JP2014071192A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レンズシフト機構は、可動部、駆動部、切替機構7、および伝達部を備える。切替機構7は、駆動部に噛合する第1歯車71と、伝達部に噛合する第2歯車72と、切替部材73と、切替部材73を第2歯車72側に付勢するコイルバネ74と、を備える。第2歯車72は、第1歯部72Gを有し、切替部材73は、コイルバネ74の付勢力により第1歯部72Gに噛合する第2歯部73Gを有している。切替機構は、可動部の移動可能範囲において、駆動力を第1歯車71から第2歯車72に伝達させ、可動部が移動可能範囲の限界に達して駆動力が発生されたときに、切替部材73がコイルバネ74の付勢力に抗して第2歯車72から離間する方向に移動し、駆動力を第1歯車71から第2歯車72に伝達させないように構成されている。
【選択図】図5
Description
また、投写レンズが移動可能な限界の位置に達した際に、投写レンズを移動させる駆動力によって、レンズシフト機構等が破損しないように構成された技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
スリップ機構は、回転軸と、回転軸に相対回転できるように取り付けられた伝達ギアと、回転軸と一体回転するように取り付けられた回転プレートと、回転プレートを伝達ギアに対して押圧する付勢手段とを備える。伝達ギアおよび回転プレートは、互いに当接する当接面を有し、この当接面は、回転軸の中心軸線を中心とする円錐面をなしている。
そして、駆動手段からの駆動力は、回転プレートに伝達される。そして、可動ユニットの移動範囲内においては、回転プレートに伝達された駆動力は、伝達ギアから駆動ギアに伝達されて可動ユニットを移動させる。一方、可動ユニットがストッパーに当接して移動範囲の限界に達すると、駆動ギアが回転しなくなるため、回転プレートに所定以上の駆動力が伝達される場合には、回転プレートと伝達ギアとの間にスリップが生じる。このように、スリップ機構は、可動ユニットがストッパーに当接して移動範囲の限界に達して駆動力が発せられた場合に、回転プレートを回転させるが、伝達ギアが回転しない状態とし、レンズシフト機構に過大な負荷がかかることを防止している。
すなわち、切替機構における切替部材は、回転方向において第1歯車に係合しているので、第1歯車と共に回転する。そして、付勢部に付勢されている切替部材は、可動部の移動可能範囲内において、第2歯部が第1歯部に噛合する状態を維持して、駆動部からの駆動力を第1歯車から第2歯車、あるいは第2歯車から第1歯車に伝達させる。つまり、切替機構は、伝達状態となり、レンズシフト機構は、駆動部に駆動力が発せられると、その駆動力を切替機構から伝達部に順次伝達させて可動部、すなわち投写レンズを移動させる。
一方、可動部が移動規制状態になると、伝達部および伝達部に噛合している第1歯車および第2歯車のいずれか一方は、可動部の移動が規制されている方向(規制方向)に対応する方向の回転が規制されることとなる。この移動規制状態で、駆動部に規制方向に対応する方向の駆動力が加えられると、その駆動力は、第1歯車および第2歯車のいずれか他方から切替部材に伝達される。そして、駆動力が伝達された切替部材(第2歯部)は、付勢部の付勢力に抗して第2歯車(第1歯部)に対し離間する方向に移動し、第1歯車あるいは第2歯車は空回りすることとなる。つまり、切替機構は、駆動部の駆動力を伝達部に伝達させない非伝達状態となる。
このように、レンズシフト機構は、伝達状態と非伝達状態とを切り替え可能とする切替機構を備えているので、可動部の移動可能範囲内において駆動部の駆動力を確実に可動部に伝達させ、可動部の移動規制状態で駆動部からの駆動力を可動部に伝達させないようにすることができる。これによって、可動部の移動規制状態で、駆動部に規制方向に対応する方向の駆動力が発生された場合であっても、可動部にはその駆動力が伝達されないので、レンズシフト機構を構成する部材等の破損を防止することができる。
また、切替機構は、スリップ機構による構成に比べ、付勢部の付勢力が小さくとも可動部の移動可能範囲内において、駆動部の駆動力を確実に可動部に伝達させることが可能となる。
よって、小型化、軽量化を図ると共に製造が容易な切替機構を備えるレンズシフト機構が可能となる。したがって、大型化や重量化を抑制し、製造の簡素化を図ってこのレンズシフト機構を備えるプロジェクターの提供が可能となる。
また、切替機構は、第1歯車および第2歯車を備える構成なので、1つの歯車を備えたスリップ機構に比べて駆動部や伝達部に対する減速比やトルクの設定自由度の向上が図れる。
また、第1歯車は、突出部がダイアルと反対側に位置するように配置されているので、プロジェクターの外装筐体からダイアルを露出させ、突出部を外装筐体内に収納させることが容易に可能となる。よって、レンズシフト機構の操作性を向上させると共に、切替機構を効率よく外装筐体に収納し、デザイン性の向上を図ったプロジェクターの提供が可能となる。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31および投写レンズ36を有する光学ユニット3を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置、光学ユニット3等を冷却する冷却装置等が配置されている。
外装筐体2は、合成樹脂製であり、図2に示すように、外装筐体2の上部を形成するアッパーケース21、下部を形成するロアーケース(図示省略)、および前部を形成するフロントケース22等を備えており、これらは、ネジ等により固定されている。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光束を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、ヘッド体37、投写レンズ36、レンズシフト機構5、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
各電気光学装置40は、入射側偏光板42、光変調装置としての液晶ライトバルブ43、および射出側偏光板44を備え、各色光を画像情報に応じて変調する。
レンズシフト機構5は、詳細な構成は後で説明するが、ダイアル61,161が手動操作によって回転されることにより、投写レンズ36を光軸36jに直交する面内で移動させる。
ここで、レンズシフト機構5について詳細に説明する。
レンズシフト機構5は、図3に示すように、第1可動部51、第2可動部(図示省略)、第1輪列機構53、および第2輪列機構54を備えている。
第1可動部51は、ダイアル61が回転操作されることにより、ヘッド体37に対し、投写レンズ36と共に光軸36jに直交する上下方向(±Z方向)に移動可能に構成されている。第1可動部51は、上方へ移動されると所定の位置でヘッド体37の上側規制部371に当接し、それ以上の上方への移動が規制され、下方へ移動されると所定の位置でヘッド体37の下側規制部372に当接し、それ以上の下方への移動が規制される。そして、第1可動部51は、上側規制部371と下側規制部372との間(上下移動可能範囲)で自在に移動可能に構成されている。
第1輪列機構53は、第1可動部51を上下方向に移動させる機構であり、図4に示すように、駆動部6、切替機構7、伝達部8、および支持部55(図3参照)を備えている。
ダイアル61は、図4に示すように、円錐形の上部が切断されたような形状を有し、上下方向に沿う回転中心軸を中心に回転可能に配置される。ダイアル61の上面には、凹部が設けられており、この凹部の中央部には、ユーザーが抓むことが可能なリブ611が形成されている。そして、ダイアル61の側面612には、ユーザーが操作する際の滑り止めのための凹凸が設けられている。
切替機構7は、図4に示すように、駆動部6の後方(−Y側)に配置されている。
切替機構7の構成については、後で詳細に説明するが、駆動部6の駆動歯車62に噛合する第1歯車71、および伝達部8に噛合する第2歯車72を備えている。そして、切替機構7は、第1可動部51が移動できる範囲において、駆動部6の駆動力を伝達部8に伝達させる状態(伝達状態)となり、第1可動部51が上側規制部371、下側規制部372に当接して移動が規制された際に、駆動部6の駆動力を伝達部8に伝達させない状態(非伝達状態)となるように構成されている。
リードスクリュー82は、外周にネジ溝が形成されており、一方の端部が歯車81の中央部に設けられた挿通孔に挿通され、歯車81とネジ溝との間、および他方の端部がヘッド体37に支持される。そして、歯車81およびリードスクリュー82は、上下方向に沿う回転中心軸を同軸として一体的に回転可能に配置される。
駆動部16は、駆動部6と共通の部材で構成され、ダイアル61および駆動歯車62と同形状のダイアル161および駆動歯車162を有している。
駆動部16は、ユーザーの手動操作によって、第2可動部を左右方向に移動させるための駆動力を発生する。駆動部16は、図3に示すように、レンズシフト機構5の−X側端部近傍の上側に配置される。
駆動歯車162は、駆動部6の駆動歯車62と同様に、ダイアル161の回転によってダイアル161と共に回転し、その回転を切替機構17に伝達する。
切替機構17は、図4に示すように、駆動部16の後方(−Y側)に配置されている。
切替機構17は、切替機構7と共通の部材で構成され、駆動部16の駆動歯車162に噛合する第1歯車171、および伝達部9に噛合する第2歯車172を備えている。そして、切替機構17は、第2可動部が移動できる範囲において、駆動部16の駆動力を伝達部9に伝達させる状態(伝達状態)となり、第2可動部が規制部(図示省略)に当接して移動が規制された際に、駆動部16の駆動力を伝達部9に伝達させない状態(非伝達状態)となるように構成されている。
歯車91は、切替機構17の第2歯車172に噛合するように構成されている。
積層歯車92は、歯車91に噛合する歯車921、および歯車921の回転中心軸を同軸とし、歯車921の下方に設けられたカサ歯車922を有している。
カサ歯車93の中央部には、挿通孔が設けられており、この挿通孔にリードスクリュー94の一方の端部が挿入され、カサ歯車93およびリードスクリュー94は、左右方向に沿う中心軸を同軸として一体的に回転可能に構成されている。
支持部56は、駆動部16、切替機構17、歯車91、および積層歯車92を支持し、ヘッド体37に取り付けられる。支持部56は、図3に示すように、上側支持部材56U、および上側支持部材56Uの下方に位置する下側支持部材56Dを備えている。
上側支持部材56Uおよび下側支持部材56Dは、板金からプレス加工等によって形成されており、ダイアル161は、上側支持部材56Uの上方に位置し、駆動歯車162、切替機構17、歯車91、および積層歯車92は、上側支持部材56Uと下側支持部材56Dとの間に位置するように支持される。
ダイアル161が回転されると、駆動歯車162、切替機構17、歯車91、積層歯車92、およびカサ歯車93を介してリードスクリュー94が回転し、リードスクリュー94に噛合されている牽引部材がダイアル161の回転方向に応じて移動する。その結果、第2可動部、つまり、第1可動部51を介して第2可動部に支持されている投写レンズ36は、左右方向に移動することとなる。本実施形態のレンズシフト機構5は、上方からみてダイアル161が時計回りに回転されると投写レンズ36が+X方向に移動し、ダイアル161が反時計回りに回転されると、投写レンズ36が−X方向に移動するように構成されている。
ここで、切替機構7,17について詳細に説明する。なお、ここでは、切替機構7に注目して説明する。
切替機構7は、図5に示すように、第1歯車71および第2歯車72に加え、切替部材73および付勢部としてのコイルバネ74を備えている。
突出部712は、回転中心軸7Jを中心とし、歯型形成部711の外径より小さな外径の円柱状に形成されている。
突出部712の中央部には、図6に示すように、コイルバネ74の圧縮方向における一部を露出させて収納する収納部713が設けられている。
第1歯車71は、図4に示すように、歯型形成部711に対してダイアル61が配置されている側と反対側に、突出部712が位置するように配置される。
歯型形成部721は、第1歯車71の歯型形成部711と同等の外径に形成されている。
突出部722は、図6に示すように、第1歯車71の案内部714と同等サイズの円筒状に形成されており、第2歯車72は、突出部722が案内部714と対向するように配置される。
第1歯部72Gは、回転中心軸7Jを中心とする円周上に等間隔で複数配設されている。
図7は、第2歯車72および切替部材73を模式的に示す部分断面図である。
第1歯部72Gは、回転中心軸7Jを中心として放射状に形成されており、回転中心軸7Jの方向において傾斜部を有する。より具体的には、第1歯部72Gは、円周方向に沿う断面は、図7に示すように、台形状に形成されている。
切替部材73は、図5(a)に示すように、円柱状のフランジ部731、およびフランジ部731の下側(−Z側)から突出する円筒部732を有している。
フランジ部731は、外径が歯型形成部721の外径より小さく、第2歯車72側の面には、第1歯部72Gと噛合可能な第2歯部73Gが形成されている。
ここで、切替機構7の動作について説明する。
切替機構7は、第1可動部51の上下移動可能範囲において、第1歯部72Gと第2歯部73Gとが噛合する状態を維持し、駆動部6の駆動力を第1歯車71から第2歯車72に伝達させる。つまり、切替機構7は、第1可動部51の上下移動可能範囲において、駆動部6の駆動力を伝達部8に伝達させる伝達状態となる。
具体的に、ダイアル61が一方向(上方から見て時計回り)に回転されると、その駆動力は、駆動歯車62を介して第1歯車71に伝達される。この駆動力は、回転方向において第1歯車71に係止されている切替部材73にも伝達される。
ダイアル61が他方向(上方から見て反時計回り)に回転されると、その駆動力は、同様に、第1可動部51に伝達され、第1可動部51および投写レンズ36は、下方に移動する。
具体的に、移動規制状態においては、リードスクリュー82および歯車81は、第1可動部51が規制されている方向(規制方向)に対応する方向の回転ができない状態となり、歯車81に噛合している第2歯車72も規制方向に対応する方向の回転ができない状態となる。
このように、切替機構7は、上下方向における第1可動部51の移動可能範囲において、駆動部6の駆動力を伝達部8に伝達させる伝達状態と、上下方向における第1可動部51の移動規制状態において、この駆動力を伝達部8に伝達させない非伝達状態とが切り替え可能に構成されている。
(1)レンズシフト機構5は、伝達状態と非伝達状態とを切り替え可能とする切替機構7,17を備えているので、第1可動部51、第2可動部の移動可能範囲内において駆動部6,16の駆動力を確実に第1可動部51、第2可動部に伝達させ、第1可動部51、第2可動部の移動可能範囲の限界で駆動部6,16からの駆動力を第1可動部51、第2可動部に伝達させないようにすることができる。これによって、第1可動部51、第2可動部が移動可能範囲の限界に移動された状態で、ダイアル61,161が規制方向に対応する方向に回転されても(駆動部6,16に駆動力が発生されても)、第1可動部51、第2可動部にはその駆動力が伝達されないので、第1可動部51、第2可動部や第1可動部51、第2可動部の移動を規制する部材、第1輪列機構53、第2輪列機構54を構成する部材等の破損を防止することができる。
また、切替機構7,17は、スリップ機構による構成に比べ、コイルバネ74の付勢力が小さくとも第1可動部51、第2可動部の移動可能範囲内において、駆動部6,16の駆動力を確実に第1可動部51、第2可動部に伝達させることが可能となる。
よって、小型化、軽量化を図ると共に製造が容易な切替機構7,17を備えるレンズシフト機構5が可能となる。したがって、大型化や重量化を抑制し、製造の簡素化を図ってこのレンズシフト機構5を備えるプロジェクター1の提供が可能となる。
また、ダイアル61,161を操作するユーザーに、第2歯部73Gが第1歯部72Gを越える際のクリック感等の感触を与えることが可能となり、第1可動部51、第2可動部が移動可能範囲の限界に達したことを容易にユーザーに認識させることが可能となる。
また、第1歯車71,171は、突出部712がダイアル61,161と反対側に位置するように配置されているので、外装筐体2からダイアル61,161を露出させ、突出部712を外装筐体2内に収納させることが容易に可能となる。よって、レンズシフト機構5の操作性を向上させると共に、切替機構7,17を効率よく外装筐体2に収納し、デザイン性の向上を図ったプロジェクター1の提供が可能となる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、第1歯車71,171が駆動部6,16に噛合し、第2歯車72,172が伝達部8,9に噛合するように構成されているが、第1歯車71,171が伝達部8,9に噛合し、第2歯車72,172が駆動部6,16に噛合するように構成してもよい。
Claims (5)
- 投写レンズ、および前記投写レンズを移動させるレンズシフト機構を備えたプロジェクターであって、
前記レンズシフト機構は、
前記投写レンズを支持し、前記投写レンズの光軸に直交する方向に移動可能な可動部と、
前記可動部を移動させる駆動力を発生する駆動部と、
前記駆動力を前記可動部に伝達可能とする状態と、前記駆動力を前記可動部に伝達させない状態とを切り替え可能な切替機構と、
前記切替機構にて伝達された前記駆動力を前記可動部に伝達する伝達部と、
を備え、
前記切替機構は、
前記駆動部および前記伝達部の一方に噛合する第1歯車と、
前記第1歯車と同じ回転中心軸を有し、前記駆動部および前記伝達部の他方に噛合する第2歯車と、
前記第1歯車と同じ回転中心軸を有し、前記第1歯車と前記第2歯車との間に前記回転中心軸方向に移動可能に配置され、前記第1歯車によって回転方向において係止される切替部材と、
前記切替部材を前記第2歯車側に付勢する付勢部と、
を備え、
前記第2歯車は、前記切替部材に対向する側に、前記回転中心軸を中心とする円周上に配設される第1歯部を有し、
前記切替部材は、前記付勢部の付勢力により前記第1歯部に噛合する第2歯部を有し、
前記切替機構は、
前記可動部の移動可能範囲において、前記第1歯部と前記第2歯部とが噛合する状態で前記第1歯車と前記第2歯車とがともに回転し、前記駆動力が前記第1歯車および前記第2歯車の一方から他方に伝達される伝達状態と、
前記移動可能範囲の限界に達して前記駆動力が発生されたときに、前記切替部材が前記駆動力により前記付勢部の付勢力に抗して前記第2歯車に対し離間する方向に移動することによって、前記駆動部に噛合する前記第1歯車および前記第2歯車の一方が回転し、前記伝達部に噛合する他方の回転が規制され、前記駆動力を前記第1歯車および前記第2歯車の一方から他方に伝達させない非伝達状態と、を有することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記駆動部は、手動操作されることによって駆動力を発生することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記駆動部は、回転操作されるダイアル、および前記ダイアルの回転中心軸を同軸とする駆動歯車を有し、
前記第1歯車は、前記駆動歯車および前記伝達部のいずれか一方に噛合する歯型が形成された歯型形成部、および前記歯型形成部から突出し、前記付勢部を収納する収納部が設けられた突出部を有し、
前記第1歯車は、前記歯型形成部に対して前記ダイアルが配置されている側と反対側に、前記突出部が位置するように配置されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第1歯部および前記第2歯部は、互いが噛合する面が平面で形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第1歯部および前記第2歯部は、前記回転中心軸方向において互いに噛合する傾斜部を有することを特徴とするプロジェクター。
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