JPWO2019234880A1 - マルチカーエレベータシステム、及び経路決定方法 - Google Patents

マルチカーエレベータシステム、及び経路決定方法 Download PDF

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Abstract

昇降路に複数のかごが設置されるマルチカーエレベータシステムにおいて、制御装置と、複数のかごとの間の無線通信を安定して行う。複数のかごは、自かご位置検出部113と、かご間距離検出部114の検出結果に基づき、伝送経路の方向を選択する通信方向選択部115を備える。通信方向選択部115は、検出された自かご位置と、自かごと隣接する他かごとの間のかご間距離に基づき、伝送経路の方向を選択する。無線信号送受信部116とアンテナ選択部117は、通信方向選択部115の選択結果に従い、無線通信に利用する一対のアンテナ111、112の一つを選択し、他かごや制御盤との間で必要な情報の送受信を行う。

Description

本発明は、マルチカーエレベータシステムに係り、特に無線通信を用いた経路決定技術に関する。
近年エレベータなどの昇降機には、ビル内輸送力、利便性向上が求められ、縦横移動可能なエレベータ(Thyssen社MULTI)や、主索を二次導体としたリニアモータで駆動する、両側かご式循環マルチカーエレベータシステムなどの開発が進められている。超高層ビル、大型ビルの建築は増加しており、このような大規模なビルにおいて、面積当りの輸送力が高いマルチカーエレベータシステムは有用である。このようなマルチカーエレベータシステムにおいては、エレベータカー(以下、かごと称する)が通る昇降路の空間に複数のかごが存在するため、かごを駆動制御する制御装置と複数のかごとの間の通信は有線、無線を問わず複雑化する。
関連する先行技術として、循環式マルチカーエレベータシステムを開示した特許文献1や、マルチカーエレベータシステムの通信制御に関する特許文献2などがある。特許文献2では、制御装置(108)、各かごに設置する通信装置(110a、110b)、通信装置と制御装置との通信を行うためのフィーダ線(112)などを備え、複数の通信装置がフィーダ線を介して制御装置と通信する技術を開示している。
特開2009−18912号公報 国際特許公開番号WO2015024988
循環式マルチカーエレベータは、上昇専用および下降専用の昇降路の上端及び下端をそれぞれ連結してリング状の昇降路を構成し、このリング状の昇降路の中に複数のかごを連結する循環ロープを設けて、複数のかごを運行できるようにし、釣り合いおもりを不要とする。また、昇降路内に複数の循環ロープを設けて、各循環ロープで連結されるかごの組を複数にし、これらのかごの組を独立して運行できるようにすることもでき、これにより乗客の乗降による停止を減らし、単位面積あたりの輸送力を増大することができる。
循環式に限らず、このようなマルチカーエレベータシステムにおいて、制御装置と各かごの通信装置との間の通信をフィーダ線で行う場合の煩雑さを避けるため、フィーダ線に代え無線通信を利用しようした場合、昇降路中に複数のかごが使われるため、制御装置とかごの間に存在する他のかごによる遮蔽などの影響で、マルチカーエレベータシステムの運用に支障をきたすようなことがあってはならない。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、制御装置と複数のかご間の無線通信を安定して行うことが可能なマルチカーエレベータシステム、及び経路決定方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明においては、マルチカーエレベータシステムであって、昇降路に配置される複数のかごと、昇降路の最上部と最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置とからなり、かごは、その上下に設置される一対のアンテナと、昇降路中の自かご位置を検出する自かご位置検出部と、自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離を検出するかご間距離検出部と、自かご位置検出部とかご間距離検出部の検出結果に基づき、自かごの伝送経路を選択する通信方向選択部と、通信方向選択部の選択結果に従い、一対のアンテナの一方を選択するアンテナ選択部と、選択されたアンテナにより信号の送受信を行う無線信号送受信部と、を備えるマルチカーエレベータシステムを提供する。
また、上記の目的を達成するため、本発明においては、マルチカーエレベータシステムの経路決定方法であって、マルチカーエレベータシステムは、昇降路に配置され、上下に設置される一対のアンテナをそれぞれ有する複数のかごと、昇降路の最上部と最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置とを備え、かごは、昇降路中の自かご位置と、自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離を検出し、検出結果に基づき自かごの伝送経路を選択し、選択結果に従い一対のアンテナの一方を選択し、選択したアンテナにより信号の送受信を行う経路決定方法を提供する。
本発明により、他のかごによる遮蔽がある場合でも安定した通信が確保できるマルチカーエレベータシステム、及び経路決定方法を提供できる。
実施例1に係る、複数のかごを利用するマルチカーエレベータシステムの一つの経路決定を説明するための図。 実施例1に係る、複数のかごを利用するマルチカーエレベータシステムの他の経路決定を説明するための図。 実施例1に係る、マルチカーエレベータシステムのかごの内部構成例を示すブロック図。 実施例1に係る、マルチカーエレベータシステムの経路決定処理を説明するためのフローチャートを示す図。 実施例1に係る、マルチカーエレベータシステムの中継伝送用のアンテナの選択処理を説明するためのフローチャートを示す図。 実施例2に係る、マルチカーエレベータシステムのかごの内部構成例を示すブロック図。 実施例2に係る、マルチカーエレベータシステムのかご位置と順序を確定する処理を説明するための図。 実施例2に係る、マルチカーエレベータシステムのかご間距離テーブルを作成する処理を説明するためのフローチャートを示す図。 実施例2に係る、作成されたかご間距離テーブルの一例を示す図。 実施例2に係る、かご間距離テーブルに基づき選択された伝送経路の一例を説明するための図。 実施例3に係る、重み付け加算でかご間距離を算出するマルチカーエレベータシステムを説明するための図。 実施例3に係る、重み付け加算でかご間距離を算出して伝送経路を選択する処理のローチャートを示す図。 実施例3に係る、重み付け加算でかご間距離を算出して選択された伝送経路の一例を示す図。 実施例3に係る、重重み付け加算でかご間距離を算出して選択された伝送経路の他の例を示す図。
以下、図面に従い本発明を実施するための種々の形態を順次説明する。なお、異なる図面において、同一の数番は同一物を示す。
実施例1は、制御装置である制御盤と複数のかごとの相互の通信を無線で行うマルチカーエレベータシステム、及び経路決定方法の実施例である。すなわち、実施例1は、マルチカーエレベータシステムであって、昇降路に配置される複数のかごと、昇降路の最上部と最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置とからなり、かご各々は、その上下に設置される一対のアンテナと、昇降路中の自かご位置を検出する自かご位置検出部と、自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離を検出するかご間距離検出部と、自かご位置検出部とかご間距離検出部の検出結果に基づき、自かごの伝送経路を選択する通信方向選択部と、通信方向選択部の選択結果に従い、一対のアンテナの一方を選択するアンテナ選択部と、選択されたアンテナにより送受信を行う無線信号送受信部と、を備えるマルチカーエレベータシステム、及びその経路決定方法の実施例である。
本実施例のマルチカーエレベータシステムにおいては、循環式でない、又は循環式の複数のかご各々の上下に無線通信用のアンテナを配置する。また、昇降路の最上部、最下部、例えば最上位階の天井と、最下位階の床に同様の無線通信用のアンテナを配置し、マルチカーエレベータシステムの制御装置に接続する。各かごは伝送経路を決定し、決定された伝送経路に基づいてその上下に配置されたアンテナの一方を使って無線通信を行う。各かごの伝送経路決定は、自かご位置と、自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離に基づいて決定する。本実施例における無線通信とは、有線を使用しない通信であり、例えば、IEEE802.11などの無線LAN関連規格で規定されたものなどを利用することができる。
図1に実施例1のマルチカーエレベータシステムの一構成例を示す。同図において、制御装置である制御盤10は、天井20に配置されているがそれに限定されず、他の場所に配置しても良い。制御盤10はその内部に、図示を省略した、各かごの昇降制御用プログラムを実行可能な中央処理部(CPU)を含むコンピュータ構成を備えている。天井20、床21にはこの制御盤10に接続される無線通信用のアンテナ201、211を配置する。アンテナ201、211で送受信される信号は、信号線30などを介して、制御盤10に入力、或いは制御盤10から出力される。昇降路に設置される3個のかご11、12、13には、それぞれの上下にアンテナ111、112、121、122、131、132を配置する。本実施例においては、複数のかごとして3個のかごの場合を説明するが、3個に限定されるものでなく、好適には3〜8個程度のかごを配置する。
各かごは、自かご位置と、隣接する他のかごとの間のかご間距離から、上記のアンテナ利用した、上方向又は下方向の伝送経路を決定する。自かご位置から天井20、床21と自かごの間に他のかごがないと判断した場合は、直接、天井20、床21のアンテナ201、又は211と伝送を行う。図1にあっては、かご11は点線の矢印で示すように、アンテナ111から天井のアンテナ201へ向かう伝送経路を選択し、かご13は点線の矢印に示すように、アンテナ132から床21のアンテナ211へ向かう伝送経路を選択して信号の送受信を行う。
一方、かご12のように、天井20、床21との間が他のかご11、又は13によって遮断される場合は、信号誤りがより小さくなると推定される方向のかごを中継して伝送を行うよう伝送経路を決定する。図1に示す場合、かご12は、かご13を中継して伝送する場合の方が、かご11を中継して伝送する場合より、信号誤りが小さくなると推定し、実線の矢印で示すように、アンテナ122からアンテナ131へ、アンテナ132からアンテナ211へ向かう下方向の伝送経路を選択する。
同様に、図2に示すかご11、12、13の位置関係の場合、かご12は、かご11を中継して伝送する場合の方が、かご13を中継して伝送する場合より信号誤りが小さくなると推定し、実線の矢印で示すように、アンテナ121からアンテナ112へ、アンテナ111からアンテナ201へ向かう上方向の伝送経路を選択する。本実施例の各かごは以上説明したような伝送経路決定、選択のため、その内部に通信方向選択機能を備えている。
図3は、本実施例のマルチカーエレベータシステムの各かごが備える通信方向選択機能、経路決定機能の構成の一例を示すブロック図である。かご11を例示したが、他のかご12、13も同様の構成を備えている。同図に示すように、かご11は、その機能構成ブロックとして、昇降路中の自かご位置を検出する自かご位置検出部113、自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離を検出するかご間距離検出部114、自かご位置検出部とかご間距離検出部の検出結果に基づき、自かごの伝送経路、すなわち通信方向を選択する通信方向選択部115、通信方向選択部115の選択結果に基づき所定の処理を行う無線信号送受信部116、アンテナ選択部117を備える。
自かご位置検出部113は、昇降路中の自かご位置、すなわち天井20や床21との距離をレーザ或いは超音波などを用いて検出する。かご間距離検出部114は同様に、自かごと隣接する他のかごとの距離を検出する。通信方向選択部115は、自かご位置検出部113、かご間距離検出部114で得られる自かご位置、かご間距離に基づき、信号誤りが小さくなる伝送経路を推定して通信方向を選択する。この通信方向選択部115は、例えばCPUにおけるソフトウェア処理で実現することができる。無線信号送受信部116、アンテナ選択部117は、通信方向選択部115の選択結果に従い、一対のアンテナ111、112の何れかを選択し、選択されたアンテナを用いて無線信号送受信を行う。
図4に、図3の構成を備えるマルチカーエレベータシステムの各かご11、12、13の通信方向選択部115が実行する伝送経路選択処理フローの一例を示す。経路選択を開始(Start)すると、かご間距離検出部114から隣接かごとの距離を取得し(S41)、自かごと天井・床の間両方に別のかごが存在するかしないかを判断する(S42)。
別のかごが存在する場合(Yes)、自かご位置検出部113の出力から自かご位置を取得し(S43)、かご間距離検出部114の出力から隣接かごの位置を特定し(S44)、自かごと隣接かご各々との距離、隣接かごと最上部である天井、または最下部である最下位階の床までの距離を計算する(S45)。そして、計算した各距離のうち、最大となる箇所を抽出し(S46)、抽出した箇所が自かご位置より上か否かを判断する(S47)。抽出した箇所が自かごより上の場合(Yes)、下方向の経路を選択し(S48)、抽出した箇所が自かごより上でない場合(No)、上方向の経路を選択し(S49)、終了する(End)。すなわち、通信方向選択部115は、自かご位置とかご間距離に基づき、隣接する最上部、自かご、他のかご、及び最下部の間の距離が最大となる箇所を抽出し、抽出した箇所が自かごより上の場合、下方向の伝送経路を選択し、下の場合、上方向の伝送経路を選択する。
また、通信方向選択部115は、S42で別のかごが存在しない(No)と判断した場合、隣接かごが存在しない方向の経路を選択し(S50)、中継伝送を待ち受け(S51)、終了する(End)。すなわち、通信方向選択部115は、自かごと昇降路の最上部、最下部の間に、他のかごが存在しない場合、他のかごが存在しない方向の伝送経路を選択する。
図5に、通信方向選択部115からの中継伝送を待ち受けるかどうかの情報に基づく、中継伝送用のアンテナ選択処理フローを示す。アンテナ選択部117は、通信方向選択部115から情報を取得し(S52)、中継伝送を待ち受けるか、待ち受けないかの判断を行う(S53)。待ち受けない場合(No)、通信方向選択部115で選択した通信方向のアンテナを自かごの信号を送信するアンテナ、自かご宛の信号を受信するアンテナとして選択し(S56)、終了する(End)。
S53で中継伝送を待ち受けると判断した場合(Yes)、通信方向選択部115で選択した通信方向のアンテナを自かごの信号を送信するアンテナ、自かご宛の信号を受信するアンテナとして選択し、また、隣接かごから制御盤10へ中継伝送する信号を送信するアンテナ、制御盤10から隣接かごへ中継伝送する信号を受信するアンテナとして選択する(S54)。更に、通信方向選択部115で選択した通信方向と逆方向のアンテナを、隣接かごから制御盤10へ中継伝送する信号を受信するアンテナ、制御盤10から隣接かごへ中継伝送する信号を送信するアンテナとして選択(S55)、終了する(End)。
以上説明したように本実施例の構成によれば、昇降路中に3個のかごを配置するマルチカーエレベータシステムにおいて、制御装置である制御盤10と3個のかご11、12、13」との間の無線通信を安定して実現することができる。
実施例2は、制御装置である制御盤と複数のかごとの相互の通信を無線で行うため、自かご位置、かご間距離、及び無線信号送受信部が受信した信号を用いて作成、記憶したかご間距離テーブルを使って通信方向選択を行う循環式マルチカーエレベータシステム、及び経路決定方法の実施例である。すなわち、かごは、自かご位置検出部とかご間距離検出部の出力と、無線信号送受信部が受信した他かごの位置情報に基づき作成されるかご間距離テーブルを更に備え、通信方向選択部は作成されたかご間距離テーブルを用いて、自かごの伝送経路を選択する構成の実施例である。
図6に本実施例のかご11内の機能ブロック図を示す。図3に示した実施例1のかご11内の機能ブロックに、かご間距離テーブル118が新たに追加された点が実施例1の構成と異なっている。このかご間距離テーブル118は、かご11が内蔵する、図示を省略した記憶部に記憶される。
図7に本実施例のN個のかごが設置される循環式マルチカーエレベータシステムの構成を、図8にかご間距離テーブルを作成するフローチャート例を、図9に作成したかご間距離テーブルの具体的構成例を示した。図9に示すかご間距離テーブル118には、自かご位置検出部113、かご間距離検出部114の検出結果、並びに無線信号送受信部116が隣接するかごなどから受信した位置情報に基づき、かご識別子(ID)、各かごの上側かごID、下側かごID、上側かごとのかご間距離、下側かごとのかご間距離のデータがかごID順に記憶される。
図7の構成、図8のフローチャートに示すように、本実施例の構成において、かご間距離テーブル118の作成が開始(Start)されると、各かごは自かご位置検出部113で検出した自かごの位置情報を上方向、下方向の両方に送信する(S57)。そして、隣接かごから他のかごの位置情報を受信したか否か判断する(S58)。他かご位置情報を受信できなかった場合(No)は終了(End)する。受信できた場合(Yes)、位置情報を受信した方向とは逆の方向のかごに対して、他かごの位置情報を中継送信する(S59)。そして、得られた他かごと自かごの位置情報をかごIDの昇順に並べ替え、天井から床までのかごの位置と順序を確定し(S60)、確定したかごの位置と順序に基づきかご間距離テーブル118を作成し(S61)、終了(End)する。本実施例のマルチカーエレベータシステムにおい、各かごは以上のように作成したかご間距離テーブル118を使って、経路選択を行う。
図10に、本実施例のかご間距離テーブル118を使って経路選択を行った結果の伝送経路の一例を実線の矢印で示す。同図の場合、かご11、かご12、かご13は天井20のアンテナ201に向かう上方向の伝送経路を用い、かご14、かご15は床21のアンテナ211に向かう下方向の伝送経路を選択することにより、それぞれ安定した通信を行うことができる。
本実施例は、制御装置である制御盤と複数のかごとの相互の通信を無線で行うマルチカーエレベータシステムであって、作成したかご間距離テーブルを使って通信方向選択を行うことができる。
実施例3は、かご間距離とホップ数に重み付け加算して、伝送経路の選択を行うマルチカーエレベータシステム、経路決定方法の実施例である。すなわち、通信方向選択部は、かご間距離テーブルに記憶されたかご間距離を取得し、自かごから最上部までの間に存在する他かごのかご間距離を重み付け加算し、また自かごから最下部までの間に存在する他かごのかご間距離を重み付け加算し、重み付け加算の結果に基づき、自かごの伝送経路を選択する構成の実施例であり、通信方向選択部は、自かごから前記最上部までの間、及び自かごから最下部までの間に存在する他かごの数に基づくホップ数と、かご間距離とを重み付け加算するする構成を備える。
図11に本実施例の4個のかごを使ったマルチカーエレベータシステムの一構成例を示す。なお、本実施例において複数のかごとして4個のかごを例示して説明するが、4個に限定されるものでない。同図に示すように、本実施例のマルチカーエレベータシステムでは、ある時刻において、天井20と床21との間の昇降路中に4個のかご11、12、13、14が図示したかご間距離と順序で配置されており、かご11は天井から3mの位置に配置され、かご12はかご11との間のかご間距離が最大通信距離20mで配置されている。また、図示の順序、及びかご間距離でかご13、14が配置されている。
図12に本実施例のマルチカーエレベータシステムにおいて、各かごが重み付け加算でかご間距離を算出する処理フローチャートの一例を示す。かごの内部構成は、実施例2で説明した図6のかごと同様の内部構成を有している。図12のフローチャートに示すように、処理が開始されると、通信方向選択部115は、まず図6、図9で例示した、作成されたかご間距離テーブル118から、隣接する各かご間の距離を取得する(S62)。
そして、本実施例のマルチカーエレベータシステムの各かごの通信方向選択部115おいて、自かごから天井までの間に存在するかごのかご間距離を重み付け加算する(S63)。また、自かごから床までの間に存在するかごのかご間距離を重み付け加算する(S64)。そして、天井方向に重み付け加算した値より床方向に重み付け加算した値の方が小さいか否かを判断する(S65)。小さい場合(Yes)は下方向の経路を選択し(S66)大きい場合(No)は上方向の経路を選択し(S67)、終了(End)する。
ここで、本実施例の重み付け加算について説明する。図11の点線で囲ったかご12の通信方向を決定する場合、かご12の上方向は、最大通信距離が20m、無線通信のホップ数は2hopであるの対し、かご12の下方向は、その最大通信距離が8m、ホップ数は3hopである。一般に、無線通信の誤り率は最大通信距離に比例するが、遅延時間はホップ数に比例するので、図11に示すかごの配置の場合、最大通信距離に基づく誤り率では下方向のほうの性能が良く、ホップ数に基づく遅延時間では上方向の方の性能が良いと言える。
そこで、本実施例のマルチカーエレベータシステムにおいては、かご間距離とホップ数の重み付け関数として、式1に示す関数fを利用する。

f = w_dist・D + w_hop・H ・・・(式1)

ここで、w_distは、かご間距離に対する重み、w_hopは、ホップ数に対する重み、Dは通信方向における最大のかご間距離、Hは通信方向におけるホップ数である。そして、式1の重みw_dist、w_hopは、マルチカーエレベータシステムの設置の際、或いは所定期間の実績データなどに基づき、通信安定化のために最適な値に決定される。
例えば重みw_dist = 1, w_hop = 10の場合、式1から、上方向、下方向の重み付け関数f_上、f_下はそれぞれ次のように表される。

f_上 = 1*20+10*2 = 22
f_下 = 1*8+10*3 = 38

その結果、f_上 < f_下のため、かご12の伝送経路として、図13の実線の矢印に示すように、上方向の伝送経路を選択することとなる。すなわち、通信方向選択部は、最上部の方向に重み付け加算した値より、最下部の方向に重き付け加算した値が大きい場合、上方向の伝送経路を選択する。
また、w_dist = 2, w_hop = 5の場合、式1から、重み付け関数f_上、f_下はそれぞれ次のように表される。

f_上 = 2*20+5*2 = 50
f_下 = 2*8+5*3 = 31

この場合、f_上 > f_下のため、かご12の伝送経路として、図14の実線の矢印に示すように、下方向の伝送経路を選択することになる。すなわち、通信方向選択部は、最上部の方向に重み付け加算した値より、最下部の方向に重き付け加算した値が小さい場合、下方向の伝送経路を選択する。
このように、本実施例においては、各かごは自らの伝送経路を、重み付けされた最大かご間距離と無線通信のホップ数を勘案して、通信性能の良い上方向あるいは下方向の伝送経路を適宜選択することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、各かごが備える通信方向選択部115を制御装置である制御盤10のCPUが実行するプログラムでも構成することが可能である。
上述した各構成、機能、通信方向選択部等は、それらの一部又は全部を実現するプログラムを作成する例を説明したが、それらの一部又は全部を例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良いことは言うまでもない。すなわち、処理部の全部または一部の機能は、プログラムに代え、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路などにより実現してもよい。
10 制御盤
11、12、13、14、15 かご
111、112、121、122、131、132、141、142、151、152、201、211 アンテナ
113 自かご位置検出部
114 かご間距離検出部
115 通信方向選択部
116 無線信号送受信部
117 アンテナ選択部
118 かご間距離テーブル
20 天井
21 床
30 信号線

Claims (15)

  1. マルチカーエレベータシステムであって、
    昇降路に配置される複数のかごと、前記昇降路の最上部、最下部に設置されるアンテナが接続され、前記かごの昇降を制御する制御装置とからなり、
    前記かごは、
    その上下に設置される一対のアンテナと、
    前記昇降路の自かご位置を検出する自かご位置検出部と、
    前記自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離を検出するかご間距離検出部と、前記自かご位置検出部と前記かご間距離検出部の検出結果に基づき、前記自かごの伝送経路を選択する通信方向選択部と、
    前記通信方向選択部の選択結果に従い、前記一対のアンテナの一方を選択するアンテナ選択部と、
    選択されたアンテナにより送受信を行う無線信号送受信部と、
    を備えることを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部は、
    前記自かごと前記昇降路の最上部、最下部の間に、前記他のかごが存在しない場合、前記他のかごが存在しない方向の伝送経路を選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  3. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部は、前記自かご位置と前記かご間距離に基づき、隣接する前記最上部、前記自かご、前記他のかご、及び前記最下部の間の距離が最大となる箇所を抽出し、抽出した箇所が前記自かごより上の場合、下方向の伝送経路を選択し、下の場合、上方向の伝送経路を選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  4. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記かごは、
    前記通信方向選択部が選択した通信方向のアンテナを、前記自かごの信号を送信、前記自かご宛の信号を受信するアンテナとして選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  5. 請求項4に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記かごは、
    前記通信方向選択部が選択した通信方向のアンテナを前記隣接かごから前記制御装置へ中継伝送する信号を送信し、前記制御装置から前記隣接かごへ中継伝送する信号を受信するアンテナとして選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  6. 請求項4に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部が選択した通信方向と逆方向のアンテナを前記隣接かごから前記制御装置へ中継伝送する信号を受信し、前記制御装置から前記隣接かごへ中継伝送する信号を送信するアンテナとして選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  7. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記かごは、
    前記自かご位置検出部と前記かご間距離検出部の出力と、前記無線信号送受信部が受信した前記他かごの位置情報に基づき作成されるかご間距離テーブルを更に備え、前記通信方向選択部は前記かご間距離テーブルを用いて、前記自かごの伝送経路を選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  8. 請求項7に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記かご間距離テーブルは、
    前記自かごの識別子(ID)、隣接する前記他かごのID、前記自かごと隣接する前記他かごとの間のかご間距離を記憶する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  9. 請求項7に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部は、
    前記かご間距離テーブルに記憶された前記かご間距離を取得し、前記自かごから前記最上部までの間に存在する他かごの、前記かご間距離を重み付け加算し、
    前記自かごから前記最下部までの間に存在する他かごの、前記かご間距離を重み付け加算し、前記重み付け加算の結果に基づき、前記自かごの伝送経路を選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  10. 請求項7に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部は、
    前記自かごから前記最上部までの間、及び前記自かごから前記最下部までの間に存在する前記他かごの数に基づくホップ数と、前記かご間距離とを重み付け加算する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  11. 請求項10に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部は、
    前記最上部の方向に前記重み付け加算した値より、前記最下部の方向に重き付け加算した値が大きい場合、上方向の伝送経路を選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  12. 請求項10に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記通信方向選択部は、
    前記最上部の方向に前記重み付け加算した値より、前記最下部の方向に重き付け加算した値が小さい場合、下方向の伝送経路を選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  13. マルチカーエレベータシステムの経路決定方法であって、
    前記マルチカーエレベータシステムは、昇降路に配置され、上下に設置される一対のアンテナをそれぞれ有する複数のかごと、前記昇降路の最上部、最下部に設置されるアンテナが接続され、前記かごの昇降を制御する制御装置とを備え、
    前記かごは、
    前記昇降路の自かご位置と、前記自かごと隣接する他のかごとの間のかご間距離を検出し、検出結果に基づき、前記自かごの伝送経路を選択し、選択結果に従い、前記一対のアンテナの一方を選択し、選択したアンテナにより送受信を行う、
    ことを特徴とする経路決定方法。
  14. 請求項13に記載の経路決定方法であって、
    前記かごは、
    前記自かご位置と、前記かご間距離と、前記アンテナで受信した前記他かごの位置情報に基づきかご間距離テーブルを作成し、作成した前記かご間距離テーブルを用いて、前記自かごの伝送経路を選択する、
    ことを特徴とする経路決定方法。
  15. 請求項14に記載の経路決定方法であって、
    前記かごは、
    前記かご間距離テーブルに記憶された前記かご間距離を取得し、前記自かごから前記最上部までの間に存在する他かごの、前記かご間距離を重み付け加算し、
    前記自かごから前記最下部までの間に存在する他かごの、前記かご間距離を重み付け加算し、前記重み付け加算の結果に基づき、前記自かごの伝送経路を選択する、
    ことを特徴とする経路選択方法。
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