサ
10 制御部
10A 回動状態判定部
10B 設置形態判定部
10C 駆動制御部
G,H,I,J 範囲
3B 端部
23A 円筒部
23B フランジ部
23D 本体部
24 ピン
34 押圧部材
1ba 支持部材
1bs スリット
5a 回転部材
5b スリット
5ba、5bb 凸部
51 スライド部材
51a 突起部
52 突出部
53 筒状部材
53a 柱状部材
51b 棒状部材
54 転動体
55 被押圧部材
56 バネ
34A 押圧部材

Claims (10)

  1. 画像データに基づいて光を空間変調する光変調素子を有し、空間変調された光を投影面に投影する投影装置であって、
    本体部と、
    前記本体部によって回動自在に支持され、前記空間変調された光を前記投影面に投影するための投影光学系を含む光学ユニットと、を備え、
    前記光学ユニットは、前記本体部に対して回動自在に支持された第一回動部材と、前記第一回動部材に対して回動自在に支持された第二回動部材と、を含み、
    前記第一回動部材の回動と前記第二回動部材の回動の少なくとも一方を規制するための規制機構を備え、
    前記規制機構は、前記回動を規制する規制位置と前記回動の規制を解除する規制解除位置との間で移動自在な移動部材と、前記第一回動部材及び前記第二回動部材が予め決められた特定の回動状態となった場合に、前記移動部材を前記規制位置に固定する規制解除制限部と、を備える投影装置。
  2. 請求項1記載の投影装置であって、
    前記第二回動部材の前記投影面側の端部には、前記投影光学系の光学部材が設けられ、
    前記特定の回動状態は、前記第一回動部材を回動させることによって、前記本体部が設置されている部分と対向する前記本体部の面側に前記光学部材が向く状態である投影装置。
  3. 請求項1又は2記載の投影装置であって、
    前記第一回動部材の回動軸と前記第二回動部材の回動軸は直交している投影装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記第一回動部材は、前記本体部から出射されて第一方向に進む光を前記第一方向に垂直な第二方向に反射する第一反射部材を含み、且つ前記第一方向に延びる回動軸の回りに回動自在な状態にて前記本体部によって支持され、
    前記第二回動部材は、前記第一反射部材を反射して前記第二方向に進む光を前記第二方向に垂直な第三方向に反射する第二反射部材を含み、且つ前記第二方向に延びる回動軸の回りに回動自在な状態にて前記第一回動部材によって支持され、
    前記移動部材は、前記第一回動部材の回動を規制する前記規制位置と前記第一回動部材の回動の規制を解除する前記規制解除位置との間で移動自在であり、
    前記特定の回動状態は、前記第一方向が鉛直方向に垂直となる前記本体部の第一設置形態にて、前記第二方向が鉛直方向の反対方向となり、且つ、前記第三方向が前記第一方向及び前記第二方向に垂直となる状態である投影装置。
  5. 請求項4記載の投影装置であって、
    前記移動部材を電気的に駆動する駆動部と、
    前記第一回動部材の回動位置を検出する第一センサと、
    前記第二回動部材の回動位置を検出する第二センサと、
    前記第一センサと前記第二センサの検出情報に基づいて前記特定の回動状態か否かを判定する回動状態判定部と、を備え、
    前記駆動部は、前記特定の回動状態であると判定された場合には、前記移動部材を前記規制位置に移動させ、前記特定の回動状態ではないと判定された場合には、前記移動部材を前記規制解除位置に移動させ、
    前記駆動部によって前記規制解除制限部が構成される投影装置。
  6. 請求項5記載の投影装置であって、
    前記本体部の姿勢を検出する姿勢センサと、
    前記本体部の設置形態が、前記第一設置形態と、前記第一方向が鉛直方向の反対方向となる第二設置形態とのどちらであるかを、前記姿勢センサの検出情報に基づいて判定する設置形態判定部と、を備え、
    前記駆動部は、前記第二設置形態であると判定された場合には、前記移動部材を前記規制解除位置に移動させる投影装置。
  7. 請求項4記載の投影装置であって、
    前記移動部材は、前記第二方向と前記第二方向の反対方向に移動自在であり、且つ、前記第一回動部材に支持された柱状の部材であり、
    前記第二回動部材は、前記特定の回動状態において前記移動部材の一端を前記第二方向の前記反対方向に押圧して前記移動部材を前記規制位置に移動させる押圧部材を有し、
    前記第一設置形態且つ前記規制位置に前記移動部材がある状態にて前記移動部材と当接する、前記本体部に支持された当接部材を備え、
    前記当接部材と前記移動部材の接触によって前記第一回動部材の回動が規制され、
    前記押圧部材により前記規制解除制限部が構成される投影装置。
  8. 請求項7記載の投影装置であって、
    前記本体部に固定された筒状部材を備え、
    前記当接部材は、前記筒状部材の中空部に挿入され且つ前記中空部内を移動可能な部材であり、
    前記部材は、前記第一設置形態においては、前記第一方向及び前記第二方向に垂直な方向から見て前記移動部材の前記一端の移動経路と重なる位置まで移動し、前記第一方向が鉛直方向の反対方向となる前記本体部の第二設置形態においては、前記移動経路と重ならない位置に移動した状態にある投影装置。
  9. 請求項4記載の投影装置であって、
    前記移動部材は、前記第一方向と前記第一方向の反対方向に移動自在、且つ、前記本体部に支持された部材であり、
    前記第二回動部材は、前記特定の回動状態において前記移動部材の一端を前記第一方向の前記反対方向に押圧して前記移動部材を前記規制位置に移動させる押圧部材を有し、
    前記押圧部材により前記移動部材が押圧されている状態では、前記押圧部材によって前記移動部材の前記第一方向への移動が制限され、
    前記押圧部材により前記規制解除制限部が構成される投影装置。
  10. 請求項9記載の投影装置であって、
    前記移動部材は、第一部材と第二部材と第三部材により構成され、
    前記第一部材は、前記特定の回動状態において前記押圧部材によって直接押圧される部材であり、
    前記第二部材は、前記特定の回動状態において前記第一部材に加わる押圧力を前記第三部材に伝達するための部材であり、
    前記第三部材は、前記第一回動部材の回動を規制するための突起部を有する部材であり、
    前記第一設置形態においては、前記第一部材と前記第三部材の間に前記第二部材が挿入され、
    前記第一方向が鉛直方向の反対方向となる前記本体部の第二設置形態においては、前記第一部材と前記第三部材の間から前記第二部材が退避される投影装置。
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