JP2018188230A - エレベータ無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線中継装置の状態を判別することにより、エレベータシステム全体の堅牢性を確保したエレベータ無線通信システムを提供する。【解決手段】エレベータ無線通信システムは、エレベータの乗りかご20に設けられた無線装置22と、乗りかご20の走行方向に沿って設けられ、無線装置22から送信された信号を受信する複数の無線中継装置60と、乗りかご20を昇降させる巻上機40に設けられたパルスジェネレータ41と、複数の無線中継装置60が無線装置22から受信した信号の有無または強度を判定する信号判定手段と、パルスジェネレータ41の出力に基づいて乗りかご20の位置を算出するかご位置算出手段と、信号判定手段の判定結果とかご位置算出手段の算出結果との整合性を比較する比較手段と、を有する制御部30と、を具備している。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータ無線通信システムに関する。
従来、エレベータを制御する制御装置(制御部)は巻上機を駆動させ昇降路内における乗りかごの昇降動作を制御するとともに、所定の乗場に着床した乗りかごのかごドアを開閉制御する制御信号等を当該乗りかごに伝送する。この制御信号の伝送には制御部と乗りかごとを結ぶテールコードを用いて伝送していた。
エレベータの乗りかごが走行する昇降路が長距離となる場合、上記テールコードを長くする必要があることから、当該テールコードの重量が増加し、これに伴って、乗りかごを昇降動作させるための巻上機の駆動力を増加させる必要があった。
このため、テールコードを用いることなく、エレベータ制御装置および乗りかご間の制御信号の伝送を無線により行う仕組みが提案されている(例えば特許文献1)。
昇降路の長いエレベータの場合、昇降路内に複数の無線中継装置を設置し、無線通信行を行う必要があるところ、無線中継装置からのデータの信頼性を常に担保する必要があった。更に、エレベータの運行に支障をきたさないよう、故障した無線中継装置から送信されたデータを特定し、故障した無線中継装置を早急に特定する必要があった。
特開2016−155636号公報 特許第4375020号明細書
本発明が解決しようとする課題は、無線中継装置の状態を判別することにより、エレベータシステム全体の堅牢性を確保したエレベータ無線通信システムを提供する。
上記課題を解決するため、実施形態のエレベータ無線通信システムは、エレベータの乗りかごに設けられた無線装置と、前記乗りかごの走行方向に沿って設けられ、前記無線装置から送信された信号を受信する複数の無線中継装置と、前記乗りかごを昇降させる巻上機に設けられたパルスジェネレータと、前記複数の無線中継装置が前記無線装置から受信した信号の有無または強度を判定する信号判定手段と、前記パルスジェネレータの出力に基づいて前記乗りかごの位置を算出するかご位置算出手段と、前記信号判定手段の判定結果と前記かご位置算出手段の算出結果との整合性を比較する比較手段と、を有する制御部と、を具備している。
実施形態であるエレベータ無線通信システムの構成図。 無線装置、各無線中継装置、制御部間のデータの伝送の図。 第1および第2の実施形態の制御部のブロック図。 信号の強度と乗りかごの位置との相関情報のテーブル。 実施形態であるエレベータ無線通信システムの流れ図。 無線中継装置の故障時におけるエレベータ無線通信システムの図。 第3の実施形態の制御部のブロック図。 実施形態であるエレベータ無線通信システムの流れ図。 外部装置が有するデータベースのエレベータの情報のテーブル。
以下、エレベータ無線通信システムの実施形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態であるエレベータ無線通信システムの構成図である。本実施形態のエレベータ制御システムでは昇降路10内に乗りかご20とカウンタウエイト(釣り合い錘)21とが設けられており、それぞれガイドレール(図示せず)に昇降動作可能に支持されている。
昇降路の上部には制御盤と称される、エレベータ全体の制御を行う制御部30が昇降路の上部に備えられており、さらに巻上機40が設けられている。巻上機40には、一端が乗りかご20と接続され、他端がカウンタウエイト21と接続されたメインロープ11が巻き架けられている。
制御部30の制御に基づいて巻上機40が駆動されることによって、メインロープ11の両端に接続された乗りかご20及びカウンタウエイト21が互いに反対方向に昇降動作する。制御部30は巻上機40に設けられたパルスジェネレータ41と接続されており、パルスジェネレータ41の出力パルスのカウントの情報に基づいて乗りかご20の位置を算出する。
乗りかご20には無線装置22が設けられている。また、昇降路10内には乗りかご20の昇降方向に沿って複数の無線中継装置60が所定の間隔で設けられており、無線装置22から送信された信号(電波)を無線により受信する。無線装置22および無線中継装置60は例えば無線LANなどがある。無線中継装置60の設置間隔は例えば、各階の乗り場70の着床位置に対応する位置である。ただし、無線装置22および無線中継装置60の通信方式は無線LANに限定されない。無線装置22は図1では乗りかごの外周面の上部に設けられているが、無線装置22の設置場所はこれに限定されない。無線中継装置60の設置間隔は各階の乗り場70の着床位置に限定されない。
図1では乗り場70を1階から3階として詳述する。乗り場70および各乗り場に対応する無線中継装置60について、1階の乗り場70を乗り場70aとして対応する無線中継装置60を無線中継装置60aとし、2階の乗り場70を乗り場70bとして対応する無線中継装置60を60bとし、3階の乗り場70を乗り場70cとして対応する無線中継装置60を無線中継装置60cとする。ただし、本実施形態および以下の実施形態において乗り場70の階数は3階に限定されず、無線中継装置の個数は3個に限定されない。
無線中継装置60(60a〜60c)は無線装置22から信号を受信すると、無線装置22から伝送された伝送データおよび、信号の強度を、伝送線80(伝送手段)を介して制御部30に伝送する。伝送路80は昇降路10の壁内または壁面にて各無線中継装置60と制御部30とを有線にて接続しているが、無線通信により接続されていてもよい。
図2は各無線中継装置60が、無線装置22から信号を受信したときの伝送データ23および信号強度情報61(61a〜61c)を制御部30へ伝送する方法を示した図である。各無線中継装置60(60a〜60c)は無線装置22より伝送データ23を受信すると、当該伝送データ23とは別に、伝送データ23の受信強度情報61(61a〜61c)を付与して伝送路80を介して制御部30に伝送する。
受信強度情報61aは伝送データ23の無線中継装置60aにおける受信の強度についての情報である。受信強度情報61bは伝送データ23の無線中継装置60bにおける受信の強度についての情報である。受信強度情報61cは伝送データ23の無線中継装置60cにおける受信の強度についての情報である。
図3(a)は制御部30のブロック図である。制御部30は無線中継装置検出部31(信号判定手段)と記憶部32とかご位置算出部33(かご位置算出手段)と比較部34(比較手段)とを有する。なお、本実施形態および以下の実施形態において、無線中継装置検出部31とかご位置算出部33と比較部34とは1つの制御基板やプロセッサに形成されていてもよい。
無線中継装置検出部31は各無線中継装置60(60a〜60c)が無線装置22から受信した伝送データ23および信号強度情報61から、各無線中継装置60について検出を行う。各無線中継装置60(60a〜60c)の検出は、無線装置22から受信された伝送データ23の有無について無線中継装置60ごとに判定する。
記憶部32は各無線中継装置60(60a〜60c)が設置されている高さが記憶されている。記憶部32は例えば、不揮発性のメモリやHDDなどがある。ただし、記憶部32はこれらに限定はされない。
かご位置算出部33はパルスジェネレータ41の出力パルスのカウントの情報に基づいて、乗りかご20の位置を算出する回路である。図3(b)はかご位置算出部33の構成の一例である。かご位置検出部33にはI/O基板33aとエレベータ制御基板33bを有している。I/O基板33aはパルスジェネレータ41の出力パルスのカウント数を検出し、エレベータ制御基板33bに伝送する。エレベータ制御基板33bは伝送された出力パルスのカウント数から乗りかご20の位置を算出する。ただし、本実施形態および以下の実施形態において、かご位置算出部33はI/O基板33aとエレベータ制御基板33bとに分けずに1つの基板に構成されていてもよい。
比較部34は無線中継装置検出部31(信号判定手段)による判定結果と、乗りかご20の位置(かご位置算出部33の算出結果)と、を比較して整合性の有無を判定する回路である。比較部34は無線中継装置検出部31が検出した信号強度情報61により無線中継装置60を特定する。無線中継装置検出部31が2個以上の無線中継装置より伝送データの信号強度情報61を受信した場合、比較部34は最も大きい信号強度情報61を受信した無線中継装置60を特定する。
乗りかご20に近い無線中継装置60ほど大きい信号強度を有することから、各無線中継装置60(60a〜60c)の位置を記憶部32に予め記憶しておくことで、乗りかご20の位置を判定することができる。
比較部34は特定された無線中継装置60の高さを記憶部32より読み込み、特定された無線中継装置60の高さと乗りかご20の位置情報とを比較する。比較方法は例えば、特定された無線中継装置60の高さの値と乗りかご20の位置の値との差分が、所定の値よりも小さい場合は整合性があると判定する。差分が所定の値以上の場合は、整合性が無いと判定し、これらの高さの情報について、信頼性が低いと判定する。
比較部34は当該比較手段により、整合性があると認められる場合は、乗りかご20の位置情報および信号強度情報61を信頼できるデータとして処理する。
以上により、本実施形態のエレベータ無線通信システムは無線中継装置の状態を判別することにより、エレベータシステム全体の堅牢性を確保することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態であるエレベータ無線通信システムの構成図、データの伝送の図、制御部30のブロック図は第1の実施形態と同様であり、図1〜図3と同様である。
本実施形態の記憶部32は各無線中継装置60(60a〜60c)が受信した信号の強度と信号強度に対応する高さの情報とに基づいた、信号の強度と乗りかご20の位置との相関情報とを予め記憶している。
図4は各無線中継装置60(60a〜60c)が設置されている高さと乗りかご20の位置に対応する各無線中継装置60の信号強度(Sa、Sb、Sc)を記憶した相関情報のテーブルである。乗りかご20の位置が最下階から10mの高さにあるとき、無線中継装置60bの信号強度Sbが他の無線中継装置60a、60cよりも大きくなる。
相関情報のテーブルは乗りかご20の高さについて、所定の間隔でサンプリングをして予め記憶部32に記憶されている。図4では乗りかご20の位置が10mの時を示したが、記憶部32は5m、15mの時のテーブルを有していてもよく、また、8m、12mなど無線中継装置60間の中間の位置についてのテーブルを有していてもよい。
本実施形態のエレベータ無線システムは、乗りかご20を運用している最中であっても、定期的に乗りかご20の位置および、信号強度を測定し、記憶部32に記憶されている相関情報のテーブルを更新してもよい。
本実施形態の比較部34はかご位置算出部33より算出された乗りかご20の位置情報から、記憶部32に格納されている相関情報のテーブルを選択して信号強度(Sa〜Sc)を選択する。選択された信号強度(Sa〜Scのいずれか)と無線中継装置検出部31が検出した各無線中継装置60の信号強度とを比較して整合性の有無を判定する。
無線中継装置検出部31が検出する各無線中継装置60の信号強度について、検出した伝送データ23が1個のみの場合は当該伝送データ23を受信した無線中継装置60の信号強度を用いる。検出した伝送データ23が2個以上の場合はその内最大の信号強度の値(受信強度情報61)を選択する。
例えば、かご位置算出部33より算出された乗りかご20の位置が10mのとき、比較部34は記憶部32に格納されている相関情報のテーブル(図4)から乗りかごの位置が10mのテーブルを選択し、信号強度Sbを特定する。信号強度Sbと無線中継装置検出部31が検出した最も信号強度の大きい無線中継装置60bの信号強度とを比較して整合性の判定を行う。整合性の判定は、信号強度Sbと特定された無線中継装置60の信号強度の値との差分が、他の無線中継装置60と無線中継装置60bの信号強度との差分が所定の値よりも小さい場合は整合性があると判定する。
例えば、かご位置算出部33より算出された乗りかご20の位置が11mのとき、比較部34は記憶部32に格納されている相関情報のテーブル(図4)から乗りかごの位置が最も近似する10mのテーブルを選択する。整合性の判定は、信号強度Sbと特定された無線中継装置60の信号強度の値との差分が、他の無線中継装置60と無線中継装置60bの信号強度との差分が所定の値よりも小さい場合は整合性があると判定する。
例えば、かご位置算出部33より算出された乗りかご20の位置が11mのとき、比較部34は記憶部32に格納されている相関情報のテーブル(図4)から乗りかごの位置が10mと15mとを選択する。乗りかごの位置が10mのテーブルの信号強度Sb(10m)と乗りかごの位置が15mのテーブルの信号強度Sb(15m)とを線形補間して、乗りかご20の位置が11mのときの信号強度Sb(11m)を導出する。整合性の判定は、信号強度Sb(11m)と特定された無線中継装置60の信号強度との差分が所定の値よりも小さい場合は整合性があると判定する。差分が所定の値以上の場合は、整合性が無いと判定し、これらの高さの情報について、信頼性が低いと判定する。
比較部34は当該比較手段により、整合性があると認められる場合は、乗りかご20の位置の値および信号強度情報61を信頼できるデータとして処理する。
以上により、本実施形態のエレベータ無線通信システムは無線中継装置の状態を判別することにより、エレベータシステム全体の堅牢性を確保することが可能となる。
(第1の実施形態および第2の実施形態のフローチャート)
図5(a)(b)は第1の実施形態および第2の実施形態のエレベータ無線システムのフローチャート(流れ図)である。制御部30は伝送路80を介して無線中継装置60からの信号を受信(ステップS1)すると、信号を受信した時の乗りかご20のかご位置を、かご位置算出部33がパルスジェネレータ41の出力パルスに基づいて算出し、記録する(ステップS2)。無線中継装置検出部31は各無線中継装置60からの信号(伝送データ23)の有無および信号強度情報61について判別を行う(ステップS3)。伝送データ23の有無および信号強度情報61から比較部34は信号強度が最も強い無線中継装置60を特定する(ステップS4)。
第1の実施形態では特定した無線中継装置60の高さと、かご位置算出部33が算出したかご位置と、の位置情報を比較して両者に整合性があるかを判定する(ステップS5)。
第2の実施形態では特定した無線中継装置60の受信強度と、かご位置算出部33が算出したかご位置に対応する相関情報のテーブルの受信強度と、を比較して両者に整合性があるかを判定する(ステップS5)。
両者に整合性がある場合(ステップS5のYES)、特定した無線中継装置60の信号を信頼できるデータとして処理をする(ステップS6a)。両者に整合性が無い場合(ステップS5のNO)、当該データは信頼できないものとして破棄する、またはかご位置算出部33が算出したかご位置から最も近い無線中継装置60の信号を選択する(図5(b)、ステップS6b)。
(第3の実施形態)
本実施形態のエレベータ無線通信システムは第1の実施形態および第2の実施形態のエレベータ無線通信システムに、無線中継装置60およびパルスジェネレータ41の故障の判定を行うことを可能としたものである。
本実施形態では比較部34にてかご位置算出部33より算出された乗りかご20の位置情報と無線中継装置検出部31が検出した無線中継装置60の信号強度との間に整合性が取れない場合、無線中継装置60およびパルスジェネレータ41の少なくともいずれかに故障が発生したとみなす。
図6は無線中継装置60の故障時におけるエレベータ無線通信システムの図である。各無線中継装置60から昇降路10の内部空間に向かって実戦または破線で囲まれた領域を各無線中継装置60(60a〜60c)の通信領域62(62a〜62c)とする。通信領域62は各無線中継装置60が無線装置22からの信号を受信することが可能な領域である。
図6では無線中継装置60aの通信領域62を通信領域62a、無線中継装置60bの通信領域62を通信領域62b、無線中継装置60cの通信領域62を通信領域62cとする。更に無線中継装置60bが故障しており、通信をすることができないとする。即ち、無線装置22からの信号を無線中継装置60bは受信することができないとする。そのため、通信領域62bは通信不可能の領域(通信不可能領域)として破線で表している。
本実施形態のエレベータ無線通信システムは比較部34にて整合性が取れないと判定された場合、乗りかご20を近くの階に着床し、乗客を降ろした後に最下階に移動する。その後、当該エレベータ無線通信システムの検査を行う。
本実施形態では検査時において、最下階から最上階まで乗りかご20を移動させる。その際、無線装置22から各無線中継装置60に向かって動作確認信号71aを送信する。各無線中継装置60は動作確認信号71aを受信したら、制御部30に伝送路80を介してアンサーバック信号72を送信し、自装置が正常動作している信号を送信する。無線中継装置60bが故障している場合、アンサーバック信号72を送信することができないため、制御部30は無線中継装置60bの故障を判定することが可能となる。
図7は第3の実施形態であるエレベータ無線通信システムの制御部30のブロック図である。本実施形態の制御部30は、第1の実施形態または第2の実施形態のエレベータ無線通信システムから更に故障判定部35(故障判定手段)と送信部36(通知手段)と故障登録部37とを有する。
故障判定部35は第1の実施形態および第2の実施形態の比較部34にて整合性が取れないと判定された場合にアンサーバック信号72に基づいて、無線中継装置60およびパルスジェネレータ41の故障の少なくともいずれかに故障が発生したことを判定する回路である。
送信部36は、故障判定部35にて故障が発生したと判定された場合に、当該故障の情報(故障情報)をエレベータ無線通信システムの外部に通知する回路である。通知の方法は例えば、有人の管理室へのアラート信号の送信、警告音による通知などがある。
故障登録部37は、故障判定部35にて故障が発生したと判定された場合に、当該故障に基づく情報を登録する回路である。登録先は記憶部32であるが、別途故障情報用の記憶部を有していてもよい。
(フローチャート)
図8は本実施形態の実施形態のエレベータ無線システムのフローチャート(流れ図)である。ただし、比較部34による整合性の判定までは図5(a)と同様であり、図5のステップS5にて整合性が否定された場合(ステップS5のNO)の流れ図である。
本実施形態のエレベータ無線通信システムは無線装置22から各無線中継装置60に向けて動作確認信号71aを送信する(ステップS7)。各無線中継装置60が動作確認信号71aを受信すると、各無線中継装置60からアンサーバック信号72が送信され、制御部30は伝送路80を介して当該アンサーバック信号72を受信する(ステップS8)。制御部30はアンサーバック信号72を受信した時の乗りかご20のかご位置(かご位置情報)を記憶する(ステップS9)。かご位置情報はパルスジェネレータ41の出力パルスのカウントの情報に基づいて、かご位置算出部33が算出する。その後、比較部34にて、アンサーバック信号72とかご位置情報とを比較し、整合性の判定を行う(ステップS11)。
整合性の判定は、かご位置に対応する無線中継装置60からのアンサーバック信号の有無、またはアンサーバック信号の信号強度に基づいて判定する。即ち、対応する無線中継装置60からのアンサーバック信号がない、または信号強度が小さい場合、比較部34は整合性がないと判定する。
乗りかご20を最下階から最上階まで移動させ、全ての無線中継装置60のアンサーバック信号72と、かご位置情報との間に整合性があると判定された場合(ステップS11のYES)、故障判定部35は、当該エレベータ無線通信システムが正常動作にあると判断し(ステップS12)、通常運転を再開する。
比較部34にて整合性が無い状態があると判定された場合(ステップS11のNO)、故障判定部35は全てのアンサーバック信号72とかご位置情報との間に整合性が無かったかを判定する(ステップS13)。
全てのアンサーバック信号72とかご位置情報との間に整合性が無かった場合(ステップS13のYES)、故障判定部35はパルスジェネレータ41に故障があると判定する(ステップS14)。即ち、かご位置情報に信頼性が無いと判定する。その後、送信部36より外部へ故障情報を送信し、故障情報登録部37にてパルスジェネレータ41についての故障情報を登録する(ステップS15)。
一部のアンサーバック信号72とかご位置情報との間に整合性が無かった場合(ステップS13のNO)、制御部30は当該整合性の無いアンサーバック信号72を送信した無線中継装置60に故障があると判定する(ステップS16)。その後、送信部36より外部へ故障情報を送信し、故障情報登録部37にて該当する無線中継装置60の故障情報を登録する(ステップS17)。
一部のアンサーバック信号72とかご位置情報との間の整合性の判定(ステップS13)について、例えば、乗り場70bに着床または近傍に位置するとき、無線装置22は信号強度が「100」の強さの動作確認信号71aを無線中継装置60bに送信する。無線中継装置60bがアンサーバック信号72を送信しなかった場合(信号強度「0」)、または信号強度「100」に対して極端に低い信号強度を制御部30に送信した場合は、無線中継装置60bが故障していると判定する。
本実施形態において、無線装置22から送信される動作確認信号71aは例えば、無線中継装置60ごとに3回送信し、1回でもアンサーバック信号72が制御部30に伝送された場合は、当該無線中継装置60は正常と判断する。
ただし、動作確認信号71aの送信回数は3回に限定しない。また、アンサーバック信号72の伝送回数による正常の判定は1回に限定しない。例えば、動作確認信号71aの送信回数に対して半数以上のアンサーバク信号72があった場合に正常と判定してもよい。
また、周波数帯域の異なる無線中継装置60を交互に配置することで、アンサーバック信号72の混同を防いでもよい。例えば、図6の無線中継装置60aと60cは2.4GHzの周波数帯域の信号を受信し、無線中継装置60bは5.2GHzの周波数帯域の信号を受信するとしてもよい。無線装置22はそれぞれの周波数帯域の動作確認信号71aを送信することが可能である。
以上により、本実施形態のエレベータ無線通信システムは無線中継装置の状態を判別することにより、エレベータシステム全体の堅牢性を確保することが可能となる。
(第4の実施形態)
本実施形態のエレベータ無線通信システムは、第3の実施形態において動作確認信号71aを無線装置22から送信していた点について、制御部30から動作確認信号71bを送信する点としたところに差異がある。図6において、第4の実施形態では無線装置22より動作確認信号71aを送信していたが、本実施形態では制御部30から動作確認信号71bを、伝送路80を介して各無線中継装置60(60a〜60c)に送信する。
本実施形態のエレベータ無線通信システムは、定期的に制御部30と各無線中継装置60との間でヘルスチェックを行う。即ち本実施形態では伝送路80の状態を監視する。
例えば、制御部30は各無線中継装置60にデータ「00」の動作確認信号71bを送信する。各無線中継装置60は動作確認信号71bを受信すると、データ「01」のアンサーバック信号72を制御部30へ送信する。制御部30は定期的に動作確認信号71bを送信するため、データ「00」を送信した次の周期ではデータ「01」を送信し、動作確認信号71bを送信した回数をカウントしてもよい。動作確認信号71bのデータが「FF」までいった場合は、カウントクリアを行い、データ「00」を送信してもよい。
更に、本実施形態のヘルスチェックにおいて、アンサーバック信号72が無線中継装置60から伝送されない場合、故障判定部35は伝送路80に異常があったと判定する。例えば、一切のアンサーバック信号72の受信がない場合、伝送路80に異常があったと判定する。
本実施形態において伝送路80に異常があると判定した場合、乗りかご20を近くの階に着床してもよい。
本実施形態において第3の実施形態と同様に、送信部36より外部へ故障情報を送信する機能を有していてもよい。
以上により、本実施形態のエレベータ無線通信システムは無線中継装置の状態を判別することにより、エレベータシステム全体の堅牢性を確保することが可能となる。
(第5の実施形態)
本実施形態は比較部34にて整合性が取れないと判定された場合(図5、ステップS5のNO)であってもエレベータを通常運行し、第3の実施形態および第4の実施形態と同様にアンサーバック信号の有無、強度から故障判定部35が故障判定を行う。故障判定部35が無線中継装置60の故障の判定をした場合、本実施形態は故障と判定された無線中継装置60の近傍の領域を、信号の送受信が不可能である通信不可能領域と特定し、乗りかご20を最も近い階に着床して、停止する停止手段を有する。
これにより、通常運行に支障を妨げないように無線中継装置60の故障判定を行うことが可能となり、エレベータシステム全体の堅牢性を確保することが可能となる。
(第6の実施形態)
上記実施形態において、無線中継装置60に故障があることが判明した場合、当該無線中継装置60を新しいものに交換することとなる。そのため、昇降路10内に新旧の無線中継装置60が混在することとなる。無線中継装置60は製造された時期により受信感度などの特性が変わる場合がある。
本実施形態では無線中継装置60が受信した信号強度、乗りかご20と各無線中継装置60との距離の相関と、比較部34における結果と、故障判定部35における結果と、当該エレベータが有する固有の情報を送信部36にて外部装置に送信する。
図9は本実施形態における外部装置が有するデータベースの当該エレベータの情報のテーブルである。エレベータが有する固有の情報とは例えば、当該エレベータの型番、乗り場の数(階数)、無線中継装置60の経年数などがある。ただし当該固有の情報とはこれらに限定はされない。
外部装置はこれらの情報を蓄積し、当該エレベータを制御する。即ち、当該外部装置は学習機能を有している。外部装置は年1回など定期的に当該エレベータの情報を取得し、情報を更新する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、そのほかの様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…昇降路
11…メインロープ
20…乗りかご
21…カウンタウエイト
22…無線装置
23…伝送データ
30…制御部
31…無線中継装置検出部(信号判定手段)
32…記憶部
33…かご位置算出部(かご位置算出手段)
34…比較部(比較手段)
35…故障判定部(故障判定手段)
36…送信部(通知手段)
37…故障登録部
40…巻上機
41…パルスジェネレータ
60(60a〜60c)…無線中継装置
61(61a〜61c)…信号強度情報
62(62a〜62c)…通信領域
70(70a〜70c)…乗り場
71a、71b…動作確認信号
72…アンサーバック信号
80…伝送線
昇降路の長いエレベータの場合、昇降路内に複数の無線中継装置を設置し、無線通信を行う必要があるところ、無線中継装置からのデータの信頼性を常に担保する必要があった。更に、エレベータの運行に支障をきたさないよう、故障した無線中継装置から送信されたデータを特定し、故障した無線中継装置を早急に特定する必要があった。
上記課題を解決するため、実施形態のエレベータ無線通信システムは、エレベータの乗りかごに設けられた無線装置と、前記乗りかごの走行方向に沿って設けられ、前記無線装置から送信された信号を受信する複数の無線中継装置と、前記乗りかごを昇降させる巻上機に設けられたパルスジェネレータと、前記複数の無線中継装置が設置されている高さが予め記憶されている記憶部と、前記複数の無線中継装置が前記無線装置から受信した信号の有無または強度を判定する信号判定手段と、前記パルスジェネレータの出力に基づいて前記乗りかごの位置を算出するかご位置算出手段と、前記信号判定手段の判定結果に基づいて最も信号強度情報の大きい無線中継装置の位置を前記記憶部から読み出して前記かご位置算出手段の算出結果との整合性を比較する比較手段と、を有する制御部と、を具備している。
図1では乗り場70を1階から3階として詳述する。乗り場70および各乗り場に対応する無線中継装置60について、1階の乗り場70を乗り場70aとして対応する無線中継装置60を無線中継装置60aとし、2階の乗り場70を乗り場70bとして対応する無線中継装置60を無線中継装置60bとし、3階の乗り場70を乗り場70cとして対応する無線中継装置60を無線中継装置60cとする。ただし、本実施形態および以下の実施形態において乗り場70の階数は3階に限定されず、無線中継装置の個数は3個に限定されない。
無線中継装置60(60a〜60c)は無線装置22から信号を受信すると、無線装置22から伝送された伝送データおよび、信号の強度を、伝送80(伝送手段)を介して制御部30に伝送する。伝送路80は昇降路10の壁内または壁面にて各無線中継装置60と制御部30とを有線にて接続しているが、無線通信により接続されていてもよい。
図2は各無線中継装置60が、無線装置22から信号を受信したときの伝送データ23および信号強度情報61(61a〜61c)を制御部30へ伝送する方法を示した図である。各無線中継装置60(60a〜60c)は無線装置22より伝送データ23を受信すると、当該伝送データ23とは別に、伝送データ23の信号強度情報61(61a〜61c)を付与して伝送路80を介して制御部30に伝送する。
信号強度情報61aは伝送データ23の無線中継装置60aにおける受信の強度についての情報である。信号強度情報61bは伝送データ23の無線中継装置60bにおける受信の強度についての情報である。信号強度情報61cは伝送データ23の無線中継装置60cにおける受信の強度についての情報である。
かご位置算出部33はパルスジェネレータ41の出力パルスのカウントの情報に基づいて、乗りかご20の位置を算出する回路である。図3(b)はかご位置算出部33の構成の一例である。かご位置算出部33にはI/O基板33aとエレベータ制御基板33bを有している。I/O基板33aはパルスジェネレータ41の出力パルスのカウント数を検出し、エレベータ制御基板33bに伝送する。エレベータ制御基板33bは伝送された出力パルスのカウント数から乗りかご20の位置を算出する。ただし、本実施形態および以下の実施形態において、かご位置算出部33はI/O基板33aとエレベータ制御基板33bとに分けずに1つの基板に構成されていてもよい。
無線中継装置検出部31が検出する各無線中継装置60の信号強度について、検出した伝送データ23が1個のみの場合は当該伝送データ23を受信した無線中継装置60の信号強度を用いる。検出した伝送データ23が2個以上の場合はその内最大の信号強度の値(信号強度情報61)を選択する。
図7は第3の実施形態であるエレベータ無線通信システムの制御部30のブロック図である。本実施形態の制御部30は、第1の実施形態または第2の実施形態のエレベータ無線通信システムから更に故障判定部35(故障判定手段)と送信部36(通知手段)と故障情報登録部37とを有する。
故障情報登録部37は、故障判定部35にて故障が発生したと判定された場合に、当該故障に基づく情報を登録する回路である。登録先は記憶部32であるが、別途故障情報用の記憶部を有していてもよい。
ただし、動作確認信号71aの送信回数は3回に限定しない。また、アンサーバック信号72の伝送回数による正常の判定は1回に限定しない。例えば、動作確認信号71aの送信回数に対して半数以上のアンサーバク信号72があった場合に正常と判定してもよい。
(第4の実施形態)
本実施形態のエレベータ無線通信システムは、第3の実施形態において動作確認信号71aを無線装置22から送信していた点について、制御部30から動作確認信号71bを送信する点としたところに差異がある。図6において、第の実施形態では無線装置22より動作確認信号71aを送信していたが、本実施形態では制御部30から動作確認信号71bを、伝送路80を介して各無線中継装置60(60a〜60c)に送信する。
10…昇降路
11…メインロープ
20…乗りかご
21…カウンタウエイト
22…無線装置
23…伝送データ
30…制御部
31…無線中継装置検出部(信号判定手段)
32…記憶部
33…かご位置算出部(かご位置算出手段)
34…比較部(比較手段)
35…故障判定部(故障判定手段)
36…送信部(通知手段)
37…故障情報登録部
40…巻上機
41…パルスジェネレータ
60(60a〜60c)…無線中継装置
61(61a〜61c)…信号強度情報
62(62a〜62c)…通信領域
70(70a〜70c)…乗り場
71a、71b…動作確認信号
72…アンサーバック信号
80…伝送

Claims (15)

  1. エレベータの乗りかごに設けられた無線装置と、
    前記乗りかごの走行方向に沿って設けられ、前記無線装置から送信された信号を受信する複数の無線中継装置と、
    前記乗りかごを昇降させる巻上機に設けられたパルスジェネレータと、
    前記複数の無線中継装置が前記無線装置から受信した信号の有無または強度を判定する信号判定手段と、前記パルスジェネレータの出力に基づいて前記乗りかごの位置を算出するかご位置算出手段と、前記信号判定手段の判定結果と前記かご位置算出手段の算出結果との整合性を比較する比較手段と、を有する制御部と、
    を具備するエレベータ無線通信システム。
  2. 前記複数の無線中継装置が前記無線装置から受信した信号に基づくデータを前記制御部に伝送する伝送手段を更に有する、
    請求項1に記載のエレベータ無線通信システム。
  3. 前記制御部は前記複数の無線中継装置の各々が受信した信号の強度と前記信号の強度に対応する高さの情報とに基づいて、前記信号の強度と前記乗りかごの位置との相関情報と、を記憶する記憶部を更に有する、
    請求項2に記載のエレベータ無線通信システム。
  4. 前記複数の無線中継装置が受信する信号の強度を定期的に測定し、
    前記記憶部に記憶された前記相関情報を当該測定の時に更新する、
    請求項3に記載のエレベータ無線通信システム。
  5. 前記記憶部は前記相関情報を予め記憶しており、
    前記複数の無線中継装置内の2以上の無線中継装置が前記無線装置から信号を受信した場合、前記比較手段は当該無線中継装置の各々が受信した信号の強度の内最も強度の高い値と前記相関情報とを比較して最も近似する値を選択する、
    請求項3または請求項4に記載のエレベータ無線通信システム。
  6. 前記記憶部は前記相関情報を予め記憶しており、
    前記比較手段は前記複数の無線中継装置の内信号を受信した中継装置の信号強度と前記かご位置算出手段の算出結果との相関が前記相関情報と整合が取れていない場合、前記算出結果の値に基づいて、前記乗りかごに最も近い無線中継装置の信号の強度を選択する、
    請求項3または請求項4に記載のエレベータ無線通信システム。
  7. 前記比較手段にて前記判定結果と前記算出結果との間に整合がとれない場合に、前記パルスジェネレータまたは前記複数の無線中継装置の少なくともいずれかに故障が発生したことを判定する故障判定手段を更に有した、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエレベータ無線通信システム。
  8. 前記無線装置は動作確認信号を前記複数の無線中継装置に送信し、
    各無線中継装置は前記伝送手段により前記動作確認信号を受信したことを知らせるアンサーバック信号を送信し、
    前記制御部は前記アンサーバック信号を受信した時点における前記かご位置算出手段の算出結果を前記記憶部に記憶し前記算出結果と前記アンサーバック信号とを比較して、前記算出結果に対応する中継装置から前記アンサーバック信号を受信していない場合、または、信号の強度が低い場合は前記故障判定手段が当該中継装置を故障と判定する、
    請求項7に記載のエレベータ無線通信システム。
  9. 前記無線装置は前記複数の無線中継装置ごとに、前記動作確認信号を複数回送信し、
    前記複数の無線中継装置は、前記アンサーバック信号の受信回数と同数のアンサーバック信号を前記制御部に送信し、
    前記制御部は、前記アンサーバック信号が少なくとも1回受信した場合は、当該アンサーバック信号を送信した、無線中継装置を正常と判定する、
    請求項8に記載のエレベータ無線通信システム。
  10. 前記複数の無線中継装置は交互に周波数帯域が異なって前記乗りかごの走行方向に沿って、配置されている、
    請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載のエレベータ無線通信システム。
  11. 前記無線装置は動作確認信号を前記複数の無線中継装置に送信し、
    各無線中継装置は前記伝送手段により前記動作確認信号を受信したことを知らせるアンサーバック信号を送信し、
    前記制御部は前記アンサーバック信号を受信した時点における前記かご位置算出手段の算出結果を前記記憶部に記憶し、前記算出結果と前記アンサーバック信号とを比較して、前記複数の無線中継装置の全てにおいて前記アンサーバック信号を受信していない場合、前記故障判定手段が前記パルスジェネレータを故障と判定する、
    請求項7に記載のエレベータ無線通信システム。
  12. 前記制御部は動作確認信号を前記複数の無線中継装置に送信し、
    各無線中継装置は前記伝送手段により前記動作確認信号を受信したことを知らせるアンサーバック信号を送信し、
    前記伝送手段による前記アンサーバック信号の有無により、前記伝送手段の状態を監視する、
    請求項7に記載のエレベータ無線通信システム。
  13. 前記制御部は、前記故障判定手段が前記パルスジェネレータまたは前記複数の無線中継装置の少なくともいずれかに故障が発生したと判定した場合に当該故障に基づく故障情報を外部に通知する通知手段を有する、
    請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載のエレベータ無線通信システム。
  14. 前記制御部は前記故障判定手段により、前記複数の無線中継装置の内、故障と判定した中継装置の近傍の領域を信号の送受信が不可能である通信不可能領域と特定し、
    前記通信不可能領域が発生した場合、前記乗りかごを最も近い階に停止する停止手段を有する、
    請求項7乃至請求項13のいずれか1項に記載のエレベータ無線通信システム。
  15. 前記複数の無線中継装置が受信する各々の信号強度と、乗りかごと各々の無線中継装置との距離と、前記比較手段における結果と、前記故障判定手段における結果と、当該エレベータが有する固有の走行情報と、を外部装置に送信し、
    前記外部装置は送信された情報を蓄積し、前記情報に基づいて前記エレベータを制御する、
    請求項7乃至請求項14のいずれか1項に記載のエレベータ無線通信システム。
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