JPWO2020017549A1 - 除湿乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

除湿乾燥ユニットの下ケース部材(100)は、通気経路の一部であって、蒸発器(40)および凝縮器(20)が配置される第2小室(120)と、第2小室(120)とは仕切り壁(101)によって区分される第4小室(140)とを有している。第4小室(140)には、仕切り壁(101)と接するように配置され、その上面が仕切り壁(101)に向かう方向に沿って低くなるような傾斜面となっている勾配部(141)が設けられている。勾配部(141)の上面は、仕切り壁(101)上の側板の下端よりも低い位置、または仕切り壁(101)の上端よりも高い位置に存在し、側板(60)の下端と勾配部(141)の上面と間には細長い形状の隙間(103)が形成されている。

Description

本発明は、乾燥空気を生成する除湿乾燥ユニットおよびそれを用いた洗濯乾燥機に関する。
従来、洗濯機能と乾燥機能との両方を備えた洗濯乾燥機が製品化されている。このような洗濯乾燥機は、洗濯槽に乾燥空気を送り込み、洗濯および脱水の終了した洗濯物を乾燥させるようになっている。このため、洗濯乾燥機は、乾燥空気を生成するための除湿乾燥ユニットを備えている。
従来の除湿乾燥ユニットは、空気吸入口および空気排出口を有するケース内に冷凍サイクルの構成要素を格納した構造を有している。このような従来の除湿乾燥ユニットの構成を図8〜図11を参照して説明する。尚、冷凍サイクルを格納するケースは、通常、上ケース部材と下ケース部材とによって構成されるが、図8および図9では上ケース部材の図示を省略し、下ケース部材に冷凍サイクルの各構成要素を配置した状態を図示している。図8は除湿乾燥ユニットを斜め上方から見た斜視図であり、図9はその平面図である。また、図10は下ケース部材を斜め上方から見た斜視図であり、図11はその平面図である。
図8および図9に示すように、従来の除湿乾燥ユニットでは、下ケース部材500の上に、冷凍サイクルの各構成要素、すなわち、圧縮機10、凝縮器20、膨張弁30および蒸発器40が固定配置されている。また、これらの構成要素は、冷媒を循環させる冷媒管50によって接続されている。
このような除湿乾燥ユニットの内部では、空気吸入口から空気排出口へとつながる通気経路が形成され、この通気経路内には、凝縮器20および蒸発器40が配置され、これらの配置順序は、空気の流れ方向に沿って蒸発器40が上流側、凝縮器20が下流側である。蒸発器40は、空気吸入口から取り入れられる空気を冷却し、空気内の水分を結露させて取り除く。水分を除かれた空気は、凝縮器20において温められ、乾燥空気となって空気排出口から排出される。除湿乾燥ユニットによって生成される乾燥空気は、洗濯物の乾燥に使用される。
下ケース部材500は、図10および図11に示すように、外壁および内部の仕切り壁によって複数の小室に区分されている。具体的には、下ケース部材500は、第1小室110、第2小室120、第3小室130、第4小室140、および第5小室150を有している。
第1小室110は、空気吸入口に繋がっており、空気吸入口から取り入れられる空気が最初に入る小室である。尚、図8〜図11に示す例では、空気吸入口は上ケース部材側に設けられるものであり図示されていない。第2小室120は、その上方に凝縮器20および蒸発器40が配置される小室である。第3小室130は、空気排出口に繋がっており、乾燥空気を空気排出口から外部に排出する小室である。尚、図8〜図11に示す例では、空気排出口は上ケース部材と下ケース部材500とに跨って設けられるものであり、空気排出口の下半分のみが図示されている。また、第4小室140には膨張弁30が配置され、第5小室には圧縮機10が配置されている。
第1小室110、第2小室120および第3小室130は、ほぼ一直線に連なっており、これらの小室によって通気経路が形成されている。すなわち、通気経路を流れる空気が第2小室120を通過する時に、凝縮器20および蒸発器40の除湿乾燥作用によって乾燥空気が得られるようになっている。
凝縮器20および蒸発器40は、図8および図9に示すように、2枚の側板60,60の間に冷媒管50を蛇行して配置した熱交換器である。2枚の側板60,60は、凝縮器20および蒸発器40において共通化することができる。凝縮器20では圧縮機10から膨張弁30へ流れる高温冷媒が冷媒管50に通され、蒸発器40では膨張弁30から圧縮機10へ流れる低温冷媒が冷媒管50に通される。
また、第2小室120と第4小室140との間には仕切り壁101が設けられており、凝縮器20および蒸発器40における一方の側板60(図8における右側の側板60)は、仕切り壁101の上に載せられている。これにより、第2小室120と第4小室140との間が仕切り壁101と側板60とによって遮断され、非連通とされている。
ここで、第2小室120と第4小室140との間を非連通とすることは、除湿乾燥ユニットにおける効率を高めるために重要である。すなわち、第2小室120と第4小室140との間が遮断されずに連通状態となっている場合、通気経路が第4小室140にまで拡がり、通気経路を通る空気の一部が第2小室120を通過せずに、第4小室140を経由して流れることが起こり得る。この時、第4小室140を経由して流れる空気は、凝縮器20および蒸発器40による除湿乾燥作用を十分に受けることなく、湿った空気のままで空気排出口から排出されるため、除湿乾燥ユニットの効率を低下させる。第2小室120と第4小室140との間を非連通とすれば、第4小室140を経由して空気が流れることを防止できる。
除湿乾燥ユニットを作動させる時、蒸発器40において結露した水分(結露水)は、重力によって下ケース部材500に落下する。具体的には、蒸発器40が配置される第2小室120の底部に結露水が落下する。第2小室120には排水孔102(図10参照)が設けられており、第2小室120に溜まった結露水は排水孔102に接続された排水ポンプ70(図8、図9参照)によって外部に排出できるようになっている。
一方で、蒸発器40による結露水は、第2小室120のみでなく、第4小室140においても発生する。これは、蒸発器40に含まれる冷媒管50は蛇行して配置されており、このように配置される冷媒管50の屈曲部は、側板60の外側、すなわち第4小室140に存在するためである。蒸発器40に含まれる冷媒管50の屈曲部においても低温冷媒は流れているため、この部分でも結露水は発生し、発生した結露水は第4小室140の底部に落下する。
第4小室140に溜まる結露水は、少量であれば圧縮機10の動作熱によって蒸発するが、蒸発しきれずに所定量以上の結露水が溜まった場合、その結露水は第4小室140に設けられた逆止弁71(図8参照)から外部に排出されるようになっている。しかしながら、逆止弁71から排出される結露水は、排水ポンプ70によって排出されるものでなく、除湿乾燥ユニットを備える洗濯乾燥機においては床上への水漏れとなってしまうため、逆止弁71から結露水が排出されることは極力避けなければならない。
これに対し、特許文献1には、通風経路と通風経路外の小室とを仕切る仕切り壁に溝状の排水路を設けた構成が開示されている。すなわち、通風経路外で発生した結露水を、上記排水路によって通風経路側に戻し、通風経路で発生する結露水と共に排水できる構成とされている。
特開2010−63694号公報
上記特許文献1の構成では、排水路を設けて通風経路と通風経路外の小室とを連通させることで、除湿乾燥ユニットにおける効率低下が生じる。これは、上述したように、通風経路外の小室を経由した空気の流れが発生し、このような空気の流れは通風経路内での十分な除湿乾燥作用を受けずに外部に排出されてしまうためである。特許文献1では、このような効率低下を最小限に抑えるため、排水路は鉛直方向に細長い溝形状とされている。
しかしながら、排水路を細長い溝形状とした場合、排水路が埃や錆などで詰まる虞がある。排水路が詰まると、当然ながら通風経路外で発生した結露水を通風経路側へ戻すことはできず、図8および図9に示す除湿乾燥ユニットと同様に、結露水による水漏れが発生する虞がある。つまり、特許文献1における構成では、結露水による水漏れを確実に防止できるとは言えない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、除湿乾燥の効率低下を抑制しながら、結露水による水漏れをより確実に防止できる除湿乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様である除湿乾燥ユニットは、空気吸入口および空気排出口を有するケース内に、圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器からなる冷凍サイクルを格納した除湿乾燥ユニットであって、前記ケースは、下ケース部材と上ケース部材とから構成されており、前記下ケース部材は、前記空気吸入口から前記空気排出口を結ぶ通気経路の一部であって、前記蒸発器および前記凝縮器が配置される通気経路内小室と、前記通気経路内小室とは仕切り壁によって区分される通気経路外小室とを有しており、前記蒸発器は、2枚の側板の間に冷媒管を蛇行して配置した熱交換器であり、前記側板の一方が前記仕切り壁の上に載せられるように配置されるものであり、通気経路外小室には、前記仕切り壁と接するように配置され、その上面が前記仕切り壁に向かう方向に沿って低くなるような傾斜面となっている勾配部が設けられており、前記勾配部の上面は、前記仕切り壁の上端よりも高い位置に存在し、前記側板の下端と前記勾配部の上面との間には細長い形状の隙間が形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、仕切り壁上の側板の下端と勾配部の上面との間に隙間が形成され、この隙間は略水平方向に細長い形状となる。通気経路外小室側で発生する結露水(蒸発器において側板の外側に存在する冷媒管により発生する結露水)は、勾配部および隙間によって通気経路内小室側に戻し、通気経路内小室で発生する結露水と共に排水することができる。隙間は、通気経路内小室と通気経路外小室とを連通させる開口となるため、この隙間の面積が大きくなると除湿乾燥ユニットにおける効率低下を招くことになるが、隙間は略水平方向に細長い形状であるため、その面積が抑えられ、除湿乾燥の効率低下を抑制することができる。また、隙間は略水平方向に細長い形状であるため、隙間の全体が埃や錆によって詰まることは起こりにくく、隙間の詰まりによる排水の不具合によって水漏れが発生することも回避でき、結露水による水漏れをより確実に防止することができる。
また、上記除湿乾燥ユニットでは、前記隙間は、前記蒸発器に隣接する領域のみに形成されており、前記凝縮器に隣接する領域には形成されていない構成とすることができる。
上記の構成によれば、蒸発器に隣接する領域の隙間から通気経路外小室に抜けた空気が、凝縮器に隣接する領域の隙間から通気経路内小室に戻るといった迂回経路が生じることを回避でき、このような迂回経路の発生による除湿乾燥ユニットにおける効率低下を抑制できる。
また、上記除湿乾燥ユニットでは、前記勾配部は、前記蒸発器に隣接する領域でのみ前記仕切り壁と接している構成とすることができる。
上記の構成によれば、前記勾配部による通気経路外小室の容積低下を最小限にすることができ、通気経路外小室内において膨張弁や冷媒管などの収容が容易となる。
また、上記除湿乾燥ユニットでは、前記勾配部の外縁部において、前記下ケース部材の外壁および前記仕切り壁の何れとも接触しない箇所に、前記勾配部の上面から上方に突設される外周リブが設けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、勾配部上に落下した結露水が、通気経路外小室の底部に流れ落ちることを防止することができる。
また、上記除湿乾燥ユニットでは、前記勾配部には、鉛直方向に深さを有する溝部が形成されており、前記溝部内には、前記圧縮機または前記膨張弁と接続された冷媒管の屈曲部分が配置されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、勾配部上に振動を逃がすために屈曲させた冷媒管を配置する場合において、溝部内に冷媒管を配置することで、鉛直方向における冷媒管の屈曲スペースを確保することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の第2の態様である洗濯乾燥機は、上記記載の除湿乾燥ユニットを備えていることを特徴としている。
本発明の除湿乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機は、通気経路外小室側で発生する結露水(蒸発器において側板の外側に存在する冷媒管により発生する結露水)を、勾配部および隙間によって通気経路内小室側に戻し、通気経路内小室で発生する結露水と共に排水することができる。この時、隙間は略水平方向に細長い形状であるため、その面積が抑えられ、除湿乾燥の効率低下を抑制することができると共に、隙間全体が埃や錆によって詰まることは起こりにくく、隙間の詰まりによる排水の不具合によって水漏れが発生することも回避でき、結露水による水漏れをより確実に防止することができるといった効果を奏する。
実施の形態1に係る除湿乾燥ユニットで用いられる下ケース部材の斜視図である。 図1に示す下ケース部材の平面図である。 (a),(b)は、実施の形態1に係る除湿乾燥ユニットにおいて、蒸発器に隣接する箇所での第2小室と第4小室との境界部分を示す断面図である。 実施の形態1に係る除湿乾燥ユニットの変形例であり、下ケース部材の斜視図である。 図4に示す下ケース部材の平面図である。 実施の形態2に係る除湿乾燥ユニットで用いられる下ケース部材の斜視図である。 図6に示す下ケース部材の平面図である。 除湿乾燥ユニットを示す図であり、下ケース部材に冷凍サイクルの各構成要素を配置した状態を示す斜視図である。 図8に示す除湿乾燥ユニットの平面図である。 従来の除湿乾燥ユニットで用いられる下ケース部材の斜視図である。 図10に示す下ケース部材の平面図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態1除湿乾燥ユニットは、図8および図9に示した除湿乾燥ユニットと類似した構成を有しており、下ケース部材の形状にのみ相違点を有している。このため、本実施の形態1では、図1および図2において下ケース部材100を示し、下ケース部材100における特徴点のみを説明する。図1は下ケース部材100を斜め上方から見た斜視図であり、図2はその平面図である。尚、図1および図2に示す下ケース部材100において、図10および図11に示した下ケース部材500と同様の構成については、同じ部材番号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態1に係る下ケース部材100は、第4小室140の形状が図10および図11に示した下ケース部材500とは異なっている。具体的には、下ケース部材100における第4小室140は、勾配部141を有している。勾配部141は、第2小室120と第4小室140との間の仕切り壁101に連続するように設けられており、その上面は仕切り壁101に向かう方向(図2中の矢印A方向)に沿って低くなるような傾斜面となっている。また、勾配部141の配置領域は、平面視において、蒸発器40に含まれる冷媒管50(側板60の外側に配置される冷媒管50の屈曲部:図8および図9参照)の存在領域を含むように形成されている。これにより、第4小室140で発生する結露水は、勾配部141上に落下する。尚、勾配部141において、下ケース部材100の外壁および仕切り壁101の何れとも接触しない外縁部には、勾配部141の上面から上方に突設される外周リブ141aが設けられている。外周リブ141aは、勾配部141上に落下した結露水が、第4小室140の底部に流れ落ちることを防止するものである。
図3(a),(b)は、蒸発器40に隣接する箇所での第2小室120と第4小室140との境界部分を示す断面図である。仕切り壁101は、蒸発器40に隣接する箇所(勾配部141と接する箇所)が、凝縮器20に隣接する箇所に比べて低くなっている(図1参照)。このため、仕切り壁101に蒸発器40の側板60が載せられた場合、側板60は仕切り壁101から浮いた状態となっている。また、図3(a)に示す例では、勾配部141の上面(仕切り壁101に接する辺での上面)は、側板60の下端よりも低い位置、かつ仕切り壁101の上端よりも高い位置に存在する。これにより、側板60の下端と勾配部141の上面と間には略水平方向に細長い形状の隙間103が生じ、勾配部141上に落下した結露水は隙間103を通って(図3(a)中の太線矢印で示す経路を通って)、第2小室120側へ流れ落ちる。また、図3(b)に示す例では、勾配部141の上面(仕切り壁101に接する辺での上面)は、側板60の下端よりも高い位置となっているが、側板60の下端と勾配部141の上面とを水平方向にも離間させることで、この間には略水平方向に細長い形状の隙間103が生じる。勾配部141上に落下した結露水は隙間103を通って(図3(b)中の太線矢印で示す経路を通って)、第2小室120側へ流れ落ちる。
このように、本実施の形態1に係る下ケース部材100を用いる除湿乾燥ユニットでは、第4小室140側で発生する結露水を、勾配部141および隙間103によって第2小室120側に戻し、第2小室120で発生する結露水と共に排水孔102から排水することができる。また、隙間103は、第2小室120と第4小室140とを連通させる開口となるため、この隙間103の面積が大きくなると除湿乾燥ユニットにおける効率低下を招くことになる。これに対しては、隙間103の高さ方向の寸法を小さくすることで隙間103の面積を抑え、除湿乾燥の効率低下を抑制することができる。
一方で、隙間103は略水平方向に細長い形状とすることができるため、隙間103の全体が埃や錆によって詰まることは起こりにくい。すなわち、隙間103の詰まりによる排水の不具合によって水漏れが発生することも回避でき、結露水による水漏れをより確実に防止することができる。
尚、図1および図2に示す構成では、勾配部141は仕切り壁101の全体に接するように形成されてはおらず、蒸発器40に隣接する箇所でのみ仕切り壁101に接するように形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、勾配部141は、少なくとも蒸発器40に隣接する箇所を含んで仕切り壁101に接するように形成されていればよい。例えば図4および図5に示すように、勾配部141は仕切り壁101の全体に接するように形成されていてもよい。
但し、勾配部141の形成領域では第4小室140の底部が底上げされるため、勾配部141の領域を大きくすれば、その分、第4小室140の容量は小さくなる。また、図10および図11に示すように、第4小室140には膨張弁30や、圧縮機10および膨張弁30と接続される冷媒管50も収容される。そのため、勾配部141の形成領域は図1および図2に示すような必要最小限の領域とし、第4小室140の容積を確保すれば、第4小室140内において膨張弁30や冷媒管50の収容が容易となり好ましい。
また、図4および図5に示す構成であっても、仕切り壁101において図3に示す隙間103が形成される領域は、仕切り壁101の全体とはせずに蒸発器40に隣接する領域のみとすることが好ましい。これは、隙間103が、凝縮器20に隣接する領域にまでかかると、蒸発器40に隣接する領域の隙間103から第4小室140に抜けた空気が、凝縮器20に隣接する領域の隙間103から第2小室120に戻るといった迂回経路が生じてしまい、除湿乾燥ユニットにおける効率を大きく低下させる虞があるためである。凝縮器20に隣接する領域に隙間103を形成しなければ、このような迂回経路の形成を回避でき、除湿乾燥ユニットにおける効率低下も抑制できる。
〔実施の形態2〕
図6および図7は、本実施の形態2に係る下ケース部材100を示す図であり、図6は下ケース部材100を斜め上方から見た斜視図であり、図7はその平面図である。
勾配部141が形成される第4小室140には、膨張弁30や圧縮機10および膨張弁30と接続される冷媒管50が収容されるため、第4小室140にはそのための収容スペースが必要である。また、特に圧縮機10や膨張弁30と接続されている冷媒管50は、圧縮機10において発生する振動が伝わるものであるため、この振動による破損などを防止する必要がある。具体的には、このような振動の伝わる冷媒管50は接続部材間で屈曲して配管され、屈曲部において振動による応力を逃がす構造とされている。また、限られたスペースで冷媒管50を屈曲して配管するために、冷媒管50は鉛直方向に屈曲させる構造とされている。
一方、勾配部141の形成領域では第4小室140の底部が底上げされるため、勾配部141上に振動を逃がすために屈曲させた冷媒管50を配置しようとする場合、十分な屈曲スペースが確保できない場合もある。本実施の形態2に係る下ケース部材100は、このような課題を解決するものであり、図6および図7に示すように、勾配部141に鉛直方向に深さを有する溝部142を設けている。
図6および図7に示す下ケース部材100を用いた除湿乾燥ユニットでは、勾配部141上に振動を逃がすために屈曲させた冷媒管50を配置する場合において、溝部142内に冷媒管50を配置することで、鉛直方向における冷媒管50の屈曲スペースを確保することができる。
〔実施の形態3〕
上記実施の形態1および2にて説明した除湿乾燥ユニットの好適な適用例としては、洗濯乾燥機が挙げられる。このような洗濯乾燥機は、洗濯物の乾燥用に除湿乾燥ユニットを搭載しており、除湿乾燥ユニットの空気排出口がダクトを介して洗濯槽に接続されている。また、ダクト内には、除湿乾燥ユニットにて生成される乾燥空気を洗濯槽に送るための送風ファンが配置されている。このような構造は、洗濯乾燥機においては公知の構成である。
但し、本発明の除湿乾燥ユニットの適用例はこれに限定されるものではなく、除湿機(床置き型の室内エアコンを含む)などにも適用可能である。このような除湿機において図10および図11に示す除湿乾燥ユニット(下ケース部材500を用いた除湿乾燥ユニット)を適用した場合、除湿乾燥ユニットにおいて生じる結露水は、排水孔102や逆止弁71から排出された後、貯水タンクに集められるようになっている。このため、除湿乾燥ユニットから貯水タンクへの排水経路は、排水孔102からの経路と逆止弁71からの経路との2つが必要であった。これに対して、下ケース部材100を用いた除湿乾燥ユニットを適用した場合には、除湿乾燥ユニットから貯水タンクへの排水経路は、排水孔102からの経路のみで良く、除湿機の構造を簡略化することができる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
〔援用の記載〕
本国際出願は、2018年7月20日に日本特許庁に出願された日本国特許出願第2018−136787号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2018−136787号の全内容を参照により本国際出願に援用する。
10 圧縮機
20 凝縮器
30 膨張弁
40 蒸発器
50 冷媒管
60 側板
70 排水ポンプ
71 逆止弁
100 下ケース部材
101 仕切り壁
102 排水孔
103 隙間
110 第1小室
120 第2小室(通気経路内小室)
130 第3小室
140 第4小室(通気経路外小室)
141 勾配部
141a 外周リブ
142 溝部
150 第5小室

Claims (6)

  1. 空気吸入口および空気排出口を有するケース内に、圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器からなる冷凍サイクルを格納した除湿乾燥ユニットであって、
    前記ケースは、下ケース部材と上ケース部材とから構成されており、
    前記下ケース部材は、
    前記空気吸入口から前記空気排出口を結ぶ通気経路の一部であって、前記蒸発器および前記凝縮器が配置される通気経路内小室と、
    前記通気経路内小室とは仕切り壁によって区分される通気経路外小室とを有しており、
    前記蒸発器は、2枚の側板の間に冷媒管を蛇行して配置した熱交換器であり、前記側板の一方が前記仕切り壁の上に載せられるように配置されるものであり、
    通気経路外小室には、前記仕切り壁と接するように配置され、その上面が前記仕切り壁に向かう方向に沿って低くなるような傾斜面となっている勾配部が設けられており、
    前記勾配部の上面は、前記仕切り壁の上端よりも高い位置に存在し、前記側板の下端と前記勾配部の上面との間には細長い形状の隙間が形成されていることを特徴とする除湿乾燥ユニット。
  2. 請求項1に記載の除湿乾燥ユニットであって、
    前記隙間は、前記蒸発器に隣接する領域のみに形成されており、前記凝縮器に隣接する領域には形成されていないことを特徴とする除湿乾燥ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の除湿乾燥ユニットであって、
    前記勾配部は、前記蒸発器に隣接する領域でのみ前記仕切り壁と接していることを特徴とする除湿乾燥ユニット。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の除湿乾燥ユニットであって、
    前記勾配部の外縁部において、前記下ケース部材の外壁および前記仕切り壁の何れとも接触しない箇所に、前記勾配部の上面から上方に突設される外周リブが設けられていることを特徴とする除湿乾燥ユニット。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の除湿乾燥ユニットであって、
    前記勾配部には、鉛直方向に深さを有する溝部が形成されており、
    前記溝部内には、前記圧縮機または前記膨張弁と接続された冷媒管の屈曲部分が配置されていることを特徴とする除湿乾燥ユニット。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の除湿乾燥ユニットを備えていることを特徴とする洗濯乾燥機。
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