JP2016073534A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】除湿水を貯留するドレンタンクにドレンポンプを備えたものにおいて、ドレンポンプに詰まりが発生することを極力防止する。【解決手段】乾燥対象の衣類を収容する乾燥室と、この乾燥室の外側において両端部が当該乾燥室内と連通するように設けられた循環風路と、乾燥室内の空気を循環風路を通して循環させる送風機と、循環風路内に設けられ乾燥運転時に衣類から奪った湿気を含む空気の除湿を行う除湿手段と、除湿手段により除湿した除湿水を貯留するドレンタンクと、このドレンタンク内に貯留された除湿水を排出するドレンポンプと、このドレンポンプの吸込み口付近に設けられ当該ドレンポンプが吸い込む除湿水中の異物を捕獲する第1のフィルタと、ドレンタンク内にあって第1のフィルタより上流側に設けられドレンタンク内に貯留された除湿水中の異物を捕獲する第2のフィルタと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
洗濯機能を備えた衣類乾燥機である洗濯乾燥機においては、ヒートポンプ機構を利用して衣類の乾燥を行うものが知られている。このような洗濯乾燥機においては、乾燥室として機能する水槽内に、衣類を収容する回転槽が回転可能に配設され、水槽の外側に、両端部が水槽内に連通するように設けられた循環風路を備えている。循環風路には、水槽内の空気を循環風路を通して循環させる送風機と、ヒートポンプ機構の凝縮器と蒸発器を配設している。乾燥運転時には、送風機と、ヒートポンプ機構の圧縮機を駆動させることで、凝縮器で加熱された温風が循環風路を通して水槽内、ひいては回転槽内の衣類に供給されて衣類が温められ、衣類から湿気を奪った空気は、水槽から循環風路側へ排出され、蒸発器において冷却除湿される。そして、除湿された空気は凝縮器において再び加熱され、温風として水槽内に供給される。これを繰り返すことで、回転槽内の衣類が乾燥される。このとき、蒸発器は、除湿手段として機能する。
このような構成の洗濯乾燥機においては、筐体内の下部に、蒸発器において除湿されることにより生成された除湿水を貯留するドレンタンクが設けられているとともに、ドレンタンクに貯留された除湿水を機外へ排出するための排水手段としてドレンポンプが設けられている。ドレンタンクに貯留される除湿水には、衣類から出たリントや衣類に付着した埃等の異物が入り込み、その異物でドレンポンプに詰まりが発生し、ポンプロックや水の排出不良が発生するおそれがある。
そこで、除湿水を貯留するドレンタンクにドレンポンプを備えたものにおいて、ドレンポンプに詰まりが発生することを極力防止できる衣類乾燥機を提供する。
本実施形態の衣類乾燥機は、乾燥対象の衣類を収容する乾燥室と、この乾燥室の外側において両端部が当該乾燥室内と連通するように設けられた循環風路と、乾燥室内の空気を循環風路を通して循環させる送風機と、循環風路内に設けられ乾燥運転時に衣類から奪った湿気を含む空気の除湿を行う除湿手段と、除湿手段による除湿により発生した除湿水を貯留するドレンタンクと、このドレンタンク内に貯留された除湿水を排出するドレンポンプと、このドレンポンプの吸込み口付近に設けられ当該ドレンポンプが吸い込む除湿水中の異物を捕獲する第1のフィルタと、ドレンタンク内にあって第1のフィルタより上流側に設けられドレンタンク内に貯留された除湿水中の異物を捕獲する第2のフィルタと、を備える。
以下、複数の実施形態による衣類乾燥機を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。図1には、洗濯機能を備えた衣類乾燥機としてドラム式の洗濯乾燥機の概略構成が模式的に示されている。この図1において、洗濯乾燥機の筐体1は、矩形の箱状をなしていて、前面1a(図1において左側)が前下がりにやや傾斜している。その前面1aには。洗濯物出入口2が形成されているとともに、その洗濯物出入口2を開閉する扉3が回動可能に設けられている。筐体1の内部には、水槽4が配設されている。この水槽4は、軸方向が前後方向(図1において左右方向)に向く横軸形で、後面が閉塞された円筒状をなしていて、筐体1の底板1b上にサスペンション5を介して前上がりの傾斜状態で弾性的に支持されている。この水槽4の前面開口部は、円筒状のべローズ6を介して前記洗濯物出入口2に接続されている。水槽4は、衣類の洗濯時には貯水槽として、衣類の乾燥時には乾燥室として機能する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。図1には、洗濯機能を備えた衣類乾燥機としてドラム式の洗濯乾燥機の概略構成が模式的に示されている。この図1において、洗濯乾燥機の筐体1は、矩形の箱状をなしていて、前面1a(図1において左側)が前下がりにやや傾斜している。その前面1aには。洗濯物出入口2が形成されているとともに、その洗濯物出入口2を開閉する扉3が回動可能に設けられている。筐体1の内部には、水槽4が配設されている。この水槽4は、軸方向が前後方向(図1において左右方向)に向く横軸形で、後面が閉塞された円筒状をなしていて、筐体1の底板1b上にサスペンション5を介して前上がりの傾斜状態で弾性的に支持されている。この水槽4の前面開口部は、円筒状のべローズ6を介して前記洗濯物出入口2に接続されている。水槽4は、衣類の洗濯時には貯水槽として、衣類の乾燥時には乾燥室として機能する。
水槽4内には、回転槽であるドラム7が回転可能に収納されている。このドラム7も、水槽4と同様に軸方向が前後方向を向く横軸形で、後面が閉塞された円筒状をなしていて、前上がりの傾斜状態に配設されている。このドラム7の周壁部および後部壁には、通水および通風が可能な孔8が複数形成されている。ドラム7の周壁部の内面には、図示はしないが、収容された衣類を撹拌するバッフルが設けられている。このドラム7の前面開口部は、水槽4の前面開口部とともに洗濯物出入口2に連通している。このドラム7内には、洗濯物出入口2を通して衣類(洗濯物)が出し入れ可能に収容される。
水槽4の背面部には、ドラム7を回転させるためのモータ9が設けられている。このモータ9は、例えばアウターロータ形のDCブラシレスモータからなり、回転軸10を介してドラム7をダイレクトに回転駆動する構成となっている。ドラム7は、洗濯時には洗濯槽として、脱水時には脱水槽として、そして乾燥時には乾燥槽として機能する。なお、図示はしないが、水槽4には、当該水槽4内の水を機外へ排出するための排水機構が設けられている。また、水槽4内へ給水するための給水機構も設けられている。
水槽4には、周壁部の前部の上部に温風出口11が形成され、背面部の上部に温風入口12が形成されている。水槽4の外側には、筐体1内に位置させて循環風路13が設けられている。この循環風路13は、乾燥室として機能する水槽4の温風出口11と温風入口12との間を接続し、水槽4内の空気を循環させるためのものである。この循環風路13は次のように構成されている。
温風出口11には、継手ダクト14およびフィルタケース15を介して排気ダクト16の一端部が接続されている。フィルタケース15は筐体1の天板部1cに固定されていて、このフィルタケース15の内部には、図示はしないが、乾燥用リントフィルタが着脱可能に収納されている。
排気ダクト16の他端部は、筐体1内の後方から下方に向けて延び、筐体1内の下部に設けられたヒートポンプユニット17のヒートポンプ用ダクト18の入口部18aに接続されている。ヒートポンプユニット17については後述する。ヒートポンプ用ダクト18の出口部には、送風機19が設けられている。送風機19は、ファンケーシング20と、このファンケーシング20内に配設された送風羽根21と、ファンケーシング20の外部に設けられて送風羽根21を回転駆動するファンモータ22により構成されている。ファンケーシング20の吸込み口20aは、ヒートポンプ用ダクト18の出口部に接続されている。ファンケーシング20の吹出し口20bは、上に向けられて給気ダクト23の下端部に接続されている。給気ダクト23の上端部は、水槽4の背面上部に設けられた前記温風入口12に接続されている。
ここで、継手ダクト14、フィルタケース15、排気ダクト16、ヒートポンプ用ダクト18、送風機19のファンケーシング20、給気ダクト23により、循環風路13を構成している。したがって、循環風路13は、これの両端部が水槽4内と連通するように設けられている。この構成において、送風機19が運転されると、図1に矢印で示すように、ヒートポンプ用ダクト18内の空気が吸込み口20aからファンケーシング20内に吸い込まれ、その吸い込まれた空気は吹出し口20bから給気ダクト23側へ吹き出される。給気ダクト23内の空気は、温風入口12から水槽4内ひいてはドラム7内へ供給される。ドラム7内ひいては水槽4内の空気は、温風出口11から継手ダクト14、フィルタケース15、排気ダクト16を順に通り、ヒートポンプ用ダクト18内に戻り、再びファンケーシング20側に吸い込まれるようになる。このようにして、水槽4内ひいてはドラム7内の空気が循環風路13を通して循環される。このとき、ドラム7内の衣類から発生したリント等の異物は、フィルタケース15内の乾燥用リントフィルタにて捕獲される。
前記ヒートポンプユニット17には、図2から図5に示すようにヒートポンプ機構25が設けられている。このヒートポンプ機構25は、圧縮機26と、凝縮器27と、図示しない絞り装置と、蒸発器28とを配管でサイクル接続して冷凍サイクルを構成するものである。このヒートポンプ機構25のうち凝縮器27と蒸発器28が、前記循環風路13におけるヒートポンプ用ダクト18内に配置されている。ヒートポンプ用ダクト18において、蒸発器28は入口部18a側に配置され、凝縮器27は送風機19に近い出口部側に配置されている。圧縮機26は、ヒートポンプ用ダクト18の外側に配置されている。
ここで、乾燥運転時にヒートポンプ機構25の圧縮機26が駆動されると、冷媒が圧縮され、高温高圧の冷媒が凝縮器27へ吐出される。その高温高圧の冷媒は、凝縮器27で放熱して凝縮する。凝縮した冷媒は、絞り装置で冷媒の流量が制御され、蒸発器28に送られる。蒸発器28に送られた冷媒は、ここで蒸発することに伴い周囲の熱を奪い、再び圧縮機26に送られる。
このうち、ヒートポンプ用ダクト18内に配置された凝縮器27は、ここを通る空気を加熱する加熱手段として機能する。凝縮器27で加熱された温風は、給気ダクト23を通り水槽4内ひいてはドラム7内に供給されて衣類を温める。衣類から湿気を奪った空気は、温風出口11から循環風路13側へ排出される。その湿気を含んだ空気は、ヒートポンプ用ダクト18の蒸発器28を通る過程で冷却されて除湿される。蒸発器28は、除湿手段として機能する。除湿された空気は、凝縮器27で再び加熱されて温風となり、水槽4内へ供給される。これを繰り返すことで、ドラム7内の衣類が乾燥される。
ヒートポンプユニット17における下部には、容器状のドレンタンク30が設けられている。このドレンタンク30は、前記蒸発器28の冷却除湿により発生した除湿水を受けて貯留するように設けられている。図6に示すように、ドレンタンク30の上面には仕切りカバー31が設けられていて、この仕切りカバー31に、前記蒸発器28を設置する蒸発器設置部32と、前記凝縮器27を設置する凝縮器設置部33が設けられている。蒸発器設置部32には、比較的大きな開口部からなる排水用開口部34が複数設けられ、凝縮器設置部33の蒸発器設置部32寄りの部位には、比較的小さな開口部からなる排水用開口部35が複数設けられている。したがって、蒸発器28の冷却除湿により発生した除湿水は、排水用開口部34および35を通してドレンタンク30内に落下して貯留される。
ドレンタンク30の外周部にはドレンポンプ設置部36が設けられていて、このドレンポンプ設置部36に、ドレンポンプ37が設置されている。ドレンポンプ37の吸込み口37aは下方に延び、その下端部は、図4に示すように、カバー37bを貫通して、ドレンタンク30の底部の最低部となる第1のフィルタ設置部38に上方から臨んでいる。その第1のフィルタ設置部38に、異物捕獲用の第1のフィルタ39が配置されている。ドレンポンプ37の吸込み口37aの下端部は、その第1のフィルタ39にこれの上面から下方へ押し込むように配置されている。したがって、第1のフィルタ39は、ドレンポンプ37の吸込み口37a付近に設けられている。ドレンタンク30において、第1のフィルタ設置部38の入口となる部分には開口部40が形成されている。
ドレンタンク30の底部は、第1のフィルタ設置部38側に向けて下降傾斜している。そのドレンタンク30の底部において、前記仕切りカバー31の下方でかつ開口部40の近傍に位置させて第2のフィルタ設置部41が設けられていて、この第2のフィルタ設置部41に、異物捕獲用の第2のフィルタ42が設置されている。第2のフィルタ設置部41には、第2のフィルタ42の位置決め用の凸部41aが複数設けられている。第2のフィルタ42は、横長な直方体をなしていて、ドレンタンク30の底部において、前記蒸発器設置部32と開口部40との間に位置し、排水用開口部34および35から落下した除湿水が第1のフィルタ設置部38に向けて通る主通水路43(図3参照)の途中に配置されている。ドレンタンク30において、第2のフィルタ42におけるドレンタンク30の中心側の端部の側方には空間部が形成されていて、ここをバイパス通水路44(図3参照)としている。
第2のフィルタ42の上方に位置する前記仕切りカバー31には、図4および図5に示すように、下方へむけて突出するリブ状の押え部45が設けられていて、この押え部45により第2のフィルタ42を上から押えている。第2のフィルタ42は、押え部45により上から押さえ付けられることにより、下面がドレンタンク30の底面から浮き上がることが防止される。
この場合、第1のフィルタ39は、第2のフィルタ42に比べて目を細かく設定している。なお、第1のフィルタ39と第2のフィルタ42を、同じ目の粗さのものを使用した場合、第1のフィルタ39を押し付けるドレンポンプ37の吸込み口37aによる押え度合を、第2のフィルタ42を押し付ける押え部45による押え度合より大きくすることで、第1のフィルタ39を、第2のフィルタ42よりも目を細かくすることもできる。
上記した構成の作用を説明する。
ドラム7内に収容された衣類(洗濯物)の乾燥運転時において、衣類から湿気を奪った空気が、循環風路13の排気ダクト16を通過した後、ヒートポンプ用ダクト18を通過する際に、蒸発器28により冷却除湿される。この冷却除湿により発生した除湿水は、仕切りカバー31の排水用開口部34,35からドレンタンク30内に落下して貯留される。そして、ドレンポンプ37が駆動されることに伴い、ドレンタンク30内に貯留された除湿水は、吸込み口37aから吸い込まれ、吐出口から機外へ排出される。このとき、ドレンタンク30内に貯留された除湿水は、主に主通水路43を通り、開口部40から第1のフィルタ設置部38に向けて流れる。除湿水にリントや埃などの異物が含まれていた場合、その異物は、まず、除湿水が第2のフィルタ42を通過する際に当該第2のフィルタ42にて捕獲される。そして、第2のフィルタ42を通過した細かな異物は、第1のフィルタ39を通過する際に当該第1のフィルタ39にて捕獲されるようになる。
ドラム7内に収容された衣類(洗濯物)の乾燥運転時において、衣類から湿気を奪った空気が、循環風路13の排気ダクト16を通過した後、ヒートポンプ用ダクト18を通過する際に、蒸発器28により冷却除湿される。この冷却除湿により発生した除湿水は、仕切りカバー31の排水用開口部34,35からドレンタンク30内に落下して貯留される。そして、ドレンポンプ37が駆動されることに伴い、ドレンタンク30内に貯留された除湿水は、吸込み口37aから吸い込まれ、吐出口から機外へ排出される。このとき、ドレンタンク30内に貯留された除湿水は、主に主通水路43を通り、開口部40から第1のフィルタ設置部38に向けて流れる。除湿水にリントや埃などの異物が含まれていた場合、その異物は、まず、除湿水が第2のフィルタ42を通過する際に当該第2のフィルタ42にて捕獲される。そして、第2のフィルタ42を通過した細かな異物は、第1のフィルタ39を通過する際に当該第1のフィルタ39にて捕獲されるようになる。
したがって、本実施形態においては、ドレンタンク30内に貯留される除湿水に含まれる異物を、ドレンポンプ37の吸込み口37a付近に設けられた第1のフィルタ39と、ドレンタンク30内にあって第1のフィルタ39よりも上流側に設けられた第2のフィルタ42とによって捕獲する構成とした。これにより、除湿水を貯留するドレンタンク30にドレンポンプ37を備えたものにおいて、ドレンポンプ37に詰まりが発生することを極力防止でき、ポンプロックや水の排出不良が発生することを防止できる。
ドレンタンク30における主通水路43中に設けられた第2のフィルタ42を上から押える押え部45を設けたことにより、第2のフィルタ42の下面とドレンタンク30の内底面との密着性を向上できる。これにより、除湿水に含まれる異物のうち、ドレンタンク30の内底面に沿って流れる異物も良好に捕獲することが可能になる。
ドレンタンク30には、当該ドレンタンク30内の除湿水が第2のフィルタ42を通ってドレンポンプ37の吸込み口37a側である第1のフィルタ設置部38側に流れる主通水路43と、第2のフィルタ42を避けて第1のフィルタ設置部38側に流れるバイパス通水路44とがある。これによれば、仮に第2のフィルタ42に目詰まりが発生したとしても、除湿水はバイパス通水路44を通ってドレンポンプ37の吸込み口37a側へ流れることが可能になる。
ドレンポンプ37の吸込み口37a付近の第1のフィルタ39は、主通水路43中の第2のフィルタ42よりも目を細かく設定している。これにより、第1のフィルタ39および第2のフィルタ42を一層効果的に使用することができる。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態を示している。この実施形態においては、仕切りカバー31に設けた押え部45を、主通水路43を流れる除湿水を第2のフィルタ42に誘導するように傾斜させている。具体的には、押え部45は、下端部45aが除湿水の流れ方向(矢印A1参照)に下降傾斜していて、除湿水がその押え部45の傾斜に沿って第2のフィルタ42側に流れるようになる(矢印A2参照)。これにより、主通水路43を流れる除湿水の、特に浮遊した上部側の異物の、第2のフィルタ42による捕集効率を向上させることが可能となる。
図7は第2実施形態を示している。この実施形態においては、仕切りカバー31に設けた押え部45を、主通水路43を流れる除湿水を第2のフィルタ42に誘導するように傾斜させている。具体的には、押え部45は、下端部45aが除湿水の流れ方向(矢印A1参照)に下降傾斜していて、除湿水がその押え部45の傾斜に沿って第2のフィルタ42側に流れるようになる(矢印A2参照)。これにより、主通水路43を流れる除湿水の、特に浮遊した上部側の異物の、第2のフィルタ42による捕集効率を向上させることが可能となる。
(その他の実施形態)
上記した実施形態では、洗濯機能を備えたドラム式の衣類乾燥機に適用した例を示したが、洗濯機能がない衣類乾燥機にも適用できる。
上記した実施形態では、洗濯機能を備えたドラム式の衣類乾燥機に適用した例を示したが、洗濯機能がない衣類乾燥機にも適用できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、除湿水を貯留するドレンタンクにドレンポンプを備えたものにおいて、ドレンポンプに詰まりが発生することを極力防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は筐体、4は水槽(乾燥室)、7はドラム(回転槽)、13は循環風路、19は送風機、25はヒートポンプ機構、26は圧縮機、27は凝縮器、28は蒸発器(除湿手段)、30はドレンタンク、31は仕切りカバー、32は蒸発器設置部、33は凝縮器設置部、34,35は排水用開口部、37はドレンポンプ、37aは吸込み口、38は第1のフィルタ設置部、39は第1のフィルタ、41は第2のフィルタ設置部、42は第2のフィルタ、43は主通水路、44はバイパス通水路、45は押え部を示す。
Claims (4)
- 乾燥対象の衣類を収容する乾燥室と、
この乾燥室の外側において両端部が当該乾燥室内と連通するように設けられた循環風路と、
前記乾燥室内の空気を前記循環風路を通して循環させる送風機と、
前記循環風路内に設けられ乾燥運転時に前記衣類から奪った湿気を含む空気の除湿を行う除湿手段と、
この除湿手段による除湿により発生した除湿水を貯留するドレンタンクと、
このドレンタンク内に貯留された除湿水を排出するドレンポンプと、
このドレンポンプの吸込み口付近に設けられ当該ドレンポンプが吸い込む除湿水中の異物を捕獲する第1のフィルタと、
前記ドレンタンク内にあって前記第1のフィルタより上流側に設けられ前記ドレンタンク内に貯留された除湿水中の異物を捕獲する第2のフィルタと、
を備えた衣類乾燥機。 - 前記第2のフィルタを上から押える押え部を備える請求項1記載の衣類乾燥機。
- 前記ドレンタンクには、当該ドレンタンク内の除湿水が前記第2のフィルタを通って前記ドレンポンプの吸込み口側に流れる主通水路と、前記第2のフィルタを避けて前記ドレンポンプの吸込み口側に流れるバイパス通水路と、がある請求項1または2記載の衣類乾燥機。
- 前記第1のフィルタは、前記第2のフィルタよりも目が細かい請求項1から3のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020017549A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | シャープ株式会社 | 除湿乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機 |
CN112283819A (zh) * | 2020-07-22 | 2021-01-29 | 广东美的制冷设备有限公司 | 除湿机 |
JP7360899B2 (ja) | 2019-10-30 | 2023-10-13 | 東芝ライフスタイル株式会社 | ドラム式洗濯機 |
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2014
- 2014-10-08 JP JP2014207173A patent/JP2016073534A/ja not_active Abandoned
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