JPWO2019240065A1 - 動作評価システム - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2018年6月11日に日本に出願された日本国特願2018−111419号及び2018年8月2日に日本に出願された日本国特願2018−146316号に基づき優先権を主張し、それらの内容をここに援用する。
しかしながら、背負い鞄に取り付けられるカメラによれば、例えば交差点及び道路を横断する位置等の危険性がある場所における児童の動作を確認することは困難である。また、例えば交差点での左右確認動作及び道路を横断する際の挙手動作等の所定動作の実行が望まれる所定位置において実際に実行された動作の適正度合いを判定することができない場合、児童の見守りを適正に支援することができないという問題が生じる。
上記(2)の場合、ユーザ等による動作評価の確認を容易に支援することができる。
上記(3)の場合、評価の出力が過剰になることを抑制することができる。
上記(4)の場合、ユーザ等による他の端末でのリアルタイム的な動作評価の確認を容易に支援することができる。
上記(5)の場合、サーバにて動作評価が行われることによって、評価精度を向上させることができる。
上記(7)の場合、児童の動作を取得、判断及び評価することができる。
上記(8)の場合、移動者が端末を携帯し忘れることを抑制することができる。
上記(9)の場合、端末が移動者の肩部周辺に配置されることによって、動作の取得、判断及び評価の精度を向上させることができる。
上記(10)の場合、端末が移動者の肩部から背部周辺に配置されることによって、端末が移動者の各種動作に干渉することを抑制し、動作の取得、判断及び評価の精度を向上させることができる。
本発明の動作評価システムは、例えば実施形態に係る情報通信システム1である。
<情報通信システム1の構成例>
図1は、本実施形態に係る情報通信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報通信システム1は、第1携帯端末2(第1端末)、第2携帯端末3(第2端末)、データセンター4(センター)及びサーバ5を備えている。第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4及びサーバ5は、ネットワーク6を介して相互に接続されている。
ネットワーク6は、例えば移動体通信網である。移動体通信網は、例えば第4世代移動体通信網又は第5世代移動体通信網等である。なお、ネットワーク6は、基地局等を備える。
なお、第1携帯端末2の構成については後述する。同一グループ歩行者情報とは、例えば通学者が一緒に登校又は下校している同一グループ歩行者を示す同一グループ歩行者情報である。周辺歩行者情報とは、携帯者の周辺を歩いている歩行者を示す情報である。車両情報とは、歩行している道路の車両情報である。
通信部41は、第1携帯端末2からネットワーク6を介して受信した位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報などを制御部42に出力する。通信部41は、サーバ5からネットワーク6を介して受信した災害情報、不審者情報及び緊急情報などを制御部42に出力する。通信部41は、制御部42が出力する危険通知を、ネットワーク6を介して第1携帯端末2へ送信する。通信部41は、制御部42が出力する交通情報、メッセージ及び緊急情報などを、ネットワーク6を介して第1携帯端末2へ送信する。
通信部41は、制御部42が出力する第1携帯端末位置情報、緊急通知及び音声メッセージなどを、ネットワーク6を介して第2携帯端末3へ送信する。また、通信部41は、第1携帯端末2から加速度センサ28の検出値の信号を受信し、受信した信号を制御部42に出力する。
制御部42は、記憶部44が格納する位置情報と地図情報に基づいて、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡を生成する。制御部42は、地図情報に生成した移動軌跡を合わせた情報を第1携帯端末位置情報として生成する。制御部42は、生成した第1携帯端末位置情報を通信部41に出力する。
制御部42は、第1携帯端末2から受信した位置情報及び車両情報と、サーバ5から受信した緊急情報、災害情報及び不審者情報と、モデル記憶部43が記憶するモデル情報と、記憶部44が記憶する地図情報及び位置情報とに基づいて危険箇所を設定し、設定した危険箇所を示す情報を記憶部44に記憶させる。なお、危険箇所とは、災害が発生した箇所、交通事故が多い箇所及び不審者が現れた箇所等の危険が発生する可能性がある特定地点である。制御部42は、記憶部44が記憶する地図情報及び危険箇所を示す情報と、受信した位置情報とに基づいて危険通知を生成し、生成した危険通知を通信部41に出力する。
また、制御部42は、携帯端末の電話番号又は識別情報に基づいて、携帯者が所持する第1携帯端末2と、保護者が所持する第2携帯端末3とを関連付けて記憶部44に記憶させる。これにより、データセンター4は、複数組の第1携帯端末2及び第2携帯端末3に対して処理を行う。
統計地域交通モデルとは、統計的に地域における交通状態等を示すものであり、移動体端末等から地図情報又は交通情報に関するデータをデータセンター4が取得し、各地域における交通情報等を統計的に示したモデルである。
交通予測モデルとは、過去に蓄積した各地域における交通状況から将来に亘る該当地域における交通量等を予測するモデルであり、前記統計地域交通モデルからのデータに基づいて決定してもよい。例えば、交通予測モデルは、第1携帯端末2を所持する携帯者の登下校のルートにおける、登下校時の交通量などであってもよい。
図2は、本実施形態に係る情報通信システム1の利用シーン例を示す図である。図2に示すように、第1携帯端末2は、例えばランドセルの肩ベルト等に取り付けられて用いられる。後述するように、第1携帯端末2は、マイクロフォン、レーダ、スピーカ、位置検出部等を備えている。第1携帯端末2は、例えば第1携帯端末2を所持する子供が発話した音声を取得して送信する。また、第1携帯端末2は、レーダの検知結果の信号をデータセンター4へ送信する。また、第1携帯端末2は、データセンター4が送信した情報及びメッセージを受信して再生及び報知する。ランドセルは、携行物、肩掛け鞄及び背負い鞄の一例である。
なお、図2に示した利用シーンは一例であり、これに限らない。
次に、第1携帯端末2の構成例を説明する。
図3は、本実施形態に係る第1携帯端末2の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、第1携帯端末2は、通信部21、レーダ22、マイクロフォン23、位置検出部24、バイブレータ25、スピーカ26、表示部27、加速度センサ28及び制御部29を備える。なお、第1携帯端末2は、操作部を備えてもよい。
通信部21は、制御部29が出力する情報(例えば、位置情報、同一グループ歩行者情報、周辺歩行者情報及び車両情報)を、ネットワーク6を介してデータセンター4へ送信する。通信部21は、データセンター4が送信した情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を受信し、受信した情報(例えば、交通情報、メッセージ及び緊急情報)を制御部29に出力する。通信部21は、データセンター4が送信した危険情報を受信し、受信した危険情報を制御部29に出力する。
位置検出部24は、衛星などから測位信号を受信する測位信号受信アンテナを備える。位置検出部24は、受信した測位信号を制御部29に出力する。なお、第1携帯端末2は、例えば基地局との通信に基づいて現在位置を示す情報を取得してもよい。
スピーカ26は、制御部29が出力する信号(例えば、音声信号)を音に変換する。
表示部27は、制御部29が出力する報知情報に応じて動作する。表示部27は、例えば赤色、緑色及び青色の3色発光のLED(発光ダイオード)を備える。なお、表示部27は、例えば、液晶表示装置、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置又は電子インク表示装置等であってもよい。
加速度センサ28は、第1携帯端末2のX軸、Y軸及びZ軸の3方向の加速度を検出し、検出した加速度の信号を制御部29に出力する。
制御部29は、加速度センサ28が出力する検出値を取得し、取得した検出値を通信部21によって、データセンター4へ送信する。
次に、第2携帯端末3の構成例を説明する。
図4は、本実施形態に係る第2携帯端末3の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、第2携帯端末3は、通信部31、マイクロフォン32、操作部33、表示部34、スピーカ35、制御部36及びバイブレータ37を備える。
マイクロフォン32は、収音により得られる信号(例えば、音声信号など)を制御部36に出力する。なお、マイクロフォン32は、複数のマイクロフォンによって構成されるマイクロフォンアレイであってもよい。
表示部34は、制御部36が出力する第1携帯端末位置情報を表示する。表示部34は、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置又は電子インク表示装置等である。
スピーカ35は、制御部36が出力する信号(例えば、音声信号など)を音に変換する。
バイブレータ37は、振動子であり、制御部36が出力する報知情報に応じて振動を発生させる。
次に、第1携帯端末位置情報をデータセンター4が第2携帯端末3へ送信する処理手順例を説明する。
図5は、本実施形態に係る第1携帯端末位置情報をデータセンター4が第2携帯端末3へ送信する処理手順例のフローチャートである。
(ステップS12)制御部42は、受信した位置情報を記憶部44に格納する。
また、データセンター4は、例えば、予め設定されている時刻に、図5に示した処理を実行してもよい。予め設定される時刻は、例えば、保護者による第2携帯端末3の操作部33に対する操作に応じて設定される携帯者の登校時刻及び下校時刻などである。
図6に示す第1携帯端末位置情報は、例えば携帯者の下校時の第1携帯端末位置情報である。この第1携帯端末位置情報は、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡g11及び現在位置g12の情報を備える。
以下に、データセンター4が危険通知を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信する処理手順例を説明する。
図7は、本実施形態に係るデータセンター4が危険通知を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信する処理手順例のフローチャートである。
(ステップS22)制御部42は、危険箇所を示す情報と不審者情報をサーバ5から通信部41によって取得する。制御部42は、取得した危険箇所を示す情報と不審者情報を記憶部44に記憶させる。なお、危険箇所は、例えば不審者情報が得られた位置(緯度経度)を含む所定の範囲又は不審者情報が得られた番地等の範囲を含む。なお、範囲は、制御部42が設定してもよい。
(ステップS25)制御部42は、算出した距離が記憶部44に記憶された所定値未満であるか否かを判定する。制御部42は、距離が所定値未満であると判定した場合(ステップS25;YES)、ステップS26の処理に進める。制御部42は、距離が所定値以上であると判定した場合(ステップS25;NO)、ステップS21の処理に戻す。
(ステップS27)制御部42は、生成した危険情報を通信部41によって、第1携帯端末2へ送信することで危険を通知する。なお、制御部42は、危険情報が報知音の場合、第1携帯端末2が危険箇所に近づくにつれて、報知音を大きくする。
次に、携帯者が所持する第1携帯端末2が危険情報を受信した際の処理手順例を説明する。
図8は、本実施形態に係る第1携帯端末2が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。
(ステップS32)制御部29は、危険情報に基づいて危険を知らせる音声メッセージを生成して、生成した音声メッセージをスピーカ26から再生させる。また、制御部29は、危険情報に基づいて、例えばブザー音を生成し、生成したブザー音をスピーカ26により再生する。なお、スピーカ26がブザーである場合、制御部29は、危険情報に基づいて所定の電圧をスピーカ26に出力する。これにより、制御部29は、危険情報に基づく音声出力を行う。なお、制御部29は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、音量を大きくする。
制御部29は、バイブレータモードであると判別した場合(ステップS33;YES)、ステップS34の処理に進める。一方、制御部29は、バイブレータモードではない判別した場合(ステップS33;NO)、処理をステップS31に戻す。なお、制御部29は、バイブレータモードの場合、ステップS32の処理を行わなくてもよいし、又は、ステップS32の処理の代わりに表示部27を点滅等させてもよい。
なお、制御部29は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、バイブレータ25の振動の振幅を大きくしてもよいし、又は、振動の間隔を短くしてもよい。
図9は、本実施形態に係る第2携帯端末3が危険情報を受信した際の処理手順例のフローチャートである。
(ステップS42)制御部36は、危険情報に基づいて危険を知らせる音声メッセージを生成して、生成した音声メッセージをスピーカ35から再生させる。又は、制御部36は、危険情報に基づいて、例えばブザー音を生成し、生成したブザー音をスピーカ35によって再生する。なお、スピーカ35がブザーである場合、制御部36は、危険情報に基づいて所定の電圧をスピーカ35に出力する。これにより、制御部36は、危険情報に基づく音声出力が行う。なお、制御部36は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、音量を大きくする。
なお、制御部36は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が短くなるほど、バイブレータ37の振動の振幅を大きくしてもよいし、又は、振動の間隔を短くしてもよい。
図10に示す第1携帯端末位置情報は、例えば携帯者の下校時の第1携帯端末位置情報である。この第1携帯端末位置情報は、第1携帯端末2を所持する携帯者の移動軌跡g11及び現在位置g12の情報と、危険箇所を示す画像g21と、警告画像g22とを備える。
図10に示す第1携帯端末位置情報では、携帯者が所持する第1携帯端末2の現在位置が、危険箇所内であるため、所定文言(例えば、「危険箇所にいます。ご注意ください!」)の警告画像g22が他の情報に重畳又は合成されて表示される。なお、警告画像は、制御部36が受信した警告情報に基づいて生成されてもよい。
なお、交通情報は音声信号であってもよい。第1携帯端末2の制御部29は、受信した交通情報を再生する。これにより、第1携帯端末2を所持する携帯者は、交通量が多い箇所に近づいたことを知ることができる。
また、データセンター4の制御部42は、例えばサーバ5から受信した情報に基づいて緊急情報を第1携帯端末2と第2携帯端末3へ送信してもよい。緊急情報とは、例えば災害や事故が発生した場合に、避難を呼びかける情報である。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者が危険箇所に近づいているときに、第1携帯端末2の携帯者(例えば、子供などの児童)又は第2携帯端末3の所持者(例えば、保護者など)に対して危険通知を行うことができる。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者が危険箇所に近づいていることを、より一層、的確に通知することができる。
また、本実施形態では、第2携帯端末3は、第1携帯端末2の移動軌跡を取得する。
これにより、本実施形態によれば、第1携帯端末2の携帯者の移動軌跡(例えば、学校から自宅までの帰宅経路など)を第2携帯端末3の所持者が把握することができる。
以下に、データセンター4Aが、第1携帯端末2から受信した情報に基づいて、通学経路等の所定位置において行うべき所定動作が行われた否かを判別して、判別した結果を第2携帯端末3へ送信する例を説明する。なお、後述するように所定位置は、上述した危険箇所を含む位置の情報であってもよい。
図11は、実施形態の第1変形例に係る情報通信システム1Aの主な動作例を示す図である。
符号g100は、帰宅した際の第1携帯端末2と携帯者(例えば、子供などの児童)との対話例を示す図である。符号g100が示す図において、符号g101が子供の発話であり、符号g102が第1携帯端末2の発話である。
次に、情報通信システム1Aの構成例を説明する。
図12は、実施形態の第1変形例に係る情報通信システム1Aの構成例を示す図である。図12に示すように、情報通信システム1Aは、第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4A(センター)及びサーバ5を備えている。第1携帯端末2、第2携帯端末3、データセンター4A及びサーバ5は、ネットワーク6を介して相互に接続されている。なお、情報通信システム1と同様の動作を行う機能部については、同じ符号を用いて説明を省略又は簡略化する。図12に示すように、情報通信システム1と変形例の情報通信システム1Aとの差異は、データセンター4Aである。
制御部42Aは、第1携帯端末2から通信部41が受信したレーダ22の検知信号と、第1携帯端末2から通信部41が受信した加速度センサ28の検出値とを受信する。制御部42Aは、設定されている位置で所定動作が行われてか否かを、受信したレーダ22の検知信号と加速度センサ28の検出値の少なくとも1つに基づいて判別する。制御部42Aは、判別した結果に基づいて、例えば帰宅時のスコアを求める。制御部42Aは、求めたスコアを記憶部44Aに記憶させる。
制御部42Aは、子供の移動軌跡の画像に、スコアの画像と、判別した結果を示す画像とを含めた画像を生成する。制御部42Aは、第2携帯端末3からスコア送信のリクエストを受信した場合、生成した画像を第2携帯端末3へ送信する。なお、所定動作が行われたか否かの判別方法及びスコアの求め方については後述する。
また、制御部42Aは、音声認識部46が出力する解析結果を取得する。制御部42Aは、解析結果に基づいて、シナリオ記憶部47を参照して、第1携帯端末2から受信した音声信号に対する返答を選択する。制御部42Aは、選択した応答を、例えばフォルマント合成の手法等によって音声信号に変換し、変換した音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。
なお、データセンター4Aは、例えばサーバ5から危険箇所を取得し、取得した危険箇所を所定位置に設定してもよい。そして、所定位置の種類に応じて、所定動作を設定してもよい。
図13は、実施形態の第1変形例に係る所定位置、所定動作及びスコアの例を示す図である。
なお、図13に示す例は、帰宅経路(帰宅路)における所定位置と、所定動作及びスコアの一部であり、スコアの合計が帰宅経路において100点になるように設定されている。
図13に示す例では、所定箇所は、A交差点と、B交差点と、C交差点である。所定動作は、例えばA交差点において、一時停止と左右確認である。また、スコアは、例えばA交差点において、一時停止が10、左右確認が10である。
制御部42Aは、A交差点において、一時停止の動作が行われていた場合にスコアを10、行われていなかった場合にスコアを0とする。そして、学校から自宅までにおけるスコアの合計を求め、求めたスコアの合計を記憶部44Aに記憶させる。なお、制御部42Aは、100点から、行われなかった所定動作のスコアを減算して合計のスコアを求めてもよい。
図14は、実施形態の第1変形例に係るデータセンター4Aが行う処理手順例のフローチャートである。なお、図14に示す例は、制御部42Aが、レーダ22の検知信号に基づいて所定動作が行われたか否かを判別する例である。
(ステップS52)制御部42Aは、第1携帯端末2が送信したレーダ22の検知信号を受信する。なお、第1携帯端末2は、所定周期毎に位置情報と検知信号をデータセンター4Aへ送信する。
(ステップS54)制御部42Aは、動作分析した結果と記憶部44Aが記憶する情報に基づいて、スコアリング処理を行う。なお、スコアリング処理とは、例えば、加点、減点処理である。
図15は、実施形態の第1変形例に係る第2携帯端末3が行う処理手順例のフローチャートである。
(ステップS61)第2携帯端末3の制御部36は、データセンター4Aが送信したスコアを含む情報を受信する。
(ステップS62)制御部36は、受信したスコアを含む情報を表示部34に表示させる。
なお、図15に示した処理は、第2携帯端末3からリクエストを送信したとき、保護者によって設定された時刻又は所定の周期毎に実行されてもよい。
画像g200は、表示部34上に表示される画像である。
符号g201は、学校を示している。符号g202は、自宅を示している。
符号g203は、子供の移動軌跡を示す画像である。
符号g211、g212およびg213は、所定箇所を示している。
符号g222は、符号g212における所定動作の判別結果を表している。
符号g223は、符号g213における所定動作の判別結果を表している。なお、×印は、所定動作を行っていないことを表している。
符号g230は、合計スコアを表す画像である。
図17は、実施形態の第1変形例に係る所定位置における一時停止の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、カウンタ値Tをゼロに初期化した後に以下の処理を開始する。また、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS74)制御部42Aは、カウンタ値Tに0を代入し、処理をステップS71に戻す。
(ステップS76)制御部42Aは、第1携帯端末2を所持する子供が所定位置で一時停止したと判別する。
この場合、ステップS71において、制御部42Aは加速度センサ28の検出値を受信する。そして、ステップS72において、制御部42Aは前回の検出値と今回の検出値との差がゼロを含む所定範囲内の場合に、同じ位置であると判別してもよい。
なお、制御部42Aは、子供が所定の動作を行ったか否かを、加速度センサ28の検出値と、他の情報(例えば、レーダ22が出力する検知信号など)との少なくとも1つに基づいて検出してもよい。
図18は、実施形態の第1変形例に係る所定位置における左右確認の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS82)制御部42Aは、受信した検知信号から周知の手法によって第1携帯端末2の携帯者の顔部を検出する。続けて、制御部42Aは、検出した顔部の検知信号を取得した時刻情報に関連付けて記憶部44Aに記憶させる。
(ステップS85)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が左右確認を行っていない(左右確認NG)と判別する。
なお、制御部42Aは、携帯者が所定の動作を行ったか否かを、加速度センサ28の検出値と、他の情報(例えば、レーダ22が出力する検知信号など)との少なくとも1つに基づいて検出してもよい。
図19は、実施形態の第1変形例に係る所定位置における手挙げ動作の動作分析方法の処理手順例のフローチャートである。なお、制御部42Aは、以下の処理を所定位置で行う。
(ステップS92)制御部42Aは、受信した検知信号から周知の手法によって第1携帯端末2の所持者の腕部を検出する。制御部42Aは、検出した腕部の検知信号を取得した時刻情報に関連付けて記憶部44Aに記憶させる。
(ステップS95)制御部42Aは、第1携帯端末2の携帯者が手挙げ動作を行っていない(手挙げNG)と判別する。
第1携帯端末2の制御部29は、マイクロフォン23が収音したこの音声信号を通信部21によってデータセンター4Aへ送信する。データセンター4Aの音声認識部46は、受信した音声信号に対して音声認識処理を行う。制御部42Aは、音声認識処理された結果に基づいて返答の音声信号を生成して、生成した音声信号を通信部41によって第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2の制御部29は、データセンター4Aから受信した「おかえりなさい!」を再生することで発話する。
この例でも、第1携帯端末2又は第2携帯端末3は、収音した音声信号をデータセンター4Aへ送信する。データセンター4Aは、音声認識した結果に基づいてアドバイスの音声信号を第1携帯端末2へ送信する。この結果、第1携帯端末2は、アドバイスの音声信号「一時停止はOKだから手挙げだけね!」を再生する。
なお、データセンター4Aは、このようなアドバイスの音声信号を第2携帯端末3へも送信するようにしてもよい。
以下に、予め定められた地理的位置を、第1携帯端末2を携帯する携帯者に報知する処理の詳細について説明する。なお、上述した実施形態又は第1変形例と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。なお、地理的位置は、上述した危険箇所及び所定位置を含む位置の情報であってもよい。
なお、以下の説明において、地理的位置情報には子供の登下校時に歩行する経路上の地理的位置が含まれる場合について説明する。
報知部421は、図22に示される処理を、所定の時間間隔毎に実行する。
まず、報知部421は、第1携帯端末2から子供C1の位置を示す位置情報を取得する(ステップS100)。
次に、報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満であるか否かを判定する(ステップS102)。
報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満ではない場合、処理を終了する。
一方、報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満である場合、処理をステップS104に進める。
報知部421は、地理的位置PT1の接近を子供C1に報知する地理的位置接近報知処理を行い(ステップS104)、処理を終了する。
まず、報知部421は、地理的位置PT1の接近を子供C1に知らせる報知を開始する(ステップS200)。この一例では、報知部421は、バイブレータ25の振動を開始させる。
次に、報知部421は、位置検出部24によって子供C1の位置を取得する(ステップS202)。
次に、報知部421は、ステップS100において取得した子供C1の位置と、ステップS202において取得した子供C1の位置とに基づいて、子供C1が地理的位置PT1に近づいているか否かを判定する(ステップS204)。
報知部421は、子供C1が地理的位置PT1に近づいていると判定した場合(ステップS204のYES側)、処理をステップS206に進める。
一方、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1に近づいていないと判定した場合、(ステップS204のNO側)、処理をステップS208に進める。
そして、報知部421は、バイブレータ25の報知量を増加させ(ステップS206)、処理をステップS212に進める。報知量を増加させるとは、例えば、バイブレータ25の振動を大きくすること、及び、振動の頻度を多くすることのうち、少なくともいずれかである。
報知部421は、子供C1が地理的位置PT1から遠ざかっていると判定した場合(ステップS208のYES側)、処理をステップS210に進める。
一方、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1に近づいても遠ざかってもいないと判定した場合(ステップS208のNO側)、バイブレータ25の報知量を変更せず、処理をステップS212に進める。
そして、報知部421は、バイブレータ25の報知量を減少させ(ステップS210)、処理をステップS212に進める。報知量を減少させるとは、バイブレータ25の振動を小さくすること、及び、振動の頻度を少なくすることのうち、すくなくともいずれかである。
報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満であると判定する間(ステップS212のNO側、つまり、子供C1が所定範囲ARPの外に出るまでの間)、処理をステップS204に戻す。報知部421は、ステップS204〜S210までの処理を繰り返すことによって報知量を調整する。
一方、報知部421は、子供C1の位置から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1以上であると判定した場合(ステップS212のYES側)、処理をステップS214に進める。
そして、報知部421は、報知を停止する(ステップS214)。
以上説明したように、実施形態の第2変形例の情報通信システム1Bは、より適切に地理的位置の接近を子供C1に報知することができる。
以下に、第1携帯端末2を携帯する携帯者に接近する物体及び人を携帯者に報知する場合について説明する。なお、上述した実施形態、第1変形例又は第2変形例と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
例えば、第1携帯端末2Bは、レーダ22の代わりに、1つ又は複数のカメラを備えてもよい。例えば第1携帯端末2Bに備えられる3つのカメラは、図25に示すように、それぞれ異なる範囲(図示する撮像範囲AR1〜AR3)を撮像する。3つのカメラの撮像範囲AR1〜AR3のそれぞれは、互いに重畳してもよい。3つのカメラは、所定の時間間隔毎に携帯者の周囲を撮像し、撮像画像(例えば、静止画像又は動画)を生成してもよい。
まず、接近判定部291は、レーダ22によって出力された検知信号を取得する(ステップS300)。
次に、接近判定部291は、取得した検知信号に基づいて、子供C1から検知される物体までの距離が第2所定距離dt2未満であるか否かを判定する(ステップS302)。
接近判定部291は、子供C1から検知される物体までの距離が第2所定距離dt2未満ではないと判定する場合(ステップS302のNO側)、処理をステップS300に戻して、待機する。
一方、接近判定部291は、子供C1から検知される物体までの距離が第2所定距離dt2未満であると判定する場合(ステップS302のYES側)、処理をステップS304に進める。
そして、報知部421は、物体の接近を子供C1に報知する物体接近報知処理を行い(ステップS304)、処理を終了する。
まず、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号に示される物体の大きさが所定の大きさ以上であるか否かを判定する(ステップS400)。所定の大きさは、例えば、一般的な適宜の車両の大きさである。
報知部421は、検知信号に示される物体の大きさが所定の大きさ以上であると判定した場合(ステップS400のYES側)、処理をステップS402に進める。
一方、報知部421は、物体の大きさが所定の大きさ以上ではないと判定した場合、処理をステップS410に進める。
そして、報知部421は、物体が車両mであると判定する(ステップS402)。
次に、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号よりも後に出力された検知信号を取得する(ステップS404)。
報知部421は、車両mの速度が所定速度以上ではない場合(ステップS406のNO側)、処理をステップS408に進める。
一方、報知部421は、車両mの速度が所定の速度以上であると判定した場合(ステップS406のYES側)、処理をステップS412に進める。
そして、報知部421は、車両mが子供C1の近傍を通過し終えたか否かを判定する(ステップS408)。
報知部421は、車両mが子供C1の近傍を通過し終えた場合(ステップS408のYES側)、子供C1に危険が及ばないと推定し、子供C1に車両mの接近を知らせる報知を開始せず、処理を終了する。
一方、報知部421は、車両mが子供C1の近傍を通過し終えていないと判定する場合(ステップS408のNO側)、処理をステップS404に戻す。報知部421は、ステップS404〜S406を繰り返す際に、子供C1に接近する車両mが所定速度以上ではない場合(ステップS406のNO側)、接近しても子供C1に危険が及ばないと推定し、報知を開始しない。
報知部421は、物体の移動パターンが不審者のパターンと合致しないと判定した場合(ステップS410のNO側)、物体が不審者ではないと推定し、子供C1に物体の接近を知らせる報知を開始せず、処理を終了する。
一方、報知部421は、物体の移動パターンが不審者のパターンと合致する(ステップS410のYES側、つまり、物体が不審者である)と判定した場合、処理をステップS412に進める。
そして、報知部421は、車両m又は不審者の接近を子供C1に知らせる報知を開始する(ステップS412)。
次に、報知部421は、ステップS300において取得された検知信号と、ステップS414において取得された検知信号とに基づいて、車両m又は不審者が子供C1に近づいているか否かを判定する(ステップS416)。
報知部421は、車両m又は不審者が子供C1に近づいている場合(ステップS410のYES側)、処理をステップS418に進める。
一方、報知部421は、車両m又は不審者が子供C1に近づいていない場合(ステップS410のNO側)、処理をステップS420に進める。
また、報知部421は、車両m又は不審者が子供C1の近傍を通過し終えたか否かを判定する(ステップS420)。
報知部421は、車両m又は不審者が子供C1の近傍を通過し終えていないと判定する場合(ステップS420のNO側)、処理をステップS416に戻し、ステップS416〜S418の処理を繰り返す。
一方、報知部421は、車両m又は不審者が子供C1の近傍を通過し終えた場合(ステップS420のYES側)、処理をステップS422に進める。
報知部421は、報知を停止する(ステップS422)。
以下に、地理的位置おける携帯者の所定動作を認識する場合について説明する。なお、上述した実施形態、第1変形例、第2変形例又は第3変形例と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図28に示される通り、第1携帯端末2Cは、通信部21と、レーダ22と、マイクロフォン23と、位置検出部24と、バイブレータ25と、スピーカ26と、表示部27と、加速度センサ28と、制御部29Cとを備える。制御部29Cは、例えば、制御部29が備える構成に加えて、接近判定部291と動作認識部292とを機能部として備える。
レーダ22の検知範囲は、携帯者の頭部の可動範囲及び携帯者の手部の可動範囲を含む。動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、携帯者によって行われた所定動作を認識し、認識された所定動作を示す情報をデータセンター4Bに送信する。
動作認識部292は、位置検出部24によって取得された位置情報を、データセンター4Bに送信する。データセンター4Bは、記憶部44Bに記憶された地理的位置情報を参照し、位置情報が示す子供C1の位置の近傍に存在する地理的位置PT1を特定する。データセンター4Bは、特定した地理的位置PT1を示す情報を第1携帯端末2Cに送信する。動作認識部292は、位置検出部24によって特定した子供C1の位置が、地理的位置PT1であるか否かを判定する。また、動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、検知信号に取得される周囲環境に所定時間に亘って変化がない場合、子供C1が停止していると認識する。動作認識部292は、上述した判定を総合し、地理的位置PT1において、子供C1が停止している場合、停止動作を行ったと認識する。なお、動作認識部292は、地理的位置PT1から所定距離(図示する一例では、第3所定距離dt3)だけ離隔した離隔位置から地理的位置PT1までの間に停止動作を認識する処理を行ってもよい。この場合、動作認識部292は、データセンター4Bから取得した現在位置の近傍の地理的位置PT1から、第3所定距離dt3だけ手前の離隔位置を特定し、特定した離隔位置から地理的位置PT1に到着するまでの間、停止動作を認識する処理を行ってもよい。
動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、子供C1の頭部(例えば、顔など)が子供C1に対して左方向及び右方向に向いた場合、左右確認動作を行ったと認識する。
動作認識部292は、レーダ22によって出力された検知信号に基づいて、子供C1の手部(例えば、手のひらなど)が子供C1に対して上方向に位置した場合、挙手動作を行ったと認識する。
まず、報知部421は、報知が開始されたか否かを判定する(ステップS500)。
報知部421は、報知が開始されていない場合(ステップS500のNO側)、ステップS500の処理を繰り返し、報知が開始されるまでの間に待機する。
一方、報知部421は、報知が開始されている場合(ステップS500のYES側)、処理をステップS502に進める。
そして、報知部421は、第1携帯端末2Cから所定動作が行われたことを示す情報を受信したか否かを判定する(ステップS502)。
報知部421は、所定動作が行われていない場合(ステップS502のNO側)、ステップS502の処理を繰り返し、所定動作が行われたことを示す情報を受信するまでの間に待機する。
一方、報知部421は、所定動作が行われたことを示す情報を受信した場合(ステップS502のYES側)、処理をステップS504に進める。
そして、報知部421は、報知を停止する(ステップS504)。
なお、上述した第2変形例から第4変形例において、報知部421がバイブレータ25を振動させることにより、子供C1に各種報知を行う場合について説明したが、これに限られない。報知は、例えば、スピーカ26が音声を出力することによって行われてもよい。この場合、報知量を増加させるとは、例えば、音声の音量を大きくすること、及び、音声出力の頻度を多くすることのうち、少なくともいずれかである。
また、上述した第4変形例において、動作認識部292がレーダ22によって出力された検知信号に基づいて、子供C1の移動速度を認識する場合について説明したが、これに限られない。子供C1の移動速度は、例えば、加速度センサ28の出力に基づいて、認識されてもよい。この場合、動作認識部292は、加速度センサ28の出力を積分し、子供C1の移動速度を導出することにより、子供C1の移動速度を認識する。
また、上述した第2変形例から第4変形例では、報知部421が、子供C1から地理的位置PT1までの距離に基づいて、報知を開始する場合について説明したが、これに限られない。報知部421は、子供C1の移動速度に基づいて、報知を行ってもよい。報知部421は、例えば、子供C1の移動速度が速い場合、移動速度が遅い場合と比して、報知の開始タイミングを速めてもよく、報知量を増加させてもよい。これにより、情報通信システム1Bは、走って道路に飛び出す可能性が高い子供C1に対して、早急に報知を行うことができる。
また、上述した第3変形例及び第4変形例において、報知部421は、位置検出部24によって取得された子供C1の位置情報と、地理的位置情報とに基づいて、地理的位置PT1の接近を判定する場合について説明したが、これに限られない。報知部421は、子供C1の移動速度に基づいて、地理的位置PT1の予想到着時刻を導出し、導出した予想到着時刻に基づいて、地理的位置PT1に接近したか否かを判定してもよい。この場合、報知部421は、地理的位置PT1に到着する予想到着時刻を導出し、導出した予想到着時刻に基づいて、地理的位置PT1が接近したか否かを判定する。
また、上述した第2変形例から第4変形例において、地理的位置PT1は、予め定められており、記憶部44Bに地理的位置情報として記憶される場合について説明したが、これに限られない。地理的位置PT1は、例えば、子供C1の保護者が所持する第2携帯端末3から指定されてもよい。この場合、第2携帯端末3は、第2携帯端末3の記憶部(不図示)に記憶されたプログラム(ソフトウェア)として、地理的位置PT1を設定する際に用いられるプログラム(ソフトウェア)を実行する。例えば、このプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、地図画像が表示部34に表示される。保護者は、第2携帯端末3が備える受付部(不図示)に、子供C1の登下校時に歩行する経路の開始位置と終了位置とを入力する。受付部は、例えば、ボタン、キーボード及びマウス等の操作デバイスである。
以降の説明において、受付部は、表示部34と一体に形成されるタッチパネルである場合について説明する。第2携帯端末3は、受付部によって受け付けられた開始位置と、終了位置とに基づいて、子供C1が歩行すると推定される複数の経路rtの候補を地図画像に重畳し、表示部34に提示する。保護者は、提示された複数の経路rtの候補のうち、実際に子供C1が歩行する経路rtを選択する。
また、上述では、報知部421が、地理的位置PT1の接近又は車両m若しくは不審者の接近を子供C1に報知する場合について説明したが、これに限られない。報知部421は、例えば、地理的位置PT1における所定動作を促す報知を行ってもよい。この場合、報知部421は、例えば、接近判定部291によって子供C1が地理的位置PT1に接近したと判定された場合、スピーカ26から「交差点では一時停止だよ!」又は「みぎ、ひだりを確認して、手を挙げて横断歩道を渡ろうね!」等の音声を出力することにより、所定動作を促す報知を行う。
また、報知部421は、子供C1が行った所定動作の評価結果を報知してもよい。この場合、報知部421は、第1携帯端末2Cから子供C1が所定動作を行ったことを示す情報を受信した場合、子供C1を称賛する報知を行ってもよい。子供C1を称賛する報知とは、バイブレータ25を所定のリズムによって振動させる、及び、スピーカ26から「右左の確認ができたね!えらい!」という子供C1を称賛する音声を出力させるなどの報知である。
また、報知部421は、子供C1が地理的位置PT1において所定動作を行わなかった場合、子供C1を注意する報知を行ってもよい。子供C1を注意する報知とは、バイブレータ25を所定のリズムによって振動させる、及び、スピーカ26から「ちゃんと止まらないと危ないよ!」という子供C1を注意する音声を出力させるなどの報知である。報知部421は、所定動作が行われる度、又は、子供C1から地理的位置PT1までの距離が第1所定距離dt1未満になる度などに、所定動作の評価結果を報知してもよい。
また、報知部421は、地理的位置PT1から第1所定距離dt1以内の範囲において、評価結果の報知を行わなくてもよい。これにより、報知部421は、評価結果の報知が地理的位置PT1、車両m又は不審者の報知を妨げることを抑制することができる。
また、制御部42Bは、子供C1が行った所定動作を採点する構成であってもよい。制御部42Bは、子供C1が地理的位置PT1において所定動作を行ったか、又は、所定動作を行わなかったかに基づいて、子供C1が行った所定動作を採点し、採点した結果を示す情報を、保護者の第2携帯端末3に送信してもよい。また、制御部42Bは、子供C1が地理的位置PT1に接近する度に、所定動作の採点結果を第2携帯端末3に送信してもよい。
なお、上述した第2変形例から第4変形例において、情報通信システム1Bのうち、第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cが備える構成と、データセンター4Bが備える構成とについて説明したが、これに限られない。例えば、第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cが備える構成が、データセンター4Bに備えられていてもよく、データセンター4Bに備えられる構成が第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cに備えられていてもよい。また、記憶部44Bに記憶される情報が、第1携帯端末2、第1携帯端末2B又は第1携帯端末2Cの記憶部(不図示)に記憶されていてもよい。
例えば、上述した第2変形例から第4変形例においては、データセンター4Bの報知部421が、第1携帯端末2の位置検出部24によって取得された位置情報と、記憶部44Bに記憶されている地理的位置情報とに基づいて、第1携帯端末2と地理的位置PT1の接近を判定するとしたが、これに限定されない。上述した第3変形例及び第4変形例に示す各第1携帯端末2B,2Cの接近判定部291が、データセンター4Bから地理的位置情報を受信して、第1携帯端末2と地理的位置PT1の接近を判定してもよい。
Claims (10)
- 移動者によって携帯される端末と、
前記移動者の動作を取得する動作取得部と、
前記端末又は前記端末と通信可能なサーバに設けられるとともに、前記動作取得部が取得した動作に基づき所定動作が行われたことを判断する動作判断部と、
前記端末又は前記サーバに設けられるとともに、前記移動者によって前記所定動作がなされるよう事前に設定された地理的位置である設定位置を記憶する記憶部と
を備え、
前記設定位置は、第1設定位置と、前記第1設定位置とは別の第2設定位置とを含み、
前記端末又は前記サーバは、前記第1設定位置において前記動作判断部が判断した第1判断結果及び前記第2設定位置において前記動作判断部が判断した第2判断結果に基づいて、前記移動者の動作を複合的に評価する評価部を備える
動作評価システム。 - 前記端末又は前記サーバは、前記端末の外部又は前記端末若しくは前記サーバと通信可能に設けられる他の端末に対して、前記評価を出力する出力部を備える
請求項1に記載の動作評価システム。 - 前記出力部は、前記端末の外部に前記評価を出力するとともに、前記設定位置の近傍では出力しない
請求項2に記載の動作評価システム。 - 前記出力部は、前記他の端末に対して前記評価を出力するとともに、前記設定位置における前記評価の後に順次出力する
請求項3に記載の動作評価システム。 - 前記動作判断部は、前記端末に設けられ、
前記評価部は、前記サーバに設けられる
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の動作評価システム。 - 前記移動者は、歩行者である
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の動作評価システム。 - 前記歩行者は、児童である
請求項6に記載の動作評価システム。 - 前記端末は、前記移動者の携行物に配置される
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の動作評価システム。 - 前記携行物は、肩掛け鞄である
請求項8に記載の動作評価システム。 - 前記肩掛け鞄は、背負い鞄である
請求項9に記載の動作評価システム。
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