JP6860050B2 - 放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム - Google Patents

放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6860050B2
JP6860050B2 JP2019170007A JP2019170007A JP6860050B2 JP 6860050 B2 JP6860050 B2 JP 6860050B2 JP 2019170007 A JP2019170007 A JP 2019170007A JP 2019170007 A JP2019170007 A JP 2019170007A JP 6860050 B2 JP6860050 B2 JP 6860050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
permission condition
radiation
shooting
satisfied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019170007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021045359A (ja
Inventor
丈到 村岡
丈到 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019170007A priority Critical patent/JP6860050B2/ja
Priority to US17/023,909 priority patent/US11311265B2/en
Publication of JP2021045359A publication Critical patent/JP2021045359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6860050B2 publication Critical patent/JP6860050B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/542Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving control of exposure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/461Displaying means of special interest
    • A61B6/465Displaying means of special interest adapted to display user selection data, e.g. graphical user interface, icons or menus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/48Diagnostic techniques
    • A61B6/486Diagnostic techniques involving generating temporal series of image data
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/52Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/5258Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving detection or reduction of artifacts or noise

Description

本発明は、放射線撮影システム、撮影制御装置放射線撮影方法及び放射線撮影プログラムに関する。
放射線画像(静止画像、動態画像)の撮影(以下、放射線撮影)を行うための撮影準備は煩雑であるため、一日に多数の被検者を撮影する撮影者(放射線技師等)は、撮影準備が適切に行われたか否かの確認を怠ったり見落としたりしてしまうことがある。一方、ルーチン化された撮影作業の中でも、被検者の体調や状態に応じて撮影手法が変わるケースがあり、確認すべき必須事項を見落としたり、確認を怠ったりする場合が出てくることがある。その結果、撮影者は、撮影準備が整っていない状態で撮影を開始してしまうことがある。
また、撮影の合間に、何らかの異常(例えば被検者の体動等)が発生する場合もある。
撮影準備が整っていないことや異常が生じていることに気づかずに撮影を行ってしまうと、撮影を終えた後になって撮影失敗(再撮影)と判断されることになる。再撮影は、一回の放射線撮影の分だけ被検者を余計に拘束し、無駄な被ばくを与えるため、被検者の負担の増加につながる。加えて、再撮影が必要となることで以後の作業工程に遅延が生じ、撮影者の作業効率の低下や、他の被検者の待ち時間の増加に繋がってしまう。
そこで、撮影準備が整っていない、あるいは異常が発生している状態で撮影を開始しまうことを防ぐための各種技術が提案されている。
例えば特許文献1には、X線撮影の終了後、イメージングプレートから画像データを読み出して、イメージングプレートから撮影データを消去させるまでの間、X線発生部の制御にインターロックをかける移動型X線装置について記載されている。
また、特許文献2には、長尺撮影を行う際に、被検者の体動の有無を監視し、被検者の体動を検知すると、警告を発生するX線画像撮影装置について記載されている。
特開2008−136751号公報 特開2009−240656号公報
ところで、特に複数のフレームからなる動態画像の撮影(以下、動態撮影)においては、静止画像の撮影とは異なり、放射線の発生や放射線画像の生成が短時間に複数回繰り返される。このため、動態撮影においては、動態撮影特有の撮影準備を行ったり、動態撮影特有の異常に対処したりしなければならなくなる場合がある。
しかしながら、特許文献1,2に記載された技術は、いずれも静止画を撮影するためのものである。このため、特許文献1,2に記載された技術では、動態撮影において、適切な撮影準備が行われていない場合や、異常が生じている場合に対処することができない可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、動態画像の撮影において、適切な撮影準備が行われないまま撮影を開始したり、異常が生じているにもかかわらず撮影を継続したりしてしまうことを防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る放射線撮影システムは、
放射線を発生させる放射線発生手段と、
受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段と、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断手段と、
前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
を備え、
前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである
また、本発明に係る放射線撮影システムは、
複数の手段を有するものであって、
放射線を発生させる放射線発生手段と、
受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段と、
撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段と、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、前記検知手段の検知結果に基づいて自動で判断する判断手段と、
前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
を備え、
前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である。
また、本発明に係る撮影制御装置は、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断手段と、
前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段、及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
を備え、
前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである
また、本発明に係る撮影制御装置は、
複数の手段を有する放射線撮影システムで用いられるものであって、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段の検知結果に基づいて自動で判断する判断手段と、
前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段、及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
を備え、
前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である。
また、本発明に係る放射線撮影方法は、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程において前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御工程と、
を含み、
前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである
また、本発明に係る放射線撮影方法は、
複数の手段を有する放射線撮影システムで用いられるものであって、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段の検知結果に基づいて自動で判断する判断工程と、
前記判断工程において前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段、及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御工程と、
を含み、
前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である。
また、本発明に係る放射線撮影プログラムは、
コンピューターに、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断させる処理と、
前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可させる処理と、
実行させ
前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである
また、本発明に係る放射線撮影プログラムは、
複数の手段を有する放射線撮影システムで用いられる撮影制御装置に関するものであって、
コンピューターに、
所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段の検知結果に基づいて自動で判断させる処理と、
前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可させる処理と、
を実行させ、
前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である。
本発明によれば、動態画像の撮影において、適切な撮影準備が行われないまま撮影を開始したり、異常が生じているにもかかわらず撮影を継続したりしてしまうことを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る放射線撮影システムを表すブロック図である。 図1の放射線撮影システムが備える撮影制御装置(コンソール)を表すブロック図である。 図2の撮影制御装置が実行する撮影制御処理の流れを示すフローチャートである。 図1の放射線撮影システムが備えるチェック手段の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は、以下の実施形態や図面に記載されたものに限定されない。
〔1.放射線撮影システム〕
初めに、本実施形態に係る放射線撮影システム(以下、システム100)の概略構成について説明する。
図1は、システム100を表すブロック図である。
システム100は、図1に示すように、放射線発生装置(以下、発生装置1)と、放射線撮影装置(以下、撮影装置2)と、コンソール3と、を備えている。
これらは、通信ネットワークNを介して互いに通信可能となっている。
なお、システム100は、図示しない放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)や、画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System:PACS)等の他のシステムと接続可能となっていてもよい。
また、システム100は、撮影装置2を保持するための図示しない撮影台(立位撮影用、臥位撮影用、長尺撮影用等)を備えたものであってもよい。
また、システム100は、表示部を有する図示しない携帯端末(ウェアラブル端末を含む)を備えたものであってもよい。
また、システム100は、撮影室内に据え付けられたものであってもよいし、回診車(発生装置1が移動させることが可能に構成され、撮影装置2が可搬型のもの)となっていてもよい。
(1−1.放射線発生装置)
発生装置1は、図示しないジェネレーター、管球、操作卓等を備えている。
ジェネレーターは、操作卓から入力される制御信号に基づいて、予め設定された放射線照射条件(管電圧や管電流、照射時間(mAs値)等)に応じた電圧を管球に印加するようになっている。
管球は、ジェネレーターから電圧が印加されると、印加された電圧に応じた線量の放射線(例えばX線)を生成するようになっている。
操作卓は、ユーザー(撮影者等)が操作可能な図示しない照射指示スイッチを有しており、照射指示スイッチの操作態様に応じた制御信号をジェネレーターに出力するようになっている。
なお、発生装置1は、撮影室内に据え付けられたものであってもよいし、コンソール3等と共に回診車と呼ばれる移動可能に構成されたものであってもよい。
そして、発生装置1は、例えば図示しない照射指示スイッチが操作されたことを契機として、放射線を、設定された撮影条件に応じた態様で発生させる。
例えば設定された撮影形態が静止画像の撮影(以下、静止画撮影)の場合、発生装置1は、所定線量の放射線を所定時間、一回だけ発生させる。
一方、設定された撮影形態が動態画像の撮影(以下、動態撮影)の場合、発生装置1は、静止画撮影の場合よりも短い所定線量のパルス状放射線を所定周期で所定回数繰り返し発生させる。
なお、動態撮影の場合には、発生装置1は、照射指示スイッチが操作されている間、放射線を発生し続けるようになっていてもよい。
本実施形態に係る発生装置1は、このような動作をすることにより、放射線発生手段をなす。
(1−2.放射線撮影装置)
撮影装置2は、図示しない放射線検出部、走査駆動部、読み出し部、画像生成部、通信部等を備えている。
放射線検出部は、受けた放射線の線量に応じた電荷を発生させる放射線検出素子やスイッチ素子を備えた画素が二次元状(マトリクス状)に配列されている。
走査駆動部は、各スイッチ素子のオン/オフを制御するようになっている。
読み出し部は、各画素から放出された電荷の量を信号値として読み出すようになっている。
画像生成部は、読み出された複数の信号値から放射線画像(静止画像、動態画像)の画像データを生成するようになっている。
通信部は、他の装置(発生装置1、コンソール3等)との間でデータや信号の送受信を行うことが可能となっている。
なお、撮影装置2は、シンチレーター等を内蔵し、照射された放射線をシンチレーターで可視光等の他の波長の光に変換し、変換した光に応じた電荷を発生させるもの(いわゆる間接型)であってもよいし、シンチレーター等を介さずに放射線から直接電荷を発生させるもの(いわゆる直接型)であってもよい。
また、撮影装置2は、撮影室内に据え付けられたものであってもよいし、コンソール3等と共に回診車と呼ばれる移動可能に構成されたものであってもよい。
そして、撮影装置2は、例えばコンソール3から所定の制御信号を受信したこと、発生装置1から放射線が照射されたこと等を契機として、放射線画像を、設定された撮影条件に応じた態様で生成する。
例えば設定された撮影形態が静止画撮影の場合、撮影装置2は、撮影動作(電荷の蓄積、放出、信号値の読出し、画像データの生成)を一回行う。
一方、設定された撮影形態が動態撮影の場合、撮影装置2は、撮影動作を所定周期で所定回数繰り返し行う。すなわち、受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する。
なお、撮影装置2は、動態撮影を行う際、入力されているタイミング信号がオンになる度にフレームの生成を行うようになっていてもよいし、撮影開始のトリガーとなる信号を一回受信した後は、自ら所定周期で所定回数放射線画像の生成を繰り返すようになっていてもよい。
本実施形態に係る撮影装置2は、このような動作をすることにより、画像生成手段をなす。
(1−3.コンソール)
本実施形態に係るコンソール3は、撮影制御装置をなすもので、PC、携帯端末、又は専用の装置によって構成されている。
なお、撮影制御装置は、コンソール3と別に備えられていてもよい。
このコンソール3の詳細については後述する。
〔2.撮影制御装置の詳細〕
次に、上記システム100が備える撮影制御装置であるコンソール3の詳細について説明する。図2は、コンソール3を表すブロック図である。
(2−1.構成)
コンソール3は、図2に示すように、制御部31と、通信部32と、記憶部33と、表示部34と、操作部35と、を備えている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成されている。
そして、制御部31のCPUは、記憶部33に記憶されている各種プログラムを読出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、コンソール3各部の動作を集中制御するようになっている。
通信部32は、有線通信モジュール又は無線通信モジュール等で構成され、通信ネットワークN(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等)を介して接続された他の装置(発生装置1や撮影装置2等)との間で各種信号や各種データを有線又は無線で送受信することが可能となっている。
記憶部33は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等により構成されている。
また、記憶部33は、制御部31が各種処理を実行するためのプログラムやプログラムの実行に必要なパラメーター等を記憶している。
また、記憶部33は、複数の撮影許可条件の候補を格納している。
本実施形態に係る記憶部33には、候補Aと、候補Bと、が格納されている。
なお、候補A及び候補Bのうちの少なくとも一方は、記憶部33とは別の他の記憶手段(例えば、発生装置1や撮影装置2の図示しない記憶部等)に記憶されていてもよい。
候補Aは、発生装置1が放射線を発生させる前に、満たされているか否かを判断する撮影許可条件の候補である。
本実施形態に係る候補Aには、以下の五つが含まれている。
(a1)被検者への説明を行ったこと
(a2)音声ガイドのテストを行ったこと
(a3)被検者のポジショニングを行ったこと
(a4)発生装置1及び撮影装置2の準備ができていること
(a5)被検者に撮影補助具が装備されていること
なお、本実施形態に係る記憶部33は、これら五つを全て格納するものとしたが、ここに例示した候補Aは一例であり、システム100が設置される施設の運用に応じて候補の数や内容は変更可能である。すなわち、候補Aはこれらのうちの少なくともいずれかが含まれていてもよいし、上記候補a1〜a5以外の候補が格納されていてもよい。
上記候補a1〜a5以外の候補としては、例えば、被検者がHISやRISからのオーダー対象者であることや、技師が撮影室内で補助する必要のある撮影において技師が放射線防護服を着用していること、被検者に付属されているペースメーカーや点滴、サポーターや貴金属等が撮影に影響しない旨確認がとれていること等が挙げられる。
候補Bは、発生装置1が放射線を発生させている間(パルス状の放射線の発生を繰り返している間を含む)に、満たされているか否かを判断する撮影許可条件の候補である。
本実施形態に係る候補Bには、以下の四つが含まれている。
(b1)撮影対象部位が放射線の照射野に入っていること
(b2)放射線の線量が適正であること
(b3)被検者による所定以上の体動が無いこと
(b4)被検者による停止要求が無いこと
なお、本実施形態に係る記憶部33は、これら四つを全て格納するものとしたが、ここに例示した候補Bは一例であり、候補Aと同様に、システム100が設置される施設の運用に応じて候補の数や内容は変更可能である。すなわち、候補Bはこれらのうちの少なくともいずれかが含まれていてもよいし、上記候補b1〜b4以外の候補が格納されていてもよい。
本実施形態に係る記憶部33は、候補A,Bを格納することにより格納手段をなす。
なお、これら候補A,Bの用い方については後述する。
表示部34は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等のモニターにより構成され、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画像や各種情報等を表示するようになっている。
操作部35は、カーソルキーや、数字入力キー、各種機能キー等を備えたキーボードや、マウス等のポインティングデバイス、表示部34の表面に積層されたタッチパネル等で、ユーザーが操作可能に構成されている。
そして、操作部35は、操作者によってなされた操作に基づく制御信号を制御部31に出力するようになっている。
すなわち、本実施形態に係る操作部35は、操作手段をなす。
(2−2.動作)
このように構成されたコンソール3の制御部31は、上記撮影条件を発生装置1及び撮影装置2へ設定することが可能となっている。
なお、コンソール3は、設定した撮影条件を表示部34に表示することが可能となっている。
また、コンソール3は、撮影装置2が生成した放射線画像を取得し、それを表示部34に表示することが可能となっている。
また、制御部31は、記憶部33に格納されている複数の撮影許可条件の候補A,Bの中からユーザーの選択に基づいて選択された少なくとも一つの候補A,Bを、撮影許可条件として設定する機能を有している。
なお、ユーザーの選択を受け付ける機能が他の装置に備えられている場合、制御部31は、他の装置から入力される制御信号に基づいて撮影許可条件の設定を行うことになる。
本実施形態に係る制御部31は、例えば撮影許可条件の候補の一覧を表示部34に表示させ、ユーザーによる候補の選択操作を受け付けるようになっている。
そして、制御部31は、ユーザーによる操作部35の操作(例えば選択したい候補に対応するキーの押下する、選択したい候補にカーソルを合わせてクリックする、選択したい候補の表示欄をタッチする等)がなされて候補が選択される(例えばチェックボックスにチェック印が表示される、選択された候補の表示欄に候補が表示される等)と、その候補A,Bを所定のタイミングで満たされているか否かを判断する撮影許可条件A,Bとして設定する。
すなわち、設定後、発生装置1が放射線を発生させる前に、満たされているか否かを判断する撮影許可条件には、上記候補A(a1〜a5及びその他)のうちの少なくともいずれか(本実施形態においては複数)が含まれることになる。
また、発生装置1が放射線を発生させている間に、満たされているか否かを判断する撮影許可条件には、上記候補B(b1〜b4及びその他)のうちの少なくともいずれかが含まれることになる。
なお、ここでは、撮影許可条件A,B両方の設定を行うこととしたが、撮影許可条件Aのみを設定してもよいし、撮影許可条件Bのみを設定してもよい。
本実施形態に係る制御部31は、このような機能を有することにより設定手段をなす。
また、制御部31は、所定条件が成立したこと(例えばコンソール3の電源がオンにされたこと、撮影オーダーを受信したこと、操作部35に所定の開始操作がなされたこと等)を契機として、図3に示すような撮影制御処理を実行するようになっている。
この撮影制御処理で、制御部31は、まず、撮影準備状況をチェックする処理を実行する(ステップS1)。
この処理で、本実施形態に係る制御部31は、被検者への撮影内容の説明状況(説明したか否か)、音声ガイドのテストの結果(正常に動作するか否か)、被検者のポジショニングの状況(立位か臥位か、呼吸の状態、呼吸の練習を行ったか否か等)、発生装置1及び撮影装置2の準備状況、被検者への撮影補助具の装備状況をチェックする。
また、本実施形態に係る制御部31は、ステップS1の処理と並行して、例えば図4(a)に示すようなチェック画面Sを表示部34に表示させる処理を実行する。
本実施形態に係る制御部31は、このチェック画面Sに、予め設定しておいた撮影許可条件a1〜a6の一覧や、チェックボックスB等を表示するようになっている。
撮影準備状況のチェックは、手動で行うようになっていてもよいし、自動で行うようになっていてもよい。
チェックを手動で行う場合、制御部31は、ユーザーによる確認操作(所定操作)を受け付ける。
そして、制御部31は、ユーザーによる撮影準備の一工程が完了し、操作部35に確認操作(例えばチェック画面Sの撮影許可条件に対応するキーの押下する、撮影許可条件にカーソルを合わせてクリックする、撮影許可条件の表示欄をタッチする等)がなされると、対象の撮影許可条件は満たされた(撮影準備のうちの対象の工程が完了した)とみなし、表示された撮影許可条件のうち、操作部35になされた確認操作に対応するものの表示態様を変更する。
具体的には、例えば撮影許可条件の横に表示されたチェックボックスにチェック印を表示させたり、撮影許可条件の表示色を変更したり、表示欄を移動させたりする。
なお、撮影許可条件が複数設定されている場合、操作部35は、複数の撮影許可条件にそれぞれ対応する複数の確認操作が可能となる。
こうしたチェック画面Sを用いてチェックを行いながら撮影準備を進めることにより、撮影準備におけるユーザーのケアレスミスが抑制され、一回の撮影に要する時間が短縮され、被検者が無駄に長く拘束を受けるのを防ぐことができる。
なお、チェック画面を表示部34に表示させるのではなく、例えば携帯端末の表示部に表示させるようにしてもよい。
また、例えば撮影制御装置3に接続され、例えば図4(b)に示すように、撮影許可条件の一覧a1〜a6と、各撮影許可条件に対応するユーザーが操作可能なスイッチSwと、確認操作がなされた際に点灯するランプLと、を有する専用のチェック装置4を用いて確認操作を受け付けるようにしてもよい。
ここで、撮影許可条件の一覧項目としては、図4に示したもの(a1〜a6)に限らず、撮影者のID、被検者の年齢に加え、被検者が妊婦、急患の患者、障がい者(耳が聞こえない、目が見えない、特定の体勢しか取れない等)、怪我をしている患者(補助がないと立てない等)、ペースメーカー等の体内補助具を装着している患者、あるいは同じ検査を繰り返し行った患者(同じ検査を繰り返し行った患者は呼吸法等の練習が不要となるため)であるか等を項目としても用いることも可能である。
さらに、表示される一覧項目数としては、健康診断の場合、一般撮影よりも確認すべき項目が簡易になることが多いため、健康診断であるか一般撮影であるかに応じて一覧項目数を切り替えることも可能である。また、撮影者のIDには、撮影者の技量レベル(熟練者であるか否か)の情報が紐づけられており、例えば新人撮影者が確認すべき項目が8項目であるのに対して、技量レベルが高い熟練者であれば5項目に減らす等、一覧項目数を切り替えることも可能である。
また、発生装置1が備える操作卓に、こうしたチェック受付機能を持たせてもよい。
この場合、チェック装置又は操作卓が操作手段をなすことになる。
また、このようなチェック画面Sを被検者も見ることができる場所で表示させるようにしてもよい。
このようにすれば、撮影までの残りの作業手順を被検者に意図的に見せることになるため、撮影工程が適切に進んでいるか否かを確認したり、残りの作業時間を推定したりするための情報を被検者に提供し、被検者に安心感を与えるツールとして活用することができる。
一方、チェックを自動で行う場合、制御部31は、まず、発生装置1及び撮影装置2を含む、コンソール3と電気的に接続された各装置の状態を検知する。
なお、制御部31は、各装置のうちの少なくとも何れかの装置の状態だけを検知するようになっていてもよい。
また、マイクを用いてユーザー音声(被検者への説明等)を拾ったり、センサーやカメラを用いて被検者の位置や体位を検出したりしてもよい。
これにより、本実施形態に係る制御部31は、検知手段をなす。
そして、制御部31は、検知した状態に問題が無ければ、対象の撮影許可条件は満たされた(撮影準備のうちの対象の工程が完了した)とみなし、表示された撮影許可条件のうち、制御部31自身が検知した発生装置1及び撮影装置2の状態に対応するものの表示態様を変更する。
具体的には、例えば撮影許可条件の横に表示されたチェックボックスにチェック印を表示させたり、撮影許可条件の表示色を変更したり、表示欄を移動させたりする。
なお、このステップS1の処理で、制御部31は、手動チェックと自動チェックを組み合わせて行うようになっていてもよい。
制御部31は、このステップS1の処理を実行することによりチェック手段をなす。
撮影準備状況をチェックした後、本実施形態に係る制御部31は、図3に示したように、設定した全ての撮影許可条件が満たされているか否かを判断する(ステップS2)。
制御部31は、この段階では発生装置1へ動作の開始を指示していないため、このステップS2の処理は、発生装置1が放射線を発生させる前に(所定のタイミングで)行われることになる。
本実施形態に係る制御部31は、設定した全ての撮影許可条件a1〜a6に対する複数の確認操作がなされた(対応する全てのチェックボックスにチェック印が入っている)か否かをそれぞれ判断する。
ここで、全ての撮影許可条件Aが満たされている(操作部35等に複数の確認操作が全てなされた、全てのチェックボックスにチェック印が入っている)と判断した場合(ステップS2;Yes)、制御部31は、発生装置1及び撮影装置2のうちの少なくとも一方の装置の動作を許可する処理を実行する(ステップS3)。言い換えると、満たされていないと判断した撮影許可条件(チェックが入れられていないチェックボックス)が一つでも存在する場合には、発生装置1及び撮影装置2の動作を許可しない。
この処理で、本実施形態に係る制御部31は、例えば放射線の照射を許可する照射許可信号を発生装置1へ送信し(発生装置1のインターロックを解除し)、待機(スタンバイ)状態への移行を指示する制御信号を撮影装置2へ送信する。
なお、撮影装置2が放射線の照射を検知して自動で放射線画像の生成を開始する機能を備えたものである場合には、制御部31は、発生装置1の動作のみを許可するようになっていてもよい。
本実施形態に係る制御部31は、このステップS3の処理を実行することにより動作制御手段をなす。
また、このステップS3の処理の実行は、放射線撮影方法における動作制御工程に相当する。
なお、この動作制御手段としての(ステップS3の処理を実行する)機能は、発生装置1が備えていてもよい。
一方、ステップS2の処理で、撮影許可条件Aのうちの少なくとも一つにチェックが入っていない、すなわち全ての撮影許可条件Aが満たされているわけではないと判断した場合(ステップS2;No)、制御部31は、ステップS1の処理に戻る。
このため、撮影許可条件Aが満たされない限り、制御部31は、撮影を開始させない。
なお、本実施形態に係る制御部31は、ステップS2の処理で、全ての撮影許可条件Aが満たされているか否かを判断するものとしたが、少なくとも一つの撮影許可条件A(例えばより重要度が高い撮影許可条件A)が満たされているか否かを判断するものであってもよい。
本実施形態に係る制御部31は、このステップS2の処理を実行することにより判断手段をなす。
また、このステップS2の処理の実行は、放射線撮影方法における判断工程に相当する。
なお、この判断手段としての(ステップS2の処理を実行する)機能は、発生装置1が備えていてもよい。
また、本実施形態に係る制御部31は、撮影許可条件Aが満たされていないと判断した場合(ステップS2;No)に、所定の報知を行う処理を実行する。
具体的には、撮影許可条件が満たされていない旨又は撮影許可条件を満たすことを指示する旨を表示部34に表示させる。
より具体的には、例えば、未実施の項目内容を表示したり、チェック画面S上に表示している複数の撮影許可条件の一覧a1〜a6のうち未実施の項目を強調表示したりする。
これにより、本実施形態に係るコンソールは、報知手段をなす。
なお、発生装置1が図示しない表示部を備えている場合には、発生装置1の表示部に撮影許可条件が満たされていない旨又は撮影許可条件を満たすことを指示する旨を表示させるようにしてもよい。
また、システム100が図示しない携帯端末(ウェアラブル端末を含む)を備える場合には、携帯端末の表示部に撮影許可条件が満たされていない旨又は撮影許可条件を満たすことを指示する旨を表示させるようにしてもよい。
また、表示部34への表示の他、例えば、図示しないスピーカーから音声を出力させるようにしてもよいし、図示しないランプを発光させるようにしてもよい。その場合、発生装置1、撮影装置2又は図示しない撮影台に備えられたスピーカーやランプを用いて所定の報知を行うことも可能である。
発生装置1及び撮影装置2を動作させた(撮影を開始した)後、制御部31は、撮影状況をチェックする(ステップS4)。
この処理で、本実施形態に係る制御部31は、撮影対象部位の位置(照射野に収まっているか否か)、放射線の線量、被検者の体動の有無及びその量、被検者による停止要求の有無をチェックする。
撮影対象部位の位置、放射線の線量、被検者の体動の有無及びその量のチェックは、例えば撮影装置2が生成した放射線画像を解析することによって行ってもよいし、各種センサーを用いて行ってもよい。
その際、撮影フレーム数等に応じて撮影期間を撮影初期(撮影開始直後)と撮影中期とに分け、撮影対象部位の位置、放射線の線量については撮影初期にチェックし、それ以外のチェック項目については撮影中期又は全撮影期間に亘ってチェックするようにしてもよい。
撮影状況をチェックした後、制御部31は、チェック結果に基づいて、設定した全ての撮影許可条件Bが満たされているか否かを判断する(ステップS5)。
制御部31は、この段階では発生装置1へ動作の終了を指示していないため、このステップS5の処理は、発生装置1が放射線を発生させている間に(所定のタイミングで)行われることになる。
ここで、全ての撮影許可条件Bが満たされていると判断した場合(ステップS5;Yes)、制御部31は、撮影が終了したか否か、すなわち最終フレームの撮影を終えたか否かを判断する(ステップS6)。
このステップS6の処理で、撮影が終了していないと判断した場合(ステップS6;No)は、ステップS4の処理に戻る。
一方、ステップS6の処理で、撮影が終了したと判断した場合(ステップS6;Yes)は、発生装置1及び撮影装置2に動作の停止を指示して(ステップS7)、撮影制御処理を終了する。
また、ステップS5の処理で、少なくとも一つの撮影許可条件Bが満たされていないと判断した場合(ステップS5;No)、制御部31は、発生装置1及び撮影装置2に動作の停止を指示して(ステップS7)、撮影制御処理を終了する。
なお、本実施形態に係る制御部31は、ステップS5の処理で、全ての撮影許可条件Bが満たされているか否かを判断するものとしたが、少なくとも一つの撮影許可条件Bが満たされているか否かを判断するものであってもよい。
本実施形態に係る制御部31は、このステップS5の処理を実行することにより判断手段をなす。
なお、この判断手段としての(ステップS5の処理を実行する)機能は、発生装置1が備えていてもよい。
なお、この撮影制御処理において、制御部31は、撮影開始指示を行った(ステップS3の)後、ステップS4以降の処理を実行することなく撮影制御処理を終了するようになっていてもよい。
一方、制御部31は、ステップS1,S2の処理を実行することなく、ステップS3以降の処理のみを実行するようになっていてもよい。
すなわち、撮影許可条件が満たされているか否かを判断するタイミングは、発生装置1が放射線を発生させる前と、発生装置1が放射線を発生させている間のうちのいずれか一方のタイミングだけでもよい。
また、制御部31は、ステップS5の処理で撮影許可条件Bが満たされていないと判断した後に、ステップS7の処理で動作の停止を指示した(撮影を中断することになった)場合には、動作停止ログを取得しておくようになっていてもよい。
このようにすれば、取得した動作停止ログに基づいて異常の発生傾向を分析し、その対策を講じることで、撮影中の異常発生を低減することができる。
〔3.効果〕
以上説明してきた本実施形態に係るコンソール3(撮影制御装置)を備えるシステム100を用いて撮影を行えば、ユーザーは操作部を操作することで撮影許可条件が満たされていることを確認することができるため、放射線画像の撮影において、適切な撮影準備が行われないまま撮影に移ったり、異常が生じているにもかかわらず撮影を継続してしまったりすることを防ぐことができる。
その結果、再撮影を行うケースが減り、被検者が余計に拘束を受けたり、無駄に被ばくしたりするのを防ぐことができる。
また、動態画像の撮影を含む放射線撮影では、満たすべき撮影許可条件が撮影環境によって異なる場合がある。また、撮影を開始する際、及び撮影の途中、複数の撮影許可条件を同時に満たさなければならない場合がある。
従来は、こうした撮影環境(撮影を開始又は継続するための撮影許可条件の数や内容)の違いに対応できない場合があった。
しかし、本実施形態に係るコンソール3は、撮影許可条件を、複数の候補の中から選択して設定することができるし、必要に応じて複数の撮影許可条件を設定することもできる。このため、このコンソール3を備えるシステム100は、撮影環境の違いに関わらず、適切な撮影準備が行われないまま撮影に移ったり、異常が生じているにもかかわらず撮影を継続してしまったりすることを防ぐことができる。
また、放射線画像(静止画像、動態画像)の撮影では、撮影許可条件の中に、人の手で行う必要のある準備が行われたこと(例えば、上記被検者への説明を行ったこと等)が含まれる場合がある。
ところが、従来の、撮影準備が整っていない、あるいは異常が発生している状態で撮影を開始しまうことを防ぐための技術は、撮影データを消去したことや、被検者の体動を検知していないこと等、満たされているか否かを機械的に検出できるものにしか対応していなかった。
このため、従来の技術を用いた撮影では、依然として人の手で行う準備を失念してしまう可能性があった。
そこで、放射線撮影システムに、放射線を発生させる放射線発生手段と、受けた放射線に応じて静止画像を生成する画像生成手段と、所定のタイミングで、少なくとも一つの撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断手段と、撮影許可条件が満たされていると判断手段が判断した場合に、放射線発生手段及び画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、ユーザーが操作可能な操作手段と、を備え、判断手段は、操作手段に所定操作がなされたか否かに基づいて、撮影許可条件が満たされているか否かを判断するようにすれば、ユーザーによって、準備が行われたことが確認され、操作手段(コンソール3のチェック画面S又はチェック装置4)に所定操作がなされて(チェックが入れられて)初めて撮影許可条件が満たされたことになるため、こうしたヒューマンエラーを無くすことができる。
100 放射線撮影システム
1 放射線発生装置(放射線発生手段)
2 放射線撮影装置(画像生成手段)
3 コンソール(撮影制御装置)
31 制御部(判断手段、動作制御手段)
32 通信部
33 記憶部
34 表示部
35 操作部(操作手段)
4 チェック装置
L ランプ
N 通信ネットワーク
S チェック画面
B チェックボックス
Sw スイッチ
a1〜a6 撮影許可条件

Claims (28)

  1. 放射線を発生させる放射線発生手段と、
    受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段と、
    所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断手段と、
    前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
    を備え、
    前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである放射線撮影システム。
  2. 複数の手段を有する放射線撮影システムであって、
    放射線を発生させる放射線発生手段と、
    受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段と、
    撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段と、
    所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、前記検知手段の検知結果に基づいて自動で判断する判断手段と、
    前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
    を備え、
    前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である放射線撮影システム。
  3. 前記検知手段は被検者への説明を検知し、
    前記検知手段の検知結果に基づいて前記判断手段が自動で撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記動作制御手段は、前記撮影許可条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合には、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段の動作を許可しない請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記判断手段は、前記放射線発生手段が放射線を発生させる前のタイミングで、前記撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  6. 複数の撮影許可条件の候補を格納する格納手段と、
    ユーザーの選択に基づいて選択された少なくとも一つの候補を、前記撮影許可条件として設定する設定手段と、を更に備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  7. ユーザーが操作可能な操作手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記操作手段に所定操作がなされたか否かに基づいて、前記撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  8. 満たされているか否かを判断する前記撮影許可条件は複数あり、
    前記操作手段は、複数の前記撮影許可条件にそれぞれ対応する複数の所定操作が可能であり、
    前記判断手段は、複数の前記所定操作がなされたか否かをそれぞれ判断し、
    前記動作制御手段は、前記操作手段に複数の前記所定操作が全てなされた場合に前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する請求項7に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記撮影許可条件の一覧を表示し、
    表示された前記撮影許可条件のうち、前記操作手段になされた所定操作に対応するものの表示態様を変更するチェック手段を更に備える請求項7に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記撮影許可条件には、被検者への説明を行ったこと、音声ガイドのテストを行ったこと、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段の準備ができていること、のうちの少なくともいずれかが含まれる請求項5に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記撮影許可条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合に、所定の報知を行う報知手段を更に備える請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  12. 所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断手段と、
    前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段、及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
    を備え、
    前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである撮影制御装置。
  13. 複数の手段を有する放射線撮影システムで用いられる撮影制御装置であって、
    所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段の検知結果に基づいて自動で判断する判断手段と、
    前記撮影許可条件が満たされていると前記判断手段が判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段、及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御手段と、
    を備え、
    前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である撮影制御装置。
  14. 前記検知手段は被検者への説明を検知し、
    前記検知手段の検知結果に基づいて前記判断手段が自動で撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項13に記載の撮影制御装置。
  15. 前記動作制御手段は、前記撮影許可条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合には、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段の動作を許可しない請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の撮影制御装置。
  16. 前記判断手段は、前記放射線発生手段が放射線を発生させる前のタイミングで、前記撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項12から請求項15のいずれか一項記載の撮影制御装置。
  17. 複数の撮影許可条件の候補を格納する格納手段と、
    ユーザーの選択に基づいて選択された少なくとも一つの候補を、前記撮影許可条件として設定する設定手段と、を更に備える請求項12から請求項16のいずれか一項に記載の撮影制御装置。
  18. ユーザーが操作可能な操作手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記操作手段に所定操作がなされたか否かに基づいて、前記撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項12から請求項17のいずれか一項に記載の撮影制御装置。
  19. 前記撮影許可条件の一覧を表示し、
    表示された前記撮影許可条件のうち、前記操作手段になされた所定操作に対応するものの表示態様を変更するチェック手段を更に備える請求項18に記載の撮影制御装置。
  20. 満たされているか否かを判断する前記撮影許可条件は複数あり、
    前記操作手段は、複数の前記撮影許可条件にそれぞれ対応する複数の所定操作が可能であり、
    前記判断手段は、複数の前記所定操作がなされたか否かをそれぞれ判断し、
    前記動作制御手段は、前記操作手段に複数の前記所定操作が全てなされた場合に前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する請求項19に記載の撮影制御装置。
  21. 前記撮影許可条件には、被検者への説明を行ったこと、音声ガイドのテストを行ったこと、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段の準備ができていること、のうちの少なくともいずれかが含まれる請求項16に記載の撮影制御装置。
  22. 前記撮影許可条件が満たされていないと前記判断手段が判断した場合に、所定の報知を行う報知手段を更に備える請求項12から請求項21のいずれか一項に記載の撮影制御装置。
  23. 所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御工程と、
    を含み、
    前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである放射線撮影方法。
  24. 複数の手段を有する放射線撮影システムで用いられる放射線撮影方法であって、
    所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段の検知結果に基づいて自動で判断する判断工程と、
    前記判断工程において前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段、及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可する動作制御工程と、
    を含み、
    前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である放射線撮影方法。
  25. 前記検知手段は被検者への説明を検知し、
    前記判断工程において、前記検知手段の検知結果に基づいて自動で撮影許可条件が満たされているか否かを判断する請求項24に記載の放射線撮影方法。
  26. コンピューターに、
    所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを判断させる処理と、
    前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可させる処理と、
    実行させ
    前記撮影許可条件は被検者による呼吸の練習を行ったことである放射線撮影プログラム。
  27. 複数の手段を有する放射線撮影システムで用いられる撮影制御装置に関する放射線撮影プログラムであって、
    コンピューターに、
    所定のタイミングで、撮影許可条件が満たされているか否かを、撮影許可条件に対応する手段の状態を検知する検知手段の検知結果に基づいて自動で判断させる処理と、
    前記撮影許可条件が満たされていると判断した場合に、放射線を発生させる放射線発生手段及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段の動作を許可させる処理と、
    を実行させ、
    前記撮影許可条件は、被検者のポジショニングを行ったこと、及び前記被検者に撮影補助具が装着されていることの少なくとも一方である放射線撮影プログラム。
  28. 前記検知手段は被検者への説明を検知し、
    前記判断させる処理において、前記検知手段の検知結果に基づいて自動で撮影許可条件が満たされているか否かを判断させる請求項27に記載の放射線撮影プログラム。
JP2019170007A 2019-09-19 2019-09-19 放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム Active JP6860050B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019170007A JP6860050B2 (ja) 2019-09-19 2019-09-19 放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム
US17/023,909 US11311265B2 (en) 2019-09-19 2020-09-17 Radiographic imaging system, imaging control apparatus and radiographic imaging method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019170007A JP6860050B2 (ja) 2019-09-19 2019-09-19 放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021045359A JP2021045359A (ja) 2021-03-25
JP6860050B2 true JP6860050B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=74876860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019170007A Active JP6860050B2 (ja) 2019-09-19 2019-09-19 放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11311265B2 (ja)
JP (1) JP6860050B2 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4466415B2 (ja) * 2005-03-14 2010-05-26 株式会社島津製作所 透視機能搭載型x線撮影システム
JP4912128B2 (ja) 2006-12-05 2012-04-11 株式会社日立メディコ 移動型x線装置
JP4522437B2 (ja) * 2007-06-21 2010-08-11 キヤノン株式会社 X線画像撮影装置及び撮影方法
JP2009178522A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Fujifilm Corp 鉛文字板、放射線変換器、放射線画像撮影システム、鉛文字用ケース、保管設備及び画像読取装置
JP5155714B2 (ja) 2008-03-31 2013-03-06 富士フイルム株式会社 X線画像撮影装置
JP2012200398A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Toshiba Corp 撮影部位保持具、x線診断装置、及びx線診断画像の生成方法
US8641647B2 (en) * 2011-09-16 2014-02-04 Zoll Circulation, Inc. Chest compression devices for use with imaging systems, and methods of use of chest compression devices with imaging systems
JP5406948B2 (ja) * 2012-01-05 2014-02-05 日立アロカメディカル株式会社 医療装置
JP5963478B2 (ja) * 2012-03-07 2016-08-03 三菱電機株式会社 粒子線治療システムにおけるx線撮影制御方法
JP6164876B2 (ja) * 2013-03-06 2017-07-19 キヤノン株式会社 X線画像撮影システム
JP6431272B2 (ja) * 2014-04-08 2018-11-28 キヤノン株式会社 放射線照射システム、制御装置、放射線照射制御方法およびプログラム
JP6881907B2 (ja) * 2016-07-22 2021-06-02 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム
JP2018046920A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 株式会社島津製作所 X線撮影装置
JP6904687B2 (ja) * 2016-11-24 2021-07-21 キヤノン株式会社 放射線撮影装置およびその制御方法
JP6971611B2 (ja) * 2017-04-06 2021-11-24 キヤノン株式会社 放射線撮影システム、放射線撮影装置、放射線撮影方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20210085276A1 (en) 2021-03-25
US11311265B2 (en) 2022-04-26
JP2021045359A (ja) 2021-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002530171A (ja) インタラクティブなデジタル放射線撮像システム
JP2014195622A (ja) 放射線撮影装置及び放射線撮影方法、並びに放射線撮影制御プログラム
JP2021121401A (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム
US20170020470A1 (en) Imaging console and radiation imaging system
JP4938483B2 (ja) 放射線撮像システム、放射線撮像方法、及びプログラム
JPWO2007141985A1 (ja) 放射線画像読取装置
WO2009150869A1 (ja) 放射線画像撮影システム
US10772598B2 (en) Radiation control device
JP2000350718A (ja) X線撮影装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP6860050B2 (ja) 放射線撮影システム、撮影制御装置、放射線撮影方法及び放射線撮影プログラム
JP6863191B2 (ja) 放射線撮影支援装置放射線撮影支援方法
JP5570351B2 (ja) コンソール、入力端末、および、x線画像撮影システム
JP2004188094A (ja) 放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム
JP7062447B2 (ja) 放射線撮影装置、転送制御方法及びプログラム
US20200100754A1 (en) Radiography control apparatus, radiographic imaging apparatus, and radiographic imaging system
JP2022035719A (ja) 写損判断支援装置及びプログラム
CN115460984A (zh) 摄影辅助装置、其工作方法及工作程序
JP2009291338A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2006122304A (ja) 放射線画像撮影システム
WO2011046049A1 (ja) 放射線画像撮影システム
JP7115584B2 (ja) 動態品質管理装置、動態品質管理プログラム及び動態品質管理方法
JP6911884B2 (ja) 放射線撮影支援装置、放射線撮影支援システム及び放射線撮影支援プログラム
JP5832585B2 (ja) 制御装置、制御システム、放射線撮影システム及びその制御方法、並びに、プログラム
US20220273256A1 (en) Imaging support device, and operation method and operation program for the same
US20230005105A1 (en) Radiation imaging system, image processing method, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6860050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150