JP7062060B2 - マルチカーエレベータシステム、及びチャネル選択方法 - Google Patents

マルチカーエレベータシステム、及びチャネル選択方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチカーエレベータシステムに係り、特に無線通信のチャネル選択技術に関する。
近年エレベータなどの昇降機には、ビル内輸送力、利便性向上が求められ、縦横移動可能なエレベータ(Thyssen社MULTI)や、主索を二次導体としたリニアモータで駆動する、循環マルチカーエレベータシステムなどの開発が進められている。超高層ビル、大型ビルの建築は増加しており、このような大規模なビルにおいて、面積当りの輸送力が高いマルチカーエレベータシステムは有用である。このようなマルチカーエレベータシステムにおいては、エレベータカー(以下、かごと称する)が通る昇降路の空間に複数のかごが存在するため、かごを駆動制御する制御装置と複数のかごとの間の通信は有線、無線を問わず複雑化する。
関連する先行技術として、循環型マルチカーエレベータシステムを開示した特許文献1や、マルチカーエレベータシステムの通信制御に関する特許文献2などがある。特許文献2では、制御装置(108)、各かごに設置する通信装置(110a、110b)、通信装置と制御装置との通信を行うためのフィーダ線(112)などを備え、複数の通信装置がフィーダ線を介して制御装置と通信する技術を開示している。
特開2009-18912号公報 国際特許公開番号WO2015024988
つり合い式循環型マルチカーエレベータは、上昇専用および下降専用の昇降路の上端及び下端をそれぞれ連結してリング状の昇降路を構成し、このリング状の昇降路の対角線上の位置に対となるかごを連結する循環ループを設けて、運行できるようにし、釣り合いおもりを不要とする。また、昇降路内に複数の循環ループを設けて、循環ループで連結されるかごの組を複数にし、これらかごの組を独立して運行できるようにすることもでき、これにより乗客の乗降による停止を減らし、単位面積あたりの輸送力を増大することができる。
このような循環型マルチカーエレベータシステムにおいて、制御装置と各かごの通信装置との間の通信をフィーダ線で行う場合の煩雑さを避けるため、フィーダ線に代え無線通信を利用しようした場合、限られた空間を構成する昇降路中に通常のエレベータに対し、存在するかごの数が多く、通信速度が必要である。しかしながら、無線通信は同一空間内で限られた周波数を共有するため、通信速度が圧迫され必要な信号通信を行えない場合がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、制御装置とかごの間の必要な信号通信を安定して行うことが可能なマルチカーエレベータシステム、及びチャネル選択方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明においては、マルチカーエレベータシステムであって、昇降路のループに配置される一対のかごと、昇降路の最上部、最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置からなり、かごは、その上下に設置される一対のアンテナと、ループのかご位置を検出するかご位置検出部と、無線通信のチャネルを選択するチャネル選択部と、かご位置に基づき、一対のアンテナの一方を選択するアンテナ選択部と、選択されたチャネルとアンテナを使って無線信号を送信する無線信号送信部とを備える構成のマルチカーエレベータシステムを提供する。
また、上記の目的を達成するため、本発明においては、マルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法であって、マルチカーエレベータシステムは、昇降路のループに配置され、上下に設置される一対のアンテナをそれぞれ有する一対のかごと、昇降路の最上部、最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置とを備え、かごは、ループのかご位置を検出し、かご位置に基づき、一対のアンテナの一方を選択し、無線通信のチャネルを選択し、選択されたアンテナとチャネルを使って無線信号を送信するマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法を提供する。
マルチカーエレベータシステムの昇降路内の無線通信の周波数を有効活用して必要な信号通信を確保できる。
実施例1に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムの一対のかごが採る位置を説明するための図。 実施例1に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムの一対のかごが採る他の位置を説明するための図。 実施例1に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムのかごの機能構成例を示すブロック図。 実施例1に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムのチャネル選択処理を説明するためのフローチャートを示す図。 実施例2に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムのかごの機能構成例を示すブロック図。 実施例2に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムのチャネル選択処理を説明するためのフローチャートを示す図。 実施例1、2に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムのアンテナの選択処理を説明するためのフローチャートを示す図。 実施例1、2に係る、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムで選択されるチャネル例を示す図。
以下、図面に従い本発明を実施するための種々の形態を順次説明する。なお、異なる図面において、同一の数番は同一物を示す。
実施例1は、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステム、及びそのチャネル選択方法の実施例である。すなわち、マルチカーエレベータシステムであって、昇降路のループに配置される一対のかごと、昇降路の最上部、最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置からなり、かごは、その上下に設置される一対のアンテナと、ループのかご位置を検出するかご位置検出部と、無線通信のチャネルを選択するチャネル選択部と、かご位置に基づき、一対のアンテナの一方を選択するアンテナ選択部と、選択されたチャネルとアンテナを使って無線信号を送信する無線信号送信部とを備えるマルチカーエレベータシステムの実施例である。また、マルチカーエレベータシステムは、昇降路のループに配置され、上下に設置される一対のアンテナをそれぞれ有する一対のかごと、昇降路の最上部、最下部に設置されるアンテナが接続され、かごの昇降を制御する制御装置とを備え、かごは、ループのかご位置を検出し、かご位置に基づき、一対のアンテナの一方を選択し、無線通信のチャネルを選択し、選択されたアンテナとチャネルを使って無線信号を送信するマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法の実施例である。
本実施例のつり合い式循環型マルチカーエレベータシステムでは、昇降路の最上部、最下部、例えば最上位階の天井と、最下位階の床に同様の無線通信用のアンテナを配置し、マルチカーエレベータシステムの制御装置に接続する。また、昇降路のループの対角線位置に一対のかごを配置し、各かごの上下に無線通信用のアンテナを配置する。各かごは自かご位置によって伝送経路を決定し、決定された伝送経路に基づいてその上下に配置されたアンテナの一方を選択して無線通信を行う。すなわち、各かごは自かご位置によって、天井に近いアンテナと床に近いアンテナのいずれかを使って無線通信する。自かごが天井又は床に近いと判断したら、他かごの無線通信のチャネルを把握し、他かごと同じチャネルを使用する。また、自かごが昇降路の中間近傍に位置すると判断したら、他かごと違うチャネルを使用する。
本実施例における無線通信として、例えば、IEEE802.11などの無線LAN関連規格で規定されたものなどを利用する。本明細書において、無線通信のチャネルとは、無線通信に割り当てられた周波数帯域内のチャネルであり、チャネルA、チャネルBという場合、異なるチャネルを使用するのであれば、割り当てられた周波数帯域は、同じ周波数帯域でも、異なる周波数帯域でもよい。
図1に本実施例のつり合い式循環型マルチカーエレベータシステムの構成、及び一対のかご位置の一例を示す。同図において、制御装置である制御盤10は、天井20に配置されているがそれに限定されず、他の場所に配置しても良い。制御盤10はその内部に、図示を省略した、各かごの昇降制御用プログラムを実行可能な中央処理部(CPU)を含むコンピュータを備えている。
天井20、床21には制御盤10に接続される無線通信用の一対のアンテナ201と202、一対のアンテナ211と212を配置する。アンテナ201、202、211、212で送受信される信号は、信号線30などを介して、制御盤10に入力、或いは制御盤10から出力される。
本実施例の昇降路内には、循環型のループ22が設置され、このループ22の対角線の位置に一対のかご11、12が配置される。かご11、12には、それぞれの上下にアンテナ111、112、121、122を設置する。好適にはアンテナ201とアンテナ211は、昇降路のループ22の右側のレーンに位置するかごとの間の無線通信に使用され、アンテナ202とアンテナ212は、昇降路のループ22の左側のレーンに位置するかごとの間の無線通信に使用される。なお、本実施例においては、一本のループ22を使って一対のかご11、12を配置する場合を図示して説明するが、昇降路内にそれぞれ一対のかごが配置された複数本のループを設置することもできる。
対角線上に配置されたかご11、12は、かご位置によって伝送経路を決定し、決定された伝送経路に基づき、その上下に配置されたアンテナの一方を選択して無線通信を行う。図1の右側のレーンに位置するかご11の場合、その位置が天井20に近いため、かご11の上部のアンテナ111と、天井20のアンテナ201を使って、実線矢印で示す伝送経路で制御盤10との間の無線通信を行う。同様に、左側のレーンに位置するかご12の場合、その位置が床21に近いため、かご12の下部のアンテナ122と床のアンテナ212を使い、実線矢印で示す伝送経路で、信号線30を経由して制御盤10との間の通信を行う。かご11、12は、自かごが天井又は床に近い場合、他かごの無線通信のチャネルを把握し、他かごと同じチャネルを使用する。その結果、図1のかごの配置状態の場合、かご11、12が無線通信で使うチャネルは同一となる。
一方、図2に示す位置に一対のかご11、12がある場合、かご11、12は、自かごがループ22の左右のレーンのほぼ中間に位置すると判断し、両者間の信号通信の干渉を避けるため、他かごと違うチャネルを使用する。同図の場合において、かご11がアンテナ111、アンテナ201を使い、チャネルBで信号通信を行っているとすると、かご12はアンテナ122、アンテナ212を使い、チャネルBとは異なるチャネルAを使って信号通信を行う。
図3に本実施例のかごの機能構成例、すなわち、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムの各かごが備えるチャネル選択、伝送経路選択機能の構成の一例を示す。かご12も同様の機能構成を備えている。かご11は、レーザーや超音波などを使って昇降路中の自かごの位置を検出するかご位置検出部113と、その検出結果に従いチャネル選択するチャネル選択部115と、チャネル選択部115の選択したチャネルを使って無線信号を送信する無線信号送信部116と、制御盤10との間の無線通信を行うアンテナ111、112の何れかを選択するアンテナ選択部117とからなる。
かご位置検出部113は、昇降路中の自かご位置、すなわち昇降路の最上部である天井20や、最下部である床21との距離を例えばレーザーを使って検出する。かご位置検出部113は検出したかご位置に基づき、信号誤りが小さくなる伝送経路、すなわち通信方向を決定し、アンテナ選択部117が決定した通信方向に対応するアンテナ111、112のいずれか一方を選択するよう指示する。
また、検出したかご位置に基づき、チャネル選択部115に使用するチャネルを選択するよう指示する。チャネル選択部115は、例えばCPUが実行するプログラムの処理で実現することができる。無線信号送信部116は、チャネル選択部115で選択されたチャネルと、アンテナ選択部117で選択されたアンテナを使って、制御盤10に向けた無線信号送信、更には制御盤10からの無線信号受信を行う。
図4に、図3の構成の本実施例のマルチカーエレベータシステムの各かご11、12が実行するチャネル選択処理フローの一例を示す。動作を開始(Start)すると、かご位置検出部113から自かごの位置を取得し(S41)、自かごの位置がループ22の左側のレーンか否かを判断する(S42)。ループ22の左側のレーンに位置する(Yes)と判断した場合、自かごの高さ(x)がシャフトの高さ(H)の中間近傍か否かを判断する(S43)。ここでシャフトの高さ(H)が、天井20と床21との間の距離に等しい場合、自かごの高さ(x)が(H/2±th)の間にあることは、自かごが昇降路のループ22の中間近傍に位置することを示している。ここでthは適宜に設定される閾値であり、他かごが使用するチャネルの無線通信の干渉の程度などを勘案して予め設定する。そして、例えばかご12は、自かごが昇降路の中間近傍にある(Yes)場合、チャネルAを使用する(S44)。一方、自かごが左側のレーンになく(No)、右側のレーンの場合、あるいは自かごが左側のレーンであって、その高さ(x)がシャフトの高さ(H)の中間近傍でない(No)場合、チャネルBを使った右側のレーンの他かご11の無線通信の干渉が影響ないと判断し、同じくチャネルBを使用する(S45)。
図7に、図3の構成の各かご11、12が実行するアンテナ選択処理フローの一例を示す。動作を開始(Start)すると、かご位置検出部113から自かごの位置を取得し(S71)、自かごの高さ(x)がシャフトの高さ(H)の中間より低いか否かを判断する(S72)。そして、自かごが昇降路のループ20の中間より下にある(Yes)場合、下向きのアンテナ112を選択する(S73)。一方、自かごの高さ(x)が中間より上にある(No)の場合、上向きのアンテナ111を選択する(S74)。これにより、各かごは自かごの位置に基づき、信号誤りが小さくなる伝送経路、通信方向を選択することができる。
図8は本実施例のマルチカーエレベータシステムの各かごが自かごの位置に基づき選択するチャネルを模式的に示している。上述したように、ループ30の右側のレーンに位置するかご11がチャネルBを使用している場合、左側のレーンに位置する他のかご12は、天井20、床21に近い位置にいる間はチャネルBを使用し、昇降路の中間近傍に位置する間のみチャネルAを使用する。これにより、各かごは、昇降路内の無線通信の周波数を干渉に影響されることなく有効活用して、必要な信号通信量を確保できる。
実施例2は、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムの各かごが、他かごの無線通信の干渉量を測定、考慮してチャネル選択を行う構成の実施例である。すなわち、自かごのチャンネルの干渉電力を測定する干渉測定部を備え、干渉測定部が測定した干渉電力に基づきチャネル選択を行う構成のマルチカーエレベータシステムの実施例である。
図5は本実施例のかごの機能構成図を示し、図3の構成と比較し、干渉電力を測定する干渉測定部114が新たに追加され、チャネル選択部115は干渉測定部114の測定結果に基づき、チャネル選択を行う。
図6は、図5の構成の各かご11、12のチャネル選択部115が実行するチャネル選択処理フローの一例を示す。動作を開始(Start)すると、干渉測定部114から自チャンネルの干渉電力を取得する(S61)。そして、自かごの位置がループ22の左側のレーンか否かを判断する(S62)。左側のレーンに位置する(Yes)と判断した場合、自チャネルの干渉電力P_Iが設定した閾値P_thより大きいか否かを判断し(S63)、閾値より大きい(Yes)場合、チャネルAを使用する(S64)。一方、自かごの位置が左側のレーンでなく(No)、右側のレーンの場合、及び干渉電力P_Iが閾値P_thより大きくない場合(No)、チャネルBを使用する(S65)。なお、本実施例における図5の構成の各かご11、12が実行するアンテナ選択処理フローは、実施例1同様、図7の処理フローとなるので、ここでは説明を省略する。
図8は、実施例2のつり合い式循環型マルチカーエレベータシステムの各かごが干渉測定部114の測定結果に基づき選択するチャネルを模式的に示している。ループ30の右側のレーンに位置するかごが常にチャネルBを使用するとした場合、左側のレーンに位置する他のかごは、天井20、床21に近い位置にいる間はチャネルBを使用し、一対のかごの無線通信の干渉が所定の閾値以上となる、昇降路の左側のレーンの中間近傍に位置する間のみチャネルAを使用することにより干渉を避ける。このように、つり合い式循環型マルチカーエレベータシステムでは、一対のかごが昇降路の中間近傍に位置する場合、自かごの位置と他かごの位置が接近して干渉が大きくなるので、実施例1と同様、図8に示すチャネル選択結果となる。これにより、実施例2においても、ループ30の対角線上にある一対のかご11,12は、他かごの無線通信からの干渉を受けることなく、必要な信号通信量を確保できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、各かごが備えるチャネル選択部115、更にはアンテナ選択部17などを制御装置である制御盤10のCPUが実行するようプログラムを構成することも可能である。
なお、上述した各構成、機能、通信方向選択部等は、それらの一部又は全部を実現するプログラムを作成する例を説明したが、それらの一部又は全部を例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良いことは言うまでもない。すなわち、処理部の全部または一部の機能は、プログラムに代え、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路などにより実現してもよい。
10 制御盤
11、12 かご
111、112、121、122、201、202、211,212 アンテナ
113 かご位置検出部
114 干渉測定部
115 チャネル選択部
116 無線信号送信部
117 アンテナ選択部
20 天井
21 床
22 ループ
30 信号線

Claims (13)

  1. マルチカーエレベータシステムであって、
    昇降路のループに配置される一対のかごと、
    前記昇降路の最上部、最下部に設置される複数のアンテナが接続され、前記かごの昇降を制御する制御装置とからなり、
    前記かごは、
    その上下に設置される一対のアンテナと、
    前記ループのかご位置を検出するかご位置検出部と、
    無線通信のチャネルを選択するチャネル選択部と、
    前記かご位置に基づき、前記一対のアンテナの一方を選択するアンテナ選択部と、
    選択されたチャネルとアンテナを使って無線信号を送信する無線信号送信部と、を備え、
    前記チャネル選択部は、
    前記かご位置が前記昇降路の最上部、あるいは最下部の近くの場合、前記一対のかごの他かごが使用するチャネルと同一のチャネルを選択する
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記チャネル選択部は、
    前記かご位置が前記昇降路の中間近傍の場合、前記一対のかごの他かごが使用するチャネルと異なるチャネルを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  3. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記アンテナ選択部は、前記かご位置が前記昇降路の中間位置より低い場合、前記一対のアンテナの内、下向きのアンテナを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  4. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記アンテナ選択部は、前記かご位置が前記昇降路の中間位置より低くない場合、前記一対のアンテナの内、上向きのアンテナを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  5. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記かごは、
    自かごのチャンネルの干渉電力を測定する干渉測定部を備える、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  6. 請求項に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記チャネル選択部は、前記干渉測定部が取得した前記干渉電力が所定値より大きい場合、前記一対のかごの他かごが使用するチャネルと異なるチャネルを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  7. 請求項に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記チャネル選択部は、前記干渉測定部から取得した前記干渉電力が所定値より大きくない場合、前記一対のかごの他かごが使用するチャネルと同じチャネルを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  8. 請求項1に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記昇降路の最上部、最下部に設置される複数のアンテナは、前記最上部に設置される一対のアンテナと、前記最下部に設置される一対のアンテナを含む、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  9. 請求項に記載のマルチカーエレベータシステムであって、
    前記最上部と前記最下部にそれぞれ設置される前記一対のアンテナの内、一方のアンテナは、前記ループの右側のレーンに位置する前記かごの無線通信を行うため使用され、他方のアンテナは、前記ループの左側のレーンに位置する前記かごの無線通信を行うため使用される、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステム。
  10. マルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法であって、
    前記マルチカーエレベータシステムは、昇降路のループに配置され、上下に設置される一対のアンテナをそれぞれ有する一対のかごと、前記昇降路の最上部、最下部に設置される複数のアンテナが接続され、前記かごの昇降を制御する制御装置とを備え、
    前記かごは、
    前記ループのかご位置を検出し、
    前記かご位置に基づき、前記一対のアンテナの一方を選択し、
    無線通信のチャネルを選択し、
    選択されたアンテナとチャネルを使って無線信号を送信し、
    前記かご位置が前記昇降路の最上部、あるいは最下部の近くの場合、
    前記一対のかごの他かごが使用するチャネルと同一のチャネルを選択する
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法。
  11. 請求項10に記載のマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法であって、
    前記かご位置が前記昇降路の中間近傍の場合、前記一対のかごの他かごが使用するチャネルと異なるチャネルを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法。
  12. 請求項10に記載のマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法であって、
    前記かご位置が前記昇降路の中間位置より低い場合、前記一対のアンテナの内、下向きのアンテナを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法。
  13. 請求項10に記載のマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法であって、
    前記かご位置が前記昇降路の中間位置より低くない場合、前記一対のアンテナの内、上向きのアンテナを選択する、
    ことを特徴とするマルチカーエレベータシステムのチャネル選択方法。
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