JPWO2019198292A1 - X線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行うために、写損理由の入力の要否に関するチェックボックス(8j)を画面上に表示する。チェックボックス(8j)にチェックマークを入れる操作を行った場合には写損理由の入力が必要であると設定する。チェックボックス(8j)からチェックマークを外す操作を行った場合には写損理由の入力が不要であると設定する。写損理由の入力が必要であると設定された場合には、写損理由を入力する画面を表示し、写損理由の入力が不要であると設定された場合には、写損理由を入力する画面をスキップする。これにより、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされ、操作者の手間が軽減される。

Description

本発明は、X線撮影を行うX線撮影装置に係り、特に、再撮影を行う技術に関する。
X線撮影装置を使った検査では、医師からのオーダがあった撮影部位にしたがって患者(被検体)のポジショニング(位置合わせ)やX線撮影条件(例えば管電圧や管電流や照射時間など)の設定を行い、X線の照射によるX線撮影やX線撮影により得られたX線画像の確認を行う。
このX線画像の確認において、上述の患者のポジショニングの位置が悪かった,X線撮影条件が適切でなかった等の理由により、診断に足るX線画像を作成することができないこと(以下、「写損」と呼ぶ)があり、この場合には再撮影を行う。この写損による再撮影には、患者に余計な被曝を与える,再撮影により検査時間が延びるなどのデメリットがある。一般的に、この再撮影が発生した際に最初に撮影したX線画像は「写損画像」として区別され、診断の対象から外すなどの運用がなされている。
これに関して、X線撮影装置側では、図16に示すように収集したX線画像をユーザ(操作者)の操作によって写損画像として設定する設定登録機能(図16では「写損」ボタンBを参照)を備えている。そして、画像サーバやプリンタへの送信対象から写損画像を自動的に除外する副機能が備えられている。
また、上述したように写損による再撮影には、患者に余計な被曝を与える,再撮影により検査時間が延びるなどのデメリットがある。そのために、写損をいかになくすかが、X線撮影検査を行う医療機関の課題となる。写損を減らすための取り組みとしては、過去に写損が発生したプロトコル(手順),発生原因,発生率などの統計解析処理を行い、管理者がそれを分析して技師に指導を行うことにより写損発生率を低減させる。具体的には、撮影失敗(写損)を確認した時点で、撮影失敗の画像を写損画像として設定(写損指定)して、その理由(「写損理由」とも呼ばれる)を入力する(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、X線撮影装置側では、図17に示すように写損画像について、「患者のポジショニングの位置が悪かった」(図17では「患者の移動」)、「X線撮影条件が適切でなかった」(図17では「撮影条件失敗」)などの写損と判断した理由(写損理由)をユーザ(操作者)が入力するインターフェースを用意する。これにより、管理者が写損に関する統計解析処理を容易に実施することができる。その他に、図17の「位置ずれ」は、X線管やX線検出器などの撮影系のポジショニングの位置ずれであり、図17の「マーカ位置不整合」は、診断箇所へのマーカの重なりである。
特許第5539435号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、X線撮影装置の写損理由の設定では、装置の操作者が何らかの操作を行い、写損理由を確認・入力する必要があるので、少なからず操作者の作業の手間が発生する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、操作者の作業の手間を軽減することができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
発明者は、上記の問題を解決するために鋭意研究した結果、次のような知見を得た。
従来技術では、写損理由の設定漏れを防止するために、写損登録時に写損理由を自動的に入力するインターフェースを表示する,撮影終了(検査終了)時に写損理由が登録されていない写損画像があった場合には警告を表示する等の機能が必要になる。しかし、実際には、以下のような理由により、撮影を行ったユーザ(操作者)毎,撮影の内容(撮影プロトコル)毎もしくは一連の撮影を一括した検査(プロシージャ)毎に、写損理由の入力の要否が異なるケースが存在するという知見を得た。ここで、プロシージャ(procedure)とは、複数の処理を一つにまとめたものをいう。本明細書では、処理は撮影に対応しているので、以下では一連の撮影を一括した「検査」と「プロシージャ」とは同義として説明する。
具体的には、1回の検査(プロシージャ)の中で、技師が行う撮影と医者が行う撮影との両方があった場合に、写損画像の撮影を行ったユーザ(操作者)が技師である時には写損理由の入力が必要であるとする。しかし、写損画像の撮影を行ったユーザ(操作者)が医者である場合には、医者は写損に関する統計解析処理を行わないので、写損理由の入力は不要であるとする。このように、操作者によっては写損に関する統計解析処理が不要なケースが存在する。ここで、技師である時には写損理由の入力が必要であるとし、医者である場合には写損理由の入力は不要であるとしたが、これは病院の運用の一例であることに留意されたい。後述するように経験豊富な技師である場合に写損理由の入力が不要であるとしてもよいし、逆に医者である場合でも写損理由の入力が必要であるとしてもよい。
また、撮影の内容が胸部・腹部・四肢である場合には、写損理由の入力が必要である。しかし、写損が多い撮影と写損が少ない撮影(例えば造影撮影)とが存在し、写損が少ない撮影の場合には、「患者のポジショニングの位置が悪かった」の写損理由に限られ、統計解析処理に供しないので、結果的に写損理由の入力が不要である。このように、撮影の内容によっては写損に関する統計解析処理が不要なケースが存在する。
また、プロシージャが「手の一般撮影」である場合には、写損理由の入力が必要である。しかし、写損が多いプロシージャと写損が少ないプロシージャとが存在し、写損が少ないプロシージャが例えば「上部消化管の造影検査」である場合には、写損が少ない撮影と同様に「患者のポジショニングの位置が悪かった」の写損理由に限られ、統計解析処理に供しないので、結果的に写損理由の入力が不要である。このように、プロシージャによっては写損に関する統計解析処理が不要なケースが存在する。
このような知見に基づく本発明は、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るX線撮影装置は、X線撮影を行うX線撮影装置であって、撮影失敗と設定された写損時での撮影失敗の理由を写損理由とすると、写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行う要否設定手段と、写損理由の入力が必要であると前記要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面を表示し、写損理由の入力が不要であると前記要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面をスキップするように制御する表示制御手段とを備えるものである。
[作用・効果]本発明に係るX線撮影装置によれば、写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行う要否設定手段を備える。さらに下記のような制御を行う表示制御手段を備える。写損理由の入力が必要であると要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面を表示するように表示制御手段は制御する。写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面をスキップするように表示制御手段は制御する。このような要否設定手段および表示制御手段を備えることにより、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要な場合に写損理由の入力をキャンセルするなどの操作を行わずに済み、操作者の作業の手間を軽減することができる。
本発明に係るX線撮影装置の一例(前者の一例)は、写損理由の入力の要否を入力する要否入力手段を備え、表示制御手段は、写損理由の入力の要否に関する設定項目を画面上に表示するように制御し、画面上に表示された設定項目において写損理由の入力が必要であると要否入力手段で入力された場合には、要否設定手段は写損理由の入力が必要であると設定し、画面上に表示された設定項目において写損理由の入力が不要であると要否入力手段で入力された場合には、要否設定手段は写損理由の入力が不要であると設定することである。
前者の一例によれば、写損理由の入力の要否を入力する要否入力手段を備える。一方、表示制御手段は、写損理由の入力の要否に関する設定項目を画面上に表示するように制御する。画面上に表示された設定項目において写損理由の入力が必要であると要否入力手段で入力された場合には、要否設定手段は写損理由の入力が必要であると設定する。これによって、画面上に表示された設定項目において写損理由の入力が必要であると要否入力手段で入力された場合には、写損理由を入力する画面を表示して、画面上で写損理由を入力する。それに対して、画面上に表示された設定項目において写損理由の入力が不要であると要否入力手段で入力された場合には、要否設定手段は写損理由の入力が不要であると設定する。これによって、画面上に表示された設定項目において写損理由の入力が不要であると要否入力手段で入力された場合には、写損理由を入力する画面をスキップするので、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされる。
本発明に係るX線撮影装置の他の一例(後者の一例)は、操作条件を入力する操作条件入力手段を備え、操作条件入力手段で入力された操作条件に応じて要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、特定の操作条件において写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定の操作条件において写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御することである。
後者の一例によれば、操作条件を入力する操作条件入力手段を備え、操作条件入力手段で入力された操作条件に応じて要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。一方、特定の操作条件において写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定の操作条件において写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。これによって、特定の操作条件において写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要である操作条件の場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、操作者の作業の手間をより一層軽減することができる。
後者の一例において操作条件入力手段で入力される操作条件としては下記のような第1〜第3の態様がある。
第1の態様は、操作条件入力手段で入力される操作条件は撮影プロトコルの内容であって、操作条件入力手段で入力された各々の撮影プロトコルの内容に応じて要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。
第1の態様によれば、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。これによって、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要である撮影プロトコルの場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、操作者の作業の手間をより一層軽減することができる。
また、第1の態様とは別の第2の態様は、操作条件入力手段で入力される操作条件は操作者の情報であって、操作条件入力手段で入力された各々の操作者の情報に応じて要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、特定の操作者の時に写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定の操作者の時に写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。
第2の態様によれば、特定の操作者の時に写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定の操作者の時に写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。これによって、特定の操作者の時に写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要である操作者(例えば医者あるいは経験豊富な技師)の場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、操作者の作業の手間をより一層軽減することができる。
また、第1,第2の態様とは別の第3の態様は、操作条件入力手段で入力される操作条件は、一連の撮影を一括したプロシージャの内容であって、操作条件入力手段で入力された各々のプロシージャの内容に応じて要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定のプロシージャにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。
第3の態様によれば、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定される場合には、表示制御手段は、当該特定のプロシージャにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。これによって、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要であるプロシージャの場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、操作者の作業の手間をより一層軽減することができる。
本発明に係るX線撮影装置によれば、写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行う要否設定手段と、写損理由の入力が必要であると要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面を表示し、写損理由の入力が不要であると要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面をスキップするように制御する表示制御手段とを備えることにより、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされ、操作者の手間が軽減される。
各実施例に係るX線撮影装置のブロック図である。 各実施例に係るX線撮影装置のコントローラにおける写損に関するブロック図である。 実施例1に係るプロシージャ編集画面の表示態様である。 実施例1に係るプロシージャ編集画面の表示態様である。 実施例1に係るユーザ情報登録画面の表示態様である。 (a)〜(c)は、図3および図5の表示態様を組み合わせて実施する場合での写損理由判定部の回路図である。 写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ実施例1に係る一連の撮影のフローチャートである。 特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が必要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様である。 特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様である。 特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が必要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様である。 特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様である。 ログイン前の実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様である。 図12とは別の態様である実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様である。 特定の操作者の時に写損理由の入力が必要であると設定される場合での実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様である。 特定の操作者の時に写損理由の入力が不要であると設定される場合での実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様である。 写損登録のための写損ボタンを設けた画面の表示態様である。 写損理由の入力ダイアログの表示態様である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
図1は、各実施例に係るX線撮影装置のブロック図であり、図2は、各実施例に係るX線撮影装置のコントローラにおける写損に関するブロック図である。図1および図2は各実施例とも共通の構成である。
後述する実施例2も含めて、本実施例1に係るX線撮影装置は、図1に示すように、患者である被検体Mを載置した天板1と、被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、X線管2から照射されて被検体Mを透過したX線を検出するフラットパネル型X線検出器(以下、「FPD」と略記する)3とを備えている。
この他に、X線撮影装置は、FPD3によって検出されたX線に基づくX線画像に対して画像処理を行う画像処理部4と、後述する各構成部を統括するコントローラ5と、コントローラ5を介してFPD3で得られた画像処理前のX線画像や画像処理部4によって各種の画像処理で得られたX線画像を記憶するとともに、後述する撮影失敗の理由(写損理由)を記憶するメモリ部6と、技師などの操作者がデータや命令(コマンド)を入力する入力部7と、画像処理前のX線画像や画像処理部4による画像処理後のX線画像を表示するとともに、後述するプロシージャ編集画面8A(図3を参照)やプロシージャ編集画面8B(図4を参照)やユーザ情報登録画面8C(図5を参照)や写損理由の入力ダイアログを表示する表示部8とを備えている。コントローラ5(特に後述する図2に示す写損理由判定部54)は、本発明における要否設定手段および表示制御手段に相当し、入力部7は、本発明における要否入力手段に相当する。
FPD3は、その検出面にはX線に有感な複数の検出素子を2次元マトリックス状に配列して構成されている。検出素子は、被検体Mを透過したX線を電気信号に変換して一旦蓄積して、その蓄積された電気信号を読み出すことで、X線を検出する。各々の検出素子でそれぞれ検出された電気信号を、電気信号に応じた画素値に変換して、検出素子の位置にそれぞれ対応した画素にその画素値を割り当てることでX線画像を出力する。出力されたX線画像を、コントローラ5を介して画像処理部4あるいはメモリ部6に送り込む。このように、FPD3は、X線を検出する複数の検出素子が行列状(2次元マトリックス状)に構成されており、X線撮影デジタル装置に用いられる。なお、X線検出器はFPDに限定されず、イメージインテンシファイア(I.I)などのX線撮影アナログ装置に用いられるX線検出器であってもよい。
画像処理部4やコントローラ5は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。画像処理は、例えばオフセット補正や階調変換やグリッド除去などである。画像処理部4での画像処理を行わなくともFPD3で得られたX線画像が診断に足る画像だと技師が判断したらX線画像をメモリ部6に直接に送り込む。逆に画像処理が必要であると技師が判断したらX線画像を画像処理部4に送り込んで画像処理部4での画像処理を行った後にメモリ部6に送り込む。コントローラ5の具体的な機能については詳しく後述する。
メモリ部6は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。後述する実施例2も含めて、本実施例1では、FPD3で得られた(画像処理前の)X線画像や画像処理部4による画像処理後のX線画像を書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部6からX線画像を読み出して表示部8、あるいはプリンタ(図示省略)や画像サーバ(図示省略)に送り込む。また、表示部8の写損理由の入力ダイアログに入力された写損理由を書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部6から読み出して、表示部8の画面に送り込む。
入力部7は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。後述する実施例2も含めて、本実施例1では、入力部7をタッチパネルで構成することで、表示部8は入力部7の機能を兼用する。入力部7(ここではタッチパネル)の具体的な機能についても詳しく後述する。
表示部8はタッチパネルやモニタやテレビジョンなどで構成されている。本実施例では、上述したように表示部8は入力部7の機能を兼用して、表示部8をタッチパネルで構成する。表示部8の具体的な表示態様についても詳しく後述する。
図2に示すようにコントローラ5(図1も参照)は、写損処理部51と検査終了処理部52と写損理由管理部53と写損理由判定部54とプロシージャ設定管理部55とプロトコル設定管理部56とユーザ設定管理部57と写損理由入力指示部58とを備えている。写損理由判定部54は、本発明における要否設定手段に相当する。
タッチパネル上または画面上に表示された「写損」ボタンが押された時に、写損処理部51は写損理由管理部53にその旨を通知する。もしくは、タッチパネル上または画面上に表示された「検査終了」ボタンが押された時に、検査終了処理部52は写損理由管理部53にその旨を通知する。
写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在する場合には、写損理由管理部53は写損理由の入力が必要であるのか否かを写損理由判定部54に問い合わせる。
写損理由判定部54は、プロシージャ設定管理部55,プロトコル設定管理部56およびユーザ設定管理部57に問い合わせ、写損理由の入力の要否に関する設定値を収集する。その収集結果から写損理由の入力の要否を写損理由判定部54は決定し、写損理由管理部53に通知する。なお、写損理由の入力の要否に関する設定値は、後述する設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力の要否が入力部7(図1を参照)で入力された条件に応じて設定される。
写損理由入力指示部58は、写損理由の入力が必要である旨をユーザ(操作者)に対して写損理由の入力を指示する。具体的には、写損理由の入力ダイアログ(図17では「写損理由を選択してください」と表記された画面)をタッチパネル上または画面上に表示し、ユーザは該当する写損理由を選択した後に「OK」ボタンを押す。
次に、本実施例1に係る表示態様について、図3〜図6を参照して説明する。図3は、実施例1に係るプロシージャ編集画面の表示態様であり、図4は、実施例1に係るプロシージャ編集画面の表示態様であり、図5は、実施例1に係るユーザ情報登録画面の表示態様であり、図6(a)〜図6(c)は、図3および図5の表示態様を組み合わせて実施する場合での写損理由判定部の回路図である。
先ず、「写損時に写損理由を入力する」のか否かの設定項目を追加した画面を表示する。設定項目は、例えば図3に示すように撮影プロトコル毎に,図4に示すように検査(プロシージャ)毎に,または図5に示すようにユーザ(操作者)毎に追加される。後述する実施例2も含めて、本実施例1では、設定項目としてチェックボックスを例に採って説明する。チェックボックスにチェックマークが入っている場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)に移行して、写損理由を選択して入力する。チェックボックスにチェックマークが入っていない場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。
チェックボックスにチェックマークが入っている状態で、チェックボックスまたはその説明文(この場合には「写損時に写損理由を入力する」)をタッチパネル上に触れる、またはマウスでクリックすることにより、チェックボックスが反転してチェックボックスにチェックマークが入らない。逆に、チェックボックスにチェックマークが入っていない状態で、チェックボックスまたはその説明文(「写損時に写損理由を入力する」)をタッチパネル上に触れる、またはマウスでクリックすることにより、チェックボックスが反転してチェックボックスにチェックマークが入る。
図3に示すように、プロシージャ編集画面8Aを起動する。プロシージャ編集画面8Aにはタブが設けられており、例えば「全般」タブ8a,「透視」タブ8b,「撮影」タブ8cが設けられている。図3は「撮影」タブ8cを選択した場合の表示態様である。「撮影」タブ8cを選択すると、複数の撮影プロトコルが表示されており、例えば「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8d,「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8e,「3.75FPS」の撮影プロトコル8f,「7.5FPS」の撮影プロトコル8gが表示されている。
ここで、「SPOT 造影前」とは局所的な関心領域での造影剤の投与前の撮影であり、「SPOT 造影後」とは局所的な関心領域での造影剤の投与後の撮影であり、「3.75FPS」は1秒当たり3.75フレームでの撮影速度の連続撮影であり、「7.5FPS」は1秒当たり7.5フレームでの撮影速度の連続撮影である。また、「SPOT 造影前」,「SPOT 造影後」,「3.75FPS」,「7.5FPS」の順で撮影が行われる。
図3は「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した場合の表示態様である。「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択すると、右側にはタブが設けられており、例えば「X線/撮影条件」タブ8h,「処理」タブ8iが設けられている。図3は「X線/撮影条件」タブ8hを選択した場合の表示態様である。「X線/撮影条件」タブ8hを選択すると、X線条件や撮影条件などが表示されている。なお、「処理」タブ8iを選択すると画像処理部4(図1を参照)による画像処理条件(画像処理パラメータ)などが表示される。
「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した後に「X線/撮影条件」タブ8hを選択すると、撮影プロトコル毎のチェックボックス8jが表示される。「SPOT 造影前」は造影剤の投与前の撮影であるので、写損が発生する可能性がある。そこで、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した場合には、チェックボックス8jにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。このようにして、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dにおいて写損理由の入力の要否に関する設定を行う。
以下、同様の手順で、「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8eを選択して「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8eにおいて写損理由の入力の要否に関する設定を行い、「3.75FPS」の撮影プロトコル8fを選択して「3.75FPS」の撮影プロトコル8fにおいて写損理由の入力の要否に関する設定を行い、「7.5FPS」の撮影プロトコル8gを選択して「7.5FPS」の撮影プロトコル8gにおいて写損理由の入力の要否に関する設定を行う。
図4に示すように、プロシージャ編集画面8Bを起動する。図3のプロシージャ編集画面8Aと同様に図4のプロシージャ編集画面8Bにはタブが設けられており、当該タブは一連の撮影を一括したプロシージャ毎に設けられており、例えば「手の一般撮影」タブ8k,「上部消化管の造影検査」タブ8lが設けられている。図4は「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択した場合の表示態様である。「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択すると、図3と同様に複数の撮影プロトコル(図4の符号8mを参照)が表示されている。
図3の場合には各々の撮影プロトコル毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行っていた。それに対して、図4の場合にはプロシージャ毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行う。つまり、同一のプロシージャに撮影プロトコルが属していれば、各々の撮影プロトコルでは写損理由の入力の要否に関する設定が一括して行われる。
「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択すると、プロシージャ毎のチェックボックス8nが表示される。「上部消化管の造影検査」は造影撮影であるので、写損理由の入力が不要である。そこで、「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択した場合には、チェックボックス8nからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。
一方、「手の一般撮影」では、写損理由の入力が必要などのユーザの意向が設定可能となる。「手の一般撮影」では写損理由の入力が必要とユーザが判断した際において、「手の一般撮影」タブ8kを選択した場合には、チェックボックス8nにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。「手の一般撮影」では写損理由の入力が不要とユーザが判断した際において、「手の一般撮影」タブ8kを選択した場合には、チェックボックス8nからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。
図5に示すように、ユーザ情報登録画面8Cを起動する。ユーザ情報登録画面8Cには、ユーザ情報を入力する入力項目やドロップダウンリストが設けられており、例えば「ログイン名」入力項目8o,「パスワード」入力項目8p,「パスワード(再入力)」入力項目8q,「グループ」ドロップダウンリスト8r,「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8s,「漢字」入力項目8t,「ローマ字」入力項目8uなどが設けられている。ユーザ情報登録画面8Cの下側には、ユーザ毎のチェックボックス8vが表示される。
「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sでは、「医者」,「技師」を一覧表示して、ユーザが一覧から該当する1つを選択する。例えば、ユーザが医者である場合には、「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「医者」を選択する。ユーザが技師である場合には「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「技師」を選択する。
上述したようにユーザが医者である場合には写損理由の入力が不要であるとする。そこで、「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「医者」を選択した場合には、チェックボックス8vからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。一方、ユーザが技師である場合には写損理由の入力が必要であるとする。そこで、「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「技師」を選択した場合には、チェックボックス8vにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。
なお、写損理由の入力が不要であるユーザは医者であって、写損理由の入力が必要であるユーザは技師であるとして説明したが、ユーザが経験豊富な技師である場合には写損理由の入力が不要であるとし、ユーザが経験の浅い技師である場合には写損理由の入力が必要であると設定してもよい。したがって、ユーザが経験豊富な技師である場合には、チェックボックス8vからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。そして、ユーザが経験の浅い技師である場合には、チェックボックス8vにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。
図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jへの入力操作によって、写損理由の入力の要否に関する設定値を図2に示すプロトコル設定管理部56に送り込む。図4のプロシージャ毎のチェックボックス8nへの入力操作によって、写損理由の入力の要否に関する設定値を図2に示すプロシージャ設定管理部55に送り込む。図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作によって、写損理由の入力の要否に関する設定値を図2に示すユーザ設定管理部57に送り込む。
なお、図3〜図5の表示態様を個別に実施してもよいし、図3〜図5の表示態様を組み合わせて実施してもよい。特に、図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jと図5のユーザ毎のチェックボックス8vとを組み合わせて実施してもよいし、図4のプロシージャ毎のチェックボックス8nと図5のユーザ毎のチェックボックス8vとを組み合わせて実施してもよい。
このように組み合わせて実施することで、誰が、どの撮影または検査(プロシージャ)を行うのかという詳細な場合分けによって写損理由の入力の要否を設定することができる。組み合わせて実施する際には、図3と図5との設定が相反する場合、または図4と図5との設定が相反する場合、どちらの設定を優先するのか、組み合わせの両方の設定項目の論理積をとるのか、論理和をとるのかについては、特に限定されない。例えば、写損理由の入力が必要であると設定される場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値を“1”とし、写損理由の入力が不要であると設定される場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値を“0”とする。
このとき、図1に示すコントローラ5が、プログラムデータに応じて内部の使用するハードウェア回路(例えば論理回路)が変更可能なプログラマブルデバイス(例えばFPGA(Field Programmable Gate Array))などで構成される場合には、図2に示す写損理由判定部54を図6に示す回路で構成してもよい。
図2に示すプロトコル設定管理部56からの設定値(図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)または図2に示すユーザ設定管理部57からの設定値(図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)のいずれか一方を優先する場合には、図6(a)に示すように切替スイッチ54aで写損理由判定部54を構成する。
例えば、「ユーザ情報からの設定を優先する」ラジオボタン,「プロトコル情報からの設定を優先する」ラジオボタンを画面上に表示して、入力部7(図1を参照)を用いて「ユーザ情報からの設定を優先する」ラジオボタンを選択(押下)した場合には、切替スイッチ54aはユーザ設定管理部57への接点に切り替える。入力部7を用いて「プロトコル情報からの設定を優先する」ラジオボタンを選択(押下)した場合には、切替スイッチ54aはプロトコル設定管理部56への接点に切り替える。ラジオボタンは、「オプションボタン」とも呼ばれ、事前定義された選択肢のうち1つを選択する場合に使用され、1つのボタンを選択(押下)すると、前回に選択(押下)されていたボタンが選択(押下)されていない状態に戻り、常に1つのボタンのみが選択(押下)されるようにしたものである。
なお、図2に示すプロシージャ設定管理部55からの設定値(図4のプロシージャ毎のチェックボックス8nへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)または図2に示すユーザ設定管理部57からの設定値(図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)のいずれか一方を優先する場合については説明を省略する。
図2に示すプロトコル設定管理部56からの設定値(図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)および図2に示すユーザ設定管理部57からの設定値(図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)の論理和を出力とする場合には、図6(b)に示すようにOR回路54bで写損理由判定部54を構成する。
例えば、図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jにチェックマークを入れる場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値が“1”であって、図5のユーザ毎のチェックボックス8vにチェックマークを入れる場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値が“1”である。したがって、2つのチェックボックスのうちの少なくとも一方にチェックマークが入っている場合には、残りの他方のチェックボックスの状態に関係なく、論理和の出力の値は“1”となるので、写損理由の入力が必要であると設定する。2つのチェックボックスからチェックマークがともに外れている場合のみ、論理和の出力の値は“0”となるので、写損理由の入力が不要であると設定する。
なお、図2に示すプロシージャ設定管理部55からの設定値(図4のプロシージャ毎のチェックボックス8nへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)および図2に示すユーザ設定管理部57からの設定値(図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)の論理和を出力とする場合については説明を省略する。
図2に示すプロトコル設定管理部56からの設定値(図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)および図2に示すユーザ設定管理部57からの設定値(図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)の論理積を出力とする場合には、図6(c)に示すようにAND回路54cで写損理由判定部54を構成する。
例えば、図3の撮影プロトコル毎のチェックボックス8jからチェックマークを外す場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値が“0”であって、図5のユーザ毎のチェックボックス8vからチェックマークを外す場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値が“0”である。したがって、2つのチェックボックスのうちの少なくとも一方からチェックマークが外れている場合には、残りの他方のチェックボックスの状態に関係なく、論理積の出力の値は“0”となるので、写損理由の入力が不要であると設定する。2つのチェックボックスにチェックマークがともに入っている場合のみ、論理積の出力の値は“1”となるので、写損理由の入力が必要であると設定する。
なお、図2に示すプロシージャ設定管理部55からの設定値(図4のプロシージャ毎のチェックボックス8nへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)および図2に示すユーザ設定管理部57からの設定値(図5のユーザ毎のチェックボックス8vへの入力操作による写損理由の入力の要否に関する設定値)の論理積を出力とする場合については説明を省略する。
写損理由の入力が必要であると設定される場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値を“1”とし、写損理由の入力が不要であると設定される場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値を“0”としたが、逆であってもよい。すなわち、写損理由の入力が必要であると設定される場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値を“0”とし、写損理由の入力が不要であると設定される場合には、写損理由の入力の要否に関する設定値を“1”としてもよい。
また、ユーザ毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行う場合において、ユーザ毎に使用する撮影プロトコルを予め分けておくことで、撮影プロトコル毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行う場合と同等の効果が得られる。同様に、ユーザ毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行う場合において、ユーザ毎に使用するプロシージャを予め分けておくことで、プロシージャ毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行う場合と同等の効果が得られる。
次に、写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ一連の撮影について、図7,図16および図17を参照して説明する。図7は、写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ実施例1に係る一連の撮影のフローチャートである。
図7,図16および図17では、「写損」ボタンの押下時または「検査終了」ボタンの押下時の2つのタイミングで、写損理由判定部54(図2を参照)は写損画像に対して写損理由の入力の要否を判定し、写損理由の入力が必要な場合には写損理由の入力を促す。なお、上述のタイミングに限定されない。例えば、検査中の画像送信時のタイミングで写損理由の入力の要否を判定し、写損理由の入力が必要な場合には写損理由の入力を促してもよい。
ここで、一連の撮影において、ユーザが医者である場合、写損が少ない撮影プロトコルやプロシージャの場合には、一連の撮影前に写損理由の入力が不要であることが予測される。したがって、一連の撮影前のタイミングでチェックボックス(図3では撮影プロトコル毎のチェックボックス8j,図4ではプロシージャ毎のチェックボックス8n,図5ではユーザ毎のチェックボックス8v)への入力操作(写損理由の入力が必要である場合にはチェックボックスにチェックマークを入れる操作,写損理由の入力が不要である場合にはチェックボックスからチェックマークを外す操作)を一括して行うのが好ましい。一連の撮影前のタイミングでチェックボックスへの入力操作を一括して行うことにより、撮影毎やプロシージャ毎のチェックボックスへの入力操作を省くことができる。
なお、連続撮影(連写)において写損が発生した場合には、一連の画像を写損画像として扱う。もちろん、連続撮影(連写)の途中で写損が発生し、写損が発生したと考えられるフレームが特定可能であれば、当該フレーム以前に得られた画像を写損画像とせずに、当該フレーム以降に得られた画像を写損画像として扱ってもよい。
(ステップS1)チェックボックスへの入力操作
先ず、一連の撮影前にチェックボックス(図3では撮影プロトコル毎のチェックボックス8j,図4ではプロシージャ毎のチェックボックス8n,図5ではユーザ毎のチェックボックス8v)への入力操作を一括して行う。写損理由の入力が必要である場合にはチェックボックスにチェックマークを入れる。写損理由の入力が不要である場合にはチェックボックスからチェックマークを外す。
チェックボックスへの入力操作によって、プロシージャ設定管理部55(図2を参照)やプロトコル設定管理部56(図2を参照)やユーザ設定管理部57(図2を参照)は、写損理由の入力の要否に関する設定値を出力する。後述するステップS6で写損理由判定部54(図2を参照)からプロシージャ設定管理部55,プロトコル設定管理部56およびユーザ設定管理部57に問い合わせがあった場合に、写損理由の入力の要否に関する設定値を写損理由判定部54は収集する。
(ステップS2)撮影
撮影プロトコルでのX線条件(X線管の管電流や管電圧や照射時間)や撮影条件にしたがって撮影を行う。
図16に示すように、撮影されたX線画像を表示する画面の傍ら(図16では画面の下側)には、「写損」ボタンBが設けられている。写損が発生した場合には、ユーザは「写損」ボタンBを押下することにより、その時に表示されているX線画像を写損画像として設定(登録)する(後述するステップS5を参照)。上述したように、連続撮影(連写)において写損が発生した場合には、その時に表示されているX線画像のみならず、遡って一連のX線画像を写損画像として設定(登録)する。なお、写損画像を除外するために、ユーザが医者である場合においても「写損」ボタンBを押下することが可能である。
(ステップS3)写損ボタンの押下?
「写損」ボタンBが押されたのか否かを写損処理部51(図2を参照)が判定する。「写損」ボタンBが押された場合には、写損処理部51は写損理由管理部53(図2を参照)にその旨を通知して、ステップS5に進む。「写損」ボタンBが押されていない場合には、ステップS4に進む。
(ステップS4)検査終了ボタンの押下?
「写損」ボタンBが押されていない場合には、「検査終了」ボタンが押されたのか否かを検査終了処理部52(図2を参照)が判定する。「検査終了」ボタンが押された場合には、検査終了処理部52は写損理由管理部53にその旨を通知して、ステップS10に進む。「検査終了」ボタンが押されていない場合には、ステップS2に戻って、撮影を続行する。
(ステップS5)写損登録
「写損」ボタンBが押された場合には、ステップS2で撮影されたX線画像を写損画像として登録(写損登録)する。
(ステップS6)チェックマーク有り?
写損理由管理部53は写損理由の入力が必要であるのか否かを写損理由判定部54(図2を参照)に問い合わせる。ステップS1でチェックボックスにチェックマークが入っているか否かを、プロシージャ設定管理部55,プロトコル設定管理部56およびユーザ設定管理部57に写損理由判定部54は問い合わせ、写損理由の入力の要否に関する設定値を収集する。
チェックボックスにチェックマークが入っている場合に、写損理由の入力の要否に関する設定値が“1”であって、チェックボックスにチェックマークが入っていない場合に、写損理由の入力の要否に関する設定値が“0”であるときには、写損理由判定部54が設定値“1”を収集する際にはチェックマークが存在すると判定し、写損理由判定部54が設定値“0”を収集する際にはチェックマークが存在しないと判定する。チェックマークが存在すると写損理由判定部54が判定した場合には、ステップS7に進む。チェックマークが存在しない(すなわちチェックボックスからチェックマークが外れている)場合には、ステップS9に進む。
(ステップS7)入力ダイアログの表示
チェックマークが存在する場合には、写損理由の入力が必要であると写損理由判定部54は決定し、写損理由管理部53に通知する。写損理由の入力が必要である場合には、写損理由管理部53は写損理由入力指示部58(図2を参照)にその旨を通知し、写損理由入力指示部58は、写損理由の入力が必要である旨をユーザに対して写損理由の入力を指示する。具体的には、図17に示すような「写損理由を選択してください」と表記された画面(写損理由の入力ダイアログ)が表示される。写損理由の入力ダイアログが表示されると、ユーザは該当する写損理由を選択した後に図17の「OK」ボタンを押すことにより、写損理由を入力する。
(ステップS8)OKボタンの押下?
「OK」ボタンが押されたのか否かを写損理由管理部53が判定する。「OK」ボタンが押された場合には、ステップS9に進む。なお、図17の「キャンセル」ボタンが押された場合にも、写損理由の入力ダイアログを一旦閉じてステップS9に進む。「キャンセル」ボタンが押された場合としては、何らかの理由でその時点で写損理由の入力を行わなかったケースが考えられる。何らかの理由でその時点で写損理由の入力を行わなかったケースとしては、例えば写損理由を入力する時間が無いケースがある。
(ステップS9)再撮影
写損ボタンBが押された場合には再撮影を行う。そして、ステップS3に戻って、ステップS3以降の処理を繰り返す。
(ステップS10)写損理由の未入力の写損画像有り?
「検査終了」ボタンが押された場合には、写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在するか否かを写損理由管理部53が判定する。
本来であれば、写損理由の入力が必要である場合、かつステップS8で図17の「OK」ボタンが押された場合には、写損時での写損理由が入力されるので、写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在し得ない。しかし、ステップS8で図17の「キャンセル」ボタンが押された場合には、写損理由の入力を行わなかったので、写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在し得る。
したがって、写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在すると写損理由管理部53が判定した場合には、ステップS11に進む。一方、写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在しない場合には、写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ一連の撮影が済んだとして図7の処理を終了する。
(ステップS11)チェックマーク有り?
ステップS8で図17の「キャンセル」ボタンが押され、ステップS9の再撮影を経て、ステップS4で「検査終了」ボタンが押されている場合には、ステップS9の再撮影が既に終了しており、写損画像において写損理由が未だに入力されていないことを意味する。
写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在する場合においても、ステップS6と同様に写損理由管理部53は写損理由の入力が必要であるのか否かを写損理由判定部54に問い合わせる。ステップS6と同様に、ステップS1でチェックボックスにチェックマークが入っているか否かを、プロシージャ設定管理部55,プロトコル設定管理部56およびユーザ設定管理部57に写損理由判定部54は問い合わせる。このようにして、写損理由が未だに入力されていない写損画像が存在する場合においても、ステップS6と同様にチェックボックスにチェックマークが入っているか否かを写損理由判定部54が判定する。チェックマークが存在すると写損理由判定部54が判定した場合には、ステップS12に進む。
ただし、チェックマークが存在しない(すなわちチェックボックスからチェックマークが外れている)場合には、ステップS6と相違してステップS9の再撮影が既に終了し、かつ写損理由の入力が不要であるので、写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ一連の撮影が済んだとして図7の処理を終了する。
(ステップS12)入力ダイアログの表示
ステップS7と同様に、チェックマークが存在する場合には、写損理由の入力が必要であると写損理由判定部54は決定し、写損理由管理部53に通知する。これによって、ステップS7と同様に写損理由の入力ダイアログが表示される。
(ステップS13)OKボタンの押下?
ステップS8と同様に、図17の「OK」ボタンが押されたのか否かを写損理由管理部53が判定する。ただし、図17の「キャンセル」ボタンが押された場合には、ステップS8と相違して「OK」ボタンが押されるまでステップS12,S13をループして待機する。また、「OK」ボタンが押された場合には、ステップS8と相違してステップS9の再撮影が既に終了し、かつ写損理由の入力が既に終了しているので、写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ一連の撮影が済んだとして図7の処理を終了する。
本実施例1に係るX線撮影装置によれば、写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行うコントローラ5の写損理由判定部54を備える。さらにコントローラ5は下記のような制御を行う。写損理由の入力が必要であると写損理由判定部54で設定された場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)を表示するようにコントローラ5は制御する。写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定された場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップするようにコントローラ5は制御する。このような写損理由判定部54を備え、コントローラ5が表示制御の機能を備えることにより、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要な場合に写損理由の入力をキャンセルするなどの操作を行わずに済み、ユーザ(操作者)の作業の手間を軽減することができる。
本実施例1では、入力部7は写損理由の入力の要否を入力するように構成されている。一方、コントローラ5は、写損理由の入力の要否に関する設定項目(図3〜図5ではチェックボックス)を画面上に表示するように制御している。画面上に表示された設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力が必要であると入力部7で入力された場合(チェックボックスにチェックマークを入れる操作を行った場合)には、写損理由判定部54は写損理由の入力が必要であると設定する。これによって、画面上に表示された設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力が必要であると入力部7で入力された場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)を表示して、画面上で写損理由を入力する。それに対して、画面上に表示された設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力が不要であると入力部7で入力された場合(チェックボックスからチェックマークを外す操作を行った場合)には、写損理由判定部54は写損理由の入力が不要であると設定する。これによって、画面上に表示された設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力が不要であると入力部7で入力された場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップするので、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。
図8は、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が必要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様であり、図9は、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様であり、図10は、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が必要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様であり、図11は、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要であると設定される場合での実施例2に係るプロシージャ編集画面の表示態様であり、図12は、ログイン前の実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様であり、図13は、図12とは別の態様である実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様であり、図14は、特定の操作者の時に写損理由の入力が必要であると設定される場合での実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様であり、図15は、特定の操作者の時に写損理由の入力が不要であると設定される場合での実施例2に係るユーザ情報登録画面の表示態様である。
上述した実施例1では、画面上に表示された設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力が必要であると入力部7(図1を参照)で入力された場合(チェックボックスにチェックマークを入れる操作を行った場合)には、写損理由判定部54(図2を参照)は写損理由の入力が必要であると設定し、画面上に表示された設定項目(チェックボックス)において写損理由の入力が不要であると入力部7で入力された場合(チェックボックスからチェックマークを外す操作を行った場合)には、写損理由判定部54は写損理由の入力が不要であると設定していた。
これに対して、本実施例2では、入力部7は操作条件を入力するように構成されており、入力部7で入力された操作条件に応じて写損理由判定部54は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。さらに、本実施例2では特定の操作条件において写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定される場合には、コントローラ5(図1および図2を参照)は、当該特定の操作条件において写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する。本実施例2の入力部7は、本発明における操作条件入力手段に相当する。
本実施例2では、コントローラ5,入力部7および写損理由判定部54の機能が上述した実施例1と相違する。本実施例2に係る表示態様について、図8〜図15を参照して説明する。
上述した実施例1では、「写損時に写損理由を入力する」のか否かの設定項目(チェックボックス)を追加した画面を表示していた。これに対して、本実施例2では、特定の操作条件において写損理由の入力が不要であると設定される場合には写損理由の入力の要否に関する設定の画面(例えば、「写損時に写損理由を入力する」のか否かの設定項目(チェックボックス)を追加した画面)をスキップする。
図8または図9に示すように、プロシージャ編集画面8Aを起動する。上述した実施例1の図3と同様に、プロシージャ編集画面8Aには、例えば「全般」タブ8a,「透視」タブ8b,「撮影」タブ8cが設けられている。上述した実施例1の図3と同様に、「撮影」タブ8cを選択すると、例えば「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8d,「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8e,「3.75FPS」の撮影プロトコル8f,「7.5FPS」の撮影プロトコル8gが表示されている。
図8は「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した場合の表示態様であり、図9は「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8eを選択した場合の表示態様である。上述した実施例1の図3と同様に、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dや「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8eを選択すると、右側には例えば「X線/撮影条件」タブ8h,「処理」タブ8iが設けられている。
図8に示すように、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した後に「X線/撮影条件」タブ8hを選択すると、上述した実施例1の図3と同様にチェックボックス8jが表示される。上述したように「SPOT 造影前」は造影剤の投与前の撮影であるので、写損が発生する可能性がある。そこで、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した場合には、チェックボックス8jにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。このようにして、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dにおいて写損理由の入力の要否に関する設定を行う。
それに対して、「SPOT 造影後」は造影撮影であるので、写損理由の入力が不要である。そこで、図9に示すように、「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8eを選択した場合には、図3や図8のチェックボックス8jが非表示状態となっており、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)を自動的にスキップする。
このように、入力部7(図1を参照)で入力された各々の撮影プロトコルの内容に応じて写損理由判定部54(図2を参照)は写損理由の入力の要否に関する設定を行っている。例えば、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択した場合には、「写損時に写損理由を入力する」のか否かのチェックボックス8jを追加した画面を表示し、かつチェックボックス8jにチェックマークを入れることにより写損理由を入力するようにプログラミングされている。「SPOT 造影後」の撮影プロトコル8eを選択した場合には、図3や図8のチェックボックス8jを追加した画面をスキップし、写損理由を入力しないようにプログラミングされている。これらのプログラミングされたプログラムのうち、要否設定に関するプログラムを写損理由判定部54が実行し、表示制御に関するプログラムをコントローラ7(図1および図2を参照)が実行する。
なお、図8では「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択するとチェックボックス8jを表示したが、下記のような表示態様であってもよい。例えば、チェックボックス8jにチェックマークが入っている状態を初期状態(すなわちデフォルト(default)状態)として、写損理由の入力が不要である場合のみチェックボックス8jからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップしてもよい。また、「SPOT 造影前」の撮影プロトコル8dを選択すると、図9と同様にチェックボックスを非表示状態とし、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)に移行して、写損理由を選択して入力してもよい。
図10または図11に示すように、プロシージャ編集画面8Bを起動する。上述した実施例1の図4と同様に、プロシージャ編集画面8Bには、例えば「手の一般撮影」タブ8k,「上部消化管の造影検査」タブ8lが設けられている。図10は「手の一般撮影」タブ8kを選択した場合の表示態様であり、図11は「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択した場合の表示態様である。上述した実施例1の図4と同様に、各々のタブ8k,8lを選択すると、複数の撮影プロトコル(図10や図11の符号8mを参照)が表示されている。
上述した実施例1の図4と同様に、図10や図11の場合にはプロシージャ毎に写損理由の入力の要否に関する設定を行う。つまり、同一のプロシージャに撮影プロトコルが属していれば、各々の撮影プロトコルでは写損理由の入力の要否に関する設定が一括して行われる。
図10に示すように、「手の一般撮影」タブ8kを選択すると、上述した実施例1の図4と同様にチェックボックス8nが表示される。上述したように「手の一般撮影」では、写損理由の入力が必要などのユーザの意向が設定可能となる。そこで、「手の一般撮影」では写損理由の入力が必要とユーザが判断した際において、「手の一般撮影」タブ8kを選択した場合には、チェックボックス8nにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。「手の一般撮影」では写損理由の入力が不要とユーザが判断した際において、「手の一般撮影」タブ8kを選択した場合には、チェックボックス8nからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。
それに対して、「上部消化管の造影検査」は造影撮影であるので、写損理由の入力が不要である。そこで、図11に示すように、「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択した場合には、図4や図10のチェックボックス8nが非表示状態となっており、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)を自動的にスキップする。
このように、入力部7(図1を参照)で入力された各々のプロシージャの内容に応じて写損理由判定部54(図2を参照)は写損理由の入力の要否に関する設定を行っている。例えば、「手の一般撮影」タブ8kを選択した場合にはチェックボックス8nを追加した画面を表示し、チェックボックス8nにチェックマークを入れることにより写損理由を入力し、チェックボックス8nからチェックマークを外すことにより写損理由を入力しないようにプログラミングされている。「上部消化管の造影検査」タブ8lを選択した場合には、図4や図10のチェックボックス8nを追加した画面をスキップし、写損理由を入力しないようにプログラミングされている。これらのプログラミングされたプログラムのうち、要否設定に関するプログラムを写損理由判定部54が実行し、表示制御に関するプログラムをコントローラ7(図1および図2を参照)が実行する。
なお、図10では「手の一般撮影」タブ8kを選択するとチェックボックス8nを表示したが、図8の変形実施と同様に下記のような表示態様であってもよい。例えば、チェックボックス8nにチェックマークが入っている状態を初期状態(デフォルト状態)として、写損理由の入力が不要である場合のみチェックボックス8nからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップしてもよい。また、「手の一般撮影」タブ8kを選択すると、図11と同様にチェックボックスを非表示状態とし、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)に移行して、写損理由を選択して入力してもよい。
図12に示すように、ユーザ情報登録画面8Cを起動する。上述した実施例1の図5と同様に、ユーザ情報登録画面8Cには、例えば「ログイン名」入力項目8o,「パスワード」入力項目8p,「パスワード(再入力)」入力項目8qが設けられている。上述した実施例1の図5と相違して、本実施例2の図12では、ログイン前の状態では図5のチェックボックス8vが非表示状態となっている。これは、医者がログインする場合には、明らかに写損理由の入力が不要であって、図5のチェックボックス8vを追加した画面をスキップしても問題がないからである。
このように、入力部7(図1を参照)で入力された各々のユーザ(操作者)の情報に応じて写損理由判定部54(図2を参照)は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。そして、特定の操作者として医者がログインした時に写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定される場合には、コントローラ7(図1および図2を参照)は、当該特定の操作者(ここでは医者)の時に写損理由の入力の要否に関する設定の画面(例えば、「写損時に写損理由を入力する」のか否かの設定項目(チェックボックス)を追加した画面)をスキップするように制御する。
図12では、ログインするユーザの情報に応じて写損理由の入力の要否に関する設定を行ったが、図13に示すような表示態様において入力されたユーザの情報に応じて写損理由の入力の要否に関する設定を行ってもよい。例えば、図13に示すように、ユーザ情報登録画面8Cを起動し、上述した実施例1の図5と同様に、ユーザ情報登録画面8Cには、例えば「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sが設けられている。上述した実施例1の図5と同様に、「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sでは、「医者」,「技師」を一覧表示して、ユーザが一覧から該当する1つを選択する。図12と同様に図13では、図5のチェックボックス8vが非表示状態となっている。そして、ユーザが医者である場合には「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「医者」を選択し、ユーザが技師である場合には「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「技師」を選択する。
図12において技師がログインした場合、もしくは図13の「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「技師」を選択した場合、図14に示す表示態様に移行する。図12において医者がログインした場合、もしくは図13の「ユーザ属性」ドロップダウンリスト8sの一覧から「医者」を選択した場合、図15に示す表示態様に移行する。図14や図15に示すように、ユーザ情報登録画面8Cには、上述した実施例1の図5と同様に、例えば「漢字」入力項目8t,「ローマ字」入力項目8uが設けられている。
ユーザが技師である場合には、図12または図13のように入力することで、図14に示すようにユーザ情報登録画面8Cの下側にはチェックボックス8vが表示される。これにより、特定の操作者として技師の時に写損理由の入力が必要であると設定するためのチェックボックス8vが表示される。上述したようにユーザが経験豊富な技師である場合には写損理由の入力が不要であるとし、チェックボックス8vからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップする。それに対して、ユーザが経験の浅い技師である場合には写損理由の入力が必要であるので、チェックボックス8vにチェックマークを入れて、写損時での写損理由を入力する。
一方、ユーザが医者である場合には、図12または図13のように入力することで、図15に示すようにユーザ情報登録画面8Cには、図5や図14のチェックボックス8vが非表示状態となり、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)を自動的にスキップする。これにより、特定の操作者として医者の時に写損理由の入力が不要であると設定される。
上述したように、入力部7(図1を参照)で入力された各々のユーザ(操作者)の情報に応じて写損理由判定部54(図2を参照)は写損理由の入力の要否に関する設定を行っている。例えば、ユーザが技師である場合にはチェックボックス8vを追加した画面を表示し、チェックボックス8vにチェックマークを入れることにより写損理由を入力し、チェックボックス8vからチェックマーク8vを外すことにより写損理由を入力しないようにプログラミングされている。ユーザが医者である場合には、図5や図14のチェックボックス8vを追加した画面をスキップし、写損理由を入力しないようにプログラミングされている。これらのプログラミングされたプログラムのうち、要否設定に関するプログラムを写損理由判定部54が実行し、表示制御に関するプログラムをコントローラ7(図1および図2を参照)が実行する。
なお、図12または図13ではユーザが技師であることを入力すると、図14のようにチェックボックス8vを表示したが、図8や図10の変形実施と同様に下記のような表示態様であってもよい。例えば、チェックボックス8vにチェックマークが入っている状態を初期状態(デフォルト状態)として、写損理由の入力が不要である場合(例えばユーザが経験豊富な技師である場合)のみチェックボックス8vからチェックマークを外して、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップしてもよい。また、ユーザが経験の浅い技師である場合に、例えば図12のようにログインすると、図15と同様にチェックボックスを非表示状態とし、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)に移行して、写損理由を選択して入力してもよい。
上述した実施例1と同様に、図8〜図15の表示態様を個別に実施してもよいし、図8〜図15の表示態様を組み合わせて実施してもよい。特に、図8の特定の撮影プロトコルにおけるチェックボックス8jと図14の特定のユーザ(操作者)におけるチェックボックス8vとを組み合わせて実施してもよいし、図10の特定のプロシージャにおけるチェックボックス8nと図14の特定のユーザ(操作者)におけるチェックボックス8vとを組み合わせて実施してもよい。(どちらの設定を優先するのか、組み合わせの両方の設定項目の論理積をとるのか、論理和をとるのか)具体的な組み合わせ方法については、上述した実施例1の図6で述べたので、ここでは割愛する。
なお、写損理由の入力の要否に関する設定を含んだ本実施例2に係る一連の撮影のフローチャートについては、上述した実施例1の図7のフローチャートと同様であるので、その説明を省略する。ただし、ユーザが医者である場合や写損が少ない撮影プロトコルやプロシージャの場合(すなわち写損理由の入力が不要である場合)には、本実施例2では図7のステップS1(チェックボックスへの入力操作)を実施しないことに留意されたい。
上述した実施例1と同様に、本実施例2に係るX線撮影装置によれば、写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行うコントローラ5の写損理由判定部54を備える。写損理由の入力が必要であると写損理由判定部54で設定された場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)を表示し、写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定された場合には、写損理由を入力する画面(写損理由の入力ダイアログ)をスキップするようにコントローラ5が制御することにより、写損理由の入力が不要な場合にはその入力作業が自動的にスキップされ、ユーザ(操作者)の手間が軽減される。
本実施例2では、入力部7は操作条件を入力するように構成され、入力部7で入力された操作条件に応じて写損理由判定部54は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。一方、特定の操作条件において写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定される場合には、コントローラ5は、当該特定の操作条件において写損理由の入力の要否に関する設定の画面(「写損時に写損理由を入力する」のか否かの設定項目(チェックボックス)を追加した画面)をスキップするように制御する。これによって、特定の操作条件において写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要である操作条件の場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作(チェックボックスからチェックマークを外す操作)を行わずに済み、ユーザ(操作者)の作業の手間をより一層軽減することができる。
明らかに写損理由の入力が不要な場合(例えばユーザが医者である場合や写損が少ない造影撮影を行う場合)に、上述した実施例1では、写損理由の入力が不要であると設定するために、チェックボックスからチェックマークを外す操作のみで済む。しかし、撮影やプロシージャの数が多くなると、チェックボックスからチェックマークを外す操作をその都度行うことになり、その操作さえ煩わしくなる。そこで、本実施例2では、写損理由の入力が不要である場合には、チェックボックスを追加した画面自体をスキップする(すなわちチェックボックスを非表示状態にする)。したがって、上述した実施例1と比較すると、撮影やプロシージャの数に関係なく、チェックボックスからチェックマークを外す操作を行わずに済む。
入力部7で入力される操作条件が撮影プロトコルの内容である場合、入力部7で入力された各々の撮影プロトコルの内容に応じて写損理由判定部54は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。そして、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定される場合には、コントローラ5は、当該特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするように制御する。これによって、特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要である撮影プロトコル(例えば「SPOT 造影後」)の場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、ユーザ(操作者)の作業の手間をより一層軽減することができる。
入力部7で入力される操作条件が、一連の撮影を一括したプロシージャの内容である場合、入力部7で入力された各々のプロシージャの内容に応じて写損理由判定部54は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。そして、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定される場合には、コントローラ5は、当該特定のプロシージャにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするように制御する。これによって、特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要であるプロシージャ(例えば「上部消化管の造影検査」)の場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、ユーザ(操作者)の作業の手間をより一層軽減することができる。
入力部7で入力される操作条件がユーザ(操作者)の情報である場合、入力部7で入力された各々のユーザの情報に応じて写損理由判定部54は写損理由の入力の要否に関する設定を行う。そして、特定の操作者として医者の時に写損理由の入力が不要であると写損理由判定部54で設定される場合には、コントローラ5は、当該特定の操作者(ここでは医者)の時に写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするように制御する。これによって、特定の操作者(医者)の時に写損理由の入力が不要である場合には、写損理由の入力の要否に関する設定の画面(チェックボックスを追加した画面)をスキップするので、写損理由の入力が不要であると入力する作業そのものが自動的にスキップされる。その結果、写損理由の入力が不要である操作者(例えば医者あるいは経験豊富な技師)の場合には、写損理由の入力をキャンセルするなどの操作の他に、写損理由の入力が不要であると入力する操作を行わずに済み、ユーザ(操作者)の作業の手間をより一層軽減することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例で用いられるX線撮影装置としては、例えば移動型X線撮影装置(回診車)であってもよいし、据え付け型のX線撮影装置であってもよい。
(2)上述した各実施例(特に実施例1)では、写損理由の入力の要否に関する設定項目としてチェックボックスを例に採って説明したが、チェックボックスに限定されない。グラフィカルユーザインタフェース(GUI: Graphical User Interface)における仮想的なツール(「ウィジェット(Widget)」とも呼ばれる)であれば、例えば、アイコンやドロップダウンリストやコンボボックスやラジオボタンやタブなどであってもよい。アイコンの場合には、入力を示す絵柄で記号化して表現したものと、入力のスキップを示す絵柄で記号化して表現したものとを画面上に表示する。ドロップダウンリストの場合には、例えば「写損時に写損理由を入力する」,「写損時に写損理由を入力しない」を一覧表示して、ユーザが一覧から1つを選択する。コンボボックスの場合には、ドロップダウンリストとテキストボックスとを組み合わせたものであって、「写損時に写損理由を入力する」,「写損時に写損理由を入力しない」を直接的に入力することも可能であるし、一覧表示したリストから1つを選択することも可能である。ラジオボタンの場合には、例えば「写損時に写損理由を入力する」ボタン,「写損時に写損理由を入力しない」ボタンを画面上に表示し、それらのうち1つを選択する。タブの場合には、図3や図4などと同様に、例えば「写損時に写損理由を入力する」タブ,「写損時に写損理由を入力しない」タブを画面上に表示し、タブの選択によりいずれか1つに切り替える。
(3)上述した実施例2では、操作条件を入力するように入力部7を構成し、入力された操作条件に応じて写損理由の入力の要否に関する設定を行うのに、例えば、図12のようにログインするユーザの情報に応じて、あるいは図13のように入力されたユーザの情報に応じて、写損理由の入力の要否に関する設定を行ったが、このような態様に限定されない。例えば、入力手段として入出力ポートなどの端子で構成し、ユーザ情報を有したバーコードタグ(ICタグ)をバーコードリーダで読み取り、読み取ったユーザ情報を入出力ポートに送り込み、送り込まれたユーザ情報に応じて写損理由の入力の要否に関する設定を行ってもよい。この場合には、医者や技師が身に着けたバーコードタグ(ICタグ)をバーコードリーダで読み取るだけで、写損理由の入力の要否に関する設定を自動的に行うことができる。
5 … コントローラ
54 … 写損理由判定部
7 … 入力部
8j,8n,8v … チェックボックス

Claims (6)

  1. X線撮影を行うX線撮影装置であって、
    撮影失敗と設定された写損時での撮影失敗の理由を写損理由とすると、写損時での写損理由の入力の要否に関する設定を行う要否設定手段と、
    写損理由の入力が必要であると前記要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面を表示し、写損理由の入力が不要であると前記要否設定手段で設定された場合には、写損理由を入力する画面をスキップするように制御する表示制御手段と
    を備える
    X線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    写損理由の入力の要否を入力する要否入力手段を備え、
    前記表示制御手段は、写損理由の入力の要否に関する設定項目を画面上に表示するように制御し、
    画面上に表示された前記設定項目において写損理由の入力が必要であると前記要否入力手段で入力された場合には、前記要否設定手段は写損理由の入力が必要であると設定し、画面上に表示された前記設定項目において写損理由の入力が不要であると前記要否入力手段で入力された場合には、前記要否設定手段は写損理由の入力が不要であると設定する
    X線撮影装置。
  3. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    操作条件を入力する操作条件入力手段を備え、
    前記操作条件入力手段で入力された操作条件に応じて前記要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、
    特定の操作条件において写損理由の入力が不要であると前記要否設定手段で設定される場合には、前記表示制御手段は、当該特定の操作条件において写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する
    X線撮影装置。
  4. 請求項3に記載のX線撮影装置において、
    前記操作条件入力手段で入力される操作条件は撮影プロトコルの内容であって、
    前記操作条件入力手段で入力された各々の撮影プロトコルの内容に応じて前記要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、
    特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力が不要であると前記要否設定手段で設定される場合には、前記表示制御手段は、当該特定の撮影プロトコルにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する
    X線撮影装置。
  5. 請求項3に記載のX線撮影装置において、
    前記操作条件入力手段で入力される操作条件は操作者の情報であって、
    前記操作条件入力手段で入力された各々の操作者の情報に応じて前記要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、
    特定の操作者の時に写損理由の入力が不要であると前記要否設定手段で設定される場合には、前記表示制御手段は、当該特定の操作者の時に写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する
    X線撮影装置。
  6. 請求項3に記載のX線撮影装置において、
    前記操作条件入力手段で入力される操作条件は、一連の撮影を一括したプロシージャの内容であって、
    前記操作条件入力手段で入力された各々のプロシージャの内容に応じて前記要否設定手段は写損理由の入力の要否に関する設定を行い、
    特定のプロシージャにおいて写損理由の入力が不要であると前記要否設定手段で設定される場合には、前記表示制御手段は、当該特定のプロシージャにおいて写損理由の入力の要否に関する設定の画面をスキップするように制御する
    X線撮影装置。
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