JP2017035294A - X線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体の拘束時間を延長することなく、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができるX線撮影装置を提供することを目的とする。【解決手段】タッチパネルの写損理由を入力する入力画面(写損理由入力画面)8C,8Dにチェックボックス8hを設け、検査終了後に写損理由入力画面8Cあるいは写損理由入力画面8Dに切り替わるようにする。チェックボックス8hを押してチェックを入れることで、チェックを入れたチェックボックス8hに対応した写損理由を検査終了後に入力することにより、再撮影理由(写損理由)の入力時間が減った分、被検体の拘束時間を延長することなく、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができる。【選択図】図3

Description

この発明は、X線撮影を行うX線撮影装置に係り、特に、再撮影を行う技術に関する。
従来、この種の装置として、X線撮影デジタル装置がある。X線撮影デジタル装置を使った検査では、医師からのオーダがあった撮影部位にしたがって患者(被検体)のポジショニング(位置合わせ)やX線撮影条件(例えば管電圧や管電流や照射時間など)の設定を行い、X線の照射によるX線撮影やX線撮影により得られたX線画像の確認を行う。なお、必要ならば画像処理による修正(例えばオフセット補正や階調変換やグリッド除去など)を行う。
X線撮影により得られたX線画像が診断に足る画像だと技師が判断したらX線画像を画像サーバもしくはプリンタへ送信する。このX線画像の確認において画像処理等の修正を行っても診断に足る画像を作成することができないことがあり、この場合には再撮影を行う。
例えば、患者の体厚によってX線撮影条件を変更する(例えば体厚が薄ければ照射するX線の線量を減らして、体厚が厚ければ線量を増やす)が、このX線撮影条件が適切でないために診断部位がうまく抽出されないことがある。他にも患者が小児の場合において患者が動いたりすることで再撮影を行うことがある。その他にも、不適切な装着物(例えばネックレスや柄物のシャツ)を装着することで、異物として認識されることもある。
これらの撮影ミス(ポジショニングによる失敗、不適切なX線撮影条件による失敗)により患者に余計な被曝を与える。また、再撮影により検査時間が延びて、次以降に診断すべき患者の撮影が遅れるので、患者に精神的な負担を与えることになる。かかる撮影ミスをいかになくすかが病院の課題であり、ミスの発生率を低減させるために病院は技師の教育を行っている。
技師の教育を行う材料として、過去の撮影失敗(以下、「写損」と呼ぶ)の多いプロトコル(手順),発生原因,発生率などの統計解析処理(「Retake Analysis」と呼ばれる)を行い、管理者がそれを分析して技師に指導を行うことにより写損発生率を低減させる。また、撮影失敗(写損)を確認した時点で、撮影失敗の画像を写損画像として設定(写損指定)して、その理由(「再撮影理由」または「写損理由」とも呼ばれる)を入力する撮影装置がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2007−44272号公報 特許第5539435号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、写損となった撮影をやりなおすために、再度、X線撮影しようとする直前に再撮影理由(写損理由)を入力するという手数の多い作業を実施することは、患者(被検体)を撮影台に拘束する時間が長くなる。このことは、被検体は多くの場合、けがや病気などにより体調の悪い患者であることを考えると好ましくない。また、被検体の拘束時間を短くしようと努力する操作者(例えば技師)は、素早い操作をしようとし、操作者に対しても負担を強いる。
また、通常は写損が発生したら、撮影に成功した最新の画像が最終的に得られる画像となる。つまり、通常は最新の画像が写損画像ではない。しかし、小児が動く場合には最新の画像が写損画像でないとは限らない。具体的には、写損画像の候補となる複数の画像を撮影し、技師が複数の画像を比較する。そして、比較の結果、技師が最良だと判断した画像以外を写損画像とする。このように、小児が動く場合には写損画像が完全に決定するのは、技師が複数の画像を比較した後となる。したがって、写損画像が完全に決定しない時点で写損理由を入力するのは手間がかかるという問題もある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、被検体の拘束時間を延長することなく、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
発明者は、上記の問題を解決するために鋭意研究した結果、次のような知見を得た。
すなわち、上述したように小児が動く場合には写損画像が完全に決定するのは、技師が複数の画像を比較した後となる。このことを鑑みれば、従来の場合には撮影失敗の度に再撮影理由(写損理由)をそれぞれ入力するという発想を変えて、検査終了後に写損画像が完全に決定してから再撮影理由(写損理由)をまとめて入力するという発想に至った。さすれば、再撮影理由(写損理由)の入力時間が減った分、被検体の拘束時間を短くして、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができるという知見を得た。また、小児が動く場合に写損画像が完全に決定しない時点で写損理由を入力するのは手間がかかるという課題をも解決することができるという知見を得た。
このような知見に基づくこの発明は、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係るX線撮影装置は、X線撮影を行うX線撮影装置であって、検査終了後に再撮影理由を入力する入力手段を備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係るX線撮影装置によれば、入力手段により検査終了後に再撮影理由を入力することにより、再撮影理由(写損理由)の入力時間が減った分、被検体の拘束時間を延長することなく、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができる。
なお、特許文献1:特開2007−44272号公報のステップS23では写損理由を入力して撮影処理を終了しているが、
段落番号「0047」に「図10はX線撮影装置の制御プログラムのフローチャート図である。…ステップS2に進み撮影処理を実行する。続いて、ステップS3で撮影オーダを全て終了したか否かを調べ、終了していない場合はステップS2に戻り撮影処理を実行する。…」と記載されており、
段落番号「0050」に「図11のフローチャート図は図10のステップS2の撮影処理の詳細フローを示している。…」と記載されており、
段落番号「0052」に「ステップS19の判定が「次撮影釦」でない場合にはステップS22に進み、押された釦が「写損釦」であったか否かを判定する。「写損釦」である場合はステップS23に進み、前述したように写損理由を入力させて撮影記録を写損にして、ステップS21に進んで撮影処理を終了する。」と記載されているように、
図10のステップS2の撮影処理における図11のステップS23では写損理由を入力して図10のステップS2の撮影処理を終了した後に、図10のステップS2およびステップS3を繰り返し実行して一連の撮影を終了することを意味している。よって、特許文献1:特開2007−44272号公報のステップS23での写損理由入力は、一連の撮影の途中で行うことを意味し、本発明のように全ての検査終了後に再撮影理由を入力することとは相違することに留意されたい。
上述したこの発明に係るX線撮影装置において、撮影失敗と設定された写損画像であって、複数の写損画像を一覧表示する、あるいは複数の写損画像から各画像に切り替え表示する第1表示制御手段を備え、表示対象の画像と対応づけて入力手段により再撮影理由を入力するのが好ましい。複数の写損画像を一覧表示する場合には、再撮影理由を一括して記録することができる。複数の写損画像から各画像に切り替え表示する場合には、入力ミスすることなく、再撮影理由を記録することができる。
撮影失敗と設定された写損画像とは別の画像を、新たな写損画像に変更する画像変更手段を備えてもよい。特に、上述したように小児の場合に動いたりする際には複数の画像を比較して撮影失敗(写損)の画像を変更する可能性がある。そこで、上述の画像変更手段を備えることにより、かかる問題(小児が動く場合に写損画像を変更しなければならない問題)を解決することができる。小児のみならず老人が動く場合にも適用することができる。
また、同一撮影部位毎にまとめてX線画像を表示する第2表示制御手段を備えてもよい。X線撮影すると写損画像を含む各X線画像が時系列に逐次に得られる。通常は同一撮影部位毎にまとめてX線撮影するが、例えば小児が動く場合などのように対象となる撮影部位での撮影を中断して、別の撮影部位での撮影を開始する。このように同一撮影部位毎にまとめてX線撮影しない場合には、上述の第2表示制御手段を備えることにより、同一撮影部位毎に再撮影理由(写損理由)を一括して記録することができる。
この発明に係るX線撮影装置によれば、入力手段により検査終了後に再撮影理由を入力することにより、再撮影理由(写損理由)の入力時間が減った分、被検体の拘束時間を延長することなく、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができる。
実施例に係るX線撮影装置のブロック図である。 (a)および(b)はX線撮影装置の表示部の検査画面の表示態様である。 (a)および(b)はX線撮影装置の表示部の写損理由入力画面の表示態様である。 (a)は写損画像の変更前の表示態様、(b)は写損画像の変更後の表示態様である。 同一撮影部位毎にまとめてX線画像をサムネイル表示する場合の表示態様である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線撮影装置のブロック図であり、図2(a)および図2(b)は、X線撮影装置の表示部の検査画面の表示態様であり、図3(a)および図3(b)は、X線撮影装置の表示部の写損理由入力画面の表示態様であり、図4(a)は、写損画像の変更前の表示態様であり、図4(b)は、写損画像の変更後の表示態様であり、図5は、同一撮影部位毎にまとめてX線画像をサムネイル表示する場合の表示態様である。
本実施例に係るX線撮影装置は、図1に示すように、患者である被検体Mを載置した天板1と、被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、X線管2から照射されて被検体Mを透過したX線を検出するフラットパネル型X線検出器(以下、「FPD」と略記する)3とを備えている。
この他に、X線撮影装置は、FPD3によって検出されたX線に基づいて画像処理を行う画像処理部4と、後述する各構成部を統括するコントローラ5と、コントローラ5を介してFPD3で得られた画像処理前のX線画像や画像処理部4によって各種の画像処理で得られたX線画像を記憶するとともに、後述する再撮影理由(写損理由)を記憶するメモリ部6と、技師などの操作者がデータや命令(コマンド)を入力する入力部7と、画像処理前のX線画像や画像処理部4による画像処理後のX線画像を表示するとともに、後述する検査画面8A,8B(図2を参照)や写損理由を入力する入力画面(写損理由入力画面)8C,8D(図3を参照)を表示する表示部8とを備えている。コントローラ5は、この発明における第1表示制御手段に相当し、この発明における第2表示制御手段にも相当し、入力部7は、この発明における入力手段に相当し、この発明における画像変更手段にも相当する。
FPD3は、その検出面にはX線に有感な複数の検出素子を2次元マトリックス状に配列して構成されている。検出素子は、被検体Mを透過したX線を電気信号に変換して一旦蓄積して、その蓄積された電気信号を読み出すことで、X線を検出する。各々の検出素子でそれぞれ検出された電気信号を、電気信号に応じた画素値に変換して、検出素子の位置にそれぞれ対応した画素にその画素値を割り当てることでX線画像を出力する。出力されたX線画像を、コントローラ5を介して画像処理部4あるいはメモリ部6に送り込む。このように、FPD3は、X線を検出する複数の検出素子が行列状(2次元マトリックス状)に構成されており、X線撮影デジタル装置に用いられる。なお、X線検出器はFPDに限定されず、イメージインテンシファイア(I.I)などのX線撮影アナログ装置に用いられるX線検出器であってもよい。
画像処理部4やコントローラ5は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。「背景技術」の欄でも述べたように、画像処理は、例えばオフセット補正や階調変換やグリッド除去などである。画像処理部4での画像処理を行わなくともFPD3で得られたX線画像が診断に足る画像だと技師が判断したらX線画像をメモリ部6に直接に送り込む。逆に画像処理が必要であると技師が判断したらX線画像を画像処理部4に送り込んで画像処理部4での画像処理を行った後にメモリ部6に送り込む。コントローラ5の具体的な機能については詳しく後述する。
メモリ部6は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。本実施例では、FPD3で得られた(画像処理前の)X線画像や画像処理部4による画像処理後のX線画像を書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部6からX線画像を読み出して表示部8、あるいはプリンタ(図示省略)や画像サーバ(図示省略)に送り込む。また、表示部8の写損理由入力画面8C,8D(図3を参照)に入力された写損理由を書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部6から読み出して、表示部8の画面に送り込む。
入力部7は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。本実施例では、入力部7をタッチパネルで構成することで、表示部8は入力部7の機能を兼用する。入力部7(ここではタッチパネル)の具体的な機能についても詳しく後述する。
表示部8はタッチパネルやモニタやテレビジョンなどで構成されている。本実施例では、上述したように表示部8は入力部7の機能を兼用して、表示部8をタッチパネルで構成する。表示部8の具体的な表示態様についても詳しく後述する。
図2(a)に示すように、表示部8の検査画面8Aは、撮影画像表示画面8aと撮影済みマーク8bと撮影方法選択ボタン8cとサムネイル表示画面8dと写損指定ボタン8eと検査終了ボタン8fとからなる。表示部8はタッチパネルであるので、技師などの操作者が撮影方法選択ボタン8cや写損指定ボタン8e検査終了ボタン8fを指で押すことで、各ボタンに対応したデータや命令(コマンド)を入力する。
撮影画像表示画面8aに、撮影されたX線画像(撮影画像)を表示する。上述したように画像処理部4(図1を参照)での画像処理を行わなくともFPD3(図1を参照)で得られたX線画像が診断に足る画像だと技師が判断したらX線画像をメモリ部6(図1を参照)に直接に送り込み、画像処理が必要であると技師が判断したらX線画像を画像処理部4に送り込んで画像処理部4での画像処理を行った後にメモリ部6に送り込む。そして、X線画像をメモリ部6から読み出して、表示部8の検査画面8Aに送り込み、X線画像(撮影画像)を撮影画像表示画面8aに表示する。
撮影が済んだX線画像については、該当する撮影方法選択ボタン8cの傍らに撮影済みマーク8bが表示される。図2(a)では撮影方法選択ボタン8cは、3つの「胸正」,「胸側」,「腰正」のボタンからなる。「胸正」は胸部正面であり、「胸側」は胸部側面であり、「腰正」は腰部正面である。もちろん、撮影方法選択ボタン8cは、図2(a)に示す表示態様に限定されない。
撮影方法選択ボタン8cを押すと、撮影方法選択ボタン8cが押された撮影方法に該当するX線画像(撮影画像)が撮影画像表示画面8aに表示される。その際に、当該X線画像(撮影画像)については、上述したように該当する撮影方法選択ボタン8cの傍らに撮影済みマーク8bが表示される。
サムネイル表示画面8dに、メモリ部6に記憶された写損画像を含む過去のX線画像を縮小してサムネイル表示する。サムネイル表示画面8dには、垂直スクロールバー(図示省略)が設けられており、垂直スクロールバーを操作することで、サムネイル表示画面8dに表示しきれなかったX線画像を過去に遡ってサムネイル表示することが可能である。写損指定ボタン8eは、撮影失敗の画像を写損画像として設定(写損指定)する。
写損指定ボタン8eを押すと、検査画面8Aから図2(b)に示すような検査画面8Bに切り替わり、写損指定ボタン8eが押された時に該当する撮影方法の画面の傍らに写損マーク8gが検査画面8Bに表示される。その際に、サムネイル表示画面8dにサムネイル表示された写損画像にも写損マーク8gを重ね合わせて表示するのが好ましい。
検査終了ボタン8fを押すと、検査画面8Bから図3(a)に示すような写損理由入力画面8C、あるいは図3(b)に示すような写損理由入力画面8Dに切り替わる。コントローラ5(図1を参照)により図3(a)の写損理由入力画面8Cまたは図3(b)の写損理由入力画面8Dのいずれかの表示制御を行う。
図3(a)では写損理由入力画面8Cにおいて、複数の写損画像から各画像に切り替え表示して、表示対象の画像と対応づけてチェックボックス8hにより再撮影理由(写損理由)を入力する。図3(b)では写損理由入力画面8Dにおいて、複数の写損画像を一覧表示して、表示対象の画像と対応づけてチェックボックス8hにより再撮影理由(写損理由)を入力する。
具体的には、図3(a)に示すように、表示部8の写損理由入力画面8Cは、上述のチェックボックス8h、さらに写損理由キャンセルボタン8iと写損理由承諾ボタン8jとからなる。または、図3(b)に示すように、表示部8の写損理由入力画面8Dは、図3(a)と同様のチェックボックス8h,写損理由キャンセルボタン8iおよび写損理由承諾ボタン8j、さらに水平スクロールバー8kからなる。
上述したように表示部8はタッチパネルであるので、技師などの操作者がチェックボックス8hを指で押してチェックを入れることで、チェックを入れたチェックボックス8hに対応した写損理由を入力する。また、技師などの操作者が水平スクロールバー8kを指で操作することで、写損理由入力画面8Dに表示しきれなかった写損画像を表示して、表示対象の画像と対応づけてチェックボックス8hにより写損理由を入力する。
図3ではチェックボックス8hは、「線量」,「体動」,「異物」,「他」のボックスからなる。「線量」はX線の線量による写損理由であり、「体動」は小児や老人などの患者が動いたりすることによる写損理由であり、「異物」は不適切な装着物(例えばネックレスや柄物のシャツ)を装着することで、異物として認識されることによる写損理由であり、「他」はそれら以外の写損理由である。
写損理由を一旦入力してもキャンセルしたい場合には写損理由キャンセルボタン8iを押す。写損理由承諾ボタン8jを押すと、写損理由をメモリ部6に書き込んで記憶する。
なお、写損指定ボタン8e(図2を参照)で撮影失敗と設定(写損指定)された写損画像とは別の画像を、新たな写損画像に変更するために、図4に示すように表示部8の検査画面8E,8Fを構成してもよい。すなわち、図4(a)に示すように、検査画面8Eは、図2と同様の撮影画像表示画面8a,撮影済みマーク8b,サムネイル表示画面8d,写損指定ボタン8e,検査終了ボタン8fおよび写損マーク8g、さらに写損画像キャンセルボタン8lからなるように構成されてもよい。
例えば、写損画像の候補となる2枚のX線画像を撮影し、技師が2枚のX線画像を比較する場合について説明する。図4(a)に示すように、サムネイル表示画面8dにサムネイル表示された2枚のX線画像のうち、上側のX線画像が先に写損画像として設定(写損指定)されたとする。先ず、先に写損画像として設定(写損指定)された上側のX線画像を選択して撮影画像表示画面8aに拡大表示する。その際に、撮影画像表示画面8aに拡大表示された上側のX線画像にも写損マーク8gを重ね合わせて表示するのが好ましい。
先に写損画像として設定(写損指定)された上側のX線画像を写損画像からキャンセルするために、写損画像キャンセルボタン8lを押すと、検査画面8Eから図4(b)に示すような検査画面8Fに切り替わる。さらに、先に写損画像として設定(写損指定)された上側のX線画像とは別の画像である下側のX線画像を、新たな写損画像に変更するために、下側のX線画像を選択して撮影画像表示画面8aに拡大表示した状態で写損指定ボタン8eを押す。すると、サムネイル表示画面8dにサムネイル表示された下側のX線画像に写損マーク8gが新たに重ね合わされて表示されて、当該下側のX線画像を選択して撮影画像表示画面8aに拡大表示する。その際に、撮影画像表示画面8aに拡大表示された下側のX線画像にも写損マーク8gを重ね合わせて表示するのが好ましい。
また、コントローラ5により同一撮影部位毎にまとめてX線画像を表示する表示制御を行ってもよい。例えば、撮影方法が図2〜図4に示すように「胸正」,「胸側」,「腰正」である場合について説明する。X線撮影すると写損画像を含む各X線画像が時系列に逐次に得られるが、事情により同一撮影部位毎にまとめてX線撮影しない場合には、同一撮影部位と関係なく各X線画像が時系列に逐次に得られてしまう。
そこで、かかる場合でも同一撮影部位毎にまとめてX線画像を表示するために、図5に示すようにサムネイル表示画面8dに「胸正」,「胸側」,「腰正」毎にまとめて各X線画像を縮小してサムネイル表示する。その際に、同一撮影部位毎に写損画像が複数存在する場合には、区別するために1,2,…とナンバリングするのが好ましい。また、サムネイル表示画面8dにサムネイル表示されたX線画像を選択すると、選択されたX線画像とそれ以外の残りのX線画像とを区別するために、選択されたX線画像をハイライト表示(強調表示)するのが好ましい。ハイライト表示の態様については特に限定されないが、例えばタッチパネルがカラータッチパネルである場合には、選択されたX線画像の枠を色(例えば緑色)でハイライト表示する。
このように、写損指定および写損理由の入力は、時間的に独立した時点で行う。より具体的には、検査終了後に再撮影理由(写損理由)を入力するために、写損理由の入力を検査終了が操作された場合に行う。一連のX線撮影・再撮影(検査),写損指定および写損理由の入力に関する流れの観点で、以下を説明する。なお、撮影を除けば、一連の操作を行う操作者は、必ずしも技師である必要はない。
X線撮影を行う。すると、撮影されたX線画像(撮影画像)が撮影画像表示画面8aに表示される。不適切な画像であると操作者によって判断された場合、操作者は写損指定ボタン8eを押して、撮影失敗の画像を写損画像として設定する写損指定を行う。再撮影を行い、撮影失敗(写損)の場合には写損指定および再撮影を繰り返し行う。このようにして、必要な撮影を全て行う。
検査で実施すべき全ての撮影が完了したら、操作者は検査終了ボタン8fを押して、検査終了操作を行う。
検査終了操作が行われると、その検査において写損指定が行われていた場合には写損対象となった画像および写損理由の候補を(例えば図3のチェックボックス8hに)表示する。なお、小児や老人などの患者が動いたりして写損画像が完全に決定していない場合には、検査終了後に写損画像の候補となる複数の画像を比較して、図4に示すように写損画像を完全に決定する。その検査において写損指定が行われていない(すなわち写損がない)場合には写損理由の候補などを表示することなく、検査を完了する。
写損理由を入力するために、写損理由の候補を(例えば図3のチェックボックス8hの中から)選択する。そして、操作者がチェックボックス8hを押してチェックを入れることで、チェックを入れたチェックボックス8hに対応した写損理由が入力されて、検査を完了する。
検査において複数の画像が写損指定されていた場合には、図3(a)に示すようにチェックボックス8hにより写損理由を入力する度に写損対象の画像を次々に写損理由入力画面8Cに表示する。あるいは図3(b)に示すように写損指定された画像を複数に並べて一覧表示して、各々について写損理由を入力してもよい。
本実施例に係るX線撮影装置によれば、入力手段(本実施例ではタッチパネルの入力部7)により検査終了後に再撮影理由を入力することにより、再撮影理由(写損理由)の入力時間が減った分、被検体Mの拘束時間を延長することなく、操作者に素早い操作を要求し負担を強いることなく、再撮影理由(写損理由)を記録することができる。
「課題を解決するための手段」の欄でも述べたように、特許文献1:特開2007−44272号公報の段落番号「0047」,「0050」および「0052」の記載において、図10のステップS2の撮影処理における図11のステップS23では写損理由を入力して図10のステップS2の撮影処理を終了した後に、図10のステップS2およびステップS3を繰り返し実行して一連の撮影を終了することを意味している。よって、特許文献1:特開2007−44272号公報のステップS23での写損理由入力は、一連の撮影の途中で行うことを意味し、本発明のように全ての検査終了後に再撮影理由を入力することとは相違することに留意されたい。
撮影失敗と設定された写損画像であって、図3(b)に示すように複数の写損画像を一覧表示する、あるいは図3(a)に示すように複数の写損画像から各画像に切り替え表示する第1表示制御手段(本実施例ではコントローラ5)を備え、表示対象の画像と対応づけて入力手段(タッチパネルの入力部7)により再撮影理由を入力するのが好ましい。図3(b)に示すように複数の写損画像を一覧表示する場合には、再撮影理由を一括して記録することができる。図3(a)に示すように複数の写損画像から各画像に切り替え表示する場合には、入力ミスすることなく、再撮影理由を記録することができる。
図4に示すように、撮影失敗と設定された写損画像とは別の画像を、新たな写損画像に変更する画像変更手段(本実施例ではタッチパネルの入力部7)を備えてもよい。特に、上述したように小児の場合に動いたりする際には複数の画像を比較して撮影失敗(写損)の画像を変更する可能性がある。そこで、上述の画像変更手段(タッチパネルの入力部7)を備えることにより、かかる問題(小児が動く場合に写損画像を変更しなければならない問題)を解決することができる。小児のみならず老人が動く場合にも適用することができる。
また、図5に示すように、同一撮影部位毎にまとめてX線画像を表示する第2表示制御手段(本実施例ではコントローラ5)を備えてもよい。X線撮影すると写損画像を含む各X線画像が時系列に逐次に得られる。通常は同一撮影部位毎にまとめてX線撮影するが、例えば小児が動く場合などのように対象となる撮影部位での撮影を中断して、別の撮影部位での撮影を開始する。このように同一撮影部位毎にまとめてX線撮影しない場合には、上述の第2表示制御手段(コントローラ5)を備えることにより、同一撮影部位毎に再撮影理由(写損理由)を一括して記録することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、図1に示す撮影態様(術式)であったが、同一被検体の一連のX線撮影(検査)であれば、トモシンセシス(tomosynthesis) などの断層撮影や、複数のX線画像を連結して長尺画像(例えば腰椎や脚の骨の画像)を作成する場合にも適用することができる。例えば、腰椎の長尺画像に適用する場合には、撮影方法選択ボタン8c(図2(a)を参照)は、「全脊椎」のボタンからなり、例えば連結前のX線画像のうち前半に撮影されたX線画像が写損画像とならず後半に撮影されたX線画像(骨盤付近の腰椎の画像)のみが写損画像となった場合には、後半に撮影されたX線画像のみを再撮影して、X線画像を連結して長尺画像を作成する。
(2)上述した実施例では、入力部7(図1を参照)をタッチパネルで構成することで、表示部8は入力部7(図1を参照)の機能を兼用したが、入力部をマウスで構成し、表示部8の画面のボタンにマウスのポインタを合わせて、そのボタンをクリックすることにより、入力を行ってもよい。
(3)撮影失敗と設定された写損画像とは別の画像を、新たな写損画像に変更するタイミングは、実施例で述べたような検査終了後でもよいし、検査終了前でもよい。
5 … コントローラ
7 … 入力部
8A,8B,8E,8F … 検査画面
8C,8D … 写損理由入力画面
8e … 写損指定ボタン
8f … 検査終了ボタン
8h … チェックボックス

Claims (4)

  1. X線撮影を行うX線撮影装置であって、
    検査終了後に再撮影理由を入力する入力手段を備えることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    撮影失敗と設定された写損画像であって、複数の前記写損画像を一覧表示する、あるいは複数の前記写損画像から各画像に切り替え表示する第1表示制御手段を備え、
    表示対象の画像と対応づけて前記入力手段により前記再撮影理由を入力する
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のX線撮影装置において、
    撮影失敗と設定された写損画像とは別の画像を、新たな写損画像に変更する画像変更手段を備えることを特徴とするX線撮影装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のX線撮影装置において、
    同一撮影部位毎にまとめてX線画像を表示する第2表示制御手段を備えることを特徴とするX線撮影装置。
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