JPWO2019240070A1 - 動作確認システム - Google Patents

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Abstract

情報通信システム(1)は、第1携帯端末(2)と、制御部(42)とを備える。第1携帯端末(2)は移動者によって携帯される。制御部(42)は、第1携帯端末(2)と通信可能なデータセンター(4)に設けられる。制御部(42)は、移動者の動作を取得する。制御部(42)は、移動者の動作に基づき所定動作が行われたことを判断する。

Description

本発明は、動作確認システムに関する。
本願は、2018年6月11日に日本に出願された日本国特願2018−111419号及び2018年8月2日に日本に出願された日本国特願2018−146316号に基づき優先権を主張し、それらの内容をここに援用する。
従来、児童が携行する背負い鞄に取り付けられたカメラ、スピーカ及び送受信機と、送受信部、モニタ及びマイクロフォンを備える端末装置とによって、登下校時等における児童の安全を監視するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2006−285749号公報
ところで、上記従来技術に係るシステムは、背負い鞄に取り付けられたカメラによって児童の前方を撮像し、撮像により得られた画像を、通信ネットワークを介して児童の保護者等が操作する端末装置に送信する。また、端末装置のマイクロフォンによって収音された保護者等の音声は、通信ネットワークを介して送信され、背負い鞄のスピーカから出力される。
しかしながら、背負い鞄に取り付けられるカメラによれば、例えば交差点及び道路を横断する位置等の危険性がある場所における児童の動作を確認することは困難である。例えば交差点での左右確認動作及び道路を横断する際の挙手動作等の児童の所定動作が実行されているか否かを確認することができない場合、児童の見守りを適正に支援することができないという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、移動者の所定動作を確認することができる動作確認システムを提供することを目的とする。
(1):この発明の一態様に係る動作確認システムは、移動者によって携帯される端末と、前記移動者の動作を取得する動作取得部と、前記端末又は前記端末と通信可能なサーバに設けられるとともに、前記動作取得部が取得した動作に基づき所定動作が行われたことを判断する動作判断部とを備える。
(2):上記(1)の態様において、前記動作取得部は、前記移動者の前進移動を取得し、前記動作判断部は、前記移動者が前進移動から該前進移動を止める前進移動停止となったことを判断してもよい。
(3):上記(2)の態様において、前記動作取得部は、前記端末の現在位置を取得する位置取得部を含み、前記動作判断部は、前記位置取得部が取得した前記現在位置に基づき判断してもよい。
(4):上記(3)の態様において、前記位置取得部は、前記端末の外部から受ける電磁波により測位してもよい。
(5):上記(3)の態様において、前記位置取得部は、周辺物体からの電磁波と記憶された地図情報との照会に基づいて測位してもよい。
(6):上記(2)の態様において、前記動作取得部は、前記端末の移動速度を取得する速度取得部を含み、前記動作判断部は、前記速度取得部が取得した前記移動速度に基づいて判断してもよい。
(7):上記(6)の態様において、前記速度取得部は、前記端末に設けられるとともに、物理量を検出する検出装置であってもよい。
(8):上記(1)の態様において、前記動作取得部は、前記移動者の頭部の動作を取得し、前記動作判断部は、前記頭部が前記移動者の移動方向に対する左右に振られたことを判断してもよい。
(9):上記(1)の態様において、前記動作取得部は、前記移動者の顔の向きを取得し、前記動作判断部は、前記顔の向きが前記移動者の移動方向に対する左右に向けられたことを判断してもよい。
(10):上記(1)の態様において、前記動作取得部は、前記移動者の手部の位置及び動きのうち少なくともいずれかを取得し、前記動作判断部は、前記手部が前記移動者の肩部よりも高い領域である所定領域に位置することを判断してもよい。
(11):上記(8)から(10)のいずれか1つの態様において、前記動作取得部は、前記端末の外の物体の位置及び動きのうち少なくともいずれかを遠隔で検出する遠隔検出部を含んでもよい。
(12):上記(10)に従属する(11)の態様において、前記遠隔検出部は、前記物体からの電磁波を受ける受信部を備え、前記端末は、前記所定領域に位置する前記手部が前記受信部の検出範囲内となるよう配置されてもよい。
(13):上記(12)の態様において、前記端末は、前記移動者の頭部が更に前記受信部の検出範囲内となるよう配置されてもよい。
(14):上記(1)から(13)のいずれか1つの態様において、前記端末又は前記サーバは、前記所定動作がなされるよう事前に設定された地理的位置である設定位置を記憶する記憶部を備えてもよい。
(15):上記(14)の態様において、前記設定位置は、前記移動者が通行する道路において、前記移動者に対する危険が発生する可能性がある特定位置に設定されてもよい。
(16):上記(15)の態様において、前記道路は、該道路が交差する交差点を含み、前記設定位置は、前記交差点に設定されてもよい。
(17):上記(16)の態様において、前記道路は、車両が通行する車道と区画された歩道を含み、前記設定位置は、前記交差点における前記歩道上に設定されてもよい。
(18):上記(14)から(17)のいずれか1つの態様において、前記設定位置は、前記移動者の移動起点と移動終点とに関する入力情報に基づいて、前記移動起点と前記移動終点との経路上に設定されてもよい。
(19):上記(18)の態様において、前記端末又は前記サーバは、前記移動起点と前記移動終点とに基づいて、前記経路上に前記設定位置を設定する位置設定部を備えてもよい。
(20):上記(14)から(17)のいずれか1つの態様において、前記設定位置は、前記端末又は該端末とは異なる他の端末に対する位置指定に関する入力情報に基づいて設定されてもよい。
(21):上記(20)の態様において、前記入力情報は、道路部領域と非道路部領域とを含む地図上の位置を示し、前記入力情報が前記非道路部領域に位置する場合、前記入力情報を近接する前記道路部領域に補正する位置補正部を備えてもよい。
(22):上記(21)の態様において、前記道路部領域は、車道部領域と歩道部領域とを含み、前記位置補正部は、前記入力情報が前記非道路部領域又は前記車道部領域に位置する場合、前記入力情報を近接する前記歩道部領域に補正してもよい。
(23):上記(1)から(22)のいずれか1つの態様において、前記移動者によって前記所定動作がなされるよう事前に設定された地理的位置である設定位置は、第1設定位置と前記第1設定位置とは別の第2設定位置とを含み、前記端末又は前記サーバは、前記第1設定位置において前記動作判断部が判断した第1判断結果及び前記第2設定位置において前記動作判断部が判断した第2判断結果に基づいて、前記移動者の動作を複合的に評価する評価部を備えてもよい。
(24):上記(23)の態様において、前記端末又は前記サーバは、前記端末の外部又は前記端末若しくは前記サーバと通信可能に設けられる他の端末に対して、前記評価を出力する出力部を備えてもよい。
(25):上記(24)の態様において、前記出力部は、前記端末の外部に前記評価を出力するとともに、前記設定位置の近傍では出力しなくてもよい。
(26):上記(24)の態様において、前記出力部は、前記他の端末に対して前記評価を出力するとともに、前記設定位置における前記評価の後に順次出力してもよい。
(27):上記(23)から(26)のいずれか1つの態様において、前記動作判断部は、前記端末に設けられ、前記評価部は、前記サーバに設けられてもよい。
(28):上記(1)から(27)のいずれか1つの態様において、前記端末又は前記サーバに設けられるとともに、事前に設定された地理的位置である設定位置を記憶する記憶部と、前記設定位置に対して所定だけ離隔した離隔位置において前記設定位置への前記端末の接近を報知する報知部とを備えてもよい。
(29):上記(28)の態様において、前記報知部は、前記端末が前記離隔位置から前記設定位置に近づくほど、前記報知の量を増加させてもよい。
(30):上記(28)又は(29)の態様において、前記報知部は、前記報知の開始後に前記端末が前記設定位置から遠ざかるほど、前記報知の量を減少させてもよい。
(31):上記(28)から(30)のいずれか1つの態様において、前記報知部は、前記報知の開始後に前記動作判断部が前記所定動作を判断した場合に前記報知を停止してもよい。
(32):上記(28)から(31)のいずれか1つの態様において、前記報知部は、前記報知の開始後に前記端末が前記設定位置に対して所定だけ離隔した場合に前記報知を停止してもよい。
(33):上記(28)から(32)のいずれか1つの態様において、前記端末又は前記サーバは、前記端末の現在位置を取得する位置取得部と、前記現在位置に基づき前記端末が前記離隔位置よりも前記設定位置に近い領域である報知領域内に位置することを判断する位置判断部とを備えてもよい。
(34):上記(33)の態様において、前記位置判断部は、前記現在位置と前記設定位置との直線距離に基づき前記端末が前記報知領域内に位置することを判断してもよい。
(35):上記(33)又は(34)の態様において、前記端末又は前記サーバは、前記端末の移動速度を取得する速度取得部を備え、前記報知部は、前記移動速度に基づき前記報知を修正する報知修正部を備えてもよい。
(36):上記(35)の態様において、前記報知修正部は、前記移動速度が速いほど、遅いときに比べて、前記報知の開始が早くなるよう修正してもよい。
(37):上記(35)の態様において、前記報知修正部は、前記移動速度が速いほど、遅いときに比べて、前記報知の量が増加するよう修正してもよい。
(38):上記(28)から(32)のいずれか1つの態様において、前記端末又は前記サーバは、前記端末の移動速度を取得する速度取得部と、前記移動速度に基づき前記端末が前記離隔位置に到達したことを判断する位置判断部とを備えてもよい。
(39):上記(38)の態様において、前記位置判断部は、前記移動速度に基づいて求めた前記設定位置までの到達時間に基づき前記離隔位置に到達したことを判断してもよい。
(40):上記(1)から(39)のいずれか1つの態様において、前記移動者は、歩行者であってもよい。
(41):上記(40)の態様において、前記歩行者は、児童であってもよい。
(42):上記(1)から(41)のいずれか1つの態様において前記端末は、前記移動者の携行物に配置されてもよい。
(43):上記(42)の態様において、前記携行物は、肩掛け鞄であってもよい。
(44):上記(43)の態様において、前記肩掛け鞄は、背負い鞄であってもよい。
上記(1)によれば、動作取得部及び動作判断部を備えることによって、所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(2)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、所定動作として前進移動停止が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(3)の場合、端末の現在位置に基づき、移動者の移動などに関する所定動作を精度良く判断することができる。
上記(4)の場合、例えば衛星、基地局及び各種設備等から受ける測位用の電磁波によって、端末の現在位置の精度を向上させることができる。
上記(5)の場合、例えば測域センサ、ライダー及びカメラ等によるセンシングと地図情報とに基づく推定によって、端末の現在位置を取得することができる。
上記(6)の場合、端末の移動速度を取得することによって、前進移動停止が行われたか否かの判断精度を向上させることができる。
上記(7)の場合、例えば外部から受信する情報等によらずに、端末の移動速度を安定的かつ直接的に精度良く検出することができる。
上記(8)の場合、頭部の左右動作の判断結果を、所定動作として左右確認動作等が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(9)の場合、左右の顔向け動作の判断結果を、所定動作として左右確認動作等が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(10)の場合、手部の位置及び動きの判断結果を、所定動作として挙手動作等が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(11)の場合、遠隔で検出することによって、広範な範囲において検出を行うことができる。
上記(12)の場合、手部の位置及び動きを的確に検出することができる。
上記(13)の場合、頭部の動作及び顔の向き的確に検出することができる。
上記(14)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(15)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、通行道路上の危険性がある設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(16)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、通行道路上における交通の危険性がある設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(17)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、歩道上の設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(18)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、移動経路上の設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(19)の場合、ユーザ等による設定位置の設定を容易に支援することができる。
上記(20)の場合、ユーザ等による設定位置の直接的な指定を容易に支援することができる。
上記(21)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、道路上の設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(22)の場合、動作取得及び動作判断の結果を、歩道上の設定位置に応じた所定動作が行われたか否かの動作評価等に容易に活用することができる。
上記(23)の場合、第1設定位置及び第2設定位置の第1判断結果及び第2判断結果に基づき、移動者の動作を精度良く複合的に評価することができる。
上記(24)の場合、ユーザ等による動作評価の確認を容易に支援することができる。
上記(25)の場合、評価の出力が過剰になることを抑制することができる。
上記(26)の場合、ユーザ等による他の端末でのリアルタイム的な動作評価の確認を容易に支援することができる。
上記(27)の場合、サーバにて行動評価が行われることによって、評価精度を向上させることができる。
上記(28)の場合、設定位置に対して所定だけ離隔した離隔位置において設定位置への接近を報知する報知部を備えることによって、設定位置への到達を事前に移動者に認識させることができる。
上記(29)の場合、設定位置に近づくほど報知の量を増加させることによって、設定位置に徐々に近づいていることを移動者に認識させることができる。
上記(30)の場合、設定位置から遠ざかるほど報知の量を減少させることによって、設定位置から徐々に遠のいていることを移動者に認識させることができる。
上記(31)の場合、設定位置にて必要とされる所定動作の実行が完了したことを移動者に認識させることができるとともに、過剰な報知が行われることを抑制することができる。
上記(32)の場合、設定位置から所定以上に離れた場合に過剰な報知が行われることを抑制することができるとともに、設定位置から所定未満の範囲において報知が途切れてしまうことを抑制することができる。
上記(33)の場合、現在位置に基づき報知領域内に位置することを判断することによって、判断精度を向上させることができるとともに、設定位置に近づいていることをより的確に判断することができる。
上記(34)の場合、報知領域の設定が複雑になることを抑制し、例えば適宜の1つの地点の指定に応じた円形状の領域を設定すること等によって、判断処理が煩雑になることを抑制することができる。
上記(35)の場合、端末の移動速度に応じてより適正な報知タイミングを設定することができる。
上記(36)の場合、報知タイミングが遅れることを抑制することができる。
上記(37)の場合、移動者による設定位置の把握が遅れることを抑制することができる。
上記(38)の場合、端末の位置を直接的に把握することができない場合であっても、端末の移動速度に基づいて離隔位置に到達したことを適正に判断することができる。
上記(39)の場合、端末の位置を直接的に把握することができない場合であっても、設定位置までの到達時間に基づき判断精度を向上させることができる。
上記(40)の場合、歩行者の動作を取得及び判断することができる。
上記(41)の場合、児童の動作を取得及び判断することができる。
上記(42)の場合、移動者が端末を携帯し忘れることを抑制することができる。
上記(43)の場合、端末が移動者の肩部周辺に配置されることによって、動作の取得及び判断の精度を向上させることができる。
上記(44)の場合、端末が移動者の肩部から背部周辺に配置されることによって、端末が移動者の各種動作に干渉することを抑制し、動作の取得及び判断の精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る情報通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報通信システムの利用シーン例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第1携帯端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る第2携帯端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る第1携帯端末位置情報をデータセンターが第2携帯端末へ送信する処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第2携帯端末の表示部上に表示される第1携帯端末位置情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデータセンターが危険通知を第2携帯端末と第3携帯端末へ送信する処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第1携帯端末が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第2携帯端末が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る第2携帯端末の表示部に表示される警告画像を含む第1携帯端末位置情報の例を示す図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る情報通信システムの主な動作例を示す図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る情報通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る所定位置、所定動作及びスコアの例を示す図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係るデータセンターが行う処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変形例に係る第2携帯端末が行う処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変形例に係る第2携帯端末の表示部に表示されるスコアを含む情報の画像例である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る所定位置における一時停止の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変形例に係る所定位置における左右確認の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変形例に係る所定位置における手挙げ動作の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。 本発明の実施形態の第2変形例に係る情報通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る報知の開始タイミングを模式的に示す図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る報知部の処理の一例を示すフローチャートである。 図22に示されるステップS104の地理的位置接近報知処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第3変形例に係る第1携帯端末装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る報知の開始タイミングを模式的に示す図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る接近判定部及び報知部の処理の一例を示すフローチャートである。 図26に示されるステップS304の物体接近報知処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第4変形例に係る第1携帯端末の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第4変形例に係る所定動作の認識処理を行うタイミングを模式的に示す図である。 本発明の実施形態の第4変形例に係る報知部の報知の停止処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の動作確認システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の動作確認システムは、例えば実施形態に係る情報通信システム1である。
<情報通信システム1の構成例>
図1は、本実施形態に係る情報通信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報通信システム1は、第1携帯端末2(第1端末)、第2携帯端末3(第2端末)、データセンター4(センター)及びサーバ5を備えている。第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4及びサーバ5は、ネットワーク6を介して相互に接続されている。
ネットワーク6は、例えば移動体通信網である。移動体通信網は、例えば第4世代移動体通信網又は第5世代移動体通信網等である。なお、ネットワーク6は、基地局等を備える。
第1携帯端末2は、見守り対象である携帯者(例えば、子供などの児童)が携帯する端末である。第1携帯端末2は、通信機能を備えるロボットである。第1携帯端末2は、位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報のうちの少なくとも1つを、ネットワーク6を介してデータセンター4へ送信する。第1携帯端末2は、データセンター4が送信した交通情報、メッセージ及び緊急情報のうちの少なくとも1つを、ネットワーク6を介して受信する。
なお、第1携帯端末2の構成については後述する。同一グループ歩行者情報とは、例えば通学者が一緒に登校又は下校している同一グループ歩行者を示す同一グループ歩行者情報である。周辺歩行者情報とは、携帯者の周辺を歩いている歩行者を示す情報である。車両情報とは、歩行している道路の車両情報である。
第2携帯端末3は、見守り対象である携帯者(例えば、子供などの児童)の保護者が所持する端末である。第2携帯端末3は、例えばスマートフォン、タブレット端末又はスマートウォッチ等である。第2携帯端末3は、データセンター4が送信した第1携帯端末2の位置に関する第1携帯端末位置情報を、ネットワーク6を介して受信する。なお、第1携帯端末位置情報は画像情報である。なお、第2携帯端末3の構成については後述する。
データセンター4は、通信部41、制御部42、モデル記憶部43及び記憶部44を備えている。
通信部41は、第1携帯端末2からネットワーク6を介して受信した位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報などを制御部42に出力する。通信部41は、サーバ5からネットワーク6を介して受信した災害情報、不審者情報及び緊急情報などを制御部42に出力する。通信部41は、制御部42が出力する危険通知を、ネットワーク6を介して第1携帯端末2へ送信する。通信部41は、制御部42が出力する交通情報、メッセージ及び緊急情報などを、ネットワーク6を介して第1携帯端末2へ送信する。
通信部41は、制御部42が出力する第1携帯端末位置情報、緊急通知及び音声メッセージなどを、ネットワーク6を介して第2携帯端末3へ送信する。また、通信部41は、第1携帯端末2から加速度センサ28の検出値の信号を受信し、受信した信号を制御部42に出力する。
制御部42は、第1携帯端末2から受信した位置情報を記憶部44に格納する。制御部42は、サーバ5から受信した不審者情報を記憶部44に記憶させる。なお、不審者情報には、不審者が現れた位置情報及び現れた時刻等が含まれている。
制御部42は、記憶部44が格納する位置情報と地図情報に基づいて、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡を生成する。制御部42は、地図情報に生成した移動軌跡を合わせた情報を第1携帯端末位置情報として生成する。制御部42は、生成した第1携帯端末位置情報を通信部41に出力する。
制御部42は、第1携帯端末2から受信した位置情報及び車両情報と、サーバ5から受信した緊急情報、災害情報及び不審者情報と、モデル記憶部43が記憶するモデル情報と、記憶部44が記憶する地図情報及び位置情報とに基づいて危険箇所を設定し、設定した危険箇所を示す情報を記憶部44に記憶させる。なお、危険箇所とは、災害が発生した箇所、交通事故が多い箇所及び不審者が現れた箇所等の危険が発生する可能性がある特定地点である。制御部42は、記憶部44が記憶する地図情報及び危険箇所を示す情報と、受信した位置情報とに基づいて危険通知を生成し、生成した危険通知を通信部41に出力する。
制御部42は、第1携帯端末2から受信した位置情報及び車両情報と、サーバ5から受信した緊急情報と、モデル記憶部43が記憶するモデル情報と、記憶部44が記憶する地図情報及び位置情報とに基づいて、交通情報、メッセージ及び緊急情報のうち少なくとも1つを生成する。なお、メッセージは音声信号であり、テキスト情報を言語モデル又は辞書を用いて周知の手法で音声信号に変換したものである。制御部42は、生成した交通情報、メッセージ及び緊急情報を通信部41に出力する。制御部42は、生成したメッセージを音声メッセージとし、緊急情報を緊急通知として通信部41に出力する。
また、制御部42は、携帯端末の電話番号又は識別情報に基づいて、携帯者が所持する第1携帯端末2と、保護者が所持する第2携帯端末3とを関連付けて記憶部44に記憶させる。これにより、データセンター4は、複数組の第1携帯端末2及び第2携帯端末3に対して処理を行う。
モデル記憶部43は、モデル情報として、統計地域交通モデル、交通予測モデル等を記憶している。
統計地域交通モデルとは、統計的に地域における交通状態等を示すものであり、移動体端末等から地図情報又は交通情報に関するデータをデータセンター4が取得し、各地域における交通情報等を統計的に示したモデルである。
交通予測モデルとは、過去に蓄積した各地域における交通状況から将来に亘る該当地域における交通量等を予測するモデルであり、前記統計地域交通モデルからのデータに基づいて決定してもよい。例えば、交通予測モデルは、第1携帯端末2を所持する携帯者の登下校のルートにおける、登下校時の交通量などであってもよい。
記憶部44は、地図情報を記憶する。なお、地図情報は、例えば自宅から学校までの通学路を含む地図と、携帯者が寄り道するお店(例えば、スーパーマーケット、書店及び文房具屋等)の位置情報と、帰宅前に行く塾等の位置情報とを含む。また、地図情報は、歩道及び道路の経路ネットワーク(岐点、枝)等の情報を含む。また、記憶部44は、第1携帯端末2の位置情報を格納する。記憶部44は、危険箇所を示す情報と不審者情報を記憶する。記憶部44は、危険情報を生成する際に使用される所定値を記憶する。
サーバ5は、例えば学校及び区役所等に設置されている。サーバ5は、地震及び台風等の自然災害に関する災害情報と、不審者情報等とを、ネットワーク6を介してデータセンター4へ送信する。なお、データセンター4は、これらの情報を、サーバ5との通信によって取得してもよい。
次に、情報通信システム1の利用シーン例を説明する。
図2は、本実施形態に係る情報通信システム1の利用シーン例を示す図である。図2に示すように、第1携帯端末2は、例えばランドセルの肩ベルト等に取り付けられて用いられる。後述するように、第1携帯端末2は、マイクロフォン、レーダ、スピーカ、位置検出部等を備えている。第1携帯端末2は、例えば第1携帯端末2を所持する子供が発話した音声を取得して送信する。また、第1携帯端末2は、レーダの検知結果の信号をデータセンター4へ送信する。また、第1携帯端末2は、データセンター4が送信した情報及びメッセージを受信して再生及び報知する。ランドセルは、携行物、肩掛け鞄及び背負い鞄の一例である。
データセンター4は、第1携帯端末2から受信した情報及びサーバ5から受信した情報に基づいて生成した交通情報、メッセージ及び緊急情報を第1携帯端末2へ送信する。また、データセンター4は、第1携帯端末2から受信した情報と、サーバ5から受信した情報とに基づいて生成した第1携帯端末位置情報、緊急通知及び音声メッセージを第2携帯端末3へ送信する。なお、データセンター4は、例えば登下校時に他の子供が他の第1携帯端末2を所持している場合、これらの複数の第1携帯端末2が捉えたリアルタイム情報(例えば、現在位置、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報等)を相互に利用して各情報を生成してもよい。
第2携帯端末3は、第1携帯端末2を所持する子供が歩いているルートを含む地図情報等を含む第1携帯端末位置情報をデータセンター4から受信し、受信した第1携帯端末位置情報を状況情報として表示する。また、第2携帯端末3は、データセンター4が送信した緊急通知及び音声メッセージを受信し、受信した緊急通知又は音声メッセージを表示又は再生する。なお、第2携帯端末3に表示される画像については後述する。
サーバ5は、例えば防災行政無線による放送内容を、ネットワーク6を介してデータセンター4へ送信する。
なお、図2に示した利用シーンは一例であり、これに限らない。
<第1携帯端末2の構成例>
次に、第1携帯端末2の構成例を説明する。
図3は、本実施形態に係る第1携帯端末2の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、第1携帯端末2は、通信部21、レーダ22、マイクロフォン23、位置検出部24、バイブレータ25、スピーカ26、表示部27、加速度センサ28及び制御部29を備える。なお、第1携帯端末2は、操作部を備えてもよい。
通信部21は、例えば、通信用ICカードと、通信アンテナと、通信モジュールとを備える。
通信部21は、制御部29が出力する情報(例えば、位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報)を、ネットワーク6を介してデータセンター4へ送信する。通信部21は、データセンター4が送信した情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を受信し、受信した情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を制御部29に出力する。通信部21は、データセンター4が送信した危険情報を受信し、受信した危険情報を制御部29に出力する。
レーダ22は、第1携帯端末2の周囲における前方の物体を検知するフロントレーダと、第1携帯端末2の周囲における後方(例えば、フロントレーダよりも後方)の物体を検知するリヤレーダとを備える。フロントレーダ及びリヤレーダは、例えばミリ波レーダなどである。レーダ22は、例えば外部の物体に対する距離、相対速度、相対位置及び方位等に係る検知信号を制御部29に出力する。
マイクロフォン23は、収音により得られる信号(例えば、音声信号など)を制御部29に出力する。なお、マイクロフォン23は、複数のマイクロフォンによって構成されるマイクロフォンアレイであってもよい。
位置検出部24は、衛星などから測位信号を受信する測位信号受信アンテナを備える。位置検出部24は、受信した測位信号を制御部29に出力する。なお、第1携帯端末2は、例えば基地局との通信に基づいて現在位置を示す情報を取得してもよい。
バイブレータ25は、振動子であり、制御部29が出力する報知情報に応じて振動を発生させる。
スピーカ26は、制御部29が出力する信号(例えば、音声信号)を音に変換する。
表示部27は、制御部29が出力する報知情報に応じて動作する。表示部27は、例えば赤色、緑色及び青色の3色発光のLED(発光ダイオード)を備える。なお、表示部27は、例えば、液晶表示装置、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置又は電子インク表示装置等であってもよい。
加速度センサ28は、第1携帯端末2のX軸、Y軸及びZ軸の3方向の加速度を検出し、検出した加速度の信号を制御部29に出力する。
制御部29は、レーダ22が出力する検知信号を取得する。制御部29は、マイクロフォン23が出力する音声信号を取得する。制御部29は、位置検出部24が出力する測位情報を取得する。制御部29は、通信部21が出力する危険情報を取得する。制御部29は、位置検出部24から取得した測位情報に基づく位置情報を通信部21に出力する。制御部29は、例えばレーダ22から取得した検知信号から周知の認識手法を用いて人が含まれているか否かを判別する。制御部29は、検知信号に人が含まれている場合、その検知信号を同一グループ歩行者情報又は周辺歩行者情報とし、同一グループ歩行者情報又は周辺歩行者情報を通信部21に出力する。なお、制御部29は、例えば、検知信号に含まれている人の大きさが閾値未満の場合に周辺歩行者と判別し、閾値以上の場合に同一グループ歩行者と判別する。また、制御部29は、検知信号から周知の認識手法を用いて車両が含まれているか否かを判別する。制御部29は、検知信号に車両が含まれている場合、その検知信号を車両情報とし、車両情報を通信部21に出力する。
制御部29は、通信部21が出力する情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を取得する。制御部29は、通信部21からの情報が音声信号の場合、音声信号をスピーカ26に出力する。制御部29は、通信部21からの情報が音声信号ではない場合、情報を表示部27及びバイブレータ25の少なくとも1つに出力する。なお、制御部29は、通信部21からの情報を表示部27に出力する場合、例えば情報に応じて発光させる色又は点滅状態等を制御する。また、制御部29は、通信部21からの情報をバイブレータ25に出力する場合、例えば情報に応じて振動間隔又は振動の強さを制御する。
制御部29は、危険情報に基づいて、音声メッセージを生成し、生成した音声メッセージをスピーカ26に出力する。また、制御部29は、危険情報に基づいて報知情報を生成し、生成した報知情報をバイブレータ25に出力する。
制御部29は、加速度センサ28が出力する検出値を取得し、取得した検出値を通信部21によって、データセンター4へ送信する。
<第2携帯端末3の構成例>
次に、第2携帯端末3の構成例を説明する。
図4は、本実施形態に係る第2携帯端末3の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、第2携帯端末3は、通信部31、マイクロフォン32、操作部33、表示部34、スピーカ35、制御部36及びバイブレータ37を備える。
通信部31は、データセンター4が送信した第1携帯端末位置情報を受信し、受信した第1携帯端末位置情報を制御部36に出力する。通信部31は、データセンター4が送信した緊急通知又は音声メッセージを受信し、受信した緊急通知又は音声メッセージを制御部36に出力する。
マイクロフォン32は、収音により得られる信号(例えば、音声信号など)を制御部36に出力する。なお、マイクロフォン32は、複数のマイクロフォンによって構成されるマイクロフォンアレイであってもよい。
操作部33は、例えば表示部34上に設けられたタッチパネルセンサである。操作部33は、利用者の操作による信号を制御部36に出力する。
表示部34は、制御部36が出力する第1携帯端末位置情報を表示する。表示部34は、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置又は電子インク表示装置等である。
スピーカ35は、制御部36が出力する信号(例えば、音声信号など)を音に変換する。
バイブレータ37は、振動子であり、制御部36が出力する報知情報に応じて振動を発生させる。
制御部36は、通信部31が出力する第1携帯端末位置情報を取得する。制御部36は、通信部31が出力する緊急通知又は音声メッセージを取得する。制御部36は、取得した第1携帯端末位置情報を表示部34に出力する。制御部36は、緊急通知が画像情報の場合、緊急情報を表示部34に出力する。制御部36は、取得した音声メッセージをスピーカ35に出力する。制御部36は、通信部31が出力する危険情報を取得する。制御部36は、危険情報に基づいて、音声メッセージを生成し、生成した音声メッセージをスピーカ35に出力する。又は、制御部36は、危険情報に基づいて報知情報を生成し、生成した報知情報をバイブレータ37に出力する。
<第1携帯端末位置情報の送信手順>
次に、第1携帯端末位置情報をデータセンター4が第2携帯端末3へ送信する処理手順例を説明する。
図5は、本実施形態に係る第1携帯端末位置情報をデータセンター4が第2携帯端末3へ送信する処理手順例のフローチャートである。
(ステップS11)制御部42は、第1携帯端末2から位置情報を、ネットワーク6を介して通信部41によって受信する。なお、位置情報には、受信した時刻情報が含まれている。
(ステップS12)制御部42は、受信した位置情報を記憶部44に格納する。
(ステップS13)制御部42は、記憶部44が記憶する位置情報と地図情報を用いて、第1携帯端末位置情報を生成する。なお、制御部42は、位置情報に含まれる時刻情報を時系列順に繋いで、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡を生成する。続けて、制御部42は、第1携帯端末位置情報を、ネットワーク6を介して通信部41によって第2携帯端末3へ送信する。
なお、データセンター4は、例えば、第1携帯端末位置情報の送信リクエストを第2携帯端末3から受信した場合に、図5に示した処理を行う。第1携帯端末位置情報の送信リクエストは、保護者による第2携帯端末3の操作部33に対する操作に応じて、制御部36から通信部31を介して送信される。
また、データセンター4は、例えば、予め設定されている時刻に、図5に示した処理を実行してもよい。予め設定される時刻は、例えば、保護者による第2携帯端末3の操作部33に対する操作に応じて設定される携帯者の登校時刻及び下校時刻などである。
図6は、本実施形態に係る第2携帯端末3の表示部34に表示される第1携帯端末位置情報の例を示す図である。
図6に示す第1携帯端末位置情報は、例えば携帯者の下校時の第1携帯端末位置情報である。この第1携帯端末位置情報は、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡g11及び現在位置g12の情報を備える。
<危険通知の送信手順>
以下に、データセンター4が危険通知を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信する処理手順例を説明する。
図7は、本実施形態に係るデータセンター4が危険通知を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信する処理手順例のフローチャートである。
(ステップS21)データセンター4の制御部42は、サーバ5にアクセスする。
(ステップS22)制御部42は、危険箇所を示す情報と不審者情報をサーバ5から通信部41によって取得する。制御部42は、取得した危険箇所を示す情報と不審者情報を記憶部44に記憶させる。なお、危険箇所は、例えば不審者情報が得られた位置(緯度経度)を含む所定の範囲又は不審者情報が得られた番地等の範囲を含む。なお、範囲は、制御部42が設定してもよい。
(ステップS23)制御部42は、第1携帯端末2から位置情報を取得する。なお、位置情報は、データセンター4からのリクエストに基づいて、第1携帯端末2が送信してもよく、第1携帯端末2が所定の周期で送信してもよい。制御部42は、取得した位置情報を記憶部44に記憶させる。
(ステップS24)制御部42は、記憶部44が記憶する地図情報と危険箇所を示す情報と位置情報とに基づいて、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離を算出する。
(ステップS25)制御部42は、算出した距離が記憶部44に記憶された所定値未満であるか否かを判定する。制御部42は、距離が所定値未満であると判定した場合(ステップS25;YES)、ステップS26の処理に進める。制御部42は、距離が所定値以上であると判定した場合(ステップS25;NO)、ステップS21の処理に戻す。
(ステップS26)制御部42は、危険情報を生成する。制御部42は、生成した危険情報を通信部41によって、第2携帯端末3へ送信することで危険を通知する。なお、制御部42は、危険情報が報知音の場合、第1携帯端末2が危険箇所に近づくにつれて、報知音を大きくする。
(ステップS27)制御部42は、生成した危険情報を通信部41によって、第1携帯端末2へ送信することで危険を通知する。なお、制御部42は、危険情報が報知音の場合、第1携帯端末2が危険箇所に近づくにつれて、報知音を大きくする。
なお、上述した例では、データセンター4が、サーバ5から危険箇所を示す情報を取得する例を説明したが、これに限らない。危険箇所は、例えば保護者が第2携帯端末3の操作部33を操作して設定し、設定された情報をデータセンター4の制御部42が取得してもよい。
<危険通知の受信処理>
次に、携帯者が所持する第1携帯端末2が危険情報を受信した際の処理手順例を説明する。
図8は、本実施形態に係る第1携帯端末2が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。
(ステップS31)第1携帯端末2の制御部29は、データセンター4が送信した危険情報を通信部21によって受信する。
(ステップS32)制御部29は、危険情報に基づいて危険を知らせる音声メッセージを生成して、生成した音声メッセージをスピーカ26から再生させる。また、制御部29は、危険情報に基づいて、例えばブザー音を生成し、生成したブザー音をスピーカ26により再生する。なお、スピーカ26がブザーである場合、制御部29は、危険情報に基づいて所定の電圧をスピーカ26に出力する。これにより、制御部29は、危険情報に基づく音声出力を行う。なお、制御部29は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、音量を大きくする。
(ステップS33)制御部29は、スピーカ26からの音声出力が禁止されたバイブレータモードであるか否かを判別する。なお、制御部29は、バイブレータモードの設定を、例えば、第1携帯端末2が備える操作部(不図示)に対する操作に応じて実行してもよいし、第2携帯端末3からの指示に応じて実行してもよい。
制御部29は、バイブレータモードであると判別した場合(ステップS33;YES)、ステップS34の処理に進める。一方、制御部29は、バイブレータモードではない判別した場合(ステップS33;NO)、処理をステップS31に戻す。なお、制御部29は、バイブレータモードの場合、ステップS32の処理を行わなくてもよいし、又は、ステップS32の処理の代わりに表示部27を点滅等させてもよい。
(ステップS34)制御部29は、危険情報に基づいてバイブレータ25を駆動する。
なお、制御部29は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、バイブレータ25の振動の振幅を大きくしてもよいし、又は、振動の間隔を短くしてもよい。
次に、保護者が所持する第2携帯端末3が危険情報を受信した際の処理手順例を説明する。
図9は、本実施形態に係る第2携帯端末3が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。
(ステップS41)第2携帯端末3の制御部36は、データセンター4が送信した危険情報を通信部31によって受信する。
(ステップS42)制御部36は、危険情報に基づいて危険を知らせる音声メッセージを生成して、生成した音声メッセージをスピーカ35から再生させる。又は、制御部36は、危険情報に基づいて、例えばブザー音を生成し、生成したブザー音をスピーカ35によって再生する。なお、スピーカ35がブザーである場合、制御部36は、危険情報に基づいて所定の電圧をスピーカ35に出力する。これにより、制御部36は、危険情報に基づく音声出力が行う。なお、制御部36は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、音量を大きくする。
(ステップS43)制御部36は、バイブレータモードであるか否かを判別する。なお、制御部36は、バイブレータモードの設定を、第2携帯端末3の操作部33が操作された結果に応じて設定する。制御部36は、バイブレータモードであると判別した場合(ステップS43;YES)、ステップS44の処理に進める。一方、制御部36は、バイブレータモードではない判別した場合(ステップS43;NO)、ステップS45の処理に進める。なお、制御部36は、バイブレータモードの場合、ステップS42の処理を行わなくてもよいし、又は、ステップS42の処理の代わりに表示部34を点滅等させてもよい。
(ステップS44)制御部36は、危険情報に基づいてバイブレータ37を駆動する。
なお、制御部36は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、バイブレータ37の振動の振幅を大きくしてもよいし、又は、振動の間隔を短くしてもよい。
(ステップS45)制御部36は、保護者が操作部33を操作した結果に基づいて、第1携帯端末位置情報の送信リクエストを通信部31によって、データセンター4へ送信する。データセンター4の制御部42は、受信した送信リクエストに基づいて、第1携帯端末位置情報に危険を知らせる警告画像を付与して、通信部31によって第2携帯端末3へ送信する。制御部36は、データセンター4が送信した第1携帯端末位置情報を通信部31によって受信する。制御部36は、受信した第1携帯端末位置情報を表示部34に表示させる。
図10は、本実施形態に係る第2携帯端末3の表示部34に表示される警告画像を含む第1携帯端末位置情報の例を示す図である。
図10に示す第1携帯端末位置情報は、例えば携帯者の下校時の第1携帯端末位置情報である。この第1携帯端末位置情報は、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡g11及び現在位置g12の情報と、危険箇所を示す画像g21と、警告画像g22とを備える。
図10に示す第1携帯端末位置情報では、携帯者が所持する第1携帯端末2の現在位置が、危険箇所内であるため、所定文言(例えば、「危険箇所にいます。ご注意ください!」)の警告画像g22が他の情報に重畳又は合成されて表示される。なお、警告画像は、制御部36が受信した警告情報に基づいて生成されてもよい。
なお、第1携帯端末2の制御部29は、レーダ22から取得した検知信号を同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報又は車両情報として、通信部21によってデータセンター4へ送信してもよい。
また、データセンター4の制御部42は、例えばサーバ5から受信した情報に基づいて、交通量が多い箇所に第1携帯端末2の所持者が近づいたとき、交通情報を通信部41によって第1携帯端末2に送信してもよい。
なお、交通情報は音声信号であってもよい。第1携帯端末2の制御部29は、受信した交通情報を再生する。これにより、第1携帯端末2を所持する携帯者は、交通量が多い箇所に近づいたことを知ることができる。
また、データセンター4の制御部42は、例えばサーバ5から受信した情報に基づいて緊急情報を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信してもよい。緊急情報とは、例えば災害や事故が発生した場合に、避難を呼びかける情報である。
以上のように、本実施形態では、携帯者が所持又は鞄等に取り付けた第1携帯端末2によって取得した位置情報を、データセンター4に集約して、保護者が所持する第2携帯端末3へ送信する。また、本実施形態では、不審者情報を、行政又は学校のサーバ5からデータセンター4へ集約する。データセンター4は、不審者情報を取得した際、第1携帯端末2の現在位置と危険箇所との距離が所定値未満の場合に、第1携帯端末2を所持する携帯者と、第2携帯端末3を所持する保護者とに、危険情報を送信する。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者が危険箇所に近づいているときに、第1携帯端末2の携帯者(例えば、子供などの児童)又は第2携帯端末3の所持者(例えば、保護者など)に対して危険通知を行うことができる。
また、本実施形態では、第1携帯端末2が危険箇所に近づくにつれて、警報音等を大きくする。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者が危険箇所に近づいていることを、より一層、的確に通知することができる。
また、本実施形態では、第2携帯端末3は、第1携帯端末2の移動軌跡を取得する。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者の移動軌跡(例えば、学校から自宅までの帰宅経路など)を第2携帯端末3の所持者が把握することができる。
<情報通信システムの第1変形例>
以下に、データセンター4Aが、第1携帯端末2から受信した情報に基づいて、通学経路等の所定位置において行うべき所定動作が行われた否かを判別して、判別した結果を第2携帯端末3へ送信する例を説明する。なお、後述するように所定位置は、上述した危険箇所を含む位置の情報であってもよい。
まず、実施形態の第1変形例の情報通信システム1Aの主な動作例を説明する。
図11は、実施形態の第1変形例に係る情報通信システム1Aの主な動作例を示す図である。
符号g100は、帰宅した際の第1携帯端末2と携帯者(例えば、子供などの児童)との対話例を示す図である。符号g100が示す図において、符号g101が子供の発話であり、符号g102が第1携帯端末2の発話である。
符号g110は、帰宅した際の子供と保護者との対話例を示す図である。符号g110が示す図において、符号g111が保護者の発話であり、符号g112が子供の発話であり、符号g113が第1携帯端末2の発話である。
符号g120は、第2携帯端末3に表示される画像例を示す図である。表示される画像は、データセンター4から受信した画像である。符号g121は、データセンター4から受信した画像である。画像g121は、スコアの画像g122、子供の移動軌跡の画像g122、確認箇所での動作確認結果の画像g123とg124が含まれている。
<情報通信システム1Aの構成>
次に、情報通信システム1Aの構成例を説明する。
図12は、実施形態の第1変形例に係る情報通信システム1Aの構成例を示す図である。図12に示すように、情報通信システム1Aは、第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4A(センター)及びサーバ5を備えている。第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4A及びサーバ5は、ネットワーク6を介して相互に接続されている。なお、情報通信システム1と同様の動作を行う機能部については、同じ符号を用いて説明を省略又は簡略化する。図12に示すように、情報通信システム1と変形例の情報通信システム1Aとの差異は、データセンター4Aである。
図12に示すように、データセンター4Aは、通信部41、制御部42A、モデル記憶部43、記憶部44A、音声認識モデル記憶部45、音声認識部46及びシナリオ記憶部47を備えている。
音声認識モデル記憶部45は、例えば音響モデル、言語モデル、単語辞書等を記憶している。音響モデルとは、音の特徴量に基づくモデルであり、言語モデルとは、単語とその並び方の情報のモデルである。また、単語辞書とは、多数の語彙による辞書であり、例えば大語彙単語辞書である。
音声認識部46は、制御部42Aが出力する音声信号に対して発話区間の音声信号を検出する。発話区間の検出は、例えば所定のしきい値以上の音声信号を発話区間として検出する。なお、音声認識部46は、発話区間の検出を周知の他の手法を用いて行ってもよい。音声認識部46は、検出した発話区間の音声信号に対して、音声認識モデル記憶部45を参照して、周知の手法を用いて音声認識を行う。なお、音声認識部46は、例えば特開2015−64554号公報に開示されている手法等を用いて音声認識を行う。音声認識部46は、認識した認識結果に対して音声認識モデル記憶部45を参照してテキストに変換する。音声認識部46は、テキスト情報に対して音声認識モデル記憶部45を参照して形態素解析と係り受け解析を行う。係り受け解析には、例えば、Shift−reduce法や全域木の手法やチャンク同定の段階適用手法においてSVM(Support Vector Machines)を用いる。音声認識部46は、解析結果を制御部42Aに出力する。
シナリオ記憶部47は、第1携帯端末2が用いられる環境で行われる対話を、例えばテキスト形式で記憶する。
制御部42Aは、制御部42が行う処理に加えて以下の処理を行う。
制御部42Aは、第1携帯端末2から通信部41が受信したレーダ22の検知信号と、第1携帯端末2から通信部41が受信した加速度センサ28の検出値とを受信する。制御部42Aは、設定されている位置で所定動作が行われてか否かを、受信したレーダ22の検知信号と加速度センサ28の検出値の少なくとも1つに基づいて判別する。制御部42Aは、判別した結果に基づいて、例えば帰宅時のスコアを求める。制御部42Aは、求めたスコアを記憶部44Aに記憶させる。
制御部42Aは、子供の移動軌跡の画像に、スコアの画像と、判別した結果を示す画像とを含めた画像を生成する。制御部42Aは、第2携帯端末3からスコア送信のリクエストを受信した場合、生成した画像を第2携帯端末3へ送信する。なお、所定動作が行われたか否かの判別方法及びスコアの求め方については後述する。
また、制御部42Aは、音声認識部46が出力する解析結果を取得する。制御部42Aは、解析結果に基づいて、シナリオ記憶部47を参照して、第1携帯端末2から受信した音声信号に対する返答を選択する。制御部42Aは、選択した応答を、例えばフォルマント合成の手法等によって音声信号に変換し、変換した音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。
記憶部44Aは、記憶部44が記憶する情報に加えて、所定位置を示す情報(緯度経度、地点名)に所定動作とスコアを関連付けて記憶する。また、記憶部44Aは、例えば帰宅時におけるスコアの合計を記憶する。また、記憶部44は、所定動作が行われたか否かを判別する際に用いる閾値を記憶する。さらに、記憶部44Aは、レーダ22の検知信号に対する検出に用いられる顔部のモデルデータ及び腕部のモデルデータを記憶する。
なお、保護者は、第2携帯端末3の操作部33を操作して、通学経路を予め設定してもよい。この場合、第2携帯端末3の制御部36は、通学経路を示す情報を、通信部31によってデータセンター4Aへ送信してもよい。また、保護者は、第2携帯端末3の操作部33を操作して、所定動作を行うべき所定位置を設定してもよい。この場合、第2携帯端末3の制御部36は、所定位置を示す情報を、通信部31によってデータセンター4Aへ送信してもよい。また、保護者は、第2携帯端末3の操作部33を操作して、所定動作を設定してもよい。この場合、第2携帯端末3の制御部36は、所定位置で行う所定動作を示す情報を、通信部31によってデータセンター4Aへ送信してもよい。
なお、データセンター4Aは、例えばサーバ5から危険箇所を取得し、取得した危険箇所を所定位置に設定してもよい。そして、所定位置の種類に応じて、所定動作を設定してもよい。
次に、所定位置、所定動作及びスコアの例を説明する。
図13は、実施形態の第1変形例に係る所定位置、所定動作及びスコアの例を示す図である。
なお、図13に示す例は、帰宅経路(帰宅路)における所定位置と、所定動作及びスコアの一部であり、スコアの合計が帰宅経路において100点になるように設定されている。
図13に示す例では、所定箇所は、A交差点と、B交差点と、C交差点である。所定動作は、例えばA交差点において、一時停止と左右確認である。また、スコアは、例えばA交差点において、一時停止が10、左右確認が10である。
制御部42Aは、A交差点において、一時停止の動作が行われていた場合にスコアを10、行われていなかった場合にスコアを0とする。そして、学校から自宅までにおけるスコアの合計を求め、求めたスコアの合計を記憶部44Aに記憶させる。なお、制御部42Aは、100点から、行われなかった所定動作のスコアを減算して合計のスコアを求めてもよい。
次に、データセンター4Aが行う処理手順例を説明する。
図14は、実施形態の第1変形例に係るデータセンター4Aが行う処理手順例のフローチャートである。なお、図14に示す例は、制御部42Aが、レーダ22の検知信号に基づいて所定動作が行われたか否かを判別する例である。
(ステップS51)データセンター4Aの制御部42Aは、第1携帯端末2が送信した位置情報を受信する。
(ステップS52)制御部42Aは、第1携帯端末2が送信したレーダ22の検知信号を受信する。なお、第1携帯端末2は、所定周期毎に位置情報と検知信号をデータセンター4Aへ送信する。
(ステップS53)制御部42Aは、位置が所定箇所の場合、受信した検知信号に基づいて、所定動作が行われたか否かを判別することで動作分析を行う。
(ステップS54)制御部42Aは、動作分析した結果と記憶部44Aが記憶する情報に基づいて、スコアリング処理を行う。なお、スコアリング処理とは、例えば、加点、減点処理である。
(ステップS55)制御部42Aは、第2携帯端末3からスコア送信のリクエストを受信したか否かを判別する。制御部42Aは、第2携帯端末3からリクエストを受信したと判別した場合(ステップS55;YES)、処理をステップS56に進める。一方、制御部42Aは、第2携帯端末3からリクエストを受信していないと判別した場合(ステップS55;NO)、処理をステップS51に戻す。
(ステップS56)制御部42Aは、子供の移動軌跡の画像に、スコアの画像及び判別した結果を示す画像を含めた画像を生成する。制御部42Aは、生成した画像を第2携帯端末3へ送信する。
なお、図14に示した例では、データセンター4Aは、第2携帯端末3からリクエストを受信したと判別した場合にスコアを含む情報を送信する例を説明したが、これに限らない。データセンター4Aは、例えば保護者によって設定された時刻又は所定の周期毎にスコアを含む情報を送信するようにしてもよい。
次に、第2携帯端末3が行う処理手順例を説明する。
図15は、実施形態の第1変形例に係る第2携帯端末3が行う処理手順例のフローチャートである。
(ステップS61)第2携帯端末3の制御部36は、データセンター4Aが送信したスコアを含む情報を受信する。
(ステップS62)制御部36は、受信したスコアを含む情報を表示部34に表示させる。
なお、図15に示した処理は、第2携帯端末3からリクエストを送信したとき、保護者によって設定された時刻又は所定の周期毎に実行されてもよい。
図16は、実施形態の第1変形例に係る第2携帯端末3の表示部34に表示されるスコアを含む情報の画像例である。
画像g200は、表示部34上に表示される画像である。
符号g201は、学校を示している。符号g202は、自宅を示している。
符号g203は、子供の移動軌跡を示す画像である。
符号g211、g212およびg213は、所定箇所を示している。
符号g221は、符号g211における所定動作の判別結果を表している。なお、○印は、所定動作を行ったことを表している。
符号g222は、符号g212における所定動作の判別結果を表している。
符号g223は、符号g213における所定動作の判別結果を表している。なお、×印は、所定動作を行っていないことを表している。
符号g230は、合計スコアを表す画像である。
なお、図16において、所定動作を行った場合の符号g221、g222を例えば青色で表示し、所定動作を行っていない場合の符号g223を、例えば赤色で表示してもよい。このような画像は、データセンター4Aの制御部42Aが生成する。
以下、所定位置における一時停止の動作分析方法の例を説明する。
図17は、実施形態の第1変形例に係る所定位置における一時停止の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、カウンタ値Tをゼロに初期化した後に以下の処理を開始する。また、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS71)データセンター4Aの制御部42Aは、第1携帯端末2から位置情報を受信する。制御部42Aは、受信した位置情報を受信した時刻情報に関連付けて記憶部44に記憶させる。
(ステップS72)制御部42Aは、記憶部44Aに記憶させた前回の位置(現在時刻に最も近い時刻の位置情報)と、受信した位置情報とを比較し、前回と同じ位置であるか否かを判別する。制御部42Aは、前回と同じ位置であると判別した場合(ステップS72;YES)、ステップS73の処理に進める。一方、制御部42Aは、前回と同じ位置ではないと判別した場合(ステップS72;NO)、処理をステップS74に進める。
(ステップS73)制御部42Aは、カウンタ値Tに1を加算し、処理をステップS75に進める。
(ステップS74)制御部42Aは、カウンタ値Tに0を代入し、処理をステップS71に戻す。
(ステップS75)制御部42Aは、カウンタ値Tが、所定動作が行われたか否かを判別する際に用いられる閾値より大きいか否かを判別する。制御部42Aは、カウンタ値Tが閾値より大きいと判別した場合(ステップS75;YES)、処理をステップS76に進める。一方、制御部42Aは、カウンタ値Tが閾値以下であると判別した場合(ステップS75;NO)、処理をステップS71に戻す。
(ステップS76)制御部42Aは、第1携帯端末2を所持する子供が所定位置で一時停止したと判別する。
なお、制御部42Aは、一時停止の動作分析を、第1携帯端末2の加速度センサ28の検出値に基づいて行ってもよい。
この場合、ステップS71において、制御部42Aは加速度センサ28の検出値を受信する。そして、ステップS72において、制御部42Aは前回の検出値と今回の検出値との差がゼロを含む所定範囲内の場合に、同じ位置であると判別してもよい。
なお、制御部42Aは、子供が所定の動作を行ったか否かを、加速度センサ28の検出値と、他の情報(例えば、レーダ22が出力する検知信号など)との少なくとも1つに基づいて検出してもよい。
次に、所定位置における左右確認の動作分析方法の例を説明する。
図18は、実施形態の第1変形例に係る所定位置における左右確認の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS81)データセンター4Aの制御部42Aは、第1携帯端末2からレーダ22が出力する検知信号を受信する。
(ステップS82)制御部42Aは、受信した検知信号から周知の手法によって第1携帯端末2の携帯者の顔部を検出する。続けて、制御部42Aは、検出した顔部の検知信号を取得した時刻情報に関連付けて記憶部44Aに記憶させる。
(ステップS83)制御部42Aは、記憶部44Aに記憶させた顔部の検知信号に基づいて、取得した顔部の検知信号と、前回の顔部の検知信号とを比較する。制御部42Aは、比較した結果、顔部が左右に動いているか否かを判別する。制御部42Aは、顔部が左右に動いていると判別した場合(ステップS83;YES)、処理をステップS84に進める。一方、制御部42Aは、顔部が左右に動いていないと判別した場合(ステップS83;NO)、処理をステップS85に進める。
(ステップS84)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が左右確認を行った(左右確認OK)と判別する。
(ステップS85)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が左右確認を行っていない(左右確認NG)と判別する。
なお、左右確認の処理においても、制御部42Aは、加速度センサ28の検出値に基づいて、検出値の左右方向の値が所定値以上変化している場合に顔部が左右に動いたか否かを判別してもよい。
なお、制御部42Aは、携帯者が所定の動作を行ったか否かを、加速度センサ28の検出値と、他の情報(例えば、レーダ22が出力する検知信号など)との少なくとも1つに基づいて検出してもよい。
以下に、所定位置における手挙げ動作の動作分析方法の例を説明する。
図19は、実施形態の第1変形例に係る所定位置における手挙げ動作の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS91)データセンター4Aの制御部42Aは、第1携帯端末2からレーダ22が出力する検知信号を受信する。
(ステップS92)制御部42Aは、受信した検知信号から周知の手法によって第1携帯端末2の所持者の腕部を検出する。制御部42Aは、検出した腕部の検知信号を取得した時刻情報に関連付けて記憶部44Aに記憶させる。
(ステップS93)制御部42Aは、腕部を検出できたか否かにより、腕が挙がっているか否かを判別する。制御部42Aは、腕が挙がっていると判別した場合(ステップS93;YES)、処理をステップS94に進める。一方、制御部42Aは、腕が挙がっていない(腕を検出できない)と判別した場合(ステップS93;NO)、処理をステップS95に進める。
(ステップS94)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が手挙げ動作を行った(手挙げOK)と判別する。
(ステップS95)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が手挙げ動作を行っていない(手挙げNG)と判別する。
以上のように、実施形態の第1変形例では、通学路において、例えば交通安全上、必要な行動を行ったか否かを判定してスコアで提示する。これにより、第1携帯端末2を携帯する子供は、あきず、楽しみながらスコアを上げようとする。このため、実施形態の第1変形例によれば、第1携帯端末2を携帯する子供に対して、継続的に交通安全教育に行うことができる。また、実施形態の第1変形例では、第1携帯端末2を携帯する子供の行動及びスコアを、保護者が所持する第2携帯端末3へ送信するので、保護者が子供のスキルを把握することができる。実施形態の第1変形例によれば、保護者と子供とが、第2携帯端末3に表示される情報を見ながら、コミュニケーションすることで、保護者と子供とのコミュニケーションの機会を増やし、さらなる安全意識向上も同時にはかれる。
以下に、第1携帯端末2と、第1携帯端末2の携帯者である子供とのコミュニケーションの例を図11の符号g100が示す図を参照して説明する。
子供は、例えば帰宅したとき、「ただいま!」と発話する。
第1携帯端末2の制御部29は、マイクロフォン23が収音したこの音声信号を通信部21によってデータセンター4Aへ送信する。データセンター4Aの音声認識部46は、受信した音声信号に対して音声認識処理を行う。制御部42Aは、音声認識処理された結果に基づいて返答の音声信号を生成して、生成した音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2の制御部29は、データセンター4Aから受信した「おかえりなさい!」を再生することで発話する。
続けて、子供が「今日の点数は?」と発話した音声信号をデータセンター4Aが受信し、制御部42Aは音声認識された結果と、シナリオ記憶部47及び記憶部44が記憶する情報とに基づいて、返答である「90点」の音声信号を生成する。制御部42Aは返答である音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2の制御部29は、データセンター4Aから受信した「90点」を発話する。
このように上記のコミュニケーションの例では、第1携帯端末2が収音した音声信号をデータセンター4Aへ送信し、データセンター4Aが受信した音声信号の応答を第1携帯端末2へ送信する。これにより、第1携帯端末2を携帯する子供と、第1携帯端末2との間でコミュニケーションを行うことができ、第1携帯端末2を携帯する子供に対して、継続的に交通安全教育に行うことができる。
なお、データセンター4Aが第1携帯端末2へ送信する音声信号は、スコアが例えば70以上の場合に「よくがんばったね!」、スコアが例えば50以下の場合に「一時停止しなかったね。明日は一時停止しようね。」等であってもよい。
以下に、保護者と子供と第1携帯端末2とのコミュニケーションの例を図11の符号g110が示す図を参照して説明する。
この例の場合、保護者と子供は、第2携帯端末3に表示された画像を見ながら交通安全ポイント確認を行うため会話を行う。
この例でも、第1携帯端末2又は第2携帯端末3は、収音した音声信号をデータセンター4Aへ送信する。データセンター4Aは、音声認識した結果に基づいてアドバイスの音声信号を第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2は、アドバイスの音声信号「一時停止はOKだから手挙げだけね!」を再生する。
なお、データセンター4Aは、このようなアドバイスの音声信号を第2携帯端末3へも送信するようにしてもよい。
このように上記のコミュニケーションの例では、第1携帯端末2又は第2携帯端末3が収音した音声信号をデータセンター4Aへ送信し、データセンター4Aが受信した音声信号の応答を第1携帯端末2へ送信する。これにより、保護者と子供と第1携帯端末2であるロボットとの間でコミュニケーションを行うことができ、第1携帯端末2を携帯する子供に対して、継続的に交通安全教育に行うことができる。
なお、上記の実施形態では、第1携帯端末2を子供が携帯する例を説明したが、第1携帯端末2を例えば移動者、歩行者又は高齢者が携帯してもよい。
<情報通信システムの第2変形例>
以下に、予め定められた地理的位置を、第1携帯端末2を携帯する携帯者に報知する処理の詳細について説明する。なお、上述した実施形態又は第1変形例と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。なお、地理的位置は、上述した危険箇所及び所定位置を含む位置の情報であってもよい。
図20は、実施形態の第2変形例に係る情報通信システム1Bの構成の一例を示す図である。図20に示される通り、情報通信システム1Bは、第1携帯端末2と、第2携帯端末3と、データセンター4Bと、サーバ5とを備える。データセンター4Bは、通信部41と、制御部42Bと、モデル記憶部43と、記憶部44Bと、音声認識モデル記憶部45と、音声認識部46と、シナリオ記憶部47とを備える。
記憶部44Bは、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)などを備える。記憶部44Bは、例えば、地図情報と、危険情報と、不審者情報と、地理的位置情報とを記憶する。なお、不審者情報は、不審者が現れた位置情報及び時刻等に加えて、不審者パターンを含む。不審者パターンは、不審者の行動及び挙動の特徴を示す情報である。地理的位置情報の詳細については、後述する。
制御部42Bは、例えば、報知部421を機能部として備える。制御部42Bは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部44Bに格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)及びGPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
報知部421は、第1携帯端末2の位置情報と、地理的位置情報とに基づいて、地理的位置の接近を、第1携帯端末2を保持する携帯者(例えば、子供などの児童)に報知する。地理的位置情報は、地理的位置を示す情報である。地理的位置は、第1携帯端末2の携帯者が通行する経路上の位置であり、例えば子供に危険が及ぶ可能性が有る位置などである。地理的位置は、例えば、経路上の交差点、車道と区分された歩道上の位置及び危険性がある構造物の近傍等を含む。地理的位置は、例えば停止動作、左右確認動作及び挙手動作などの所定動作の実行が必要とされる地点(例えば、安全確認地点など)を含む。
なお、以下の説明において、地理的位置情報には子供の登下校時に歩行する経路上の地理的位置が含まれる場合について説明する。
第1携帯端末2は、例えば、位置検出部24によって衛星などから受信した測位信号に基づいて、第1携帯端末2の位置(つまり、子供の位置)を特定し、特定した位置を示す位置情報をデータセンター4Bに送信する。
なお、情報通信システム1Bは、子供の位置を特定することができる手法であれば、位置検出部24以外の手法を採用してもよい。例えば、第1携帯端末2は、BLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)、PDR(Pedestrian Dead Reckoning)、IMES(IndoorMEssaging System)、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)等の手法によって、第1携帯端末2の位置を特定してもよい。第1携帯端末2は、レーダ22によって検知された周辺の情報に基づいて、第1携帯端末2の位置を特定してもよい。情報通信システム1Bは、例えば、第1携帯端末2の位置を特定する他のシステムから第1携帯端末2の位置を取得してもよい。例えば、他のシステムは、地理的位置に設置される検出装置を備え、検出装置が自装置の近傍に存在する第1携帯端末2を検出することによって、第1携帯端末2の位置を特定してもよい。
報知部421は、第1携帯端末2から取得した第1携帯端末2の位置情報と、地理的位置情報とに基づいて、子供が地理的位置に接近している場合、第1携帯端末2が備える報知機能を制御し、子供に地理的位置の接近を報知する。第1携帯端末2が備える報知機能は、例えば、バイブレータ25及びスピーカ26等である。
以下に、データセンター4Bの報知部421が、バイブレータ25の制御信号を第1携帯端末2に送信し、第1携帯端末2が当該制御信号に基づいて、バイブレータ25を動作(振動)させることにより、子供に地理的位置の接近を報知する場合について説明する。なお、以下の説明において、報知部421が、バイブレータ25の制御信号を第1携帯端末2に送信し、第1携帯端末2が当該制御信号に基づいて、バイブレータ25を振動させることを、報知部421がバイブレータ25を振動させるとも記載する。
図21は、実施形態の第2変形例に係る報知の開始タイミングを模式的に示す図である。図21に示される一例において、第1携帯端末2の携帯者である子供C1は、交差点の方向に直進し、交差点を右折する経路(図示する経路rt)を歩行する。地理的位置PT1は、交差点の位置に予め設定される。地理的位置PT1は、交差点の中央よりも、子供C1が歩行する経路rt上に設定されることが好ましい。例えば、車道と歩道とが区分された道において、経路rtは、歩道であり、地理的位置PT1は、歩道上(より具体的には、歩道と車道との境界)に設定される。
報知部421は、地理的位置PT1から所定距離(図示する第1所定距離dt1)だけ離れた位置(つまり、図示する所定範囲ARP)まで子供C1が接近した場合、バイブレータ25を動作させる。第1所定距離dt1は、例えば、数m程度の距離である。また、報知部421は、地理的位置PT1までの距離に応じて、報知の強度(例えば、振動の強度)を変化させてもよい。子供C1は、バイブレータ25によって地理的位置PT1(つまり、交差点)を報知されることにより、周囲に注意しながら歩行する。このため、情報通信システム1Bは、子供C1と、子供C1の進行方向に進行する車両mとが接触することを抑制することができる。
図22は、実施形態の第2変形例に係る報知部421の処理の一例を示すフローチャートである。
報知部421は、図22に示される処理を、所定の時間間隔毎に実行する。
まず、報知部421は、第1携帯端末2から子供C1の位置を示す位置情報を取得する(ステップS100)。
次に、報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満であるか否かを判定する(ステップS102)。
報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満ではない場合、処理を終了する。
一方、報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満である場合、処理をステップS104に進める。
報知部421は、地理的位置PT1の接近を子供C1に報知する地理的位置接近報知処理を行い(ステップS104)、処理を終了する。
図23は、図22に示されるステップS104の地理的位置接近報知処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、報知部421は、地理的位置PT1の接近を子供C1に知らせる報知を開始する(ステップS200)。この一例では、報知部421は、バイブレータ25の振動を開始させる。
次に、報知部421は、位置検出部24によって子供C1の位置を取得する(ステップS202)。
次に、報知部421は、ステップS100において取得した子供C1の位置と、ステップS202において取得した子供C1の位置とに基づいて、子供C1が地理的位置PT1に近づいているか否かを判定する(ステップS204)。
報知部421は、子供C1が地理的位置PT1に近づいていると判定した場合(ステップS204のYES側)、処理をステップS206に進める。
一方、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1に近づいていないと判定した場合、(ステップS204のNO側)、処理をステップS208に進める。
そして、報知部421は、バイブレータ25の報知量を増加させ(ステップS206)、処理をステップS212に進める。報知量を増加させるとは、例えば、バイブレータ25の振動を大きくすること、及び、振動の頻度を多くすることのうち、少なくともいずれかである。
また、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1から遠ざかっているか否かを判定する(ステップS208)。
報知部421は、子供C1が地理的位置PT1から遠ざかっていると判定した場合(ステップS208のYES側)、処理をステップS210に進める。
一方、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1に近づいても遠ざかってもいないと判定した場合(ステップS208のNO側)、バイブレータ25の報知量を変更せず、処理をステップS212に進める。
そして、報知部421は、バイブレータ25の報知量を減少させ(ステップS210)、処理をステップS212に進める。報知量を減少させるとは、バイブレータ25の振動を小さくすること、及び、振動の頻度を少なくすることのうち、すくなくともいずれかである。
報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1以上であるか否かを判定する(ステップS212)。
報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満であると判定する間(ステップS212のNO側、つまり、子供C1が所定範囲ARPの外に出るまでの間)、処理をステップS204に戻す。報知部421は、ステップS204〜S210までの処理を繰り返すことによって報知量を調整する。
一方、報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1以上であると判定した場合(ステップS212のYES側)、処理をステップS214に進める。
そして、報知部421は、報知を停止する(ステップS214)。
なお、上述では、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が直線距離である場合について説明したが、これに限られない。子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離は、子供C1の経路rtに沿った距離であってもよい。報知部421は、子供C1の経路rtに沿った地理的位置PT1までの距離に基づいて、報知を行うことにより、長時間報知が行われることを抑制し、子供C1が報知状態に慣れることを抑制することができる。
以上説明したように、実施形態の第2変形例の情報通信システム1Bは、より適切に地理的位置の接近を子供C1に報知することができる。
<情報通信システムの第3変形例>
以下に、第1携帯端末2を携帯する携帯者に接近する物体及び人を携帯者に報知する場合について説明する。なお、上述した実施形態、第1変形例又は第2変形例と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図24は、実施形態の第3変形例に係る第1携帯端末2Bの構成の一例を示す図である。図24に示される通り、第1携帯端末2Bは、通信部21と、レーダ22と、マイクロフォン23と、位置検出部24と、バイブレータ25と、スピーカ26と、表示部27と、加速度センサ28と、制御部29Bとを備える。
制御部29Bは、例えば、制御部29が備える構成に加えて接近判定部291を機能部として備える。制御部29Bは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部(不図示)に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部又は全部は、LSI、ASIC、FPGA又はGPUなどのハードウェア(回路部を含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
接近判定部291は、例えば、第1携帯端末2Bが備える検出機能の検出結果に基づいて、携帯者の周囲に存在する物体が携帯者に接近したか否かを判定する。以降の説明において、第1携帯端末2Bが備える検出機能がレーダ22である場合について説明する。
図25は、実施形態の第3変形例に係る報知の開始タイミングを模式的に示す図である。第1携帯端末2Bが備えるレーダ22は、例えば子供C1の周囲を検知可能に構成される。レーダ22は、例えば複数(図示では2つ)のミリ波レーダによって構成され、第1携帯端末2Bの周囲(つまり、子供C1の周囲)を検知可能なように、検知方向が異なる向きに設けられる。図25に示される一例では、レーダ22が備えるフロントレーダ及びリヤレーダは、それぞれ異なる範囲(図示する前方検知範囲AF及び後方検知範囲AR)を検知する。レーダ22は、子供C1の周囲を全域(例えば、鉛直軸周りの360度の範囲など)に亘って検知可能に設定される場合、前方検知範囲AF及び後方検知範囲ARは相互に重畳してもよい。レーダ22は、例えば、所定の時間間隔毎に携帯者の周囲を検知し、検知信号を生成する。なお、レーダ22は、子供C1の周囲を検知することが可能であれば、1つ又は複数のミリ波レーダを備えてもよい。
なお、第1携帯端末2Bは、携帯者の周囲環境を検知する構成として、レーダ22以外の機器を備えてもよい。第1携帯端末2Bは、レーダ22の代わりに、カメラ、LIDAR(Light Detection and Ranging又はLaser Imaging Detection and Ranging)又は赤外線センサなどの遠隔的に検出を行う検出装置を備えてもよい。
例えば、第1携帯端末2Bは、レーダ22の代わりに、1つ又は複数のカメラを備えてもよい。例えば第1携帯端末2Bに備えられる3つのカメラは、図25に示すように、それぞれ異なる範囲(図示する撮像範囲AR1〜AR3)を撮像する。3つのカメラの撮像範囲AR1〜AR3のそれぞれは、互いに重畳してもよい。3つのカメラは、所定の時間間隔毎に携帯者の周囲を撮像し、撮像画像(例えば、静止画像又は動画)を生成してもよい。
接近判定部291は、レーダ22によって生成された検知信号に基づいて、子供C1の位置から所定距離(図示する第2所定距離dt2)だけ離れた位置(つまり、図示する所定範囲ARC)まで物体が接近した場合、子供C1に物体が接近したと判定し、レーダ22の検知信号をデータセンター4Bに送信する。第2所定距離dt2は、数m程度の距離である。
データセンター4Bの報知部421は、第1携帯端末2Bから受信したレーダ22の検知信号に基づいて、子供C1に物体が接近している場合、第1携帯端末2Bが備える報知機能を制御し、子供C1に物体の接近を報知する。報知部421は、子供C1に接近する物体のうち、車両mの接近と、不審者の接近とを子供C1に報知する。
図26は、実施形態の第3変形例に係る接近判定部291及び報知部421の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、接近判定部291は、レーダ22によって出力された検知信号を取得する(ステップS300)。
次に、接近判定部291は、取得した検知信号に基づいて、子供C1から検知される物体までの距離が第2所定距離dt2未満であるか否かを判定する(ステップS302)。
接近判定部291は、子供C1から検知される物体までの距離が第2所定距離dt2未満ではないと判定する場合(ステップS302のNO側)、処理をステップS300に戻して、待機する。
一方、接近判定部291は、子供C1から検知される物体までの距離が第2所定距離dt2未満であると判定する場合(ステップS302のYES側)、処理をステップS304に進める。
そして、報知部421は、物体の接近を子供C1に報知する物体接近報知処理を行い(ステップS304)、処理を終了する。
図27は、図26に示されるステップS304の物体接近報知処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号に示される物体の大きさが所定の大きさ以上であるか否かを判定する(ステップS400)。所定の大きさは、例えば、一般的な適宜の車両の大きさである。
報知部421は、検知信号に示される物体の大きさが所定の大きさ以上であると判定した場合(ステップS400のYES側)、処理をステップS402に進める。
一方、報知部421は、物体の大きさが所定の大きさ以上ではないと判定した場合、処理をステップS410に進める。
そして、報知部421は、物体が車両mであると判定する(ステップS402)。
次に、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号よりも後に出力された検知信号を取得する(ステップS404)。
次に、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号と、ステップS404において取得された検知信号とに基づいて、車両mの速度が所定速度以上であるか否かを判定する(ステップS406)。所定速度は、例えば、数〜数十km/h程度の速度である。
報知部421は、車両mの速度が所定速度以上ではない場合(ステップS406のNO側)、処理をステップS408に進める。
一方、報知部421は、車両mの速度が所定の速度以上であると判定した場合(ステップS406のYES側)、処理をステップS412に進める。
そして、報知部421は、車両mが子供C1の近傍を通過し終えたか否かを判定する(ステップS408)。
報知部421は、車両mが子供C1の近傍を通過し終えた場合(ステップS408のYES側)、子供C1に危険が及ばないと推定し、子供C1に車両mの接近を知らせる報知を開始せず、処理を終了する。
一方、報知部421は、車両mが子供C1の近傍を通過し終えていないと判定する場合(ステップS408のNO側)、処理をステップS404に戻す。報知部421は、ステップS404〜S406を繰り返す際に、子供C1に接近する車両mが所定速度以上ではない場合(ステップS406のNO側)、接近しても子供C1に危険が及ばないと推定し、報知を開始しない。
また、報知部421は、物体の移動パターンが不審者のパターンと合致するか否かを判定する(ステップS410)。不審者のパターンは、例えば、子供C1の移動に係る単位期間中(例えば、適宜の日の登校中又は下校中等)に、所定回数以上に亘って特定の物体に遭遇するパターンである。また、不審者のパターンは、例えば、子供C1の移動に係る単位期間中に、子供C1の移動経路に合致する経路において物体が往復移動するパターンである。また、不審者のパターンは、例えば、物体の特徴が不審者情報の不審者の特徴と合致するパターンである。
報知部421は、物体の移動パターンが不審者のパターンと合致しないと判定した場合(ステップS410のNO側)、物体が不審者ではないと推定し、子供C1に物体の接近を知らせる報知を開始せず、処理を終了する。
一方、報知部421は、物体の移動パターンが不審者のパターンと合致する(ステップS410のYES側、つまり、物体が不審者である)と判定した場合、処理をステップS412に進める。
そして、報知部421は、車両m又は不審者の接近を子供C1に知らせる報知を開始する(ステップS412)。
次に、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号よりも後に出力された検知信号を取得する(ステップS414)。
次に、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号と、ステップS414において取得された検知信号とに基づいて、車両m又は不審者が子供C1に近づいているか否かを判定する(ステップS416)。
報知部421は、車両m又は不審者が子供C1に近づいている場合(ステップS410のYES側)、処理をステップS418に進める。
一方、報知部421は、車両m又は不審者が子供C1に近づいていない場合(ステップS410のNO側)、処理をステップS420に進める。
そして、報知部421は、報知量を増加させ(ステップS418)、処理をステップS416に戻す。
また、報知部421は、車両m又は不審者が子供C1の近傍を通過し終えたか否かを判定する(ステップS420)。
報知部421は、車両m又は不審者が子供C1の近傍を通過し終えていないと判定する場合(ステップS420のNO側)、処理をステップS416に戻し、ステップS416〜S418の処理を繰り返す。
一方、報知部421は、車両m又は不審者が子供C1の近傍を通過し終えた場合(ステップS420のYES側)、処理をステップS422に進める。
報知部421は、報知を停止する(ステップS422)。
以上説明したように、実施形態の第3変形例に係る情報通信システム1Bは、より適切に車両又は不審者の接近を子供C1に報知することができる。
<情報通信システムの第4変形例>
以下に、地理的位置おける携帯者の所定動作を認識する場合について説明する。なお、上述した実施形態、第1変形例、第2変形例又は第3変形例と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図28は、実施形態の第4変形例に係る第1携帯端末2Cの構成の一例を示す図である。実施形態の第4変形例に係る情報通信システム1Bは、第1携帯端末2Bに代えて、又は、第1携帯端末2Bに加えて、第1携帯端末2Cを備える。
図28に示される通り、第1携帯端末2Cは、通信部21と、レーダ22と、マイクロフォン23と、位置検出部24と、バイブレータ25と、スピーカ26と、表示部27と、加速度センサ28と、制御部29Cとを備える。制御部29Cは、例えば、制御部29が備える構成に加えて、接近判定部291と動作認識部292とを機能部として備える。
動作認識部292は、例えば、第1携帯端末2Cが備える検出機能(この一例では、レーダ22)の検出結果に基づいて、携帯者が所定動作を行ったか否かを認識する。所定動作は、地理的位置において、携帯者が行うことが好ましい動作である。所定動作は、例えば、地理的位置において停止する停止動作である。また、所定動作は、例えば、地理的位置において左右を確認する左右確認動作である。また、所定動作は、例えば、地理的位置において手を挙げる挙手動作である。
レーダ22の検知範囲は、携帯者の頭部の可動範囲及び携帯者の手部の可動範囲を含む。動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、携帯者によって行われた所定動作を認識し、認識された所定動作を示す情報をデータセンター4Bに送信する。
図29は、実施形態の第4変形例に係る所定動作の認識処理を行うタイミングを模式的に示す図である。上述したように、第1携帯端末2Cは、地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満の位置(図示する、「時刻tの子供C1」の位置)において、バイブレータ25によって報知を開始する。図29に示される一例において、子供C1は、地理的位置PT1において停止する停止動作を行う。以下、動作認識部292が各種の所定動作を認識する場合の処理について説明する。
<停止動作を認識する場合>
動作認識部292は、位置検出部24によって取得された位置情報を、データセンター4Bに送信する。データセンター4Bは、記憶部44Bに記憶された地理的位置情報を参照し、位置情報が示す子供C1の位置の近傍に存在する地理的位置PT1を特定する。データセンター4Bは、特定した地理的位置PT1を示す情報を第1携帯端末2Cに送信する。動作認識部292は、位置検出部24によって特定した子供C1の位置が、地理的位置PT1であるか否かを判定する。また、動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、検知信号に取得される周囲環境に所定時間に亘って変化がない場合、子供C1が停止していると認識する。動作認識部292は、上述した判定を総合し、地理的位置PT1において、子供C1が停止している場合、停止動作を行ったと認識する。なお、動作認識部292は、地理的位置PT1から所定距離(図示する一例では、第3所定距離dt3)だけ離隔した離隔位置から地理的位置PT1までの間に停止動作を認識する処理を行ってもよい。この場合、動作認識部292は、データセンター4Bから取得した現在位置の近傍の地理的位置PT1から、第3所定距離dt3だけ手前の離隔位置を特定し、特定した離隔位置から地理的位置PT1に到着するまでの間、停止動作を認識する処理を行ってもよい。
<左右確認動作を認識する場合>
動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、子供C1の頭部(例えば、顔など)が子供C1に対して左方向及び右方向に向いた場合、左右確認動作を行ったと認識する。
<挙手動作を認識する場合>
動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、子供C1の手部(例えば、手のひらなど)が子供C1に対して上方向に位置した場合、挙手動作を行ったと認識する。
動作認識部292は、所定動作が行われたことを認識したタイミングにおいて、所定動作が認識されたことを示す情報をデータセンター4Bに送信する。報知部421は、地理的位置の接近を子供C1に知らせる報知が開始されている場合であって、動作認識部292から所定動作が行われたことを示す情報を受信した場合、報知を停止する。
なお、動作認識部292は、所定動作の全て(例えば、停止動作、左右確認動作及び挙手動作など)を認識可能としてもよいし、所定動作の一部のみ(例えば、左右確認動作及び挙手動作のみなど)を認識可能としてもよい。
図30は、実施形態の第4変形例に係る報知部421の報知の停止処理の一例を示すフローチャートである。
まず、報知部421は、報知が開始されたか否かを判定する(ステップS500)。
報知部421は、報知が開始されていない場合(ステップS500のNO側)、ステップS500の処理を繰り返し、報知が開始されるまでの間に待機する。
一方、報知部421は、報知が開始されている場合(ステップS500のYES側)、処理をステップS502に進める。
そして、報知部421は、第1携帯端末2Cから所定動作が行われたことを示す情報を受信したか否かを判定する(ステップS502)。
報知部421は、所定動作が行われていない場合(ステップS502のNO側)、ステップS502の処理を繰り返し、所定動作が行われたことを示す情報を受信するまでの間に待機する。
一方、報知部421は、所定動作が行われたことを示す情報を受信した場合(ステップS502のYES側)、処理をステップS504に進める。
そして、報知部421は、報知を停止する(ステップS504)。
以上説明したように、実施形態の第4変形例の情報通信システム1Bは、子供C1が地理的位置において所定動作を行った場合、交通安全上、必要な行動が行われたと推定し、不要に報知が継続されることを抑制することができる。
<報知手法について>
なお、上述した第2変形例から第4変形例において、報知部421がバイブレータ25を振動させることにより、子供C1に各種報知を行う場合について説明したが、これに限られない。報知は、例えば、スピーカ26が音声を出力することによって行われてもよい。この場合、報知量を増加させるとは、例えば、音声の音量を大きくすること、及び、音声出力の頻度を多くすることのうち、少なくともいずれかである。
<移動速度の認識について>
また、上述した第4変形例において、動作認識部292がレーダ22によって出力された検知信号に基づいて、子供C1の移動速度を認識する場合について説明したが、これに限られない。子供C1の移動速度は、例えば、加速度センサ28の出力に基づいて、認識されてもよい。この場合、動作認識部292は、加速度センサ28の出力を積分し、子供C1の移動速度を導出することにより、子供C1の移動速度を認識する。
<移動速度に基づく報知について>
また、上述した第2変形例から第4変形例では、報知部421が、子供C1から地理的位置PT1までの距離に基づいて、報知を開始する場合について説明したが、これに限られない。報知部421は、子供C1の移動速度に基づいて、報知を行ってもよい。報知部421は、例えば、子供C1の移動速度が速い場合、移動速度が遅い場合と比して、報知の開始タイミングを速めてもよく、報知量を増加させてもよい。これにより、情報通信システム1Bは、走って道路に飛び出す可能性が高い子供C1に対して、早急に報知を行うことができる。
<地理的位置の接近の判定について>
また、上述した第3変形例及び第4変形例において、報知部421は、位置検出部24によって取得された子供C1の位置情報と、地理的位置情報とに基づいて、地理的位置PT1の接近を判定する場合について説明したが、これに限られない。報知部421は、子供C1の移動速度に基づいて、地理的位置PT1の予想到着時刻を導出し、導出した予想到着時刻に基づいて、地理的位置PT1に接近したか否かを判定してもよい。この場合、報知部421は、地理的位置PT1に到着する予想到着時刻を導出し、導出した予想到着時刻に基づいて、地理的位置PT1が接近したか否かを判定する。
<地理的位置の設定について>
また、上述した第2変形例から第4変形例において、地理的位置PT1は、予め定められており、記憶部44Bに地理的位置情報として記憶される場合について説明したが、これに限られない。地理的位置PT1は、例えば、子供C1の保護者が所持する第2携帯端末3から指定されてもよい。この場合、第2携帯端末3は、第2携帯端末3の記憶部(不図示)に記憶されたプログラム(ソフトウェア)として、地理的位置PT1を設定する際に用いられるプログラム(ソフトウェア)を実行する。例えば、このプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、地図画像が表示部34に表示される。保護者は、第2携帯端末3が備える受付部(不図示)に、子供C1の登下校時に歩行する経路の開始位置と終了位置とを入力する。受付部は、例えば、ボタン、キーボード及びマウス等の操作デバイスである。
以降の説明において、受付部は、表示部34と一体に形成されるタッチパネルである場合について説明する。第2携帯端末3は、受付部によって受け付けられた開始位置と、終了位置とに基づいて、子供C1が歩行すると推定される複数の経路rtの候補を地図画像に重畳し、表示部34に提示する。保護者は、提示された複数の経路rtの候補のうち、実際に子供C1が歩行する経路rtを選択する。
次に、受付部は、選択(指定)された経路rt上において子供C1に所定動作を行わせたい地理的位置PT1を指定する保護者の操作を受け付ける。記憶部44Bの地理的位置PT1の情報には、保護者によって指定された地理的位置PT1を示す情報が含まれる。これにより、情報通信システム1Bは、保護者が指定した地理的位置PT1の接近を子供C1に報知することができる。
なお、受付部は、表示された地図画像に対して保護者が経路rtの位置をタッチパネルになぞって入力することにより、実際に子供C1が歩行する経路rtを指定してもよい。また、制御部36は、保護者の操作によって指定される位置(例えば、経路rtの開始位置、終了位置及び地理的位置PT1)が、経路rt上又は歩道上ではない場合、指定した位置の近傍の経路rt上又は歩道上の位置に補正してもよい。
<所定動作の報知について>
また、上述では、報知部421が、地理的位置PT1の接近又は車両m若しくは不審者の接近を子供C1に報知する場合について説明したが、これに限られない。報知部421は、例えば、地理的位置PT1における所定動作を促す報知を行ってもよい。この場合、報知部421は、例えば、接近判定部291によって子供C1が地理的位置PT1に接近したと判定された場合、スピーカ26から「交差点では一時停止だよ!」又は「みぎ、ひだりを確認して、手を挙げて横断歩道を渡ろうね!」等の音声を出力することにより、所定動作を促す報知を行う。
<所定動作の評価結果の報知について>
また、報知部421は、子供C1が行った所定動作の評価結果を報知してもよい。この場合、報知部421は、第1携帯端末2Cから子供C1が所定動作を行ったことを示す情報を受信した場合、子供C1を称賛する報知を行ってもよい。子供C1を称賛する報知とは、バイブレータ25を所定のリズムによって振動させる、及び、スピーカ26から「右左の確認ができたね!えらい!」という子供C1を称賛する音声を出力させるなどの報知である。
また、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1において所定動作を行わなかった場合、子供C1を注意する報知を行ってもよい。子供C1を注意する報知とは、バイブレータ25を所定のリズムによって振動させる、及び、スピーカ26から「ちゃんと止まらないと危ないよ!」という子供C1を注意する音声を出力させるなどの報知である。報知部421は、所定動作が行われる度、又は、子供C1から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満になる度などに、所定動作の評価結果を報知してもよい。
なお、報知部421は、地理的位置PT1、車両m又は不審者の接近を報知している場合、評価結果の報知を行わなくてもよい。これにより、報知部421は、地理的位置PT1、評価結果の報知が車両m又は不審者の報知を妨げることを抑制することができる。
また、報知部421は、地理的位置PT1から第1所定距離dt1以内の範囲において、評価結果の報知を行わなくてもよい。これにより、報知部421は、評価結果の報知が地理的位置PT1、車両m又は不審者の報知を妨げることを抑制することができる。
<所定動作の採点について>
また、制御部42Bは、子供C1が行った所定動作を採点する構成であってもよい。制御部42Bは、子供C1が地理的位置PT1において所定動作を行ったか、又は、所定動作を行わなかったかに基づいて、子供C1が行った所定動作を採点し、採点した結果を示す情報を、保護者の第2携帯端末3に送信してもよい。また、制御部42Bは、子供C1が地理的位置PT1に接近する度に、所定動作の採点結果を第2携帯端末3に送信してもよい。
<情報通信システム1Bについて>
なお、上述した第2変形例から第4変形例において、情報通信システム1Bのうち、第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cが備える構成と、データセンター4Bが備える構成とについて説明したが、これに限られない。例えば、第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cが備える構成が、データセンター4Bに備えられていてもよく、データセンター4Bに備えられる構成が第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cに備えられていてもよい。また、記憶部44Bに記憶される情報が、第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cの記憶部(不図示)に記憶されていてもよい。
例えば、上述した第2変形例から第4変形例においては、データセンター4Bの報知部421が、第1携帯端末2の位置検出部24によって取得された位置情報と、記憶部44Bに記憶されている地理的位置情報とに基づいて、第1携帯端末2と地理的位置PT1の接近を判定するとしたが、これに限定されない。上述した第3変形例及び第4変形例に示す各第1携帯端末2B,2Cの接近判定部291が、データセンター4Bから地理的位置情報を受信して、第1携帯端末2と地理的位置PT1の接近を判定してもよい。
上述した実施形態及び各変形例において、各第1携帯端末2,2B,2Cは、フロントレーダ及びリヤレーダによるレーダ22を備えるとしたが、これに限定されず、レーダ22の代わりに、カメラ、LIDAR(Light Detection and Ranging又はLaser Imaging Detection and Ranging)又は赤外線センサなどを備えてもよい。
なお、本発明における各データセンター4,4A,4Bの機能の全て又は一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各データセンター4,4A,4Bが行う処理の全て又は一部を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(又は表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM及びCD−ROM等の可搬媒体、並びにコンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワーク又は電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバ又はクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、又は、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)又は電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本発明によれば、移動者の所定動作を確認することが可能な動作確認システムを提供することができる。
1,1A,1B…情報通信システム(動作確認システム)、2,2B,2C…第1携帯端末(端末)、3…第2携帯端末(他の端末)、4,4A,4B…データセンター(サーバ)、5…サーバ、6…ネットワーク、21…通信部、22…レーダ(動作取得部、速度取得部、遠隔検出部、受信部)、23…マイクロフォン、24…位置検出部(位置取得部)、25…バイブレータ(報知部)、26…スピーカ(報知部)、27…表示部、28…加速度センサ(速度取得部、検出装置)、29…制御部(報知部)、31…通信部、32…マイクロフォン、33…操作部、34…表示部(位置設定部)、35…スピーカ、36…制御部(報知部、位置設定部、位置補正部)、41…通信部、42,42A,42B…制御部(位置取得部、位置判断部、報知部、動作取得部、動作判断部、評価部)、43…モデル記憶部、44,44A,44B…記憶部、45…音声認識モデル記憶部、46…音声認識部、47…シナリオ記憶部、292…動作認識部(動作判断部、速度取得部、出力部)、421…報知部(報知修正部、出力部)、ARP…所定範囲(離隔位置、報知領域)、C1…子供(移動者、歩行者、児童)、PT1…地理的位置(第1設定位置)

Claims (44)

  1. 移動者によって携帯される端末と、
    前記移動者の動作を取得する動作取得部と、
    前記端末又は前記端末と通信可能なサーバに設けられるとともに、前記動作取得部が取得した動作に基づき所定動作が行われたことを判断する動作判断部と
    を備える動作確認システム。
  2. 前記動作取得部は、前記移動者の前進移動を取得し、
    前記動作判断部は、前記移動者が前進移動から該前進移動を止める前進移動停止となったことを判断する
    請求項1に記載の動作確認システム。
  3. 前記動作取得部は、前記端末の現在位置を取得する位置取得部を含み、
    前記動作判断部は、前記位置取得部が取得した前記現在位置に基づき判断する
    請求項2に記載の動作確認システム。
  4. 前記位置取得部は、前記端末の外部から受ける電磁波により測位する
    請求項3に記載の動作確認システム。
  5. 前記位置取得部は、周辺物体からの電磁波と記憶された地図情報との照会に基づいて測位する
    請求項3に記載の動作確認システム。
  6. 前記動作取得部は、前記端末の移動速度を取得する速度取得部を含み、
    前記動作判断部は、前記速度取得部が取得した前記移動速度に基づいて判断する
    請求項2に記載の動作確認システム。
  7. 前記速度取得部は、前記端末に設けられるとともに、物理量を検出する検出装置である
    請求項6に記載の動作確認システム。
  8. 前記動作取得部は、前記移動者の頭部の動作を取得し、
    前記動作判断部は、前記頭部が前記移動者の移動方向に対する左右に振られたことを判断する
    請求項1に記載の動作確認システム。
  9. 前記動作取得部は、前記移動者の顔の向きを取得し、
    前記動作判断部は、前記顔の向きが前記移動者の移動方向に対する左右に向けられたことを判断する
    請求項1に記載の動作確認システム。
  10. 前記動作取得部は、前記移動者の手部の位置及び動きのうち少なくともいずれかを取得し、
    前記動作判断部は、前記手部が前記移動者の肩部よりも高い領域である所定領域に位置することを判断する
    請求項1に記載の動作確認システム。
  11. 前記動作取得部は、前記端末の外の物体の位置及び動きのうち少なくともいずれかを遠隔で検出する遠隔検出部を含む
    請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  12. 前記遠隔検出部は、前記物体からの電磁波を受ける受信部を備え、
    前記端末は、前記所定領域に位置する前記手部が前記受信部の検出範囲内となるよう配置される
    請求項10に従属する請求項11に記載の動作確認システム。
  13. 前記端末は、前記移動者の頭部が更に前記受信部の検出範囲内となるよう配置される
    請求項12に記載の動作確認システム。
  14. 前記端末又は前記サーバは、前記所定動作がなされるよう事前に設定された地理的位置である設定位置を記憶する記憶部を備える
    請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  15. 前記設定位置は、前記移動者が通行する道路において、前記移動者に対する危険が発生する可能性がある特定位置に設定される
    請求項14に記載の動作確認システム。
  16. 前記道路は、該道路が交差する交差点を含み、
    前記設定位置は、前記交差点に設定される
    請求項15に記載の動作確認システム。
  17. 前記道路は、車両が通行する車道と区画された歩道を含み、
    前記設定位置は、前記交差点における前記歩道上に設定される
    請求項16に記載の動作確認システム。
  18. 前記設定位置は、前記移動者の移動起点と移動終点とに関する入力情報に基づいて、前記移動起点と前記移動終点との経路上に設定される
    請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  19. 前記端末又は前記サーバは、前記移動起点と前記移動終点とに基づいて、前記経路上に前記設定位置を設定する位置設定部を備える
    請求項18に記載の動作確認システム。
  20. 前記設定位置は、前記端末又は該端末とは異なる他の端末に対する位置指定に関する入力情報に基づいて設定される
    請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  21. 前記入力情報は、道路部領域と非道路部領域とを含む地図上の位置を示し、
    前記入力情報が前記非道路部領域に位置する場合、前記入力情報を近接する前記道路部領域に補正する位置補正部を備える
    請求項20に記載の動作確認システム。
  22. 前記道路部領域は、車道部領域と歩道部領域とを含み、
    前記位置補正部は、前記入力情報が前記非道路部領域又は前記車道部領域に位置する場合、前記入力情報を近接する前記歩道部領域に補正する
    請求項21に記載の動作確認システム。
  23. 前記移動者によって前記所定動作がなされるよう事前に設定された地理的位置である設定位置は、第1設定位置と前記第1設定位置とは別の第2設定位置とを含み、
    前記端末又は前記サーバは、前記第1設定位置において前記動作判断部が判断した第1判断結果及び前記第2設定位置において前記動作判断部が判断した第2判断結果に基づいて、前記移動者の動作を複合的に評価する評価部を備える
    請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  24. 前記端末又は前記サーバは、前記端末の外部又は前記端末若しくは前記サーバと通信可能に設けられる他の端末に対して、前記評価を出力する出力部を備える
    請求項23に記載の動作確認システム。
  25. 前記出力部は、前記端末の外部に前記評価を出力するとともに、前記設定位置の近傍では出力しない
    請求項24に記載の動作確認システム。
  26. 前記出力部は、前記他の端末に対して前記評価を出力するとともに、前記設定位置における前記評価の後に順次出力する
    請求項24に記載の動作確認システム。
  27. 前記動作判断部は、前記端末に設けられ、
    前記評価部は、前記サーバに設けられる
    請求項23から請求項26のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  28. 前記端末又は前記サーバに設けられるとともに、事前に設定された地理的位置である設定位置を記憶する記憶部と、
    前記設定位置に対して所定だけ離隔した離隔位置において前記設定位置への前記端末の接近を報知する報知部と
    を備える
    請求項1から請求項27のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  29. 前記報知部は、前記端末が前記離隔位置から前記設定位置に近づくほど、前記報知の量を増加させる
    請求項28に記載の動作確認システム。
  30. 前記報知部は、前記報知の開始後に前記端末が前記設定位置から遠ざかるほど、前記報知の量を減少させる
    請求項28又は請求項29に記載の動作確認システム。
  31. 前記報知部は、前記報知の開始後に前記動作判断部が前記所定動作を判断した場合に前記報知を停止する
    請求項28から請求項30のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  32. 前記報知部は、前記報知の開始後に前記端末が前記設定位置に対して所定だけ離隔した場合に前記報知を停止する
    請求項28から請求項31のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  33. 前記端末又は前記サーバは、
    前記端末の現在位置を取得する位置取得部と、
    前記現在位置に基づき前記端末が前記離隔位置よりも前記設定位置に近い領域である報知領域内に位置することを判断する位置判断部と
    を備える
    請求項28から請求項32のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  34. 前記位置判断部は、前記現在位置と前記設定位置との直線距離に基づき前記端末が前記報知領域内に位置することを判断する
    請求項33に記載の動作確認システム。
  35. 前記端末又は前記サーバは、前記端末の移動速度を取得する速度取得部を備え、
    前記報知部は、前記移動速度に基づき前記報知を修正する報知修正部を備える
    請求項33又は請求項34に記載の動作確認システム。
  36. 前記報知修正部は、前記移動速度が速いほど、遅いときに比べて、前記報知の開始が早くなるよう修正する
    請求項35に記載の動作確認システム。
  37. 前記報知修正部は、前記移動速度が速いほど、遅いときに比べて、前記報知の量が増加するよう修正する
    請求項35に記載の動作確認システム。
  38. 前記端末又は前記サーバは、
    前記端末の移動速度を取得する速度取得部と、
    前記移動速度に基づき前記端末が前記離隔位置に到達したことを判断する位置判断部と
    を備える
    請求項28から請求項32のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  39. 前記位置判断部は、前記移動速度に基づいて求めた前記設定位置までの到達時間に基づき前記離隔位置に到達したことを判断する
    請求項38に記載の動作確認システム。
  40. 前記移動者は、歩行者である
    請求項1から請求項39のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  41. 前記歩行者は、児童である
    請求項40に記載の動作確認システム。
  42. 前記端末は、前記移動者の携行物に配置される
    請求項1から請求項41のいずれか一項に記載の動作確認システム。
  43. 前記携行物は、肩掛け鞄である
    請求項42に記載の動作確認システム。
  44. 前記肩掛け鞄は、背負い鞄である
    請求項43に記載の動作確認システム。
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